JP5465133B2 - 空気調和機およびリモートコントロール装置 - Google Patents

空気調和機およびリモートコントロール装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5465133B2
JP5465133B2 JP2010184405A JP2010184405A JP5465133B2 JP 5465133 B2 JP5465133 B2 JP 5465133B2 JP 2010184405 A JP2010184405 A JP 2010184405A JP 2010184405 A JP2010184405 A JP 2010184405A JP 5465133 B2 JP5465133 B2 JP 5465133B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control device
remote control
air conditioner
air
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010184405A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012042138A (ja
Inventor
幸彦 長瀬
英樹 高原
辰夫 関
薦正 田辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2010184405A priority Critical patent/JP5465133B2/ja
Publication of JP2012042138A publication Critical patent/JP2012042138A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5465133B2 publication Critical patent/JP5465133B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

この発明は、空気調和機および空気調和機用のリモートコントロール装置に関する。
空気調和機用のリモートコントロール装置において、空気調和機とリモートコントロール装置との間での双方向通信を行う方法がある。(例えば、特許文献1〜3参照)。
特開2007−303821 特開2001−41545 特開昭62−210343
この発明の実施の形態は、例えば空気調和機の自動運転時における空気調和機の稼働状態をリモートコントロール装置で表示することを目的とする。
この発明に係るリモートコントロール装置は、
空気調和機から吹き出す調和空気の気流情報を受信するリモートコントロール装置受信部と、
気流を表すための気流図形パターン群を記憶するリモートコントロール装置記憶部と、
前記リモートコントロール装置記憶部が記憶している前記気流図形パターン群の中から、前記リモートコントロール装置受信部が受信した気流情報に対応した気流図形パターンを検索し、検索した前記気流図形パターンを用いて前記空気調和機から吹き出す調和空気の気流の状態を示す気流情報パターンを生成して出力するリモートコントロール装置処理部と、
前記リモートコントロール装置処理部が出力した前記気流情報パターンを表示するリモートコントロール装置表示部と
を備えたことを特徴とする。
この発明に係るリモートコントロール装置は、例えば自動運転時における空気調和機の稼働状態を表示することが可能となる。
実施の形態1を示す図で、空気調和機900(空気調和機本体201)とリモートコントロール装置901の外観図。 実施の形態1を示す図で、空気調和機900のリモートコントロール装置901の外観図。 実施の形態1を示す図で、空気調和機900とリモートコントロール装置901の構成を示すブロック図。 実施の形態1を示す図で、リモートコントロール装置表示部330の表示例((a)は、シーンセレクトボタン334が操作された場合のシーンセレクト画面、(b)はメニューボタン336が操作された場合のメニュー画面、(c)はおしらせナビボタン341が操作された場合のおしらせナビ画面)。 実施の形態1を示す図で、空気調和機900とリモートコントロール装置901の動作を示すフローチャート。 実施の形態1を示す図で、空気調和機900の左右風向制御板の図示を省略した正面図。 実施の形態1を示す図で、空気調和機900の上下風向制御板の図示を省略した正面図。 実施の形態1を示す図で、空気調和機900の縦断面図。 実施の形態1を示す図で、空気調和機900の風向制御に関わる駆動部分の構造を示す風向制御駆動部構造図。 実施の形態1を示す図で、上下風向制御板206の制御による風向動作を示す図((a)は、左右風向制御板207の図示を省略した正面図、(b)は風向動作を示す側面図)。 実施の形態1を示す図で、左右風向制御板207の制御による風向動作を示す上下風向制御板206の図示を省略した正面図。 実施の形態1を示す図で、気流図形パターン群(左)602aの図。 実施の形態1を示す図で、気流図形パターン群(右)602bの図。 実施の形態1を示す図で、気流情報パターンの表示例を示す図((a)は、気流情報の第一の例、(b)は、気流情報の第二の例、(c)は、気流情報の第三の例)。 実施の形態1を示す図で、気流情報パターンの一覧を示す図。 実施の形態2を示す図で、空気調和機900とリモートコントロール装置901の構成を示すブロック図。 実施の形態2を示す図で、人体図形パターン606の表示例を示す図((a)は、人体図形パターン606のみの表示、(b)は、人体図形パターン606と気流情報パターン603の表示)。 実施の形態3を示す図で、風よけモードと風あてモードを示す図((a)は風よけモードを示す図、(b)は風あてモードを示す図)。
実施の形態1.
本実施の形態の概要を以下に説明する。
まず、空気調和機900の空気調和機本体201について説明する。
図1は、空気調和機900(空気調和機本体201)とリモートコントロール装置901の外観図である。
図1に示すように、空気調和機本体201は、その前面に、例えば赤外線センサなどの輻射センサ214を備えている。この輻射センサ214は、空気調和対象の部屋の温度分布データを測定する。
空気調和機本体201は空気調和対象の部屋の室温を測定する室温センサ215、リモートコントロール装置901からの信号を受信する空気調和機受信部400と、リモートコントロール装置901に信号を送信する空気調和機送信部401と、空気調和機900の省エネルギー運転が可能な状態であることを示す情報ランプ216とを備えている。
また、空気調和機本体201は空気調和機本体201から吹き出す調和空気の風向を制御する上下風向制御板(左)206a、上下風向制御板(右)206b、左右風向制御板(左)207a、左右風向制御板(右)207bも備えている。
次に、リモートコントロール装置901について説明する。
図2は、空気調和機900のリモートコントロール装置901の外観図である。
図2に示すように、リモートコントロール装置901は、省エネルギー運転情報及び冷房、除湿、暖房、などの運転モードを表示可能なリモートコントロール装置表示部330を備えている。このリモートコントロール装置表示部330は、例えばドットマトリクスで構成された液晶ディスプレイなどである。
