JP5461000B2 - 貨幣処理装置 - Google Patents

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本発明は、貨幣処理装置に関し、特に、出金機能を有する貨幣処理装置に関する。
出金機能を備えた貨幣処理装置は、収納部に収納された貨幣を出金口に搬送する出金処理を行うものである。近年、このような出金機能には、所定枚数のバラ貨幣(例えば、バラ紙幣)が束ねられた束貨幣(例えば、帯封紙幣)と、所定枚数未満の端数分のバラ貨幣と、をそれぞれ出金口に搬送することが求められている。
これに対して、帯封紙幣を出金するための帯封紙幣処理部とバラ紙幣を出金するための紙幣処理部を備える紙幣処理装置が知られている(特許文献1を参照)。この紙幣処理装置では、帯封紙幣処理部と紙幣処理部とがそれぞれ異なるユニットとして構成されており、バラ紙幣が出金された後に、帯封紙幣が出金される。
しかしながら、この紙幣処理装置では、出金枚数の少ないバラ紙幣が出金された後に出金枚数の多い帯封紙幣が出金されるので、出金処理に要する処理時間が長くなるという問題がある。
特開2004−102669号公報
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、出金処理に要する処理時間を短縮するための貨幣処理装置を提供することを目的とする。
本発明の貨幣処理装置は、
所定の出金枚数分の貨幣を出金する貨幣処理装置において、
バラ貨幣を収納する収納部と、
バラ貨幣を集積する整理用一時保留部と、
前記整理用一時保留部に集積された所定枚数のバラ貨幣を束ねて束貨幣を作成する結束部と、
バラ貨幣を投出するための出金口と、
前記収納部に収納されたバラ貨幣を繰り出して前記整理用一時保留部に集積し、前記整理用一時保留部に集積されたバラ貨幣を前記結束部に搬送した後に、前記出金枚数のうち前記所定枚数未満の端数分のバラ貨幣を前記収納部から繰り出して前記出金口に搬送する制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明の貨幣処理装置において、
前記制御部は、前記結束部によって作成される束貨幣が最終束である場合に、前記端数分のバラ貨幣を前記収納部から繰り出して前記出金口に搬送することが好ましい。
本発明の貨幣処理装置において、
前記制御部は、前記結束部によって複数の束貨幣が作成される場合に、前記整理用一時保留部に集積されたバラ貨幣を前記結束部に搬送してから次のバラ貨幣が前記整理用一時保留部に集積されるまでの間に、前記端数分の貨幣を前記収納部から繰り出して前記出金口に搬送することが好ましい。
本発明の貨幣処理装置において、
前記出金枚数、出金額、及び束貨幣数を含む出金指示を受け付ける操作部をさらに備え、
前記制御部は、前記操作部によって受け付けられた束貨幣数に基づいて、前記結束部によって作成される束貨幣が最終束であるか否かを判断することが好ましい。
本発明の貨幣処理装置において、
前記収納部から繰り出されたバラ貨幣の金種及び数を識別する識別部、をさらに備え、
前記制御部は、前記識別部の識別結果に基づいて、前記結束部によって作成される束貨幣が最終束であるか否かを判断することが好ましい。
本発明の貨幣処理装置において、
前記整理用一時保留部に集積された所定枚数の貨幣を前記結束部に搬送する搬送アームと、
前記搬送アームの位置を検知する搬送アーム検知部と、をさらに備え、
前記制御部は、前記整理用一時保留部に集積された所定枚数のバラ貨幣を前記結束部に搬送する際に、少なくとも前記搬送アーム検知部によって前記搬送アームが前記整理用一時保留部から所定の範囲外に存在することが検知されている間に、前記端数分のバラ貨幣を前記収納部から繰り出して前記出金口に搬送することが好ましい。
本発明によれば、出金処理に要する処理時間を短縮することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、本発明の実施形態では、貨幣処理装置の一例として紙幣を取り扱う紙幣処理装置について説明する。
本発明の実施形態に係る紙幣処理装置の構成について図1乃至図3を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態に係る紙幣処理装置の外観を示す斜視図である。図2は、図1に示す紙幣処理装置の正面図である。図3は、図1に示す紙幣処理装置の内部構成を示す構成図である。
