JP5471802B2 - 連結機構および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、感光体ドラムと感光体ドラムを回転させる駆動軸との連結機構およびそれを備える画像形成装置に関する。
複写機、ファクシミリまたは複合機などの電子写真方式の画像形成装置では、感光体ドラムを帯電させてさらに露光することで、感光体ドラムの表面に静電潜像を形成する。その後、静電潜像を現像してトナー像を形成し、さらにトナー像を所定の用紙に転写させる。
感光体ドラムは、メンテナンスおよび交換時に容易に画像形成装置から脱着されるために、カップリング機構を介して、画像形成装置本体に設けられた駆動軸と着脱可能に連結される。カップリング機構は、感光体ドラム側に形成された第1カップリングと、駆動軸に設けられたピンと、駆動軸上に設けられ、溝部を有する第2カップリングと、を含む。第2カップリングと駆動軸とは、溝部にピンが挿入されることにより一体的に回転される。
このようなカップリング機構では、第2カップリングは、駆動軸の軸方向に沿って移動可能に駆動軸上に設けられている。そして第2カップリングを駆動軸の軸方向に沿って抵抗なく移動させるために、溝部の幅はピンの直径よりも大きく設けられる。しかし、溝部とピンとの間に生じる間隔により、第2カップリングと駆動軸との間にガタが生じるので、感光体ドラム上に形成される画像にジッタが発生していた。
そこで、従来、駆動軸のピンを、第2カップリングの溝部に対して付勢することにより、第2カップリングと駆動軸との間のガタを抑制するドラム連結装置が提案されている。図9は、従来のドラム連結装置の構成を示す図である。従来のドラム連結装置では、感光体ドラム68にフランジ16が設けられている。またフランジ16と連結されるカップリング8が、駆動軸2の軸方向に摺動自在に駆動軸2に対して設けられている。カップリング8には長穴8bが形成され、長穴8bには、駆動軸2に取り付けられた回り止め部材10が挿入される。カップリング8と駆動軸2との間には圧縮コイルバネ12が設けられ、圧縮コイルバネ12による力により、回り止め部材10はカップリング8の長穴8bにおける軸方向に延びる内壁の一方に対して付勢される(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−235763号公報
特許文献1では、カップリング8の凸部8aとフランジ16の凹部16aとは、カップリング8がフランジ16側に付勢されることにより連結される形状にそれぞれ設けられている。しかし、この形状では、カップリング8とフランジ16との間のガタの発生および画像のジッタ発生を十分に抑えることができない。
また、特許文献1では、フランジ16とカップリング8とが連結され、カップリング8が駆動軸2の軸方向に対して移動する際には、長穴8bの内壁に対して回り止め部材10からの抵抗が常に作用している。したがって、カップリング8が駆動軸2の軸方向に沿ってスムーズに移動しにくく、カップリング8を介した駆動軸2と感光体ドラムとの着脱に手間取るという問題があった。
本発明の課題は、画像形成装置において画像のジッタの発生を抑える技術を向上させることである。
以下に、課題を解決するための手段として複数の態様を説明する。これら態様は、必要に応じて任意に組み合せることができる。
本発明の一見地に係る連結機構は、駆動軸と感光体ドラムとを着脱可能に連結する連結機構であって、駆動側カップリングと、回り止め部材と、ドラム側カップリングと、ガタ防止機構とを備えている。駆動側カップリングは、駆動軸上に軸方向に移動可能に設けられている。回り止め部材は、駆動軸に設けられ、駆動側カップリングを回り止めする。ドラム側カップリングは、感光体ドラムに設けられ、駆動側カップリングに連結可能である。ガタ防止機構は、駆動側カップリングとドラム側カップリングとが連結した状態で、回り止め部材の回転方向正側面とドラム側カップリングの回転方向負側面との間で圧縮されて回転方向に反発力を発生する弾性部材を含む。
ここでは、駆動側カップリングとドラム側カップリングとが連結されると、弾性部材が回り止め部材の回転方向正側面とドラム側カップリングの回転方向負側面との間で圧縮されて回転方向に反発力を発生する。したがって、感光体ドラムの回転時において駆動軸と駆動側カップリングとの間にガタが発生しにくくなっており、さらに駆動側カップリングとドラム側カップリングとの間にガタが発生しにくくなっている。その結果、ガタに起因する画像のジッタを減らすことができる。
弾性部材は、駆動側カップリングとドラム側カップリングとが連結を解除した状態で、回り止め部材の回転方向正側面とドラム側カップリングの回転方向負側面との間で回転方向に反発力を発生しなくてもよい。
つまり、駆動側カップリングとドラム側カップリングとが連結されていない状態では、回り止め部材が駆動側カップリングに対して回転方向に押し付けられておらず、そのため、駆動軸に対して感光体ドラムの着脱作業をする際に、駆動側カップリングに対して回り止め部材から大きな抵抗が作用しない。以上の結果、駆動軸に対する感光体ドラムの着脱作業を容易に実行できる。
