JP5476290B2 - 太陽電池モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、波長変換膜の技術に関し、特に、蛍光体が近紫外光〜青色光を照射されることによって励起し、発光を起こして波長変換を行い、太陽電池の変換効率を向上させる技術関する。
太陽電池の量子効率は、一般に紫外光〜青色光の領域では緑色光〜近赤外光の領域に比べて低い。従って、太陽電池に到達する光の波長成分のうち、紫外光〜青色光の波長の光を緑色光〜近赤外光の光に波長変換することによって、太陽電池の量子効率の高い波長領域の光を増加させて、太陽電池の効率を向上することができる。従来から太陽電池に光が到達する経路中に波長変換膜を設置することにより、太陽電池の効率が向上することが知られている。
例えば、「特許文献1」では、蛍光着色剤を波長変換材料として用いている。また、「特許文献2」では、希土類錯体含有ORMOSIL複合体を用いている。また、「非特許文献1」では、有機金属錯体を用いている。しかしながら、上記の蛍光着色剤及び有機金属錯体では耐久性が不充分であるため、長期間にわたる太陽電池用波長変換材料としての機能の保持が困難である。また、「特許文献3」では蛍光体を用いた太陽電池用波長変換材料が記載されているが、「特許文献3」では具体的な効率向上量の数値は記載されていない。また、「特許文献4」には、吸収した光の波長よりも長い波長の光に変換する変換材を有する封止剤で単結晶シリコンを挟持する構成が記載されているが、蛍光体等の波長変換材の具体的な構成は記載されていない。また、「特許文献5」では発光材料に配向を設けることにより発光材料からの光を太陽電池内部に閉じ込める工夫を施すことが記載されている。しかしながら、発光材料の長さの記載はなく、発光材料の組成も記載されておらず、配向を設ける製造方法も記載されていない。
特開2001−7377号公報 特開2000−327715号公報 特開2003−218379号公報 特開平7−202243号公報 特表2008−536953号公報
第58回錯体化学討論会予稿集1PF−011
太陽電池用の波長変換材料には有機金属錯体及び無機系化合物である蛍光体を太陽電池用波長変換材料として用いる取組みがなされている。しかしながら、従来の波長変換材料では発光材料から発せられる光の方向が等方的であるため、太陽電池セルに向かわずに太陽光が入射する側に透過する光の成分が大きい。そのため、従来の波長変換材料では太陽電池の光電変換効率を十分向上するには至っておらず、光電変換効率をさらに向上することが求められている。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、波長変換材料から発せられる光のうち太陽電池セルに向かう光の量を増加し、太陽電池の光電変換効率を向上することができる技術を提供することにある。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。すなわち、本発明の一つの実施の形態における太陽電池モジュールは、前面ガラス、透明樹脂、太陽電池セル及びバックシートを有している。また、前記前面ガラスは太陽電池用の半強化ガラスであり、反射防止膜を有している場合がある。
前記透明樹脂には、近紫外光〜青色光で励起されることにより可視光〜近赤外光を発光する蛍光体が混入されている。本発明における波長変換材料は、針状の形態を有している蛍光体か、蛍光体が封止された針状の樹脂である。この波長変換材料が針状であるので、波長変換材料からの出射光は異方性を有している。
針状の蛍光体あるいは、蛍光体が封止された針状の樹脂を太陽電池セルの主面に対して寝せる方向に配置することによって、太陽電池セルに向かう光量を大きくすることが出来る。すなわち、上述のような波長変換膜を太陽電池に用いることによって、光電変換効率の高い太陽電池モジュールを作製することができる。
本発明によれば、蛍光体等で波長変換を受けた出射光が、電池セル側へ向かう量を大きくすることが出来るので、太陽電池の光変換効率を向上させることが出来る。
