JP5476785B2 - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5476785B2
JP5476785B2 JP2009111983A JP2009111983A JP5476785B2 JP 5476785 B2 JP5476785 B2 JP 5476785B2 JP 2009111983 A JP2009111983 A JP 2009111983A JP 2009111983 A JP2009111983 A JP 2009111983A JP 5476785 B2 JP5476785 B2 JP 5476785B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pixel
image
signal pattern
readout
driving signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009111983A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010263360A (ja
Inventor
英明 計良
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP2009111983A priority Critical patent/JP5476785B2/ja
Publication of JP2010263360A publication Critical patent/JP2010263360A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5476785B2 publication Critical patent/JP5476785B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Description

本発明は、撮像装置に関する。
撮像素子から所定の行の画素の信号を間引いて読み出す撮像装置が知られている(例えば、特許文献1)。
特開平9−331538号公報
しかしながら、間引き読み出しの読み出し対象となる行に欠陥画素が多く含まれると、画質が劣化してしまうという問題があった。
本発明の目的は、間引き読み出しする際に画質の劣化を低減することができる撮像装置を提供することである。
第1の発明の撮像装置は、行列状に配列された複数の画素から出力される画素信号の間引き読み出しが可能なCMOS型撮像素子と、撮像素子に配列された複数の画素から欠陥画素となる画素を検出する検出手段と、撮像素子に配列された複数の画素のうち間引き読み出しの読み出し対象となる画素に含まれる欠陥画素の数が最も少なくなる間引き読み出しの画素行駆動信号パターンを算出する画素行駆動信号パターン算出手段と、撮像素子に配列された複数の画素のうち間引き読み出しの読み出し対象となる画素列に含まれる欠陥画素の数が最も少なくなる間引き読み出しの画素列駆動信号パターンを算出する画素列駆動信号パターン算出手段と、画素行駆動信号パターン算出手段が算出した画素行駆動信号パターンと画素列駆動信号パターン算出手段が算出した画素列駆動信号パターンとに基づいて撮像素子を駆動させて間引き読み出しを行う制御手段とを備える。
第2の発明は、第1の発明において、撮像素子は、間引き読み出しにおいて複数の読み出しモードで間引き読み出しが行われ、画素行駆動信号パターン算出手段は、間引き読み出しの読み出しモード毎に画素行駆動信号パターンを算出し、画素列駆動信号パターン算出手段は、間引き読み出しの読み出しモード毎に画素列駆動信号パターンを算出する
第3の発明は、第1または第2の発明において、画素行駆動信号パターン算出手段により算出された画素行駆動信号パターンと画素列駆動信号パターン算出手段により算出された画素列駆動信号パターンとを記憶する記憶手段を更に備え、制御手段は、記憶手段に記憶された画素行駆動信号パターンと記憶手段に記憶された画素列駆動信号パターンとに基づいて撮像素子を駆動させて間引き読み出しを行う。
第4の発明は、第1ないし第3の発明の何れか一の発明において、検出手段は、遮光状態で撮影して生成されたダーク画像に基づいて欠陥画素となる画素を検出する。
第5の発明は、第1ないし第4の発明の何れか一の発明において、欠陥画素は、検出手段がダーク画像を基に検出した画素及び/又は予め定められた画素である。
第6の発明は、第1ないし第5の発明の何れか一の発明において、制御手段は、間引き読み出しによって撮像素子から読み出される画素信号の出力順序が基準と異なる場合、その出力順序に適応するように処理の順序を入れ替えつつ読み出される画素信号に対して画像処理を行う。
本発明によれば、間引き読み出しする際に画質の劣化を低減することができる。
