JP5482578B2 - 運動支援装置、運動支援システム、運動支援方法およびプログラム - Google Patents

運動支援装置、運動支援システム、運動支援方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、特定の身体部位を動作させる運動の支援を行う運動支援装置、運動支援システム、運動支援方法およびプログラムに関する。
従来、所定の身体部位を動作させる運動映像を、例えばモニタやスクリーンなどの所定の表示部に表示し、ユーザの運動を支援する運動支援装置が知られている。表示部に表示される運動映像には、例えば、インストラクターに運動の模範動作をさせて撮影した映像や、コンピュータグラフィックス(CG)により生成したキャラクタに運動の模範動作をさせて生成した映像などが用いられる。また、運動映像の表示とともに楽曲が再生され、ユーザは、楽曲に合わせてタイミングを取りながら、運動映像に従い運動を行う。
運動は、その内容(例えばスクワットやジョギングなど)によって、テンポ(動作の節となるタイミング)が異なる。そこで、運動のテンポを検出し、テンポにあった(テンポが近い)楽曲を取得して運動に割当てることのできる装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2007−172784公報
しかしながら、特許文献1では、運動のテンポに合う楽曲を検索できるものの、運動のテンポに合った楽曲しか選択できない。そのため、取得した楽曲が必ずしもユーザの好みに合うとは限らなかった。また、運動支援装置により提供される運動に参加するユーザが複数人であった場合に、複数人のユーザの好み合った楽曲を取得することができなかった。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、運動映像が表示されるときに出力される楽曲として、複数人のユーザの好みに合った楽曲を決定することができる運動支援装置、運動支援システム、運動支援方法およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1態様によれば、所定の身体部位を動作させる運動映像を、所定の表示部に表示させて運動を支援する運動支援装置であって、運動動作を示すモーション情報を少なくとも1つ以上含むレッスン情報を取得する第1取得手段と、前記表示部に表示される運動に参加する複数人のユーザそれぞれの属性を示す第2属性情報を取得する第2取得手段と、楽曲配信システムで利用される楽曲を表す楽曲情報と、前記楽曲情報に対応付けられた前記楽曲の属性を示す第1属性情報とを取得する第3取得手段と、前記第3取得手段により取得された前記第1属性情報に基づいて、前記第2取得手段によって取得された前記複数人のユーザそれぞれの前記第2属性情報に共通する前記第1属性情報に対応する前記楽曲情報を決定する第1決定手段と、前記第1決定手段に決定された前記楽曲情報を、前記表示部に運動映像が表示されるときに出力される楽曲の楽曲情報として決定する第2決定手段と、前記表示部に表示される運動に参加するユーザが複数人であるか否かを判定する判定手段と、を備え、前記判定手段によって前記ユーザが複数人であると判定された場合、前記第1決定手段は、前記複数人のユーザそれぞれの前記第2属性情報で、少なくとも2つ以上、同一のものがある前記第2属性情報と一致する前記第1属性情報に対応する前記楽曲情報を決定することを特徴とする運動支援装置が提供される。
第1態様によれば、複数人のユーザそれぞれの第2属性情報に共通する第1属性情報と対応付けられた楽曲情報を、運動映像が表示されるときに出力される楽曲の楽曲情報として決定することができる。つまり、複数人のユーザに共通して好まれる楽曲を運動映像とともに出力することができるので、各ユーザが運動を行う上でのモチベーションを高めることができ、効果的に、ユーザの運動を支援することができる。
第1態様に係る運動支援装置は、複数人のユーザすべてに共通する第2属性情報があればよいが、少なくとも2つ以上、同一のものがある第2属性情報と一致する第1属性情報を決定すれば、少なくとも2人以上のユーザに共通して好まれる楽曲を、運動映像とともに出力することができる。
第1態様に係る運動支援装置は、前記複数人のユーザそれぞれの前記第2属性情報で、同一のものが多い順に順位付けを行う順位付手段と、前記順位付手段によって順位付けられた順位が上位の前記第2属性情報を共通属性情報として設定する設定手段と、をさらに備えてもよい。前記第1決定手段は、前記共通属性情報と一致する前記第1属性情報に対応する前記楽曲情報を決定してもよい。同一のものが多い順で上位の第2属性情報を共通属性情報とし、共通属性情報と一致する第1属性情報を決定すれば、より多くのユーザに共通して好まれる楽曲を、運動映像とともに出力することができる。
第1態様に係る運動支援装置において、前記楽曲配信システムは、カラオケデータを配信するカラオケシステムであってもよい。前記第3取得手段は、前記カラオケシステムにおける前記ユーザの過去の利用態様を示す歌唱ログをさらに取得してもよい。前記第2取得手段は、前記第3取得手段により取得される前記歌唱ログに基づいて、前記ユーザが過去に歌唱した楽曲の曲名を示す情報が含まれる前記第2属性情報を取得してもよい。前記第1決定手段は、前記曲名を示す情報を含む前記第2属性情報と一致する前記第1属性情報に対応する前記楽曲情報を決定してもよい。第2属性情報として、ユーザが過去に歌唱した楽曲の曲名を示す情報を用いることで、第2属性情報として、より具体的な情報を用いることができ、ユーザが確実に好む楽曲を、運動映像とともに出力することができる。
第1態様に係る運動支援装置において、前記楽曲配信システムは、カラオケデータを配信するカラオケシステムであってもよい。前記第3取得手段は、前記カラオケシステムにおける前記ユーザの過去の利用態様を示す歌唱ログをさらに取得してもよい。前記第2取得手段は、前記第3取得手段により取得される前記歌唱ログに基づいて、前記ユーザが過去に歌唱した楽曲のジャンル名を示す情報が含まれる前記第2属性情報を取得してもよい。前記第1決定手段は、前記楽曲のジャンル名を示す情報を含む前記第2属性情報と一致する前記第1属性情報に対応する前記楽曲情報を決定してもよい。第2属性情報として、ユーザが過去に歌唱した楽曲のジャンル名を示す情報を用いることで、第2属性情報として、より具体的な情報を用いることができ、ユーザが確実に好む楽曲を、運動映像とともに出力することができる。
第1態様に係る運動支援装置において、前記楽曲配信システムは、カラオケデータを配信するカラオケシステムであってもよい。前記第3取得手段は、前記カラオケシステムにおける前記ユーザの過去の利用態様を示す歌唱ログをさらに取得してもよい。前記第2取得手段は、前記第3取得手段により取得される前記歌唱ログに基づいて、前記ユーザが過去に歌唱した楽曲のアーティスト名を示す情報が含まれる前記第2属性情報を取得してもよい。前記第1決定手段は、前記アーティスト名を示す情報を含む前記第2属性情報と一致する前記第1属性情報に対応する前記楽曲情報を決定してもよい。第2属性情報として、ユーザが過去に歌唱した楽曲のアーティスト名を示す情報を用いることで、第2属性情報として、より具体的な情報を用いることができ、ユーザが確実に好む楽曲を、運動映像とともに出力することができる。
