JP5484835B2 - 鞍乗り型車両の吸気構造 - Google Patents

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Description

この発明は、自動二輪車等の鞍乗り型車両の吸気構造に関するものである。
エンジンと自動変速機が後輪とともに車体に揺動可能に支持された鞍乗り型車両が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の鞍乗り型車両は、エンジンのクランクケースの前方側にシリンダ部が突設され、クランクケースの側部にベルト式無段変速機が一体に取り付けられるとともに、エンジンの吸気系のエアクリーナがベルト式無段変速機の上方側に配置されている。
特許第3943995号公報
しかし、この鞍乗り型車両においては、エアクリーナの吸気口がエンジンの上部後方側に配置されているため、車両の走行中等にエンジンで熱せられた外気がエアクリーナに取り入れられ易く、エンジンの吸気充填効率の観点からはこの点の改善が望まれている。
そこでこの発明は、エンジンの熱風のエアチャンバからの吸い込みを抑制して、エンジンの吸気充填効率の向上を図ることのできる鞍乗り型車両の吸気構造を提供しようとするものである。
上記の課題を解決する請求項1に記載の発明は、クランク軸を収容するエンジン(E)のクランクケース(42)と、前記クランクケース(42)から前方ないし上方に突出し、内部に燃焼室が設けられるエンジン(E)のシリンダ部(43)と、前記クランクケース(42)の側部から車体後方側に延出して設けられ、前記クランク軸の駆動力を変速して車輪に伝達するベルト式無段変速機(M)と、前記ベルト式無段変速機(M)に接続され、前記ベルト式無段変速機(M)の内部に冷却用の空気を導入する変速機冷却ダクト(52)と、前記ベルト式無段変速機(M)の上方に配置され、前記シリンダ部(43)に空気を供給する吸気系に設けられるエアチャンバ(48)と、を備えた鞍乗り型車両の吸気構造において、前記変速機冷却ダクト(52)が前記エアチャンバ(48)の車体前方側の前部に沿って配置され、前記エアチャンバ(48)の吸気口(63)が、前記変速機冷却ダクト(52)の車体幅方向内側の壁よりも車体幅方向外側に配置され、前記エアチャンバ(48)の前部に、前記変速機冷却ダクト(52)の車体幅方向内側の壁に沿うように、車体前方側に延出する遮蔽壁(65)が設けられていることを特徴とする。
これにより、エンジンのシリンダ部で発生した熱が熱風となって車体後方側に流れると、その熱風の流れは、エアチャンバの縁部に沿って配置された変速機冷却ダクトによって遮られ、エアチャンバの吸気口での吸い込みが阻止されることになる。
また、エアチャンバの前部の遮蔽壁が、変速機冷却ダクトの車体幅方向内側の壁との間でラビリンス構造を形成し、このラビリンス構造が変速機冷却ダクトの車体幅方向内側の壁からエアチャンバの吸気口方向への熱の伝達を抑制するようになる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の鞍乗り型車両の吸気構造において、前記変速機冷却ダクト(52)は、車体幅方向内側の壁部を有する内側ダクト部品(52A)と、車体幅方向外側の壁部を有する外側ダクト部品(52B)と、から構成されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1または2に記載の鞍乗り型車両の吸気構造において、前記変速機冷却ダクト(52)の吸気口(55)には、下向きに指向する吸気案内板(57)が設けられていることを特徴とする。
これにより、変速機冷却ダクトには、吸気口の吸気案内板に案内されて下方から上方に向かって空気が吸い入れられるようになる。
請求項に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両の吸気構造において、前記エアチャンバのケース(58)は、車体幅方向に開口するケース本体(60)と、前記ケース本体(60)の開口を閉塞するカバー部材(61)とによる左右分割構造とされ、前記ケース本体(60)とカバー部材(61)は型成形されるものであり、前記変速機冷却ダクト(52)は、前記ケース本体(60)とカバー部材(61)の車体前方側の合わせ面に沿わせて配置されていることを特徴とする。
