JP5463657B2 - カメラ - Google Patents

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Description

本発明は、メインミラーおよびサブミラーを有する一眼レフタイプのカメラに関する。
撮像素子で繰り返し撮像することで得られる予備撮影画像(スルー画)をカメラボディの背面などに配設した表示装置に表示するように構成された一眼レフタイプのカメラが知られている。この従来のカメラでは、スルー画の取得に引き続き、記憶媒体への記録用の画像を取得するように撮影を行う場合、スルー画のコントラストに基づくコントラストAFによって撮影レンズの焦点調節を行っていた。しかし、コントラストAFによって撮影レンズの焦点調節をする場合、測距センサを用いた位相差AFによって撮影レンズの焦点調節をする場合と比べて、合焦に要する時間が長い。
この問題を解決するため、スルー画の取得に引き続き、記憶媒体への記録用の画像を取得するように撮影を行う場合であっても測距センサによる測距を可能とするために、ハーフミラーであるメインミラーの下端側が上端側よりも撮像素子側に近づくように撮影光路内で回動させて、メインミラーで反射された撮影光束(被写体光)が測距センサに導かれるように構成されたカメラが知られている(特許文献1参照)。
特開2004−264832号公報
しかし、上述した特許文献に記載のカメラでは、メインミラーで反射された被写体光が測距センサに導かれるようにするために、サブミラーをメインミラーの回動範囲から退避させなければならない。そのため、サブミラーの退避場所の確保やサブミラーを退避させるための駆動機構が必要となり、カメラの大型化やミラー駆動機構の複雑化を招く。
(1)請求項1に発明によるカメラは、撮影光路中に挿入されるダウン位置と、撮影光路から退避したアップ位置との2位置の間で駆動され、前記ダウン位置で、撮影レンズを透過した撮影光束を反射してファインダ光学系に導くとともに、一部の光束を透過させるメインミラーと、前記メインミラーのダウン位置で前記メインミラーを透過した撮影光束を反射する第1ダウン位置と、前記メインミラーのアップ位置であって、前記第1ダウン位置と略同一平面上で前記撮影レンズを透過した撮影光束を反射する第2ダウン位置と、撮影光路から退避した退避位置との間で駆動されるように前記メインミラーに支持され、一部の光束を透過させるサブミラーと、前記サブミラーが前記第1ダウン位置および前記第2ダウン位置で、前記サブミラーによって反射された撮影光束に基づいて撮影レンズによる焦点調節状態を検出する焦点検出手段と、前記撮影レンズを透過または前記サブミラーを透過した撮影光束を撮像する撮像素子と、前記メインミラーがアップ位置へ退避し、かつ、前記サブミラーが前記撮影光路から退避した状態で、撮影光束を前記撮像素子が撮像することで得られた被写体像の画像を画像データとして記憶媒体に記録させる記録手段と、を備え、ライブビュー撮影モードの際には、前記メインミラーをアップ位置に、前記サブミラーを第2ダウン位置に駆動し、前記焦点検出手段は、前記サブミラーで反射された撮影光束に基づいて撮影レンズによる焦点調節状態を検出し、前記撮像素子は、前記サブミラーを透過した撮影光束を撮像することを特徴とする。
(2)請求項2の発明は、請求項1に記載のカメラにおいて、前記メインミラーおよび前記サブミラーを駆動するミラー駆動手段と、前記撮像素子で予備的に繰り返して撮像することで得られる複数の画像の画像データに基づいて、被写体像の動きの有無を検出する動き検出手段と、前記動き検出手段で被写体像の動きがあることが検出されると、前記メインミラーがアップ位置へ退避し、かつ、前記サブミラーが前記第2ダウン位置になるように前記ミラー駆動手段を制御し前記サブミラーが前記撮影光路中に挿入された状態で、前記サブミラーを透過した撮影光束を撮像するように前記撮像素子を制御し前記サブミラーを透過した撮影光束を前記撮像素子が撮像することで得られた被写体像の画像を画像データとして記憶媒体に記録させるように前記記録手段を制御する制御手段とをさらに備えることを特徴とする。
(3)請求項3の発明は、請求項1に記載のカメラにおいて、前記メインミラーおよび前記サブミラーを駆動するミラー駆動手段と、撮影シーンに応じた撮影モードを設定するための撮影モード設定手段と、動きのある被写体の撮影に適した撮影モードが前記撮影モード設定手段で設定されたことが検出されると、前記メインミラーがアップ位置へ退避し、かつ、前記サブミラーが前記第2ダウン位置になるように前記ミラー駆動手段を制御し前記サブミラーが前記撮影光路中に挿入された状態で、前記サブミラーを透過した撮影光束を撮像するように前記撮像素子を制御し前記サブミラーを透過した撮影光束を前記撮像素子が撮像することで得られた被写体像の画像を画像データとして記憶媒体に記録させるように前記記録手段を制御する制御手段とをさらに備えることを特徴とする。
(4)請求項4の発明は、請求項1に記載のカメラにおいて、前記制御手段は、前記動き検出手段で被写体像の動きがないことが検出されると、前記メインミラーがアップ位置へ退避し、かつ、前記サブミラーが前記撮影光路から退避した状態となるように前記ミラー駆動手段を制御し、前記メインミラーがアップ位置へ退避し、かつ、前記サブミラーが前記撮影光路から退避した状態で、撮影光束を撮像するように前記撮像素子を制御し、前記メインミラーがアップ位置へ退避し、かつ、前記サブミラーが前記撮影光路から退避した状態で、撮影光束を前記撮像素子が撮像することで得られた被写体像の画像を画像データとして記憶媒体に記録させるように前記記録手段を制御することを特徴とする。
(5)請求項5の発明は、請求項3に記載のカメラにおいて、前記制御回路は、動きのない被写体の撮影に適した撮影モードが前記撮影モード設定手段で設定されたことが検出されると、前記メインミラーがアップ位置へ退避し、かつ、前記サブミラーが前記撮影光路から退避した状態となるように前記ミラー駆動手段を制御し、前記メインミラーがアップ位置へ退避し、かつ、前記サブミラーが前記撮影光路から退避した状態で、撮影光束を撮像するように前記撮像素子を制御し、前記メインミラーがアップ位置へ退避し、かつ、前記サブミラーが前記撮影光路から退避した状態で、撮影光束を前記撮像素子が撮像することで得られた被写体像の画像を画像データとして記憶媒体に記録させるように前記記録手段を制御することを特徴とする。
