JP5472045B2 - エンコーダ付モータ及びモータ用エンコーダ - Google Patents

エンコーダ付モータ及びモータ用エンコーダ Download PDF

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Description

本発明は、モータ出力軸などの回転体の回転角度を検出するエンコーダを有するエンコーダ付モータ、及び、これに用いるモータ用エンコーダに関する。
従来、モータ出力軸などの回転体の回転角度を検出するエンコーダを有するエンコーダ付モータが知られている(例えば、特許文献1参照)。この従来技術のエンコーダ付モータは、モータと、当該モータの反負荷側に配置された光学式のエンコーダとを有する。モータは、負荷側軸受及び反負荷側軸受で回転自在に支持された出力軸と、内周部で上記反負荷側軸受を支持する反負荷側ブラケットとを備えている。エンコーダは、上記出力軸の反負荷側の端部に、当該出力軸の軸心と同一軸心で固定されているハブと、当該ハブの反負荷側端部に取り付けられた回転ディスクを備えている。
このエンコーダ付モータでは、モータの出力軸の端部に凸部が設けられており、当該凸部がエンコーダのハブに設けられた凹部に挿入されることにより、出力軸とハブとが固定されている。
特開2010−94007号公報(段落0009〜0013、図1)
一般に、モータのエンコーダとしては、主として光学式と磁気式が用いられる。磁気式エンコーダは光学式エンコーダと比較して、構造がシンプルで部品点数も少なく、振動や衝撃にも強いという特性がある。一方、光学式エンコーダは磁気式エンコーダと比較して、位置分解性能が優れているという特性がある。このため、両者の特性を有するように、磁気式及び光学式のうちどちらか一方を選択して使用したり、両者を併用する場合がある。
一方、エンコーダは、電子回路を使用しているため、モータが発生する磁束の影響を受ける場合がある。このような漏れ磁束の影響は、光学式エンコーダの電子回路においても発生し得るが、特に磁気を検出する磁気式エンコーダが使用される場合には顕著である。
そこで、本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、磁束の影響を低減し、エンコーダの信頼性を向上できるエンコーダ付モータ、及び、これに用いるモータ用エンコーダを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、モータと、上記モータの反負荷側に配置されたエンコーダと、を有し、
上記モータは、
モータ電磁部と、
負荷側軸受と反負荷側軸受とで回転自在に支持された出力軸と、
内周部で上記反負荷側軸受を支持し、上記反負荷側軸受の反負荷側の端部を覆う軸受カバーを有する反負荷側ブラケットと、を備え、
上記エンコーダは、
上記軸受カバーの反負荷側に対向して配置された円板部を備え、上記出力軸の反負荷側の端部に同一軸心となるように固定されたハブと、
上記ハブの反負荷側端部に固定された回転ディスクと、を備え、
上記円板部は、
上記軸受カバー側の外表面に軸方向に突出した少なくとも1つの第1突出部を備え、
上記軸受カバーは、
上記円板部側の外表面に軸方向に突出した少なくとも1つの第2突出部を備え、
上記円板部と上記軸受カバーとは、上記第1突出部及び上記第2突出部により、互いに対向する上記外表面間にラビリンス構造の間隙を形成する
ことを特徴とするエンコーダ付モータが提供される。
また、上記モータは、
上記モータ電磁部の反負荷側に配置されたブレーキ部を備えてもよい。
また、上記ハブは、
負荷側の端部に凸部が形成され、上記凸部が上記出力軸の反負荷側の端部に形成された凹部に嵌合されることにより、上記出力軸に固定されていてもよい。
また、上記モータは、
上記出力軸の反負荷側の端部と、上記反負荷側軸受の反負荷側の端部との軸方向位置が、略一致するように構成されてもよい。
また、上記反負荷側軸受は、
上記ブレーキ部と上記エンコーダとの間に配置されてもよい。
また、上記エンコーダは、
発光部及び受光部の少なくとも一方が設けられた基板を備え、
上記基板は、
上記回転ディスクの負荷側に配置されてもよい。
また、上記エンコーダは、
発光部及び受光部の少なくとも一方が設けられた基板を備え、
上記基板は、
上記回転ディスクの反負荷側に配置されてもよい。
また、上記ハブは、
非磁性材料で構成され、
上記出力軸は、
磁性材料で構成されてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、モータ電磁部、負荷側軸受と反負荷側軸受とで回転自在に支持された出力軸、及び、内周部で上記反負荷側軸受を支持し、上記反負荷側軸受の反負荷側の端部を覆う軸受カバーを有する反負荷側ブラケットを備えたモータの反負荷側に配置されたモータ用エンコーダであって、
