JP5462360B2 - モバイルマルチキャストソースからのマルチキャストトラヒックを共同処理するための複数のランデブーポイントにおける方法および装置 - Google Patents

モバイルマルチキャストソースからのマルチキャストトラヒックを共同処理するための複数のランデブーポイントにおける方法および装置 Download PDF

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Description

本発明は、通信ネットワークに関しており、詳細には、モバイルマルチキャストソースからのマルチキャストデータパケットを処理するために使用される、通信ネットワークのランデブーポイントに関する。
近年、ますます多くの加入者が、モバイル端末からインターネットにアクセスしている。利用者のモバイル端末は、携帯電話、ノートブックコンピュータ、携帯情報端末などを含む。人気となっているモバイルインターネットは、移動性をグループ通信における重要な要素としている。グループ通信は、コンテンツブロードキャスティングおよびストリーミング、電話およびテレビ会議、多数の利用者参加ゲーム、などの様々なアプリケーション、さらに、分散システム、トラヒックあるいは自律ネットワークの自己組織化を含む。エニーソースマルチキャスト(ASM)は、多対多通信に最適である。モバイルインターネットにおいては、マルチキャストソースの移動性が不可避となり得る。
マルチキャストソースの移動性に対する既存のソリューションは、3つのカテゴリーに分類され得る:
静的ルート型ディストリビューションツリー
Romdhani,I.他は、Proceedings of the IEEE ICN’06に刊行された「Transparent handover for mobile multicast source」で、マルチキャストソースの移動性問題を解くランデブーポイント(RP)を使用することを提案した。我々は、当該ポイントを「移動性を考慮したランデブーポイント(MRP)」と呼ぶ。ソリューションの基本的アイデアは、モバイルソースでもあるモバイルポイントが、異質なネットワークに移動するとき、モバイルポイントが、気付アドレス(CoA)を入手する、ことである。モバイルマルチキャストソースが、データをマルチキャストグループに送信する前に、モバイルマルチキャストソースは、CoAとモバイルマルチキャストソースのホームアドレス(HoA)間の結合、並びにセキュリティアソシエーションおよびCoAの寿命他などの、他の関連情報をMRPに登録しなければならない。従って、MRPは、CoA同定ソースがHoA同定ソースと同一のマルチキャストソースであるが、単に移動する、ということを知り得る。従って、送信元IPアドレスとしてCoAを使用する、マルチキャストデータパッケージが、出現した場合、MRPは、データパケットが実際には、元はHoAにより特定されたソースから発信されていることを特定することができる。それ故に、MRPは、到着したマルチキャストデータパッケージのソースIPをHoAに修正し、MRPをルートポイントとして使用する共有マルチキャストツリーに従ってマルチキャストデータパッケージを送信する。この方法によって、CoAは、グループマルチキャストグループの構成員に対してトランスペアレント的、すなわちマルチキャストコンテンツの受信者にとってトランスペアレント的であり、それ故、共有マルチキャストツリーの再構成を回避している。
ディストリビューションツリーの再構成
数人の著者は、ルーティング遅延を補償しなければならないが、マルチキャストソースの移動後に完全に新しいディストリビューションツリーを構築することを提案した。Schmidt,T.C.とWaehlisch,Mの「Seamless Multicast Handover in a Hierarchical Mobile IPv6 Environment」およびLin,C.R.他によりWireless Networks and Applications、2000年の259−271頁に刊行された「Scalable Multicast Protocol in IP−Based Mobile Networks」で、両者は上記ソリューションを対象としている。
ツリー修正方式
Chang,R.−S.およびYen,Y.−S.は、「A Multicast Routing Protocol with Dynamic Tree Adjustment for Mobile IPv6」で、リバーストラヒックインターフェース(RTI)を使用して、元のマルチキャストツリーの整合性を保存し、同時にマルチキャストツリーの再構築を回避し、なお全ての受領者がマルチキャストストリームを継続して受信できるようにするために、新しい「マルチキャストツリールートポイント」と元の「マルチキャストツリールートポイント」間のBackward−Forced Path(BFP)を確立する距離ベクトル型マルチキャスト経路プロトコル(DVMRP)ソリューションで、提案した。同一のドメインにおいて、共有マルチキャストツリーの手段の使用は、移動性に関連した複雑性を大きく削減することができる。上記の3つの実装ソリューションにおいて:他の2つの方法に比べて、静的ルート型MRP法は、PIM−SMプロトコルなどの、既存のマルチキャストルーティングプロトコルに対する最小限の変更を必要とし、PIM−SM(プロトコル非依存型マルチキャスト−散在モード)およびMSDP(マルチキャスト発信元情報通知プロトコル)と上手く動作することができる。それ故に、他の2つのソリューションと比較して、静的ルート型共有ツリーソリューションは、実装および配備することがより容易である。従って、本ソリューションが、マルチキャストソース移動性のソリューションを持つASMのこれまでで最も有利な実装方法であると断定され得る。
Romdhani,I.他、「Transparent handover for mobile multicast source」、Proceedings of the IEEE ICN’06 Schmidt,T.C.、Waehlisch,M、「Seamless Multicast Handover in a Hierarchical Mobile IPv6 Environment」 Lin,C.R.他、「Scalable Multicast Protocol in IP−Based Mobile Networks」、Wireless Networks and Applications、2000年、259−271頁 Chang,R.−S.およびYen,Y.−S.、「A Multicast Routing Protocol with Dynamic Tree Adjustment for Mobile IPv6」
既存の技術は、上記問題を有していることから、本発明は、1つのランデブーポイントが、複数のランデブーポイントによって形成されるエニーキャストグループに消費され、エニーキャストグループが、外部に対して論理的な実体として示され、かつ、モバイルマルチキャストソースポイントのマルチキャストデータパッケージの下流方向転送を一般的に共有することを提案する。
本発明の第1の態様によれば、通信ネットワークの第1のランデブーポイント内で、モバイルマルチキャストソースポイントからのマルチキャストデータパケットを処理するために使用され、第1のランデブーポイントおよび少なくとも1つの第2のランデブーポイントが、モバイルマルチキャストソースポイントのマルチキャストデータパケットの処理タスクを相互に分担するために使用されるエニーキャストグループを構成し、第1のランデブーポイントおよび少なくとも1つの第2のランデブーポイントが、ルーティング転送テーブルを共有し、ルーティング転送テーブルが、1つまたは複数のマルチキャストソースの気付アドレス、ホームアドレスおよびマルチキャストアドレスの間の対応関係を含む方法であって、以下のステップ:a.マルチキャストデータパケットを入手するステップと、b.マルチキャストデータパケットを少なくとも1つの第2のランデブーポイントに転送する必要がある場合に、マルチキャストデータパケットを少なくとも1つの第2のランデブーポイントに転送するステップと、ステップaの後、さらに、m.マルチキャストパケットのアドレス情報に従って、ルーティング転送テーブルを検索するステップと、n.アドレス情報が、気付アドレスおよび/またはホームアドレスに合致し、かつ1つまたは複数のマルチキャストソース中の候補マルチキャストソースのマルチキャストアドレスに合致する場合に、対応する共有マルチキャストツリーを決定するステップと、共有マルチキャストツリーに従ってマルチキャストデータパケットを転送するステップと、を含む、方法を提供する。
本発明の第2の態様によれば、通信ネットワークの第1のランデブーポイント内で、モバイルマルチキャストソースポイントからのマルチキャストデータパケットを処理するために使用され、第1のランデブーポイントおよび少なくとも1つの第2のランデブーポイントが、モバイルマルチキャストソースポイントのマルチキャストデータパケットの処理タスクを相互に分担するために使用されるエニーキャストグループを構成し、第1のランデブーポイントおよび少なくとも1つの第2のランデブーポイントが、ルーティング転送テーブルを共有し、ルーティング転送テーブルが、1つまたは複数のマルチキャストソースの気付アドレス、ホームアドレスおよびマルチキャストアドレスの間の対応関係を含む処理装置であって、マルチキャストデータパケットを取得するために使用される入手手段と、マルチキャストデータパケットを少なくとも1つの第2のランデブーポイントに転送する必要がある場合に、マルチキャストデータパケットを少なくとも1つの第2のランデブーポイントに転送するために使用される、送信手段と、マルチキャストパケットのアドレス情報に従って、ルーティング転送テーブルを検索するために使用される、検索手段と、アドレス情報が、気付アドレスおよび/またはホームアドレスに合致し、かつ、1つまたは複数のマルチキャストソース中の候補マルチキャストソースのマルチキャストアドレスに合致した場合に、対応する共有マルチキャストツリーを決定し、かつ、共有マルチキャストツリーに従ってマルチキャストデータパケットを転送するために使用される、決定手段と、を含む、装置を提供する。
本発明のソリューションを使用して、単一のRPの単一点障害を回避し、マルチキャストシステムの有用性を改善し、また利用者の渋滞経験を改善する、RP間の負荷分散およびRP機能の自動障害回復を達成することができる。
本発明のその他の特徴、目的および長所は、以下の図面を参照して非限定的実施形態についての詳細な説明を読むことにより明らかになろう。
