JP5465259B2 - Gear pump - Google Patents
Gear pump Download PDFInfo
- Publication number
- JP5465259B2 JP5465259B2 JP2012004906A JP2012004906A JP5465259B2 JP 5465259 B2 JP5465259 B2 JP 5465259B2 JP 2012004906 A JP2012004906 A JP 2012004906A JP 2012004906 A JP2012004906 A JP 2012004906A JP 5465259 B2 JP5465259 B2 JP 5465259B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- seal
- side plate
- pump
- drive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Rotary Pumps (AREA)
- Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)
Description
本発明は、ギヤポンプの技術分野に属する。 The present invention belongs to the technical field of gear pumps.
従来、ギヤポンプとして特許文献１に記載の技術が知られている。この公報では、ギヤの歯先をシールするシールブロックと、ギヤの側面をシールする一対の側板と、シールブロックと側板の衝合面に介装された軟質シール材を備えている。
Conventionally, the technique of
上述の特許文献１に記載のギヤポンプにおいては、部品点数が多いため、構成部品の複雑化、組み付け性の悪化、及び製造コストの増加に繋がるという問題があった。
加えて、駆動軸と従動軸との相対移動により軟質シール材が劣化して衝合面のシール性が低下する虞があった。
In the gear pump described in
In addition, there is a possibility that the soft sealing material is deteriorated due to relative movement between the drive shaft and the driven shaft, and the sealing performance of the abutting surface is lowered.
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、構成部品の簡略化、組み付け性の向上、製造コストの削減、及びシール性の向上を図ることが可能なギヤポンプを提供することにある。 The present invention has been made paying attention to the above-described problems, and it is an object of the present invention to provide a gear pump capable of simplifying components, improving assembly, reducing manufacturing costs, and improving sealing performance.
上記目的を達成するため、本発明では、サイドプレートの一方とシールブロックとを一体に形成したシーリング部材と、シールブロックの外周に形成された溝とサイドプレートの他方に掛けて装着され、シールブロックの係合部とサイドプレートの他方の係合凸部とが液密に係合した状態を保持する保持部材とを備えている。 To achieve the above object, according to the present invention, a sealing member in which one side plate and a seal block are integrally formed, a groove formed on the outer periphery of the seal block, and the other side plate are attached to be attached to the seal block. and the other engaging portion of the engaging portion and the side plate is provided with a holding member for holding the state of being engaged liquid-tightly.
これにより、構成部品の簡略化、組み付け性の向上、製造コストの削減、及びシール性の向上を同時に実現することができる。 Thereby, simplification of a component, improvement of assembly property, reduction of manufacturing cost, and improvement of sealing performance can be realized at the same time.
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
［実施例１］
以下、実施例１を説明する。
図１は実施例１のギヤポンプの前方斜視図、図２は同後方斜視図、図３は同正面図、図４は図３のＡ４−Ａ４線における断面図、図５は図３のＡ５−Ａ５線における断面図、図６は図４におけるポンプ組立体の要部拡大図、図７は図５におけるポンプ組立体の要部拡大図である。
[Example 1]
Example 1 will be described below.
1 is a front perspective view of the gear pump according to the first embodiment, FIG. 2 is a rear perspective view thereof, FIG. 3 is a front view thereof, FIG. 4 is a sectional view taken along line A4-A4 of FIG. FIG. 6 is a cross-sectional view taken along line A5, FIG. 6 is an enlarged view of main parts of the pump assembly in FIG. 4, and FIG. 7 is an enlarged view of main parts of the pump assembly in FIG.
図８は実施例１のシール部材の前方斜視図、図９は同後方斜視図、図１０は同正面図、図１１は同背面図、図１２は図１１のＡ１２−Ａ１２線における断面図である。
図１３、１４は実施例１の第１サイドプレートの前方斜視図、図１５は同正面図、図１６は同背面図、図１７は同上面図である。
8 is a front perspective view of the seal member of Example 1, FIG. 9 is a rear perspective view thereof, FIG. 10 is a front view thereof, FIG. 11 is a rear view thereof, and FIG. 12 is a sectional view taken along line A12-A12 in FIG. is there.
13 and 14 are front perspective views of the first side plate of the first embodiment, FIG. 15 is a front view thereof, FIG. 16 is a rear view thereof, and FIG. 17 is a top view thereof.
図１８は実施例１の第１ギヤと第１サイドプレートの配置を説明する図（駆動軸のみハッチングで図示）であり、ギヤポンプの作動を説明する図、図１９は実施例１の第１ギヤ、第１サイドプレート、シール部材（二点鎖線で図示）、保持部材（一点鎖線で図示）の配置を説明する図、図２０は図１９のＡ２０−Ａ２０線における断面図である。 18 is a diagram for explaining the arrangement of the first gear and the first side plate of the first embodiment (only the drive shaft is shown by hatching), and is a diagram for explaining the operation of the gear pump. FIG. 19 is the first gear of the first embodiment. FIG. 20 is a cross-sectional view taken along line A20-A20 in FIG. 19, illustrating the arrangement of the first side plate, the seal member (illustrated by a two-dot chain line), and a holding member (illustrated by a one-dot chain line).
図２１、２２は実施例１の第２サイドプレートの後方斜視図、図２３は同正面図、図２４は同背面図、図２５は同上面図である。 21 and 22 are rear perspective views of the second side plate of the first embodiment, FIG. 23 is a front view thereof, FIG. 24 is a rear view thereof, and FIG. 25 is a top view thereof.
図２６は実施例１の駆動軸の周辺部材の寸法関係を説明する図であり、駆動ピンの相対位置決めを説明する簡略図である。 FIG. 26 is a diagram illustrating the dimensional relationship of the peripheral members of the drive shaft according to the first embodiment, and is a simplified diagram illustrating the relative positioning of the drive pins.
