JP5456162B2 - バースト等化増幅器 - Google Patents

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Description

本発明は、どのような入力光パワーレベルの信号に対しても、安定した周波数応答特性を実現するバースト等化増幅器に関する。
時分割多重方式を適用した1対多光通信システムのように、親局側受信器への入力信号強度が子局ごとに異なるようなシステムにおいては、親局側受信器における前置増幅器として、帰還抵抗値を入力信号強度ごとに変化させることで、入力ダイナミックレンジを確保する方式がよく用いられている(例えば、特許文献1)。
この結果、最小受信感度付近の入力光パワーに対しては、帰還抵抗値を大きくすることで利得を高くし、出力振幅を増加させる。しかしながら、前置増幅器のGB積(Gain Band width product:利得帯域幅積)は一定であるため、出力信号の周波数特性は、狭帯域化される。よって、最小受信感度付近の入力光パワーの信号が受信器に入力された場合には、立ち上がり立ち下がりの遅い波形が出力されることとなる。
一方、前記前置増幅器の後段に接続される増幅器は、常に、一定の利得および帯域を保持しており、前置増幅器からのアナログ振幅入力信号を一定振幅まで増幅し、後段の回路へと受け渡していた(例えば、非特許文献1)。
特許第4361087号公報
Eduard Sackinger,「Broadband Circuits for Optical Fiber Communication」,A John Wiley & Sons, Inc., pp. 45〜47
しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。
従来の増幅器は、常に、一定の利得および帯域を有しているため、入力信号として振幅値の大きな信号が入力された場合には、リミッティング動作により、出力振幅一定で、かつ立ち上がり立ち下がり時間が速い出力信号波形が得られる。
一方、入力信号として立ち上がり立ち下がり時間が遅く、振幅値の小さな信号が入力された場合には、リミッティング動作により、出力振幅は一定になるものの、立ち上がり立ち下がりは遅いままの信号となる。このために、前述した前置増幅器から最小受信感度付近の光パワーの信号が入力された場合には、受信器全体の利得が足りずに、受信感度劣化を引き起こすという問題がある。
前置増幅器の高利得化が困難な10Gb/s以上の高速な時分割多重方式を適用した1対多光通信システムでは、後段の増幅器の識別感度も受信器全体の識別感度に影響を及ぼす可能性がある。しかしながら、従来の増幅器では、どのような信号に対しても一定の利得および帯域を有しているため、受信感度劣化を引き起こす可能性がある。
本発明は、前記のような課題を解決するためになされたものであり、どのような入力光パワーレベルの信号に対しても、受信器全体でフラットかつ同一の帯域を持つ周波数応答特性を実現するとともに、受信器全体での広帯域化を実現し、受信感度劣化を引き起こさないバースト等化増幅器を得ることを目的とする。
本発明に係るバースト等化増幅器は、入力信号の信号振幅レベルを検出するレベル検出器と、レベル検出器で検出された信号振幅レベルに基づいて、特定周波数帯の増幅量を調整し、第1の増幅信号を出力する等化機能付き増幅器と、レベル検出器で検出された信号振幅レベルに基づいて、特定周波数帯まで低周波利得を保持するように入力信号の振幅を増幅させ、第2の増幅信号を出力する増幅器と、等化機能付き増幅器から出力された第1の増幅信号と、増幅器から出力された第2の増幅信号とをミキシングすることで、入力信号の高周波帯域を補償した出力信号を生成するミキサとを備えるものである。
本発明に係るバースト等化増幅器によれば、前置増幅器の後段に接続される増幅器の高周波利得を入力信号振幅に応じてその他周波数帯域と比較して瞬時に高利得化するとともに、前置増幅器で確保しきれなかった帯域を後段の増幅器において補償することにより、どのような入力光パワーレベルの信号に対しても、受信器全体でフラットかつ同一の帯域を持つ周波数応答特性を実現するとともに、受信器全体での広帯域化を実現し、受信感度劣化を引き起こさないバースト等化増幅器を得ることができる。