封止材に波長変換材料を混合した場合の太陽電池モジュールの断面模式図である。 封止材と太陽電池セルの間に波長変換層を形成した場合の太陽電池モジュールの断面模式図である。 反射防止膜に波長変換材料を混合した場合の太陽電池モジュールの断面模式図である。 反射防止膜と前面ガラスの間に波長変換層を形成した場合の太陽電池モジュールの断面模式図である。 太陽電池モジュールを集光型太陽光発電装置に取り込んだ場合の断面模式図である。 太陽電池の発電電力増加分の波長変換材料励起端波長依存性を示すグラフである。 光散乱強度の粒径依存性を示すグラフである。 蛍光体が針状の樹脂に封止された状態を示す模式図である。
<太陽電池モジュールの構造>
本発明の太陽電池モジュールの構造を図1に示す。太陽電池モジュール1は太陽光が入射する側に設置する前面ガラス2、封止材(透明樹脂)3、太陽電池セル4、及びバックシート5からなり、前面ガラス2の太陽光が入射する側には反射防止膜6が形成されている。反射防止膜はあることが望ましいが、無くてもよい。前面ガラス2はその成分がガラスのほか、ポリカーボネート、アクリル、ポリエステル、フッ化ポリエチレンなど太陽光の入射を妨げないよう透明であれば、これらの材料のものを用いることもできる。
封止材3は保護材としての役割があり、光エネルギーを電気エネルギーに変換する太陽電池セル4を覆うように配置されている。また、封止材としては、EVA(エチレン−ビニル酢酸共重合体)のほか、シリコンのポッテイング材、ポリビニルブチラールなどを用いることもできる。
太陽電池セル4としては、単結晶シリコン太陽電池、多結晶シリコン太陽電池、薄膜化合物半導体太陽電池、アモルファスシリコン太陽電池等の様々な太陽電池セルを用いることができる。この太陽電池セル4は太陽電池モジュール1内に1つ乃至複数配置されており、複数配置される場合は電気的にインターコネクタで接続されている。バックシート5としては耐候性、高絶縁性、及び強度を持たせるため、金属層及びプラスチックフィルム層を含有することができる。
波長変換材料7は図1に示すように封止材3に混合して用いることができる。この場合には、封止材3が近紫外〜青色光を吸収して、緑色〜近赤外光を放出する波長変換層を構成している。また、波長変換膜を封止材3といっしょに太陽電池モジュールを作製するため、製造工程が簡素化できる。
前記波長変換層は、少なくとも太陽光が太陽電池セル4に入射する間に存在していればよく、少なくとも前面ガラス2の受光表面及び前面ガラス2と太陽電池セル4との間のいずれかにあればよい。また、波長変換層は太陽電池セルに入射する光のみ吸収できればよいので、少なくとも太陽電池セル4への太陽光の入射部に変換された光を供給することができる位置に存在していればよく、太陽電池モジュール1の表面積と同じ面積で均一に存在しなくともよい。
従って、太陽電池モジュールの構造としては、図1に示す構成のほか、図2に示すように封止材3の太陽電池セル側に波長変換層8を形成することができる。この場合には波長変換材料から放出された光の太陽電池セルまでの距離が短く、光の拡散を抑えることができる。また、図3に示すように反射防止膜6を設ける場合は、波長変換材料7を反射防止膜6に混練して用いることができる。この場合には、反射防止膜6といっしょに波長変換膜を作製するため、製造工程を簡素化できる。また、前面ガラス2による紫外光の吸収がない前面ガラスの表面に波長変換膜を形成するため、より多くの紫外光を可視光〜近赤外光に波長変換することができる。
図4に示すように反射防止膜6と前面ガラス2の間に波長変換材料7を有する波長変換膜8を形成することができる。この場合には前面ガラス2による紫外光の吸収がない表面に波長変換膜8を形成するため、より多くの紫外光を可視光〜近赤外に波長変換することができる。また、上記の構成に集光レンズ9、支持枠10、基板11などを用いて図5のように集光型太陽電池として使用することもできる。波長変換材料によってエネルギーの高い短波長の光をエネルギーの低い長波長の光に変換し、太陽電池セルのバンドギャップ以上の過剰なエネルギーが減少するため、集光型太陽電池として用いても太陽電池セルの温度上昇を抑えることができる。
以上のように光が太陽電池に到達するまでの経路中に、蛍光体を含む材料を設置した構造である太陽電池としては、前面ガラス2や封止材3の材料に混合する方法、適当な溶媒に波長変換材料7を配合して所望の箇所に塗布する方法などが考えられ、太陽電池セル4における太陽光の吸収を妨げず、波長変換材料7の機能を損なわない形態であれば、いずれの方法であってもよい。その中でも、図1に示す波長変換材料7を封止材3に混練して用いる方法は製造方法が簡素化でき、波長変換材料7を設置する方法として優れている。
