JP5452352B2 - 車両運用計画作成装置および車両運用計画修正方法 - Google Patents

車両運用計画作成装置および車両運用計画修正方法 Download PDF

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Description

本発明は、列車の行路情報や作業予定情報などを表す車両運用計画を作成する車両運用計画作成装置に関するものであり、特に、車両運用計画を手動で修正する機能を有する車両運用計画作成装置に関する。
特許文献1には従来の車両運用計画作成技術の一例が記載されている。この特許文献1に記載の技術(機材の運用計画作成方法及びシステム)による車両運用計画の修正では、任意の日付における2つの運用を交換する機能が提供されている。具体的には、交換したい運用とその交換部分から候補の条件を自動的に設定して条件を満たす運用の検索動作を実行し、検索結果の中から交換相手とする運用を作成者に選択させ、両者を交換する機能が提供されている。
特開2000−071988号公報
しかしながら、上記従来の技術では、交換可能な範囲が任意の日付における2つの運用となっており、任意の2日以上の期間での交換を実施することができないという問題があった。また、交換を実施する前に、交換元および交換先における交換前後の編成情報(各編成の走行距離や駅停泊数などを示す運用詳細)を確認することができない。そのため、たとえば、交換候補の運用が複数存在する場合に、複数の候補の中のどれを交換先として選択するのが最良であるか事前に判断できず、一旦交換を実施して編成情報を確認し、最良の交換先ではないと判断した場合には操作を取り消してから(元に戻してから)再度交換を実施する必要がある。
このように、従来の機材の運用計画作成方法及びシステムでは、車両運用計画の編集(修正)作業における運用交換作業を効率的に行うことができないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、短時間で効率よい計画修正を実現する車両運用計画作成装置および車両運用計画修正方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、任意期間において、列車の運行経路および運行時刻を示した行路情報に対して運用する列車が割り当てられた車両運用計画を作成する車両運用計画作成装置であって、前記車両運用計画を表示して利用者に確認させる車両運用計画表示部と、前記車両運用計画に割り当てられた列車の中の1つが交換元編成として指定され、かつ前記任意期間に含まれる所定期間が対象期間として指定された場合に、当該対象期間において当該交換元編成に割り当てられた行路情報である交換元運用計画に基づいて、所定の制約条件違反を発生させることなく当該対象期間で運用割り当てを交換可能な他の列車を交換先候補編成として抽出する制約条件判断処理部と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、交換元とする運用(期間および編成)が指定された場合、交換を実施しても制約違反が発生しない運用を抽出することとしたので、制約条件を満たす編成の運用交換を容易に行うことができるようになり、作業効率を向上させることができるとともに利用者の作業負荷を軽減できる。
図1は、車両運用計画作成装置の画面表示の一例を示す図である。 図2は、車両運用計画作成装置の画面表示の一例を示す図である。 図3は、車両運用計画の編集作業画面の一例を示す図である。 図4は、実施の形態1の車両運用計画作成装置の構成例を示すブロック図である。 図5は、実施の形態1の車両運用計画作成装置の動作例を示したフローチャートである。 図6は、実施の形態1の車両運用計画作成装置が交換元編成および交換先編成候補一覧を表示する際の表示処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図7は、実施の形態1の車両運用計画作成装置が2つの編成の交換可否について判断する手順の一例を示すフローチャートである。 図8は、実施の形態2の車両運用計画作成装置が交換元編成および交換先編成候補一覧を表示する際の表示処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図9は、実施の形態3の車両運用計画作成装置の動作例を示したフローチャートである。 図10は、実施の形態3の車両運用計画作成装置が交換元編成および交換先編成候補一覧を表示する際の表示処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下に、本発明にかかる車両運用計画作成装置および車両運用計画修正方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
ここでまず、各実施の形態で想定する車両運用計画作成装置について説明する。車両運用計画作成装置は、たとえば、運用計画の対象とする各列車の情報(識別情報,存在位置などを含んだ情報)や、列車の運用開始場所(駅や車両基地など)、運用開始時刻、運用終了場所および運用終了時刻などを示す行路情報、列車の点検や清掃作業などに関する情報である作業情報など、車両運用計画を作成するために必要な各種情報を車両運用計画の作成者(利用者)から取得する機能(各種情報を利用者に入力させる機能)を有している。また、車両運用計画の作成開始を指示する所定の操作が利用者により実施された場合には、上記の各種情報に基づいて車両運用計画を自動または手動で作成する機能、および作成済みの車両運用計画を修正する機能を有している。自動作成と手動作成を組み合わせて車両運用計画を作成する機能などを有していてもよい。たとえば、一部の日付、列車について手動で運用計画を行い、残りについては自動で計画する機能を提供するようにしてもよい。車両運用計画とは、鉄道会社が所有している各列車(1つ以上の車両により構成された編成)をいつどこの路線で利用する(運用する)のかを示す情報であり、この情報には、各列車の点検実施日時や点検実施場所の情報、清掃実施日時や清掃実施場所の情報など、通常の運用とは異なる各種作業の情報も含まれている。
つづいて、上記機能を有する車両運用計画作成装置の実施の形態について説明する。
実施の形態1.
