JP5446467B2 - 燃料電池システム - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池システムに関する。
動力源として燃料電池とバッテリを搭載する燃料電池システムでは、運転状態に応じて燃料電池とバッテリからの出力を制御することで運転効率の向上を図っている。下記特許文献1には、電圧変換部である燃料電池用コンバータとバッテリ用コンバータとを備えた燃料電池システムが開示されている。この燃料電池システムでは、電力消費装置であるモータに安定して電力を供給するために、二つのコンバータを協調して動作させている。
特開2007−318938号公報
上述した燃料電池システムにおいて、モータに供給されるインバータ電圧が異常に上昇した場合には、コンバータが故障するおそれがある。これを防止するために、インバータ電圧が所定の保護閾値以上に上昇した場合にはコンバータを強制的に停止させる自己保護機能を設けることが要求される。しかしながら、燃料電池用コンバータをバッテリ用コンバータよりも先に停止させてしまうと、バッテリ用コンバータが過電流により故障するおそれがある等、自己保護機能を設けてもコンバータを過電流から保護できない場合もあり、検討の余地がある。
本発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、電圧変換部の過電流を抑制することができる燃料電池システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明に係る燃料電池システムは、燃料ガスおよび酸化ガスの供給を受けて当該燃料ガスおよび酸化ガスの電気化学反応により発電する燃料電池と、前記燃料電池の発電電力を充電可能な畜電部と、前記燃料電池および前記畜電部からの電力を消費する電力消費装置と、前記燃料電池と前記電力消費装置との間に配置される第一の電圧変換部と、前記畜電部と前記電力消費装置との間に配置される第二の電圧変換部と、前記電力消費装置に供給する電圧である供給電圧が、前記第二の電圧変換部を過電圧から保護するために設けられた第一の保護閾値以上である場合に、前記第二の電圧変換部を停止させ、前記供給電圧が前記第一の保護閾値よりも大きい第二の保護閾値以上である場合に、前記第一の電圧変換部を停止させる制御部と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、電力消費装置に供給する電圧である供給電圧が、第二の電圧変換部を過電圧から保護するために設けられた第一の保護閾値以上に達した場合に、第二の電圧変換部を停止させ、その後、供給電圧が第一の保護閾値よりも大きい第二の保護閾値以上に達した場合に、第一の電圧変換部を停止させることができる。これにより、第一の電圧変換部を第二の電圧変換部よりも先に停止させた場合に生じ得る第二の電圧変換部の出力超過を抑制することができるため、第二の電圧変換部の過電流を抑制することができる。
上記燃料電池システムにおいて、上記第二の保護閾値には、前記供給電圧が加えられる各種素子が損傷しない電圧値を設定することとしてもよい。このようにすることで、供給電圧が加えられる素子を過電圧による故障から保護することができる。
また、本発明に係る燃料電池システムは、燃料ガスおよび酸化ガスの供給を受けて当該燃料ガスおよび酸化ガスの電気化学反応により発電する燃料電池と、前記燃料電池の発電電力を充電可能な畜電部と、前記燃料電池および前記畜電部からの電力を消費する電力消費装置と、前記燃料電池と前記電力消費装置との間に配置される第一の電圧変換部と、前記畜電部と前記電力消費装置との間に配置される第二の電圧変換部と、前記電力消費装置に供給する電圧である供給電圧が、前記第一の電圧変換部および前記第二の電圧変換部を過電圧から保護するために設けられた保護閾値以上である場合に、前記第二の電圧変換部が前記第一の電圧変換部よりも後に停止されることがない範囲で、前記第一の電圧変換部および前記第二の電圧変換部を停止させる制御部と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、電力消費装置に供給する電圧である供給電圧が、第一の電圧変換部および第二の電圧変換部を過電圧から保護するために設けられた保護閾値以上に達した場合に、第一の電圧変換部が第二の電圧変換部よりも先に停止されることがない範囲で、第一の電圧変換部および第二の電圧変換部を停止させることができる。これにより、第一の電圧変換部を第二の電圧変換部よりも先に停止させた場合に生じ得る第二の電圧変換部の出力超過を抑制することができるため、第二の電圧変換部の過電流を抑制することができる。