そして、リモートコントロール装置901の内部には、空気調和機900からの信号を受信するリモートコントロール装置受信部300、空気調和機900に信号を送信するリモートコントロール装置送信部301、各種情報を記憶しているリモートコントロール装置記憶部320、リモートコントロール装置記憶部320が記憶している各種情報や、空気調和機900からの信号などを基に各種処理を行うリモートコントロール装置処理部310を備えている。
また、リモートコントロール装置901は、リモートコントロール装置入力ボタン部345を備えている。リモートコントロール装置入力ボタン部345は、運転入・切ボタン333、シーンセレクトボタン334、上方向移動ボタン335、メニューボタン336、下方向移動ボタン337、暖房ボタン338、除湿ボタン339、冷房ボタン340、おしらせナビボタン341、戻るボタン342、決定ボタン343で構成される。
図3は、空気調和機900とリモートコントロール装置901の構成を示すブロック図である。
まず、リモートコントロール装置901の構成を説明する。
リモートコントロール装置入力ボタン部345は、各ボタン(運転入・切ボタン333、シーンセレクトボタン334、上方向移動ボタン335、メニューボタン336、下方向移動ボタン337、暖房ボタン338、除湿ボタン339、冷房ボタン340、おしらせナビボタン341、戻るボタン342、決定ボタン343)に対応した信号をリモートコントロール装置処理部310に入力する。リモートコントロール装置処理部310は、入力された信号に基づき、各ボタン333〜343に対応する機能に応じた処理を実行する。
リモートコントロール装置表示部330は、リモートコントロール装置処理部310が出力した信号に対応した表示を行う。
リモートコントロール装置記憶部320は、リモートコントロール装置表示部330に表示する文字や図形などの情報を記憶している。
リモートコントロール装置送信部301は、リモートコントロール装置処理部310が出力した信号を空気調和機受信部400に送信し、リモートコントロール装置受信部300は、空気調和機送信部401が送信した信号を受信する。
次に空気調和機900の構成を説明する。
輻射センサ214と室温センサ215はいずれも空気調和対象の部屋の温度データを測定し、空気調和機処理部410に入力する。その際に輻射センサ214が出力した温度データは、部屋情報検知部430を経由する。部屋情報検知部430は、入力された温度データから、部屋の広さ、部屋の壁の位置、部屋の床の位置、部屋の形状等の部屋情報を検知する。
空気調和機処理部410は、入力された温度データから例えば空気調和機900から吹き出す調和空気の風向などを決定し、決定された風向などを制御するための信号を空気調和機出力部440に入力する。
空気調和機記憶部420は、決定された調和空気の風向など空気調和機900の稼働情報データを記憶する。
空気調和機出力部440は、入力された信号に基づき、風向を制御する上下風向(左)制御用ステッピングモーター210a、上下風向(右)制御用ステッピングモーター210b、左右風向(左)制御用ステッピングモーター212a、左右風向(右)制御用ステッピングモーター212bを駆動する。その結果、上下風向制御板(左)206a、上下風向制御板(右)206b、左右風向制御板(左)207a、左右風向制御板(右)207bが制御される。
また、空気調和機出力部440は、吹き出す調和空気の風(気流)の強さを制御するために、入力された信号に基づき、室内送風機202を駆動する。
図4は、リモートコントロール装置表示部330の表示例である((a)は、シーンセレクトボタン334が操作された場合のシーンセレクト画面、(b)はメニューボタン336が操作された場合のメニュー画面、(c)はおしらせナビボタン341が操作された場合のおしらせナビ画面)。
ここで、各入力ボタン333〜343に対応する機能を簡単に説明する。
運転入・切ボタン333は、空気調和機900の運転、停止の命令機能に対応する。
暖房ボタン338は、空気調和機900の運転モードを暖房運転にする命令機能に対応する。同様に除湿ボタン339は、空気調和機900の運転モードを除湿運転にする命令機能、冷房ボタン340は、空気調和機900の運転モードを冷房運転にする命令機能に対応する。
シーンセレクトボタン334は、リモートコントロール装置記憶部320が記憶している調和空気の設定条件の中から、任意の設定条件を選択する機能に対応する。
図4(a)は、シーンセレクトボタン334が操作された場合にリモートコントロール装置表示部330が表示するシーンセレクト画面の例である。「除菌・脱臭したい」「部屋干したい」「早く冷やしたい」「美肌したい」「風をあてたい」という人間の感情を表す項目を表示する。これらの項目はリモートコントロール装置記憶部320が記憶している。一方、これらの表示項目に対応した調和空気の設定条件をリモートコントロール装置記憶部320が記憶している。例えば「早く冷やしたい」と選択された際に、リモートコントロール装置記憶部320は、空気調和機900から吹き出す調和空気の風の強さの設定を一番強くする等の設定条件を記憶している。そして、その設定条件に基づきリモートコントロール装置処理部310は、例えば、室内送風機202のファン回転速度を速くする為の各種処理を行う。
メニューボタン336は、空気調和機900の詳細運転設定を行う機能に対応する。例えば図4(b)は、メニューボタン336を操作された場合にリモートコントロール装置表示部330が表示するメニュー画面の例である。図4(b)においては、「かんたんタイマー」「運転予約」「しつど」「風の調節」「べんり機能」「設定」というリモートコントロール装置記憶部320が記憶している項目を表示している。これらの項目に関してリモートコントロール装置操作者が、リモートコントロール装置入力ボタン部345を用いて詳細な設定を行う。
上方向移動ボタン335は、冷房・暖房運転時の温度、除湿運転時の湿度を上げる方向に変更する機能に対応している。または、上方向移動ボタン335は、メニュー画面、シーンセレクト画面などの項目選択を上方向に移動する機能に対応している。そして、下方向移動ボタン337は、冷房・暖房運転時の温度、除湿運転時の湿度を下げる方向に変更する機能に対応している。または、下方向移動ボタン337は、メニュー画面、シーンセレクト画面などの項目選択を下方向に移動する機能に対応している。また、決定ボタン343は前記項目選択を決定する機能に対応している。
例えば図4(a)において、リモートコントロール装置表示部330は、カーソル344を「除菌・脱臭したい」の位置に表示しているが、リモートコントロール装置操作者が「早く冷やしたい」を選択する場合を想定する。リモートコントロール装置操作者は、下方向移動ボタン337を2回押してカーソル344を下方向に2つ移動し、決定ボタン343を押すことで「早く冷やしたい」の選択を決定する。
また、戻るボタン342は、メニュー画面、シーンセレクト画面などから図2のような通常の運転表示に戻す機能に対応している。
図4(c)は、おしらせナビボタン341が操作された場合にリモートコントロール装置表示部330が表示するおしらせナビ画面の例である。おしらせナビは、おしらせナビボタン341が操作された時点での空気調和機900の稼働状態を、リモートコントロール装置表示部330が表示する機能である。