本発明の実施の形態1におけるバースト等化増幅器の構成図である。 本発明の実施の形態1における高周波利得可変増幅器の構成図である。 本発明の実施の形態1における可変ピーキング増幅器に関連する回路の構成図である。 本発明の実施の形態1におけるピーク検波回路の構成図である。 本発明の実施の形態1におけるボトム検波回路の構成図である。 本発明の実施の形態1におけるバースト等化増幅器を適用した受信器における各部の周波数応答特性の概念図である。 本発明の実施の形態2における可変ピーキング増幅器に関連する回路の構成図である。 本発明の実施の形態3における可変ピーキング増幅器に関連する回路の構成図である。 本発明の実施の形態4における可変ピーキング増幅器に関連する回路の構成図である。 本発明の実施の形態5における可変ピーキング増幅器に関連する回路の構成図である。 本発明の実施の形態5における平均値検出回路の構成図である。
以下、本発明のバースト等化増幅器の好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1におけるバースト等化増幅器の構成図である。図1において、バースト等化増幅器1は、高周波利得可変増幅器11、多段増幅器12、出力増幅器13、および振幅検波回路14を備えて構成されている。なお、多段増幅器12の接続段数は、図1に示すものだけではなく、従属接続段数が増加したとしても本バースト等化増幅器の特徴は失われない。
また、多段増幅器12が存在せず、高周波利得可変増幅器11が出力増幅器13に直接接続される構成でもよい。また、多段増幅器12および出力増幅器13が存在せず、高周波利得可変増幅器11からの出力がバースト等化増幅回路の出力となる構成でもよい。さらに、振幅検波回路14は、単相信号から振幅を検出する構成でもよい。
図2は、本発明の実施の形態1における高周波利得可変増幅器11の構成図である。図2において、高周波利得可変増幅器11は、可変ピーキング増幅器100、増幅器200、ミキサ300を備えて構成されている。
可変ピーキング増幅器100は、入力信号振幅に応じて周波数特性のピーキング量を変更できる増幅器である。ここで、ピーキングを行う周波数をfBWとすると、fBWは、ボーレートの0.6倍〜1.0倍程度の周波数を用いる。ボーレートの0.6倍〜1.0倍程度の周波数にピーキングを行うことで、前置増幅器での帯域制限を補償でき、かつ不要な高周波雑音を抑圧可能な最適な周波数特性を受信器全体として得ることができる。
増幅器200は、低周波利得を保持し、帯域幅は、fBW程度である増幅器である。この増幅器200としては、例えば、差動対を用いることができる。また、ミキサ300としては、例えば、負荷抵抗を共通化した2つの差動対を用いることができる。
図3は、本発明の実施の形態1における可変ピーキング増幅器100に関連する回路の構成図である。図3における本実施の形態1の可変ピーキング増幅器100を含む回路は、ピーク検波回路101、ボトム検波回路102、電流源制御回路103、負荷抵抗104a、104b、負荷インダクタ105、差動対トランジスタ106a、106b、および可変電流源107を備えて構成されている。
ここで、ピーク検波回路101およびボトム検波回路102は、先の図1における振幅検波回路14に相当する。そして、ピーク検波回路101は、入力電圧信号のマーク側電圧を瞬時に保持可能な回路である。一方、ボトム検波回路102は、入力電圧信号のスペース側電圧を瞬時に保持可能な回路である。
図4は、本発明の実施の形態1におけるピーク検波回路101の構成図である。図4において、ピーク検波回路101は、ダイオード101a、電圧を保持するキャパシタ101b、および外部リセット信号によりキャパシタ101bの電荷を放出可能なMOSスイッチ101cを備えて構成されている。このような構成により、入力信号電圧をキャパシタ101bに積算することで、数nsから数100nsという短時間でマーク側電圧分の電荷を保持することが可能である。
一方、図5は、本発明の実施の形態1におけるボトム検波回路102の構成図である。図5において、ボトム検波回路102は、ダイオード102a、電圧を保持するキャパシタ102b、および外部リセット信号によりキャパシタ102bの電荷を放出可能なMOSスイッチ102cを備えて構成されている。このような構成により、入力信号電圧をキャパシタ102bに積算することで、数nsから数100nsという短時間でスペース側電圧分の電荷を保持することが可能である。
先の図3に示した電流源制御回路103は、ピーク検波回路101およびボトム検波回路102から判別した入力信号振幅値に応じて、可変電流源107の電流値を制御する。より具体的には、電流源制御回路103は、入力信号振幅が小さい場合には可変電流源107の電流値を大きくし、入力信号振幅が大きい場合には可変電流源107の電流値を小さくすることで、周波数特性のピーキング量を変更できる。