上記軸受カバーの反負荷側に対向して配置された円板部を備え、上記出力軸の反負荷側の端部に同一軸心となるように固定されたハブと、
上記ハブの反負荷側端部に固定された回転ディスクと、を備え、
上記円板部は、
上記軸受カバー側の外表面に軸方向に突出した少なくとも1つの第1突出部を備え、
上記円板部と、上記円板部側の外表面に軸方向に突出した少なくとも1つの第2突出部を備えた上記軸受カバーとは、上記第1突出部及び上記第2突出部により、互いに対向する上記外表面間にラビリンス構造の間隙を形成する
ことを特徴とするモータ用エンコーダが提供される。
また、上記モータ電磁部の反負荷側に配置されたブレーキ部を備えた上記モータの反負荷側に配置されてもよい。
また、上記ハブは、
負荷側の端部に凸部が形成され、上記凸部が上記出力軸の反負荷側の端部に形成された凹部に嵌合されることにより、上記出力軸に固定されていてもよい。
また、発光部及び受光部の少なくとも一方が設けられた基板を備え、
上記基板は、
上記回転ディスクの負荷側に配置されてもよい。
また、発光部及び受光部の少なくとも一方が設けられた基板を備え、
上記基板は、
上記回転ディスクの反負荷側に配置されてもよい。
また、上記ハブは、
非磁性材料で構成されてもよい。
以上説明したように本発明によれば、磁束の影響を低減し、エンコーダの信頼性を向上することができる。
本発明の一実施形態のエンコーダ付モータの全体構成を表す縦断面図である。 エンコーダ及び軸受カバーの詳細構造を表す図1中の部分抽出拡大図である。 基板を回転ディスクよりもモータ側に配置する変形例において、エンコーダ及び軸受カバーの詳細構造を表す図1中の部分抽出拡大図である。
まず、本発明の一実施形態について説明する前に、エンコーダ付きモータやモータ付きエンコーダにおいて本発明の発明者等が想到した問題等について説明する。
上述の通り、エンコーダとしては例えば磁気式と光学式とに大別される。磁気式エンコーダは、例えばモータ出力軸に固定された永久磁石と、この円板状の永久磁石からの磁界を検出する磁界検出素子とを備えており、永久磁石からの磁界を検出して出力軸の相対位置や絶対位置を検出するものである。このため、モータ側の磁束が出力軸及びこの反負荷側の端部に固定されたハブ等を介してエンコーダ側に漏洩し、磁気式エンコーダの磁界と干渉することが懸念される。このような磁界による干渉は、磁気式エンコーダほど顕著ではないにしても、光学式エンコーダにおいても電子回路等に影響を与えることがある。
このようなモータ側からの磁束の漏れは、特にモータがブレーキを有する場合に生じ易い。なぜなら、ブレーキはモータ電磁部の反負荷側、すなわちエンコーダに隣接して配置される上、ブレーキディスクの制動を行う制動部材をコイルの励磁により軸方向に移動させる構造上、ブレーキのコイルは軸方向に磁束を発生させるからである。
そして、上記従来技術のように、モータの出力軸の端部に凸部を設け、これをエンコーダのハブに設けた凹部に挿入して出力軸とハブとを固定した構造の場合には、凹凸構造が漏洩磁束の向きと対応するため、出力軸側からハブ側へと磁束が漏れ易くなる。このような漏洩磁束は、例えば磁気式エンコーダの場合には、永久磁石の磁束と干渉し、エンコーダによる検出結果の信頼性の低下を招くおそれがある。また、例えば光学式エンコーダの場合には、電子回路に誘導起電力が生じ検出精度を低下させるなど、磁気式エンコーダに比べれば少ないとはいえ、やはり信頼性の低下を招くおそれがある。このような磁束の漏れを抑えるために、モータの出力軸として、磁性体と非磁性体とによる圧接シャフトを使用することも考えられる。しかしながら、このような圧接シャフトやステンレスなどの非磁性体を使用することは、エンコーダ(モータ)のコスト増を招くことになる。
本発明の発明者等は、エンコーダ付モータやモータ用エンコーダについてエンコーダの信頼性向上におけるこれらの点などに想到し、更に鋭意研究を行った結果、本発明に想到した。なお、ここで挙げた点等は、本発明が解決する課題の一例であって、本発明がこの例に限定されるものではない。以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態のエンコーダ付モータの全体構成を表す縦断面図である。
図1において、エンコーダ付モータ1は、モータ100と、このモータ100の反負荷側(図1中の左側)に配置され、エンコーダカバー9を備えたエンコーダ8(モータ用エンコーダ)とを有している。なお、図1では、エンコーダ8の詳細構造を省略して図示している。このエンコーダ8の詳細は、後述の図2で説明する。
