JP5453887B2 - ホースクランプ - Google Patents

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Description

本発明は油圧配管用等のホースを一対のクランプ体間にその弾性変形を利用して挟み込み固定するホースクランプに関するものである。
この種のホースクランプは、図6〜図8に示すように対称形状をなす一対のクランプ体1a,1bと、この両クランプ体1a,1b同士を締結するボルト2,2及びナット3,3によって構成される。図では二本のホースHを同時に固定するクランプを例示している。
両クランプ体1a,1bは、相接合されるフラットな合わせ面4,4と、凹面状のクランプ面5,5(図例では二つずつ)とを有し、ゴム等から成る弾性変形可能なホースHをクランプ面5,5間に挟み込んで締め付け固定する構成となっている。
ここで、特許文献1,2等に示された公知技術では、クランプ面5,5は、図示のようにホースHの外周面よりも曲率半径が大きい半円形に形成され、締結状態(図8)で両クランプ面5,5によってほぼ横長楕円形のホース収容空間S´が形成される。
これにより、ホースHがホース収容空間S´内で弾性変形して固定される。
詳述すると、両クランプ体1a,1bを締結した図8の状態で、ホースHの正面側から見て、ボルト2、ナット3による締め付け方向を上下方向、合わせ面4と平行で上記締め付け方向と直角な方向を左右方向(図の方向性の通り)と定義付けした場合において、締結時にホースHが上下方向から圧縮されて左右方向に拡張変形し、ほぼ楕円形の状態で固定される。
実開昭58−84477号公報 特開平3−14986号公報
しかし、上記公知技術によると、ホースHをクランプ面5,5の底面(上下方向面)に密着させることのみよって拘束する構成であるため、次の欠点があった。
i)ホース収容空間S´の上下方向寸法をA´、左右方向寸法をB´、ホースHの外径寸法(変形前)をCとして、公知技術では、
A´<B´,Cで、かつ、B´>C
に設定される。
この場合、十分な拘束力を確保するためにはホースHが左右方向にできるだけ大きく拡張変形する必要があることから、このホースHの左右方向の拡張変形が妨げられることがないように、B´をCよりも十分大きくとる必要がある。
この結果、クランプ全体の左右方向寸法W´が大きくなる。これは、とくに複数本のホースHを並べて固定する図示のようなホースクランプで顕著となり、クランプが大形化することになっていた。
このため、とくに油圧ショベルのように機器スペースが制限され、ホース配索空間も制約される機械では、クランプの大形化によってホースレイアウトの制約を受ける等の不利点があった。
ii)ホースHは、上記のようにクランプ面5,5の底面(上下方向面)に密着することのみによって拘束されるため、必ずしも拘束力が十分とはならず、ホース固定作用の点で不利であった。
そこで本発明は、上記クランプ面の左右方向寸法を小さくしてクランプ全体のコンパクト化を実現でき、しかも拘束力を高めて確実なホース固定状態を得ることができるホースクランプを提供するものである。
請求項1の発明は、一対のクランプ体を備え、この両クランプ体は、相接合される合わせ面と、凹面状のクランプ面とを有し、弾性変形可能なホースを上記クランプ面間に挟みこんだ状態で締結手段により締め付け固定するように構成され、かつ、上記クランプ面に関して次の要件を具備するものである。
I)上記両クランプ体を締結した状態でのホースの正面側から見て上記締結手段による締め付け方向を上下方向、上記合わせ面と平行で上記締め付け方向と直角な方向を左右方向と定義付けした場合において、上記両クランプ体のクランプ面で形成されるホース収容空間の上下方向寸法をA、左右方向寸法をB、上記ホースの外径寸法をCとして、A<B,Cで、かつ、B>Cに設定することにより、締結時にホースが上下方向から圧縮されて左右方向に拡張するように構成されていること。
II)上記クランプ面の左右両側部に、上記ホース圧縮前の状態でホース外周面よりも凹んでホース外周面との間に隙間である逃がしポケットを形成する凹部が設けられていること。
III)上記ホース収容空間の左右方向寸法Bは、上記ホースの左右方向の拡張代を制限し、この制限によって生じるホースの余肉分を上記逃がしポケットに逃がし得る大きさに設定されていること。