<異方発光材料を用いた波長変換膜>
波長変換材料として蛍光体材料を用いる場合、蛍光体が球形であると、蛍光体からの発光は等方的であり、太陽電池セルに向かわずに太陽光が入射する側に透過する光の成分が生じる。図1に示すように、太陽電池セル4に垂直な線から41.8°(sin-1(1/1.5)=41.8°)よりも低角度の光は屈折率の関係により太陽光が入射する側に透過して太陽電池の発電に寄与しない。この発電に寄与しない光の成分の割合は蛍光体7から発する光の13%程度である。なお、本明細書では、波長変換材料7を発光材料ということもある。
図1における41.8°は、波長変換材料7から出射した光のうち、太陽電池セル4と逆側に向かう光が空気との界面において、全反射を起こさない角度である。つまり、波長変換材料7から出射した光が、界面において全反射すれば、ふたたび、太陽電池セル4の方向に向かうが、全反射しなければ図1における上方に出射して、発電に寄与しないことになる。
針状蛍光体または蛍光体を針状樹脂中に封止した波長変換材料は発光の方向性を持たせることができる。すなわち、波長変換材料の形状が縦長の場合には横方向に向かう光の成分の割合よりも縦方向に向かう光の成分の割合のほうが大きい。これは、無機蛍光体の屈折率が1.5〜2.0程度と封止材の屈折率(1.5)よりも大きいためである。図8は蛍光体が針状の樹脂に封止された例を示す。
従って、縦長の蛍光体材料または蛍光体を針状樹脂中に封止した波長変換材料を41.8°よりも高角度に配列させる、つまり、太陽光が入射する面と平行な方向に波長変換材料の長軸を沿わせる。これによって、発光材料から生じる光において太陽電池セルに向かわない光の成分を大幅に低減することができる。
ここで、針状蛍光体または蛍光体を針状樹脂に封止した発光材料の縦の長さ、すなわち長径をa、横の長さすなわち短径をbとするとa>bであり、波長変換膜の厚さをcとするとa>cが好ましく、41.8°よりも高角度に針状蛍光体及び蛍光体を針状樹脂に封止した発光材料を設置するにはa>1.34cとする。なお、針状蛍光体または蛍光体を針状樹脂に封止した発光材料の長径aと短径bの比a>2bであることがより好ましい。
このような構成とすることによって、封止材の原料と針状蛍光体または蛍光体を針状樹脂に封止した発光材料を混練して膜状に成形することにより、容易に所望の角度で発光材料が混合された波長変換膜を製造することができる。この場合には41.8°〜90°の角度で発光材料がランダムに封止材中に設置される。
また、針状蛍光体または蛍光体を針状樹脂中に封止した発光材料を混合した波長変換膜は1層でもよく、または重ねて多層構造とすることもできる。多層構造とすれば、針状蛍光体及び蛍光体を針状樹脂に封止した発光材料の長径aが短い場合にも波長変換膜1層の厚さを薄くして、それらを重ねて多層構造とすることにより、封止材の機能を損ねることなく太陽電池セルを保護する厚さを確保することができる。また、蛍光体を封止する針状樹脂は、アクリル酸エステルまたはメタクリル酸エステルの重合体が好ましいが、シリコン樹脂、あるいはガラスなどの透明な素材であり、波長変換の機能を損ねない透明な材料であればよい。
以上で述べた針状の蛍光体または、蛍光体を封止した針状樹脂の長径aあるいは短径bは個々の粒子によって異なるので、後で示す統計的な処理を施した場合の径である。
<波長変換材料としての励起端波長、粒径、添加濃度>
太陽電池の量子効率は一般に青色光から近紫外光になり、入射する光の波長が短波長になるにつれて低下する。一方、波長変換材料としては蛍光体の量子効率は0.7〜0.9程度のものが用いられる。太陽光スペクトル強度のある300nm以上に励起帯がある蛍光体の長波長側の励起端波長を変化させた場合の発電電力増加分を試算した結果を図6に示す。ここで、励起端波長とは励起スペクトルにおける長波長側の励起強度が立ち上がる波長のことであり、励起スペクトルのピーク強度の10%となる波長を示すこととする。
波長変換による発電電力の増加は量子効率0.6〜0.9では励起端波長が350〜670nmで見られる。発電電力の増加は励起端波長が430〜500nmの時に最も大きい。すなわち、波長変換材料の量子効率が0.6〜0.9であれば、励起端波長が430〜500nmの範囲の波長変換材料を用いることで、太陽電池の発電電力を最大限向上することができ、量子効率が0.7〜0.9であれば、励起端波長が450〜500nmの範囲の波長変換材料を用いることで、太陽電池の発電電力を最大限向上することができる。また、波長変換材料の量子効率が0.7以上の場合には、励起端波長がさらに410〜600nmのものを用いても、従来の有機錯体(量子効率0.6程度)を用いた波長変換の場合より太陽電池の発電電力を向上することができる。