モータ100は、モータフレーム50と、このモータフレーム50の内周側に配置されたモータ電磁部100A及びブレーキ部100Bと、上記モータフレーム50と一体的に形成された負荷側ブラケット5及び反負荷側ブラケット7と、上記負荷側ブラケット5に外輪が嵌合された負荷側軸受6aと、上記反負荷側ブラケット7に外輪が嵌合された反負荷側軸受6bと、軸方向(図1中の左右方向)に配設され、上記負荷側軸受6aと上記反負荷側軸受6bとにより回転自在に支持された、出力軸としてのモータシャフト3とを備えている。
モータ電磁部100Aは、上記モータシャフト3と同一軸心となるように固定された回転子2と、この回転子2の外周面と径方向に対向するように上記モータフレーム50に固定された固定子4とを備えている。
ブレーキ部100Bは、上記モータシャフト3の反負荷側に対し制動を行う無励磁作動型の電磁ブレーキであり、上記モータ電磁部100Aの反負荷側に配置されている。このブレーキ部100Bは、上記モータシャフト3の外周部に固定されたトルク伝達部材21と、励磁コイル23及びばね25を収納したフィールドコア27と、このフィールドコア27に上記軸方向に対向するように当該軸方向の一方側(図1中の右側)に配置されたアーマチュア29と、このアーマチュア29の上記軸方向の一方側に配置されたサイドプレート31と、このサイドプレート31と上記アーマチュア29との間に配置され、上記トルク伝達部材21に係合されたブレーキディスク33とを備えている。
フィールドコア27は、内側円筒部27Aと、外側円筒部27Bと、底板部27Cとを備えている。内側円筒部27Aと外側円筒部27Bとの間の径方向空間が、図1中の右側に解放するコイル用凹部35となっており、このコイル用凹部35に上記励磁コイル23が収納されている。また、外側円筒部27Bの上記軸方向の一方側の面には、複数のばね用凹部37が周方向に適宜の等間隔で形成されており、これらばね用凹部37のそれぞれに圧縮コイルばねである上記ばね25が収納されている。これらのばね25は、アーマチュア29に対し、上記軸方向一方側へ押圧する付勢力を作用させる。なお、内側円筒部27Aと外側円筒部27Bの上記軸方向の一方側の面は、アーマチュア29を磁気的に吸引する磁極面を形成する。
アーマチュア29は、適宜の磁性体材料(例えば鋼板)によって円板状に形成され、貫通孔29aを径方向中心側に備えている。このアーマチュア29は、フィールドコア27とブレーキディスク33との間に上記軸方向にのみ移動自在に配置されている。
サイドプレート31は、円盤状に形成されており、貫通孔31aを径方向中心側に備えている。サイドプレート31の外周縁部は、カラー39を介在させつつ、複数個の固定用ねじ41によってフィールドコア27の外側円筒部27Bに固定される。カラー39は、アーマチュア29の外周に形成された凹部29bに挿入配置され、アーマチュア29の回転を防止する。
ブレーキディスク33は、芯板43、摩擦材45、及び摩擦材47を備えている。この芯板43は、適宜の磁性体によって円板状に形成され、その内周面にスプライン43aを設けている。このスプライン43aと上記トルク伝達部材21に設けられたスプライン21aとの係合により、ブレーキディスク33は、上記トルク伝達部材21に対し上記軸方向に移動可能でかつ回転不能(言い換えれば回転伝達可能)に設けられている。
芯板43の外周側縁部の上記軸方向の一方側の面、すなわちサイドプレート31に対向する面には摩擦材45が取り付けられ、また、芯板43の外周側縁部の上記軸方向の他方側(図1中の左側)の面、すなわちアーマチュア29と対向する面に、摩擦材47が取り付けられている。なお、摩擦材45及び摩擦材47を、芯板43に設ける代わりに、対向する部材であるサイドプレート31やアーマチュア29側に設けてもよい。
上記のような構成のブレーキ部100Bの動作について説明する。
すなわち、励磁コイル23に通電していない状態(=無励磁状態)では、ブレーキ部100Bによる制動が行われる。具体的には、この制動状態では、アーマチュア29は、ばね25に押圧されることにより上記軸方向の一方側へ移動してブレーキディスク33に接触し、ブレーキディスク33は、上記軸方向の他方側からのアーマチュア29の接触によって、サイドプレート31に接触する。この結果、ブレーキディスク33は、アーマチュア29とサイドプレート31とによって挟圧されて制動され、これにより、モータシャフト3の回転は制動される(慣性回転しているモータシャフト3を静止させる、または、静止しているモータシャフト3に外部から回転しようとする力(トルク)が加えられた時にモータシャフト3を保持することによってモータシャフト3の静止状態を維持する)。
一方、励磁コイル23に通電している状態(=励磁状態)では、ブレーキ部100Bによる制動が行われない。具体的には、この制動状態では、励磁コイル23は、アーマチュア29及びブレーキディスク33に対して上記軸方向の他方側への磁気吸引力を与える。これにより、アーマチュア29及びブレーキディスク33は、アーマチュア29を押圧するばね25の付勢力に抗しつつ、上記軸方向の他方側へ移動する。この結果、ブレーキディスク33は、サイドプレート31から離間し、ブレーキディスク33は、上記制動から解放され、モータシャフト3は回転可能となる。
