JP5452690B1 - 無線通信装置およびロケータシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】追加する呼出装置とロケータとの登録を容易にする。
【解決手段】子機2は、DECTプロトコルを用いて親機1と通信を行う。また、子機2は、アイテムに付されるロケータ3へロケータ用プロトコルを用いて呼出信号を送信する呼出装置として機能する。子機2は、ロケータ3と1対1の登録が終了したことをトリガとして、無線通信により登録情報を親機1に送信する。親機1は、追加する呼出装置としての子機4から要求を受けた場合、子機2から受信して記憶した登録情報を、子機4へ送信する。子機4は、親機1から受信した登録情報を記憶する。
【選択図】図1

Description

本発明は、アイテムの探知に用いる無線通信装置およびロケータシステムに関する。
アイテム(「対象物」ともいう。例えば、鍵、財布、携帯機器、ペット等)の探知に用いる無線通信システムとして、ロケータシステムが知られている(例えば、特許文献1)。ロケータシステムは、アイテムに付されるロケータと、ユーザが携帯する呼出装置とを備える。ロケータと呼出装置は、近距離の無線通信が可能である。ユーザは、アイテムを探したい場合、呼出装置を操作する。ロケータは、ユーザの操作により発信された無線信号を受信すると、報知音を鳴らす。これにより、ユーザは、報知音が鳴っている方向にアイテムがあることを認識できる。
特表2008−503826号公報
しかしながら、特許文献1をはじめとする従来のロケータシステムは、ロケータと呼出装置とを1対1(ペア)で登録する。よって、ユーザが、1つのロケータに対して呼出装置を追加したい場合、呼出装置を追加する度に、追加する呼出装置とロケータとの登録を行う必要がある。その結果、ユーザにとっては、呼出装置とロケータの登録に手間がかかる、という課題がある。
本発明の目的は、追加する呼出装置とロケータとの登録を容易にできる無線通信装置およびロケータシステムを提供することである。
本発明の一態様に係る無線通信装置は、第1の近距離無線通信プロトコルを用いて管理装置と通信を行い、第2近距離無線通信プロトコルを用いて、アイテムに付されるロケータへ、報知を行うための信号を送信する無線通信装置であって、前記ロケータと1対1の登録が終了したことをトリガとして、前記ロケータに関する登録情報を前記管理装置に送信する送信部を有する構成を採る。
本発明の一態様に係る無線通信装置は、第2近距離無線通信プロトコルを用いて、アイテムに付されるロケータへ、報知を行うための信号を送信する呼出装置と、第1の近距離無線通信プロトコルを用いて通信を行う無線通信装置であって、前記呼出装置が前記ロケータと1対1の登録が終了したことをトリガとして送信してきた、前記ロケータに関する登録情報を受信する受信部と、受信した前記登録情報を保存する登録情報記憶部と、前記呼出装置とは別の呼出装置から登録情報のダウンロードの要求を受信した場合、前記別の呼出装置へ、保存した前記登録情報を送信する送信部と、を有する構成を採る。
本発明の一態様に係るロケータシステムは、所定のアイテムに付され、報知音を出力するロケータと、第2の近距離無線通信プロトコルを用いて前記ロケータへ前記報知音を出力させるための呼出信号を送信する呼出装置と、第1の近距離無線通信プロトコルを用いて前記呼出装置と通信を行う管理装置と、を備える無線通信システムであって、前記呼出装置は、前記ロケータと1対1の登録が終了したことをトリガとして、前記ロケータに関する登録情報を前記管理装置に送信する送信部を有する構成を採る。
本発明によれば、追加する呼出装置とロケータとの登録を容易にできる。
本発明の実施の形態に係るロケータシステムの一例を示す図 本発明の実施の形態に係るロケータの構成の一例を示すブロック図 本発明の実施の形態に係る子機の構成の一例を示すブロック図 本発明の実施の形態に係る親機の構成の一例を示すブロック図 本発明の実施の形態に係るロケータシステムにおける通常動作時のスロットを示すタイミングチャート 本発明の実施の形態に係るロケータシステムにおける通常動作のロケータ呼出の一例を示すタイミングチャート 本発明の実施の形態に係るロケータシステムにおける通常動作の一例を示すフローチャート 本発明の実施の形態に係るロケータシステムにおけるロケータ登録および登録情報登録の動作の一例を示すフローチャート 本発明の実施の形態に係るロケータシステムにおけるロケータ登録および登録情報登録の動作の際にやり取りされる信号の一例を示す図 本発明の実施の形態に係るロケータシステムにおける登録情報ダウンロードの動作の一例を示すフローチャート 本発明の実施の形態に係るロケータシステムにおける登録情報ダウンロードの際にやり取りされる信号の一例を示す図
以下、本発明の実施の形態について説明する。
まず、本実施の形態に係るロケータシステム(無線通信システムの一例)の構成例について説明する。図1は、本実施の形態に係るロケータシステムの一例を示す図である。
図1において、ロケータシステムは、親機1、子機2,4、ロケータ3を備える。親機1と子機2,4は、コードレス電話システムを構成する。子機2,4は、ユーザが携帯可能であり、コードレス電話システムの子機として、また、ロケータ3の呼出装置として機能することが可能である。また、親機1は、コードレス電話システムの親機として、また、子機2,4からの情報を集約して管理する管理装置(サーバ)として機能することが可能である。
図1において、親機1は親機1と子機2との間の同期の基準となる。子機2は親機1の同期基準により動作する装置(スレーブ装置)であり、ロケータ3は子機2の同期基準により動作するスレーブ装置である。子機2は移動可能な通信端末であり、例えばコードレス電話機の無線ハンドセット、または携帯情報端末(PDA)などである。
親機1と子機2,4は、例えば、TDMA(Time Division Multiple Access)/TDD(Time Division Duplex)の通信プロトコルを用いて無線通信を行う。本実施の形態では、例えばDECT(Digital Enhanced Cordless Telecommunications(登録商標))プロトコルを用いて無線通信を行う。
子機2とロケータ3は、ロケータ用プロトコルを用いて無線通信を行う。ロケータ用プロトコル(第2の近距離無線通信プロトコルの一例)とは、無線フォーマットおよび周波数がDECT規格に合った通信プロトコルである。なお、図1は、例として、子機2とロケータ3は、登録が済んでいるので無線通信が可能な状態にあるが、子機4とロケータ3は、登録が済んでいないので無線通信が不可能な状態にあることを示している。
次に、ロケータ3の構成例について説明する。図2は、ロケータ3の構成例を示すブロック図である。
図2において、ロケータ3は、通信の主な動作を司る通信ブロックと、この通信ブロックの外にある電源部41、タイマ部44、スイッチ50、および第1クロック生成部48を有する。通信ブロックは、フレーム処理部47、無線通信部45、制御部46、ROM(Read Only Memory)51、RAM(Random Access Memory)52、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)5、報知部43、タイマ部42、および第2クロック生成部49を有する。
電源部41は、ロケータ3の電源として電池が装填される。ロケータ3は、例えば、電源部41に電池が入れられることで電源オンとなり、電源部41から電池が外されることで電源オフとなる。