まず、図1乃至図3を用いて、本実施の形態の紙幣処理装置10の全体的な構成について概略的に説明する。なお、図3において、参照符号Sはバラ紙幣を示し、参照符号S´は積層状態に集積されたバラ紙幣の束を示し、参照符号Tは帯封紙幣を示す。図1に示すように、紙幣処理装置10は略直方体形状の筐体12を備えており、この筐体12の前面には、当該筐体12の外部から内部にバラ紙幣を投入するとともに筐体12の内部から外部にバラ紙幣を投出するための入出金口20が筐体12の外部に露出するよう設けられている。入出金口20には開口部が設けられており、この開口部にはシャッター機構22が設けられている。そして、シャッター機構22により入出金口20の開口部の開閉が行われるようになっている。また、図3等に示すように、筐体12の下部には4つの収納カセット40および1つの一時保留用収納カセット42が略水平方向に沿って並列に設けられている。ここで、各収納カセット40は、紙幣を金種別に収納するようになっている。また、一時保留用収納カセット42は、入出金口20により筐体12の外部から内部に投入された紙幣を一時的に保留するようになっている。すなわち、各収納カセット40は、バラ貨幣を収納する収納部として機能する。また、一時保留用収納カセット42は、バラ貨幣を一時保留する一時保留部として機能する。
また、図3等に示すように、筐体12の内部において各収納カセット40および一時保留用収納カセット42の上方には搬送部30が設けられており、この搬送部30は、入出金口20、各収納カセット40および一時保留用収納カセット42の間で紙幣の搬送を行うようになっている。また、筐体12の内部において搬送部30の上方には、この搬送部30から搬送された紙幣を帯封するための帯封部50が設けられている。また、筐体12の前面には、帯封部50により帯封が行われた帯封紙幣を筐体12の外部に投出するための帯封紙幣出金口60が筐体12の外部に露出するよう設けられている。図1や図2に示すように、帯封紙幣出金口60は入出金口20の近傍に設けられている。また、帯封紙幣出金口60には開口部が設けられており、この開口部にはシャッター機構62が設けられている。そして、シャッター機構62により帯封紙幣出金口60の開口部の開閉が行われるようになっている。すなわち、帯封部50は、後述の一時保留ステージ51に集積された所定枚数のバラ貨幣を束ねて束貨幣を作成する結束部として機能する。
以下、このような紙幣処理装置10の各構成要素について詳述する。
入出金口20は、図1乃至図3に示すように、筐体12の前面に設けられており、操作者がこの入出金口20にバラ紙幣Sの束を投入したりこの入出金口20からバラ紙幣Sの束を取り出したりすることができるよう構成されている。より具体的には、図3に示すように入出金口20は鉛直方向に対して斜めに傾斜しており、この入出金口20にはバラ紙幣Sが斜めに傾斜して投入されるようになっている。入出金口20には紙幣繰出機構21が設けられており、この紙幣繰出機構21により入出金口20に集積されたバラ紙幣Sが1枚ずつ搬送部30に繰り出されるようになっている。また、バラ紙幣の出金処理を行う際には、搬送部30からバラ紙幣Sが1枚ずつ入出金口20に送られるようになっている。すなわち、紙幣繰出機構21は、入出金口20に投入されたバラ貨幣を機内に受け入れる受入部として機能する。
図1等に示すように、入出金口20の開口部にはシャッター機構22が設けられており、このシャッター機構22により入出金口20の開口部が開閉されるようになっている。より具体的には、操作者が入出金口20にバラ紙幣Sの束を投入したり入出金口20から バラ紙幣Sの束を取り出したりする際には、シャッター機構22が開いて入出金口20が筐体12の外部に露出されるようになっている。一方、入出金口20に集積されたバラ紙幣Sが1枚ずつ紙幣繰出機構21により搬送部30に繰り出されたり搬送部30から入出金口20にバラ紙幣Sが1枚ずつ送られたりする際には、シャッター機構22が入出金口20を閉じるようになっている。
図3に示すように、搬送部30には識別部31が設置されている。識別部31は、入出金口20から搬送部30に繰り出された紙幣の金種や正損、真偽等を識別するようになっている。また、筐体12の内部には入金リジェクト部24が設けられており、この入金リジェクト部24は搬送部30に接続されている。そして、入金された紙幣のうち識別部31により正常な紙幣ではないリジェクト紙幣であると識別された紙幣や、識別部31により識別することができなかった紙幣は搬送部30から入金リジェクト部24に送られるようになっている。また、筐体12の内部には出金リジェクト部26が設けられており、この出金リジェクト部26は搬送部30に接続されている。そして、出金の際に一時保留用収納カセット42から繰り出された紙幣のうち、識別部31により正常な紙幣ではないリジェクト紙幣であると識別された紙幣や、識別部31により識別することができなかった紙幣は搬送部30から出金リジェクト部26に送られるようになっている。
図3に示すように、各収納カセット40および一時保留用収納カセット42は、筐体12の奥行き方向(図3の左右方向)に沿って並列に配置されている。各収納カセット40および一時保留用収納カセット42にはそれぞれ搬送部30から1枚ずつ紙幣が送られるようになっている。ここで、各収納カセット40および一時保留用収納カセット42はそれぞれ扁平状の略直方体形状のものからなり、搬送部30から送られた紙幣が積層状態に収納されるようになっている。また、各収納カセット40および一時保留用収納カセット42にはそれぞれ紙幣繰出機構41、43が設けられており、これらの収納カセット40や一時保留用収納カセット42に収納された紙幣は紙幣繰出機構41、43により1枚ずつ搬送部30に繰り出すことができるようになっている。
