JP5474270B2 - 剃刀カートリッジの毛剃り補助ストリップ - Google Patents

剃刀カートリッジの毛剃り補助ストリップ Download PDF

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Description

本発明は、剃刀カートリッジの毛剃り補助ストリップまたは毛剃り補助複合体に関する。
毛剃りを行う間、毛剃り補助剤、典型的には潤滑剤を連続的に放出するような、潤滑ストリップとしても公知の毛剃り補助複合体を剃刀カートリッジにつけると、毛剃りの快適さが高まることが、今やよく知られている。たとえばUS4,170、821やGB2,024,082を参照。毛剃り補助ストリップは、一般的に、非水溶性ポリマー製のマトリックス(基材)、典型的にはポリスチレンと、水溶性の毛剃り補助剤、典型的にはポリエチレンオキシドとを含み、この毛剃り補助剤が毛剃り中にこの毛剃り補助複合体から漏れて、毛剃りの快適さを高める。
残念なことに、従来の毛剃り補助ストリップでは、十分な量の補助剤を放出できないこと、特に最初に4、5回毛剃りをした後は、毛剃り補助剤を放出しても、認知できないほどの少量が落ちるだけという問題があった。さらに、毛剃り補助ストリップに毛剃り補助剤が高いレベルまで入っていると、毛剃り補助剤を処理しにくく、ストリップの構造上の一体性を損なうおそれもあるため、毛剃り補助ストリップに含まれる毛剃り補助剤の量には制約が生じる。したがって最近は、毛剃り補助ストリップを改良して、毛剃り補助剤の放出を強化し、しかも持続させようとする努力がなされてきた。
このような努力の結果できた改良毛剃り補助ストリップは、それぞれ、次のような特徴を有する。つまり、ポリエチレングリコールのような低分子量の放出強化補助剤を、マトリックス内に組込ませたこと(US5,113,585);マトリックスの材料に、エチレン酢酸ビニルコポリマーを使ったこと(US5,349,750);ポリエチレンオキシドーポリプロピレンオキシドコポリマー(例、Poloxamer182)のような相溶化剤を組込ませたこと(US5,454,164)、架橋ポリアクリラートであるSalsorb84のような水で膨潤可能なポリマーを組込ませたこと(US5,626,154);水で浸出可能な毛剃り補助剤を含むコアを、非水溶性ポリマー製で毛剃り補助剤を放出させる複数の開口を有したシース内に同時押出しすること(US出願番号08/497,194に対応するWO96/13360);そして、互いに隣接する毛剃り補助部分を同時押出したこと(US5,956,848)などである。あるいはまた、毛剃り補助ストリップで、精油を含んだもの(US5,095,619)や、非揮発性の冷却剤を含んだもの(US5,713,131)、そして射出成形ストリップで可塑剤を含んだもの(US4,850,106)なども知られている。これまで述べてきた特許や出願の公報の内容はすべて、番号を参照することにより、本明細書に組込まれるものとする。
本発明は、固体ポリマー製の毛剃り補助ストリップを備えた、剃刀カートリッジを意図している。この剃刀カートリッジは、(1枚または複数枚の)刃と、刃の付近の肌当り部分とを有する。この肌当り部分は、固体ポリマー製の毛剃り補助ストリップを含み、さらに、このストリップの上方露出面が、毛剃り中に肌と接触する。そしてこの毛剃り補助ストリップは、長手方向に延びて潤滑用水溶性ポリマーを含む上方露出第1部分と、これに隣接する長手方向に延びて潤滑用水溶性ポリマーを含む上方露出第2部分とを有する。ここで第1部分が第2部分より潤滑用水溶性ポリマーの量を多く含み、毛剃り中に第1部分が第2部分よりも速く摩耗されるようになっている。このような構造にしたことによって、本発明の毛剃り補助ストリップは、従来の毛剃り補助ストリップに比べて、より長い時間、より多くの潤滑用水溶性ポリマーを放出する(つまり、多くの毛剃りができる)ようになる。