一方、蛍光体では光学散乱による損失もあり、その程度は粒径と添加濃度に関係する。波長変換材料の粒径と光散乱強度の関係は、太陽光の波長を500nmとすると、光散乱強度はミー散乱によりその半分の250nmの粒径で最大となる。光散乱強度と粒径の関係を図7に示す。250nmより小さい粒径では散乱強度はレイリー散乱に支配され粒径が小さいほど散乱強度は減少し、また250nmより大きい粒径では幾何光学散乱に支配され、粒径が大きいほど光散乱強度は低下する。粒径が小さいと光散乱強度は低下するが、蛍光体の発光強度が低下するため、また、粒径が大きすぎると添加濃度を多くする必要があり、封止材の機能を損ねるため、10nm〜20μmの粒径範囲が適当である。この範囲は、ミー散乱による散乱ピークである粒径250nmを含んでいるが、蛍光体の発光効率を加味して設定した値である。
次に、波長変換材料の封止材中への添加濃度としては、太陽光が入射する側に少なくとも1個の蛍光体粒子が存在し、封止材中に混合された蛍光体に太陽光がまんべんなく当たることが望ましい。添加濃度が過剰だと光学散乱が増加し、また添加濃度が過少だと波長変換されず素通りする光が増加する。そのため、平均粒径2.3μmの蛍光体の場合の添加濃度は2重量%となる。また、平均粒径が5.8μmの蛍光体の場合の添加濃度は5重量%となる。また、平均粒径が1.2μmの蛍光体の場合には添加濃度は1重量%となる。従って、蛍光体の平均粒径が1〜5μmの場合には、添加濃度は1〜5重量%となる。ただし、ここでは蛍光体の必要量を計算した結果であり、この量の前後で最適濃度が存在する。
従って、蛍光体の平均粒径をA(μm)とすれば、最適濃度範囲B(重量%)は最適濃度2A/2.3の1/200倍程度から効果が現れ始め、10倍程度まで効果が見られる。従って、蛍光体の濃度は0.004A≦B≦8.7Aの範囲で良好であり、光のストッピング及び光散乱を考慮すれば、より好ましくは最適濃度2A/2.3の1/100倍程度から5倍程度の範囲で波長変換の効果が高い。従って、蛍光体の濃度は0.008A≦B≦4.3Aの範囲で最適になるものと考えられる。
<波長変換材料>
波長変換材料としては、500nm以下の近紫外光〜青色光を500nm〜1100nmの緑色光〜近赤外光に光変換して太陽電池セルに入射させることのできる材料が好ましい。特に太陽光スペクトル強度のある300nm以上に励起帯があり、量子効率が0.7以上あり、励起端波長が410〜600nmにある材料が好ましい。励起端波長が430〜500nmにある材料が最も好ましい。さらに、輝度寿命及び耐湿性の点から、各種ディスプレイ、ランプ、及び白色LED等に用いられる無機蛍光体材料が好ましい。ただし、励起帯が近紫外光〜青色光に分布しているものに限る。
本発明では、このような観点から励起帯が近紫外光〜青色光に存在し、さらに光変換効率の高い蛍光体材料組成を選定した。このような蛍光体としては、MMgAl10O17:Eu,Mnであり、MはBa,Sr,Caの一種または複数種の元素である蛍光体、または蛍光体の母体材料が(Ba、Sr)SiO、(Ba、Sr、Ca)SiO、BaSiO、SrSiO、(Sr、Ca、Ba)SiO、(Ba、Sr、Ca)MgSi、CaSi、CaZnSi、BaScSi12、CaScSi12のいずれかを含む蛍光体、あるいは蛍光体の母体材料がMAlSiNで表され、MはBa、Sr、Ca、Mgのいずれか一種または複数種の元素である蛍光体などが挙げられる。また、発光中心元素としてはEu及びCeなどの希土類元素が用いられる。
また、本発明に用いられる蛍光体の平均粒径は10nm〜20μmである。ここで、蛍光体の平均粒径は、以下のように規定することができる。粒子(蛍光体粒子)の平均粒径を調べる方法としては、粒度分布測定装置で測定する方法及び電子顕微鏡で直接観察する方法などがある。電子顕微鏡で調べる場合を例にとると、平均粒径は以下のように算出することができる。粒子の粒径の変量(・・・、0.8〜1.2μm、1.3〜1.7μm、1.8〜2.2μm、・・・、6.8〜7.2μm、7.3〜7.7μm、7.8〜8.2μm、・・・など)の各区間を階級値(・・・、1.0μm、1.5μm、2.0μm、・・・、7.0μm、7.5μm、8.0μm、・・・)で表し、これをxとする。そして、電子顕微鏡で観察された各変量の度数をfで示すことにすれば、平均値Aは次のように表される。
