JP5460587B2 - 移動通信ネットワークにおける位置測定のための方法と構成 - Google Patents

移動通信ネットワークにおける位置測定のための方法と構成 Download PDF

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Description

本発明は、移動通信ネットワークにおける位置測定のための方法と構成に関する。さらに詳細に、本発明は、ターゲットユーザ装置(UE:User Equipment)が接続されている無線基地局のセル識別情報を使用することによりターゲットUEの位置測定を行うための方法および構成の改善に関する。
全てのセルラー移動通信ネットワークは、1つの特定の基地局によってサービスが提供されるセルに分割されている。それぞれの基地局は2つ以上のセルにサービスを提供することができる。位置測定およびナビゲーションの観点からの重要な点は、ある特定のユーザ装置(UE)(端末とも呼ばれる)が位置するセルがセルラーシステムの中で認識されているという点である。従って、特定のセルがカバーする地理的エリアが判定された後には、UEが接続されていて、サービスを提供しているセルの、報告されたセル識別情報がその特定の地理的エリアのセル識別情報に等しい限りにおいて、UEは前記地理的エリアの中のどこかに位置していると言明することができる。
セル識別情報による位置測定方法の精度はセルの大きさによって制限される。これは、さらに工夫を凝らしたナビゲーション用途に使用することに対する幾ばくかの妨げになる。この方法の主たる利点は、非常に短い応答時間であること、それと同時に、この方法は広く広がって、セルラーでカバーされているところでは常に利用可能であることである。セル識別情報による方法は、実行するのに直接的であり、UEに影響を及ぼさない。この利点によりセル識別情報による位置測定方法の開発が興味を持たれるようになった。これらの方法は強化型セル識別情報による位置測定(enhanced cell identity positioning)の方法と呼ばれ、基本的なセル識別情報による位置測定方法の利点を保持したまま、その方法の精度を高くすることを目的としている。
強化型セル識別情報による位置測定方法の1つの原理は、好ましくは、多角形(下記で説明を行う)を使用してセル外延モデルと距離測定とを組み合わせることを目的としている。セル外延モデルとは、無線基地局(RBS:Radio Base Station)のカバレッジのモデルを決めることを意味する。距離測定に関する2つの可能性は、往復時間(RTT:ラウンド・トリップ・タイム)測定および/または伝搬路損失(パスロス)測定である。これら2つの代替的な方法の内の、より精度の高いものは往復時間測定である。伝搬路損失の測定はシャドーフェーディングの影響を被る。その結果、UEへの距離の半分程度の精度になる。往復時間測定の原理を図1に示す。端的に言えば、無線基地局(RBS)からUEへの電波の往復の伝搬時間が測定される。RBSからUEへの距離(r)は次式に従う。
r=c・RTT/2
ここに、RTTは往復時間であり、またcは光速である。
往復時間測定だけでは円が画定されるだけである。または、不正確さを考慮に入れるならば、RBSの周囲の円周状ストリップが画定されるだけである。この情報をセル多角形と合成して、円周状ストリップの左右の角度を算出することができる。
図1は往復時間と合成したセル識別情報による位置測定方法を示す。端末の位置はサービスを提供しているセルと円周状ストリップの交点として求めることができる。
いくつかのシステムでは、例えば広帯域符号分割多元接続(WCDMA:Wideband Code Division Multiple Access)システムでは、往復時間(RTT)はUEが位置しているところのアンテナからの距離を識別するために使用することができる。これは距離を与えるが、円またはセクタのどこにUEが位置するかを確定することはできない。もし、RTT測定により、UEが例えば基地局から500mに位置に存在すると判定されたとしても、これは、セクタの円弧、または円の円周上におけるいずれかの位置に存在しているということである。いくつかの基地局からのRTTの三角測量測定を使用して精度を上げることができる。RTTの三角測量測定は、3つのRBSが同じUEまたはセルIDまでの距離を測定する方法である。ソフトハンドオーバを行っているUEもまた、UEが存在すると識別することができる2つの基地局に対して比較的に等距離にあるエリアの中に位置する。しかし、3つのRBSがいずれも端末に対してアクティブとなる確率は典型的に10−15%である。そのため、このような低い稼働性によって、この方法は制限を受ける。
上記で述べたように、セルの地理的外延の好ましい表現は、セル多角形方式によって与えられる(更なる説明は非特許文献1を参照されたい)。セルの外延は、自身の中に交点を持たない、3〜15の頂点を持つ閉じた多角形によって描かれる(図1参照)。この方式は、2次元で、頂点は、WGS84(世界測地系)地理参照システムにおける経度と緯度との組として決定される。