毛剃り補助ストリップは普通、カートリッジの後方側の(あるいはキャップ)部分(すなわち刃の背後)に配置されているが、カートリッジの前方側の(あるいはガード)部分(すなわち刃の手前)や、カートリッジの前方と後方との両側に配置されていてもよい。そして剃刀カートリッジは一般的に、毛剃りに使えるように、ハンドルに取付けられている。また1回または数回使用した後で、ハンドルは再使用するがカートリッジは処分する剃刀システムになっている場合に、剃刀カートリッジをハンドルに取り外し可能に取付けられるようにしておくことができる。あるいは1回または数回使用した後で、ハンドルと毛剃りカートリッジとをひとつのユニットとして一緒に処分するような剃刀システムになっている場合に、剃刀カートリッジをハンドルに永久的に取付ける(またはハンドルと一体化する)ことができる。かくして、剃刀カートリッジという用語は、このような両方の種類のカートリッジに適用するよう意図されている。
図1、2および5に示されたように、剃刀カートリッジ14は、3枚の刃18を担うハウジング16と、フィン付きエラストマーガード20と、カートリッジの肌当り部分(この場合はキャップ)に配置された固体ポリマー製の毛剃り補助ストリップ22(または22’)とを含む。この毛剃り補助ストリップ(または毛剃り補助複合体)は、カートリッジの後方側の開口部内に固定され、潤滑用水溶性ポリマー製の毛剃り補助剤を含んでいる。この毛剃り補助剤は、毛剃りの特性を改良するために、毛剃り中にこのストリップから放出されるようになっている。この特定化された剃刀カートリッジでは、毛剃り補助ストリップはその後方側の部分のところに示されているが、カートリッジの肌当り部分のいずれにも配置することができ、さらに適切とみなされるどのサイズやどの形状にも製造できる。たとえば、Gillette社が販売しているMach 3(登録商標)、Sensor Excel(登録商標)、Atra Plus(登録商標)、そしてCustom Plus(登録商標)、あるいは市場にでている他の剃刀カートリッジにも同様に、ストリップを剃刀カートリッジ内に組込ませることもできる。
図3および4に示されたように、毛剃り補助ストリップ22は、長手方向に延びる露出第1部分24と、それに隣接する長手方向に延びる露出第2部分26とを含み、それぞれの部分はほぼ、丸みを帯びたローブ(lobe)形で、長手方向に延びる露出面を有している。第2部分26は少なくとも部分的に、第1部分24の下に延びて、第1部分24を支持していると好ましい。第1部分24と第2部分26との間の境界は、図示のごとく、近似的に傾斜面になっている。ストリップ22はまた、接続部分28を含んでおり、この接続部分28は、第1部分24と第2部分26との下側に延び、さらに必要に応じて、カートリッジの嵌め込み受け部分内にストリップを固定するように機能する。第2部分26と接続部分28とが、同一の組成であると好ましい。また毛剃り補助ストリップの上面全体に対して、第1部分24の上面は、好ましくは約55%から約85%、より好ましくは約60%から80%を占める。加えて第1部分24の最上面が、第2部分26の最上面よりわずかに上に延びていると好ましい。さらにまた第1部分24が第2部分26より、毛剃り補助剤の量を(重量パーセントで)多く含むのが好ましい。毛剃り補助ストリップの典型的なサイズは、長さが約2.5cmから約3.7cm、幅が約0.15cmから約0.35cmである。
本発明の毛剃り補助ストリップの第2実施態様が、図6および7に示されている。この実施態様では、前述の実施態様と同様に、毛剃り補助ストリップ22’は、長手方向に延びる露出第1部分24’と、それに隣接する長手方向に延びる露出第2部分26’とを含み、それぞれの部分はほぼ、丸みを帯びたローブ形で、長手方向に露出面を有している。第2部分26’は、実質的に第1部分24’の下側に延びて、第1部分24’を支持する。第1部分24’と第2部分26’との間の境界は、図示のごとく曲線(S字型に近い)になっている。無論、この境界が凸状や凹状に弓形を描いていてもよい。ストリップ22’はまた、接続部分28’を含んでおり、この接続部分28’は、第1部分24’と第2部分26’との下側に延び、さらに必要に応じて、カートリッジの嵌め込み受け部分内にストリップを固定するように機能する。