JP5480268B2 - プロジェクタを備える情報処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プロジェクタを備える情報処理装置に関する。
ラップトップ型パーソナルコンピュータや携帯電話といった携帯型の情報処理装置は、典型的には、画像が表示される液晶ディスプレイを備える。特許文献1は、液晶ディスプレイに加えてプロジェクタを用いて画像を表示するラップトップ型パーソナルコンピュータを開示する。
特許文献1に開示されるラップトップ型パーソナルコンピュータは、液晶ディスプレイに画像を表示するとともに、プロジェクタから映像光を投射する。この結果、特許文献1のパーソナルコンピュータは、複数の視聴者に画像を好適に提供することができる。更に、特許文献1のパーソナルコンピュータは、必要に応じて、液晶ディスプレイのみを用いて、画像を提供することができる。
液晶ディスプレイを用いた大きな画像の表示は、必然的に、液晶ディスプレイの拡大を要求する。この結果、大きな画像を表示することができる情報処理装置は、比較的大きな製造コストを生じさせる。
特許文献1に開示されるラップトップ型パーソナルコンピュータは、液晶ディスプレイに加えて、プロジェクタを備えるため、同様に、比較的大きな製造コストを生じさせる。
特開平10−69328号公報
本発明は、比較的低い製造コストで製造され、且つ、所望の大きさの画像を表示することができる情報処理装置を提供することを目的とする。
本発明の一局面に係る情報処理装置は、筐体と、該筐体に取り付けられたプロジェクタと、前記筐体に取り付けられたスクリーンと、を備え、前記プロジェクタは前記スクリーンに光を投射することを特徴とする。
第1実施形態に係る情報処理装置として例示されるパーソナルコンピュータの概略的な斜視図である。 第1実施形態に係る情報処理装置として例示されるパーソナルコンピュータの概略的な斜視図である。 図1に示されるパーソナルコンピュータの概略的な側面図である。 図2に示されるパーソナルコンピュータの概略的な側面図である。 図2に示されるパーソナルコンピュータに適用された部分反射ミラーによって形成される光路を概略的に説明する図である。 図2に示されるパーソナルコンピュータに適用されたプリズム要素によって調整される光路を概略的に説明する図である。 第2実施形態に係る情報処理装置として例示されるパーソナルコンピュータの概略的な斜視図である。 図7に示されるパーソナルコンピュータが備える調整機構の概略的な斜視図である。 図8に示される調整機構の動作を概略的に示す図である。 図9に示される調整機構の動作によって調整された光路に沿う映像光によって画像を表示するパーソナルコンピュータの概略的な側面図である。 第3実施形態に係る情報処理装置として例示されるパーソナルコンピュータの概略的な斜視図である。 図11に示されるパーソナルコンピュータの光路調整を概略的に示す図である。 図12に示される光路調整を行う調整機構の模式図である。 図12に示される光路調整を行う他の調整機構の模式図である。 図14に示される調整機構の概略的な断面図である。 図13又は図14に示される調整機構による光路調整を概略的に示す図である。 第4実施形態に係る情報処理装置として例示されるパーソナルコンピュータの概略的な斜視図である。 第4実施形態に係る情報処理装置として例示されるパーソナルコンピュータの概略的な斜視図である。 第4実施形態に係る情報処理装置として例示されるパーソナルコンピュータの概略的な斜視図である。 図17乃至図19に示されるパーソナルコンピュータの支持機構を概略的に示す断面図である。 第5実施形態に係る情報処理装置として例示されるパーソナルコンピュータの概略的な斜視図である。 第6実施形態に係る情報処理装置として例示されるパーソナルコンピュータの概略的な斜視図である。 図22に示されるパーソナルコンピュータの第1筐体の概略的な斜視図である。 第7実施形態に係る情報処理装置として例示されるパーソナルコンピュータの概略的な斜視図である。 第8実施形態に係る情報処理装置として例示される携帯電話の概略的な斜視図である。
以下、本発明の一実施形態に係る情報処理装置が図面を参照して説明される。尚、以下に説明される実施形態において、同様の構成要素に対して同様の符号が付されている。また、説明の明瞭化のため、必要に応じて、重複する説明は省略される。図面に示される構成、配置或いは形状並びに図面に関連する記載は、単に、以下の実施形態の原理を容易に理解させることを目的とするものであり、以下の様々な実施形態を通じて説明される原理は、これらに何ら限定されるものではない。
(第1実施形態)
図1及び図2は、パーソナルコンピュータの概略的な外観斜視図である。本実施形態において、情報処理装置としてラップトップ型のパーソナルコンピュータが例示される。代替的に、携帯電話や、情報を処理することが可能な他の装置が情報処理装置として用いられてもよい。
パーソナルコンピュータ100は、略矩形板状の筐体110を備える。筐体110は、略矩形板状の第1筐体120と、第1筐体120に回動可能に取り付けられた第2筐体130とを含む。第1筐体120は、複数のキー121及びタッチパッド122が配設された略矩形状の上面123を含む。キー121及びタッチパッド122は、典型的なパーソナルコンピュータと同様であってもよい。使用者は、キー121及び/又はタッチパッド122を通じて、処理される情報をパーソナルコンピュータ100に入力することができる。本実施形態において、キー121及び/又はタッチパッド122は、処理される情報が入力される入力部として例示される。代替的に、使用者がパーソナルコンピュータに情報を入力するための他のインターフェースが入力部として用いられてもよい。本実施形態において、第1筐体120の上面123は、入力部が形成された入力面として例示される。
第1筐体120の上面123は、第2筐体130を回動可能に支持するための一対の略円筒形状の第1ヒンジ部124が形成された背面縁125を含む。第2筐体130は、第1ヒンジ部124に接続される略円筒形状の第2ヒンジ部134が形成された基端縁135を含む。第1ヒンジ部124及び第2ヒンジ部134に、例えば、シャフト(図示せず)が挿通される。第2筐体130は、シャフト周りに回動される。尚、第1筐体120と第2筐体130とを回動可能に接続するための構造は、典型的なラップトップ型コンピュータと同様であってもよい。第2筐体130は、第1筐体120に折り重ねられる第1位置(図1参照)と、第1筐体120から立設された第2位置(図2参照)との間で回動される。以下の説明において、第2位置に存する第2筐体130に対して、第1筐体120側に向かう方向は、正面側或いは正面方向と称される。正面側或いは正面方向に対して反対側或いは反対方向は、背面側或いは背面方向と称される。
第1筐体120は、キー121及び/又はタッチパッド122を通じて入力された情報を処理するための素子(例えば、電子回路)を収容する。第1筐体120内の素子は、典型的なパーソナルコンピュータと同様であってもよい。
パーソナルコンピュータ100は、筐体110に取り付けられたプロジェクタ140及びスクリーン150を備える。第1筐体120は、プロジェクタ140を支持する。第2筐体130は、スクリーン150を支持する。
第1筐体120の背面縁125に隣接するプロジェクタ140は、背面方向へ光(例えば、映像光)を投射する。第2筐体130が第2位置に存するとき、プロジェクタ140から照射された光は、最終的に、スクリーン150へ投射される。
第2筐体130は、略矩形の枠体である。スクリーン150は、第2筐体130の略矩形状の開口部を塞ぐように第2筐体130に張設される。スクリーン150は、第2筐体130が第1位置に存するときに第1筐体120の上面123に対向する第1面151と、第1面と反対側の第2面152とを含む。第2筐体130が第1位置に存するとき、第2面152はパーソナルコンピュータ100の上面の一部を形成する。このとき、第2筐体130及びスクリーン150は、第1筐体120の上面123を覆う。したがって、第2筐体130及びスクリーン150は、キー121を通じて、パーソナルコンピュータ100内への外来物(例えば、埃)の潜在的な進入からパーソナルコンピュータ100を保護するカバーとしての役割を担う。
上述の如く、スクリーン150は第1筐体120に回動可能に接続された第2筐体130に取り付けられる。したがって、第1筐体120に対するスクリーン150の傾斜角度は、適切に調整可能である。第2筐体130が第2位置に存するとき、第1筐体120に内蔵されたプロジェクタ140からの光はスクリーン150に適切に投射される。
パーソナルコンピュータ100は、第2筐体130に取り付けられた鏡機構160を備える。鏡機構160は、プロジェクタ140から背面方向に出射された光をスクリーン150の第2面152へ反射させる。
図3は、第1位置に存する第2筐体130を有するパーソナルコンピュータ100の概略的な側面図である。図4は、第2位置に存する第2筐体130を有するパーソナルコンピュータ100の概略的な側面図である。図1乃至図4を用いて、パーソナルコンピュータ100が更に説明される。
鏡機構160は、略矩形板状の支持板161と、支持板161によって支持される略矩形板状の鏡体162と、支持板161と第2筐体130とを接続するリンク機構163とを備える。第2筐体130が第1位置に存するとき、リンク機構163は、支持板161及び鏡体162をスクリーン150の第2面152に近接させる。第2筐体130が第2位置に存するとき、リンク機構163は、支持板161及び鏡体162をスクリーン150の第2面152から離間させる。
プロジェクタ140は、スクリーン150へ投射される光を生じさせる光源141と、光源141からの光を調整する光学素子群142と、光学素子群142を通過した光を変調し、例えば、画像を形成する変調素子143と、変調素子143を通過した光をスクリーンへ投射する投射レンズ144とを含む。光源141は、例えば、発光ダイオード、半導体レーザ又は半導体レーザ励起固体レーザを含む。本実施形態において、光源141は特定波長の光成分(例えば、赤の色相を有する赤色光成分、緑の色相を有する緑色光成分及び青の色相を有する青色光成分)を有する光を出射する。光学素子群142は、例えば、光源141が出射した光の光路や光束径を調整する。変調素子143は、例えば、所望の画像を形成するための液晶素子であってもよい。変調素子143を通過した光は、映像光として投射レンズ144から第1筐体120外へ出射される。