先ず、全体構成を説明する。図１〜５に示すように、実施例１のギヤポンプ１では、自動車のブレーキ液圧制御用のアクチュエータに用いられるものであって、ハウジング２と、このハウジング２に収容されたポンプ組立体３とが備えられている。
First, the overall configuration will be described. As shown in FIGS. 1 to 5, the
［ハウジングについて］
次に、ハウジング２について説明する。ハウジング２は略矩形状に形成される他、その外面には図示しない切換えバルブやセンサが取り付けられる取付孔２ａが複数形成されている。ハウジング２の前面略中央には径の異なる段付きの略円柱状に凹設されたポンプ室４が形成され、ここにポンプ組立体３が収容されている。
[About housing]
Next, the
［ポンプ組立体について］
次に、ポンプ組立体３について説明する。尚、図外のモータが取り付けられる側を前方とし、軸方向第１ポンプ８側を後方として記載する。図６、７に示すように、ポンプ組立体３は、プラグ部材５と、カバー部材６と、シール部材７と、第１ポンプ８及び第２ポンプ９等を有する。プラグ部材５は、略円盤状に形成され、その中央には六角柱形状に貫通形成された貫通孔５ａが形成されている。また、プラグ部材５の後端部には、後述するカバー部材６と当接する後面５ｄと、この後面５ｄの外周を取り囲み、後方へ環状に突出した環状突起部５ｂとが形成されている。さらに、プラグ部材５の外周には雄螺子溝５ｃが形成されている。この雄螺子溝５ｃはポンプ室４の内周部に形成された雌螺子溝４ａに螺合される。
[About pump assembly]
Next, the
カバー部材６は、略円盤状に形成され、プラグ部材５と当接する前面６ｅと、前面６ｅの外周全体に亘って切り欠かれた段部６ｆを有する。そして、プラグ部材５の螺合による軸力により前面６ｅが後方へ押圧されることにより、前面６ｅがプラグ部材５の後面５ｄに当接し、さらに、プラグ部材５の環状突起部５ｂと段部６ｆとが嵌合した状態で所定位置に配設されている。
The
カバー部材６の外周には、ポンプ室４の内周と略同一径の高さを有し、環状突起部５ｂと略同じ径方向高さを有する凸部６ｇが形成されている。また、カバー部材６の外周であって凸部６ｇの後方にはシール溝６ｈが形成されている。凸部６ｇと環状突起部５ｂとの間には、ポンプ室４の内周とのシール性を確保するための環状のシールS1が備えられ、シール溝６ｈにはポンプ室４の内周とのシール性を確保するための環状のシールS2が備えられている。すなわち、シールS1,S2は、前後に離間した位置に装着されている。
On the outer periphery of the
カバー部材６の偏芯位置には、内径が異なる段付きの貫通孔６ｂが形成されている。この貫通孔６ｂには駆動軸１０が隙間６ａを有して挿通される。一方、貫通孔６ｂの大径側と小径側に位置し、駆動軸１０とのシール性を確保するための環状のシールS3がそれぞれ装着されている。さらに、カバー部材６の後端部には前方へ環状に凹設された凹部６ｄと、この凹部６ｄから後方へ環状に突出した環状突起部６ｃが形成されている。環状突起部６ｃの内周には内周全体に亘って切り欠かれた段部６ｉが形成されている。
At the eccentric position of the
図８〜１２に示すように、シール部材７は略円盤状に形成され、貫通孔７ａと、この貫通孔７ａよりも図中下方に２つの挿入孔7b、7cが同軸上に形成されている。貫通孔７ａは、円形状の開口断面を有してシール部材７に前後方向に貫通形成される。一方、挿入孔7b、7cは、円形状の開口断面を有し、シール部材７の厚み方向内側に両挿入孔7b,7cが干渉しない所定深さを有して形成されている。また、シール部材７の前後面には、各孔７ａ〜７ｃの周囲に沿って軸方向へ突出したサイドシール部７ｄがそれぞれ形成されると共に、その一側面には一対の係合凸部７ｅが側方へ突設されている。
As shown in FIGS. 8 to 12, the
各サイドシール部７ｄには、貫通孔７ａと同軸上で環状に厚み方向内側へ凹設されたリング収容部７ｆがそれぞれ形成されている。さらに、シール部材７の後面のリング収容部７ｆの厚み方向内側には、リング収容部７ｆと連続して環状に凹設された小径のシール収容部７ｇが形成されている。その他、シール部材７の外周には、径方向内側へ環状に凹設されたシール収容溝７ｈが形成され、その前端部には前方へ環状に突設された環状突起部７ｉが形成されている。
Each
そして、図６、７に示すように、シール部材７は、プラグ部材５の螺合による軸力によってカバー部材６を介して後方へ押圧される。これにより、環状突起部７ｉがカバー部材６の環状突起部６ｃの内周に形成された段部６ｉに嵌合し、さらに、その後面の一部がポンプ室４の段部４ｂに当接した状態で所定位置に配設（位置決め）されている。また、シール部材７の貫通孔７ａには駆動軸１０が挿通されて回転可能に支持されている。また、挿入孔7b,7cにはそれぞれ対応する従動軸11a,11bが挿入固定されている。
As shown in FIGS. 6 and 7, the
シール部材７のシール収容部７ｇには、環状の回転シール部材１２（Ｘリング等）が介装され、駆動軸１０と後述する第１ポンプ室Ｐ１とのシール性が確保されている。さらに、シール部材７の後面のリング収容部７ｆには回転シール部材１２のシール収容部７ｇを閉塞した状態で第１シールリング１３ａが介装されている。また、前面のリング収容部７ｆには環状の第２シールリング１３ｂが介装されている。尚、各シールリング13a,13bは、少なくともシール部材７よりも硬質で耐久性が高い素材で形成されている。また、シール部材７のシール収容溝７ｈには、ポンプ室４内周に密着し、第１ポンプ室Ｐ１と第２ポンプ室Ｐ２との間のシール性を確保するための環状のシールS4が装着されている。
An annular rotary seal member 12 (X ring or the like) is interposed in the
そして、ポンプ室４の段部４ｂから後方へ環状に凹設された凹部４ｃとシール部材７との間には、閉空間となる第１ポンプ室Ｐ１が形成され、ここに第１ポンプ８が配設されている。一方、カバー部材６の凹部６ｄとシール部材７との間には、閉空間となる第２ポンプ室Ｐ２が形成され、ここに第２ポンプ９が配設されている。
A first pump chamber P1 serving as a closed space is formed between the
第１ポンプ８には、シール部材７と第１サイドプレート１４とによって前後面及び歯先をシールされた第１ギヤ１５が配設されている。以下、第１サイドプレート１４について説明する。図１３〜１７に示すように、第１サイドプレート１４は、樹脂製で正面視略三角形状に形成されている。また、略三角形状の頂点付近には、３つの貫通孔14a,14b,14cが貫通形成されている。第１サイドプレート１４の前面において、貫通孔14a,14bの周囲には前方へ突出したサイドシール部１４ｄが形成されている。
The
また、第１サイドプレート１４の前面には略三角形状に前方へ突出したシールブロック１４ｅが形成されている。シールブロック１４ｅには、貫通孔１４ｃに連続して中心側へ向かう開口部を形成する通路部１４ｆと、この通路部１４ｆを挟んだ両側に形成され、サイドシール部１４ｄの一部と連続した一対の湾曲面状の歯先シール部１４ｇと、各歯先シール部１４ｇの前方側に位置する係合部１４ｈとが形成されている。さらに、シールブロック１４ｅには、歯先シール部１４ｇの外周から貫通穴１４ｃを囲むように内側へ凹設された溝１４ｉが形成されている。一方、第１サイドプレート１４の後面（図１６参照）には各貫通孔を取り囲むように略三角形状に屈曲した形状のシール収容溝１４ｊが凹設されている。
In addition, a
そして、図７に示すように、第１サイドプレート１４の貫通孔１４ａには駆動軸１０が径方向に所定の隙間を有した状態で回転可能に挿通されている。一方、貫通孔１４ｂには従動軸１１ａが径方向に所定の隙間を有した状態で挿通されている。また、シール収容溝１４ｊにはシールＳ５が介装されて、第１ポンプ室Ｐ１と低圧部とのシール性が確保されている。
As shown in FIG. 7, the
第１ギヤ１５は、駆動軸１０が挿通された駆動ギヤ１５ａと、従動軸１１ａが挿通された従動ギヤ１５ｂで構成され、これら両ギヤ15a,15bの歯先15c,15d同士は歯合部１５ｅで噛合されている。図６、１８に示すように、駆動軸１０における駆動ギヤ１５ａと対応する位置には内側に凹設された凹部１０ｄが形成され、ここに該駆動軸１０の軸心から半径方向に伸びた円柱状の駆動ピン１０ａが挿入されている。この駆動ピン１０ａは圧入により固定してもよいし、単に挿入しただけでもよく、特に限定しない。
また、従動ギヤ１５ｂも同様の構造を用いて固定しても良い。
The
The driven
駆動ピン１０ａは駆動ギヤ１５ａの内周に切欠形成された凹部１５ｆに係合されている。駆動軸１０の前端部には図示しないモータ（駆動源）の回転軸に連結するための四角柱形状の連結部１０ｂが形成されており（図７参照）、駆動軸１０はモータの駆動によって軸周り方向に回転駆動可能になっている。
The
これにより、駆動ギヤ１５ａは駆動ピン１０ａとの係合により駆動軸１０に周り止めされるため、駆動軸１０の回転駆動に伴って駆動ギヤ１５ａが駆動軸１０と同じ回転方向に回転する。一方、駆動ギヤ１５ａと噛合した従動ギヤ１５ｂが駆動軸１０とは反対方向に回転する。
As a result, the
図１８に示すように、各ギヤ15a,15bの歯先15c,15dは第１サイドプレート１４のシールブロック１４ｅのそれぞれ対応する歯先シール部１４ｇに液密に当接しながら摺動可能になっている。また、図１９に示すように、シール部材７の後面の一対の係合凸部７ｅは、シールブロック１４ｅのそれぞれ対応する係合部１４ｈの曲面に密着した状態で係合され、これにより、各ギヤ15a,15bの歯先15c,15dを第１サイドプレート１４のサイドシール部１４ｄとの間でシールする。さらに、シールブロック１４ｅの外周に形成された溝１４ｉとシール部材７の対応するサイドシール部７ｄに掛けて略三角形形状に保持部材１６が装着されている（図７参照）。
As shown in FIG. 18, the
また、図示を省略するが、ポンプ室４には、第１サイドプレート１４の貫通孔１４ｃに連通した吸入ポートと、第１ポンプ室Ｐ１に連通した吐出ポートが設けられている。
Although not shown, the
一方、第２ポンプ９は、第１ポンプ８とシール部材７とを中心として対称構成となっている。即ち、シール部材７と第２サイドプレート１７によって前後面をシールされた第２ギヤ１８が配設されている。図２１〜２５に示すように、第２サイドプレート１７は、第１サイドプレート１４と同様に、貫通孔17a,17b,17c、サイドシール部１７ｄ、シールブロック１７ｅ、通路部１７ｆ、歯先シール部１７ｇ、係合部１７ｈ、溝１７ｉ、及びシール収容溝１７ｊが形成されている。また、シールブロック１７ｅの外周に形成された溝１７ｉとシール部材７の対応するサイドシール部７ｄに掛けて略三角形形状に保持部材１９（図７参照）が装着されている。
