JP5464412B2 - 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムに関し、特に、ユーザの嗜好に適したコンテンツを正確に推薦することができるようにした情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムに関する。
コンテンツの評価方法としては、主に、「好き」または「嫌い」の2段階の順序尺度や5つ星の5段階の順序尺度を用いて評価する方法がある。
しかしながら、この評価方法では、ユーザがコンテンツのどのような側面に対して評価しているのかを認識することができない。また、コンテンツのある側面は好きだが別の側面は嫌いであるといった側面ごとの評価を認識することはできない。
一方、近年、自然言語で記述された文章の内容を解析する技術が考案されている(例えば、非特許文献1参照)。従って、この技術を利用すれば、ユーザにより入力された文章からコンテンツに対する評価を認識することができる。
例えば、ユーザにより入力された「曲Aのメロディが好きだ。」という文章から、ユーザが、「曲A」というコンテンツの「メロディ」という側面に対して「好きだ」という高い評価をしていることを認識することができる。
N. Kobayashi, "Opinion Mining from Web Documents: Extraction and Structurization", 人工知能学会論文誌, Vol. 22, No. 2, 2007,pp.227-238
しかしながら、このような技術はまだ成熟したものではない。また、自然言語で記述された文章には、言語特有の曖昧さや情報の省略が発生する。従って、このような技術は精度に問題がある場合が多い。そのため、この技術で認識された評価をそのままユーザの嗜好として利用し、ユーザの嗜好に適したコンテンツを正確に推薦することは難しい。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、ユーザの嗜好に適したコンテンツを正確に推薦することができるようにするものである。
本発明の一側面の情報処理装置は、ユーザから入力される順序尺度による所定のコンテンツに対する評価を明示評価として取得する明示評価情報取得手段と、前記ユーザから入力される前記所定のコンテンツに対する評価を言語で表現した評価文の言語情報から言語評価と前記言語評価の属性を取得する言語評価情報抽出手段と、前記属性に対応するコンテンツの特徴量、前記明示評価が肯定の評価と否定の評価のいずれであるか、および、前記言語評価が肯定の評価と否定の評価のいずれであるか基づいて、前記所定のコンテンツと推薦候補のコンテンツの類似度または距離の算出に用いるコンテンツの特徴量を決定し、その特徴量における前記所定のコンテンツと前記推薦候補のコンテンツの類似度または距離に基づいて、前記推薦候補のコンテンツを前記ユーザの嗜好に合ったコンテンツとして推薦する推薦手段とを備える情報処理装置である。
本発明の一側面の情報処理方法およびプログラムは、本発明の一側面の情報処理装置に対応する。
本発明の一側面においては、ユーザから入力される順序尺度による所定のコンテンツに対する評価が明示評価として取得され、ユーザから入力される所定のコンテンツに対する評価を言語で表現した評価文の言語情報から言語評価と言語評価の属性が取得され、属性に対応するコンテンツの特徴量、明示評価が肯定の評価と否定の評価のいずれであるか、および、言語評価が肯定の評価と否定の評価のいずれであるか基づいて、所定のコンテンツと推薦候補のコンテンツの類似度または距離の算出に用いるコンテンツの特徴量が決定され、その特徴量における所定のコンテンツと推薦候補のコンテンツの類似度または距離に基づいて、推薦候補のコンテンツがユーザの嗜好に合ったコンテンツとして推薦される。
以上のように、本発明の一側面によれば、ユーザの嗜好に適したコンテンツを正確に推薦することができる。
本発明を適用した情報処理装置の第1実施の形態の構成例を示すブロック図である。 コンテンツの特徴量と最終評価値の例を示す図である。 図1の情報処理装置の学習処理を説明するフローチャートである。 図1の情報処理装置の推薦コンテンツ提示処理を説明するフローチャートである。 本発明を適用した情報処理装置の第2実施の形態の構成例を示すブロック図である。 属性-特徴量対応情報の例を示す図である。 入力画面の例を示す図である。 図5の情報処理装置の類似コンテンツ提示処理を説明する図である。 本発明を適用した情報処理装置の第3実施の形態の構成例を示すブロック図である。 図9の情報処理装置の学習処理を説明するフローチャートである。 コンピュータのハードウエアの構成例を示すブロック図である。
<第1実施の形態>
[情報処理装置の第1実施の形態の構成例]
図1は、本発明を適用した情報処理装置の第1実施の形態の構成例を示すブロック図である。
図1の情報処理装置10は、明示評価情報取得部11、評価文取得部12、言語評価情報抽出部13、明示評価・言語評価比較部14、主要評価情報決定部15、評価補正部16、嗜好学習部17、コンテンツ特徴量保持部18、および推薦提示部19により構成される。
明示評価情報取得部11は、ユーザから入力されたコンテンツに対する5つ星などの5段階の順序尺度による評価を受け付ける。具体的には、明示評価情報取得部11は、ユーザから入力された「1つ星」の評価を表す評価値「1」、「2つ星」の評価を表す評価値「2」、3つ星の評価を表す評価値「3」、「4つ星」の評価を表す評価値「4」、または「5つ星」の評価を表す評価値「5」を受け付ける。なお、星の数は、評価が高いほど多いものとする。
このような評価値は、ユーザがキーボードやマウス(いずれも図示せず)を操作することにより入力される。評価値は、平均が0になり、分散が1になるように正規化されるようにしてもよい。
また、明示評価情報取得部11は、入力が受け付けられた評価値を明示評価の評価値とし、その明示評価の評価値に基づいて、ユーザによる明示評価がポジティブな評価(肯定の評価)であるかネガティブな評価(否定の評価)であるかを判別する。
例えば、評価値が3より大きい場合、明示評価情報取得部11は、明示評価がポジティブな評価であると判別し、評価値が3以下である場合、明示評価情報取得部11は、明示評価がネガティブな評価であると判別する。明示評価情報取得部11は、判別結果を明示評価として明示評価・言語評価比較部14に供給する。
評価文取得部12は、ユーザからマイクやキーボード(いずれも図示せず)を用いて入力された、コンテンツに対する評価を言語で表現した評価文の言語情報を取得する。具体的には、評価文取得部12は、所定の音声認識技術を用いて、マイクから取得された評価文の音声を言語情報に変換し、取得する。また、評価文取得部12は、ユーザが運営するブログやユーザが指定した他人が運営するブログなどに記載された評価文の言語情報を取得する。評価文取得部12は、取得された評価文の言語情報を言語評価情報抽出部13に供給する。