第1筐体120は、上述の上面123に加えて、上面123と反対側の底面126と、上面123と底面126との間の周面を含む。第1筐体120の周面は、背面側に現れる背面壁127と、背面壁127と反対側の正面壁128と、背面壁127と正面壁128との間の一対の側面壁129とを含む。本実施形態において、投射レンズ144は、第1筐体120の背面壁127の略中央位置で露出する。
第2筐体130の外縁は、上述の基端縁135に加えて、基端縁135と反対側の先端縁136と、基端縁135の両端部と先端縁136の両端縁とをそれぞれ接続する一対の側縁137とを含む。本実施形態において、鏡機構160のリンク機構163は、基端縁135と交わる側縁137の端部に回動可能に接続される基端部を有する第1リンク棒164と、第1リンク棒164から離間した位置で側縁137に回動可能に接続される基端部を有する第2リンク棒165とを含む。第1リンク棒164の先端部及び第2リンク棒165の先端部それぞれは、支持板161の側縁166の端部に回動可能に接続される。かくして、支持板161に接続された鏡体162は、スクリーン150から離接される。
本実施形態において、リンク機構163は、第1リンク棒164と第2リンク棒165とを含む。代替的に、リンク機構163は、支持板161及び鏡体162をスクリーン150から自動的或いは手動式に離接させることができる任意のリンク要素を含んでもよい。
第2筐体130が第2位置に配設されるとき、支持板161及び鏡体162は、第2筐体130から背面側に離間した位置に配設される。プロジェクタ140は、投射レンズ144から、支持板161の略中央に取り付けられた鏡体162に向けて映像光を出射する。図4において、プロジェクタ140から出射された光は、光線B1及びB2として示されている。図4において、下方に位置する光線B1は、鏡体162によってスクリーン150の第2面152へ反射され、スクリーン150上で、映像の下縁を表現する。また、図4において、上方に位置する光線B2は、鏡体162によってスクリーン150の第2面152へ反射され、スクリーン150上で、映像の上縁を表現する。
投射レンズ144からスクリーン150の間で十分に長い光路が確保されるように、リンク機構163は、鏡体162とスクリーン150との間の距離を決定する。また、スクリーン150上の映像の歪みができる限り抑制されるように、リンク機構163は、スクリーン150の第2面152に対する鏡体162の反射面の角度を決定する。
スクリーン150は、第2面152に投射された映像光を第1面151に透過させる。かくして、使用者は、正面側からスクリーン150の第1面151に映し出された映像を観察することができる。必要に応じて、スクリーン150は、特定の波長の光成分を特異的に透過させてもよい。例えば、プロジェクタ140の光源141が、赤色光成分、緑色光成分及び青色光成分を有する光(映像光)を出射するとき、スクリーン150は、赤色光成分、緑色光成分及び青色光成分を他の色相を有する光成分よりも多く透過させてもよい。この結果、使用者は、より鮮明な映像を観察することができる。
図5は、鏡体162として、部分反射ミラーが適用されたパーソナルコンピュータ100の概略的な側面図である。
図4に示される全反射ミラーが適用された鏡体162に代えて、部分反射ミラーが鏡体162として用いられてもよい。投射レンズ144から鏡体162に到達した光の一部は反射され、スクリーン150の第2面152へ向かう第1光路を形成する。投射レンズ144から鏡体162に到達した光の他の部分は、鏡体162を透過し、鏡体162の背面側で第2光路を形成する。第2光路を形成する光は、パーソナルコンピュータ100の背面側に配設された壁部Wに投射される。かくして、スクリーン150の正面側に存する使用者以外の人も壁部Wに投射された映像を観察することができる。
図6は、スクリーン150の概略的な断面図である。図4及び図6を用いて、鏡機構160が更に説明される。
プロジェクタ140の投射レンズ144から出射された光の光路を調整する鏡機構160は、必要に応じて、プリズム要素を備えてもよい。本実施形態において、プリズム要素として、三角プリズム167が用いられている。
図4に示される如く、鏡体162によって反射された上方の光線B2は、下方の光線B1と較べて、スクリーン150の第2面152に対する入射角が大きい。第2面152に対する大きな入射角は、使用者に知覚されない光の量の増大(即ち、損失の増大)を招来する。図6に示される如く、スクリーン150の第2面152に配設された三角プリズム167によって、第2面152の法線方向に光線B2が反射及び/又は屈折される結果、上述の光量損失が低減される。三角プリズム167の下方の斜面168に入射された光線Bは屈折され、スクリーン150の第2面152に対する入射角が低減される。その後、光線Bは、三角プリズム167の上方の斜面169によって反射され、スクリーン150の第2面152に対する入射角が更に低減される。かくして、スクリーン150の第2面152に対する光線Bの入射角は好適に低減される。
複数の三角プリズム167は、スクリーン150の第2面152上に連設されてもよい。代替的に、複数の三角プリズム167は、所望の間隔をおいてスクリーン150の第2面152上に配設されてもよい。スクリーン150の第2面152には、略同形状及び/又は略同大の断面を有する複数の三角プリズム167が配設されてもよい。代替的に、スクリーン150の第2面152の三角プリズム167の形状及び/又は大きさは互いに異なっていてもよい。例えば、図4に示される光線B2に対応する三角プリズム167は、光線B1に対応する三角プリズム167よりも大きな角度で光線B2を屈折及び/又は反射させてもよい。
プリズム要素として、スクリーン150の第2面152へ向かう光の入射角を低減させるように、光の光路を変化させる他の光学要素が用いられてもよい。例えば、屈折のみを行い光線Bの入射角度を変更する光学要素や、反射のみを行い光線Bの入射角度を変更する光学要素がプリズム要素として用いられてもよい。
図1乃至図5に関連して説明されたパーソナルコンピュータ100は、カバー及び表示面として機能するスクリーン150が筐体110に取り付けられるので、液晶パネルが不要である。また、スクリーン150及びプロジェクタ140が一体的に持ち運びされるので、利便性の高いパーソナルコンピュータ100の取り扱いが達成される。鏡体162は、比較的狭い空間内で、長い光路を確保するので、小型のパーソナルコンピュータ100が提供される。また、鏡体162に部分反射ミラーが用いられる場合、パーソナルコンピュータ100の背面側に存する物体(例えば、図5に示される壁部W)に映像を投射することができる。この結果、パーソナルコンピュータ100と背面側の物体との間の距離を調整することにより、所望の大きさの映像が複数の人に提示されることとなる。したがって、パーソナルコンピュータ100は、鏡体162の大きさに制約されることなく、大きな映像を表示することもできる。プロジェクタ140の光源141として用いられる発光ダイオード、半導体レーザ又は半導体レーザ励起固体レーザは、プロジェクタ140の小型化に貢献する。また、これらの種類の光源141は、プロジェクタ140の高輝度化にも貢献する。かくして、パーソナルコンピュータ100の小型化及び高輝度化が好適に達成される。
(第2実施形態)
図7は、第2実施形態に係る情報処理装置として例示されるパーソナルコンピュータの概略的な斜視図である。第1実施形態と同様の要素に対して、同様の符号が割り当てられている。図7を参照しつつ、第1実施形態との相違点が説明される。本実施形態において、プロジェクタの保持方法が第1実施形態と主に相違する。尚、以下において説明されない要素に対し、第1実施形態に係る説明が好適に援用される。
第2実施形態のパーソナルコンピュータ100Aは、第1実施形態のパーソナルコンピュータ100と同様に、第1筐体120Aと第2筐体130Aとを備える。第2筐体130Aは、基端縁135から第1筐体120A内へ突出する一対の突出片138を含む。突出片138は、第1筐体120A内部に配設されたシャフトに連結される。シャフトは、第1筐体120Aの背面壁127に沿って延びる。第2筐体130Aは、第1筐体120A内のシャフト周りに、第1位置と第2位置との間で回動する。
本実施形態において、第2筐体130Aは、突出片138を用いて、第1筐体120A内のシャフトに接続される。代替的に、第2筐体130Aを第1筐体120A内のシャフトに接続させる他の接続構造が、第1筐体120Aと第2筐体130Aとの間の接続に適用されてもよい。
パーソナルコンピュータ100Aは、プロジェクタ140Aを備える。プロジェクタ140Aは、第1実施形態のプロジェクタ140と略同位置において第1筐体120Aに取り付けられる。第1実施形態のプロジェクタ140が第1筐体120に対して固定的に取り付けられているのに対し、第2実施形態のプロジェクタ140Aは、第1筐体120Aに対して回動可能に取り付けられる。本実施形態において、プロジェクタ140Aの回動は、第2筐体130Aの回動に連動される。
図8は、プロジェクタ140Aと、第1筐体120Aに対する第2筐体130Aの回動に合わせて、プロジェクタ140からの光の光路を調整する調整機構とを概略的に示す斜視図である。図7及び図8を用いて、調整機構が説明される。
パーソナルコンピュータ100Aは、第1筐体120A内で形成された調整機構170を備える。調整機構170は、第1筐体120Aの背面壁127に沿って延びるシャフト171を含む。上述の如く、第2筐体130Aは、突出片138を介して、シャフト171に接続される。シャフト171は、第2筐体130Aの第1位置と第2位置との間での回動に従って一体的に回転する。シャフト171の両端部は、第1筐体120Aの側面壁129に回転可能に接続されてもよい。
プロジェクタ140Aは、略直方体形状の外殻体145を備える。外殻体145は、スクリーン150に投射される光を生成する光学要素(例えば、図3及び図4に関連して説明された光源141、光学素子群142、変調素子143及び投射レンズ144)を収容する。外殻体145は、第1筐体120Aの一対の側面壁129にそれぞれ対向する一対の外殻側壁146を備える。
