JP5455817B2 - 空気調和機の室内機、及びこの室内機を備えた空気調和機 - Google Patents
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Description
また、熱交換器の伝熱管の少なくとも一方の端部は、冷媒流路を合流・分岐するために、複雑に配管接続されることとなる。このとき、扁平管では複雑な配管構成が困難なため、扁平管状の伝熱管を用いた熱交換器では、扁平管状伝熱管の少なくとも一方の端部において、その形状(扁平管形状)を管継手等によって円管形状へ移行する箇所が必要となる。これにより、扁平管状の伝熱管を用いた熱交換器は、この形状を移行する管継手にフィンを設けることができないので、フィンと固定部材との間に大きな隙間が生じてしまう。
図1は、本発明の実施の形態1に係る室内機の分解斜視図である。図2は、この室内機における熱交換器の取り付け状態を示す要部拡大図(斜視図)である。また、図3は、この室内機の縦断面模式図である。
続いて、熱交換器20の詳細構造について説明する。本実施の形態1に係る熱交換器20は、送風機10の前方を覆う熱交換器20a、送風機10の上方前側を覆う熱交換器20b、及び送風機10の上方後側を覆う熱交換器20cから構成されている。これら熱交換器20a〜20cは同様の構成となっており、円管状の伝熱管23を用いた熱交換器21、及び扁平管状の伝熱管27を用いた熱交換器25を備えている。なお、以下の説明において熱交換器20a〜20cを区別して説明する必要がない場合、アルファベットの記号(a〜c)を省略して説明する場合がある。
続いて、熱交換器20の端部近傍の詳細形状について説明する。
以下、これら図4〜図10を用いて、熱交換器20の端部近傍の詳細形状について説明する。
また、塞ぎ部材40にリブ44を設けることにより、フィン26とリブ44との間での流動抵抗を増加させることができ、フィン26で熱交換していない空気が室内機100の風路へ浸入することをより確実に防止できる。
なお、本実施の形態1では、
(1)円管状の伝熱管23を用いた熱交換器21は、固定部材30の近傍までフィン22を配置することができる。このため、フィン22で熱交換して除湿した後の空気が固定部材30とフィン26との間を通ることになるので、管継手28に付着する露の量が減少する。
(2)フィン22及び伝熱管23によって管継手28の風上側を覆うことにより、熱交換器の意匠性が向上する。
等の効果も得られるため、扁平管状の伝熱管27を用いた熱交換器25の風上側に円管状の伝熱管23を用いた熱交換器21を配置して熱交換器20を構成している。
扁平管状の伝熱管27のみを用いて熱交換器20を構成する場合、塞ぎ部材40の形状を例えば以下のようにしてもよい。なお、本実施の形態2において、特に記述しない項目については実施の形態1と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
図12及び図13に示すように、本実施の形態2に係る熱交換器20は、伝熱管として、扁平管状の伝熱管27のみを用いている。
実施の形態2に係る塞ぎ部材40に次のような板部材を設けることにより、露飛びの発生をより防止することが可能となる。なお、本実施の形態3において、特に記述しない項目については実施の形態1又は実施の形態2と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
複数列に配置された伝熱管27が千鳥状に配置されている場合や、実施の形態1に示したように熱交換器20が断面視略コの字形状となっている場合等、リブ43を管継手28の間に挿入できず、実施の形態3で示した第2の塞ぎ部材(板状部材46)を設けることができない場合がある。また、実施の形態3で示した第2の塞ぎ部材を設けることができても、伝熱管27の配列が制限される場合がある。また、実施の形態3で示した第2の塞ぎ部材を設けることができても、伝熱管27の配列を変更する毎に塞ぎ部材40の形状を変更する必要が生じる場合がある。このような場合、第2の塞ぎ部材を例えば次のように構成してもよい。なお、本実施の形態4において、特に記述しない項目については実施の形態1〜実施の形態3と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
本実施の形態4に係る熱交換器20は、伝熱管27が例えば千鳥状に2列に配置されている。
Claims (8)
- 吹出口及び吸込口が形成された筐体と、該筐体に収容された熱交換器と、を備え、
前記熱交換器は該熱交換器の両端部に設けられた固定部材を介して前記筐体に取り付けられ、これら固定部材の間に風路が形成される空気調和機の室内機であって、
前記熱交換器は、所定の間隙を介して配置された複数の第1のフィンと、該第1のフィンを貫通して設けられた複数の扁平管と、を備え、
該扁平管の少なくとも一方の端部には、該扁平管側と反対側の端部が円管形状で、前記固定部材に固定された管継手が設けられ、
該管継手の風下側には、前記第1のフィンと前記固定部材との間の風路を塞ぐ第1の塞ぎ部材が設けられており、
前記第1の塞ぎ部材は、風上側へ突設された第2のリブを備え、
前記第2のリブは、前記管継手が挿入される切欠き部が形成され、
前記第2のリブの風上側端部に、当該管継手が固定された前記固定部材側へ突設された第3のリブを備えたことを特徴とする空気調和機の室内機。 - 前記第3のリブは前記管継手よりも風上側に配置され、
該第3のリブに、前記第1のフィンと前記固定部材との間の風路を塞ぐ第2の塞ぎ部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の室内機。 - 吹出口及び吸込口が形成された筐体と、該筐体に収容された熱交換器と、を備え、
前記熱交換器は該熱交換器の両端部に設けられた固定部材を介して前記筐体に取り付けられ、これら固定部材の間に風路が形成される空気調和機の室内機であって、
前記熱交換器は、所定の間隙を介して配置された複数の第1のフィンと、該第1のフィンを貫通して設けられた複数の扁平管と、を備え、
該扁平管の少なくとも一方の端部には、該扁平管側と反対側の端部が円管形状で、前記固定部材に固定された管継手が設けられ、
該管継手の風下側には、前記第1のフィンと前記固定部材との間の風路を塞ぐ第1の塞ぎ部材が設けられており、
前記熱交換器は、所定の間隙を介して配置された複数の第2のフィンと、該第2のフィンを貫通して設けられた複数の円管と、をさらに備え、
該円管及び前記第2のフィンは前記扁平管及び前記第1のフィンの風上側に配置され、かつ、前記第2のフィンは前記管継手の風上側を覆うように配置されていることを特徴とする空気調和機の室内機。 - 前記管継手よりも風上側に配置され、前記第1のフィンと前記固定部材との間の風路を塞ぐ第2の塞ぎ部材が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の空気調和機の室内機。
- 前記管継手は、該管継手の円管形状の部分が拡管されることにより、前記固定部材に固定されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の空気調和機の室内機。
- 前記第1の塞ぎ部材は、前記第1のフィンの少なくとも一部の風下側端面部と対向して配置される第1のリブが突設されていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の空気調和機の室内機。
- 前記扁平管に流れる冷媒としてR32が用いられることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の空気調和機の室内機。
- 請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の空気調和機の室内機を備えたことを特徴とする空気調和機。
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