言語評価情報抽出部13は、評価文取得部12から供給される評価文の言語情報から、評価に関する情報である評価情報を抽出する。例えば、言語評価情報抽出部13は、「曲Aのメロディがとても好きだ」という評価文の言語情報から、「曲A」というコンテンツの名称や「好き」という評価を評価情報として抽出する。
また、言語評価情報抽出部13は、抽出された評価情報に基づいて、評価文における評価が、ポジティブな評価であるかネガティブな評価であるかを判別し、判別結果を言語評価として明示評価・言語評価比較部14に供給する。
なお、言語評価情報抽出部13は、評価文が現在再生中または情報閲覧中の着目しているコンテンツ(以下、対象コンテンツという)に対するものであるという前提で処理を行う。但し、評価文から評価対象のコンテンツを特定できるときには、そのコンテンツが対象コンテンツと一致するかどうかを確認するようにしてもよい。この場合、評価文から特定されるコンテンツが対象コンテンツと異なる場合には後段の処理が行われないようにする。
また、言語評価情報抽出部13は、評価文取得部12から供給される評価文にポジティブまたはネガティブな評価を表す単語が含まれていない場合、言語評価はポジティブな評価でもネガティブな評価でもないと判断する。そして、言語評価情報抽出部13は、明示評価・言語評価比較部14に何も供給せず、後段の処理は行われない。
明示評価・言語評価比較部14は、明示評価情報取得部11から供給される明示評価と、言語評価情報抽出部13から供給される言語評価の関係を認識する。例えば、明示評価と言語評価が両方ともポジティブな評価である場合、明示評価・言語評価比較部14は、明示評価と言語評価が一致しているという関係を認識する。一方、明示評価がネガティブな評価であり、言語評価がポジティブな評価である場合、または、明示評価がポジティブな評価であり、言語評価がネガティブな評価である場合、明示評価・言語評価比較部14は、明示評価と言語評価が一致していないという関係を認識する。明示評価・言語評価比較部14は、明示評価と言語評価の関係を評価補正部16に供給する。
主要評価情報決定部15は、明示評価と言語評価のうちのいずれかを、ユーザの真の評価を反映している主要評価として決定する。本実施の形態では、明示評価が予め主要評価として決定されている。主要評価情報決定部15は、主要評価として明示評価を評価補正部16に指定する。
評価補正部16は、明示評価・言語評価比較部14から供給される明示評価と言語評価の関係に基づいて、明示評価情報取得部11から供給される明示評価の評価値を補正し、補正された明示評価の評価値を最終評価値として嗜好学習部17に供給する。
嗜好学習部17は、評価補正部16から供給される最終評価値と、コンテンツ特徴量保持部18に保持されている対象コンテンツの特徴量を用いて嗜好学習を行う。
嗜好学習の第1の方法としては、コンテンツの特徴量を独立変数とし、最終評価値を従属変数とする線形回帰などにより、特徴量と最終評価値の関係を表す関係式を嗜好情報として学習する方法がある。なお、コンテンツが楽曲である場合、コンテンツの特徴量としては、音楽的または音声的な特徴、ジャンル、キーワード、ムードなどの名義的な値などがある。
また、嗜好学習の第2の方法としては、コンテンツの特徴量をベクトルで表し、ポジティブな評価を表す最終評価値に対応するコンテンツ群の平均ベクトル(以下、嗜好ベクトルという)を嗜好情報として学習する方法がある。この第2の方法の詳細は、特開2001−160955号公報に記載されている。
なお、嗜好学習部17が、第2の方法を用いて嗜好学習を行う場合、ポジティブな評価を表す最終評価値と同様に、ネガティブな評価を表す最終評価値に対応するコンテンツ群の平均ベクトル(以下、負の嗜好ベクトルという)を負の嗜好情報として作成するようにしてもよい。
嗜好学習部17は、作成された嗜好情報を推薦提示部19に供給する。コンテンツ特徴量保持部18は、各コンテンツの特徴量を保持している。
推薦提示部19は、嗜好学習部17から嗜好情報として関係式が供給される場合、その関係式と、コンテンツ特徴量保持部18に保持されているコンテンツの特徴量とに基づいて、ユーザがまだ評価していないコンテンツ(以下、未評価コンテンツという)の予測評価値を求める。また、推薦提示部19は、嗜好学習部17から嗜好情報として嗜好ベクトルが供給される場合、その嗜好ベクトルと未評価コンテンツの特徴量を表すベクトルの類似度または距離を求める。
そして、推薦提示部19は、予測評価値または類似度が大きい順、もしくは、距離が短い順に、未評価コンテンツの名称等のコンテンツに関する情報(以下、コンテンツ関連情報とういう)を、推薦コンテンツのコンテンツ関連情報として、図示せぬ表示部に表示させる。即ち、推薦提示部19は、ユーザの嗜好に合ったコンテンツを推薦し、そのコンテンツのコンテンツ関連情報を表示させる。
なお、情報処理装置10において、主要評価は予め決定されているのではなく、嗜好学習部17による嗜好学習の予測誤差によって決定されるようにしてもよい。
この場合、明示評価情報取得部11は、入力が受け付けられた評価値を主要評価情報決定部15にも供給する。また、言語評価情報抽出部13は、評価文における評価がポジティブな評価である場合、4以上5以下の評価値を主要評価情報決定部15に供給する。一方、評価文における評価がネガティブな評価である場合、言語評価情報抽出部13は、1以上3以下の評価値を主要評価情報決定部15に供給する。
なお、言語評価情報抽出部13は、評価文取得部12から供給される評価文から、言語評価の程度(以下、言語評価強度という)を認識できる場合には、その言語評価強度を保持しておき、言語評価強度に応じて評価値を上述した範囲内の値に設定する。例えば、言語評価情報抽出部13は、「曲Aのメロディがとても好きだ」という評価文の「とても」から高い言語評価強度を認識する。そして、例えば、言語評価強度が0から1までの範囲の値である場合、言語評価情報抽出部13は、言語評価強度を0.8とし、評価値を4.8(=4+0.8×(5−4))とする。
さらに、嗜好学習部17は、明示評価を用いた嗜好学習だけでなく、言語評価を用いた嗜好学習も行い、対象コンテンツに対する明示評価の評価値の予測値と言語評価の評価値の予測値を求める。
主要評価情報決定部15は、嗜好学習部17から供給される対象コンテンツの明示評価の評価値の予測値と、明示評価情報取得部11から供給される評価値とに基づいて予測誤差を求める。また、主要評価情報決定部15は、嗜好学習部17から供給される対象コンテンツの言語評価の評価値の予測値と、言語評価情報抽出部13から供給される評価値とに基づいて予測誤差を求める。そして、主要評価情報決定部15は、明示評価と言語評価のうちの予測誤差の小さい方を主要評価に決定する。
また、明示評価情報取得部11により受け付けられる順序尺度の段階は何段階であってもよい。例えば、順序尺度の段階が「好き」または「嫌い」の2段階である場合、明示評価情報取得部11は、ユーザから入力された「好き」の評価を表す評価値「1」、または「嫌い」の評価を表す評価値「−1」を受け付ける。そして、評価値が「1」である場合、明示評価情報取得部11は、明示評価がポジティブな評価であると判別し、評価値が「−1」である場合、明示評価がネガティブな評価であると判別する。