駆動側カップリングは、ドラム側カップリングに向かって開放され回り止め部材が挿入される溝部と、溝部に隣接して設けられドラム側カップリングに向かって突出する突出部とを有してもよい。ガタ防止機構は、突出部に設けられ、溝部に挿入された回り止め部材と接触可能な第1端と、ドラム側カップリングに接触可能な第2端とを有していてもよい。
ここでは、ガタ防止機構が駆動側カップリングの突出部に設けられているので、省スペース構造が実現される。
ガタ防止機構は、突出部の先端側部分に設けられてもよい。駆動側カップリングとドラム側カップリングとの連結が解除されているとき、回り止め部材は溝部の奥側に位置してガタ防止機構と接触していない。駆動側カップリングとドラム側カップリングとが連結されると、駆動側カップリングが駆動軸の軸方向に沿って移動し、次に回り止め部材が第1端に接触することにより、弾性部材がドラム側カップリングに付勢力を与える。
ここでは、ガタ防止機構は突出部の先端部分に設けられているので、駆動側カップリングとドラム側カップリングとの着脱時において、回り止め部材が溝部の奥側であって第1端に接触しない位置している状態では、回り止め部材は所定の隙間を有して溝部に挿入されている。その結果、駆動軸に対して感光体ドラムの着脱作業する際に、駆動側カップリングに対して回り止め部材から大きな抵抗が作用しない。以上の結果、駆動軸に対する感光体ドラムの着脱作業を容易に実行できる。
ガタ防止機構は、弾性部材の両端に配置された一対の支持部材をさらに有してもよい。
支持部材を設けることで、弾性部材の反発力は、回り止め部材とドラム側カップリングに対して安定的にかつ確実に伝達される。
ドラム側カップリングは、駆動側カップリングの突出部が挿入される凹部を有してもよい。
つまり、突出部がトルク伝達部を兼ねているので、省スペース構造が実現されている。
本発明の他の見地に係る画像形成装置は、本体と、本体に回転自在に支持された駆動軸と、感光体ドラムと、上述の連結機構とを備えている。
本発明に係る連結機構および画像形成装置では、駆動軸と感光体ドラムとの連結機構におけるガタの発生を抑えることができる。
画像形成装置の本体の構成を示す模式図。 連結機構およびその周辺を示す上面断面図。 連結機構が連結された状態における連結機構を前側からみた平面図。 ドラム側カップリングの平面断面図。 駆動側カップリングの斜視図。 図5におけるガタ防止組立体の拡大図。 連結機構が連結された状態における駆動側カップリングの斜視図。 図7におけるガタ防止組立体の拡大図。 従来のドラム連結装置の構成を示す図。
(1)画像形成装置全体
図1を用いて、画像形成装置1を説明する。図1は、本発明に係る実施形態を備えた画像形成装置全体の模式図である。以下、画像形成装置1における各方向関係を明確にするために、画像形成装置1の前面(図1における手前側)に立った作業者にとっての各方向を左右方向および前後方向とする。
画像形成装置1は、画像読取装置2と、画像形成装置本体3とを備える。
画像読取装置2は、画像読取部21と、原稿カバー22とを備える。画像読取部21は、原稿の画像データを読み取る装置であり、いわゆるフラットベッドスキャナである。画像読取部21は、光源23と、複数の反射鏡24と、スキャナユニット25とを有する。画像読取部21では、光源23からプラテンガラス26上の原稿に照射されて反射した光は、複数の反射鏡24によって反射されながらスキャナユニット25へと導かれる。原稿カバー22は、画像読取部21の上に回動自在に配置されている。
画像形成装置本体3は、筐体31を備えると共に、筐体31の内部に設けられた画像形成部32、定着部33、用紙搬送部34、給紙カセット35、手差し給紙トレイ36、および排紙部37を有する。
画像形成部32は、画像読取装置2で読み取られた原稿の画像データおよびパーソナルコンピュータから送られてきた画像データに基づいて用紙Pに画像を形成する。画像形成部32は、感光体ドラム40、帯電器41、露光ヘッド42、現像装置43、転写ローラ44、およびクリーニングローラ45を有する。
感光体ドラム40は、表面に静電潜像が形成される、回転可能に設けられた円柱状の部材である。感光体ドラム40は、画像形成装置本体3側に設けられた駆動軸51(図2参照)によって、図1の紙面方向に垂直な回転軸を中心に、図1における反時計回りに回転される。帯電器41、露光ヘッド42、現像装置43、転写ローラ44およびクリーニングローラ45は、感光体ドラム40の回転方向において、この順に設けられる。感光体ドラム40は、連結機構60(図2参照)を介して画像形成装置本体3側に設けられた駆動軸51に対して着脱可能に連結される。連結機構60については、後に詳述する。
帯電器41は、感光体ドラム40の表面を一様に帯電させる。帯電器41は、例えばコロナ放電式の装置である。
露光ヘッド42は、帯電した感光体ドラム40の表面に光を照射することで、画像データに沿った静電潜像を描く。露光ヘッド42は、光源として、例えばLED(Light Emitting Diode)を備える。
現像装置43は、感光体ドラム40上の静電潜像にトナーを供給し、静電潜像を現像する。
転写ローラ44は、感光体ドラム40に対向して配置され、感光体ドラム40上のトナー像を、用紙P上に転写する。