なお、本実施形態は、例示したような電磁式のブレーキ部100Bを有するモータ100である場合に特に有効であるため、ここで、ブレーキ部100Bの構成・動作について詳しく説明した。しかしながら、ブレーキ部100Bの構成はこの例に限定されるものではなく、電磁式のブレーキ部であれば、本実施形態は以下で説明するような作用効果を奏し得る。更に言えば、ブレーキ部は反負荷側ではなく負荷側に配置された場合も、本実施形態は同様の作用効果を奏し得るし、ブレーキ部がないモータ100であっても、モータ電磁部100Aの漏れ磁束による影響を低減し得るため、本実施形態は同様の効果を奏し得る。しかし、上述のように反負荷側に配置されたブレーキ部100Bを有する場合には、本実施形態は特に大きな効果を発揮し得る。
負荷側ブラケット5は、上記モータ電磁部100Aの負荷側(図1中の右側)に配置されており、モータ100の内周部で上記負荷側軸受6aを支持する。
反負荷側ブラケット7は、上記ブレーキ部100Bと上記エンコーダ8との間に配置されており、モータ100の内周部で上記反負荷側軸受6bを支持する。この反負荷側ブラケット7は、反負荷側軸受6bの反負荷側の端部を覆う軸受カバー7Aを有している。なお、図1では、軸受カバー7Aの詳細構造を省略して図示している。この軸受カバー7Aの詳細は、後述の図2で説明する。
負荷側軸受6a及び反負荷側軸受6bは、上記モータシャフト3の両端側をそれぞれ回転自在に軸支する。負荷側軸受6aは、その外輪が嵌合されている上記負荷側ブラケット6と同様、上記モータ電磁部100Aの負荷側に配置されている。反負荷側軸受6bは、その外輪が嵌合されている上記反負荷側ブラケット7と同様、上記ブレーキ部100Bと上記エンコーダ8との間に配置されている。
モータシャフト3は、その反負荷側の端部が上記反負荷側軸受6bの反負荷側の端部と軸方向位置が略一致するように、上記負荷側軸受6aと上記反負荷側軸受6bとにより軸支されている。言い換えれば、モータ100は、モータシャフト3の反負荷側の端部と、反負荷側軸受6bの反負荷側の端部との軸方向位置が略一致するように構成されている。なお、本実施形態におけるモータシャフト3は、例えば鉄などの磁性材料で一体的に形成されている。モータシャフト3を一体形成することにより、複数のモータシャフトを連結する場合に比べて、モータシャフト自体の強度を向上でき、また、連結する際の製造コストや労力を低減できる。さらに、モータシャフト3を磁性材料で構成することにより、非磁性材料で構成する場合に比べて、モータシャフト自体のコストを低減することができる。なお、モータ100の磁束等の影響を考慮して、モータシャフトとして、高価な非磁性体と磁性体との圧接シャフトを使用することも考えられるが、本実施形態では、磁束を遮蔽する構成を有するなどにより、磁性材料で一体形成されたモータシャフト3を使用可能にしている。この構成の一つとして、このモータシャフト3の反負荷側の端部には、凹部3Aが形成されている。この凹部3A及び他の構成について、図2を参照して説明する。
図2は、上記エンコーダ8及び軸受カバー7Aの詳細構造を表す図1中の部分抽出拡大図である。
図2において、エンコーダ8は、ハブ10と、このハブ10の反負荷側(図2中の左側)の端部に固定された、ガラス製の回転ディスク13と、この回転ディスク13の反負荷側に配置され、例えば樹脂により構成された基板14と、上記回転ディスク13の反負荷側の面に固定されたディスクマグネット16と、上記基板14の負荷側(図2中の右側)の面に固定された磁界検出素子17及び光学モジュール15とを備えている。
ハブ10は、例えば樹脂、アルミニウム、オーステナイト系ステンレス剛等の非磁性材料で構成されている。このハブ10には、その負荷側の端部に、凸部10Aが形成されている。そして、この凸部10Aが上記モータシャフト3の凹部3Aに嵌合されることにより、ハブ10がモータシャフト3に固定されている。なお、ハブ10の凸部10Aの、モータシャフト3の凹部3Aへの固定は、例えば、適宜の接着剤により固定する手法や、ハブ10の凸部10Aを適宜の冷却材(液体窒素やドライアイス等)により冷却して固定する手法(冷やしばめ)等により行えばよい。これにより、ハブ10は、モータシャフト3の反負荷側の端部に同一軸心となるように固定されている。また、ハブ10は、上記反負荷側ブラケット7の軸受カバー7Aの反負荷側に対向して配置された円板部10Bを備えている。この円板部10Bは、上記軸受カバー7A側の外表面に上記軸方向の一方側(図2中の右側)に突出した第1突出部としての突出部10Baを、この例では同心円状に2つ備えている。なお、この例では、ハブ10が2つの突出部10Baを一体的に備えているが、これに限られず、ハブと第1突出部とを別体として設けるようにしてもよい。