なお、以下では、嗜好学習部17が第2の方法で嗜好学習を行い、推薦提示部19が、嗜好情報に基づいて未評価コンテンツの類似度を求める場合について説明する。
[コンテンツの特徴量と最終評価値の例]
図2は、コンテンツの特徴量と最終評価値の例を示す図である。
図2に示すように、コンテンツが楽曲である場合、コンテンツ特徴量保持部18には、コンテンツの特徴量として、例えばスピード、明るさ、および音の密度が保持される。
図2の例では、楽曲Aのスピードが35、明るさが50、音の密度が84となっており、楽曲Bのスピードが70、明るさが58、音の密度が37となっている。楽曲Cのスピードが88、明るさが80、音の密度が20となっており、楽曲Dのスピードが50、明るさが60、音の密度が65となっている。
また、楽曲Eのスピードが60、明るさが75、音の密度が55となっており、楽曲Fのスピードが66、明るさが55、音の密度が40となっている。楽曲Gのスピードが38、明るさが20、音の密度が63となっており、楽曲Hのスピードが25、明るさが37、音の密度が42となっている。さらに、楽曲Iのスピードが73、明るさが59、音の密度が76となっている。
そして、楽曲A、楽曲B、楽曲C、楽曲D、および楽曲Eは、既にユーザにより評価されており、最終評価値は、それぞれ、2.0,3.5,5.5,1.5,4.0である。
この場合、嗜好学習部17が、例えば、最終評価値が3より大きいものをポジティブな評価を表す最終評価値であると判断すると、楽曲B、楽曲C、および楽曲Eの平均ベクトル(72.7,71,37.3)が嗜好ベクトルとなる。
そして、推薦提示部19は、例えば、未評価の楽曲F乃至Iそれぞれの特徴量を表すベクトルと嗜好ベクトルのユークリッド距離の逆数、0.057,0.014,0.017,0.025を類似度として求める。その結果、類似度が大きい順、即ち楽曲F、楽曲I、楽曲H、楽曲Gの順に、楽曲のコンテンツ関連情報がユーザに提示される。
なお、嗜好学習部17において負の嗜好情報が作成される場合、推薦提示部19は、未評価の楽曲F乃至Iのうち、負の嗜好情報とのユークリッド距離が近い楽曲のコンテンツ関連情報を提示しないようにしてもよい。
[情報処理装置の処理の説明]
図3は、図1の情報処理装置10の学習処理を説明するフローチャートである。この学習処理は、例えば、ユーザにより対象コンテンツに対する5段階の順序尺度と評価文が入力されたとき、開始される。
ステップS11において、明示評価情報取得部11は、ユーザからの5段階の順序尺度による評価の入力を受け付ける。ステップS12において、明示評価情報取得部11は、ステップS11で受け付けられた評価値を明示評価の評価値とし、その明示評価の評価値に基づいて、ユーザによる明示評価がポジティブな評価であるかネガティブな評価であるかを判別する。そして、明示評価情報取得部11は、判別結果を明示評価として明示評価・言語評価比較部14に供給する。
ステップS13において、評価文取得部12は、ユーザから入力された評価文の言語情報を取得する。ステップS14において、言語評価情報抽出部13は、評価文取得部12から供給される評価文の言語情報から評価情報を抽出する。
ステップS15において、言語評価情報抽出部13は、ステップS14において抽出された評価情報に基づいて、評価文における評価が、ポジティブな評価またはネガティブな評価であるかを判定する。
ステップS15で評価文における評価が、ポジティブな評価でもネガティブな評価でもないと判定された場合、処理は終了する。
一方、ステップS15で評価文における評価が、ポジティブな評価またはネガティブな評価であると判定された場合、言語評価情報抽出部13は、評価文における評価がポジティブな評価であるか、またはネガティブな評価であるかを表す判別結果を言語評価として明示評価・言語評価比較部14に供給する。
そして、ステップS16において、明示評価・言語評価比較部14は、明示評価情報取得部11から供給される明示評価と、言語評価情報抽出部13から供給される言語評価の関係を認識する。明示評価・言語評価比較部14は、明示評価と言語評価の関係を評価補正部16に供給する。
ステップS17において、主要評価情報決定部15は、明示評価を主要評価として決定し、主要評価として明示評価を評価補正部16に指定する。ステップS18において、評価補正部16は、明示評価・言語評価比較部14から供給される明示評価と言語評価の関係に基づいて、明示評価と言語評価が一致しているかどうかを判定する。
ステップS18で明示評価と言語評価が一致していると判定された場合、即ち、明示評価と言語評価が両方ともポジティブな評価であるか、または、両方ともネガティブな評価である場合、処理はステップS19に進む。
ステップS19において、評価補正部16は、主要評価である明示評価を強調するように、明示評価情報取得部11から供給される明示評価の評価値を補正する。
具体的には、例えば、明示評価と言語評価が両方ともポジティブな評価である場合、確実にユーザは対象コンテンツに対してポジティブな評価をしていると考えられる。従って、評価補正部16は、例えば、明示評価情報取得部11から供給される明示評価の評価値4に0.5を加えて4.5に変更する。
なお、評価補正部16は、明示評価の評価値の定数倍に変更するようにしてもよい。また、言語評価情報抽出部13が言語評価強度を認識する場合には、評価補正部16は、その言語評価強度に応じた度合で、補正の幅を設定するようにしてもよい。この場合、例えば、評価文に「とても」が含まれている場合、評価補正部16は、補正の幅を「とても」が含まれてない場合の加算値0.5より大きい0.8に設定する。
そして、評価補正部16は、補正後の評価値を最終評価値として嗜好学習部17に供給し、処理をステップS21に進める。
一方、ステップS18で明示評価と言語評価が一致していないと判定された場合、即ち、明示評価と言語評価のうちの一方がポジティブな評価であり、他方がネガティブな評価である場合、処理はステップS20に進む。
ステップS20において、評価補正部16は、主要評価である明示評価を弱めるように、即ち明示評価を中間的な評価に近づけるように、明示評価を補正する。
具体的には、例えば、明示評価がネガティブな評価であり、言語評価がポジティブな評価である場合、ユーザは、対象コンテンツを明示評価においてはやや低く評価しているものの高く評価している面もあると考えられる。従って、評価補正部16は、例えば、明示評価情報取得部11から供給される明示評価の評価値2を、評価値の中間値3に0.5だけ近づけた2.5に変更する。
なお、評価補正部16は、明示評価の評価値と評価値の中間値の差分の定数倍だけ中間値に近づけるようにしてもよい。この場合、補正後の明示評価の評価値は、中間値と、補正前の評価値から中間値を減算した値の定数倍とを加算した値となる。例えば、補正前の明示評価の評価値が2であり、定数が0.5である場合、補正後の明示評価の評価値は、2.5(=3+(2−3)×0.5)となる。ここで用いられる定数は、予め設定されていてもよいし、言語評価強度に応じて設定されてもよい。定数が言語評価強度に応じて設定される場合、言語評価強度に応じた度合で明示評価が弱められる。
