JP5445774B2 - 現像剤補給装置、現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

現像剤補給装置、現像装置及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は現像剤補給装置及び画像形成装置に係り、特に現像剤容器と、前記現像剤容器から現像装置に現像剤を搬送する搬送経路とを備え、現像剤容器には、現像剤としてトナーに対して一定量のキャリアを分散させたものを格納し、この現像剤容器を交換できるものとした現像剤補給装置及びこの現像剤補給装置を備えたが現像装置及びこの現像装置を備えた画像形成装置に関する。
従来、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の電子写真方式を採用した画像形成装置では、感光体ドラムや感光体ベルトなどの潜像担持体上に画像情報に対応した静電潜像が形成され、この静電画像に現像剤担持体を有する現像装置が行う現像処理を行い可視像が得られる。このような現像装置として、転写性、ハーフトーンの再現性、温度・湿度に対する安定性などの観点から、トナーとキャリアからなる二成分現像方式を採用したものが使用されている。
二成分現像方式は、キャリアとトナーからなる現像剤を使用して現像を行うが、トナー消費に応じて、現像機にトナーを補給する必要がある。ここで交換可能なトナーの収納容器としてトナー補給の安定性および輸送を効率的に行えることから、螺旋状の溝を有するトナーボトルが広く用いられている。
このようなトナーボトルとして、トナーを収容するための容器であって、円筒形状の本体部と、この本体部の一端側について密閉された底部と、前記本体部の他端側について細く絞られたトナー吐出用の口部とを有し、前記本体部から前記口部にかけての内壁には前記底部側の前記本体部から前記口部に向けて連続して形成されたトナー搬送用の螺旋溝が設けられていて、回転とともに前記螺旋溝により前記本体部のトナーを前記口部を経て外部に送り出すようにしたトナーボトルにおいて、前記底部の外側であっ て、前記円筒形状の中心軸線から離れた位置に、当該トナーボトルに対する回転力伝達用の軸方向突起を設けたトナーボトルが知られている。このようなトナーボトルは回転によってトナーが出口に移動することで、安定したトナー補給ができる。トナーボトルから供給されたトナーは、スクリューや重力による自由落下によって現像機へ搬送するようにしている。
また二成分現像方式では、長期間の画像出力に伴ってキャリアのコート層の磨耗やコート層へのトナー樹脂および添加剤の付着によって帯電能力が低下することとなる。この結果、出力画像における地汚れやトナー飛散等の問題を引き起こすため、現像剤の交換を一定の頻度で行う必要があった。
この問題を解決するため、現像機にトナーを補給する際にトナーと混ぜ合わせてキャリアを供給し、同時に過剰な現像剤を排出させることで、徐々にキャリアを交換し、現像剤劣化の防止や、現像剤交換の間隔を長くする、所謂プレミックス方式が実用化されている。このプレミックス方式のものとして、例えば一部又は全部が変形可能に構成された現像剤容器と、現像剤容器に収容された現像剤を気体とともに吸引して現像剤を現像部に向けて排出するポンプと、を備える現像剤補給装置が知られている。
ここで、このような画像形成装置では、現像機のトナー濃度の低下を防ぐため、トナーの消費によってトナーボトルにトナーがなくなった場合現像剤エンドと判定し、使用者にトナーボトルの交換を促すようにしている。更に、多くの画像形成装置では、現像剤エンド判定前にトナーの残量が少なく現像剤エンドが近いことを現像剤ニアエンドとして示すことで便宜を図っている。
図15は上述のような画像形成装置で、現像剤の現在残量と現像剤搬送能力の関係を示した図であり、現像剤残量が300g付近から搬送能力が低下し始め、以後ボトル内残量が少なくなるほどトナー搬送能力は低下しつづける。この結果、トナー搬送時間のみによって現像剤残量を推定しようとすると、特に現像剤エンド付近での現像剤残量の推定が困難になりやすいことがわかる(例えば特許文献1参照)。
他のトナー搬送量の検知を行う手法として、搬送されるトナーを直接光センサで検知するものがある。例えば、トナー搬送装置のトナー搬送部材のトナー経路に検知窓を開設し、この検知窓の内側にガラス管を配置し、検知窓に隣接して光センサを配置し、ガラス管部分におけるトナーの有無を判定し、現像剤エンドの判定に利用するものである。しかしこの方法は、ガラス管へのトナーの付着による汚れにより誤検知をしやすいという問題が存在する。
ところで、前述したトナー補給を行った時間の積算値によって残量を推定では、上述のように現像剤エンド付近ではそれまでのトナー搬送量が多いためばらつきによる誤差が大きくなりやすい。また図10に示したように、現像剤残量が少なくなるとトナーボトルからの時間あたりのトナー搬送量が減少するため、現像剤エンド付近ではトナー搬送を行った時間から現像剤残量を正確に推定しにくいという問題があり、解決が望まれている。
本願発明者は、上記課題を解決するために研究を重ねた結果、次の知見を得るに至った。即ち、トナーにキャリアを混合した現像剤を現像機に補給するプレミックス方式を採用した場合、トナーとキャリアの比重の差が大きいため、現像剤容器から供給される現像剤に含まれるキャリアの濃度は現像剤の残量が所定量に減少したとき高くなるのである(図4参照)。ここで、このキャリア濃度の変化は現像剤容器に入れたキャリアの量、容器の形状、充填方法等によって変化するが、同一条件下では、ほぼ同様の変動となることが実験から判明している。本発明は、この事実に基づいてトナー量を正確に推定するものである。