頂点A〜Eを持つセル多角形の1例を図2に示す。RBSは、通常、セルカバレッジを表すセル多角形の頂点の内の1つの近傍に位置する。
無線伝搬が複雑であるために、セル多角形方式は、真実のセルの外延の近似でしかないという点に注意すべきである。多角形方式は、例えば、計算の複雑さおよび報告するための帯域幅を考慮に入れると、合理的に柔軟な地理的表現方式を取り入れる必要から規定されるものである。
多角形方式はセルの外延(すなわち、セルカバレッジ)を近似するものであり、それが、ある程度の確実性を持ったセルの外延を代表するものであるためには、多角形は通常、セル計画ツールの中で事前に決定されていなければならない。この確実性は、UEがセル多角形によって表現されるセル(RBS)に接続されるという事実を条件として、UEがこのセル多角形の中に位置する確率を表現することを意図している。セル多角形に関する、基盤となるオフラインでの計算は、例えば、工夫を凝らすレベルを変化させて行うカバレッジエリアのシミュレーションに基づくことができる。しかしながら最終的な結果は、算出されたセル外延の確実性を考慮に入れると、通常は、非常に信頼性の高いものではない。その結果、それぞれのセルに対して、確実性と事前に算出したセル多角形との間を、フィールドデータを使用して整合を取る必要がある。しかしこれは、通常では可能な方法ではない。
強化型セル識別情報による位置測定方法についてのアイデアは、UEが1つまたは複数のセルとソフトハンドオーバまたはソフターハンドオーバを行っている地域の、事前に計算された地図を使用することであった。ソフトハンドオーバおよびソフターハンドオーバについては非特許文献2でより詳細に説明されている。これは、典型的には、サービスを提供するRBSへの距離が大体等しいエリアにおいて生ずる。このようなエリアはセル全体からすると相当に小さなエリアであり、UEがこのようなエリアに位置しているときにはいつでも、基本的なセル識別情報による位置測定方法よりも高い精度でその位置を特定できる可能性がある。通常は、これらの地図は、セル多角形そのものとして計画ツールの中で事前に計算がなされている。
3GPP、TS23.032、「Universal Geographical Area Description(GAD)」 H.Holma and Toskala 「WCDMA for UMTS−Radio access for third generation mobile communications」、Chichester、UK、Wiley、2002
本発明の目的は、現行のセル識別情報による位置測定を改善することである。
第1の視点に従えば、これは、セルラー移動通信ネットワークにおける、ターゲットユーザ装置UEの位置を特定するための方法によって達成される。セルラー移動通信は、無線によってUEと通信を行うよう適合された複数の無線基地局RBSと、前記RBSの少なくとも1つを制御するよう適合された少なくとも1つの無線ネットワーク制御装置とを備える。本方法は、以下のステップを備える。すなわち、ターゲットUEが接続されているRBSを識別し、それにより、識別したRBSの位置を特定するステップと、前記ターゲットUEとは異なる他の第1および第2のUE(付加的なUE)であって、第1および第2の付加的なUEの内の少なくとも1つが、ターゲットUEが接続されているRBSとは異なるRBSに接続されている、第1および第2の付加的なUEを選定するステップと、ターゲットUEと識別されたRBSとの間の往復時間の測定に関した情報を受信するステップと、第1の付加的なUEとそれが接続されているRBSとの間の往復時間の測定に関した情報を取得するステップと、第2の付加的なUEとそれが接続されているRBSとの間の往復時間の測定に関した情報を取得するステップと、ターゲットUEと第1の付加的なUEとの間の測定に関した情報を受信するステップと、ターゲットUEと第2の付加的なUEとの間の測定に関した情報を受信するステップと、第1の付加的なUEと第2の付加的なUEとの間の測定に関した情報を受信するステップと、識別したRSBに関する知識と受信した情報とを使用することにより、ターゲットUEの位置を判定するステップとである。
第2の視点に従えば、これは、セルラー移動通信ネットワークにおける、ターゲットユーザ装置UEの位置を特定するための位置決定ノードによって達成される。セルラー移動通信は、無線によってUEと通信を行うよう適合された複数の無線基地局RBSと、前記RBSの少なくとも1つを制御するよう適合された少なくとも1つの無線ネットワーク制御装置とを備える。ここで、ネットワーク(たとえば無線ネットワーク制御装置)は、ターゲットUEが接続されているRBSを識別し、それにより、識別したRBSの位置を特定する手段と、第1および第2の付加的なUEであって、第1および第2の付加的なUEの内の少なくとも1つが、ターゲットUEが接続されているRBSとは異なるRBSに接続されている、第1および第2の付加的なUEを選定するための手段とを備える。第1および第2の付加的なUEを選定する手段は、ターゲットUEの中のユニットまたはネットワークノードの中のエンティティ(実体)であってよい。