そして、評価補正部16は、補正後の評価値を最終評価値として嗜好学習部17に供給し、処理をステップS21に進める。
ステップS21において、嗜好学習部17は、評価補正部16から供給される対象コンテンツの最終評価値を含む評価済みのコンテンツの最終評価値と、コンテンツ特徴量保持部18に保持されている対象コンテンツを含む評価済みのコンテンツの特徴量を用いて嗜好学習を行う。そして処理は終了する。
図4は、情報処理装置10の推薦コンテンツ提示処理を説明するフローチャートである。この推薦コンテンツ提示処理は、例えば、ユーザにより推薦コンテンツの提示が指示されたとき、開始される。
ステップS31において、推薦提示部19は、嗜好学習部17で作成されている嗜好ベクトルと、コンテンツ特徴量保持部18に保持されている未評価コンテンツの特徴量を表すベクトルの類似度を求める。
ステップS32において、推薦提示部19は、類似度が大きい順に、未評価コンテンツのコンテンツ関連情報を、推薦コンテンツのコンテンツ関連情報として、図示せぬ表示部に表示させる。そして処理は終了する。
以上のように、情報処理装置10は、明示評価と言語評価の関係に基づいてコンテンツを推薦する。従って、情報処理装置10は、明示評価および言語評価のいずれか一方に基づいてコンテンツを推薦する場合に比べて、ユーザの嗜好に適したコンテンツを確実に推薦することができる。
<第2実施の形態>
[情報処理装置の第2実施の形態の構成例]
図5は、本発明を適用した情報処理装置の第2実施の形態の構成例を示すブロック図である。
図5に示す構成のうち、図1の構成と同じ構成には同じ符号を付してある。重複する説明については適宜省略する。
図5の情報処理装置30の構成は、言語評価情報抽出部13、明示評価・言語評価比較部14、嗜好学習部17、推薦提示部19の代わりに言語評価情報抽出部31、明示評価・言語評価比較部32、嗜好学習部36、推薦提示部35が設けられている点、主要評価情報決定部15および評価補正部16が設けられていない点、および属性−特徴量対応情報保持部33と言語評価特徴量決定部34が新たに設けられている点が図1の構成と異なる。
情報処理装置30は、明示評価、言語評価、および、言語評価の評価属性に対応するコンテンツの特徴量に基づいて、対象コンテンツの特徴量のうちユーザにとって好ましい特徴量を決定する。そして、情報処理装置30は、その特徴量が類似するコンテンツのコンテンツ関連情報を、類似コンテンツのコンテンツ関連情報としてユーザに提示する。
なお、評価属性とは、コンテンツの側面を表すものであり、コンテンツの特徴量を表現することに適した単語である。例えば、対象コンテンツが楽曲である場合には、評価属性は、メロディ、声質、リズムなどであり、対象コンテンツが映画である場合には、評価属性は、ストーリー、雰囲気、BGM(Background music)などである。
情報処理装置30の言語評価情報抽出部31は、評価文取得部12から供給される評価文の言語情報から評価属性を含む評価情報を抽出し、保持する。例えば、言語評価情報抽出部31は、「曲Aのメロディがとても好きだ」という評価文の言語情報から、「曲A」というコンテンツの名称、「好き」という評価、および「メロディ」という評価属性を評価情報として抽出する。
なお、評価文から評価属性が抽出できなかった場合、例えば、評価文が「曲Aが好きだ」という文であり、評価属性を含んでいない場合には、言語評価情報抽出部31は、特徴量の入力を促す入力画面(後述する図7)を図示せぬ表示部に表示させる。そして、言語評価情報抽出部31は、入力画面においてユーザにより入力された情報から、特徴量を取得し、保持する。この特徴量は言語特徴量として、言語評価特徴量決定部34を介して推薦提示部35に供給される。
また、言語評価情報抽出部31は、図1の言語評価情報抽出部13と同様に、抽出された評価情報に基づいて、評価文における評価が、ポジティブな評価であるかネガティブな評価であるかを判別し、判別結果を言語評価として明示評価・言語評価比較部32に供給する。
さらに、言語評価情報抽出部31は、言語評価情報抽出部13と同様に、評価文取得部12から供給される評価文が、ポジティブな評価でもネガティブな評価でもない場合、明示評価・言語評価比較部32には何も供給せず、後段の処理は行われない。
明示評価・言語評価比較部32は、図1の明示評価・言語評価比較部14と同様に、明示評価情報取得部11から供給される明示評価と、言語評価情報抽出部31から供給される言語評価の関係を認識する。明示評価・言語評価比較部32は、明示評価と言語評価の関係を嗜好学習部36に供給する。また、明示評価・言語評価比較部32は、明示評価と言語評価を推薦提示部35に供給する。
属性−特徴量対応情報保持部33は、所定の評価属性とコンテンツの特徴量を対応付けたテーブルを属性-特徴量対応情報として保持する。
言語評価特徴量決定部34は、属性−特徴量対応情報保持部33に保持されている属性-特徴量対応情報の評価属性のうち、言語評価情報抽出部31で抽出された評価属性に類似する単語である評価属性に対応する特徴量を、言語評価特徴量として決定する。なお、類似の判定には、シソーラスなどが利用される。また、言語評価特徴量決定部34は、言語評価特徴量を推薦提示部35に供給する。
推薦提示部35は、類似コンテンツまたは推薦コンテンツのコンテンツ関連情報を図示せぬ表示部に表示させる。
具体的には、推薦提示部35は、明示評価・言語評価比較部32から供給される明示評価および言語評価と、言語評価特徴量決定部34から供給される言語評価特徴量とに基づいて、対象コンテンツと推薦候補のコンテンツの類似度または距離の算出に用いる特徴量(以下、注目特徴量という)を決定する。推薦提示部35は、コンテンツ特徴量保持部18に保持されている対象コンテンツと推薦候補のコンテンツの注目特徴量に基づいて類似度または距離を算出する。推薦提示部35は、類似度が大きい順に、または距離が短い順に、推薦候補のコンテンツのコンテンツ関連情報を、類似コンテンツのコンテンツ関連情報として図示せぬ表示部に表示させる。即ち、ユーザの嗜好に合ったコンテンツが類似コンテンツとしてユーザに推薦される。
なお、推薦提示部35は、類似コンテンツのコンテンツ関連情報を表示させるとき、そのコンテンツ関連情報とともに、注目特徴量以外の特徴量を表示させるようにしてもよい。この場合、例えば、対象コンテンツの名称が「曲I」であり、注目特徴量以外の特徴量が「音の密度」であるとき、「曲Iと音の密度以外で似ているコンテンツは○○です」といったメッセージが表示される。なお、「○○」は、類似コンテンツの名称である。
また、推薦提示部35は、図1の推薦提示部19と同様に、嗜好学習部36から嗜好情報として供給される嗜好ベクトルと未評価コンテンツの特徴量を表すベクトルの類似度を求める。そして、推薦提示部35は、類似度が大きい順に、未評価コンテンツのコンテンツ関連情報を、推薦コンテンツのコンテンツ関連情報として、図示せぬ表示部に表示させる。これにより、ユーザの嗜好に合ったコンテンツのコンテンツ関連情報が推薦コンテンツのコンテンツ関連情報としてユーザに提示される。
