JP5447958B2 - ラベル作成装置及びラベル作成方法、ラベル作成方法に関するプログラムが記憶された記憶媒体 - Google Patents

ラベル作成装置及びラベル作成方法、ラベル作成方法に関するプログラムが記憶された記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、作成したラベルを斜めに貼付する場合に目印となる貼付マークを文字列の印字とともに印刷可能なラベル作成装置と、この貼付マークが印刷されたラベルを作成するためのラベル作成方法と、このラベル作成方法に係るプログラムが記憶された記憶媒体と、に関する。
印字テープと剥離テープとを積層してなるテープ部材をテープカセット内に収納し、このテープカセットを筐体内にセットして、キーボードなどの入力手段から入力された、あるいは、他の機器から出力された文字や模様等をテープ部材に印刷することにより固有のラベルを作成できるラベル作成装置がある。
従来、このようなラベル作成装置を用いて作成されたラベルを貼付対象となる種々の物品や壁や窓ガラス等に貼り付ける場合、その貼付対象における所定の基準方向に沿って、あるいはその基準方向と直交する方向に沿って貼付していた。図13(a)は貼付対象100に横書きされたラベル80と縦書きされたラベル80を貼付した様子を示している。図示のように、横書きラベル80を貼付する場合、貼付対象100の表面に基準となる横方向を確認できる何らかの形状や模様等の目安になるものがあれば、それを横方向の基準線111に見立て、そのような目安がなければ、架空の横方向基準線111を想定し、その横方向基準線111に沿って配置されるようにラベル80の貼付を行う。また、縦書きラベル80を貼付する場合も、同様に、縦方向の基準線112を基準にしてそれに沿って配置されるようにラベル80の貼付を行う。なお、横方向とは、例えば、貼付対象100がショーウィンドウ等のように固定されているものであれば水平方向をさし、縦方向とは、貼付対象100が固定されているものであれば鉛直方向をさす。
近年のラベル作成装置は、使用可能なテープ部材の種類が増え、大形状のラベルを作成できるようになっている。小物の貼付対象に対して貼付方向にバランスよく小形状のラベルを貼り付けることは容易であるが、大形状のラベル80を目分量で貼付対象100に貼付すると、基準方向に揃えて貼付したつもりが作業者の意に反して横方向基準線111又は縦方向基準線112に対してラベル80が傾いた状態で貼付されることがある。特に、図13(b)に図示するように、同一の貼付対象100に対して複数枚のラベル80を並べて貼付するような場合、その複数枚の各ラベル80が正確に基準方向に揃えて貼付されていないと、複数枚のラベル80間において配置の不揃いが目立って見栄えが良くない。
そこで、本願出願人は、特開平11−170624号公報(特許文献1)において、印字面の裏面に強粘着面を有する印字テープと剥離テープとの間に、一面を剥離面とし他面を弱粘着面とする第二の剥離テープを配置したテープ部材についての提案をしている。このテープ部材を用いて作成したラベルは、その弱粘着面を使用して貼付対象に対してラベルの仮貼付を行うことができ、その仮貼付によってラベルの貼付位置や方向を強粘着面を用いた本貼着前に調整することができる。すなわち、まず剥離テープを剥がして第二の剥離テープの弱粘着面によって貼付対象にラベルを仮貼付し、仮貼着状態で貼付対象の基準方向と平行でない等、貼付位置や方向に問題があれば、貼付位置や貼付方向の修正を行った上で第二の剥離テープを剥がして強粘着面を露出して本貼着を行う。
特開平11−170624号公報
上述したように、従来は貼付対象に対してその貼付対象の基準方向に貼付方向を揃えてラベルを貼付することに配慮がされていた。ところが、作成したラベルを常に貼付対象の横方向や縦方向に方向を揃えて貼付するとは限らない場合がある。すなわち、ラベルの用途の一つとして、POP用のラベル等、窓や壁にラベルを貼付する場合、注目を得るため、あるいは、表示内容を強調するため、あるいは、堅苦しさを無くすため等々を目的として、しばしば水平方向あるいは鉛直方向に対して斜めにラベルを貼付することがある。
しかしながら、従来のラベル作成装置は、貼付対象の水平方向や鉛直方向に対して斜めに傾斜させて貼付するラベルを作成することに関して特に考慮がされていないため、そのような用途に適したラベルを作成することはできず、もっぱらラベル作成者が適当な傾斜角度を設定して行う貼付作業に頼っていた。
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、貼付対象の基準方向に対して傾けた状態で貼付するのに適したラベルを作成することができるラベル作成装置と、そのラベルを作成するラベル作成方法と、このラベル作成方法に係るプログラムが記憶された記憶媒体と、を提供することを目的としている。
本発明は、テープ部材に文字列を印字し貼付対象に貼付するラベルを作成するラベル作成装置において、前記テープ部材に印刷を実行する印刷手段と、前記貼付対象上で直交する2方向の基準方向における少なくとも1方向に対する前記ラベルの傾き角度を設定する傾き角度設定手段と、前記印刷手段に前記文字列を印字させるための文字列印字データを生成するとともに、前記ラベルを前記貼付対象に前記傾き角度設定手段によって設定された傾き角度で貼付する場合における、前記貼付対象上で直交する2方向の前記基準方向における少なくとも1方向に対して位置合わせをするときの目印として、前記直交する2方向の基準方向における少なくとも1方向を表す基準線上に位置する少なくとも2箇所に貼付マークを印刷させるためのマーク印刷データを生成する印刷データ生成手段と、該印刷データ生成手段によって生成された前記文字列印字データ及び前記マーク印刷データに基づいてテープ部材に印刷を行うよう前記印刷手段を制御する印刷制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明のテープ部材に文字列を印字し貼付対象に貼付するラベルを作成するラベル作成装置は、前記テープ部材に印刷を実行する印刷手段と、前記貼付対象の基準方向に対する前記ラベルの傾き角度を設定する傾き角度設定手段と、前記印刷手段に前記文字列を印字させるための前記文字列の各文字を、前記ラベルの傾き方向とは逆方向に前記傾き角度設定手段が設定した角度に等しい角度の回転をさせて文字列印字データを生成するとともに、前記ラベルを前記貼付対象に前記傾き角度設定手段によって設定された傾き角度で貼付する場合における、前記基準方向に対しての位置合わせに用いる貼付マークを印刷させるためのマーク印刷データを生成する印刷データ生成手段と、該印刷データ生成手段によって生成された前記文字列印字データ及び前記マーク印刷データに基づいてテープ部材に印刷を行うよう前記印刷手段を制御する印刷制御手段と、を備えることを特徴とする。
さらに、本発明のラベル作成装置において、前記印刷データ生成手段は、前記貼付対象上で直交する2方向の基準方向における少なくとも1方向に対して位置合わせをするときの目印として、前記直交する2方向の基準方向における少なくとも1方向を表す基準線上に位置する少なくとも2箇所に前記貼付マークを印刷するようマーク印刷データを生成することを特徴とする。
また、本発明のラベル作成装置において、前記印刷データ生成手段は、前記文字列印字データ及び前記マーク印刷データを生成するとき、前記文字列を印字させる文字列印字領域と、前記貼付マークを印刷させるマーク印刷領域と、を設定することを特徴とする。