この場合、ケース本体とカバー部材は、型成形時の型抜きの関係と、合わせ面のシール部品の配置の関係で、両者の合わせ面部分が最も外側に張り出すことになる。このため、変速機冷却ダクトは、ケース本体とカバー部材の最も外側に張り出す部分に沿わせて配置されることになる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の鞍乗り型車両の吸気構造において、前記ケース本体(60)は、車体幅方向中央に向けて膨出し、前壁(60b)が車体幅方向中央に向けて車体後方側に傾斜していることを特徴とする。
これにより、エンジンのシリンダ部からエアチャンバのケース本体の前壁方向に流れ込んだ熱風は、前壁の傾斜に沿ってエアチャンバの吸気口と相反する方向に流れるようになる。
請求項1に記載の発明によれば、エンジンのシリンダ部からエアチャンバの吸気口方向に向かう熱風を、エアチャンバの車体前方側の縁部に沿って配置された変速機冷却ダクトによって遮ることができるため、エンジンの熱風のエアチャンバからの吸い込みを抑制し、エンジンの吸気充填効率を向上させることができる。
さらに、請求項に記載の発明によれば、エアチャンバの前部の遮蔽壁が変速機冷却ダクトの車体幅方向内側の壁との間でラビリンス構造を形成し、そのラビリンス構造によってエアチャンバの吸気口方向への熱の伝達をより抑制することができるため、エアチャンバの吸気温度の上昇をより抑制することができる。
請求項に記載の発明によれば、変速機冷却ダクトを内側ダクト部品と外側ダクト部品とから成る二分割構造としたため、変速機冷却ダクトの製造が容易になり、製品コストの低減が可能になる。
請求項に記載の発明によれば、変速機冷却ダクトの吸気口に、下向きに指向する吸気案内板を設け、空気が吸気口部分で吸気案内板によって案内されて下方から上方に向かって流れるようにしたため、変速機冷却ダクトの前部上方側から回り込んだ熱風の吸い込みを有効に防止することができるうえ、吸気口からの異物の吸い込みをも抑制することができる。
請求項に記載の発明によれば、変速機冷却ダクトが、エアチャンバのケース本体とカバー部材の最も外側に張り出す部分に沿わせて配置されるため、変速機冷却ダクトの大型化を招くことなく、エンジンの熱風のエアチャンバの吸気口方向への回り込みを防止することができる。
請求項に記載の発明によれば、エアチャンバのケース本体の前壁に流れ込んだ熱風を、前壁の傾斜によってエアチャンバの吸気口と相反する方向に誘導することができるため、エアチャンバの吸気口からの熱風の吸い込みをより抑制することができる。
この発明の一実施形態の鞍乗り型車両の側面図である。 この発明の一実施形態の鞍乗り型車両の後半部の車体カバーを取り去った側面図である。 この発明の一実施形態の鞍乗り型車両の後半部の部品をさらに取り去った側面図である。 この発明の一実施形態の鞍乗り型車両の図3のA矢視図である。 この発明の一実施形態の鞍乗り型車両の図3のB−B断面に対応する断面を含む図3のA矢視図である。 この発明の一実施形態の鞍乗り型車両で採用する変速機冷却ダクトの分解斜視図である。 この発明の一実施形態の鞍乗り型車両の図5のC部の拡大断面図である。 この発明の一実施形態の鞍乗り型車両の図4のD矢視図である。 この発明の一実施形態の鞍乗り型車両の図1のG部の拡大断面図である。 この発明の一実施形態の鞍乗り型車両の図9のF−F断面に対応する拡大断面図である。
以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ車両における向きと同一とする。また、図中矢印FRは車両前方を、矢印LHは車両左側方を、矢印UPは車両上方をそれぞれ示す。
図1は、鞍乗り型車両の一形態であるスクータ型の自動二輪車1の側面を示すものである。この自動二輪車1の車体フレームFは、前端にヘッドパイプ11が結合されるメインフレームパイプ12と、メインフレームパイプ12の後端に直交して結合されるクロスパイプ13と、クロスパイプ13の左右の端部に前端がそれぞれ結合される左右一対のリヤフレームパイプ14と、を備えている。
メインフレームパイプ12は、ヘッドパイプ11から後下がりに傾斜したダウンフレーム部12aと、ダウンフレーム部12aの後端からほぼ水平に後方に延出するロアフレーム部12bとからなる。