シャフト171は、一対の外殻側壁146にそれぞれ接続される第1シャフト172及び第2シャフト173を含む。一列に整列された第1シャフト172及び第2シャフト173は、回動可能に外殻体145を回動可能に支持する。したがって、シャフト171は外殻体145内に挿通されることなく、外殻体145と接続される。かくして、シャフト171と外殻体145内に作り出される光路との間の干渉が好適に抑制される。尚、後述されるように、プロジェクタ140Aは、シャフト171周りに回動される。第1シャフト172と外殻側壁146との接続点と、第2シャフト173と外殻側壁146との接続点とを結ぶ直線上に投射レンズ144(図3及び/又は図4参照)の主点が位置するように、第1シャフト172及び第2シャフト173と、外殻体145との間の接続位置が決定される。この結果、投射レンズ144は、投射レンズ144の光軸と直交し、且つ、投射レンズ144の光軸との交点を主点とする回転軸周りに回転することとなる。
調整機構170は、シャフト171に挿通されたリング部材174を備える。リング部材174は、シャフト171に一体的に取り付けられる。したがって、シャフト171の回転とともにリング部材174は回転する。尚、リング部材174の回転は、上述のプロジェクタ140Aの回動とは独立になされる。本実施形態において、リング部材174は、第1ピン175を含む。リング部材174の周面から突出する第1ピン175は、第2筐体130Aの回動軸として用いられるシャフト171周りに周回する周回要素として例示される。
外殻体145は、外殻側壁146から突出する第2ピン147を含む。リング部材174の回転に伴ってシャフト171周りに周回する第1ピン175は、第2ピン147に接触する。リング部材174が更に回転すると、第1ピン175は第2ピン147を介して、プロジェクタ140を押し上げる。この結果、プロジェクタ140はシャフト171周りに回転する。
図9は、図8に示されたプロジェクタ140Aの概略的な側面図(図7に示されるA−A線方向からの側面図)である。図7乃至図9を用いて、調整機構170とプロジェクタ140Aとの間の連動が更に説明される。図9の上図は、第2筐体130Aが第1位置に存するときの調整機構170を概略的に示す。図9の中央の図は、プロジェクタ140Aが回動を開始するときの調整機構170を示す。図9の下図は、第2筐体130Aが第1筐体120Aに対して更に回動されたときの調整機構170を示す。
第2筐体130Aが第1位置に存するとき、リング部材174の第1ピン175は、下方に向けて突出する。第2筐体130Aの回動に伴って、シャフト171が90°回転されると(即ち、第2筐体130Aが第1筐体120Aに対して直立されると)、第1ピン175は、プロジェクタ140Aの第2ピン147に当接する。第1筐体120Aと第2筐体130Aとの間の挟角が鈍角となるように第2筐体130Aが第1筐体120Aに対して更に回動されると、第1ピン175は第2ピン147を介して、プロジェクタ140Aを押し上げる。この結果、プロジェクタ140Aはシャフト171を中心に回動する。かくして、第1筐体120Aに対して直立された第2筐体130Aが更に背面方向に向けて回動に連動してプロジェクタ140Aは第1筐体120Aに対して回動することとなる。
図10は、図9の下図に示されるプロジェクタ140Aを備えるパーソナルコンピュータ100Aの概略的な側面図である。図9及び図10を用いて、第2筐体130Aとプロジェクタ140Aとの連動が説明される。
第2筐体130Aとプロジェクタ140Aとの連動によって第1筐体120Aに対して直立した直立位置から背面方向に第2筐体130Aが回動される間、鏡体162に対する光(投射レンズ144から出射される光線B1及び光線B2)の入射角度が略一定に保たれるように、第1ピン175及び第2ピン147の位置及び/又は長さが決定される。また、投射レンズ144から出射される光線B1及び光線B2の入射角度が略一定であるので、鏡体162による反射角度も略一定に保たれる。
第1筐体120Aに対して直立した直立位置から背面方向に第2筐体130Aが回動される間、鏡体162とスクリーン150との間の位置関係は略一定に保たれる。したがって、スクリーン150の第2面152に対する反射光(鏡体162によって反射された光線B1及び光線B2)の入射角度も略一定に保たれる。かくして、使用者のスクリーン150の角度の調整は、スクリーン150上の映像の質にほとんど影響を与えない。
本実施形態において、第2筐体130A及びスクリーン150が直立位置に存するときスクリーン150上の映像の歪みが最小化されるように、鏡体162及びプロジェクタ140Aが調整されることが好ましい。上述の如く、使用者のスクリーン150の角度の調整の間、スクリーン150上の高い品質の映像が維持される。
直立位置より正面側に傾斜したスクリーン150の角度は、一般的に、映像の観察に好ましくない。したがって、第1ピン175が第2ピン147に接触されていないならば、プロジェクタ140Aは、光の出射を停止してもよい。
本実施形態において、第2筐体130Aが直立位置に存するとき、第1ピン175と第2ピン147とが接触する。代替的に、使用者がスクリーン150の映像を観察することができるならば、第2筐体130Aが直立位置よりも第1筐体120Aに対して、所定角度で背面方向或いは正面方向に傾斜されたときに第1ピン175と第2ピン147とが接触してもよい。
(第3実施形態)
図11は、第3実施形態に係る情報処理装置として例示されるパーソナルコンピュータの概略的な斜視図である。図12は、第3実施形態に係るパーソナルコンピュータの光路調整を概略的に説明する模式図である。第1実施形態及び/又は第2実施形態と同様の要素に対して、同様の符号が割り当てられている。図11及び図12を参照しつつ、第1実施形態及び/又は第2実施形態との相違点が説明される。尚、以下において説明されない要素に対し、第1実施形態及び/又は第2実施形態に係る説明が好適に援用される。
図11に示されるように、第3実施形態に係るパーソナルコンピュータ100Bは、第2実施形態のパーソナルコンピュータ100Aと同様の第1筐体120A及び第2筐体130Aを備える。第1筐体120A及び第2筐体130Aは、第2実施形態に関連して説明された接続構造よって適切に接続される。パーソナルコンピュータ100Bは、プロジェクタ140Bを備える。第1筐体120A中のプロジェクタ140Bの配設位置は、第1実施形態及び第2実施形態に関連して説明されたプロジェクタ140,140Aと同様である。
図12の左図は、直立位置に存する第2筐体130Aを示す。図12の右図は、直立位置から更に背面方向に向けて傾斜された第2筐体130Aを示す。プロジェクタ140Bは、第1実施形態及び第2実施形態に関連して説明されたプロジェクタ140,140Aと同様に投射レンズ144を備える。本実施形態において、投射レンズ144の光軸OAと投射レンズ144から出射される光(光線B1及び光線B2)の光路との間の角度は、第2筐体130Aの傾斜角度に応じて調整される。投射レンズ144の光軸OAと光線B1,B2の光路との間の角度は、第2筐体130Aが直立位置から背面方向に所定角度傾斜される間、鏡体162への光線B1,B2の入射角度が略一定に保たれるように調整される。この結果、第2筐体130Aの傾斜角度に依存せず、高い品質の映像(例えば、歪みの少ない映像)がスクリーン150に表示される。
図13は、図12に関連して説明された光路調整を行う調整機構を概略的に説明する模式図である。図11乃至図13を用いて、調整機構が説明される。
調整機構170Bは、第2筐体130Aの突出片138が一体的に接続されるシャフト171Bを備える。シャフト171Bの端部は、第2実施形態に関連して説明されたシャフト171とは異なり、シャフト171Bの回転角度を検出するエンコーダ176に接続される。
調整機構170Bは、エンコーダ176に加えて、ステッピングモータ177を備える。ステッピングモータ177はエンコーダ176に電気的に接続される。エンコーダ176から出力されるシャフト171Bの回転角度に応じて、ステッピングモータ177は回転する。
調整機構170Bは、プロジェクタ140Bの投射レンズ144が載置されるステージ178を備える。ステージ178は、ステッピングモータ177に機械的に接続される。ステッピングモータ177の回転に応じて、ステージ178は上下動する。
プロジェクタ140Bは、投射レンズ144に加えて、第1実施形態及び第2実施形態に関連して説明されたプロジェクタ140,140Aと同様に、光源141、光学素子群142及び変調素子143を備える。光源141から変調素子143の間で規定される光路は、ステージ178の上下動によって変動しない。
図14及び図15は、投射レンズ144を上下動させる他の調整機構を概略的に説明する模式図である。図14は、プロジェクタ140Bを側方から見た模式図である。図15は、調整機構を正面側から見た模式図である。図11,図14及び図15を用いて、調整機構が説明される。
調整機構170bは、第2筐体130Aの突出片138が一体的に接続されるシャフト171bを備える。調整機構170bは、第2実施形態に関連して説明されたリング部材174を備える。第1ピン175を含むリング部材174は、プロジェクタ140Bに隣接するようにシャフト171bの端部に取り付けられる。
図14及び図15に示される調整機構170bが用いられるとき、プロジェクタ140Bは、外殻体145bを備える。外殻体145bは、上側外殻体148と、上側外殻体148の下方に配設される下側外殻体149とを含む。外殻体145bは、上側外殻体148と下側外殻体149とを接続する第1弾性部材241を含む。第1弾性部材241は、上側外殻体148と下側外殻体149とを近接させるように、上側外殻体148及び/又は下側外殻体149を付勢する。
上側外殻体148は、リング部材174の上方で突出するリブ248を含む。リブ248は、上側外殻体148の上縁に沿って延びる。シャフト171bが回転し、第1ピン175が上方に周回すると、第1ピン175は、リブ248に接触する。この結果、上側外殻体148は上方に押し上げられ、下側外殻体149から離間する。シャフト171bが回転し、第1ピン175が下方に周回すると、第1ピン175は、リブ248から離間する。この結果、第1弾性部材241は上側外殻体148を下側外殻体149に接近させる。