On the other hand, the
そして、図７に示すように、第２サイドプレート１７の貫通孔１７ａには駆動軸１０が径方向に所定の隙間を有した状態で回転可能に挿通される一方、貫通孔１７ｂには従動軸１１ｂが径方向に所定の隙間を有した状態で挿通されている。また、シール収容溝１７ｊにはシールＳ６が介装されて、第２ポンプ室Ｐ２のシール性が確保されている。
As shown in FIG. 7, the
第２ギヤ１８は、第１ギヤ１５と同様に、駆動軸１０が挿通された駆動ギヤ１８ａと、従動軸１１ｂが挿通された従動ギヤ１８ｂで構成され、これら両ギヤ18a,18bの歯先18c,18d同士は歯合部１８ｅで噛合されている。
Similar to the
図６に示すように、駆動軸１０における駆動ギヤ１８ａと対応する位置には内側に凹設された凹部１０ｅが形成され、ここに駆動軸１０の軸心から半径方向に伸びた円柱状の駆動ピン１０ｃが挿入されている。尚、圧入固定してもよく特に限定しない。また、駆動ピン１０ｃは駆動ギヤ１８ａの内周に切欠形成された凹部１８ｆに係合されている。
As shown in FIG. 6, a concave portion 10 e recessed inward is formed at a position corresponding to the
これにより、駆動ギヤ１８ａは駆動ピン１０ｃとの係合により駆動軸１０に周り止めされるため、駆動軸１０の回転駆動に伴って駆動ギヤ１８ａが駆動軸１０と同じ回転方向に回転する。一方、駆動ギヤ１８ａと噛合した従動ギヤ１８ｂが駆動軸１０とは反対方向に回転可能になっている。
As a result, the
その他、第２ポンプ９において、ポンプ室４には、第２サイドプレート１７の貫通孔１７ｃ及びカバー部材６の油路を介して連通された図示しない吸入ポートと、カバー部材６に形成された油路を介して第２ポンプ室Ｐ２に連通された図示しない吐出ポートが設けられていること以外は第１ポンプ８と略同じ構成である。
In addition, in the
［駆動軸の周辺部材の寸法関係について］
次に、駆動軸１０の周辺部材の寸法関係について説明する。図２６は各寸法関係を示す概略図である。図２６（ａ）に示すように、駆動軸１０の中心から駆動ピン１０ａ（駆動ピン１０ｃ）の先端までの長さをＤ１、回転シール部材１２の半径をＤ２、第１シールリング１３ａ（第２シールリング１３ｂ）の半径をＤ３とすると、Ｄ１＜Ｄ２＜Ｄ３の関係が成立するように設定されている。
[Dimensional relationship of peripheral members of drive shaft]
Next, the dimensional relationship of the peripheral members of the
駆動ピン１０ａ（駆動ピン１０ｃ）の直径Ｄ４は、駆動ギヤ１５ａ（駆動ギヤ１８ａ）の厚み寸法Ｄ５以下に設定されている。
The diameter D4 of the
各リング収容部７ｆの深さＨ１は第１シールリング１３ａ（第２シールリング１３ｂ）の厚みＨ２と略等しく設定されている。
The depth H1 of each
隣接する駆動ピン10a.10cの内側同士間の寸法Ｌ２は両シールリング13a,13bの外側同士間の寸法Ｌ１よりも大きく設定されている。 A dimension L2 between the inner sides of the adjacent drive pins 10a and 10c is set to be larger than a dimension L1 between the outer sides of the seal rings 13a and 13b.
その他、前述したように、各サイドプレート14,17の貫通穴14a,17aの直径は駆動軸１０の直径よりも大きく設定されると共に、貫通穴14b,17bの直径は従動軸11a,11bの直径よりも大きく設定される。即ち、駆動軸１０及び従動軸11a,11bはそれぞれ対応する各サイドプレート14,17の貫通穴14a,17a及び貫通穴14b,17bと僅かな隙間を介して挿通される。
In addition, as described above, the diameters of the through
次に、実施例１の作用を説明する。
［ギヤポンプの組み立てについて］
次に、ギヤポンプ１の組み立てについて説明する。上述のように構成されたギヤポンプ１を組み立てる際には、先ず、シールS4が予め装着されたシール部材７のシール収容部７ｇに回転シール部材１２を挿入して仮固定する。
Next, the operation of the first embodiment will be described.
[Assembly of gear pump]
Next, assembly of the
次に、シール部材７の貫通孔７ａに駆動軸１０を挿通した後、挿入孔7b,7cに従動軸11a,11bを挿入する。
Next, after the
次に、シール部材７の各リング収容部７ｆにそれぞれ対応するシールリング13a,13bを挿入する。この際、第１シールリング１３ａで回転シール部材１２が押圧されることにより、回転シール部材１２が駆動軸１０に良好に密着した状態となる。
Next, the seal rings 13a and 13b respectively corresponding to the
次に、駆動軸１０の凹部10d,10eにそれぞれ対応する駆動ピン10a,10cを挿入固定した後、駆動ピン10a,10cに駆動ギヤ15a,18aの凹部15f,18fを係合させた状態で該駆動ギヤ15a,18aを駆動軸１０に組み付ける。
Next, after the drive pins 10a and 10c corresponding to the
その後、従動軸11a,11bに従動ギヤ15b,18bを挿通させてそれぞれ対応する駆動ギヤ15a,18aに歯合させて組み付ける。
Thereafter, the driven
次に、シールS5,S6及び保持部材16,19が予め装着された各サイドプレート14,17に駆動軸１０及び従動軸11a,11bを挿通させてシール部材７に組み付ける。この際、シール部材７の第１サイドプレート１４側において、一対の係合凸部７ｅを第１サイドプレート１４のそれぞれ対応する係合部１４ｈに係合させることによって、これら両者を位置決めした状態で容易に組み付けることができる。また、保持部材１６によって、シール部材７と第１サイドプレート１４とを一時的に保持した状態で固定できる。さらに、保持部材１６は予めシール部材７に装着した状態で、その後、拡径させて第１サイドプレート１４に掛けることができ、装着性が良い。
Next, the
同様に、第２サイドプレート１７側において、シール部材７の一対の係合凸部７ｅを第２サイドプレート１７のそれぞれ対応する係合部１７ｇに係合させることによって、これら両者を位置決めした状態で容易に組み付けることができる。また、保持部材１９によって、シール部材７と第１サイドプレート１４とを一時的に保持した状態で固定できる。さらに、保持部材１９は予めシール部材７に装着した状態で、その後、拡径させて第２サイドプレート１７に掛けることができ、装着性が良い。
Similarly, on the
次に、シールS1,S2が予め装着されたカバー部材６の貫通孔６ａに駆動軸１０を挿通しつつ、該カバー部材６の環状突起部６ｃをシール部材７に嵌合させて、カバー部材６とシール部材７を組み付けることにより、ポンプ組立体３を組み立てる。
Next, the
最後に、このように組み付けられたポンプ組立体３をハウジング２のポンプ室４に挿入した後、プラグ部材５をポンプ室４に螺合して固定する。この際、プラグ部材５の螺合による軸力でシール部材７をポンプ室４の段部４ｂに密着させて安定した状態で固定でき、各部材の前後方向位置を正確に配置できると同時に、後述する作動液の圧力変動に伴うがたつきを防止できる。加えて、シールＳ１がプラグ部材５の環状突起部５ｂに押圧されることにより、ポンプ室４とカバー部材６とのシール性が良好となる。
Finally, after the
このように、実施例１のギヤポンプでは、ポンプ組立体３を仮組みした状態でハウジング２に収容でき、組み立て作業の簡素化を図ることができる。
Thus, in the gear pump of Example 1, the
［ギヤポンプの作動について］
次に、ギヤポンプ１の作動について説明する。図１８に示すように、モータの駆動により駆動軸１０が図中矢印方向に回転駆動されると、第１ポンプ８において、駆動ギヤ１５ａを介して従動ギヤ１５ｂが駆動される。この作用によって吸入ポートと連通する第１サイドプレート１４のシールブロック１４ｅの貫通孔１４ｃから低圧の作動液が導入され、ポンプ室Ｐ１に高圧の作動液が出力される。この高圧の作動液は対応する吐出ポートから出力される。
[About operation of gear pump]
Next, the operation of the
また、第２ポンプ９では第１ポンプ８と同様に、駆動ギヤ１８ａを介して従動ギヤ１８ｂが駆動されることにより、第２サイドプレート１７のシールブロック１７ｅの貫通孔１７ｃから低圧（負圧）の作動液が導入され、ポンプ室Ｐ２に高圧の作動液が出力される。この高圧の作動液は対応する吐出ポートに出力される。
Further, in the
このように、ギヤポンプ１は、両ポンプ室P1,P2において異なる配管系統の作動液の吸入と吐出とが行われることとなり、所謂タンデム式の外接ギヤポンプとして機能する。
In this way, the
なお、通常、第１ポンプ室Ｐ１に導入される第１配管系統の作動液は、自動車の左前方車輪及び右後方車輪、あるいは右前方車輪及び左後方車輪のいずれか一方に対応し、第２ポンプ室Ｐ２に導入される第２配管系統の作動液は、自動車の左前方車輪及び右後方車輪、あるいは右前方車輪及び左後方車輪のいずれか他方に対応する。 Normally, the hydraulic fluid of the first piping system introduced into the first pump chamber P1 corresponds to either the left front wheel and the right rear wheel or the right front wheel and the left rear wheel of the automobile, and the second The hydraulic fluid of the second piping system introduced into the pump chamber P2 corresponds to the other of the left front wheel and the right rear wheel or the right front wheel and the left rear wheel of the automobile.