本発明の第2態様によれば、所定の身体部位を動作させる運動映像を、所定の表示部に表示させて運動を支援する運動支援装置であって、運動動作を示すモーション情報を少なくとも1つ以上含むレッスン情報を取得する第1取得手段と、前記表示部に表示される運動に参加する複数人のユーザそれぞれの属性を示す第2属性情報を取得する第2取得手段と、楽曲配信システムで利用される楽曲を表す楽曲情報と、前記楽曲情報に対応付けられた前記楽曲の属性を示す第1属性情報とを取得する第3取得手段と、前記第3取得手段により取得された前記第1属性情報に基づいて、前記第2取得手段によって取得された前記複数人のユーザそれぞれの前記第2属性情報に共通する前記第1属性情報に対応する前記楽曲情報を決定する第1決定手段と、前記第1決定手段に決定された前記楽曲情報を、前記表示部に運動映像が表示されるときに出力される楽曲の楽曲情報として決定する第2決定手段と、を備え、前記楽曲配信システムは、カラオケデータを配信するカラオケシステムであり、前記第3取得手段は、前記カラオケシステムにおける前記楽曲の人気の度合いを示す人気曲情報をさらに取得し、前記モーション情報は、運動の種類に応じた運動分野に分類されており、前記レッスン情報は、前記レッスン情報に従って少なくとも1つ以上の前記モーション情報が連続して実施されるレッスンにおいて、当該レッスンの開始時期に行われる運動に応じたウォーミングアップ運動分野の前記モーション情報と、前記レッスンの終了時期に行われる運動に応じたクールダウン運動分野の前記モーション情報と、前記レッスンにおける主要な運動に応じたメイン運動分野の前記モーション情報と、を少なくとも含み、前記第2決定手段は、前記第1決定手段に決定された前記楽曲情報のうち、前記人気曲情報が高い上位の前記楽曲情報を、前記メイン運動分野に分類される前記モーション情報の運動映像が表示されるときに出力される楽曲の楽曲情報として決定することを特徴とする運動支援装置が提供される。メイン運動分野に分類されるモーション情報に基づく運動は、レッスンの目的となる主要な運動である。ゆえに、メイン運動分野の運動に、より人気の高い楽曲が決定されれば、各ユーザが運動を行う上でのモチベーションを高めることができ、効果的に、ユーザの運動を支援することができる。
態様に係る運動支援装置において、前記第2決定手段は、前記運動分野のそれぞれに対し、前記第1決定手段に決定された前記楽曲情報の少なくとも1つを、前記運動分野に分類される前記モーション情報の運動映像が表示されるときに出力される楽曲の楽曲情報として決定してもよい。1つの運動分野に対し少なくとも1つ以上の楽曲を決定すれば、運動分野の運動映像の表示が完了する前に1つの楽曲の出力が終了しても、その運動分野に対し、他の楽曲を決定することができ、ユーザが同じ楽曲を繰返し聴くことによる飽きを抑制できる。
態様に係る運動支援装置において、前記運動分野は、それぞれ少なくとも1つ以上の運動を含んでもよい。前記第2決定手段は、前記運動分野に含まれる運動ごとに、前記第1決定手段に決定された前記楽曲情報の1つを、その運動動作の示す前記モーション情報の運動映像が表示されるときに出力される楽曲の楽曲情報として決定してもよい。異なる運動ごとに、その運動の運動映像に異なる楽曲を決定すれば、ユーザは、レッスンにおいて運動が切り替わるごとに別の楽曲を楽しむことができる。よって、ユーザの運動に対するモチベーションを高めることができ、効果的に、ユーザの運動を支援することができる。
第1または第2態様に係る運動支援装置は、前記ユーザを指導するインストラクターによって提示される、前記インストラクターが所望する楽曲の属性を示す第3属性情報を取得する第4取得手段をさらに備えてもよい。前記第1決定手段は、前記第2属性情報および前記第3属性情報の少なくとも一方に一致する前記第1属性情報に対応する前記楽曲情報を決定してもよい。インストラクターの所望する楽曲を、確実に、運動映像とともに出力できるので、運動に対し、楽曲によるテーマを与えることができる。具体的に、例えば、明るい楽曲を決定すれば、楽しんで体を動かすことをテーマにすることができ、テンポの速い楽曲を決定すれば、激しく体を動かすことをテーマにしたりすることができる。
本発明の第態様によれば、所定の身体部位を動作させる運動映像を、所定の表示部に表示させて運動を支援する運動支援装置を備える運動支援システムであって、前記運動支援装置または前記運動支援システムが備える楽曲管理装置は、楽曲配信システムで利用される楽曲を表す楽曲情報と、前記楽曲情報に対応付けられた前記楽曲の属性を示す第1属性情報とを記憶する記憶手段を備え、前記運動支援装置は、運動動作を示すモーション情報を少なくとも1つ以上含むレッスン情報を取得する第1取得手段と、前記表示部に表示される運動に参加する複数人のユーザそれぞれの属性を示す第2属性情報を取得する第2取得手段と、前記第2取得手段によって取得された前記複数人のユーザそれぞれの前記第2属性情報に共通する前記第1属性情報に対応する前記楽曲情報を決定する第1決定手段と、前記第1決定手段に決定された前記楽曲情報を、前記表示部に運動映像が表示されるときに出力される楽曲の楽曲情報として決定する第2決定手段と、前記表示部に表示される運動に参加するユーザが複数人であるか否かを判定する判定手段と、を備え、前記判定手段によって前記ユーザが複数人であると判定された場合、前記第1決定手段は、前記複数人のユーザそれぞれの前記第2属性情報で、少なくとも2つ以上、同一のものがある前記第2属性情報と一致する前記第1属性情報に対応する前記楽曲情報を決定することを特徴とする運動支援システムが提供される。
本発明の第態様によれば、所定の身体部位を動作させる運動映像を、所定の表示部に表示させて運動を支援するコンピュータにおいて実行される運動支援方法であって、運動動作を示すモーション情報を少なくとも1つ以上含むレッスン情報を取得して記憶部に記憶する第1取得ステップと、前記表示部に表示される運動に参加する複数人のユーザそれぞれの属性を示す第2属性情報を取得して記憶部に記憶する第2取得ステップと、楽曲配信システムで利用される楽曲を表す楽曲情報に対応付けられた前記楽曲の属性を示す第1属性情報を取得して記憶部に記憶する第3取得ステップと、前記表示部に表示される運動に参加するユーザが複数人であるか否かを判定する判定ステップと、前記第3取得ステップにおいて前記記憶部に記憶された前記第1属性情報に基づいて、前記第2取得ステップにおいて前記記憶部に記憶された前記複数人のユーザそれぞれの前記第2属性情報に共通する前記第1属性情報に対応する前記楽曲情報を決定する第1決定ステップと、前記第1決定ステップにおいて決定された前記楽曲情報を、前記表示部に運動映像が表示されるときに出力される楽曲の楽曲情報として決定する第2決定ステップと、前記表示部に運動映像が表示されるときに、前記第2決定ステップにおいて決定された前記楽曲情報に基づく楽曲を出力部から出力する出力ステップと、を前記コンピュータが実行し、前記判定ステップにおいて前記ユーザが複数人であると判定された場合、前記第1決定ステップにおいて、前記複数人のユーザそれぞれの前記第2属性情報で、少なくとも2つ以上、同一のものがある前記第2属性情報と一致する前記第1属性情報に対応する前記楽曲情報を前記コンピュータが決定することを特徴とする運動支援方法が提供される。
本発明の第態様によれば、所定の身体部位を動作させる運動映像を、所定の表示部に表示させて運動を支援する運動支援装置として機能させるためコンピュータが実行するプログラムであって、前記コンピュータに、運動動作を示すモーション情報を少なくとも1つ以上含むレッスン情報を取得して記憶部に記憶する第1取得ステップと、前記表示部に表示される運動に参加する複数人のユーザそれぞれの属性を示す第2属性情報を取得して記憶部に記憶する第2取得ステップと、楽曲配信システムで利用される楽曲を表す楽曲情報に対応付けられた前記楽曲の属性を示す第1属性情報を取得して記憶部に記憶する第3取得ステップと、前記表示部に表示される運動に参加するユーザが複数人であるか否かを判定する判定ステップと、前記第3取得ステップにおいて前記記憶部に記憶された前記第1属性情報に基づいて、前記第2取得ステップにおいて前記記憶部に記憶された前記複数人のユーザそれぞれの前記第2属性情報に共通する前記第1属性情報に対応する前記楽曲情報を決定する第1決定ステップと、前記第1決定ステップに決定された前記楽曲情報を、前記表示部に運動映像が表示されるときに出力される楽曲の楽曲情報として決定する第2決定ステップと、前記表示部に運動映像が表示されるときに、前記第2決定ステップにおいて決定された前記楽曲情報に基づく楽曲を出力部から出力する出力ステップと、を実行させ、前記判定ステップにおいて前記ユーザが複数人であると判定された場合、前記第1決定ステップにおいて、前記複数人のユーザそれぞれの前記第2属性情報で、少なくとも2つ以上、同一のものがある前記第2属性情報と一致する前記第1属性情報に対応する前記楽曲情報を前記コンピュータに決定させることを特徴とするプログラムが提供される。
第2態様に係る運動支援装置が提供されることによって、または、第3態様に係る運動支援方法に従う処理をコンピュータで実行することによって、あるいは、第4態様に係るプログラムを実行してコンピュータを運動支援装置として機能させることで、第1態様と同様の効果を得ることができる。