ここで、空気調和機900とリモートコントロール装置901の動作を説明する。
図5は、空気調和機900とリモートコントロール装置901の動作を示すフローチャートである。
説明にあたり、おしらせナビの機能を例にする。
リモートコントロール装置入力ボタン部345のおしらせナビボタン341が押されると、おしらせナビボタン341が、おしらせナビボタン341に対応した信号をリモートコントロール装置処理部310に入力する。
入力されたおしらせナビボタン341に対応した信号により、リモートコントロール装置処理部310は、空気調和機900の稼働状態の通知を要求する信号を出力する。
リモートコントロール装置送信部301は、リモートコントロール装置処理部310が出力した信号を空気調和機受信部400に送信する。
空気調和機受信部400は、リモートコントロール装置送信部301が送信した信号を受信し、空気調和機処理部410に入力する。
空気調和機処理部410に入力された信号により、空気調和機処理部410は、空気調和機記憶部420にアクセスして、空気調和機記憶部420に記憶された空気調和機900の最新の稼働情報データを取得する。
空気調和機処理部410が取得した空気調和機900の稼働情報データを、空気調和機送信部401は、リモートコントロール装置受信部300に送信する。
リモートコントロール装置受信部300は、空気調和機送信部401から送信された稼働情報データを受信して、リモートコントロール装置処理部310に入力する。
リモートコントロール装置処理部310は、入力された稼働情報データに対応するデータをリモートコントロール装置記憶部320に要求する。
また、リモートコントロール装置処理部310は、入力された稼働情報データを解析して、解析結果を出力する機能を備えている。そして、リモートコントロール装置処理部310は、その解析結果に対応するデータをリモートコントロール装置記憶部320に要求することも出来る。
そして、リモートコントロール装置処理部310は、リモートコントロール装置記憶部320からリモートコントロール装置記憶部320が記憶しているデータ(稼働情報データに対応するデータもしくは、解析結果に対応するデータ)を取得する。そして、リモートコントロール装置表示部330はリモートコントロール装置処理部310が取得したデータを表示する。
図4(c)の例は、省エネルギー運転の情報を示しており、リモートコントロール装置処理部310が、リモートコントロール装置処理部310に入力された空気調和機900の稼働情報データを解析した結果である。その結果、設定温度と設定湿度の変更をすることで、省エネルギー運転が可能であると判断したことを示している。あるいは、空気調和機処理部410に空気調和機900の稼働情報データの解析機能を持たせることも可能である。
なお、リモートコントロール装置処理部310が、空気調和機900の省エネルギー運転が可能であると判断した場合は、その判断結果をリモートコントロール装置送信部301を介して空気調和機処理部410に送信する。そして、空気調和機処理部410は情報ランプ216を点灯させる処理を行う。空気調和機処理部410が、空気調和機900の省エネルギー運転が可能であると判断した場合は、そのまま空気調和機処理部410が、情報ランプ216を点灯させる処理を行う。
次に調和空気の制御について説明する。
図6は、空気調和機900の左右風向制御板の図示を省略した正面図である。
図7は、空気調和機900の上下風向制御板の図示を省略した正面図である。
図6、図7は空気調和機900が停止している状態を示す図であるが、図6は上下風向制御板(左)206a及び上下風向制御板(右)206bの動作状態を分かりやすくするために左右風向制御板の図示を省略してある。また、図7は左右風向制御板(左)207a及び左右風向制御板(右)207bの動作状態を分かりやすくするために上下風向制御板の図示を省略してある。
図8は、空気調和機900の縦断面図である。
図8に示すように、空気調和機900は、空気調和機本体201の内部に空気を吸い込み吹き出す室内送風機202、吸い込み空気に含まれている粉塵等を取り除くプレフィルター208、第1の室内熱交換器205a、第2の室内熱交換器205b、第3の室内熱交換器205c、第4の室内熱交換器205dを収納する。
そして、空気調和機本体201の空気吸い込み口には吸い込み口203が設けられ、空気調和機本体201の吹き出し口204には上下風向制御板206及び左右風向制御板207が備え付けられている。
室内送風機202は室内ファンモーター(図示しない)により回転駆動される。これにより室内空気が吸い込み口203から空気調和機本体201内に取り込まれ、プレフィルター208により除塵された空気が室内熱交換器205a〜205dを通過する際に熱交換される。その後吸い込まれた空気は室内送風機202を通過し、吹き出し口204に配置された左右風向制御板207及び上下風向制御板206により上下左右方向に整流され空気調和機本体201から室内空間へ吹き出される。
図9は、空気調和機900の風向制御に関わる駆動部分の構造を示す風向制御駆動部構造図である。
上下風向制御板206は、上下風向制御板(左)206a及び上下風向制御板(右)206bから構成されている。上下風向制御板(左)206aは上下風向制御板(左)リンク棒209aにより上下風向(左)制御用ステッピングモーター210aと連結される。上下風向(左)制御用ステッピングモーター210aが回転駆動することで上下風向制御板(左)206aの角度が変化し、これにより空気調和機本体201から吹き出される左側半分の気流の上下風向角度を調節して整流することができる。
同様に上下風向制御板(右)206bは、上下風向制御板(右)リンク棒209bにより上下風向(右)制御用ステッピングモーター210bと連結される。上下風向(右)制御用ステッピングモーター210bが回転駆動することで上下風向制御板(右)206bの角度が変化し、これにより空気調和機本体201から吹き出される右側半分の気流の上下風向角度を調節して整流することができる。
左右風向制御板207は、左右風向制御板(左)207a及び左右風向制御板(右)207bから構成されている。左右風向制御板(左)207aは複数枚の板から構成されるが、複数枚の板が左右風向制御板(左)リンク棒211aにより連結され全て同じ動作を行う。左右風向制御板(左)リンク棒211aの先には左右風向(左)制御用ステッピングモーター212aが連結されている。左右風向(左)制御用ステッピングモーター212aが回転駆動することで左右風向制御板(左)207aの角度が変化し、これにより空気調和機本体201から吹き出される左側半分の気流の左右風向角度を調節して整流することができる。
同様に左右風向制御板(右)207bも複数枚の板から構成されるが、複数枚の板が左右風向制御板(右)リンク棒211bにより連結され全て同じ動作を行う。左右風向制御板(右)リンク棒211bの先には左右風向(右)制御用ステッピングモーター212bが連結されている。左右風向(右)制御用ステッピングモーター212bが回転駆動することで左右風向制御板(右)207bの角度が変化し、これにより空気調和機本体201から吹き出される右側半分の気流の左右風向角度を調節して整流することができる。