［サイドプレートと歯先シール部の一体化について］
次に、サイドプレート14,17と歯先シール部14g,17gの一体化について説明する。各サイドプレート14,17とそれぞれ対応する歯先シール部14g,17fを一体に形成しているため、部品点数と製造コストの削減、組み付け性の向上を図ることができる。また、各サイドプレート14,17を樹脂製としているため、型成形により寸法精度を保ちながら切削品に対してコストダウンが可能である。
[Integration of side plate and tooth tip seal]
Next, integration of the
［作動液のシール性について］
次に、作動液のシール性について説明する。第１ポンプ８において、各ギヤ15a,15bの歯先15c,15dは第１サイドプレート１４の歯先シール部１４ｇに液密に当接しながら摺動する。これにより、図１８に示すように、吸入ポートと連通した貫通穴１４ｃの通路部１４ｆ、駆動ギヤ１５ａ、従動ギヤ１５ｂ、シール部材７の一部で囲まれた空間が低圧の第１油室Ｂ１となり、ポンプ室Ｐ１が第１油圧室Ｂ１よりも高圧の第２油室Ｂ２となる。
[Sealability of hydraulic fluid]
Next, the sealing property of the hydraulic fluid will be described. In the
この際、シールブロック１４ｅに対して第２油室Ｂ２側から第１油室Ｂ１側（歯先シール部１４ｇ側）及び側方に向けて押圧する力が生じるため、シールブロック１４ｅの係合部１４ｈがシール部材７の一対の係合凸部７ｅを押圧してこれら両者の密着度を高めて堅固に係合できると同時に、作動液の高圧側と低圧側のシールを良好に確保できる。また、前述した押圧力により歯先シール部１４ｇを各ギヤ15a,15bの歯先15c,15dに良好に当接させてシールでき、作動液の高圧側と低圧側のシールを良好に確保できる。
At this time, a force is generated to press the
加えて、保持部材１６の保持力によって、歯先シール部１４ｇを各ギヤ15a,15bの歯先15c,15dに良好に当接させてシールできる。さらに、保持部材１６によって、作動液の高圧側と低圧側のシール、特に歯先シール部１４ｇの外周における貫通穴１４ｃの周囲とシール部材７とのシール性を向上できる。
In addition, due to the holding force of the holding
第２ポンプ９においても、第１ポンプ８と同様の作用・効果を得ることができる。
In the
［各ギヤの側面のシール性について］
次に、各ギヤ15,18とシール部材７とのシール性について説明する。各ギヤ15a,15bの前後面はそれぞれ対応する第１サイドプレート１４のサイドシール部１４ｄとシール部材７のサイドシール部７ｄによってシールされる。
[Sealability on the side of each gear]
Next, the sealing performance between the
この際、図２６（ａ）で説明したように、駆動ピン１０ａ（駆動ピン１０ｃ）の直径Ｄ４は、駆動ギヤ１５ａ（駆動ギヤ１８ａ）の厚み寸法Ｄ５以下に設定されているため、駆動ピン１０ａ（駆動ピン１０ｃ）が駆動ギヤ１５ａ（駆動ギヤ１８ａ）の両側面から突出せず、両ギヤ15,18の両側面のシール性を確保できる。
At this time, as described in FIG. 26A, the diameter D4 of the
加えて、各リング収容部７ｆの深さＨ１は第１シールリング１３ａ（第２シールリング１３ｂ）の厚みＨ２と略等しく設定されているため、各シールリング13a,13bを安定した状態で設けることができる上、駆動ギヤ１５ａ（駆動ギヤ１８ａ）とのシール性を良好にできる。
In addition, since the depth H1 of each
［駆動軸または従動軸の傾倒について］
次に、駆動軸１０または従動軸11a,11bの傾倒について説明する。各サイドプレート14,17の貫通穴14a,17aの直径は駆動軸１０の直径よりも大きく設定されると共に、貫通穴14b,17bの直径は従動軸11a,11bの直径よりも大きく設定される。
[Tilt of drive shaft or driven shaft]
Next, the tilting of the
即ち、駆動軸１０及び従動軸11a,11bはそれぞれ対応する各サイドプレート14,17の貫通穴14a,17a及び貫通穴14b,17bと僅かな隙間を介して挿通される。これにより、駆動軸１０または従動軸11a,11bが傾倒した場合であっても、各サイドプレート14,17は駆動軸１０または従動軸11a,11bから外力を受けることがなく、シール部材７と各サイドプレート14,17との当接部は安定した接触を維持してシール性を確保できる。
That is, the
［駆動軸と各ギヤの相対位置決めについて］
次に、駆動軸１０と各ギヤ15,18との相対位置決めについて説明する。実施例１では、駆動軸１０が軸方向に移動すると、両駆動ピン10a,10cが駆動軸１０と共に移動方向へ移動すると共に、該移動方向後方側にある駆動ピン１０ａ（駆動ピン１０ｃ）の移動方向側側面のみが、対応する第１シールリング１３ａ（第２シールリング１３ｂ）に当接して、駆動軸１０の移動方向への移動を規制する。
[Relative positioning of drive shaft and each gear]
Next, the relative positioning of the
即ち、図２６（ａ）で説明したように、隣接する駆動ピン10a.10cの内側同士間の寸法Ｌ２は両シールリング13a,13bの外側同士間の寸法Ｌ１よりも大きく設定されているため、図２６（ｂ）に示すように、例えば、駆動軸１０が図中左方向に移動した場合には、第１駆動ピン１０ａの左側面のみが第１シールリング１３ａに当接して、駆動軸１０の左方向への移動を規制する。
That is, as described in FIG. 26A, the dimension L2 between the inner sides of the adjacent drive pins 10a.10c is set to be larger than the dimension L1 between the outer sides of the
一方、図２６（ｃ）に示すように、駆動軸１０が図中右方向に移動した場合には、第２駆動ピン１０ｃの右側面のみが第２シールリング１３ｂに当接して、駆動軸１０の右方向への移動を規制する。
On the other hand, as shown in FIG. 26C, when the
なお、駆動ピン１０ａ（駆動ピン１０ｃ）と第１シールリング１３ａ（第２シールリング１３ｂ）が当接した場合には、駆動ピン１０ｃ（駆動ピン１０ａ）と第２サイドプレート１７（第１サイドプレート１４）とが非接触状態となるようにその厚みが設定されている。
When the
このように、実施例１では駆動軸１０と各ギヤ15,18とを軸方向に相対位置決めでき、換言すると、両者を相対移動量の範囲内に配置でき、駆動軸１０の軸方向の移動を規制して抜け止めを実現できる。
As described above, in the first embodiment, the
また、各駆動ピン10a,10cは軸方向内側で対応するシールリング13a,13bに当接するため、軸方向一方側からのみ力を受けることとなり、各駆動ピン10a,10cの耐久性を向上できる。
Further, since each
ここで、仮に、両シールリング13a,13bとシール部材７を一体形成した場合には、シール部材７を硬質な金属製で形成して耐久性を考慮する必要があり、製造コストと重量の増加を招いてしまう。
Here, if both the seal rings 13a and 13b and the
これに対し、実施例１では両シールリング13a,13bとシール部材７を別体にしているため、シール部材７を安価で軽量な樹脂等の材料で一体形成できる。さらに、両シールリング13a,13bを両サイドプレート14,17側にそれぞれ設けた場合に比べて、シール部材７のみの寸法管理でもって、駆動軸１０と各ギヤ8,9とを軸方向に容易且つ高精度に相対位置決めできる。
On the other hand, since both the seal rings 13a and 13b and the