カラオケシステム9と運動支援システム1の概略的な構成を示す図である。 運動支援装置5および楽曲管理装置2を含む運動支援システム1の構成を示す図である。 データベースの楽曲情報のテーブルを模式的に示す図である。 データベースのユーザ情報のテーブルを模式的に示す図である。 運動支援装置5において実行される楽曲割当プログラムのフローチャートである。 運動支援装置5のRAMに生成されるコリオ表を模式的に示す図である。 運動支援装置5のRAMに生成される楽曲抽出表を模式的に示す図である。
以下、本発明を具体化した一実施の形態について、楽曲割当プログラムが実行される運動支援装置5を一例とし、図面を参照して説明する。なお、参照する図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものであり、記載されている装置の構成、各種処理のフローチャートなどは、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。
まず、図1を参照し、運動支援システム1の概略的な構成について説明する。図1に示すように、運動支援システム1は、例えばインターネット等のネットワーク10を介して電気的に接続される1以上の運動支援装置5と、1以上の楽曲管理装置2とから構成されるシステムである。楽曲管理装置2は、既存のカラオケシステム9において使用される装置であり、ネットワーク10を介して複数人のカラオケ端末8に接続されている。楽曲管理装置2には、後述する楽曲データや、メタ情報およびタグ情報を含む楽曲情報など、各種情報を記憶するデータベース3が接続されている。カラオケシステム9の詳細については公知であるため説明を省略するが、楽曲管理装置2は、カラオケ端末8からリクエストを受けると、楽曲データや楽曲情報などの各種情報をカラオケ端末8に対して送信する。
次に、図2を参照し、運動支援システム1の詳細な構成について説明する。運動支援システム1の運動支援装置5は、上記のカラオケシステム9で使用される楽曲管理装置2に対し、カラオケ端末8と同様のリクエストを行うことによって、楽曲データや楽曲情報などの各種情報を取得することができる。図2に示すように、楽曲管理装置2には、楽曲データ、楽曲情報、ランキング情報、およびユーザ情報を記憶したデータベース3が接続されている。すなわち運動支援装置5は、ネットワーク10を介して接続される楽曲管理装置2と通信し、楽曲管理装置2に接続されたデータベース3に記憶された各種情報を利用することができる。
楽曲データは、カラオケシステム9においてカラオケ端末8に配信される楽曲を表すMIDIやMP3等の形式によるデータである。一般的なカラオケシステム9では、楽曲データは楽曲管理装置2からカラオケ端末8に定期的に配信され、カラオケ端末8の記憶装置に記憶されている。運動支援装置5においては、後述するレッスンが実施される際に、必要な楽曲データが楽曲管理装置2から取得されるものとする。もちろん、カラオケ端末8と同様に、楽曲管理装置2から定期的に配信される楽曲データが運動支援装置5の記憶装置に記憶される構成であってもよい。
楽曲情報は、楽曲データによって表される楽曲に関する情報である。図3に示すように、楽曲情報には、メタ情報とタグ情報とが含まれる。メタ情報とは、楽曲のタイトル名、アーティスト名、ジャンル名、リリース時期、テンポ(BPM:Beats Per Minute)などの情報である。タグ情報は、楽曲の検索や分類を、より精度よく行えるようにするため、任意に設定される情報である。タグ情報の一例として、夏のイメージに合う楽曲を示す「夏向け」、30歳前後のユーザが好む楽曲を示す「アラサー向け」、B社のテレビコマーシャルで使用された楽曲を示す「B社CM」などを挙げることができる(図3ではタグ情報の内容をT1,T2,・・・と示す)。
ランキング情報は、カラオケシステム9で利用された楽曲に関する各種ランキング(例えば100位まで)の情報である。例えば、1ヶ月間などの所定期間中に楽曲が利用された回数の多い順に順位付けした人気曲のランキングや、同様に、利用された回数の多いアーティストを順位付けしたアーティストのランキングなどである。また、年代別の人気曲のランキングや、各種のランキングを統合した総合ランキングなど、カラオケシステム9において収集可能な様々なランキング情報が含まれる。ランキング情報は、楽曲管理装置2または図示しない集計装置によって、カラオケシステム9において利用された楽曲の楽曲情報(楽曲を歌唱したユーザの情報(後述)を含む場合もある)を元に随時集計され、データベース3に記憶される。
ユーザ情報は、カラオケシステム9を利用する個々のユーザの情報である。例えば図4に示すように、カラオケ端末8等から入力されたユーザに関する情報(例えば、ユーザ名、年齢、性別などの情報)が、ユーザIDに関連付けられて記憶される。また、ユーザがカラオケシステム9を利用した際に、利用履歴(歌唱した楽曲の情報や回数)が歌唱ログとして記録され、ユーザ情報としてデータベース3に記憶されている。
図2に示す、楽曲管理装置2は、例えば、周知のパーソナルコンピュータ(PC)であり、制御を司るCPU21を備える。CPU21には、バス24を介して、ROM22、RAM23、入出力(I/O)インタフェイス25が接続されている。ROM22は、CPU21が実行するBIOS等のプログラムを記憶する読出し専用の記憶装置である。RAM23は、データを一時的に記憶する読み書き可能な記憶装置である。
入出力インタフェイス25には、ハードディスクドライブ(HDD)37、ディスクドライブ28、ネットワーク通信部30、表示制御部26、キーボード31およびマウス32が接続されている。また、上記したデータベース3も入出力インタフェイス25に接続されており、CPU21によりデータベース3に蓄積される情報の読み書きがなされる。ディスクドライブ28は、例えばCD−ROMやDVD−ROMなど、データが記憶された記憶媒体であるディスクROM29が挿入されると、ディスクROM29からデータやプログラム等の読み込みを行うものである。PCを楽曲管理装置2として稼働させるためのOSやプログラム等が、ディスクROM29に記憶されて提供される。
記憶装置であるHDD37には、ディスクROM29から読み出されたOSやプログラム等がインストールされる。なお、OSやプログラム等は、フラッシュROMなど、その他の記憶媒体に記憶されて提供されてもよい。あるいは、ネットワーク通信部30を介して接続されるネットワーク10上の図示しない端末から、ダウンロードにより、提供されてもよい。表示制御部26は、楽曲管理装置2で稼働されるOSやプログラム等の操作画面をモニタ27に表示するための描画処理を行う。キーボード31、マウス32は、楽曲管理装置2で稼働されるOSやプログラム等の操作画面における操作を行う際に用いられる。
次に、運動支援装置5は、楽曲管理装置2と同様に、周知のパーソナルコンピュータ(PC)により構成される。運動支援装置5は、例えば、スポーツ施設4などに設置され、モニタ57の表示部67に運動映像を表示して、ユーザ(本実施の形態では3人のユーザU1,U2,U3を例に説明する。)が所定の身体部位を動作させる運動を支援する装置である。運動支援装置5は、図示しないプログラムの実行にしたがって、モーションデータに応じた運動動作を行うキャラクタ83を映し出した運動映像を生成し、モニタ57の表示部67に表示する。その際に運動支援装置5は、後述する楽曲割当プログラムの実行にしたがい、運動映像に応じた楽曲を割当て、運動映像の表示に合わせて楽曲を再生する。スポーツ施設4のユーザU1,U2,U3は、表示部67に表示された映像を手本に、楽曲のテンポに合わせ、各自の身体部位を動作させる運動を行う。
運動支援装置5の電気的な構成は楽曲管理装置2と同様であり、運動支援装置5は、制御を司るCPU51を備えている。CPU51には、バス54を介して、ROM52、RAM53、入出力インタフェイス55が接続されている。ROM52は、CPU51が実行するBIOS等のプログラムを記憶する読出し専用の記憶装置である。RAM53は、データを一時的に記憶する読み書き可能な記憶装置である。