なお、上下風向(左)制御用ステッピングモーター210a、上下風向(右)制御用ステッピングモーター210b、左右風向(左)制御用ステッピングモーター212a、左右風向(右)制御用ステッピングモーター212bの回転駆動量は、図3に示す空気調和機処理部410が演算する。そして空気調和機処理部410で演算された結果に基づき、空気調和機出力部440は、上下風向(左)制御用ステッピングモーター210a、上下風向(右)制御用ステッピングモーター210b、左右風向(左)制御用ステッピングモーター212a、左右風向(右)制御用ステッピングモーター212bを回転駆動させる。
図10は、上下風向制御板206の制御による風向動作を示す図((a)は、左右風向制御板207の図示を省略した正面図、(b)は風向動作を示す側面図)である。
ここで、上下風向制御板(左)206aと上下風向制御板(右)206bは独立して駆動する。そして、例えば図10(b)に示すように上下風向制御板206の制御により、上下に5段階に風向が切り替わるとする(上下風向(A)501、上下風向(B)502、上下風向(C)503、上下風向(D)504、上下風向(E)505)。すなわち、上下風向制御板(左)206aと上下風向制御板(右)206bは独立しているので、5段階×左右=10通りの組み合わせとなる。
また、上下5段階を連続して繰り返し上下に首振り動作を行う、上下風向スイング506も風向の切り替えとして設定可能である。
図11は、左右風向制御板207の制御による風向動作を示す上下風向制御板206の図示を省略した正面図である。
そして、左右風向制御板207の制御により、左右に6段階に風向が切り替わるとする(左右風向(A)511、左右風向(B)512、左右風向(C)513、左右風向(D)514、左右風向(E)515、左右風向(F)516)。
また、左右6段階を連続して繰り返し左右に首振り動作を行う、左右風向スイング517も風向の切り替えとして設定可能である。
次に、空気調和機900の動作例について説明する。
空気調和対象の部屋の室温が例えば30℃であるとし、リモートコントロール装置操作者が、室温を27.5℃まで下げたいとする。
そして、空気調和機900の各種設定を空気調和機処理部410が判断して行う自動運転モードであるとする。
空気調和機900が停止状態であるとする。
空気調和を行うために、リモートコントロール装置操作者は、リモートコントロール装置901の運転入・切ボタン333、または冷房ボタン340を操作する。その結果、運転入・切ボタン333、または冷房ボタン340は、運転入・切ボタン333、または冷房ボタン340に対応した信号をリモートコントロール装置処理部310に入力する。更にリモートコントロール装置処理部310は、入力された運転入・切ボタン333、または冷房ボタン340に対応した信号に基づき処理した信号をリモートコントロール装置送信部301に入力する。そして、リモートコントロール装置送信部301はリモートコントロール装置処理部310で処理された信号を空気調和機受信部400に送信する。
次に、空気調和対象の部屋の設定温度を設定するために、リモートコントロール装置操作者は上方向移動ボタン335もしくは、下方向移動ボタン337を操作して、リモートコントロール装置表示部330に表示されている設定温度を27.5度に変更する。この操作により、上方向移動ボタン335もしくは、下方向移動ボタン337は、設定温度の情報を表す信号をリモートコントロール装置処理部310に入力する。リモートコントロール装置処理部310は、入力された設定温度の情報を、リモートコントロール装置送信部301に入力する。リモートコントロール装置送信部301は、入力された設定温度の情報を空気調和機受信部400に送信する。
一方、空気調和機900の空気調和機受信部400は、リモートコントロール装置送信部301が送信した信号を受信する。そして、空気調和機受信部400が受信した信号は空気調和機処理部410に送られ、空気調和機処理部410は、運転内容が室内の設定温度を27.5度にする為の冷房運転であることを認識する。
空気調和機900は、輻射センサ214と室温センサ215を備えている。輻射センサ214は部屋情報検知部430を介して、測定した温度の情報を空気調和機処理部410に入力する。また、室温センサ215も測定した温度の情報を空気調和機処理部410に入力する。
室温センサ215で測定された温度情報は、室温センサ215設置箇所付近の1点の温度データとなるが、輻射センサ214で測定された温度情報は、空気調和対象の部屋全体の温度分布データとなる。
輻射センサ214として例えば赤外線センサを用いて、空気調和機900が空気調和対象の部屋全体の温度分布データを取得し、部屋の広さ、部屋の壁の位置、部屋の床の位置を検知する方法については、特開2010−91253に示されている。
そして、空気調和機処理部410は、室内の設定温度の情報と、センサで測定した測定温度の情報とを比較して、空気調和機900から吹き出す調和空気の気流の最適な風向、風の強さを演算する。そして、空気調和機記憶部420は、空気調和機処理部410で演算された気流の情報を含む空気調和機900の稼働情報を記憶する。
一般的には、冷房時においては、上下の風向きの設定は図10(b)に示す上下風向(A)501のような水平位置となる。一方、暖房時には上下の風向きの設定は図10(b)に示す上下風向(E)505のような下向きの位置となる。
ただし、冷房時に輻射センサ214の測定した温度分布データにおいて、局所的に高温部が存在した場合に、上下及び左右の風向設定はそのエリアに向けたものになる。
また、風の強さについては、例えば、冷房時において、室内の設定温度よりも、センサで測定した測定温度がかなり高い場合を想定する。その場合、空気調和機処理部410は、空気調和機出力部440に風を強くするように命令する信号を送り、空気調和機出力部440はその信号に応じて、室内送風機202を駆動する。一方、室内の設定温度と、センサで測定した測定温度の差が少なくなれば、空気調和機処理部410は、空気調和機出力部440に風を弱くするように命令する信号を送る。
なお、風の強さの設定としては、例えば、風の強さの強い順に「ロング」「強」「中」「弱」「静」の5段階がある。
なお、霜取り運転の場合、風は停止となる。
前記のように空気調和機900が自動運転モードの場合に、空気調和機900から吹き出す気流の風向と風の強さは、空気調和機処理部410が決定することとなる。
そして、空気調和機処理部410が決定した気流の風向と風の強さの内容は、空気調和機本体201には表示されない。その為、リモートコントロール装置操作者は、空気調和機処理部410が決定した気流の風向と風の強さの内容を知ることが出来ない。
そこで、本実施例において、空気調和機900から吹き出す気流の風向と風の強さを、リモートコントロール装置操作者が、リモートコントロール装置表示部330で確認する方法を説明する。ここで、例えば、空気調和機900は自動運転モードであり、空気調和機900から吹き出す気流の風向と風の強さを空気調和機処理部410が決定するものとする。
まず、リモートコントロール装置記憶部320は、気流情報をリモートコントロール装置表示部330で図示する為の気流図形パターン601を記憶している。
図12は、気流図形パターン群(左)602aの図である。
図13は、気流図形パターン群(右)602bの図である。