すなわち、請求項1の発明は、現像剤容器と、前記現像剤容器から現像装置に現像剤を搬送する搬送経路とを備え、現像剤容器には、現像剤としてトナーに対して一定量のキャリアを分散させたものを格納し、この現像剤容器を交換できるものとした現像剤補給装置において、前記搬送経路中に配置され現像剤中のキャリアの濃度を測定する測定手段と、検出したキャリアの濃度に基づいて前記現像剤容器の現像剤の残量を推定する残量推定手段を備えることを特徴とする現像剤補給装置である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の現像剤補給装置において、残量推定手段は、検出したキャリア濃度に基づいて現像剤容器の現像剤エンド状態及び現像剤ニアエンド状態の少なくとも一方を推定することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1に記載の現像剤補給装置において、残量推定手段は、予め定めれられた第一のキャリア濃度を検出し、次いで該予め定められた第一のキャリア濃度よりも低い第2のキャリア濃度を検出したことに基づいてエンド、ニアエンドを判断することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の現像剤補給装置において、前記測定手段は、透磁率の変化を測定するものであることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の現像剤補給装置において、前記測定手段は、非接触で測定を行うものであることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の現像剤補給装置において、前記測定手段は、前記搬送路のうち水平に配置されている個所に配置されていることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の現像剤補給装置において、前記現像剤は、圧力差を利用したポンプで搬送されることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の現像剤補給装置において、前記現像剤は、一軸偏芯スクリューポンプで搬送されることを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の現像剤補給装置を備えることを特徴とする現像蔵置である。
請求項10の発明は、請求項9に記載の現像装置を備えることを特徴とする画像形成装置である。
本発明に係る現像剤補給装置及び画像形成装置によれば、簡易な構成で現像剤の残量を推定して現像剤のエンド状態、ニアエンド状態を確実に告知することができる。
この発明の実施の形態1における画像形成装置を示す全体構成図 図1の画像形成装置における作像部を示す断面図 図1の画像形成装置におけるトナー補給経路を示す概略図 トナー容器が設置される状態のトナー容器収容部を示す斜視図 トナー容器収容部に設置されるトナー容器を示す斜視図 図5のトナー容器の頭部側を示す断面図 画像形成装置の本体ドアーを開放した状態を示す斜視図 実施例に係る現像剤補給装置の構成示す模式図 現像剤ボトルを示す平面図 モーノポンプの構成を示す断面図 現像剤の残量とキャリア濃度との関係を示すグラフ キャリア濃度センサの方向による出力例を示すグラフ キャリア濃度とセンサの出力との関係を示すグラフ 現像剤残量とセンサの出力との関係を示すグラフ 現像剤残量と搬送能力との関係を示すグラフ センサ検知処理のフローを示す図 エンド表示処理例のフローを示す図 交換検知処理例のフローを示す図
本発明では、二成分電子写真方式の画像形成装置に採用されるプレミックス方式の現像剤補給装置に適用される。現像剤補給装置は、現像剤容器と、前記現像剤容器から現像装置に現像剤を搬送する搬送経路とを備え、現像剤容器には、現像剤としてトナーに対して一定量のキャリアを分散させたものを格納し、この現像剤容器を交換できるものとした現像剤補給装置において、前記搬送経路中に配置され現像剤中のキャリアの濃度、すなわちトナー濃度の裏返しの値であるキャリア濃度を測定する測定手段と、検出したキャリアの濃度に基づいて前記現像剤容器の現像剤の残量を推定する残量推定手段を備えるものである。
本発明の残量推定手段は、検出したキャリア濃度に基づいて現像剤容器の現像剤エンド状態及び現像剤ニアエンド状態の少なくとも一方を推定する。また、本発明の測定手段は、透磁率の変化を測定するものである。また、測定手段は、非接触のものであり、搬送路のうち水平に配置されている個所に配置されている。
また、本発明において、現像剤は、圧力差を利用したポンプ、例えば一軸偏芯スクリューポンプで搬送される。
なお、以下の説明において、ニアエンドとはトナーボトル等の現像剤の容器内の現像剤が空に近いか、もしくは空であることであり、エンド報知とはそのような状態であることを利用者に報知すること、例えばトナーボトルの交換を促す指示等であることである。
まず、図1〜図4にて、本発明の実施対象とし得る画像形成装置の一例の全体の構成、動作について説明する。図1は画像形成装置としてのプリンタを示す全体構成図、図2はその作像部を示す拡大図、図3はそのトナー補給経路を示す概略図、図4はトナー補給装置の一部を示す斜視図である。
図1に示すように、画像形成装置本体100の上方にあるトナー容器収容部31には、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した4つのトナー容器32Y、32M、32C、32Kが着脱自在(交換自在)に設置されている(後述する図7も参照されたい)。トナー容器収容部31の下方には中間転写ユニット15が配設されている。その中間転写ユニット15の中間転写ベルト8に対向するように、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部6Y、6M、6C、6Kが並設されている。
図2を参照すると、イエローに対応した作像部6Yは、感光体ドラム1Yと、感光体ドラム1Yの周囲に配設された帯電部4Y、現像装置5Y(現像部)、クリーニング部2Y、除電部(不図示である。)等で構成されている。そして、感光体ドラム1Y上で、作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、クリーニング工程)が行われて、感光体ドラム1Y上にイエロー画像が形成されることになる。なお、他の3つの作像部6M、6C、6Kも、使用されるトナーの色が異なる以外は、イエローに対応した作像部6Yとほぼ同様の構成となっていて、それぞれのトナー色に対応した画像が形成される。以下、他の3つの作像部6M、6C、6Kの説明を適宜に省略して、イエローに対応した作像部6Yのみの説明を行うことにする。