ディスクマグネット16は、円板状の永久磁石である。なお、ディスクマグネット16としては、例えば、希土類系焼結磁石、フェライト系焼結磁石、希土類系ボンド磁石、フェライト系ボンド磁石、アルニコ磁石、フェライトゴム磁石等を用いればよい。
磁界検出素子17は、ディスクマグネット16から発生された磁界を検出する。この磁界検出素子17としては、例えばMR素子やホール素子等を使用することができる。この磁界検出素子17が、回転ディスク13と共に回転して磁界の強度又は向きなどが変化するディスクマグネット16からの磁界の強度や向きを検出することにより、上記モーターシャフト3の位置(例えば絶対位置や多回転量など)を磁気的に検出する。
光学モジュール15は、光を発光する、例えばLED(Light Emitting Diode)等からなる発光部と、この発光部から発生された光を受光可能な、例えばフォトダイオード等からなる受光部とにより構成されている。受光部が、発光部より出射され回転ディスク13に形成された図示しないパターンからの反射光を受光することにより、上記モーターシャフト3の原点位置からの相対位置や絶対位置を光学的に検出する。
上記構成により、エンコーダ8は、磁気式及び光学式の両方を併用したエンコーダ(いわゆる「ハイブリッド式」エンコーダ)として機能する。そして、光学式のエンコーダについては、いわゆる「反射型」エンコーダとして機能する。
また、上記反負荷側ブラケット7の軸受カバー7Aは、上記ハブ10の円板部10B側の外表面に上記軸方向の他方側(図2中の左側)に突出した第2突出部としての突出部7Aaを、この例では同心円状に2つ備えている。そして、これら2つの突出部7Aaと、上記ハブ10の円板部10Bの2つの突出部10Baとが、それぞれ互い違いに対向して位置するように設けられることにより、円板部10Bと軸受カバー7Aとは、互いに対向する外表面間に、蛇行状の、すなわちラビリンス構造の、間隙11を形成している。言い換えれば、円板部10Bは、当該円板部10Bと軸受カバー7Aとが、上記突出部10Ba及び突出部7Aaにより、互いに対向する外表面間にラビリンス構造の間隙11を形成するように、構成されている。また、軸受カバー7Aの、上記モータシャフト3の反負荷側の端部を覆う部分には、例えばモータシャフト3の回転によりエンコーダ付モータ1の温度が上昇することでミスト化した上記反負荷側軸受6bのグリースを付着させるためのオイル溜まり12が形成されている。
以上説明したように、本実施形態のエンコーダ付モータ1は、モータ電磁部100A及びブレーキ部100Bを備えたモータ100と、エンコーダ8とを有している。そして、モータ電磁部100A、ブレーキ部100B、及びエンコーダ8が、負荷側(図1中の右側)から反負荷側(図1中の左側)に向けてモータシャフト3の軸方向にこの順番で直列に配置されている。
ここで、一般に、エンコーダとしては、主として光学式と磁気式が用いられる。磁気式エンコーダは光学式エンコーダと比較して、構造がシンプルで部品点数も少なく、振動や衝撃にも強いことから、磁気式エンコーダが単独で、あるいは光学式エンコーダと併用して採用される場合が多い。磁気式エンコーダは、モーターシャフトなどの回転体の回転角度を検出するため、回転体に固定されたディスクマグネットと、基板などの固定体に固定された磁界検出素子とを備えており、回転体の絶対位置を検出するものである。このため、モータ側の磁束がモーターシャフト及びこの反負荷側の端部に固定されたハブを介してエンコーダ側に漏洩し、磁気式エンコーダの磁界と干渉することが懸念される。
そして、上記のようにモータ電磁部、ブレーキ部、及びエンコーダが負荷側から反負荷側に向けてモータシャフトの軸方向にこの順番で直列に配置された構成であるエンコーダ付モータにおいては、モータ電磁部やブレーキ部からの漏洩磁束、特にエンコーダに隣接配置されたブレーキ部からの磁束が、モーターシャフト及びこの反負荷側の端部に固定されたハブを介してエンコーダ側に漏洩することが考えられる。特に、モーターシャフトの端部に凸部を設け、これをハブに設けた凹部若しくは孔部に挿入してモーターシャフトとハブとを固定した構造の場合には、モータシャフトがエンコーダ側に深く入り込み、かつ、そのモータシャフト先端が細くなるため、エンコーダ近傍で高密度化した磁束が放射されて、それによる漏洩磁束がエンコーダ内部を通る磁路を形成する。このような漏洩磁束は、磁気式エンコーダのディスクマグネットの磁束と干渉し、エンコーダによる検出結果の信頼性の低下を招くおそれがある。なお、磁界による干渉は、磁気式エンコーダほど顕著ではないにしても、光学式エンコーダにおいても電子回路等に影響を与えることがある。