気流図形パターン群602とは、気流図形パターン601の集合を意味する。また、気流図形パターン群(左)602aは、上下風向制御板(左)206aと左右風向制御板(左)207aによって決まる気流の風向に対応した気流図形パターン群である。気流図形パターン群(右)602bは、上下風向制御板(右)206bと左右風向制御板(右)207bによって決まる気流の風向に対応した気流図形パターン群である。
表の縦方向は、気流図形パターン601が対応する上下風向(A)501〜(E)505を表し、表の横方向は、気流図形パターン601が対応する左右風向(A)511〜(F)516の組み合わせを表している。
空気調和機900から吹き出す調和空気の風の強さは、気流図形パターンの色の濃淡で表現する。図12と図13の表において、気流図形パターンは、全て同一の色で図示しており、すなわち全て同一の風の強さ「ロング」を表現している。
風の強さが、「ロング」→「強」→「中」→「弱」→「静」と弱くなるにつれ、より淡い色でリモートコントロール装置表示部330は図形を図示することになる。
そして、リモートコントロール装置操作者が、リモートコントロール装置表示部330で空気調和機900の自動運転モード時における空気調和機900から吹き出す気流の風向と風の強さを確認したいとする。その場合、リモートコントロール装置操作者は、リモートコントロール装置901のおしらせナビボタン341を操作する。そして、前記で説明の通り、リモートコントロール装置受信部300は、空気調和機900の稼働情報データを受信する。
空気調和機900の稼働情報データには、空気調和機900の気流情報が含まれている。ここで、気流情報とは、空気調和機900から吹き出す調和空気(気流)の風向及び風の強さの情報である。
そして、本実施例では、上下風向制御板206と左右風向制御板207がそれぞれ左右2つに独立しているので、空気調和機900から吹き出す調和空気の気流も左右独立した部分気流となる。従って、気流情報も左右独立した部分気流情報である部分気流情報(左)と部分気流情報(右)となる。
例えば、気流情報の第一の例として、リモートコントロール装置受信部300が受信した空気調和機900の稼働情報データに含まれる気流情報の左右風向が(A)〜(F)全ての範囲、上下風向が(E)の範囲、風の強さが「ロング」であったとする。
すなわち、空気調和機900の部分気流情報(左)は、左右風向が(A)〜(C)の範囲で、上下風向が(E)の範囲で、風の強さが「ロング」である。空気調和機900の部分気流情報(右)は、左右風向が(D)〜(F)の範囲で、上下風向が(E)の範囲で、風の強さが「ロング」である。
そして、リモートコントロール装置受信部300は、リモートコントロール装置処理部310に、気流情報(部分気流情報)を入力する。
リモートコントロール装置処理部310は、リモートコントロール装置記憶部320が記憶している気流図形パターン群602の中で、気流情報に合致した気流図形パターン601を気流情報パターン603として認識する。
本実施例では、上下風向制御板206と左右風向制御板207とがそれぞれ左右2つに独立しているので、気流情報パターン603は、左右独立した部分気流情報パターン(左)603aと部分気流情報パターン(右)603bの組み合わせで構成されることになる。
例えば、空気調和機900の部分気流情報(左)は、左右風向が(A)〜(C)の範囲で、上下風向が(E)の範囲で、風の強さが「ロング」である。そこで、対応する気流図形パターンは、気流図形パターン群(左)602aを示す図12の図中の気流図形パターン601aである。よって、リモートコントロール装置処理部310は、気流図形パターン601aが部分気流情報パターン(左)603aであると認識する。
一方、空気調和機900の部分気流情報(右)は、左右風向が(D)〜(F)の範囲で、上下風向が(E)の範囲で、風の強さが「ロング」である。そこで、対応する気流図形パターンは、気流図形パターン群(右)602bを示す図13の図中の気流図形パターン601bである。よって、リモートコントロール装置処理部310は、気流図形パターン601bが部分気流情報パターン(右)603bであると認識する。
そして、リモートコントロール装置処理部310は、部分気流情報パターン(左)603aと部分気流情報パターン(右)603bを組み合わせた気流情報パターン603を生成する。
図14は、気流情報パターンの表示例を示す図である((a)は、気流情報の第一の例、(b)は、気流情報の第二の例、(c)は、気流情報の第三の例)。
図14(a)に示すように、リモートコントロール装置表示部330は、リモートコントロール装置処理部で生成された気流情報パターン603(部分気流情報パターン(左)603aと部分気流情報パターン(右)603bを組み合わせ)を表示する。
図14(b)は、気流情報の第二の例を示している。部分気流情報パターン(左)603aは、左右風向が(A)〜(B)の範囲で、上下風向が(E)の範囲で、風の強さが「ロング」であり、部分気流情報パターン(右)603bは、左右風向が(E)〜(F)の範囲で、上下風向が(E)の範囲で、風の強さが「ロング」であることが分かる。
図14(c)は、気流情報の第三の例を示している。風向は、図14(a)と同じであるが、気流情報パターンの色が薄くなっている。図14(c)の気流情報パターンの色は、風の強さが「静」の場合を示す。
風の強さが、「ロング」→「強」→「中」→「弱」→「静」と変化するにつれ、気流情報パターンの色は濃い色から淡い色に変化する。
ここで、図14(a)は風の強さが「ロング」であり、一番濃い色の気流情報パターンを示す。一方、図14(c)は風の強さが「静」であり、一番淡い色の気流情報パターンを示す。そして、「強」「中」「弱」は、「ロング」と「静」の中間の階調色で示される。
このように、空気調和機900から吹き出す気流の強さ(風の強さ)もリモートコントロール装置表示部330は、表示する。
また空気調和機900が備える輻射センサ214の温度データにより、部屋情報検知部430は、空気調和対象の部屋の広さ、床や壁の位置を検知する。そして、空気調和機900の自動運転モード時に、空気調和機処理部410は、部屋情報検知部430で検知された部屋の情報を基に、部屋のどのエリアに気流を吹き出すかを判断し、気流の風向を決定する。
すなわち、部屋情報検知部430で検知された部屋の情報を基に、空気調和機処理部410が気流の風向を決定することにより、部屋のどのエリアに気流を吹き出しているかという情報は決定されることになる。
ここで、リモートコントロール装置記憶部320は、図14(c)に示すような部屋の床面を表現する床面グリッドパターン604を記憶している。そして、リモートコントロール装置表示部330は、この床面グリッドパターン604を表示出来る。この床面グリッドパターン604は気流情報に関係なく、固定の図形であり、リモートコントロール装置表示部330の固定の位置に表示される。そして、リモートコントロール装置表示部330は、気流の風向を床面グリッドパターン604に重ねて表示出来る。リモートコントロール装置操作者は、このリモートコントロール装置表示部330を確認することで、部屋のどのエリアに気流を吹き出しているかということが分かる。
図15は、気流情報パターンの一覧を示す図である。
ここで、同じ枠内の部分気流情報パターン(左)と部分気流情報パターン(右)の上下風向は同じものを組み合わせている。更に風の強さは全て「ロング」である。