第2部分26’と接続部分28’とが、同一の組成であると好ましい。また毛剃り補助ストリップの上面全体に対して、第1部分24’の上面は、好ましくは約55%から約85%、より好ましくは約60%から80%を占める。加えて第1部分24’の最上面が、第2部分26’の最上面よりわずかに上の位置に延びていると好ましい。さらにまた第1部分24’が第2部分26’より毛剃り補助剤の量を(重量パーセントで)多く含むのが好ましい。毛剃り補助ストリップの典型的なサイズは、長さが約2.5cmから約3.7cm、幅が約0.15cmから約0.35cmである。
上記構造の毛剃り補助ストリップは、図2に示されたように、第1部分24(または24’)が前方側にくるように(つまり、毛剃り方向に)、剃刀カートリッジに挿入してよい。あるいはストリップは、図5に示されたように、第1部分24(または24’)が後方側にくるように、挿入してもよい。第1部分24(または24’)がストリップの他の部分より、毛剃り補助剤の量を多くの割合で含んでいるため、そして必要に応じて、第1部分のより速い摩耗特性を与え得る他の成分を含むため、第1部分24(または24’)が第2部分26(または26’)よりわずかに速く摩耗していく傾向がある。摩耗が速いことによって、毛剃り補助剤の新たな面を出しやすくなっている。しかもこの毛剃り補助剤はこの第1部分に高い割合で存在している。かくして、より長い時間にわたってより多くの潤滑材を提供することになる。それと同時に、第2部分26(または26’)の摩耗は遅く、毛剃りの幾何学的特性は、適切に維持される。
毛剃り補助ストリップの各部分は、主たる毛剃り補助剤として潤滑用水溶性ポリマーを含み、さらに必要に応じて、この水溶性ポリマーを分散させるマトリックスとして機能する非水溶性ポリマーを含むことになる。第1部分は、好ましくは約0重量%から約30重量%、より好ましくは約10重量%から約25重量%の非水溶性ポリマーと、好ましくは約65重量%から約95重量%、より好ましくは約65重量%から約90重量%の潤滑用水溶性ポリマーとを含む。いっぽう第2部分は、好ましくは約10重量%から約40重量%、より好ましくは約20重量%から約35重量%の非水溶性ポリマーと、好ましくは約50重量%から約80重量%、より好ましくは約55重量%から約75重量%の潤滑用水溶性ポリマーとを含む。
典型的な潤滑用水溶性ポリマーとしては、ポリエチレンオキシド、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド、改質ヒドロキシアルキルセルロース、ポリビニルイミダゾリン、ポリビニルアルコール、ポリスルホン、そしてポリメタクリル酸ヒドロキシエチルなどがある。好適な潤滑用水溶性ポリマーは、ポリエチレンオキシドである。なかでも好適なポリエチレンオキシドは、POLYOX(Union Carbide Corporationから入手可能)あるいは、ALKOX(日本、京都、Meisei Chemical Worksから入手可能)として、一般的に知られている。これらのポリエチレンオキシドは、好適には約100,000から800万ダルトン、最も好適には約300,000から500万ダルトンの範囲の分子量を有する。またポリエチレンオキシド類を配合して用いるのが好ましい。典型的には、100,000から500,000の範囲の分子量を有するポリエチレンオキシドを少なくとも1種と、300万から800万の範囲の分子量を有するポリエチレンオキシドを少なくとも1種とを配合して用いる。最も好適なポリエチレンオキシドは、約40重量%から80重量%の平均分子量が約500万のポリエチレンオキシド(たとえばPOLYOX COAGULANT)と、約60重量%から20重量%の平均分子量が約300,000のポリエチレンオキシド(たとえばPOLYOX WSR-N-750)とを含むものである。これら2種類のポリエチレンオキシド(分子量500万:分子量300,000)が、60:40という配合比であると、特に好適である。
