JP5455404B2 - 緩み防止用の多条ねじ - Google Patents

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Description

本発明は緩み防止用の多条ねじに関し、例えば自動車、家電製品、電子機器部品、複写機等の事務用機器、さらにはデジタルカメラのような光学機器、携帯電話器、精密機器の部品の取付に最適に使用されるものである。
従来、締結後の緩みを防止できるロックねじとして、軸の外周に第1のリード角でもって形成された第1のねじ山と、上記軸の外周に上記第1のねじ山と同じ旋回方向に上記第1のリード角と異なる第2のリード角でもって上記第1のねじ山よりも低い高さに形成され、上記第1のねじ山に交差する第2のねじ山を備えたロックねじがあった。そして、このロックねじは、被締結部材に回転されながらねじ込まれると、第1のリード角とは異なる第2のリード角をもち、第1のねじ山よりも低い第2のねじ山が旋回方向に回転されて行き、高い第1のねじ山が第1のリード角で深い螺旋溝を切り、低い第2のねじ山が第2のリード角で浅い螺旋溝をきりつつ被締結材に侵入することにより、ねじ軸全体がねじ込まれ、締結が完了する。また、被締結部材の振動で、締結後のロックねじが緩み方向に回転しようとすると、第1のねじ山、および第2のねじ山が、夫々のリード角で切った螺旋溝に密着するので、緩み方向の回転に対する抵抗力が大きく、緩みを防止する。また、鋭角をなす第1のねじ山、および第2のねじ山の先細の交差部に、被締結部材の一部が押し込まれ、ロックねじの緩み方向の回転が阻止されるというものがあった(特許文献参照。)。
特開平8−86306号公報
特許文献に記載の上記従来のロックねじは、第1のリード角を有する第1のねじ山に対して第2のリード角を有する第2のねじ山が交差し、しかも、第1のねじ山、および第2のねじ山の山角が大きいので、ロックねじを被締結材に螺入する場合のドライブトルクが大きくなり、操作性が悪いという欠点があった。
また、特許文献に記載の上記従来のロックねじは、第1のリード角を有する第1のねじ山に対して第2のリード角を有する第2のねじ山が交差しているので、ロックねじを被締結材に螺入して行く場合に、第1のねじ山、および第2のねじ山の先細の交差部に被締結部材の切削された一部が押し込まれることにより、嵩高になる。従って、この嵩高になった被締結部材の切削部材の一部により、ロックねじの回転操作時に、タッピングされるべき被締結部材の溝部が、第1のねじ山、および第2のねじ山の先細の交差部に押し込まれた嵩高の前記被締結部材の一部による接触による摩擦力が非常に大きくなるので、破壊され易くなり、溝部が綺麗な仕上がりにはならずに分断されたり、破壊や変形を生ずるため、ロックねじを螺退し、再使用する場合に、螺入時のドライブトルクがかかると溝部が欠けたり、また、雌ねじ孔と第1のねじ山、および第2のねじ山との間の隙間が大きくなる結果、ロックねじは緩み易くなり、再使用に適するものではなかった。
しかも、特許文献に記載の上記従来のロックねじは、被締結部材が木材や鋼板を対象として使用されるものであるが、昨今では、特に家電製品、電子機器部品、複写機等の事務用機器、デジタルカメラ等の光学機器や精密機器の取付けに供されるねじは、アルミニウムのような軽量であり、かつ、軟らかい金属であるとか、合成樹脂であるとか、の数種の材料にも、使用されるという、要請がある。このように、金属、或いは合成樹脂であるとか、また、軟らかい、或いは硬い、また、熱的変形に弱い、或いは強い、また、締結部材が薄くて、塑性変形し易い等の種々の異なる特性に答えて使用されるねじのニーズが高まりをみせているが、これらの要請に答えて使用されるねじには、ドライブトルクが低く簡単な取扱い操作により螺入が行え、螺入後には、緩まずに、大きな戻しトルクにより、振動に耐え得る確実な保持力が得られることが望まれている。