本発明の実施形態に従った、ASMに基づくIPネットワークトポロジー構造図である。 本発明の実施形態に従った、方法の流れ図である。 本発明の実施形態に従った、マルチキャストデータパケットのカプセル化フォーマットの略図である。 図2に示されたマルチキャストデータパケットのカプセル化フォーマットの1つの異なる実施形態の略図である。 本発明の別の実施形態に従ったマルチキャストデータパケットのカプセル化フォーマットの略図である。 本発明の別の実施形態に従ったマルチキャストデータパケットのカプセル化フォーマットの略図である。 本発明の別の実施形態に従ったマルチキャストデータパケットのカプセル化フォーマットの略図である。 図5B中のマルチキャストデータパケットのカプセル化フォーマットの1つの異なる実施形態の略図に対応した図である。 図5C中のマルチキャストデータパケットのカプセル化フォーマットの1つの異なる実施形態の略図に対応した図である。 本発明の別の実施形態に従ったマルチキャストデータパケットのカプセル化フォーマットの略図である。 本発明の別の実施形態に従ったマルチキャストデータパケットのカプセル化フォーマットの略図である。 本発明の別の実施形態に従ったマルチキャストデータパケットのカプセル化フォーマットの略図である。 本発明の実施形態に従った装置のブロック図である。
同一または類似の印が付けられた図は、同一のまたは類似の手順特性または装置/モジュールを表している。
以下では、図を参照して、本発明の各非制限的実施形態を明らかにする。
図1は、ASMに基づくIPネットワークの略図であり、簡単化のために、本発明に関連した部分のみを示しており、省略された部分が、この技術分野における既存のまたは将来の技術を組み合わせることによって当業者により実装されることができ、このような省略が本発明の十分な開示に影響することがないことが理解されるべきである。加えて、当業者であれば、図に示されている各ネットワーク装置の数は、以下の説明の必要に応じているだけのものであり、本発明に対する何らの制限を定めるものではないことを理解する。
図1に示されるように、ノートブックコンピュータなどの、モバイルマルチキャストソースポイント1は、IPネットワークに家庭用ネットワークのモデムなどの装置を通じてアクセスする。図1はまた、PIM−SMまたはBIDIR−PIMなどのマルチキャストルーティングプロトコルに基づくルータ2を示し、これが、予め、現時点のサブネット内の1つまたは複数のマルチキャストソース(モバイルマルチキャストソースポイントを含む)のCDR(現時点の代表ルータ)として選択されており、以下では、これを略して、現時点の代表ルータ2と呼ぶ。現時点の代表ルータ2は、ER(エッジルータ)中に置かれ得る。図1はまた、RP31、32および33を含む。これら3つのRP31、32および33は、ER中に置かれ得る、あるいはCR(コアルータ)中に置かれ得る。これら3つのRPは、エニーキャストグループ5を構成し、通常、共有マルチキャストツリーのRPの処理タスクを引き受け、かつ、1つのエニーキャストグループ5のアドレスを共有する。加えて、3つのRP31、32および33は、これらの間の通信に使用される、それぞれ異なるIPユニキャストアドレスを有する。
図1では、回線Aは、モバイルマルチキャストソースポイント1と代表ルータ2間の接続を表し、回線Bは、モバイルマルチキャストソースポイント1からのトラヒックデータまたは信号が、エニーキャスティングの手段によりRPエニーキャストグループ5の1つのRPに経路付けされることを表す。ルーティング方式によれば、好ましくは、モバイルマルチキャストソースポイント1からのトラヒックデータまたは信号は、RP31などの、最も近いRPに経路付けされる。異なるモバイルマルチキャストソースポイントまたは現時点の代表ルータ2からのその他のトラヒックデータまたは信号はまた、エニーキャストルーティング方式に従って、RP32または33などの、そのエニーキャストグループ5の他のRPに到達することができることを、当業者は理解できるであろう。RP32、33および代表ルータ間の接続は、RP32、33および代表ルータ間の接続を限定するのではなく、単に説明を容易にするために、図中に示されていない。回線Cは、RPエニーキャストグループ5の構成員が、全て内部的に接続されていることを表す。回線Dはそれぞれ、RP31が、ホスト41、42および43と接続され、またRP32が、ホスト44と接続されていることを表す。ここで、ホスト41、42、43および44は、全て同一のマルチキャストグループに参加している。回線A、B、CおよびDにより表された前述の接続が、有線、無線リンクおよびルータなどのネットワーク装置により実装され得ることを、当業者は、理解できるであろう。図1では、接続の詳細は、回線を使用することにより省略されている、例えば、回線Dにより表されている接続中に含まれ得る、考えられるマルチホップルータ装置およびスイッチング装置などが省略されており、このような省略は、本発明の十分な開示に影響するものではない。ここで、回線Dにより表されている接続は、通常、代表ルータ2と同一の用途を有するルータ装置を含んでいる。
負荷分散を実装し、かつ単一点障害を防止するために、ASMに基づく本発明のソリューションでは、複数のRPが、モバイルマルチキャストソースに対するマルチキャストトラヒックの処理タスクを分担するために使用されるエニーキャストグループ5を構成する。図1に示されるように、RP31は、ホスト41、42および43のルートポイントであり、またRP33は、ホスト44のルートポイントである。すなわち、各RPは、マルチキャストグループ内のマルチキャスト構成員の一部を管理し、エニーキャストグループ5の全てのRPは、全体的なものとして受け止められ、マルチキャストグループの全てのマルチキャスト構成員を管理する。RP31、32および33は、同一のエニーキャストグループ5に属して、エニーキャストグループ5のアドレスを共有する。ここで、RP31、32および33は、モバイルマルチキャストソースのCoA、HoAおよびマルチキャストアドレスの1つまたは複数の対応関係を含む、ルーティング転送テーブルを共有する。加えて、ルーティング転送テーブルはまた、CoA、CoAの寿命他のセキュリティアソシエーションを含むことができる。
まず、図2を参照して、RP31を例に取り、主としてマルチキャストデータパケットに対して、本発明の特定の説明が、以下になされる:
まず、ステップS10において、RP31は、マルチキャストデータパケットを受信し、マルチキャストデータパケットは、以下の複数の送信モードを含んでいる:
I)マルチキャストデータパケットは、1つのレイヤーのIPヘッダーのみを含む
マルチキャストデータパケットは、1つのレイヤーのIPヘッダーのみを有する、すなわち、これは本来のマルチキャストデータパケットであり、IPパケットは、CDR2によりRP31に直接送信される。IPヘッダー中の送信元IPアドレスは、モバイルマルチキャストソースポイント1のCoAまたはHoAであり、ここで、送信元アドレスがCoAであるものは、マルチキャストソースポイント1が移動性を有する場合に対応し、送信元アドレスがHoAであるものは、マルチキャストソースポイント1が移動性を持たない場合に対応し、宛先アドレスは、図3に示されるように、マルチキャストアドレスGである。
図4に示された、異なる実施形態では、マルチキャストデータパケットのヘッダーの送信元アドレスがCoAである場合には、本来のマルチキャストデータパケットのIPヘッダーのアドレス情報はまた、HoAオプションを含む。例えば、TLV(型式、長さ、値)法により規制される、拡張ヘッダーまたはIPヘッダー中の拡張オプションの手段を使用すれば、拡張ヘッダーまたは拡張オプションの内容は、HoAである。
II)マルチキャストデータパケットは2つのレイヤーのIPヘッダーを含む
マルチキャストデータパケットが2つのレイヤーのIPヘッダーを含む場合、異なる送信方式に従って、各レイヤーのマルチキャストデータパケットヘッダーの送信元アドレス、宛先アドレスは、以下のいくつかのシナリオを持ち得る:
II−a)モバイルマルチキャストソースポイント1のCoAを送信元アドレスとして取り、かつ、RPにより構成されるエニーキャストグループ5のエニーキャストアドレスを宛先アドレスとして取る、ユニキャストトンネルモードで送信されるマルチキャストデータパケット。
図5Aに示されるように、外部レイヤーIPヘッダー(すなわち、外部トンネルヘッダー)の送信元IPアドレスは、モバイルマルチキャストソースポイント1のCoAであり、また外部レイヤーIPヘッダー(すなわち、外部トンネルヘッダー)の宛先IPアドレスは、RPにより構成されるエニーキャストグループ5のエニーキャストアドレスである。内部IPヘッダーの送信元IPアドレスは、モバイルマルチキャストソースポイント1のHoAであり、また宛先IPアドレスは、マルチキャストアドレスGである。
II−b)代表ルータ2のユニキャストアドレスを送信元アドレスとして取り、またRPにより構成されるエニーキャストグループ5のエニーキャストアドレスを宛先アドレスとして取る、ユニキャストトンネルモード中で送信されるマルチキャストデータパケット。
図5Bとして示されるように、外部レイヤーIPヘッダー(すなわち、外部トンネルヘッダー)の送信元IPアドレスは、代表ルータ2のユニキャストアドレスであり、また外部レイヤーIPヘッダー(すなわち、外部トンネルヘッダー)の宛先IPアドレスは、RPにより構成されるエニーキャストグループ5のエニーキャストアドレスである。内部IPヘッダーの送信元IPアドレスは、モバイルマルチキャストソースポイント1のHoAまたはCoAであり、また宛先IPアドレスは、マルチキャストアドレスGである。
図6Aに示される、異なる実施形態では、マルチキャストデータパケットの内部ヘッダーの送信元アドレスがCoAである場合には、本来のマルチキャストデータパケットのIPヘッダーのアドレス情報はまた、HoAオプションを含む。例えば、TLV(型式、長さ、値)法により規制される、拡張ヘッダーまたはIPヘッダー中の拡張オプションの手段を使用すれば、拡張ヘッダーまたは拡張オプションの内容は、HoAである。
II−c)RP32または33からのユニキャストトンネルモード中で送信されるマルチキャストデータパケット
図5Cとして示されるように、外部レイヤーIPヘッダー(すなわち、外部トンネルヘッダー)の送信元IPアドレスは、RP32または33のユニキャストアドレスであり、図5Cは、RP32のユニキャストアドレスを示し、外部レイヤーIPヘッダー(すなわち、外部トンネルヘッダー)の宛先IPアドレスは、RP31のユニキャストアドレスである。内部IPヘッダーの送信元IPアドレスは、モバイルマルチキャストソースポイント1のHoAまたはCoAであり、また宛先IPアドレスは、マルチキャストアドレスGである。
III)マルチキャストデータパケットは、3つのレイヤーのIPヘッダーを含む マルチキャストデータパケットが、3つのレイヤーのIPヘッダーを含む場合、異なる送信方式に従って、各レイヤーのマルチキャストデータパケットヘッダーの送信元アドレス、宛先アドレスは、以下の複数のシナリオを持ち得る:
III−a)モバイルマルチキャストソースポイント1のCoAを送信元アドレスとして取り、またRPにより構成されたエニーキャストグループ5のエニーキャストアドレスを宛先アドレスとして取る、ユニキャストトンネル中で送信されるマルチキャストデータパケット
図7Aに示されるように、最外部レイヤーIPヘッダーの送信元IPアドレスは、モバイルマルチキャストソースポイント1のCoAであり、また最外部レイヤーIPヘッダーの宛先IPアドレスは、RPにより構成されたエニーキャストグループ5のエニーキャストアドレスである。中間レイヤーIPヘッダーの送信元IPアドレスは、モバイルマルチキャストソースポイント1のCoAであり、また中間レイヤーIPヘッダーの宛先IPアドレスは、エニーキャストアドレスGである。最内部レイヤーIPヘッダーの送信元IPアドレスは、モバイルマルチキャストソースポイント1のHoAであり、また宛先アドレスは、マルチキャストアドレスGである。
III−b)代表ルータ2のユニキャストアドレスを送信元アドレスとして取り、RPにより構成されたエニーキャストグループ5のエニーキャストアドレスを宛先アドレスとして取る、ユニキャストトンネルモード中で送信されるマルチキャストデータパケット
図7Bとして示されるように、最外部レイヤーIPヘッダーの送信元IPアドレスは、代表ルータ2のユニキャストアドレスであり、また最外部レイヤーIPヘッダーの宛先IPアドレスは、RPにより構成されたエニーキャストグループ5のエニーキャストアドレスである。中間レイヤーIPヘッダーの送信元IPアドレスは、モバイルマルチキャストソースポイント1のCoAであり、中間レイヤーIPヘッダーの宛先IPアドレスは、マルチキャストアドレスGである。最内部レイヤーIPヘッダーの送信元IPアドレスは、モバイルマルチキャストソースポイント1のHoAであり、宛先アドレスは、マルチキャストアドレスGである。
III−c)ユニキャストトンネルモードでRP32または33から送信されたマルチキャストデータパケット
図7Cとして示されるように、最外部レイヤーIPヘッダーの送信元IPアドレスは、RP32または33のユニキャストアドレスであり、また最外部レイヤーIPヘッダーの宛先IPアドレスは、RP31のユニキャストアドレスである。中間レイヤーIPヘッダーの送信元IPアドレスは、モバイルマルチキャストソースポイント1のCoAであり、中間レイヤーIPヘッダーの宛先IPアドレスは、マルチキャストアドレスGである。最内部レイヤーIPヘッダーの送信元IPアドレスは、モバイルマルチキャストソースポイント1のHoAであり、宛先アドレスは、マルチキャストアドレスGである。
次いで、方法はステップS11に入る。ステップS11において、RP31は、マルチキャストデータパケットをRP32および33に送信する必要があるか否かを決定する。本実施形態では、発明者らは、マルチキャストデータパケットを第1のRPとして受信するRP31を、第1のRPがマルチキャストデータパケットを第2のRP32および33として転送し得る送信目標RPと名付ける。このような分割は単に説明を容易にするためであることを理解されたい。実際、いずれのRPも、マルチキャストデータパケットを同一のエニーキャストグループ5内の他のRPに送信することも、同一のエニーキャストグループ5内の他のRPにより送信されたマルチキャストデータパケットを受信することもできる。従って、1つのRPは、第1のRPとしても、第2のRPとしても作動することができる。
ある実施形態では、RP31は、本実施形態において、RP32および33のユニキャストアドレスを含む、エニーキャストグループ5の全ての他のRPのユニキャストアドレスを事前に格納する。
RP31は、入手されたマルチキャストデータパケットに従って、現在のマルチキャストデータパケットの最外部レイヤーIPヘッダーの送信元IPアドレスが、RP32または33のユニキャストアドレスを含んでいるか否かを決定する。マルチキャストデータパケットが、1つのレイヤーのIPヘッダーしか含んでいない場合、最外部レイヤーIPヘッダーが、1つのレイヤーのIPヘッダーのみであることに留意されたい。現在のマルチキャストデータパケットの最外部IPヘッダーの送信元IPアドレスが、RP32のユニキャストアドレスもRP33のユニキャストアドレスも含んでいないならば、RP31は、エニーキャストグループ5内の他のRPにマルチキャストデータパケットを転送する必要があると決定する。
そこで、方法は、ステップS12に入る。ステップS12において、RP31は、マルチキャストデータパケットをRP32および33それぞれに直接送信する。RPは、ユニキャストトンネルの手段を使用する、あるいはルーティング拡張ヘッダー(主に、IPv6に対して)を追加することまたはデータパケット中のソースルーティングオプション(主に、IPv4に対して)により、マルチキャストデータパケットをエニーキャストグループ5内の全ての他のRPに送信することができる。
特に、マルチキャストデータパケットが1つのレイヤーのIPヘッダーのみを含む状況I)にRP31により受信されたデータパケットが、対応している場合、RP31は、マルチキャストデータパケットの最外部レイヤーの外側に1つのレイヤーのIPヘッダーを直接パッケージングする、すなわち1つのレイヤーのヘッダーを追加する。新しく追加されたヘッダーの送信元アドレスは、RP31のユニキャストアドレスであり、新しく追加されたヘッダーの宛先アドレスは、それぞれ、ユニキャストグループ5内のRP31から送信されたエニーキャストデータパケットを受信する必要がある第2のRPのユニキャストアドレスである。例えば、ステップS12において、RP31は、マルチキャストデータパケットをユニキャストトンネルの手段によりRP32、33にそれぞれ送信し、マルチキャストデータパケットの最外部レイヤートンネルヘッダーの送信元アドレスは、RP31のユニキャストアドレスであり、かつ最外部レイヤートンネルヘッダーの宛先アドレスは、RP32および33それぞれのユニキャストアドレスである。
RP31により受信されたデータパケットは、モバイルマルチキャストソースポイント1のCoAを送信元アドレスとして使用し、またRPにより構成されたエニーキャストグループ5のエニーキャストアドレスを宛先アドレスとして使用するII−a)およびIII−a)の状況において、ユニキャストトンネルの手段で送信され、かつ2つのレイヤーまたは3つのレイヤーのヘッダーを有しているマルチキャストデータパケットに対応している場合、RP31は、モバイルマルチキャストソースポイント1のCoAから第1のRP31のユニキャストアドレスに最外部レイヤーデータヘッダーの送信元アドレスを置き換え、かつRPにより構成されたエニーキャストグループ5のエニーキャストアドレスから第2のRP32または33のユニキャストアドレスに最外部レイヤーIPヘッダーの宛先アドレスを置き換え、かつ、これらをユニキャストの手段でエニーキャストグループ5の全ての他の構成員に送信する。必要に応じて、状況II−a)に対して、RP31は、外部レイヤーデータヘッダーの外側に直接ユニキャストトンネルヘッダーをパッケージングすることができ、このユニキャストトンネルヘッダーは、送信元アドレスとして第1のRP31のユニキャストアドレスを有し、かつ宛先アドレスとして第2のRP32または33のユニキャストアドレスを有する。
RP31により受信されたデータパケットが、代表ルータ2のユニキャストアドレスを送信元アドレスとして使用し、またRPにより構成されたエニーキャストグループ5のエニーキャストアドレスを宛先アドレスとして使用するII−b)およびIII−b)の状況における、ユニキャストトンネルの手段で送信され、かつ2つのレイヤーまたは3つのレイヤーのヘッダーを有している、マルチキャストデータパケットに対応している場合、RP31は、代表ルータのユニキャストアドレスから第1のRP31のユニキャストアドレスに最外部レイヤーデータヘッダーの送信元アドレスを置き換え、かつ、RPにより構成されたエニーキャストグループ5のエニーキャストアドレスから第2のRP32または33のユニキャストアドレスに最外部レイヤーIPヘッダーの宛先アドレスを置き換え、かつ、これをユニキャストの手段でエニーキャストグループ5の全ての他の構成員に送信する。RP31により受信されたデータパケットが、RP32または33からである、状況II−c)およびIII−c)において、ユニキャストトンネルの手段で送信され、かつ2つのレイヤーまたは3つのレイヤーのヘッダーを有しているマルチキャストデータパケットに対応している場合には、RP31が、ユニキャストグループ5のいずれの構成員にもマルチキャストデータパケットを転送しないということは注目に値する。
ステップS10の後、方法はさらに、以下のステップを含む:S1Aでは、RP31は、マルチキャストパケットのアドレス情報に従って、ルーティング転送テーブルを検索し;S1Bでは、アドレス情報が、候補のマルチキャストソースのCoAおよび/またはHoAならびにマルチキャストアドレスに合致した場合、対応する共有マルチキャストツリーを決定し、前述の共有マルチキャストツリーに従って、前述のマルチキャストデータパケットを転送する。
RP31、32および33は、ルーティング転送テーブルを共有し、該ルーティング転送テーブルは、表1として示される。ここで、テーブル1は、送信元アドレス、CoAおよび送信インターフェースを示す。RP31、32および33の各ルーティング転送テーブル中に格納された送信インターフェース情報が、マルチキャストグループの構成員からのJoin(参加)情報に従って、各RPによりそれぞれ維持管理され、それ故、同一のマルチキャストソースに対応したマルチキャストグループの送信インターフェース情報が、異なるRPのルーティング転送テーブルにおいて異なるということは注目に値する。加えて、ルーティング転送テーブルはまた、CoAの寿命を含むことができ、登録セキュリティレベルは、本発明との関係が少ないことから、それ故、説明を容易にするために、テーブル1には示されない。
Figure 0005462360
以下では、さらにステップS10で述べたデータパケットの3つの送信シナリオに従って、ステップS1AおよびS1Bを説明する。
I)マルチキャストデータパケットが、1つのレイヤーのIPヘッダーのみを含む