(6)請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載のカメラにおいて、前記撮影レンズの焦点調節を行う焦点調節手段をさらに備え、前記サブミラーが前記第2ダウン位置に駆動された状態で、前記サブミラーを透過した撮影光束を前記撮像素子で撮像する場合には、前記焦点検出手段が検出した焦点調節状態に基づいて前記撮影レンズの焦点調節を行い、次いで、前記撮像素子で予備的に繰り返して撮像することで得られる画像のコントラストに基づいて前記撮影レンズの焦点調節を行うように、前記焦点調節手段を制御する焦点調節制御手段をさらに備えることを特徴とする。
(7)請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載のカメラにおいて、前記メインミラーがアップ位置へ退避し、かつ、前記サブミラーが前記第2ダウン位置に駆動された状態で、前記ファインダ光学系から前記撮影光路中への光を遮光する遮光手段をさらに備えることを特徴とする。
本発明によれば、カメラの大型化やミラー駆動機構の複雑化を防止できる。
図1〜5を参照して、本発明を適用したカメラの一実施の形態を説明する。図1は、本発明によるカメラであるカメラボディ100と撮影レンズ200の断面を模式的に示す図であり、通常撮影時におけるレリーズ開始前の状態を示している。カメラボディ100には、レンズマウント11の後方に撮影光路を形成するミラーボックス20が設けられ、その後方にシャッター1が、さらにその後方に撮像ユニット70が配置される。またミラーボックス20の上方には、ファインダ光学系60が配置される。シャッター1は撮影開口を開放および遮光する不図示の先幕遮光羽根群および後幕遮光羽根群を有する。
レンズマウント11にはレンズ群201を備えた交換レンズ(撮影レンズ)200が装着され、撮影レンズ200を透過した被写体光(撮影光束)は、レンズマウント11の開口からミラーボックス20内に入射する。ミラーボックス20内にはミラーユニット300が配置されている。ミラーユニット300については後に詳述する。
撮像ユニット70には、撮像素子71と、撮像素子71の前面に配設された光学フィルタ72とが一体的に設けられている。撮像素子71は、たとえばCCDイメージセンサなどによって構成される。撮像素子71は、撮影レンズ200を通過した被写体光による像を撮像し、撮像信号(アナログ撮像信号)を出力する。
ミラーボックス20の下方の空間には、AFモジュール51が配置される。また、ミラーボックス20の上方のファインダ光学系60には、測光ユニット80が設けられている。AFモジュール51は、公知の位相差検出方式のAFセンサを備えており、撮影レンズ200のレンズ群201による焦点調節状態を検出する焦点検出時に用いられる。測光ユニット80は、ファインダ光学系60のペンタプリズム61の後方に設けられており、ファインダ光学系60に入射した被写体光を受光して光電変換する素子を含み、その光電変換出力が測光に利用される。カメラボディ100の背面側には、撮影時の各種情報やスルー画などを表示するモニター107が配設されている。モニター107は、たとえば液晶表示装置(LCD)などの表示装置である。なお、スルー画(スルー画像、またはライブビュー画像とも呼ぶ)は、記憶媒体への記録用の画像を取得するための撮影(本撮影)の前段階として撮像素子71で繰り返し撮像することで取得される予備撮影画像である。
図2は、カメラボディ100の各部を制御する回路構成を示す図である。カメラボディ100の制御回路は、CPU101と、撮像素子駆動回路103と、AFE(Analog Front End 回路)104と、A/D変換回路105と、ASIC106と、画像表示回路108と、ライブビュースイッチ109と、半押し操作スイッチ110と、全押し操作スイッチ111とを備えている。また、カメラボディ100の制御回路は、AF回路112と、AFレンズ駆動回路114と、ミラー駆動回路116と、シャッター駆動回路118とを備えている。CPU101は、各部から出力される信号を入力して所定の演算を行い、演算結果に基づく制御信号を各部へ出力する。撮像素子駆動回路103は、CPU101から送出される指示に応じて、撮像素子71による被写体像の撮像を制御する。
AFE104は、ISO感度の調整など、撮像素子71から出力されたアナログ撮像信号の処理を行う。A/D変換回路105は、AFE104から出力されたアナログ撮像信号をデジタル信号に変換してASIC106に出力する。ASIC106は、A/D変換回路105から出力されたデジタル変換後の画像データにホワイトバランス処理などの画像処理を行うほか、画像サイズの変更や、画像処理後の画像データを所定の形式で圧縮する圧縮処理、圧縮された画像データを伸長する伸長処理などを行う。
画像表示回路108は、CPU101から出力される信号に基づいて、モニター107の表示制御を行う。ライブビュースイッチ109は、ライブビュー撮影モードと通常の撮影モード(通常撮影モード)とを切り替えるためのスイッチであり、不図示の撮影モード切り替えボタンの操作に連動した操作信号をCPU101に出力する。なお、ライブビュー撮影モードとは、モニター107にライブビュー画像を表示させた状態で撮影を行う撮影モードのことである。
半押し操作スイッチ110は、不図示のレリーズボタンが半押し操作されると半押し操作信号をCPU101に出力するスイッチである。全押し操作スイッチ111は、不図示のレリーズボタンが全押し操作されると全押し操作信号をCPU101に出力するスイッチである。AF回路112は、AFモジュール51から出力される信号に基づいて、焦点評価値(コントラスト値)を得てCPU101に出力する。AFレンズ駆動回路114は、CPU101から出力される信号に基づいて、撮影レンズ200のレンズ群201による焦点調節状態を制御する。ミラー駆動回路116は、CPU101から出力される信号に基づいて、ミラーユニット300の駆動を制御する。シャッター駆動回路118は、CPU101から出力される信号に基づいて、シャッター1の開閉を制御する。
−−−ミラーユニット300−−−
ミラーユニット300は、メインミラーユニット310と、サブミラーユニット320とを有する。メインミラーユニット310は、メインミラー(第1ミラー)311と、第1ミラー311の支持部材312とを備えている。第1ミラー311は、ハーフミラーであり、入射した撮影光束の一部を反射し、一部を透過させる。支持部材312は、第1ミラー311を支持する部材であり、支持部材312の前面側に第1ミラー311が取り付けられている。支持部材312の一端側は、ミラーボックス20後部においてカメラ横方向の軸X回りに回動可能に支持されている。