嗜好学習部36は、図1の主要評価情報決定部15、評価補正部16、および嗜好学習部17と同様の処理を行う。
なお、情報処理装置30には、嗜好学習部36が設けられなくてもよい。この場合、推薦提示部35は、類似コンテンツのコンテンツ関連情報を表示させる機能のみを有する。
また、以下では、推薦提示部35が類似度を算出する場合について説明する。
[属性-特徴量対応情報の例]
図6は、属性-特徴量対応情報の例を示す図である。
図6に示すように、属性-特徴量対応情報は、評価属性と特徴量とを対応付けたテーブルにより構成される。
図6の属性-特徴量対応情報では、評価属性「速さ」、「スピーディー」、「スピード」などに対応して特徴量「スピード」が対応付けられている。また、評価属性「明るい」、「陽気」などに対応して、特徴量「明るさ」が対応付けられている。さらに、評価属性「分厚い」などに対応して特徴量「音の密度」が対応付けられている。
この場合、例えば、言語評価情報抽出部31により評価属性「速さ」が抽出されると、言語評価特徴量決定部34は、属性-特徴量対応情報において評価属性「速さ」に対応付けられている特徴量「スピード」を言語評価特徴量に決定する。
[入力画面の例]
図7は、言語評価情報抽出部31により表示される入力画面の例を示す図である。
図7の入力画面には、「楽曲Aのどのような側面が好きですか?」というメッセージ、特徴量のリスト、および、OKボタンが表示される。また、特徴量のリストの左側には、各特徴量を選択するときにチェックされる選択ボックスが設けられる。
入力画面に表示される特徴量のリストとしては、属性−特徴量対応情報保持部33に登録されている特徴量のうちの対象コンテンツの種類(例えば、楽曲、映像など)に応じた特徴量が表示される。また、その特徴量の全てを表す「すべて」と、属性−特徴量対応情報保持部33に登録されていない特徴量を表す「その他」も表示される。
図7の例では、属性−特徴量対応情報保持部33に図6に示した属性-特徴量対応情報が保持されており、特徴量のリストには、その属性−特徴量対応情報の特徴量「スピード」、「明るさ」、および「音の密度」、並びに、「すべて」および「その他」が表示される。
図7に示すような入力画面が表示される場合、ユーザは、図示せぬキーボードやマウスなどを操作し、特徴量のリストに表示される特徴量「スピード」、「明るさ」、「音の密度」、「すべて」、および「その他」のうちの、対象コンテンツとしての楽曲Aの好きな側面である特徴量に対応する選択ボックスをチェックする。そして、ユーザは、OKボタンを操作する。これにより、言語評価情報抽出部31は、特徴量を取得する。なお、ユーザは、複数の選択ボックスを選択してもよい。
また、評価文から評価属性が抽出できなかった場合、図7の入力画面ではなく、評価属性を自由に入力するためのテキストエリアが表示されるようにしてもよい。この場合、言語評価情報抽出部31は、ユーザによりテキストエリアに入力された評価属性を取得し、言語評価特徴量決定部34に供給する。言語評価特徴量決定部34は、その評価属性を評価文から抽出された評価属性と同様に扱う。
[情報処理装置の処理の説明]
図8は、図5の情報処理装置30の類似コンテンツ提示処理を説明するフローチャートである。この類似コンテンツ提示処理は、例えば、類似コンテンツの提示が指示されたとき、開始される。
ステップS51乃至S53の処理は、図3のステップS11乃至S13の処理と同様であるので、説明は省略する。
ステップS54において、言語評価情報抽出部31は、評価文取得部12から供給される評価文の言語情報から、評価属性を含む評価情報を抽出する。
ステップS55において、言語評価情報抽出部31は、ステップS54において抽出された評価情報に基づいて、評価文における評価が、ポジティブな評価またはネガティブな評価であるかを判定する。
ステップS55で評価文における評価が、ポジティブな評価でもネガティブな評価でもないと判定された場合、処理は終了する。
一方、ステップS55で評価文における評価が、ポジティブな評価またはネガティブな評価であると判定された場合、言語評価情報抽出部31は、評価文における評価がポジティブな評価であるか、またはネガティブな評価であるかを表す判別結果を言語評価として明示評価・言語評価比較部32に供給する。
ステップS56において、明示評価・言語評価比較部32は、明示評価情報取得部11から供給される明示評価と、言語評価情報抽出部31から供給される言語評価の関係を認識する。そして、明示評価・言語評価比較部32は、明示評価と言語評価の関係を嗜好学習部36に供給する。また、明示評価・言語評価比較部32は、明示評価と言語評価を推薦提示部35に供給する。
ステップS57において、嗜好学習部36は、図3のステップS17乃至S21の処理と同様の処理を行うことにより、嗜好学習を行う。
ステップS58において、言語評価特徴量決定部34は、属性−特徴量対応情報保持部33に保持されている属性-特徴量対応情報の評価属性のうち、言語評価情報抽出部31で抽出された評価属性に類似する単語である評価属性に対応する特徴量を、言語評価特徴量として決定する。そして、言語評価特徴量決定部34は、言語評価特徴量を推薦提示部35に供給する。
ステップS59において、推薦提示部35は、明示評価・言語評価比較部32から供給される明示評価と言語評価に基づいて、明示評価がポジティブな評価であり、言語評価がネガティブな評価であるかどうかを判定する。
ステップS59で明示評価がポジティブな評価であり、言語評価がネガティブな評価であると判定された場合、処理はステップS60に進む。
ステップS60において、推薦提示部35は、言語評価特徴量以外の特徴量を注目特徴量とし、対象コンテンツと推薦候補のコンテンツの類似度を算出する。
具体的には、明示評価がポジティブな評価であり、言語評価がネガティブな評価である場合、ユーザは、言語評価特徴量以外の特徴量に関しては対象コンテンツのことを好ましいと感じていると考えられる。従って、推薦提示部35は、言語評価特徴量以外の特徴量を注目特徴量に決定し、対象コンテンツと推薦候補のコンテンツの類似度を算出する。
例えば、対象コンテンツが図2の楽曲Iであり、言語評価特徴量が「音の密度」である場合、推薦提示部35は、楽曲Iの音の密度以外の特徴量を表すベクトルと、推薦候補のコンテンツとしての楽曲F乃至楽曲Hの音の密度以外の特徴量を表すベクトルとのユークリッド距離の逆数を類似度として計算する。その結果、楽曲F乃至楽曲Hとの類似度は、それぞれ0.12,0.017,0.019となる。
なお、推薦提示部35は、類似度の算出に言語評価特徴量を利用しないのではなく、対象コンテンツの言語評価特徴量を補正して類似度の計算を行うようにしてもよい。