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マルチキャストデータパケットは、1つのレイヤーのIPヘッダーのみを有する。アドレス情報は、IPヘッダーの送信元アドレスおよび宛先アドレスを含む。ステップS1Aにおいて、RP31は、IPヘッダーの送信元アドレスおよび宛先アドレスに従って、ルーティング転送テーブル内のHoAおよびマルチキャストアドレス対を検索し、すなわち、IPヘッダーの送信元アドレスおよび宛先アドレスが、それぞれ、1つの候補マルチキャストソースポイントのHoAおよびマルチキャストアドレス、すなわち、同一回線内のHoAおよびマルチキャストアドレス、に合致するか否かを決定する。マルチキャストデータパケットのIPヘッダーの送信元アドレスが、ルーティング転送テーブル内の1つの候補マルチキャストソースポイントのHoA、例えばHoA1に合致し、かつ、マルチキャストデータパケットのIPヘッダーの宛先アドレスが、ルーティング転送テーブル内の候補マルチキャストソースポイントのグループアドレス、例えばG1、に合致する場合、すなわち、マルチキャストデータパケットのIPヘッダーの送信元アドレスおよび宛先アドレスは、ルーティング転送テーブル内の1つの候補マルチキャストソースポイントのHoAおよびグループアドレス(同一の回線に属する)に合致する。以下では、説明を容易にするために、発明者らは、ヘッダーの送信元アドレスが、HoAと同一であり、かつ、ヘッダーの宛先アドレスが、G1と同一であるというそれぞれの対応する関係を表すために、<ヘッダーの送信元アドレス、ヘッダーの宛先アドレス>合致<HoA1、G1>という表記法を使用する、すなわち、順序は、山括弧内で逆転しうるが、2つの山括弧内の同一の位置のアドレスが対応することを保証し、以下同様である。この時点で、RP31は、マルチキャストソースが移動していないことを確定する。ステップS1Bでは、RP31は、HoA1をソースとして使用し、マルチキャストデータパケットを下流へ転送するための共有マルチキャストツリーとして候補のマルチキャストソースポイントに対応する、共有マルチキャストツリーG1を決定し、マルチキャストデータパケットを共有マルチキャストツリーに従って転送する。例えば、テーブル1として示されるように、RP31は、<HoA1、G1>に対応している送信インターフェースI1、I2およびI3を通じてマルチキャストデータパケットを下流へ転送する。RP31により送信インターフェースI1、I2およびI3から送信されるマルチキャストデータパケットの送信元IPアドレスはHoA1であり、かつ宛先IPアドレスはG1である。
テーブル1内に見られ得るように、グループアドレスG1が、HoA1と、さらにHoA4との両者に対応することができることは、注目に値する。ASMにおいては、HoAとGは、1対1の関係に限定されず、多対1でも1対多でもありえる。
異なる実施形態では、本来のマルチキャストデータパケットのIPヘッダー中のアドレス情報はさらに、HoAオプションを含む。ステップS1Bはさらに、HoAオプションを除去するステップ、HoA1を送信元IPアドレスとして、かつ、G1を宛先アドレスとしてのみ保持するステップ、および対応する送信インターフェースを通じてマルチキャストデータパケットを下流へ転送するステップを含む。
異なる実施形態では、ステップS1Aにおいて、RP31が、<送信元アドレス、宛先アドレス>に従って、ルートテーブル内の各候補マルチキャストソースポイントの<HoA、G>を検索し、IPヘッダーの送信元アドレスおよび宛先アドレスに合致するHoAとグループアドレスの対を発見しなかった場合、RP31は、IPヘッダーの送信元アドレスおよび宛先アドレスに従って、ルーティング転送テーブルの<CoA、G>である、ルーティング転送テーブルのCoAおよびマルチキャストアドレスをそれぞれ検索する、すなわち、IPヘッダー中の送信元アドレスおよび宛先アドレスが、それぞれ同一の回線内のCoAおよびマルチキャストアドレスに合致するか否かを決定する。マルチキャストデータパケットのIPヘッダーの送信元アドレスが、ルーティング転送テーブル内の1つの候補マルチキャストソースのCoA、例えば、CoA1に合致し、かつ、マルチキャストデータパケットのIPヘッダーの宛先アドレスが、ルーティング転送テーブル内の候補マルチキャストソースポイントのグループアドレス、例えば、G1に合致する場合、RP31は、マルチキャストソースが移動していたこと確定する。共有マルチキャストツリー上の各ポイントに対するトランスペアレント性を保つために、すなわち共有マルチキャストツリー上の各ポイントが、マルチキャストソースポイントが移動したことを検出できないことを期待して、ステップS1B0(図示されない)において、RP31は、マルチキャストデータパケットの送信元アドレスをCoA1に対応したHoA1に修正するが、宛先アドレスはG1としていまだ変更されないままとなる。次いで、ステップS1B1(図示されない)は、HoA1を送信元アドレスとして、かつG1をグループアドレスとして使用することにより共有マルチキャストツリーに従ってマルチキャストデータパケットを転送する。例えば、テーブル1に示されるように、RP31は、<HoA1、G1>に対応した、送信インターフェースI1、I2およびI3を通じてデータパケットを下流へ転送する。RP31により送信インターフェースI1、I2およびI3から送信されたマルチキャストデータパケットの送信元IPアドレスは、HoA1であり、かつ宛先IPアドレスは、G1である。
無論、RP31が<HoA、G>を検索することと<CoA、G>を検索することとの間に明確な順序関係はなく、システム構成のみに依存する、ことを当業者は理解できるであろう。これら2つの検索の両者が合致しない場合、RP31は、マルチキャストデータパケットが、不正なパケットであると考え、これを捨て、すなわち、下流へ転送することも他のRPに転送することもしない。加えて、RP31は、エラー情報をログに記録し、レート制限でのエラーのログは、過度に頻繁であるべきではない。過度に頻繁な記録は、記憶域を占有するのみではなく、CPU資源をも浪費する、ログファイルサイズの急速な増大を引き起こす恐れがあるので、エラーログを記録することによりもたらされる記憶量が、頻繁な記録の増加が原因で、急速に増加することがないことを保証する必要がある。
1回きり検索
別の異なる実施形態では、本来のマルチキャストデータパケットのIPヘッダーのアドレス情報はまた、HoAオプションを含む。ステップS1Aはさらに、<マルチキャストデータパケットヘッダーの送信元アドレス、拡張ヘッダーまたは拡張オプションのHoAオプション、マルチキャストデータパケットヘッダーの宛先アドレス>が、ルーティング転送テーブル内の同一の候補マルチキャストソースポイントの<CoA、HoA、G>に合致するか否かを決定するステップを含む。照合に成功した場合、ステップS1Bはさらに、RP31が、HoA1を送信元IPアドレスとして、G1を宛先IPアドレスとして使用して、HoAオプションを除去し、かつ、対応する送信インターフェースを通じてマルチキャストデータパケットを下流へ転送することを含む。また、送信インターフェースを通じて送信されたマルチキャストデータパケットの送信元アドレスは、HoA1であり、宛先アドレスは、G1であり、かつ、何らのHoAオプションも含まない。
II)マルチキャストデータパケットは2つのレイヤーのIPヘッダーを含む
ネットワーク展開およびネットワーク計画の時点で、システムは、各ネットワークポイントにより使用される一貫性のあるマルチキャストデータパケット送信ポリシーを特定することを当業者は理解すべきである。
例えば、ネットワーク計画の時点で、ネットワーク管理者は、以下のポリシー:代表ルータと各RP間のルーティング接続を確立する以前に、ソースと各RP間のユニキャストトンネルが、マルチキャストデータパケットを送信するために使用される、すなわち、前述の状況II−a)に対応していること、を展開する。次いで、RP31が受信した最外部レイヤーデータヘッダーの宛先アドレスが、RPにより構成されたエニーキャストグループ5のエニーキャストアドレスであり、かつ、最外部データパケットヘッダーの送信元アドレスが、エニーキャスト5の他のRPのユニキャストアドレスを含まない場合、アドレス情報は、外部レイヤーヘッダーの送信元アドレス、内部レイヤーヘッダーの送信元アドレスおよび内部レイヤーヘッダーの宛先アドレスを含む。RP31は、<外部レイヤーヘッダーの送信元アドレス、内部レイヤーヘッダーの送信元アドレス、内部レイヤーヘッダーの宛先アドレス>が、ルーティング転送テーブル内の同一の候補マルチキャストソースポイントの<CoA、HoA、G>に合致するか否かを決定する、すなわち、前述の照合を実行する。照合に成功した場合、例えば、外部レイヤーヘッダーの送信元アドレス、内部レイヤーヘッダーの送信元アドレス、内部レイヤーヘッダーの宛先アドレスそれぞれが、ルーティング転送テーブルの同一行内のCoA3、HoA3およびG3に合致する場合、ステップS1Bはさらに、RP31が、HoA3を送信元IPアドレスとして、またG3を宛先IPアドレスとして使用して、外部レイヤーデータヘッダーを除去し、かつ、対応した送信インターフェースI4およびI5を通じてマルチキャストデータパケットを下流へ転送することを含む。
別の例は、ネットワーク計画の時点で、ネットワーク管理者は、代表ルータ2と各RP間のルーティング接続を確立する以前に、代表ルータ2のユニキャストアドレスとRPにより構成されたエニーキャストグループ5のエニーキャストアドレス間のユニキャストトンネルが、マルチキャストデータパケットを送信するために使用される、すなわち、前述の状況II−b)に対応する、というポリシーを展開する。次いで、RP31が受信した最外部レイヤーデータヘッダーの送信元アドレスが、代表ルータ2のエニーキャストアドレスであり、かつ、最外部データパケットヘッダーの送信元アドレスが、エニーキャスト5の他のRPのユニキャストアドレスを含まない場合、RP31は、アドレス情報が、内部レイヤーヘッダーの送信元アドレス、および内部レイヤーヘッダーの宛先アドレスを含んでいることを確定する。RP31は、2回照合を実行する、すなわち、<内部レイヤーヘッダーの送信元アドレス、内部レイヤーヘッダーの宛先アドレス>が、ルーティング転送テーブル内の同一の候補マルチキャストソースポイントの<CoA、G>に合致するか否かを決定する、あるいは、<内部レイヤーヘッダーの送信元アドレス、内部レイヤーヘッダーの宛先アドレス>が、ルーティング転送テーブル内の同一の候補マルチキャストソースポイントの<HoA、G>に合致するか否かを決定する。照合に成功した場合、例えば、内部レイヤーヘッダーの送信元アドレス、内部レイヤーヘッダーの宛先アドレスそれぞれが、ルーティング転送テーブル内の同一行内のHoA3およびG3に合致した場合、ステップS1Bはさらに、RP31が、HoA3を送信元IPアドレスとして、G3を宛先IPアドレスとして直接使用して、外部レイヤーヘッダーを除去し、かつ、対応する送信インターフェースI4およびI5を通じてマルチキャストデータパケットを下流へ転送することを含む。別の状況では、内部レイヤーヘッダーの送信元アドレスおよび内部レイヤーヘッダーの宛先アドレスそれぞれが、ルーティング転送テーブルの同一行内のCoA3およびG3に合致し、そこで、ステップS1Bはさらに、RP31が、外部レイヤーヘッダーを除去し、かつ、内部レイヤーヘッダーの送信元アドレスをCoA3から対応するHoA3に送信元IPアドレスとして置き換え、宛先IPアドレスとしてG3を取り、かつ、対応した送信インターフェースI4およびI5を通じてマルチキャストデータパケットを下流へ転送することを含む。