位置決定ノードは、ターゲットUEと識別されたRBSとの間の往復時間の測定に関した情報と、第1の付加的なUEとそれが接続されているRBSとの間の往復時間の測定に関した情報と、第2の付加的なUEとそれが接続されているRBSとの間の往復時間の測定に関した情報とを受信するよう適合された入力手段を備える。往復時間の測定値は、位置決定ノードの中のメモリから、または、UEまたはRBSから得ることができる。さらに、ターゲットUEと第1の付加的なUEとの間の測定に関した情報と、ターゲットUEと第2の付加的なUEとの間の測定に関した情報と、第1の付加的なUEと第2の付加的なUEとの間の測定に関した情報とがまた、第1のI/O手段によって受信される。また、位置決定ノードは、識別されたRBSに関する知識と受信した情報とを使用することにより、ターゲットUEの位置を求めるよう適合された算出器を備える。
本発明に関わる利点は、ターゲットUEとRBSとの間の往復時間の測定と、ターゲットUEと少なくとも2つの付加的なUEとの間の更なる測定とを合成することにより、高い精度の位置測定が達成されるという点である。
本発明の実施形態に関わる利点は、UEがSHO(ソフトハンドオーバ)において三角測量計算を行う必要性を回避できるので、高い利用性が提供される点である。
本発明の実施形態に関わる更なる利点は、これは緊急(エマージェンシー)サービスに対するバックアップとして使用することができる点である。いかなる理由によりGPSデータが利用できない場合にも、RBSとUEの間の測定、およびUEとUEとの間の往復時間測定または片道時間測定は、緊急呼の位置測定、またはターゲットUEの追跡に使用することができる。さらに、精度がFCC(Federal Communications Commission)の要求条件(緊急呼は確率67%では50m以内、確率95%では150m以内で位置測定がなされる必要がある)以内にあれば、本発明の実施形態に従った方法は、GPSの代替として使用することもできる。
往復時間遅延と合成したセル識別情報による位置測定方法を示す図である。 頂点A〜Eも持つセル多角形の1例を示す図である。 3者の交点RTTCellC+UE2UE3STT+UE1UE3STT(すなわち、(UE3とセルCとの間の往復時間)+(UE2とUE3との間の片道時間)+(UE1とUE3との間の片道時間))におけるUE3の位置測定を示した図である。 本発明の1つの実施形態に従った、ケース1のシグナリングフローチャートである。 本発明の1つの実施形態に従った、ケース2のシグナリングフローチャートである。 本発明の1つの実施形態に従った、ケース3のシグナリングフローチャートである。 本発明の1つの実施形態に従った位置決定ノードを示す図である。 本発明に従った方法を示す図である。
本発明は、ターゲットUEとそのターゲットUEが接続されているRBSとの間の往復時間(RTT:Round−trip−time)測定の相対的精度を増大させるための方法と構成を導入する。この測定は、RBS−UERTT測定と呼ばれ、ここでは、ターゲットUEは位置を決定される対象となるUEである。これは、少なくとも第1の付加的なUEと第2の付加的なUEとを選定することにより達成される。本発明に従えば、RBS−UERTT測定は、ターゲットUEと第1の付加的なUEとの間の測定と、ターゲットUEと第2の付加的なUEとの間の測定と、第1の付加的なUEと第2の付加的なUEとの間の測定とが合成される。さらに、第1の付加的なUEとそのRBSとの間の測定と、第2の付加的なUEとそのRBSとの間の測定もまた必要である。これらのRTT測定結果は、位置決定ノードには既に得られている。UEの間での測定はUE−UE測定と呼ばれる。これらの測定を使用して、測定に使用したこれら3つのUEの間の物理的距離を確定することができる。そして、それにより、ターゲットUEが位置する点に到達することができる。
本明細書において、UE−UE測定は、UEが互いに直接的に通信できることを前提としている。従って、ターゲットUEがセルまたはセクタの中に位置する場合に、RBS−UERTT測定をUE−UE測定と合成することにより、ターゲットUEのRBSからの距離、および測定グループに含まれている付加的なUEからの距離の測定を改善することができ、より正確な測定を行うことができる。
従って、本発明は、直接のUE−UE通信が可能な無線アクセス技術(RAT:Radio Access Technology)に適用することができる。従って、本発明は長期的進化(LTE:Long−term evolution)ネットワーク、4Gネットワークおよびアドホックネットワークに適用することができる。しかしながら、他のRATが直接のUE−UE通信の可能性を開発するならば、本発明はこれらの他のRATにも適用することが可能であろう。
さらに、識別情報を持ち、UEと同様な方式で無線電波を送受信できる固定の中継点を使用して、例えば、侵入者警告、火災警告、または動き検出器を持つカメラ等に関して、計算の精度を上げる、または計算の複雑さを低減することができる。
不明確でない解を得るためには、第1の付加的なUEは第1のRBSに接続され、第2の付加的なUEは第2のRBSに接続されるが、ターゲットUEは第1のRBSまたは第2のRBSのどちらにも接続されていないという条件で、第1の付加的なUEと第2の付加的なUEとが選定されなければならない。
