JP5449750B2 - 静電チャックおよびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、プラズマ環境でシリコンウエハ等を固定するために使用される静電チャックおよびその製造方法に関する。
シリコンウエハのプラズマ処理を行うプラズマ処理装置ではシリコンウエハを吸着するために、静電チャックが用いられる。静電チャックにはヘリウムガスやアルゴンガスを流すガス流路が設けられる場合が多いが、このガス流路の空間内でアーキング(異常放電)が発生する場合がある。従来、このようなアーキングを防止するためのプラズマ処理装置が提案されている(たとえば、特許文献1、2参照)。
特許文献1記載のプラズマ処理装置は、載置台に設けられた温調用ガスを供給するための温調用ガス流路に、通気性を有するセラミックス多孔体からなる放電防止部材を有している。また、特許文献2記載の静電チャックは、金属製ベース部材内におけるガス流路の壁面に、セラミック製の管状体が内挿されている。ガス流路の内面に、絶縁材層(セラミック層)を設け、金属製ベース部材をなす金属が露出しないようにし、異常放電の防止を図っている。
特開2003−338492号公報 特開2005−268654号公報
しかし、上記のような載置台や静電チャックは、表面に絶縁板を設けたものであり、絶縁層として薄いセラミックコーティング膜を表面に被覆した静電チャックとは事情が異なる。セラミックコーティング膜を表面に被覆した静電チャックでは、セラミックコーティング膜が穴に挿入したスリーブから剥離し、ガスフロー用穴で金属製基材が露出する等の問題が生じ、絶縁性不足によりプロセスガスでアーキングが発生することがある。アーキングが発生すると、表面に穴が開いたり、表面が焦げたりすることで、金属製基材とウエハとの間で十分な電位差が得られなくなり、静電チャックの機能が喪失される。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、セラミックコーティング膜を表面に被覆した静電チャックにおいて、ガス流路の絶縁性を向上させアーキングの発生を防止するとともにガス流量を確保することを目的とする。
(1)上記の目的を達成するため、本発明に係る静電チャックは、貫通する空間またはその一部として基材孔を設けられた金属製基材と、前記基材孔の内面に密着し、絶縁性を有するセラミック焼結多孔体と、前記金属製基材およびセラミック焼結多孔体が形成する主面を被覆し、表面から前記セラミック焼結多孔体まで達する貫通孔として、膜孔を設けられたセラミックコーティング膜と、を備え、前記セラミック焼結多孔体の構造および膜孔がガス流路を形成することを特徴としている。
このように、本発明の静電チャックは、絶縁性を有するセラミック焼結多孔体を金属製基材内の貫通する空間またはその一部として設けている。これにより、セラミックコーティング膜とセラミック焼結多孔体との密着性を向上させ、ガス流路におけるアーキングの発生を防止することができる。また、セラミック焼結多孔体を基材孔の内面に密着させているため、空隙が生じずアーキングの発生を防止することができる。また、セラミックコーティング膜の表面からセラミック焼結多孔体まで達する貫通孔を設けることでガス流路を確保できる。なお、基材孔は、主面間を貫通する貫通孔であってもよいし、中空構造の内腔から分離する枝穴に繋がる孔であってもよい。また、貫通する空間とは、一方の表面から別の表面まで金属製基材の中を貫いて通る空間を意味し、必ずしも一直線に主面間を貫通する空間を意味しない。また、貫通とは、ある物の中を貫いて通ることをいう。
(2)また、本発明に係る静電チャックは、前記セラミック焼結多孔体は、前記基材孔へ圧入された結果生じる応力で前記基材孔の内面に密着していることを特徴としている。