マルチキャストデータパケットを送信するために代表ルータ2のユニキャストアドレスとRPにより構成されたエニーキャストグループ5のエニーキャストアドレス間のユニキャストトンネルの手段を使用する異なる実施形態では、マルチキャストデータパケットの内部ヘッダーはまた、HoA拡張オプションを含んでおり、マルチキャストデータパケットが、HoAオプションを含む場合、RP31は直接、<内部レイヤーヘッダーの送信元アドレス、HoAオプション、内部レイヤーヘッダーの宛先アドレス>およびルーティング転送テーブル内の同一のマルチキャストソースポイントの<CoA、HoA、G>を使用することにより照合を実行する。照合に成功した場合、ステップS1Bはさらに、RP31が外部レイヤーヘッダーを除去し、かつヘッダーのHoAオプションを除去し、内部レイヤーヘッダーのCoAを送信元IPアドレスとして対応したHoAで、宛先IPアドレスとしてGで置き換え、かつ、対応した送信インターフェースを通じてマルチキャストデータパケットを下流へ転送する、ことを含む。II−c)の状況に対して、RP31により受信された最外部レイヤーデータヘッダーの宛先アドレスが、RP31のユニキャストアドレスであり、最外部レイヤーデータヘッダーの送信元アドレスは、RP32または33のユニキャストアドレスを含み、内部レイヤーヘッダーの送信元アドレスは、マルチキャストソースポイント1のHoAまたはCoAを含み、かつ、内部レイヤーヘッダーの宛先アドレスは、マルチキャストグループアドレスを含む場合、アドレス情報は、内部データパケットの送信元アドレスおよび内部レイヤーデータパケットの宛先アドレスを含む。この時点で、RP31は、2回照合を実行する、すなわち、<内部レイヤーヘッダーの送信元アドレス、内部レイヤーヘッダーの宛先アドレス>が、ルーティング転送テーブル内の同一の候補マルチキャストソースポイントの<HoA、G>に合致するか否かを決定する、あるいは、<内部レイヤーヘッダーの送信元アドレス、内部レイヤーヘッダーの宛先アドレス>が、ルーティング転送テーブル内の同一の候補マルチキャストソースポイントの<CoA、G>に合致するか否かを決定する。照合に成功した場合、例えば、内部レイヤーヘッダーの送信元アドレスおよび内部レイヤーヘッダーの宛先アドレスそれぞれが、ルーティング転送テーブル内の同一行内のHoA3およびG3に合致する場合、ステップS1Bはさらに、RP31が、HoA3を送信元IPアドレスとして、かつG3を宛先IPアドレスとして直接使用して、外部レイヤーヘッダーを除去し、かつ、対応した送信インターフェースI4およびI5を通じてマルチキャストデータパケットを下流へ転送すること、を含む。別の状況では、内部レイヤーヘッダーの送信元アドレスおよび内部レイヤーヘッダーの宛先アドレスそれぞれが、ルーティング転送テーブルの同一行内のCoA3およびG3に合致する場合、ステップS1Bはさらに、RP31が、外部レイヤーヘッダーを除去し、かつ内部レイヤーヘッダーの送信元アドレスをCoA3から対応するHoA3に送信元IPアドレスとして置き換え、G3を宛先IPアドレスとして取り、かつ、対応する送信インターフェースI4およびI5を通じてマルチキャストデータパケットを下流へ転送することを含む。
異なる実施形態では、マルチキャストデータパケットの内部レイヤーヘッダーはさらに、HoA拡張オプションを含み、そこで、アドレス情報は、内部レイヤーヘッダーの送信元アドレス、HoAオプションおよび内部レイヤーヘッダーの宛先アドレスを含む。RP31は、<内部レイヤーヘッダーの送信元アドレス、HoAオプション、内部レイヤーヘッダーの宛先アドレス>およびルーティング転送テーブル内の同一のマルチキャストソースポイントの<CoA、HoA、G>を使用して直接に照合を実行する。照合に成功した場合、ステップS1Bはさらに、外部レイヤーヘッダーを除去するステップと、ヘッダーのHoAオプションを除去するステップと、内部レイヤーヘッダーのCoAを送信元IPアドレスとして対応するHoAに、宛先IPアドレスとしてGに置き換えるステップと、対応する送信インターフェースを通じてマルチキャストデータパケットを下流へ転送するステップとを含む。
III)マルチキャストデータパケットは3つのレイヤーのIPヘッダーを含む RP31により受信されたマルチキャストデータパケットが、3つのレイヤーのIPヘッダーを含む、すなわち、III−a)、III−b)およびIII−c)の状況を含む場合、ステップS1Aにおいて、RP31は、アドレス情報が、中間レイヤーヘッダーの送信元アドレス、最内部レイヤーヘッダーの送信元アドレス、および中間レイヤーヘッダーの宛先アドレスを含むことを確定する。この状況では、現時点で中間レイヤーヘッダーの宛先アドレスおよび最内部レイヤーヘッダーの宛先アドレス両者がマルチキャストアドレスであることから、アドレス情報の中間レイヤーヘッダーの宛先アドレスが、本発明の内容に影響することなく、最内部レイヤーヘッダーの宛先アドレスとして置き換えられ得ることを、当業者は理解できるであろう。RP31は、<中間レイヤーヘッダーの送信元アドレス、最内部レイヤーヘッダーの送信元アドレス、中間レイヤーヘッダーの宛先アドレス>が、ルーティング転送テーブル内の同一の候補マルチキャストソースポイントの<CoA、HoA、G>に合致する、すなわち、前述の照合を実行するか否かを決定する。照合に成功した場合、例えば、中間レイヤーヘッダーの送信元アドレスが、CoA1と同一であり、最内部レイヤーヘッダーの送信元アドレスが、HoA1と同一であり、かつ中間レイヤーヘッダーの宛先アドレスが、G1と同一である場合、照合は成功である。次いで、ステップS1Bではさらに、RP31は、外部レイヤーおよび中間レイヤーヘッダーを除去し、最内部レイヤーHoA1を送信元IPアドレスとして、最内部レイヤーG1を宛先IPアドレスとして使用するマルチキャストデータパケットを、対応するマルチキャストツリー、すなわち対応する送信インターフェースI1、I2およびI3を通じて、下流へ転送することを含む。
本発明により開示された内容と結びつけることにより、ステップS1Bにおいて、HoAを送信元アドレスとして、マルチキャストアドレスを宛先アドレスとして使用するものにマルチキャストデータパケットを復元するステップと、全ての可能性のあるHoA拡張オプションまたは拡張ヘッダー、および、RPのユニキャストアドレスを含む可能性のある拡張オプションまたは拡張ヘッダーを除去するステップとが、マルチキャストグループの各分岐に対してモバイルマルチキャストソースポイントの動きのトランスペアレント性を保持するためである、ということを当業者は理解すべきである。このことは、ルーティング装置を含む、共有マルチキャストツリーの分岐上の各ポイント、およびマルチキャストグループに参加するホストが、モバイルマルチキャストソースポイントの移動性を把握することができないからである。
上記実施形態では、S12は、S11に続き、S1Bは、S1Aに続くが、ステップS11とステップS1Aの間に明白な順序はない、すなわち、ステップS11およびS1Aは、同期して、あるいは非同期に実行され得る。
例えば、RP31が、ステップS10においてマルチキャストデータパケットを受信した後、まずステップS11およびにステップS12入り、エニーキャストグループの他のRPにマルチキャストデータパケット転送する必要があるか否かを決定することができる。他のRPに転送する必要があり、ステップS12が、それを他のRPに転送する場合、ステップS1AおよびステップS1Bに入り、ルーティング転送テーブルを検索し、合致した項目を発見した後、それに応じて、対応する共有マルチキャストツリーに従って、マルチキャストデータパケットを下流へ転送する。必要に応じて、RP31がステップS10においてマルチキャストデータパケットを受信した後、まず、ステップS1A、ステップS1Bに入り、ルーティング転送テーブルを検索し、合致した項目を発見した後、それに応じて、対応する共有マルチキャストツリーに従って、マルチキャストデータパケットを下流へ転送し、次いで、ステップS11およびステップS12に入り、エニーキャストグループの他のRPにマルチキャストデータパケットを転送する必要があるか否かを決定し、他のRPに転送する必要がある場合、ステップS12において、他のRPに転送する。
異なる実施形態では、ステップS10の後、RP31は、まず、ステップS11、ステップS1Aを実行し、次いでステップS12およびステップS1Bを実行することができる。すなわち、RP31は、まずステップS1Aを実行し、ルーティング転送テーブルを検索して、受信したマルチキャストデータパケットのアドレス情報が、CoAおよび/またはHoAおよびルーティング転送テーブルの候補RPポイントのマルチキャストアドレスに合致するか否かを決定する。照合に成功した場合、本方法では、そこでステップS11に入り、RP32、33にマルチキャストデータパケットを転送する必要があるか否かを決定する。RP31がルーティング転送テーブルを検索した後、ステップS1Aで、マルチキャストデータパケットのアドレス情報と合致したCoAおよび/またはHoAおよびマルチキャストアドレスが検出されなかった場合、本方法は終結する。すなわち、RP31は、マルチキャストデータパケットをRP32、33に転送しない。RPのアドレス情報が、ルーティング転送テーブルの候補RPの<CoA、G>に合致する、またはRPのアドレス情報が、ルーティング転送テーブルの候補RPの<CoA、HoA、G>に合致する場合、マルチキャストデータパケットをRP32、33に転送する必要があることが決定されたとき、RP31は、まず、マルチキャストデータパケットをHoAを送信元アドレスとして、Gを宛先アドレスとして使用するマルチキャストデータパケットに復元することができ、次いで、これをRP32および33に送信する。