本発明を適用したデジタルカメラの構成を示すブロック図。 欠陥画素による撮影画像の画質劣化を低減する本発明の手法を示す流れ図。 欠陥画素の数が最小となる画素信号読出パターンの算出方法を説明する図。 デジタルカメラのライブビュー表示に係る動作を示す流れ図。
以下、本発明の実施形態を説明する。本実施形態は、デジタルカメラの実施形態である。
図1は、本実施形態のデジタルカメラの構成を示すブロック図である。
デジタルカメラは、撮像レンズ11およびレンズ駆動部12と、撮像素子13と、アナログ信号処理部14と、タイミングジェネレータ(TG)15と、バッファメモリ16と、画像処理部17と、表示制御部18と、表示部19と、制御部20と、フラッシュメモリ21と、圧縮/復号部22と、記録インターフェース(記録I/F)23と、記録媒体24と、操作部25と、バス26とを有している。ここで、バッファメモリ16、画像処理部17、表示制御部18、制御部20、フラッシュメモリ21、圧縮/復号部22、記録I/F23は、バス26を介して接続されている。また、レンズ駆動部12、アナログ信号処理部14、TG15、操作部25は、それぞれ制御部20に接続されている。
撮像レンズ11は、フォーカスレンズやズームレンズを含む複数のレンズ群で構成されている。なお、簡単のため、図1では撮像レンズ11を1枚のレンズとして図示している。
レンズ駆動部12は、制御部20の指示に応じてレンズ駆動信号を発生し、撮像レンズ11を光軸方向に移動させてフォーカス調整やズーム調整を行うと共に、撮像レンズ11を通過した光束による被写体像を撮像素子13の受光面に形成する。
撮像素子13は、動画の撮影が可能な撮像素子であり、例えば、CCD型撮像素子、あるいはCMOS型撮像素子などによって構成される。この撮像素子13は、勿論、1フレーム毎の静止画の撮影も可能である。また、撮像素子13は、画素信号の間引き読み出しが可能な撮像素子である。なお、間引き読み出しには、1/3間引き読み出し(垂直1/3,水平1/3間引き読み出し)モードや1/2間引き読み出し(垂直1/2,水平1/2間引き読み出し)モードなどといった各種のモードがあり、例えば、ユーザーにより、動画撮影のフレームレートの設定が変更されたり、撮影画像/記録画像の解像度(画像サイズ)の設定が変更された場合などに、それら間引き読み出しモードの切り替えが行われる。
撮像素子13は、撮像レンズ11の像空間側に配置され、その受光面に形成された被写体像を光電変換してアナログ画像信号を生成する。この撮像素子13の出力はアナログ信号処理部14に接続されている。なお、撮像素子13の受光面には、複数のフォトダイオード(受光素子)が二次元状に配列されている。また、その受光面には、被写体像をカラー撮影するために、各フォトダイオードに対応して、赤(R)、緑(Gr,Gb)、青(B)の原色フィルタが、例えば、ベイヤー(Bayer)配列などの所定の配列構造で配置されている。これにより、撮像素子13が出力するアナログ画像信号には、R、G、Bのカラー信号成分が含まれることになる。
アナログ信号処理部14は、制御部20の指示に応じて、撮像素子13から出力されたアナログ画像信号に対し、CDS(相関二重サンプリング)、ゲイン調整、A/D変換などのアナログ信号処理を施すと共に、その処理後の画像信号を出力する。なお、アナログ信号処理部14の出力はバッファメモリ16に接続されている。
また、アナログ信号処理部14は、制御部20の指示に基づいてゲイン調整の調整量を設定し、それによってISO感度に相当する撮影感度の調整を行う。
TG15は、制御部20の指示に基づき、撮像素子13およびアナログ信号処理部14に対してタイミングパルス(駆動信号)を供給することで、両者の駆動タイミングを制御する。特に、撮像素子13に対しては、TG15は、例えば、1/3間引き読み出しモード、1/2間引き読み出しモード、全画素読み出しモードなどといった画素信号の読み出しモード毎に、それぞれパターンの異なるタイミングパルス(駆動信号)を供給する。なお、間引き読み出しモードの場合には、各間引き読み出しモード(1/3間引き読み出しモードや1/2間引き読み出しモードなど)において読み出しを行うべき画素行および画素列のアドレスが、そのタイミングパルスのパターン(画素信号読出パターン)によって示される。
バッファメモリ16は、アナログ信号処理部14から出力される画像信号を画像データとして一時的に記憶する。また、バッファメモリ16は、制御部20により記録媒体24から読み出された画像データや、制御部20による処理の過程で作成された画像データを一時的に記憶する。
画像処理部17は、制御部20の指示に応じて、バッファメモリ16の画像データに対し、ホワイトバランス調整、補間、輪郭強調、ガンマ補正、解像度変換(画素数変換)などの画像処理を施す。なお、解像度変換(画素数変換)は、表示部19に画像データを表示させる場合などに必要な処理である。画像処理部17は、ASICなどとして構成される。