図1および図2は、実施の形態1にかかる車両運用計画作成装置の画面表示の一例を示す図である。いずれの図においても、作成済みの車両運用計画、または作成途中の車両運用計画を表示する場合の例を示している。また、表示内容の比較のために、同一内容の車両運用計画を表示させた場合の例を示している。車両運用計画作成装置は、利用者から所定の操作を受け付けた場合に、これらの画面表示を開始する。なお、図1および図2においては、同じ情報を表示している箇所に同一の符号を付している。
図1に示した画面表示は、自動で計画作成された結果を表示する自動作成タブ101、利用者が手動で作成した結果を表示する手動作成タブ102、制約条件としてあらかじめ行路または検査・作業を入力する条件設定タブ103で構成されており、自動や手動での計画作成や制約条件の設定が可能である。また、自動作成タブ101や手動作成タブ102を選択して作成した車両運用計画は、これらのタブ上において編集(修正)することが可能であるものとする。
図1では手動作成タブ102が選択された場合、すなわち手動作成タブ102の構成例を示しているが、自動作成タブ101の構成も手動作成タブ102と同様である。これらの自動作成タブ101および手動作成タブ102は、左側に車両運用計画表104、右側に車両運用順序表109が配置されて構成されている。また、右上には、プルダウンメニュー115が配置され、下方には、制約違反リスト116および自動作成ボタン117が配置されている。
車両運用計画表104は、行ヘッダに表示する編成番号105と、列ヘッダに表示する日付106と、編成番号105と日付106により特定される各セルに表示する行路番号107および作業情報108と、各行の右端に配置された編成情報118とにより構成されている。編成番号105は、列車の識別情報であり、行路番号107は、行路情報の管理番号である。また、作業情報108は、清掃や検査などの作業を示す情報である。編成情報118は、各編成(編成番号105に対応する列車)の1日当たりの平均走行距離や計画作成期間分における駅滞泊の総数などを示す運用詳細情報である。利用者は、この編成情報118を参照しながら手動による運用計画作成作業や編集作業を実施できる。この図1に示した表示形式では、1つのセルの表示領域が小さいため、車両運用計画の作成結果を一度に多く見ることができる。
また、車両運用計画表104では、水平スクロールバー120および垂直スクロールバー121を表示する。これらのスクロールバーは、自動作成タブ101と手動作成タブ102との間で連動するように構成されている。たとえば、自動作成タブ101と手動作成タブ102とを切り替えた場合、切り替え元のタブで表示されていたセルと同じセルが切り替え直後に表示される。計画作成期間が長期にわたり、画面上で計画作成期間を表示しきれない場合には水平スクロールバー120を表示させるが、このとき、編成情報118はスクロールさせることなく常時表示するようにしてもよい。編成情報118を常時表示するようにした場合、車両運用計画の作成・編集作業時における編成情報118の確認が容易となり効率よく作業を行うことができる。
また、利用者による車両運用計画表104の編集作業において所定の操作が実施された場合、車両運用計画作成装置は、編集コンテキストメニュー119を表示する。
車両運用順序表109は、行路番号110、運用開始場所111、運用開始時刻112、運用終了場所113および運用終了時刻114により構成され、各行路番号110に対して、運用開始場所111から運用終了場所113までの行路情報を示す。行路番号110は、車両運用計画表104の各セルで表示されている行路番号107に対応する。利用者は、車両運用計画表104の各セルに表示された行路番号に対応する行路の詳細を知りたい場合、車両運用順序表109の同一行路番号の項を確認することにより知ることができる。また、図示したように、運用開始時刻112および運用終了時刻114については、運用開始場所111または運用終了場所113の右側に括弧で表示している。また、車両運用順序表109は、垂直スクロールバー122を有し、この垂直スクロールバー122は、車両運用計画表104の水平スクロールバー120および垂直スクロールバー121と同様に、自動作成タブ101と手動作成タブ102との間で連動するように構成されている。
プルダウンメニュー115は、利用者が図1の画面表示と図2の画面表示を切り替える際に使用され。制約違反リスト116は、車両運用計画を手動で作成した場合や車両運用計画の編集を行った場合に、行路番号の出区場所と前日の入区場所の不一致や検査・作業などの制約の違反が発生すると、違反内容を表示する。自動作成ボタン117は、自動作成タブ101が選択された状態において利用者が車両運用計画の自動作成の開始を指示する場合に使用される。なお、手動作成タブ102が選択され、車両運用計画が手動で作成されている最中に自動作成ボタン117が誤操作され、自動作成を開始してしまうと問題がある。そのため、手動作成タブ102においては自動作成ボタン117が押下できない(押下されても自動作成を開始しない)ようにする。手動作成タブ102の選択中は自動作成ボタン117を表示させないようにしてもよい。
なお、本実施の形態では、条件設定があらかじめ行われている場合を想定しているので、利用者による条件設定操作で利用される条件設定タブ103の詳細構成については説明を省略する。