第1クロック生成部48は、電源部41から常時供給される電源に基づいて、タイマ部44が動作するのに用いられる低速のクロック信号を生成する。第1クロック生成部48は、例えば、水晶発振回路を含む。
タイマ部44は、第1タイマとして動作する。第1タイマは、通信ブロックのスリープ期間として予め定められた時間をカウントし、かかる期間が満了するごとに、スイッチ50をオフからオンに切り替える。すなわち、タイマ部44は、第1クロック生成部48から低速クロックが供給され、この低速クロックによってカウント処理を行う。タイマ部44は、そのレジスタ(図示せず)の中にスリープ期間を決める為の値(満了値)を記録している。そして、タイマ部44は、スリープ状態の時に第1クロック生成部48からのクロックに従ってカウントアップし、そのカウント値が満了値に達することによってカウントを終了する。そして、タイマ部44は、スイッチ50に対してカウントが終了したことを通知する。以上を換言すれば、タイマ部44は、通信ブロックへの電源供給を遮断したことをトリガとして計時を開始し(第1タイマの起動)、通信ブロックの停止中の所定時間をカウントする。そして、タイマ部44は、計時が終了した(第1タイマの満了)時に、スイッチ50をオンに切り替え、通信ブロックへ電源の供給を開始する。
スイッチ50は、オン状態にあるとき、通信ブロックを電源部41の電池に接続し、オフ状態にあるとき、通信ブロックを電源部41の電池から遮断する。ロケータ3は間欠的な受信動作を行っており、所定の周期でスリープ期間から復帰し、所定期間の受信動作をしてスリープに戻ると言う動作を切り返している。スイッチ50は、前述のタイマ部44からのカウント終了の通知に従ってオフ状態からオン状態に切り替わり、通信ブロックへの電源供給を開始する。
第2クロック生成部49は、スイッチ50を介して電源部41から供給される電源に基づいて、通信ブロックの各部が動作するのに用いられる高速のクロック信号を生成する。第2クロック生成部49は、例えば、水晶発振回路を含む。この第2クロック生成部49は、第1クロック生成部48の低速クロックよりも速い高速クロックを通信ブロックの各部へ供給し、通信の為の動作はこの高速クロックによって制御される。
無線通信部45は、ロケータ用プロトコルを用いて、子機2から呼出信号を受信し、それに対する応答信号を子機2へ送信する。無線通信部45は、例えば、無線アンテナを含む。無線通信部45に設けられた同期制御部は、第2クロック生成部49の基準クロックに基づいて、無線通信部45による通信信号の通信タイミングを決定する。このように、無線通信部45は、同期を維持するためのタイミング制御を行う同期制御部を有し、ハードウェア上は後述する子機2の無線通信部24と同様の構成である。ただし、無線通信部45は、子機2との間では、前述のDECT方式をベースに一部をロケータの使用に合わせて変えたロケータ用プロトコルにより無線通信を行う。なお、本明細書において「無線通信」とは、無線送信および無線受信を含むものとする。
フレーム処理部47は、無線通信部45を介して、子機2との間で通信を行う。フレーム処理部47は、例えば、子機2の間でDECT通信を行うための通信モジュールを含む。
また、フレーム処理部47は、子機2から、ロケータ3自身のロケータ情報が含まれた呼出信号を受信したとき、応答信号を返信する。
ROM51は、制御部46が使用する制御プログラムおよび各種データを格納する。
制御部46は、第2クロック生成部49において生成されるクロック信号に基づいて動作し、通信ブロック全体の動作を制御する。制御部46は、例えば、CPU(Central Processing Unit)を含む。制御部46は、ROM51に格納された制御プログラムを実行することにより、例えば、報知部43の機能を実現する。このとき、制御部46は、フレーム処理部47を介して、子機2から呼出信号に含めて送信された指示情報を受信する。そして、制御部46は、受信した指示情報に従って、報知部43の動作を制御する。
タイマ部42は、複数の時間を別々に計ることが可能である。例えば、タイマ部42は第2タイマとして動作する。第2タイマは、子機2からの信号の受信をトリガとして計時を開始し(第2タイマの起動)、所定時間の経過により計時を終了する(第2タイマの起動)。また、タイマ部42は、第3タイマとして動作する。第3タイマは、電源部41への電池の挿入をトリガとして計時を開始し(第3タイマの起動)、所定時間の経過により計時を終了する(第3タイマの満了)。
RAM52は、制御部46の作業用メモリである。
EEPROM5は、ID記憶部40を有する。ID記憶部40はEPROM5の中の領域に割り当てられている。ID記憶部40は、ロケータ3のID(以下「ロケータID」という)を格納している。ロケータIDとは、予め割り当てられる固有の識別子である。
報知部43は、子機2から呼出信号を受信した場合、ロケータ3の位置を報知するための報知音を出力する。報知部43は、例えば、小型スピーカを含む。報知音は、例えば、ビープ音が挙げられる。
なお、ロケータ3が備える機能部は、図2に示す機能部に限定されるものではなく、その他の機能部を備えてもよい。その他の機能部は、ロケータ3の主要機能を実現するためのものであってもよいし、主要機能を補助する補助機能を実現するためのものであってもよい。
以上で、ロケータ3の構成例についての説明を終える。
次に、子機2(または子機4)の構成例について説明する。図3は、子機2の構成例を示すブロック図である。
図3において、子機2は、操作部27、表示部25、通話部26、無線通信部24、登録情報記憶部36、制御部28、フレーム処理部29、ROM34、RAM35、EEPROM37、報知部38、電源部31、クロック生成部32、およびタイマ部33を有する。子機2は親機1の機能の一部と同様の機能を有し、親機1との間で前述のDECT方式による無線通信を行う。なお、以下では、子機2を例として説明する。
電源部31は、子機2が動作するための電源を供給する。電源部31は、例えば、繰り返し充電が可能な電池パックを含む。
クロック生成部32は、電源部31から供給される電源に基づいて、子機2の各部が動作するのに用いられるクロック信号を生成する。クロック生成部32は、例えば、水晶発振回路を含む。
ROM34は、制御部28が使用する制御プログラムおよび各種データを格納する。
EEPROM37は、制御部28の作業用メモリである。
RAM35は、例えば親機1の制御信号の伝送チャネル及びスロットの少なくとも一方の情報、又は受信予定タイミングの情報を記憶する。制御信号の伝送チャネル及び伝送スロットの情報は、制御信号が伝送される時間位置の情報の一例である。またRAM35は、例えば、学習処理により得られる時間的ずれの情報又は補正パラメータの情報を記憶する。
無線通信部24は、通常の電話モードでは、親機1との間でDECTプロトコルにより無線通信を行う。すなわち無線通信部24は、親機1からの制御信号に応じて同期している。
無線通信部24において、同期制御部は、無線通信部24が親機からの同期信号としての役割を持つ制御信号を正常に受信したかどうかを判定する。つまり、無線通信部24が制御信号を見失っておらず、所定の受信タイミングにおいて制御信号を受信したかどうかを判定する。制御信号を見失う場合としては、例えば、子機2に対して制御信号を送信する親機1の電源がオフである場合、制御信号の受信タイミングにおいて電波干渉が発生した場合などがある。
非同期状態の学習により、通信タイミングを補正するための補正パラメータが決定され、RAM35に格納される。従って、この補正パラメータは、見失い状態において利用される。
無線通信部24は、ロケータ用プロトコルを用いて、ロケータ3へ呼出信号を送信し、それに対する応答信号をロケータ3から受信する。無線通信部24は、例えば、無線アンテナを含む。無線通信部24の同期制御部は、クロック生成部32の基準クロックに基づいて、無線通信部24による通信信号の通信タイミングを決定する。
フレーム処理部29は、その時の動作モードに合うフレーム送信情報を埋め込み、無線通信部24へ渡す。親機1との間で通信を行う場合はDECTのフレーム構成を用い、ロケータ3との間で通信を行う場合はロケータ用のフレーム構成を用いる。ロケータ3と通信する場合は、DECT方式をベースに一部をロケータの仕様に合わせて変えたロケータ用プロトコルにより通信を行う。
フレーム処理部29は、操作部27を介して、ユーザから、ロケータ3の探索を行うモード(以下「ロケータモード」という)の起動操作および終了操作を受け付ける起動操作があったとき、ロケータ3に対して、応答信号の返信を求める呼出信号を送信する。この際、フレーム処理部29は、制御部28によって選択されたロケータの識別情報を、呼出信号に含める。更に、フレーム処理部29は、制御部28によって選択されたロケータでの報知の有無を指示する指示情報を、呼出信号に含める。
操作部27は、ユーザの操作を受け付けるためのボタンである。ユーザの操作は、例えば、電話をかける操作(発信操作)、電話をうける操作(着信操作)、ロケータ3を登録する操作(ロケータ登録操作)、ロケータ3を呼び出す操作(呼出操作)、登録情報を親機1からダウンロードする操作(登録情報ダウンロード操作)などが挙げられる。登録情報は、例えば、子機との間で登録が済んだロケータのIDが挙げられる。
表示部25は、ユーザに対して、登録情報記憶部36に格納された登録情報を表示する。また、表示部25は、その他の情報(例えば、電話番号、子機2の操作メニューなど)の出力にも用いられ得る。表示部25は、例えば、液晶ディスプレイを含む。
通話部26は、通話を実現するためのデバイス、すなわち、音声通話のための音声増幅器、送話に用いられるマイク、および受話に用いられるスピーカなどを含む。
登録情報記憶部36は、子機2のID(以下「子機ID」という)を格納している。子機IDとは、予め割り当てられる固有の識別子である。また、登録情報記憶部36は、登録相手のロケータからロケータIDを取得できた場合、取得したロケータIDを記憶する。なお、上述したとおり、登録相手のロケータから取得したロケータIDは、登録情報の一例である。また、登録情報記憶部36は、親機1に登録した際に取得した親機IDを記憶している。
タイマ部33は、クロック生成部32からのクロック信号に基づいて、ロケータ3を呼び出すための信号の送信をトリガとして計時を開始し、所定時間の経過により計時を終了する。
制御部28は、上記各部と連携することで、子機2全体の動作を制御する。制御部28による制御については、後述する。
報知部38は、親機1から呼出信号を受信した場合、報知音を出力する。報知部38は、例えば、小型スピーカを含む。
なお、子機2が備える機能部は、図3に示す機能部に限定されるものではなく、その他の機能部を備えてもよい。その他の機能部は、子機2の主要機能を実現するためのものであってもよいし、主要機能を補助する補助機能を実現するためのものであってもよい。
以上で、子機2の構成例についての説明を終える。
次に、親機1の構成例について説明する。図4は、親機1の構成例を示すブロック図である。
図4において、親機1は、電源部22、クロック生成部23、回線制御部13、操作部11、表示部12、フレーム処理部17、無線通信部14、制御部16、ROM18、RAM19、EEPROM20、報知部21、および登録情報記憶部15を有する。
電源部22は、親機1が動作するための電源を供給する。
クロック生成部23は、電源部22から供給される電源に基づいて、親機1の各部が動作するのに用いられるクロック信号を生成する。このクロック信号は、親機1の各部を動作させ、また、無線通信部14の通信タイミングを決めるための基準クロックである。クロック生成部23は、例えば、水晶発振回路を含む。
回線制御部13は、有線の電話回線網との間で通信を行うためのインタフェースであり、送話および受話を実現する。
操作部11は、ユーザの各種操作を受け付けるためのボタンである。ユーザの操作は、例えば、登録情報を子機4(ロケータ3の呼出装置として追加される子機)へダウンロードする操作(登録情報ダウンロード操作)などが挙げられる。操作部11は、例えば、上記液晶ディスプレイの表面に配置されたタッチパネルを含む。
表示部12は、登録情報記憶部15に格納された登録情報を表示する。また、表示部12は、その他の情報(例えば、電話番号、親機1の操作メニューなど)の出力にも用いられ得る。表示部12は、例えば、液晶ディスプレイを含む。
フレーム処理部17は、その時の動作モードに合うフレーム送信情報を埋め込み、無線通信部17へ渡す。ロケータ3との間で通信を行う場合はロケータ用のフレーム構成を用いる。
無線通信部14は、子機2との間において、TDMA/TDDの通信プロトコルを用いて無線通信を行う。本実施の形態では、無線通信部14は、例えばDECTプロトコルを用いて無線通信を行う。同期制御部14aは、クロック生成部23の基準クロックに基づいて、無線通信部14による通信信号の通信タイミングを決定する。
制御部16は、上記各部と連携することで、親機1全体の動作を制御する。制御部16による制御については、後述する。なお、制御部16は、例えば、CPU(Central Processing Unit)を含む。
ROM18は、制御部16が使用する制御プログラムおよび各種データを格納する。
RAM19およびEEPROM20は、制御部16の作業用メモリである。
報知部21は、回線制御部13から呼出信号を受信した場合、報知音を出力する。報知部21は、例えば、小型スピーカを含む。
登録情報記憶部15は、子機2のIDを格納している。すなわち、登録情報記憶部15は、子機2から受信した登録情報を格納する。登録情報記憶部15は、複数の子機から複数の登録情報を格納することができる。また、登録情報記憶部15は、子機2を介して取得したロケータIDを、当該子機IDと1対1に紐付けて記憶する。
なお、親機1が備える機能部は、図4に示す機能部に限定されるものではなく、その他の機能部を備えてもよい。その他の機能部は、親機1の主要機能を実現するためのものであってもよいし、主要機能を補助する補助機能を実現するためのものであってもよい。
以上で、親機1の構成例についての説明を終える。
次に、本実施に形態で用いるTDMA通信における通信フレームの構成例について説明する。図5は、通常状態における親機1、子機2、ロケータ3の動作の例を示す。DECTにおける無線通信では、例えば図5に示すように10msecを1フレームとし、1フレームを24スロットに区切って通信をする時分割方式を用いている。すなわち、1フレーム(10msec)を24等分した時間長を一つのスロットとし、各通信装置には通信を開始する度に何れかのスロットが割り当てられる。親機1と他の通信装置(例えば子機2)が通信を開始する場合、他の通信装置(例えば子機2)は何れかのスロットを選択して親機1との通信を開始する。