ヘッドパイプ11には、前輪WFの両側に配置される一対の脚部15と、これら脚部15の上端を連結するブリッジ部材16とを有するフロントフォーク17が回動操作可能に支持され、左右の脚部15の下端間に前輪WFが軸支されている。フロントフォーク17の上端にはバータイプのハンドル18が結合されている。
左右のリヤフレームパイプ14の前部には、後輪WRの前方側に配置されるエンジンEと、後輪WRの左側方に配置されるベルト式無段変速機Mとからなるユニットスイング式のパワーユニットPが、リンク19を介して上下揺動可能に支持されいる。また、後輪WRは、パワーユニットPの後部右側に回転可能に軸支され、左側のリヤフレームパイプ14とパワーユニットPの後部との間にはクッションユニット20が介装されている。この自動二輪車1においては、後端側で後輪WRを支持する上下揺動可能なパワーユニットPと、クッションユニット20によってユニットスイング式のリヤサスペンションが構成されている。
なお、図1中27,29は、リヤフレームパイプ14の上部に設置された物品収納ボックスと燃料タンクであり、28は、物品収納ボックス27と燃料タンク29の上方側に開閉可能に設けられた乗員着座用の鞍乗りシートである。
また、車体フレームFとエンジンEや収納ボックス27、燃料タンク29等の周囲は合成樹脂製の車体カバー30によって覆われている。
車体カバー30は、ヘッドパイプ11周りを前方側から覆うフロントカバー31と、ヘッドパイプ11及びダウンフレーム部12a周りを後方から覆うフロントインナーカバー32と、ロアフレーム部12b周りを側方から覆う左右のアンダーサイドカバー34と、この左右のアンダーサイドカバー34の上縁部間に渡ってロアフレーム部12b周りを上方から覆うステップフロア37と、このステップフロア37の後端部から起立するように設けられてシート28の前端部下側を前方側から覆うフロントセンターカバー38と、このフロントセンターカバー38の左右後方に連なるように設けられて左右のリヤフレームパイプ14、収納ボックス27及び燃料タンク29を側方から覆う左右のリヤサイドカバー36と、左右のリヤサイドカバー36の後部上縁部間に渡るように設けられてシート28の後端部下側を斜め上後方から覆うリヤセンターカバー39とを備えている。
図2は、車体カバー30を取り去った自動二輪車1の後部側面を示すものである。
左右のリヤフレームパイプ14の前傾斜部にはそれぞれ車体後方側に向かって延出するサポートフレーム40が結合されており、各サポートフレーム40の後端部はリヤサイドカバー36の外側に突出している(図1参照)。各サポートフレーム40の後端部にはパッセンジャー用のステップ41が折り畳み可能に支持されている。
図3は、リヤフレームパイプ14やクッションユニット20、鞍乗りシート28等を取り外したパワーユニットPを中心とした自動二輪車1の後部側面を示すものであり、図4は、図3のA矢視(上面視)に相当するパワーユニットPの上面図である。
パワーユニットPのエンジンEは、クランク軸(図示せず)を収容するクランクケース42と、内部に燃焼室(図示せず)が設けられるシリンダ部43とを備えている。シリンダ部43は、詳細な図示は省略するがシリンダブロック、シリンダヘッド、ヘッドカバー等から成り、クランクケース42の前端部から斜め上部前方側に向かって突出している。このシリンダ部43は、パワーユニットPが車体フレームFに取り付けられた状態において、左右のリヤフレームパイプ14の前傾斜部の間から前方に突出している(図2参照)。
クランクケース42内のクランク軸は、後輪WRの車軸と平行になるように車体幅方向に沿って延出し、左側の側端部にベルト式無段変速機Mの入力側の機構部(図示せず)が接続されるとともに、右側の側端部に発電機や冷却ファン(いずれも図示せず)が接続されている。また、シリンダ部43は、前端部上面側に吸気ダクト44が接続されるととともに、前端部下面側に排気ダクト45が接続され、シリンダ部43の上壁からクランクケース42の一部に亘る部位はインレットシュラウド46によって覆われている。インレットシュラウド46の内部はクランクケース42内の冷却ファンの吸入部に接続され、シリンダ部43で発された熱が冷却ファンによってクランクケース42の右側の側方に排出されるようになっている。