クリーニングローラ45は、転写後の感光体ドラム40上に残るトナーを除去する。
定着部33は、加熱ローラおよび圧力ローラを備える。定着部33は、転写後の用紙Pに熱および圧力を加えることで、トナー像を用紙P上に定着させる。
用紙搬送部34は、搬送路および複数のローラを備える。用紙搬送部34は、ローラによって、搬送路に沿って用紙Pを搬送することで、後述する給紙カセット35または手差し給紙トレイ36から、画像形成部32および定着部33を通って排紙部37まで、用紙Pを搬送する。
給紙カセット35は、その内部に画像形成前の用紙Pの束を収容する。給紙カセット35は、筐体31に対して出し入れ可能に設けられる。
手差し給紙トレイ36は、ハガキ等の特殊な用紙に対する手差し機能を有する。
排紙部37は、画像が形成された用紙Pを排出するための部分である。排紙部37は、筐体31の上面に位置する。
(2)連結機構
次に、感光体ドラム40と駆動軸51を連結する連結機構60について説明する。
感光体ドラム40は、メンテナンスや交換時において画像形成装置本体3から容易に取り出されるように、画像形成装置本体3に対して着脱可能に設けられている。具体的には、以下に説明する連結機構60によって、感光体ドラム40は、画像形成装置本体3側に設けられた駆動軸51に着脱可能に連結される。
まず、連結機構60が設けられる駆動軸51および感光体ドラム40の後端の周辺を、図2を用いて説明する。図2は、連結機構およびその周辺を示す上面断面図である。
感光体ドラム40は、ドラムフレーム46に支持されて、画像形成装置本体3内に配置される。感光体ドラム40の後側には、駆動軸51が挿入される軸孔40aが設けられている。
ドラムフレーム46は、感光体ドラム40の他に、ドラム軸受47を支持する。ドラム軸受47は、ドラムフレーム46の後端部側に設けられ、感光体ドラム40を回転自在に支持する。なお、ドラムフレーム46の前端部側にも同様に、感光体ドラム40を回転自在に支持するドラム軸受が設けられている。
ドラムフレーム46の後端部側のおよびドラム軸受47には、駆動軸51および駆動側カップリング90が挿入可能となるフレーム開口46aおよび軸受開口47aがそれぞれ設けられている。
感光体ドラム40の後端部には、感光体ドラム40に固定されていて連結機構60を構成するドラム側カップリング70が設けられているが、詳細は後述する。
駆動軸51は、ドラム駆動連結用ギア55によって駆動され、連結機構60を介して感光体ドラム40に駆動力を伝達し、感光体ドラム40を回転させる。
駆動軸51は、画像形成装置本体3に取り付けられたドライブアセンブリ52を介して、画像形成装置本体3に配置される。ドライブアセンブリ52は、ドライブフレーム53、焼結ベアリング54およびドラム駆動連結用ギア55を有する。駆動軸51は、ドラム駆動連結用ギア55によって図2における矢印方向に回転するように駆動され、ドライブフレーム53によって回転自在に支持される。焼結ベアリング54は、駆動軸51とドライブフレーム53との摩擦を低減させる。
駆動軸51上には、連結機構60を構成する第1回り止め部80a、第2回り止め部80b(図3参照)、スプリング81および駆動側カップリング90が配置されるが、これらについては後述する。
以下、連結機構60について、図2と、さらに図3〜図5を参照して具体的に説明する。図3は、連結機構が連結された状態における連結機構を前側からみた平面図である。図4は、ドラム側カップリングの平面断面図である。図5は、駆動側カップリングの斜視図である。
連結機構60は、前述のとおり、感光体ドラム40と駆動軸51を着脱可能に連結させる機構である。また、連結機構60は、感光体ドラム40と駆動軸51とを連結させることにより、駆動軸51の駆動を感光体ドラム40に伝達して感光体ドラム40を図4におおいて回転方向R1側(回転方向正側)に回転させる機構でもある。連結機構60は、ドラム側カップリング70と、第1回り止め部80aおよび第2回り止め部80bと、第1溝部95、第2溝部98およびガタ防止組立体97を有する駆動側カップリング90と、を含む。本実施形態においては、さらにスプリング81を含む。
(2−1)ドラム側カップリング
ドラム側カップリング70は、感光体ドラム40の後端部分に、感光体ドラム40に固定されて設けられる。図4に示すとおり、ドラム側カップリング70は、中心に中心孔70aを有する円筒状である。
ドラム側カップリング70は、中心孔70aの内側に向かって軸対称に突出するように設けられた二つの凸部と、二つの凸部の間に設けられた二つの凹部を有する。ここでは、二つの凸部のうち、左側の凸部を第1ドラム側凸部71、右側の凸部を第2ドラム側凸部72という。また、二つの凹部のうち、上側の凹部を第1ドラム側凹部73、下側の凹部を第2ドラム側凹部74という。
図3に示すとおり、第1ドラム側凸部71は、第1駆動側凹部93と噛み合わされた際に、第1駆動側凹部93との間に間隔Sが生じるような寸法となっている。また、第2ドラム側凸部72も、第2駆動側凹部94との間に同様の間隔が設けられるような寸法となっている。これは、第1ドラム側凸部71および第2ドラム側凸部72をこのような寸法に形成することにより、第1ドラム側凸部71と第1駆動側凹部93および第2ドラム側凸部72と第2駆動側凹部94を、抵抗なくスムーズに噛み合わせるためである。なお、本実施形態において連結機構60が連結された状態では、ドラム側カップリング70の第1ドラム側凸部71は、駆動側カップリング90に設けられたガタ防止組立体97によって付勢されるが、詳細は後述する。