親機1は常時、フレーム毎にある決まったスロット(例えばスロット“1”)で制御信号を送信している。同期信号としての役割を持つ制御信号は同期データ(例えばSyncword)を含む。同期データのSyncwordは、タイミング同期用の予め決定された既知のビット列であり、子機2が同期するための同期情報となる。子機2が同期するための同期情報となる。受信側はこの既知の数字列を見つけた時点でフレームの切り出しと取り込みを始める。DECT方式では親機の送信と子機の送信で固有のSyncwordが割り当てられている。親機1は制御信号によって親機IDを送信し、子機は制御信号を受信しながら親機IDを取得し、待ち受ける親機(登録した親機)のIDと比較して同期すべき親機を選択する。なお、子機の待機時では子機から親機へ毎フレームで送信することは無く、子機にて何かイベント(発呼など)が発生したり、通話状態になった場合のみ子機から親機への送信が行われる。
このように子機2は、マスタである親機1からの制御信号を受信し、親機1の通信タイミングに同期して動作する。すなわち子機2は、親機1との間において時間的ずれが発生した場合には、制御信号に含まれるSyncwordの時間位置を検出し、その検出結果を用いて即座に通信タイミングを補正する。なお、子機2は、取得した時間的ずれの情報に応じて、非同期時に補正パラメータを決定し、RAM35に保持する。
通常の電話モードでは、所定の親機1から定期的に制御信号を受信し、子機2は親機1からの制御信号に基づいて同期可能な状態である。親機1は子機2の同期マスタとして動作する。なお、後で説明するロケータ用プロトコルにおいても同期の方法は同じであるが、この場合は子機2が同期マスタとなり、子機2が送信するロケータ呼出信号にSyncwordが含まれ、ロケータは子機2に同期することができる。
以下、上述したロケータシステムの通常の動作例について説明する。図6は子機(呼出装置)とロケータの通信動作を表すタイミングチャート図である。図6に示す子機は、上述した子機2、図6に示すロケータは上述したロケータ3である。図6において、TLは時間軸を示しており、図中の左から右へ時間が進むとする。また、図において、時間軸TLの上側は送信スロット(または送信信号)を示し、時間軸TLの下側は受信スロット(または受信信号)を示す。
まず、ロケータ3は、子機2からの呼出信号の受信を待機する呼出待機状態のとき、以下のように動作する。すなわち、ロケータ3の制御部46は、図6に示すように、受信用スロットbを用いて呼出信号を受信するように無線通信部45を制御するとともに、周期aを計時するようにタイマ部44を制御する。タイマ部44は、第1クロック生成部48の低速クロックをカウントする。そして、タイマ部44は、カウント値が満了に達すると、スイッチ50がオフ状態からオン状態に切り替え、無線通信部45への電源供給を開始する。これにより、無線通信部45は、受信用スロットbを用いて呼出信号を受信するように動作を開始する。
周期aは、24スロット(1フレーム)×520+1スロット、すなわち520フレーム+1スロットであり、約5.204秒である。なお、上記「520」は、予め定められた数であり、これに限定されない。このようにロケータ3は呼出待機状態での周期aを、24スロット(1フレーム)の整数倍ではなく、“+1スロット”とすることにより受信毎にスロット位置をずらすことができ、干渉に強い。
また、ロケータ3の受信用スロットbは、通常は連続した2スロットであり、約0.0084秒である。受信用スロットbが連続した2スロットである理由は、以下の通りである。すなわち、ロケータ3は、子機2から1スロット分の呼出信号を受信しなければならないが、呼出待機中はロケータ3と子機2の同期がとれていない。そのため、ロケータ3が、呼出信号を1スロット分だけで受信するのは難しい。そこで、ロケータ3が、連続した2スロット分を受信するようにすれば、同期がとれていなくても、1スロット分は受信できることになる。
ロケータ3の呼出待機中に、ユーザが子機2にて呼出操作を行うと、子機2から呼出信号jの送信が開始される。すなわち子機2において、操作部27が呼出操作を受け付けると、制御部28は、タイマ部33を起動させるとともに、まず無線通信部24から所定の時間、フレーム内のあらかじめきめられたスロットで呼出信号jを送信し、残りのスロットでロケータ3からの応答信号を待ち受ける(受信するよう)制御する。
例えば子機2は、あるフレームのスロット0にてロケータ呼出信号を送信した後は、次は10msec後のフレームにおけるスロット0にてロケータ呼出信号を送信し、その後もh:10msec毎にスロット0にてロケータ呼出信号を送信する。スレーブであるロケータ3は、子機2からのロケータ呼出信号を受信し、このロケータ呼出信号に書き込まれた時間情報に従って応答信号を送信する。
そして、制御部28は、タイマ部33が予め定められた時間の計時を終えるまで呼出信号jを送信した後、受信用スロットnで応答信号の受信を待機する。前述のようにロケータ3は、ロケータ呼出信号(c)に書き込まれた時間すなわち受信用スロットnにて応答信号を送信するとともにモードを切り替を行う。また子機2は、ロケータ3からの応答信号(g)が正常に受信できた場合(n)に、呼出信号の送信を周期的な1スロットだけの送信に切り替え、そして子機2とロケータ3は子機2の通信タイミングに同期して動作した送受信を開始する。
子機2の制御部28は、予め定められた時間(例えば、一定時間e)の間は呼出信号を送信する。ただし連続では無く、周期kにおいて定期的に1スロットだけ受信動作を行い(スロットn)、ロケータ3からの応答信号を受ける為の受信待機動作をするように無線通信部24を制御する。ロケータ3からの応答信号が正常に受信できない場合、制御部28は、ロケータ3から応答信号を受信するまで、周期kにおける呼出信号jの送信と応答信号の受信待機を繰り返すように制御する。
また子機2は、ロケータモードが終了すると、親機からの制御信号の受信を試みる。親機1からの制御信号を受信した場合、子機2は通常の電話モードに復帰し、前述のように親機1の通信タイミングに同期して動作する。なお子機2制御部28は、タイマ33が予め定められた時間(例えば、一定時間e)の計時を終えるまで応答信号を受信しなかった場合、呼出信号jの送信と応答信号の受信待機を停止する。
図7は、本ロケータシステムにおける通常動作の一例を示すフローチャートである。
ステップS61において、電源が投入されて動作を開始した子機2の制御部28は、電話モードを起動する。電話モードでは、子機2は親機1を介して、公衆電話回線網でつながった他の電話機と通話を行うことができる。
ステップS62において、制御部28は、無線通信部24に指示を出し、親機1からの制御信号を受信させ、子機2を親機1の待ち受け状態に制御する。
ステップS63において、制御部28は、操作部27がロケータ呼出しの操作を受け付けたか否かを判断する。
ステップS63の判断の結果、操作部27がロケータ呼出しの操作を受け付けていない場合(S63:NO)、フローはステップS62へ戻る。一方、ステップS63の判断の結果、操作部27がロケータ呼出しの操作を受け付けた場合(S63:YES)、ロケータ呼出モードを起動し、フローはステップS64へ進む。
ステップS64において、制御部28は、無線通信部24から、ロケータ3を呼び出す(ロケータ3から報知音を出力させる)ためのロケータ呼出信号を送信する。また、制御部28は、ロケータ呼出信号の送信をトリガとして、タイマ部33を起動させる。これにより、タイマ部33は、予め定められた時間の計時を開始する。また、ロケータ呼出信号には、呼出し対象のロケータを示すロケータIDが含まれる。
一方、ロケータ3は、以下のように動作する。