外殻体145bは、第2実施形態に関連して説明された外殻体145と同様に、光源141、光学素子群142、変調素子143や投射レンズ144といった光学要素を収容する。図15には、外殻体145bに収容された投射レンズ144が示されている。外殻体145bは、投射レンズ144を支持する第2弾性部材242を備える。第2弾性部材242は、投射レンズ144を上側外殻体148に向けて付勢する。
上述の如く、第1ピン175によって上側外殻体148が下側外殻体149から離間すると、第2弾性部材242は投射レンズ144を上方に押し上げる。第1ピン175が下方に周回すると、第1弾性部材241は、上側外殻体148とともに投射レンズ144を押し下げる。尚、光源141から変調素子143の間で規定される光路は、投射レンズ144の上下動からは独立している。
本実施形態において、図13乃至図15に関連して説明されたような電気的及び/又は機械的な機構を用いて、投射レンズ144が上下動される。尚、投射レンズ144を上下動させるための他の電気的及び/又は機械的な構造が調整機構170B,170bに適用されてもよい。
図16は、図13乃至図15に関連して説明された調整機構170B,170bによって動作されるプロジェクタ140Bの光学要素を示す概略的な側面図である。図16の上図は、光源141と変調素子143との間で形成される光路に対して離間した投射レンズ144を示す。図16の下図は、光源141と変調素子143との間で形成される光路に対して近接した投射レンズ144を示す。図11乃至図16を用いて、光源141と変調素子143との間で形成される光路と投射レンズ144との間の距離と、投射レンズ144から出射される光線との間の関係が説明される。
上述の如く、プロジェクタ140Bは、光源141、光学素子群142、変調素子143及び投射レンズ144を備える。第1実施形態及び第2実施形態と同様に、変調素子143は、映像信号を処理するビデオ回路の制御下で、映像光として投射される画像を形成する。また、光源141は、変調素子143に向けて光を出射し、光路OPを形成する。光源141からの光は、光学素子群142を通じて調整され、変調素子143へ到達する。変調素子143は、光源141からの光を変調する。変調素子143を透過した光(映像光)は、投射レンズ144に到達する。投射レンズ144は、透過光(映像光)を拡大して出射する。
上述の如く、調整機構170B,170bは、投射レンズ144を上下動させる。この結果、光路OPと投射レンズ144の光軸OAとの間の鉛直方向の距離(変調素子143と光軸OAとの間の距離)が増減する。光路OPと光軸OAとの間の距離が大きいとき(図16の上図参照)、投射レンズ144から出射される光線Bと光軸OAとの間の挟角は大きくなる。光路OPと光軸OAとの間の距離が小さいとき(図16の下図参照)、投射レンズ144から出射される光線Bと光軸OAとの間の挟角は小さくなる。したがって、調整機構170B,170bが、第1筐体120Aに対して回動される第2筐体130Aの傾斜角度に応じて、光軸OAと光路OPとの間の距離を適切に調整する結果、スクリーン150の第2面152への入射角度が略一定に保たれる。
本実施形態において、投射レンズ144の上下動により、光軸OAと光路OPとの間の距離の調整が達成される。投射レンズ144の上下動は、好ましくは、投射レンズ144の像側の主点と、スクリーン150の回動中心(例えば、シャフト171B,171b)とが一致する位置から開始される。代替的に、光路OPを規定する光源141、光学素子群142及び/又は変調素子143を一体的に上下動させてもよい。
(第4実施形態)
図17は、第4実施形態に係る情報処理装置として例示されるパーソナルコンピュータの概略的な斜視図である。第1実施形態及び/又は第3実施形態と同様の要素に対して、同様の符号が割り当てられている。図17を参照しつつ、第1実施形態及び/又は第3実施形態との相違点が説明される。尚、以下において説明されない要素に対し、第1実施形態及び/又は第3実施形態に係る説明が好適に援用される。
第4実施形態のパーソナルコンピュータ100Cは第1筐体120Cと、第2筐体130とを備える。第1筐体120Cと第2筐体130との間の接続に対して、第1実施形態に関連して説明された構造が好適に適用される。
パーソナルコンピュータ100Cは、第1筐体120Cに収容されたテーブル180と、テーブル180を第1筐体120Cから露出させるイジェクト機構とを備える。図17において、テーブル180は、第1筐体120Cの右側の側面壁129に現れる。CDやDVDといった記憶媒体が載置されるテーブルを出没させるための既知の機構が、イジェクト機構に適用可能である。
使用者は、例えば、第1筐体120Cの右側の側面壁129に設けられたボタン181を押圧し、テーブル180を第1筐体120Cから露出させることができる。代替的に、使用者は、テーブル180を第1筐体120C外に露出させるために、パーソナルコンピュータ100Cを操作し、テーブル180を第1筐体120Cから露出させるためのプログラムを起動してもよい。
図18は、第1筐体120C外に露出されたテーブル180を備えるパーソナルコンピュータ100Cの概略的な斜視図である。図18を用いて、パーソナルコンピュータ100Cが更に説明される。
パーソナルコンピュータ100Cは、テーブル180上に取り付けられたプロジェクタ140Cと、第2筐体130の背面側に設けられた鏡機構160Cとを備える。本実施形態において、テーブル180の上面182は、プロジェクタ140Cを支持する支持面として例示される。鏡機構160Cと第2筐体130との間の接続は、第1実施形態に関連して説明された構造により達成される。
プロジェクタ140Cは、第2筐体130の背面側に設けられた鏡機構160Cに向けて光(光線B)を照射する。本実施形態において、プロジェクタ140C内で形成される光路OPに対して、プロジェクタ140Cから鏡機構160Cに向けて出射される光線Bは水平方向に傾斜している。光線Bの傾斜は、第3実施形態に関連して説明された原理に基づき、好適に調整される。
プロジェクタ140Cは、第1実施形態乃至第3実施形態に関連して説明されたプロジェクタ140,140A,140Bと同様に、光源141、光学素子群142、変調素子143及び投射レンズ144を備える(例えば、図16参照)。光路OPと投射レンズ144の光軸OAとの間の水平方向の距離が調整されることにより、光線Bの傾斜角度が適切に決定される。
プロジェクタ140Cは、外殻体145Cを備える。外殻体145Cは、投射レンズ144を収容する第1外殻体243と、光源141、光学素子群142及び変調素子143を収容する第2外殻体244とを備える。本実施形態において、第1外殻体243は、テーブル180の上面182に対して上下動するように取り付けられる。一方、第2外殻体244は、テーブル180の上面に対して安定的に取り付けられる。
図19は、第1位置に存する第2筐体130を備えるパーソナルコンピュータ100Cの概略的な斜視図である。図19を参照しつつ、パーソナルコンピュータ100Cが更に説明される。
鏡機構160Cは、支持板161C、鏡体162C及びリンク機構163を備える。本実施形態において、テーブル180は、上述の如く、第1筐体120Cの右側の側面壁129から突出するので、鏡体162Cは、支持板161Cの右端近傍で支持される。テーブル180が第1筐体120Cの左側の側面壁129から突出するならば、鏡体162Cは、好ましくは、支持板161Cの左端近傍で支持される。
図20は、第1外殻体243を支持する支持機構を概略的に示す断面図である。図20の上図は、第1筐体120Cから露出したテーブル180を備えるパーソナルコンピュータ100Cを概略的に示す。図20の下図は、第1筐体120Cに収容される方向へ移動するテーブル180を備えるパーソナルコンピュータ100Cを概略的に示す。図18乃至図20を用いて、支持機構が説明される。
パーソナルコンピュータ100Cは、投射レンズ144を収容する第1外殻体243を、テーブル180と協働して弾性的に支持する支持機構190を備える。支持機構190は、テーブル180の上面182と第1外殻体243との間に配設される。上述のイジェクト機構が第1筐体120C外へテーブル180を露出させると、第1外殻体243を上方へ付勢する支持機構190は、第1外殻体243をテーブル180の上面182から離間させる。
第1筐体120Cは、テーブル180を収容するための開口部221の上側境界を規定する上縁部222を含む。第1外殻体243は、開口部221及び/又は上縁部222に対向する傾斜面245を含む。テーブル180が第1筐体120C内へ収容される方向へ移動するとき、傾斜面245は第1筐体120Cの上縁部222に接触する。傾斜面245と上縁部222との間の接触は、支持機構190の圧縮を引き起こす。この結果、第1外殻体243は、テーブル180の上面182に接近し、第1外殻体243は第1筐体120C内に適切に収容される。第1外殻体243内で安定的に支持された投射レンズ144は、第1外殻体243の上下動に応じて、テーブル180に対して離接する。
上述の如く、鏡体162Cは、第1筐体120Cに対して上方に位置する第2筐体130に接続される。したがって、投射レンズ144から出射される光線Bは、プロジェクタ140C内で作り出される光路OPに対して上方に傾斜する。テーブル180が第1筐体120C外へ露出されたときの第1外殻体243とテーブル180の上面182との間の距離は、投射レンズ144から出射された光線Bが鏡体162へ向かうように適切に定められる。
支持機構190に対して、投射レンズ144を上下動可能に支持する他の機構が適用されてもよい。例えば、投射レンズ144を支持する支持台と支持台を上下動させる駆動源とを含む機構が支持機構190に適用されてもよい(例えば、図13参照)。駆動源は、例えば、パーソナルコンピュータ100Cのイジェクト機構の動作及び第2筐体130の回動に伴って送信される制御信号に従って、投射レンズ144を上下動させてもよい。
(第5実施形態)
図21は、第5実施形態に係る情報処理装置として例示されるパーソナルコンピュータの概略的な斜視図である。第1実施形態と同様の要素に対して、同様の符号が割り当てられている。図21を参照しつつ、第1実施形態との相違点が説明される。また、以下において説明されない要素に対し、第1実施形態に係る説明が好適に援用される。