図1に示すように、メインミラーユニット310が軸Xを中心に図示反時計方向に最も回動された位置を観察位置(ミラーダウン位置またはダウン位置)と呼び、後に詳述する図3,4に示すように、図示時計方向に最も回動された位置を通常撮影位置(ミラーアップ位置またはアップ位置)と呼ぶ。ダウン位置では、メインミラーユニット310は撮影光路中に挿入されて、撮影レンズ200を透過した撮影光束を第1ミラー311が反射してファインダ光学系60に導くとともに、一部の光束を第1ミラー311が後方に透過させてサブミラーユニット320に導く。アップ位置では、メインミラーユニット310は撮影光路中から退避する。
支持部材312には、第1ミラー311を透過した撮影光束をサブミラーユニット320に導くための開口である開口部313と、この開口部313を遮蔽および開放する遮光部材314(図示ハッチング部分)とが設けられている。遮光部材314は、カメラ横方向の軸314xを中心に、支持部材312に対して回動可能に軸支されている。遮光部材314は、メインミラーユニット310がダウン位置に回動されると、軸314xを中心に図示時計方向に回動して、開口部313を開放するように構成されている。遮光部材314は、メインミラーユニット310がアップ位置に回動されると、軸314xを中心に図示反時計方向に回動して、図3,4に示すように、開口部313を遮蔽するように構成されている。メインミラーユニット310がアップ位置に回動され、開口部313が遮光部材314で遮蔽されると、ミラーボックス20からの光がファインダ光学系60側に漏れないように、および、ファインダ光学系60からの光がミラーボックス20内に漏れないように構成されている。
サブミラーユニット320は、支持部材312の背面側に取り付けられており、サブミラー(第2ミラー)321と、第2ミラー321の不図示の支持部材(第2ミラー支持部材)とを備えている。第2ミラー321は、ハーフミラーであり、入射した撮影光束の一部を反射し、一部を透過させる。第2ミラー支持部材の一端側は、支持部材312の背面側においてカメラ横方向の軸321x回りに回動可能に支持されている。サブミラーユニット320は、メインミラーユニット310がダウン位置にある場合、およびアップ位置にある場合のそれぞれにおいて、撮影光路内に位置することができるように構成されている。また、サブミラーユニット320は、メインミラーユニット310がアップ位置にある場合に、撮影光路から退避できるようにも構成されている。
図1に示すように、メインミラーユニット310がダウン位置にあるときに、サブミラーユニット320は撮影光路内に位置して、第1ミラーを透過した撮影光束の一部を反射してAFモジュール51へ導き、一部を透過させて撮像素子71に導く。このときのサブミラーユニット320の位置を第1のダウン位置と呼ぶ。図3に示すように、メインミラーユニット310がアップ位置にあるときに、サブミラーユニット320が撮影光路内に留まると、第2ミラー321は撮影光束の一部を反射してAFモジュール51へ導き、一部を透過させて撮像素子71に導く。このときのサブミラーユニット320の位置を第2のダウン位置と呼ぶ。また、上述したように、メインミラーユニット310がアップ位置にあるときに、サブミラーユニット320は撮影光路から退避できるように構成されている。図4に示すように撮影光路から退避したときのサブミラーユニット320の位置を退避位置と呼ぶ。
なお、サブミラーユニット320は、第1のダウン位置と第2のダウン位置とで、AFモジュール51に入射する撮影光束の入射角度が略一致するように、第1のダウン位置と第2のダウン位置とで第2ミラー321が略同一平面(図1,3の平面S)に位置するように構成されている。ここで、図1に示すように、メインミラーユニット310がダウン位置にあり、サブミラーユニット320が第1のダウン位置にあるときの第1ミラー311と第2ミラー321とのなす角度α1とし、このときの第2ミラー321に入射する撮影光束と第2ミラー321で反射される撮影光束とのなす角度をβ1とする。図3に示すように、メインミラーユニット310がアップ位置にあり、サブミラーユニット320が第2のダウン位置にあるときの第1ミラー311と第2ミラー321とのなす角度α2とし、このときの第2ミラー321に入射する撮影光束と第2ミラー321で反射される撮影光束とのなす角度をβ2とする。角度α1とα2とは異なる角度となるが、角度β1とβ2とは略同じ角度となる。
−−−通常撮影モード設定時の動作説明−−−
このように構成されるカメラボディ100では、撮影モードが通常撮影モードに設定されている場合には、次のように動作する。たとえば、不図示の電源スイッチがオンされると、CPU101は撮影モードを通常撮影モードに設定する。また、後述するようにライブビュー撮影モード設定時であっても、不図示の撮影モード切り替えボタンが操作されて、ライブビュースイッチ109からの操作信号を受信すると、CPU101は撮影モードを通常撮影モードに設定する。
通常撮影モードに設定されている場合、レリーズ動作開始前には、図1に示すように、メインミラーユニット310がダウン位置に、サブミラーユニット320が第1のダウン位置にそれぞれ位置している。これにより、撮影レンズ200を透過した撮影光束は、第1ミラー311で反射されてファインダ光学系60に導かれるとともに、一部の光束は第1ミラー311の後方に透過してサブミラーユニット320に導かれる。第1ミラーを透過した撮影光束は、その一部が第2ミラー321で反射されてAFモジュール51へ導かれ、一部が第2ミラー321を透過する。なお、レリーズ動作開始前には、シャッター1が閉じられているため、第2ミラー321を透過した撮影光束はシャッター1で遮られ、撮像素子71には届かない。撮影者は、ファインダ光学系60を通して被写体像を視認できる。
不図示のレリーズボタンが半押し操作されて、半押し操作スイッチ110から出力される半押し操作信号を受信すると、CPU101は、測光ユニット80の出力信号に基づいて公知の測光演算を行い、シャッタ速度(シャッタ秒時)、制御絞り値を算出する。また、半押し操作信号を受信すると、CPU101は、AF回路112から出力される焦点評価値の情報に基づいて公知の測光演算および位相差AFによる測距演算を行う。そして、CPU101は、撮影レンズ200のレンズ群201を駆動するための制御信号をAFレンズ駆動回路114に出力する。AFレンズ駆動回路114は、CPU101から出力される制御信号に基づいて、撮影レンズ200のレンズ群201による焦点調節状態を制御する。これにより、レンズ群201による焦点調節状態が位相差AFによって制御される。