本発明は上記従来の問題点を精査し、アルミニウムのように軽量であり、かつ、軟らかい金属や合成樹脂等の材料に使用するのに最適であり、被締結部材に対する螺入時のドライブトルクが低く簡単な取扱いにて操作性が良く螺入が行え、また、螺入後の緩み防止に優れ、大きな戻しトルクにより、振動に耐え得る確実な保持力が得られ、さらには、構造的な強度が大きく、製作するのに量産可能であり、製作コストが安価な緩み防止用の多条ねじ、およびその多条ねじの取付部材を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の発明は、
1条のねじ山よりなる螺旋状の第1ねじ山部と1条または複数のねじ山よりなる螺旋状の第2ねじ山部とで構成されて精密機器の部品の取付に使用される多条ねじであって、
前記第1ねじ山部相互間に、前記第2ねじ山部が設けられ、かつ、前記第1ねじ山部の高さが、前記第2ねじ山部の高さよりも高くされた多条ねじにおいて、
前記第1ねじ山部の第1山角が、前記第2ねじ山の第2山角よりも小さくされ、
前記第1ねじ山部が、前記第1山角を形成する第1斜面と、該第1斜面に連続されるとともに曲率を有して構成された第2斜面と、で構成され、
前記第2ねじ山部が、前記第2斜面に連続されるとともに前記第2山角を形成する第3斜面から構成され、
前記第2斜面のリード角が、前記第3斜面のリード角と略同一にされ、
前記第1ねじ山部が、その山頂部から、前記第2斜面と前記第3斜面との境界である歯元部に向かって全体的として断面円弧状をなす滑らかな曲面側部を有していることを特徴とする。
また、本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記第1ねじ山部の山角が、15度〜30度にされていることを特徴とする。
また、本発明の請求項3に記載の発明は、請求項1または2において、前記第2ねじ山部のねじ山高さが、前記第1ねじ山部のねじ山高さの略1/2以下にされていることを特徴とする。
また、本発明の請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか1項において、前記第2ねじ山部の山角が、60度〜100度にされていることを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の発明によれば、1条のねじ山よりなる多数の第1ねじ山部と1条または複数のねじ山部よりなる多数の第2ねじ山部とで構成された多条ねじであって、前記第1ねじ山部相互間に、前記第2ねじ山部が設けられ、かつ、前記第1ねじ山部の高さが、前記第2ねじ山部の高さよりも高くされた多条ねじにおいて、前記第1ねじ山部の山角が、前記第2ねじ山の山角よりも小さくされ、前記第1ねじ山部のリード角が、前記第2ねじ山部のリード角に略同一にされ、前記第1ねじ山部が、その山頂部から歯元部に向かって全体的として断面円弧状をなす滑らかな曲面側部を有しているので、被取付部材に対する螺入時に、ねじ山高さが高い第1ねじ山部の山角は、第2ねじ山部の山角よりも小さく、先鋭なため、被取付部材の取付孔の内周に円滑且つ迅速に螺旋溝を描いて食い込むから、螺入時のドライブトルクが低く簡単な取扱いにて操作性が良く螺入が行える。そして、第1ねじ山部が、山頂部から歯元部に向かって全体的として断面円弧状をなす滑らかな曲面側部を有しているので、この全体的として断面円弧状をなす滑らかな曲面側部に、タッピングされた被取付部材の取付孔の内周が大きな接触面積により接触することにより、摩擦係合力が大きくなり、さらに、前記曲面側部が、被取付部材の取付孔の内周に接触面積を増やし、さらに、締め付けながら静水圧をかけて強度をもたせることができるから、大きな保持力を発揮する。