この場合、例えば、全コンテンツの音の密度の平均値が50であるとき、推薦提示部35は、楽曲Iの音の密度76を、その平均値を挟んだ反対側の値である24に補正する。そして、推薦提示部35は、補正後の楽曲Iの特徴量を表すベクトル(73,59,24)と、推薦候補のコンテンツの特徴量を表すベクトルのユークリッド距離の逆数を類似度として計算する。
なお、推薦提示部35は、嗜好ベクトルを用いて言語評価特徴量を補正してもよい。この場合、例えば、嗜好ベクトルが(72.7,71,37.3)であるとき、推薦提示部35は、楽曲Iの音の密度を、嗜好ベクトルが表す音の密度37.3に補正する。そして、推薦提示部35は、補正後の楽曲Iの特徴量を表すベクトル(73,59,37.3)と、推薦候補のコンテンツの特徴量を表すベクトルのユークリッド距離の逆数を類似度として計算する。
一方、ステップS59で明示評価がポジティブな評価であり、言語評価がネガティブな評価ではないと判定された場合、処理はステップS61に進む。ステップS61において、推薦提示部35は、明示評価・言語評価比較部32から供給される明示評価と言語評価に基づいて、明示評価がネガティブな評価であり、言語評価がポジティブな評価であるかどうかを判定する。
ステップS61で明示評価がネガティブな評価であり、言語評価がポジティブな評価であると判定された場合、処理はステップS62に進む。ステップS62において、嗜好提示部35は、言語評価特徴量を注目特徴量とし、対象コンテンツと推薦候補のコンテンツの類似度を算出する。
具体的には、明示評価がネガティブな評価であり、言語評価がポジティブな評価である場合、ユーザは、言語評価特徴量に関してのみ対象コンテンツのことを好ましいと感じていると考えられる。従って、推薦提示部35は、言語評価特徴量だけを注目特徴量に決定し、対象コンテンツと推薦候補のコンテンツの類似度を算出する。
例えば、対象コンテンツが図2の楽曲Gで、言語評価特徴量が「音の密度」である場合、推薦提示部35は、楽曲Gの音の密度を表すベクトルと、推薦候補のコンテンツとしての楽曲F、楽曲H、楽曲Iの音の密度を表すベクトルとのユークリッド距離の逆数を類似度として計算する。その結果、楽曲F、楽曲H、楽曲Iの類似度は、それぞれ0.043,0.048,0.077となる。
なお、推薦提示部35は、類似度の算出に言語評価特徴量のみを利用するのではなく、対象コンテンツの言語評価特徴量以外の特徴量を、明示評価がポジティブな評価であり、言語評価がネガティブな評価である場合と同様に補正して類似度の算出を行うようにしてもよい。
ステップS60またはS62の処理後、ステップS63において、推薦提示部35は、ステップS60またはS62で算出された類似度の大きい順に、推薦対象のコンテンツのコンテンツ関連情報を、類似コンテンツのコンテンツ関連情報として表示させる。そして処理は終了する。
また、ステップS61で、明示評価がネガティブな評価であり、言語評価がポジティブな評価ではないと判定された場合、即ち、明示評価と言語評価が両方ともポジティブな評価であるか、または、両方ともネガティブな評価である場合、処理は終了する。
なお、ユーザにより入力された評価値が3以上である場合、明示評価情報取得部11は、明示評価がポジティブな評価であると判定し、3である場合明示評価がポジティブな評価でもネガティブな評価でもないと判定し、3より小さい場合明示評価がネガティブな評価であると判定するようにしてもよい。この場合、明示評価がポジティブな評価でもネガティブな評価でもないとき、明示評価がポジティブな評価である場合と同様の処理が行われる。即ち、言語評価がネガティブな評価である場合、言語評価特徴量以外の特徴量を注目特徴量として類似度が計算され、言語評価がポジティブな評価、または、ポジティブな評価でもネガティブな評価でもない場合、類似度は計算されない。
以上のように、情報処理装置30は、言語評価特徴量、明示評価、および言語評価に基づいて注目特徴量を決定し、その注目特徴量における対象コンテンツと推薦候補のコンテンツの類似度に基づいて、推薦候補のコンテンツを類似コンテンツとして推薦する。従って、情報処理装置30は、明示評価および言語評価のいずれか一方に基づいてコンテンツを推薦する場合に比べて、ユーザの嗜好に適したコンテンツを確実に推薦することができる。
<第3実施の形態>
[情報処理装置の第3の実施の形態の構成例]
図9は、本発明を適用した情報処理装置の第3実施の形態の構成例を示すブロック図である。
図9に示す構成のうち、図1や図5の構成と同じ構成には同じ符号を付してある。重複する説明については適宜省略する。
図9の情報処理装置50は、推薦提示部35、嗜好学習部36の代わりに推薦提示部19、嗜好学習部51が設けられている点が図5の構成と異なる。
情報処理装置50は、明示評価、言語評価、および言語評価の評価属性に対応するコンテンツの特徴量に基づいて嗜好学習の方法を決定し、その方法で嗜好学習を行う。そして、情報処理装置50は、その嗜好学習により作成された嗜好情報に基づいて推薦コンテンツをユーザに提示する。
具体的には、嗜好学習部51は、図1の主要評価情報決定部15と同様に、明示評価と言語評価のうちの明示評価を主要評価として決定する。また、嗜好学習部51は、図1の評価補正部16と同様に、明示評価・言語評価比較部32により認識された明示評価と言語評価の関係に基づいて、明示評価情報取得部11から供給される明示評価の評価値を補正し、補正された明示評価の評価値を最終評価値とする。
また、嗜好学習部51は、明示評価・言語評価比較部32から出力される明示評価および言語評価、並びに、言語評価特徴量決定部34により決定された言語評価特徴量に基づいて、嗜好学習の方法を決定する。なお、嗜好学習部51における嗜好学習の方法は、上述した第2の方法を基本とする方法である。
嗜好学習部51は、決定された嗜好学習の方法で、最終評価値と、コンテンツ特徴量保持部18により保持されている対象コンテンツの特徴量に基づいて、嗜好学習を行う。嗜好学習部51は、嗜好学習により作成された嗜好ベクトルを嗜好情報として推薦提示部19に供給する。
[情報処理装置の処理の説明]
図10は、図9の情報処理装置50の学習処理を説明するフローチャートである。この学習処理は、例えば、ユーザにより対象コンテンツに対する5段階の順序尺度と評価文が入力されたとき、開始される。
図10のステップS71乃至S76の処理は、図3のステップS11乃至S16の処理と同様であるので、説明は省略する。
ステップS76の処理後、ステップS77において、言語評価特徴量決定部34は、属性−特徴量対応情報保持部33に保持されている属性-特徴量対応情報の評価属性のうち、言語評価情報抽出部31で抽出された評価属性に類似する単語である評価属性に対応する特徴量を、言語評価特徴量として決定する。そして、言語評価特徴量決定部34は、言語評価特徴量を嗜好学習部51に供給する。
ステップS78において、嗜好学習部51は、明示評価・言語評価比較部32から供給される明示評価と言語評価に基づいて、明示評価がポジティブな評価であるかどうかを判定する。ステップS78で明示評価がポジティブな評価であると判定された場合、ステップS79において、嗜好学習部51は、明示評価・言語評価比較部32から供給される明示評価と言語評価に基づいて、言語評価がポジティブな評価であるかどうかを判定する。