ここで、一時保留用収納カセット42は各収納カセット40と略同一の容量(紙幣収納量)を有していてもよい。この場合には、一時保留用収納カセット42を収納カセット40と同一部品で構成させることができるようになる。
図3に示すように、搬送部30は、各収納カセット40および一時保留用収納カセット42の上方に配置される横長のループ形状の搬送路32を有している。また、搬送部30は、ループ形状の搬送路32からそれぞれ下方に分岐して各収納カセット40および一時保留用収納カセット42に接続される複数の分岐搬送路34を有している。このため、図3に示すように、搬送部30には、ループ形状の搬送路32と各々の分岐搬送路34とが接続される箇所である分岐箇所35(T字路)が、搬送路32に沿って複数形成されることとなる。
搬送部30の搬送路32における各収納カセット40または一時保留用収納カセット42への分岐箇所35には、分岐爪からなる分岐部材36がそれぞれ設けられている。各分岐部材36は、搬送部30の搬送路32により搬送される紙幣を特定の収納カセット40または一時保留用収納カセット42に振り分けるようになっている。
搬送部30の上部に設けられた帯封部50は、この搬送部30から搬送された紙幣の帯封を行うようになっている。この帯封部50の具体的な構成について図3を用いて説明する。前述のように、図3において、参照符号S´は積層状態に集積されたバラ紙幣の束を示し、参照符号Tは帯封紙幣を示す。
図3に示すように、帯封部50には、搬送部30から1枚ずつ送られた紙幣が積層状態で集積される一時保留ステージ51が設けられており、この一時保留ステージ51の近傍には束ガイド部材58が設けられている。また、帯封部50には搬送アーム52が設けられており、この搬送アーム52は、一時保留ステージ51に積層状態で集積されたバラ紙幣の束S´を一括して搬送するようになっている。より具体的には、一時保留ステージ51に集積されたバラ紙幣の束S´は、搬送アーム52によって一時保留ステージ51から引き抜かれるが、束ガイド部材58が上下に設けられているので、引き抜かれた時にバラ紙幣の束S´の端部の広がりを防止することができる。また、搬送アーム52は上アーム部分52aおよび下アーム部分52bから構成されており、上アーム部分52aおよび下アーム部分52bにより紙幣を上下から掴むようになっている。そして、上アーム部分52aが上下動することで紙幣を掴んだり離したりするようになっている。すなわち、一時保留ステージ51は、バラ貨幣を集積する整理用一時保留部として機能する。
また、帯封部50は、上部札締め部材53と、下部札締め部材54と、ヒータ56と、帯封紙供給部57と、印字部67とを有している。これらの上部札締め部材53、下部札締め部材54、ヒータ56、帯封紙供給部57および印字部67により帯封機構59が構成されている。前述のように搬送アーム52にバラ紙幣の束S´が引き渡された後、この搬送アーム52は上部札締め部材53と下部札締め部材54との間の位置に移動する。そして、搬送アーム52上にあるバラ紙幣の束S´に対して帯封紙供給部57から帯封紙が供給され、バラ紙幣の束S´が帯封紙で巻かれる。その後、帯封紙で巻かれたバラ紙幣の束S´は、上部札締め部材53および下部札締め部材54により上下方向から挟圧されるとともに、ヒータ56により加熱させられる。このことにより、帯封紙によってバラ紙幣の束S´の帯封処理(結束処理)が行われ、帯封紙幣Tが形成されることとなる。
また、帯封部50には、帯封紙幣Tの帯封紙に対して印字を行うスタンプ55が設けられている。帯封機構59により帯封処理が行われた帯封紙幣Tはスタンプ55に送られ、このスタンプ55によって帯封紙幣Tの帯封紙に対して、銀行名や、正券か損券かを示す印等の押印が行われる。また、帯封部50には、帯封紙に日付やシリアルナンバー等の印字を行うための印字部67が設けられており、帯封紙供給部57から帯封紙が供給される際にこの印字部67により帯封紙に対して印字が行われるようになっている。
その後、帯封紙幣Tは搬送アーム52により帯封紙幣出金口60に送られる。ここで、シャッター機構62が帯封紙幣出金口60の開口部を閉じた状態で、帯封紙幣出金口60には複数の束の帯封紙幣Tを集積させることができるようになっている。そして、帯封紙幣出金口60に複数の束の帯封紙幣Tが集積された後、シャッター機構62が帯封紙幣出金口60の開口部を開くことにより、操作者は複数の束の帯封紙幣Tを一括して取り出すことができるようになっている。なお、シャッター機構62は、帯封紙幣出金口60に所定の数の帯封紙幣Tが集積されるまで帯封紙幣出金口60の開口部を開かないよう構成されている。