そして、第2ねじ山部が、第1ねじ山部よりもねじ山高さが低く、前記第1ねじ山部間に、第1ねじ山部に対して略同一のリード角により形成されているので、被締結部材に設けられた取付孔内に簡単かつ円滑に螺入操作が行えるとともに、螺退操作が行える。しかも、第1ねじ山部間に、第1ねじ山部よりもねじ山高さが低く形成された第2ねじ山部が、被締結部材に設けられた取付孔内に食い込むのと、前述のように第1ねじ山部に山頂部から歯元部に向かって全体的として断面円弧状をなす滑らかな曲面側部が、多条ねじの螺入時に被取付部材の取付孔の内周に大きな接触面積により接触されて螺入されるのと、曲面側部が、被取付部材の取付孔の内周に静水圧がかかって、強度がアップされて食い込むのとから、大きな戻しトルクが発揮され、外部的な振動に耐え得る確実な保持力が得られるため、優れた緩み防止機能を発揮する。そして、請求項1に記載の緩み防止用の多条ねじによれば、前述のように、第1ねじ山部が、山頂部から歯元部に向かって全体的として断面円弧状をなす滑らかな曲面側部が、前記第1ねじ山部よりもねじ山高さが低く、前記第1ねじ山部間に形成された第2ねじ山部に向かって設けられているので、被取付部材に設けられた取付孔の内周に第1ねじ山部が螺入されて食い込まれ、雌ねじ孔が形成されて行く時に生ずる切削屑は、第1ねじ山部に、山頂部から歯元部に向かって全体的として断面円弧状をなす滑らかな前記曲面側部に沿って円滑に誘導されるため、緩み防止用の多条ねじの回転操作時に、タッピングされる被取付部材の雌ねじ孔が破壊されずに綺麗な仕上がりに済むので、緩み防止ねじを螺退し、複数回再使用することができる。そして、特許文献に記載の従来のロックねじのように、雌ねじ孔と第1のねじ山、および第2のねじ山との間の隙間が大きくなり、緩み易くなるという不都合は解消される。従って、本実施形態1の緩み防止ねじは、例えば、アルミニウムのように軽量であり、かつ軟らかい金属、また、被取付部材が薄くて、塑性変形し易く、また、摩擦により発生される熱による熱的変形に弱い合成樹脂等の種々の異なる材料に使用するのに適する。さらには、本実施形態1の緩み防止用ねじは、第1ねじ山部が、山頂部から歯元に向かって全体的として断面円弧状をなす滑らかな曲面側部を対向して設けているので、被取付部材に対する螺入時、または螺退時において、曲面側部が引っ張り、ねじれ、圧縮に耐え、構造的に大きな強度を発揮する。さらには、断面略円弧状をなす曲面側部を対向して設けている第1ねじ山部、および第2ねじ山部は、例えば転造ダイスを用いることにより軸体部の外周に形成するのが容易であるので、量産可能であり、製作および加工が容易に行える。
また、本発明の請求項2に記載の発明によれば、請求項1項において、前記第1ねじ山部の山角が、15度〜30度にされているので、被取付部材に設けられた取付孔の内周に山角が、15度〜30度に形成されている先鋭な歯先の第1ねじ山部が抵抗が少なく、螺入されて食い込まれ、螺入時のドライブトルクが低く、簡単な取扱いにて操作性が良く螺入が行え、引張り、または圧縮に対しても強度を発揮する。また、第1ねじ山部の山頂部から歯元部に向かって設けられた全体的として断面円弧状をなす滑らかな曲面側部が、接触面積が増えることにより、静水圧をかけ、強度をもたせて食い込んでいる被取付部材の取付孔の内周に、螺入後においては第1ねじ山部、および第1ねじ山部よりもねじ山高さが低い第2ねじ山部が、螺入されていることにより、摩擦係合力が増し、大きな戻しトルクを発揮し、緩みは防止される。