あるいは、第1の付加的なUEと第2の付加的なUEとの内のどちらか一方はターゲットUEと同じRBSに接続されていてもよい。しかしながら、その場合に不明確でない解を得るためには、前記第1または第2の付加的なUEの内の少なくともどちらか一方の位置に関する情報が得られる必要がある。
本発明の実施形態に従えば、往復時間測定は、RATにおけるこれらのUEが互いに同期していない場合に使用される。そして、片道時間測定はRATにおけるこれらのUEが互いに同期している場合に使用される。
UEとRBSとの間の無線インタフェースを通してのシグナリングは、結果として隣接セルに存在している第1および第2の付加的なUEを識別するための接続メッセージとなり、これにより前記識別された複数のUEは互いに直接に信号を送信できるようになる。そしてRTTまたはSTTを使用して、そのUEの周囲にある円の中に位置するUEであって、計算対象グループに含まれる1つまたは複数のUEまでの物理的距離が算出される。
算出される物理的距離は、ターゲットUEが接続されているRBSからそれぞれのUEに対してはRTT測定の形で、また、複数のUE間の場合にはUEとUEとの間のRTT測定またはSTT測定の形で算出される。これらの測定値による三角測量は、ターゲットUEのRTT測定の外周と他のUEのRTT/STT測定との交点を求めることに帰着する。位置決定ノードはUEの位置測定結果を算出し、位置測定メッセージとして、またサービスアプリケーション、またはデータを要求する別のインスタンスをUEに送信する。このようにしてターゲットUEの位置は識別される。図3は3者の交点RTTCellC+UE2UE3STT+UE1UE3STT(すなわち、(UE3とセルCとの間の往復時間)+(UE2とUE3との間の片道時間)+(UE1とUE3との間の片道時間))におけるUE3の識別を示したものである。UEの位置は、一組の非線形方程式を解くことにより算出される。一意の(ユニークな)位置を得るためには、測定値の数が未知数の数と比較して多いかまたは等しい必要がある。
ここでの未知パラメータはそれぞれのUEに対して2次元座標で表される。NをUEの数であるとすれば、未知パラメータの数は2Nに等しい。
測定値の数は、UR−RBSのRTT測定値の数NとUE−UEのRTT測定値の数N*(N−1)/2とを加えたものとなり、全てのUEペアは互いにRTT測定が可能であると仮定すると、測定値の数は、N*(N+1)/2となる。
N=3に対しては6つの未知数と6つの測定値を得る。従って解を得ることができる。
RBSiは位置座表(xbi,ybi)、i=1,2,3およびUEiは座標(x,y)、i=1,2,3を持つと仮定する。測定が完全に行われたとすると、数学的には課題は以下のよう表される。
b1=((xb1−x+(yb1−y1/2
b2=((xb2−x+(yb2−y1/2
b3=((xb3−x )2+(yb3−y1/2
12=((x−x+(y−y)1/2
13=((x−x+(y−y1/2
23=((x−x)2+(y−y1/2
6本の方程式と6つの未知数によって一意の解が存在することができる。しかしながら、3つの全てのRBSの位置が一致する場合には、一意の解は存在しない。このことは、例えば、上式のヤコビアンを導出することにより示すことができる。ヤコビ行列は要素(i,k)として測定値#iのパラメータ#kに関する微係数を含む(ここに、i=1,...,6およびk=1,...,6である)。ここで、パラメータの順序は任意で、(x,y,x,y,x,y)でもよい。xb1=xb2=xb3およびyb1=yb2=yb3の場合には、ヤコビ行列は特異行列になって一意の解は存在しないことを意味する。一連の可能な位置はこの方程式を満足する。2つのBSの位置が等しい場合には、少なくとも2つの明らかに異なる解が存在する可能性があると推論される。その他の場合には、パラメータベクトルはこの分野で既知の技術を使用して解くことができる。これは例えば、テイラー級数による探索、または、円弧に沿った網羅的な探索であってもよい。代替として、距離rb1、rb2、rb3は既知であると仮定できるとすれば、課題をUEへの角度だけの変数を持つ方程式として扱うことができる。この場合には、方程式は次元が3になり、解くのがより容易になる。
更なるUEを計算クラスタの中に追加して精度を上げることができる。これは、例えば、更なるUEに対して別のRBSRTT測定値が得られる場合、または、UE機能を持つデバイスが固定位置にあって計算の中では定数として使用される場合である。
ある特定の変数の値が他の測定によって明らかになる場合には、これらの変数の値は測定される必要がないので、この限りにおいては、これらの計算に必要なアルゴリズムと方程式は動的に変化させることができる。この方式では測定資源は限定することができる。または、それらの算出方法は必要に応じて行うことができる。無線基地局アンテナは移動しないので、計算における正当な定数であり、従って、位置測定の計算に役立たせることができる。または、UE機能を持つ固定位置デバイスも同様である。これは例えば、場所を移動しない、UE機能を装備したユニットであり、ユニットの位置は、設置時に設定されてからは場所を移動しないように設定される。
位置算出は位置決定ノードの中で実行される。位置決定ノードは、無線アクセス技術に対してはセルにサービスを提供するネットワークの制御装置の中、または、同様の算出を行うノードの中に設備することができる。同期ネットワークにおいては、UEとUEとの間の測定は、片道時間測定、すなわち信号送信元UEにメッセージを返す必要がないことが望ましい。非同期ネットワークにおいてはRTTが使用される。このRTTは、UEの受信と送信の瞬時時刻の差に関するシグナリングを含む。
RTTのUE−UE位置測定が可能なネットワークにおいては、すなわち、UEとUEとの間の直接の通信がイネーブルされている場合には、メッセージは計算クラスタの中にあるエンティティ(実体)の間を通過するであろう。これらの計算は、ネットワークの中のUEが同期しているか否かに依存して異なる。この依存性によって3つの場合が生じ、これらに関しては以下でより詳細に記述する。
ケース1−非同期UEからのRTT測定値がターゲットUEで収集されて、位置測定情報が無線アクセスネットワーク(RAN)の位置決定ノードに送信される。
ケース2−同期UEからのSTT測定値がRANの位置決定ノードに直接に送信される。
ケース3−同期UEからのSTT測定値がターゲットUEで収集されて、位置測定情報がRANの位置決定ノードに送信される。
全ての場合が位置算出に対するコアネットワーク(CN:Core Network)からの初期位置測定要求から開始される。この初期位置測定要求は、位置算出を行うために、ある特定のセルの中に存在すると識別されたターゲットUEに向けられ、そのセルには他のUEもまた存在することが分かっている。
UE(ターゲットセルを含めて)が存在するセルにおいては、UEとRBSとの間のRTT測定は既に公に実現されていることを前提としていることに注意を要する。
本発明の1つの実施形態に従った図4のフローチャートとともに、ケース1に関してより詳細に記述する。
ターゲットUEがCNから位置測定要求を受信すると、ターゲットUEは、UE−idおよびcell−id(セルid)とともにPing(ピング)メッセージを測定クラスタに属している他のUEに送信する。このメッセージはピングメッセージを受信することができるとターゲットUEが知っている特定のUE(例えば、前記特定のUEの送信を以前から監視しているUE)を宛先とするか、または、ピングメッセージを受信する全てのUEが応答を返すことができるように宛先IDなしで送信することができる。この手順はネットワーク事業者、および、ネットワークの中の任意の制御エンティティによって制御することができる。測定を行うUEは、UE−id、セルid、およびRX−TX時間差の測定値を持つ応答メッセージをターゲットUEに返送する。ターゲットUE、またはネットワークは、測定クラスタに属している複数のUEのうちから第1の付加的なUEと第2の付加的なUEとを選定する。この選定は、随時に行うものであって、完全性を侵害または破るものであってはならない。それは無線インタフェースにおけるシグナリングの一部分であることが望ましい。選定されたUEは、ターゲットUE、ネットワークノード、または位置決定ノードによって、UE−UE測定が実行される前に通知されるてもよい(図中には示されていない)。
応答メッセージのデータは、これら選定された第1および第2の付加的なUEに対してターゲットUEの中に収集される。応答メッセージは、ターゲットUEと、それぞれ第1の付加的なUEおよび第2の付加的なUEとの間のRTTを求めるのに使用される。ターゲットUEは、第1および第2の付加的なUEに要求を送信し、第1の付加的なUEと第2の付加的なUEとの間のRTT測定が実行されるべきことを要求する。そして、これらのRTT測定の結果はターゲットUEに送信される。
さらに、ターゲットUEが収集したデータは、メッセージの中でRANの位置決定ノードに送信される。位置決定ノードは、ターゲットUEとそのRBSとの間、第1の付加的なUEとそのRBSとの間、および第2の付加的なUEとそのRBSとの間で、正当なRTT測定が得られたことの検証を行う。これらの測定結果は、例えば、位置決定ノードのメモリの中に記憶されている。もし正当なRTT測定が得られていなければ、その欠落しているRTT測定は実行されなければならない。RANはその欠落しているRTT測定に対する要求を開始することができる。これにより位置決定ノードは、UEとUEとの間の測定およびUEとRBSとの間の測定を合成した三角測量計算を実行することができる。ターゲットUEの位置を備える位置測定メッセージは、ターゲットUE、または位置測定要求の発信元に返送される。
全ての測定は、メッセージチェーンの中の全てのシステム変数に対して補償値を用いて計算され、測定を極力正確に行うことにより位置測定メッセージの品質を保証する。
本発明の1つの実施形態に従った図5のフローチャートとともに、ケース2に関してより詳細に記述する。
ターゲットUEがCNから位置測定要求を受信すると、ターゲットUEは、UE−idおよびセルidを持つピングメッセージを測定クラスタに属しているUEに送信する。測定を行うUEは、UE−idおよびセルidおよび片道時間(STT:Single Trip Time)の測定値を搭載したメッセージを位置決定ノードに送信する。位置決定ノードは、第1の付加的なUEと第2の付加的なUEとを、測定クラスタのUEから選定する。そして、測定されたSTTと、前記第1および第2の付加的なUEについてのUE−idおよびセルidとが、位置決定ノードの中に記憶される。第1および第2の付加的なUEには、それらが第1および第2の付加的なUEとして選定されたことが、例えばターゲットUE(図示せず)によって通知される。この選定は上記で記述したのと同じ方式で実行される。測定を行うUEは、STT測定に基づいて距離を算出するか、または、距離算出は位置決定ノードの中で実行することができるという点に注意を要する。そして、位置決定ノードは、STT測定が第1の付加的なUEと第2の付加的なUEとの間で実行され、位置決定ノードに送信されて位置決定ノードで収集されるように、第1の付加的なUEと第2の付加的なUEとに対して要求を送信する。
上記したように、位置決定ノードは、第1の付加的なUE、第2の付加的なUE、およびターゲットUEに対して正当なUE−RBS測定値が得られたか否かの判定を行う。いずれかの正当なRTT測定が欠落していれば、位置決定ノードは、この測定が実行されるべきであることを要求する。そして、UEとUEとの間のSTTおよびUEとRBSとの間のRTTを合成した三角測量計算が実行される。位置測定メッセージは、ターゲットUEまたは位置測定要求の発信元に返送される。
本発明の1つの実施形態に従った図6のフローチャートとともに、ケース3に関してより詳細に記述する。
ターゲットUEがCNから位置測定要求を受信すると、ターゲットUEは、UE−idおよびセルidを持つPingメッセージを測定クラスタの中にあるUEに送信する。測定を行うUEは、UE−idおよびセルidおよび片道時間(STT)測定値を持つメッセージをターゲットUEに送信する。測定を行うUEは距離を算出することができる。または、ターゲットUEが距離を算出してもよいし、または、それらの組み合わせを実行してもよい。それにより、測定するUEからとターゲットUEからの双方の距離算出が使用されて、平均値から距離が求められる。上記で記述したように、ターゲットUEは、第1の付加的なUEと第2の付加的なUEとを測定クラスタから選定する。そして、前記第1および第2の付加的なUEに対する、測定されたSTTおよびUE−idおよびセルidはターゲットUEの中に記憶される。第1および第2の付加的なUEは、それらが第1および第2の付加的なUEとして選定されたことを、例えばターゲットUE(図示せず)またはネットワークノードによって通知される。第1の付加的なUEと第2の付加的なUEとの間のSTT測定も実行され、ターゲットUEに送信されてターゲットUEによって収集される。ターゲットUEは収集した測定結果を位置決定ノードに送信する。
上記で記述したように、位置決定ノードは、第1の付加的なUE、第2の付加的なUE、およびターゲットUEに対して正当な測定値が得られたか否かを判定する。いずれかの正当なRTT測定が欠落している場合には、位置決定ノードは、この測定が実行されるべきであることを要求する。そしてUEとUEとの間のSTTおよびUEとRBSとの間のRTTを合成した三角測量計算が実行される。位置測定メッセージは、ターゲットUEまたは位置測定の要求元に返送される。
これら3つのケース1〜3の全てを参照すると、ターゲットUEの位置の算出を失敗した場合には、測定報告の失敗メッセージをターゲットUEおよび/またはCNに送信してもよい。一方、ターゲットUEの位置の算出に成功した場合には、位置測定報告の成功メッセージをターゲットUEおよび/またはCNに送信してもよい。上記したように、第1および第2の付加的なUEは、第1の付加的なUEは第1のRBSに接続され、第2の付加的なUEは第2のRBSに接続され、第1のRBSと第2のRBSとは異なっており、さらに第1および第2のRBSはターゲットUEが接続されているRBSとは異なるように選定されることが望ましい。本明細書において、「異なる」とは、RBS1の1つまたは複数のアンテナがRBS2の1つまたは複数のアンテナと比較して地理的に同一位置にない場合のことを意味する。
しかしながら、第1および第2の付加的なUEの内の少なくとも1つの場所が既知である場合には、第1および第2のRBSの内の1つは、ターゲットUEが接続されているRBSと同じであってもよい。
従って、本発明の実施形態に従った、図7に示される位置決定ノードは、第1の入力/出力(I/O)手段703と、RBSと、第2の入力/出力(I/O)手段705とを備える。第1の入力/出力(I/O)手段703はUE701に対するメッセージの受信と送信とを行い、RTT測定値をメモリ706から取り出したり、メモリ706に記憶したりするためのものであり(図7に示されたUE/RBSは任意のUE/RBSを代表すると理解されるべきである)、第2の入力/出力(I/O)手段705は、メッセージをCN707から受信する、およびCN707に送信するためのものである。