上記燃料電池システムにおいて、上記保護閾値には、前記供給電圧が加えられる各種素子が損傷しない電圧値を設定することとしてもよい。このようにすることで、供給電圧が加えられる素子を過電圧による故障から保護することができる。
本発明によれば、電圧変換部の過電流を抑制することができる。
実施形態における燃料電池システムの構成を模式的に示す図である。 実施形態における、インバータ電圧に応じたFC用コンバータの出力およびBat用コンバータの出力の制御状態を例示するタイミングチャートである。 比較例における、インバータ電圧に応じたFC用コンバータの出力およびBat用コンバータの出力の遷移状態を例示するタイミングチャートである。 実施形態におけるコンバータ停止処理の流れを説明するためのフローチャートである。 変形例におけるコンバータ停止処理の流れを説明するためのフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る燃料電池システムの好適な実施形態について説明する。実施形態では、本発明に係る燃料電池システムを燃料電池車両(FCHV;Fuel Cell Hybrid Vehicle)の車載発電システムとして用いた場合について説明する。なお、本発明に係る燃料電池システムは、燃料電池車両以外の各種移動体(ロボット、船舶、航空機等)にも適用することができ、さらに、建物(住宅、ビル等)用の発電設備として用いられる定置用発電システムにも適用することができる。
まず、図1を参照して、本実施形態における燃料電池システムの構成について説明する。図1は、実施形態における燃料電池システムを模式的に示した図である。
同図に示すように、燃料電池システム1は、反応ガスである酸化ガスおよび燃料ガスの電気化学反応により電力を発生する燃料電池2と、燃料電池用のDC/DCコンバータ3(第一の電圧変換部、以下「FC用コンバータ」という。)と、二次電池としてのバッテリ4(蓄電部)と、バッテリ用のDC/DCコンバータ5(第二の電圧変換部、以下「Bat用コンバータ」という。)と、負荷としてのトラクションインバータ6およびトラクションモータ7(電力消費装置)と、システム全体を統括制御する制御部8(制御部)とを有する。燃料電池2およびFC用コンバータ3の組と、バッテリ4およびBat用コンバータ5の組は、トラクションインバータ6およびトラクションモータ7に対して並列に接続されている。
燃料電池2は、例えば、高分子電解質型燃料電池であり、多数の単セルを積層したスタック構造となっている。単セルは、イオン交換膜からなる電解質の一方の面に空気極を有し、他方の面に燃料極を有し、さらに空気極および燃料極を両側から挟み込むように一対のセパレータを有する構造となっている。この場合、一方のセパレータの水素ガス通路に水素ガスが供給され、他方のセパレータの酸化ガス通路に酸化ガスが供給され、これらの反応ガスが化学反応することで電力が発生する。
FC用コンバータ3は、直流の電圧変換器であり、燃料電池2から出力された直流電圧を昇圧して電力消費装置側であるトラクションインバータ6に出力する機能を有する。このFC用コンバータ3によって燃料電池2の出力電圧が制御される。FC用コンバータ3の入力側には、燃料電池2の出力電圧を検出する電圧センサV1が設けられ、FC用コンバータ3の出力側には、トラクションインバータ6への入力電圧(供給電圧、以下、「インバータ電圧」という。)Viを検出する電圧センサV2が設けられている。
バッテリ4は、バッテリセルが積層されて一定の高電圧を端子電圧とし、図示しないバッテリコンピュータの制御によって燃料電池2の余剰電力を充電したり補助的に電力を供給したりすることが可能になっている。バッテリ4とBat用コンバータ5との間には、バッテリ4の出力電圧を検出する電圧センサV3が設けられている。
Bat用コンバータ5は、直流の電圧変換器であり、バッテリ4から入力される直流電圧を昇圧して電力消費装置側であるトラクションインバータ6に出力する機能と、燃料電池2またはトラクションモータ7側から入力される直流電圧を降圧してバッテリ4に出力する機能と、を有する。このようなBat用コンバータ5の機能により、バッテリ4の充放電が実現される。
トラクションインバータ6は、直流電流を三相交流に変換し、トラクションモータ7に供給する。トラクションモータ7は、例えば三相交流モータであり、燃料電池システム1が搭載される燃料電池車両の主動力源を構成する。