入出力インタフェイス55には、HDD7、ディスクドライブ58、ネットワーク通信部60、表示制御部56、音声出力部63、信号受信部65、キーボード61およびマウス62が接続されている。ディスクドライブ58は、データが記憶された記憶媒体であるディスクROM59が挿入されると、ディスクROM59からデータやプログラム等の読み込みを行うものである。後述の楽曲割当プログラムは、ディスクROM59に記憶されて提供される。なお、楽曲割当プログラムが、フラッシュROMなど、その他の記憶媒体に記憶されて提供されてもよいことや、ネットワーク10を介してダウンロードにより提供されてもよいことは、上記同様である。
記憶装置であるHDD7には、運動支援装置5を稼働させるためのOSや、ディスクROM59から読み出された楽曲割当プログラムを含む、各種プログラムやデータがインストールされる。また、HDD7には、後述するモーションデータが、モーション情報に対応付けられて、あらかじめ記憶されている。なお、モーションデータおよびモーション情報は、ネットワーク10を介し、図示しないサーバから配信され、HDD7に蓄積されてもよい。
表示制御部56は、キャラクタ83を映し出した運動映像を、モニタ57の表示部67に表示するための描画処理を行う。キーボード61、マウス62、リモコン66は、インストラクター42が、例えば、1つ以上のモーション情報により構成されるレッスン情報(後述)の選択や視点の変更など、運動支援装置5の操作を行う際に用いられる。信号受信部65は、電波や光など周知の手段を用いてリモコン66から出力される信号を受信する。音声出力部63は、キャラクタ83を映し出した運動映像に合わせて再生される楽曲をスピーカ64から出力する制御を行う。
モーションデータとは、図示しない、三次元仮想空間内に配置されるキャラクタ83に、具体的な運動動作を行わせるためのデータであり、モーション情報に対応付けられている。また、キャラクタ83の各身体部位の座標データ、同様に各身体部位に対応した細部の座標データ、細部に対応したテクスチャデータなども含まれる。モーション情報とは、個々の運動を表す情報である。モーション情報には、例えば、「クォータースクワット」、「ハーフスクワット」、「マーチ」、「フロントランジ」、「バックランジ」、「大腿ストレッチ」、「ふくらはぎストレッチ」等が含まれる。
また、運動映像の生成は、以下のように行われる。図示しない三次元仮想空間内にキャラクタ83を配置させ、モーションデータに基づく運動動作を行わせる。図示しない仮想カメラによって運動動作を行うキャラクタ83を所定の時間ごとに撮影し、公知のアフィン変換によって、二次元の画像に変換する。運動映像とは、このように運動動作を行うキャラクタ83を撮影した画像が、時系列に沿って連続的に表示されたものである。
ところで、運動映像は、インストラクター42によって設定されるレッスン情報にしたがって、生成される。レッスン情報とは、所定の運動目的を達成するために効果的な1つ以上の運動を実行順に行い、一連の運動動作が行われるようにしたレッスンの情報を表す。具体的に、レッスン情報は、モーション情報を実行順に並べてリスト化したものである。さらに詳細に、レッスン情報は、レッスンに含まれる運動を、運動分野として、運動内容に応じて分類した情報を含む。例えば、レッスン情報は、「ウォーミングアップ」、「メイン」、「クールダウン」の各運動分野にそれぞれ分類されるモーション情報によって構成される。ウォーミングアップ運動分野には、レッスンの開始時期に行われる運動に応じたモーション情報が分類される。クールダウン運動分野には、レッスンの終了時期に行われる運動に応じたモーション情報が分類される。そしてメイン運動分野には、レッスンにおける主要な運動に応じたモーション情報が分類される。
本実施の形態では、後述する楽曲割当プログラムにおいて、レッスン情報に含まれる各運動分野に分類されたモーション情報のそれぞれに対し、楽曲管理装置2から取得する楽曲の割当てが行われる。なお、楽曲は、このようにモーション情報ごとに1曲ずつ割当てられてもよいし、モーション情報が分類される運動分野ごとに1曲ずつ割当てられてもよい。楽曲は、上記したカラオケシステム9において利用されるユーザ情報に基づき、割当てられる。運動支援システム1のユーザU1,U2,U3がカラオケシステム9のユーザであれば、ユーザ情報の歌唱ログに、各ユーザU1,U2,U3が過去に歌唱した楽曲が記録されている。楽曲割当プログラムでは、歌唱ログに記録された楽曲に基づき、参加する全ユーザU1,U2,U3の間で共通するタグ情報を有した楽曲が選ばれて、モーション情報に割当てられる。
以下、図2〜図4を適宜参照しながら、図5〜図7を参照し、楽曲管理装置2との協働により、運動支援装置5において、レッスン情報に含まれる各モーション情報に対し、楽曲が割当てられる過程について説明する。以下、フローチャートの各ステップを「S」と略記する。なお、運動支援装置5において生成される運動映像や、その運動映像の表示部67への表示は、以下に説明する楽曲割当プログラムとは異なる他のプログラムにおいて生成されるものとする。したがって楽曲割当プログラムでは、レッスン情報に含まれるモーション情報に対し、楽曲を割当てる処理までを行い、割当てられた結果(後述するコリオ表)がHDD7に記憶されて、他のプログラムに利用される。
レッスンを開始するにあたって、インストラクター42が運動支援装置5を操作し、図5に示す、楽曲割当プログラムが実行されると、初期設定において、RAM53やHDD7に、楽曲割当プログラムの各処理に応じた記憶エリアが確保される。また、プログラム内で使用される変数やフラグ、カウンタ等の初期化が行われる。なお、以下の処理はCPU51により実行される。
表示部67に、レッスンの入力を行うための、図示しない選択画面が表示される。本実施の形態では、様々な運動分野およびモーション情報の組み合わせによって構成される複数種類のレッスン情報があらかじめ作成されて、HDD7に楽曲割当プログラムのインストール時に記憶されているものとする。もちろん、ネットワーク10を介し、図示しないサーバから配信され、HDD7に蓄積されてもよい。あるいは、インストラクター42が、任意の運動情報やモーション情報を組み合わせてレッスン情報を作成してもよい。
インストラクター42によってレッスンが選択されると(S10)、図6に示すように、レッスン情報に含まれるモーション情報と、各種情報とを対応付けるテーブル(以下、「コリオ表」(Choreography List)という。)が、RAM53の所定の記憶エリアにおいて生成される。言い換えると、コリオ表とは、レッスン情報に含まれる各モーション情報のそれぞれに対し、各種情報を対応付けた表である。なお、前述したが、レッスン情報は、モーション情報を実行順に並べてリスト化したものである。また、前述したように、レッスン情報は、レッスンに含まれる運動を、運動分野として、運動内容に応じて分類した情報を含むものである。図6に示すコリオ表は、レッスン情報に含まれる各モーション情報に対し、「運動量配分値」、「動作量」、「優先度」、「優先順位」、「楽曲の割当て」の各種情報をそれぞれ対応付けて構成されるコリオ表の例を示したものである。なお、図6では、レッスン情報が、「ウォーミングアップ」、「メイン」、「クールダウン」の各運動分野を含む。そして、ウォーミングアップ運動分野には「クォータースクワット」および「ハーフスクワット」が分類され、メイン運動分野には、「マーチ」、「フロントランジ」および「バックランジ」が分類されている。また、クールダウン運動分野には、「大腿ストレッチ」および「ふくらはぎストレッチ」が分類されている。
次に、インストラクター42により、コリオ表に対する情報の入力が行われる(S11)。レッスンに含まれる各運動が表示部67に表示され、ユーザU1,U2,U3がレッスンに沿った運動を行う上で、各運動間での運動の激しさのバランスが適切となるように、運動量の配分値が入力される。ここでは、図6に示すように、レッスンを開始して徐々に運動量が大きくなり、「マーチ」と「バックランジ」で盛り上がり(より大きな運動量となり)、レッスン終了へ向けて徐々に運動量が小さくなるよう、運動量が配分されたものとする。
また、S11では、インストラクター42の所望する楽曲の割当て条件(タグ情報)があれば、入力することができる。後述するが、インストラクター42が所望するタグ情報は、楽曲の割当ての際の条件として優先的に設定される。また、S11において、インストラクター42は、レッスンを行う上で、運動のテンポとしてふさわしいテンポを指定することができる。例えば、レッスン全体のテンポとして、80〜140BPMが、インストラクター42の操作によって入力される。さらにS11では、楽曲の割当てを、モーション情報ごとに行うか、運動分野ごとに行うかを選択することができる。以下では、楽曲の割当てをモーション情報ごとに行うことが選択されたものとして説明する。