次いで、不図示のレリーズボタンが全押し操作されて、全押し操作スイッチ111から出力される全押し操作信号を受信すると、CPU101は、メインミラーユニット310をアップ位置に、サブミラーユニット320を退避位置にそれぞれ移動するようにミラー駆動回路116に制御信号を出力する。ミラー駆動回路116は、CPU101から出力される制御信号に基づいて、メインミラーユニット310をアップ位置に、サブミラーユニット320を退避位置にそれぞれ移動するようにミラーユニット300の駆動を制御する。これにより、図4に示すように、メインミラーユニット310がアップ位置に、サブミラーユニット320が退避位置にそれぞれ移動するので、メインミラーユニット310およびサブミラーユニット320は、撮影レンズ200を透過した撮影光束を遮らない。
その後、CPU101は、先に算出した制御絞り値に撮影レンズ200の絞りが絞り込まれるように公知の絞り制御を行う。そして、先に算出したシャッタ秒時だけ撮像素子71が露光されて被写体像が撮像されるように、シャッター駆動回路118および撮像素子駆動回路103に制御信号を出力する。これにより、撮像素子71で被写体像が撮像される。撮像素子71で被写体像が撮像されると、AFE104、A/D変換回路105、およびASIC106でそれぞれ信号が処理される。CPU101は、ASIC106で処理された画像データを、たとえば着脱可能な不図示の記憶媒体に記録させる。
撮像素子71で被写体像が撮像されると、CPU101は、メインミラーユニット310をダウン位置に、サブミラーユニット320を第1のダウン位置にそれぞれ移動するようにミラー駆動回路116に制御信号を出力する。ミラー駆動回路116は、CPU101から出力される制御信号に基づいて、メインミラーユニット310をダウン位置に、サブミラーユニット320を第1のダウン位置にそれぞれ移動するようにミラーユニット300の駆動を制御する。これにより、図1に示すように、メインミラーユニット310がダウン位置に、サブミラーユニット320が第1のダウン位置にそれぞれ移動して、撮影開始前の状態に復帰する。CPU101は、シャッター1の先幕遮光羽根群および後幕遮光羽根群を撮影開始前の状態に戻すようにシャッター駆動回路118に制御信号を出力する。これにより、シャッター1の先幕遮光羽根群および後幕遮光羽根群がレリーズ動作開始前(撮影開始前)の状態に戻る。
−−−ライブビュー撮影モード設定時の動作説明−−−
撮影モードがライブビュー撮影モードに設定された場合には、カメラボディ100の各部は次のように動作する。不図示の電源スイッチがオンされて、上述したように撮影モードが通常撮影モードに設定されている時に、不図示の撮影モード切り替えボタンが操作されて、ライブビュースイッチ109からの操作信号を受信すると、CPU101は撮影モードをライブビュー撮影モードに設定する。撮影モードがライブビュー撮影モードに設定されると、CPU101は、メインミラーユニット310をアップ位置に、サブミラーユニット320を第2のダウン位置にそれぞれ移動するようにミラー駆動回路116に制御信号を出力する。ミラー駆動回路116は、CPU101から出力される制御信号に基づいて、メインミラーユニット310をアップ位置に、サブミラーユニット320を第2のダウン位置にそれぞれ移動するようにミラーユニット300の駆動を制御する。
これにより、図3に示すように、メインミラーユニット310がアップ位置に、サブミラーユニット320が第2のダウン位置にそれぞれ移動する。撮影レンズ200を透過した撮影光束は、メインミラーユニット310で遮られることなく第2ミラー321に到達し、一部が第2ミラー321で反射されてAFモジュール51へ導かれ、一部が第2ミラー321を透過する。CPU101は、シャッター1の先幕遮光羽根群だけを走行させて撮影開口を開放するようにシャッター駆動回路118に制御信号を出力する。これにより、第2ミラー321を透過した撮影光束が撮像素子71に到達する。なお、上述したように、メインミラーユニット310がアップ位置に回動されると開口部313が遮光部材314で遮蔽されるので、ファインダ光学系60からの光がミラーボックス20内に漏れず、撮像素子71はファインダ光学系60からの光の影響を受けることがない。
CPU101は、第2ミラー321を透過した撮影光束による被写体像を撮像素子71で繰り返し撮像することでスルー画を得るように各部を制御するとともに、得られたスルー画(ライブビュー画像)をモニター107に表示するように各部を制御する。撮影者は、モニター107に表示されたライブビュー画像を見ることで、被写体像を視認できる。
不図示のレリーズボタンが半押し操作されて、半押し操作スイッチ110から出力される半押し操作信号を受信すると、CPU101は、撮像素子71で繰り返し撮像することで得られたライブビュー画像に基づいて公知の測光演算を行い、シャッタ速度(シャッタ秒時)、制御絞り値を算出する。これは、上述したように、メインミラーユニット310がアップ位置に回動され、開口部313が遮光部材314で遮蔽されると、ミラーボックス20からの光がファインダ光学系60側に漏れないように構成されているため、測光ユニット80の出力信号に基づいて公知の測光演算を行うことができないからである。
また、半押し操作信号を受信すると、CPU101は、AF回路112から出力される焦点評価値の情報に基づいて公知の位相差AFによる測距演算を行う。そして、CPU101は、撮影レンズ200のレンズ群201を駆動するための制御信号をAFレンズ駆動回路114に出力する。AFレンズ駆動回路114は、CPU101から出力される制御信号に基づいて、撮影レンズ200のレンズ群201による焦点調節状態を制御する。これにより、レンズ群201による焦点調節状態が位相差AFによって制御される。
その後、CPU101は、撮像素子71で繰り返し撮像することで得られたライブビュー画像に基づいて、公知のコントラストAFによってレンズ群201による焦点調節状態を制御する。このように、本実施の形態のカメラボディ100では、撮影モードがライブビュー撮影モードに設定されていても、レンズ群201による焦点調節状態を位相差AFによって制御できる。また、位相差AFによる制御によってレンズ群201による焦点調節状態が適切に調節された後に、コントラストAFによる制御によってレンズ群201による焦点調節状態をさらに微調節できる。したがって、位相差AFによって撮影レンズ200のピントを素早く調節し、その後、コントラストAFによってさらに精度良く撮影レンズ200のピント調節ができる。すなわち、本実施の形態のカメラボディ100では、位相差AFによる合焦速度の向上と、コントラストAFによる合焦精度の向上とを両立できる。