第1のI/O手段703によってUE701から受信された測定値は、演算ユニット704に転送され、そこで、受信した測定値とメモリ706の中に記憶されている正当なRTT測定値に基づいて、ターゲットUEの位置が算出される。このRTT測定は、ターゲットUEと識別されたRBSとの間の往復時間測定と、第1の付加的なUEとそれが接続されているRBSとの間の往復時間測定と、第2の付加的なUEとそれが接続されているRBSとの間の往復時間測定とである。メモリの中に正当なRTT測定値が記憶されていない場合には、関連するUEとそれが接続されているRBSとによってRTT測定が実行されなければならない。ターゲットUEと第1の付加的なUEとの間の測定、ターゲットUEと第2の付加的なUEとの間の測定、および第1の付加的なUEと第2の付加的なUEとの間の測定もまた必要である。
演算ユニット704の出力はターゲットユニットの位置を示す。そして、前記出力は、第1のI/O手段703または第2のI/O手段705を介して、ターゲットUEまたは別の位置測定要求エンティティに転送される。第1のI/O手段703および第2のI/O手段705は、位置測定に成功したかまたは失敗したかに関する報告を送信するために使用することもできる。
図示された実施形態においては、位置測定ユニット702は無線アクセスネットワークの中に位置している。しかしながら、位置測定ユニットはUE(端末)の中に位置することもできる。その場合には、位置決定ノードが無線アクセスネットワークに送信すると意図して開示する全てのメッセージは、関連する位置決定ノードを備えるUEに送信されなければならない。
本発明に従った方法は、図8のフローチャートによって示され、以下のステップを備える。
ステップ801で、ターゲットUEが接続されているRBSを識別する。これにより識別したRBSの位置を知る。
ステップ802で、第1および第2の付加的なUEを選定する。ここで、第1および第2の付加的なUEの内の少なくとも1つは、ターゲットUEが接続されているRBSとは異なるRBSに接続されている。
ステップ803で、RTT測定に関する情報を受信する。この情報は以下の測定に関する情報である。すなわち、ターゲットUEと識別されたRBSとの間の往復時間の測定と、第1の付加的なUEとそれが接続されているRBSとの間の往復時間の測定と、第2の付加的なUEとそれが接続されているRBSとの間の往復時間の測定とである。この情報は、位置決定ノードが、メモリの中から、または関連するノードから要求して得ることができる。
ステップ804で、UE−UE測定に関する情報を受信する。この情報は、ターゲットUEと第1の付加的なUEとの間の測定、およびターゲットUEと第2の付加的なUEとの間の測定、および第1の付加的なUEと第2の付加的なUEとの間の測定に関する情報である。
ステップ805で、識別したRBSに関する知識と受信した情報とを使用してターゲットUEの位置を決定する。
本発明は上記で記述した好適な実施形態に限定されるものではない。種々の代替物、変形、および均等物を使用することができる。従って、上記の実施形態は本発明の範囲を限定すると理解されるべきではなく、本発明は添付の特許請求の範囲によって画定される。

Claims (14)

  1. 無線により複数のユーザ装置(UE)と通信する複数の無線基地局(RBS)と、該複数の無線基地局の少なくとも1つを制御する無線ネットワーク制御装置とを備えたセルラー移動通信ネットワークにおいて位置測定のターゲットとなるターゲットユーザ装置の位置を決定する方法であって、
    設置されている位置が既知である無線基地局であって、前記ターゲットユーザ装置と接続している無線基地局を識別するステップと、
    第1の付加的なユーザ装置と第2の付加的なユーザ装置とを選択するステップであって、該第1の付加的なユーザ装置と該第2の付加的なユーザ装置とのうちの少なくとも1つが、前記ターゲットユーザ装置が接続している無線基地局とは異なる無線基地局に接続されている、前記ステップと、
    前記ターゲットユーザ装置と、前記識別された無線基地局との間におけるラウンドトリップ時間の測定値に関する情報を受信するステップと、
    前記第1の付加的なユーザ装置と、前記第1の付加的なユーザ装置が接続している無線基地局との間におけるラウンドトリップ時間の測定値に関する情報を取得するステップと、
    前記第2の付加的なユーザ装置と、前記第2の付加的なユーザ装置が接続している無線基地局との間におけるラウンドトリップ時間の測定値に関する情報を取得するステップと、
    前記ターゲットユーザ装置と、前記第1の付加的なユーザ装置との間におけるラウンドトリップ時間または片道時間の測定値に関する情報を受信するステップと、
    前記ターゲットユーザ装置と、前記第2の付加的なユーザ装置との間におけるラウンドトリップ時間または片道時間の測定値に関する情報を受信するステップと、
    前記第1の付加的なユーザ装置と、前記第2の付加的なユーザ装置との間におけるラウンドトリップ時間または片道時間の測定値に関する情報を受信するステップと、