次に、レッスンに参加するユーザU1,U2,U3の情報が入力される(S12)。カラオケシステム9においてユーザ情報を有するユーザについては、カラオケシステム9のユーザIDの入力が行われる。また、カラオケシステム9のユーザ情報を持たないユーザについては、年齢、性別、好きなアーティスト等の情報が入力される。ここでは、レッスンに参加するユーザU1,U2,U3が、いずれも、カラオケシステム9のユーザであるものとする。
入力されたユーザU1,U2,U3のそれぞれの情報(ユーザID)が、楽曲管理装置2に送信される(S13)。さらに、ランキングの情報取得するためのリクエストも送信される。楽曲管理装置2では、データベース3のユーザ情報(図4参照)の歌唱ログが参照され、各ユーザU1,U2,U3それぞれが過去に歌唱した楽曲が、歌唱曲として抽出される。そしてデータベース3の楽曲情報(図3参照)が参照され、歌唱曲それぞれの楽曲情報(メタ情報およびタグ情報)が、運動支援装置5に送信される。ユーザU1,U2,U3が過去に歌唱した楽曲数が多い場合には、各ユーザU1,U2,U3ごとに、例えば歌唱回数の上位から、コリオ表に割当て予定の楽曲数が歌唱曲として抽出され、それぞれの楽曲情報が送信される。図6のコリオ表の例の場合は、楽曲の割当てが7つのモーション情報ごとに行われるので、図4に示すユーザ情報の歌唱ログにおいて、各ユーザU1,U2,U3ごとに歌唱回数の上位から7曲が、それぞれの歌唱曲となる。なお、本実施の形態では、説明の都合上、歌唱曲は各ユーザU1,U2,U3の歌唱ログの上位からそれぞれ3曲とする。具体的に、ユーザU1の歌唱曲として「A1」、「A2」、「A3」が抽出され、ユーザU2の歌唱曲として「A6」、「A7」、「A5」が抽出され、ユーザU3の歌唱曲として「A9」、「A10」、「A5」がそれぞれ抽出される。
さらに楽曲管理装置2では、リクエストに基づき、データベース3のランキング情報が参照され、各種ランキングの情報が、運動支援装置5に送信される。また、データベース3の楽曲情報が参照され、ランキングに含まれる楽曲の楽曲情報が抽出されて、運動支援装置5に送信される。
運動支援装置5は、楽曲管理装置2から送信される歌唱曲の楽曲情報を受信すると、図7に模式的に示す、楽曲の割当てを決めるための楽曲抽出表を作成し、歌唱曲を候補曲として、その楽曲情報とともにRAM53に記憶する。なお、楽曲抽出表において、重複した歌唱曲(例えば歌唱曲「A5」)は、各ユーザU1,U2,U3間の候補曲の抽出条件を同じにするため削除せず、重複数として記される。また、楽曲管理装置2から送信されるランキング情報と、ランキングに含まれる楽曲の楽曲情報も、一時的なキャッシュとして、楽曲抽出表とは別に、RAM53の所定の記憶エリアに記憶される(S15)。
次に、レッスンに参加するユーザの数が、複数人であるか否かについて、S12で入力されたユーザ情報に基づき確認される(S16)。ユーザの数が1人の場合については後述する。ここではユーザが3人であって複数人なので(S16:YES)、S17に進む。
S17では、図7に示す、楽曲抽出表に記憶された各歌唱曲のリリース日が参照される。そして、各歌唱曲のリリース日の同時期に流行した楽曲が、S15でRAM53に記憶されたランキング情報に基づいて抽出される。ランキング情報からは、例えば各ランキングの上位3曲が人気曲として抽出され、それぞれ候補曲として、楽曲情報とともに楽曲抽出表に記憶される。例えば、歌唱曲「A1」は、リリース日が2010年上期であり、2010年の上期の人気曲ランキングから上位3位の楽曲、「A21」、「A22」、「A23」が抽出される。ここで、2010年の上期の人気曲ランキング上位3位に「A1」があった場合は、繰り下げて4位の曲が抽出される。このように、各歌唱曲について人気曲の抽出が行われ、楽曲抽出表に追加される。人気曲についても、重複があれば、重複数が記録される。
そして、楽曲抽出表から、タグ情報の集計が行われる(S17)。すなわち、各候補曲のすべてのタグ情報が抽出され、キャッシュとしてRAM53に記憶される。タグ情報は、候補曲の重複数分、抽出される。そして、同一のタグ情報同士がまとめられ、重複の多い順に順位付けされる。例えば、図7の場合、タグ情報「T1」の重複回数は11回で最も多く、次点は「T4」で10回となった。さらに3位は「T8」の9回、4位は「T9」および「T19」の8回であった。
次に、タグ情報の重複回数が多いものから3つまでが、共通タグ情報に設定される。図7の場合、「T1」、「T4」、「T8」が、共通タグ情報に設定される(S18)。ここで、S11で、インストラクター42の所望するタグ情報が入力されていれば、そのタグ情報も、共通タグ情報に追加される(S20)。例えば、タグ情報「T16」が、インストラクター42により入力されたものとする。「T16」のタグ情報は、重複回数は6回で8位であるが、インストラクター42の所望するタグ情報は、優先的に、共通タグ情報に追加される。
楽曲抽出表が参照され、候補曲のうち、共通タグ情報を含む候補曲が選択される(S21)。すなわち、図7において、「T1」、「T4」、「T8」または「T16」のタグ情報を有する候補曲「A1」、「A2」、「A3」、「A5」、「A6」、「A7」、「A21」、「A22」、「A23」、「A24」、「A25」、「A26」、「A27」、「A28」、「A29」、「A30」の16曲が、選択される。
次に、コリオ表に割当て可能な楽曲数(以下、「必要曲数」という)が、候補曲数より少ないか否か、確認される(S22)。図6の場合、7曲であり、候補曲数が多い(同じ場合も含む)のでS26に進む(S22:NO)。ここで、コリオ表の必要曲数よりも候補曲数が少ない場合は(S22:YES)、共通タグ情報に、次点のタグ情報(例えば、S17の集計の結果4位であった「T9」および「T19」のタグ情報)が加えられ(S23)、S21に戻る。
S26では、コリオ表の必要曲数よりも候補曲数が多いか否か、確認される(S26)。図6の場合、コリオ表に必要な7曲に対し、候補曲が16曲であるので(S26:YES)、S27で、選択された候補曲から、除外曲の選択が外される(S27)。除外曲として、S11においてインストラクター42に指定されたテンポ(80〜140BPM)の範囲外の候補曲の選択が外される。図7では、「A25」、「A26」、「A28」が除外曲として候補曲から外される。
選択された残りの候補曲はまだ13曲あるので、7曲に減らすため、次に、S27では、S15でRAM53に記憶されたランキング情報が参照される。除外曲として、人気曲のランキングに含まれない候補曲(例えばランキング情報には上位100位までの楽曲の順位の情報が含まれている)が、選択から外される。具体的に、図7では、「A6」、「A7」、「A29」が除外曲として候補曲から外される。残った候補曲はまだ10曲あり、S27では、人気曲のランキングが下位側の候補曲が除外曲として選択が外される。このように、コリオ表の必要曲数と候補曲数とが同じになるまで除外曲が外されて、候補曲の選択が減らされる。図7では、さらに、「A3」、「A23」、「A27」が候補曲から外され、選択の残る候補曲が、「A1」、「A2」、「A5」、「A6」、「A21」、「A22」、「A24」、「A30」の7曲となる。コリオ表の必要曲数と候補曲数とが同じになったら、S30に進む。また、なお、S26において、除外曲の選択を外さずとも、当初より候補曲数がコリオ表の必要曲数と一致すれば(S26:NO)、S30に進む。
次に、S30では、選択された候補曲ごとに盛り上がり度が設定され、順位付けが行われる(S30)。盛り上がり度とは、例えば、全ユーザU1,U2,U3にとって聞き覚えのある度合いの高さや、全ユーザU1,U2,U3の興奮の度合いの高めやすさなどをいう。例えば、ランキングや楽曲自体の音量の変化、音程の変化、テンポなどをパラメータとして、算出されるものであってもよい。本実施の形態では、簡略化のため、人気曲ランキングの順位の高さを、盛り上がり度の大きさとする。図7では、ランキング3位の「A1」、8位の「A21」、9位の「A2」、15位の「A5」、19位の「A22」、30位の「A30」、46位の「A24」の順に、順位付けられる。