表示制御部18は、制御部20の指示に応じて、画像処理後の画像データに所定の信号処理(例えば、NTSC方式の複合映像信号に変換するための信号処理)を施して表示部19へ出力する。この出力により、画像データが表示部19に表示される。なお、表示部19は、デジタルカメラ筐体の背面などに設けられたLCDモニタや、接眼部を備えた電子ファインダなどである。
フラッシュメモリ21は、記憶データを書き換えることが可能な不揮発性メモリである。フラッシュメモリ21は、制御部20によって実行される各種のプログラムや、プログラムの実行に必要となるデータなどを記憶する。なお、フラッシュメモリ21の記憶するデータの1つとして、画素信号読出パターンの情報があるが、この情報については後述する。
圧縮/復号部22は、制御部20の指示に応じて、バッファメモリ16の画像データに圧縮処理又は復号処理を施す。なお、圧縮処理及び復号処理は、静止画撮影時には、例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group)形式などによって行われ、動画撮影時には、例えばMPEG(Moving Picture Experts Group)形式などによって行われる。
また、圧縮/復号部22は、可逆圧縮(いわゆるロスレス符号化)を行うことも可能な構成となっている。
記録I/F23には、記録媒体24を接続するためのコネクタが形成されている。記録I/F23は、そのコネクタに接続された記録媒体24にアクセスして、各種データの書き込みや読み出しを行う。制御部20は、撮影時には、この記録I/F23を介して、バッファメモリ16の圧縮処理後の画像データを記録媒体24へ記録する。但し、デジタルカメラが非圧縮記録モードに設定された場合には、制御部20は、バッファメモリ16の画像処理後の画像データを、圧縮処理を施さずに非圧縮のまま記録媒体24へ記録する。また、制御部20は、画像再生時には、記録I/F23を介して、その記録された画像データを記録媒体24から読み出してバッファメモリ16へ記録する。なお、記録媒体24は、半導体メモリを内蔵したメモリカードや、小型のハードディスクなどである。
操作部25は、モード設定ボタン、レリーズボタン、動画撮影ボタン等の各種の操作部材を含み、撮影者などのユーザーによる部材操作の内容に応じた操作信号を制御部20に送る。
制御部20は、ユーザーによる操作部材の操作内容に応じてデジタルカメラの各部を統括制御する。例えば、モード設定ボタン等の操作によりデジタルカメラが撮影モードに設定されると、制御部20は、レンズ駆動部12、アナログ信号処理部14およびTG15を駆動してスルー画像の撮影を開始する。このとき、撮像素子13は、ライブビュー表示用のフレームレートに対応した間引き読み出しモードで駆動され、スルー画像の画像データがアナログ信号処理部14を介してバッファメモリ16へ順次記録される。制御部20は、そのスルー画像の画像データを基に、レンズ駆動部12と協働して撮像レンズ11の焦点調節制御(AF)を行う。また、制御部20は、不図示の測光部21を駆動して、バッファメモリ16のスルー画像の画像データを基に被写体や撮影シーンの評価値を算出させると、その評価値に基づきアナログ信号処理部14などの設定内容を調整する。また、制御部20は、画像処理部17を駆動してバッファメモリ16のスルー画像の画像データに画像処理を施した後、表示制御部18を駆動して画像処理後のスルー画像の画像データを表示部19に順次表示させる(ライブビュー表示)。
また、撮影モードで動作中に動画撮影ボタンが押下されると、制御部20は、レンズ駆動部12、アナログ信号処理部14およびTG15を駆動して動画の撮影を開始する。このとき、撮像素子13は、ユーザーなどによって設定されたフレームレートに対応した間引き読み出しモードで駆動され、動画の各フレームに対応する画像データがアナログ信号処理部14を介してバッファメモリ16へ順次記録される。この後、制御部20は、画像処理部17を駆動して、バッファメモリ16に記録された各フレームの画像データに対し画像処理を施す。また、制御部20は、表示制御部18を駆動して、その画像処理後の画像データを表示部19に表示させる。そして、制御部20は、圧縮/復号部22を駆動して、その画像処理後の画像データに対しMPEG形式などによる圧縮処理を施すと共に、その圧縮されたデータ(動画データ)を記録I/F23を介して記録媒体24へ記録する。
また、動画撮影中に、もう一度、動画撮影ボタンが押下されると、制御部20は動画の撮影を停止する。