例えば、RP31により受信されたマルチキャストデータパケットが、状況II−a)に対応しており、かつRP31がルーティング転送テーブルを検索した後、<外部レイヤーヘッダーの送信元アドレス、内部レイヤーヘッダーの送信元アドレス、内部レイヤーヘッダーの宛先アドレス>が、ルーティング転送テーブル内の同一の候補マルチキャストソースポイントの<CoA2、HoA2、G>に合致する場合、RP31は、マルチキャストデータパケットの最外部レイヤーヘッダーを除去し、内部レイヤーヘッダーのみを保持し、内部レイヤーヘッダーの外側のトンネルヘッダーの1つのレイヤーをカプセル化することができ、外部トンネルヘッダーの送信元アドレスが、RP31のユニキャストアドレス、宛先アドレスは、RP32のユニキャストアドレスとなり、かつ、これをRP32に送信する;あるいは、P31は、外部レイヤーヘッダーを除去せず、直接、外部レイヤーヘッダーの外側のトンネルヘッダーの1つのレイヤーをカプセル化し、最外部トンネルヘッダーの送信元アドレスが、RP31のユニキャストアドレス、宛先アドレスが、RP32のユニキャストアドレスとなり、かつ、これをRP32に送信する。同様に、P31は、外部レイヤーヘッダーを除去する、あるいは除去せず、ユニキャストトンネルヘッダーをRP31からRP33にカプセル化し、かつ、これをユニキャストトンネルの手段でRP33に送信する。RP31の<CoA2、HoA2、G2>に対応した候補マルチキャストデータパケットに対応している対応送信インターフェースリストが、空であり、HoA1をソースとしてかつRP31をルートポイントとして使用する共有マルチキャストツリーG2に対応するRP31内の分岐が、マルチキャストグループG2に参加したマルチキャスト構成員を含まないことを表しているが、RP31のルーティング転送テーブルが、<CoA2、HoA2、G2>が合法であることを表す、オプションを有することから、送信インターフェースリストが空であることが、エニーキャストグループ5内のRP32および33にデータパケットを転送するRP31に影響しない、ということは注目に値する。各RPは、送信インターフェースリストをそれぞれローカルに維持管理するので、各RPのルーティング転送テーブルの送信インターフェースリストは、異なる。RP31上では、<CoA2、HoA2、G2>に対応した送信インターフェースは、空であるけれども、RP32または33上の<CoA2、HoA2、G2>に対応した送信インターフェースは、空ではない可能性がある。
別な実施形態では、例えば、ステップS10において、RP31により受信されたマルチキャストデータパケットは、1つのレイヤーのヘッダーのみを含んでおり、ステップS1Aにおいては、RP31がルーティング転送テーブルを検索し、かつ、<ヘッダーの送信元アドレス、ヘッダーの宛先アドレス>が、同一の候補マルチキャストソースポイントの<CoA3、G3>に合致すると分かった場合、本方法では、マルチキャストデータパケットを他のRPに転送する必要があるか否かを決定するためにステップS11に入る。マルチキャストデータパケットは、1つのレイヤーのデータヘッダーのみを含み、かつ、ヘッダーの送信元アドレスは、CoA3であるので、マルチキャストデータパケットを他のRPに転送する必要があることは明らかである。ステップS12において、RP31は、ヘッダーの送信元アドレスをHoA3に修正し、宛先アドレスG3は変更しないままとし、かつ、送信元アドレスをRP31とし、宛先アドレスを他のRP32または33のユニキャストアドレスとしたユニキャストトンネルヘッダーをヘッダーの外側に添付することができる。RP31が、まず送信元アドレスを変更し、次いで外部トンネルヘッダーを添付すること、およびまず外部トンネルヘッダーを添付し、次いで内部レイヤーヘッダーの送信元アドレスを修正することのいずれもできるということは注目に値する。
さらに、RP31により受信されたマルチキャストデータパケットのヘッダーが、HoAオプションを含む状況に対しては、ステップS12において、RP31は、HoAオプションを除去し、次いで他のRPにこれを転送すること、あるいはHoAオプションを保持し、直接他のRPに転送することを選択することができる。
受信されたデータパケットの異なる状況に従って、RP31が、マルチキャストデータパケットを他のRPに転送する必要がある場合、RP31は、マルチキャストデータパケットを転送するために異なる送信手段を使用することができ、上記の3つの例に限定されないことを、当業者は理解すべきである。
上記の各実施形態において、RP31が、マルチキャストデータパケットを他のRPに転送する必要がある場合、RP31は、マルチキャストデータパケットを他のRPに転送するためにユニキャストトンネルの手段を使用する。異なる実施形態では、他のRPがマルチキャストデータパケットを入手することを可能とするために、RP31は、ルーティング拡張ヘッダー(IPv6の場合)またはソースルーティングオプション(IPv4の場合)を受信したデータパケット中に追加することができる。また、これらは、この説明中の上記ソリューションと類似していることから、不必要な説明はなされない。
上記では、本発明の特定の説明は、トラヒックデータレベルについてのものであり、以下では、制御信号の観点から本発明の別な特定の実施形態を説明する。
上記説明では、RP31が、ルーティング転送テーブルの検索結果に応じて、マルチキャストデータパケットを下流へ転送することが述べられている。以下では、本発明の1つの実施形態に従って、RP31および同一のエニーキャストグループ5内の他のRPが、同期して、ルーティング転送テーブルを更新する方法を具体的に説明する。
以下の条件のいずれにも合致しない場合には、RP31および同一のエニーキャストグループ5内の他のRPは、ルーティング転送テーブルの関連情報を共有し、関連情報には、更新された項目などを含む。
i)RP31が、ルーティング転送テーブルを更新する場合、RP31は、ルーティング転送テーブルの更新された項目をエニーキャストグループ5の全ての他のRPに送信する。
更新には、追加、削除または変更を含む。
例えば、モバイルマルチキャストソースポイントが、新しいサブネットに移動し、新しいCoAを入手した場合、モバイルマルチキャストソースポイントは、新しいサブネットのRPに登録する。モバイルマルチキャストソースポイントは、直接RPに登録することができ、あるいは、モバイルマルチキャストソースポイントの代表ルータ2がマルチキャストソースポイント1の代理として登録する働きをする。例えば、マルチキャストソースポイント1は、登録情報をエニーキャストグループ5のエニーキャストアドレスに送信し、また、エニーキャストアドレスは、ユニキャストアドレスに類似している。登録情報は、モバイルマルチキャストソースのHoAおよび現時点のCoA、例えば、<HoA4、CoA4>を含み、加えて、さらに、CoA4の寿命を含む。エニーキャストグループのエニーキャスト構成員、好ましくは、最も近いRP31が、登録情報を受信したとき、例えば、RP31のローカルに格納されたルーティング転送テーブルが、<HoA4、G4>だけは含むが、対応するCoAを含まない、もしくはCoAが既に期限切れであるならば、RP31は、対応する項目を<CoA4、HoA4、G4>に更新する。上記に述べた更新方法は、マルチキャストソースポイントが、新しく生成されたマルチキャストソースポイントではなく、HoA4をマルチキャストソースポイントとして使用することによりマルチキャストデータパケットを送信している、移動しただけのポイントであることを表す。その結果、CoA4から来た、Gを宛先アドレスとして使用したマルチキャストデータパケットは、共有マルチキャストツリーを再確立することなく、<HoA4、G4>に対して確立された共有マルチキャストツリーを再使用することができる。
別の例では、RP31が、ローカルに格納されたルーティング転送テーブル内に受信した登録パケットと同一のHoAアドレスを持つ項目が発見されなかった場合、RP31は、マルチキャストソースポイントが、新しく出現したマルチキャストソースポイントであることを知り、RP31は、<HoA5、CoA5>項目を生成し、かつ、RP31は、<HoA5、CoA5>により表されたマルチキャストソースポイントに対する共有マルチキャストツリーを確立することを必要とする。共有マルチキャストツリーを確立することは、本発明との関係が小さいことから、不必要な説明はなされない。
あるいは、RP31のルーティング転送テーブルは、CoAの寿命を含んでおり、RP31が、CoAのタイマーの時効時間が尽きており、かつ、時効タイマーの時間を更新するための新たな登録メッセージがないことが検出された場合、RP31は対応する項目を削除する。
そこで、RP31は、ルーティング転送テーブルの更新情報をエニーキャストグループ5の全ての他のRPに送信する。更新は、上記に説明した追加、削除または修正を含む。RP31は、例えば、IPユニキャストモード、すなわちUDPモードおよびTCPモード両者、あるいはマルチキャスティングを使用して、エニーキャストグループ5の各エニーキャスト構成員に1つずつメセージを送信することができるかぎり、P2Pの手段を使用するのであっても、プロトコルパケットを送信するための様々な手段を使用することができる。
ii)RP31は、周期的にルーティング転送テーブルの関連情報をエニーキャストグループ5の他のRPに送信し、かつ、ルーティング転送テーブルの関連情報を他のRPに最後に送信した時間の後、経過時間が、既に予定された時間に達している。
iii)RP31は、エニーキャストグループ5の他のRPからリクエストを受信する:
例えば、RP31は、ルーティング転送テーブル関連情報を入手したいと望むリクエストをRP32から受信する。そこで、これに応じて、RP31は、ルーティング転送テーブル関連情報をRP32に送信する。
無論、RP31は、ルーティング転送テーブル関連情報をRP32または33から受信することができ、RP31は、RP32または33からのルーティング転送テーブル関連情報に従って、ローカルルーティング転送テーブルを更新する。
一般的に、エニーキャストグループ5の各RPはまず、ルーティング転送テーブル関連情報を共有し、次いで、データパケットをエニーキャストグループ5の他のRPに転送する。そうでない場合、例え、データパケットが、他のRPにより受信された場合でも、RPのルーティング転送テーブル内に対応する項目がないことから、RPにより捨てられることになる。
本発明の方法はさらに、エニーキャストグループ5のエニーキャストアドレスをドメインのユニキャストルーティングシステムに追加するステップ、すなわち、エニーキャストアドレスをユニキャストルーティングの経路として使用するステップを含む。
以下に、本発明の技術的効果を簡単に説明する。
図1に示されるように、RP31が、故障している場合、RP31、32および33は、エニーキャストグループを構成し、同一のエニーキャストグループアドレスを共有することから、このエニーキャストアドレスへの自動収束(convergence)はユニキャストルーティングを介して行われる。すなわち、RP31が故障する以前にRP31により経路付けされた、モバイルソース登録プロトコルパケットおよびモバイルマルチキャストソースポイント1からのマルチキャストデータパケットは、故障しているRP31を予想したエニーキャストグループ5の他のRP、例えばRP32に経路付けされる。エニーキャストグループ5の全てのRPは、ルーティング転送テーブルを共有し、通常、マルチキャストデータパケットの下流への転送タスクを引き受けることから、すなわち、それぞれのRP配下に同一のマルチキャストグループのホストの一部、すなわちマルチキャストグループ構成員、マルチキャストトラヒックの受信者がある。マルチキャストグループの全ての受信者は、エニーキャストグループ5の全てのRPを通して、取り扱われ得る。従って、エニーキャストグループの各RP間の負荷分散および単一点障害の防止が実装され得る。