このように、セラミック焼結多孔体は、接着剤等を用いることなく基材孔に圧入されている。その結果、圧入により生じる応力で基材孔の内面に密着している。これにより、セラミック焼結多孔体と金属製基材との間に空隙が生じず、空隙の直上に形成されるセラミックコーティング膜に段差等の不均質な部分が生じないため、クラック等の欠陥がセラミックコーティング膜に形成されることもなく、アーキングの発生を防止することができる。
(3)また、本発明に係る静電チャックは、前記セラミック焼結多孔体は、前記基材孔の内面の一周全体に密着し、内部には貫通孔または止まり穴として細穴を有することを特徴としている。このように、セラミック焼結多孔体の内部に貫通孔や止まり穴を設け、必要なガス流量を確保する一方で、セラミック焼結多孔体を金属製基材の貫通孔の内面の一周全体に密着させて空隙を少なくすることによりアーキングを生じにくくしている。
(4)また、本発明に係る静電チャックは、前記細穴の径は、0.5mm以下であることを特徴としている。このように、貫通孔または止まり穴の径を小さくすることで、空隙を少なくしアーキングを生じにくくしている。細穴の径が0.2mm以下であれば、さらに好ましい。
(5)また、本発明に係る静電チャックは、前記基材孔の内面には、段差が設けられ、前記セラミック焼結多孔体の側面にも、段差が設けられ、前記両段差が当接することで、前記金属製基材およびセラミック焼結多孔体が形成する主面が平坦に形成されていることを特徴としている。このように、側面に段差のある基材孔にセラミック焼結多孔体が密着して嵌合しているため、金属製基材に対してセラミック焼結多孔体が所望の位置に固定される。その結果、金属製基材およびセラミック焼結多孔体が形成する主面が平坦になり、その上のセラミックコーティング膜にクラック等が生じにくくなる。
(6)また、本発明に係る静電チャックは、前記セラミック焼結多孔体は、平均粒径10μm以上の粗粒からなり、10%以上50%未満の気孔率を有することを特徴としている。このように、セラミック焼結多孔体は、平均粒径10μm以上の粗粒からなるため、一定以上の気孔径を形成できる。セラミック焼結多孔体の気孔率を10%以上とすることによりセラミックコーティング膜との密着性が向上し、剥離を防止することができる。また、気孔率を50%未満とすることにより、セラミック焼結多孔体の強度が向上し、圧入時に破損しにくくなる。また、気孔率を50%未満とすることで絶縁性を高め、アーキングを防止することができる。
(7)また、本発明に係る静電チャックは、前記セラミック焼結多孔体は、20μm以下の平均気孔径を有することを特徴としている。これにより、空隙を小さくしてアーキングを生じにくくしている。
(8)また、本発明に係る静電チャックの製造方法は、金属製基材に貫通する空間またはその一部として設けられた基材孔に、絶縁性を有するセラミック焼結多孔体を圧入する工程と、前記セラミック焼結多孔体が圧入された結果、前記金属製基材およびセラミック焼結多孔体が形成する主面に、溶射によりセラミックコーティング膜を形成する工程と、前記セラミックコーティング膜に前記セラミック焼結多孔体まで達する膜孔を設ける工程と、を含むことを特徴としている。
このように、セラミック焼結多孔体の圧入により、セラミックコーティング膜とセラミック焼結多孔体との密着性を向上させ、ガス流路におけるアーキングの発生を防止することができる。そして、絶縁性を有するセラミック焼結多孔体を金属製基材内の基材孔に設けることで、セラミックコーティング膜とセラミック焼結多孔体との密着性を向上させ、ガス流路におけるアーキングの発生を防止することができる。また、セラミックコーティング膜の表面からセラミック焼結多孔体まで達する貫通孔を設けることでガス流路を確保できる。
本発明によれば、セラミックコーティング膜の密着性を向上させ、ガス流路の絶縁性を向上させアーキングの発生を防止するとともにガス流量を確保することができる。
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
[実施形態1]
(静電チャックの構成)
図1は、静電チャック10の断面図である。図1に示すように、静電チャック10は、金属製基材20、セラミック焼結多孔体30、セラミックコーティング膜40を備えている。図1は、静電チャック10のガス流路の部分を示したものであり、静電チャック10全体は、円板形状に形成されている。静電チャック10は、半導体製造装置やフラットパネルディスプレイ製造装置においてシリコンウエハ等を固定するために使用され、金属製基材20上に被覆したセラミックコーティング膜40の表面が、半導体ウエハ等の吸着面となる。図1に示すように、静電チャック10にはプロセスガス用の流路を確保する必要がある。
金属製基材20は、アルミニウムやモリブデン等の金属またはアルミニウムやシリコンと炭化珪素や酸化アルミニウムの複合体のように金属とセラミックスの複合体により板形状に形成されており、基材としてセラミックコーティング膜40を支持するとともに電極としても機能する。金属製基材20は、貫通孔として直径3mm以上10mm以下程度の基材孔21が設けられている。このように基材孔21は、板形状の一方の主面から他方の主面まで貫通する貫通孔であってもよいし、中空構造の内腔から分離する枝穴に繋がる孔であってもよい。いずれの場合においても、空間が金属製基材20の内部を貫通している。基材孔21は、円筒形の孔であることが好ましい。基材孔21の内面には、段差24が設けられている。段差は複数あってもよい。
セラミック焼結多孔体30は、電気的に絶縁性を有し、基材孔21に圧入されるプラグである。セラミック焼結多孔体30は、基材孔21の内面に密着するように形成される。したがって、セラミック焼結多孔体30は、基材孔21の外形に当接する形状を有している。基材孔21もセラミック焼結多孔体30も、それぞれの製造や圧入の都合上、円筒形状であることが好ましいが、必ずしもこれに限定されず多角柱状に形成されていてもよい。セラミック焼結多孔体30の高さは、金属製基材20の厚さ以下である場合が一般的であり、通常5mm以上10mm以下程度である。また、細穴33の長さは長いほど好ましいが、2mm以上、更には4mm以上であることが好ましい。特に、細穴33の直径が大きい場合には、細穴33の長さは長い方が好ましい。セラミック焼結多孔体の形状は問わないが、円筒が望ましい。
セラミック焼結多孔体30の材質は、絶縁性があればよく、Al、SiO2、ZrOもしくはYまたはそれらの複合材等が好ましい。また、たとえばAlのセラミック焼結多孔体30を用いる場合には、純度が99.5%以上であることが好ましく、99.9%以上であればさらに好ましい。純度を高くすることにより、半導体等の製造場面において汚染を防止することができる。
セラミック焼結多孔体30は、平均粒径10μm以上の粗粒からなり、10%以上50%未満の気孔率を有することが好ましい。平均粒径10μm以上の粗粒からなるため、一定以上の気孔径を形成できる。気孔径は、2μm以上20μm以下が好ましい。気孔径を2μm以上とすることで、セラミックコーティング膜40との密着性が向上する。また、気孔径を20μm以下とすることで、空隙を小さくしアーキングを生じにくくすることができる。たとえば、1000Pa、298Kのヘリウムガス中では、平均自由行程は23μmとなり、20μm以上の気孔径の場合、放電が持続する可能性が生じる。したがって、気孔径は、20μm以下が好ましい。
また、セラミック焼結多孔体30の気孔率を10%以上とすることによりセラミックコーティング膜40との密着性が向上し、剥離を防止することができる。また、気孔率を50%未満とすることにより、セラミック焼結多孔体30の強度が向上し、圧入時に破損しにくくなる。また、気孔率を50%未満とすることで絶縁性を高め、アーキングを防止することができる。なお、気孔率は35%以下であることがさらに好ましい。
セラミック焼結多孔体30は、接着剤等を用いることなく基材孔21へ圧入され、その結果生じる応力で基材孔21の内面に密着している。これにより、セラミックコーティングとセラミック焼結多孔体とが直接密着することとなり、密着性が向上し、アーキングの発生を防止することができる。