第5実施形態のパーソナルコンピュータ100Dは、第1筐体120Dと、第2筐体130Dとを備える。第1筐体120Dは、キー121やタッチパッド122を介して入力された情報を処理するための素子を収容する本体部223と、本体部223に没入された没入位置と本体部223から突出された突出位置との間で変位するロッド224とを含む。本実施形態において、キー121やタッチパッド122が配設された本体部223の上面123は入力面として例示される。
ロッド224は、第2筐体130Dを回動可能に支持する支持端225と、支持端225と反対側の基端とを含む。ロッド224の基端は、第1筐体120D内に常に収容されている。支持端225は、第2筐体130Dの基端縁135と交差する側縁137の端部に接続される。第2筐体130Dは、基端縁135と交差する側縁137の端部から突出する略円柱形状の突起部139を備える。支持端225には、突起部139と相補的な開口部が形成される。突起部139が支持端225の開口部に嵌入され、第2筐体130Dは、支持端225に回動可能に接続される。
使用者は、ロッド224を没入位置に変位させた後、第2筐体130Dを第1位置に向けて回動してもよい。この結果、パーソナルコンピュータ100Dは、適切に折り畳まれる。
第1筐体120Dには、プロジェクタ140が取り付けられる。プロジェクタ140の配置は、第1実施形態と同様である。使用者は、ロッド224を突出位置に変位させた後、第2筐体130Dを第2位置に向けて回動してもよい。この結果、プロジェクタ140から出射された映像光が第2筐体130Dに取り付けられたスクリーン150の第1面151全体に広がるための十分な長さの距離が確保される。
本実施形態において、スクリーン150は、好ましくは、特定の波長の光成分を特異的に反射させる。例えば、プロジェクタ140の光源141が、赤色光成分、緑色光成分及び青色光成分を有する光(映像光)をスクリーン150の第1面151に向けて投射するとき、スクリーン150は、赤色光成分、緑色光成分及び青色光成分を他の色相を有する光成分よりも多く反射させてもよい。この結果、使用者は、より鮮明な映像を観察することができる。
本実施形態のパーソナルコンピュータ100Dは、第1実施形態乃至第4実施形態に関連して説明されたパーソナルコンピュータ100,100A,100B,100Dと異なり、鏡機構160,160Cを用いることなく、画像をスクリーン150に表示することができる。したがって、比較的少ない数の部品を用いて、パーソナルコンピュータ100Dは製造される。このことは、製造コストの低廉化に寄与する。更に、使用者は本体部223からのロッド224の突出量を変更し、スクリーン150上の画像の大きさを調整することができる。
(第6実施形態)
図22は、第6実施形態に係る情報処理装置として例示されるパーソナルコンピュータの概略的な斜視図である。第5実施形態と同様の要素に対して、同様の符号が割り当てられている。図22を参照しつつ、第5実施形態との相違点が説明される。尚、以下において説明されない要素に対し、第5実施形態に係る説明が好適に援用される。
第6実施形態のパーソナルコンピュータ100Eは、第1筐体120Eと第2筐体130Eとを備える。第2筐体130Eは、第5実施形態と同様に、ロッド224を介して、第1筐体120Eに回動可能に接続される。
第2筐体130Eには、スクリーン150Eが取り付けられる。スクリーン150Eは、左右一対のロッド224間に位置する第1スクリーン153と、第1スクリーン153の右側に隣接する第2スクリーン154と、第1スクリーン153の左側に隣接する第3スクリーン155とを含む。
第2筐体130Eは、第1スクリーン153が取り付けられる第1フレーム231と、第2スクリーン154が取り付けられる第2フレーム232と、第3スクリーン155が取り付けられる第3フレーム233とを含む。第1フレーム231は、左右一対のロッド224によって直接的に支持される。第1フレーム231は、ロッド224の支持端225に回動可能に接続される。
パーソナルコンピュータ100Eは、プロジェクタ140Eを備える。プロジェクタ140Eは、第1筐体120Eの右側の側面壁129に隣接して配設される第1プロジェクタ246と、第1筐体120Eの左側の側面壁129に隣接して配設される第2プロジェクタ247とを含む。第2筐体130Eが第2位置に存するとき、第1スクリーン153と第2スクリーン154との境界BL1及び/又は第1スクリーン153と第3スクリーン155との境界BL2は、プロジェクタ140Eから投射される光の投射領域の高さ寸法を規定する。
第2フレーム232は、例えば、ヒンジ要素(図示せず)を介して、第1フレーム231に回動可能に接続される。第1フレーム231と第2フレーム232との間のヒンジ要素は、スクリーン150Eの第2面152側に回動軸RA1を定める。第2フレーム232は、第1スクリーン153と第2スクリーン154との間の境界BL1に沿う回動軸RA1周りに背面方向に回動される。この結果、第2スクリーン154は、第1スクリーン153の背面側に折り重ねられる。
第3フレーム233は、第2フレーム232と同様に、ヒンジ要素(図示せず)を介して、第1フレーム231に回動可能に接続される。第1フレーム231と第3フレーム233との間のヒンジ要素は、スクリーン150Eの第1面151側に回動軸RA2を定める。第2フレーム232は、第1スクリーン153と第3スクリーン155との間の境界BL2に沿う回動軸RA2周りに正面方向に回動される。この結果、第3スクリーン155は、第1スクリーン153の正面側に折り重ねられる。
第2スクリーン154及び/又は第3スクリーン155は、他の構造を用いて、第1スクリーン153に折り重ねられてもよい。例えば、第2フレーム232及び/又は第3フレーム233は、レール構造によって、第1フレーム231に接続されてもよい。使用者は、第2フレーム232及び/又は第3フレーム233を第1フレーム231に対して、正面方向又は背面方向にずらした後、第2フレーム232及び/又は第3フレーム233を第1フレーム231に向けて移動させてもよい。この結果、第2スクリーン154及び/又は第3スクリーン155は、第1スクリーン153に適切に重ねられる。
使用者は、上述の如く、第1スクリーン153に対して、第2スクリーン154及び第3スクリーン155を重ねた後、ロッド224を第1筐体120E内に没入させてもよい。その後、使用者は、第2筐体130Eを第1位置に向けて回動させてもよい。この結果、パーソナルコンピュータ100Eは適切に折り畳まれる。このとき、スクリーン150Eは、カバーとしての役割を担ってもよい。したがって、第1スクリーン153、第2スクリーン154及び第3スクリーン155それぞれは、好ましくは、第1筐体120Eの上面123の面積と略等しい面積とされる。
使用者が、ロッド224を第1筐体120Eから突出させた後、第2筐体130Eを展開すると、スクリーン150Eは、プロジェクタ140Eからの映像光を映像として表示するための表示領域を提供する。第1プロジェクタ246は、第2スクリーン154と第1スクリーン153の右側領域に映像光IL1を投射する。第2プロジェクタ247は、第3スクリーン155と第1スクリーン153の左側領域に映像光IL2を投射する。本実施形態において、第1プロジェクタ246からの映像光IL1は、第2スクリーン154及び第1スクリーン153の一部分に投射される第1光として例示される。第2プロジェクタ247からの映像光IL2は、第3スクリーン155及び第1スクリーン153の他の部分に投射される第2光として例示される。かくして、第1プロジェクタ246及び第2プロジェクタ247は、第2スクリーン154、第3スクリーン155及びこれらの間に配設される第1スクリーン153に適切に映像光IL1,IL2を投射することができる。
第1筐体120Eは、第1プロジェクタ246を支持する略L字型の第1アーム226と、第2プロジェクタ247を支持する略L字型の第2アーム227とを備える。第1アーム226及び第2アーム227それぞれは、第1筐体120Eに回動可能に接続される回動端を含む。
第1筐体120Eは、第1アーム226及び第2アーム227と回動可能に接続される本体部223Eを含む。図22に示される第1アーム226及び第2アーム227それぞれの回動端は、第1筐体120Eの側面壁129の背面側端部から本体部223Eの内部に挿入されている。
第1プロジェクタ246に接続される第1アーム226の先端部は、第1筐体120Eの右側の側面壁129と第1プロジェクタ246との間に配設される。第1プロジェクタ246は、好ましくは、第1アーム226の先端部に対して上下に回動可能に取り付けられる。かくして、使用者は、第1プロジェクタ246を上下に回動させ、映像光IL1の投射位置を調整することができる。第1アーム226は、好ましくは、第1筐体120Eの側面壁129から離間した位置に配設される。この結果、第1アーム226と第1筐体120Eの側面壁129に設けられた入力ポートへ取り付けられる他のデバイスとの干渉が好適に抑制される。
第2プロジェクタ247に接続される第2アーム227の先端部は、第1筐体120Eの左側の側面壁129と第2プロジェクタ247との間に配設される。第2プロジェクタ247は、好ましくは、第2アーム227の先端部に対して上下に回動可能に取り付けられる。かくして、使用者は、第2プロジェクタ247を上下に回動させ、映像光IL2の投射位置を調整することができる。第2アーム227は、好ましくは、第1筐体120Eの側面壁129から離間した位置に配設される。この結果、第2アームと第1筐体120Eの側面壁129に設けられた入力ポートへ取り付けられる他のデバイスとの干渉が好適に抑制される。
図23は、第1プロジェクタ246及び第2プロジェクタ247が収容された第1筐体120Eの概略的斜視図である。図22及び図23を用いて、第1筐体120Eが説明される。
第1筐体120Eの本体部223Eの背面には、第1プロジェクタ246及び第2プロジェクタ247を収容するための収容凹部228が形成される。収容凹部228は、本体部223Eの背面に沿って直線状に延びる。第1アーム226及び第2アーム227それぞれの回動端229は、収容凹部228内に配設される。第1アーム226及び第2アーム227は、収容凹部228内で上下に重ねられる。