A=Σx/Σf=Σx/N
ただし、Σf=Nである。本発明の蛍光体では励起帯波長が波長変換材料として適合しているため、太陽電池用波長変換材料として優れた効果を得ることができる。
蛍光体が長径aと短径bを持つ針状である場合、長径aあるいは短径b各々に対して、上記のような測定を行った平均粒径を用いる。つまり、本明細書における長径aは平均長径aのことであり、短径bは平均短径bのことである。そして、針状の蛍光体の粒径という場合は、(a+b)/2である。蛍光体を封止した針状樹脂における長径aあるいは短径bも同様な統計処理をした値である。つまり、本明細書における蛍光体を封止した針状樹脂の長径aは平均長径aのことであり、短径bは平均短径bのことである。
<波長変換型封止材シート及び太陽電池モジュールの作製>
以上のような波長変換材料を用いて種々の太陽電池モジュールを作製した。以下にその実施例を示す
透明樹脂(EVA)に有機過酸化物、架橋助剤及び接着向上材を少量添加し、0.5重量%の割合で(Ba,Ca,Sr)MgAl1017:Eu,Mn蛍光体(粒径6μm)を封止した針状アクリル樹脂(縦の長さa=680μm、横の長さb=20μm)を混合して、80℃に加熱したロールミルを用いて混練した後、2枚のポリエチレンテレフタレート間にプレスを用いて挟んで、厚さ500μmのEVAを主成分とした封止材3を作製した。また、前記蛍光体組成は1種または複数種の組成を混合して用いてもよい。
次に、この封止材3を室温まで放冷し、ポリエチレンテレフタレートフィルムを剥がして、前面ガラス2、太陽電池セル4、バックシート5と共に図1のように積層して、150℃に設定した真空ラミネータで予備圧着した。予備圧着された積層物を155℃のオーブンで30分間加熱し、架橋及び接着を行って太陽電池パネル1を作製した。本発明では波長変換材料として励起帯の適合した蛍光体を用いており、さらに光変換効率の高い波長変換材料を用いており、さらに太陽電池セルに向かう光の量を増加させる方向に波長変換材料が設置されているため、太陽電池パネルの電流量が大きく、波長変換材料を用いない場合に比べて電流量が10%増加した。
透明樹脂(EVA)に有機過酸化物、架橋助剤及び接着向上材を少量添加し、1重量%の割合で(Ba,Ca,Sr)MgAl1017:Eu,Mn蛍光体(粒径50nm)を封止した針状アクリル樹脂(縦の長さa=200μm、横の長さb=20μm)を混合して、80℃に加熱したロールミルを用いて混練した後、2枚のポリエチレンテレフタレート間にプレスを用いて挟んで、厚さ166μmのEVAを主成分とした封止材3を作製した。また、前記蛍光体組成は1種または複数種の組成を混合して用いてもよい。
次に、この封止材3を室温まで放冷し、ポリエチレンテレフタレートフィルムを剥がして、前面ガラス2、太陽電池セル4、バックシート5と共に封止材3を3枚重ねて多層構造とし、図1のように積層して、150℃に設定した真空ラミネータで予備圧着した。予備圧着された積層物を155℃のオーブンで30分間加熱し、架橋及び接着を行って太陽電池パネル1を作製した。本発明では波長変換材料として励起帯の適合した蛍光体を用いており、さらに光変換効率の高い波長変換材料を用いており、さらに太陽電池セルに向かう光の量を増加させる方向に波長変換材料が設置されているため、太陽電池パネルの電流量が大きく、波長変換材料を用いない場合に比べて電流量が9%増加した。
透明樹脂(EVA)に有機過酸化物、架橋助剤及び接着向上材を少量添加し、0.5重量%の割合で(Ba,Ca,Sr)MgAl1017:Eu,Mn蛍光体(縦60μm、横5μm)を混合して、80℃に加熱したロールミルを用いて混練した後、2枚のポリエチレンテレフタレート間にプレスを用いて挟んで、厚さ50μmのEVAを主成分とした封止材3を作製した。また、前記蛍光体組成は1種または複数種の組成を混合して用いてもよい。