一方、図2に示した画面表示は、図1に示した画面表示の車両運用計画表104および車両運用順序表109を車両運用計画表104aおよび車両運用順序表109aに置き換えたものである。車両運用計画表104aは、車両運用計画表104の各セルにおいて、運用開始時刻201、運用終了時刻202、棒ダイヤ203、運用開始場所204および運用終了場所205をさらに表示するように構成したものである。車両運用順序表109aは、車両運用順序表109において、棒ダイヤ206をさらに表示するように構成したものである。この表示形式では、図1のセル情報よりも多くの情報が含まれているため、利用者は、各々の編成の作成結果を詳細に見ることができる。また、運用開始時刻201から運用終了時刻202までの時間軸を示した棒ダイヤ203も含まれており、編成(列車)が走行している時間を視覚的に理解することができる。
つづいて、車両運用計画作成装置の動作について説明する。本実施の形態では、車両運用計画を作成する場合の動作(新規作成動作)、および作成済みの車両運用計画を編集する場合の動作(編集動作)について説明する。
(新規作成動作)
車両運用計画を作成する場合、利用者は、図1または図2の画面を表示させ、条件設定タブ103を選択して条件設定を行う。条件設定では、計画を行う期間や編成の設定(すなわち車両運用計画表104,104aの行ヘッダと列ヘッダの設定)、行路情報の設定、作業予定情報などの制約条件の設定、などを行う。条件設定が終了すると、利用者は、自動作成タブ101または手動作成タブ102に切り換えて車両運用計画を作成する。
車両運用計画を自動で作成する場合、利用者は自動作成タブ101において自動作成ボタン117を押下する。この操作を受けると、車両運用計画作成装置は、条件設定タブ103を利用して設定された期間および編成を対象として、制約条件違反が発生しないように考慮しつつ運用計画を行う。
車両運用計画を手動で作成する場合、利用者は手動作成タブ102において、マウス等の入力デバイスを用いて各編成の運用計画を行う。たとえば、車両運用順序表109,109aに表示されている行路情報の1つを選択し、さらに、選択した行路情報を割り当てるセル(車両運用計画表104,104aの編成番号105と日付106で特定されるセル)を選択する。行路情報とその割り当て先のセルの選択は、行路情報のドラッグ・アンド・ドロップ等で行う。なお、行路情報と割り当て先セルの選択操作で制約違反が発生した場合、車両運用計画作成装置は、その旨を制約違反リスト116へ表示する。たとえば、休日のみ運用できる行路を平日のセルに割り当てようとした場合や同じ日付のセルに同じ行路を複数割り当てようとした場合、選択したセルの前日または翌日の行路との間で不整合が生じた場合(前日の運用終了場所と運用開始場所が一致しない場合,運用終了場所と翌日の運用開始場所が一致しない場合)などに、制約違反の内容(「この行路を平日に割り当てることはできません」,「同一日に同一行路を2つ以上割り当てることはできません」,「前日の運用終了場所と運用開始場所が一致しません(翌日の運用開始場所と運用終了場所が一致しません)」など)を表示する。
(編集動作)
図1または図2に示した画面表示が行われている状態(作成済みの車両運用計画、または作成途中の車両運用計画が表示されている状態)において、利用者が任意の期間である編成の運用と他の編成の運用を交換する操作を実施した場合、車両運用計画作成装置は、図3に示したような画面(編集作業画面)を表示する。たとえば、利用者が、図1または図2に示したように、編成番号H01の4/1〜4/3をマウスで選択し、さらに、右クリックによって編集コンテキストメニュー119を起動後に「交換」を選択すると、図3の編集作業画面を表示する。
図3は、車両運用計画の編集作業画面の一例を示す図であり、指定期間の運用を交換する場合の作業画面を示している。
図3に示した編集作業画面は、交換元編成301および交換先編成候補一覧308で構成されている。交換元編成301および交換先編成候補一覧308の行ヘッダには編成番号302を表示し、列ヘッダには任意に決めた期間(利用者により選択された期間)に含まれる日付303を表示する。各セルでは、行路番号304、および清掃・検査などの作業情報305を表示する。
ここで、車両運用計画作成装置は、交換元編成301に交換元1編成分の情報を表示し、交換先編成候補一覧308には交換可能な編成の情報をすべて表示する。交換可能な編成の情報を抽出する動作の詳細については後述する。利用者は、交換可能な編成の情報(交換先編成候補一覧308に表示された編成の情報)の中から交換したい編成1つを選択できる。また、車両運用計画作成装置は、交換元編成301および交換先編成候補一覧308の右端に交換前編成情報306および交換後編成情報307を表示する。交換前編成情報306は交換を実施する前の各編成の運用詳細情報であり、交換後編成情報307は交換を実施した場合の(実施した後の)各編成の運用詳細情報である。なお、交換元編成301の交換後編成情報307は、交換したい編成が選択された時点で表示する(表示内容を更新する)。交換先編成候補一覧308の交換後編成情報307は、交換相手(交換元編成301に表示された編成の情報)が1つなので、常に表示する。これにより、利用者は、交換を実施する前に、交換元編成および交換先編成候補における交換前後の1日当たりの平均走行距離や計画作成期間分における駅滞泊の総数などの詳細な情報を把握することができる。図3では、交換先編成候補一覧308の1つの行全体を選択するようにした場合の例を示しているが、チェックボタンなどを設けてそこにチェックを入れさせるような画面構成としてもよい。設定ボタン309は、表示されている交換元編成の運用と選択した交換先編成の運用を交換する動作の開始を利用者が指示するためのボタンであり、キャンセルボタン310は、運用交換機能の中止を指示するためのボタンである。キャンセルボタン310が押された場合、図3に示した編集作業画面の表示を終了し、直前の画面表示(図1または図2に示した画面表示)に戻る。
なお、図1および図2に示したように、利用者は、任意の期間を選択した状態において右クリックによって編集コンテキストメニュー119を起動させた後、「切り取り」、「コピー」、「貼り付け」または「クリア」を選択することにより、選択内容に応じた編集作業を行うことができる。編集コンテキストメニュー119で選択可能な作業は図示したものに限定されない。他の作業を選択できるようにしてもよい。
つづいて、車両運用計画作成装置の構成について説明する。図4は、車両運用計画作成装置の構成例を示すブロック図である。図示したように、車両運用計画作成装置は、行路情報データベース401、行路情報選択部402、日付情報データベース403、作業予定情報データベース404、制約条件判断処理部405、計画情報データベース406、および車両運用計画表示部407を備える。
行路情報データベース401には、行路情報が登録されている。行路情報選択部402は、車両運用計画を作成または修正する動作において、必要な行路情報を行路情報データベース401から読み出し、読み出した行路情報に基づいて、車両運用順序表109を表示する。また、車両運用順序表109で表示している行路の1つが利用者により選択された場合、選択結果を制約条件判断処理部405へ通知する。日付情報データベース403には、平日のみ運用できる行路が休日に入力されていないかどうか、または休日のみ運用できる行路が平日に入力されていないかどうか等を判断するための日付情報が登録されている。作業予定情報データベース404には、列車の点検や清掃などの作業予定情報が登録されている。
制約条件判断処理部405は、車両運用計画を作成または修正する動作において、利用者の操作が制約条件違反に該当するかどうか判断する。具体的には、利用者が車両運用順序表109内の行路を選択して車両運用計画表104のセルに割り当てる操作を実施した場合に、該当セルに行路を割り当てることが可能かどうか判断する。すなわち、日付情報データベース403を参照し、平日のみ運用できる行路が休日に割り当てられようとしていないかどうか判断する。また、行路情報データベース401を参照し、割り当てようとしている行路の出区場所(運用開始場所)とその前日の入区場所(運用終了場所)が一致しているかどうか判断する。また、作業予定情報データベース404を参照し、行路を入力する編成において車両の清掃や検査ができるかどうか(清掃や検査についての制約条件違反が発生しないかどうか)判断する。
計画情報データベース406には、車両運用計画表104(図1,図2参照)として表示する計画情報が登録されている。この計画情報は、制約条件判断処理部405が上記の判断処理を行い、制約条件違反と判断されなかった場合に、判断対象とした行路情報等に基づいて更新される。
車両運用計画表示部407は、計画情報データベース406に登録された計画情報に基づいて車両運用計画表104を画面に表示する。計画情報データベース406に登録された計画情報が更新された場合、その旨が車両運用計画表示部407に通知され、車両運用計画表示部407は、更新後の計画情報に基づいて車両運用計画表104の表示を更新する。
また、本実施の形態の車両運用計画作成装置において、制約条件判断処理部405は、上記の動作に加えて、さらに、利用者が任意の期間においてある編成の運用と他の編成の運用を交換する目的で交換元の編成を選択した場合に、交換先候補の編成(交換可能な編成)を抽出する。すなわち、交換元の編成と交換を実施したとしても制約条件違反が発生しない他の編成を抽出する。この動作の詳細については別途説明する。
つづいて、車両運用計画作成装置の特徴的な動作、具体的には、利用者が任意の期間である編成の運用と他の編成の運用を交換する操作を実行する場合の動作について、図面を参照しながら説明する。
図5は、車両運用計画作成装置の動作例を示したフローチャートであり、より詳細には、ある編成の運用と他の編成の運用を交換する場合の動作例を示している。
ある編成の運用と他の編成の運用を交換する場合、まず、利用者は、図1または図2で示した手動作成タブの画面にて、交換元の編成および期間を選択し(ステップS501)、編集コンテキストメニュー119を起動後に「交換」を選択する(ステップS502)。この結果、図3に示した編集作業画面が起動し、この編集作業画面には、上記のステップS501における選択結果である交換元編成301と、交換先編成候補一覧308とが表示される。なお、交換可能な編成が存在しない場合、交換先編成候補一覧308は空欄となる。この状態において、利用者は、交換先編成候補一覧308に表示されている編成の中に交換したい編成が存在するかどうか確認する(ステップS503)。そして、交換したい編成が存在する場合(ステップS503:Yes)、交換したい編成を選択して、設定ボタンを押下する(ステップS504)。設定ボタンが押下されると、車両運用計画作成装置は図1または図2の手動作成タブの画面表示に戻り、交換元の編成・期間にある行路・作業情報と選択した編成・期間にある行路・作業情報とを交換する(ステップS505)。なお、交換先編成候補一覧308に表示されている編成の中に交換したい編成が存在しない場合(ステップS503:No)、利用者によりキャンセルボタンが押下されることとなり、その結果、車両運用計画作成装置は図1または図2の手動作成タブの画面表示に戻る。この場合にはステップS504,S505を実行しない。
ここで、図3に示した編集作業画面の交換元編成301および交換先編成候補一覧308の表示方法について説明する。図6は、車両運用計画作成装置が交換元編成301および交換先編成候補一覧308を表示する際の表示処理の流れの一例を示すフローチャートである。
車両運用計画作成装置においては、まず、交換元の編成・期間にある運用・作業情報(編成番号302,日付303,行路番号304,作業情報305)を交換元編成一覧に表示し(ステップS601)、次に、編成名を示す変数iを定義して、その変数iの値を1に設定する(ステップS602)。
次に、変数iの編成が交換元の編成であるかどうかの確認(ステップS603)および変数iの編成が交換可能な編成かどうかの確認(ステップS604)を行い、確認の結果、変数iの編成が交換元の編成ではなく(ステップS603:No)、なおかつ交換可能な編成である場合(ステップS604:Yes)、変数iの編成・期間にある運用・作業情報(編成番号302,日付303,行路番号304,作業情報305)を交換先編成候補一覧308に表示(他の運用・作業情報が表示されている場合は追加表示)する(ステップS605)。そして、変数iをインクリメントする(ステップS606)。一方、変数iの編成が交換元の編成である場合(ステップS603:Yes)、および変数iの編成が交換可能でない場合(ステップS604:No)には、ステップS605を実行せずにステップS606を実行する。
ステップS606を実行すると、次に、「変数i≦全編成数」が成り立つかどうか(変数iの値が全編成数を超えたかどうか)確認し(ステップS607)、成り立つ場合(ステップS607:Yes)、上記ステップS603〜ステップS606の処理を再度実行する。一方、上記条件が成り立たない場合(ステップS607:No)、処理を終了する。すなわち、交換可能な編成かどうかの判定および判定結果に応じた画面表示の更新(ステップS603〜S605に示した処理)を、すべての編成を対象として実施する。
ここで、上記のステップS604において編成が交換可能かどうかを判断する方法について説明する。図7は、2つの編成の交換可否について判断する手順の一例を示すフローチャートである。
上記ステップS604に処理を実行する場合、車両運用計画作成装置においては、制約条件判断処理部405(図4参照)が、まず、交換元の編成と変数iの編成(判断対象の編成)において、指定期間の初日の運用開始駅(場所)とその前日の運用終了駅(場所)が一致しているかどうかを確認し、一致している場合(ステップS701:Yes)、日付を示す変数jを定義して、その変数jの値を指定期間の初日に設定する(ステップS702)。
次に、変数iの編成・変数jの日において、行路に関する制約条件を満たしているかどうか、および作業に関する制約条件を満たしているかどうかを確認する(ステップS703,S704)。そして、行路に関する制約条件を満たし(ステップS703:Yes)、かつ作業に関する制約条件を満たす場合(ステップS704:Yes)、変数jをインクリメントし(ステップS705)、インクリメント後の変数jの値について「変数j≦指定した期間の最終日」が成り立つかどうか(変数jが指定期間内の日付を示しているかどうか)確認し、成り立つ場合(S706:Yes)、上記ステップS703〜S706の処理を再度実行する。すなわち、これらのステップS703〜S706は、変数iの編成が指定期間内において、交換の実施に伴って制約条件違反が発生するかどうかを確認する動作を示している。
なお、車両運用計画の作成途中においてある編成の運用と他の編成の運用を交換する操作が実施された場合、交換元の編成および交換元以外の編成の指定期間に行路が設定されていないセル(日付)が含まれる場合がありうる。この場合、行路が設定されていない日付については、上記のステップS703,S704で制約条件を満たしているものと判断して処理を進める。このように判断しても、交換実施後に行われるはずの行路設定作業(交換時に行路が設定されていなかったセルに行路を割り当てる作業)において制約条件を満たしているかどうか判断されるため、問題とはならない。
ステップS706で上記条件が成立しないと判断した場合(ステップS706:No)、交換元の編成と変数iの編成において、指定した期間の最終日の運用終了駅とその翌日の運用開始駅が一致しているかどうかを確認し、一致している場合(ステップS707:Yes)、指定した期間での変数iの編成は「交換可能」であると判定し(ステップS708)、処理を終了する。
一方、交換元の編成と変数iの編成において、指定した期間の初日の運用開始駅とその前日の運用終了駅が一致していない場合(ステップS701:No)、変数iの編成・変数jの日において、行路または作業に関する制約条件を満たしていない場合(ステップS703:No、またはステップS704:No)、および交換元の編成と変数iの編成において、指定した期間の最終日の運用終了駅とその翌日の運用開始駅が一致していない場合(ステップS707:No)には、指定した期間での変数iの編成は「交換不可能」であると判定し(ステップS709)、処理を終了する。
このように、本実施の形態の車両運用計画作成装置では、作成済みの車両運用計画または作成途中の車両運用計画を表示している状態において、交換元とする運用(期間および編成)が選択された場合、交換を実施しても制約違反が発生しない運用を抽出し、抽出した運用を交換先候補として表示することとした。また、交換元の運用と交換先候補の運用について、交換の実施前後における編成情報を併せて表示することとした。これにより、利用者は、交換を行っても制約違反が発生しない交換先候補の中から交換相手の運用を選択することができるようになり、2つの編成の運用計画同士を交換する際に、交換に伴って制約違反が発生するかどうかを考慮する必要が無くなる。この結果、制約条件を満たす編成の運用交換を容易に行うことができるようになり、作業効率を向上させることができるとともに利用者の作業負荷を軽減できる。また、作業時間を軽減できる。さらに、実際に交換を行う前に、交換前後の各編成の情報を確認できる。
実施の形態2.