(2−2)回り止め部
回り止め部は、駆動側カップリング90を回り止めして、駆動軸51と駆動側カップリング90とを一体に回転させるための部材である。回り止め部は、駆動軸51の外周縁から軸方向に対して直交する方向に突出した円柱形状を有し、駆動軸51と一体に設けられる。図3に示すとおり、本実施形態では、軸方向に対称となるように、二つの回り止め部が設けられる。ここでは、上側に設けられた回り止め部を第1回り止め部80aとし、下側に設けられた回り止め部を第2回り止め部80bとする。
なお、本実施形態では、第1回り止め部80aおよび第2回り止め部80bは駆動軸51と一体に形成されている。しかし、駆動軸51に対して固定されてさえいれば、第1回り止め部80aおよび第2回り止め部80bは、駆動軸51と別部材であってもよい。
本実施形態において連結機構60が連結された状態では、第1回り止め部80aの回転方向R1側の面80cは、ガタ防止組立体97の傾斜部972cに接触するが、詳細は後述する。
(2−3)スプリング
スプリング81は、駆動軸51上における駆動側カップリング90の位置を規制するものである。スプリング81は、図2に示すとおり、駆動軸51の外周を取り巻くように配置される。スプリング81の第1端は、駆動軸51側に取り付けられ、第2端は駆動側カップリング90に取り付けられる。
(2−4)駆動側カップリング
駆動側カップリング90は、駆動軸51側に設けられたカップリングである。駆動側カップリング90は、円筒状であり、駆動軸51上に駆動軸51の軸方向に対して移動可能に設けられる。
駆動側カップリング90は、スプリング81によって常に前側に向かって付勢されている。また、連結機構60が連結される際には、ドラム側カップリング70が押し当てられることにより、駆動軸51に対して軸方向に沿って後側に移動する。
駆動側カップリング90は、図3および図5に示すとおり、駆動軸51に対して軸対称であって、前方に向かって突出する二つの駆動側凸部と、二つの駆動側凸部の間に設けられた二つの駆動側凹部とを有する。二つの駆動側凸部は、第1ドラム側凹部73および第2ドラム側凹部74と噛み合わされる部材である。ここでは、上側の凸部を第1駆動側凸部91、下側の凸部を第2駆動側凸部92という。また、二つの駆動側凹部は、第1ドラム側凸部71および第2ドラム側凸部72と噛み合わされる部材である。ここでは、左側の凹部を第1駆動側凹部93、右側の凹部を第2駆動側凹部94という。
第1駆動側凸部91は、第1溝部95、突出部96およびガタ防止組立体97を有する。
第1溝部95は、第1回り止め部80aが挿入される部分である。第1溝部95に第1回り止め部80aが挿入されることにより、駆動軸51と駆動側カップリング90とが一体となって回転可能となる。
第1溝部95は、第1駆動側凸部91において、連結されるドラム側カップリング70に向かって開放されるように、第1駆動側凸部91の先端から、駆動軸51の軸方向に沿って内側に向かって窪んだ形状を有する。第1溝部95の左右方向の幅は、第1回り止め部80aの直径よりも大きく設けられる。これは、第1溝部95の左右方向の幅と第1回り止め部80aの直径が同じであると、摩擦力が発生し、連結機構60のスムーズな連結の妨げとなるので、そのような摩擦力を解消するためである。すなわち、ドラム側カップリング70と駆動側カップリング90が着脱される際には、駆動側カップリング90が駆動軸51に対して軸方向に沿って移動することにより、駆動軸51に固定された第1回り止め部80aは、第1溝部95内を軸方向に沿って移動する。従って、第1溝部95と第1回り止め部80aとの間に隙間を設けておくことにより、第1回り止め部80aが駆動側カップリング90の駆動軸51の軸方向に対する移動を妨げることはなく、連結機構60のスムーズな連結が実行される。
なお、連結機構60が連結された状態では、第1回り止め部80aはガタ防止組立体97と接触するため、第1回り止め部80aと第1溝部95との間の隙間は解消されるが、詳細は後述する。また、本実施形態では、第2駆動側凸部92側にも第2回り止め部80bが挿入される第2溝部98が形成される。第2溝部98も第1溝部95と同様に、左右方向の幅が第2回り止め部80bの直径より大きく設けられる。
突出部96は、第1駆動側凸部91において、第1溝部95の左側に隣接して設けられ、連結されるドラム側カップリング70に向かって突出している部分である。
突出部96には、ガタ防止組立体97が収納されるための収納部99が形成される。収納部99は、突出部96の先端部側に、駆動軸51の外周縁に沿うように断面略扇形状に設けられる。収納部99の右側の一部、すなわち第1溝部95側の一部は、収納されるガタ防止組立体97の第1突起部972bが第1溝部95に向かって突出可能となるために、第1溝部95に向かって開口されている。このように収納部99の右側において一部のみが開口しているので、収納部99に配置されるガタ防止組立体97における回転方向R2への動きを規制し、第1突起部972bのみが収納部99から第1溝部95に向かって突出可能となる。