クランクケース42は、クランク軸を収容する前部側領域(以下、「本体部」と呼ぶ)は、車体幅方向の中心に対して左右にほぼ対称に形成されているが、後部側領域は後輪WRの左側に偏倚した位置において車体後方側に膨出している(以下、この領域を「後方膨出部」と呼ぶ)。
クランクケース42の本体部から後方膨出部に亘る左側の外側側面にはベルト式無段変速機Mが取り付けられ、後方膨出部の後端側には減速機構(図示せず)と後輪WRの車軸(図示せず)が支持されている。クランク軸に出力されたエンジンEの動力はベルト式無段変速機Mと減速機構を介して後輪WRの車軸に伝達される。ベルト式無段変速機Mは、クランク軸部分から後輪WRの車軸の近傍部に跨るように車体前後方向に延出している。
また、エンジンEの吸気ダクト44はスロットルボディ47を介してエアクリーナ48に接続されている。エンジンEのシリンダ部43にはエアクリーナ48で濾過された外気が吸気ダクト44を通して導入される。エアクリーナ48はクランクケース42とベルト式無段変速機Mの上方側に亘って配置されている。
一方、エンジンEの排気ダクト45はエンジンEの下方から車体の右側に引き出され、後輪WRの右側方に配置されるサイレンサ49に接続されている。
なお、図中MSは、クランクケース42の前部下端に設置されたメインスタンドであり、KPは、ベルト式無段変速機Mの変速機カバー50の外側に設置されたエンジン始動用のキックペダルである。
ところで、変速機カバー50は、クランクケース42の左側部に配置されて、ベルト式無段変速機Mの内部の変速機構を覆う部分であるが、その変速機カバー50の前端側の左側面には、変速機カバー50の内部に冷却空気を取り入れるための吸気口51が設けられている。そして、変速機カバー50の前縁部には吸気口51に外気を導入するための変速機冷却ダクト52が接続されている。
図6は、変速機冷却ダクト52を分解して示した図であり、図7,図8は、変速冷却ダクト52とエアクリーナ48の配置関係を示す図である。
変速機冷却ダクト52は、図6に示すように、型成形によってそれぞれ形成された合成樹脂製の本体プレート52A(内側ダクト部品)と、カバープレート52B(外側ダクト部品)とから成り、両者が係止爪25による係合とボルト結合によって相互に結合されるようになっている。本体プレート52Aは車体幅方向の内側に配置され、カバープレート52Bは本体プレート52Aの車体幅方向外側に接合されて本体プレート52Aとの間で空気導入路を形成する。なお、変速機冷却ダクト52は、本体プレート52Aとカバープレート52Bを重合した状態において、図2,図3に示す一対のボルト70によって変速機カバー50の前面に共締め固定されている。
また、変速機冷却ダクト52は、変速機カバー50の前端部側の左側面に重合される略半円状の付根部53の上端に後部側斜め上方に向かって延出する延出部54が設けられ、その延出部54の先端に下向きに開口する吸気口55が設けられている。本体プレート52Aの付根部53には、変速機カバー50の吸気口51に連通する接続口56が設けられ、吸気口55から吸い込んだ外気を接続口56を通して変速機カバー50の内部に導入するようになっている。また、延出部54の先端側の吸気口55には、下向きに指向する複数の吸気案内板57が設けられている。この実施形態の場合、吸気案内板57は本体プレート52Aに一体に形成され、吸気案内板57同士は相互に平行になり、かつ後方側のものほど上方側にオフセットするように配置されている。また、この変速機冷却ダクト52では、図8に示すように、変速機カバー50の左側面に直接重合される付根部53に対し、延出部54は先端側が車体幅方向中央側にオフセットするように中間部が略S字状に湾曲して形成されている。
一方、エアクリーナ48は、図5に示すように、車体幅方向に奥行きを持つ合成樹脂製のクリーナケース58の内部にフィルタエレメント59が取付けられてなり、クリーナケース58は、車体幅方向の左側方に一端が開口するケース本体60と、このケース本体60の開口を閉塞する浅い凹形状のカバー部材61とによって構成されている。ケース本体60とカバー部材61はいずれも型成形によって形成され、両者が付き合わせられる開口の周縁に外向きに張り出す接合フランジ60a,61aが設けられている。ケース本体60とカバー部材61は、接合フランジ60a,61a間にフィルタエレメント59の外周縁部を挟み込み、その状態において複数のねじ62(図2,図3及び図9参照)によって相互に結合されている。なお、エアクリーナ48は、ケース本体60の接合フランジ60aの下縁が、図2,図3に示すように一対のボルト71によってクランクケース42の側部に締結固定されている。