感光体ドラム1Yは、不図示の駆動モータによって図2中の時計方向に回転駆動される。そして、帯電部4Yの位置で、感光体ドラム1Yの表面が一様に帯電される(帯電工程)。その後、感光体ドラム1Yの表面は、露光装置7(図1を参照されたい)から発せられたレーザ光Lの照射位置に達して、この位置での露光走査によってイエローに対応した静電潜像が形成される(露光工程)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、現像装置5Yとの対向位置に達して、この位置で静電潜像が現像されて、イエローのトナー像が形成される(現像工程)。またその後、感光体ドラム1Yの表面は、中間転写ベルト8及び第1転写バイアスローラ9Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上のトナー像が中間転写ベルト8上に転写される(1次転写工程)。このとき、感光体ドラム1Y上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
さらにその後、感光体ドラム1Yの表面は、クリーニング部2Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上に残存した未転写トナーがクリーニングブレード2aによって機械的に回収される(クリーニング工程)。最後に、感光体ドラム1Yの表面は、不図示の除電部との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上の残留電位が除去され、感光体ドラム1Y上で行われる、一連の作像プロセスが終了する。
なお、上述した作像プロセスは、他の作像部6M、6C、6Kでも、イエロー作像部6Yと同様に行われる。すなわち、作像部の下方に配設された露光部7から、画像情報に基づいたレーザ光Lが、各作像部6M、6C、6Kの感光体ドラム上に向けて照射される。詳しくは、露光部7は、光源からレーザ光Lを発して、そのレーザ光Lを回転駆動されたポリゴンミラーで走査しながら、複数の光学素子を介して感光体ドラム上に照射する。さらにその後、現像工程を経て各感光体ドラム上に形成した各色のトナー像を、中間転写ベルト8上に重ねて転写する。こうして、中間転写ベルト8上にカラー画像が形成される。
再び図1を参照すると、中間転写ユニット15は、中間転写ベルト8、4つの1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9K、2次転写バックアップローラ12、クリーニングバックアップローラ13、テンションローラ14、中間転写クリーニング部10、等で構成される。中間転写ベルト8は、3つのローラ12〜14によって張架・支持されるとともに、1つのローラ12の回転駆動によって図1中の矢印方向に無端移動されている。
4つの1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9Kは、それぞれ、中間転写ベルト8を感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kとの間に挟み込んで1次転写ニップを形成している。そして、1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9Kに、トナーの極性とは逆の転写バイアスが印加される。中間転写ベルト8は図中の矢印方向に走行し、各1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9Kの1次転写ニップを順次通過する。こうして、感光体ドラム1Y、1M、1C、1K上の各色のトナー像が、中間転写ベルト8上に重ねて1次転写される。
その後、各色のトナー像が重ねて転写された中間転写ベルト8は、2次転写ローラ19との対向位置に達する。この位置では、2次転写バックアップローラ12が、2次転写ローラ19との間に中間転写ベルト8を挟み込んで2次転写ニップを形成している。そして、中間転写ベルト8上に形成された4色のトナー像は、この2次転写ニップの位置に搬送された転写紙等の被転写材P上に転写される。このとき、中間転写ベルト8には、被転写材Pに転写されなかった未転写トナーが残存する。その後、中間転写ベルト8は、中間転写クリーニング部10の位置に達し、この位置で中間転写ベルト8上の未転写トナーが回収され、中間転写ベルト8上で行われる、一連の転写プロセスが終了する。
ここで、2次転写ニップの位置に搬送された被転写材Pは、装置本体100の下方に配設された給紙部26から、給紙ローラ27やレジストローラ対28等を経由して搬送されたものである。詳しくは、給紙部26には、転写紙等の被転写材Pが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ27が図1中の反時計方向に回転駆動されると、一番上の被転写材Pがレジストローラ対28のローラ間に向けて給送される。
レジストローラ対28に搬送された被転写材Pは、回転駆動を停止したレジストローラ対28のローラニップの位置で一旦停止する。そして、中間転写ベルト8上のカラー画像にタイミングを合わせて、レジストローラ対28が回転駆動されて、被転写材Pが2次転写ニップに向けて搬送され、被転写材P上に所望のカラー画像が転写される。
その後、2次転写ニップの位置でカラー画像が転写された被転写材Pは、定着部20の位置に搬送される。そして、この位置で、定着ローラ及び圧力ローラによる熱と圧力とにより、表面に転写されたカラー画像が被転写材P上に定着される。ついで被転写材Pは、排紙ローラ対29のローラ間を経て、装置外へと排出される。排紙ローラ対29によって装置外に排出された被転写Pは、出力画像として、スタック部30上に順次スタックされ、画像形成装置における、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2を参照して、作像部における現像装置の構成、動作について、さらに詳しく説明する。 現像装置5Yは、感光体ドラム1Yに対向する現像ローラ51Y、現像ローラ51Yに対向するドクターブレード52Y、現像剤収容部53Y、54Y内に配設された2つの搬送スクリュー55Y、現像剤中のトナー濃度を検知する濃度検知センサ56Y、等で構成される。現像ローラ51Yは、内部に固設されたマグネットや、マグネットの周囲を回転するスリーブ等で構成される。現像剤収容部53Y、54Y内には、キャリアとトナーとからなる2成分現像剤Gが収容されている。現像剤収容部54Yは、その上方に形成された開口を介してトナー搬送パイプ43Yに連通している。