次いで、不図示のレリーズボタンが全押し操作されて、全押し操作スイッチ111から出力される全押し操作信号を受信すると、CPU101は、サブミラーユニット320を退避位置に移動するようにミラー駆動回路116に制御信号を出力する。ミラー駆動回路116は、CPU101から出力される制御信号に基づいて、サブミラーユニット320を退避位置に移動するようにミラーユニット300の駆動を制御する。これにより、図4に示すように、メインミラーユニット310がアップ位置に、サブミラーユニット320が退避位置にそれぞれ移動するので、メインミラーユニット310およびサブミラーユニット320は、撮影レンズ200を透過した撮影光束を遮らない。
その後、CPU101は、先に算出した制御絞り値に撮影レンズ200の絞りが絞り込まれるように公知の絞り制御を行う。そして、先に算出したシャッタ秒時だけ撮像素子71が露光されて被写体像が撮像されるように、撮像素子駆動回路103に制御信号を出力する。これにより、撮像素子71で被写体像が撮像される。CPU101は、撮像後にシャッター1の後幕遮光羽根群を走行させて撮影開口を遮蔽するようにシャッター駆動回路118に制御信号を出力する。これにより、第2ミラー321を透過した撮影光束が遮光される。
撮像素子71で被写体像が撮像されると、AFE104、A/D変換回路105、およびASIC106でそれぞれ信号が処理される。CPU101は、ASIC106で処理された画像データを、たとえば着脱可能な不図示の記憶媒体に記録させる。
また、撮像素子71で被写体像が撮像されると、CPU101は、メインミラーユニット310をダウン位置に、サブミラーユニット320を第1のダウン位置にそれぞれ移動するようにミラー駆動回路116に制御信号を出力する。ミラー駆動回路116は、CPU101から出力される制御信号に基づいて、メインミラーユニット310をダウン位置に、サブミラーユニット320を第1のダウン位置にそれぞれ移動するようにミラーユニット300の駆動を制御する。CPU101は、シャッター1の先幕遮光羽根群および後幕遮光羽根群を撮影開始前の状態に戻すようにシャッター駆動回路118に制御信号を出力する。これにより、シャッター1の先幕遮光羽根群および後幕遮光羽根群が撮影開始前の状態に戻る。
なお、撮影モードがライブビュー撮影モードに設定されているため、CPU101は、さらに、メインミラーユニット310をアップ位置に、サブミラーユニット320を第2のダウン位置に移動するようにミラー駆動回路116に制御信号を出力するとともに、シャッター1の先幕遮光羽根群だけを走行させて撮影開口を開放するようにシャッター駆動回路118に制御信号を出力する。また、CPU101は、第2ミラー321を透過した撮影光束による被写体像を撮像素子71で繰り返し撮像することでスルー画を得るように各部を制御するとともに、得られたスルー画(ライブビュー画像)をモニター107に表示するように各部を制御する。これにより、カメラボディ100の各部がライブビュー撮影モードにおける撮影開始前の状態に復帰し、モニター107にはライブビュー画像が再び表示される。
−−−フローチャート−−−
図5は、上述した通常撮影モードまたはライブビュー撮影モードで撮影を行うプログラムの処理内容を示すフローチャートである。カメラボディ100の不図示の電源スイッチがオンされると、所定時間毎にこの処理を行うプログラムが繰り返し起動されて、CPU101で実行される。ステップS1において、撮影モードがライブビュー撮影モードに設定されているか否かを判断する。上述したように、不図示の電源スイッチがオンされると撮影モードが通常撮影モードに設定されるので、撮影モードが通常撮影モードに設定されている場合にライブビュースイッチ109からの操作信号を受信すると、ステップS1が肯定判断される。同様に、すでに撮影モードがライブビュー撮影モードに設定されている場合には、ステップS1が肯定判断される。逆に、撮影モードがライブビュー撮影モードに設定されている場合にライブビュースイッチ109からの操作信号を受信すると、ステップS1が否定判断される。同様に、すでに撮影モードが通常撮影モードに設定されている場合には、ステップS1が否定判断される。
ステップS1が肯定判断されるとステップS3へ進み、メインミラーユニット310(第1ミラー311)をアップ位置に、サブミラーユニット320(第2ミラー321)を第2のダウン位置にそれぞれ移動するようにミラー駆動回路116に制御信号を出力してステップS5へ進む。ステップS5において、シャッター1の先幕遮光羽根群だけを走行させて撮影開口を開放するようにシャッター駆動回路118に制御信号を出力してステップS7へ進む。ステップS7において、第2ミラー321を透過した撮影光束による被写体像を撮像素子71で繰り返し撮像することでスルー画を得るように各部を制御するとともに、得られたスルー画をモニター107に表示するように各部を制御してステップS9へ進む。ステップS9において、半押し操作スイッチ110からの半押し操作信号を受信したか否かを判断する。
ステップS9が否定判断されるとステップS3へ戻る。ステップS9が肯定判断されるとステップS11へ進み、撮像素子71で繰り返し撮像することで得られたライブビュー画像に基づいて公知の測光演算を行い、シャッタ秒時、制御絞り値を算出するとともに、AF回路112から出力される焦点評価値の情報に基づいて公知の位相差AFによる測距演算を行って、撮影レンズ200のレンズ群201を駆動するための制御信号をAFレンズ駆動回路114に出力する。そして、撮像素子71で繰り返し撮像することで得られたライブビュー画像に基づいて、公知のコントラストAFによってレンズ群201による焦点調節状態を制御するように制御信号をAFレンズ駆動回路114に出力する。ステップS11が実行されるとステップS13へ進み、全押し操作スイッチ111からの全押し操作信号を受信したか否かを判断する。
ステップS13が否定判断されるとステップS3へ戻る。ステップS13が肯定判断されるとステップS15へ進み、サブミラーユニット320(第2ミラー321)を退避位置に移動するようにミラー駆動回路116に制御信号を出力してステップS17へ進む。ステップS17において、撮影レンズ200の絞りがステップS11で算出した制御絞り値に絞り込まれるように公知の絞り制御を行ってステップS19へ進む。ステップS19において、ステップS11で算出したシャッタ秒時だけ撮像素子71が露光されて被写体像が撮像されるように、撮像素子駆動回路103に制御信号を出力してステップS21へ進む。
ステップS21において、シャッター1の後幕遮光羽根群を走行させて撮影開口を遮蔽するようにシャッター駆動回路118に制御信号を出力してステップS23へ進む。ステップS23において、ステップS19で撮像した被写体像の撮像信号に対して所定の画像処理、および記憶媒体への記憶処理を行うよう各部を制御してステップS25へ進む。ステップS25において、メインミラーユニット310をダウン位置に、サブミラーユニット320を第1のダウン位置にそれぞれ移動するようにミラー駆動回路116に制御信号を出力するとともに、シャッター1の先幕遮光羽根群および後幕遮光羽根群を撮影開始前の状態に戻すようにシャッター駆動回路118に制御信号を出力して本プログラムを終了する。