カバー部材61の接合フランジ61aから車体幅方向外側に張り出す膨出部の下壁には、エアクリーナ48の内部に外気を取り込むための略長方形状の吸気口63と、この吸気口63の下方前方側と吸気口63の直下位置の一部にかけてを覆う略Lの字状の遮蔽壁64が設けられている。この遮蔽壁64は前方側から流れ込んだエンジンEの熱風が吸気口63から直接的に吸い込まれるのを規制する。
ケース本体60は、接合フランジ60aから車体幅方向の中央側に向かって先窄まりとなって膨出し、その前壁60bのほぼ中央部には、エンジンEに連なる吸気ダクト44が接続されている。また、ケース本体60の前壁60bは、図4,図5に示すように、車体幅方向中央に向けて車体後方側に傾斜して形成されている。したがって、前壁60bの前方側から流れ込んだ空気は前壁60bの傾斜に沿って車体右側方向に誘導される。
前述した変速機冷却ダクト52の延出部54の後縁部は、図2,図3に示すように、エアクリーナ48の車体前方側の縁部に沿って配置されている。そして、延出部54のうちの本体プレート52A側の車体幅方向内側の壁54aは、図7に示すように、クリーナケース58の前縁部の接合フランジ60aの近傍に突き当てられ、若しくは、近接して配置されている。したがって、エアクリーナケース58の前縁部の接合フランジ60aの近傍領域は変速機冷却ダクト52の延出部54によってほぼ覆われ、接合フランジ60aの前方側からの空気の流入が変速機冷却ダクト52によって遮断されることになる。
図7,図8に示すように、前述したエアクリーナ48の吸気口63は変速機冷却ダクト52の延出部54の車体幅方向内側の壁54aよりも車体幅方向外側に配置されている。
また、図7,図8に示すように、エアクリーナケース58の接合フランジ60aの前縁領域は車体幅方向の中央側に若干に屈曲し、その屈曲部の先端に、変速機冷却ダクト52の車体幅方向内側の壁54aに沿うように前方に延出する遮蔽壁65が一体に形成されている。この遮蔽壁65は、変速機冷却ダクト52の壁54aの車体幅方向の中央側に微小隙間をもたせて平行に配置され、変速機冷却ダクト52の壁54aとの間に微小高さをもった空間部66を形成している。
この空間部66は、変速機冷却ダクト52の壁54aの端面がエアクリーナケース58の前部に突き当てられ、若しくは近接して配置されていることから、ラビリンス構造とすることができ、また、内側に空気が滞留して熱の伝達を遮断する断熱層として機能する。また、変速機冷却ダクト52の壁54aの端面とエアクリーナケース58の間に微小隙間がある場合にも、空間部66とその微小隙間がラビリンス構造をなすため、変速機冷却ダクトの外側方向(車体左方向)への空気や熱の流れを制限することができる。
図9は、エアクリーナ48の設置部を車外側(車体左側方)から見た図であり、図10は、エアクリーナケース58のケース本体60とカバー部材61のねじ止め部の断面を示すものである。
エアクリーナケース58のケース本体60とカバー部材61は、前述のように接合フランジ60a,61a同士が重合されて複数のねじ62によって結合されているが、左側のリヤサイドカバー36によって側方を覆われる左上2つのねじ締結部には、メンテナンス時におけるねじ62の脱落を防止する脱落防止構造が設けられている。なお、左側のリヤサイドカバー36のねじ締結部のほぼ正面位置には、図9に示すように、メンテナンス時に工具を挿し込んでねじ62を緩め、或いは、締め込むための作業孔75が設けられている。
脱落防止構造は、図10に示すように、カバー部材61の接合フランジ61aのねじ孔67の縁部に車体幅方向外側に突出して設けられた円弧壁68によって構成されている。この円弧壁68は、ねじ孔67と同心を成すようにねじ孔67の周囲に配置され、付根部側が一定内径のストレート形状に形成されるとともに、先端部側に内径が窄まる縮径部69が設けられている。円弧壁68の付根部の内径は、ねじ62の頭部62aの軸方向変位を許容し得る寸法に設定され、縮径部69の内径は、ねじ62の頭部62aが係合して抜けを阻止し得る寸法に設定されている。したがって、この円弧壁68が設けられたカバー部材61においては、円弧壁69内でのねじ62の操作が可能であるが、ねじ62の落下は縮径部69によって阻止される。ただし、円弧壁69は、完全な環状構造ではなく円周方向の一部が分離されているため、ねじ62をねじ孔67にセットする際には少し強い力で内部に押し込むことによってねじ62の頭部62aを内側に入れ込むことができる。