また、搬送アーム52は側面視で帯封部50の略中央位置に配置され、一時保留ステージ51、帯封機構59、スタンプ55、印字部67および帯封紙幣出金口60は搬送アーム52の周囲に配置されている。そして、搬送アーム52は、これらの一時保留ステージ51、帯封機構59、スタンプ55および帯封紙幣出金口60の間で移動自在となっている。
次に、整理用一時保留ステージ51、帯封紙幣出金口60およびシャッター機構62の具体的な構成について図4乃至図7を用いて説明する。ここで、図4は、整理用一時保留ステージと搬送アームの関係を示す上面図であり、図5は、帯封紙幣出金口およびシャッター機構の構成を示す側面図であり、図6は、図5に示す帯封紙幣出金口に設けられた出金口ステージおよびこの出金口ステージの上方の空間に進入した搬送アームのA−Aライン矢視による上面図である。また、図7は、図5に示す帯封紙幣出金口に設けられた出金口ステージおよび爪部材のB−Bライン矢視による上面図である。なお、図4において参照符号S´は、所定枚数のバラ紙幣の束を示す。また、図5および図6において参照符号Tは帯封紙幣を示し、参照符号Taは帯封紙幣に巻かれた帯封紙を示す。
図4に示すように、左右一対の2つの側壁部51aが一時保留ステージ51から上方に延びるよう設けられており、これらの2つの側壁部51aの間には、搬送アーム52が進入可能な空間が形成されている。搬送アーム52は、この空間を利用して一時保留ステージ51上に集積された所定枚数のバラ紙幣の束S´を挟持して帯封部50に搬送するように構成されている。また、一時保留ステージ51の近傍(一時保留ステージ51から所定距離を隔てた位置)に遮光センサ51bが設けられている。遮光センサ51bは、遮光されている(すなわち、搬送アーム52が一時保留ステージ51から所定範囲内に存在している)ときは検知信号を後述する制御部120に送信し、遮光されていない(すなわち、搬送アーム52が一時保留ステージ51から所定範囲外に存在している)ときには検知信号を制御部120に送信しないように構成されている。すなわち、遮光センサ51bは、搬送アーム52が一時保留ステージ51から所定の範囲外に存在することを検知する搬送アーム検知部として機能する。
図5に示すように、帯封紙幣出金口60の下部には、帯封紙幣Tが載置される昇降自在の出金口ステージ61が設けられている。ここで、出金口ステージ61には1つの帯封紙幣Tが集積されるようになっている。また、図5および図6に示すように、出金口ステージ61の縁部からは側壁部61aが上方に延びるよう設けられている。より具体的には、図6に示すように、左右一対の2つの側壁部61aが出金口ステージ61から上方に延びるよう設けられており、これらの2つの側壁部61aの間には、搬送アーム52が進入可能な空間が形成されている。
図5に示すように、帯封紙幣Tが載置された搬送アーム52が出金口ステージ61の上方の空間に進入することができるようになっている。より具体的には、帯封紙幣Tが載置された搬送アーム52は出金口ステージ61の側壁部61aよりも上方の高さレベルにおいて出金口ステージ61の上方の空間に進入し、その後、搬送アーム52は下降するようになっている。そして、出金口ステージ61の底部の近傍の位置まで搬送アーム52が下降すると、搬送アーム52の上アーム部分52aが上昇し、この搬送アーム52は図6に示すような左右一対の側壁部61aの間の空間を通って出金口ステージ61の上方の空間から退避するようになっている。搬送アーム52が出金口ステージ61の上方の空間から退避する際に、この搬送アーム52に載置された帯封紙幣Tは側壁部61aに引っ掛かり、搬送アーム52が退避した後にこの帯封紙幣Tは出金口ステージ61上に引き渡されることとなる。
帯封紙幣出金口60には、鉛直方向に沿って延びるガイド部材63、64、65が設けられている。これらのガイド部材63、64、65の間に、帯封紙幣Tが集積されるスペースが形成されている。ここで、ガイド部材63とガイド部材64とは互いに対向するよう設けられており、ガイド部材65はガイド部材64の上方に設けられている。また、ガイド部材63の上部には、帯封紙幣の上方への動きを規制する規制部材68が取り付けられている。この規制部材68は、帯封紙幣出金口60の上部において出金口ステージ61と対向する位置に設けられている。
また、図5および図7に示すように、爪部材66がガイド部材63およびガイド部材64に設けられている。図5に示すように、各爪部材66はそれぞれ軸66aによりガイド部材63やガイド部材64に枢支されており、各爪部材66は図5に示すような略水平方向に延びる状態から上方にのみ回動することができるようになっている。より具体的には、各爪部材66は図示しない捩りバネが設けられており、軸66aを中心として爪部材66を略水平方向に延びる状態から上方に回動させる場合にはこの捩りバネの捩り力に逆らって爪部材66を回動させることとなる。
帯封紙幣出金口60において、複数の束の帯封紙幣Tは各爪部材66上に載置されるよう集積されるようになっている。すなわち、各爪部材66は、当該爪部材66に下方から力が作用していないときには略水平方向に延び、この略水平方向に延びる各爪部材66上に複数の帯封紙幣Tが載置されるようになっている。そして、シャッター機構62が開いたときには、操作者は各爪部材66上にある複数の束の帯封紙幣Tを一括して取り出すことができるようになっている。