また、本発明の請求項3に記載の発明によれば、請求項1または2において、前記第2ねじ山部のねじ山高さが、前記第1ねじ山部のねじ山高さの略1/2以下にされているので、被取付部材に対する螺入時に、ねじ山高さが高い第1ねじ山部は、被取付部材の取付孔の内周に円滑且つ迅速に螺旋溝を描いて食い込まれるから、螺入時のドライブトルクが低く簡単な取扱いにて操作性が良く螺入が行える。そして、第1ねじ山部にその山頂部から歯元部に向かって設けられた全体的として断面円弧状をなす滑らかな曲面側部が、接触面積が増大されることにより、静水圧をかけ、強度をもたせている被取付部材の取付孔の内周に、螺入後には第1ねじ山部のねじ山高さに対して略1/2以下のねじ山高さが低い第2のねじ山部が螺入されることにより、摩擦係合力が増し、大きな戻しトルクを発揮し、緩みは防止される。
また、本発明の請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜3の何れか1項において、前記第2ねじ山部の山角が、60度〜100度にされているので、被取付部材に対する螺入時に、ねじ山高さが高い第1ねじ山部は、被取付部材の取付孔の内周に円滑且つ迅速に螺旋溝を描いて食い込む。そして、第1ねじ山部の山頂部から歯元部に向かって設けられた全体的として断面円弧状をなす滑らかな曲面側部が、接触面積が増大されて静水圧をかけ、強度をもたせて食い込んでいる被取付部材の取付孔の内周に、螺入後においては第1ねじ山部のねじ山高さに対して略1/2以下のねじ山高さの第2のねじ山部が螺入されることにより、摩擦係合力が増し、大きな戻しトルクを発揮し、緩みは防止される。
また、前記第1ねじ山部相互間に、前記第2ねじ山部が1条設けられているので、被取付部材に対する螺入時に、ねじ山高さが高い第1ねじ山部は、被取付部材の取付孔の内周に円滑且つ迅速に螺旋溝を描いて食い込むから、螺入時のドライブトルクが低く、簡単な取扱いにて操作性が良く螺入が行える。そして、第2ねじ山部が、第1ねじ山部よりもねじ山高さが低く、前記第1ねじ山部間に第1ねじ山部に対して略同一のリード角により形成されているので、螺入後においては第2ねじ山部が、大きな戻しトルクを発揮し、外部的な振動に耐え得る確実な保持力が得られるため、優れた緩み防止を発揮する。また、緩み防止用の多条ねじは、第1ねじ山部相互間に前記第2ねじ山部が1条設けられているので、構造が簡単であり、製作は容易である。
また、前記第1ねじ山部相互間に、前記第2ねじ山部が2条設けられているので、被取付部材に対する螺入時に、ねじ山高さが、高い第1ねじ山部は、被取付部材の取付孔の内周に円滑且つ迅速に螺旋溝を描いて食い込むから、螺入時のドライブトルクが低く、簡単な取扱いにて操作性が良く螺入が行える。そして、第2ねじ山部が、第1ねじ山部よりもねじ山高さが低く、前記第1ねじ山部間に第1ねじ山部に対して略同一のリード角により2条形成されているので、被取付部材の取付孔の内周に第2ねじ山部が螺入された後には、大ききな戻しトルクが発揮され、外部的な振動に耐え得る確実な保持力が得られるため、優れた緩み防止を発揮する。また、第1ねじ山部相互間に前記第2ねじ山部が2条設けられているので、構造が簡単であり、製作は容易である。
図1は本発明の緩み防止用の多条ねじの第1実施形態を示す正面図である。 図2は同じく平面図である。 図3は同じく説明的な断面図である。 図4同じく使用状態を示す説明的な拡大断面図である。
<実施形態1>
以下、図1乃至図4を参照し、本発明の実施の形態1について、詳細に説明する。
本実施形態1の緩み防止用の多条ねじは、図1、図2に示すように、軸体部3Aの外周に、1条のねじ山よりなる多数の第1ねじ山部1と1条のねじ山よりなる多数の第2ねじ山部2とで構成された多条ねじであって、前記第1ねじ山部1,1・・・相互間に、前記第2ねじ山部2が設けられ、かつ、前記第1ねじ山部1の高さH1が、前記第2ねじ山部2の高さH2よりも高くされた多条ねじである点は、例えば特許文献に掲載の発明と同様である。