［回転シール部材のシール性について］
次に、回転シール部材１２のシール性について説明する。第１シールリング１３ａはシール収容部７ｇを閉塞しているため、駆動ピン１０ａと回転シール部材１２との接触による摩耗・損傷を防止して保護できる。
[Sealability of rotating seal member]
Next, the sealing performance of the
これにより、駆動軸１０とのシール性、即ち、両ポンプ室P1,P2同士間のシール性を良好に維持でき、製品信頼性を向上できる。なお、第２シールリング１３ｂ側にもシール収容部７ｇと回転シール部材１２を設けても良く、この場合にも同様の作用・効果を得られる。
Thereby, the sealing performance with the
また、シール収容部７ｇを貫通孔の中途部に形成した場合には、シール部材７を金属製としてシール収容部７ｇの位置で複数の分割体で構成して溶接接合する、あるいは、シール部材７を樹脂製として貫通孔にスライド型を挿入して形成する方法しかなく、これらはシール部材７の製造性の悪化や大型化を招く上、回転シール部材１２の介装作業が実際上困難となる。
Further, when the
これに対し、実施例１ではシール収容部７ｇをシール部材７の側面に形成しているため、シール部材７の製造性及び装着性を損なう虞がない。
On the other hand, in Example 1, since the
［駆動ギヤの小型化について］
次に、駆動ギヤ15a,18aの小型化について説明する。図２６（ａ）で説明したように、駆動軸１０の中心から駆動ピン１０ａ（駆動ピン１０ｃ）の先端までの長さＤ１は、第１シールリング１３ａ（第２シールリング１３ｂ）の半径Ｄ３よりも小さく設定されている。これにより、駆動ピン１０ａ（駆動ピン１０ｃ）の突出長を短くして駆動ギヤ１５ａ（駆動ギヤ１８ａ）の径を小さくでき、ひいては、ギヤポンプ１の小型化を実現できる。
[About miniaturization of drive gear]
Next, the downsizing of the drive gears 15a and 18a will be described. As described in FIG. 26A, the length D1 from the center of the
最後に、実施例１の効果を請求項１〜２３に対応する（１）〜（２３）と共に列記する。 Finally, the effect of Example 1 is listed with (1)-(23) corresponding to Claims 1-23.
（１）ハウジング２内に形成したポンプ室４に配置され、駆動軸１０により駆動されるギヤ（第１ギヤ１５及び第２ギヤ１８）と、ギヤ（第１ギヤ１５及び第２ギヤ１８）の一側面に隣接して設けられ、ギヤ（第１ギヤ１５及び第２ギヤ１８）の側面からの作動液の漏れを抑制する一対のサイドプレート（第１サイドプレート１４（第２サイドプレート１７）とシール部材７）と、ギヤ（第１ギヤ１５及び第２ギヤ１８）の歯先15c,15d,18c,18dをシールする歯先シール部材（シールブロック14e,17e）と、を有し、サイドプレート（第１サイドプレート１４（第２サイドプレート１７）とシール部材７）の少なくとも一方（（第１サイドプレート１４（第２サイドプレート１７））と歯先シール部材（シールブロック１４ｅ（シールブロック１７ｅ））とを一体に形成したシーリング部材（第１サイドプレート１４（第２サイドプレート１７））を備えることとした。
(1) A gear (
これにより、構成部品の簡略化、組み付け性の向上、製造コストの削減、及びシール性の向上を同時に実現することができる。 Thereby, simplification of a component, improvement of assembly property, reduction of manufacturing cost, and improvement of sealing performance can be realized at the same time.
（２）ギヤは駆動軸１０により駆動される第１ギヤ１５と第２ギヤ１８を有し、一対のサイドプレート（第１サイドプレート１４（第２サイドプレート１７）とシール部材７）の他方（シール部材７）は、第１ギヤ１５と第２ギヤ１８との間に配置され、ポンプ室を第１ギヤ１５が配置された第１ポンプ室Ｐ１と、第２ギヤ１８が配置された第２ポンプ室Ｐ２とに分離する仕切部材（シール部材７）であると共に、各ポンプ室P1,P2を仕切部材（シール部材７）と各ギヤ15,18に設けられたシーリング部材（第１サイドプレート１４及び第２サイドプレート１７）とで構成したこととした。
(2) The gear includes a
これにより、一対のサイドプレート（第１サイドプレート１４（第２サイドプレート１７）とシール部材７）の他方（シール部材７）を共用化できる。 Thereby, the other (seal member 7) of the pair of side plates (the first side plate 14 (second side plate 17) and the seal member 7) can be shared.
（３）仕切部材（シール部材７）の各ポンプ室P1,P2側に形成された係合凸部７ｅを有し、シーリング部材（第１サイドプレート１４及び第２サイドプレート１７）の歯先シール部14g,17gは係合凸部７ｅに係合することとした。
(3) An
これにより、仕切部材（シール部材７）とシーリング部材（第１サイドプレート１４及び第２サイドプレート１７）を位置決めした状態で固定できる。
Thereby, it can fix in the state which positioned the partition member (seal member 7) and the sealing member (the
（４）シーリング部材（第１サイドプレート１４及び第２サイドプレート１７）をギヤ15,18の回転中心方向に移動可能に設けたこととした。
(4) The sealing members (the
これにより、駆動軸１０と従動軸11a,11bが相対位置ずれ（傾倒）した場合であっても、シーリング部材（第１サイドプレート１４及び第２サイドプレート１７）のシール性が低下する虞がない。
Thereby, even when the
（５）各ギヤ15,18は駆動ギヤ15a,18aと、この駆動ギヤ15a,18aに歯合して駆動される従動ギヤ15b,18bを有し、サイドプレート（第１サイドプレート１４（第２サイドプレート１７）とシール部材７）は各ギヤ15,18の側面に隣接して配置された外接式であることとした。
(5) The
これにより、外接式ギヤポンプにおいて、（１）と同様の作用・効果を得ることができる。 Thereby, in an external gear pump, the same operation and effect as (1) can be obtained.
（６）駆動ギヤとしての第１駆動ギヤ（駆動ギヤ１５ａ）と第２駆動ギヤ（駆動ギヤ１８ａ）と、従動ギヤとしての第１従動ギヤ（従動ギヤ１５ｂ）と第２従動ギヤ（従動ギヤ１８ｂ）と、を有し、一対のサイドプレート（第１サイドプレート１４（第２サイドプレート１７）とシール部材７）の他方（シール部材７）は第１駆動ギヤ（駆動ギヤ１５ａ）及び第１従動ギヤ（従動ギヤ１５ｂ）と第２駆動ギヤ（駆動ギヤ１８ａ）及び第２従動ギヤ（従動ギヤ１８ｂ）との間に配置され、ポンプ室４をそれぞれ駆動ギヤと従動ギヤ群（駆動ギヤ１５ａ及び従動ギヤ１５ｂ、駆動ギヤ１８ａ及び従動ギヤ１８ｂ）が配置された第１ポンプ室Ｐ１と第２ポンプ室Ｐ２とに分離する仕切部材（シール部材７）であると共に、各ポンプ室P1,P2を仕切部材（シール部材７）と各ギヤ15,18に設けられたシーリング部材（第１サイドプレート１４及び第２サイドプレート１７）とで構成したこととした。
(6) The first drive gear (drive
これにより、タンデム式ギヤポンプにおいて、（１）と同様の作用・効果を得ることができる。 Thereby, in the tandem gear pump, the same operation and effect as (1) can be obtained.