また、収納部99の左側、すなわち第1駆動側凹部93側も同様に、ガタ防止組立体97が、第1駆動側凹部93に噛み合わされた第1ドラム側凸部71に接触し付勢できるように、第1駆動側凹部93に向かって開口されている。このように収納部99の左側において一部のみが開口しているので、収納部99に配置されるガタ防止組立体97における回転方向R1への動きが規制され、第2突起部973bのみが収納部99から第1駆動側凹部93に向かって突出される。
ガタ防止組立体97は、連結機構60が連結され、感光体ドラム40が回転方向R1に回転する状態において、駆動側カップリング90と駆動軸51との間に生じるガタを減らす。さらに、ガタ防止組立体97は、連結機構60が連結され、感光体ドラム40が回転方向R1に回転する状態において、駆動側カップリング90とドラム側カップリング70との間に生じるガタを抑制する。
ガタ防止組立体97について、さらに図6を参照して説明する。図6は、図5におけるガタ防止組立体の拡大図である。
図6に示すように、ガタ防止組立体97は、弾性部材としてのコイルスプリング971と、コイルスプリング971を支持する第1スプリングシート972および第2スプリングシート973とを有する。ガタ防止組立体97は、第1スプリングシート972と第2スプリングシート973との間にコイルスプリング971を挟んだ状態で収納部99に配置される。
コイルスプリング971は、第1スプリングシート972と第2スプリングシート973との間で圧縮可能に配置される。なお、ここでは弾性部材としてコイルスプリングを例に挙げて説明するが、弾性圧縮可能な部材であればこれに限定されない。
第1スプリングシート972は、第1本体972aおよび第1溝部95側に向かって突出可能な第1突起部972bを有する。第1突起部972bには、突出先端面において後側に向かって第1本体972a側に傾斜する、ガタ防止組立体97の第1端としての傾斜部972cが設けられる。連結機構60が連結された状態では、傾斜部972cには第1回り止め部80aの回転方向R1側の面80cが接触される。
第2スプリングシート973は、第2本体973aおよび第1駆動側凹部93に向かって突出された第2突起部973bを有する。第2突起部973bは、図5および図6に示すとおり、ガタ防止組立体の第2端としての突出先端面973cが第1駆動側凹部93側にわずかに突出している。具体的には、第2突起部973bは、連結機構60が連結された際に、第1駆動側凹部93と第1ドラム側凸部71との間に設けられる間隔Sを埋める程度に、第1駆動側凹部93側へ突出している。
(2−5)連結機構の各部の動作
次に、連結機構60の各部の動作について、図3、図5および図6と、さらに図7および図8とを参照して説明する。図7は、連結機構が連結された状態における駆動側カップリングの斜視図である。図8は、図7におけるガタ防止組立体の拡大図である。なお、図7では、連結機構60の連結状態における駆動側カップリング90、第1回り止め部80aおよびガタ防止組立体97の状態を明確にするために、ドラム側カップリング70の図示を省略する。
前述のとおり、連結機構60が連結されていない状態における駆動側カップリング90は、図5および図6に示される。
具体的には、駆動側カップリング90は、スプリング81(図2参照)によって前方に付勢されている。この状態において、第1スプリングシート972の第1突起部972bは、コイルスプリング971の力を受けて、収納部99の開口を介して第1溝部95に突出している。また、第2スプリングシート973の突出先端面973cが、第1駆動側凹部93側にわずかに突出している。具体的には、第2突起部973bは、連結機構60の連結された際に、第1駆動側凹部93と第1ドラム側凸部71との間に設けられる間隔Sを埋める程度に、第1駆動側凹部93へと突出している。
さらに、第1溝部95に挿入された第1回り止め部80aは、第1溝部95の奥側に位置する。このとき、第1回り止め部80aは、ガタ防止組立体97の傾斜部972cと接触することなく、第1溝部95との間に隙間を有して位置している。なお、第2溝部98に挿入された第2回り止め部80bも、第2溝部98の奥側に第2溝部98と隙間を有して位置している。
このような、駆動側カップリング90に対してドラム側カップリング70を噛み合わせて連結機構60を連結させる際には、まず、駆動側カップリング90に対してドラム側カップリング70を位置決めする。具体的には、フレーム開口46aおよび軸受開口47aを介して軸孔40aに駆動軸51が挿入されるように位置決めする。また、第1ドラム側凸部71および第2ドラム側凸部72が、第1駆動側凹部93および第2駆動側凹部94に噛み合い、第1ドラム側凹部73および第2ドラム側凹部74が、第1駆動側凸部91および第2駆動側凸部92に噛み合うように位置決めする。
駆動側カップリング90に対するドラム側カップリング70の位置決めがなされると、ドラム側カップリング70を駆動側カップリング90に対して押し込み、連結機構60を連結させる。
ドラム側カップリング70が押し込まれると、駆動側カップリング90は、ドラム側カップリング70からの押し込み力を受けて、駆動軸51の軸方向に沿って後方に移動する。また駆動側カップリング90の移動に伴い、駆動軸51と一体に形成されている第1回り止め部80aおよび第2回り止め部80bは、それぞれ第1溝部95および第2溝部98に対して、それらの奥側から前方に移動する。
このとき、第1回り止め部80aは、傾斜部972cに接触するまでは、隙間を有して第1溝部95内を移動する。また、第2回り止め部80bも同様に隙間を有して第2溝部98内を移動する。さらに、第1ドラム側凸部71、具体的には第1ドラム側凸部71における回転方向R2側の面71aは、第2突起部973bの突出先端面973cと接触されているが、第2突起部973bから付勢力を受けることなく、第1駆動側凹部93と噛み合わされる。従って、ドラム側カップリング70を駆動側カップリング90に対してスムーズに噛み合わせることができ、連結機構60のスムーズな連結作業を実現できる。
その後、さらに駆動側カップリング90に対してドラム側カップリング70を強く押し当てると、連結機構60は連結状態となり、連結機構60の各部は、図2、図3、図7および図8に示す状態となる。
具体的には、駆動側カップリング90が駆動軸51上をさらに軸方向に沿って後方に移動することにより、第1回り止め部80aは傾斜部972cと接触され、第1突起部972bが収納部99側に押し込まれる。すると、第1回り止め部80aにおける回転方向R1側の面80cとドラム側カップリング70における回転方向R2側の面71aとの間でコイルスプリング971は収縮され、コイルスプリング971のバネ圧が強まる。コイルスプリング971のバネ圧が強まると、コイルスプリング971によって第2スプリングシート973が第1駆動側凹部93側に付勢される。その結果、第2突起部973bの突出先端面973cが、接触する第1ドラム側凸部71に対して付勢力を与える。
連結機構60が連結され、感光体ドラム40が回転する状態を、再び図3および図7を参照して説明する。
ドラム駆動連結用ギア55の駆動により駆動軸51の駆動が開始されると、駆動軸51は回転方向R1側に回転し始める。駆動軸51が回転し始めると、第1回り止め部80aが傾斜部972cに接触した状態で、駆動軸51と駆動側カップリング90とが回転する。このように、本実施形態では、感光体ドラム40の回転状態において、第1回り止め部80aと傾斜部972cとが接触した状態が保たれている。従って、第1溝部95と第1回り止め部80aとの隙間は解消され、その結果、駆動軸51および駆動側カップリング90との間にガタが発生することを防げる。
また、駆動側カップリング90が回転し始めると、駆動側カップリング90に噛み合わされているドラム側カップリング70も同様に回転方向R1側に回転し始める。このとき、第1ドラム側凸部71は、第2突起部973bの突出先端面973cから付勢力を受けた状態に保たれている。従って、駆動側カップリング90とドラム側カップリング70との間にガタが発生することを防げる。
なお、連結機構60の連結を解消する際には、ドラム側カップリング70を前方へ引き出すことにより、ドラム側カップリング70を駆動側カップリング90から離脱させる。このとき、駆動側カップリング90はスプリング81からの付勢力によって駆動軸51の軸方向に沿って前方に移動する。また、駆動軸51と一体に形成されている第1回り止め部80aは、傾斜部972cの傾斜に案内されて第1溝部95の奥側へと移動する。第2回り止め部80bも同様に、第2溝部98の奥側に移動する。
このように第1回り止め部80aが奥側へ向かって移動し傾斜部972cから離れると、第1突起部972bは、回転方向R2側、すなわち第1溝部95側に向かって突出する。すると、コイルスプリング971は伸張され、コイルスプリング971のバネ圧が弱まる。その結果、第2スプリングシート973の突出先端面973cによる第1駆動側凹部93に対する付勢力はなくなる。
以上のように連結機構60を備えることにより、感光体ドラム40の回転時における画像のジッタの発生を減らすことができる。すなわち、感光体ドラム40が回転方向R1に回転するとき、第1スプリングシート972の傾斜部972cと第1回り止め部80aとは接触している。従って、第1溝部95と第1回り止め部80aとの隙間が解消され、駆動軸51および駆動側カップリング90との間にガタが発生しにくくなっている。また、第2スプリングシート973の突出先端面973cが第1ドラム側凸部71と接触して付勢力を与えるので、駆動側カップリング90とドラム側カップリング70との間にガタが発生しにくくなっている。従って、ガタを原因とする画像のジッタの発生を減らし、それによりジッタに起因する画質劣化が生じにくい。
さらに、連結機構60の着脱時において、第1回り止め部80aと傾斜部972cとの接触が解消されている場合には、駆動軸51に対する感光体ドラム40の着脱作業を容易に行うことができる。すなわち、第1回り止め部80aおよび第2回り止め部80bは、第1溝部95および第2溝部98の間に隙間を有して前後方向に移動できる。また、第1ドラム側凸部71は、第2突起部973bの突出先端面973cが接触されてはいるが、なんら付勢力を受けてはいない。さらに、第2ドラム側凸部72は、第2駆動側凹部94との間に間隔を有して着脱される。従って、駆動軸51に対する感光体ドラム40の容易な着脱作業を実現できる。
(3)特徴
上記実施形態に基づいて、特徴を下記のように説明する。
連結機構60は、駆動軸51と感光体ドラム40とを着脱可能に連結する連結機構であって、駆動側カップリング90と、第1回り止め部80aと、ドラム側カップリング70と、ガタ防止機構97とを備えている。駆動側カップリング90は、駆動軸51上に軸方向に移動可能に設けられている。第1回り止め部80aは、駆動軸51に設けられ、駆動側カップリング90を回り止めする。ドラム側カップリング70は、感光体ドラム40に設けられ、駆動側カップリング90に連結可能である。ガタ防止組立体97は、駆動側カップリング90とドラム側カップリング70とが連結した状態で、第1回り止め部80aにおける回転方向R1側の面80cとドラム側カップリング70における回転方向R2側の面71aとの間で圧縮されて回転方向R1に反発力を発生するコイルスプリング971を含む。
ここでは、駆動側カップリング90とドラム側カップリング70とが連結されると、コイルスプリング971が第1回り止め部80aにおける回転方向R1側の面80cとドラム側カップリング70における回転方向R2側の面71aとの間で圧縮されて回転方向に反発力を発生する。したがって、感光体ドラム40の回転時において駆動軸51と駆動側カップリング90との間にガタが発生しにくくなっており、さらに駆動側カップリング90とドラム側カップリング70との間にガタが発生しにくくなっている。その結果、ガタに起因する画像のジッタを減らすことができる。
コイルスプリング971は、駆動側カップリング90とドラム側カップリング70とが連結を解除した状態で、第1回り止め部80aにおける回転方向R1側の面80cとドラム側カップリング70における回転方向R2側の面71aとの間で回転方向R1に反発力を発生しない。
つまり、駆動側カップリング90とドラム側カップリング70が連結されていない状態では、第1回り止め部80aが駆動側カップリング90に対して回転方向に押し付けられておらず、そのため、駆動軸51に対して感光体ドラム40の着脱作業をする際に、駆動側カップリング90に対して第1回り止め部80aから大きな抵抗が作用しない。以上の結果、駆動軸51に対する感光体ドラム40の着脱作業を容易に実行できる。
駆動側カップリング90は、ドラム側カップリング70に向かって開放され第1回り止め部80aが挿入される第1溝部95と、第1溝部95に隣接して設けられドラム側カップリング70に向かって突出する突出部96とを有している。ガタ防止機構97は、突出部96に設けられ、第1溝部95に挿入された第1回り止め部80aと接触可能な第1スプリングシート972の傾斜部972cと、ドラム側カップリング70に接触可能な第2突起部973bの突出先端面973cとを有する。
ガタ防止機構97が駆動側カップリング90の突出部96に設けられているので、省スペース構造が実現される。
ガタ防止組立体97は、突出部96の先端側部分に設けられている。駆動側カップリング90とドラム側カップリング70との連結が解除されているとき、第1回り止め部80aは第1溝部95の奥側に位置してガタ防止機構97と接触していない。駆動側カップリング90とドラム側カップリング70とが連結されると、駆動側カップリング90が駆動軸51の軸方向に沿って移動し、次に第1回り止め部80aがコイルスプリング971の傾斜部972cに接触することにより、コイルスプリング971がドラム側カップリング70に付勢力を与える。
ガタ防止組立体97は突出部96の先端部分に設けられているので、駆動側カップリング90とドラム側カップリング70との着脱時において、第1回り止め部80aが第1溝部95の奥側であってコイルスプリング971の傾斜部972cに接触しない位置している状態では、第1回り止め部80aは所定の隙間を有して第1溝部95に挿入されている。その結果、駆動軸51に対して感光体ドラム40の着脱作業する際に、駆動側カップリング90に対して第1回り止め部80aから大きな抵抗が作用しない。以上の結果、駆動軸51に対する感光体ドラム40の着脱作業を容易に実行できる。
ガタ防止組立体97は、コイルスプリング971の両端に配置された一対の第1スプリングシート972および第2スプリングシート973をさらに有している。
第1スプリングシート972および第2スプリングシート973を設けることで、コイルスプリング971の反発力を第1回り止め部80aとドラム側カップリング70に対して安定的にかつ確実に伝達できる。
ドラム側カップリング70は、駆動側カップリング90の突出部96が挿入される第1ドラム側凹部73を有している。
つまり、突出部96がドラム側カップリング70のトルク伝達部を兼ねているので、省スペース構造が実現されている。
(4)他の実施形態
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態および変形例は必要に応じて任意に組み合せ可能である。
(A)上記の実施形態では、画像読取装置2と画像形成部32とを併せ持つ画像形成装置について説明した。しかし、本発明はこれに限定されず、画像読取装置2を持たない画像形成装置であってもよい。また、ファクシミリ機能、通信機能等を有する複合機としての画像形成装置であってもよい。
(B)上記の実施形態では、ドラム側カップリング70および駆動側カップリング90のそれぞれに、二つの凹部および二つの凸部が設けられる例を挙げて説明した。しかし、ドラム側カップリング70および駆動側カップリング90が互いに噛み合わせ可能であれば、凹部および凸部の数は上記に限定されない。
(C)上記の実施形態では、駆動軸51に二つの回り止め部が形成され、駆動側カップリング90に二つの溝部が形成される例を挙げた。しかし、駆動軸51に少なくとも一つの回り止め部が形成され、駆動側カップリング90に回り止め部が挿入される少なくとも一つの溝部が形成されていれば、この例には限定されない。
(D)上記の実施形態では、駆動側カップリング90において一つのガタ防止組立体97が設けられる例を挙げて説明した。しかし、駆動側カップリング90に複数のガタ防止組立体が設けられてもよい。
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、複合機等の画像形成装置に適用できる。
1 画像形成装置
3 画像形成装置本体
31 筐体
32 画像形成部
33 定着部
34 用紙搬送部
35 給紙カセット
36 手差し給紙トレイ
37 排紙部
40 感光体ドラム
40a 軸孔
46 ドラムフレーム
46a フレーム開口
47 ドラム軸受
47a 軸受開口
51 駆動軸
52 ドライブアセンブリ
53 ドライブフレーム
54 焼結ベアリング
55 ドラム駆動連結用ギア
60 連結機構
70 ドラム側カップリング
70a 中心孔
71 第1ドラム側凸部
71a 面
72 第2ドラム側凸部
73 第1ドラム側凹部
74 第2ドラム側凹部
80a 第1回り止め部
80b 第2回り止め部
80c 面
81 スプリング
90 駆動側カップリング
91 第1駆動側凸部
92 第2駆動側凸部
93 第1駆動側凹部
94 第2駆動側凹部
95 第1溝部
96 突出部
97 ガタ防止組立体(ガタ防止機構)
971 コイルスプリング(弾性部材)
972 第1スプリングシート(支持部材)
972a 第1本体
972b 第1突起部
972c 傾斜部
973 第2スプリングシート(支持部材)
973a 第2本体
973b 第2突起部
973c 突出先端面
98 第2溝部
99 収納部
S 間隔

Claims (7)

  1. 駆動軸と感光体ドラムとを着脱可能に連結する連結機構であって、
    前記駆動軸上に軸方向に移動可能に設けられた駆動側カップリングと、
    前記駆動軸に設けられ、前記駆動側カップリングを回り止めするための回り止め部材と、
    前記感光体ドラムに設けられ、前記駆動側カップリングに連結可能なドラム側カップリングと、
    前記駆動側カップリングと前記ドラム側カップリングとが連結した状態で、前記回り止め部材における回転方向正側面と前記ドラム側カップリングにおける回転方向負側面との間で圧縮されて回転方向に反発力を発生する弾性部材を含むガタ防止機構と、
    を備えた連結機構。
  2. 前記弾性部材は、前記駆動側カップリングと前記ドラム側カップリングとが連結を解除した状態で、前記回り止め部材における回転方向正側面と前記ドラム側カップリングにおける回転方向負側面との間で回転方向に反発力を発生しない、請求項1に記載の連結機構。
  3. 前記駆動側カップリングは、前記ドラム側カップリングに向かって開放され前記回り止め部材が挿入される溝部と、前記溝部に隣接して設けられ前記ドラム側カップリングに向かって突出する突出部と、を有しており、
    前記ガタ防止機構は、前記突出部に設けられ、前記溝部に挿入された前記回り止め部材と接触可能な第1端と、前記ドラム側カップリングに接触可能な第2端とを有する、請求項1に記載の連結機構。
  4. 前記ガタ防止機構は、前記突出部の先端側部分に設けられ、
    前記駆動側カップリングと前記ドラム側カップリングとの連結が解除されているとき、前記回り止め部材は前記溝部の奥側に位置して前記ガタ防止機構と接触しておらず、
    前記駆動側カップリングと前記ドラム側カップリングとが連結されると、前記駆動側カップリングが前記駆動軸の軸方向に沿って移動し、次に前記回り止め部材が前記第1端に接触することにより、前記弾性部材が前記ドラム側カップリングに付勢力を与える、請求項3に記載の連結機構。
  5. 前記ガタ防止機構は、前記弾性部材の両端に配置された一対の支持部材をさらに有する、請求項1〜4のいずれかに記載の感光体ドラムの連結機構。
  6. 前記ドラム側カップリングは、前記駆動側カップリングの前記突出部が挿入される凹部を有する、請求項3〜5のいずれかに記載の連結機構。
  7. 本体と、
    前記本体に回転自在に支持された駆動軸と、
    感光体ドラムと、
    請求項1〜6のいずれかに記載の連結機構と、
    を備える画像形成装置。
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