使用者は、収容凹部228内に配設された第1アーム226及び第2アーム227を回動させ、第1プロジェクタ246及び第2プロジェクタ247それぞれが映像光IL1,IL2を投射する投射位置にこれらを配設することができる。また、使用者は、第1アーム226及び第2アーム227を背面方向に回動させ、第1プロジェクタ246及び第2プロジェクタ247それぞれが収容凹部228内に収容される収容位置にこれらを配設することができる。
本実施形態のパーソナルコンピュータ100Eの第2筐体130Eは、折り畳み構造又はスライド構造を備える。したがって、使用者は、スクリーン150Eを展開し、比較的広い投射領域を得ることができる。プロジェクタ140Eは、展開されたスクリーン150E上に映像光IL1,IL2を投射し、使用者に比較的大きな映像を提供することができる。
映像光IL1及び映像光IL2は、協働して、単一の内容を表す画像を表現してもよい。代替的に、映像光IL1及び映像光IL2それぞれは、別個の内容を表す画像を表現してもよい。
使用者は、スクリーン150Eを展開することなく、プロジェクタ140Eから映像光IL1,IL2を投射してもよい。使用者は、例えば、パーソナルコンピュータ100Eとは別体に設けられた他のスクリーン装置、壁や天井に映像光IL1,IL2を投射してもよい。かくして、使用者は、様々な大きさの画像を観察することができる。
第1アーム226及び第2アーム227の回動構造並びに第1アーム226及び第2アーム227に対するプロジェクタ140Eの回動可能な取付構造は、使用者がパーソナルコンピュータ100E全体を移動させることなく、所望の場所に映像光IL1,IL2を投射することを可能にする。
本実施形態において、第1スクリーン153、第2スクリーン154及び第3スクリーン155は、水平方向に並べられている。代替的に、第1スクリーン153、第2スクリーン154及び第3スクリーン155は、鉛直方向に並べられてもよい。必要に応じて、第2スクリーン154と第3スクリーン155のうち一方が第1スクリーン153に対して水平方向に並べられ、他方が第1スクリーン153に対して鉛直方向に並べられてもよい。
本実施形態において、ロッド224に直接的に支持される第1フレーム231に取り付けられる第1スクリーン153は、第2スクリーン154と第3スクリーン155との間に配設される。代替的に、第1スクリーン153の左方、右方或いは上方のいずれかの方向に第2スクリーン154及び第3スクリーン155は連設されてもよい。
本実施形態において、第1アーム226及び第2アーム227は、水平に回動する。代替的に第1アーム226及び/又は第2アーム227は、上下方向に回動可能に本体部223Eに接続されてもよい。
本実施形態において、第1アーム226に取り付けられた第1プロジェクタ246及び第2アーム227に取り付けられた第2プロジェクタ247は、上下方向に回動する。代替的に、第1プロジェクタ246及び第2プロジェクタ247それぞれは、第1アーム226及び第2アーム226に対し、水平方向に回動してもよい。
(第7実施形態)
第7実施形態に係る情報処理装置として例示されるパーソナルコンピュータは、第2筐体が第1筐体に対して分離可能に取り付けられる点において、第1実施形態乃至第6実施形態と相違する。他の構造は、第1実施形態乃至第6実施形態と同様である。
第1実施形態乃至第6実施形態に関連して説明されたように、パーソナルコンピュータは、スクリーンを用いて、画像を表示する。したがって、情報処理用の素子を収容する第1筐体と画像を表示するための第2筐体との間の電気的な接続は必要とされない。したがって、第2筐体は、好ましくは、第1筐体から分離可能に形成される。
図24は、第2筐体が除去されたパーソナルコンピュータを示す概略的な斜視図である。図24を参照しつつ、第7実施形態のパーソナルコンピュータが説明される。
第7実施形態のパーソナルコンピュータ100Fは、第1実施形態と同様の第1筐体を備える。したがって、図24に示されるパーソナルコンピュータ100Fの第1筐体に対して、第1実施形態の説明で用いられた符号120が割り当てられる。代替的に、第2実施形態乃至第6実施形態で説明された他の第1筐体120A,120C,120D,120Eが本実施形態のパーソナルコンピュータ100Fに適用されてもよい。
上述の如く、第2筐体が除去されているので、第1筐体120のキー121やタッチパッド122は、第2筐体及び/又はスクリーンに覆われない。したがって、使用者は、パーソナルコンピュータ100Fの背面側に配設された他のスクリーン装置SD(或いは、室壁や天井)上にプロジェクタ140から投射された画像を観察しながら、パーソナルコンピュータ100Fを操作することができる。また、使用者は、他のスクリーン装置SD(或いは、室壁)とパーソナルコンピュータ100Fとの間の距離を調整し、所望の大きさの画像を観察することができる。
尚、使用者は、例えば、第1実施形態に関連して説明されたパーソナルコンピュータ100の第2筐体130を第1位置から背面方向に略180°或いは略360°回転させた後、他のスクリーン装置SD(或いは、室壁や天井)上にプロジェクタ140から映像光を投射することも可能である。代替的に、使用者は、第1位置から180°以上回転された第2筐体130を第1筐体120の傾斜姿勢を保つための脚部として利用してもよい。使用者は、第2筐体130の回転角度を調整し、プロジェクタ140からの光の投射角度を適切に決定することができる。
(第8実施形態)
図25は、第8実施形態に係る情報処理装置として例示される携帯電話の概略的な斜視図である。第1実施形態と同様の要素に対して、同様の符号が割り当てられている。図25を参照しつつ、第1実施形態との相違点が主に説明される。尚、以下において説明されない要素に対し、第1実施形態に係る説明が好適に援用される。
第8実施形態の携帯電話100Gは、第1筐体120Gと、第1筐体120Gに回動可能に接続された第2筐体130とを備える。第1筐体120Gの上面123には、使用者が電話番号やメール通信を行うために用いられるボタン321や携帯電話100Gにインストールされたプログラムに関連する操作を実行するためのコントロールパッド322が配設される。本実施形態において、ボタン321及びコントロールパッド322は、処理される情報が入力される入力部として例示される。また、第1筐体120Gの上面123は、処理される情報が入力される入力部が形成された入力面として例示される。
使用者は、第1筐体120Gを握持し、ボタン321及び/又はコントロールパッド322を操作することができる。第1筐体120G内には、使用者によるボタン321及び/又はコントロールパッド322に対する操作を通じて入力された情報を処理するための素子(例えば、電子回路)が収容される。かくして、使用者は、ボタン321及び/又はコントロールパッド322の操作を通じて、所望の通信を行い、及び/又は、携帯電話100Gが備える所望の機能を発揮させることができる。
第1実施形態と同様に、矩形枠状の第2筐体130は、第1筐体120Gと略等しい大きさに形成される。また、第2筐体130には、スクリーン150が取り付けられる。かくして、第1位置に存する第2筐体130に取り付けられたスクリーン150は、第1筐体120Gに対するカバーとして用いられ、第2位置に存する第2筐体130に取り付けられたスクリーン150は、映像が表示される表示部として用いられる。
第1実施形態と同様に、第1筐体120Gには、プロジェクタ140が取り付けられる。第2位置に存する第2筐体130に近接するプロジェクタ140は、スクリーン150の背面側で光を出射する。
第1実施形態と同様に、第2筐体130には、鏡機構160が取り付けられる。鏡機構160は、スクリーンの背面側でプロジェクタ140から出射された光をスクリーン150に向けて偏向させる。偏向された光はスクリーン150上で結像される。
第1実施形態に関連して説明されたパーソナルコンピュータ100の原理は、携帯電話100Gにも好適に適用される。代替的に、第2実施形態乃至第7実施形態に関連して説明されたパーソナルコンピュータ100A,100B,100C,100D,100E,100Fの原理が携帯電話に適用されてもよい。例えば、携帯電話の第2筐体は、第1筐体から選択的に離間或いは分離されてもよい。かくして、使用者は、必要に応じて、携帯電話から別体に設けられたスクリーン装置、室壁或いは天井に映像光を照射し、所望の大きさの画像を観察することができる。
上述された様々な実施形態は、本発明の原理を明瞭に説明することを意図するものであり、何ら限定的に解釈されるべきではない。したがって、上述の原理に従って、様々な機械的構造,電気的構造及び/又は光学的構造が採用されてもよい。例えば、典型的なプロジェクタが備える様々な機能(例えば、ズーム機能、ピント調節機能、レンズシフト機能)が、上述された実施形態の情報処理装置に組み込まれてもよい。
上述された情報処理装置に対して用いられた変調素子と投射レンズとを含む光学的構造は、他の光学的構造に代替されてもよい。例えば、半導体レーザ又は半導体レーザ励起固体レーザを備える走査型の光学的構造を有するプロジェクタが情報処理装置に適用されてもよい。一般的に投影像の焦点深度が大きい走査型のプロジェクタが情報処理装置に適用されるならば、ピント調節機能を用いることなく、鮮明な画像を使用者に提示することができる。
上述された原理に従う情報処理装置は、プロジェクタと筐体に取り付けられたスクリーンとを備える。使用者は、プロジェクタから投影された映像光をスクリーン上の画像として観察することができる。使用者は、必要に応じて、別体に設けられた他のスクリーン装置や、室壁、天井に画像を投影してもよい。この結果、使用者は所望の大きさの画像を観察することができる。
上述された原理に従う情報処理装置は、第1筐体に対する傾斜角度を調整可能なスクリーンを備えてもよい。好ましくは、情報処理装置は、傾斜角度が調整される間、スクリーンに対する投影光の入射角を一定に保つ機構を備える。かくして、使用者は、歪みが低減された高品質の画像を視聴することができる。
上述された原理に従う情報処理装置は、様々な目的で使用される。上述の如く、情報処理装置によって表現される画像の大きさは調整可能である。したがって、情報処理装置は、例えば、画像が含む情報を複数の人が共有するためのプレゼンテーション用のデバイスとして好適に利用される。