（７）仕切部材（シール部材７）をハウジング２によって軸方向に位置決めしたこととした。
(7) The partition member (seal member 7) is positioned in the axial direction by the
これにより、仕切部材（シール部材７）を正確に位置決めして周辺部材を適正に配置できると同時に、ポンプ室４内の圧力変動によるがたつきを防止できる。
Thereby, the partition member (seal member 7) can be accurately positioned and the peripheral members can be properly arranged, and at the same time, rattling due to pressure fluctuations in the
（８）仕切部材（シール部材７）の各ポンプ室P1,P2側に形成された係合凸部７ｅを有し、シーリング部材（第１サイドプレート１４及び第２サイドプレート１７）の歯先シール部14g,17gは係合凸部７ｅに係合する係合部14h,17hを有することとした。
(8) An
これにより、（３）と同様の作用・効果を得ることができる。 Thereby, the effect | action and effect similar to (3) can be acquired.
（９）係合凸部７ｅとシーリング部材（第１サイドプレート１４及び第２サイドプレート１７）を、歯先シール部14g,17gの外周と係合凸部７ｅの外周に跨って配置される保持部材16,19によって一時的に保持したこととした。
(9) Holding the engaging
これにより、仕切部材（シール部材７）とシーリング部材（第１サイドプレート１４及び第２サイドプレート１７）を仮組みでき、組み付け性を向上できる。
Thereby, a partition member (seal member 7) and a sealing member (the
（１０）保持部材16,19の保持力により係合部14h,17hが液密に係合することとした。
(10) The engaging
これにより、係合部14h,17hと係合凸部７ｅとのシール性を向上できる。
Thereby, the sealing performance between the engaging
（１１）保持部材16,19は歯先シール部14g,17gの外周と仕切部材（シール部材７）との間をシールすることとした。
(11) The holding
これにより、歯先シール部14g,17gと仕切部材（シール部材７）とのシール性を向上できる。
Thereby, the sealing performance of the tooth
（１２）シーリング部材（第１サイドプレート１４及び第２サイドプレート１７）を樹脂で形成したこととした。
(12) The sealing members (
これにより、シーリング部材（第１サイドプレート１４及び第２サイドプレート１７）の成形性を良好にできる上、製造精度を向上でき、ひいてはシール性を向上できる。
Thereby, the moldability of the sealing member (the
（１３）仕切部材（シール部材７）の少なくとも係合凸部７ｅを樹脂で形成したこととした。
(13) At least the engaging
これにより、少なくとも係合凸部７ｅの成形性を良好にできる上、製造精度を向上でき、ひいてはシール性を向上できる。
As a result, at least the moldability of the engaging
（１４）駆動軸により駆動されるギヤ15,18と、ギヤ15,18の側面及び歯先15c,15d,18c,18dに隣接して配置されたシーリング部材（第１サイドプレート１４及び第２サイドプレート１７）と、シーリング部材（第１サイドプレート１４及び第２サイドプレート１７）は、ギヤ15,18の一側面に隣接して設けられ、ギヤ15,18の側面からの作動液の漏れを抑制するサイドシール部14d,17dと、ギヤ15,18の歯先15c,15d,18c,18dをシールする歯先シール部14g,17gとを有し、シーリング部材（第１サイドプレート１４及び第２サイドプレート１７）は付勢手段によって、ギヤ15,18の歯先15c,15d,18c,18d及び側面方向に付勢されることとした。
(14) Gears 15 and 18 driven by the drive shaft, and sealing members (
これにより、ギヤ15,18のシール性を向上できる。
Thereby, the sealing performance of the
（１５）付勢手段は作動液の圧力であることとした。 (15) The urging means is the pressure of the hydraulic fluid.
これにより、部品点数を増やすことなく、ギヤ15,18のシール性を向上できる。
Thereby, the sealing performance of the
（１６）ギヤ15,18は駆動ギヤ15a,18aと、このギヤ15a,18aに歯合して駆動される従動ギヤ15b,18bを有し、シーリング部材（第１サイドプレート１４及び第２サイドプレート１７）によって区画された第１油室Ｂ１及び第２油室Ｂ２と、第２油室Ｂ２は作動時に第１油室Ｂ１より高圧状態となると共に、これら両者の圧力差によりシーリング部材（第１サイドプレート１４及び第２サイドプレート１７）を第１油室Ｂ１側に付勢する付勢手段を有することとした。
(16) The
これにより、簡便な方法でもってギヤ15,18のシール性を向上できる。
Thereby, the sealing performance of the
（１７）駆動ギヤとしての第１駆動ギヤ（駆動ギヤ１５ａ）と第２駆動ギヤ（駆動ギヤ１８ａ）と、従動ギヤとしての第１従動ギヤ（従動ギヤ１５ｂ）と第２従動ギヤ（従動ギヤ１８ｂ）と、を有し、一対のサイドプレート（第１サイドプレート１４（第２サイドプレート１７）とシール部材７）の他方（シール部材７）は、第１駆動ギヤ（駆動ギヤ１５ａ）及び第１従動ギヤ（従動ギヤ１５ｂ）と第２駆動ギヤ（駆動ギヤ１８ａ）及び第２従動ギヤ（従動ギヤ１８ｂ）との間に配置され、ポンプ室４をそれぞれ駆動ギヤと従動ギヤ群（駆動ギヤ１５ａ及び従動ギヤ１５ｂ、駆動ギヤ１８ａ及び従動ギヤ１８ｂ）が配置された第１ポンプ室Ｐ１と第２ポンプ室Ｐ２とに分離する仕切部材（シール部材７）であると共に、各ポンプ室P1,P2を仕切部材（シール部材７）と各ギヤ15,18に設けられたシーリング部材（第１サイドプレート１４及び第２サイドプレート１７）とで構成したこととした。
(17) A first drive gear (drive
これにより、タンデム式ギヤポンプにおいて、（１４）と同様の作用・効果を得ることができる。 Thereby, in the tandem gear pump, the same operation and effect as (14) can be obtained.
（１８）仕切部材（シール部材７）の各ポンプ室P1,P2側に形成された係合凸部７ｅを有し、シーリング部材（第１サイドプレート１４及び第２サイドプレート１７）の歯先シール部14g,17g材は係合凸部７ｅに係合する係合部14h,17hを有することとした。
(18) An
これにより、（３）と同様の作用・効果を得ることができる。 Thereby, the effect | action and effect similar to (3) can be acquired.
（１９）係合凸部７ｅとシーリング部材（第１サイドプレート１４及び第２サイドプレート１７）を、歯先シール部14g,17gの外周と係合凸部７ｅの外周に跨って配置される保持部材16,19によって一時的に保持したこととした。
(19) Holding the engaging
これにより、（９）と同様の作用・効果を得ることができる。 Thereby, the effect | action and effect similar to (9) can be acquired.
（２０）保持部材16,19の保持力により係合部14h,17hが液密に係合することとした。
(20) The engaging
これにより、（１０）と同様の作用・効果を得ることができる。 Thereby, the effect | action and effect similar to (10) can be acquired.
（２１）保持部材16,19は歯先シール部14g,17gの外周と仕切部材（シール部材７）との間をシールすることとした。
(21) The holding
これにより、（１１）と同様の作用・効果を得ることができる。 Thereby, the effect | action and effect similar to (11) can be acquired.
（２２）駆動軸により駆動される駆動ギヤ15a,18aと、この駆動ギヤ15a,18aに噛合して駆動される従動ギヤ15b,18bと、各ギヤ15a,18aの側面に隣接して配置されたサイドプレート部（第１サイドプレート１４及び第２サイドプレート１７）と、各ギヤ15a,15b,18a,18bの歯先15c,15d,18c,18dをシールする歯先シール部14g,17gと、サイドプレート部（第１サイドプレート１４及び第２サイドプレート１７）と歯先シール部14g,17gを有するシーリング部材（第１サイドプレート１４及び第２サイドプレート１７）と、シーリング部材（第１サイドプレート１４及び第２サイドプレート１７）によって区画された第１油室Ｂ１及び第２油室Ｂ２と、を有し、第２油室Ｂ２は作動時に第１油室Ｂ１より高圧状態となると共に、これら両者の圧力差によりシーリング部材（第１サイドプレート１４及び第２サイドプレート１７）を第１油室Ｂ１側に付勢することとした。
(22) Drive gears 15a and 18a driven by the drive shaft, driven
これにより、（１）及び（１４）と同様の作用・効果を得ることができる。 Thereby, the effect | action and effect similar to (1) and (14) can be acquired.