次に、レッスンに含まれる運動ごとに、優先順位が設定される(S31)。レッスンに含まれる各運動をユーザU1,U2,U3が行った場合、運動ごとに、動作量(動きの大きさや運動負荷、カロリー消費量などで表される)が異なる。各モーション情報には、あらかじめ、相対的な動作量を表す数値が設定されている。例えば、図6に示すように、「クォータースクワット」の動作量は「10」に設定され、「ハーフスクワット」、「マーチ」はそれぞれ「12」、「20」に設定されている。また、「フロントランジ」、「バックランジ」、「大腿ストレッチ」、「ふくらはぎストレッチ」の動作量は、順に、「30」、「35」、「7」、「4」に設定されている。
優先順位は、S11で設定された運動量配分値に、運動量を掛け合わせた値を優先度として算出し、その大きさ順に順位付けしたものである。運動量配分値は、上記したように、インストラクター42によって、各運動間での運動の激しさのバランスを考慮して各運動ごとに決められた値である。上記の動作量が大きく、運動量配分値も大きな運動ほど、盛り上がり度の高い候補曲が割当てられるように、優先度が求められ、優先度にしたがって、優先順位の設定がなされる。図6に示すように、「クォータースクワット」、「ハーフスクワット」、「マーチ」、「フロントランジ」、「バックランジ」、「大腿ストレッチ」、「ふくらはぎストレッチ」の各優先度の算出結果は、順に、「100」、「240」、「700」、「600」、「1050」、「140」、「40」となる。したがって、優先順位は、「バックランジ」、「マーチ」、「フロントランジ」、「ハーフスクワット」、「大腿ストレッチ」、「クォータースクワット」、「ふくらはぎストレッチ」の順が設定される。
そして、優先順位と盛り上がり度とが一致するように、各運動(モーション情報)に対して、候補曲(楽曲)が割当てられる(S32)。すなわち、図6に示すように、「クォータースクワット」、「ハーフスクワット」、「マーチ」には、楽曲として、順に、「A30」、「A5」、「A21」が割当てられる。そして、「フロントランジ」、「バックランジ」、「大腿ストレッチ」、「ふくらはぎストレッチ」には、楽曲として、順に、「A2」、「A1」、「A22」、「A24」が割当てられる。
このように、レッスンに含まれる各運動に対する楽曲の割当てが完了すると、コリオ表に、割当てられた楽曲が記憶され、楽曲割当てプログラムの実行が終了される。そして他のプログラムにおいて、コリオ表にしたがい運動映像が生成されるとともに、楽曲管理装置2へのリクエストによって、各楽曲の楽曲データが取得され、HDD7に記憶される。コリオ表にしたがい、モニタ57の表示部67に、モーション情報に応じた運動映像が表示されるとともに、スピーカ64から、そのモーション情報に割当てられた楽曲が出力される。
なお、レッスンに参加するユーザが、例えばユーザU1の一人であった場合、楽曲割当てプログラムのS16において、S25に進む(S16:NO)。候補曲(S15で楽曲管理装置2から取得されたユーザU1の歌唱曲)の数が、コリオ表の必要曲数と同じか、それより多ければ(S25:NO)、S26に進む。以下、コリオ表の必要曲数と候補曲数とが一致すれば、各候補曲の盛り上がり度と各運動の優先順位とに応じて、各モーション情報に各候補曲の割当てがなされる点は、ユーザが複数人の場合と同様である。一方、候補曲の数が、コリオ表の必要曲数よりも少なかった場合(S25:YES)、S15でRAM53に記憶されたランキング情報が参照される。そして、人気曲のランキングの上位から順に、コリオ表の必要曲数と一致するまで、すでに候補曲に設定された楽曲を除外した未追加の楽曲が、候補曲として追加される(S28)。そしてS30に進み、上記同様、各候補曲の盛り上がり度と各運動の優先順位とに応じて、各モーション情報に各候補曲の割当てがなされる。
以上説明したように、運動支援システム1では、複数人のユーザそれぞれの候補曲に共通するタグ情報を有する楽曲を、運動映像が表示されるときに出力される楽曲として割り当てることができる。つまり、複数人のユーザに共通して好まれる楽曲を運動映像とともに出力することができるので、各ユーザが運動を行う上でのモチベーションを高めることができ、効果的に、ユーザの運動を支援することができる。もっとも、複数人のユーザすべてに共通するタグ情報があればよいが、少なくとも2つ以上、同一のものがあるタグ情報と一致する候補曲を割り当てれば、少なくとも2人以上のユーザに共通して好まれる楽曲を、運動映像とともに出力することができる。また、同一のものが多い順で上位3つのタグ情報を共通タグ情報とし、共通タグ情報と一致する候補曲を抽出して運動に割り当てれば、より多くのユーザに共通して好まれる楽曲を、運動映像とともに出力することができる。
タグ情報として、ユーザが過去に歌唱した楽曲のタイトル名やジャンル名、アーティスト名などを用いてもよい。このようにすれば、タグ情報としてより具体的な情報を用いることができるので、ユーザが確実に好む楽曲を、運動映像とともに出力することができる。また、インストラクターの好みのタグ情報を優先的に共通タグ情報とすることができるので、インストラクターの所望する楽曲を、確実に、運動映像とともに出力できる。よって、運動に対し、楽曲によるテーマを与えることができる。具体的に、例えば、明るい楽曲を決定すれば、楽しんで体を動かすことをテーマにすることができ、テンポの速い楽曲を決定すれば、激しく体を動かすことをテーマにしたりすることができる。
なお、上記の実施形態に示される運動支援装置の構成は例示であり、本発明は各種の変形が可能なことはいうまでもない。例えば、楽曲管理装置2に接続されたデータベース3を、直接、運動支援装置5に接続し、運動支援装置5の単体で、運動支援システム1を稼働させてもよい。あるいは、運動支援装置5のHDD7が、データベース3を兼ねてもよい。また、運動支援装置5が、楽曲管理装置2から、定期的に、楽曲データ、楽曲情報、ランキング情報を配信され、各情報を、HDD7内に蓄積するようにしてもよい。
また、運動支援プログラムを、楽曲管理装置2において実行するようにしてもよい。この場合、運動支援装置5では、S10〜S12の各処理(レッスンの入力とインストラクター情報、ユーザ情報の入力)が行われたら、入力された各情報を、楽曲管理装置2に送信するようにすればよい。そして、S13〜S32の処理を楽曲管理装置2において行い、各モーション情報に楽曲が割当てられたコリオ表を、楽曲管理装置2から運動支援装置5に送信すればよい。
運動支援プログラムのS11において、本実施の形態では楽曲の割当てをモーション情報ごとに行うとしたが、運動分野ごとに行うこととしてもよい。この場合、コリオ表の必要曲数を、運動分野の種類の数(例えば図6の場合は3つ)として、各処理を行えばよい。なお、運動分野ごとに楽曲の割当てを行う場合には、S11において設定される運動量の配分値が、メイン運動分野に対し、より大きい値が設定されるようにするとよい。メイン運動分野に分類される運動は、レッスンの目的となる主要な運動が多い。ゆえに、メイン運動分野に対する運動量配分値が、より高く設定されることは、各ユーザが運動を行う上でのモチベーションを高めることができ、効果的に、ユーザの運動を支援することができて好ましい。
また、運動分野ごとに楽曲の割当てを行う場合に、1つの運動分野に2つ以上の楽曲を割当ててもよい。1つの運動分野に分類される運動が多いと、1つの楽曲の再生が、その運動分野の全運動の運動映像の表示が完了する前に終了してしまう場合があるため、少なくとも1つ以上の楽曲を割当ててもよい。このようにすれば、ユーザが同じ楽曲を繰返し聴くことによる飽きを抑制できる。
また、HDD7に、割当てられた楽曲のタイトル名を、レッスンの参加者のユーザ名と対応付けて記憶してもよい。そして、次回のレッスンにおいて、同一のユーザのレッスンに対し楽曲の割当てが行われる場合に、例えばS17において、候補曲から、前回のレッスンの際に割当てられた楽曲を削除する処理を行ってもよい。このようにすれば、前回のレッスンと同じ楽曲が今回のレッスンにおいて割当てられることがなく、ユーザが同じ楽曲を繰返し聴くことによる飽きを抑制できる。