このように構成された現像装置5Yは、次のように動作する。 現像ローラ51Yのスリーブは、図2の矢印方向に回転している。そして、マグネットにより形成された磁界によって現像ローラ51Y上に担持された現像剤Gは、スリーブの回転にともない現像ローラ51Y上を移動する。ここで、現像装置5Y内の現像剤Gは、現像剤中のトナーの割合(トナー濃度)が所定の範囲内になるように調整される。詳しくは、現像装置5Y内のトナー消費に応じて、トナー容器32Yに収容されているトナーが、トナー補給装置59(図3を参照されたい)を介して現像剤収容部54Y内に補給される。なお、トナー補給装置59及びトナー容器32Yの構成、動作については、後述する。
その後、現像剤収容部54Y内に補給されたトナーは、2つの搬送スクリュー55Yによって、現像剤Gとともに混合、撹拌されながら、2つの現像剤収容部53Y、54Yを循環する(図2の紙面垂直方向の移動である。)。そして、現像剤G中のトナーは、キャリアとの摩擦帯電によりキャリアに吸着して、現像ローラ51Y上に形成された磁力によりキャリアとともに現像ローラ51Y上に担持される。
そして、現像ローラ51Y上に担持された現像剤Gは、図2中の右方向へと搬送されてドクターブレード52Yの位置に達する。そして、現像ローラ51Y上の現像剤Gは、この位置で現像剤量が適量化された後に、感光体ドラム1Yとの対向位置(現像領域)まで搬送される。そして、現像領域に形成された電界によって、感光体ドラム1Y上に形成された潜像にトナーが吸着される。その後、現像ローラ51Y上に残った現像剤Gはスリーブの回転にともない現像剤収容部53Yの上方に達して、この位置で現像ローラ51Yから離脱される。
次に、図3を参照してトナー容器32Y内に収容されたトナーを現像装置5Yに導くトナー補給装置59について詳述する。なお、図3は、理解を容易にするために、トナー容器32Y、トナー補給経路43Y、60、70、71、現像装置5Yの配置方向を変えて図示している。実際には、図3において、トナー容器32Yとトナー補給経路の一部との長手方向が紙面垂直方向になるように配設されている(図1を参照できる。)。
図4及び図7を参照して、装置本体100のトナー容器収容部31に設置された各トナー容器32Y、32M、32C、32K内のトナーは、各色の現像装置内のトナー消費に応じて、トナー色ごとに設けられたトナー補給経路を経て適宜に各現像装置内に補給される。4つのトナー補給経路は、作像プロセスに用いられるトナーの色が異なる以外はほぼ同一構造である。
詳しくは、図3を参照すればわかるよう
に、トナー容器32Yが装置本体100のトナー容器収容部31にセットされると、トナー容器32Yの被保持部34Yにトナー容器収容部31のノズル70が接続される。このとき、トナー容器32Yの口栓部材34d(開閉部材)は、ノズル70と爪部材76(板バネ77によって付勢されている。)とに挟まれた状態で、被保持部34Yのトナー排出口を開放する。これにより、トナー容器32Yの容器本体33Y内に収容されたトナーが、トナー排出口を介して、ノズル70内に搬送されることになる。
一方、ノズル70の他端は、搬送管としてのチューブ71の一端に接続されている。チューブ71は、耐トナー性に優れたフレキシブルな材料からなり、その他端がトナー補給装置のスクリューポンプ60(モーノポンプ)に接続されている。搬送管としてのチューブ71は、その内径が4〜10mmになるように形成されている。チューブ71の材料としては、ポリウレタン、ニトリル、EPDM、シリコン等のゴム材料や、ポリエチレン、ナイロン等の樹脂材料を用いることができる。このようなフレキシブルなチューブ71を用いることで、トナー補給経路のレイアウトの自由度が増して、画像形成装置が小型化される。
スクリューポンプ60は、吸引型一軸偏心スクリューポンプであって、ロータ61、ステータ62、吸引口63、ユニバーサルジョイント64、モータ66、等で構成される。ロータ61、ステータ62、ユニバーサルジョイント64等は、不図示のケース内に収納されている。ステータ62は、ゴム等の弾性材料からなる雌ねじ状部材であって、その内部にはダブルピッチの螺旋溝が形成されている。ロータ61は、金属等の剛性材料からなる軸が螺旋状にねじれて形成された雄ねじ状部材であって、ステータ62内に回動自在に嵌挿されている。ロータ61の一端は、ユニバーサルジョイント64を介して、モータ66に回転自在に連結されている。
このスクリューポンプ60は、モータ66によってステータ62内のロータ61を所定方向(トナー搬送方向上流側からみて反時計方向である。)に回転駆動することで、吸引口36に吸引力を発生させる。すなわち、チューブ31内の空気を送出してチューブ31内に負圧を発生させる。これによって、トナー容器32Y内のトナーが空気とともにチューブ71を介して吸引口63に吸引される。吸引口63まで吸引されたトナーは、ステータ62とロータ61との隙間に送入されて、ロータ61の回転に沿って他端側に送出される。送出されたトナーは、スクリューポンプ60の送出口67から排出されて、トナー搬送パイプ43Yを介して現像装置5Y内に補給される(図3中に破線で示した矢印方向の移動である)。
次に、図5及び図6にて、トナー容器について説明する。 先に図1及び図4で説明したように、トナー容器収容部31には、4つの略円筒状のトナー容器32Y、32M、32C、32K(トナーボトル)が、着脱自在に設置されている(図7をも参照されたい)。トナー容器32Y、32M、32C、32Kは、それぞれ、寿命に達したとき(収容するトナーがほとんどすべて消費されて空になったときである。)に新品のものに交換される。そして、トナー容器32Y、32M、32C、32K内に収容された各色のトナーは、それぞれ、図3で説明したトナー補給経路を経て、各作像部6Y、6M、6C、6Kの現像装置に適宜補給される。
図5は、トナー容器32Yを示す斜視図、図6は、トナー容器32Yの頭部側(被保持部34Yが設置された側である。)を示す断面図である。なお、他の3つのトナー容器32M、32C、32Kも、収容されたトナーの色が異なることと凹部34m及び凸部34nの位置以外は、イエロートナーを収容したトナー容器32Yとほぼ同様の構成となっている。以下、他の3つのトナー容器32M、32C、32Kの説明を適宜に省略して、イエロートナーを収容したトナー容器32Yのみの説明を行うことにする。
図5に示すように、トナー容器32Yは、主として、容器本体33Yと、その頭部に設けられた被保持部34Y(ボトルキャップ)と、で構成される。容器本体33Yの頭部には、容器本体33Yと一体的に回転するギア33cと、開口部Aとが設けられている(図6を参照されたい)。開口部Aは、容器本体33Yの頭部(装着動作において先方となる位置)に設けられていて、容器本体33Y内に収容されたトナーを被保持部34Y内のスペース(空洞)に向けて排出するようになっている。
ギア33cは、装置本体100のトナー容器収容部31に設けられた駆動部の駆動ギア31gと噛合して、容器本体33Yを回転軸(図6中の一点鎖線である。)を中心に回転駆動させるためのものである。詳しくは、ギア33cは、被保持部34Yに形成された切欠部34hから露呈して、図6に示す噛合位置Dで装置本体100の駆動ギア31gと噛合する。そして、駆動ギア31gからギア33cに駆動力が伝達されて、容器本体33Yが所定方向に回転することになる。なお、本実施の形態1において、駆動ギア31g及びギア33cは平歯車である。
図5を参照すると、容器本体33Yの後端部(底部)には、トナー容器32Yの着脱作業を行う際にユーザーが把持するための把持部33dが設けられている。また、容器本体33Yの内周面には、螺旋状の突起33bが設けられており、外周面側から見ると螺旋状の溝となっている。この螺旋状の突起33bは、容器本体33Yを所定方向に回転駆動して開口部Aからトナーを排出するためのものである。このように構成された容器本体33Yは、その周面上に配設されるギア33cとともにブロー成形にて製造することができる。なお、本例におけるトナー容器32Yは、容器本体33Yとともに回転する撹拌部材33fが開口部Aに設置されている。撹拌部材33fは、被保持部34Y内のスペースから容器本体33Y内に向けて延設されるとともに、回転軸(図6中の一点鎖線である。)に対して斜めに配設された棒状部材である。容器本体33Yとともに撹拌部材33が回転することで、開口部Aからのトナー排出性が向上する。
また、本例ではトナー容器32Yの容器本体33Yをトナー搬送方向上流側からみて反時計方向に回転させ、容器本体33Yにおける突起33bの螺旋方向(巻き方向)を右方向に設定している。これにより、容器本体33Yの回転によって、トナー容器32Y内には右回りの渦気流が形成される。これは、スクリューポンプ60内に形成される渦気流の回転方向と同方向である。
図5及び図6を参照して説明すると、被保持部34Yは、キャップ34a、キャップカバー34b、ホルダ34c、開閉部材としての口栓部材34d(シャッタ)、パッキン34e、電子部品としてのICチップ35、等で構成されている。また、被保持部34Yの両側面には、トナー容器収容部31の位置決め部材31cが係合する係合部34g(溝部)が設けられている。また、被保持部34Yの端面には、トナー容器収容部31の嵌合部材31dが嵌合する凹部34mが設けられている。また、被保持部34Yの周面には、トナー容器収容部31の別の嵌合部材(不図示)が嵌合する凸部34nが設けられている。さらに、被保持部34Yの上方には、ギア33cの一部が露呈する切欠部34hが設けられている。
被保持部34Yは、開口部Aを介して容器本体33Yに連通していて、開口部Aから排出されたトナーをトナー排出口Bから排出する(図6中の破線で示す矢印方向の移動である。)。ここで、本例では、被保持部34Yの内部に形成された空洞(スペース)が、略円柱状に形成されている。さらに、被保持部34Yの内部に形成された略円柱状の空洞からトナー排出口Bに至るトナー排出経路(垂直経路)がすり鉢状に形成されている。これによって、容器本体33Yの回転によって容器本体33Y内に形成された渦気流が消失されることなく維持されて、トナー排出口Bに向けて効率よく受け渡されることになる。そのため、トナー排出口Bから排出されてチューブ71内を移動するトナーのトナー搬送性が向上する。
被保持部34Yは、容器本体33Yの回転には連動せずに、係合部34gが位置決め部材31cに係合した状態でトナー容器収容部31の保持部73(図4を参照できる。)に非回転で保持される。被保持部34Yのキャップカバー34bは、キャップ34aの周面に接着されている。キャップカバー34bの先端には爪34b1が設けられていて、この爪34b1が容器本体33Yの頭部に形成された係合部材に係合することで、容器本体33Yが被保持部34Yに対して相対的に回転可能に保持される。ここで、容器本体33Yの回転駆動をスムーズに行うために、被保持部34Yの爪34b1と容器本体33Yの係合部材とは適度なクリアランスを設けて係合されている。
また被保持部34Yは、容器本体33Yの開口部Aの周囲の先端面33aに対向する対向面にシール材37が貼着されている。シール材37は、開口部Aの周囲で容器本体33Y及び被保持部34Yの互いの対向面の隙間を封止するためのもので、発泡ポリウレタン等の弾性材料で形成されている。さらに、被保持部34Yの下方にはホルダ34cが設けられている。ホルダ34cには、トナー容器32Yの着脱動作に連動してトナー排出口Bを開閉する開閉部材としての口栓部材34d(シャッタ)が設置されている。
詳しくは、ホルダ34cには、滑動部34c1、34c2に囲まれるように、口栓部材34dが図6の左右方向に移動可能に内側に設けられている。ホルダ34cの底面には、装置本体100の爪部材76が口栓部材34dに係合して、口栓部材34dが相対的に移動するためのスペース(凹部)が設けられている。さらに口栓部材34dの両端には、口栓部材34d近傍からのトナーの漏出を抑止するためにGシール等のパッキン34eが設置されている。さらに、ホルダ34cとキャップ34aとの係合部には、双方の隙間からのトナーの漏出を抑止するためにOリング等のパッキンが設置されている。なお、トナー容器32Yをトナー容器収容部31にセットすると、口栓部材34dの右端に、トナー排出口Bを閉鎖する方向に口栓部材34dを付勢する付勢部材としての爪部材76(図5を参照されたい)が係合する。この爪部材76は、板バネ77(第2付勢部材)による付勢力を受けて付勢部材として機能する。