ステップS79で言語評価がポジティブな評価であると判定された場合、即ち、明示評価と言語評価がポジティブな評価である場合、処理はステップS80に進む。ステップS80において、嗜好学習部51は、嗜好学習の方法を、対象コンテンツの言語評価特徴量に重み付けをして嗜好ベクトルを更新する言語評価特徴量重み付け方法に決定する。
言語評価特徴量重み付け方法について以下に説明する。
学習前の嗜好ベクトルをm=(m1,m2,・・・,mM)(但し、Mは特徴量の種類の数)とし、嗜好ベクトルの生成に用いられたコンテンツ群のコンテンツの個数をNpとし、対象コンテンツjの特徴量をfj=(fj1,fj2,・・・fjM)とすると、第2の方法では、以下の式(1)を用いて嗜好ベクトルが更新される。
Figure 0005464412
なお、式(1)において、mi´は学習後の嗜好ベクトルm´の各要素を表している。
また、嗜好ベクトルm´の生成に用いられたコンテンツ群のコンテンツの個数Np´は、以下の式(2)で表される。
p´=Np+1・・・(2)
これに対して、言語評価特徴量重み付け方法では、言語評価特徴量mkは以下の式(3)を用いて更新され、言語評価特徴量mk以外の特徴量miは上述した式(1)を用いて更新される。
Figure 0005464412
なお、式(3)において、定数βは1より大きい値である。式(3)によれば、学習後の嗜好ベクトルm´の言語評価特徴量mk´が、対象コンテンツjの言語評価特徴量fjkに、より近づく。従って、言語評価特徴量重み付け方法では、嗜好ベクトルの言語評価特徴量が強調されて学習される。ステップS80の処理後、処理はステップS84に進む。
一方、ステップS79で言語評価がポジティブな評価ではないと判定された場合、即ち明示評価がポジティブな評価であり、言語評価がネガティブな評価である場合、処理はステップS81に進む。ステップS81において、嗜好学習部51は、嗜好学習の方法を、嗜好ベクトルの言語評価特徴量以外の特徴量を式(1)を用いて更新する言語評価特徴量以外更新方法に決定する。この言語評価特徴量以外更新方法では、嗜好ベクトルm´の言語評価特徴量mk´以外の特徴量mi´が対象コンテンツjの特徴量をfjiに近づく。ステップS81の処理後、処理はステップS84に進む。
また、ステップS78で明示評価がポジティブな評価ではないと判定された場合、即ち明示評価がネガティブな評価である場合、処理はステップS82に進む。ステップS82において、嗜好学習部51は、言語評価がポジティブな評価であるかどうかを判定する。
ステップS82で言語評価がポジティブな評価であると判定された場合、即ち明示評価がネガティブな評価であり、言語評価がポジティブな評価である場合、処理はステップS83に進む。
ステップS83において、嗜好学習部51は、嗜好学習の方法を言語評価特徴量のみを式(1)を用いて更新する言語評価特徴量のみ更新方法に決定する。この言語評価特徴量のみ更新方法では、嗜好ベクトルm´の言語評価特徴量mk´のみが対象コンテンツjの特徴量をfjkに近づく。ステップS83の処理後、処理はステップS84に進む。
ステップS84において、嗜好学習部51は、ステップS80乃至S83のいずれかの処理で決定された嗜好学習の方法で嗜好学習を行い、処理を終了する。
一方、ステップS82で言語評価がポジティブな評価ではないと判定された場合、即ち明示評価と言語評価の両方がネガティブな評価である場合、処理は終了する。
なお、嗜好学習部51は、負の嗜好ベクトルも学習する場合、明示評価と言語評価の両方がネガティブな評価であるとき、負の嗜好ベクトルの言語評価特徴量を式(3)と同様の式を用いて更新し、言語評価特徴量以外の特徴量を式(1)と同様の式を用いて更新する。これにより、負の嗜好ベクトルの言語評価特徴量が強調されて学習される。
情報処理装置50の推薦コンテンツ提示処理は、図4に示した推薦コンテンツ提示処理と同様であるので、説明は省略する。
以上のように、情報処理装置50は、言語評価特徴量、明示評価、および言語評価に基づいて嗜好学習の方法を決定し、その方法の嗜好学習によって作成された嗜好情報に基づいてコンテンツを推薦する。従って、情報処理装置50は、明示評価および言語評価のいずれか一方に基づいてコンテンツを推薦する場合に比べて、ユーザの嗜好に適したコンテンツを確実に推薦することができる。
なお、上述した説明では、情報処理装置30および50において、嗜好学習に用いられる評価値が、明示評価と言語評価の関係に基づいて補正された主要評価の評価値であるようにしたが、嗜好学習に用いられる評価値は、明示評価の評価値または言語評価の評価値そのものであってもよい。
また、本発明は、推薦コンテンツや類似コンテンツのコンテンツ関連情報を提示する装置だけでなく、推薦コンテンツや類似コンテンツを録画する録画装置にも適用することができる。
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行することもできるし、ソフトウエアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行する場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、コンピュータにインストールされる。ここで、コンピュータには、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータや、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどが含まれる。
図11は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータのハードウエアの構成例を示すブロック図である。
コンピュータにおいて、CPU(Central Processing Unit)201,ROM(Read Only Memory)202,RAM(Random Access Memory)203は、バス204により相互に接続されている。
バス204には、さらに、入出力インタフェース205が接続されている。入出力インタフェース205には、入力部206、出力部207、記憶部208、通信部209、及びドライブ210が接続されている。
入力部206は、キーボード、マウス、マイクロフォンなどよりなる。出力部207は、ディスプレイ、スピーカなどよりなる。記憶部208は、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる。通信部209は、ネットワークインタフェースなどよりなる。ドライブ210は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリなどのリムーバブルメディア211を駆動する。
以上のように構成されるコンピュータでは、CPU201が、例えば、記憶部208に記憶されているプログラムを、入出力インタフェース205及びバス204を介して、RAM203にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