使用できる適切な非水溶性ポリマーには、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ブタジエン−スチレンコポリマー(たとえば、中・高衝撃性ポリスチレン)、ポリアセタール、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレンコポリマー、エチレン酢酸ビニルコポリマー、ポリウレタン、そしてこれらの配合物、たとえば、ポリプロピレン/ポリスチレンの配合物やポリスチレン/耐衝撃性ポリスチレンの配合物などがある。より好適な非水溶性ポリマーはポリスチレンで、なかでもNOVA C2345Aのような汎用ポリスチレンや、BASF 495F KG21のような耐衝撃性ポリスチレン(つまりポリスチレン−ブタジエン)が好ましい。ストリップあるいはストリップのいずれかの部分が、剃刀の製造中も使用中も適切な機械的強度が提供できるほどに十分な量の非水溶性ポリマーを含むべきである。
さらにまた毛剃り補助ストリップの第1部分が、第1部分を第2部分より速く摩耗させ、および/または、比較的高レベルの水溶性ポリマーを混入しやすくさせるような材料を含んでいると、好ましい。このような材料の一例としては、2000年2月18日出願の、同時係属出願のUS出願番号09/506,628号(事件整理番号8070)に述べられているような、ポリカプロラクトンがある。さらに、含まれているポリカプロラクトンの量が、約1重量%から約10重量%であると好ましい。ポリカプロラクトンは、TONE(登録商標)ポリマー(たとえばP−737,P−767,P−787およびpolyol 1270)という名称でUnion Carbide Corporationから入手可能である。さらにポリカプロラクトンは、好適には約1000から約80,000ダルトン、より好適には約30,000から60,000ダルトン、そして最も好適には約50,000ダルトンの分子量を有する。
毛剃り補助ストリップもしくはこのストリップのいずれかの部分は、上記のポリマー以外に、ポリエチレングリコール(分子量が10,000未満のもの、たとえば1から10重量%のPEG−100)のような低分子量の水溶性放出強化剤、架橋ポリアクリレート(たとえば2から7重量%)のような水で膨潤可能な放出強化剤、着色剤、酸化防止剤、防腐剤、植物性オイル、ビタミンE、アロエ、冷却剤、精油、髭軟化剤、収斂剤、医薬剤などの、従来からの毛剃り補助剤成分を含有していてもよい。ストリップの各部分が着色剤を含有する場合、この部分を、その着色剤を(浸出や摩耗によって)放出するようにつくることができる。これによって毛剃り中にストリップの色が変わる。ストリップの各部分は、たとえば約0.1重量%から約5.0重量%(好ましくは約0.5重量%から3重量%)の着色剤を含有できる。第1部分が第2部分と対照をなすような着色剤を含有していると、それによって毛剃り中の第1部分の摩耗から、毛剃り補助ストリップおよび/または剃刀カートリッジの有効寿命が尽きたこと、または最適な性能が尽きたことを、ユーザーに視覚的に示すようになって、好ましい。
本発明の毛剃り補助ストリップは、射出成形や押出を含めて、いずれの適切な方法によっても製造できる。特に押出が好適である。ストリップの全成分を、成形や押出の前に配合しておく。最良の結果を得るために、成分が乾燥していると好ましい。
配合された成分を、Haake System90、3/4インチ径の押出機で、約1000から2000psiのバレル圧、約10から50rpmの回転速度、約150°から185℃の温度、そして約170から185℃のダイ温度で、押出する。あるいはまた、1と1/4インチの単軸スクリュー押出機を使って、175から200℃好ましくは185から190℃の処理温度、20から50rpm好ましくは25から35rpmのスクリュー速度、そして1800から5000psi、好ましくは2000から3500psiの押出圧力で、押出する。押出されたストリップは、約25℃まで空冷される。このストリップを射出成形するには、先ず、粉末の配合物を押出してペレットにするのが好ましい。