実施の形態2では、実施の形態1と異なる計画修正方法(車両運用計画の編集動作)について説明する。画面表示例、装置構成および操作の流れについては、実施の形態1と同様である(図1〜図5参照)。本実施の形態は、原則として、任意の期間(利用者により指定された期間)においてある編成の運用と他の編成の運用を交換する方法であるが、交換先の編成が見つからない場合は、選択した期間を基準にその前日または翌日を含めた期間に拡張して、交換先の編成を見つける方法である。本実施の形態では、実施の形態1の車両運用計画作成装置と共通の動作については説明を省略する。
ここで、本実施の形態の車両運用計画作成装置が編集作業画面(図3参照)の交換元編成301および交換先編成候補一覧308を表示する際の動作手順について説明する。図8は、実施の形態2の車両運用計画作成装置が交換元編成301および交換先編成候補一覧308を表示する際の表示処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、実施の形態1の車両運用計画作成装置による表示処理の流れ(図6参照)と同じ処理には同じステップ番号を付している。図6と同じステップ番号の処理については説明を省略する。
車両運用計画作成装置は、図8に示したステップS601〜S607の処理が終了すると、交換可能な編成があるかどうか、すなわち、ステップS601〜S607の処理で交換先候補となりうる編成が少なくとも1つ見つかったかどうか確認する(ステップS801)。交換可能な編成がある場合(ステップS801:Yes)、処理を終了する。
一方、交換可能な編成がない場合(ステップS801:No)、指定期間の日数が奇数かどうかを判断し、奇数の場合(ステップS802:Yes)、指定期間とその期間初日の前日を新たな指定期間に設定し(ステップS803)、この新たな指定期間を対象としてステップS601〜S607を実行して交換可能な編成を探索する。これに対して、指定期間の日数が奇数でない場合には(ステップS802:No)、指定期間とその期間最終日の翌日を新たな指定期間に設定し(ステップS811)、この新たな指定期間を対象としてステップS601〜S607を実行して交換可能な編成を探索する。以上の処理を交換可能な編成が見つかるまで繰り返し実行する。このように、本実施の形態では、交換可能な編成が見つかるまで、指定期間を前後に拡張して更新し(新たな指定期間として設定し)更新後の指定期間において交換可能な編成を探索する。
なお、ステップS604における交換可能かどうかの判断方法は、実施の形態1と同様である。
また、指定期間が最大となるまで更新しても交換可能な編成が見つからない場合には、その時点で処理を終了する。また、ステップS802の判定条件を逆にしてもよい(日数が奇数の場合にステップS804を実行するようにしてもよい)。また、指定期間が前方(指定期間の初日の前日)または後方(指定期間の最終日の翌日)のいずれか一方にしか拡張できない状態となった場合には、ステップS802の判定結果に関係なく拡張可能な方向に指定期間を拡張してステップS601〜S607の処理を実行する。
このように、本実施の形態の車両運用計画作成装置は、利用者により指定された期間において交換可能な編成が見つからない場合、期間を1日ずつ、前後に拡張しながら、拡張後の新期間において交換可能な編成が見つかるまで、実施の形態1で示した交換先候補(交換可能な編成)の探索処理を継続することとした。これにより、実施の形態1と同様に、制約条件を満たす交換可能な編成の運用交換を容易に行うことができる。さらに、交換可能な編成を見つけられる可能性を高めることができ、かつ当初作成した計画内容との差分を可能な限り小さくすることができる。
実施の形態3.
実施の形態3では、実施の形態1と異なる計画修正方法(車両運用計画の編集動作)について説明する。画面表示例および装置構成については、実施の形態1と同様である(図1〜図4参照)。本実施の形態は、原則として、任意の期間においてある編成の運用と他の編成の運用を交換する方法であるが、交換先の編成が見つからない場合は、選択した期間をさらに区切った上で、交換先の編成を見つける方法である。本実施の形態では、実施の形態1の車両運用計画作成装置と共通の動作については説明を省略する。
図9は、実施の形態3の車両運用計画作成装置の動作例を示したフローチャートであり、ある編成の運用と他の編成の運用を交換する場合の動作例を示している。
ある編成の運用と他の編成の運用を交換する場合、まず、実施の形態1の図5に示したステップS501,S502と同様に、利用者は、図1または図2で示した手動作成タブの画面にて、交換元の編成および期間の選択と、編集コンテキストメニュー119における「交換」の選択を行う(ステップS901,S902)。この結果、車両運用計画作成装置は、図3に示した編集作業画面を起動し、またこのとき、ステップS901で指定された期間において、規定された編成と交換が可能な編成の探索を行い、交換可能な編成がある(見つかった)場合には(ステップS903:Yes)、見つかった編成を編集作業画面の交換先候補一覧308へ表示する。利用者は、交換先候補一覧308を確認し、交換したい編成が存在する場合(ステップS906:Yes)、交換したい編成を選択して、設定ボタンを押下する(ステップS907)。設定ボタンが押下されると、車両運用計画作成装置は、交換元の編成・期間にある行路・作業情報と選択した編成・期間にある行路・作業情報とを交換する(ステップS908)。さらに、上記ステップS901で最初に指定された交換元の編成において、まだ交換が完了していない期間があるかどうか確認し、なければ(ステップS910:No)、図1または図2の手動作成タブの画面表示に戻り、交換元の編成・期間にある行路・作業情報と選択した編成・期間にある行路・作業情報とを交換し、動作を終了する。
一方、交換が完了していない期間がある場合(ステップS910:Yes)、交換が完了していない期間を新たな指定期間に設定し、この新たな指定期間内において交換可能な編成を探索する(図6,図7に示した処理と同様の処理を実行する)(ステップS911)。そして、ステップS903に戻って動作を継続する。
また、ステップS903において指定期間に交換可能な編成がないと判断した場合(ステップS903:No)、指定期間が2日以上かどうかを確認し(ステップS904)、2日以上であれば(ステップS904:Yes)、それまでの指定期間を初日と残りの期間に分割し、初日を新たな指定期間に設定して交換可能な編成を探索する(初日において交換可能な編成を探索する)(ステップS905)。そして、ステップS903に戻って動作を継続する。なお、分割後の残りの期間については、初日において交換可能な編成が見つかり、かつ交換操作が実施された場合に、ステップS911で新たな指定期間に設定され、この期間において交換可能な編成の探索処理が実行されることとなる。