また、撮影モードで動作中にレリーズボタンが半押しされると、制御部20は、静止画撮影の本撮影に先立ち、レンズ駆動部12と協働して撮像レンズ11の焦点調節制御(AF)を行う。次に、レリーズボタンが全押しされると、制御部20は、不図示の測光部21が算出した評価値に基づき撮影条件(絞り値、シャッター速度、ストロボ発光の有無など)を決定する。そして、制御部20は、決定した撮影条件の下でレンズ駆動部12、アナログ信号処理部14およびTG15を駆動して本撮影を実施する。このとき、撮像素子13は、例えば、全画素読み出しモードで駆動され、撮影された本画像の画像データがアナログ信号処理部14を介してバッファメモリ16へ記録される。この後、制御部20は、画像処理部17を駆動して、バッファメモリ16に記録された本画像の画像データに対し画像処理を施す。また、制御部20は、表示制御部18を駆動して、その画像処理後の本画像の画像データを表示部19に表示させる。そして、制御部20は、圧縮/復号部22を駆動して、画像処理後の本画像の画像データに対しJPEG形式などによる圧縮処理を施すと共に、その圧縮された本画像の画像データを記録I/F23を介して記録媒体24へ記録する。但し、デジタルカメラが非圧縮記録モードに設定されている場合には、制御部20は、圧縮/復号部22を駆動することなく、画像処理後の本画像の画像データを非圧縮のまま記録I/F23を介して記録媒体24へ記録する。
ところで、本実施形態のデジタルカメラでは、間引き読み出しを行う際に、欠陥画素を読み出しの対象からできるだけ除外するように、即ち、欠陥画素をできるだけ間引くようにして画素信号の読み出しを行う。つまり、読み出しの対象となる画素に含まれる欠陥画素の数が最も少なくなるようにして画素信号の読み出しを行う。これにより、間引き読み出しを使用して撮影を行うときに、欠陥画素による撮影画像の画質劣化を低減する。
以下、その手法について、図2のフローチャートを参照しながら説明する。図2のフローチャートの処理は、例えば、デジタルカメラの欠陥画素回避モードの設定が有効にされている場合に、ユーザーがデジタルカメラの電源スイッチをONにしたときに実行されるものである。なお、欠陥画素回避モードの有効/無効の設定は、ユーザーが、例えば、デジタルカメラのメニュー画面などを介して行うことができる。
ステップS101:制御部20は、撮像素子13を露光しない状態で本撮影を行う。例えば、不図示のレンズシャッターを閉じて撮像素子13の受光面を遮光した状態で本撮影を行う。これにより、本画像(ダーク画像)がバッファメモリ16に取得される。
ステップS102:制御部20は、取得したダーク画像から欠陥画素を検出する。例えば、取得したダーク画像の画像信号レベルの平均値を求め、その平均値を基準にして、画像信号レベルが所定の上限値を越える、或いは画像信号レベルが所定の下限値を下回るダーク画像中の画素を欠陥画素として検出するようにする。
また、制御部20は、このようにして検出した欠陥画素のダーク画像中での位置(欠陥画素アドレス)および数(検出数)を作業用のメモリ(不図示)などに一時的に記録する。
なお、生産ラインやアフターサービスなどにおけるデジタルカメラの調整工程で検出された欠陥画素については、予め、不揮発性のメモリ(本実施形態のデジタルカメラではフラッシュメモリ21)などにその欠陥画素アドレスおよび検出数が記録されているので、上記の検出の際には、それら既知の欠陥画素を検出したものと見なして除外するようにしてもよい。そうすれば、欠陥画素の検出に要する時間を短縮できる。
但し、そうした場合には、不揮発性のメモリなどに記録されたその欠陥画素アドレスおよび検出数を、ダーク画像から実際に検出した欠陥画素の欠陥画素アドレスおよび検出数と併せて作業用のメモリ(不図示)などに一時的に記録するようにする。その場合、「ダーク画像を基に検出した欠陥画素」、「ダーク画像を基に検出した欠陥画素と既知の欠陥画素」、「既知の欠陥画素のみ」の何れかについて、その欠陥画素アドレスおよび検出数が作業用のメモリ(不図示)などに一時的に記録されることとなる。
また、上記の画像信号レベルの平均値を求める際には、それら既知の欠陥画素を検出したものと見なして演算の対象から除外するようにしてもよい。そうすれば、欠陥画素の検出の精度が向上する。
ステップS103:制御部20は、作業用のメモリ(不図示)などに記録した検出数が0(ゼロ)よりも大きいか否か、つまり、欠陥画素が検出されたか否かを判定する。
そして、制御部20は、欠陥画素が検出された場合にはステップS104へ移行し(Yes側)、一方、欠陥画素が検出されない場合には本フローチャートの処理を終了する(No側)。
ステップS104:制御部20は、間引き読み出しのモードを示すカウンタ「a」を初期化する。
ステップS105:制御部20は、カウンタ「a」をインクリメントして、処理の対象とする間引き読み出しのモードを変更する。
ステップS106:制御部20は、カウンタ「a」の値が「Max」以下であるか否か、つまり、デジタルカメラの間引き読み出しの全てのモードについて処理が済んだか否かを判定する。
なお、図2の下部に示すように、カウンタ「a」の示す間引き読み出しのモードには、例えば、以下のような種類がある。
●カウンタ値「1」=「垂直1/2,水平1/2間引き読み出しモード」
●カウンタ値「2」=「垂直1/3,水平1/3間引き読み出しモード」
●カウンタ値「3」=「垂直1/4,水平1/4間引き読み出しモード」