コンピュータ(CPU201)が実行するプログラムは、例えば、パッケージメディア等としてのリムーバブルメディア211に記録して提供することができる。また、プログラムは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供することができる。
コンピュータでは、プログラムは、リムーバブルメディア211をドライブ210に装着することにより、入出力インタフェース205を介して、記憶部208にインストールすることができる。また、プログラムは、有線または無線の伝送媒体を介して、通信部209で受信し、記憶部208にインストールすることができる。その他、プログラムは、ROM202や記憶部208に、あらかじめインストールしておくことができる。
なお、本明細書において、プログラム記録媒体に格納されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
10 情報処理装置, 11 明示評価情報取得部, 13 言語評価情報抽出部, 15 主要評価情報決定部, 16 評価補正部, 17 嗜好学習部, 19 推薦提示部, 30 情報処理装置, 31 言語評価情報抽出部, 35 推薦提示部, 36 嗜好学習部, 50 情報処理装置, 51 嗜好学習部

Claims (8)

  1. ユーザから入力される順序尺度による所定のコンテンツに対する評価を明示評価として取得する明示評価情報取得手段と、
    前記ユーザから入力される前記所定のコンテンツに対する評価を言語で表現した評価文の言語情報から言語評価と前記言語評価の属性を取得する言語評価情報抽出手段と、
    前記属性に対応するコンテンツの特徴量、前記明示評価が肯定の評価と否定の評価のいずれであるか、および、前記言語評価が肯定の評価と否定の評価のいずれであるか基づいて、前記所定のコンテンツと推薦候補のコンテンツの類似度または距離の算出に用いるコンテンツの特徴量を決定し、その特徴量における前記所定のコンテンツと前記推薦候補のコンテンツの類似度または距離に基づいて、前記推薦候補のコンテンツを前記ユーザの嗜好に合ったコンテンツとして推薦する推薦手段と
    を備える情報処理装置。
  2. 前記推薦手段は、前記明示評価が肯定の評価であり、前記言語評価が否定の評価である場合、前記属性に対応する特徴量以外の特徴量を前記類似度または距離の算出に用いる特徴量として決定し、前記明示評価が否定の評価であり、前記言語評価が肯定の評価である場合、前記属性に対応する特徴量を、前記類似度または距離の算出に用いる特徴量として決定する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記明示評価が肯定の評価と否定の評価のいずれであるかと、前記言語評価が肯定の評価と否定の評価のいずれであるかとに基づいて、前記明示評価と前記言語評価のうちのいずれかである主要評価を補正する評価補正手段と、
    前記評価補正手段により補正された前記主要評価を用いて、前記嗜好を学習する嗜好学習手段と
    をさらに備え、
    前記推薦手段はまた、前記嗜好学習手段による学習により作成された前記嗜好を表す嗜好情報に基づいて、前記ユーザの嗜好に合ったコンテンツを推薦する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記評価補正手段は、前記明示評価と前記言語評価が両方とも肯定の評価であるか、または、両方とも否定の評価である場合、前記主要評価を強調するように前記主要評価を補正し、前記明示評価と前記言語評価のうちの一方が肯定の評価であり、他方が否定の評価である場合、前記主要評価を弱めるように前記主要評価を補正する
    請求項に記載の情報処理装置。
  5. 前記言語評価情報抽出手段はまた、前記評価文の前記言語情報から前記言語評価の強度を取得し、
    前記評価補正手段は、前記明示評価と前記言語評価が両方とも肯定の評価であるか、または、両方とも否定の評価である場合、前記言語評価の強度に応じた度合で前記主要評価を強調するように前記主要評価を補正し、前記明示評価と前記言語評価のうちの一方が肯定の評価であり、他方が否定の評価である場合、前記言語評価の強度に応じた度合で前記主要評価を弱めるように前記主要評価を補正する
    請求項に記載の情報処理装置。
  6. 前記明示評価と前記言語評価のうちのいずれかを前記主要評価に決定する決定手段
    をさらに備え、
    前記嗜好学習手段は、前記明示評価を用いて前記嗜好を学習するとともに、前記言語評価を用いて前記嗜好を学習し、
    前記決定手段は、前記明示評価を用いた学習により作成された前記嗜好情報に基づく前記所定のコンテンツの予測評価と前記明示評価の予測誤差、および、前記言語評価を用いた学習により作成された前記嗜好情報に基づく前記所定のコンテンツの予測評価と前記言語評価の予測誤差に基づいて、前記主要評価を決定する
    請求項に記載の情報処理装置。
  7. 情報処理装置が、
    ユーザから入力される順序尺度による所定のコンテンツに対する評価を明示評価として取得する明示評価情報取得ステップと、
    前記ユーザから入力される前記所定のコンテンツに対する評価を言語で表現した評価文の言語情報から言語評価と前記言語評価の属性を取得する評価文取得ステップと、
    前記属性に対応するコンテンツの特徴量、前記明示評価が肯定の評価と否定の評価のいずれであるか、および、前記言語評価が肯定の評価と否定の評価のいずれであるか基づいて、前記所定のコンテンツと推薦候補のコンテンツの類似度または距離の算出に用いるコンテンツの特徴量を決定し、その特徴量における前記所定のコンテンツと前記推薦候補のコンテンツの類似度または距離に基づいて、前記推薦候補のコンテンツを前記ユーザの嗜好に合ったコンテンツとして推薦する推薦ステップと
    を含む情報処理方法。
  8. コンピュータに、
    ユーザから入力される順序尺度による所定のコンテンツに対する評価を明示評価として取得する明示評価情報取得ステップと、
    前記ユーザから入力される前記所定のコンテンツに対する評価を言語で表現した評価文の言語情報から言語評価と前記言語評価の属性を取得する評価文取得ステップと、
    前記属性に対応するコンテンツの特徴量、前記明示評価が肯定の評価と否定の評価のいずれであるか、および、前記言語評価が肯定の評価と否定の評価のいずれであるか基づいて、前記所定のコンテンツと推薦候補のコンテンツの類似度または距離の算出に用いるコンテンツの特徴量を決定し、その特徴量における前記所定のコンテンツと前記推薦候補のコンテンツの類似度または距離に基づいて、前記推薦候補のコンテンツを前記ユーザの嗜好に合ったコンテンツとして推薦する推薦ステップと
    を含む処理を実行させるためのプログラム。
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