そして、本発明のラベル作成装置は、ラベルの長さを設定するラベル長設定手段と、前記貼付マークを印刷する位置を算出するマーク位置算出手段と、を備え、前記印刷データ生成手段は、前記ラベル内、好ましくは前記ラベル内における前記文字列印字領域の周縁に前記マーク印刷領域を設定するとともに、前記マーク位置算出手段によって算出された情報を基に前記マーク印刷データを生成することを特徴とする
なお、本発明のラベル作成装置において、前記テープ部材は、裏面に接着層を備える印字テープと、前記接着層に剥離可能に積層された剥離テープと、から構成され、前記印刷データ生成手段、前記文字列印字領域を前記ラベル内に設定し、前記マーク印刷領域を前記テープ部材における前記文字列印字領域と長さ方向に隣接した位置に設定し、前記ラベル作成装置は、前記剥離テープを残した状態で前記印字テープのみを前記テープ部材の幅方向に切断するハーフカット手段と、前記印刷制御手段による印刷動作の途中において、前記文字列印字領域と前記マーク印刷領域との境界で前記ハーフカット手段を動作させる切断制御手段と、を備えることもある。
また、本発明のラベル作成装置は、前記貼付対象上の基準方向に対する前記ラベルの傾き角度の数値に関する複数の選択肢が予め記憶された傾き角度記憶手段と、該傾き角度記憶手段に記憶された前記ラベルの傾き角度の数値に関する複数の選択肢が表示される表示手段と、を備え、前記傾き角度設定手段は、前記表示手段に表示された傾き角度の数値に関する選択肢の中で選択された傾き角度を前記ラベルの傾き角度として設定することを特徴とする。
さらに、本発明のラベル作成装置は、前記文字列を編集するため、あるいは、前記傾き角度等を設定するための入力手段を備え、前記傾き角度設定手段は、前記入力手段から入力された任意の傾き角度に基づいて傾き角度を設定することを特徴とする。
また、本発明のラベル作成装置は、前記貼付マークに係る複数種類のパターン情報が予め記憶されたパターン情報記憶手段を備えていることもある。
そして、本発明は、テープ部材に文字列を印字し貼付対象に傾けて貼付するラベルを作成するラベル作成装置におけるラベル作成方法であって、前記貼付対象上で直交する2方向の基準方向における少なくとも1方向に対する前記ラベルの傾き角度を設定する傾き角度設定処理と、前記印刷手段に前記文字列を印字させるための文字列印字データを生成するとともに、前記ラベルを前記貼付対象に前記傾き角度設定処理によって設定した傾き角度で貼付する場合における、前記貼付対象上で直交する2方向の前記基準方向における少なくとも1方向に対して位置合わせをするときの目印として、前記直交する2方向の基準方向における少なくとも1方向を表す基準線上に位置する少なくとも2箇所に貼付マークを印刷させるためのマーク印刷データを生成する印刷データ生成処理と、該印刷データ生成処理で生成された前記文字列印字データ及び前記マーク印刷データに基づいて前記テープ部材に印刷を行う印刷処理と、を実行することを特徴とする。
さらに、本発明は、テープ部材に文字列を印字し貼付対象に傾けて貼付するラベルを作成するラベル作成装置におけるラベル作成方法であって、前記貼付対象の基準方向に対する前記ラベルの傾き角度を設定する傾き角度設定処理と、前記印刷手段に前記文字列を印字させるための前記文字列の各文字を、前記ラベルの傾き方向とは逆方向に前記傾き角度設定手段が設定した角度に等しい角度の回転をさせて字列印字データを生成するとともに、前記ラベルを前記貼付対象に前記傾き角度設定処理によって設定した傾き角度で貼付する場合における、前記基準方向に対しての位置合わせに用いる貼付マークを印刷させるためのマーク印刷データを生成する印刷データ生成処理と、該印刷データ生成処理で生成された前記文字列印字データ及び前記マーク印刷データに基づいて前記テープ部材に印刷を行う印刷処理と、を実行することを特徴とする。
本発明は、テープ部材に文字列を印字し貼付対象に傾けて貼付するラベルを作成するラベル作成装置に実行させるためのプログラムが記憶されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記貼付対象上で直交する2方向の基準方向における少なくとも1方向に対する前記ラベルの傾き角度を設定する傾き角度設定処理と、前記印刷手段に前記文字列を印字させるための文字列印字データを生成するとともに、前記ラベルを前記貼付対象に前記傾き角度設定処理によって設定した傾き角度で貼付する場合における、前記貼付対象上で直交する2方向の前記基準方向における少なくとも1方向に対して位置合わせをするときの目印として、前記直交する2方向の基準方向における少なくとも1方向を表す基準線上に位置する少なくとも2箇所に貼付マークを印刷させるためのマーク印刷データを生成する印刷データ生成処理と、該印刷データ生成処理で生成された前記文字列印字データ及び前記マーク印刷データに基づいて前記テープ部材に印刷を行う印刷処理と、を実行させるためのプログラムが記憶されたことを特徴とする。
また、本発明は、テープ部材に文字列を印字し貼付対象に傾けて貼付するラベルを作成するラベル作成装置に実行させるためプログラムが記憶されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって前記貼付対象の基準方向に対する前記ラベルの傾き角度を設定する傾き角度設定処理と、前記印刷手段に前記文字列を印字させるための前記文字列の各文字を、前記ラベルの傾き方向とは逆方向に前記傾き角度設定手段が設定した角度に等しい角度の回転をさせて字列印字データを生成するとともに、前記ラベルを前記貼付対象に前記傾き角度設定処理によって設定した傾き角度で貼付する場合における、前記基準方向に対しての位置合わせに用いる貼付マークを印刷させるためのマーク印刷データを生成する印刷データ生成処理と、該印刷データ生成処理で生成された前記文字列印字データ及び前記マーク印刷データに基づいて前記テープ部材に印刷を行う印刷処理と、を実行させるためのプログラムが記憶されたことを特徴とする。
本発明によれば、貼付対象の基準方向に対して傾けた状態で貼付するのに適したラベルを作成することができるラベル作成装置と、そのラベルを作成するラベル作成方法と、このラベル作成方法に係るプログラムが記憶された記憶媒体と、を提供することができる。
本発明の実施例に係るラベル作成装置の平面図である。 本発明の実施例に係るラベル作成装置の内部拡大図及びテープカセットの斜視図である。 本発明の実施例に係るラベル作成装置の機能ブロック図である。 本発明の実施例に係るラベル作成装置で作成したラベルを貼付対象に貼り付けた状態を示す図である。 本発明の実施例に係るラベル作成装置で作成したラベルの正面模式図である。 本発明の実施例に係るラベル作成装置で作成したラベルの正面模式図である。 本発明の実施例のラベル作成装置において貼付マーク付きのラベルを作成するモードでの制御フローを示すフローチャートである。 本発明の実施例に係るラベル作成装置において貼付マーク付きのラベルを作成する場合における表示画面の例を示す図である。 本発明の実施例のラベル作成装置において貼付マークの位置を算出する処理の制御フローを示すフローチャートである。 本発明の実施例に係るラベル作成装置で作成したラベルを貼付対象に貼り付けた状態を示す図である。 本発明の他の実施例に係るラベル作成装置で作成したラベルの正面模式図である。 本発明のさらに異なる実施例に係るラベル作成装置で作成したラベルの正面模式図である。 従来のラベル作成装置で作成したラベルを貼付対象に貼付した図である。
以下、本発明を実施するための形態について述べる。本発明のラベル作成装置1は、テープ部材31に文字列を印字し貼付対象100に貼付するラベル80を作成するラベル作成装置1である。このラベル作成装置1は、印刷手段としてのヘッド駆動回路51及びサーマルヘッド11と、傾き角度設定手段、印刷データ生成手段及び印刷制御手段として機能する制御部40と、を備える。
そして、傾き角度設定手段としての制御部40は、貼付対象100に傾けた状態で貼り付けるラベル80を作成する場合に、貼付対象100の横方向及び/又は縦方向の基準線111,112に対するラベル80の傾き角度θを設定する。また、印刷データ生成手段としての制御部40は、サーマルヘッド11に文字列を印字させるための文字列印字データと、ラベル80を貼付対象100に傾き角度設定手段によって設定された傾き角度で貼付する場合における、基準線111,112に対しての位置合わせに用いる貼付マーク85を印刷させるためのマーク印刷データと、を生成する。さらに、印刷制御手段としての制御部40は、印刷データ生成手段によって生成された文字列印字データ及びマーク印刷データに基づいてテープ部材31に印刷を行うようヘッド駆動回路51を介してサーマルヘッド11を制御する。なお、横方向及び/又は縦方向の基準線111,112とは、貼付対象100上の基準方向を示す仮想の線である。
また、印刷データ生成手段としての制御部40は、文字列印字データ及びマーク印刷データを生成するとき、文字列を印字する文字列印字領域83と、貼付マーク85を印刷するマーク印刷領域87と、を設定する。また、この印刷データ生成手段としての制御部40は、マーク印刷領域87をラベル80内、好ましくはラベル80内における文字列印字領域83の周縁に設定する。
さらに、本発明のラベル作成装置1において制御部40は、ラベルの長さLを設定するラベル長設定手段、及び、貼付マーク85を印刷する位置を算出するマーク位置算出手段としても機能する。そして、制御部40は、印刷データ生成手段として、マーク位置算出手段によって算出された情報を基にマーク印刷データを生成する。
また、ラベル作成装置1は、ラベル80生成時に文字列の編集情報や傾き等の設定情報が表示される表示手段としての表示部駆動回路66及び表示部4と、入力手段としての入力部3と、を備える。さらに、ラベル作成装置1は、貼付対象100上の横方向及び/又は縦方向の基準線111,112に対するラベル80の傾き角度θの数値に関する複数の選択肢が予め記憶された傾き角度記憶手段としてのROM41を備える。
そして、傾き角度設定手段としての制御部40は、表示部4に表示された傾き角度θの数値に関する選択肢の中で選択された傾き角度θをラベル80の傾き角度θとして設定する。なお、傾き角度設定手段としての制御部40は、入力部3から入力された任意の傾き角度θに基づいて傾き角度θを設定することもある。
また、印刷データ生成手段としての制御部40は、貼付対象100上で直交する2方向の基準方向における少なくとも1方向に対して位置合わせをするときの目印として、直交する2方向の基準方向における少なくとも1方向を表す基準線111,112上に位置する少なくとも2箇所に貼付マーク85を印刷するようマーク印刷データを生成する。
以下、本発明の実施例を図に基づいて詳説する。図1は、本発明の実施例に係るラベル作成装置1の外観を示す斜視図であり、図2は、このラベル作成装置1に使用するテープカセット21の外観及びラベル作成装置1の内部構造の一部を示す斜視図であり、図3は、このラベル作成装置1の機能ブロック図である。なお、本実施例において、正面は、図1における筐体2の下方に位置する面をさし、背面は、図1における筐体2の上方に位置する面をさす。
このラベル作成装置1は、表面を印字面とし裏面を粘着面とした印字テープと、印字テープの粘着面に貼着される剥離テープと、が積層されて形成されたテープ部材31に文字列等を印字し、貼付対象に貼り付けるラベルを作成する装置である。そして、本実施例に係るラベル作成装置1は、貼付対象に斜めに貼付するラベルを作成する場合に、貼付対象上の基準方向を基準として位置決めをするときの目印となる貼付マークを文字列の印字とともに印刷可能な装置である。以下、このラベル作成装置1について詳細に述べる。
ラベル作成装置1は、図1に示すように、中空で略直方体形状の筐体2を有している。この筐体2は、箱型の下ケースと上ケースとが開口部分を対向させた状態で嵌合あるいは螺子などで固定されてなる。そして、ラベル作成装置1は、筐体2の上面における中央から正面近傍にかけて入力部3としての各種のキーやボタンを備えている。さらに、ラベル作成装置1は、筐体2の上面における中央から背面近傍にかけて表示部4としての液晶表示装置を備えている。
また、ラベル作成装置1は、筐体2の右側面に印字されたテープ部材31が筐体2外に排出されるテープ排出口7を備えている。なお、図示しないが、ラベル作成装置1は、パーソナルコンピュータなどの外部機器と接続するための入力端子、電源コードが接続される電源端子、メモリーカードなどの記憶媒体が挿入される挿入口なども備えている。また、ラベル作成装置1は、筐体2の底部にテープカセット21を着脱するための図2に示すカセット装填部8を備えるとともに、このカセット装填部8の開口部を覆う蓋を備えている。
入力部3は、文字データを入力する文字入力キー、印刷開始を指示する印刷キー、表示部4の表示画面上のカーソルを移動操作するカーソルキー、印刷モードの設定や各種設定処理を行う種々の制御キーによって構成されている。また、表示部4は、入力された文字データに基づく文字、各種の設定のための選択メニュー、各種の処理に関するメッセージなどが表示される。
次に、本実施例のラベル作成装置1の内部構成について述べる。ラベル作成装置1の筐体2の内部には、図2に示すように、テープ部材31及びインクリボン35を収容したテープカセット21を装填するためのカセット装填部8が形成されている。また、カセット装填部8内には、テープ部材31に印字を行う印刷機構61と、テープ部材31をそのテープ部材31の長さ方向に搬送するプラテンローラ12と、を備える。
さらに、ラベル作成装置1のカセット装填部8内には、テープカセット21を所定の位置に支持するためのカセット受部15が形成され、カセット装填部8の一端部には、筐体2の外に通じるテープ排出口7が形成されている。また、このテープ排出口7には、テープ部材31の印字テープ及び剥離テープをともに切断するフルカット機構17、及び、テープ部材31の剥離テープを残して印字テープを切断するハーフカット機構18が組み込まれている。
印刷機構61は、印刷ヘッドであるサーマルヘッド11と、テープ部材31及びインクリボン35をサーマルヘッド11とで挟んで圧接するプラテンローラ12と、から構成される。
さらに、テープカセット21は、カセットケース22を備え、このカセットケース22の内部には、テープ部材31が巻装されたテープコア23、未使用のインクリボン35が巻装されたリボン供給コア24、使用済みのインクリボン35を巻き取るリボン巻取コア25が夫々収納されている。また、テープカセット21のカセットケース22には、カセット装填部8内にテープカセット21を装填した場合にサーマルヘッド11が位置するヘッド配置部27が形成されている。
また、カセットケース22の隅部には、カセット装填部8のカセット受部15と係合し、このカセット受部15によって支持される被係合部29が形成されている。また、このカセットケース22の被係合部29には、図示しないがテープカセット21の種類に応じて所定の形状に形成されたカセット識別部が設けられている。さらに、カセット装填部8のカセット受部15には、カセットケース22の被係合部29に形成されたカセット識別部に対応する複数個のカセット判別スイッチ44が設けられている。
そして、カセットケース22がカセット装填部8に装填されると、カセットケース22の被係合部29に形成されたカセット識別部と、カセット装填部8のカセット受部15に設けられた複数個のカセット判別スイッチ44と、が係合し、選択的にこのカセット判別スイッチ44がオンオフ動作することにより、テープカセット21の種類が判別される。
このラベル作成装置1では、印刷の指示がなされると、プラテンローラ12が駆動され、テープ部材31及びインクリボン35がテープカセット21から重ねられた状態で繰り出されてサーマルヘッド11の印字位置に搬送される。そして、印字位置では、印刷データに基づいてサーマルヘッド11が発熱駆動され、インクリボン35のインクがテープ部材31に熱転写されてテープ部材31に印刷が行われる。
そして、テープ部材31に印刷が完了すると、プラテンローラ12の駆動によってテープ部材31がさらに搬送されて印字済の部分がテープ排出口7から外部に排出され、フルカット機構17によって印字テープと剥離テープとがともに幅方向に切断される、あるいは、ハーフカット機構18によって剥離テープを残したまま印字テープのみが幅方向に切断される。
次に、ラベル作成装置1の回路構成について述べる。このラベル作成装置1は、図3に示すように、制御手段としての制御部40を備える。そして、この制御部40には、記憶手段としてのROM41及びRAM42が接続されている。また、制御部40には、入力部3と、表示部4を駆動する表示部駆動回路66と、が接続されている。
さらに、制御部40には、サーマルヘッド11を駆動するヘッド駆動回路51と、プラテンローラ12を駆動するための搬送用モータ46を駆動する搬送用モータ駆動回路52と、カセット判別スイッチ44と、が接続されている。また、制御部40には、フルカット機構17やハーフカット機構18を稼働するカッターモータ48を駆動するカッターモータ駆動回路53が接続されている。
この制御部40は、CPUであって、入力部3からのキー操作信号に応じて、又は、自動でROM41に予め記憶されているシステムプログラム、メモリーカードに記憶された制御プログラム、外部機器から読み込まれた制御プログラムなどを起動させ、RAM42をワークメモリとして回路各部の動作を制御する。
ROM41は、入力部3から入力された文字等を印刷するためのプログラムや文字フォント、後述する貼付マークのパターンなどが記憶され、制御部40で読み取り可能なプログラムが記憶された記憶媒体としても機能する。このROM41としては、EPROMなどの書込みが可能なROMが使用される場合もあり、EPROMが使用された場合には補助記憶装置としても機能する。
RAM42は、キー入力された文字や文字間隔、縦書き、横書きなどの書式情報等を記憶する入力データメモリ、入力された印刷情報が展開された印刷パターンデータが記憶される印刷データメモリ、表示部4に表示されるパターンデータが記憶される表示データメモリなどの各領域が確保され、印刷処理などに必要なデータを一時的に記憶するレジスタやカウンタなどが設けられている。
カッターモータ駆動回路53は、フルカット手段としてのフルカット機構17やハーフカット手段としてのハーフカット機構18を稼働させるカッターモータ48を駆動する。これらのフルカット機構17及びハーフカット機構18は、1つのカッターモータ48によって駆動されており、例えば、カッターモータ48が正転するとフルカット機構17が作動し、カッターモータ48が反転するとハーフカット機構18が作動する構成とされている。
カセット判別スイッチ44は、上述したカセット装填部8に装填されたテープカセット21の種別を判別するスイッチであり、装填されたテープカセット21の判別結果の信号を制御部40に出力する。
このような構成とされた本実施例のラベル作成装置1は、図4に示す貼付対象100に対して斜めに貼り付けるラベル80を作成する場合に、文字列を印字するのと同時に貼付対象100の基準方向に対しての位置決めの目印となる貼付マーク85を印刷可能とする。
図5(a)は、左周りに傾き角度をθとして設定した横書きラベル80の印字例を示している。この図5(a)において、ラベル80には、中心位置に、すなわち、ラベル幅の中心を通る中心線103と、ラベル長の中心を通る中心線104と、の交点の位置に基準点Oがとられている。また、ラベル80には、この基準点Oを通り中心線103に対して右回りに角度θをなす第一調整線101と、基準点Oを通り中心線104に対して右回りに角度θをなす第二調整線102と、が設定され、各調整線101,102がラベル80の外周縁と交差する位置の近傍に夫々2個の貼付マーク85が印刷されている。
また、図5(b)は、右回りに傾き角度をθとして設定した縦書きラベル80の印字例を示している。この図5(b)において、ラベル80には、ラベル幅の中心を通る中心線103と、ラベル長の中心を通る中心線104と、の交点の位置に基準点Oがとられ、この基準点Oを通り中心線103に対して左回りに角度θをなす第一調整線101と、基準点Oを通り中心線104に対して左回りに角度θをなす第二調整線102と、が設定され、各調整線101,102がラベル80の外周縁と交差する位置の近傍に夫々2個の貼付マーク85が印刷されている。
この第一調整線101及び第二調整線102は、ラベル80を貼付対象100に貼付するときに、貼付対象100上における基準方向と各調整線101,102とが平行あるいは垂直になるよう調整するための仮想の線である。
つまり、例えば図5(a)に示した横書きラベル80を貼付対象100に貼付する場合には、第一調整線101上に位置する2つの貼付マーク85が貼付対象100上において図4に示した横方向基準線111上に位置するよう調整し、第二調整線102上に位置する貼付マーク85が貼付対象100上において図4に示した縦方向基準線112と平行になるように調整することで、貼付対象100の基準方向に対して左回りにθ傾いた角度でラベル80を貼付することができる。
また、図5(b)に示した縦書きのラベル80を貼付対象100に貼付する場合には、第一調整線101上に位置する2つの貼付マーク85が貼付対象100上において図4に示した縦方向基準線112上に位置するよう調整し、第二調整線102上に位置する貼付マーク85が貼付対象100上において図4に示した横方向基準線111上に位置するよう調整することで、貼付対象100の基準方向に対して右回りにθ傾いた角度でラベル80を貼付することができる。
なお、図4に示した横方向基準線111や縦方向基準線112とは、貼付対象100における基準方向を明確にするための仮想の線であり、例えば貼付対象100がショーウィンドウ等のように固定されたものであれば水平方向に延びる仮想の線が横方向基準線111、鉛直方向に延びる仮想の線が縦方向基準線112となる。また、貼付対象100が可動で、かつ、図4に示すように方形状なものであれば、貼付対象100の外周縁と平行な一方向に延びる仮想の線を横方向基準線111、この横方向基準線111と直交する方向に延びる仮想の線を縦方向基準線112とすればよい。
また、図5(a)及び(b)において貼付マーク85は、各調整線101,102とラベル80の外周縁とが交差する点に先端が位置する三角形とされているが、この形状に限定されるものではなく、各調整線101,102とラベル80の外周縁とが交差する点を明確に表せるマークであればこれに限定されることはない。つまり、ROM41には、貼付マーク85に関する複数種類のパターン情報が予め記憶されており、ROM41は、パターン情報記憶手段として機能する。
次に、このようなラベル80を作成するためのラベル作成方法の制御フローについて述べる。図6は、本実施例のラベル作成装置1で作成するラベル80の例を示す正面模式図であり、図7は、本実施例のラベル作成方法に係る制御フローを示すフローチャートであり、図8は、表示画面の例を示す図である。
なお、以下の説明においては、図5及び図6に示すように、第一調整線101上に位置する貼付マーク85を第一貼付マーク85aとし、これと直交する、つまり、第二調整線102上に位置する貼付マーク85を第二貼付マーク85bとする。さらに、ラベル80における図5(a)の正面視左端に位置する長さがWの辺を左辺、左辺と対向する辺を右辺、図5(a)の正面視上側に位置する長さがLの辺を上辺、上辺と対向する辺を下辺とする。
図7のフローチャートにおいて、制御部40は、まず、図8(a)に示すように、通常印刷を行うか貼付マーク付印刷を行うかを使用者に選択させる画面を表示部4に表示させ、選択された印刷モードを判定する印刷モード判定処理(ステップS101)を実行する。この印刷モード判定処理(ステップS101)において、通常印刷モードが選択された場合、制御部40は、通常のラベル印刷処理(ステップS195)を実行する。この通常のラベル印刷処理(ステップS195)において、制御部40は、使用者によって入力部3から入力された文字列の印刷の指示がされると、その文字列の印字データを生成し、生成した文字列の印字データにしたがってテープ部材31に印字を行い、最後にテープ部材31をフルカットしてラベル80を作成し、処理を終了する。
印刷モード判定処理(ステップS101)において、貼付マーク付印刷のモードが選択された場合、制御部40は、カセット判別スイッチ44からの情報をもとに、ラベル作成装置1にセットされているテープカセット21におけるテープ部材31の幅Wを読み込むテープ幅読込処理(ステップS105)を実行する。
次に、制御部40は、図8(b)に示すように、回転方向を設定させる画面を表示部4に表示させ、貼付対象100にラベルを傾けて貼り付ける場合における傾ける方向を設定する回転方向設定処理(ステップS110)を実行する。また、制御部40は、傾き角度設定手段として、図8(c)に示すような、傾き角度θを設定させる画面を表示部4に表示させ、使用者に傾き角度θを選択させる傾き角度設定処理(ステップS115)を実行する。
この傾き角度設定処理(ステップS115)においては、図8(c)に示したように、『20度』、『30度』、『35度』、『自由』といった選択肢が表示部4に表示され、使用者は、入力部3を操作することで、この中から選択することにより作成するラベル80の傾き角度を設定することができる。つまり、上述したROM41は、予め傾き角度θの選択肢が記憶された傾き角度記憶手段として機能し、制御部40は、表示部4に表示された選択肢の中から使用者によって選択された角度を傾き角度θとして設定する。また、表示部4に表示された『自由』を使用者が選択した場合には、入力部3を操作することにより使用者が所望する任意の角度を設定することができ、制御部40は、入力された角度を傾き角度θとして設定する。
なお、設定できる角度の制限を特に設ける必要はないが、貼付対象100における横方向基準線111及び縦方向基準線112に対応する、つまり、2方向に対応する貼付マーク85が印刷されたラベル80を作成するのであれば、0度乃至45度(0度及び45度を含む)を許容範囲として設定してもよい。45度を超えるとなれば、各貼付マーク85を用いて位置合わせをする対象となる基準線111,112を交換することで、あらゆる角度での貼付が可能となるからである。
また、回転方向設定処理(ステップS110)においてラベル80を傾ける方向について使用者に入力させた後、傾き角度設定処理(ステップS115)において傾き角度θを設定する構成としているが、傾き角度θにプラス・マイナスの符号を付けて入力することで、傾き角度θと回転方向の情報とを同時に入力するようにしてもよい。この場合、傾き角度θに付加する符号は、プラス符号が左回転(反時計回り)を意味し、マイナス符号が右回転(時計回り)を意味する。
傾き角度設定処理(ステップS115)の後、制御部40は、図8(d)に示すように、作成するラベル80の枚数Nを選択させる画面を表示部4に表示させ、使用者に入力部3を操作させることにより、作成するラベル80の枚数Nを設定するラベル枚数設定処理(ステップS120)を実行する。
そして、ラベル枚数設定処理(ステップS120)の後、制御部40は、ラベル長設定手段として、図8(e)に示すように、表示部4に作成するラベル80の長さLを入力させる画面を表示させ、ラベル長Lを設定するラベル長設定処理(ステップS125)を実行する。
このラベル長設定処理(ステップS125)では、図8(e)に示したように、『自動』、『固定』という選択肢が表示された画面が表示部4に表示され、使用者が『自動』を選択すると、印字すべき文字列の文字数及び文字サイズや文字間隔や余白サイズなどの書式に応じて求められる長さLがラベル長として自動的に設定される。また、使用者が『固定』を選択する場合には、使用者自身が入力部3から入力した長さLがラベル長として設定される。
ラベル長設定処理(ステップS125)の後、制御部40は、図8(f)に示すような文字列を編集させる画面を表示部4に表示させ、使用者に文字列等を編集させる処理(ステップS130)を実行する。この文字列を編集させる処理(ステップS130)では、文字列を編集させるとともに、縦書きか横書きか、あるいは、フォント、飾り文字、文字サイズ等の書式に関しての設定も同時に行わせる。そして、ラベル長設定処理(ステップS125)において『自動』が選択されている場合には、文字列を編集させる処理(ステップS130)によってラベル80の長さLが決定することとなる。
この文字列を編集させる処理(ステップS130)の後、制御部40は、マーク位置算出手段として、貼付マーク85を印刷する位置を算出するマーク位置算出処理(ステップS135)を実行する。このマーク位置算出処理(ステップS135)の段階では、既に、テープ幅読込処理(ステップS105)によってテープ幅Wが設定され、傾き角度設定処理(ステップS115)によって傾き角度θが設定され、ラベル長設定処理(ステップS125)又は文字列を編集させる処理(ステップS130)によってラベル長Lが設定されているため、基準点Oを基準に貼付マーク85を印刷する位置を算出することができる。
よって、マーク位置算出処理(ステップS135)では、左辺及び右辺近傍に夫々印刷される2個の第一貼付マーク85a、85aから基準点Oまでのテープ幅方向における長さd、上辺及び右辺近傍に夫々印刷される第二貼付マーク85b、85bから基準点Oまでのテープ長方向における長さaを夫々算出する。また、マーク位置算出処理(ステップS135)では、図6(a)及び(b)に示したように、左辺及び右辺近傍に印刷されるはずの第一貼付マーク85a、85aが、θとの関係で左辺及び右辺ではなく上辺又は下辺近傍に印刷される場合には、dの代わりに第一貼付マーク85a、85aから基準点Oまでの長さ方向の長さd’を算出し、同様に第二貼付マーク85b、85bが左辺及び右辺近傍に印刷される場合には、第二貼付マーク85bから基準点Oまでの幅方向の長さa’を算出する。
以下、マーク位置算出処理(ステップS135)について図9のフローチャートを用いて述べる。図9は、マーク位置算出処理の制御フローを示すフローチャートである。マーク位置算出処理において、制御部40は、図9に示すように、(L/2)tanθ≦W/2、つまり、L・tanθ≦Wであるか否かを判定する処理(ステップS200)を実行する。この処理(ステップS200)では、第一貼付マーク85aを左辺及び右辺内に印刷可能か否かを判定する処理である。つまり、dは(L/2)tanθで表されるが、θの値やLとWの比率によってはd>W/2となり、図6(a)に示したように、第一貼付マーク85aが左辺や右辺内に印刷できず、上辺や下辺に印刷されることとなる。L・tanθ≦Wであるか否かを判定する処理(ステップS200)では、このような状況となるかを判定している。
L・tanθ≦Wであるか否かを判定する処理(ステップS200)において、L・tanθ≦Wである場合、制御部40は、図5(a)及び(b)に示したように、d=(L/2)tanθを設定する処理(ステップS205)を実行する。一方、L・tanθ≦Wであるか否かを判定する処理(ステップS200)において、L・tanθ>Wである場合、制御部40は、図6(a)に示したように、d’=(W/2)cotθを設定する処理(ステップS210)を実行する。
d=(L/2)tanθ又はd’=(W/2)cotθを設定する処理(ステップS205、ステップS210)の後、制御部40は、(W/2)tanθ≦L/2、つまり、W・tanθ≦Lであるか否かを判定する処理(ステップS215)を実行する。この処理(ステップS215)では、第二貼付マーク85bを上辺及び下辺内に印刷可能か否か判定する処理である。
W・tanθ≦Lであるか否かを判定する処理(ステップS215)において、W・tanθ≦Lである場合、制御部40は、図5(a)及び(b)に示したように、a=(W/2)tanθを設定する処理(ステップS220)を実行する。一方、W・tanθ≦Lであるか否かを判定する処理(ステップS215)において、W・tanθ>Lである場合、制御部40は、図6(b)に示したように、a’=(L/2)cotθを設定する処理(ステップS225)を実行する。そして、制御部40は、a=(W/2)tanθ又はa’=(L/2)cotθを設定する処理(ステップS220、ステップS225)を終了すると、マーク位置算出処理(ステップS135)を終了する。
マーク位置算出処理(ステップS135)の後、使用者等が印刷キーを押下する等の操作を行うことにより印刷実行の指示を出されたとき、制御部40は、印刷データ作成手段として、使用者が編集した文字列及び書式にしたがって文字列を印刷するための文字列印字データを生成するとともに、貼付マーク85を印刷するためのマーク印刷データを生成する印刷データ生成処理(ステップS140)を実行する。
また、制御部40は、この印刷データ生成処理(ステップS140)において、文字列を印字する図5に示したラベル80の文字列印字領域83を設定するとともに、この文字列印字領域83の周縁にマーク印刷領域87を設定する処理を実行し、このマーク印刷領域87におけるマーク位置算出処理(ステップS135)で算出した位置に貼付マーク85を印刷するようマーク印刷データを生成する。なお、このように文字列印字領域83の周縁にマーク印刷領域87を設定することが好適であるも、マーク印刷領域87を作成するラベル80内に設定する構成とすればよい。
そして、印刷データ生成処理(ステップS140)の後、制御部40は、印刷制御手段であるヘッド駆動回路51を制御し、印刷データにしたがってサーマルヘッド11を駆動させテープ部材31に印刷を実行する印刷処理(ステップS145)を実行する。また、制御部40は、印刷処理(ステップS145)の終了後、カッターモータ制御手段としてのカッターモータ駆動回路53を制御し、ラベル80の最後をフルカットさせるフルカット処理(ステップS150)を実行する。
フルカット処理(ステップS150)の終了後、制御部40は、作成するラベルの枚数Nの値が設定されたカウンタの値を1だけデクリメントしてN=N−1の値に更新する残り枚数計数処理(ステップS155)を行い、N=0であるか否かつまり印刷終了判定処理(ステップS160)を実行する。この印刷終了判定処理(ステップS160)において印刷が終了していない場合、制御部40は、印刷終了判定処理(ステップS160)によってN=0となるまで繰り返し印刷処理(ステップS145)を行い、N=0となった場合、処理を終了する。
なお、複数枚のラベル80を作成する場合であって、ラベル長Lが異なるラベル80が含まれる場合には、作成する同一種類のラベル枚数をNとして設定し、図7に示したフローに従って同一種類のラベル80をN枚作成した後、他の種類のラベル80を同一のフローで作成することでラベル長Lが異なるラベル80を作成できる。
また、ラベル長Lが異なる複数枚のラベル80を作成する場合に、ラベル長設定処理(ステップS125)及び文字列を編集させる処理(ステップS130)において、作成する全てのラベル80に関して設定及び文字列の編集を行い、全てのラベル80に関して印刷データ生成処理(ステップS140)で印刷データを生成し、生成した印刷データをRAM42に一時的に記憶させておいて、印刷処理(ステップS145)を順次行っていく構成としてもよい。
そして、このように作成したラベル80は、図5及び図6に示したように、貼付マーク85が文字列印字領域83の周縁に印刷されているため、対向する貼付マーク85を夫々各基準線111,112上に位置するよう位置合わせをし、貼付対象100に貼り付けることで所望の傾き角度θで貼付対象100上にラベル80を貼り付けることができる。また、複数枚のラベル80を作成した場合には、図10に示すように、作成した複数枚のラベル80を平行にバランスよく貼付対象100に貼り付けることができる。
なお、本実施例では、文字列印字領域83の周縁に4つの貼付マーク85を印刷しているが、各基準線111,112における少なくとも1つの基準線111,112上に位置する少なくとも2つの貼付マーク85があれば、対応する基準線111,112に合わせてラベル80を貼付対象100上に貼り付けることができる。よって、4つの貼付マーク85を必ずしも印刷する必要はなく、2つの貼付マーク85が印刷される構成としてもよい。
また、本実施例では、基準点Oをラベル80の中心位置に設定したが、基準点Oとラベル80の外縁との間に貼付マーク85を印刷できるスペースを確保可能ならラベル80の中心位置から外れたラベル領域内の任意の位置に設定してもよい。
本実施例のラベル作成装置1によれば、貼付対象100に傾けた状態で貼り付けるラベル80を作成する場合に、貼付対象100の基準方向に対するラベル80の傾き角度を設定し、この角度で貼付対象100に貼り付けることができるように、文字列とともに貼付マーク85を印刷することにより、貼付対象100に所望の角度で貼り付けることが可能なラベル80を作成することができる。
また、印刷データを生成するときに、文字列印字領域83とマーク印刷領域87とをラベル80内に設定して印刷することにより、位置合わせをするためにメジャーラベル(長さを表示するメモリが印刷されたラベル)を印刷する等の作業が必要なく、テープ部材31の消費量を減らすことができる。さらに、文字列印字領域83の周縁にマーク印刷領域87を設定することにより、ラベル80に印字された文字に貼付マーク85が掛かって文字列が読み難くなるといったことを防止できる。
そして、文字列等を編集する前に貼付マーク85を印刷する位置を予め算出し、この算出した情報をもとにマーク印刷データを生成することで、文字列印字領域83とマーク印刷領域87とを設定することと合わせて貼付マーク85を正確な位置に印刷し、ラベル80を正しい傾きで貼付対象100に貼り付けることができる。そして、印刷する文字のフォント等を自動で設定することも容易にできる。
また、ラベル80の傾き角度θを設定する場合に、傾き角度θの数値に関する複数の選択肢を予めROM41に記憶させておくことにより、使用者が容易に傾き角度θを設定することができ、ラベル作成装置1を初めて使用した者等であっても容易に貼付マーク85付きのラベル80を作成することができる。一方、入力部3から入力された任意の傾き角度に基づいて傾き角度θを設定することで、使用者の角度選択幅を広げることができる。
さらに、貼付マーク85に係る複数種類のパターン情報をROM41に予め記憶しておくことにより、使用者の嗜好に合わせた貼付マーク85が印刷されたラベル80を作成できることとなる。
また、本実施例では、文字列印字領域83の周縁にマーク印刷領域87を設定しているが、図11に示すように、ラベル80内には文字列印字領域83のみを設け、長さ方向におけるラベル80と隣接した領域、つまり、ラベル80の外にマーク印刷領域87を設けて、このマーク印刷領域87に貼付マーク85を印刷させる構成とすることもできる。このようにマーク印刷領域87をラベル80外に設定し、ラベル80外に貼付マーク85を印刷する構成とすることにより、貼付対象100に貼り付けるラベル80には貼付マーク85が印刷されていないため、見栄えのよいラベル80を作成できることとなる。
このようなラベル80を生成する場合、制御部40は、切断制御手段として、カッターモータ駆動回路53を介してハーフカット機構18を駆動し、文字列印字領域83とマーク印刷領域87との間にハーフカット88を入れることもある。このように文字列印字領域83とマーク印刷領域87との間にハーフカット88を入れることで、ラベル80のみを容易に剥離テープから剥がすことができ、貼付対象100上においてマーク印刷領域87に印刷された貼付マーク85によって位置合わせをし、位置が確定した後に剥離テープ及びマーク印刷領域87をラベル80から取り除いてラベル80を貼り付けるといった貼付方法を行うことができる。
さらに、貼付対象100にラベル80を斜めに貼り付けるラベル80を作成する場合において、図12に示すように、文字列印字領域83に印刷された文字が貼付対象100の各基準線111,112に対して平行となるように、つまり、横書きラベル80であれば縦方向基準線112と文字が平行となるように、縦書きラベル80であれば横方向基準線111と文字が平行となるように、ラベル80を傾ける方向とは逆の方向に各文字をθ回転させて印刷する構成とすることもできる。このように文字を回転させて印刷することにより、傾けて貼付されたラベル80であっても文字列に記載された内容を容易に読み取ることができるようになる。
なお、図7及び図9のフローチャートに示した処理は、コンピュータに実現させることのできるプログラムとして、例えば磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ等の記憶媒体に書き込んだ状態で各種装置に適用する、あるいは、通信媒体により伝送して各種装置に適用することも可能である。このように所望の記憶媒体に本実施例で述べた各処理を記憶させ、他のコンピュータ等でプログラムを実行させることにより、本実施例の装置を用いた場合と同様の作用効果が得られる。なお、コンピュータは、ラベル作成装置1に内蔵されたコンピュータに限定されるわけではなく、記憶媒体に記憶されたプログラムを読み取り可能であって、読み取ったプログラムにしたがって制御動作を行うCPU等の演算装置を備えているあらゆるコンピュータを含む。
また、本発明は、以上の実施例に限定されるものでなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で自由に変更、改良が可能である。
1 ラベル作成装置 2 筐体
3 入力部 4 表示部
7 テープ排出口 8 カセット装填部
11 サーマルヘッド 12 プラテンローラ
15 カセット受部 17 フルカット機構
18 ハーフカット機構 21 テープカセット
22 カセットケース 23 テープコア
24 リボン供給コア 25 リボン巻取コア
27 ヘッド配置部 29 被係合部
31 テープ部材 35 インクリボン
40 制御部 41 ROM
42 RAM 44 カセット判別スイッチ
46 搬送用モータ 48 カッターモータ
51 ヘッド駆動回路 52 搬送用モータ駆動回路
53 カッターモータ駆動回路 61 印刷機構
66 表示部駆動回路 80 ラベル
83 文字列印字領域 85 貼付マーク
85a 第一貼付マーク 85b 第二貼付マーク
87 マーク印刷領域 88 ハーフカット
100 貼付対象 101 第一調整線
102 第二調整線 103 中心線(ラベル幅方向)
104 中心線(ラベル長方向) 111 横方向基準線
112 縦方向基準線

Claims (13)

  1. テープ部材に文字列を印字し貼付対象に貼付するラベルを作成するラベル作成装置において、
    前記テープ部材に印刷を実行する印刷手段と、
    前記貼付対象上で直交する2方向の基準方向における少なくとも1方向に対する前記ラベルの傾き角度を設定する傾き角度設定手段と、
    前記印刷手段に前記文字列を印字させるための文字列印字データを生成するとともに、前記ラベルを前記貼付対象に前記傾き角度設定手段によって設定された傾き角度で貼付する場合における、前記貼付対象上で直交する2方向の前記基準方向における少なくとも1方向に対して位置合わせをするときの目印として、前記直交する2方向の基準方向における少なくとも1方向を表す基準線上に位置する少なくとも2箇所に貼付マークを印刷させるためのマーク印刷データを生成する印刷データ生成手段と、
    該印刷データ生成手段によって生成された前記文字列印字データ及び前記マーク印刷データに基づいてテープ部材に印刷を行うよう前記印刷手段を制御する印刷制御手段と、
    を備えることを特徴とするラベル作成装置。
  2. テープ部材に文字列を印字し貼付対象に貼付するラベルを作成するラベル作成装置において、
    前記テープ部材に印刷を実行する印刷手段と、
    前記貼付対象の基準方向に対する前記ラベルの傾き角度を設定する傾き角度設定手段と、
    前記印刷手段に前記文字列を印字させるための前記文字列の各文字を、前記ラベルの傾き方向とは逆方向に前記傾き角度設定手段が設定した角度に等しい角度の回転をさせて文字列印字データを生成するとともに、前記ラベルを前記貼付対象に前記傾き角度設定手段によって設定された傾き角度で貼付する場合における、前記基準方向に対しての位置合わせに用いる貼付マークを印刷させるためのマーク印刷データを生成する印刷データ生成手段と、
    該印刷データ生成手段によって生成された前記文字列印字データ及び前記マーク印刷データに基づいてテープ部材に印刷を行うよう前記印刷手段を制御する印刷制御手段と、
    を備えることを特徴とするラベル作成装置。
  3. 前記印刷データ生成手段は、前記貼付対象上で直交する2方向の基準方向における少なくとも1方向に対して位置合わせをするときの目印として、前記直交する2方向の基準方向における少なくとも1方向を表す基準線上に位置する少なくとも2箇所に前記貼付マークを印刷するようマーク印刷データを生成することを特徴とする請求項2に記載のラベル作成装置。