●カウンタ値「Max」=「垂直2/3,水平1/2間引き読み出しモード」
そして、制御部20は、間引き読み出しの全てのモードについて処理が済んでいない場合にはステップS107へ移行し(No側)、一方、全てのモードについて処理が済んだ場合には本フローチャートの処理を終了する(Yes側)。
ステップS107:制御部20は、欠陥画素の数が最小となる画素信号読出パターンを算出する。
ここで、その算出方法の例を、図3を参照して説明する。なお、図3は、間引き読み出しのモードが上記の●カウンタ値「2」=「垂直1/3,水平1/3間引き読み出しモード」の場合の例である。
図3に示すように、撮像素子13の受光面には、144個の画素(受光素子=フォトダイオード)が、12画素行×12画素列の構成で二次元状に配列されている。
また、それら144個の画素のうちの15個が欠陥画素として検出されている。図3の例では、画素行を「R」また画素列を「C」と表記すると、1R8C(Gr)、2R6C(B)、2R10C(B)、3R3C(R)、3R11C(R)、4R6C(B)、5R11C(R)、6R1C(Gb)、6R9C(Gb)、7R5C(R)、9R8C(Gr)、10R3C(Gb)、11R10C(Gr)、12R7C(Gb)、12R12C(B)が欠陥画素として検出されている。これらの欠陥画素は、上記ステップS102の処理によって検出されたものである。そのため、図3の例の場合、これら15個の欠陥画素アドレスが既述の作業用のメモリ(不図示)などに記録される。
ところで、「垂直1/3,水平1/3間引き読み出し」を行う場合、画素信号の読み出しの対象となる画素行および画素列が、それぞれ全体の1/3となるように間引かれる。
そのため、図3の例からも分かるように、画素信号の読み出しのパターンとして、画素行では、「1、4、7、10」の画素行を画素信号の読み出しの対象とするパターンH1と、「2、5、8、11」の画素行を画素信号の読み出しの対象とするパターンH2と、「3、6、9、12」の画素行を画素信号の読み出しの対象とするパターンH3とが存在する。そして、画素列では、「1、4、7、10」の画素列を画素信号の読み出しの対象とするパターンV1と、「2、5、8、11」の画素列を画素信号の読み出しの対象とするパターンV2と、「3、6、9、12」の画素列を画素信号の読み出しの対象とするパターンV3とが存在する。このように、「垂直1/3,水平1/3間引き読み出し」を行う場合には、9通り(=「H1〜H3の3通り」×「V1〜V3の3通り」)の読み出しパターンが存在する。
ところで、既述のとおり、本実施形態のデジタルカメラでは、間引き読み出しを行う際に、読み出しの対象となる画素に含まれる欠陥画素の数が最も少なくなるようにして画素信号の読み出しを行う。具体的には、上述した9通りの読み出しパターンの中から、読み出しの対象となる画素(画素行および画素列)に含まれる欠陥画素の数が最も少ないパターンを求める。そして、求めたその欠陥画素の数が最少となるパターンを「垂直1/3,水平1/3間引き読み出し」を行う場合の画素信号読出パターンとして採用する。画素信号の読み出しは、採用したその画素信号読出パターンに基づいて行われる。
図3の例では、9通りの読み出しパターンのうち、例えば「H3,V2」のパターンについては、読み出しの対象となる画素行および画素列に含まれる欠陥画素が3R11C(R)と9R8C(Gr)であるため、その数は「2個」となる。また、例えば「H2,V3」のパターンについては、読み出しの対象となる画素行および画素列に含まれる欠陥画素が2R6C(B)のみであるため、その数は「1個」となる。また、例えば「H1,V1」のパターンについては、読み出しの対象となる画素行および画素列に含まれる欠陥画素が存在しないため、その数は「0(ゼロ)個」となる。
従って、図3の例では、9通りの読み出しパターンのうち、読み出しの対象となる画素行および画素列に含まれる欠陥画素の数が最少の「0(ゼロ)個」である「H1,V1」のパターンが「垂直1/3,水平1/3間引き読み出し」を行う場合の画素信号読出パターンとして採用される。
このようにして、欠陥画素の数が最小となる画素信号読出パターンが算出される。
ステップS108:制御部20は、算出した画素信号読出パターンを、カウンタ「a」の値によって示されるメモリ領域、本実施形態のデジタルカメラではフラッシュメモリ21内の所定の領域に記録する。
そして、制御部20は、ステップS105へ移行して上記の処理を繰り返す。
このように、本実施形態のデジタルカメラは、間引き読み出しのモード毎に、読み出しの対象となる画素に含まれる欠陥画素の数が最も少ない画素信号読出パターンを算出して記録する。そして、本実施形態のデジタルカメラは、ライブビュー表示や動画撮影などで間引き読み出しを行う際に、その記録中の当該間引き読み出しのモードに対応した画素信号読出パターンに基づき撮像素子13を駆動させて、スルー画像や動画の各フレーム画像を取得する。
なお、以下では、そのライブビュー表示に係る動作について、図4のフローチャートを参照しながら説明する。図4のフローチャートの処理は、ユーザーによるモード設定ボタン等の操作によってデジタルカメラが撮影モードに設定された場合に実行されるものである。
ステップS201:制御部20は、ライブビュー表示用のフレームレートに対応した間引き読み出しのモード値を取得する。
なお、間引き読み出しのモード値は、予め定められた値であり、図4の下部に示すように、例えば、以下のような種類がある。
●モード値「1」=「垂直1/2,水平1/2間引き読み出しモード」
●モード値「2」=「垂直1/3,水平1/3間引き読み出しモード」
●モード値「3」=「垂直1/4,水平1/4間引き読み出しモード」