また、図7に示すように、帯封紙幣出金口60において爪部材66は合計5つ設けられており、帯封紙幣出金口60の上方から見て、出金口ステージ61には各爪部材66に対応して5つの切欠部が形成されている。すなわち、出金口ステージ61が各爪部材66を通過するよう昇降した際に、出金口ステージ61を上方から見て各爪部材66はこの出金口ステージ61に形成された各切欠部の位置に設けられているため、出金口ステージ61が各爪部材66に衝突することはない。
図5等に示すように、シャッター機構62は外側シャッター部材62aおよび内側シャッター部材62bの2枚のシャッター部材から構成されており、これらの2枚のシャッター部材62a、62bが二重構造となっている。そして、内側シャッター部材62bが外側シャッター部材62aと重なった時点で、両方のシャッター部材62a、62bが重なって開くようになっている。なお、シャッター機構62の内側には前述のようにガイド部材65が設けられているため、シャッター機構62が閉まっているときには各爪部材66上にある複数の束の帯封紙幣Tがガイド部材65によりガイドされ、帯封紙幣Tが散乱しないようになっている。
次に、本発明の実施形態に係る紙幣処理装置の制御機能について図8乃至図10を参照して説明する。図8は、本発明の実施形態に係る紙幣処理装置の制御機能を示すブロック図である。図9は、図8に示す識別情報140bの概略を示す概略図である。図10は、図8に示す設定情報140cの概略を示す概略図である。
操作部118は、ユーザの指示を受け付けるための複数のキーと、所定画面を表示するためのディスプレイを備えている。また、操作部118は、ユーザの指示を制御部120に送信するように構成されている。
制御部120は、操作部118から送信されたユーザの指示に基づいて、記憶部140に記憶された制御プログラム140aを起動して、紙幣繰出機構21、識別部31、一時保留用収納カセット42、収納カセット40、リジェクト部24、搬送アーム52、遮光センサ51b、帯封部50、帯封紙幣出金口60、操作部118、入出金口20、及び図3に示す各部を制御するように構成されている。また、制御部120は、識別部31から送信された識別結果に基づいて、識別情報140bを記憶部140に書き込むように構成されている。また、制御部120は、操作部118から送信されたユーザの指示に基づいて、設定情報140cを記憶部140に書き込むように構成されている。
記憶部140は、制御プログラム140a、識別情報140b、設定情報140c、及びその他の様々なデータを記憶するように構成されている。制御プログラム140aは、制御部120のための制御プログラムである。図9に示すように、識別情報140bは、金種及び枚数を含む情報である。図10に示すように、設定情報140cは、出金設定(出金金種設定、出金枚数設定、結束枚数設定、帯封紙幣数設定)を含む情報である。
次に、本発明の実施形態に係る紙幣処理装置の動作について図11を参照して説明する。図11は、本発明の実施形態に係る紙幣処理装置の搬送経路を示す概略図である。
図11(A)は、後述する整理用一時保留処理の搬送経路を示している。収納カセット40から繰り出されたバラ紙幣Sは、識別部31によって識別され、所定枚数の正常紙幣が一時保留ステージ51に集積され、リジェクト紙幣が出金リジェクト部26に集積される。
図11(B)は、後述するバラ出金処理の搬送経路を示している。収納カセット40から繰り出されたバラ紙幣Sは、識別部31によって識別され、正常紙幣が入出金口20に搬送され、リジェクト紙幣が出金リジェクト部26に集積される。
本発明の実施形態に係る紙幣処理装置の出金処理について図12乃至図15を参照して説明する。図12は、本発明の実施形態に係る出金処理の処理手順を示すフローチャートである。図13は、図12に示す整理用一時保留処理(S1202)の処理手順を示すフローチャートである。図14は、図12に示す束出金処理(S1203)の処理手順を示すフローチャートである。図15は、図12に示すバラ出金処理(S1205)の処理手順を示すフローチャートである。
図12に示すように、はじめに、出金指示受付工程(S1201)が行われる。出金指示受付工程(S1201)では、ユーザが、操作部118を用いて出金指示(出金金種、出金枚数、結束枚数、帯封紙幣数)を行う。ここで、制御部120は、操作部118から送信されたユーザの指示に基づいて、設定情報140cを記憶部140に書き込む。
次に、図12に示すように、整理用一時保留処理(S1202)が行われる。
図13に示すように、整理用一時保留処理(S1202)では、はじめに、繰出工程(S1301)が行われる。繰出工程(S1301)では、制御部120が、収納カセット40に収納されたバラ紙幣Sのうち設定情報140cの「出金金種設定」に対応する金種のバラ紙幣Sを繰り出すように紙幣繰出機構41を制御する。