（２３）駆動ギヤとしての第１駆動ギヤ（駆動ギヤ１５ａ）と第２駆動ギヤ（駆動１８ａ）と、従動ギヤとしての第１従動ギヤ（従動ギヤ１５ｂ）と第２従動ギヤ（従動ギヤ１８ｂ）と、を有し、（第１サイドプレート１４（第２サイドプレート１７）とシール部材７）の他方（シール部材７）は第１駆動ギヤ（駆動ギヤ１５ａ）及び第１従動ギヤ（従動ギヤ１５ｂ）と第２駆動ギヤ（駆動ギヤ１８ａ）及び第２従動ギヤ（従動ギヤ１８ｂ）との間に配置され、ポンプ室をそれぞれ駆動ギヤと従動ギヤ群（駆動ギヤ１５ａ及び従動ギヤ１５ｂ、駆動ギヤ１８ａ及び従動ギヤ１８ｂ）が配置された第１ポンプ室Ｐ１と第２ポンプ室Ｐ２とに分離する仕切部材（シール部材７）であると共に、各ポンプ室P1,P2は仕切部材（シール部材７）と各ギヤ15,18に設けられたシーリング部材（第１サイドプレート１４及び第２サイドプレート１７）とで構成したこととした。
(23) The first drive gear (drive
これにより、タンデム式ギヤポンプにおいて、（２２）と同様の作用・効果を得ることができる。 Thereby, in a tandem gear pump, the same operation and effect as (22) can be obtained.
［実施例２］
以下、実施例２を説明する。
実施例２において、実施例１と同様の構成部材については同じ符号を付してその説明は省略し、相違点のみ詳述する。
[Example 2]
Example 2 will be described below.
In the second embodiment, the same components as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, the description thereof will be omitted, and only the differences will be described in detail.
図２７は実施例２のギヤポンプを説明する断面図である。 FIG. 27 is a cross-sectional view illustrating the gear pump of the second embodiment.
図２７に示すように、実施例２の発明では、実施例１のギヤポンプがタンデム式の外接ギヤポンプであるのに対し、シングル式の外接ギヤポンプを採用しているという点が実施例１と異なる。即ち、実施例１で説明した第２ポンプ９の構成部分が省略されて第１ポンプ８のみとなっている。また、実施例１で説明したカバー部材６とシール部材７とが前後方向に短縮して一体的に形成されたシール部材２０が採用されている。
As shown in FIG. 27, the second embodiment is different from the first embodiment in that the gear pump of the first embodiment is a tandem external gear pump, whereas a single external gear pump is employed. That is, the components of the
従って、実施例１と同様の作用・効果を得ることができる。 Therefore, the same operations and effects as those of the first embodiment can be obtained.
［実施例３］
以下、実施例３を説明する。実施例３において、実施例２と同様の構成部材については同じ符号を付してその説明は省略し、相違点のみ詳述する。
[Example 3]
Example 3 will be described below. In the third embodiment, the same constituent members as those in the second embodiment are denoted by the same reference numerals, the description thereof is omitted, and only the differences are described in detail.
図２８は実施例３のギヤポンプを説明する断面図である。 FIG. 28 is a cross-sectional view illustrating a gear pump according to the third embodiment.
図２８に示すように、実施例３の発明では、シール部材１４の貫通穴14a,14bの代わりに内側に窪んだ凹部30,31が採用されているという点が実施例２と異なる。
As shown in FIG. 28, the third embodiment differs from the second embodiment in that recessed
従って、実施例１または２と同様の作用・効果を得ることができる。 Therefore, the same operations and effects as those of the first or second embodiment can be obtained.
［実施例４］
次に、実施例４を説明する。
実施例４において、実施例１と同様の構成部材については同じ符号を付してその説明は省略し、相違点のみ詳述する。
[Example 4]
Next, Example 4 will be described.
In the fourth embodiment, the same components as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, the description thereof will be omitted, and only differences will be described in detail.
図２９は実施例４のギヤポンプを説明する断面図、図３０は実施例４の駆動ギヤと従動ギヤの配置を説明する図であり、ギヤポンプの作動を説明する図である。 FIG. 29 is a cross-sectional view for explaining the gear pump of the fourth embodiment, and FIG. 30 is a view for explaining the arrangement of the drive gear and the driven gear of the fourth embodiment, for explaining the operation of the gear pump.
実施例４では、実施例１のギヤポンプ１がタンデム式の外接ギヤポンプであるのに対し、タンデム式の内接ギヤポンプを採用しているという点が実施例１と異なる。
The fourth embodiment is different from the first embodiment in that the
具体的には、図２９に示すように、両サイドプレート14,17は略器状の同一形状部品で構成される他、各サイドプレート14,17の外周にはシールブロック14e,17eの代わりに、シール部材７側へ環状に突出した外径部シール部40,41が形成されると共に、該外径部シール部40,41とシール部材７のそれぞれ対応するサイドシール部７ｄとが嵌合されている。
Specifically, as shown in FIG. 29, both
そして、第１サイドプレート１４の外径部シール部４０とシール部材７の対応するサイドシール部７ｄで囲まれた間には、第１ポンプ８を構成する第１ギヤ１５が配設される。一方、第２サイドプレート１７の外径部シール部４１とシール部材７の対応するサイドシール部７ｄで囲まれた間には、第２ポンプ９を構成する第２ギヤ１８が配設されている。また、外径部シール部40,41の外周にそれぞれ掛けられた環状のシールS8,S9によって第１ポンプ室P1,P2側とのシール性が確保されている。
A
なお、図示を省略するがこのシールS8,S9も保持部材16,19と同様に、一部がそれぞれ対応するサイドプレート14,17に掛けられて、シール部材７とサイドプレート14,17を保持するようになっている。
Although not shown, the seals S8 and S9 are also partly hung on the
図３０に示すように、第１ポンプ８における第１ギヤ１５は、内周に内歯部４２ａが形成されたアウタロータ４２と外周に外歯部４３ａが形成されたインナロータ４３とから構成される他、これら両ロータ42,43は偏心した状態で配設されて、内歯部４２ａと外歯部４３ａとが歯合部４４で噛合されることにより、アウタロータ４２とインナロータ４３で囲まれたポンプ室４５が形成されている。
As shown in FIG. 30, the
また、駆動軸１０における各ポンプ8,9のインナロータ４３と対応する位置には駆動軸１０の軸心から半径方向に伸びた四角柱形状の駆動凸部４６が一体形成されると共に、この駆動凸部４６がそれぞれ対応するインナロータ４３に切欠形成された凹部４３ｂに係合されている。なお、駆動凸部４６の軸方向の寸法はインナロータ４３の厚みよりも小さく設定されている。
In addition, a rectangular columnar driving
これにより、インナロータ４３は駆動凸部４６によって駆動軸１０に周り止めされるため、インナロータ４３の回転駆動によって、アウタロータ４２がインナロータ４３と同じ回転方向に回転可能になっている。また、アウタロータ４２は外径部シール部４０の内周に摺動しながら回転する。
As a result, the
また、第１サイドプレート１４には、図３０で示すポンプ室４５の対向する位置付近に貫通孔47,48が形成されている。なお、貫通孔47,48は略三日月状の溝形状にしても良い。また、貫通孔４７はポンプ室４と第１サイドプレート１４との間に形成された空間４９を介してポンプ室４の吸入ポート５０に連通される一方、貫通孔４８はポンプ室４の吐出ポート５１に連通されている。
In addition, through
一方、第２ポンプ９の第２ギヤ１７及び第２サイドプレート１７は、第１ポンプ８における第１ギヤ１５及び第１サイドプレート１４と同様に形成される他、第２サイドプレート１７には２つの貫通孔52,53が形成されている。
On the other hand, the
また、貫通孔５２はカバー部材６に形成された油路５４を介してポンプ室４の吸入ポート５５に連通される一方、貫通孔５３はカバー部材６と第２サイドプレート１７との間に形成された空間５６と、カバー部材６に形成された油路５７を介してポンプ室４の吐出ポート５８に連通されている。
The through
その他、シール部材７の第１ギヤ１５側には駆動軸１０が圧入固定された円筒状の軸受け部材２１が回転可能に設けられる一方、第２ギヤ１７側には実施例１で説明した回転シール部材１２が設けられている。また、第１サイドプレート１４の貫通孔４８はシールＳ１１により空間４９とのシール性が確保される一方、第２サイドプレート１７の貫通孔５２はシールＳ１２により空間５６とのシール性が確保されている。
In addition, a
［ギヤポンプの作動について］
次に、実施例４のギヤポンプ１の作動について説明する。このように構成されたギヤポンプ１では、図３０に示すように、モータの駆動により駆動軸１０が図中矢印方向に回転駆動されると、両ポンプ8,9において、インナロータ４３を介してアウタロータ４２が駆動される。このとき、各ギヤ15,18におけるポンプ室４５の容積変化によってポンプ作用が生じ、第１ポンプ８では、低圧の作動油が第１サイドプレート１４の貫通孔４７を介して吸入ポート５０側から導入されて加圧された後、第１サイドプレート１４の貫通孔４８を介して吐出ポート５１側へ出力される。
[About operation of gear pump]
Next, the operation of the
一方、第２ポンプ９では、低圧の作動油が第２サイドプレート１７の貫通孔５２を介し吸入ポート５５側から導入されて加圧された後、第２サイドプレート１７の貫通孔５３を介して吐出ポート５８側へ出力される。
On the other hand, in the
このように、実施例４のギヤポンプ１は、両ポンプ8,9において異なる配管系統の作動油の吸入と吐出とが行われ、所謂タンデム式の内接ギヤポンプとして機能する。
As described above, the
［サイドプレートと外径部シール部の一体化について］
次に、実施例４のサイドプレート14,17と外径部シール部40,41の一体化について説明する。各サイドプレート14,17とそれぞれ対応する外径部シール部40,41を一体に形成しているため、部品点数と製造コストの削減、組み付け性の向上を図ることができる。また、各サイドプレート14,17を樹脂製としているため、製造精度を向上でき、シール性を向上できる。さらに、シール部材７とのシール性を保持部材16,19でもって確保できる。
[Integration of side plate and outer diameter seal]
Next, the integration of the
次に、実施例４の効果を請求項２４に対応する（２４）と共に記載する。 Next, the effect of Example 4 will be described together with (24) corresponding to claim 24.