ステップS71において、例えば電源回路に接続されたスイッチがオンすることによって通信ブロックに電源が投入される。
ステップS72において、ロケータ3の制御部46は、無線通信部45に指示を出して受信動作を開始させる。また、無線通信部45がロケータ呼出信号の受信を開始したことをトリガとして、第2クロック生成部49からの高速なクロックをカウントするタイマ部42により第2タイマが起動する。またステップS72において、制御部46は、無線通信部45に対して子機側からのロケータ呼出信号の受信するよう指示する。
ステップS73において、制御部46は、自己IDを含んだロケータ呼出信号を受信したか否かを判断する。
ステップS73の判断の結果、自己IDを含んだロケータ呼出信号を受信していない場合(S73:NO)、フローはステップS74へ進む。一方、ステップS73の判断の結果、自己IDを含んだロケータ呼出信号を受信した場合(S73:YES)、フローはステップS75へ進む。
ステップS74において、制御部46は、第2タイマが満了したか否かを判断する。ステップS74の判断の結果、第2タイマが満了していない場合(S74:NO)、フローはステップS73へ戻る。一方、ステップS74の判断の結果、第2タイマが満了した場合(S74:YES)、フローはステップS76へ進む。
自己IDを含んだロケータ呼出信号を受信した場合は、ステップS75において、制御部46は、無線通信部45を介して、ロケータ呼出信号の送信元である子機2との間で、TDMA同期を確立する。
ステップS77において、制御部46は、ロケータ呼出信号に対する応答であるロケータ応答信号の送信を無線通信部45に指示し、無線通信部45からロケータ応答信号(以下「ロケータ応答」という)を送信する。
一方、子機2、ロケータ呼出信号を送信した後、以下のように動作する。
ステップS65において、子機2は、タイマ部33が満了するまでの間、ロケータ3からの応答を受信する処理を行う。
ステップS66において、子機2の制御部28は、無線通信部24がロケータ3からのロケータ応答を受信したか否かを判断する。
ステップS66の判断の結果、無線通信部24がロケータ応答を受信していない場合(S66:NO)、フローはステップS67へ進む。一方、ステップS66の判断の結果、無線通信部24がロケータ応答を受信した場合(S66:YES)、フローはステップS68へ進む。
ステップS67において、制御部28は、タイマ部33が満了したか否かを判断する。
ステップS67の判断の結果、タイマ部33が満了していない場合(S67:NO)、フローはステップS64へ戻る。一方、ステップS67の判断の結果、ロケータ応答を受信しないままタイマ部33が満了した場合(S67:YES)、フローはステップS70へ進む。
ステップS68において、前述のロケータ用プロトコルに従って、子機2が同期マスタとなり、子機2が送信するロケータ呼出信号をロケータ3が受信し、ロケータ3が送信するロケータ応答信号を子機2が受信する。
ステップS69において、制御部28は、操作部27がロケータ呼出しのモードを終了する操作を受け付けたか否かを判断する。
ステップS69の判断の結果、操作部27がロケータ呼出しの操作を受け付けていない場合(S69:NO)、フローはステップS68へ戻る。一方、ステップS69の判断の結果、操作部27がロケータ呼出しの操作を受け付けた場合(S69:YES)、フローはステップS70へ進む。
ステップS70において、制御部28は、ロケータ呼出モードを終了する処理を行う。
一方、ロケータ3は、ステップS77にてロケータ応答信号を送信した後、以下のように動作する。
ステップS78において、ロケータ3は、ロケータ用プロトコルに従って、子機2との間で同期してロケータ呼出信号の受信およびロケータ応答信号の送信を行う。
ステップS79において、ロケータ3の制御部46は、連続受信エラーが発生したか否かを監視する。
ステップS79の監視の結果、連続受信エラーが発生していない場合(S79:NO)、フローはステップS77へ戻る。一方、ステップS79の監視の結果、連続受信エラーが発生した場合(S79:YES)、フローはステップS76へ進む。なお、前述のように第2タイマが満了した場合も(S74:YES)、ステップS76に進む。
ステップS76において、制御部46は、通信ブロックへの電源を遮断する。これにより、ロケータ3の通信動作は停止される。また、ロケータ3では、通信ブロックへの電源を遮断したことをトリガとして、第1クロック生成部48からの低速なクロックをカウントするタイマ部44により第1タイマが起動する。その後、ロケータ3の通信動作停止中は、第1タイマがカウントアップされる。
ステップS80において、制御部46は、第1タイマが満了したか否かを判断する。
ステップS80の判断の結果、第1タイマが満了していない場合(S80:NO)、制御部46は、再度、ステップS80の判断を行う。一方、ステップS80の判断の結果、第1タイマが満了した場合(S80:YES)、制御部46は、処理を再びステップS71へ戻す。そして、ステップS71において、通信ブロックに電源が投入されると、ステップS72において、制御部46は、無線通信部45に指示を出して受信動作を開始させる。これ以後、上述したステップS73以降の動作が再び行われる。
このようにして、子機2の操作部27によりロケータ呼出しの操作をすることにより、子機2はロケータ3との間でロケータ用プロトコルにより無線通信を行う。また、ロケータ3は、第1タイマのカウントによって定期的に受信動作を行い、子機2からのロケータ呼出信号を受信できる。この場合、ロケータ3はマスタである子機2からの制御信号に応じて同期し、子機2からの制御信号の受信タイミングに応じて、通信タイミングを補正する。
次に、図8および図9を用いて、子機2とロケータ3を1対1で登録する動作(ロケータ登録動作)、および、子機2に登録された登録情報を親機1に登録する動作(登録情報登録動作)を説明する。図8は、ロケータ登録動作および登録情報登録動作の一例を示すフローチャートである。また、図9は、図8のフローにおける信号のやり取りを示す図である。なお、図9において、図8のステップに対応する箇所には同一の符号を付している。
ステップS1において、電源が投入されて動作を開始した子機2の制御部28は、電話モードを起動する。電話モードでは、子機2は、親機1を介して、公衆電話回線網でつながった他の電話機と通話を行うことができる。
ステップS2において、制御部28は、無線通信部24に指示を出して親機1からの制御信号を受信させ、子機2を親機1の待ち受け状態に制御する。
ステップS3において、制御部28は、操作部217がロケータ登録操作を受け付けたか否かに基づいて、ロケータ登録モードを起動するか否かを判断する。ロケータ登録モードとは、子機2がロケータ3と1対1の登録を行うモードである。
ステップS3の判断の結果、操作部27がロケータ登録操作を受け付けていない場合(S3:NO)、フローはステップS2へ戻る。一方、ステップS3の判断の結果、操作部27がロケータ登録操作を受け付けた場合(S3:YES)、フローはステップS4へ進む。
ステップS4において、制御部28は、無線通信部24から、ロケータ3を呼び出す(ロケータ3から報知音を出力させる)ためのロケータ呼出信号を送信する。このロケータ呼出信号には、不特定のロケータを示すロケータID(例えば0000)が含まれる。また、制御部28は、ロケータ呼出信号の送信をトリガとして、タイマ部33を起動させる。これにより、タイマ部33は、予め定められた時間の計時を開始する。