リモートコントロール装置表示部330が気流情報パターン603を表示することで、空気調和機900の自動運転モード時における、空気調和機処理部410が決定した空気調和機900から吹き出す気流の風向と風の強さを、リモートコントロール装置操作者は容易に確認することができる。
すなわち、天井近くに据え付けられている空気調和機本体201の上下風向制御板206もしくは、左右風向制御板207を見なくても、手元のリモートコントロール装置901でリモートコントロール装置操作者は空気調和機900の稼働状況を確認することができる。
リモートコントロール装置受信部300が受信する空気調和機900の稼働情報データには、空気調和機900の省エネルギー運転や暖房時の霜取り運転などの運転状況を示すデータも含まれている。その為、リモートコントロール装置表示部330は、省エネルギー運転や暖房時の霜取り運転であることの運転状況表示を行うことも可能である。よって、同様にリモートコントロール装置操作者は、手元のリモートコントロール装置901で運転状況の確認を行うことができる。
リモートコントロール装置表示部330は、空気調和機本体を示す図形605(図14(c)参照)から床面グリッドパターン604に向かっての風の流れを表現する為に、気流情報パターンの色の有る無しを連続で変化させてアニメーションで表示することも可能である。
本実施例においては、上下風向制御板206と左右風向制御板207がそれぞれ左右2つに独立した例を示したが、この例に限定されるものでは無い。
例えば、上下風向制御板206と左右風向制御板207がそれぞれ左、中、右と3つに独立していても良い。この場合、部分気流情報、部分気流情報パターンは3つ存在する。
上下風向制御板206と左右風向制御板207が更に多数に独立していても良い。
また、上下風向制御板206と左右風向制御板207が一つしか無くても良い。この場合は、部分気流情報、部分気流情報パターンは存在しない。リモートコントロール装置処理部310は、一つの気流情報に対して、一つの気流情報パターンを選択することになる。
また、本実施例においては、リモートコントロール装置受信部300が受信した空気調和機900の稼働情報データに含まれる気流情報に基づいて、リモートコントロール装置処理部310は気流情報パターン603を決定していたが、この例に限定されるものでは無い。
例えば、空気調和機出力部440は、室内送風機202が備えているファンを駆動する為の信号を出力する。そして、室内送風機202が備えているファンの回転速度は、空気調和機出力部440が出力する信号の出力電圧に比例する。すなわち、空気調和機出力部440が出力する信号の出力電圧値から、空気調和機900から吹き出す風の強さを決定することが出来る。
そして、空気調和機送信部401は、空気調和機900の稼働情報データに空気調和機出力部440が出力する信号の出力電圧値に関する情報を含んで送信する。
一方、リモートコントロール装置記憶部320は、空気調和機出力部440が出力する信号の出力電圧値に対する風の強さの設定電圧値を記憶している。
例えば、出力電圧0V:停止、10V:静、20V:弱、30V:中、40V:強、50V:ロング。
そして、リモートコントロール装置処理部310は、稼働情報データに含まれる空気調和機出力部440が出力する信号の出力電圧値と、リモートコントロール装置記憶部320が記憶している風の強さの設定電圧値とを比較する。その結果、リモートコントロール装置処理部310は、気流情報パターン603の風の強さを決定することが出来る。
また、リモートコントロール装置処理部310は、上下風向制御板206と左右風向制御板207を制御するステッピングモーター(上下風向(左)制御用ステッピングモーター210a、上下風向(右)制御用ステッピングモーター210b、左右風向(左)制御用ステッピングモーター212a、左右風向(右)制御用ステッピングモーター212b)を駆動するために空気調和機出力部440が出力する信号の情報を、稼働情報データに含まれる情報として得ることで、気流情報パターン603の風向を決定することが出来る。
このように、リモートコントロール装置処理部310は、空気調和機900の稼働情報データに含まれる気流情報(例えば風向、風の強さ)に限らず、空気調和機900の稼働情報データに含まれる各種情報(例えば空気調和機出力部440が出力する信号の出力電圧値)から、気流情報パターン603を決定することが出来る。
実施の形態2.
図16は、空気調和機900とリモートコントロール装置901の構成を示すブロック図である。本実施例においては、空気調和機900は、人***置情報検知部431を備えている。
輻射センサ214は、空気調和対象の部屋の温度データを測定する。そして、輻射センサ214が測定した温度データを基に、人***置情報検知部431は人体の存在するエリアを検知し、その人***置情報を空気調和機処理部410に入力する。
人体の位置を検知する方法については、前記の特開2010−91253に示されている。
更に空気調和機記憶部420は、空気調和機処理部410に入力された人***置情報を記憶する。
そして、実施の形態1と同様に、リモートコントロール装置操作者が、おしらせナビボタン341を操作した際に、空気調和機処理部410は最新の人***置情報を空気調和機記憶部420から取得する。そして、空気調和機送信部401は空気調和機処理部410が取得した人***置情報をリモートコントロール装置901に送信する。
一方、リモートコントロール装置記憶部320は、人体を表現する人体図形パターン606と部屋の床面を表現する床面グリッドパターン604を記憶している。
リモートコントロール装置表示部330は、床面グリッドパターン604を表示する。
そして、リモートコントロール装置処理部310は、人***置情報を基に人体図形パターン606をリモートコントロール装置表示部330に表示された床面グリッドパターン604のどの位置に配置するか演算する。
リモートコントロール装置表示部330は、リモートコントロール装置処理部310で演算された表示位置に人体図形パターン606を表示する。
図17は、人体図形パターン606の表示例を示す図である((a)は、人体図形パターン606のみの表示、(b)は、人体図形パターン606と気流情報パターン603の表示)。
図17(a)に示すように、リモートコントロール装置表示部330に、人***置情報に基づき、人体図形パターン606を表示させることで、リモートコントロール装置操作者は、空気調和機900の人***置情報検出機能が正常に動作していることを容易に確認出来る。
また、図17(b)に示すように、人体図形パターン606と気流情報パターン603を同時に表示させることで、リモートコントロール装置操作者は、空気調和機900が吹き出す気流の風向と人体との位置関係を容易に確認出来る。
なお、気流の風向と風の強さは、人***置情報を基に空気調和機処理部410が設定した場合と、リモートコントロール装置操作者が手動で任意の風向と風の強さに設定した場合とがある。
気流の風向を空気調和機処理部410が設定した場合、リモートコントロール装置操作者は、リモートコントロール装置表示部330を目視することで、空気調和機処理部410の設定が正常になされていることを確認出来る。また、気流の風向をリモートコントロール装置操作者が手動で設定した場合は、リモートコントロール装置操作者は、リモートコントロール装置表示部330を目視することで、更に適切な風向、風の強さに手動修正することが出来る。
実施の形態3.