しかしながら、本実施形態1の緩み防止用の多条ねじは、前記第1ねじ山部1の山角αが、前記第2ねじ山部2の山角βよりも小さくされ、前記第1ねじ山部1のリード角θ1が、前記第2ねじ山部2のリード角θ2に略同一にされ、前記第1ねじ山部1が、その山頂部1aから歯元部1bに向かって全体的として断面円弧状をなす滑らかな曲面側部4を有していることを特徴とする。
また、前記第2ねじ山部2のねじ山高さH2が、前記第1ねじ山部1のねじ山高さH1の略1/2以下にされている。
そして、前記第1ねじ山部1の前記山角αが、15度〜30度に設定されることが好ましい。これは、前記第1ねじ山部1の前記山角αが、14度以下であると、この山角αがより先鋭になることにより、第1ねじ山部1の歯先は被取付部材10の取付孔11への螺入時に、取付孔11の内周に食い込み易くなり、螺入時のドライブトルクが低くなり、操作性が良く、螺入が行えるが、反面、第1ねじ山部1の歯先が先鋭になって大きなドライブトルクがかかると、第1ねじ山部1の強度が低下してカケや変形を生じて構造的に脆弱になるためである。また、前記第1ねじ山部1の山角αが、31度以上であると、第1ねじ山部1の山角αが増大して強度が増すことにより、第1ねじ山部1の歯先は被取付部材10の取付孔11に対する摩擦力が増大して螺入時における、取付孔11の内周への食い込みが悪くなり、ドライブトルクが高くなって操作性が悪くなり、反面、第1ねじ山部1の歯先が、カケ、変形を生ぜずに、構造的に堅牢になるためでる。さらに、好適にはこの実施形態1では、図示するように、第1ねじ山部1の山角αは、20度にされることが好ましい。そして、ねじ山高さH1が、第2ねじ山部2のねじ山高さH2よりも高い第1ねじ山部1の山角αが、前述のように、15度〜30度に設定されて強度が確保された状態で雌ねじ孔は、被取付部材10の内周に直接、タッピングされることにより形成され、緩み防止ねじ自体は、第2のねじ山部2のねじ山高さH2を第1ねじ山部1のねじ山高さH1よりも低くすることにより軽量化がはかれる。
また、前記第2ねじ山部2の山角βが、60度〜100度にされることが好ましい。これは、前記第2ねじ山部2の山角βが、59度以下であると、第2ねじ山部2の山角βが小さくなることにより、第2ねじ山部2は、被取付部材10の取付孔11への螺入時に、この取付孔11の内周に食い込み易くなるが、取付孔11の内周に対する接触面積が少なくなって摩擦係合力が小さくなり、被取付部材10の取付孔11の内周に対する保持力は小さくなる。また、前記第2ねじ山部2の山角βが、101度以上であると、第2ねじ山部2の山角βが大きくなることにより、第2ねじ山部2の被取付部材10の取付孔11への螺入時に、取付孔11の内周に対する接触面積が増大し、摩擦係合力が大きくなり、被取付部材10の取付孔11の内周に対して大きな保持力を発揮するが、反面、第2ねじ山部2は取付孔11の内周に食い込み難くなり、ドライブトルクが大きくなって操作性が低下するためである。さらに、好適にはこの実施形態1では、図示するように、第2ねじ山部1の山角βは、90度にされることが好ましい。
この時、本実施形態1の緩み防止用ねじは、数サイズのものが用意され、例えば第1ねじ山部1のねじ外径φ1が1mmの場合は、ねじ山高さH1は0.2mm、第2ねじ山部2のねじ山高さH2は0.08mmである。また、第1ねじ山部1のねじ外径φ1が5mmの場合は、ねじ山高さH1は1.0mm、第2ねじ山部2のねじ山高さH2は0.4mmである。また、第1ねじ山部1,1・・・間のピッチP1は、ねじ外径φ1が1mmの場合は、0.6mmであり、ねじ外径φ1が5mmの場合は、3.0mmである。そして、第2ねじ山部2,2・・・間のピッチP2は、ねじ外径φ1が1mmの場合は、0.3mmであり、ねじ外径φ1が5mmの場合は、1.5mmであるが、これらは例示であり、その増減変更は自由である。