●モード値「Max」=「垂直2/3,水平1/2間引き読み出しモード」
ステップS202:制御部20は、取得したモード値によって示されるメモリ領域から画素信号読出パターンを読み出して取得する。なお、そのメモリ領域は、上記ステップS108の処理で画素信号読出パターンを記録したのと同一の領域である。
ステップS203:制御部20は、取得した画素信号読出パターンに基づくタイミングパルスを撮像素子13に供給するようにTG15を駆動して、スルー画像の撮影を開始する。なお、この撮影の開始により撮像素子13から出力される画像信号は、スルー画像として、バッファメモリ16へ順次記録される。
ステップS204:制御部20は、撮像素子13から出力される画像信号を構成する画素信号の出力順序が基準と異なるか否かを判定する。
ここで、画素信号の出力順序であるが、例えば、図3の例において、「H1,V1」の画素信号読出パターンに基づいて間引き読み出しが行われると、画素信号は「R→Gr→Gb→B」のパターンに基づく順序で撮像素子13から出力される。そして、これを基準とした場合に、仮に、図3の例の「H1,V2」の画素信号読出パターンに基づいて間引き読み出しが行われると、画素信号はその基準と異なる「Gr→R→B→Gb」のパターンに基づく順序で撮像素子13から出力される。
そこで、このように画素信号が基準と異なる順序で出力される場合には、その異なった画素信号の出力順序に適応するように処理の順序を入れ替えつつ画像処理などの画素信号に対する処理を行うようにする。
制御部20は、画素信号の出力順序が基準と異なる場合にはステップS206へ移行し(Yes側)、一方、出力順序が基準どおりである場合にはステップS205へ移行する(No側)。
ステップS205:制御部20は、画像処理部17を駆動して、バッファメモリ16に記録されたスルー画像に対して必要な画像処理を施す。そして、制御部20は、ステップS207へ移行する。
ステップS206:制御部20は、画像処理部17を駆動して、バッファメモリ16に記録されたスルー画像に対して必要な画像処理を施す。このとき、画像処理は、撮像素子13から出力される画像信号を構成する画素信号の出力順序に適応するように処理の順序を入れ替えて行う。
ステップS207:制御部20は、表示制御部18を駆動して、画像処理後のバッファメモリ16のスルー画像を表示部19に表示させる
ステップS208:制御部20は、ライブビュー表示の終了が指示されたか否かを判定する。なお、その終了の指示は、ユーザーが、モード設定ボタン等を操作して、デジタルカメラを撮影モード以外のモードに設定することなどによって行える。
そして、制御部20は、ライブビュー表示の終了が指示された場合には、デジタルカメラ各部の駆動を停止して本フローチャートの処理を終了する(Yes側)。一方、制御部20は、終了が指示されていない場合には、ステップS204へ移行して上記の処理を繰り返す(No側)。
(実施形態の補足事項)
なお、上記では、ユーザーがデジタルカメラの電源スイッチをONにしたときに図2のフローチャートの処理を実行するように説明した。しかし、それに限らず、図2のフローチャートの処理は、例えば、ライブビュー表示の動作を終了する直前などに実行するようにしてもよい。そうすれば、デジタルカメラの内部温度が高くなった状態でダーク画像が取得されるため、欠陥画素を発見し易くなる。なお、図2のフローチャートの処理は、ユーザーが望んでいる場合にのみ、例えば、上記の説明では欠陥画素回避モードの設定が有効にされている場合にのみ実行するのが好ましい。
(実施形態の作用効果)
以上、本実施形態のデジタルカメラでは、ダーク画像が取得され、そのダーク画像を基に欠陥画素となる画素が検出されると共に、検出された欠陥画素のアドレスとその検出数の情報に基づき、間引き読み出しのモード毎に、読み出しの対象となる画素に含まれる欠陥画素の数が最小となる画素信号読出パターンがそれぞれ算出される。なお、検出される欠陥画素には、デジタルカメラの調整工程で欠陥画素として検出された既知の画素(既知の欠陥画素)も含まれる。そのため、既知の欠陥画素だけでなく、経時劣化により生じた欠陥画素についても対応することができる。
その後、ライブビュー表示や動画撮影などにおいて間引き読み出しを行う際に、その間引き読み出しのモードに対応した画素信号読出パターンに基づき撮像素子が駆動されて画素信号の読み出しが行われ、その画素信号によって構成された画像(スルー画像や動画の各フレーム画像)が取得される。そのため、欠陥画素の信号成分が含まれないか、或いは欠陥画素の信号成分が少ない画像を取得することができる。
また、本実施形態のデジタルカメラでは、間引き読み出しによって読み出される画素信号の出力順序が基準と異なる場合には、画素信号の出力順序に適応するように処理の順序を入れ替えつつ取得された画像に対して画像処理などの処理が行われる。そのため、画素信号の出力順序に拘わらず、欠陥画素による画質劣化が無い、或いは少ない撮影画像を得ることができる。
従って、本実施形態のデジタルカメラによれば、間引き読み出しを使用して撮影を行うときに、欠陥画素による撮影画像の画質劣化を低減することができる。
(その他)
なお、上記では間引き読み出しを行う場合について説明したが、本発明は、間引き読み出しを行った上で、画素加算を併用する場合にも適用できる。そうすれば、加算の対象となる画素に含まれる欠陥画素を少なくすることができる。
11…撮像レンズ,12…レンズ駆動部,13…撮像素子,14…アナログ信号処理部,15…タイミングジェネレータ(TG),16…バッファメモリ,17…画像処理部,18…表示制御部,19…表示部,20…制御部,21…フラッシュメモリ,22…圧縮/復号部,23…記録インターフェース(記録I/F),24…記録媒体,25…操作部,26…バス