本実施形態のエンコーダ付モータ1においては、上述したように、エンコーダ8のハブ10の負荷側(図2中の右側)の端部に凸部10Aが形成され、モータシャフト3の反負荷側(図2中の左側)の端部に凹部3Aが形成されている。そして、ハブ10の凸部10Aがモータシャフト3の凹部3Aに嵌合されることにより、ハブ10がモータシャフト3に固定される構造となっている。これにより、モータシャフト3をエンコーダ8から離隔することができ、かつ、モータシャフト先端を太くすることができるので、モータシャフト3側からハブ10側へと磁束が漏れ難くなる。この結果、磁束の影響を低減し、エンコーダの信頼性を向上することができる。また、磁束の漏れを抑えることができるので、モータシャフト3として、非磁性材料を使用したり、圧接シャフトを使用せずに済み、製造コストや製造時の労力を低減することが可能である。本実施形態のような凹凸構造は、特に、本実施形態のようにモータ100がブレーキ部100Bを有する場合に有効である。なぜなら、ブレーキ部100Bはモータ電磁部100Aの反負荷側、すなわちエンコーダ8に隣接して配置される上、ブレーキディスク33の制動を行うアーマチュア29を励磁コイル23の励磁により軸方向に移動させる構造上、ブレーキ部100Bの励磁コイル23は軸方向に磁束を発生させるため、上記のようなモータ100側からの磁束の漏れが生じ易くなるからである。また、本実施形態のようにハブ10が円板部10Bを有する場合、円板部10Bと反負荷側ブラケット7との間を通る磁束を更に低減することが可能である。
また、本実施形態では次のような効果を得ることができる。すなわち、一般に、モータシャフトの回転によりエンコーダ付モータの温度が上昇すると、反負荷側軸受のグリースがミスト化して飛散する。このミスト化したグリースの多くは、反負荷側ブラケットの軸受カバーに設けられたオイル溜まりに付着するが、その一部が軸受カバーとハブとの隙間からエンコーダ側に漏出するおそれがある。この場合、光学式エンコーダを用いる場合には、その発光部や受光部等の光学部品や回転ディスクにグリースが付着し、発光部から受光部に至る光量が減少して、エンコーダによる検出結果の信頼性が低下するおそれがある。そこで本実施形態では、上述したように、ハブ10に、反負荷側ブラケット7が有する軸受カバー7Aの反負荷側に対向して配置された円板部10Bを設け、この円板部10Bに突出部10Baを設けるとともに、軸受カバー7Aに突出部7Aaを設けている。そして、円板部10Bと軸受カバー7Aとが、上記突出部10Ba及び突出部7Aaにより、互いに対向する外表面間にラビリンス構造の間隙11を形成する。これにより、ミスト化した反負荷側軸受6bのグリースがエンコーダ8に侵入するのを抑制することができる。この結果、エンコーダの信頼性を向上することができる。このようなラビリンス構造は、ハブ10の円板部10Bに、磁束遮蔽効果とグリース遮蔽効果とを兼用させることができるため、部品点数を減少して製造コストを抑え、かつ、エンコーダ8を薄型化することが可能である。
また、本実施形態では特に、モータ100が、モータシャフト3の反負荷側の端部と、反負荷側軸受6bの反負荷側の端部との軸方向位置が、略一致するように構成されている。これにより、モータシャフトの反負荷側の端部が、反負荷側軸受の反負荷側の端部より突出した構造に比べ、上記軸受カバー7Aをモータシャフト3の端部側方まで延設し、反負荷側軸受6bの反負荷側の端部のみならず、モータシャフト3の反負荷側の端部まで覆う構造とすることができる。その結果、上記円板部10Bと軸受カバー7Aとの外表面間に、より多くのラビリンス構造の間隙11を形成することが可能となり、グリースのエンコーダ8への侵入抑制効果をより高めることができる。また、軸受カバー7Aのモータシャフト3端部を覆う部分にオイル溜まり12を形成し、ミスト化したグリースの多くを付着させることもできる。
また、本実施形態では次のような効果を得ることができる。すなわち、一般に、モータにおいては、モータ電磁部がモータシャフトを回転自在に支持する負荷側軸受と反負荷側軸受との両方を備えた構造となっている。このため、モータ電磁部、ブレーキ部、及びエンコーダが、負荷側から反負荷側に向けてモータシャフトの軸方向にこの順番で直列に配置された場合、モータ電磁部において負荷側軸受と反負荷側軸受とに支持されたモータシャフトが、反負荷側に片持ち梁状に突出し、その突出した部分にブレーキ部及びエンコーダが設けられることになる。このような構造の場合、モータシャフトの反負荷側の端部に回転ブレが生じ、エンコーダによる検出結果の信頼性が低下するおそれがある。そこで本実施形態では、上述したように、反負荷側軸受6bが、ブレーキ部100Bとエンコーダ8との間に配置されている。このように、反負荷側軸受6bを、ブレーキ部100Bとエンコーダ8との間に配置することにより、負荷側軸受6aと反負荷側軸受6bとの軸受間距離を長くすることができるので、モータシャフト3の反負荷側の端部の回転ブレを抑制することができる。これにより、エンコーダの信頼性を向上することができる。