請求項2の発明は、請求項1の構成において、上記クランプ面の底面を上記合わせ面と平行なフラット面に形成したものである。
請求項3の発明は、請求項1または2の構成において、上記クランプ面の凹部が、ホース外周面よりも曲率半径が小さい曲面に形成されたものである。
本発明によると、前記の方向性において、締結時にホースを上下方向から圧縮して左右方向に拡張させる構成を前提として、クランプ面の左右両側部に凹部を設け、ホースの左右方向の拡張代を制限する代わりに、この制限によって生じるホースの余肉分を、上記凹部によって形成される逃がしポケットに逃がす構成としたから、ホース収容空間の左右方向寸法を公知のクランプよりも短縮し、クランプ全体をコンパクト化することができる。
しかも、ホース外周面のほぼ全面をクランプ面に密着させ、ホースをほぼ全周から拘束することができるため、拘束力を高め、より確実なホース固定状態を得ることができる。
この場合、請求項2の発明によると、クランプ面の底面を合わせ面と平行なフラット面に形成したから、相対的に、逃がしポケットを十分大きな隙間として形成し、余肉分を確実に吸収することができる。
また、請求項3の発明によると、逃がしポケットを形成するクランプ面の凹部を、ホース外周面よりも曲率半径が小さい曲面に形成したから、余肉分を逃がしポケットにスムーズに行き亘らせてクランプ面に確実に密着させることができる。
本発明の実施形態にかかるホースクランプの斜視図である。 同クランプによってホースを固定する前の状態の正面図である。 同クランプによってホースを固定した状態の正面図である。 図2の部分拡大図である。 図3の部分拡大図である。 従来のホースクランプの斜視図である。 同クランプによってホースを固定する前の状態の正面図である。 同クランプによってホースを固定した状態の正面図である。
本発明の実施形態を図1〜図5によって説明する。
このホースクランプは、対称形状の一対のクランプ体11a,11bと、両クランプ体11a,11b同士を締結するボルト12,12とによって構成される。図では二本のホースH,Hを同時に固定するクランプを例示している。
なお、両クランプ体11a,11bのうち、図上側のクランプ体11aには単なる貫通穴としてのボルト通し穴13,13、下側のクランプ体11bにはねじ穴14,14が設けられ、ボルト12,12がボルト通し穴13,13に挿通された状態でねじ穴14,14にねじ込まれることによって両クランプ体11a,11b同士が締結される。
但し、図6〜図8に示す公知技術と同様に、ボルト、ナットによる締結構造を採用してもよい。
両クランプ体11a,11bは、相接合されるフラットな合わせ面15と、凹面状のクランプ面16(図例では二つずつ)とを有し、従来同様、ゴム等から成る弾性変形可能なホースHをクランプ面16,16間に挟み込んで固定する構成となっている。
両クランプ体11a,11bのクランプ面16は、ホースHの半周部分が嵌まり込む大略半円形に形成され、締結状態(図3,5)で両クランプ面16,16によってホース収容空間Sが形成される。
このホースクランプにおいて、両クランプ体11a,11bのクランプ面16は次の要件を具備する。
I)前記のように両クランプ体11a,11bを接合させた状態でのホースHの正面側から見てボルト12,12による締め付け方向を「上下方向」、合わせ面15と平行で上記締め付け方向と直角な方向を「左右方向」と定義付けした場合において、相対応するクランプ面16,16で形成されるホース収容空間Sの上下方向寸法をA、左右方向寸法をB、ホースHの外径寸法をCとして、A<B,Cで、かつ、B>Cに設定されている。
この設定により、締結状態で、図3,5に示すようにホースHが上下方向から圧縮されて左右方向に拡張する。
なお、クランプ面16の底面17(後述する凹部18及び逃がしポケット19を含めて図4,5のみに符号を付している)は、合わせ面15と平行なフラット面に形成されている。
II)クランプ面16の左右両側部(左右両端と底面17との間の領域)に、ホース圧縮前の状態(図2,4)でホース外周面よりも凹む凹部18が設けられている。
これにより、ホース圧縮前の状態で、凹部18とホース外周面との間に隙間である逃がしポケット19が形成される。