Claims (6)

  1. 行列状に配列された複数の画素から出力される画素信号の間引き読み出しが可能なCMOS型撮像素子と、
    前記撮像素子に配列された複数の画素から欠陥画素となる画素を検出する検出手段と、
    前記撮像素子に配列された複数の画素のうち前記間引き読み出しの読み出し対象となる画素に含まれる欠陥画素の数が最も少なくなる前記間引き読み出しの画素行駆動信号パターンを算出する画素行駆動信号パターン算出手段と、
    前記撮像素子に配列された複数の画素のうち前記間引き読み出しの読み出し対象となる画素列に含まれる欠陥画素の数が最も少なくなる前記間引き読み出しの画素列駆動信号パターンを算出する画素列駆動信号パターン算出手段と、
    前記画素行駆動信号パターン算出手段が算出した画素行駆動信号パターンと前記画素列駆動信号パターン算出手段が算出した画素列駆動信号パターンとに基づいて前記撮像素子を駆動させて前記間引き読み出しを行う制御手段と
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記撮像素子は、前記間引き読み出しにおいて複数の読み出しモードで間引き読み出しが行われ、
    前記画素行駆動信号パターン算出手段は、前記間引き読み出しの読み出しモード毎に前画素行駆動信号パターンを算出し、
    前記画素列駆動信号パターン算出手段は、前記間引き読み出しの読み出しモード毎に前記画素列駆動信号パターンを算出することを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の撮像装置において、
    前記画素行駆動信号パターン算出手段により算出された画素行駆動信号パターンと前記画素列駆動信号パターン算出手段により算出された画素列駆動信号パターンとを記憶する記憶手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された画素行駆動信号パターンと前記記憶手段に記憶された画素列駆動信号パターンとに基づいて前記撮像素子を駆動させて前記間引き読み出しを行うことを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項1ないし請求項3の何れか一項に記載の撮像装置において、
    前記検出手段は、遮光状態で撮影して生成されたダーク画像に基づいて前記欠陥画素となる画素を検出することを特徴とする撮像装置。
  5. 請求項1ないし請求項4の何れか一項に記載の撮像装置において、
    前記欠陥画素は、前記検出手段が前記ダーク画像を基に検出した画素及び/又は予め定められた画素であることを特徴とする撮像装置。
  6. 請求項1ないし請求項5の何れか一項に記載の撮像装置において、
    前記制御手段は、前記間引き読み出しによって前記撮像素子から読み出される画素信号の出力順序が基準と異なる場合、その出力順序に適応するように処理の順序を入れ替えつつ前記読み出される画素信号に対して画像処理を行うことを特徴とする撮像装置。
JP2009111983A 2009-05-01 2009-05-01 撮像装置 Expired - Fee Related JP5476785B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009111983A JP5476785B2 (ja) 2009-05-01 2009-05-01 撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009111983A JP5476785B2 (ja) 2009-05-01 2009-05-01 撮像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010263360A JP2010263360A (ja) 2010-11-18
JP5476785B2 true JP5476785B2 (ja) 2014-04-23