以上の構成において、自動二輪車1のエンジンEが始動してシリンダ部43から熱が発されると、その熱の大部分は、冷却ファンによる吸引によってインレットシュラウド46の内側に沿ってクランクケース42の右側方側に排出される。
また、シリンダ部43で熱せられた空気が走行風等を受けてそのまま車体後方側に流れると、その空気はシリンダ部43よりも後方側のエアクリーナ48や変速機冷却ダクト52部分に流れ込む。しかし、このときエアクリーナ48の車体幅方向の左側には、クリーナケース58の前縁部に沿うように変速機冷却ダクト52が設置されているため、エアクリーナ48の左側方向への空気の流れは変速機冷却ダクト52によって遮断される。このため、後方に流れ込んだ熱せられた空気の大部分は、図4,図5中の矢印で示すようにクリーナケース58の前壁60Bに沿ってエアクリーナ48の右側方向に排出される。
一方、エアクリーナ48の吸気口63は、変速機冷却ダクト52の車体幅方向内側の壁54aよりも車体幅方向外側に配置されているため、通常の条件下では、シリンダ部43で熱せられた空気を直接的に吸い込むことがない。つまり、シリンダ部43とエアクリーナ48の吸気口63を結ぶ経路は変速機冷却ダクト52によって遮断されているため、吸気口63にはシリンダ部43で熱せられていない空気が下方側から吸い入れられることになる。
また、気流の変化等によってシリンダ部43で熱せられた空気が変速機冷却ダクト52を乗り越えることがあった場合にも、この実施形態のエアクリーナ48の配置構造においては、エアクリーナ48のクリーナケース58に、吸気口63の前方から下方の一部にかけてを覆う遮蔽壁64が設けられているため、熱せられた空気の直接的な吸い込みを可及的に少なくすることができる。
したがって、このエアクリーナ48の配置構造を採用することにより、エンジンEの熱風の吸い込みを抑制し、もってエンジンEの吸気充填効率を向上させることができる。
さらに、このエアクリーナ48の配置構造の場合、エアクリーナ48の前部に、変速機冷却ダクト52の車体幅方向内側の壁54aに沿うように遮蔽壁65が設けられ、その遮蔽壁65と変速機冷却ダクト52の壁54aの間に空気の滞留する空間部66が形成されるようになっており、変速機冷却ダクト52の壁54aと遮蔽壁65とでラビリンス構造とするとともに、空間部66を断熱層として機能させてシリンダ部43で熱せられた空気の熱が壁54aを通してエアクリーナ48や変速機冷却ダクト52の吸気口55,63部分に伝達されるのを抑制することができる。
また、このエアクリーナ48の配置構造の場合、変速機冷却ダクト52の壁54aによる熱風の遮断領域よりも車幅方向外側に変速機冷却ダクト52の吸気口55が設けられているため、エンジンEのシリンダ部43で熱せられた空気がベルト式無段変速機Mの内部に直接的に吸い込まれるのも抑制することができる。
さらに、この実施形態のエアクリーナ48の配置構造においては、変速機冷却ダクト52の吸気口55に、下向きに指向する複数の吸気案内板57が設けられているため、吸気口55部分では空気が下方から上方に向かって流れ込むようになる。このため、エンジンEで熱せられた空気の一部が変速機冷却ダクト52の上部を回り込むことがあっても、その空気が吸気口55から吸い込まれる可能性をより少なくすることができ、また、吸気口55からの異物の吸い込みをも吸気案内板57によって阻止することができる。
また、この実施形態の場合、変速機冷却ダクト52が本体プレート52Aとカバープレート52Bとから成る二分割構造とされているため、変速機冷却ダクト52を型成形によって容易に形成することができ、製品コストの削減を図ることができる、という利点がある。
また、この実施形態のエアクリーナ48の配置構造においては、エアクリーナ48のケース本体60とカバー部材61の最も外側に張り出した接合フランジ60a,61aの前部領域部分に、変速機冷却ダクト52の延出部54が沿わせて配置されているため、変速機冷却ダクト52を大型化することなく、エンジンEの熱風のエアクリーナ48の吸気口63方向への回り込みを有効に防止することができる。