（２４）ハウジング２内に形成したポンプ室４内に配置され、駆動軸１０により駆動されるギヤ（アウタロータ４２及びインナロータ４３）と、ギヤ（アウタロータ４２及びインナロータ４３）の一側面に隣接して設けられ、ギヤ（アウタロータ４２及びインナロータ４３）の側面からの作動液の漏れを抑制する一対のサイドプレート（（第１サイドプレート１４（第２サイドプレート１７））と、ギヤ（アウタロータ４２及びインナロータ４３）の外径部をシールする外径部シール部材（外径部シール部40,41）と、を有し、サイドプレート（（第１サイドプレート１４（第２サイドプレート１７））の少なくとも一方と外径部シール部材（外径部シール部40,41）とを一体に形成したシーリング部材（第１サイドプレート１４及び第２サイドプレート１７）を備えることとした。
(24) A gear (
これにより、内接式ギヤポンプにおいて、（１）と同様の作用・効果を得ることができる。 Thereby, in the inscribed gear pump, the same operation and effect as (1) can be obtained.
以上、実施例を説明してきたが、本発明は上述の実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、実施例１で説明した駆動軸の回転方向を逆方向にすると、作動液が吐出ポート側から吸入ポート側に向かって流れることは言うまでもない。
Although the embodiments have been described above, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and design changes and the like within the scope not departing from the gist of the present invention are included in the present invention.
For example, when the rotation direction of the drive shaft described in the first embodiment is reversed, it goes without saying that the working fluid flows from the discharge port side toward the suction port side.
また、駆動軸１０及び従動軸11a,11bと、これらが挿通されるシール部材１４の貫通穴14a,14bの形状の組み合わせは適宜設定でき、円形以外に長穴状や楕円形等の異径状や六角形状の矩形状等にすることもでき、要はこれら両者の間に隙間を有して駆動軸１０と従動軸11a,11bの傾倒による相対位置ずれを許容できれば良い。
The combination of the shape of the
２ ハウジング
４ ポンプ室
７ シール部材
１４ 第１サイドプレート
１４ｅ シールブロック
１４ｉ 溝
１５ 第１ギヤ
１６ 保持部材
１７ 第２サイドプレート
１７ｉ 溝
１７ｅ シールブロック
１８ 第２ギヤ
１９ 保持部材
2
Claims (2)
前記ギヤの両側面に隣接して設けられ、前記ギヤの側面からの作動液の漏れを抑制する一対のサイドプレートと、
前記ギヤの歯先をシールすると共に、係合部が形成されたシールブロックと、を有し、
前記サイドプレートの一方と前記シールブロックとを一体に形成したシーリング部材と、
前記シールブロックの外周に形成された溝と前記サイドプレートの他方に掛けて装着され、前記シールブロックの係合部と前記サイドプレートの他方に形成された係合凸部とが液密に係合した状態を保持する保持部材と
を備えることを特徴とするギヤポンプ。 A gear disposed in a pump chamber formed in the housing and driven by a drive shaft;
A pair of side plates provided adjacent to both side surfaces of the gear to suppress leakage of hydraulic fluid from the side surfaces of the gear;
A seal block that seals the tooth tip of the gear and has an engagement portion formed thereon ,
A sealing member integrally formed with one of the side plates and the seal block;
The groove formed on the outer periphery of the seal block is mounted on the other side of the side plate, and the engagement portion of the seal block and the engagement convex portion formed on the other side of the side plate are liquid-tightly engaged. A gear pump comprising: a holding member that holds the pressed state.
前記シーリング部材は樹脂製であることを特徴とするギヤポンプ。The gear pump according to claim 1, wherein the sealing member is made of resin.
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2012004906A JP5465259B2 (en) | 2012-01-13 | 2012-01-13 | Gear pump |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2012004906A JP5465259B2 (en) | 2012-01-13 | 2012-01-13 | Gear pump |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2008292906A Division JP4977112B2 (en) | 2008-11-17 | 2008-11-17 | Gear pump |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2012092847A JP2012092847A (en) | 2012-05-17 |
| JP5465259B2 true JP5465259B2 (en) | 2014-04-09 |
Family
ID=46386411
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2012004906A Expired - Fee Related JP5465259B2 (en) | 2012-01-13 | 2012-01-13 | Gear pump |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP5465259B2 (en) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2020165963A1 (en) * | 2019-02-13 | 2020-08-20 | 株式会社島津製作所 | Gear pump or motor |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS49119802U (en) * | 1973-02-07 | 1974-10-14 | ||
| JP2001214870A (en) * | 2000-01-31 | 2001-08-10 | Tokico Ltd | Gear pump |
-
2012
- 2012-01-13 JP JP2012004906A patent/JP5465259B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2012092847A (en) | 2012-05-17 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4842341B2 (en) | Gear pump and gear pump for brake device | |
| JP4977112B2 (en) | Gear pump | |
| JP5798250B2 (en) | Gear pump | |
| JP4856137B2 (en) | Gear pump | |
| US8894396B2 (en) | Pump apparatus with pressing means | |
| JP5465259B2 (en) | Gear pump | |
| JP5022323B2 (en) | Gear pump | |
| US20140255236A1 (en) | Internal gear pump | |
| JP6631106B2 (en) | Gear pump or gear motor | |
| JP7222843B2 (en) | Hydraulic motor with reducer | |
| JP2009002316A (en) | Gear pump or motor | |
| JP4061847B2 (en) | Gear pump | |
| JP2006299846A (en) | Internal gear pump | |
| JP5222758B2 (en) | Gear pump | |
| JP2001214870A (en) | Gear pump | |
| JP2016020661A (en) | Pump device | |
| JP6153025B2 (en) | Pump device | |
| CN112576498B (en) | Gear pump | |
| US20140003981A1 (en) | Pump Device | |
| JP5623371B2 (en) | Pump device | |
| JP2022057592A (en) | Gear pump device | |
| JP2002106476A (en) | Gear pump | |
| JP2000205144A (en) | Inscribing gear pump and its manufacture | |
| JP2001012362A (en) | Gear pump | |
| JP2015169114A (en) | Pump device or method of manufacturing the same |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20121002 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130402 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130529 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131224 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140121 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5465259 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |