JP5458442B2 - 刈払い用回転刃 - Google Patents

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本発明は、刈払い機に装着されて雑草や雑木(雑木等という)を刈払いする際に使用される刈払い用回転刃に関する。
従来、刈払い用の回転刃としては、例えば図9に示すものが知られている。この回転刃101は、円板状の台金102の中心部分の平坦部102aに刈払い機105への取付孔103が形成されると共に、平坦部102aの外側周囲に、裏面側に膨らんだ円環状の膨出部102bが形成されている。また、台金102の膨出部102bの外側には、刃先部102cが前記平坦部102a方向に反った状態で形成され、刃先部102cの先端に設けた図示しないチップ固着部に超硬合金からなるチップがロー付けされている。なお、台金の外周縁にチップがロー付けされた刈払い用回転刃としては、例えば特許文献1がある。
実開平06−24429号公報
しかしながら、このような回転刃101にあっては、膨出部102bの内側の凹部104内に刈払い機105への取付ボルト106を位置させることができて、取付ボルト106の頭部の外部への露出を防止してその摩耗や変形等を防止できるという利点が得られるものの、台金102の刃先部102cにロー付けされるチップ(刃先)による、雑木等の切断性能が劣るという問題点を有している。
すなわち、前記回転刃101の場合、台金102の刃先部102cにチップをロー付けした後に、プレス(絞り)加工により膨出部102bを成形する製造方法が採用されていることから、台金102のスプリングバック等により台金102の膨出部102bの外側が図9で上方に反った状態となる。その結果、刃先であるチップの突出方向が台金102の平坦部102aに対して角度を持ち平坦部102aと略同一面とならず、刃先が雑木等に直角に入り難くなって、良好な切れ味を得ることが難しい。
また、前記回転刃101の場合、台金102の地面と接触する裏面側に膨出部102bが円環状に形成されているため、回転刃101の使用により膨出部102bの裏面が地面に長時間接触すると、該膨出部102bの底部が摩耗し、台金102の刃先部102cが膨出部102b部分において平坦部102aから分離(分断)する虞がある。さらに、回転刃101を使用した雑木等の刈払い作業においては、作業者が雑木等の根本を狙うため、刃先であるチップが小石等の下側に入り込み易く、小石等を上方に跳ね飛ばしたり、あるいはチップが破損する場合がある等、刈払い作業中に作業者が思わぬ人身事故に巻き込まれる虞もある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、チップを雑木等に直角に入れることができて良好な切れ味が容易に得られると共に、刃先平坦部の取付平坦部に対する分離を防止しつつ小石等の上方への跳ね飛ばしを抑えることが可能で安全性に優れた刈払い用回転刃を提供することにある。
かかる目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、円板状の台金の外周縁に刃先を有する刈払い用回転刃において、前記台金は、その中心部分に刈払い機への取付孔が形成された取付平坦部と、該取付平坦部の外側に反刈払い機側である台金の裏面側に突出する状態で形成された円環状の膨出部と、該膨出部の外側に台金の外周縁方向に向けて前記取付平坦部と略同一面状に延設された刃先平坦部とを備え、前記膨出部の高さが、前記取付平坦部を刈払い機に取付ボルトで取り付けた際に、該取付ボルトの突出寸法より大きく設定されると共に、該膨出部の円周方向の所定位置に、膨出部が摩耗した場合でも前記刃先平坦部と取付平坦部の連結を維持可能な連結維持部が複数設けられ、該連結維持部は、前記膨出部の底部を台金の取付平坦部側に凹ませることで設けた凹部であると共に、該凹部の底部は、前記刃先平坦部に対する寸法を取付平坦部側が大きく刃先平坦部側が小さく設定することにより傾斜していることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記膨出部が、その地面と接触する刃先平坦部側の側壁の傾斜角度が20〜45度に設定されていることを特徴とする。
本発明のうち請求項1に記載の発明によれば、刃先を有する刃先平坦部が刈払い機に取り付けられる取付平坦部と略同一面状に形成されていることから、刃先を雑木等に直角に入れることができて回転刃に良好な切れ味を維持しつつ、膨出部の円周方向の所定位置に連結維持部が複数設けられているため、膨出部が摩耗した場合であっても連結維持部で刃先平坦部の取付平坦部からの分離を防止できると共に、膨出部を先に地面に接触させることができて、刃先が小石等の下に入り込むのを抑制して小石等の上方への跳ね飛ばしを防止できる等、刈払い作業の安全性を高めることができる。
また、連結維持部が膨出部の底部を台金の取付平坦部側に凹ませることで設けた凹部であるため、連結維持部を簡単に形成して安価な回転刃を得ることができると共に、凹部形状でリブとしても機能する連結維持部により膨出部自体の剛性を高めることができる。
さらに、凹部の底部が、刃先平坦部に対する寸法を取付平坦部側が大きく刃先平坦部側が小さく設定することにより傾斜しているため、連結維持部を平面視で略楕円形状の異形形状として、該維持部や膨出部の剛性を一層高めることができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、膨出部の地面と接触する刃先平坦部側の側壁の傾斜角度が20〜45度に設定されているため、刈払い作業時の回転刃の回転に対する地面から受ける抵抗を小さくすることができて、刈払い作業の能率向上を図ることができる。
本発明に係わる刈払い用回転刃の一実施形態を示す平面図 同図1のA−A線に沿った矢視図 同図1のB−B線に沿った矢視図 同連結維持部の斜視図 同刃先の説明図 同刈払い機への取付状態を示す図 同回転刃の変形例を示す図6と同様の図 同回転刃の他の変形例を示す図 従来の回転刃を示す図
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図6は、本発明に係わる刈払い用回転刃の一実施形態を示している。図1〜図3に示すように、刈払い用回転刃1(回転刃1という)は、円板状の台金2を有し、この台金2の中心位置には、後述する刈払い機5への取付孔3が形成されている。
また、台金2は、取付孔3の外側に所定幅の取付平坦部2aが形成され、この取付平坦部2aの外側に反刈払い機5側に向けて高さ寸法h突出した膨出部2bが形成されると共に、この膨出部2bの外側に刃先平坦部2cが形成されている。そして、台金2には、前記膨出部2bによりその内側に裏面視円形の空間状の窪み部4が形成されると共に、取付平坦部2aと刃先平坦部2cとが同一面状に形成されることにより、刃先としての後述するチップ6と取付平坦部2aとが同一面状に位置するようになっている。
また、前記膨出部2bは、前記取付平坦部2aと刃先平坦部2c間に、一対の側壁2b1、2b2を有して底部2b3が円弧状に形成されて、例えば高さ寸法h=16mmを有する円環状の凹部で形成されている。このとき、左右の側壁2b1、2b2の傾斜角度α1、α2は、α1=α2=略45度に設定され、また、側壁2b1側の底部2b3のアールが例えば8.3mm程度で、側壁2b2側の底部2b3のアールが例えば9.5mm程度となるように設定されている。
さらに、前記膨出部2bの円周方向の一定間隔位置には、複数個(図では6個)の連結維持部7が一体形成されている。この連結維持部7は、図4に示すように、膨出部2bの底部2b3を台金2の取付平坦部2a(刃先平坦部2c)側に、所定寸法凹ませることにより形成されている。このとき、連結維持部7の底部7aは、図3に示すように、取付平坦部2aとの寸法h2が、刃先平坦部2cとの寸法h1に対して大きく(h1<h2)設定されることにより、底部7aが台金2の外周縁側が高くなるように傾斜している。これにより、連結維持部7を台金2の表面側から見た場合に、その形状が略楕円形状の異形形状となるように設定されている。この膨出部2bにより、刈払い作業時にチップ6より先に地面に接触可能になると共に、連結維持部7により刃先平坦部2cの取付平坦部2aからの分離・分断が防止されるようになっている。
なお、前記台金2の外周縁である刃先平坦部2c先端には、刃室(ガレット)8とチップ固着部9(図1参照)が一定間隔で多数形成され、各チップ固着部9には、超硬合金からなる前記チップ6がロー付けされている。このとき、チップ6は、図5に示すように、掬い面6aと先端面6b及び4つの固着面6c〜6fを有する如く形成されると共に、3つの固着面6c〜6eの厚さ方向の両側に鍔6gが側面視で略L字形状にそれぞれ形成されている。また、このチップ6の各固着面6c〜6fの形状に対応して、前記チップ固着部9は窪んだ溝状に形成されている。
そして、前記チップ6は、台金2のチップ固着部9に、図5(a)の矢印イ方向から差し込むことにより、チップ6の一対の鍔6g間に台金2が挟まれた状態となり、この状態で、4つの固着面6c〜6fとチップ固着部9、及び一対の鍔6gの内面と台金2の図5(b)に示す両側面2dがそれぞれロー付けされる。これにより、チップ6のチップ固着部9に対するロー付け面積が大幅に拡大することになる。なお、台金2のチップ固着部9に固着されたチップ6は、鍔6gの部分が台金2の両側面2dから所定寸法突出して、この寸法があさり寸法となっている。
このように構成された回転刃1は、次のようにして製造される。すなわち、先ず、台金素材(炭素鋼板等の生材)をプレスの絞り加工により加工して、取付孔3を有する前記取付平坦部2aと、連結維持部7を有する膨出部2bと、刃室8、チップ固着部9、図示ししない軽量孔等を有する刃先平坦部2cを成形する。この絞り加工時に、前記膨出部2bの取付平坦部2aや刃先平坦部2bに対するアールを例えば4〜7mm程度に設定したり、膨出部2bの底部2b3のアールを前述したように設定することにより、炭素鋼板等からなる台金素材を絞り加工しても、膨出部6部分の割れ等が防止されるようになっている。なお、連結維持部7は、絞り加工時の一体成形に限らず、後加工とすることも勿論可能である。
そして、台金素材を加工して台金2を作成したら、この台金2を例えば高周波の誘導加熱を利用して焼入れすると共に焼き鈍しする熱処理を行う。この熱処理時に、台金2を加熱加圧状態で行うことにより、取付平坦部2aと刃先平坦部2cの反り等が防止されて、互いに同一面状の取付平坦部2aと刃先平坦部2cが成形される。台金2の熱処理が終了したら、例えばショットブラスト処理による表面処理を行ったり、台金2の各チップ固着部9にチップ6を例えば高周波の誘導加熱を利用してロー付けする。
そして、チップ6の掬い面6a、先端面6b及び両側面等の研磨を行い仕上げ処理することにより、回転刃1が製造される。つまり、前記回転刃1の場合、チップ6がロー付けされる前の台金2を、加熱加圧状態で熱処理することにより、取付平坦部2aや刃先平坦部2cがスプリングバックで反ることを防止できて、同一面状の取付平坦部2aと刃先平坦部2cとを容易に得ることが可能となる。
このように構成された回転刃1は、図6に示すように、刈払い機5の回転伝達シャフト5a先端の鋸受けフランジ5bに、鋸押えフランジ5c及び取付ボルト10等を介して取り付けられる。この取付時に、回転刃1の取付平坦部2aの反膨出部2b側の面(表面)を鋸受けフランジ5bの面に当接させることにより、回転刃1の窪み部4内に取付ボルト10が位置した状態となり、その際、膨出部2bの高さ寸法hにより、取付ボルト10の頭部が窪み部4内に位置して外側(図5において下方)に突出しないようになっている。
なお、回転刃1の取付平坦部2aの幅(有効平坦部幅)は、刈払い機5の鋸受けフランジ5bの外径より所定寸法大きく設定されており、取付平坦部2aが鋸受けフランジ5bのフランジ面の全域に密着した状態となっている。この取付状態で、刈払い機5を作動させることにより回転刃1が回転すると、取付平坦部2aと同一面状に位置する刃先平坦部2c先端のチップ6が、雑木等に略直角に入る状態となって、雑木等がスムーズに切断されることになる。
図7及び図8は、本発明に係わる回転刃1の変形例を示している。図7に示す回転刃1は、膨出部2bの側壁2b1の傾斜角度をα1=33度、側壁2b2の傾斜角度をα2=45度として、地面と接触する側壁2b1の傾斜角度α1を小さく設定したものである。この傾斜角度α1は、刈払い作業時の回転刃1の地面からの抵抗をあまり受けない20度〜45度の範囲に設定することが好ましいことが実験的に確認されている。
また、図8に示す回転刃1は、前記回転刃1の取付平坦部2a上に、巻付き防止カップ11を複数のリベット12により一体的に固着したものである。すなわち、巻付き防止カップ11は、平面視円環状の垂直壁11aと傾斜壁11b、及び傾斜壁11bの下端に連接された底壁11c等を有し、底壁11cの中心位置には、回転刃1を刈払い機5に取り付ける際に邪魔とならない円形の開口11dが形成されている。また、垂直壁12aの上端には安全性及び巻付き防止カップの剛性アップのための返し11eが設けられ、また、垂直壁11aや傾斜壁11bの所定位置には、図示しない軽量孔や水や切り屑等を遠心力で外部に排出可能な排出孔が形成されている。この巻付き防止カップ11により、回転刃1で刈払いされた雑木等の刈払い機5先端への巻付きが防止されるようになっている。
このように、前記回転刃1によれば、台金2の取付平坦部2aと刃先平坦部2c間に形成される膨出部2bの円周方向の所定位置に、連結維持部7が6個設けられているため、膨出部2bが地面に接触して摩耗した場合であっても、地面に接触しない連結維持部7で刃先平坦部2cの取付平坦部2aからの分離・分断を防止することができる。また、刈払い作業時に、刃先としてのチップ6より膨出部2bを先に地面に接触させることができて、チップ6が小石等の下に入り込みのを抑制して、小石等の上方への跳ね飛ばしを防止することができ、これらにより、刈払い作業の安全性を高めることができる。
また、連結維持部7が膨出部2bの底部2b3を台金2の取付平坦部2a側に凹ませることで設けた凹部であるため、例えば同時成形や後加工で連結維持部7を簡単に形成することができ、安価な回転刃1を得ることができると共に、凹部形状の連結維持部7がリブとして機能して膨出部2bの剛性を高めることができる。特に、連結維持部7の底部7aが、刃先平坦部2c側の寸法h1が取付平坦部2aの寸法h2がより小さくなる如く傾斜しているため、連結維持部7を平面視で略楕円形状の異形形状として、連結維持部7や膨出部2bの剛性を一層高めることができる。その結果、台金2自体の剛性を高めて、例えば刈払い作業時の台金2の振れやあおりを抑制することができる。
さらに、膨出部2の地面と接触する側壁2b1の傾斜角度α1が20〜45度に設定されているため、刈払い作業時の回転刃1の回転に対する地面から受ける抵抗を小さくすることができて、刈払い作業の能率向上を図ることができる。また、台金2が取付平坦部2aと膨出部2b及び刃先平坦部2cとを備え、膨出部2bの高さ寸法hが取付平坦部2aを刈払い機5に取付ボルト10で取り付けた際に、該取付ボルト10の突出寸法より大きく設定されているため、膨出部2bによる窪み部4で取付ボルト10を保護して頭部の摩耗や変形を抑制でき、回転刃1の刈払い機5に対する取り付けや取り外し時に、取付ボルト10を良好に回転操作できて、回転刃1の交換作業をスムーズに行うことができる。
また、切断性能に影響する刃先平坦部2cが取付平坦部2aと同一面状に形成されているため、従来のように刃先としてのチップ6と取付平坦部2a(刈払い機5への取付面)とが角度をもって、チップ6が雑木等に斜めに入ることを防止でき、チップ6を雑木等に略直角に入れることができて、回転刃1に良好な切れ味を容易に得ることができる。また、回転刃1に巻付き防止カップ11を一体化すれば、刈払いされた雑木等の刈払い機5先端への巻付きを防止できて、刈払い作業の能率を一層向上させることもできる。
またさらに、チップ6の厚さ方向の両側にそれぞれ鍔6gが形成されているため、両側の鍔6gによりチップ固着部9に対するチップ6のロー付け面積を大きくすることができ、チップ6の固着強度を大幅に高めて台金2からの脱落を抑制することができて、回転刃1の安全性をより一層高めることができると共に、例えばチップ6自体に十分な大きさの掬い面6a等を確保できて、チップ6の再研磨が可能になる等、回転刃1の切れ味の低下を抑えてその寿命を延ばすことが可能になる。
また、チップ6の鍔6gが側面視略L字形状に形成されているため、チップ6のチップ固着部9への嵌め込みを容易に行うことができると共に、一対の鍔6g間の間隔寸法を台金2と略同一に設定することで、チップ6と台金2の位置関係が一義的に決定され、あさり寸法を簡単かつ確実に設定することができる等、ロー付け作業や研磨作業等の能率を向上させることができて、回転刃1のコストダウンを図ることが可能になる。
また、回転刃1が、台金素材をプレス加工して、取付平坦部2aと膨出部2b及び刃先平坦部2cを成形する工程と、該工程で得られた台金2を熱処理する工程と、該熱処理後にチップ7をロー付けする工程等により製造されるため、取付ボルト10を保護して頭部の摩耗等を抑制し、刈払い機5に対する交換作業等をスムーズに行うことができたり、刃先平坦部2cの反りを防止して良好な切れ味が得られる回転刃1を容易かつ安価に製造することができる。
特に、台金素材の絞り加工時に、膨出部2bのアール寸法等を前述した寸法に設定することにより、台金素材として炭素鋼板を使用しても、膨出部2bの加工時の割れ等を防止して歩留まりを高めることができ、台金2のコストアップを極力抑えることができると共に、熱処理する工程を加熱加圧状態で行うことにより、取付平坦部2aと刃先平坦部2cとが同一面状に設定されるため、一層良好な切れ味の回転刃1を安価に製造することができる。
なお、前記実施形態における、台金2の形態、連結維持部7の個数や形状、膨出部2bの幅等の形状、チップ6や台金2のチップ固着部9の形状等は一例であって、例えば連結維持部7を平面視で方形状、三角形状、多角形状等に形成したり、台金2の所定箇所に軽量孔を設ける等、本発明の各発明に係わる要旨を逸脱しない範囲において適宜の構成を採用することができる。
本発明は、円板状の台金の外周縁にチップが固着されたチップソーに限らず、台金の外周縁に刃先が一体形成された回転刃等、雑木等の刈払いに使用される全ての刈払い用回転刃に利用できる。
1・・・刈払い用回転刃、2・・・台金、2a・・・取付平坦部、2b・・・膨出部、2b1、2b2・・・側壁、2b3・・・底部、2c・・・刃先平坦部、3・・・取付孔、4・・・窪み部、5・・・刈払い機、6・・・チップ、7・・・連結維持部、7a・・・底部、8・・・刃室、9・・・チップ固着部、10・・・取付ボルト、11・・・巻付き防止カップ、12・・・リベット。

Claims (2)

  1. 円板状の台金の外周縁に刃先を有する刈払い用回転刃において、前記台金は、その中心部分に刈払い機への取付孔が形成された取付平坦部と、該取付平坦部の外側に反刈払い機側である台金の裏面側に突出する状態で形成された円環状の膨出部と、該膨出部の外側に台金の外周縁方向に向けて前記取付平坦部と略同一面状に延設された刃先平坦部とを備え、
    前記膨出部の高さが、前記取付平坦部を刈払い機に取付ボルトで取り付けた際に、該取付ボルトの突出寸法より大きく設定されると共に、該膨出部の円周方向の所定位置に、膨出部が摩耗した場合でも前記刃先平坦部と取付平坦部の連結を維持可能な連結維持部が複数設けられ、該連結維持部は、前記膨出部の底部を台金の取付平坦部側に凹ませることで設けた凹部であると共に、該凹部の底部は、前記刃先平坦部に対する寸法を取付平坦部側が大きく刃先平坦部側が小さく設定することにより傾斜していることを特徴とする刈払い用回転刃。
  2. 前記膨出部は、その地面と接触する刃先平坦部側の側壁の傾斜角度が20〜45度に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の刈払い用回転刃。
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