また、本実施形態では特に、エンコーダ8のハブ10は、非磁性材料で構成されている。ハブ10を非磁性材料で構成することにより、モータ100のモータ電磁部100Aやブレーキ部100Bからの漏洩磁束をハブ10で遮断又は低減することができ、磁束の影響をさらに低減することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を説明する。
(1)基板を回転ディスクよりもモータ側に配置する場合
上記実施形態においては、エンコーダ8内において基板14が回転ディスク13の反負荷側(図2中の左側)に配置されていたが、これに限られない。すなわち、エンコーダ内において基板が回転ディスク13の負荷側(モータ100側)に配置されていてもよい。
本変形例のエンコーダ付モータ1の全体構成を表す縦断面図は、前述の図1と同様である。本変形例のエンコーダ付モータ1に備えられるエンコーダ及び軸受カバー7Aの詳細構造について、図1中の部分抽出拡大図に相当する図3を用いて説明する。なお、この図3は、前述の図2に対応する図である。図2と同等の部分には同符号を付し、説明を適宜省略する。
図3において、本変形例におけるエンコーダ8′は、ハブ10′と、このハブ10′の反負荷側(図3中の左側)の端部に固定された、例えばガラス製や樹脂製、金属製などで形成された回転ディスク13と、この回転ディスク13の負荷側(図3中の右側)に配置されると共に、上記ハブ10′の軸部分の中間位置に設けられた基板14′と、上記ハブ10′の反負荷側の端部の負荷側の面に固定されたディスクマグネット16と、上記基板14′の反負荷側の面に固定された磁界検出素子17及び光学モジュール15とを備えている。
ハブ10′は、上記実施形態におけるハブ10と同様、非磁性材料で構成されており、その負荷側の端部には、凸部10Aが形成されている。そして、この凸部10Aが前述のモータシャフト3に形成された凹部3Aに嵌合されることにより、ハブ10′がモータシャフト3に固定されている。これにより、ハブ10′は、モータシャフト3の反負荷側の端部に同一軸心となるように固定されている。また、ハブ10′は、上記実施形態におけるハブ10と同様、前述の反負荷側ブラケット7の軸受カバー7Aの反負荷側に対向して配置された、2つの突出部10Baを備えた円板部10Bを備えている。
なお、本変形例においては特に、基板14′を、非導体(絶縁体)である樹脂により構成することが好適である。基板14′を非導体である樹脂により構成することにより、電磁ノイズの発生を抑制することができる。
ディスクマグネット16、磁界検出素子17、及び光学モジュール15の機能及び構成は、上記実施形態とほぼ同様である。したがって、本変形例におけるエンコーダ8も、上記実施形態におけるエンコーダ8と同様、磁気式及び光学式の両方を併用したハイブリッド式エンコーダとして機能し、光学式のエンコーダについては、反射型エンコーダとして機能する。
上記以外は、前述の図2とほぼ同様であるので、説明を省略する。
以上説明したように、本変形例においては、エンコーダ8′が発光部及び受光部を備える光学モジュール15が設けられた基板14′を備えており、その基板14′が回転ディスク13の負荷側(図3中の右側)に配置されている。すなわち、エンコーダ8′内において回転ディスク13が基板14′の反負荷側(図3中の左側)に配置されている。このような構成のエンコーダ8′をモータ100に組み付ける際には、まずモータシャフト3の反負荷側の端部にハブ10′を固定し、このハブ10′の軸部分の途中に基板14′を設け、最後にハブ10′の反負荷側の端部に回転ディスク13を固定することになる。このような組み付け手順とすることにより、組み付けの際に反負荷側から、ガラス製の回転ディスク13を透かしつつ、回転ディスク13上のスリットと、基板14′上の光学モジュール15との位置合わせを容易に行うことができ、組み付けの作業性を向上することができる。
(2)その他
以上においては、磁気式及び光学式の両方を併用したハイブリッド式エンコーダであるエンコーダ8,8′に係わる光学式エンコーダとして、反射型エンコーダを用いた場合を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、上記光学式エンコーダとして、発光部及び受光部が回転ディスクをはさみ対向するように配置され、受光部が、発光部より出射され回転ディスクに形成された透過部であるスリットを透過した光を受光することにより、モーターシャフト3の原点位置からの相対位置や絶対位置を検出する、いわゆる「透過型」エンコーダを用いてもよい。このような透過型エンコーダを用いた場合も、上記実施形態や(1)の変形例と同様の効果を得る。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 エンコーダ付モータ