ピーク検波回路101およびボトム検波回路102は、数nsから数100nsという高速応答が可能であるため、時分割多重方式を適用した1対多光通信システムにおける各上りパケット信号のオーバーヘッド部分での応答が、十分可能である。また、上りパケット信号ごとにピーク検波回路101およびボトム検波回路102のそれぞれのキャパシタ101b、102bに保持されている電荷を、外部リセット信号により開放することで、入力光パワーの異なる上りパケット信号が受信された場合においても、最適な受信器周波数特性を得ることができる。
図6は、本発明の実施の形態1におけるバースト等化増幅器を適用した受信器における各部の周波数応答特性の概念図である。図6に示すように、前置増幅器は、低光パワー入力時に高利得動作となるため、周波数帯域は減少する。一方、高パワー入力時には、出力信号の歪み量を抑制することで低利得動作となるため、周波数帯域は増加する。
このような前置増幅器出力信号を、本実施の形態1におけるバースト等化増幅器へと入力した場合を考える。この場合、低光パワー入力時においては、低周波利得は一定にしつつ、ピーキング量を調整することで高周波利得を増大させ、バースト等化増幅器出力での帯域を増加させる。一方、高光パワー入力時においては、受信器出力の波形歪みを発生させないようにするためにバースト等化増幅器のピーク量を抑制し、フラットかつ高利得な周波数応答とすることで、低光パワー入力時と同一帯域を実現する。
以上のように、実施の形態1によれば、可変電流源の電流値を入力信号電圧振幅に応じて変更することで、前置増幅器の後段に接続される増幅器の高周波利得を、入力信号振幅に応じてその他周波数帯域と比較して瞬時に高利得化し、前置増幅器で確保しきれなかった帯域を後段の増幅器において補償することができる。この結果、どのような入力光パワーレベルの信号に対しても、受信器全体でフラットかつ同一の帯域を持つ周波数応答特性を実現するとともに、受信器全体での広帯域化を実現し、受信感度劣化を引き起こさないバースト等化増幅器を得ることができる。
実施の形態2.
先の実施の形態1では、図3に示したように、可変電流源107の電流値を入力信号電圧振幅に応じて変更することで、可変ピーキング増幅器100のピーキング量を変更する場合について説明した。これに対して、本実施の形態2では、可変ピーキング増幅器100内の差動対トランジスタ106a、106bに接続されるエミッタ抵抗値を変更することで、ピーキング量を変更する場合について説明する。
図7は、本発明の実施の形態2における可変ピーキング増幅器100に関連する回路の構成図である。図7における本実施の形態2の可変ピーキング増幅器100を含む回路は、ピーク検波回路101、ボトム検波回路102、エミッタ抵抗制御回路108、負荷抵抗104a、104b、負荷インダクタ105、差動対トランジスタ106a、106b、可変エミッタ抵抗109a、109b、および電流源110を備えて構成されている。ここで、ピーク検波回路101およびボトム検波回路102は、先の図1における振幅検波回路14に相当する。
また、可変エミッタ抵抗109a、109bとしては、例えば、MOSトランジスタを用いることができる。このような構成を備えた本実施の形態2の可変ピーキング増幅器100においては、先の実施の形態1の可変ピーキング増幅器100と同様に、ピーク検波回路101およびボトム検波回路102により、増幅器への入力信号振幅を検出することができる。
従って、エミッタ抵抗制御回路108は、ピーク検波回路101およびボトム検波回路102から判別した入力信号振幅値に応じてエミッタ抵抗値を変更することで、ピーキング量を変更することができる。より具体的には、エミッタ抵抗制御回路108により、エミッタ抵抗を高抵抗と設定することで、可変ピーキング増幅器の利得を減少させ、ピーキング量を減少させることができる。一方、エミッタ抵抗制御回路108により、エミッタ抵抗を低抵抗と設定することで、可変ピーキング増幅器の利得を増加させ、ピーキング量を増加させることができる。
先の実施の形態1と同じく、ピーク検波回路101およびボトム検波回路102は、数nsから数100nsという高速応答が可能である。このため、時分割多重方式を適用した1対多光通信システムにおいて、各上りパケット信号のオーバーヘッド部分でのエミッタ抵抗変更応答が、十分可能である。
以上のように、実施の形態2によれば、エミッタ抵抗値を入力信号電圧振幅に応じて変更することで、前置増幅器の後段に接続される増幅器の高周波利得を、入力信号振幅に応じてその他周波数帯域と比較して瞬時に高利得化し、前置増幅器で確保しきれなかった帯域を後段の増幅器において補償することができる。この結果、どのような入力光パワーレベルの信号に対しても、受信器全体でフラットかつ同一の帯域を持つ周波数応答特性を実現するとともに、受信器全体での広帯域化を実現し、受信感度劣化を引き起こさないバースト等化増幅器を得ることができる。
実施の形態3.