モバイルマルチキャストポイント1からのマルチキャストトラヒックの受信者に対して、RP31が、故障している場合、エニーキャストアドレスを宛先アドレスとしてドメイン内で使用するユニキャスト経路は、再度収束させられる、すなわち、障害となったRPにより制御されていたマルチキャストグループGに参加している各受信者は、自動的に、エニーキャストグループ5の他のRPをルートとして使用しているマルチキャストグループGの他の共有マルチキャストツリーに、マルチキャストルートプロトコル、例えばPIM−SMプロトコルにより、接続する。従って、マルチキャストグループGに参加していて、最初は、故障しているRP31により制御されていた各受信者のマルチキャストトラヒックは、再度、取り扱われることができ、かつ、他の正常に作動しているRPにより制御されている受信者は、RP31の障害に影響されない。
上記各実施形態では、本発明を方法の流れの観点から具体的に説明しており、また、以下では本発明を装置の観点から簡単に説明することになる。図8は、本発明の実施形態に従った、装置のブロック図である。図8に示された処理装置10は、図2に示されたRP31内にある。無論、図2に示されたRP32および33もまた、図8に示された処理装置10を含む。それぞれの異なるRP内の処理装置10により実行される動作は、全体的に類似していることから、説明を容易にするために、RP31の処理装置10が、本発明を示すための例として挙げられている。
図8に示されるように、処理装置10は、入手手段100、送信手段101、検索手段102、および決定手段103を含む。
最初に、入手手段100は、マルチキャストデータパケットを入手する。マルチキャストデータパケットの送信モード(例えば、カプセル化フォーマット)は、図3、図4および図5A−5Cに示される。
その後、RP31は、RP31により入手されたマルチキャストデータパケットに従って、マルチキャストデータパケットを第2のRP32および33に転送する必要があるか否かを決定する。マルチキャストデータパケットの最外部レイヤーヘッダーの送信元アドレスが、第2のRP32または33のユニキャストアドレスを含んでいない場合、マルチキャストデータパケットを第2のRP32および33に転送する必要があることを決定し、次いで、送信手段101は、マルチキャストデータパケットを第2のRP32および33に転送する。
異なる実施形態では、マルチキャストデータパケットの最外部レイヤーヘッダーの送信元アドレスが、第2のRP32または33のユニキャストアドレスを含んでいないことを、RP31が確定し、かつ、ルーティング転送テーブル内のマルチキャストデータパケットのアドレス情報に合致する、候補マルチキャストソースポイントのCoAおよび/またはHoA、およびマルチキャストアドレスを検索手段102が既に検出している場合、RP31は、マルチキャストデータパケットを第2のRP32および33に転送する必要があることを確定し、その後、送信手段101は、マルチキャストデータパケットを第2のRP32および33に転送する。
加えて、処理装置10はさらに、入手されたマルチキャストパケットのアドレス情報に従って、前述のルーティング転送テーブルを検索するために使用される、検索手段102を含む。
無論、アドレス情報の内容は、マルチキャストデータパケットの異なる送信モードにより、異なっている。
− マルチキャストデータパケットが、1つのレイヤーのヘッダーのみを有している場合、ルーティング転送テーブル照合のために使用されるアドレス情報は、図3に示されるヘッダーの送信元アドレスおよび宛先アドレスを含む。
− マルチキャストデータパケットが、1つのレイヤーのヘッダーのみを有し、かつ、ヘッダーがさらに、拡張オプションのHoAを含む場合、アドレス情報は、図4に示された、送信元アドレス、宛先アドレス、および前述のヘッダーの拡張部のHoAを含む。
− マルチキャストデータパケットが、2つのレイヤーのヘッダーを有している場合、アドレス情報は、図5A、5Bまたは5Cを参照すれば、最外部レイヤーヘッダーの送信元アドレスおよび/または最内部レイヤーヘッダーの送信元アドレスを含み、アドレス情報はさらに、最内部レイヤーヘッダーの宛先アドレスを含む。
− マルチキャストデータパケットが、2つのレイヤーのヘッダーを有し、かつ、前述のヘッダーがさらに、拡張オプションのHoAを含む場合、図6Aまたは6Bを参照すれば、前述のアドレス情報は、最外部レイヤーヘッダーの送信元アドレスおよび/または最内部レイヤーヘッダーの送信元アドレスを含み、かつ、アドレス情報はさらに、最内部レイヤーヘッダーの宛先アドレスを含む。
− マルチキャストデータパケットが、3つのレイヤーのヘッダーを有する場合、アドレス情報は、図7A、7Bまたは7Cを参照すれば、中間レイヤーヘッダーの送信元アドレスおよび宛先アドレス、および最内部レイヤーヘッダーの送信元アドレスを含む。
従って、入手手段100により入手されたデータパケットのカプセル化フォーマットが異なる場合、各レイヤーのデータヘッダーの送信元アドレス、宛先アドレスが異なり、検索手段102により選択されたアドレス情報が、検索を行なっているときと異なり、特定の選択規則が、本発明の方法のセクションの上記説明中に与えられており、それらは、ここでは繰り返されない。
次いで、決定手段103は、検索手段102の検索結果に従って判定し、マルチキャストデータパケットのアドレス情報が、RP31により格納されたルーティング転送テーブルの1つまたは複数のマルチキャストの1つの候補マルチキャストソースのCoAおよび/またはHoA、およびマルチキャストアドレスに合致する場合、決定手段103は、対応するマルチキャストツリーを決定し、かつ、前述の共有マルチキャストツリーに従って、マルチキャストデータパケットを転送する。
カプセル化フォーマットが異なるデータパケットに対しては、マルチキャストデータパケットの下流への転送において決定手段103により実行される操作もまた異なる。例えば、マルチキャストデータパケットのアドレス情報が、少なくとも候補RPのCoAおよびグループアドレスに合致する場合、決定手段103はさらに、マルチキャストデータパケットを、候補マルチキャストソースのHoAを送信元アドレスとして、グループアドレスを宛先アドレスとして使用しているマルチキャストデータパケットに復元するために使用される、復元手段(図8に示されない)を含み、決定手段103はさらに、候補マルチキャストソースポイントをマルチキャストソースとして、HoAを送信元アドレスとして、かつマルチキャストアドレスを宛先アドレスとして持つ、共有マルチキャストツリーを決定するために使用され、決定された共有マルチキャストツリーに従って、前述の復元されたマルチキャストデータパケットを転送する。共有マルチキャストツリーに従って、復元されたマルチキャストデータパケットの操作もまた、送信手段101により行われ得ることを、当業者は理解することができよう。
異なる実施形態では、マルチキャストデータパケットを第2のRPに転送する必要がある場合、送信手段101はさらに、候補マルチキャストソースのHoAをマルチキャストソースポイントとして、マルチキャストアドレスを宛先アドレスとして使用する、復元手段により復元されたマルチキャストデータパケットを第2のRP32および33に転送するために使用される。
異なる実施形態では、検索手段102により検索中に選択されたアドレス情報がさらに、拡張オプションまたは拡張ヘッダーのHoAを含み、ルーティング転送テーブルの検索を通じて、拡張オプションまたは拡張ヘッダーのHoAが、候補マルチキャストソースのHoA、および候補マルチキャストソースのCoA、マルチキャストアドレスに合致した他のアドレス情報に合致することを、検索手段102が検出した場合、決定手段103の復元手段はさらに、拡張オプションまたは拡張ヘッダーのHoAを除去するために使用される。
加えて、これらが、1つのレイヤーのヘッダーのみを有しており、ヘッダーの<送信元アドレス、宛先アドレス>が、ルーティング転送テーブル内の1つの候補マルチキャストソースポイントの<CoA、G>に合致するため、復元手段はさらに、マルチキャストデータパケットの送信元アドレスを候補マルチキャストソースポイントのHoAに修正するために使用される。
少なくとも2つのレイヤーのデータヘッダーを有するマルチキャストデータパケットに対して、復元手段はさらに、最内部ヘッダーのみを保持して、全ての外部ヘッダーを除去するために使用される。また、最内部レイヤーヘッダーが、ルーティング転送テーブルの1つの候補マルチキャストソースポイントの<CoA、G>に合致する場合、復元手段はさらに、最内部レイヤーヘッダーの送信元アドレスを候補マルチキャストソースポイントのHoAに修正するために使用される。
上記の各装置の実施形態は、各RP内の事前に格納されたルーティング転送テーブルの情報に基づいている。
異なる実施形態では、処理装置はさらに、所定の状態が満足される場合に、それぞれのルーティング転送テーブルを更新するために各第2のランデブーポイントに対するルーティング転送テーブルの関連情報を第2のRPに送信するために使用される、共有手段(図8に示されない)を含む。
所定の状態には以下のいずれかが含まれる:
i) RP31が、ルーティング転送テーブルを更新する場合、共有手段は、ルーティング転送テーブルの更新項目をエニーキャストグループ5の全ての他のRPに送信する。更新には、追加、削除または変更が含まれる。例えば、RP31は、登録情報を前述のマルチキャストソースポイントから受信し、登録情報は、前述のマルチキャストソースポイントのCoAおよびHoAの対応関係を含み、かつ、RP31は、ローカルに格納されたHoAとCoA間の対応関係を更新する。次いで、共有手段は、更新された内容をエニーキャストグループ5の全ての第2のRPに送信する必要がある。
ii) RP31は周期的に、関連情報をエニーキャストグループ5の他のRPに送信し、RPがルーティング転送テーブルの関連情報を他のRPポイントに以前に送信した最後の時間の後、経過時間が、所定の時間に達しており、そこで、共有手段は、ルーティング転送テーブルの関連情報、例えば、ルーティング転送テーブルの複数の項目を送信する必要がある。
iii) RP31は、エニーキャストグループ5の他のRPからリクエストを受信し、そこで、共有手段は、ルーティング転送テーブルの関連情報を問い合わせたRPに送信する。
本発明の実施形態を上記に説明したが、本発明は特定のシステム、装置およびプロトコルに限定されず、当業者であれば、添付の特許請求の範囲の権利の範囲内で様々な変化をさせまたは修正を行うことができる。

Claims (15)