上述された実施形態は、以下の構成を主に備える。
上述の実施形態の一局面に係る情報処理装置は、筐体と、該筐体に取り付けられたプロジェクタと、前記筐体に取り付けられたスクリーンと、を備え、前記プロジェクタは前記スクリーンに光を投射することを特徴とする。
上記構成によれば、プロジェクタは、筐体に取り付けられたスクリーンに光を投射する。したがって、液晶ディスプレイを用いることなく、画像が適切に表示される。かくして、情報処理装置の製造コストが好適に低減される。また、比較的破損しやすいガラス部材を含む液晶ディスプレイに代えて用いられるスクリーンは、情報処理装置の耐衝撃性を向上させる。スクリーンは情報処理装置の筐体に取り付けられるので、使用者はスクリーンをプロジェクタと一体的に持ち運ぶことができる。
上記構成において、前記筐体は、前記プロジェクタを支持する第1筐体と、該第1筐体に回動可能に接続される第2筐体とを含み、前記スクリーンは、前記第2筐体に取り付けられることが好ましい。
上記構成によれば、スクリーンを支持する第2筐体は、プロジェクタを支持する第1筐体に対して回動可能に接続される。したがって、使用者は、第2筐体を回動させて、第1筐体に対するスクリーンの傾斜角度を調整することができる。
上記構成において、前記第2筐体は、前記第1筐体に折り重ねられる第1位置と、前記プロジェクタからの前記光が投射される第2位置との間で回動することが好ましい。
上記構成によれば、第2筐体は、第1筐体に折り重ねられる第1位置と、プロジェクタからの光が投射される第2位置との間で回動する。したがって、使用者は、第1位置に存する第2筐体に取り付けられたスクリーンを第1筐体に対するカバーとして用いることができる。また、使用者は、第2筐体を第2位置に回動させ、スクリーン上の画像を観察することができる。
上記構成において、前記スクリーンは、前記第2筐体が前記第1位置に存するときに前記第1筐体に対向する第1面と、該第1面と反対側の第2面と、を含み、前記プロジェクタからの前記光は、前記第2筐体が前記第2位置に存するときに、前記第2面に投射された後、前記第1面に透過されることが好ましい。
上記構成によれば、スクリーンは、第2筐体が第1位置に存するときに第1筐体に対向する第1面と、第1面と反対側の第2面とを含む。プロジェクタからの光は、第2筐体が第2位置に存するときに、第2面に投射された後、第1面に透過される。したがって、使用者は、スクリーンを透過して第1面に映し出された画像を観察することができる。
上記構成において、前記第2筐体に取り付けられた鏡機構を更に備え、該鏡機構は、前記第2筐体が前記第2位置に存するときに、前記プロジェクタからの前記光を前記第2面に向けて反射させる鏡体を含むことが好ましい。
上記構成によれば、第2位置に存する第2筐体に取り付けられた鏡機構の鏡体は、プロジェクタからの光を第2面に向けて反射させる。その後、プロジェクタの光は、第1面に透過される。したがって、使用者は、スクリーンを透過して第1面に映し出された画像を観察することができる。
上記構成において、前記鏡機構は、前記第2面に取り付けられたプリズム要素を含み、該プリズム要素は、前記第2面へ向かう前記光の入射角を低減させるように、前記光の光路を変化させることが好ましい。
上記構成によれば、第2面に取り付けられたプリズム要素は、第2面へ向かう光の入射角を低減させるように、光の光路を変化させる。したがって、スクリーンに表示される画像の光量損失が好適に低減される。
上記構成において、前記鏡体は、前記プロジェクタからの前記光を部分的に反射し、前記スクリーンへ向かう第1光路を作り出す部分反射ミラーを含み、該部分反射ミラーは、前記プロジェクタからの前記光を部分的に透過させ、第2光路を作り出すことが好ましい。
上記構成によれば、鏡体は、プロジェクタからの光を部分的に反射し、スクリーンへ向かう第1光路を作り出す部分反射ミラーを含む。部分反射ミラーは、プロジェクタからの光を部分的に透過させ、第2光路を作り出す。したがって、使用者は、第1光路に沿って進む光によって表現される画像と、第2光路に沿って進む光によって表現される画像とを観察することができる。
上記構成において、前記プロジェクタからの投射される前記光は、赤の色相を有する赤色光成分と、緑の色相を有する緑色光成分と、青の色相を有する青色光成分とを用いて生成された映像光を含み、前記スクリーンは、前記赤色光成分、前記緑色光成分及び前記青色光成分を特異的に透過させることが好ましい。
上記構成によれば、プロジェクタからの投射される光は、赤の色相を有する赤色光成分と、緑の色相を有する緑色光成分と、青の色相を有する青色光成分とを用いて生成された映像光を含む。スクリーンは、赤色光成分、緑色光成分及び青色光成分を特異的に透過させる。したがって、使用者は、比較的鮮明な画像を観察することができる。
上記構成において、前記第1筐体内に収容されるテーブルと、該テーブルと協働して前記プロジェクタを支持する支持機構と、該テーブルを前記第1筐体外に露出させるイジェクト機構と、を更に備え、前記プロジェクタは、前記光を生じさせる光源と、前記スクリーンへ投射される画像を形成する変調素子と、前記変調素子を通過した前記光を前記スクリーンへ投射する投射レンズと、を含み、前記イジェクト機構が前記テーブルを前記第1筐体外へ露出させると、前記支持機構は、前記投射レンズを前記テーブルから離間させることが好ましい。
上記構成によれば、第1筐体内に収容されたテーブルは、イジェクト機構によって第1筐体外に露出される。支持機構は、テーブルと協働してプロジェクタを支持する。プロジェクタは、光を生じさせる光源と、スクリーンへ投射される画像を形成する変調素子と、変調素子を通過した光をスクリーンへ投射する投射レンズと、を含む。イジェクト機構がテーブルを第1筐体外へ露出させると、支持機構は、投射レンズをテーブルから離間させる。光源から変調素子の間で作り出される光路と投射レンズの光軸との距離が支持機構によって調整される結果、投射レンズから出射される光路と投射レンズの光軸との間の傾斜角度が好適に定められる。
上記構成において、前記スクリーンは、前記第2筐体が前記第1位置に存するときに前記第1筐体に対向する第1面を含み、前記プロジェクタは、前記第2位置に存する前記第2筐体に取り付けられた前記スクリーンの前記第1面に向けて前記光を投射し、前記第1面は、前記プロジェクタからの光を反射させることが好ましい。
上記構成によれば、スクリーンは、第2筐体が第1位置に存するときに第1筐体に対向する第1面を含む。プロジェクタは、第2位置に存する第2筐体に取り付けられたスクリーンの第1面に向けて光を投射する。スクリーンの第1面は、プロジェクタからの光を反射させる。かくして、使用者は、スクリーンの第1面から反射された光によって画像を知覚することができる。
上記構成において、前記第1筐体は、情報処理を行うための素子を収容する本体部と、該本体部に没入された没入位置と前記本体部から突出された突出位置との間で変位するロッドと、を含み、該ロッドは、前記第2筐体を回動可能に支持する支持端を含むことが好ましい。
上記構成によれば、第2筐体を回動可能に支持する支持端を含むロッドは、情報処理を行うための素子を収容する本体部に没入された没入位置と本体部から突出された突出位置との間で変位する。したがって、使用者は、スクリーンとプロジェクタとの間の距離を適切に調整し、所望の大きさの画像を観察することができる。
上記構成において、前記スクリーンは、第1スクリーンと該第1スクリーンに隣接する第2スクリーンとを含み、前記スクリーンが前記第1位置に存するとき、前記第2スクリーンは前記第1スクリーンに重ねられることが好ましい。
上記構成によれば、スクリーンは、第1スクリーンと該第1スクリーンに隣接する第2スクリーンとを含む。したがって、使用者は、比較的大きな画像を観察することができる。また、スクリーンが第1位置に存するとき、第2スクリーンは第1スクリーンに重ねられる。したがって、情報処理装置は、好適に小型化される。
上記構成において、前記プロジェクタは、前記スクリーンの一部分に第1光を投射する第1プロジェクタと、前記スクリーンの他の部分に第2光を投射する第2プロジェクタと、を含むことが好ましい。
上記構成によれば、第1プロジェクタは、スクリーンの一部分に第1光を投射する。第2プロジェクタは、スクリーンの他の部分に第2光を投射する。したがって、使用者は、比較的大きな画像を観察することができる。代替的に、使用者は、複数の種類の映像を観察することができる。
上記構成において、前記第1筐体は、前記第1プロジェクタを支持する第1アームと、前記第2プロジェクタを支持する第2アームとを含み、前記第1アーム及び前記第2アームそれぞれは、前記本体部に回動可能に接続される回動端を含むことが好ましい。
上記構成によれば、第1アームは、第1プロジェクタを支持する。第2アームは、第2プロジェクタを支持する。第1アーム及び第2アームそれぞれは、本体部に回動可能に接続される回動端を含む。したがって、使用者は、第1アーム及び/又は第2アームを本体部に対して回動させ、第1光及び/又は第2光の投射位置を調整することができる。
上記構成において、前記第1プロジェクタは前記第1アームに回動可能に取り付けられ、前記第2プロジェクタは前記第2アームに回動可能に取り付けられることが好ましい。
上記構成によれば、第1プロジェクタは第1アームに回動可能に取り付けられる。また、第2プロジェクタは第2アームに回動可能に取り付けられる。したがって、使用者は、第1プロジェクタ及び/又は第2プロジェクタを第1アーム及び/又は第2アームに対して回動させ、第1光及び/又は第2光が投射される位置を調整することができる。
上記構成において、前記本体部には、前記第1プロジェクタ及び前記第2プロジェクタを収容するための収容凹部が形成され、前記第1アーム及び前記第2アームは、前記第1プロジェクタ及び前記第2プロジェクタが前記第1光及び前記第2光をそれぞれ投射する投射位置と、前記第1プロジェクタ及び前記第2プロジェクタが前記収容凹部に収容される収容位置との間で回動することが好ましい。