また、前記曲面側部4の曲率半径Rは、ねじ外径φ1が1mmの場合は、0.155mmであり、ねじ外径φ1が5mmの場合は、0.775mmであるが、これらは例示であり、その増減変更は自由である。
そして、図1、図2に示される本実施形態1では、前記第1ねじ山部1,1・・・相互間に、前記第2ねじ山部2が1条設けられている。
3Bは前記軸体部3Aの一側に設けられたねじ頭部である。また、3Cはねじ頭部3Bに設けられたリセスであり、このリセス3C内に図には示さないドライバの先端部が挿入されることにより本実施形態1の緩み防止用の多条ねじは回動操作される。
また、前記被取付部材10が、例えば、アルミニウム、マグネシウムのような軟らかい金属、または薄くて、塑性変形し易く、また、摩擦により発生される熱による熱的変形に弱い合成樹脂により形成されている。また、この合成樹脂としては、例えばアクリル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアミド樹脂のほか、前記何れかから選ばれる合成樹脂に炭素繊維、ガラス繊維、金属繊維の何れかが混入されたものが使用されるが、これらは代表的な例示である。
本実施形態1の緩み防止用の多条ねじは以上の構成のように、1条のねじ山よりなる多数の第1ねじ山部1と1条のねじ山よりなる多数の第2ねじ山部2とで構成された多条ねじであって、前記第1ねじ山部1,1・・・相互間に、前記第2ねじ山部2が設けられ、かつ、前記第1ねじ山部1の高さH1が、前記第2ねじ山部2の高さH2よりも高くされた2条ねじであり、この2条ねじは、前記第1ねじ山部1の山角αが、前記第2ねじ山部2の山角βよりも小さくされ、前記第1ねじ山部1のリード角θ1が、前記第2ねじ山部2のリード角θ2に略同一にされ、前記第1ねじ山部1が、その山頂部1aから歯元部1bに向かって全体的として断面円弧状をなす滑らかな曲面側部4を有しているので、ねじ頭部3Bに設けたリセス3C内に図には示さないが、ドライバの先端部を挿入して回動操作する被取付部材10に対する螺入時に、例えば第1ねじ山部1のねじ外径φ1が1mmの場合は、第2ねじ山部2のねじ山高さH2が0.08mmに対してねじ山高さH1は0.2mmと、また、ねじ外径φ1が5mmの場合は、第2ねじ山部2のねじ山高さH2が0.4mmであるのに対してねじ山高さH1は1.0mmと高く形成されている第1ねじ山部1の歯先は、先鋭な山角αを有して薄く形成されて抵抗が少ないため、被取付部材10の取付孔11の内周に円滑且つ迅速に螺旋溝が描かれて食い込んで行くから、螺入時のドライブトルクが低く、簡単な取扱いにて操作性が良く螺入が行える。
この時、前記第1ねじ山部1の山角αが、鋭い鋭角、具体的には、前記第1ねじ山部1の山角αが、15度〜30度、さらに好ましくは、20度に形成されて前述のように、ねじ山高さH1が高く形成されているとともに、前記第2ねじ山部2の山角βが、前記第1ねじ山部1の山角αよりも大きく、60度〜100度、さらに好ましくは90度に形成されているので、抵抗力が増し、しかも、ねじ山高さH2が第1ねじ山部1のねじ山高さH1の略1/2以下と低いので、ねじ山高さH1が高く、その山角αが鋭い鋭角により形成された第1ねじ山部1が、被取付部材10に設けた取付孔11の内周に円滑且つ迅速に螺旋溝を描いて食い込むから、本実施形態1の緩み防止用の多条ねじは、被取付部材10に対する螺入時に、ねじ頭部3Bに設けたリセス3C内にドライバの先端部を挿入して回動操作することにより、ドライブトルクが低く簡単な取扱いにて操作性が良く螺入が行える。