ステップS1が否定判断されるとステップS31へ進み、半押し操作スイッチ110からの半押し操作信号を受信するまで待機する。ステップS31が肯定判断されるとステップS33へ進み、測光ユニット80の出力信号に基づいて公知の測光演算を行い、シャッタ秒時、制御絞り値を算出するとともに、AF回路112から出力される焦点評価値の情報に基づいて公知の位相差AFによる測距演算を行って、撮影レンズ200のレンズ群201を駆動するための制御信号をAFレンズ駆動回路114に出力する。ステップS33が実行されるとステップS35へ進み、全押し操作スイッチ111からの全押し操作信号を受信したか否かを判断する。
ステップS35が否定判断されるとステップS31へ戻る。ステップS35が肯定判断されるとステップS37へ進み、メインミラーユニット310(第1ミラー311)をアップ位置に、サブミラーユニット320(第2ミラー321)を退避位置にそれぞれ移動するようにミラー駆動回路116に制御信号を出力してステップS39へ進む。ステップS39において、撮影レンズ200の絞りがステップS33で算出した制御絞り値に絞り込まれるように公知の絞り制御を行ってステップS41へ進む。ステップS41において、シャッター1の先幕遮光羽根群だけを走行させて撮影開口を開放するようにシャッター駆動回路118に制御信号を出力してステップS43へ進む。ステップS43において、ステップS33で算出したシャッタ秒時だけ撮像素子71が露光されて被写体像が撮像されるように、撮像素子駆動回路103に制御信号を出力してステップS45へ進む。
ステップS45において、ステップS41でシャッター1の先幕遮光羽根群だけを走行させて撮影開口を開放してからステップS33で算出したシャッタ秒時だけ経過した後にシャッター1の後幕遮光羽根群を走行させて撮影開口を遮蔽するようにシャッター駆動回路118に制御信号を出力してステップS47へ進む。ステップS47において、ステップS43で撮像した被写体像の撮像信号に対して所定の画像処理、および記憶媒体への記憶処理を行うよう各部を制御してステップS49へ進む。ステップS49において、メインミラーユニット310をダウン位置に、サブミラーユニット320を第1のダウン位置にそれぞれ移動するようにミラー駆動回路116に制御信号を出力するとともに、シャッター1の先幕遮光羽根群および後幕遮光羽根群を撮影開始前の状態に戻すようにシャッター駆動回路118に制御信号を出力して本プログラムを終了する。
上述したカメラボディ100および撮影レンズ200では次の作用効果を奏する。
(1) 第2ミラー321をハーフミラーとし、サブミラーユニット320の第2のダウン位置において第2ミラー321が撮影光路内に位置して撮影光束の一部を反射させてAFモジュール51へ導き、一部を透過させて撮像素子71に導くように構成した。したがって、第2ミラー321(サブミラーユニット320)を撮影光路から退避させなくてもライブビュー画像を取得できる。これにより、ライブビュー画像の取得に引き続き本撮影を行う際に、位相差AFによる測距演算のためだけにメインミラーユニット310やサブミラーユニット320を駆動する必要がないので、レリーズタイムラグを短縮できる。
たとえば、特開2004−264832号公報に記載された撮像装置では、ライブビュー画像を取得するには、まずサブミラーを退避させ、その後メインミラーを撮像素子側に回動させなければならない。そのため、次のような点で不利である。
(a) サブミラーの退避場所を確保しなければならず、撮像装置を小型化できない。
(b) サブミラーを退避させるための駆動機構が必要で複雑化してしまう。
(c) ライブビュー画像の取得および表示開始までに時間がかかってしまう。
(d) 本撮影時には、メインミラーが撮影光路から退避する際のメインミラーの回動距離が従来のカメラよりも長くなるためレリーズタイムラグが長くなる。
これに対して、上述したカメラボディ100および撮影レンズ200では、特開2004−264832号公報に記載された撮像装置のようなサブミラーの退避場所の確保やサブミラーを退避させるための駆動機構が不要となるので、カメラの大型化やミラー駆動機構の複雑化を防止できる。また、ライブビュー画像の取得および表示開始までの所要時間が短くて済む。さらに、本撮影時にサブミラーユニット320が第2のダウン位置から退避位置まで移動する際の回動距離が従来のカメラと略同じであるので、レリーズタイムラグが長くなるのを抑制できる。
(2) ライブビュー撮影モード設定時に、メインミラーユニット310をアップ位置に、サブミラーユニット320を第2のダウン位置にそれぞれ移動させることで、第2ミラー321を透過した撮影光束による被写体像を撮像素子71で繰り返し撮像することでスルー画を得るように構成した。そして、本撮影時には、サブミラーユニット320を第2のダウン位置から退避位置まで移動させた後に、撮像素子71で被写体像を撮像するように構成した。したがって、本撮影時に撮影レンズ200を通過した撮影光束の全てが撮像素子71に到達できるので、暗い被写体であっても鮮明な画像を得ることができる。
(3) ライブビュー撮影モード設定時に、位相差AFによる制御によってレンズ群201による焦点調節状態を適切に調節した後に、コントラストAFによる制御によってレンズ群201による焦点調節状態をさらに微調節するように構成した。したがって、位相差AFによって撮影レンズ200のピントを素早く調節し、その後、コントラストAFによってさらに精度良く撮影レンズ200のピント調節ができる。これにより、位相差AFによる合焦速度の向上と、コントラストAFによる合焦精度の向上をと両立できる。
(4) 第1のダウン位置と、第2のダウン位置とで、第2ミラー321が略同一平面に位置するように構成した。したがって、第1のダウン位置と第2のダウン位置とで、AFモジュール51に入射する撮影光束の入射角度が略一致するので、通常撮影モード設定時とライブビュー撮影モード設定時とで位相差AFによる測距精度を略同一に保つことができる。
(5) メインミラーユニット310がアップ位置に回動されると開口部313が遮光部材314で遮蔽されるように構成した。これにより、ファインダ光学系60からの光がミラーボックス20内に漏れず、撮像素子71はファインダ光学系60からの光の影響を受けることがないので、ライブビュー撮影モードにおける位相差AF時の測距演算に与える悪影響を防止できるほか、モニター107に表示されるライブビュー画像の画質を良好に保てる。