なお、隙間を生じさせないためには、圧入による応力で基材孔21にセラミック焼結多孔体30を密着させることが好ましいが、接着剤を用いて、両者を接着させることも可能である。シリコーン接着剤などを用いることができるが、その際にはセラミックコーティング膜40との密着性も考慮して接着剤を選ぶ必要がある。
セラミック焼結多孔体30は、基材孔21の内面の一周全体に密着し、内部にはザグリ穴32および細穴33を有する。ザグリ穴32および細穴33は、連結されており貫通孔を構成する。このように、セラミック焼結多孔体30の内部にザグリ穴32および細穴33を設け、必要なガス流量を確保する一方で、セラミック焼結多孔体30を基材孔21の内面の一周全体に密着させて空隙を無くしている。ただし、ここでいう空隙にセラミック焼結多孔体30の多孔体全体を構成する孔は含まれない。表面から遠い位置の方がアーキングを生じにくいため、ザグリ穴32はガス流量確保の観点から大きめの直径で形成される場合がある。これに対し、表面に近い細穴33は小さい直径で形成されている。ガス流量は、細穴33の径および細穴33の長さで調節する。
表面に近い細穴33の直径は、0.5mm以下であることが好ましい。さらに好ましくは、0.2mm以下が好ましい。細穴33の径を小さくすることで、空隙を少なくしアーキングを生じにくくしている。また、細穴33を設ける場合には、直径を調節することによりガス流量を調節することができる。また1つのセラミック焼結多孔体30に複数の細穴33を設けることによってもガス流量を調節することができる。ザグリ穴32は直径2mm以上が好ましい。セラミック焼結多孔体30は緻密質の焼結セラミックスに比べて加工性に優れているため、小さい径の貫通孔や止まり穴を開けるのが容易である。
セラミック焼結多孔体30の側面にも、段差31が設けられている。このように、側面に段差24のある基材孔21にセラミック焼結多孔体30が密着して嵌合しているため、金属製基材20の段差24に段差31が当接し、金属製基材20に対してセラミック焼結多孔体30が所望の位置に固定される。そして、金属製基材20およびセラミック焼結多孔体30が形成する主面が平坦となり、金属製基材20およびセラミック焼結多孔体30を被覆するセラミックコーティング膜にクラック等が生じにくくなる。
セラミックコーティング膜40は、金属製基材20およびセラミック焼結多孔体30が形成する主面22を被覆している。セラミックコーティング膜40は、溶射により形成されていることが好ましいが、必ずしもこれに限定されない。たとえば、CVD、イオンプレーティング、スパッタリング、またはエアロゾルデポジション等による乾式製膜や、セラミックペーストを主面22に塗布し、乾燥後焼き付ける湿式製膜の方法により形成されていてもよい。セラミックコーティング膜40の材質には、Al、YもしくはZrOまたはこれらを主成分とした複合物等が挙げられる。セラミック焼結多孔体30を基材孔21の内面に密着させて、その上をセラミックコーティング膜40により被覆されている。セラミック焼結多孔体30の表面は、緻密質のセラミックスに比べると適度な粗さを有しており、セラミックコーティング膜40との密着性が向上する。セラミックコーティング膜40の厚みは、100μm以上1000μm以下程度とすることが好ましい。表面からセラミック焼結多孔体30まで達する貫通孔として膜孔42を設けられている。セラミック焼結多孔体30の構造および膜孔42がガス流路を形成する。このように、金属製基材20が露出しないガス流路を確保することで、ガス流路の絶縁性が向上し、アーキングの発生を防止することができる。
(静電チャックの製造方法)
図2(a)〜(c)は、静電チャック10の製造方法を示す図である。予め、金属製基材20には、貫通孔として基材孔21が設けられている。そして、この基材孔21に合わせてセラミック焼結多孔体30の寸法を設計する。平均原料粒径10μm以上のAl、YもしくはZrOまたはそれらの複合物等によりセラミック焼結多孔体30を焼成する。セラミック焼結多孔体30には、必要に応じて予め表面の反対側にザグリ加工によりザグリ穴32を設けておく。このようにして準備された金属製基材20とセラミック焼結多孔体30を用いて静電チャック10を製造する。
まず、図2(a)に示すように、基材孔21を設けられた金属製基材20に、絶縁性を有するセラミック焼結多孔体30を挿入する。その際には、予め基材孔21に孔径に対するセラミック焼結多孔体30の外径を調整し、圧入することが好ましい。対するセラミックス焼結多孔体30を圧入するため、金属製基材20との隙間を狭くすることができクラック防止に繋がる。セラミック焼結多孔体30を基材孔21に挿入することにより絶縁性向上が見込まれ、プロセスガスによる金属製基材20へのアーキングを防止することができる。
なお、セラミック焼結多孔体30は、若干、基材孔21の寸法より外径が大きくてもよい。セラミック焼結多孔体30は、加工性に優れており、側面を削りながら圧入することも可能である。仮に緻密質のセラミックス部材を圧入するとすれば、強度が高いため、緻密質のセラミックス部材にシビアな寸法精度が求められる。しかし、セラミック焼結多孔体30の場合には、寸法精度に余裕を見込め扱いが容易である。また、金属製基材20の内部で圧縮されている方が、基材孔21との密着性が向上する。圧入後、場合により金属製基材20とセラミック焼結多孔体30とが形成する主面22に段差がないように加工する。また、セラミック焼結多孔体30の表面を粗くしておくことが好ましい。
次に、図2(b)に示すように、金属製基材20およびセラミック焼結多孔体30が形成する主面22に溶射によりセラミックコーティング膜40を形成する。圧入されたセラミック焼結多孔体30は、緻密質のセラミックスに比べ表面が粗いため、溶射膜が密着しやすい。溶射膜が形成されたら、表面を所定厚さまで研削し、滑らかに仕上げる。
そして、図2(c)に示すように、セラミックコーティング膜40にセラミック焼結多孔体30まで達する膜孔42を設け、さらにセラミック焼結多孔体30にも細穴33を穿孔する。このようにして、静電チャック10を製造することができる。なお、上記の研削工程と穿孔工程は順番が逆であってもよい。
(実施例1の作製)
上記のような製造方法により、実施例1として、静電チャック10を作製した。図3は、各実施例のAlのセラミック焼結多孔体30の特性を示す表である。金属製基材20としてアルミニウムを材料とするものを用いた。純度99.6%、平均原料粒径29μmのAlの原料をもとにセラミック焼結多孔体30を作製した。セラミック焼結多孔体30の気孔率は35%、気孔径は10μmであった。このような特性を有するセラミック焼結多孔体30を金属製基材20の基材孔21に圧入し、その上に溶射によりセラミックコーティング膜40を形成した。セラミックコーティング膜40の厚さは250μmであった。このようにして、実施例1の静電チャック10を作製した。
(実施例2の作製)
また、実施例2として、金属製基材20にアルミニウムを材料とするものを用いて静電チャック10を作製した。純度99.9%、平均原料粒径18μmのAlの原料をもとにセラミック焼結多孔体30を作製した。セラミック焼結多孔体30の気孔率は23%、気孔径は3μmであった。このような特性を有するセラミック焼結多孔体30を金属製基材20の基材孔21に圧入し、その上に溶射によりセラミックコーティング膜40を形成した。セラミックコーティング膜40の厚さは250μmであった。このようにして、実施例2の静電チャック10を作製した。
(実施例3の作製)
また、実施例3として、金属製基材20にモリブデンを材料とするものを用いて静電チャック10を作製した。純度99.6%、平均原料粒径29μmのAlの原料をもとにセラミック焼結多孔体30を作製した。セラミック焼結多孔体30の気孔率は35%、気孔径は10μmであった。このような特性を有するセラミック焼結多孔体30を金属製基材20の基材孔21に圧入し、その上に溶射によりセラミックコーティング膜40を形成した。セラミックコーティング膜40の厚さは250μmであった。このようにして、実施例5の静電チャック10を作製した。