これは、1と1/4インチまたは1と1/2インチの単軸スクリュー押出機において、120°から180℃、好ましくは140°から150℃の温度、20から100rpm、好ましくは45から70rpmのスクリュー速度で、可能である。こうしてできたペレットを、必要に応じてホットランナシステムを備えた、一個取り金型か多数個取り金型である単一材料用成形機か複数材料用成形機いずれかにおいて、成形する。処理温度は、165°から250℃、好ましくは180°から225℃である。射出圧は、各部分をあふれ出ることなく満たせるだけの高さでなければならない。さらに射出圧は、キャビティのサイズや構造そして質に応じて300から2500psiの範囲をとりうる。成形時間も、同様のパラメーターに応じて3から30秒の範囲をとりうるが、一般的に約6から15秒が最適である。
本発明を以下の実施例によってさらに説明する。実施例のなかで、部はすべて重量部であり、パーセントはすべて重量パーセントである。
実施例1から4
図4に示されたストリップ22の断面と同様の断面を有する毛剃り補助ストリップを、以下に示した成分の配合物から、次のような様式でこの配合物を同時押出することによって、製造する。部分(第1部分24および第2部分26と接続部分28とを合わせた部分)ごとの成分は、2つの別個の溶融/送出し(プラスチック押出機)により供給する。各押出機は、加熱されたバレルと、送出しスクリューと、このスクリュー用のモータードライブと、全体システム用の制御システムとから成る。粉末状の材料をそれぞれの押出機(たとえばDavis Standard製の単軸スクリュー型の押出機)に入れる。これらの押出機を運転する速度や温度は、同じでも異なっていてもどちらでもよい。各押出機でのバレル温度は、3つのゾーンで165℃から190℃への温度勾配を付けることが可能である。そしてダイ/バレルの接続部分のところの4番目のヒーターも190℃に設定できる。さらにダイのところの5番目のヒーターは190℃から205℃の範囲としうる。こうしてこれらの成分の溶融流れが、凹凸のある溶接部を介して、合わさってストリップを形成する。ここで第1部分24は、ダイヘッドの精度良く加工された通路を通って、第2部分26と接続部分28との上に、正確に配置できる。2種の溶融材料はそれぞれ成分が異なるため、ダイを出る可能な限り直前に合わせる。どちらの材料も、ダイヘッドを出るときのサイズや形状は、最終成形品に近いものとする。押出品を冷却しながら、一連の成形ロールを使って最終寸法に成す。ストリップは普通、毎分50フィートの速度で押出する。組合せた溶融材料をダイヘッドから定寸化/冷却装置内に引きだすときの速度を一定にすることによって、断面も常に一定にすることができる。乾燥冷気浴で、溶融材料をもはや曲げられなくなるまで冷却する。冷却されたストリップは、適切な長さに切って、カートリッジ14のような剃刀カートリッジに取付けることができる。
Figure 0005474270
Figure 0005474270
実施例5および6
図7に示されたストリップ22’の断面と同様の断面を有する毛剃り補助ストリップを、以下に示した成分の配合物から、実施例1から4について上述した様式でこの配合物を同時押出することによって、製造する。冷却されたストリップは、適切な長さに切って、カートリッジ14のような剃刀カートリッジに取付けることができる。
Figure 0005474270
理解しやすいように、本発明の特定化された実施態様を示して説明してきたが、当業者にとって、上記請求の範囲によって定められる本発明の本質と範囲から逸脱することなく、種々の変更や変形が可能であることが、明らかであろう。
本発明の毛剃り補助ストリップを含む、剃刀カートリッジの斜視図。 図1の線2−2についての断面図。 図1に示された剃刀カートリッジに含まれる毛剃り補助ストリップの斜視図。 図3の毛剃り補助ストリップの側面図。 図2と同様の剃刀カートリッジの断面図が、本発明の毛剃り補助ストリップの第2実施態様を示したものである。 図5に示された毛剃り補助ストリップの斜視図。 図6の毛剃り補助ストリップの側面図。

Claims (15)