ステップS4’において、子機2は、ステップS4においてロケータ呼出信号を送信した後、タイマ部33が満了するまでの間、ロケータ3からのロケータ応答信号を受信する処理を行う。
ここで、ロケータ呼出信号は、図9のステップS4に示すように、スロット番号00〜22をそれぞれ使用して送信される。そして、各ロケータ呼出信号には、不特定のロケータを示すロケータID(例えば0000)が含まれる。なお、スロット番号23は、ロケータ呼出信号を受け取ったロケータからのロケータ応答信号を受信するために使用される。
一方、ロケータ3は、以下のように動作する。
ステップS21において、ロケータ3において、電源部41へ電池が挿入されると、通信ブロックに電源が投入される。そして、ロケータ3の制御部46は、タイマ部42において第3タイマを起動させる。この第3タイマの起動により、制御部46は、ロケータ3を、子機2との間で1対1の登録ができる状態にする。
ステップS22において、制御部46は、無線通信部45に対して子機2からのロケータ呼出信号を受信するように指示する。また、制御部46は、無線通信部45がロケータ呼出信号の受信を開始したことをトリガとして、タイマ部42において第2タイマを起動させる。
ステップS23において、制御部46は、ロケータIDが0000であるロケータ呼出信号を受信したか否かを判断する。このロケータID“0000”は、特定のロケータを示すのではなく、子機がロケータの登録を要求していることを示すコードである。ロケータはこのロケータID“0000”を受信することにより、子機の登録要求に応じた動作を開始する。
ステップS23の判断の結果、ロケータIDが0000であるロケータ呼出信号を受信していない場合(S23:NO)、フローはステップS24へ進む。一方、ステップS23の判断の結果、ロケータIDが0000であるロケータ呼出信号を受信した場合(S23:YES)、フローはステップS25へ進む。
ステップS24において、制御部46は、タイマ部42において第2タイマが満了したか否かを判断する。
ステップS24の判断の結果、第2タイマが満了していない場合(S24:NO)、フローはステップS23へ戻る。一方、ステップS24の判断の結果、第2タイマが満了した場合(S24:YES)、フローはステップS29へ進む。
ステップS25において、制御部46は、無線通信部45を介して、ロケータ呼出信号の送信元である子機2との間で、TDMA同期を確立する。
ステップS26において、制御部46は、ロケータ呼出信号に対する応答であるロケータ応答信号の送信を無線通信部45に指示する。これにより、無線通信部45は、ロケータ応答信号を送信する。ここでのロケータ応答は、図9のステップS26に示すように、ロケータIDが0000であるロケータ呼出信号に対する応答である。
一方、子機2は、以下のように動作する。
ステップS5において、子機2の制御部28は、無線通信部24がロケータ3からのロケータ応答信号を受信したか否かを判断する。上述したように、ロケータ応答信号の受信には、スロット番号23のスロットが用いられる。
ステップS5の判断の結果、無線通信部24がロケータ応答信号を受信していない場合(S5:NO)、フローはステップS6へ戻る。一方、ステップS5の判断の結果、無線通信部24がロケータ応答信号を受信した場合(S5:YES)、フローはステップS7へ進む。
ステップS6において、制御部28は、ステップS4で起動させたタイマ部33が満了したか否かを判断する。
ステップS6の判断の結果、タイマ部33が満了していない場合(S6:NO)、フローはステップS4’へ戻る。一方、ステップS6の判断の結果、タイマ部33が満了した場合(S6:YES)、フローはステップS10へ進む。
ステップS7において、制御部28は、無線通信部24を制御してロケータ呼出信号を送信する。その後、ロケータ3からロケータ応答信号が送られて来ると、無線通信部24は、ロケータ応答信号を受信する。
一方、ロケータ3は、以下のように動作する。
ステップS27において、子機2からロケータ呼出信号が送られてくると、無線通信部45は、ロケータ呼出信号を受信する。その後、ロケータ3は自身のロケータIDを子機2へ送る。すなわち、制御部46は、ID記憶部40からロケータ3のロケータIDを読み出し、そのロケータIDを含むロケータ応答信号を、無線通信部45から送信する。
ここで、ロケータ呼出信号は、図9のステップS7に示すように、子機2から1フレーム毎に送信される。ロケータ呼出信号の送受信には、スロット番号11が使用される。また、ロケータ呼出信号には、ロケータID0000が含まれる。一方、ロケータ応答は、図9のステップS27に示すように、ロケータ3から5フレーム毎に送信される。ロケータ応答の送受信には、スロット番号23が使用される。また、ロケータ応答には、ロケータ3のロケータID(例えば1234)が含まれる。
このようにして、子機2は、ロケータ3との間でロケータ用プロトコルにより無線通信を行う。ロケータ3はマスタである子機2からのロケータ呼出信号に応じて同期し、子機2からのロケータ呼出信号の受信タイミングに応じて、通信タイミングを補正する。
ステップS28において、制御部46は、ロケータ呼出信号の連続受信エラーが発生したか否かを判断する。連続受信エラーとは、ロケータ呼出信号を所定数(例えば2スロット)連続して受信しないことを意味する。
ステップS28の判断の結果、連続受信エラーが発生していない場合(S28:NO)、フローはステップS26へ戻る。一方、ステップS28の判断の結果、連続受信エラーが発生した場合(S28:YES)、フローはステップS29へ進む。
ステップS29において、制御部46は、タイマ部42において第3タイマが満了したか否かを判断する。
ステップS29の判断の結果、第3タイマが満了していない場合(S29:NO)、フローはステップS22へ戻る。一方、ステップS29の判断の結果、第3タイマが満了した場合(S29:YES)、制御部46は、ロケータ3を待機状態(子機2からの呼び出しを待機する状態。「通常動作」ともいう)へ移行させる。
一方、子機2は、以下のように動作する。
ステップS8において、制御部28は、ロケータ応答からロケータIDを取得できたか否かを判断する。
ステップS8の判断の結果、ロケータIDを取得できなかった場合(S8:NO)、フローはステップS7へ戻る。一方、ステップS8の判断の結果、ロケータIDを取得できた場合(S8:YES)、フローはステップS9へ進む。
ステップS9において、制御部28は、取得したロケータIDを登録情報として、登録情報記憶部36に記憶させる。
ステップS10において、制御部28は、ロケータ登録モードを終了させる。これにより、ロケータ登録動作、すなわち、子機2とロケータ3の1対1での登録が完了する。なお、これ以降、ロケータ3は、子機2からのロケータ呼出信号(ロケータ3のIDを含む)を受信すると、報知部38から所定の報知音を出力する。
ステップS11において、制御部28は、ステップS10でのロケータ登録モードの終了をトリガとして、電話モードを起動する。
ステップS12において、制御部28は、無線通信部25を制御して、親機1からの制御信号を受信することにより、親機1との間でDECTプロトコルによる同期を確立する。このとき、子機2と親機1との間では、図9に示すように、無線リンクの確立、データリンク層の起動が行われる。その後、子機2から親機1へCC(Call Control)−SETUPが送信され、親機1から子機2へCC−SETUP−ACKが送信される。