利用者がステップS906で交換したい編成がないと判断した場合(ステップS906:No)、利用者によりキャンセルボタンが押下される(ステップS909)。この場合、車両運用計画作成装置は図1または図2の手動作成タブの画面表示に戻る。また、ステップS904で指定期間が2日以上ではないと判断した場合(ステップS904:No)、交換先編成候補一覧308(図1,図2参照)は空欄となり、この場合にも、利用者によりキャンセルボタンが押下され(ステップS909)、図1または図2の手動作成タブの画面表示に戻る。
ここで、本実施の形態の車両運用計画作成装置における編集作業画面(図3参照)の交換元編成301および交換先編成候補一覧308の表示方法について説明する。図10は、実施の形態3の車両運用計画作成装置が交換元編成301および交換先編成候補一覧308を表示する際の表示処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、実施の形態1の車両運用計画作成装置による表示処理の流れ(図6参照)と同じ処理には同じステップ番号を付している。図6と同じステップ番号が付された処理については説明を省略する。
車両運用計画作成装置は、図10に示したステップS601〜S607の処理が終了すると、交換可能な編成があるかどうか、すなわち、ステップS601〜S607の処理において、交換先候補の編成が少なくとも1つ見つかったかどうか確認する(ステップS1001)。交換可能な編成がある場合(ステップS1001:Yes)、処理を終了する。この場合、見つかった編成(交換可能な編成)を交換先編成候補一覧308に表示する。
一方、交換可能な編成がない場合(ステップS1001:No)、現時点での指定期間の日数が1日かどうかを判断し、1日の場合(ステップS1002:Yes)、交換可能な編成の探索処理を終了することに決定し、その旨を表示して処理を終了する(ステップS1003)。たとえば、「交換可能な編成がないため、交換できない」旨のメッセージを表示する。これに対して、現時点での指定期間の日数が2日以上の場合(ステップS1002:No)、指定期間をその時点の指定期間の初日に設定し(ステップS1004)、指定期間を変更した上で交換可能な編成の探索動作を継続する旨を表示する(ステップS1005)。たとえば、「交換可能な編成が見つからなかったため、指定されている期間の初日のみで交換可能な編成を探索します」という内容のメッセージを表示する。そして、設定変更後の新たな指定期間を対象として、ステップS601〜S607を再度実行する。
なお、ステップS604における交換可能かどうかの判断方法は、実施の形態1と同様である(図7参照)。
このように、本実施の形態の車両運用計画作成装置は、利用者により指定された期間において交換可能な編成が見つからない場合、指定期間を初日と残りの期間に分割し、分割後のそれぞれの期間(初日と残りの期間)において交換可能な編成を探索することとした。また、分割後の初日において交換可能な編成が見つかり、なおかつ残りの期間においては交換可能な編成が見つからない場合、この残りの期間を更に分割可能であれば(2日以上であれば)、その初日と残りの期間に分割し、同様の探索動作を継続することとした。これにより、実施の形態1と同様に、制約条件を満たす交換可能な編成の運用交換を容易に行うことができる。さらに、制約条件を完全に満たす交換可能な編成が見つからない場合でも、部分的に制約条件を満たす編成と交換することが可能となる。
以上のように、本発明にかかる車両運用計画作成装置および車両運用計画修正方法は、列車の行路情報や作業予定情報などを表す車両運用計画表の作成作業や編集作業に有用である。
101 自動作成タブ
102 手動作成タブ
103 条件設定タブ
104,104a 車両運用計画表
105,302 編成番号
106,303 日付
107,110,304 行路番号
108,305 作業情報
109,109a 車両運用順序表
111,204 運用開始場所
112,201 運用開始時刻
113,205 運用終了場所
114,202 運用終了時刻
115 プルダウンメニュー
116 制約違反リスト
117 自動作成ボタン
118 編成情報
119 編集コンテキストメニュー
120 水平スクロールバー
121,122 垂直スクロールバー
203,206 棒ダイヤ
301 交換元編成
306 交換前編成情報
307 交換後編成情報
308 交換先編成候補一覧
309 設定ボタン
310 キャンセルボタン
401 行路情報データベース
402 行路情報選択部
403 日付情報データベース
404 作業予定情報データベース
405 制約条件判断処理部
406 計画情報データベース
407 車両運用計画表示部

Claims (14)

  1. 任意期間における列車の運行経路および運行時刻を示した行路情報に対して運用する列車が割り当てられた車両運用計画を作成する車両運用計画作成装置であって、
    前記車両運用計画を表示して利用者に確認させる車両運用計画表示部と、
    前記車両運用計画に割り当てられた列車の中の1つが交換元編成として指定され、かつ前記任意期間に含まれる所定期間が対象期間として指定された場合に、当該対象期間において当該交換元編成に割り当てられた行路情報である交換元運用計画に基づいて、所定の制約条件違反を発生させることなく当該対象期間で運用割り当てを交換可能な他の列車を交換先候補編成として抽出する制約条件判断処理部と、
    を備え
    前記交換元運用計画と、前記対象期間において前記交換先候補編成に割り当てられた行路情報である交換先候補運用計画とを同一画面上に表示し、
    前記交換元運用計画および前記交換先候補運用計画の表示画面においては、交換元運用計画と交換先候補運用計画の交換を実施する前の各編成の1日あたりの平均走行距離および前記任意期間における駅停泊数を示す運用詳細情報と、交換を実施した後の各編成の運用詳細情報とを併せて表示する
    とを特徴とする車両運用計画作成装置。
  2. 前記制約条件判断処理部は、
    前記対象期間においてある列車が前記交換先候補編成に該当するかどうかを判断する際、前記対象期間の各日において、当該列車に割り当てられた行路情報により示される行路が前記制約条件を満たし、なおかつ、前記対象期間の初日の運用開始場所とその前日の運用終了場所が一致し、さらに、前記対象期間の最終日の運用終了場所とその翌日の運用開始場所が一致している場合に、当該列車が前記交換先候補編成に該当すると判断する