3 モータシャフト(出力軸)
3A 凹部
6a 負荷側軸受
6b 反負荷側軸受
7 反負荷側ブラケット
7A 軸受カバー
7Aa 突出部(第2突出部)
8 エンコーダ(モータ用エンコーダ)
8′ エンコーダ(モータ用エンコーダ)
10 ハブ
10′ ハブ
10A 凸部
10B 円板部
10Ba 突出部(第1突出部)
11 間隙
13 回転ディスク
14 基板
14′ 基板
100 モータ
100A モータ電磁部
100B ブレーキ部

Claims (10)

  1. モータと、前記モータの反負荷側に配置されたエンコーダと、を有し、
    前記モータは、
    モータ電磁部と、
    負荷側軸受と反負荷側軸受とで回転自在に支持された出力軸と、
    内周部で前記反負荷側軸受を支持し、前記反負荷側軸受の反負荷側の端部を覆う軸受カバーを有する反負荷側ブラケットと、を備え、
    前記エンコーダは、
    前記軸受カバーの反負荷側に対向して配置された円板部を備え、前記出力軸の反負荷側の端部に同一軸心となるように固定されたハブと、
    前記ハブの前記円板部の反負荷側端部に固定された回転ディスクと、
    前記回転ディスクの反負荷側に配置され、発光部及び受光部の両方が設けられた基板と、を備え、
    前記円板部は、
    前記軸受カバー側の外表面に軸方向に突出した少なくとも1つの第1突出部を備え、
    前記軸受カバーは、
    前記円板部側の外表面に軸方向に突出した少なくとも1つの第2突出部を備え、
    前記円板部と前記軸受カバーとは、前記第1突出部及び前記第2突出部により、互いに対向する前記外表面間にラビリンス構造の間隙を形成する
    ことを特徴とするエンコーダ付モータ。
  2. 前記モータは、
    前記モータ電磁部の反負荷側に配置されたブレーキ部を備えている
    ことを特徴とする請求項1記載のエンコーダ付モータ。
  3. 前記ハブは、
    負荷側の端部に凸部が形成され、前記凸部が前記出力軸の反負荷側の端部に形成された凹部に嵌合されることにより、前記出力軸に固定されている
    を特徴とする請求項1又は2記載のエンコーダ付モータ。
  4. 前記モータは、
    前記出力軸の反負荷側の端部と、前記反負荷側軸受の反負荷側の端部との軸方向位置が、略一致するように構成されている
    ことを特徴とする請求項3記載のエンコーダ付モータ。
  5. 前記反負荷側軸受は、
    前記ブレーキ部と前記エンコーダとの間に配置されている
    ことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項記載のエンコーダ付モータ。
  6. 前記ハブは、
    非磁性材料で構成され、
    前記出力軸は、
    磁性材料で構成されている
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項記載のエンコーダ付モータ。
  7. モータ電磁部、負荷側軸受と反負荷側軸受とで回転自在に支持された出力軸、及び、内周部で前記反負荷側軸受を支持し、前記反負荷側軸受の反負荷側の端部を覆う軸受カバーを有する反負荷側ブラケットを備えたモータの反負荷側に配置されたモータ用エンコーダであって、
    前記軸受カバーの反負荷側に対向して配置された円板部を備え、前記出力軸の反負荷側の端部に同一軸心となるように固定されたハブと、
    前記ハブの前記円板部の反負荷側端部に固定された回転ディスクと、
    前記回転ディスクの反負荷側に配置され、発光部及び受光部の両方が設けられた基板と、を備え、
    前記円板部は、
    前記軸受カバー側の外表面に軸方向に突出した少なくとも1つの第1突出部を備え、
    前記円板部と、前記円板部側の外表面に軸方向に突出した少なくとも1つの第2突出部を備えた前記軸受カバーとは、前記第1突出部及び前記第2突出部により、互いに対向する前記外表面間にラビリンス構造の間隙を形成する
    ことを特徴とするモータ用エンコーダ。
  8. 前記モータ電磁部の反負荷側に配置されたブレーキ部を備えた前記モータの反負荷側に配置されている
    ことを特徴とする請求項記載のモータ用エンコーダ。
  9. 前記ハブは、
    負荷側の端部に凸部が形成され、前記凸部が前記出力軸の反負荷側の端部に形成された凹部に嵌合されることにより、前記出力軸に固定されている
    を特徴とする請求項又は記載のモータ用エンコーダ。
  10. 前記ハブは、
    非磁性材料で構成されている
    ことを特徴とする請求項のいずれか1項記載のモータ用エンコーダ。
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