次に、この封止材3を室温まで放冷し、ポリエチレンテレフタレートフィルムを剥がして、前面ガラス2、太陽電池セル4、バックシート5と共に封止材3を10枚重ねて多層構造とし、図1のように積層して、150℃に設定した真空ラミネータで予備圧着した。予備圧着された積層物を155℃のオーブンで30分間加熱し、架橋及び接着を行って太陽電池パネル1を作製した。本発明では波長変換材料として励起帯の適合した蛍光体を用いており、さらに光変換効率の高い波長変換材料を用いており、さらに太陽電池セルに向かう光の量を増加させる方向に波長変換材料が設置されているため、太陽電池パネルの電流量が大きく、波長変換材料を用いない場合に比べて電流量が12%増加した。
透明樹脂(EVA)に有機過酸化物、架橋助剤及び接着向上材を少量添加し、0.5重量%の割合で(Ba、Sr)SiO:Eu蛍光体(縦60μm、横5μm)を混合して、80℃に加熱したロールミルを用いて混練した後、2枚のポリエチレンテレフタレート間にプレスを用いて挟んで、厚さ50μmのEVAを主成分とした封止材3を作製した。また、前記蛍光体組成は1種または複数種の組成を混合して用いてもよい。
次に、この封止材3を室温まで放冷し、ポリエチレンテレフタレートフィルムを剥がして、前面ガラス2、太陽電池セル4、バックシート5と共に封止材3を10枚重ねて多層構造とし、図1のように積層して、150℃に設定した真空ラミネータで予備圧着した。予備圧着された積層物を155℃のオーブンで30分間加熱し、架橋及び接着を行って太陽電池パネル1を作製した。本発明では波長変換材料として励起帯の適合した蛍光体を用いており、さらに光変換効率の高い波長変換材料を用いており、さらに太陽電池セルに向かう光の量を増加させる方向に波長変換材料が設置されているため、太陽電池パネルの電流量が大きく、波長変換材料を用いない場合に比べて電流量が10%増加した。
透明樹脂(EVA)に有機過酸化物、架橋助剤及び接着向上材を少量添加し、0.5重量%の割合で(Ba、Sr、Ca)SiO:Eu蛍光体(縦60μm、横5μm)を混合して、80℃に加熱したロールミルを用いて混練した後、2枚のポリエチレンテレフタレート間にプレスを用いて挟んで、厚さ50μmのEVAを主成分とした封止材3を作製した。また、前記蛍光体組成は1種または複数種の組成を混合して用いてもよい。
次に、この封止材3を室温まで放冷し、ポリエチレンテレフタレートフィルムを剥がして、前面ガラス2、太陽電池セル4、バックシート5と共に封止材3を10枚重ねて多層構造とし、図1のように積層して、150℃に設定した真空ラミネータで予備圧着した。予備圧着された積層物を155℃のオーブンで30分間加熱し、架橋及び接着を行って太陽電池パネル1を作製した。本発明では波長変換材料として励起帯の適合した蛍光体を用いており、さらに光変換効率の高い波長変換材料を用いており、さらに太陽電池セルに向かう光の量を増加させる方向に波長変換材料が設置されているため、太陽電池パネルの電流量が大きく、波長変換材料を用いない場合に比べて電流量が11%増加した。
透明樹脂(EVA)に有機過酸化物、架橋助剤及び接着向上材を少量添加し、0.5重量%の割合でCaAlSiN:Eu蛍光体(縦60μm、横5μm)を混合して、80℃に加熱したロールミルを用いて混練した後、2枚のポリエチレンテレフタレート間にプレスを用いて挟んで、厚さ50μmのEVAを主成分とした封止材3を作製した。また、前記蛍光体組成は1種または複数種の組成を混合して用いてもよい。
次に、この封止材3を室温まで放冷し、ポリエチレンテレフタレートフィルムを剥がして、前面ガラス2、太陽電池セル4、バックシート5と共に封止材3を10枚重ねて多層構造とし、図1のように積層して、150℃に設定した真空ラミネータで予備圧着した。予備圧着された積層物を155℃のオーブンで30分間加熱し、架橋及び接着を行って太陽電池パネル1を作製した。本発明では波長変換材料として励起帯の適合した蛍光体を用いており、さらに光変換効率の高い波長変換材料を用いており、さらに太陽電池セルに向かう光の量を増加させる方向に波長変換材料が設置されているため、太陽電池パネルの電流量が大きく、波長変換材料を用いない場合に比べて電流量が8%増加した。
次に、前記波長変換材料を用いて太陽電池モジュールを作製した。透明樹脂(EVA)に有機過酸化物、架橋助剤及び接着向上材を少量添加し、0.5重量%の割合で(Ba、Sr)SiO:Eu蛍光体(粒径10μm)を封止した針状アクリル樹脂(縦の長さa=680μm、横の長さb=20μm)を混合して、80℃に加熱したロールミルを用いて混練した後、2枚のポリエチレンテレフタレート間にプレスを用いて挟んで、厚さ500μmのEVAを主成分とした封止材3を作製した。また、前記蛍光体組成は1種または複数種の組成を混合して用いてもよい。