また、被保持部34YのICチップ35は、トナー容器収容部31に対するトナー容器32Yの装着動作に連動してトナー容器収容部31の通信回路74に対して所定距離離間して対向するように構成されている。詳しくは、電子部品としてのICチップ35は、トナー容器収容部31への装着方向(図5の矢印方向である。)に突出する被保持部34Y(突出部34a1)上であって装着方向に直交する面上に配設されている。そして、ICチップ35は、被保持部34Yがトナー容器収容部31に保持された状態で、装置本体の通信回路74との間で非接触通信(無線通信)を行う。
ICチップ35(電子部品)には、トナー容器32Yやそこに収容されたトナーに係わる種々の情報が予め記憶されている。一方、トナー容器収容部31の通信回路74は、トナー容器32Yがトナー容器収容部31にセットされた状態で、ICチップ35との間で無線にて情報を授受することになる。すなわち、ICチップ35に記憶された情報が通信回路74を介して装置本体100の制御部75(図5を参照されたい)に送信されたり、制御部75で取得した装置本体100の情報が通信回路74を介してICチップ35に送信され記憶されたりすることになる。
なお、ICチップ35には、トナー色、トナーの製造番号(製造ロット)、トナーの製造年月日等のトナーに係わる情報や、リサイクル回数、リサイクル年月日、リサイクルメーカ等のトナー容器32Yのリサイクルに係わる情報等が記憶されている。そして、トナー容器32Yがトナー容器収容部31
に設置されると、ICチップ35に記憶された情報が電子回路74を介して装置本体100の制御部75に送信される。そして、これらの情報に基づいて、装置本体100が最適に制御される。例えば、トナー色がトナー容器収容部に設置されるべきトナー色と異なる場合にはトナー補給装置の稼働を停止させたり、製造番号やリサイクルメーカに応じて作像条件を変更させたりすることができる。
また本例では、トナー容器32Yの被保持部34Yに、ICチップ35を覆う保護部材としての保護キャップ38が設置されている。詳しくは、保護キャップ38(保護部材)は、画像形成装置本体(通信回路74)に対向するICチップ35の対向面の全部を覆うように構成されている。保護キャップ38は、ある程度強度があり、ICチップ35と通信回路74との通信を妨げない程度に薄肉化された樹脂材料で形成されている。このような構成により、ICチップ35の通信機能を維持しつつ、トナー容器32Yの交換作業を行うユーザーが不注意によりトナー容器32Yを装置本体100等にぶつけてしまってもICチップ35が破損してしまう不具合を抑止することができる。
また、被保持部34Yのホルダ34cには、トナー容器収容部31に対する着脱動作に連動してトナー容器収容部31を滑動する滑動部34c1、34c2が設けられている。詳しくは、第1の滑動部34c1は、トナー容器収容部31の滑合面に対して平行になるように形成された平面部であって、着脱動作が行われる被保持部34Yの底部に配設されている。また、第2の滑動部34c2は、トナー容器収容部31の滑合面(側面である。)に対して平行になるように形成された平面部であって、着脱動作が行われる被保持部34Yの側部に配設されている。
また、図5を参照して、被保持部34Yの端面であって突出部34a1の近傍には、トナー容器収容部31の嵌合部材31dに嵌合する凹部34mが設けられている。この凹部34mは、トナー容器収容部31への装着操作が正しいときに(トナー容器収容部31の正規位置へ装着されたときに)、対応する嵌合部材31dに嵌合するように構成されている。このような構成によって、所定の色のトナー容器収容部(例えば、シアンのトナー容器収容部である。)に、異なる色のトナー容器(例えば、イエローのトナー容器である。)がセットされて、所望のカラー画像が形成できなくなる不具合が抑止される。
同様に、図5を参照して説明すると、被保持部34Yの周面には、別の嵌合部材(不図示である。)が嵌合する凸部34nが設けられている。この凸部34nは、上述した凹部34mと同様に、トナー容器収容部31への装着操作が正しいときに、対応する嵌合部材に嵌合するように構成されている。図示は省略するが、トナー容器(容器本体)に収容されるトナーの色に応じて凸部34nの位置が異なる位置に配設されている。このような構成によって、上述した凹部34mと同様に、トナー容器収容部へのトナー容器の誤セットが抑止される。
ここで、トナー容器32Y、32M、32C、32K内に収容するトナーとして、体積平均粒径をDv(μm)として個数平均粒径をDn(μm)としたときに、3≦Dv≦8、及び1.00≦Dv/Dn≦1.40なる関係が成立するように形成されたものを用いることによって、現像工程時に画像パターンに応じたトナー粒子の選択が行われて良好な画質が維持されるとともに、現像装置で長時間撹拌されても良好な現像性が維持され得るとともに、チューブ71等のトナー補給経路が閉塞することなく、トナーが効率的かつ確実に搬送されることになるが本発明はこれに限定されない。なお、トナーの体積平均粒径及び個数平均粒径の測定は、例えばコールカウンター式粒度分布測定器「コールターカウンターTA−2」(コールター社製)又は「コールターマルチサイザー2」(コールター社製)を用いて測定することができる。
さらに、トナー容器32Y、32M、32C、32K内に収容するトナーとして、形状係数SF−1が100〜180の範囲になって、形状係数SF−2が100〜180の範囲になるように形成された略球形トナーを用いことにより、高い転写効率を維持しつつ、クリーニング性能の低下を抑止することができ、またチューブ71等のトナー補給経路が閉塞することなく、トナーが効率的かつ確実に搬送されることになるが本発明はこれに限定されない。
ここで、形状係数SF−1は、トナー粒子の球形度を示すものであり、次式で求まる。 SF−1=(M2/S)×(100π/4)この式において、Mはトナー粒子の投影面における最大粒径(まばらな粒径の中で最も大きな粒径を意味する)であり、Sはトナー粒子の投影面の面積である。したがって、形状係数SF−1が100であるトナー粒子は真球であって、100から大きくなるほど球形度が低くなる。
また、形状係数SF−2は、トナー粒子の凹凸度を示すものであり、次式で求まる。 SF−2=(N2/S)×(100/4π)この式において、Nはトナー粒子の投影面における周長であり、Sはトナー粒子の投影面の面積である。したがって、形状係数SF−2が100であるトナー粒子は凹凸がなくて、100から大きくなるほど凹凸が大きくなる。なお、形状係数SF−1及び形状係数SF−2は、例えば走査型電子顕微鏡「S−800」(日立製作所社製)にて撮影したトナー粒子の写真を、画像解析装置「LUSEX3」(ニレコ社製)にて解析して求め得る。
以下、トナー容器収容部31へのトナー容器32Yの着脱動作(着脱操作)について簡単に説明する。 図7を参照して説明すると、トナー容器32Yを装置本体100のトナー容器収容部31に装着する場合は、まず、画像形成装置本体100の前面に設けられた本体カバー110を開放してトナー容器収容部31を前方に露出させる。その後、トナー容器32Yをトナー容器収容部31内に向けて押し込む。すなわち、被保持部34Yが容器本体33Yに対して先方になるように、容器本体33Y(又は、トナー容器32Y)の長手方向に沿って、トナー容器32Yがトナー容器収容部31に装着される。
このとき、トナー容器32Yの先頭側で滑動部34c1がトナー容器収容部31の滑合面を滑りながら、トナー容器32Yの後端側で把持部33dを把持するユーザーによって、トナー容器32Yがトナー容器収容部31内にバランスよく押し込められることになる。その後、トナー容器33Yのホルダ34cがトナー容器収容部31の保持部73に達すると、第1の滑動部34c1の滑動に加えて、第2の滑動部34c2が滑合面(側面)を滑りながら被保持部34Yの位置決めが開始される。詳しくは、被保持部34Yの係合部34gと、トナー容器収容部31の位置決め部材31cと、の係合が開始される。このとき、不図示のアーム対によって、トナー容器32Yの被保持部34Yは保持部73に向けて付勢される。さらに、このとき、トナー容器収容部31の保持部73に設置された爪部材76は、被保持部34Yの装着を妨げない位置に退避する。具体的には回転支軸76aを中心にした矢印方向の回転で退避する。すなわち、爪部材76は、滑動部34c1によって、板バネ77の付勢力に抗する方向に押し下げられる。
その後、さらにトナー容器32Yの装着動作が進められると、係合部34gと位置決め部材31cとが係合した状態で、口栓部材34dによるトナー排出口Bの開放が開始される。すなわち、ノズル70の先端がホルダ34cの穴部に挿入されるのにともない、口栓部材34dがノズル70に押動される。

このとき、爪部材76は、上述した退避位置から口栓部材34dに係合する位置に突出する(回転支軸76aを中心にした回転である)。すなわち、爪部材76は、滑動部34c1による押動から開放されて、板バネ77の付勢力によってデフォルトポジションに押し上げられる。
このとき、口栓部材34dは、ノズル70と爪部材76とによって挟持されて、トナー容器収容部31(保持部73)における位置が固定された状態である。そして、その状態から、トナー容器32Yがさらに装着方向に移動すると、口栓部材34dの位置が固定された状態で、トナー排出口Bの開放が行われる(相対的に口栓部材34dが移動する。)。
そして、ホルダ34cが保持部73に突き当たる位置(突き当て基準位置)で被保持部34Yの位置が定まり、それと同時に口栓部材34dがトナー排出口Bを完全に開放するとともに、トナー容器収容部31の駆動部の駆動ギア31gにトナー容器32Yのギア33cが噛合する。また、ICチップ35が通信回路74に対して無線通信ができる位置で対向し、トナー容器の非互換性を担保するための凹部34m及び凸部34nが、装置本体の嵌合部材と嵌合する。そして、トナー容器32Yのトナー排出口Bとノズル70のトナー補給口70aとが連通して、トナー容器32Yの装着動作が完了する。
他方、トナー容器32Yを装置本体100のトナー容器収容部31から取出(離脱)する場合には、上述の装着時の手順と逆の手順で操作が行われる。 すなわち、まずトナー容器32Yが保持部73から離れる動作(離脱動作)に連動して、保持部73における口栓部材34dの位置がノズル70及び爪部材76によって固定された状態で、口栓部材34dが爪部材76に付勢されてトナー排出口Bの閉鎖が行われる。このとき、口栓部材34dの端面が、被保持部34Yに形成された嵌合部に嵌合して、口栓部材34dによるトナー排出口Bの閉鎖が完了する。その後、トナー容器32Yがさらに離脱方向に移動すると、被保持部34Yの離脱を妨げない位置に爪部材76が移動する。そして、被保持部34Yが完全に離脱された後に、爪部材76は、滑動部34c1による押動から開放されて、板バネ77の付勢力によってデフォルトポジションに戻ることになる。
以上説明した画像形成装置では、トナー容器32Yの滑動部34c1が滑合面31a上を滑動する1つのアクション(本体ドアー110の開閉動作を除く)で、トナー容器32Yの装着動作及び離脱動作が完了することになる。なお、トナー容器32Yは、トナー排出口Bが鉛直方向下方に向けて配設された被保持部34Yを備え、そのトナー排出口Bが開口部Aより鉛直方向下方に配設されるとともに、装着動作に連動して口栓部材34dが確実に位置決めされた後にノズル70に押動されてパッキン34eで密封されたトナー排出口Bを開放するために、トナー排出口Bのトナー汚れが少なく、ユーザーがトナー排出口Bに触れてトナーで汚される不具合が抑止される。
また、トナー容器収容部31に対するトナー容器32Yの着脱動作は、滑動部34c1の滑動にともなう1つのアクションになるために、トナー容器32Yの交換時の操作性、作業性が向上する。特に、被保持部34Yの底面に滑動部34c1を設けることで、滑動部34c1がトナー容器32Yを支持しながら滑合面31aを滑動することになる。さらに、トナー容器32Yの装着動作は、ユーザーが把持部33dを直接的に把持した状態で滑動部34c1の滑動が開始されて、その後にアーム対の付勢とともに被保持部34Yの位置決めが開始されて、その後にノズル70の挿入が開始されて、滑動の終了とともに被保持部34Yの位置決めとノズル70の挿入と駆動部の連結とが終了するものである。これにより、ユーザーは被保持部34Yの滑動(1アクションの装着動作)が進むのと同時に、被保持部34Yの位置決めによるクリック感を体感して、装着動作に誤操作が生じていないことを確信することになる。