−−−変形例−−−
(1) 上述の説明では、ライブビュー撮影モード設定時であっても、本撮影時には、サブミラーユニット320を第2のダウン位置から退避位置まで移動させた後に、撮像素子71で被写体像を撮像するように構成したが、本発明はこれに限定されない。たとえば、ライブビュー撮影モードにおける本撮影時には、サブミラーユニット320を第2のダウン位置に位置させたまま、撮像素子71で被写体像を撮像するように構成してもよい。このように構成した場合には、本撮影時にサブミラーユニット320を第2のダウン位置から退避位置まで移動させなくてもよいので、上述の説明の場合と比べて、レリーズタイムラグを少なくすることができる。
ライブビュー撮影モード設定時にサブミラーユニット320を第2のダウン位置に位置させたまま本撮影を行う場合には、撮影光束の一部が第2ミラー321で反射されてしまうため、上述の説明の場合と比べて撮像素子71に到達できる撮影光束が減少する。そこで、この場合には撮影感度を向上させることで、撮像して得られる画像の明るさを適切に保つようにすることが望ましい。
なお、ライブビュー撮影モード設定時にサブミラーユニット320を第2のダウン位置に位置させたまま本撮影を行う場合であっても、メインミラーユニット310がアップ位置に回動されると開口部313が遮光部材314で遮蔽されるように構成されているので、ファインダ光学系60からの光がミラーボックス20内に漏れず、撮像素子71はファインダ光学系60からの光の影響を受けることがない。したがって、ライブビュー撮影モード設定時にサブミラーユニット320を第2のダウン位置に位置させたまま本撮影を行う場合であっても、撮像して得られる画像の画質を良好に保てる。
(2) 上述の説明では、ライブビュー撮影モード設定時であっても、本撮影時には、サブミラーユニット320を第2のダウン位置から退避位置まで移動させた後に、撮像素子71で被写体像を撮像するように構成したが、本発明はこれに限定されない。たとえば、撮影モードがライブビュー撮影モードに設定されており、かつ、スポーツシーンの撮影に適した撮影モード(たとえばスポーツモード)や子供の撮影に適した撮影モード(たとえばキッズモード)などのように、動きのある被写体の撮影に適した撮影モードが設定されている場合には、サブミラーユニット320を第2のダウン位置に位置させたまま、撮像素子71で被写体像を撮像するように構成してもよい。このように構成した場合には、本撮影時にサブミラーユニット320を第2のダウン位置から退避位置まで移動させなくてもよく、レリーズタイムラグを少なくすることができるので、動きのある被写体のシャッターチャンスを逃す恐れが少なくなる。
また、これとは逆に、たとえば、撮影モードがライブビュー撮影モードに設定されており、かつ、たとえば上述したスポーツモードやキッズモードのような撮影モードではなく、静物の撮影に適した撮影モードが設定されている場合には、サブミラーユニット320を第2のダウン位置から退避位置まで移動させた後に、撮像素子71で被写体像を撮像するように構成してもよい。このように構成した場合には、本撮影時に撮影レンズ200を通過した撮影光束の全てが撮像素子71に到達できるので、暗い被写体であっても鮮明な画像を得ることができる。
(3) 上述の説明では、ライブビュー撮影モード設定時であっても、本撮影時には、サブミラーユニット320を第2のダウン位置から退避位置まで移動させた後に、撮像素子71で被写体像を撮像するように構成したが、本発明はこれに限定されない。たとえば、CPU101が、撮像素子71で繰り返し撮像することで得られたライブビュー画像に基づいて、被写体像の移動方向および移動量を動きベクトルとして検出するように構成する。そして、撮影モードがライブビュー撮影モードに設定されており、かつ、たとえば、検出した動きベクトルのスカラー量が所定のしきい値を超えている場合(すなわち被写体に動きがあると判断される場合)には、サブミラーユニット320を第2のダウン位置に位置させたまま、撮像素子71で被写体像を撮像するように構成してもよい。逆に、撮影モードがライブビュー撮影モードに設定されており、かつ、たとえば、検出した動きベクトルのスカラー量が所定のしきい値以下である場合(すなわち被写体に動きがない、或いは動きが少ないと判断される場合)には、サブミラーユニット320を第2のダウン位置から退避位置まで移動させた後に、撮像素子71で被写体像を撮像するように構成してもよい。このように構成した場合であっても、上記(2)の作用効果と同様の作用効果を奏する。
(4) 上述の説明では、メインミラーユニット310がアップ位置に回動されると開口部313が遮光部材314で遮蔽されて、ファインダ光学系60からの光がミラーボックス20内に漏れないように構成しているが、本発明はこれに限定されない。たとえば、撮影モードがライブビュー撮影モードに設定されると、たとえばペンタプリズム61の後方などのファインダ光学系60の光路内に挿入されて、ファインダ光学系60からの光がミラーボックス20内に漏れないように遮光し、撮影モードが通常撮影モードに設定されると当該光路から退避するような部材を設けるように構成してもよい。また、当該部材に替えて、撮影モードがライブビュー撮影モードに設定されるとファインダ光学系60からの光がミラーボックス20内に漏れないように遮光し、撮影モードが通常撮影モードに設定されるとミラーボックス20からの光をファインダ光学系60側に透過させることができる液晶パネルをファインダ光学系60の光路内に設けるように構成してもよい。
(5) 上述した各実施の形態および変形例は、それぞれ組み合わせてもよい。
なお、本発明は、上述した実施の形態のものに何ら限定されず、撮影光路中に挿入されるダウン位置と、撮影光路から退避したアップ位置との2位置の間で駆動され、撮影レンズを透過した撮影光束を反射してファインダ光学系に導くとともに、一部の光束を透過させるメインミラーと、メインミラーを透過した撮影光束を反射するとともに、一部の光束を透過させるサブミラーと、サブミラーで反射された撮影光束に基づいて撮影レンズによる焦点調節状態を検出する焦点検出手段と、撮影光束を撮像する撮像素子とを備え、サブミラーは、撮影光路中に挿入された状態で、反射させた撮影光束を焦点検出手段に入射させるとともに、透過させた撮影光束を前記撮像素子に入射させることを特徴とする各種構造のカメラを含むものである。