(比較例1の作製)
また、比較例1として、金属製基材にアルミニウムを材料とするものを用いて静電チャックを作製した。純度99.6%、平均原料粒径38μmの原料をもとにセラミック焼結多孔体を作製した。セラミック焼結多孔体30の気孔率は55%、気孔径は21μmであった。このような特性を有するセラミック焼結多孔体を金属製基材の基材孔に圧入し、その上に溶射によりセラミックコーティング膜を形成した。セラミックコーティング膜の厚さは250μmであった。このようにして、比較例1の静電チャックを作製した。
(比較例2の作製)
また、比較例2として金属製基材にアルミニウムを材料とするものを用いて静電チャックを作製した。純度99.9%、平均原料粒径12μmの原料をもとにセラミック焼結多孔体を作製した。セラミック焼結多孔体の気孔率は8%、気孔径は1μmであった。このような特性を有するセラミック焼結多孔体を金属製基材の基材孔に圧入し、その上に溶射によりセラミックコーティング膜を形成した。セラミックコーティング膜の厚さは250μmであった。このようにして、比較例2の静電チャックを作製した。
実施例1〜3について、それぞれガス流路の状態を観察したところ、剥離等は生じず、セラミックコーティング膜40とセラミック焼結多孔体30との密着性が認められた。また、金属製基材20に1000V電圧を印加し、放電が生じるか否かを検証したところ、いずれの実施例においても放電は無かった。一方、比較例1、2について、ガス流路の状態を観察したところ、比較例1に剥離は生じなかったが、比較例2には剥離が生じた。さらに、比較例1について、その金属製基材に1000V電圧を印加し、放電が生じるか否かを検証したところ、放電が生じた。このような実験により、本発明の静電チャック10が、セラミックコーティング膜40の剥離を防止し、アーキングを防止することが分かった。そして、静電チャック10の寿命が飛躍的に伸び、また静電チャック10は、ハイパワーなプロセスで使用可能であることが実証された。
[実施形態2]
上記の実施形態では、セラミック焼結多孔体30に貫通孔を構成するザグリ穴32および細穴33を設けているが、貫通孔とせず止まり穴としてザグリ穴32または細穴33を設けてもよく、ザグリ穴32および細穴33自体を設けなくてもよい。なお、ザグリ穴32はなくてもよいが、ザグリ穴32を設けることによりガス流量を増加させることができる。
図4(a)〜(c)は、セラミック焼結多孔体に貫通孔を設けない場合の静電チャックの断面図である。セラミック焼結多孔体30は空隙が連結しており、それ自体が流路としても機能する。図中の破線矢印はガスの流れを示している。
図4(a)は、セラミック焼結多孔体130に止まり穴として細穴133を設けた静電チャック110の断面図である。膜孔42に連続して設けられた細穴133がセラミック焼結多孔体130の一定深さまで達しているため、ガスの透過流量をかせぐことができる。細穴133は、膜孔42を設ける際に穿孔することができる。
図4(b)は、セラミック焼結多孔体230に止まり穴としてザグリ穴232を設けた静電チャック210の断面図である。ザグリ穴232はセラミック焼結多孔体230の表面とは反対側に設けられ、これによりガスの透過流量をかせぐことができる。ザグリ穴232は、予めザグリ加工によりセラミック焼結多孔体230に穿孔することができる。
図4(c)は、セラミック焼結多孔体330に貫通孔、止まり穴のいずれも設けていない静電チャック310の断面図である。もともとセラミック焼結多孔体330は多孔質であるため、ある程度のガスの透過流量を見込める。以上のように、セラミック焼結多孔体に貫通孔を設けなくても、ある程度のガス流量を得られるため、必要なガス流量とアーキング防止の両方の観点からセラミック焼結多孔体の構造で調整することが可能となる。