運動支援プログラムのS17では、候補曲からタグ情報を抽出して集計を行ったが、タグ情報に例えば、タグ情報に、アーティスト名やジャンル名など、メタ情報を含んでもよい。もちろん、アーティスト名やジャンル名など、メタ情報と共通する情報を、もとのタグ情報が含んでもよい。
運動支援プログラムのS11において、インストラクター42が、直接、モーション情報に割当てる楽曲を指定してもよい。この場合、運動支援プログラムでは、楽曲の割当てられなかったモーション情報に対して候補曲の割当てを行えばよい。
本実施の形態では、レッスンの参加者全員が、カラオケシステム9のユーザ情報を有することとして説明を行った。また、運動支援プログラムのS12において、カラオケシステム9のユーザ情報を持たないユーザは、年齢、性別、好きなアーティスト等の情報の入力を行うこととした。そこで、S15において、楽曲抽出表の作成の際に、RAM53に記憶されたランキング情報を参照し、ユーザ情報を持たないユーザについては、年齢、性別、好きなアーティスト等を条件とするランキングに基づいて、歌唱曲の代わりに候補曲として設定してもよい。例えば、年齢が30前後の男性で、アーティスト「Az」が好きなユーザであれば、「アラサー男性に人気の楽曲ランキング」から、上位の7曲(実施の形態の場合は3曲)を抽出してもよい。さらに「Az」の楽曲が少なくとも1曲以上含まれるように、ランキングから抽出される楽曲の一部を「Az」の楽曲と入れ替えてもよい。
運動支援プログラムのS17において、ランキング情報から人気曲が抽出される際に、候補曲のリリース日を条件に、その候補曲と同時期に流行した楽曲が抽出された。これに限らず、例えば、人気曲の抽出条件を、候補曲のアーティスト名としてもよいし、ジャンル名としてもよい。例えば図7において、候補曲「A1」のアーティスト「B1」の楽曲におけるランキングで上位の楽曲を、人気曲として抽出してもよい。あるいは、候補曲「A9」のジャンルである「ロック」におけるランキングで上位の楽曲を、人気曲として抽出してもよい。
また、カラオケシステム9として、カラオケデータを配信するシステムを例に説明したが、配信される楽曲データはカラオケデータに限らず、一般的に用いられる楽曲のデータ(例えば、いわゆる着メロ(登録商標)、着うた(登録商標)等)であってもよい。また、本実施の形態では、楽曲情報に、メタ情報とタグ情報とが含まれることとしたが、楽曲情報にはメタ情報のみが含まれ、タグ情報は、楽曲情報(メタ情報)に対応付けられる情報としてもよい。また、楽曲情報に、楽曲データが含まれていてもよい。あるいは楽曲データにメタ情報やタグ情報が含まれ、運動支援装置5ではS15において楽曲データを受信し、楽曲データからメタ情報やタグ情報を取り出して、以降の各処理を行ってもよい。
なお、本実施の形態においては、メタ情報およびタグ情報を含む楽曲情報を記憶するデータベース3が、「記憶手段」に相当する。メタ情報または楽曲情報が、「楽曲情報」に相当し、タグ情報が、「第1属性情報」に相当し、ユーザ情報が、「第2属性情報」に相当する。S10において選択されるレッスンのレッスン情報、運動分野およびモーション情報を取得してコリオ表を生成するCPU51が、「第1取得手段」に相当する。S12において、ユーザ情報を取得するCPU51が、「第2取得手段」に相当する。S15において、楽曲管理装置2から楽曲情報を取得するCPU51が、「第3取得手段」に相当する。S21において、ユーザ間で共通するタグ情報(より多くのユーザの歌唱曲等に含まれるタグ情報)を有する候補曲を選択(決定)するCPU51が、「第1決定手段」に相当する。S32において、各モーション情報に候補曲を割当てることで、その運動映像とともに出力される楽曲に決定するCPU51が、「第2決定手段」に相当する。S16において、レッスンに参加するユーザが複数人であるか否かを判定するCPU51が、「判定手段」に相当する。S17において、同一のタグ情報がより多く含まれる候補曲を、多い順に順位付けを行うCPU51が、「順位付手段」に相当する。S18において、同一のタグ情報の数が多い順に3つのタグ情報を、共通タグ情報として設定するCPU51が、「設定手段」に相当する。S11において、インストラクター42の所望するタグ情報(「第3属性情報」に相当する)を取得するCPU51が、「第4取得手段」に相当する。
1 運動支援システム
2 楽曲管理装置
3 データベース
5 運動支援装置
7 HDD
41 ユーザ
42 インストラクター
51 CPU
53 RAM
64 スピーカ
67 表示部

Claims (12)

  1. 所定の身体部位を動作させる運動映像を、所定の表示部に表示させて運動を支援する運動支援装置であって、
    運動動作を示すモーション情報を少なくとも1つ以上含むレッスン情報を取得する第1取得手段と、
    前記表示部に表示される運動に参加する複数人のユーザそれぞれの属性を示す第2属性情報を取得する第2取得手段と、
    楽曲配信システムで利用される楽曲を表す楽曲情報と、前記楽曲情報に対応付けられた前記楽曲の属性を示す第1属性情報とを取得する第3取得手段と、
    前記第3取得手段により取得された前記第1属性情報に基づいて、前記第2取得手段によって取得された前記複数人のユーザそれぞれの前記第2属性情報に共通する前記第1属性情報に対応する前記楽曲情報を決定する第1決定手段と、
    前記第1決定手段に決定された前記楽曲情報を、前記表示部に運動映像が表示されるときに出力される楽曲の楽曲情報として決定する第2決定手段と、
    前記表示部に表示される運動に参加するユーザが複数人であるか否かを判定する判定手段と、
    を備え、
    前記判定手段によって前記ユーザが複数人であると判定された場合、前記第1決定手段は、前記複数人のユーザそれぞれの前記第2属性情報で、少なくとも2つ以上、同一のものがある前記第2属性情報と一致する前記第1属性情報に対応する前記楽曲情報を決定することを特徴とする運動支援装置。
  2. 前記複数人のユーザそれぞれの前記第2属性情報で、同一のものが多い順に順位付けを行う順位付手段と、
    前記順位付手段によって順位付けられた順位が上位の前記第2属性情報を共通属性情報として設定する設定手段と、
    をさらに備え、
    前記第1決定手段は、前記共通属性情報と一致する前記第1属性情報に対応する前記楽曲情報を決定することを特徴とする請求項に記載の運動支援装置。
  3. 前記楽曲配信システムは、カラオケデータを配信するカラオケシステムであり、
    前記第3取得手段は、前記カラオケシステムにおける前記ユーザの過去の利用態様を示す歌唱ログをさらに取得し、
    前記第2取得手段は、前記第3取得手段により取得される前記歌唱ログに基づいて、前記ユーザが過去に歌唱した楽曲の曲名を示す情報が含まれる前記第2属性情報を取得し、
    前記第1決定手段は、前記曲名を示す情報を含む前記第2属性情報と一致する前記第1属性情報に対応する前記楽曲情報を決定することを特徴とする請求項またはに記載の運動支援装置。
  4. 前記楽曲配信システムは、カラオケデータを配信するカラオケシステムであり、
    前記第3取得手段は、前記カラオケシステムにおける前記ユーザの過去の利用態様を示す歌唱ログをさらに取得し、
    前記第2取得手段は、前記第3取得手段により取得される前記歌唱ログに基づいて、前記ユーザが過去に歌唱した楽曲のジャンル名を示す情報が含まれる前記第2属性情報を取得し、
    前記第1決定手段は、前記楽曲のジャンル名を示す情報を含む前記第2属性情報と一致する前記第1属性情報に対応する前記楽曲情報を決定することを特徴とする請求項またはに記載の運動支援装置。
  5. 前記楽曲配信システムは、カラオケデータを配信するカラオケシステムであり、
    前記第3取得手段は、前記カラオケシステムにおける前記ユーザの過去の利用態様を示す歌唱ログをさらに取得し、
    前記第2取得手段は、前記第3取得手段により取得される前記歌唱ログに基づいて、前記ユーザが過去に歌唱した楽曲のアーティスト名を示す情報が含まれる前記第2属性情報を取得し、
    前記第1決定手段は、前記アーティスト名を示す情報を含む前記第2属性情報と一致する前記第1属性情報に対応する前記楽曲情報を決定することを特徴とする請求項またはに記載の運動支援装置。
  6. 所定の身体部位を動作させる運動映像を、所定の表示部に表示させて運動を支援する運動支援装置であって、