先の実施の形態1、2では、図3に示したように、ピーク検波回路101およびボトム検波回路102により検出された入力信号振幅値に応じて、電流源制御回路103より可変ピーキング増幅器100のピーキング量を変化させる場合について説明した。これに対して、本実施の形態3では、ピーク検波回路101、ボトム検波回路102、および電流源制御回路103を用いる代わりに、別の構成により可変ピーキング増幅器100のピーキング量を変化させる場合について説明する。
図8は、本発明の実施の形態3における可変ピーキング増幅器100に関連する回路の構成図である。図8における本実施の形態3の可変ピーキング増幅器100を含む回路は、振幅検波回路111、ヒステリシスコンパレータ112、負荷抵抗104a、104b、負荷インダクタ105、差動対トランジスタ106a、106b、および可変電流源107を備えて構成されている。
ここで、振幅検波回路111は、先の図1における振幅検波回路14に相当する。そして、振幅検波回路111としては、例えば、先の図4で示したようなピーク検波回路101を用いることができる。
このような構成を備えた本実施の形態3の可変ピーキング増幅器100においては、ピーク検波回路101、ボトム検波回路102、および電流源制御回路103を用いる代わりに、振幅検波回路111およびヒステリシスコンパレータ112を用いてピーキング量を可変とする可変ピーキング増幅器を構成している。
本実施の形態3において、ヒステリシスコンパレータ112は、可変ピーキング増幅器100への入力信号振幅が外部から入力される基準電圧を超えた場合には、ピーキングを行うように、可変電流源107の電流値を増加させる。一方、入力信号振幅が基準電圧未満の場合には、ヒステリシスコンパレータ112は、ピーキングを行わないように電流値を減少させるように可変ピーキング増幅器を動作させる。これにより、入力光パワーが変化しても受信器として一定の周波数応答特性を得ることができる。
さらに、ヒステリシスコンパレータ112を用いることで、パケットの途中で急激にパワーが変化した場合においても、可変ピーキング増幅器100のピーキング動作とピーキング回避動作の遷移を抑圧することが可能となる。
なお、振幅検波回路111は、数nsから数100nsという高速応答が可能である。このため、時分割多重方式を適用した1対多光通信システムにおいて、各上りパケット信号のオーバーヘッド部分での応答が、十分可能である。
以上のように、実施の形態3によれば、ヒステリシスコンパレータを用いて、可変電流源の電流値を入力信号電圧振幅に応じて変更することで、前置増幅器の後段に接続される増幅器の高周波利得を、入力信号振幅に応じてその他周波数帯域と比較して瞬時に高利得化し、前置増幅器で確保しきれなかった帯域を後段の増幅器において補償することができる。この結果、どのような入力光パワーレベルの信号に対しても、受信器全体でフラットかつ同一の帯域を持つ周波数応答特性を実現するとともに、受信器全体での広帯域化を実現し、受信感度劣化を引き起こさないバースト等化増幅器を得ることができる。
実施の形態4.
先の実施の形態3では、一台のヒステリシスコンパレータ112により可変ピーキング増幅器のピーキング量を決定する場合について説明した。これに対して、本実施の形態4では、複数のヒステリシスコンパレータを用いてピーキング量を微細に調整可能とする場合について説明する。
図9は、本発明の実施の形態4における可変ピーキング増幅器100に関連する回路の構成図である。図9における本実施の形態4の可変ピーキング増幅器100を含む回路は、振幅検波回路111、n台のヒステリシスコンパレータ112(1)〜112(n)、負荷抵抗104a、104b、負荷インダクタ105、差動対トランジスタ106a、106b、および可変電流源107を備えて構成されている。
ここで、振幅検波回路111は、先の図1における振幅検波回路14に相当する。そして、振幅検波回路111としては、例えば、先の図4で示したようなピーク検波回路101を用いることができる。
このような構成を備えた本実施の形態3の可変ピーキング増幅器100においては、あらかじめ用意するヒステリシスコンパレータ112(1)〜112(n)の基準電圧として、複数の異なる電圧を保持している。これにより、入力信号振幅の閾値を複数設けることができる。これらのヒステリシスコンパレータ112(1)〜112(n)の出力により、可変ピーキング増幅器100の電流値を変化させることで、1台のヒステリシスコンパレータ112を用いた先の実施の形態3の場合と比較して、ピーキング量を微細に調整することが可能となる。
さらに、ヒステリシスコンパレータ112(1)〜112(n)を用いることで、パケットの途中で急激にパワーが変化した場合においても、可変ピーキング増幅器100のピーキング動作とピーキング回避動作の遷移を抑圧することが可能となる。
なお、振幅検波回路111は、数nsから数100nsという高速応答が可能である。このため、時分割多重方式を適用した1対多光通信システムにおいて、各上りパケット信号のオーバーヘッド部分での応答が、十分可能である。
以上のように、実施の形態4によれば、複数台のヒステリシスコンパレータを備えることで、1台のヒステリシスコンパレータを用いる場合と比較して、ピーキング量を微細に調整することが可能となる。
実施の形態5.
先の実施の形態1〜4では、ピーク検波回路101あるいは振幅検波回路111を用いて可変ピーキング増幅器100のピーキング量を決定する場合について説明した。これに対して、本実施の形態5では、入力信号の平均値を検出し、外部から入力される信号オフレベル電圧との差分により信号振幅を検出することでピーキング量を可変とする場合について説明する。
図10は、本発明の実施の形態5における可変ピーキング増幅器100に関連する回路の構成図である。図10における本実施の形態5の可変ピーキング増幅器100を含む回路は、平均値検出回路113、電流源制御回路103、負荷抵抗104a、104b、負荷インダクタ105、差動対トランジスタ106a、106b、および可変電流源107を備えて構成されている。ここで、平均値検出回路113は、先の図1における振幅検波回路14に相当する。
このような構成を備えた本実施の形態5の可変ピーキング増幅器100においては、平均値検出回路113を用いてピーキング量を可変とする。図11は、本発明の実施の形態5における平均値検出回路113の構成図である。図11に示す平均値検出回路113は、抵抗113aおよびキャパシタ113bから構成されており、LPFの形態を取ることにより、入力信号の平均電圧を出力するこができる。
本実施の形態5では、平均値検出回路113を用いて入力信号の平均値を検出し、検出した平均値と外部から入力される信号オフレベル電圧との差分から入力信号振幅値を検出する。ここで、平均値検出回路113は、常に、入力信号の平均値を検出し続ける。このため、増幅器のピーキング量を連続的に変更することができ、外部リセット信号なしに、どのような信号振幅に対しても動作が可能となる。
なお、平均値検出回路113は、数100nsという高速応答が可能である。このため、時分割多重方式を適用した1対多光通信システムにおいて、各上りパケット信号のオーバーヘッド部分での応答が、十分可能である。
以上のように、実施の形態5によれば、平均値検出回路を用いて、入力信号振幅値を常時算出している。この結果、増幅器のピーキング量を連続的に変更することができ、外部リセット信号なしに、どのような信号振幅に対しても動作が可能なバースト等化増幅器を得ることができる。
なお、上述の実施の形態3〜5においては、先の実施の形態1と同様に、可変電流源107の電流値を入力信号電圧振幅に応じて変更することで、可変ピーキング増幅器100のピーキング量を変更する場合について説明した。しかしながら、実施の形態3〜5に係る発明は、先の実施の形態2と同様に、可変ピーキング増幅器100内の差動対トランジスタ106a、106bに接続されたエミッタ抵抗値を変更することで、ピーキング量を変更することも可能であり、同様の効果を得ることができる。

Claims (9)

  1. 入力信号の信号振幅レベルを検出するレベル検出器と、
    前記レベル検出器で検出された前記信号振幅レベルに基づいて、特定周波数帯の増幅量を調整し、第1の増幅信号を出力する等化機能付き増幅器と、
    前記レベル検出器で検出された前記信号振幅レベルに基づいて、前記特定周波数帯まで低周波利得を保持するように前記入力信号の振幅を増幅させ、第2の増幅信号を出力する増幅器と、
    前記等化機能付き増幅器から出力された前記第1の増幅信号と、前記増幅器から出力された前記第2の増幅信号とをミキシングすることで、前記入力信号の高周波帯域を補償した出力信号を生成するミキサと
    を備えたことを特徴とするバースト等化増幅器。
  2. 請求項1に記載のバースト等化増幅器において、
    前記等化機能付き増幅器は、差動増幅器を有して構成され、前記差動増幅器の負荷として抵抗およびインダクタを適用することで前記特性周波数帯の増幅量の調整を可能とし、前記レベル検出器で検出された前記信号振幅レベルに基づいて前記差動増幅器の電流量を調整することで前記第1の増幅信号を出力する
    ことを特徴とするバースト等化増幅器。
  3. 請求項1に記載のバースト等化増幅器において、
    前記等化機能付き増幅器は、差動増幅器を有して構成され、前記差動増幅器の負荷として抵抗およびインダクタを適用することで前記特性周波数帯の増幅量の調整を可能とし、前記レベル検出器で検出された前記信号振幅レベルに基づいて前記差動増幅器のそれぞれの差動トランジスタに付加したエミッタ抵抗の抵抗値を調整することで前記第1の増幅信号を出力する
    ことを特徴とするバースト等化増幅器。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載のバースト等化増幅器において、
    前記レベル検出器は、ピーク検波回路およびボトム検波回路を有して構成され、前記信号振幅レベルを検出する
    ことを特徴とするバースト等化増幅器。
  5. 請求項2項に記載のバースト等化増幅器において、
    前記等化機能付き増幅器は、前記レベル検出器で検出された前記信号振幅レベルに相当する出力電圧と基準電圧との比較結果に基づいて前記差動増幅器の電流量を調整するヒステリシスコンパレータを有する
    ことを特徴とするバースト等化増幅器。
  6. 請求項3に記載のバースト等化増幅器において、
    前記等化機能付き増幅器は、前記レベル検出器で検出された前記信号振幅レベルに相当する出力電圧と基準電圧との比較結果に基づいて前記エミッタ抵抗の抵抗値を調整するヒステリシスコンパレータを有する
    ことを特徴とするバースト等化増幅器。
  7. 請求項5に記載のバースト等化増幅器において、
    前記ヒステリシスコンパレータは、複数のヒステリシスコンパレータで構成され、前記レベル検出器で検出された前記信号振幅レベルに相当する出力電圧と、前記複数のヒステリシスコンパレータのそれぞれに対応する複数の基準電圧との比較結果に基づいて前記差動増幅器の電流量を多段階に調整する
    ことを特徴とするバースト等化増幅器。
  8. 請求項6に記載のバースト等化増幅器において、
    前記ヒステリシスコンパレータは、複数のヒステリシスコンパレータで構成され、前記レベル検出器で検出された前記信号振幅レベルに相当する出力電圧と、前記複数のヒステリシスコンパレータのそれぞれに対応する複数の基準電圧との比較結果に基づいて前記エミッタ抵抗の抵抗値を多段階に調整する
    ことを特徴とするバースト等化増幅器。
  9. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載のバースト等化増幅器において、
    前記レベル検出器は、前記入力信号の振幅の平均値を前記信号振幅レベルとして検出する平均値検出回路を有して構成され、前記信号振幅レベルを検出し、
    前記等化機能付き増幅器は、外部から入力されるオフレベルの信号電圧と、前記平均値検出回路で検出された前記信号振幅レベルに対応した出力信号電圧との差分に基づいて前記第2の増幅信号を出力することで前記特定周波数帯の増幅量を調整する
    ことを特徴とするバースト等化増幅器。
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