Family

ID=43361108

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009111983A Expired - Fee Related JP5476785B2 (ja) 2009-05-01 2009-05-01 撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5476785B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3819511B2 (ja) * 1997-02-13 2006-09-13 富士写真フイルム株式会社 Ccd撮像デバイスにおけるモニタ方法およびディジタルスチルカメラ
JP4542962B2 (ja) * 2005-07-21 2010-09-15 富士フイルム株式会社 デジタルカメラ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010263360A (ja) 2010-11-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3998229B2 (ja) 撮像装置およびその信号処理方法
JP4622790B2 (ja) 撮像素子および撮像装置
JP5523065B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
US20060103742A1 (en) Image capture apparatus and image capture method
JP5482799B2 (ja) 電子カメラ
JP4745851B2 (ja) 撮像装置
US20100045830A1 (en) Image capturing device, smear reduction method, and computer readable storage medium
JP3738652B2 (ja) デジタルカメラ
JP4817529B2 (ja) 撮像装置及び画像処理方法
JP5452269B2 (ja) 撮像装置
JP4187512B2 (ja) 撮像装置
JP5633518B2 (ja) データ処理装置
JP3738654B2 (ja) デジタルカメラ
JP5476785B2 (ja) 撮像装置
JP2006121165A (ja) 撮像装置、画像形成方法
JP5665282B2 (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP4529782B2 (ja) 撮像装置およびその信号処理方法
JP5127510B2 (ja) 撮像装置、及び撮像装置の制御方法
JP3915306B2 (ja) 撮像装置及び撮像装置のメカシャッタ応答遅れ測定方法
JP4300043B2 (ja) 撮像装置、撮像方法、撮像プログラム、及び記録媒体
JP4498253B2 (ja) 画像処理装置
JP2010081345A (ja) 撮像装置
JP4573367B2 (ja) 画像撮影装置
JP2008219803A (ja) 画像信号の補正方法及び撮像装置
JP3826949B2 (ja) デジタルカメラ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120330

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130711

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130716

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130917

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140114

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140127

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5476785

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees