JP5446589B2 - 電気泳動表示素子 - Google Patents

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  • Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)

Description

本発明は電気泳動表示素子に関する。
電気泳動表示素子は、電子ブック、携帯電話、電子棚札、時計等の分野で活用され始めている。電気泳動表示素子は、紙に近い反射率・コントラスト・視野角が得られ、目にやさしい表示が可能である。また、電気泳動表示素子は、メモリ性を有し、電力を消費するのは表示書換時のみであり、一度表示させた後は電力を必要としないため、低消費電力な表示素子である。また、電気泳動表示素子の構造は、液晶表示素子や有機EL表示素子の構造に比べてシンプルであるため、表示素子のフレキシブル化が期待されている。電気泳動表示素子として、例えば特許文献1に開示されているマイクロカプセル構造電気泳動方式が知られている。特許文献1は、溶媒と帯電白微粒子とこの帯電白微粒子に対して逆極性に帯電させた逆帯電黒微粒子を封入したマイクロカプセルを電極で挟んだ構成を有する表示素子を用いて、前記マイクロカプセル中の微粒子を前記電極で発生させる電場により泳動させることで、該表示素子に黒表示又は白表示させる技術を開示している。
特表2007−507737号公報
前記マイクロカプセル構造電気泳動方式では、マイクロカプセルの製造コストが高く、また、マイクロカプセルの耐久性も十分とは言えない。そこで、マイクロカプセルを使わない電気泳動表示素子が求められている。マイクロカプセルを使わない電気泳動表示素子の一つの方式として、マイクロリブを用いた電気泳動表示素子が考えられている。即ち、電極を有する基板上に各画素を区切る微細な隔壁であるマイクロリブを形成し、マイクロリブを挟んで前記電極と対峙するように前記基板と電極板とを貼り合わせ、マイクロリブ、前記基板及び前記電極板に囲まれた画素空間を構築し、こうして形成された画素空間に溶媒と帯電微粒子を封入する。そして、互いに対峙する電極と電極板との間に電場をかけることによってマイクロカプセル中の微粒子を泳動させて画像を表示させる方式の電気泳動表示素子が考えられている。しかしながら該方式では、電極が形成された基板と電極板とを、間隔が均一となるように平行に貼り合せ、帯電微粒子を封入する画素空間を画素毎に均一にしなければ、表示する画像にムラができるおそれがある。
そこで本発明は、対峙する電極の平行度を向上させて帯電微粒子を封入する空間を画素に均一にすることにより、表示画質が良好な電気泳動表示素子を提供することを目的とする。
前記目的を果たすため、本発明の電気泳動表示素子の一態様は、第1の基板と、前記第1の基板と対峙する第2の基板と、前記第1の基板と前記第2の基板とを一定間隔の間隙を有する状態で接着剤を用いて貼り合せる第1の接着部と、前記間隙に閉じた空間である画素空間を形成し、前記第1の基板と前記第2の基板と共に該画素空間の境界を構成する隔壁部と、前記画素空間中の前記第1の基板上に形成されている第1の電極と、前記画素空間中の前記第2の基板上に形成されている第2の電極と、前記画素空間に封入されている帯電粒子と、前記画素空間に封入され、前記帯電粒子を懸濁している分散材と、前記画素空間の外部かつ前記第1の基板と前記第2の基板とに挟まれた前記間隙の空間に、前記第1の基板と前記第2の基板とに接する様に形成されている間隙維持隔壁部と、を具備し、前記間隙維持隔壁部の形状は、前記画素空間の内部における前記隔壁部の形状と同一であり、前記間隙維持隔壁部は、前記第1の接着部と前記隔壁部との間に形成されているとともに前記第1の接着部と平面視して重なるように形成されている、ことを特徴とする。
本発明によれば、画素空間を形成するマイクロリブの他に、対峙する電極の間隔を維持するためのマイクロリブを形成することにより、帯電微粒子を封入する空間を画素に均一にすることで、表示画質が良好な電気泳動表示素子を提供できる。
本発明の各実施形態に係る電気泳動表示素子の構造の一例の概略を示す図。 本発明の第1の実施形態に係るシール部の構造の一例の概略を示す図。 本発明の各実施形態に係る電気泳動表示素子のビューエリアの構造の一例の概略を示す図。 本発明の第1の実施形態に係る電気泳動表示素子のビューエリア周縁部の構造の一例の概略を示す図。 本発明の各実施形態に係る電気泳動表示素子の表示原理を説明する図。 マイクロリブの上底とコモン電極との間に間隙ができた状態を説明する図。 本発明の第1の実施形態に係るコモン電極に遮光パターンを形成した場合のビューエリアの構造の一例の概略を示す図。 本発明の第1の実施形態の第1の変形例に係る電気泳動表示素子のビューエリアの構造の一例の概略を示す図。 本発明の第1の実施形態の第2の変形例に係る電気泳動表示素子のビューエリアの構造の一例の概略を示す図。 本発明の第2の実施形態に係る電気泳動表示素子のビューエリア周縁部の構造の一例の概略を示す図。 本発明の第3の実施形態に係る電気泳動表示素子のビューエリア周縁部の構造の一例の概略を示す図。
[第1の実施形態]
まず、本発明の第1の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る電気泳動表示素子の構造の一例の概略を示しており、図1(a)は平面図、図1(b)は断面図である。本実施形態に係る電気泳動表示素子は、図1に示す様に、画素側基板1と、画素側基板1上に形成された微小な隔壁であるマイクロリブ21を有する画素エリア2と、マイクロリブ21を挟んで画素側基板1と貼り合わされるCOM基板3と、画素側基板1とCOM基板3とを貼り合わせるシール部4とを有している。
シール部4は、図2にその断面の概略の拡大図を示す様に、シール材41とその中に含まれる円柱形状をしたシールギャップ材42により構成されている。シールギャップ材42の直径は、マイクロリブ21の高さと同程度である。従って、シールギャップ材42により、画素側基板1とCOM基板3とが、平行かつそれらの間隔をマイクロリブ21の高さとする様に維持される。そして、その状態でシール材41により画素側基板1とCOM基板3が貼り合わされる。
画素エリア2の概略の拡大図を図3に示す。尚、図3は簡単の為、一部を省略して概要を図示している。図3(a)及び(b)に示すように、画素側基板1上には、画素を構成するための、例えば酸化インジウム錫(ITO)膜等で構成される画素電極22が形成されている。そして、それぞれの画素電極22は、スイッチング素子としての薄膜トランジスタ(TFT)23のソース電極に接続されている。また、TFT23のゲート電極には走査線24が、ドレイン電極には信号線25がそれぞれ接続されている。そして、これら走査線24と信号線25は直交している。また、図3(a)及び(b)では図示を省略しているが、画素側基板1とそれぞれの画素電極22との間には容量電極が形成されており、これらは容量電極線に接続されている。TFT23、走査線24、信号線25及び前記容量電極線の上には、それぞれの画素電極22を囲み、画素電極22の上面を露出する様にマイクロリブ21が形成されている。マイクロリブ21の形成方法としては、例えばフォトリソグラフィプロセス等が考えられる。ここでは、TFT23のドレイン電極を信号線25と接続し、ソース電極を画素電極22と接続しているとしたが、これとは逆にTFT23のソース電極を信号線25と接続し、ドレイン電極を画素電極22と接続するようにしても良い。
マイクロリブ21の上底にはCOM基板3が乗せられている。ここで、COM基板3は、ガラス基板等の透明性を有する透明基板31に、例えばITO膜等の透明導電膜で構成されたコモン電極32が形成されているものである。画素側基板1と、COM基板3と、マイクロリブ21と、に囲まれた各画素区画には、図3(b)の断面図に示す様に、溶媒51中に懸濁した黒色のプラス帯電微粒子52と白色のマイナス帯電微粒子53とが封入されている。
ここで、画素エリア2の周縁部の概略の拡大図を図4に示す。図4(a)は平面図、図4(b)は断面図を示している。図4(a)に示す通り、画素エリア2は、ビューエリア61とダミー画素エリア62とを有している。ビューエリア61は、実際に画像を表示するためのエリアである。このビューエリア61は、各々がマイクロリブ21に囲まれてなる複数の区画を有し、各区画内に画素電極が形成されて構成されている。また、ビューエリア61の周囲には、マイクロリブ21に囲まれ、かつ画素電極が形成されていない1区画分幅のダミー画素エリア62が形成されて構成されている。
このダミー画素エリア62のマイクロリブ21が、COM基板3を画素側基板1と平行に貼り合わせ、各画素区画の高さを均一にすることに重要な役割を果たしている。即ち、図4(b)に示すように、シール部4と画素エリア2との距離は、画素側基板1とCOM基板3との間隔に比し大きいため、画素エリア2の周縁部ではCOM基板3は撓み易い。このCOM基板3の撓みは、特に画素エリア2の周縁部の画素区画の高さに不均一性を発生させる要因となる。前記の通りこの不均一性は表示画像の悪化を招く。本実施形態では、画素電極22を有するビューエリア61の外縁に、画像表示と関係がないダミー画素エリア62を設けることで、たとえダミー画素エリア62において画素区画の高さに不均一性が発生しても、ビューエリア61内画素区画の高さに不均一性を生じさせない。これにより、表示画像の質の悪化を抑制する。
このように、例えば、画素側基板1は、第1の基板として機能し、例えば、シール部4は、第1の接着部として機能し、例えば、マイクロリブ21は、隔壁部及び間隙維持隔壁部として機能し、例えば、画素電極22は、第1の電極として機能し、例えば、薄膜トランジスタ(TFT)23は、スイッチング用薄膜トランジスタとして機能し、例えば、走査線24は、走査線として機能し、例えば、信号線25は、信号線として機能し、例えば、透明基板31は、第2の基板として機能し、例えば、コモン電極32は、第2の電極として機能し、例えば、容量電極線は、容量線として機能し、例えば、溶媒51は、分散材として機能し、例えば、黒色のプラス帯電微粒子52及び白色のマイナス帯電微粒子53は、帯電粒子として機能し、例えば、シール材41は、接着剤として機能し、例えば、シールギャップ材42は、間隙維持部材として機能する。
次に本実施形態に係る電気泳動表示素子の動作を説明する。図3(a)における左右方向、つまり同じ行の各画素電極22のスイッチング素子であるTFT23のゲート電極に接続している走査線24の1つに、走査信号を印加する。走査線24に走査信号が印加されると該走査線24に接続されているTFT23がON状態となる。この時、図3(a)における上下方向、つまり同じ列のTFT23のドレイン電極に接続している信号線25に、それぞれ表示信号を印加する。すると、走査信号が印加された行のうち、表示信号が印加された列に対応する画素電極22に画素電圧が印加される。この様にして、各走査線24に順に走査信号を印加し、それと同時に画素電圧を印加したい信号線25に表示信号を印加することによって、全画素のうち望みの画素に、順に画素電圧を印加することができる。一方で、コモン電極32は一定電圧に維持されている。また、画素電極下の容量電極もコモン電極32と同電圧に維持されている。
本実施形態に係る電気泳動表示素子の表示原理を図5に示す。この図に示す様に、画素電極22に画素電圧が印加されると、それと対向するコモン電極32との間に電場が生じる。すると、発生した電場に従って、黒色のプラス帯電微粒子52はマイナスの電極の方へ、白色のマイナス帯電微粒子53はプラスの電極の方へ、それぞれ溶媒51中を移動する。その結果、COM基板3側から図5中の黒矢印の向きに電気泳動表示素子を観察すると、COM基板3は透明なので、コモン電極32に黒色のプラス帯電微粒子52が集まって画素が黒く見え、逆にコモン電極32に白色のマイナス帯電微粒子53が集まって画素が白く見える。即ち画素毎に黒又は白を表示することができる。この様に、黒又は白表示させる画素の組み合わせによって、ビューエリア61に希望する画像を表示することができる。
本実施形態の説明では、プラスに帯電した黒色微粒子とマイナスに帯電した白色微粒子を各画素区画に封入した場合を例に挙げて説明したが、黒色微粒子と白色微粒子の帯電状態は逆でも良い。更に、微粒子の色は他の色でも構わない。また、本実施形態の説明では、2種類の微粒子を各画素区画に封入した場合を例に挙げて説明したが、1種類の微粒子又は3種類以上の微粒子を各画素区画に封入しても構わないし、更にそれに応じて、1画素区画内の画素電極の数を複数にしても良い。
また、本実施形態の画素側基板は、ガラス基板、メタル基板、プラスチック基板、フィルム基板等でよく、TFTは低温p−SiTFT、μc−SiTFT、酸化物(ZnO、InGaZnO等)TFT、有機TFT等でもよい。更に本実施形態の説明ではTFTを用いたアクティブマトリクス駆動方式の場合を説明したが、これに限らずセグメント方式やパッシブマトリクス駆動方式等その他の駆動方式で動作させても構わない。また、画素電極22は例えばITO膜等と説明したが、液晶表示装置などの場合と違い電気泳動表示素子の場合の表示は反射方式であるため、画素電極22が透明である必要はなく、不透明の電極を用いてもよい。
ところで、画素側基板1とCOM基板3との貼り合わせを厳密に行っても、マイクロリブ21の上底とコモン電極32との間の一部にわずかな間隙が生じる可能性がある。封入する帯電微粒子は非常に小さいため、図6に示す白抜き矢印の部分の様に、前記間隙に微粒子が入り込んでしまうおそれがある。このようなマイクロリブ21の上底とコモン電極32の間の微粒子は、画素電極22によってその動きを制御できないため、該電気泳動表示素子の表示品質を悪化させると考えられる。そこで、図7に示す様に、コモン電極32上にマイクロリブ21の面方向の形状に一致させて遮光パターン33を形成し、観察者からマイクロリブ21の上底が見えない様にし、マイクロリブ21の上底に存在する帯電微粒子に起因する表示品質の悪化を抑制することが好ましい。
本実施形態に係るマイクロリブ21で形成した画素区画に帯電微粒子を封入し画像を表示させる電気泳動表示素子において、画素側基板1とCOM基板3とを、間隔が均一になるように平行に貼り合わせ、各画素区画の高さを均一にすることは、良質な画像を表示させるために重要である。そこで本実施形態では、画素電極22を有し、実際に画像を表示するビューエリア61の画素区画の周囲に、その画素区画を形成しているのと同じ形状のマイクロリブ21に囲まれ、かつ画素電極が形成されていない1区画分幅のダミー画素エリア62を形成している。このダミー画素エリア62を形成しているマイクロリブ21の存在により、ビューエリア61の画素区画において、画素側基板1とCOM基板3との面の平行性及び間隔の均一性が保たれる。即ち、画素側基板1とCOM基板3との間隔に比して大きいシール部4とビューエリア61の周縁部との距離のために生じるCOM基板3の撓みを、画質とは関係がないダミー画素エリア62で抑えることによって、ビューエリア61における画素側基板1とCOM基板3との平行性を向上させている。これは良質な画像の表示に寄与する。逆に言うと、仮にダミー画素エリア62がない場合、COM基板3の撓みは、ビューエリア61の周縁部の画素区画の高さの不均一性を招き、その結果、表示画質が悪化するおそれがある。以上のように本実施形態に係る電気泳動表示素子によれば、溶媒と帯電微粒子を封入する空間が均一に形成され、良好な画質を表示することができる。
次に、本実施形態の第1の変形例について説明する。ここでは第1の実施形態との相違点に限定して説明する。尚、第1の実施形態と同一の部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
第1の実施形態では、画素側基板1とCOM基板3との貼り合わせは、シール部4のシール材41によってのみ行っている。しかし、これでは図6を参照して説明したように、マイクロリブ21の上底とコモン電極32との間にわずかな間隙が生じ、そこに帯電微粒子が入り込む恐れがある。そこで、図8に示す様に、コモン電極32上にマイクロリブ21の面方向の形状に一致させて接着機能付遮光パターン34を形成し、これにより画素側基板1とCOM基板3との貼り合わせを確実にすると共に、マイクロリブ21の上底に帯電微粒子が入り込むことを防ぐ。このように、例えば、接着機能付遮光パターン34は、第2の接着部として機能する。
本変形例によれば、画素側基板1とCOM基板3との貼り合わせにおける該2面の平行性及び間隔の均一性が第1の実施形態に比して向上する。更にマイクロリブ21の上底に帯電微粒子が入り込むことを防げる。その結果、該電気泳動表示素子の画質を向上させることができる。
次に、本実施形態の第2の変形例について説明する。ここでは第1の実施形態との相違点に限定して説明する。尚、第1の実施形態と同一の部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
第1の実施形態では、画素側基板1上にマイクロリブ21を形成し、コモン電極32を形成したCOM基板3と貼り合わせている。これに対して本変形例では、図9に示す様に、画素側基板1上の画素区画の形状に一致させてCOM基板3のコモン電極32上にマイクロリブ21を形成し、画素側基板1とCOM基板3を貼り合わせる。
本変形例によれば、マイクロリブ21の上底と画素側基板1との間にわずかな間隙が生じ、そこに帯電微粒子が入り込んだとしても、それらはマイクロリブ21の陰になり観察者から見えない。その結果、マイクロリブ21の上底に存在する帯電微粒子による該電気泳動表示素子の画質の劣化を抑制することができる。
また、本変形例は、第1の変形例と組み合わせて実施されても良い。即ち、COM基板3のコモン電極32上にマイクロリブ21を形成し、その面方向の形状に一致させて画素側基板1上に接着機能付遮光パターン34を形成し、それらを貼り合わせても良い。これによって、変形例1と同様の効果を得ることができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について図面を参照して説明する。ここでは第1の実施形態との相違点に限定して説明する。尚、第1の実施形態と同一の部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
第1の実施形態では、ビューエリア61の周囲に、1区画分のダミー画素エリア62が形成されている。これに対して、本実施形態では、図10(a)に示す様にダミー画素エリア62をシール部4の近隣まで形成する。この時、シール部4にシールギャップ材42を含む場合、マイクロリブ21にシールギャップ材42が重なると、画素側基板1とCOM基板3との距離がマイクロリブ21の高さと異なり不都合である。このため、ダミー画素エリア62はシール部4に重ならないようにする。
また、本実施形態においても第1の実施形態の場合と同様に、図7を参照して説明した様に、コモン電極32上にマイクロリブ21の面方向の形状に一致させて遮光パターン33を形成しても良い。また、図8を参照して説明した第1の変形例と同様に、コモン電極32上にマイクロリブ21の面方向の形状に一致させて接着機能付遮光パターン34を形成し、これも用いて画素側基板1とCOM基板3とを貼り合わせても良い。また、図9を参照して説明した第2の変形例と同様に、画素側基板1上の画素区画の形状に一致させてCOM基板3のコモン電極32上にマイクロリブ21を形成し、画素側基板1とCOM基板3を貼り合わせても良い。更にこれらの組み合わせを実施しても良い。
本実施形態によれば、図10(b)に示すように、第1の実施形態の場合に比してシール部4とダミー画素エリア62の周縁部との間隔が短くなるので、画素側基板1とCOM基板3との面の平行性及び間隔の均一性が向上する。このことは、第1の実施形態よりも更に良質な画像の表示に寄与する。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態について図面を参照して説明する。ここでは第1乃至2の実施形態との相違点に限定して説明する。尚、第1の実施形態と同一の部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
第2の実施形態では、シール部4にシールギャップ材42を含むので、ダミー画素エリア62をシール部4の近隣まで形成しシール部4には形成しない。ここで、第1乃至2の実施形態において、シールギャップ材42は、その直径をマイクロリブ21の高さと同程度とすることで、画素側基板1とCOM基板3との間隔をマイクロリブ21の高さと等しくしている。従って、シールギャップ材42に代わり、マイクロリブ21で、画素側基板1とCOM基板3との間隔を調整することもできる。そこで本実施形態では、図11(a)に示す様に、シール部4にシールギャップ材を含まず、ダミー画素エリア62をシール部4にも形成している。
また、本実施形態においても第1の実施形態の場合と同様に、図7を参照して説明した様に、コモン電極32上にマイクロリブ21の面方向の形状に一致させて遮光パターン33を形成しても良い。また、図8を参照して説明した第1の変形例と同様に、コモン電極32上にマイクロリブ21の面方向の形状に一致させて接着機能付遮光パターン34を形成し、これも用いて画素側基板1とCOM基板3とを貼り合わせても良い。また、図9を参照して説明した第2の変形例と同様に、画素側基板1上の画素区画の形状に一致させてCOM基板3のコモン電極32上にマイクロリブ21を形成し、画素側基板1とCOM基板3を貼り合わせても良い。更にこれらの組み合わせを実施しても良い。
本実施形態によれば、図11(b)に示すように、同じパターンで形成されるマイクロリブ21のみで画素側基板1とCOM基板3との間隔を維持するので、画素側基板1とCOM基板3との面の平行性及び間隔の均一性は第1乃至2の実施形態に比して向上する。このことは、第1乃至2に実施形態よりも更に良質な画像の表示に寄与する。
以上の3つの実施形態においては、ダミー画素エリア62のマイクロリブ21の面方向の形状は、ビューエリア61のマイクロリブ21の面方向の形状と同一としたが、勿論、ビューエリア61のマイクロリブ21と高さが等しければ、面方向の形状は異なるものでも良い。
尚、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても、発明が解決しようとする課題の欄で述べられた課題が解決でき、かつ、発明の効果が得られる場合には、この構成要素が削除された構成も発明として抽出され得る。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1…画素側基板、2…画素エリア、3…COM基板、4…シール部、21…マイクロリブ、22…画素電極、23…薄膜トランジスタ(TFT)、24…走査線、25…信号線、31…透明基板、32…コモン電極、33…遮光パターン、34…接着機能付遮光パターン、41…シール材、42…シールギャップ材、51…溶媒、52…黒色のプラス帯電微粒子、53…白色のマイナス帯電微粒子、61…ビューエリア、62…ダミー画素エリア。

Claims (8)

  1. 第1の基板と、
    前記第1の基板と対峙する第2の基板と、
    前記第1の基板と前記第2の基板とを一定間隔の間隙を有する状態で接着剤を用いて貼り合せる第1の接着部と、
    前記間隙に閉じた空間である画素空間を形成し、前記第1の基板と前記第2の基板と共に該画素空間の境界を構成する隔壁部と、
    前記画素空間中の前記第1の基板上に形成されている第1の電極と、
    前記画素空間中の前記第2の基板上に形成されている第2の電極と、
    前記画素空間に封入されている帯電粒子と、
    前記画素空間に封入され、前記帯電粒子を懸濁している分散材と、
    前記画素空間の外部かつ前記第1の基板と前記第2の基板とに挟まれた前記間隙の空間に、前記第1の基板と前記第2の基板とに接する様に形成されている間隙維持隔壁部と、を具備し、
    前記間隙維持隔壁部の形状は、前記画素空間の内部における前記隔壁部の形状と同一であり、
    前記間隙維持隔壁部は、前記第1の接着部と前記隔壁部との間に形成されているとともに前記第1の接着部と平面視して重なるように形成されている、
    ことを特徴とする電気泳動表示素子。
  2. 前記間隙維持隔壁部は、前記第1の接着部の全体と平面視して重なるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電気泳動表示素子。
  3. 前記第1の接着部は、
    前記第1の基板と前記第2の基板とを接着する前記接着剤と、
    前記第1の基板と前記第2の基板との間隙を一定間隔に維持するための間隙維持部材と、
    を有し、
    前記間隙維持隔壁部と重なる前記第1の接着部には、前記間隙維持部材が配置されていないことを特徴とする請求項1又は2に記載の電気泳動表示素子。
  4. 前記隔壁部と前記第2の電極との接触部及び前記間隙維持隔壁部と前記第2の電極との接触部に第2の接着部を更に具備することを特徴とする請求項1乃至の何れかに記載の電気泳動表示素子。
  5. 前記第2の接着部は、遮光機能を有することを特徴とする請求項4に記載の電気泳動表示素子。
  6. 前記帯電粒子は正に帯電した粒子と負に帯電した粒子とを含むことを特徴とする請求項1乃至の何れかに記載の電気泳動表示素子。
  7. 前記第1の電極にソース電極及びドレイン電極のうちいずれか一方が接続されているスッチング用薄膜トランジスタと、
    前記各スイッチング用薄膜トランジスタのゲート電極に走査信号を供給するための走査線と、
    前記走査線と直交し前記各スイッチング用薄膜トランジスタのソース電極及びドレイン電極のうち前記第1の電極が接続していない方にデータ信号を供給するための信号線と、
    前記第1の電極との間に電気容量を形成する容量電極と、当該容量電極を接続する容量電極線と、
    を更に具備することを特徴とする請求項1乃至の何れかに記載の電気泳動表示素子。
  8. 前記各スイッチング用薄膜トランジスタ、前記走査線、前記信号線、及び前記容量電極線は、前記第1の基板と前記隔壁部とに挟まれる位置に配線されていることを特徴とする請求項に記載の電気泳動表示素子。
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