上記構成によれば、使用者は、第1アーム及び第2アームを回動させ、第1プロジェクタ及び第2プロジェクタを投射位置に配設することができる。使用者は、投射位置に配設された第1プロジェクタ及び第2プロジェクタから光を投射し、画像を観察することができる。本体部には、第1プロジェクタ及び第2プロジェクタを収容するための収容凹部が形成される。使用者は、第1プロジェクタ及び第2プロジェクタを収容位置に配設することにより、第1プロジェクタ及び第2プロジェクタを、本体部を用いて保護することができる。
上記構成において、前記プロジェクタからの投射される前記光は、赤の色相を有する赤色光成分と、緑の色相を有する緑色光成分と、青の色相を有する青色光成分とを用いて生成された映像光を含み、前記スクリーンは、前記赤色光成分、前記緑色光成分及び前記青色光成分を特異的に反射させることが好ましい。
上記構成によれば、プロジェクタからの投射される光は、赤の色相を有する赤色光成分と、緑の色相を有する緑色光成分と、青の色相を有する青色光成分とを用いて生成された映像光を含む。スクリーンは、赤色光成分、緑色光成分及び青色光成分を特異的に反射させる。したがって、使用者は、比較的鮮明な画像を観察することができる。
上記構成において、前記第1筐体に対する前記第2筐体の回動に合わせて、前記プロジェクタからの光の光路を調整する調整機構を更に備えることが好ましい。
上記構成によれば、調整機構は、第1筐体に対する第2筐体の回動に合わせて、プロジェクタからの光の光路を調整する。したがって、使用者は、第1筐体に対する第2筐体の回動に合わせて調整された画像を観察することができる。
上記構成において、前記調整機構は、前記プロジェクタと前記第1筐体とを接続するシャフトを含み、前記第2筐体に接続された前記シャフトは、前記第2筐体の前記回動と連動して回転し、前記プロジェクタは、前記シャフトの回転に応じて回動することが好ましい。
上記構成によれば、プロジェクタと第1筐体とを接続するシャフトは、第2筐体に接続される。また、シャフトは、第2筐体の回動と一体的に回転する。プロジェクタは、シャフトの回転に応じて回動する。この結果、第1筐体に対する第2筐体の回動に合わせて、プロジェクタからの光の光路が調整される。したがって、使用者は、第1筐体に対する第2筐体の回動に合わせて調整された画像を観察することができる。
上記構成において、前記調整機構は、前記第2筐体の前記回動と連動して前記第2筐体の回動軸周りに周回する周回要素を含み、前記周回要素によって接触された前記プロジェクタは、前記シャフト周りに回動し、前記スクリーンに対する前記光の入射角を一定に保つことが好ましい。
上記構成によれば、調整機構は、第2筐体の回動と連動して第2筐体の回動軸周りに周回する周回要素によって接触されたプロジェクタは、シャフト周りに回動する。この結果、スクリーンに対する光の入射角が一定に保たれる。かくして、使用者は、第1筐体に対する第2筐体の回動に伴う質的変動が小さくなるように調整された画像を観察することができる。
上記構成において、前記プロジェクタは、前記光を生じさせる光源と、前記スクリーンへ投射される画像を形成する変調素子と、前記変調素子を通過した前記光を前記スクリーンへ投射する投射レンズと、を含み、前記調整機構は、前記投射レンズの光軸と前記変調素子との間の距離を前記第2筐体の前記回動に合わせて調整することが好ましい。
上記構成によれば、プロジェクタは、光を生じさせる光源と、スクリーンへ投射される画像を形成する変調素子と、変調素子を通過した光をスクリーンへ投射する投射レンズと、を含む。調整機構は、投射レンズの光軸と変調素子との間の距離を第2筐体の回動に合わせて調整する。この結果、投射レンズから出射される光の角度と投射レンズの光軸との間の角度が第1筐体に対する第2筐体の回動に合わせて調整される。
上記構成において、前記光源は、発光ダイオード、半導体レーザ又は半導体レーザ励起固体レーザであることが好ましい。
上記構成によれば、使用者は高輝度の画像を観察することができる。
上記構成において、前記第1筐体は、処理される情報が入力される入力部が形成された入力面を含み、前記第1位置に存する前記第2筐体に取り付けられた前記スクリーンは、前記入力面を覆うことが好ましい。
上記構成によれば、第1筐体は、処理される情報が入力される入力部が形成された入力面を含む。入力面は、第1位置に存する第2筐体に取り付けられたスクリーンによって、適切に保護される。
上記構成において、前記第2筐体は、前記第1筐体から分離可能であることが好ましい。
上記構成によれば、使用者は第2筐体を第1筐体から分離することができる。したがって、使用者は、第1筐体に取り付けられたプロジェクタから所望の位置に光を投射し、且つ、入力部に情報を入力することができる。
上記構成において、前記情報処理装置は、ラップトップ型コンピュータ又は携帯電話を含むことが好ましい。
上記構成によれば、液晶ディスプレイを有するラップトップ型コンピュータ又は携帯電話と較べて、低廉なラップトップ型コンピュータ又は携帯電話が提供される。また、液晶ディスプレイを有するラップトップ型コンピュータ又は携帯電話と較べて、高い耐衝撃性を有するラップトップ型コンピュータ又は携帯電話が提供される。加えて、液晶ディスプレイを有するラップトップ型コンピュータ又は携帯電話と較べて、軽量なラップトップ型コンピュータ又は携帯電話が提供される。

Claims (12)

  1. プロジェクタを有する情報処理装置であって、
    第1筐体と、
    前記第1筐体に折り重ねられる第1位置と、前記プロジェクタからの前記光が投射される第2位置との間で回動可能であるように該第1筐体に接続される第2筐体と、
    該第1筐体に取り付けられたプロジェクタと、
    前記第2筐体が前記第1位置に存するときに前記第1筐体に対向する第1面と、該第1面と反対側の第2面とを含むとともに、前記第2筐体に取り付けられたスクリーンと、
    前記第2筐体が前記第2位置に存するときに前記プロジェクタからの前記光を前記第2面に向けて反射させる鏡体を含むとともに、前記第2筐体に取り付けられた鏡機構と、
    を備え、
    前記プロジェクタから投射される前記光は、赤の色相を有する赤色光成分と、緑の色相を有する緑色光成分と、青の色相を有する青色光成分とを用いて生成された映像光を含み、
    前記スクリーンは、前記赤色光成分、前記緑色光成分および前記青色光成分を特異的に透過させ、
    前記プロジェクタは、前記光を生じさせる光源と、前記スクリーンへ投射される画像を形成する変調素子と、前記変調素子を通過した前記光を前記スクリーンへ投射する投射レンズと、前記プロジェクタからの前記光の光路を調整する調整機構と、を含み、
    該調整機構は、前記投射レンズの光軸と、前記光源と前記変調素子を通る光路との間の距離を前記第2筐体の前記第1筐体に対する傾斜角度に合わせて変化させ、前記スクリーンに対する前記光の入射角を一定に保つことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記鏡機構は、前記第2面に取り付けられたプリズム要素を含み、
    該プリズム要素は、前記第2面へ向かう前記光の入射角を低減させるように、前記光の光路を変化させることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記鏡体は、前記プロジェクタからの前記光を部分的に反射し、前記スクリーンへ向かう第1光路を作り出す部分反射ミラーを含み、
    該部分反射ミラーは、前記プロジェクタからの前記光を部分的に透過させ、第2光路を作り出すことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第1筐体内に収容されるテーブルと、
    該テーブルと協働して前記プロジェクタを支持する支持機構と、
    該テーブルを前記第1筐体外に露出させるイジェクト機構と、を更に備え、
    前記イジェクト機構が前記テーブルを前記第1筐体外へ露出させると、前記支持機構は、前記投射レンズを前記テーブルから離間させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記調整機構は、前記第1筐体に対する前記第2筐体の回動に合わせて、前記プロジェクタからの前記光の光路を調整することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記調整機構は、前記プロジェクタと前記第1筐体とを接続するシャフトを含み、
    前記第筐体に接続された前記シャフトは、前記第2筐体の前記回動と連動して回転し、
    前記プロジェクタは、前記シャフトの回転に応じて回動することを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記調整機構は、前記第2筐体の前記回動と連動して前記第2筐体の回動軸周りに周回する周回要素を含み、
    前記周回要素によって接触された前記プロジェクタは、前記シャフト周りに回動し、前記スクリーンに対する前記光の入射角を一定に保つことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記調整機構は、前記投射レンズの光軸と前記変調素子との間の距離を前記第2筐体の前記回動に合わせて調整することを特徴とする請求項5乃至7いずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記光源は、発光ダイオード、半導体レーザ又は半導体レーザ励起固体レーザであることを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記第1筐体は、処理される情報が入力される入力部が形成された入力面を含み、
    前記第1位置に存する前記第2筐体に取り付けられた前記スクリーンは、前記入力面を覆うことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  11. 前記第2筐体は、前記第1筐体から分離可能であることを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 前記情報処理装置は、ラップトップ型コンピュータ又は携帯電話を含むことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の情報処理装置。
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