ステップS31において、親機1の制御部16は、無線通信部14に対して子機からの信号を受信するよう指示するとともに親機1を待機状態に制御する。
ステップS32において、制御部16は、待機状態において随時、子機2からの通信要求があるか否かを判断する。
ステップS32の判断の結果、子機2からの通信要求がない場合(S32:NO)、フローはステップS31へ戻る。一方、ステップS32の判断の結果、子機2からの通信要求がある場合(S32:YES)、フローはステップS33へ進む。
ステップS13において、子機2の制御部28は、登録情報記憶部36に記憶している登録情報の中に、新規の登録情報があるか否かを判断する。新規の登録情報とは、子機2にて新規に登録された登録情報であり、親機1への登録が済んでいない登録情報である。なお、制御部28は、登録情報を親機1へ登録(送信)した際、フラグを立てる等により、その登録情報が親機1へ登録済みであることを把握する。これにより、制御部28は、ステップS13の判断を行うことができる。
ステップS13の判断の結果、新規の登録情報がない場合(S13:NO)、フローはステップS15へ進む。一方、ステップS13の判断の結果、新規の登録情報がある場合(S13:YES)、フローはステップS14へ進む。
ステップS14において、制御部28は、登録情報記憶部36から新規の登録情報を読み出し、無線通信部24を制御してその新規の登録情報を親機1へ送信する。この送信は、図9のステップS14に示すように、CC−INFOに相当する。そして、図9に示すように、子機2から親機1へCC−RELEASEが送信され、親機1から子機2へCC−RELEASE−COMが送信される。その後、子機2と親機1との間では、図9に示すように、データリンク層の開放、無線リンクの開放が行われる。
ステップS15において、制御部28は、子機2を親機1の待ち受け状態に制御する。
一方、親機1は、以下のように動作する。
ステップS33において、親機1の無線通信部14は子機2からの登録情報を受信すると、これを制御部16へ送る。
ステップS34において、制御部16は、受信した登録情報を登録情報記憶部15に保存する。これにより、登録情報登録動作、すなわち、新規の登録情報の親機1への登録が完了する。
このような図8および図9の動作によれば、ロケータは、電池が挿入された後の一定時間の間、子機との1対1の登録が可能な状態となる。よって、ユーザにとっては、ロケータ側でロケータ登録操作を行う必要がない、というメリットがある。
また、図8および図9の動作によれば、子機は、新規の登録情報の保存を終えると、ユーザの操作に依ることなく自動的に親機と無線通信を開始し、保存した登録情報を親機へ送信する。親機は、子機から受信した登録情報を、ユーザの操作に依ることなく自動的に保存する。すなわち、子機とロケータとの登録を行うだけで、子機から親機への登録情報の送信、登録が自動で行われる。よって、ユーザにとっては、登録情報を子機から親機へ送信して登録するための操作を行う必要がない、といったメリットがある。
以上で、ロケータシステムにおけるロケータ登録動作および登録情報登録動作の説明を終える。
次に、図10および図11を用いて、追加する子機4へ親機1から登録情報をダウンロードする動作(登録情報ダウンロード動作)を説明する。ダウンロードの対象となる登録情報は、例えば、子機2が1対1の登録を済ませたロケータ3のロケータIDである。図10は、登録情報ダウンロード動作の一例を示すフローチャートである。また、図11は、図10のフローにおける信号のやり取りを示す図である。なお、図11において、図10のステップに対応する箇所には同一の符号を付している。
ステップS51において、親機1の制御部16は、親機1を待機状態に制御する。
ステップS52において、制御部16は、待機状態において随時、子機4からの通信要求があるか否かを判断する。子機4は、子機2とは別に、ロケータ3の呼出装置として新たに追加される装置である。
ステップS52の判断の結果、子機4からの通信要求がない場合(S52:NO)、フローはステップS51へ戻る。一方、ステップS52の判断の結果、子機4からの通信要求がある場合(S52:YES)、フローはステップS53へ進む。
一方、子機4は、以下のように動作する。
ステップS41において、子機4の制御部28は、電話モードを起動する。
ステップS42において、制御部28は、子機4を親機1の待ち受け状態に制御する。
ステップS43において、制御部28は、操作部27が登録情報ダウンロード操作を受け付けたか否かに基づいて、登録情報ダウンロードモードを起動するか否かを判断する。登録情報ダウンロードモードとは、親機1に登録されている登録情報を、追加する子機4へダウンロードするモードである。
ステップS43の判断の結果、操作部27が登録情報ダウンロード操作を受け付けていない場合(S43:NO)、フローはステップS42へ戻る。一方、ステップS43の判断の結果、操作部27が登録情報ダウンロード操作を受け付けた場合(S43:YES)、フローはステップS44へ進む。
なお、図示していないが、ステップS44へ進むにあたり、制御部28は、登録情報ダウンロードモードを起動し、親機2との間でDECTプロトコルによる同期を確立する。このとき、子機4と親機1との間では、図11に示すように、無線リンクの確立、データリンク層の起動が行われる。その後、子機4から親機1へCC−SETUPが送信され、親機1から子機4へCC−SETUP−ACKが送信される。
ステップS44において、制御部28は、登録情報のダウンロードを要求するよう無線通信部24に指示する。これにより、無線通信部24から、登録情報のダウンロードを要求する信号が親機1へ送信される。この要求は、図11に示すように、CC−INFOである。その後、親機1から登録情報が送られて来ると、無線通信部24は、その登録情報を受信する。
一方、親機1は、以下のように動作する。
ステップS53において、親機1の制御部16は、子機4から、登録情報のダウンロードの要求を受信すると、登録情報記憶部15から登録情報を読み出す。そして、制御部16は、無線通信部14を制御し、読み出した登録情報を子機4へ送信する。この送信は、図11に示すように、CC−INFOである。なお、ステップS53の後、フローは、ステップS51へ戻る。
一方、子機4は、以下のように動作する。
ステップS45において、子機4の制御部28は、無線通信部24から登録情報を受信すると、その登録情報を登録情報記憶部36に保存する。このとき、制御部28は、登録情報記憶部36に予め格納している子機4の子機IDと、親機1から取得した登録情報(ロケータID)とを1対1に紐付けて、登録情報記憶部36に記憶させる。これにより、子機4は、子機2と同様に、登録情報記憶部36においてロケータ3のIDを保持することになり、ロケータ3との1対1の登録が済んだことになる。これ以降、ロケータ3は、子機4からのロケータ呼出信号(ロケータ3のIDを含む)を受信すると、報知部43から所定の報知音を出力する。その後、図11に示すように、子機4から親機1へCC−RELEASEが送信され、親機1から子機4へCC−RELEASE−COMが送信される。その後、子機4と親機1との間では、図11に示すように、データリンク層の開放、無線リンクの開放が行われる。