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両運用計画作成装置。
  3. 前記制約条件判断処理部は、
    前記対象期間における他の列車すべてが前記交換先候補編成に該当しないと判断した場合、前記対象期間を拡張して新たな対象期間を設定し、当該設定した新たな対象期間において前記交換先候補編成を抽出する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の車両運用計画作成装置。
  4. 前記制約条件判断処理部は、
    前記新たな対象期間を設定して前記交換先候補編成を抽出する処理を、少なくとも1つの交換先候補編成が見つかるまで繰り返し実行することとし、
    また、前記新たな対象期間を設定する場合、利用者により最初に指定された期間を中心として、前後に1日ずつ拡張していく
    ことを特徴とする請求項に記載の車両運用計画作成装置。
  5. 前記制約条件判断処理部は、
    前記対象期間における他の列車すべてが前記交換先候補編成に該当しないと判断した場合、前記対象期間を分割し、得られた各期間それぞれを新たな対象期間として設定し、当該設定した新たな対象期間それぞれにおいて前記交換先候補編成を抽出する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の車両運用計画作成装置。
  6. 前記制約条件判断処理部は、
    前記対象期間を分割する場合、対象期間の初日と残りの期間に分割する
    ことを特徴とする請求項に記載の車両運用計画作成装置。
  7. 前記制約条件判断処理部は、
    前記初日において交換先候補編成が見つかり、なおかつ前記残りの期間においては交換先候補編成が見つからない場合に、当該残りの期間が2日以上であれば、この残りの期間をさらに初日と残りの期間に分割し、当該分割後のそれぞれの期間において交換先候補編成の抽出処理を実行する
    ことを特徴とする請求項に記載の車両運用計画作成装置。
  8. 列車の運行経路および運行時刻を示した行路情報に対して運用する列車が割り当てられた車両運用計画を作成する車両運用計画作成装置、車両運用計画を利用者により実行された操作に従って修正する場合の車両運用計画修正方法であって、
    車両運用計画の作成対象期間内の所定期間が対象期間として指定され、かつ車両運用計画に割り当てられた列車の中の1つ交換元編成として指定された場合に、指定された対象期間および交換元編成の情報を取得する交換元編成情報取得ステップと、
    前記対象期間において、前記交換元編成に割り当てられている行路情報である交換元運用計画に基づき、所定の制約条件違反を発生させることなく当該指定された期間で運用割り当てを交換可能な列車を交換先候補編成として抽出する交換先候補抽出ステップと、
    前記交換元運用計画と、前記対象期間において前記交換先候補編成に割り当てられた行路情報である交換先候補運用計画とを同一画面上に表示し、交換先候補運用計画の中の1つを利用者に選択させて選択結果の情報を取得する交換先選択ステップと、
    前記交換先選択ステップで取得した情報に従って車両運用計画を修正する修正ステップと、
    を含み、
    前記交換元運用計画および前記交換先候補運用計画の表示画面においては、交換元運用計画と交換先候補運用計画の交換を実施する前の各編成の1日あたりの平均走行距離および前記指定された期間における駅停泊数を示す運用詳細情報と、交換を実施した後の各編成の運用詳細情報とを併せて表示する
    ことを特徴とする車両運用計画修正方法。
  9. 前記交換先候補抽出ステップでは、
    前記指定された期間においてある列車が前記交換先候補編成に該当するかどうかを判断する際、前記指定された期間の各日において、当該列車に割り当てられた行路情報により示される行路が前記制約条件を満たし、なおかつ、前記指定された期間の初日の運用開始場所とその前日の運用終了場所が一致し、さらに、前記指定された期間の最終日の運用終了場所とその翌日の運用開始場所が一致している場合に、当該列車が前記交換先候補編成に該当すると判断する
    ことを特徴とする請求項に記載の車両運用計画修正方法。
  10. 前記交換先候補抽出ステップで交換先候補編成が抽出できなかった場合、
    前記指定された期間を拡張して新たな期間を設定し、当該設定した新たな期間を対象として前記交換先候補抽出ステップを再度実行する
    ことを特徴とする請求項またはに記載の車両運用計画修正方法。
  11. 前記交換先候補抽出ステップで交換先候補編成が抽出できなかった場合に新たな期間を設定し、設定した新たな期間を対象として前記交換先候補抽出ステップを実行する処理を、少なくとも1つの交換先候補編成が見つかるまで繰り返し実行することとし、
    また、前記新たな期間を設定する場合、利用者により最初に指定された期間を中心として、前後に1日ずつ拡張していく
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両運用計画修正方法。
  12. 前記交換先候補抽出ステップで交換先候補編成が抽出できなかった場合、
    前記指定された期間を分割し、得られた各期間それぞれを新たな期間として設定し、当該設定した新たな期間それぞれを対象として前記交換先候補抽出ステップを再度実行する
    ことを特徴とする請求項またはに記載の車両運用計画修正方法。
  13. 前記指定された期間を分割する場合、対象期間の初日と残りの期間に分割する
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両運用計画修正方法。
  14. 前記初日を対象として実行した交換先候補抽出ステップにおいて交換先候補編成が見つかり、なおかつ前記残りの期間を対象として実行した交換先候補抽出ステップにおいては交換先候補編成が見つからない場合、当該残りの期間が2日以上であれば、この残りの期間をさらに初日と残りの期間に分割し、当該分割後のそれぞれの期間を対象として前記交換先候補抽出ステップを実行する
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両運用計画修正方法。
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