次に、図13に示すように、識別工程(S1302)が行われる。識別工程(S1302)では、制御部120が、繰出工程(S1301)において繰り出されたバラ紙幣Sの金種や正損、真偽等を識別するように識別部31を制御し、識別部31から送信された識別結果に基づいて、識別情報140bを記憶部140に書き込む。
次に、図13に示すように、識別工程(S1302)において正常紙幣であると識別された場合には(S1303−YES)、整理用一時保留工程(S1304)が行われ、リジェクト紙幣であると識別された場合には(S1303−NO)、リジェクト工程(S1305)が行われる。
図13に示すように、整理用一時保留工程(S1304)では、制御部120が、識別工程(S1302)において正常紙幣と識別されたバラ紙幣Sを一時保留ステージ51に集積するように搬送路32を制御する。
図13に示すように、リジェクト工程(S1305)では、制御部120が、識別工程(S1302)においてリジェクト紙幣と識別されたバラ紙幣Sを出金リジェクト部26に集積するように搬送路32を制御する。
図13に示すように、繰出工程(S1301)乃至リジェクト工程(S1305)は、所定枚数(設定情報140cの「結束枚数設定」に相当する枚数)のバラ紙幣Sから構成されるバラ紙幣の束S´が一時保留ステージ51に集積されるまで繰り返される(S1306−NO)。整理用一時保留処理(S1202)は、一時保留ステージ51にバラ紙幣の束S´が集積された場合に終了する(S1306−YES)。
次に、図12に示すように、束出金処理(S1203)及び最終束の束出金処理中か否かの判断(S1204)が並行して行われる。
図14に示すように、束出金処理(S1203)では、はじめに、帯封工程(S1401)が行われる。帯封工程(S1401)では、制御部120が、一時保留ステージ51に集積されたバラ紙幣の束S´を帯封部50に搬送するように搬送アーム52を制御し、バラ紙幣の束S´に帯封を行って帯封紙幣Tを作成するように帯封部50を制御する。
次に、図14に示すように、束出金工程(S1402)が行われる。束出金工程(S1402)では、制御部120が、帯封工程(S1401)において作成された帯封紙幣Tを帯封紙幣出金口60の出金口ステージ61に集積するように搬送アーム52を制御する。
図14に示すように、束出金処理(S1203)は、束出金工程(S1402)の後に終了する。
一方、図12に示すように、最終束の束出金処理中か否かの判断(S1204)では、制御部120が、設定情報140cの「帯封紙幣数設定」に基づいて束出金処理(S1203)において作成される帯封紙幣Tが最終束であるか否かを判断する。束出金処理(S1203)において作成される帯封紙幣Tが最終束である場合には(S1204−YES)、バラ出金処理(S1205)が行われる。
図15に示すように、バラ出金処理(S1205)では、はじめに、繰出工程(S1501)及び識別工程(S1502)が行われる。繰出工程(S1501)及び識別工程(S1502)は、図13に示す繰出工程(S1301)及び識別工程(S1302)と同様に行われる。
次に、図15に示すように、識別工程(S1502)において正常紙幣であると識別された場合には(S1503−YES)、バラ出金工程(S1504)が行われ、リジェクト紙幣であると識別された場合には(S1503−NO)、リジェクト工程(S1505)が行われる。
図15に示すように、バラ出金工程(S1504)では、制御部120が、識別工程(S1502)において正常紙幣と識別されたバラ紙幣Sを入出金口20に搬送するように搬送路32を制御する。
図15に示すように、リジェクト工程(S1505)は、図13に示すリジェクト工程(S1305)と同様に行われる。
図15に示すように、繰出工程(S1501)乃至リジェクト工程(S1505)は、端数分のバラ紙幣Sが出金されるまで繰り返される(S1506−NO)。ここで、制御部120は、設定情報140cの「出金枚数設定」の値(図10では、「250」)のうち「結束枚数設定」の値(図10では、「100」)未満の値(図10では、「50」)を端数とみなす。バラ出金処理(S1205)は、端数分のバラ紙幣Sが出金された場合に終了する(S1506−YES)。
図12に示すように、整理用一時保留処理(S1202)及び束出金処理(S1203)は、最終束の束出金処理中になるまで繰り返し行われる(S1204−NO)。また、出金処理は、バラ出金処理(S1205)の後に終了する。
次に、本発明の実施形態の変形例について図16及び図17を参照して説明する。図16は、本発明の実施形態の変形例に係る出金処理の処理手順を示すフローチャートである。図17は、図16に示す並行出金処理(S1603)の処理手順を示すフローチャートである。
図16に示すように、はじめに、出金指示受付工程(S1601)及び整理用一時保留処理(S1602)が行われる。出金指示受付工程(S1601)及び整理用一時保留処理(S1602)は、図12に示す出金指示受付工程(S1201)及び図13に示す整理用一時保留処理と同様に行われる。