  1. 刃と、刃の付近の肌当り部分と、を備える剃刀カートリッジにおいて、
    前記肌当り部分は、上方露出面を有する固体ポリマー製の毛剃り補助ストリップを含み、この毛剃り補助ストリップは、剃刀カートリッジを最初に使用するのに先立って、潤滑用水溶性ポリマーを含み長手方向に延びる露出第1部分と、この第1部分に隣接して潤滑用水溶性ポリマーを含み長手方向に延びる露出第2部分と、を有し、
    前記第1部分が、前記第2部分よりも、前記潤滑用水溶性ポリマーの量を重量%で多く含み、
    前記第1部分が、当該第1部分を第2部分より速く摩耗させる材料を含んでいて、毛剃り中に、当該第1部分が前記第2部分よりも速く摩耗するようになっており、
    前記第1部分は、65重量%から95重量%の水溶性ポリマーを含み、
    前記第2部分は、50重量%から80重量%の水溶性ポリマーを含み、
    前記第1部分の最上面が、前記第2部分の最上面よりわずかに上に延びている、
    ことを特徴とする、剃刀カートリッジ。
  2. 前記第1部分は、実質的に0重量%から30重量%の非水溶性ポリマーと、実質的に65重量%から95重量%の水溶性ポリマーとを含み、
    前記第2部分は、実質的に10重量%から40重量%の非水溶性ポリマーと、実質的に50重量%から80重量%の水溶性ポリマーとを含む、請求項1記載の剃刀カートリッジ。
  3. 前記第1部分、実質的に10重量%から25重量%の非水溶性ポリマーと、実質的に65重量%から90重量%のポリエチレンオキシドとを含み、
    前記第2部分、実質的に20重量%から35重量%の非水溶性ポリマーと、実質的に55重量%から75重量%のポリエチレンオキシドとを含む、請求項1記載の剃刀カートリッジ。
  4. 前記ポリエチレンオキシドは、分子量が100,000から500,000の範囲の少なくとも1種のポリエチレンオキシドと、分子量が300万から800万の範囲の少なくとも1種のポリエチレンオキシドとの配合物を含む、請求項3記載の剃刀カートリッジ。
  5. 前記非水溶性ポリマーとして、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ブタジエンースチレンコポリマー(中・高衝撃性ポリスチレン)、ポリアセタール、アクリロニトリルーブタジエンースチレンコポリマー、エチレン酢酸ビニルコポリマー、ポリウレタン、および、これらの配合物が含まれる、請求項4記載の剃刀カートリッジ。
  6. 前記第1部分の上方露出面が、毛剃り補助ストリップの上方露出面の実質的に55%から85%の領域を占める、請求項1または5記載の剃刀カートリッジ。
  7. 前記第1部分の上方露出面が、毛剃り補助ストリップの上方露出面の実質的に60%から80%の領域を占める、請求項6記載の剃刀カートリッジ。
  8. 前記第2部分が、少なくとも部分的に、前記第1部分の下側に延びて第1部分の支持をもたらしている、請求項6記載の剃刀カートリッジ。
  9. 前記第2部分と前記第1部分との間の境界が、近似的に傾斜面になっている、請求項8記載の剃刀カートリッジ。
  10. 前記第2部分が、前記第1部分の実質的に下側に延びて、この第1部分の支持をもたらしている、請求項6記載の剃刀カートリッジ。
  11. 前記第1部分と前記第2部分との間の境界が、曲線ないし弓形を描く、請求項10記載の剃刀カートリッジ。
  12. 前記第1部分が、前記第2部分と対照をなすように着色剤を含有する、請求項6記載の剃刀カートリッジ。
  13. 前記毛剃り補助ストリップは、前記剃刀カートリッジの上で、前記第1部分が前記第2部分の後方となるように方向づけられている、請求項12記載の剃刀カートリッジ。
  14. 前記毛剃り補助ストリップが、前記第1部分と前記第2部分との下に延びる接続部分をさらに含む、請求項6記載の剃刀カートリッジ。
  15. 前記接続部分が前記第2部分と同じ組成である、請求項14記載の剃刀カートリッジ。
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