制御部8は、燃料電池車両に設けられた加速操作部材(例えば、アクセル)の操作量を検出し、加速要求値(例えば、トラクションモータ7等の電力消費装置からの要求発電量)等の制御情報を受けて、システム内の各種機器の動作を制御する。なお、電力消費装置には、トラクションモータ7の他に、例えば、燃料電池2を作動させるために必要な補機装置、車両の走行に関与する各種装置(変速機、車輪制御装置、操舵装置、懸架装置等)で使用されるアクチュエータ、乗員空間の空調装置(エアコン)、照明、オーディオ等が含まれる。
制御部8は、物理的には、例えば、CPUと、メモリと、入出力インターフェースとを有する。メモリは、CPUで処理される制御プログラムや制御データを記憶するROMと、主として制御処理のための各種作業領域として使用されるRAMとを有する。これらの要素は、互いにバスを介して接続されている。入出力インターフェースには、電圧センサ等の各種センサが接続されているとともに、トラクションモータ7等を駆動させるための各種ドライバが接続されている。
CPUは、ROMに記憶された制御プログラムに従って、入出力インターフェースを介して各種センサでの検出結果を受信し、RAM内の各種データ等を用いて処理することで、燃料電池システム1における各種制御処理を実行する。また、CPUは、入出力インターフェースを介して各種ドライバに制御信号を出力することにより、燃料電池システム1全体を制御する。以下において、制御部8で実行される各種制御処理のうち、本実施形態に特有の処理であるコンバータ停止処理について説明する。
制御部8は、電圧センサV2により検出されるインバータ電圧Viが、Bat用コンバータ5を過電圧から保護するために設けた第一の保護閾値以上に達した場合に、Bat用コンバータ5を停止させる。制御部8は、インバータ電圧Viが、FC用コンバータ3を過電圧から保護するために設けた第二の保護閾値以上に達した場合に、FC用コンバータ3を停止させる。
ここで、第一の保護閾値は、第二の保護閾値よりも小さな値とする。また、第一の保護閾値は、Bat用コンバータ5を過電圧から保護することが可能な範囲内に設定し、第二の保護閾値は、FC用コンバータ3を過電圧から保護することが可能な範囲内に設定する。さらに、第一の保護閾値および第二の保護閾値を、それぞれが設定可能な上記各範囲のうち、できる限り高い値に設定することで、例えば正常時の突発的な電圧変動によってコンバータが停止してしまう事態を抑制することが可能となる。ただし、第一の保護閾値および第二の保護閾値には、インバータ電圧Viが加えられる各種素子が損傷しない電圧値を設定することが望ましい。インバータ電圧Viが加えられる素子としては、例えば、FC用コンバータ3、Bat用コンバータ5、トラクションインバータ6、補機装置等に用いられるコンデンサ、コイル、スイッチ、IC等の各素子が該当する。なお、第一の保護閾値および第二の保護閾値は、実験等により求められ、予めメモリに格納される。
図2を参照して、本実施形態における制御部8によって実行される上記コンバータ停止処理の内容について具体的に説明する。図2は、インバータ電圧Viに応じてFC用コンバータ3の出力PfcおよびBat用コンバータ5の出力Pbatが制御される状態を例示するタイミングチャートである。
最初に、インバータ電圧Viが異常上昇を開始し、時間t1において、第一の保護閾値Vm1に到達すると、制御部8は、Bat用コンバータ5を停止させる。これにより、時間t2において、Bat用コンバータ5の出力Pbatが0になる。なお、時間t1までのBat用コンバータ5は、インバータ電圧Viを降圧してバッテリ4に出力するバッテリ充電状態で動作している。
続いて、インバータ電圧Viがさらに異常上昇を継続し、時間t3において、第二の保護閾値Vm2に到達すると、制御部8は、FC用コンバータ3を停止させる。これにより、時間t4において、FC用コンバータ3の出力Pfcが0になる。
このように、本実施形態では、第一の保護閾値Vm1を第二の保護閾値Vm2よりも小さく設定したことで、インバータ電圧Viが異常に上昇した場合であっても、先にBat用コンバータ5を停止させ、その後FC用コンバータ3を停止させることができる。Bat用コンバータ5をFC用コンバータ3よりも先に停止させることで、Bat用コンバータ5が停止した後に、FC用コンバータ3の出力によりインバータ電圧Viが上昇を継続した場合であっても、インバータ電圧Viが第二の保護閾値Vm2に到達した時点でFC用コンバータ3を停止させることができるため、Bat用コンバータ5およびFC用コンバータ3が過電圧に至らないように保護することができる。これにより、インバータ電圧Viが異常に上昇した場合であっても、Bat用コンバータ5およびFC用コンバータ3に過電流を生じさせずにBat用コンバータ5およびFC用コンバータ3を停止させることが可能となる。
これに対して、第一の保護閾値Vm1を第二の保護閾値Vm2よりも大きく設定した場合には、Bat用コンバータ5が過電流で故障するおそれがある。図3を参照して、本比較例の内容について具体的に説明する。図3は、インバータ電圧Viに応じてFC用コンバータ3の出力PfcおよびBat用コンバータ5の出力Pbatが遷移する状態を例示するタイミングチャートである。
最初に、インバータ電圧Viが異常上昇を開始し、時間t1において、インバータ電圧Viが第二の保護閾値Vm2に到達すると、FC用コンバータ3が停止させられる。これにより、時間t3において、FC用コンバータ3の出力Pfcが0になる。ところが、FC用コンバータ3の出力Pfcが減少すると、その減少分の電力を補うために、Bat用コンバータ5の出力Pbatが上昇することになる。そして、図3に示す時間t2のように、Bat用コンバータ5の出力PbatがBat用コンバータ5の上限出力値Pmaxを突破してしまうと、Bat用コンバータ5に過電流が流れ込むこととなる。つまり、FC用コンバータ3を停止させる際に、停止前のBat用コンバータ5の出力にFC用コンバータ3の出力Pfcを加算した値が、Bat用コンバータ5の上限出力値Pmaxを超過する場合には、Bat用コンバータ5に過電流が流れ込み、Bat用コンバータ5が故障するおそれが生ずる。
このように、Bat用コンバータ5が故障してしまうおそれがある以上、第一の保護閾値Vm1を第二の保護閾値Vm2よりも大きく設定することは、避ける必要がある。
なお、FC用コンバータ3を先に停止させた場合であっても、Bat用コンバータ5の出力PbatがBat用コンバータ5の上限出力値Pmaxを突破しない場合もあり得る。この場合には、以下のように処理が行われることになる。図3に示すように、Bat用コンバータ5の出力Pbatは、FC用コンバータ3が停止させられた(時間t1)後、FC用コンバータ3の出力Pfc分を補足し終える(時間t3)まで上昇する。そして、時間t4において、インバータ電圧Viが第一の保護閾値Vm1に到達すると、Bat用コンバータ5が停止させられる。その後、時間t5において、Bat用コンバータ5の出力Pbatが0になる。
次に、図4に示すフローチャートを用いて、本実施形態におけるコンバータ停止処理の流れについて説明する。このコンバータ停止処理は、例えば、イグニッションキーがONされたときに開始され、運転が終了するまで繰り返し実行される。
最初に、制御部8は、電圧センサV2により検出されるインバータ電圧Viが、Bat用コンバータ5を過電圧から保護するために設けた第一の保護閾値Vm1以上であるか否かを判定する(ステップS101)。この判定がNOである場合(ステップS101;NO)に、制御部8は、上記ステップS101の処理を繰り返す。
一方、ステップS101の判定において、インバータ電圧Viが第一の保護閾値Vm1以上であると判定された場合(ステップS101;YES)に、制御部8は、Bat用コンバータ5を停止させる(ステップS102)。
続いて、制御部8は、電圧センサV2により検出されるインバータ電圧Viが、FC用コンバータ3を過電圧から保護するために設けた第二の保護閾値Vm2以上であるか否かを判定する(ステップS103)。この判定がNOである場合(ステップS103;NO)に、制御部8は、上記ステップS103の処理を繰り返す。
一方、ステップS103の判定において、インバータ電圧Viが第二の保護閾値Vm2以上であると判定された場合(ステップS103;YES)に、制御部8は、FC用コンバータ3を停止させる(ステップS104)。
上述してきたように、本実施形態における燃料電池システム1によれば、インバータ電圧Viが、Bat用コンバータ5を過電圧から保護するために設けられた第一の保護閾値Vm1以上に達した場合に、Bat用コンバータ5を停止させ、その後、インバータ電圧Viが第一の保護閾値Vm1よりも大きい第二の保護閾値Vm2以上に達した場合に、FC用コンバータ3を停止させることができる。これにより、FC用コンバータ3をBat用コンバータ5よりも先に停止させた場合に生じ得るBat用コンバータ5の出力超過を抑制することができるため、Bat用コンバータ5の過電流を抑制することができる。
なお、上述した実施形態におけるコンバータ停止処理では、第一の保護閾値を用いてBat用コンバータ5を停止させ、第一の保護閾値よりも大きな第二の保護閾値を用いてFC用コンバータ3を停止させているが、本発明に適用されるコンバータ停止処理の内容は、これに限定されない。
要するに、Bat用コンバータ5およびFC用コンバータ3を過電圧から保護するために両コンバータを強制的に停止させる場合に、FC用コンバータ3がBat用コンバータ5よりも先に停止してしまうことがない範囲で保護閾値や各コンバータの停止手順を設定することができればよい。