図18は、風よけモードと風あてモードを示す図である((a)は風よけモードを示す図、(b)は風あてモードを示す図)。
例えば、リモートコントロール装置操作者が、空気調和機900の冷房運転時に調和空気の気流が直接頭部に当たることを不快に感じた場合を想定する。その際にリモートコントロール装置操作者は、シーンセレクトボタン334を操作して「風をよけたい」を選択する。この操作により空気調和機900は、風よけモードで運転することになる。
そして、リモートコントロール装置記憶部320は、風よけモードという情報を記憶する。もしくは、風よけモードという情報は空気調和機900側に送信され、空気調和機記憶部420が風よけモードという情報を記憶する。空気調和機記憶部420が風よけモードという情報を記憶した場合は、空気調和機900の稼働情報データは風よけモードという情報を含んで構成される。
ここで、風よけモードについて説明する。まず、人***置情報検知部431は、空気調和対象の部屋に居る人体の位置を検出する。そして、空気調和機処理部410は、検出された人***置をさけて空気調和機900の調和空気を吹き出すように上下風向制御板206と左右風向制御板207を制御する。その結果、人体は空気調和機900の吹き出す調和空気の気流が直接当たるのを避けることが出来る。
一方、リモートコントロール装置記憶部320は、風よけモードを示す人体図形パターンである風よけモード人体図形パターン607を記憶している。
そして、リモートコントロール装置処理部310は、リモートコントロール装置記憶部320が記憶している風よけモードという情報もしくは空気調和機900の稼働情報に含まれている風よけモードという情報を基に風よけモードであることを認識し、人***置情報を基に風よけモード人体図形パターン607の表示位置を演算する。
そして、リモートコントロール装置表示部330は、リモートコントロール装置処理部310で演算された表示位置に風よけモード人体図形パターン607を表示する。
図18(a)に示すように、風よけモード人体図形パターン607と気流情報パターン603を同時に表示させることで、リモートコントロール装置操作者は、風よけモードが正常に動作していることを容易に確認出来る。
また、実施の形態2と同様に、リモートコントロール装置表示部330は、部屋の床面を表現する床面グリッドパターン604も同時に表示することが出来る。
また、例えば、リモートコントロール装置操作者が、運動直後などで急速に体を冷やしたいと感じた場合を想定する。その際にリモートコントロール装置操作者は、シーンセレクトボタン334を操作して「風をあてたい」を選択する。この操作により空気調和機900は、風あてモードで運転することになる。
そして、リモートコントロール装置記憶部320は、風あてモードという情報を記憶する。もしくは、風あてモードという情報は空気調和機900側に送信され、空気調和機記憶部420が風あてモードという情報を記憶する。空気調和機記憶部420が風あてモードという情報を記憶した場合は、空気調和機900の稼働情報データは風あてモードという情報を含んで構成される。
ここで、風あてモードについて説明する。まず、人***置情報検知部431は、空気調和対象の部屋に居る人体の位置を検出する。そして、空気調和機処理部410は、検出された人***置を狙って空気調和機900の調和空気を吹き出すように上下風向制御板206と左右風向制御板207を制御する。その結果、人体は空気調和機900の吹き出す調和空気の気流が直接当たることが出来る。
一方、リモートコントロール装置記憶部320は、風あてモードを示す人体図形パターンである風あてモード人体図形パターン608を記憶している。
そして、リモートコントロール装置処理部310は、リモートコントロール装置記憶部320が記憶している風あてモードという情報もしくは空気調和機900の稼働情報に含まれている風あてモードという情報を基に風あてモードであることを認識し、人***置情報を基に風あてモード人体図形パターン608の表示位置を演算する。
そして、リモートコントロール装置表示部330は、リモートコントロール装置処理部310で演算された表示位置に風あてモード人体図形パターン608を表示する。
図18(b)に示すように、風あてモード人体図形パターン608と気流情報パターン603を同時に表示させることで、リモートコントロール装置操作者は、風あてモードが正常に動作していることを容易に確認出来る。
また、実施の形態2と同様に、リモートコントロール装置表示部330は、部屋の床面を表現する床面グリッドパターン604も同時に表示することが出来る。
201 空気調和機本体、202 室内送風機、203 吸い込み口、204 吹き出し口、205a 第1の室内熱交換器、205b 第2の室内熱交換器、205c 第3の室内熱交換器、205d 第4の室内熱交換器、206 上下風向制御板、206a 上下風向制御板(左)、206b 上下風向制御板(右)、207 左右風向制御板、207a 左右風向制御板(左)、207b 左右風向制御板(右)、208 プレフィルター、209a 上下風向制御板(左)リンク棒、209b 上下風向制御板(右)リンク棒、210a 上下風向(左)制御用ステッピングモーター、210b 上下風向(右)制御用ステッピングモーター、211a 左右風向制御板(左)リンク棒、211b 左右風向制御板(右)リンク棒、212a 左右風向(左)制御用ステッピングモーター、212b 左右風向(右)制御用ステッピングモーター、214 輻射センサ、215 室温センサ、216 情報ランプ、300 リモートコントロール装置受信部、301 リモートコントロール装置送信部、310 リモートコントロール装置処理部、320 リモートコントロール装置記憶部、330 リモートコントロール装置表示部、333 運転入・切ボタン、334 シーンセレクトボタン、335 上方向移動ボタン、336 メニューボタン、337 下方向移動ボタン、338 暖房ボタン、339 除湿ボタン、340 冷房ボタン、341 おしらせナビボタン、342 戻るボタン、343 決定ボタン、344 カーソル、345 リモートコントロール装置入力ボタン部、400 空気調和機受信部、401 空気調和機送信部、410 空気調和機処理部、420 空気調和機記憶部、430 部屋情報検知部、431 人***置情報検知部、440 空気調和機出力部、501 上下風向(A)、502 上下風向(B)、503 上下風向(C)、504 上下風向(D)、505 上下風向(E)、506 上下風向スイング、511 左右風向(A)、512 左右風向(B)、513 左右風向(C)、514 左右風向(D)、515 左右風向(E)、516 左右風向(F)、517 左右風向スイング、601 気流図形パターン、602a 気流図形パターン群(左)、602b 気流図形パターン群(右)、603 気流情報パターン、603a 部分気流情報パターン(左)、603b 部分気流情報パターン(右)、604 床面グリッドパターン、605 空気調和機本体を示す図形、606 人体図形パターン、607 風よけモード人体図形パターン、608 風あてモード人体図形パターン、900 空気調和機、901 リモートコントロール装置。

Claims (4)

  1. 部屋に据え付けられる空気調和機の本体から、前記空気調和機の本体が吹き出す気流の向きを示す情報を気流情報として受信するリモートコントロール装置受信部と、
    前記空気調和機の本体が吹き出す気流の向きそれぞれ表す図形群を気流図形パターン群として記憶するとともに、前記部屋の複数のエリアを表す図形を床面グリッドパターンとして記憶するリモートコントロール装置記憶部と、
    前記リモートコントロール装置記憶部が記憶している気流図形パターン群の中から、前記リモートコントロール装置受信部が受信した気流情報により示される気流の向きを表す気流図形パターンを選択するリモートコントロール装置処理部と、
    前記リモートコントロール装置処理部が選択した気流図形パターンと、前記リモートコントロール装置記憶部が記憶している床面グリッドパターンとを重ねて、前記空気調和機の本体が前記部屋のどのエリアに気流を吹き出しているか画面に表示するリモートコントロール装置表示部と
    を備えたことを特徴とするリモートコントロール装置。
  2. 前記気流情報は、さらに、前記空気調和機の本体が吹き出す気流の強さを示す情報であり
    前記気流図形パターン群は、さらに、前記空気調和機の本体が吹き出す気流の強さをそれぞれ表す図形群であり、
    前記リモートコントロール装置処理部は、前記リモートコントロール装置記憶部が記憶している気流図形パターン群の中から、前記リモートコントロール装置受信部が受信した気流情報により示される気流の向き及び強さを表す気流図形パターンを選択することを特徴とする請求項1記載のリモートコントロール装置。