凹部18は、この実施形態ではホース外周面よりも曲率半径が小さい曲面とされている。
III)上記左右方向寸法Bは、ホースHの左右方向の拡張代を制限し、この制限によって他の方向に拡張すべき余肉が生じる大きさに設定されている。
この構成によると、両クランプ体11a,11bのクランプ面16,16間にホースHを挟み込んで締結した状態で、上記A<B,Cで、かつ、B>Cの設定により、ホースHがホース収容空間S内で上下方向に圧縮されて左右に拡張変形して固定される。
この場合、ホースHの左右方向の拡張代が制限される結果、ホースHに他の方向に拡張すべき余肉が生じ、この余肉分が、左右両側の逃がしポケット19,19に逃げる。
このように、ホースHの左右方向の拡張代を制限する一方、制限によって生じる余肉分を逃がしポケット19に逃がす構成としたから、ホース収容空間Sの左右方向寸法Bを、図6〜図8に示す公知のクランプにおける左右方向寸法B´(図5中に破線で示す)よりも短縮することができる。
従って、クランプ全体の左右方向寸法W(図3中に示す)を短縮し、クランプ全体をコンパクト化することができる。
しかも、ホース外周面のほぼ全面をクランプ面16に密着させ、ホースHをほぼ全周から拘束することができるため、拘束力を高め、より確実なホース固定状態を得ることができる。
また、実施形態では、クランプ面16の底面17を合わせ面15と平行なフラット面に形成したから、相対的に、逃がしポケット19を十分大きな隙間として形成し、余肉分を確実に吸収することができる。
さらに、逃がしポケット19を形成する凹部18を、ホース外周面よりも曲率半径が小さい曲面に形成したから、余肉分を逃がしポケット19全域にスムーズに行き亘らせてクランプ面16に確実に密着させることができる。
ところで、上記実施形態では、クランプ面16の底面17をフラット面、逃がしポケット19を形成する凹部18を曲面としたが、前者をホース外周面よりも曲率半径が大きい緩やかな曲面、後者をフラット面としてもよい。
また、本発明は、同一径の二本のホースHを同時に固定するクランプに限らず、一本または同一径の三本以上のホースを固定するクランプ、あるいは径が異なる複数本のホースを同時に固定するクランプにも上記同様に適用することができる。
11a,11b クランプ体
12 締結手段としてのボルト
15 合わせ面
16 クランプ面
17 クランプ面の底面
18 同凹部
19 逃がしポケット
H ホース
S ホース収容空間
A ホース収容空間の上下方向寸法
B 同、左右方向寸法
C ホースの外径寸法
W クランプ全体の左右方向寸法

Claims (3)

  1. 一対のクランプ体を備え、この両クランプ体は、相接合される合わせ面と、凹面状のクランプ面とを有し、弾性変形可能なホースを上記クランプ面間に挟みこんだ状態で締結手段により締め付け固定するように構成され、かつ、上記クランプ面に関して次の要件を具備することを特徴とするホースクランプ。
    I)上記両クランプ体を締結した状態でのホースの正面側から見て上記締結手段による締め付け方向を上下方向、上記合わせ面と平行で上記締め付け方向と直角な方向を左右方向と定義付けした場合において、上記両クランプ体のクランプ面で形成されるホース収容空間の上下方向寸法をA、左右方向寸法をB、上記ホースの外径寸法をCとして、A<B,Cで、かつ、B>Cに設定することにより、締結時にホースが上下方向から圧縮されて左右方向に拡張するように構成されていること。
    II)上記クランプ面の左右両側部に、上記ホース圧縮前の状態でホース外周面よりも凹んでホース外周面との間に隙間である逃がしポケットを形成する凹部が設けられていること。
    III)上記ホース収容空間の左右方向寸法Bは、上記ホースの左右方向の拡張代を制限し、この制限によって生じるホースの余肉分を上記逃がしポケットに逃がし得る大きさに設定されていること。
  2. 上記クランプ面の底面を上記合わせ面と平行なフラット面に形成したことを特徴とする請求項1記載のホースクランプ。
  3. 上記クランプ面の凹部が、ホース外周面よりも曲率半径が小さい曲面に形成されたことを特徴とする請求項1または2記載のホースクランプ。
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