次に、図16に示すように、並行出金処理(S1603)が行われる。
図17に示すように、並行出金処理(S1603)では、はじめに、帯封工程(S1701)が行われる。帯封工程(S1701)は、図14に示す帯封工程(S1401)と同様に行われる。
次に、図17に示すように、束出金工程(S1702)及びバラ出金処理(S1703)が並行して行われる。束出金工程(S1702)は、図14に示す束出金工程(S1402)と同様に行われる。バラ出金処理(S1703)は、図15に示すバラ出金処理と同様に行われる。バラ出金処理(S1703)は、遮光センサ51bから検知信号が送信されるまで(すなわち、搬送アーム52が一時保留ステージ51から所定範囲内に戻ってくるまで)繰り返し行われる(S1704−NO)。
図17に示すように、並行出金処理(S1603)は、束出金工程(S1702)の後及び遮光センサ51bから検知信号が送信された後に終了する(S1704−YES)。
図16に示すように、整理用一時保留処理(S1602)及び並行出金処理(S1603)は、出金が完了するまで繰り返し行われる(S1604−NO)。また、出金処理は、出金が完了した後に終了する(S1604−YES)。
すなわち、本発明の実施形態の変形例では、制御部120が、帯封工程(S1701)を優先し、帯封工程(S1701)の後の束出金工程(S1702)の実行中にできる限りバラ出金処理(S1703)が行われるように各部を制御する。例えば、350枚の紙幣を出金する場合には、はじめに、1束目の帯封紙幣Tを作成するためのバラ紙幣の束S´(100枚)が一時保留ステージ51に集積される。その後、搬送アーム52がそのバラ紙幣の束S´(100枚)を掴もうとしている際に、端数分(50枚)のバラ紙幣Sのうち、25枚のバラ紙幣Sについてバラ出金処理(S1703)が行われる。その後、バラ紙幣の束S´(100枚)を掴んでいる搬送アーム52が一時保留ステージ51から離れたとき(すなわち、遮光センサ51bが検知信号を制御部120に送信していないとき)に、2束目の帯封紙幣Tを作成するためのバラ紙幣の束S´(100枚)が一時保留ステージ51に集積される。その後、搬送アーム52がそのバラ紙幣の束S´(100枚)を掴もうとしている際に、残りの端数分(25枚)のバラ紙幣Sについてバラ出金処理(S1703)が行われる。その結果、3束目の帯封工程(S1701)が行われるまでに全ての端数分(50枚)のバラ紙幣Sについてバラ出金処理(S1703)が完了する。換言すると、本発明の実施形態の変形例では、一時保留ステージ51の近傍に搬送アーム52があるとき(すなわち、次の帯封紙幣Tを作成するためのバラ紙幣の束S´を一時保留ステージ51に集積することができないとき)に、できる限りの端数分のバラ紙幣Sについてバラ出金処理(S1703)が行われるので、図16に示す出金処理に要する処理時間を短縮することができる。
なお、本発明の実施形態では、貨幣処理装置の一例として紙幣処理装置について説明したが、硬貨を取り扱う硬貨処理装置についても同様である。
本発明の実施形態によれば、束出金処理が優先的に行われ、最終束の束出金処理の間又は毎回の束出金処理中にバラ出金処理が行われるので、出金処理に要する処理時間を短縮することできる。
また、本発明の実施形態によれば、束出金処理を行う機構の多くがバラ出金処理を行う機構と共通しているので、貨幣処理装置の小型化を実現することができる。
上述した実施形態は、いずれも一例であって限定的なものではないと考えられるべきである。本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施形態に係る紙幣処理装置の外観を示す斜視図である。 図1に示す紙幣処理装置の正面図である。 図1に示す紙幣処理装置の内部構成を示す構成図である。 整理用一時保留ステージと搬送アームの関係を示す上面図である。 帯封紙幣出金口およびシャッター機構の構成を示す側面図である。 図5に示す帯封紙幣出金口に設けられた出金口ステージおよびこの出金口ステージの上方の空間に進入した搬送アームのA−Aライン矢視による上面図である。 図5に示す帯封紙幣出金口に設けられた出金口ステージおよび爪部材のB−Bライン矢視による上面図である。 本発明の実施形態に係る紙幣処理装置の制御機能を示すブロック図である。 図8に示す識別情報140bの概略を示す概略図である。 図8に示す設定情報140cの概略を示す概略図である。 本発明の実施形態に係る紙幣処理装置の搬送経路を示す概略図である。 本発明の実施形態に係る出金処理の処理手順を示すフローチャートである。 図12に示す整理用一時保留処理(S1202)の処理手順を示すフローチャートである。 図12に示す束出金処理(S1203)の処理手順を示すフローチャートである。 図12に示すバラ出金処理(S1205)の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の変形例に係る出金処理の処理手順を示すフローチャートである。 図16に示す並行出金処理(S1603)の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10 紙幣処理装置