  1. 通信ネットワークの第1のランデブーポイントにおいて、モバイルマルチキャストソースポイントからのマルチキャストデータパケットを処理するために使用され、第1のランデブーポイントおよび少なくとも1つの第2のランデブーポイントが、モバイルマルチキャストソースポイントのマルチキャストデータパケットの処理タスクを相互に分担するために使用されるエニーキャストグループを構成し、第1のランデブーポイントおよび少なくとも1つの第2のランデブーポイントが、ルーティング転送テーブルを共有し、ルーティング転送テーブルが、1つまたは複数のマルチキャストソースの気付アドレス、ホームアドレスおよびマルチキャストアドレスのうちの対応する関係を含む方法であって、
    a. マルチキャストデータパケットを入手するステップと、
    b. マルチキャストデータパケットを少なくとも1つの第2のランデブーポイントに転送することが必要な場合に、マルチキャストデータパケットを少なくとも1つの第2のランデブーポイントに転送するステップと、
    を含み、さらに、ステップaの後、
    m. マルチキャストパケットのアドレス情報に従って、ルーティング転送テーブルを検索するステップと、
    n. アドレス情報が、気付アドレスおよび/またはホームアドレスに合致し、かつ、1つまたは複数のマルチキャストソース中の候補マルチキャストソースのマルチキャストアドレスに合致する場合に、対応する共有マルチキャストツリーを決定し、かつ、共有マルチキャストツリーに従ってマルチキャストデータパケットを転送するステップと、
    を含む、方法。
  2. 第1のランデブーポイントが、少なくとも1つの第2のランデブーポイントのそれぞれのユニキャストアドレスを含み、ステップbがさらに、
    − マルチキャストデータパケットの最外部レイヤーヘッダーの送信元アドレスが、少なくとも1つの第2のランデブーポイントのいずれのユニキャストアドレスも含んでいない場合に、マルチキャストデータパケットを少なくとも1つの第2のランデブーポイントに転送する必要があることを決定し、かつ、マルチキャストデータパケットを少なくとも1つの第2のランデブーポイントに転送するステップ、
    を含む、請求項1に記載の方法。
  3. ステップnがさらに、
    n1. アドレス情報が、少なくとも、候補マルチキャストソースの気付アドレスおよびマルチキャストアドレスに合致した場合に、候補マルチキャストソースのホームアドレスをマルチキャストソースポイントとして使用するマルチキャストデータパケットにマルチキャストデータパケットを復元するステップと、
    n2. ホームアドレスを送信元アドレスとして、かつマルチキャストアドレスを宛先アドレスとして有する共有マルチキャストツリーを決定し、かつ、決定された共有マルチキャストツリーに従って復元されたマルチキャストデータパケットを転送するステップと、
    を含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. ステップbの前に、さらに前記ステップn1を含み、ステップbがさらに、
    − マルチキャストデータパケットの最外部レイヤーヘッダーのIP送信元アドレスが、少なくとも1つの第2のランデブーポイントのいずれのユニキャストアドレスも含まず、かつ、アドレス情報が、候補マルチキャストソースの気付アドレスおよびマルチキャストアドレスに合致する場合に、復元されたマルチキャストデータパケットを少なくとも1つの第2のランデブーポイントに転送するステップ、
    を含む、請求項3に記載の方法。
  5. アドレス情報がさらに、拡張部のホームアドレスを含み、かつ、拡張部のホームアドレスが、候補マルチキャストソースのホームアドレスに合致し、ステップn1がさらに、
    アドレス情報が、候補マルチキャストソースの気付アドレス、マルチキャストアドレスおよびホームアドレスに合致する場合、候補マルチキャストソースのホームアドレスをマルチキャストソースポイントとして使用するマルチキャストデータパケットとしてマルチキャストデータパケットを復元するステップのサブステップがさらに、
    − 拡張部のホームアドレスを除去するステップ、
    を含むこと、
    を含む、請求項3または4に記載の方法。
  6. マルチキャストデータパケットが、1つのレイヤーのIPヘッダーを含み、候補マルチキャストソースのホームアドレスを使用するマルチキャストデータパケットとしてマルチキャストデータパケットを復元するステップがさらに、
    − マルチキャストデータパケットの送信元アドレスを候補マルチキャストソースのホームアドレスに修正するサブステップ、
    を含む、請求項3から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. マルチキャストデータパケットが、少なくとも2つのレイヤーのIPヘッダーを含み、候補マルチキャストソースのホームアドレスを使用するマルチキャストデータパケットとしてマルチキャストデータパケットを復元するステップがさらに、
    − マルチキャストデータパケットの外部IPヘッダーの全てを除去するサブステップ、
    を含む、請求項3から5のいずれか一項に記載の方法。
  8. 候補マルチキャストソースのホームアドレスを使用するマルチキャストデータパケットとしてマルチキャストデータパケットを復元するステップがさらに、
    − 最内部IPヘッダーの送信元アドレスを候補マルチキャストソースのホームアドレスに修正するサブステップ、を含む、請求項7に記載の方法。
  9. ステップaの前に、方法が以下のステップ、
    I. 所定の条件が満たされた場合に、各第2のランデブーポイントが、それぞれのルーティング転送テーブルを更新するために、ルーティング転送テーブルの関連情報を少なくとも1つの第2のランデブーポイントに送信するステップ、
    をさらに含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
  10. ステップIの前に、さらに以下のステップ、
    − マルチキャストソースポイントの気付アドレスおよびホームアドレスを含む、登録情報をマルチキャストソースポイントから受信するステップ、を含み、
    所定の条件が、マルチキャストソースポイントの気付アドレスおよびホームアドレスに従って、ルーティング転送テーブルを更新するステップを含む、請求項9に記載の方法。
  11. 第1のランデブーポイントが、周期的に、ルーティング転送テーブルの関連情報を少なくとも1つの第2のランデブーポイントに送信し、
    所定の条件が、第1のランデブーポイントが、予め、ルーティング転送テーブルの関連情報を少なくとも1つの第2のランデブーポイントに送信した後、経過時間が、所定の時間に達していることを含む、請求項9または10に記載の方法。
  12. 所定の条件がさらに、
    − 第1のランデブーポイントが、ルーティング転送テーブルの関連情報を少なくとも1つの第2のランデブーポイントに送信するように第1のランデブーポイントに要求するために使用されるリクエスト情報を、少なくとも1つの第2のランデブーポイントから入手すること、
    を含む、請求項9から11のいずれか一項に記載の方法。
  13. ステップaの前に、方法がさらに、
    − 少なくとも1つの第2のランデブーポイントからのルーティング転送テーブルの関連情報に従って、ルーティング転送テーブルを更新するステップ、を含む、請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。
  14. アドレス情報が、
    − マルチキャストデータパケットが、1つのレイヤーのヘッダーのみを有する場合に、アドレス情報が、ヘッダーの送信元アドレスおよび宛先アドレスを含む、
    − マルチキャストデータパケットが、1つのレイヤーのヘッダーのみを有し、かつ、ヘッダーがさらに、拡張部のホームアドレスを含む場合に、アドレス情報が、ヘッダーの送信元アドレス、宛先アドレスおよび拡張部のホームアドレスを含む、
    − マルチキャストデータパケットが、2つのレイヤーのヘッダーを含む場合に、アドレス情報が、最外部レイヤーヘッダーの送信元アドレスおよび/または最内部レイヤーヘッダーの送信元アドレスを含み、アドレス情報がさらに、最内部レイヤーデータパケットの宛先アドレスを含む、
    − マルチキャストデータパケットが、2つのレイヤーのヘッダーを有し、かつ、ヘッダーがさらに、拡張部のホームアドレスを含む場合に、アドレス情報が、最外部レイヤーヘッダーの送信元アドレスおよび/または最内部レイヤーヘッダーの送信元アドレスを含み、アドレス情報がさらに、最内部レイヤーデータパケットの宛先アドレスを含む、
    − マルチキャストデータパケットが、3つのレイヤーのヘッダーを有する場合に、アドレス情報が、中間レイヤーヘッダーの送信元アドレスおよび宛先アドレス、および最内部レイヤーヘッダーの送信元アドレスを含む、
    のいずれかを含む、請求項1から13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 通信ネットワークの第1のランデブーポイントにおいて、モバイルマルチキャストソースポイントからのマルチキャストデータパケットを処理するために使用され、第1のランデブーポイントおよび少なくとも1つの第2のランデブーポイントが、モバイルマルチキャストソースポイントのマルチキャストデータパケットの処理タスクを相互に分担するために使用されるエニーキャストグループを含み、第1のランデブーポイントおよび少なくとも1つの第2のランデブーポイントが、ルーティング転送テーブルを共有し、ルーティング転送テーブルが、1つまたは複数のマルチキャストソースの気付アドレス、ホームアドレスおよびマルチキャストアドレス間の対応関係を含む、処理装置であって、
    マルチキャストデータパケットを取得するために使用される入手手段と、
    マルチキャストデータパケットを少なくとも1つの第2のランデブーポイントに転送する必要がある場合に、マルチキャストデータパケットを少なくとも1つの第2のランデブーポイントに転送するために使用される、送信手段と、
    マルチキャストパケットのアドレス情報に従って、ルーティング転送テーブルを検索するために使用される、検索手段と、
    アドレス情報が、気付アドレスおよび/またはホームアドレスに合致し、かつ、1つまたは複数のマルチキャストソース中の候補マルチキャストソースのマルチキャストアドレスに合致する場合に、対応する共有マルチキャストツリーを決定し、かつ、マルチキャストデータパケットを共有マルチキャストツリーに従って転送するために使用される決定手段と、
    を含む、処理装置。
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