さらに、この実施形態の場合、エアクリーナ48のケース本体60の前壁60bが車体幅方向中央側に向けて車体後方側に傾斜しているため、エンジンEのシリンダ部43から後方に流れてケース本体60に当たった熱風を、ケース本体60の前壁60bの傾斜に沿わせて吸気口53,55と逆側の側方にスムーズに排出することができ、このこともエアクリーナ48やベルト式無段変速機Mでの熱風の吸い込みを抑制するうえで有利となっている。
なお、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば、上記の実施形態においては、この発明にかかる吸気構造をスクータ型の自動二輪車に適用したが、適用する車両はステップフロアのない自動二輪車や、三輪または四輪の鞍乗り型車両であっても良い。また、上記の実施形態においては、エアチャンバの一形態としてエアクリーナを採用したが、エアチャンバは必ずしも濾過機能を持つものでなくても良い。
42…クランクケース
43…シリンダ部
48…エアクリーナ(エアチャンバ)
52…変速機冷却ダクト
52A…本体プレート(内側ダクト部品)
52B…カバープレート(外側ダクト部品)
54a…車体幅方向内側の壁
55…吸気口
57…吸気案内板
58…クリーナケース(ケース)
60…ケース本体
60b…前壁
61…カバー部材
63…吸気口
65…遮蔽壁
E…エンジン
M…ベルト式無段変速機

Claims (5)

  1. クランク軸を収容するエンジン(E)のクランクケース(42)と、
    前記クランクケース(42)から前方ないし上方に突出し、内部に燃焼室が設けられるエンジン(E)のシリンダ部(43)と、
    前記クランクケース(42)の側部から車体後方側に延出して設けられ、前記クランク軸の駆動力を変速して車輪に伝達するベルト式無段変速機(M)と、
    前記ベルト式無段変速機(M)に接続され、前記ベルト式無段変速機(M)の内部に冷却用の空気を導入する変速機冷却ダクト(52)と、
    前記ベルト式無段変速機(M)の上方に配置され、前記シリンダ部(43)に空気を供給する吸気系に設けられるエアチャンバ(48)と、を備えた鞍乗り型車両の吸気構造において、
    前記変速機冷却ダクト(52)が前記エアチャンバ(48)の車体前方側の前部に沿って配置され、前記エアチャンバ(48)の吸気口(63)が、前記変速機冷却ダクト(52)の車体幅方向内側の壁よりも車体幅方向外側に配置され、
    前記エアチャンバ(48)の前部に、前記変速機冷却ダクト(52)の車体幅方向内側の壁に沿うように、車体前方側に延出する遮蔽壁(65)が設けられていることを特徴とする鞍乗り型車両の吸気構造。
  2. 前記変速機冷却ダクト(52)は、車体幅方向内側の壁部を有する内側ダクト部品(52A)と、車体幅方向外側の壁部を有する外側ダクト部品(52B)と、から構成されていることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両の吸気構造。
  3. 前記変速機冷却ダクト(52)の吸気口(55)には、下向きに指向する吸気案内板(57)が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の鞍乗り型車両の吸気構造。
  4. 前記エアチャンバ(48)のケース(58)は、車体幅方向に開口するケース本体(60)と、前記ケース本体(60)の開口を閉塞するカバー部材(61)とによる左右分割構造とされ、前記ケース本体(60)とカバー部材(61)は型成形されるものであり、
    前記変速機冷却ダクト(52)は、前記ケース本体(60)とカバー部材(61)の車体前方側の合わせ面に沿わせて配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両の吸気構造。
  5. 前記ケース本体(60)は、車体幅方向中央に向けて膨出し、前壁(60b)が車体幅方向中央に向けて車体後方側に傾斜していることを特徴とする請求項4に記載の鞍乗り型車両の吸気構造。
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