本発明によるカメラであるカメラボディ100と撮影レンズ200の断面を模式的に示す図である。 カメラボディ100の各部を制御する回路構成を示す図である。 カメラボディ100と撮影レンズ200の断面を模式的に示す図である。 カメラボディ100と撮影レンズ200の断面を模式的に示す図である。 通常撮影モードまたはライブビュー撮影モードで撮影を行うプログラムの処理内容を示すフローチャートである。
符号の説明
1 シャッター 20 ミラーボックス
51 AFモジュール 60 ファインダ光学系
70 撮像ユニット 71 撮像素子
100 カメラボディ 101 CPU
107 モニター 200 撮影レンズ(交換レンズ)
300 ミラーユニット 310 メインミラーユニット
311 メインミラー(第1ミラー) 313 開口部
314 遮光部材 320 サブミラーユニット
321 サブミラー(第2ミラー)

Claims (7)

  1. 撮影光路中に挿入されるダウン位置と、撮影光路から退避したアップ位置との2位置の間で駆動され、前記ダウン位置で、撮影レンズを透過した撮影光束を反射してファインダ光学系に導くとともに、一部の光束を透過させるメインミラーと、
    前記メインミラーのダウン位置で前記メインミラーを透過した撮影光束を反射する第1ダウン位置と、前記メインミラーのアップ位置であって、前記第1ダウン位置と略同一平面上で前記撮影レンズを透過した撮影光束を反射する第2ダウン位置と、撮影光路から退避した退避位置との間で駆動されるように前記メインミラーに支持され、一部の光束を透過させるサブミラーと、
    前記サブミラーが前記第1ダウン位置および前記第2ダウン位置で、前記サブミラーによって反射された撮影光束に基づいて撮影レンズによる焦点調節状態を検出する焦点検出手段と、
    前記撮影レンズを透過または前記サブミラーを透過した撮影光束を撮像する撮像素子と、
    前記メインミラーがアップ位置へ退避し、かつ、前記サブミラーが前記撮影光路から退避した状態で、撮影光束を前記撮像素子が撮像することで得られた被写体像の画像を画像データとして記憶媒体に記録させる記録手段と、を備え、
    ライブビュー撮影モードの際には、前記メインミラーをアップ位置に、前記サブミラーを第2ダウン位置に駆動し、
    前記焦点検出手段は、前記サブミラーで反射された撮影光束に基づいて撮影レンズによる焦点調節状態を検出し、
    前記撮像素子は、前記サブミラーを透過した撮影光束を撮像することを特徴とするカメラ。
  2. 請求項1に記載のカメラにおいて、
    前記メインミラーおよび前記サブミラーを駆動するミラー駆動手段と、
    前記撮像素子で予備的に繰り返して撮像することで得られる複数の画像の画像データに基づいて、被写体像の動きの有無を検出する動き検出手段と、
    前記動き検出手段で被写体像の動きがあることが検出されると、前記メインミラーがアップ位置へ退避し、かつ、前記サブミラーが前記第2ダウン位置になるように前記ミラー駆動手段を制御し前記サブミラーが前記撮影光路中に挿入された状態で、前記サブミラーを透過した撮影光束を撮像するように前記撮像素子を制御し前記サブミラーを透過した撮影光束を前記撮像素子が撮像することで得られた被写体像の画像を画像データとして記憶媒体に記録させるように前記記録手段を制御する制御手段とをさらに備えることを特徴とするカメラ。
  3. 請求項1に記載のカメラにおいて、
    前記メインミラーおよび前記サブミラーを駆動するミラー駆動手段と、
    撮影シーンに応じた撮影モードを設定するための撮影モード設定手段と、
    動きのある被写体の撮影に適した撮影モードが前記撮影モード設定手段で設定されたことが検出されると、前記メインミラーがアップ位置へ退避し、かつ、前記サブミラーが前記第2ダウン位置になるように前記ミラー駆動手段を制御し前記サブミラーが前記撮影光路中に挿入された状態で、前記サブミラーを透過した撮影光束を撮像するように前記撮像素子を制御し前記サブミラーを透過した撮影光束を前記撮像素子が撮像することで得られた被写体像の画像を画像データとして記憶媒体に記録させるように前記記録手段を制御する制御手段とをさらに備えることを特徴とするカメラ。
  4. 請求項1に記載のカメラにおいて、
    前記制御手段は、前記動き検出手段で被写体像の動きがないことが検出されると、前記メインミラーがアップ位置へ退避し、かつ、前記サブミラーが前記撮影光路から退避した状態となるように前記ミラー駆動手段を制御し、前記メインミラーがアップ位置へ退避し、かつ、前記サブミラーが前記撮影光路から退避した状態で、撮影光束を撮像するように前記撮像素子を制御し、前記メインミラーがアップ位置へ退避し、かつ、前記サブミラーが前記撮影光路から退避した状態で、撮影光束を前記撮像素子が撮像することで得られた被写体像の画像を画像データとして記憶媒体に記録させるように前記記録手段を制御することを特徴とするカメラ。
  5. 請求項3に記載のカメラにおいて、
    前記制御回路は、動きのない被写体の撮影に適した撮影モードが前記撮影モード設定手段で設定されたことが検出されると、前記メインミラーがアップ位置へ退避し、かつ、前記サブミラーが前記撮影光路から退避した状態となるように前記ミラー駆動手段を制御し、前記メインミラーがアップ位置へ退避し、かつ、前記サブミラーが前記撮影光路から退避した状態で、撮影光束を撮像するように前記撮像素子を制御し、前記メインミラーがアップ位置へ退避し、かつ、前記サブミラーが前記撮影光路から退避した状態で、撮影光束を前記撮像素子が撮像することで得られた被写体像の画像を画像データとして記憶媒体に記録させるように前記記録手段を制御することを特徴とするカメラ。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のカメラにおいて、
    前記撮影レンズの焦点調節を行う焦点調節手段をさらに備え、
    前記サブミラーが前記第2ダウン位置に駆動された状態で、前記サブミラーを透過した撮影光束を前記撮像素子で撮像する場合には、前記焦点検出手段が検出した焦点調節状態に基づいて前記撮影レンズの焦点調節を行い、次いで、前記撮像素子で予備的に繰り返して撮像することで得られる画像のコントラストに基づいて前記撮影レンズの焦点調節を行うように、前記焦点調節手段を制御する焦点調節制御手段をさらに備えることを特徴とするカメラ。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載のカメラにおいて、
    前記メインミラーがアップ位置へ退避し、かつ、前記サブミラーが前記第2ダウン位置に駆動された状態で、前記ファインダ光学系から前記撮影光路中への光を遮光する遮光手段をさらに備えることを特徴とするカメラ。
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