そして、第1ねじ山部1が、山頂部1aから歯元1bに向かって全体的として断面円弧状をなす滑らかな曲面側部4を設けているので、この山頂部1aから歯元1bに向かって全体的として断面円弧状をなした曲面側部4が、被取付部材10の取付孔11の内周に対して大きな接触面積により接触することにより、摩擦係合力が大きくなり、さらに、曲面側部4が、被取付部材10の取付孔11の内周に対して静水圧がかかることで、強度をもたせることができるから、大きな保持力を発揮する。
例えば、第1ねじ山部1が、山頂部1aから歯元1bに向かって全体的として断面円弧状をなす滑らかな曲面側部4は、その曲率半径Rが、ねじ外径φ1が1mmの場合は、0.155mmであり、また、ねじ外径φ1が5mmの場合は、0.775mmであり、被取付部材10の取付孔11の内周に対する接触面積は増大される。
そして、第2ねじ山部2は、前述のように第1ねじ山部1よりもねじ山高さH1が低く、かつ第1ねじ山部1の山角αより山角βが大きく、しかも、第2ねじ山部2は、前記第1ねじ山部1,1・・・間にそのリード角θ2が、第1ねじ山部1のリード角θ1に略同一にされているので、第1ねじ山部1が被取付部材10に螺入されるのに伴い、第2ねじ山部2が被取付部材10の取付孔11の内周に対して大きな接触面積により接触されて螺入されるのと、前記曲面側部4が、被取付部材10の取付孔11の内周に静水圧がかかることにより、強度をもたせて食い込まれるのとから、大きな戻しトルクが発揮され、外部的な振動に耐えて確実な保持力が得られるため、優れた緩み防止を発揮する。
そして、本実施形態1の緩み防止用の多条ねじによれば、前述のように、第1ねじ山部
1が、山頂部1aから歯元1bに向かって全体的として断面円弧状をなす滑らかな曲面側
部4が、前記第1ねじ山部1よりもねじ山高さH2が低く、前記第1ねじ山部1,1・・
間に形成された第2ねじ山部2に向かって設けられているので、図4に示す如く取付部材
10に設けられた取付孔11の内周に第1ねじ山部1が螺入されて食い込まれ、雌ねじ孔
が形成されて行く時に生ずる切削屑は、第1ねじ山部1に、山頂部1aから歯元1bに向
かって全体的として断面円弧状をなす滑らかな曲面側部4に沿って抵抗が軽減されて円滑
に誘導されるため、緩み防止用の多条ねじとしてのタッピングねじの回転操作時に、タッ
ピングされる被取付部材10の雌ねじ孔が第1ねじ山部1によるタッピングにより破壊さ
れて分断されたり、変形して形崩れがない。このため、緩み防止ねじの螺退時に、雌ねじ
孔が綺麗な仕上がりのまま、緩み防止ねじは螺退されるから、再び雌ねじ孔内に緩み防止
用ねじを螺入した場合に、迅速かつ確実に緩み防止用ねじを螺入して再使用をすることが
できる。そして、特許文献に記載の従来のロックねじとは異なり、雌ねじ孔と第1ねじ山
部1、および第2ねじ山部2との間の隙間が大きくなり、ねじが緩み易くなるという不都
合はない。従って、本実施形態1の緩み防止ねじは、例えば、アルミニウムのように軽量であり、かつ軟らかい金属、また、被取付部材10が薄くて、塑性変形し易く、また、摩擦により発生される熱による熱的変形に弱い合成樹脂等の、種々の異なる材料に使用する場合に、螺入時のドライブトルクが低く簡単な取扱いにて操作性が良く螺入が行え、大きな曲率半径Rの末広がりの曲面側部4が、被取付部材10の取付孔11の内周に対して静水圧がかかることで、強度をもたせることができるので、大きな保持力を発揮し、第2ねじ山部2が雌ねじ孔に摩擦係合することにより、大きな戻しトルクが発揮され、外部的な振動に耐えて確実な保持力が得られるため、優れた緩み防止を発揮する。そして、例えば自動車であるとか、家電製品の洗濯機のような振動を生ずるものの緩みを防止するのに最適に使用できるほか、電子機器部品、複写機等の事務用機器、さらには、デジタルカメラのような光学機器、携帯電話器、精密機器の部品の取付に最適に使用される。