なお、以上の実施形態では、金属製基材20へセラミック焼結多孔体を挿入しているが、マシナブルセラミックスを挿入してもよい。その場合には多孔体と同様に加工性が向上し、表面を粗くするのが容易になる。しかし、マシナブルセラミックスは、ナトリウム等の天然原料を含む場合もあり、汚染を嫌う半導体製造工程で用いる場合には、かならずしも好ましくない。
実施形態1に係る静電チャックの断面図である。 (a)〜(c)実施形態1に係る静電チャックの製造方法を示す図である。 各実施例のセラミック焼結多孔体の特性を示す表である。 (a)〜(c)実施形態2に係る静電チャックの断面図である。
符号の説明
10、110、210、310 静電チャック
20 金属製基材
21 基材孔
22 金属製基材およびセラミック焼結多孔体が形成する主面
24 段差
30、130、230、330 セラミック焼結多孔体
31 段差
32、232 ザグリ穴
33、133 細穴
40 セラミックコーティング膜
42 膜孔

Claims (8)

  1. 貫通する空間またはその一部として基材孔を設けられ、電極として機能する金属製基材と、
    前記基材孔の内面の一周に密着し、気孔率が23%以上35%以下、気孔径が3μm以上10μm以下であり、絶縁性を有するセラミック焼結多孔体と、
    前記金属製基材およびセラミック焼結多孔体が形成する主面を被覆し、前記セラミック焼結多孔体に密着するとともに、表面から前記セラミック焼結多孔体まで達する貫通孔として、膜孔を設けられたセラミックコーティング膜と、を備え、
    前記セラミックコーティング膜の表面を吸着面とし、前記基材孔および膜孔がガス流路を形成することを特徴とする静電チャック。
  2. 前記セラミック焼結多孔体は、前記基材孔へ圧入された結果生じる応力で前記基材孔の内面に密着していることを特徴とする請求項1記載の静電チャック。
  3. 前記セラミック焼結多孔体は、前記基材孔の内面の一周全体に密着し、内部には貫通孔または止まり穴として細穴を有することを特徴とする請求項1または請求項2記載の静電チャック。
  4. 前記細穴の径は、0.5mm以下であることを特徴とする請求項3記載の静電チャック。
  5. 前記基材孔の内面には、段差が設けられ、
    前記セラミック焼結多孔体の側面にも、段差が設けられ、
    前記両段差が当接することで、前記金属製基材およびセラミック焼結多孔体が形成する主面が平坦に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の静電チャック。
  6. 前記セラミック焼結多孔体は、平均粒径10μm以上の粗粒からなり、10%以上50%未満の気孔率を有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の静電チャック。
  7. 前記セラミック焼結多孔体は、20μm以下の平均気孔径を有することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の静電チャック。
  8. 電極として機能する金属製基材に貫通する空間またはその一部として設けられた基材孔に、気孔率が23%以上35%以下、気孔径が3μm以上10μm以下であり、絶縁性を有するセラミック焼結多孔体を圧入し、前記基材孔の一周に前記セラミック焼結多孔体を密着させる工程と、
    前記セラミック焼結多孔体が圧入された結果、前記金属製基材およびセラミック焼結多孔体が形成する主面に、溶射により前記セラミック焼結多孔体に密着したセラミックコーティング膜を形成し、前記セラミックコーティング膜の表面を吸着面とする工程と、
    前記セラミックコーティング膜に前記セラミック焼結多孔体まで達する膜孔を設け、前記基材孔および膜孔によりガス流通路を形成する工程と、を含むことを特徴とする静電チャックの製造方法。
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