  4. 前記印刷データ生成手段は、前記文字列印字データ及び前記マーク印刷データを生成する際に、前記文字列を印字させる文字列印字領域と、前記貼付マークを印刷させるマーク印刷領域と、を設定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のラベル作成装置。
  5. ラベルの長さを設定するラベル長設定手段と、
    前記貼付マークを印刷する位置を算出するマーク位置算出手段と、を備え、
    前記印刷データ生成手段は、前記ラベル内、好ましくは前記ラベル内における前記文字列印字領域の周縁に前記マーク印刷領域を設定するとともに、前記マーク位置算出手段によって算出された情報を基に前記マーク印刷データを生成する、
    ことを特徴とする請求項4に記載のラベル作成装置。
  6. 前記テープ部材は、裏面に接着層を備える印字テープと、前記接着層に剥離可能に積層された剥離テープと、から構成され、
    前記印刷データ生成手段は、前記文字列印字領域を前記ラベル内に設定し、前記マーク印刷領域を前記テープ部材における前記文字列印字領域と長さ方向に隣接した位置に設定し、
    前記ラベル作成装置は、
    前記剥離テープを残した状態で前記印字テープのみを前記テープ部材の幅方向に切断するハーフカット手段と、
    前記印刷制御手段による印刷動作の途中において、前記文字列印字領域と前記マーク印刷領域との境界で前記ハーフカット手段を動作させる切断制御手段と、
    を備える、
    ことを特徴とする請求項4に記載のラベル作成装置。
  7. 前記貼付対象上の基準方向に対する前記ラベルの傾き角度の数値に関する複数の選択肢が予め記憶された傾き角度記憶手段と、
    該傾き角度記憶手段に記憶された前記ラベルの傾き角度の数値に関する複数の選択肢が表示される表示手段と、を備え、
    前記傾き角度設定手段は、前記表示手段に表示された傾き角度の数値に関する選択肢の中で選択された傾き角度を前記ラベルの傾き角度として設定することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のラベル作成装置。
  8. 前記文字列を編集するため、あるいは、前記傾き角度等を設定するための入力手段を備え、
    前記傾き角度設定手段は、前記入力手段から入力された任意の傾き角度に基づいて傾き角度を設定することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のラベル作成装置。
  9. 前記貼付マークに係る複数種類のパターン情報が予め記憶されたパターン情報記憶手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載のラベル作成装置。
  10. テープ部材に文字列を印字し貼付対象に傾けて貼付するラベルを作成するラベル作成装置におけるラベル作成方法であって、
    前記貼付対象上で直交する2方向の基準方向における少なくとも1方向に対する前記ラベルの傾き角度を設定する傾き角度設定処理と、
    前記印刷手段に前記文字列を印字させるための文字列印字データを生成するとともに、前記ラベルを前記貼付対象に前記傾き角度設定処理によって設定した傾き角度で貼付する場合における、前記貼付対象上で直交する2方向の前記基準方向における少なくとも1方向に対して位置合わせをするときの目印として、前記直交する2方向の基準方向における少なくとも1方向を表す基準線上に位置する少なくとも2箇所に貼付マークを印刷させるためのマーク印刷データを生成する印刷データ生成処理と、
    該印刷データ生成処理で生成された前記文字列印字データ及び前記マーク印刷データに基づいて前記テープ部材に印刷を行う印刷処理と、
    を実行することを特徴とするラベル作成方法。
  11. テープ部材に文字列を印字し貼付対象に傾けて貼付するラベルを作成するラベル作成装置におけるラベル作成方法であって、
    前記貼付対象の基準方向に対する前記ラベルの傾き角度を設定する傾き角度設定処理と、
    前記印刷手段に前記文字列を印字させるための前記文字列の各文字を、前記ラベルの傾き方向とは逆方向に前記傾き角度設定手段が設定した角度に等しい角度の回転をさせて字列印字データを生成するとともに、前記ラベルを前記貼付対象に前記傾き角度設定処理によって設定した傾き角度で貼付する場合における、前記基準方向に対しての位置合わせに用いる貼付マークを印刷させるためのマーク印刷データを生成する印刷データ生成処理と、
    該印刷データ生成処理で生成された前記文字列印字データ及び前記マーク印刷データに基づいて前記テープ部材に印刷を行う印刷処理と、
    を実行することを特徴とするラベル作成方法。
  12. テープ部材に文字列を印字し貼付対象に傾けて貼付するラベルを作成するラベル作成装置に実行させるためのプログラムが記憶されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
    前記貼付対象上で直交する2方向の基準方向における少なくとも1方向に対する前記ラベルの傾き角度を設定する傾き角度設定処理と、
    前記印刷手段に前記文字列を印字させるための文字列印字データを生成するとともに、前記ラベルを前記貼付対象に前記傾き角度設定処理によって設定した傾き角度で貼付する場合における、前記貼付対象上で直交する2方向の前記基準方向における少なくとも1方向に対して位置合わせをするときの目印として、前記直交する2方向の基準方向における少なくとも1方向を表す基準線上に位置する少なくとも2箇所に貼付マークを印刷させるためのマーク印刷データを生成する印刷データ生成処理と、
    該印刷データ生成処理で生成された前記文字列印字データ及び前記マーク印刷データに基づいて前記テープ部材に印刷を行う印刷処理と、
    を実行させるためのプログラムが記憶されたことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  13. テープ部材に文字列を印字し貼付対象に傾けて貼付するラベルを作成するラベル作成装置に実行させるためのプログラムが記憶されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
    前記貼付対象の基準方向に対する前記ラベルの傾き角度を設定する傾き角度設定処理と、
    前記印刷手段に前記文字列を印字させるための前記文字列の各文字を、前記ラベルの傾き方向とは逆方向に前記傾き角度設定手段が設定した角度に等しい角度の回転をさせて文字列印字データを生成するとともに、前記ラベルを前記貼付対象に前記傾き角度設定処理によって設定した傾き角度で貼付する場合における、前記基準方向に対しての位置合わせに用いる貼付マークを印刷させるためのマーク印刷データを生成する印刷データ生成処理と、
    該印刷データ生成処理で生成された前記文字列印字データ及び前記マーク印刷データに基づいて前記テープ部材に印刷を行う印刷処理と、
    を実行させるためのプログラムが記憶されたことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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