なお、上記説明では、第1ねじ山部1,1・・相互間に、第2ねじ山部2が1条設けられた2条ねじにつき代表的に説明したが、本発明はこれに限ることなく、図には示さないが、第1ねじ山部1,1・・相互間に、第2ねじ山部2が複数条、例えば2条設けられた場合にも適用でき、被取付部材10に対する螺入時に、ねじ山高さH1が高い第1ねじ山部1,1・・の歯先は、被取付部材10の取付孔11の内周に円滑且つ迅速に螺旋溝を描いて食い込むから、螺入時のドライブトルクが低く簡単な取扱いにて操作性が良く螺入が行える。そして、この実施形態では、第2ねじ山部2は、第1ねじ山部1のねじ山高さH1よりもねじ山高さH2が低く、前記第1ねじ山部1,1・・間に、この第1ねじ山部1,1・・のリード角θ1に対して略同一のリード角θ2により2条形成されているので、緩み防止用ねじの螺入後においては、第2ねじ山部2が大きな戻しトルクを発揮し、外部的な振動に耐え得る確実な保持力が得られるため、優れた緩み防止を発揮することができる。そして、第1ねじ山部1,1・・相互間に、前記第2ねじ山部2が2条設けられた3条ねじなので、構造が簡単であり、製作は容易であるという効果を奏する。
本発明は、アルミニウムのように軽量であり、かつ軟らかい金属や合成樹脂等の材料に使用するのに最適であり、被締結部材に対する螺入時のドライブトルクが低く、簡単な取扱いにて操作性が良く螺入が行え、また、螺入後の緩み防止に優れ、大きな戻しトルクにより、振動に耐え得る確実な保持力が得られ、さらには構造的な強度が大きく、製作するのにも量産可能で製作コストが安価になるという用途・機能に適する。
1 第1ねじ山部
1a 山頂部
1b 歯元部
2 第2ねじ山部
3A 軸体部
4 曲面側部
10 被取付部材
11 取付孔
R 曲率半径
α 山角
β 山角

Claims (4)

  1. 1条のねじ山よりなる螺旋状の第1ねじ山部と1条または複数のねじ山よりなる螺旋状の第2ねじ山部とで構成されて精密機器の部品の取付に使用される多条ねじであって、
    前記第1ねじ山部相互間に、前記第2ねじ山部が設けられ、かつ、前記第1ねじ山部の高さが、前記第2ねじ山部の高さよりも高くされた多条ねじにおいて、
    前記第1ねじ山部の第1山角が、前記第2ねじ山の第2山角よりも小さくされ、
    前記第1ねじ山部が、前記第1山角を形成する第1斜面と、該第1斜面に連続されるとともに曲率を有して構成された第2斜面と、で構成され、
    前記第2ねじ山部が、前記第2斜面に連続されるとともに前記第2山角を形成する第3斜面から構成され、
    前記第2斜面のリード角が、前記第3斜面のリード角と略同一にされ、
    前記第1ねじ山部が、その山頂部から、前記第2斜面と前記第3斜面との境界である歯元部に向かって全体的として断面円弧状をなす滑らかな曲面側部を有していることを特徴とする緩み防止用の多条ねじ。
  2. 前記第1ねじ山部の山角が、15度〜30度にされていることを特徴とする請求項1に記載の緩み防止用の多条ねじ。
  3. 前記第2ねじ山部のねじ山高さが、前記第1ねじ山部のねじ山高さの略1/2以下にされていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の緩み防止用の多条ねじ。
  4. 前記第2ねじ山部の山角が、60度〜100度にされていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の緩み防止用の多条ねじ。
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