JP5458773B2 - ズームレンズ及び投射型表示装置 - Google Patents
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Description
(1) −0.7 ≦ fw / fI ≦ −0.4
(2) TL / fw ≦ 8.0
(3) 1.75 ≦ bw / fw
(4) −0.85 ≦ mIIw ≦ −0.6
ただし、
fw :広角端におけるレンズ全系の合成焦点距離
(第1レンズ群の最も拡大側の面からの物体距離1700mmに合焦の状態)
fI :第1レンズ群の合成焦点距離
TL :第1レンズ群の広角端における最も拡大側の面から像面までの距離
(ただし、第1レンズ群の最も拡大側の面からの物体距離1700mmに合焦の状態であり、第4レンズ群の最も縮小側面から像面までは空気換算距離)
bw :第4レンズ群の最も縮小側の面から像面までの距離
(ただし、第1レンズ群の最も拡大側の面からの物体距離1700mmに合焦の状態であり、第4レンズ群の最も縮小側面から像面までは空気換算距離)
mIIw :広角端における第2レンズ群の合成倍率
条件式(1)は、第1レンズ群のパワーに関する条件である。本発明のズームレンズにおける第1レンズ群は強い負のパワーを有しており、レトロフォーカスタイプの負パワー要素の働きをしている。すなわち、前述のDMD等のライトバルブを照明するための光学系を配する為の空間を第4レンズ群とDMD等のライトバルブの構成部品であるカバーガラスCGとの間隔を実際に確保するための光学的に必要となる条件である。さらに変倍においても光軸上を移動する構成要素となっており重要な役割を担っている。上限を超えると、第1レンズ群の負のパワーが小さくなり、間隔を必要量確保するのが困難になり、さらに変倍能力も低下し、下限を超えると負のパワーが大きくなり第2レンズ群以降の正レンズ群のパワーを強めなければならず、諸収差のバランスを取ることが困難になる。条件式(2)は、光学系の全長に関する条件であり、すなわち小径化の条件となる。上限を超えると全長が大きくなり、したがってレンズが大口径になり、小型、薄型化を損ねてしまう。下限を超えると、諸収差のバランスを取ることが困難となる。条件式(3)は、第4レンズ群の縮小側に設定される空気間隔に関する条件である。いわゆるバックフォーカスに相当する部分であるがライトバルブを照明するための光学系との共用スペースである為、この間隔を確保することが必要となる。従って下限を超えると照明系のスペースが不足し投射型表示装置として設計困難となる。条件式(4)は、本発明のズームレンズにあって最も特徴のある変倍を司る第2レンズ群の広角端配置における合成倍率に関する条件式である。本発明のズームレンズの変倍を担っているレンズ群は第1レンズ群乃至第3レンズ群で、正パワーの第2レンズ群を変倍中の固定群として当該レンズ群を挟んで負パワーを有する第1レンズ群及び第3レンズ群を一体で、拡大側(広角端)から縮小側(望遠端)へと光軸上を移動させることで実現している。従がって広角端配置の場合、第1レンズ群と第2レンズ群の間には少なくとも変倍時に移動する為に使用する空気間隔が必要である。この空気間隔に関する設定は条件式(4)の数値と密接に関係する。この空気間隔の量は、変倍に関係する各レンズ群のパワー、倍率、収差変動などを考慮しバランスの上で決まるが、条件式(4)の上限を超えると(絶対値が小さいと)空気間隔としては大きく設定可能となるが、一方では光学系全体の大きさに影響を及ぼすため限界値はこれらのバランスで決まってくる。逆に下限を超えると(絶対値が大きいと)空気間隔が大きくとれず、倍率の低下を招き、或いは各群パワーを上げなければならず、諸収差が悪化する。
(5) −0.45 ≦ fw / fI1 ≦ −0.2
(6) 0.6 ≦ fw / rI2 ≦ 0.95
(7) 1.67 ≦ nI1
ただし、
fI1 :第1レンズ群において最も拡大側に配置されるレンズの焦点距離
rI2 :第1レンズ群において最も拡大側に配置されるレンズの縮小側面の曲率半径
nI1 :第1レンズ群において最も拡大側に配置されるレンズのd線における屈折率
条件式(5)は、第1レンズ群の最も拡大側に配置されるレンズのパワーに関する条件である。第1レンズ群は、全体として強い負パワーを有するレンズ群で特に画角を確保するために重要な場所に配置されているといえる。したがって、最も拡大側に配置されるレンズに関しても大きな負のパワーを有しており、このことは光学系に要求される画角とバックフォーカスに密接に関係しているためであり、本発明のズームレンズでいえば第1レンズ群の最も拡大側に配置されるレンズの負パワーを増大することは、第4レンズ群とDMD等のライトバルブの構成部品であるカバーガラスCGとの空気間隔を確保した上で要求画角を実現し、かつ小型化に有効であるが、条件式(5)の上限を超えるとレンズの負パワーが強くなり色収差と像面湾曲が発生し、収差の補正が困難になり、下限を超えるとレンズの負パワーが弱くなり第4レンズ群とDMD等のライトバルブの構成部品であるカバーガラスCGとの空気間隔、いわゆるバックフォーカスに相当する部分を長く取ることが困難になる。条件式(6)は、レンズ全系の歪曲収差とコマ収差補正のための条件式である。前述の第1レンズ群の最も拡大側に配置されるレンズの縮小側の面形状に関するもので、強いパワーを持たせながら、拡大側の光線束に対して概ね同心的形状とすることで、根本的に収差の発生を抑えた形状としている。したがって上限を超えると、球面収差、コマ収差が補正不足となり、下限を超えると逆に補正過剰になる。条件式(7)は、第1レンズ群において最も拡大側に配置されるレンズに使用される硝材の屈折率に関する条件式である。強い負のパワーを獲得することによる曲率の大きさを軽減するためには、高屈折率であることが必須で、条件式において下限を超えてしまうことにより曲率をより大きくしなければならず、球面収差及びコマ収差が過大となり、ペッツバール和も小さくなり過ぎてしまい、良好な性能を維持していくことが出来なくなる。
(8) 0.15 ≦ fw / fII1 ≦ 0.4
(9) 24 ≦|vII2 − vII3|
ただし、
fII1 :第2レンズ群において最も拡大側に配置されるレンズの焦点距離
vII2 :第2レンズ群の拡大側から二番目に配置されるレンズのアッベ数
vII3 :第2レンズ群の拡大側から三番目に配置されるレンズのアッベ数
第2レンズ群の構成の特徴を詳しくみると、拡大側に有効径の大きい正レンズを配置して、やや大きめの空気間隔を設けた後、全体として正パワーを有する負レンズ、正レンズの順番の色消し系、或いは正レンズ、負レンズの順番の色消し系を配置しており、拡大側の正レンズを前群、色消し系を後群とすると、第2レンズ群前群は、第1レンズ群の強い負パワーで跳ね上げられたマージナル光線を略平行光束に戻しておいて、第2レンズ群後群でさらに集光光束として続く第3レンズ群に綱いている。第2レンズ群前群と後群の間の空気間隔は一般的な各レンズのパワーを下げて基本的な収差発生を抑制する作用を有している一方、前群の位置では軸上光束と周辺光束が分離気味にレンズに入射しているため周辺光束の光線高が大きいが、空気間隔を設けることによって後群の位置では周辺光束の光線高が小さくして、続く第3レンズ群内において周辺光束の主光線が光軸と交わるための準備をしている。条件式(8)は第2レンズ群前群のパワーに関するものであるが、基本的に第1レンズ群で跳ね上げられたマージナル光線を略平行光束に戻すに必要となるパワーである。上限を超えると単レンズであるため色収差を始め各収差の悪化を招くこととなり、下限を超えると後群の負担が大きくなることにより第2レンズ群としての収差バランスを崩す結果となる。続く条件式(9)は第2レンズ群後群における分散係数に関するものであるが、前群での発生を含め第2レンズ群の色消しに関するものである。従って下限未満では十分な色消しを得ることが出来なくなる。
(10) −0.9 ≦ fw / fIII ≦ −0.6
(11) 0.7 ≦ fw / fIII2 ≦ 1.1
(12) 5.0 ≦ VIIIn − VIIIp
(13) 1.7 ≦ NIII
ただし、
fIII :第3レンズ群の合成焦点距離
fIII2:第3レンズ群において拡大側から二番目に配置されるレンズの焦点距離
VIIIn:第3レンズ群を構成する負レンズのアッベ数の平均値
VIIIp:第3レンズ群を構成する正レンズのアッベ数の平均値
NIII :第3レンズ群を構成するレンズのd線における屈折率の平均値
条件式(10)は、第3レンズ群のパワーに関するものである。第3レンズ群は変倍を主に担っているために強い負のパワーが付与されている。従がって上限を超えるような(絶対値の小さい)パワーでは変倍量を小さくするか或いは光学系全体の大きさも大きくなるためコンパクトなズームレンズとはならない。逆に下限を超えるような(絶対値の大きい)パワーを与えてしまうと、続く第4レンズ群の正のパワーを増大しなければならなくなるため、全体の収差バランスが悪化してしまう。一方本来このような光学補正型の変倍光学系では移動群となるレンズ群のパワーが略等しいことが変倍中のフォーカス移動を無くする(無視しうる量とする)ための条件であるが、このことはカメラなどの交換レンズにおいて変倍時のフォーカス移動量が最大でも焦点深度内に収めなければならないための条件であり、本発明のズームレンズのように投射型表示装置に採用する場合にはその条件をそのままあてはめなくとも良い。投射型表示装置用の光学系としてはフォーカス移動を必ずしも無視し得る量にする必要はなく、変倍によるフォーカス移動での投射画像のボケが微小であれば、再度フォーカス調整をすること至極簡単であるため問題にはならない。それよりもズームカムを省略できるというコスト的な利点、サイズ的な利点の方が優位な条件である。このような制約の中では条件式(1)で表現されている第1レンズ群のパワー、条件式(10)で表現されている第3レンズのパワーの関係は問題ではなくフォーカス移動を良好な範囲で維持することが可能である。条件式(11)は、第3レンズ群において拡大側から二番目に配置される正レンズのパワーに関するものであるが、第3レンズ群として強い負のパワーを有する中で、正パワーの強いレンズが配置されているのはレンズ系全体でのペッツバール和のバランスを良好に維持することが目的である。従がって上限、下限のどちらを超えてもバランスとしては望ましくなく周辺性能の悪化を招くこととなるが上限を超えた場合には、加えて第3レンズ群全体の負パワーの損出を招き易く、変倍比を下げざるを得なくなる。条件式(12)は、第3レンズ群としての色消し条件であり、下限を超えると変倍時における色収差変動が大きくなりズーム全域について良好な性能を維持することが出来ない。数値自身が一般的な光学ガラスの範囲を考えると小さくみえるが、それは次の条件式(13)に示されるように第3レンズ群に使用される硝材が正レンズ、負レンズに関係なく一応に屈折率が高いことが理由である。条件式(13)は、第3レンズ群に使用されるレンズの屈折率を示している。前述のように、第3レンズ群では高屈折率を有する負、正、負のレンズがやや大きい空気間隔を保ちつつ配されている。これはペッツバール和を改善するための像面湾曲に有利な構成方法であるとともに、周辺像点に対する主光線が第3レンズ群内で光軸と交差することから、コマ収差や特に球面収差に大きな影響を及ぼすためこれらについても有利な形状を保持する必要があり、従がって全体を高屈折率の硝材を使用することは重要である。条件式(13)の下限を超えるとこれらの良好な特性が維持出来なくなる。
(14) 0.6 ≦ fw / fIV ≦ 0.75
(15) 0.35 ≦ fw / fIV1 ≦ 0.65
(16) 24 ≦ VIVp − VIVn
(17) 1.75 ≦ nIVn
ただし、
fIV :第4レンズ群の合成焦点距離
fIV1:第4レンズ群の最も拡大側に配置されるレンズの焦点距離
VIVp:第4レンズ群を構成する正レンズのアッベ数
VIVn:第4レンズ群を構成する負レンズのアッベ数
nIVn:第4レンズ群を構成する負レンズのd線における屈折率
条件式(14)は、第4レンズ群のパワーに関するものである。第4レンズ群は、レンズ群としては最も縮小側に配置され変倍動作中固定されているため、マスター系或いはリレー系に準ずる役割を担っている。すなわち変倍に関係なく第1レンズ群乃至第3レンズ群で発生し、補正不十分な収差を最終的に補正すると共に所定の寸法、仕様に合わせる機能を有する。従がって上限を超えると所定の仕様とするには各群のパワーも増大することになり性能を維持することが出来ない。あるいは逆に性能を維持するためには光学系の構成枚数を増やす必要が生ずる。また、下限を超えると第4レンズ群による最終的な性能調整効果が不十分となってしまう。条件式(15)は、第4レンズ群の最も拡大側に配置されるレンズのパワーに関するものである。レンズ系全体のマスター系或いはリレー系に準ずる役割を担っていることは前述したが、直前に位置する第3レンズ群を射出する光束は発散光束と成っているため、所謂4群ズームのマスター系或いはリレー系とは異なっている。そのため当該レンズの形状は第3レンズ群を射出してきた光束を平行或いは緩やかな収束光とするに最適な略収差最小型となっている。これは第3レンズ群が変倍に応じて移動する為、光束の入射状態の変化に対応するのに都合が良い。当該レンズのパワーはそのバランスを維持するために重要で、下限を超えても上限を超えても、第3レンズ群の発散光束を適度な平行或いは集光状態にもっていくことができず、第4レンズ群の縮小側に配置される残りの正レンズとのパワー負担のバランスを崩してしまい全変倍域における球面収差、コマ収差、色収差等を良好に補正することが出来ない。条件式(16)は、第4レンズ群の色補正条件である。単色収差を補正するには、各レンズのパワーが過大とならないことが必要で、そのためには条件式(16)を満たす正レンズ、負レンズのアッベ数であることが必要な条件となり、下限を超えると色収差の補正が困難となる。条件式(17)は、第4レンズ群を構成する負レンズに用いられる硝材の屈折率に関する条件である。第4レンズ群を構成する負レンズは第1の構成方法では拡大側から二番目、第2の構成方法では拡大側から三番目に配置されるが、第1の構成方法では縮小側の正レンズと、第2の構成方法では拡大側の正レンズと接合の状態で用いるのが望ましい。これはこの部分系において、接合レンズに屈折率差をあたえることで、接合面での球面収差補正能力を維持しつつ像面湾曲補正の効果をも期待できるからである。従がって条件式(17)で下限を超える硝材の選択をするとこのような効果を期待出来なくなり、像面湾曲が過剰補正され、さらに球面収差がアンダーとなり易い。
(1) −0.7 ≦ fw / fI ≦ −0.4
(2) TL / fw ≦ 8.0
(3) 1.75 ≦ bw / fw
(4) −0.85 ≦ mIIw ≦ −0.6
ただし、
fw :広角端におけるレンズ全系の合成焦点距離
(第1レンズ群の最も拡大側の面からの物体距離1700mmに合焦の状態)
fI :第1レンズ群の合成焦点距離
TL :第1レンズ群の広角端における最も拡大側の面から像面までの距離
(ただし、第1レンズ群の最も拡大側の面からの物体距離1700mmに合焦の状態であり、第4レンズ群の最も縮小側面から像面までは空気換算距離)
bw :第4レンズ群の最も縮小側の面から像面までの距離
(ただし、第1レンズ群の最も拡大側の面からの物体距離1700mmに合焦の状態であり、第4レンズ群の最も縮小側面から像面までは空気換算距離)
mIIw :広角端における第2レンズ群の合成倍率
条件式(1)は、第1レンズ群のパワーに関する条件である。本発明のズームレンズにおける第1レンズ群は強い負のパワーを有しており、レトロフォーカスタイプの負パワー要素の働きをしている。すなわち、前述のDMD等のライトバルブを照明するための光学系を配する為の空間を第4レンズ群とDMD等のライトバルブの構成部品であるカバーガラスCGとの間隔を実際に確保するための光学的に必要となる条件である。さらに変倍においても光軸上を移動する構成要素となっており重要な役割を担っている。上限を超えると、第1レンズ群の負のパワーが小さくなり、間隔を必要量確保するのが困難になり、さらに変倍能力も低下し、下限を超えると負のパワーが大きくなり第2レンズ群以降の正レンズ群のパワーを強めなければならず、諸収差のバランスを取ることが困難になる。条件式(2)は、光学系の全長に関する条件であり、すなわち小径化の条件となる。上限を超えると全長が大きくなり、したがってレンズが大口径になり、小型、薄型化を損ねてしまう。下限を超えると、諸収差のバランスを取ることが困難となる。条件式(3)は、第4レンズ群の縮小側に設定される空気間隔に関する条件である。いわゆるバックフォーカスに相当する部分であるがライトバルブを照明するための光学系との共用スペースである為、この間隔を確保することが必要となる。従って下限を超えると照明系のスペースが不足し投射型表示装置として設計困難となる。条件式(4)は、本発明のズームレンズにあって最も特徴のある変倍を司る第2レンズ群の広角端配置における合成倍率に関する条件式である。本発明のズームレンズの変倍を担っているレンズ群は第1レンズ群乃至第3レンズ群で、正パワーの第2レンズ群を変倍中の固定群として当該レンズ群を挟んで負パワーを有する第1レンズ群及び第3レンズ群を一体で、拡大側(広角端)から縮小側(望遠端)へと光軸上を移動させることで実現している。従がって広角端配置の場合、第1レンズ群と第2レンズ群の間には少なくとも変倍時に移動する為に使用する空気間隔が必要である。この空気間隔に関する設定は条件式(4)の数値と密接に関係する。この空気間隔の量は、変倍に関係する各レンズ群のパワー、倍率、収差変動などを考慮しバランスの上で決まるが、条件式(4)の上限を超えると(絶対値が小さいと)空気間隔としては大きく設定可能となるが、一方では光学系全体の大きさに影響を及ぼすため限界値はこれらのバランスで決まってくる。逆に下限を超えると(絶対値が大きいと)空気間隔が大きくとれず、倍率の低下を招き、或いは各群パワーを上げなければならず、諸収差が悪化する。
(5) −0.45 ≦ fw / fI1 ≦ −0.2
(6) 0.6 ≦ fw / rI2 ≦ 0.95
(7) 1.67 ≦ nI1
ただし、
fI1 :第1レンズ群において最も拡大側に配置されるレンズの焦点距離
rI2 :第1レンズ群において最も拡大側に配置されるレンズの縮小側面の曲率半径
nI1 :第1レンズ群において最も拡大側に配置されるレンズのd線における屈折率
条件式(5)は、第1レンズ群の最も拡大側に配置されるレンズのパワーに関する条件である。第1レンズ群は、全体として強い負パワーを有するレンズ群で特に画角を確保するために重要な場所に配置されているといえる。したがって、最も拡大側に配置されるレンズに関しても大きな負のパワーを有しており、このことは光学系に要求される画角とバックフォーカスに密接に関係しているためであり、本発明のズームレンズでいえば第1レンズ群の最も拡大側に配置されるレンズの負パワーを増大することは、第4レンズ群とDMD等のライトバルブの構成部品であるカバーガラスCGとの空気間隔を確保した上で要求画角を実現し、かつ小型化に有効であるが、条件式(5)の上限を超えるとレンズの負パワーが強くなり色収差と像面湾曲が発生し、収差の補正が困難になり、下限を超えるとレンズの負パワーが弱くなり第4レンズ群とDMD等のライトバルブの構成部品であるカバーガラスCGとの空気間隔、いわゆるバックフォーカスに相当する部分を長く取ることが困難になる。条件式(6)は、レンズ全系の歪曲収差とコマ収差補正のための条件式である。前述の第1レンズ群の最も拡大側に配置されるレンズの縮小側の面形状に関するもので、強いパワーを持たせながら、拡大側の光線束に対して概ね同心的形状とすることで、根本的に収差の発生を抑えた形状としている。したがって上限を超えると、球面収差、コマ収差が補正不足となり、下限を超えると逆に補正過剰になる。条件式(7)は、第1レンズ群において最も拡大側に配置されるレンズに使用される硝材の屈折率に関する条件式である。強い負のパワーを獲得することによる曲率の大きさを軽減するためには、高屈折率であることが必須で、条件式において下限を超えてしまうことにより曲率をより大きくしなければならず、球面収差及びコマ収差が過大となり、ペッツバール和も小さくなり過ぎてしまい、良好な性能を維持していくことが出来なくなる。
(8) 0.15 ≦ fw / fII1 ≦ 0.4
(9) 24 ≦|vII2 − vII3|
ただし、
fII1:第2レンズ群において最も拡大側に配置されるレンズの焦点距離
vII2:第2レンズ群の拡大側から二番目に配置されるレンズのアッベ数
vII3:第2レンズ群の拡大側から三番目に配置されるレンズのアッベ数
第2レンズ群の構成の特徴を詳しくみると、拡大側に有効径の大きい正レンズを配置して、やや大きめの空気間隔を設けた後、全体として正パワーを有する負レンズ、正レンズの順番の色消し系、或いは正レンズ、負レンズの順番の色消し系を配置しており、拡大側の正レンズを前群、色消し系を後群とすると、第2レンズ群前群は、第1レンズ群の強い負パワーで跳ね上げられたマージナル光線を略平行光束に戻しておいて、第2レンズ群後群でさらに集光光束として続く第3レンズ群に綱いている。第2レンズ群前群と後群の間の空気間隔は一般的な各レンズのパワーを下げて基本的な収差発生を抑制する作用を有している一方、前群の位置では軸上光束と周辺光束が分離気味にレンズに入射しているため周辺光束の光線高が大きいが、空気間隔を設けることによって後群の位置では周辺光束の光線高が小さくして、続く第3レンズ群内において周辺光束の主光線が光軸と交わるための準備をしている。条件式(8)は第2レンズ群前群のパワーに関するものであるが、基本的に第1レンズ群で跳ね上げられたマージナル光線を略平行光束に戻すに必要となるパワーである。上限を超えると単レンズであるため色収差を始め各収差の悪化を招くこととなり、下限を超えると後群の負担が大きくなることにより第2レンズ群としての収差バランスを崩す結果となる。続く条件式(9)は第2レンズ群後群における分散係数に関するものであるが、前群での発生を含め第2レンズ群の色消しに関するものである。従がって下限未満では十分な色消しを得ることが出来なくなる。
(10) −0.9 ≦ fw / fIII ≦ −0.6
(11) 0.7 ≦ fw / fIII2 ≦ 1.1
(12) 5.0 ≦ VIIIn − VIIIp
(13) 1.7 ≦ NIII
ただし、
fIII :第3レンズ群の合成焦点距離
fIII2:第3レンズ群において拡大側から二番目に配置されるレンズの焦点距離
VIIIn:第3レンズ群を構成する負レンズのアッベ数の平均値
VIIIp:第3レンズ群を構成する正レンズのアッベ数の平均値
NIII :第3レンズ群を構成するレンズのd線における屈折率の平均値
条件式(10)は、第3レンズ群のパワーに関するものである。第3レンズ群は変倍を主に担っているために強い負のパワーが付与されている。従がって上限を超えるような(絶対値の小さい)パワーでは変倍量を小さくするか或いは光学系全体の大きさも大きくなるためコンパクトなズームレンズとはならない。逆に下限を超えるような(絶対値の大きい)パワーを与えてしまうと、続く第4レンズ群の正のパワーを増大しなければならなくなるため、全体の収差バランスが悪化してしまう。一方本来このような光学補正型の変倍光学系では移動群となるレンズ群のパワーが略等しいことが変倍中のフォーカス移動を無くする(無視しうる量とする)ための条件であるが、このことはカメラなどの交換レンズにおいて変倍時のフォーカス移動量が最大でも焦点深度内に収めなければならないための条件であり、本発明のズームレンズのように投射型表示装置に採用する場合にはその条件をそのままあてはめなくとも良い。投射型表示装置用の光学系としてはフォーカス移動を必ずしも無視し得る量にする必要はなく、変倍によるフォーカス移動での投射画像のボケが微小であれば、再度フォーカス調整をすること至極簡単であるため問題にはならない。それよりもズームカムを省略できるというコスト的な利点、サイズ的な利点の方が優位な条件である。このような制約の中では条件式(1)で表現されている第1レンズ群のパワー、条件式(10)で表現されている第3レンズのパワーの関係は問題ではなくフォーカス移動を良好な範囲で維持することが可能である。条件式(11)は、第3レンズ群において拡大側から二番目に配置される正レンズのパワーに関するものであるが、第3レンズ群として強い負のパワーを有する中で、正パワーの強いレンズが配置されているのはレンズ系全体でのペッツバール和のバランスを良好に維持することが目的である。従がって上限、下限のどちらを超えてもバランスとしては望ましくなく周辺性能の悪化を招くこととなるが上限を超えた場合には、加えて第3レンズ群全体の負パワーの損出を招き易く、変倍比を下げざるを得なくなる。条件式(12)は、第3レンズ群としての色消し条件であり、下限を超えると変倍時における色収差変動が大きくなりズーム全域について良好な性能を維持することが出来ない。数値自身が一般的な光学ガラスの範囲を考えると小さくみえるが、それは次の条件式(13)に示されるように第3レンズ群に使用される硝材が正レンズ、負レンズに関係なく一応に屈折率が高いことが理由である。条件式(13)は、第3レンズ群に使用されるレンズの屈折率を示している。前述のように、第3レンズ群では高屈折率を有する負、正、負のレンズがやや大きい空気間隔を保ちつつ配されている。これはペッツバール和を改善するための像面湾曲に有利な構成方法であるとともに、周辺像点に対する主光線が第3レンズ群内で光軸と交差することから、コマ収差や特に球面収差に大きな影響を及ぼすためこれらについても有利な形状を保持する必要があり、従がって全体を高屈折率の硝材を使用することは重要である。条件式(13)の下限を超えるとこれらの良好な特性が維持出来なくなる。
(14) 0.6 ≦ fw / fIV ≦ 0.75
(15) 0.35 ≦ fw / fIV1 ≦ 0.65
(16) 24 ≦ VIVp − VIVn
(17) 1.75 ≦ nIVn
ただし、
fIV :第4レンズ群の合成焦点距離
fIV1:第4レンズ群の最も拡大側に配置されるレンズの焦点距離
VIVp:第4レンズ群を構成する正レンズのアッベ数
VIVn:第4レンズ群を構成する負レンズのアッベ数
nIVn:第4レンズ群を構成する負レンズのd線における屈折率
条件式(14)は、第4レンズ群のパワーに関するものである。第4レンズ群は、レンズ群としては最も縮小側に配置され変倍動作中固定されているため、マスター系或いはリレー系に準ずる役割を担っている。すなわち変倍に関係なく第1レンズ群乃至第3レンズ群で発生し、補正不十分な収差を最終的に補正すると共に所定の寸法、仕様に合わせる機能を有する。従がって上限を超えると所定の仕様とするには各群のパワーも増大することになり性能を維持することが出来ない。あるいは逆に性能を維持するためには光学系の構成枚数を増やす必要が生ずる。また、下限を超えると第4レンズ群による最終的な性能調整効果が不十分となってしまう。条件式(15)は、第4レンズ群の最も拡大側に配置されるレンズのパワーに関するものである。レンズ系全体のマスター系或いはリレー系に準ずる役割を担っていることは前述したが、直前に位置する第3レンズ群を射出する光束は発散光束と成っているため、所謂4群ズームのマスター系或いはリレー系とは異なっている。そのため当該レンズの形状は第3レンズ群を射出してきた光束を平行或いは緩やかな収束光とするに最適な略収差最小型となっている。これは第3レンズ群が変倍に応じて移動する為、光束の入射状態の変化に対応するのに都合が良い。当該レンズのパワーはそのバランスを維持するために重要で、下限を超えても上限を超えても、第3レンズ群の発散光束を適度な平行或いは集光状態にもっていくことができず、第4レンズ群の縮小側に配置される残りの正レンズとのパワー負担のバランスを崩してしまい全変倍域における球面収差、コマ収差、色収差等を良好に補正することが出来ない。条件式(16)は、第4レンズ群の色補正条件である。単色収差を補正するには、各レンズのパワーが過大とならないことが必要で、そのためには条件式(16)を満たす正レンズ、負レンズのアッベ数であることが必要な条件となり、下限を超えると色収差の補正が困難となる。条件式(17)は、第4レンズ群を構成する負レンズに用いられる硝材の屈折率に関する条件である。第4レンズ群を構成する負レンズは第1の構成方法では拡大側から二番目、第2の構成方法では拡大側から三番目に配置されるが、第1の構成方法では縮小側の正レンズと、第2の構成方法では拡大側の正レンズと接合の状態で用いるのが望ましい。これはこの部分系において、接合レンズに屈折率差をあたえることで、接合面での球面収差補正能力を維持しつつ像面湾曲補正の効果をも期待できるからである。従がって条件式(17)で下限を超える硝材の選択をするとこのような効果を期待出来なくなり、像面湾曲が過剰補正され、さらに球面収差がアンダーとなり易い。
本発明のズームレンズの参考例1について数値例を表1に示す。また図1は、そのレンズ構成図、図2はその諸収差図である。
表中の上段で、fはズームレンズ全系の焦点距離、FnoはFナンバー、2ωはズームレンズの全画角を表し、dと括弧付の数値で表している、例えばd(108)であるが、これは108面が変倍に伴い空気間隔が変化する面であり、その変化する数値を表すものである。また下段のrは曲率半径、dはレンズ厚またはレンズ間隔、ndはd線に対する屈折率、νdはd線のアッベ数を示す。諸収差図中の球面収差図におけるCA1、CA2、CA3はそれぞれCA1=550nm、CA2=450nm、CA3=620nmの波長における収差曲線である。非点収差図におけるSはサジタル、Mはメリディオナルを示している。また、全般に亘り特別に記載のない限り、諸値の計算に使用している波長はCA1=550.0nmである。また、物体及び像の関係は101面からの物体距離を1700mmとした合焦状態を表しているものとする。
本発明のズームレンズの実施例1について数値例を表2に示す。また図3は、そのレンズ構成図、図4はその諸収差図である。
本発明のズームレンズの参考例2について数値例を表3に示す。また図5は、そのレンズ構成図、図6はその諸収差図である。
本発明のズームレンズの参考例3について数値例を表4に示す。また図7は、そのレンズ構成図、図8はその諸収差図である。
本発明のズームレンズの参考例4について数値例を表5に示す。また図9は、そのレンズ構成図、図10はその諸収差図である。
本発明のズームレンズの参考例5について数値例を表6に示す。また図11は、そのレンズ構成図、図12はその諸収差図である。
本発明のズームレンズの参考例6について数値例を表7に示す。また図13は、そのレンズ構成図、図14はその諸収差図である。
Claims (6)
- 拡大側から順に、全体で負の屈折力を有する第1レンズ群、全体で正の屈折力を有する第2レンズ群、全体で負の屈折力を有する第3レンズ群、全体で正の屈折力を有する第4レンズ群から構成され、広角端から望遠端へ変倍に際して前記第2レンズ群及び前記第4レンズ群は変倍動作中固定されており、前記第1レンズ群及び前記第3レンズ群は拡大側から縮小側方向へ一体として光軸に沿って移動し、前記第1レンズ群のパワーに関して下記条件式(1)を満足し、光学系に関する大きさが下記条件式(2)を満足し、前記第4レンズ群の縮小側に設定される空間に関して下記条件式(3)を満足し、変倍に関係しており変倍中固定されている前記第2レンズ群の広角端における倍率に関して下記条件式(4)を満足していることを特徴とするズームレンズ。
(1) −0.7 ≦ fw / fI ≦ −0.4
(2) TL / fw ≦ 8.0
(3) 1.75 ≦ bw / fw
(4) −0.85 ≦ mIIw ≦ −0.6
ただし、
fw :広角端におけるレンズ全系の合成焦点距離
(第1レンズ群の最も拡大側の面からの物体距離1700mmに合焦の状態)
fI :第1レンズ群の合成焦点距離
TL :第1レンズ群の広角端における最も拡大側の面から像面までの距離
(ただし、第1レンズ群の最も拡大側の面からの物体距離1700mmに合焦の状態であり、第4レンズ群の最も縮小側面から像面までは空気換算距離)
bw :第4レンズ群の最も縮小側の面から像面までの距離
(ただし、第1レンズ群の最も拡大側の面からの物体距離1700mmに合焦の状態であり、第4レンズ群の最も縮小側面から像面までは空気換算距離)
mIIw :広角端における第2レンズ群の合成倍率 - 前記請求項1記載のズームレンズにおいて、前記第1レンズ群は、拡大側から順に、少なくとも拡大側に凸のメニスカス形状で負の屈折力を有するレンズ(以下負レンズ)、正の屈折力を有するレンズ(以下正レンズ)及び負レンズの三枚のレンズを配して構成され、必要に応じてやや空気間隔を設けた後縮小側に凸のメニスカス形状のレンズを配して構成され、最も拡大側に配置される負レンズのパワーに関して下記条件式(5)を満足し、縮小側面の形状の特徴に関して下記条件式(6)を満足し、屈折率に関して下記条件式(7)を満足していることを特徴とする。
(5) −0.45 ≦ fw / fI1 ≦ −0.2
(6) 0.6 ≦ fw / rI2 ≦ 0.95
(7) 1.67 ≦ nI1
ただし、
fI1 :第1レンズ群において最も拡大側に配置されるレンズの焦点距離
rI2 :第1レンズ群において最も拡大側に配置されるレンズの縮小側面の曲率半径
nI1 :第1レンズ群において最も拡大側に配置されるレンズのd線における屈折率 - 前記請求項1記載のズームレンズにおいて、前記第2レンズ群は、第1の構成方法として拡大側から順に正レンズ、正レンズ及び負レンズを配して構成されるか、又は第2の構成方法として拡大側から順に正レンズ、負レンズ及び正レンズを配して構成され、最も拡大側に配置される正レンズのパワーに関して下記条件式(8)を満足し、拡大側から二番目乃至三番目に配置されるレンズの分散特性の関係が下記条件式(9)を満足していることを特徴とする。
(8) 0.15 ≦ fw / fII1 ≦ 0.4
(9) 24 ≦|vII2 − vII3|
ただし、
fII1:第2レンズ群において最も拡大側に配置されるレンズの焦点距離
vII2:第2レンズ群の拡大側から二番目に配置されるレンズのアッベ数
vII3:第2レンズ群の拡大側から三番目に配置されるレンズのアッベ数 - 前記請求項1記載のズームレンズにおいて、前記第3レンズ群は、拡大側から順に負レンズ、正レンズ及び負レンズを配して構成され、群全体として有するパワーに関して下記条件式(10)を満足し、拡大側から二番目に配置されるレンズのパワーに関して下記条件式(11)を満足し、構成する負レンズと正レンズの分散特性の関係が下記条件式(12)を満足し、構成する各レンズの屈折率の関係が下記条件式(13)を満足していることを特徴とする。
(10) −0.9 ≦ fw / fIII ≦ −0.6
(11) 0.7 ≦ fw / fIII2 ≦ 1.1
(12) 5.0 ≦ VIIIn − VIIIp
(13) 1.7 ≦ NIII
ただし、
fIII :第3レンズ群の合成焦点距離
fIII2:第3レンズ群において拡大側から二番目に配置されるレンズの焦点距離
VIIIn:第3レンズ群を構成する負レンズのアッベ数の平均値
VIIIp:第3レンズ群を構成する正レンズのアッベ数の平均値
NIII :第3レンズ群を構成するレンズのd線における屈折率の平均値 - 前記請求項1記載のズームレンズにおいて、前記第4レンズ群は、第1の構成方法として拡大側から順に正レンズ、負レンズ及び正レンズを配して構成されるか、又は第2の構成方法として拡大側から順に正レンズ、正レンズ及び負レンズを配して構成され、群全体として有するパワーに関して下記条件式(14)を満足し、最も拡大側に配置されるレンズのパワーに関して下記条件式(15)を満足し、構成する正レンズと負レンズの分散特性の関係が下記条件式(16)を満足し、構成する負レンズの屈折率が下記条件式(17)を満足していることを特徴とする。
(14) 0.6 ≦ fw / fIV ≦ 0.75
(15) 0.35 ≦ fw / fIV1 ≦ 0.65
(16) 24 ≦ VIVp − VIVn
(17) 1.75 ≦ nIVn
ただし、
fIV :第4レンズ群の合成焦点距離
fIV1:第4レンズ群の最も拡大側に配置されるレンズの焦点距離
VIVp:第4レンズ群を構成する正レンズのアッベ数
VIVn:第4レンズ群を構成する負レンズのアッベ数
nIVn:第4レンズ群を構成する負レンズのd線における屈折率 - 前記請求項1乃至前記請求項5の少なくともいずれかの一項に記載されるズームレンズを搭載していることを特徴とした投射型表示装置。
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