次に、この封止材3を室温まで放冷し、ポリエチレンテレフタレートフィルムを剥がして、前面ガラス2、太陽電池セル4、バックシート5と共に図1のように積層して、150℃に設定した真空ラミネータで予備圧着した。予備圧着された積層物を155℃のオーブンで30分間加熱し、架橋及び接着を行って太陽電池パネル1を作製した。本発明では波長変換材料として励起帯の適合した蛍光体を用いており、さらに光変換効率の高い波長変換材料を用いており、さらに太陽電池セルに向かう光の量を増加させる方向に波長変換材料が設置されているため、太陽電池パネルの電流量が大きく、波長変換材料を用いない場合に比べて電流量が9%増加した。
透明樹脂(EVA)に有機過酸化物、架橋助剤及び接着向上材を少量添加し、0.5重量%の割合で(Ba、Sr、Ca)SiO:Eu蛍光体(粒径20μm)を封止した針状アクリル樹脂(縦の長さa=680μm、横の長さb=30μm)を混合して、80℃に加熱したロールミルを用いて混練した後、2枚のポリエチレンテレフタレート間にプレスを用いて挟んで、厚さ500μmのEVAを主成分とした封止材3を作製した。また、前記蛍光体組成は1種または複数種の組成を混合して用いてもよい。
次に、この封止材3を室温まで放冷し、ポリエチレンテレフタレートフィルムを剥がして、前面ガラス2、太陽電池セル4、バックシート5と共に図1のように積層して、150℃に設定した真空ラミネータで予備圧着した。予備圧着された積層物を155℃のオーブンで30分間加熱し、架橋及び接着を行って太陽電池パネル1を作製した。本発明では波長変換材料として励起帯の適合した蛍光体を用いており、さらに光変換効率の高い波長変換材料を用いており、さらに太陽電池セルに向かう光の量を増加させる方向に波長変換材料が設置されているため、太陽電池パネルの電流量が大きく、波長変換材料を用いない場合に比べて電流量が10%増加した。
透明樹脂(EVA)に有機過酸化物、架橋助剤及び接着向上材を少量添加し、0.5重量%の割合でCaAlSiN:Eu蛍光体(粒径15μm)を封止した針状アクリル樹脂(縦の長さa=680μm、横の長さb=20μm)を混合して、80℃に加熱したロールミルを用いて混練した後、2枚のポリエチレンテレフタレート間にプレスを用いて挟んで、厚さ500μmのEVAを主成分とした封止材3を作製した。また、前記蛍光体組成は1種または複数種の組成を混合して用いてもよい。
次に、この封止材3を室温まで放冷し、ポリエチレンテレフタレートフィルムを剥がして、前面ガラス2、太陽電池セル4、バックシート5と共に図1のように積層して、150℃に設定した真空ラミネータで予備圧着した。予備圧着された積層物を155℃のオーブンで30分間加熱し、架橋及び接着を行って太陽電池パネル1を作製した。本発明では波長変換材料として励起帯の適合した蛍光体を用いており、さらに光変換効率の高い波長変換材料を用いており、さらに太陽電池セルに向かう光の量を増加させる方向に波長変換材料が設置されているため、太陽電池パネルの電流量が大きく、波長変換材料を用いない場合に比べて電流量が9%増加した。
以上の実施例は、封止材料に波長変換材料を混合した場合である。ただし、波長変換材料7は、図3に示すように、反射防止膜6に混入して使用することが出来る。この場合、反射防止膜6の厚さをdとし、波長変換材料7である針状蛍光体、あるいは、蛍光体を封止した針状樹脂の長径をaとし、短径をbとした場合、a>b、より好ましくはa>2bであり、かつ、a>dである。さらに、反射防止膜6の厚さdとの関係は、a>1.34dであることがより好ましい。
図4に示すように、反射防止膜6とは別に、波長変換材料7である針状蛍光体、あるいは、蛍光体を封止した針状樹脂を有する波長変換膜8を前面ガラスの2外側に配置する場合についても同様である。この場合、波長変換膜8の厚さをdとすると、上記、反射防止膜6に波長変換材料7を混入した場合に説明したと同様な関係に、波長変換膜8および波長変換材料7を規定することによって太陽電池の変換効率を向上させることが出来る。
本発明は、薄膜多結晶シリコン太陽電池、薄膜化合物半導体太陽電池、アモルファスシリコン太陽電池などの太陽電池モジュールに利用することができる。