    運動動作を示すモーション情報を少なくとも1つ以上含むレッスン情報を取得する第1取得手段と、
    前記表示部に表示される運動に参加する複数人のユーザそれぞれの属性を示す第2属性情報を取得する第2取得手段と、
    楽曲配信システムで利用される楽曲を表す楽曲情報と、前記楽曲情報に対応付けられた前記楽曲の属性を示す第1属性情報とを取得する第3取得手段と、
    前記第3取得手段により取得された前記第1属性情報に基づいて、前記第2取得手段によって取得された前記複数人のユーザそれぞれの前記第2属性情報に共通する前記第1属性情報に対応する前記楽曲情報を決定する第1決定手段と、
    前記第1決定手段に決定された前記楽曲情報を、前記表示部に運動映像が表示されるときに出力される楽曲の楽曲情報として決定する第2決定手段と、
    を備え、
    前記楽曲配信システムは、カラオケデータを配信するカラオケシステムであり、
    前記第3取得手段は、前記カラオケシステムにおける前記楽曲の人気の度合いを示す人気曲情報をさらに取得し、
    前記モーション情報は、運動の種類に応じた運動分野に分類されており、
    前記レッスン情報は、
    前記レッスン情報に従って少なくとも1つ以上の前記モーション情報が連続して実施されるレッスンにおいて、当該レッスンの開始時期に行われる運動に応じたウォーミングアップ運動分野の前記モーション情報と、
    前記レッスンの終了時期に行われる運動に応じたクールダウン運動分野の前記モーション情報と、
    前記レッスンにおける主要な運動に応じたメイン運動分野の前記モーション情報と、
    を少なくとも含み、
    前記第2決定手段は、前記第1決定手段に決定された前記楽曲情報のうち、前記人気曲情報が高い上位の前記楽曲情報を、前記メイン運動分野に分類される前記モーション情報の運動映像が表示されるときに出力される楽曲の楽曲情報として決定することを特徴とする運動支援装置。
  7. 前記第2決定手段は、前記運動分野のそれぞれに対し、前記第1決定手段に決定された前記楽曲情報の少なくとも1つを、前記運動分野に分類される前記モーション情報の運動映像が表示されるときに出力される楽曲の楽曲情報として決定することを特徴とする請求項に記載の運動支援装置。
  8. 前記運動分野は、それぞれ少なくとも1つ以上の運動を含み、
    前記第2決定手段は、前記運動分野に含まれる運動ごとに、前記第1決定手段に決定された前記楽曲情報の1つを、その運動動作の示す前記モーション情報の運動映像が表示されるときに出力される楽曲の楽曲情報として決定することを特徴とする請求項に記載の運動支援装置。
  9. 前記ユーザを指導するインストラクターによって提示される、前記インストラクターが所望する楽曲の属性を示す第3属性情報を取得する第4取得手段をさらに備え、
    前記第1決定手段は、前記第2属性情報および前記第3属性情報の少なくとも一方に一致する前記第1属性情報に対応する前記楽曲情報を決定することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の運動支援装置。
  10. 所定の身体部位を動作させる運動映像を、所定の表示部に表示させて運動を支援する運動支援装置を備える運動支援システムであって、
    前記運動支援装置または前記運動支援システムが備える楽曲管理装置は、
    楽曲配信システムで利用される楽曲を表す楽曲情報と、前記楽曲情報に対応付けられた前記楽曲の属性を示す第1属性情報とを記憶する記憶手段を備え、
    前記運動支援装置は、
    運動動作を示すモーション情報を少なくとも1つ以上含むレッスン情報を取得する第1取得手段と、
    前記表示部に表示される運動に参加する複数人のユーザそれぞれの属性を示す第2属性情報を取得する第2取得手段と、
    前記第2取得手段によって取得された前記複数人のユーザそれぞれの前記第2属性情報に共通する前記第1属性情報に対応する前記楽曲情報を決定する第1決定手段と、
    前記第1決定手段に決定された前記楽曲情報を、前記表示部に運動映像が表示されるときに出力される楽曲の楽曲情報として決定する第2決定手段と、
    前記表示部に表示される運動に参加するユーザが複数人であるか否かを判定する判定手段と、
    を備え、
    前記判定手段によって前記ユーザが複数人であると判定された場合、前記第1決定手段は、前記複数人のユーザそれぞれの前記第2属性情報で、少なくとも2つ以上、同一のものがある前記第2属性情報と一致する前記第1属性情報に対応する前記楽曲情報を決定することを特徴とする運動支援システム。
  11. 所定の身体部位を動作させる運動映像を、所定の表示部に表示させて運動を支援するコンピュータにおいて実行される運動支援方法であって、
    運動動作を示すモーション情報を少なくとも1つ以上含むレッスン情報を取得して記憶部に記憶する第1取得ステップと、
    前記表示部に表示される運動に参加する複数人のユーザそれぞれの属性を示す第2属性情報を取得して記憶部に記憶する第2取得ステップと、
    楽曲配信システムで利用される楽曲を表す楽曲情報に対応付けられた前記楽曲の属性を示す第1属性情報を取得して記憶部に記憶する第3取得ステップと、
    前記表示部に表示される運動に参加するユーザが複数人であるか否かを判定する判定ステップと、
    前記第3取得ステップにおいて前記記憶部に記憶された前記第1属性情報に基づいて、前記第2取得ステップにおいて前記記憶部に記憶された前記複数人のユーザそれぞれの前記第2属性情報に共通する前記第1属性情報に対応する前記楽曲情報を決定する第1決定ステップと、
    前記第1決定ステップにおいて決定された前記楽曲情報を、前記表示部に運動映像が表示されるときに出力される楽曲の楽曲情報として決定する第2決定ステップと、
    前記表示部に運動映像が表示されるときに、前記第2決定ステップにおいて決定された前記楽曲情報に基づく楽曲を出力部から出力する出力ステップと、
    を前記コンピュータが実行し、
    前記判定ステップにおいて前記ユーザが複数人であると判定された場合、前記第1決定ステップにおいて、前記複数人のユーザそれぞれの前記第2属性情報で、少なくとも2つ以上、同一のものがある前記第2属性情報と一致する前記第1属性情報に対応する前記楽曲情報を前記コンピュータが決定することを特徴とする運動支援方法。
  12. 所定の身体部位を動作させる運動映像を、所定の表示部に表示させて運動を支援する運動支援装置として機能させるためコンピュータが実行するプログラムであって、
    前記コンピュータに
    運動動作を示すモーション情報を少なくとも1つ以上含むレッスン情報を取得して記憶部に記憶する第1取得ステップと、
    前記表示部に表示される運動に参加する複数人のユーザそれぞれの属性を示す第2属性情報を取得して記憶部に記憶する第2取得ステップと、
    楽曲配信システムで利用される楽曲を表す楽曲情報に対応付けられた前記楽曲の属性を示す第1属性情報を取得して記憶部に記憶する第3取得ステップと、
    前記表示部に表示される運動に参加するユーザが複数人であるか否かを判定する判定ステップと、
    前記第3取得ステップにおいて前記記憶部に記憶された前記第1属性情報に基づいて、前記第2取得ステップにおいて前記記憶部に記憶された前記複数人のユーザそれぞれの前記第2属性情報に共通する前記第1属性情報に対応する前記楽曲情報を決定する第1決定ステップと、
    前記第1決定ステップに決定された前記楽曲情報を、前記表示部に運動映像が表示されるときに出力される楽曲の楽曲情報として決定する第2決定ステップと、
    前記表示部に運動映像が表示されるときに、前記第2決定ステップにおいて決定された前記楽曲情報に基づく楽曲を出力部から出力する出力ステップと、
    を実行させ、
    前記判定ステップにおいて前記ユーザが複数人であると判定された場合、前記第1決定ステップにおいて、前記複数人のユーザそれぞれの前記第2属性情報で、少なくとも2つ以上、同一のものがある前記第2属性情報と一致する前記第1属性情報に対応する前記楽曲情報を前記コンピュータに決定させることを特徴とするプログラム。
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