  3. 前記リモートコントロール装置受信部は、前記空気調和機の本体から、前記空気調和機の本体が検知した人体が存在する位置を示す情報を人***置情報として受信し、
    前記リモートコントロール装置記憶部は、人体を表す図形を人体図形パターンとして記憶し、
    前記リモートコントロール装置処理部は、前記リモートコントロール装置記憶部が記憶している床面グリッドパターンの中で、前記リモートコントロール装置受信部が受信した人***置情報により示される位置に対応する表示位置を計算し、
    前記リモートコントロール装置表示部は、さらに、前記画面に表示する床面グリッドパターンの、前記リモートコントロール装置処理部が計算した表示位置に前記リモートコントロール装置記憶部が記憶している人体図形パターンを表示することを特徴とする請求項1又は2に記載のリモートコントロール装置。
  4. 求項1から3のいずれか記載のリモートコントロール装置と、
    気流を吹き出す送風機と、前記送風機が吹き出す気流の上下方向の向きを調節する上下風向制御板と、前記送風機が吹き出す気流の左右方向の向きを調節する左右風向制御板と、前記部屋の温度分布測定する輻射センサと、前記輻射センサが測定した温度分布を基に、前記部屋の壁の位置と前記部屋の床の位置とを検知する部屋情報検知部と、前記部屋情報検知部が検知した壁の位置と床の位置とを基に、前記上下風向制御板と前記左右風向制御板とが調節する気流の向きを決定する空気調和機処理部と、前記空気調和機処理部が決定した気流の向きに合わせて前記上下風向制御板と前記左右風向制御板と制御する空気調和機出力部と前記空気調和機処理部が決定した気流の向きを示す情報を気流情報として前記リモートコントロール装置に送信する空気調和機送信部とを有する本体と
    を備えたことを特徴とする空気調和機。
JP2010184405A 2010-08-19 2010-08-19 空気調和機およびリモートコントロール装置 Expired - Fee Related JP5465133B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010184405A JP5465133B2 (ja) 2010-08-19 2010-08-19 空気調和機およびリモートコントロール装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010184405A JP5465133B2 (ja) 2010-08-19 2010-08-19 空気調和機およびリモートコントロール装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012042138A JP2012042138A (ja) 2012-03-01
JP5465133B2 true JP5465133B2 (ja) 2014-04-09

Family

ID=45898678

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010184405A Expired - Fee Related JP5465133B2 (ja) 2010-08-19 2010-08-19 空気調和機およびリモートコントロール装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5465133B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5885125B2 (ja) * 2012-04-16 2016-03-15 株式会社デンソー 車両用空調装置
JP5787842B2 (ja) * 2012-08-09 2015-09-30 三菱電機株式会社 空調用リモートコントローラー、室内機、及び空気調和システム
KR101947156B1 (ko) * 2012-10-12 2019-02-13 엘지전자 주식회사 공기 조화기
JP6170763B2 (ja) * 2013-07-05 2017-07-26 アズビル株式会社 表示装置および方法
US10739033B2 (en) 2015-08-06 2020-08-11 Mitsubishi Electric Corporation Air-conditioning apparatus
JP6956594B2 (ja) * 2017-11-01 2021-11-02 三菱電機株式会社 空気調和装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001041545A (ja) * 1999-08-03 2001-02-16 Toshiba Kyaria Kk 空気調和装置
JP4487809B2 (ja) * 2005-01-12 2010-06-23 三菱電機株式会社 空気調和装置
JP2008170133A (ja) * 2007-01-15 2008-07-24 Sharp Corp 空気調和機
JP4827798B2 (ja) * 2007-06-13 2011-11-30 三菱電機株式会社 空調用リモートコントローラおよび空気調和機並びに空気調和システム
JP2009058194A (ja) * 2007-09-03 2009-03-19 Sharp Corp 空気調和機の風向風量表示装置
JP5111445B2 (ja) * 2008-09-10 2013-01-09 三菱電機株式会社 空気調和機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012042138A (ja) 2012-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5465133B2 (ja) 空気調和機およびリモートコントロール装置
JP2014190686A (ja) 端末装置及びそれを備えた空調ユニット
JP5327756B2 (ja) 送風システム
EP2463595B1 (en) Air conditioning apparatus and control method thereof
JP2006220405A5 (ja)
JP6448796B2 (ja) 空気調和機
KR20100076560A (ko) 공기조화기 및 그 동작방법
JP6285166B2 (ja) 空気調和機
JP2015025564A (ja) 空気調和機
JP2015183964A (ja) 空気調和機、およびその室内機
JP7377333B2 (ja) 空気調和機
JP4333702B2 (ja) 空気調和機
JP2007139239A (ja) 空気調和機
JP2015190666A (ja) 空気調和機の室内機及びこれを用いた空気調和機
JP2007078270A (ja) 空調システム
KR20090080745A (ko) 공기조화기 및 그 동작방법
KR102337958B1 (ko) 이동형 공조장치
KR20010018554A (ko) 공기조화기의 풍향제어 방법
JP6933013B2 (ja) 空気調和装置用コントローラー及び空気調和システム
WO2019008642A1 (ja) 空気調和機
JP6178992B2 (ja) 空気調和機
JP2008170133A (ja) 空気調和機
JP2008188509A (ja) 除湿装置
WO2022054201A1 (ja) 空調システム、空調方法、および空調プログラム
JP5491965B2 (ja) 冷房システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120702

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130329

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130702

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130729

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131224

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140121

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5465133

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees