JP5469229B1 - 高周波放電用点火コイル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】確実な絶縁破壊と高い放電電流の火花放電を実現できる、コンパクトな高周波放電用点火コイル装置を得る。
【解決手段】磁束を発生、蓄積する1次コイル111と、1次コイルと磁気結合され、蓄積したエネルギーを解放することで所定の高電圧を発生し、外部装置101にエネルギーを供給するための高圧ターミナルに一端が接続される2次コイル112と、高圧ターミナルに接続され、高電圧の通過を防ぐコンデンサ116と、コンデンサと共に所定の周波数成分のみを通過させるためのインダクタ117を備え、1次コイル、2次コイル、コンデンサ、インダクタを同一のパッケージ内に配置した。
【選択図】図1

Description

この発明は、主に内燃機関の運転に用いられる点火装置に関し、特には、火花式内燃機関の点火装置に用いられる高周波放電用点火コイル装置に関するものである。
近年、環境保全、燃料枯渇の問題が提起されており、自動車業界に於いてもこれらへの対応が急務となっている。この対応の一例として、過給機を利用したエンジンダウンサイジング、軽量化により燃料消費量を飛躍的に改善する方法がある。
高過給状態になると、エンジン燃焼室内の圧力が燃焼を伴っていない状態でも非常に高くなり、この中では燃焼を開始するための火花放電を発生させることが困難になることが知られている。この理由の一つに、点火プラグの高圧電極とGND電極の間(GAP)で絶縁破壊を引起すための要求電圧が非常に高くなり、点火プラグの絶縁碍子部の耐電圧値を超えてしまう点がある。
この課題を解決するために、碍子部の耐圧を上げる研究がなされているが、実情では要求に対し十分な耐圧を確保することは困難であり、点火プラグのGAP間隔を狭める手段をとらざるを得ない状況となっている。
しかしながら、点火プラグのGAPを狭めると、今度は電極部による消炎作用の影響が大きくなり、始動性の低下、燃焼性の低下を引起すという課題が発生してしまう。
この問題を解決するためには、消炎作用、つまり電極部に取られる熱エネルギーを上回るエネルギーを火花放電で与える、もしくは、電極から少しでも遠いところで燃焼を引起す、といった回避手段が考えられ、例えば特許文献1に示すような点火装置が提案されている。
特許文献1に開示された点火装置は、従来の点火コイルにより点火プラグGAPに火花放電を発生させ、この火花放電の経路にダイオード、ミキサを介して高周波電流を流し込むことで高エネルギーの火花放電、かつ通常の火花放電よりも広範囲に拡がる放電プラズマを形成することを可能にする装置である。
特開2011−099410号公報
特許文献1に示された従来の点火装置は、ダイオードを用いて高電圧の系と大電流の系を分離/結合するものだが、高耐圧ダイオードは鉛フリー化が困難であり量産性の観点で許容されないことが知られている。また交流エネルギーの半波を切り捨てている点で非常に効率が低い。
この発明は、従来の装置に於ける前述のような課題を解決するためになされたものであって、簡単な構成で効率良く高エネルギー放電を実現すると共に、容易に大きな放電プラズマを形成することのできる高周波放電用点火コイル装置を提供することを目的とするものである。
この発明に係る高周波放電用点火コイル装置は、電流を流すことで磁束を発生、蓄積する1次コイルと、前記1次コイルと磁気結合され、前記蓄積したエネルギーを解放することにより所定の高電圧を発生し、外部装置にエネルギーを供給するための高圧ターミナルに一端が接続される2次コイルと、高周波電源と前記高圧ターミナルとの間に接続され、前記高周波電源から供給される高周波電流を通し、前記2次コイルで発生する高電圧が前記高周波電源に印加されないようにブロックするためのバンドパスフィルタを構成する、互いに直列接続されたコンデンサとインダクタとを備え、前記インダクタの一端を前記高周波電源側に接続し、前記コンデンサの一端を前記高圧ターミナルに接続すると共に、前記1次コイル、前記2次コイル、前記コンデンサ、前記インダクタ同一のパッケージ内に配置するよう構成したものである。
この発明の高周波放電用点火コイル装置によれば、大きな交流放電電流を早い周期で点火プラグの電極間に供給することができるので、簡素な構成で効率良く高エネルギー放電を実現すると共に、大きな放電プラズマを形成し、狭小GAPの点火プラグを用いても始動性や燃焼性を損なうことがなくなるので、高過給ダウンサイジングによる軽量化や高圧縮比化による熱効率の向上等を行うことができる。従って、内燃機関の運転に利用する燃料を飛躍的に削減することが可能となり、CO2の排出量を大きく削減し、環境保全に貢献することができるものである。
上述した、またその他の、この発明の目的、特徴、効果は、以下の実施の形態における詳細な説明および図面の記載からより明らかとなるであろう。
この発明の実施の形態1による高周波放電用点火コイル装置を用いた火花点火式点火装置の回路構成図である。 この発明の実施の形態1による高周波放電用点火コイル装置の具体的な構成を示す構成図である。 この発明の実施の形態2による高周波放電用点火コイル装置の具体的な構成を示す構成図である。
以下、この発明に係る高周波放電用点火コイル装置(以下、単に点火コイル装置ともいう。)の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。なお、各図中、同一符号は、同一または相当部分を示すものとする。
実施の形態1.
この発明による高周波放電用点火コイル装置は、点火コイル装置で作る高電圧により点火プラグの主プラグギャップ間に火花放電を発生させ、加えて、火花放電経路に高周波交流電流を流し込むことで、主プラグギャップ間に大きな放電プラズマを形成させる火花点火式点火装置に係るものである。
図1は、この発明の実施の形態1による点火コイル装置を用いた火花点火式点火装置の回路構成図である。図1に於いて、この発明の実施の形態1の高周波放電用点火コイル装置を用いた火花点火式点火装置は、点火プラグ101と、点火プラグ101に所定の高電圧を印加すると共に高周波交流電流を供給する点火コイル装置102と、点火コイル装置102に高周波用のエネルギーを供給する高周波電源103と、点火コイル装置102、および高周波電源103の動作を制御する制御装置104とを備えている。
点火プラグ101は、第1の電極としての高圧電極101aと、高圧電極101aに対して所定の間隙である主プラグギャップを介して対向する第2の電極としての外側電極101bを備えている。
点火コイル装置102は、コア118を介して磁気的に結合された1次コイル111と2次コイル112、1次コイル111の通電を制御するスイッチング素子114とスイッチング素子114を駆動するためのドライバ装置A113、点火プラグ101の主プラグギャップに絶縁破壊を引起す際に発生する容量放電系のノイズを抑制するための抵抗装置115とを備えている。
また点火コイル装置102は、高周波電源103から供給される高周波電流を通し、2次コイル112で発生する高電圧が高周波電源103に印加されないようにブロックするためのバンドパスフィルタを構成するコンデンサ116と、インダクタ117とを備えている。
前記バンドパスフィルタは、図1に示すように、高周波電源103側にインダクタ117、点火プラグ101側にコンデンサ116を配置する必要がある。この配置を反対にするとインダクタ117に非常に高い電圧が発生し、インダクタ117の耐圧設計が困難になり、かつコンデンサ116にもより高い電圧が印加されることとなり、コンデンサの耐圧設計が困難、かつインダクタ117、コンデンサ116ともにサイズが大きなものとなってしまい量産性を損なうためである。
コンデンサ116の容量値は100pFをよりも小さいものを選定する。容量値としてこれよりも大きなものを選定すると、2次コイル112に発生する高電圧がコンデンサ116を通りぬけてインダクタ117、高周波電源103に印加されてしまうためである。また容量値が大きくなるほど高耐圧のコンデンサとしては大きくなるので、この実施の形態1では50pF程度のものを選定することとする。
2次コイル112の一端は、抵抗装置115を介して、点火プラグ101の高圧電極101aに接続されており、コンデンサ116の一端は直接、点火プラグ101の高圧電極101aに接続されている。
抵抗装置115は、ノイズを抑制するためのものであって、エンジンの構造や配線状態によりノイズの発生が少ない場合には取り付けなくても良く、この場合には2次コイル112の一端は直接、点火プラグ101の高圧電極101aに接続され、コンデンサ116の一端も直接、点火プラグ101の高圧電極101aに接続される。
1次コイル111、2次コイル112、コンデンサ116、インダクタ117は点火コイル装置102内である同一パッケージ内に配置することで、損失低減による低消費電力化、システムの簡素化、低コスト化、ノイズの抑制等に寄与できる。
スイッチング素子114、ドライバ装置A113は、ノイズ低減や効率化のため点火コイル装置102内に配置しても良いし、エンジンの小型化、低重心化等を目的とし、点火コイル装置の小型、軽量化のために点火コイル装置102の外側、例えば制御装置104の内部や、高周波電源103の内部に配置しても良い。
次に、この発明の実施の形態1による高周波用点火コイル装置の具体的な構成例について説明する。
図2は、この発明の実施の形態1による点火コイル装置102の構成を説明する図である。図2において、点火コイル装置102内には1次コイル111、2次コイル112、コア118、コンデンサ116A、インダクタ117、抵抗装置115A、ドライバ装置B203が配置されている。ドライバ装置B203は、図1のスイッチング素子114とドライバ装置A113とを同一パッケージ内に配置した装置である。
図2のコネクタ部201は点火コイル装置102のコネクタ部であって、バッテリ端子、GND端子、制御装置104に接続される端子、高周波電源103に接続される端子を有している。
1次コイル111の一方はバッテリ端子に接続され、他方はドライバ装置B203内のスイッチング素子114を介してGND端子に接続されている。また、ドライバ装置B203内のスイッチング素子114はドライバ装置B203内のドライバ装置A113に接続され、ドライバ装置A113はコネクタ部201内の制御装置104につながる端子に接続されている。
コア118を中心として周囲に1次コイル111を配置し、さらに1次コイル111の周囲に2次コイル112を配置することで1次コイル111と2次コイル112とを磁気結合状態にしている。
コア118を完全な、もしくは1mm程度といった多少の間隙を有する程度のいわゆる閉磁路の構成とすることで、より磁気結合の状態を高めることができ、1次コイル111や2次コイル112の巻線数を少なくすることが可能になる。このとき、経路の直流抵抗成分を抑えることができるので発熱等の損失が少なくなり、効率良くエネルギーの伝達ができるので、点火装置の低消費電力化ができる。また閉磁路とし、磁路を閉じることで漏れ出る磁束エネルギーを最小限に留めることができるので、効率良くエネルギーの伝達ができると共に、ノイズの発生や別装置への磁気的な干渉を低減できる。
2次コイル112の一方はコネクタ部201内にあるバッテリ端子に接続され、他方は抵抗装置115Aの一端に接続されている。抵抗装置115Aはターミナル206に挿入、接続される。ターミナル206は、スプリング204、スリーブ205Aに接続されると共に、コンデンサ116Aの一端にも接続されている。
スプリング204及びスリーブ205Aは点火プラグ101の高圧電極101aへと接続される。スプリング204Aは、装置が激しく動く環境下にあっても点火プラグ101の高圧電極101aとの接続を保つためのものである。
スリーブ205は、装置が激しく動く環境下にあっても点火プラグ101の高圧電極101aとの接続を保つためのものであると共に、抵抗装置115Aから点火プラグ101の高圧電極101aまでの間のインピーダンス値(インダクタンス値、直流抵抗値)を低減する機能も有している。従ってこの経路のインダクタンス値、直流抵抗値を低減することができるので発熱等の損失を低減し、効率良くエネルギー伝達ができるようになるので、装置の低消費電力化ができるようになる。
インダクタ117の一方はコネクタ部201内の高周波電源103に接続される端子に接続され、他方はコンデンサ116Aに接続され、コンデンサ116Aの他方は、ターミナル206に接続されている。
インダクタ117とコンデンサ116Aとの間には10kV程度の高い電圧が発生するので近くに電位の低い導電帯を配置しないように注意する。点火コイル装置102を小型化するため、インダクタ117を点火コイル装置102の外部に配置することも考えられるが、この場合はコネクタ部201の耐圧確保が難しくなり、特殊なコネクタを必要とするため、点火装置のコストアップとなってしまう恐れがある。従ってこの実施の形態1に示す装置では、インダクタ117、コンデンサ116A共に点火コイル装置102の内部に配置し、エポキシ材の充填等による絶縁処理を施すこととした。
また、インダクタ117は1次コイル111、2次コイル112と磁気干渉しにくい配置にすることで、装置性能の安定化、品質を向上させることができる。すなわち、両者が発生する磁束の向きが平行にならない配置とし、例えば図2(a)に示すように磁束の向きが直行するように配置する。
インダクタ117は空芯、もしくは開磁路タイプのコアを使用したものとすることで、点火コイル装置102を小型化することができる。インダクタ117には数アンペア程度の高周波交流電流が流れるため、閉磁路タイプのコアを使用したものでは磁気飽和し易く、磁気飽和しないように余裕をみると巨大なコアが必要となり、従ってこれを内蔵する点火コイル装置102のサイズも大きくなってしまうためである。
以上のように、この発明の実施の形態1の高周波放電用点火コイル装置によれば、簡素かつコンパクトな構成で、効率良く高エネルギー放電を実現すると共に、大きな放電プラズマを形成し、狭小GAPの点火プラグを用いても、始動性や燃焼性を損なうことがなくなるので、高過給ダウンサイジングによる軽量化や、高圧縮比化による熱効率の向上等を行うことができるようになる。
従って、内燃機関の運転に利用する燃料を飛躍的に削減することが可能となり、CO2の排出量を大きく削減し、環境保全に貢献することができる。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2による高周波放電用点火コイル装置について説明する。上述の実施の形態1では、抵抗装置115A、コンデンサ116Aをプラグホールの外に配置したが、実施の形態2においては、これら抵抗装置、コンデンサをプラグホールの内部に配置することで、より放射ノイズを抑制できるようにしたものである。
図3は、この発明の実施の形態2による高周波放電用点火コイル装置102の構成を示す図である。
図3において、回路の構成、点火コイル装置102内に配置されるものは実施の形態1と同様であるので、重複する点の説明は割愛し、相違点について詳しく説明する。
図3(a)に示すように、実施の形態2においては、抵抗装置115Bとコンデンサ116Bをプラグホール301内に配置する。
コンデンサ116Bは図3(b)に示すような円筒の形状をしており、電極の一端は円筒の内側の面302A、他端は円筒の外側の面302Bとしている。
一端が2次巻線112に接続される抵抗装置115Bは、他端側がターミナル206に挿入され、ターミナル206に電気的に接続されている。ターミナル206は、コンデンサ116Bの円筒内に挿入され、内側の面の電極302Aに電気的、物理的に接触している。またターミナル206はスプリング204、スリーブ205Bにも接触するように配置される。
コンデンサ116Bの他端の電極である円筒外側の電極は、インダクタ117に接続され、高周波電源103へとつながっている。
このような構成とすることで、ノイズ源となる容量放電系の電流が流れる経路を最短にでき、また経路をプラグホール301内に閉じ込めることにより、ノイズがエンジン外部に漏れ出ることを防止することができるようになる。
以上のように、この発明の実施の形態2の高周波放電用点火コイル装置によれば、簡素かつコンパクトな構成で、放射ノイズを低減しつつ、効率良く高エネルギー放電を実現すると共に、大きな放電プラズマを形成し、狭小GAPの点火プラグを用いても始動性や燃焼性を損なうことがなくなるので、高過給ダウンサイジングによる軽量化や、高圧縮比化による熱効率の向上等を行うことができるようになる。
従って、内燃機関の運転に利用する燃料を飛躍的に削減することが可能となり、CO2の排出量を大きく削減し、環境保全に貢献することができる。
この発明による高周波放電用点火コイル装置は、内燃機関を利用する自動車、二輪車、船外機、その他特殊機械等に搭載され、燃料への着火を確実に行えるようになるので、内燃機関を効率良く運転できるようになり、燃料枯渇問題、環境保全に役立つものである。
101 点火プラグ 101a 第1の電極(高圧電極)
101b 第2の電極(外側電極) 102 点火コイル装置
103 高周波電源 104 制御装置
111 1次コイル 112 2次コイル
113 ドライバ装置A 114 スイッチング素子
115、115A、115B 抵抗装置
116、116A、116B コンデンサ
117 インダクタ 118 コア
201 コネクタ部 203 ドライバ装置B
204 スプリング 205A、205B スリーブ
206 ターミナル 301 プラグホール

Claims (7)

  1. 電流を流すことで磁束を発生、蓄積する1次コイルと、
    前記1次コイルと磁気結合され、前記蓄積したエネルギーを解放することにより所定の高電圧を発生し、外部装置にエネルギーを供給するための高圧ターミナルに一端が接続される2次コイルと、
    高周波電源と前記高圧ターミナルとの間に接続され、前記高周波電源から供給される高周波電流を通し、前記2次コイルで発生する高電圧が前記高周波電源に印加されないようにブロックするためのバンドパスフィルタを構成する、互いに直列接続されたコンデンサとインダクタとを備え、前記インダクタの一端を前記高周波電源側に接続し、前記コンデンサの一端を前記高圧ターミナルに接続すると共に、前記1次コイル、前記2次コイル、前記コンデンサ、前記インダクタ同一のパッケージ内に配置したことを特徴とする高周波放電用点火コイル装置。
  2. 電流を流すことで磁束を発生、蓄積する1次コイルと、
    放射ノイズ抑制用の抵抗体と、
    前記1次コイルと磁気結合され、前記蓄積したエネルギーを解放することにより所定の高電圧を発生し、外部装置にエネルギーを供給するための高圧ターミナルに前記抵抗体を介して一端が接続される2次コイルと、
    高周波電源と前記高圧ターミナルとの間に接続され、前記高周波電源から供給される高周波電流を通し、前記2次コイルで発生する高電圧が前記高周波電源に印加されないようにブロックするためのバンドパスフィルタを構成する、互いに直列接続されたコンデンサとインダクタとを備え、前記インダクタの一端を前記高周波電源側に接続し、前記コンデンサの一端を前記高圧ターミナルに接続すると共に、前記1次コイル、前記2次コイル、前記コンデンサ、前記インダクタ、前記抵抗体同一のパッケージ内に配置したことを特徴とする高周波放電用点火コイル装置。
  3. 前記インダクタは、前記1次コイルおよび前記2次コイルと磁束の向きが直行するように配置したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の高周波放電用点火コイル装置。
  4. 前記コンデンサは、キャパシタンスが100pF以下に設定されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の高周波放電用点火コイル装置。
  5. 前記高圧ターミナルに接続され、前記外部装置との接触を保つためのスプリングと、
    前記外部装置との接触を保ち、かつ前記高圧ターミナルから前記外部装置までのインピーダンスを低減するため、前記スプリングを覆うように配置されるスリーブとを備えること
    を特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の高周波放電用点火コイル装置。
  6. 前記コンデンサは、高周波放電用点火コイルが取りつけられるエンジンのプラグホール内に収まるように配置されることを特徴とする請求項1に記載の高周波放電用点火コイル装置。
  7. 前記コンデンサ、前記抵抗体の両方、もしくはいずれか一方は、高周波放電用点火コイルが取りつけられるエンジンのプラグホール内に収まるように配置されることを特徴とする請求項2に記載の高周波放電用点火コイル装置。
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