    前記識別された無線基地局の情報と、前記受信した複数の情報とを使用して前記ターゲットユーザ装置の位置を決定するステップと
    を有することを特徴とする方法。
  2. 前記第1の付加的なユーザ装置は第1の無線基地局と接続しており、前記第2の付加的なユーザ装置は第2の無線基地局と接続しており、前記第1の無線基地局と前記第2の無線基地局は、前記ターゲットユーザ装置が接続している無線基地局と異なっていることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 固定の地点の位置を示す位置情報を受信するステップをさらに備え、
    前記位置情報が前記ターゲットユーザ装置の位置を決定する際に使用されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 複数のユーザ装置間における少なくとも1つの測定値はラウンドトリップ時間の測定値であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記複数のユーザ装置間における測定値に関する前記情報は前記ターゲットユーザ装置を介して受信された情報であることを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 複数のユーザ装置間における少なくとも1つの測定値は片道時間の測定値であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記ターゲットユーザ装置の位置は、無線アクセスネットワークにおける位置決定ノードにおいて決定されることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記ターゲットユーザ装置の位置は、いずれかのユーザ装置において決定されることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の方法。
  9. 無線により複数のユーザ装置(UE)と通信する複数の無線基地局(RBS)と、該複数の無線基地局の少なくとも1つを制御する無線ネットワーク制御装置とを備えたセルラー移動通信ネットワークにおいて位置測定のターゲットとなるターゲットユーザ装置の位置を決定する位置決定ノードであって、前記セルラー移動通信ネットワークは、設置されている位置が既知である無線基地局であって、前記ターゲットユーザ装置と接続している無線基地局を識別する手段と、第1の付加的なユーザ装置と第2の付加的なユーザ装置とを選択する手段であって、該第1の付加的なユーザ装置と該第2の付加的なユーザ装置とのうちの少なくとも1つが、前記ターゲットユーザ装置が接続している無線基地局とは異なる無線基地局に接続されている、該手段とを備えており、
    前記位置決定ノードは、
    前記ターゲットユーザ装置と前記識別された無線基地局との間におけるラウンドトリップ時間の測定値に関する情報と、前記第1の付加的なユーザ装置と前記第1の付加的なユーザ装置が接続している無線基地局との間におけるラウンドトリップ時間の測定値に関する情報と、前記第2の付加的なユーザ装置と前記第2の付加的なユーザ装置が接続している無線基地局との間におけるラウンドトリップ時間の測定値に関する情報と、前記ターゲットユーザ装置と前記第1の付加的なユーザ装置との間におけるラウンドトリップ時間または片道時間の測定値に関する情報と、前記ターゲットユーザ装置と前記第2の付加的なユーザ装置との間におけるラウンドトリップ時間または片道時間の測定値に関する情報と、前記第1の付加的なユーザ装置と前記第2の付加的なユーザ装置との間におけるラウンドトリップ時間または片道時間の測定値に関する情報とを受信する入力手段と、
    前記識別された無線基地局の情報と前記受信した複数の情報とを使用して前記ターゲットユーザ装置の位置を決定する演算手段と
    を備えたことを特徴とする位置決定ノード。
  10. 前記第1の付加的なユーザ装置は第1の無線基地局と接続しており、前記第2の付加的なユーザ装置は第2の無線基地局と接続しており、前記第1の無線基地局と前記第2の無線基地局は、前記ターゲットユーザ装置が接続している無線基地局と異なっていることを特徴とする請求項9に記載の位置決定ノード。
  11. 前記入力手段は、固定の地点の位置を示す位置情報をも受信する手段であり、
    前記位置情報が前記ターゲットユーザ装置の位置を決定する際に使用されることを特徴とする請求項9に記載の位置決定ノード。
  12. 複数のユーザ装置間における少なくとも1つの測定値はラウンドトリップ時間の測定値であることを特徴とする請求項9ないし11のいずれか1項に記載の位置決定ノード。
  13. 前記複数のユーザ装置間における測定値に関する前記情報は前記ターゲットユーザ装置を介して受信された情報であることを特徴とする請求項12に記載の位置決定ノード。
  14. 複数のユーザ装置間における少なくとも1つの測定値は片道時間の測定値であることを特徴とすることを特徴とする請求項9ないし11のいずれか1項に記載の位置決定ノード。
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