このような図10および図11の動作によれば、追加する子機は、親機から登録情報を取得することで、ロケータとの登録を完了できる。よって、ユーザにとっては、追加する子機を用いて、ロケータとの間で登録するための操作を行う必要がない、といったメリットがある。その結果、例えば、以下のようなメリットがある。ロケータが既に特定のアイテムに付けられていて所在不明となっている場合、そのロケータと登録が済んでいる子機が1つしかないと、探知に時間がかかる。ここで、別の子機に親機から登録情報をダウンロードすれば、ロケータが所在不明であっても、別の子機と所在不明のロケータとの登録が済むことになる。よって、別の子機もロケータおよびアイテムの探知に用いることができ、探知の効率が上がる。
以上で、ロケータシステムにおける登録情報ダウンロード動作の説明を終える。
以上説明したように、本実施の形態のロケータシステムは、呼出装置とロケータとの登録が完了する度に、その登録情報が管理装置に集約される。そして、追加する呼出装置は、管理装置から登録情報を取得することで、他の呼出装置が登録したロケータとの登録を完了した状態になる。よって、本実施の形態のロケータシステムは、追加する呼出装置とロケータとの登録を容易にできる。その結果、呼出装置を手軽に増やすことができ、複数の呼出装置を用いてロケータを探知することができる。
以上、本実施の形態について説明したが、上記説明は一例であり、種々の変形が可能である。
例えば、上述した実施の形態では、本発明をハードウェアで構成する場合を例にとって説明したが、本発明はハードウェアとの連係においてソフトウェアでも実現することも可能である。
また、例えば、上述した図8の説明では、子機2がロケータ登録モードの終了をトリガとして電話モードを起動する(ステップS10〜S11)ものとして説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、トリガは、ステップS9の登録情報の記憶終了であってもよい。また、例えば、子機2は、一旦ロケータ登録モードを終了した後で、ユーザの操作などをトリガとして電話モードを起動し、ステップS11以降の動作を行うようにしてもよい。
また、例えば、上述したロケータは、ロケータ自身が報知音を出力することでユーザに所在を知らせる構成としたが、報知の方法はこれに限定されない。例えば、子機において、画面表示などによりロケータの所在箇所を報知する構成であってもよい。
本発明に係る無線通信装置およびロケータシステムは、近距離の無線通信を用いてアイテムの探知を行う装置、システム、方法、およびプログラムなどに有用である。
1 親機
2、4 子機
3 ロケータ
5、20、37 EEPROM
11、27 操作部
12、25 表示部
13 回線制御部
14、24、45 無線通信部
14a 同期制御部
15、36 登録情報記憶部
16、28、46 制御部
17、29、47 フレーム処理部
18、34、51 ROM
19、35、52 RAM
21、38、43 報知部
22、31、41 電源部
23、32 クロック生成部
26 通話部
33、42、44 タイマ部
40 ID記憶部
48 第1クロック生成部
49 第2クロック生成部
50 スイッチ

Claims (13)

  1. 第1の近距離無線通信プロトコルを用いて管理装置と通信を行い、第2近距離無線通信プロトコルを用いて、アイテムに付されるロケータへ、報知を行うための信号を送信する無線通信装置であって、
    前記ロケータと1対1の登録が終了したことをトリガとして、前記ロケータに関する登録情報を前記管理装置に送信する送信部を有する、
    無線通信装置。
  2. 親機として機能する前記管理装置とともにコードレス電話システムを構成し、前記コードレス電話システムの子機として機能する場合、前記第1の近距離無線通信プロトコルを用いて前記管理装置と通信を行う、
    請求項1記載の無線通信装置。
  3. 前記第1の近距離無線通信プロトコルは、TDMA(Time Division Multiple Access)/TDD(Time Division Duplex)である、
    請求項1または2記載の無線通信装置。
  4. 前記第2の近距離無線通信プロトコルは、無線フォーマットおよび周波数が前記第1の近距離無線通信プロトコルの規格に合った通信プロトコルである、
    請求項1記載の無線通信装置。
  5. 第2近距離無線通信プロトコルを用いて、アイテムに付されるロケータへ、報知を行うための信号を送信する呼出装置と、第1の近距離無線通信プロトコルを用いて通信を行う無線通信装置であって、
    前記呼出装置が前記ロケータと1対1の登録が終了したことをトリガとして送信してきた、前記ロケータに関する登録情報を受信する受信部と、
    受信した前記登録情報を保存する登録情報記憶部と、
    前記呼出装置とは別の呼出装置から登録情報のダウンロードの要求を受信した場合、前記別の呼出装置へ、保存した前記登録情報を送信する送信部と、を有する、
    無線通信装置。
  6. 子機として機能する前記呼出装置とともにコードレス電話システムを構成し、前記コードレス電話システムの親機として機能する場合、前記第1の近距離無線通信プロトコルを用いて前記呼出装置と通信を行う、
    請求項5記載の無線通信装置。
  7. 前記第1の近距離無線通信プロトコルは、TDMA(Time Division Multiple Access)/TDD(Time Division Duplex)である、
    請求項5または6記載の無線通信装置。
  8. 所定のアイテムに付され、報知音を出力するロケータと、第2の近距離無線通信プロトコルを用いて前記ロケータへ前記報知音を出力させるための呼出信号を送信する呼出装置と、第1の近距離無線通信プロトコルを用いて前記呼出装置と通信を行う管理装置と、を備えるロケータシステムであって、
    前記呼出装置は、
    前記ロケータと1対1の登録が終了したことをトリガとして、前記ロケータに関する登録情報を前記管理装置に送信する送信部を有する、ロケータシステム。
  9. 前記管理装置は、
    前記呼出装置が前記ロケータと1対1の登録が終了したことをトリガとして送信してきた、前記ロケータに関する登録情報を受信する受信部と、
    受信した前記登録情報を保存する登録情報記憶部と、
    前記呼出装置とは別の呼出装置から登録情報のダウンロードの要求を受信した場合、前記別の呼出装置へ、保存した前記登録情報を送信する送信部と、を有する、
    請求項8記載のロケータシステム。
  10. 前記ロケータは、
    電池が挿入された後の一定時間の間、前記呼出信号の受信を開始し、前記呼出装置との1対1の登録が可能な状態にする制御部を有する、
    請求項8記載のロケータシステム。
  11. 前記呼出装置と前記管理装置は、コードレス電話システムを構成し、
    前記呼出装置が前記コードレス電話システムの子機として機能し、前記管理装置が前記コードレス電話システムの親機として機能する場合、前記呼出装置と前記管理装置は、前記第1の近距離無線通信プロトコルを用いて通信を行う、
    請求項8記載のロケータシステム。
  12. 前記第1の近距離無線通信プロトコルは、TDMA(Time Division Multiple Access)/TDD(Time Division Duplex)である、
    請求項8記載のロケータシステム。
  13. 前記第2の近距離無線通信プロトコルは、無線フォーマットおよび周波数が前記第1の近距離無線通信プロトコルの規格に合った通信プロトコルである、
    請求項8記載のロケータシステム。
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