したがって、例えば、Bat用コンバータ5およびFC用コンバータ3を過電圧から保護するために共通の保護閾値を設け、インバータ電圧Viが共通の保護閾値以上に達した場合に、Bat用コンバータ5およびFC用コンバータ3を停止させることとしてもよい。この場合に、FC用コンバータ3がBat用コンバータ5よりも先に停止してしまうことがない範囲であれば、Bat用コンバータ5およびFC用コンバータ3を同時に停止させることとしてもよいし、Bat用コンバータ5を先に停止させてから、FC用コンバータ3を停止させることとしてもよい。
図5に示すフローチャートを用いて、本変形例におけるコンバータ停止処理の流れについて説明する。このコンバータ停止処理は、例えば、イグニッションキーがONされたときに開始され、運転が終了するまで繰り返し実行される。
最初に、制御部8は、電圧センサV2により検出されるインバータ電圧Viが、Bat用コンバータ5およびFC用コンバータ3を過電圧から保護するために設けた共通の保護閾値以上であるか否かを判定する(ステップS201)。この判定がNOである場合(ステップS201;NO)に、制御部8は、上記ステップS201の処理を繰り返す。
一方、ステップS201の判定において、インバータ電圧Viが共通の保護閾値以上であると判定された場合(ステップS201;YES)に、制御部8は、Bat用コンバータ5を停止させ(ステップS202)、FC用コンバータ3を停止させる(ステップS204)。
これにより、インバータ電圧Viが、FC用コンバータ3およびBat用コンバータ5を過電圧から保護するために設けられた共通の保護閾値以上に達した場合に、FC用コンバータ3がBat用コンバータ5よりも先に停止されることがない範囲で、FC用コンバータ3およびBat用コンバータ5を停止させることができる。これにより、FC用コンバータ3をBat用コンバータ5よりも先に停止させた場合に生じ得るBat用コンバータ5の出力超過を抑制することができるため、Bat用コンバータ5の過電流を抑制することができる。
1…燃料電池システム、2…燃料電池、3…FC用コンバータ、4…バッテリ、5…Bat用コンバータ、6…トラクションインバータ、7…トラクションモータ、8…制御部、V1,V2,V3…電圧センサ。

Claims (4)

  1. 燃料ガスおよび酸化ガスの供給を受けて当該燃料ガスおよび酸化ガスの電気化学反応により発電する燃料電池と、
    前記燃料電池の発電電力を充電可能な電部と、
    前記燃料電池および前記電部からの電力を消費する電力消費装置と、
    前記燃料電池と前記電力消費装置との間に配置される第一の電圧変換部と、
    前記電部と前記電力消費装置との間に配置される第二の電圧変換部と、
    前記電力消費装置に供給する電圧である供給電圧が、前記第二の電圧変換部を過電圧から保護するために設けられた第一の保護閾値以上である場合に、前記第二の電圧変換部からの出力を0にし、前記供給電圧が前記第一の保護閾値よりも大きい第二の保護閾値以上である場合に、前記第一の電圧変換部からの出力を0にする制御部と、
    を備えることを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記第二の保護閾値には、前記供給電圧が加えられる各種素子が損傷しない電圧値が設定されていることを特徴とする請求項1記載の燃料電池システム。
  3. 燃料ガスおよび酸化ガスの供給を受けて当該燃料ガスおよび酸化ガスの電気化学反応により発電する燃料電池と、
    前記燃料電池の発電電力を充電可能な電部と、
    前記燃料電池および前記電部からの電力を消費する電力消費装置と、
    前記燃料電池と前記電力消費装置との間に配置される第一の電圧変換部と、
    前記電部と前記電力消費装置との間に配置される第二の電圧変換部と、
    前記電力消費装置に供給する電圧である供給電圧が、前記第一の電圧変換部および前記第二の電圧変換部を過電圧から保護するために設けられた保護閾値以上である場合に、前記第一の電圧変換部からの出力が前記第二の電圧変換部からの出力よりも先に0になることがない範囲で、前記第一の電圧変換部からの出力および前記第二の電圧変換部からの出力を0にする制御部と、
    を備えることを特徴とする燃料電池システム。
  4. 前記保護閾値には、前記供給電圧が加えられる各種素子が損傷しない電圧値が設定されていることを特徴とする請求項3記載の燃料電池システム。
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