1 太陽電池モジュール
2 前面ガラス
3 封止材
4 太陽電池セル
5 バックシート
6 反射防止膜
7 波長変換材料
8 波長変換膜
9 集光レンズ
10 支持枠
11 基板
20 蛍光体
30 針状樹脂。

Claims (10)

  1. 太陽電池セルと前記太陽電池セルを保護する封止材シートを有する太陽電池モジュールであって、
    前記封止材シートは、太陽光が入射する第1の主面と波長変換された光が出射する第2の主面を有し、
    前記封止シートには蛍光体が封止された針状樹脂が混合されており、前記封止シートの厚さはcであり、
    前記針状樹脂の平均長径をa、前記針状樹脂の平均短径をbとした場合、a>bであり、かつ、a>cであり、
    前記針状樹脂中に封止される蛍光体がMMgAl10O17:Eu,Mnであり、MはBa, Sr, Caの一種または複数種の元素であり、
    太陽光が入射する側から、前記封止材シート、前記太陽電池セルの順に積層されていることを特徴とする太陽電池モジュール。
  2. 請求項1に記載の太陽電池モジュールであって、
    前記針状樹脂の平均長径をa、前記針状樹脂の平均短径をbとした場合、a>2bであり、かつ、a>cであることを特徴とする太陽電池モジュール。
  3. 請求項1または2に記載の太陽電池モジュールであって、
    前記針状樹脂の平均長径をa、前記封止材シートの厚さをcとしたとき、a>1.34cであることを特徴とする太陽電池モジュール。
  4. 請求項1に記載の太陽電池モジュールであって、
    前記封止材がエチレンー酢酸ビニル共重合体(EVA)を主成分とすることを特徴とする太陽電池に用いる太陽電池モジュール。
  5. 請求項4に記載の太陽電池モジュールであって、
    前記封止材が有機過酸化物、架橋助剤及び接着向上材のいずれか一種または複数種の添加剤を混合したことを特徴とする太陽電池モジュール。
  6. 外側表面に反射防止膜が形成された前面ガラスと、前記前面ガラスの内側において、前記前面ガラスと太陽電池セルとの間に保護封止材シートを有する太陽電池モジュールであって、
    前記反射防止膜には蛍光体が封止された針状樹脂が混合されており、前記反射防止膜の厚さはcであり、
    前記針状樹脂の平均長径をa、前記針状樹脂の平均短径をbとした場合、a>bであり、かつ、a>cであり、
    前記針状樹脂中に封止される蛍光体がMMgAl10O17:Eu,Mnであり、MはBa, Sr, Caの一種または複数種の元素であり、
    太陽光が入射する側から、前記前面ガラスに形成された反射防止膜、前記前面ガラス、前記保護封止材シート、前記太陽電池セルの順に積層されていることを特徴とする太陽電池モジュール。
  7. 外側の面に波長変換膜が形成された前面ガラスと、前記前面ガラスの内側において、前記前面ガラスと太陽電池セルとの間に保護封止材シートを有する太陽電池モジュールであって、
    前記波長変換膜は、太陽光が入射する第1の主面と波長変換された光が出射する第2の主面を有し、
    前記波長変換膜には蛍光体が封止された針状樹脂が混合されており、前記波長変換膜の厚さはcであり、
    前記針状樹脂の平均長径をa、前記針状樹脂の平均短径をbとした場合、a>bであり、かつ、a>cであり、
    前記針状樹脂中に封止される蛍光体がMMgAl10O17:Eu,Mnであり、MはBa, Sr, Caの一種または複数種の元素であり、
    太陽光が入射する側から、前記波長変換膜、前記前面ガラス、前記太陽電池セルの順に積層されていることを特徴とする太陽電池モジュール。
  8. 請求項1に記載の太陽電池モジュールであって、
    前記針状樹脂の長軸と、太陽光が入射する面と垂直な方向との角度が41.8度より大きいことを特徴とする太陽電池モジュール。
  9. 請求項6に記載の太陽電池モジュールであって、
    前記針状樹脂の長軸と、太陽光が入射する面と垂直な方向との角度が41.8度より大きいことを特徴とする太陽電池モジュール。
  10. 請求項7に記載の太陽電池モジュールであって、
    前記針状樹脂の長軸と、太陽光が入射する面と垂直な方向との角度が41.8度より大きいことを特徴とする太陽電池モジュール。
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