12 筐体
20 入出金口
21 紙幣繰出機構
22 シャッター機構
30 搬送部
31 識別部
32 ループ形状の搬送路
34 分岐搬送路
35 分岐箇所
36 分岐部材
36a 軸
36b 先端部分
40 収納カセット
41 紙幣繰出機構
42 一時保留用収納カセット
43 紙幣繰出機構
50 帯封部
51 一時保留ステージ
52 搬送アーム
52a 上アーム部分
52b 下アーム部分
53 上部札締め部材
54 下部札締め部材
55 スタンプ
56 ヒータ
57 帯封紙供給部
58 束ガイド部材
59 帯封機構
60 帯封紙幣出金口
61 出金口ステージ
61a 側壁部
62 シャッター機構
63 ガイド部材
64 ガイド部材
65 ガイド部材
66 爪部材
66a 軸
67 印字部
68 規制部材
118 操作部
120 制御部
140 記憶部

Claims (5)

  1. 所定の出金枚数分の貨幣を出金する貨幣処理装置において、
    バラ貨幣を収納する収納部と、
    バラ貨幣を集積する整理用一時保留部と、
    前記整理用一時保留部に集積された所定枚数のバラ貨幣を束ねて束貨幣を作成する結束部と、
    バラ貨幣を投出するための出金口と、
    前記収納部に収納されたバラ貨幣を繰り出して前記整理用一時保留部に集積し、前記整理用一時保留部に集積されたバラ貨幣を前記結束部に搬送した後に、前記出金枚数のうち前記所定枚数未満の端数分のバラ貨幣を前記収納部から繰り出して前記出金口に搬送する制御部と、を備え
    前記制御部は、前記結束部によって作成される束貨幣が最終束である場合であって当該最終束の処理を前記結束部で行っている間に、前記端数分のバラ貨幣を前記収納部から繰り出させて前記出金口に搬送させることを特徴とする貨幣処理装置。
  2. 前記出金枚数、出金額、及び束貨幣数を含む出金指示を受け付ける操作部をさらに備え、
    前記制御部は、前記操作部によって受け付けられた束貨幣数に基づいて、前記結束部によって作成される束貨幣が最終束であるか否かを判断する請求項に記載の貨幣処理装置。
  3. 前記収納部から繰り出されたバラ貨幣の金種及び数を識別する識別部、をさらに備え、
    前記制御部は、前記識別部の識別結果に基づいて、前記結束部によって作成される束貨幣が最終束であるか否かを判断する請求項に記載の貨幣処理装置。
  4. 所定の出金枚数分の貨幣を出金する貨幣処理装置において、
    バラ貨幣を収納する収納部と、
    バラ貨幣を集積する整理用一時保留部と、
    前記整理用一時保留部に集積された所定枚数のバラ貨幣を束ねて束貨幣を作成する結束部と、
    バラ貨幣を投出するための出金口と、
    前記収納部に収納されたバラ貨幣を繰り出して前記整理用一時保留部に集積し、前記整理用一時保留部に集積されたバラ貨幣を前記結束部に搬送した後に、前記出金枚数のうち前記所定枚数未満の端数分のバラ貨幣を前記収納部から繰り出して前記出金口に搬送する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記結束部によって複数の束貨幣が作成される場合に、前記整理用一時保留部に集積されたバラ貨幣を前記結束部に搬送してから次のバラ貨幣が前記整理用一時保留部に集積されるまでの間に、前記端数分の貨幣を前記収納部から繰り出させて前記出金口に搬送させる貨幣処理装置。
  5. 所定の出金枚数分の貨幣を出金する貨幣処理装置において、
    バラ貨幣を収納する収納部と、
    バラ貨幣を集積する整理用一時保留部と、
    前記整理用一時保留部に集積された所定枚数のバラ貨幣を束ねて束貨幣を作成する結束部と、
    バラ貨幣を投出するための出金口と、
    前記収納部に収納されたバラ貨幣を繰り出して前記整理用一時保留部に集積し、前記整理用一時保留部に集積されたバラ貨幣を前記結束部に搬送した後に、前記出金枚数のうち前記所定枚数未満の端数分のバラ貨幣を前記収納部から繰り出して前記出金口に搬送する制御部と、
    前記整理用一時保留部に集積された所定枚数の貨幣を前記結束部に搬送する搬送アームと、
    前記搬送アームの位置を検知する搬送アーム検知部と、を備え
    前記制御部は、前記整理用一時保留部に集積された所定枚数のバラ貨幣を前記結束部に搬送する際に、少なくとも前記搬送アーム検知部によって前記搬送アームが前記整理用一時保留部から所定の範囲外に存在することが検知されている間に、前記端数分のバラ貨幣を前記収納部から繰り出させて前記出金口に搬送させる貨幣処理装置。
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