またトナー容器32Yは、トナー容器収容部31(装置本体100)の上方から載置するのではなくて、トナー容器収容部31(装置本体100)の前面から着脱されるために、トナー容器収容部31の上方のレイアウトの自由度が高まる。例えば、トナー補給装置の真上にスキャナ(原稿読込み部)が配設されている場合であっても、トナー容器32Yの着脱における操作性、作業性は低下しない。さらに、トナー容器32Yのギア33cと装置本体100の駆動ギア31gとの噛合位置Dに対するレイアウトの自由度も高まる。また、トナー容器32Yは、その長手方向を水平方向として装置本体100に設置されるために、画像形成装置100全体の高さ方向のレイアウトに影響を及ぼすことなく、トナー容器32Yのトナー容量を多くしてその交換頻度を少なくすることができる。
なお、上述してきたトナー容器32Y、32M、32C、32Kの容器本体内にはトナーのみを収容するものとしたが、トナーとキャリアとからなる2成分現像剤を現像装置に適宜に供給する画像形成装置においては、トナー容器32Y、32M、32C、32Kの容器本体内に2成分現像剤を収容することもできる。また、容器本体33Yの内周面に突起33bを一体的に形成して、容器本体33Yを回転駆動したが、容器本体33Yの内部にコイル又はスクリューを回転自在に保持して、容器本体33Yを回転せずに、コイル又はスクリューをギア33cによって回転駆動することもできる。その場合も、ICチップ35を覆う保護キャップ38を設けるとともに、トナー容器32Yの1アクションの着脱動作に連動して被保持部34Yの口栓部材34dによるトナー排出口Bの開閉を行える。
さらに、トナー補給装置にチューブ71の内部に対して空気を送出する吸引型スクリューポンプ60を設置したが、トナー補給装置としては、チューブ71の内部に対して空気を送入する吐出型スクリューポンプを設置することもできる。さらには、チューブ71に接続するポンプとしてダイヤフラム式エアーポンプを用いることもできる。
さらにまた、作像部6Y、6M、6C、6Kの一部又は全部をプロセスカートリッジとすることもできる。そしてさらに、上述したトナー容器をプロセスカートリッジに一体的に設置することもできる。すなわち、トナー容器をプロセスカートリッジの構成部材とすることができる。
以下本発明の実施例に係る現像剤補給装置について説明する。本実施例に係る現像剤補給装置は、二成分電子写真方式の画像形成装置に採用されるプレミックス方式の現像剤補給装置に適用されるものである。
図8は本実施例に係る現像剤補給装置の構成示す模式図、図9は現像剤ボトルを示す平面図である。本例に係る現像剤補給装置140は、トナー及びキャリアが所定の割合で混合された現像剤が格納された交換可能な現像剤容器である現像剤ボトル150と、現像剤搬送路である現像剤搬送チューブ141と、搬送ポンプとしてモーノポンプ160と備え、現像剤を現像器142に搬送する。
また、現像剤搬送チューブ141の水平配置部141aには、現像剤中のキャリアの割合を検知するセンサ143が取り付けられている。ここで、センサ143は、透磁率を測定する非接触式のものであり、符号143aはセンサ143のヘッド部を示している。また、センサ43には、センサ43からの信号を受け、現像剤ボトル50内の現像剤の量を推定し、現像剤が無くなる現像剤エンド、現像剤エンドが近い現像剤ニアエンドを判定する判定手段144と、判定手段144の判定に基づき現像剤エンド及び現像剤ニアエンドを警告する表示手段145とを備える。既に述べたように、以上及び以下において、ニアエンド、エンド報知とは現像剤ボトルあるいはトナーボトル内の現像剤が空に近いもしくは空であることを利用者に報知することであり、その態様はボトルの交換を促す指示等である。
判定手段144は、例えばCPU、RAM、ROM等を備えたコンピュータで、所定のソフトウエアを実行することにより前記機能を実現する。例えばROM等に閾値を格納したテーブルを備え、CPUで入力されたセンサ143からの出力値と閾値とを比較して現像剤エンド又は現像剤ニアエンドを判定する。また、表示手段145は、画像形成装置の操作部近傍に設けられた表示装置にその旨を表示するものである。なお、表示手段の他に音声で現像剤エンド等の告知する音声出力手段を設けることができる。またRAMには後述する制御処理におけるフラグの状態を保存する格納スペースを設けるものとする。
現像剤ボトル150は、上述した図5等に示すトナー容器32Y、32M、32C、32Kと同様の構成を有し、この現像剤ボトル150から現像機142へ現像剤を搬送するため圧力差を生じさせるポンプを使用することが好適である。本例では、現像剤搬送チューブ141としては、例えばシリコンチューブを用いる。そのため、搬送にスクリューを使用する場合に比べて機械内部での這い回しが容易となる。その結果、レイアウトの自由度が増し、機械の小型化を実現しやすくなる。またスクリューを使用すると、その搬送経路が長いと現像剤にストレスを与えて、現像剤の品質の劣化させるのに対して、ポンプによる搬送の場合、搬送経路が長くなることの影響はほとんど見られない。またチューブでの搬送経路を持たせた場合、水平配置部141aを容易に構成することができる。
上述のように本例では、現像剤搬送用のポンプとしてモーノポンプ160を使用しているが、図10はモーノポンプの構成を示す断面図である。このモーノポンプ160は、円筒形状のケース161内に1本の螺旋旋状の凸部を設けたロータ162と円筒形状部材に2本の螺旋状の溝を設けたステータ163とからなり一軸偏芯スクリューポンプである。また、モーノポンプ160は、補給ケース164、補給クラッチ165、チューブ清掃用キャップ166を備えている。このモーノポンプ160は、良好な補給分解能を持つため最少補給時間を短くできることから現像剤の搬送量の分解能を高くすることができ、搬送量にばらつきの少ない現像剤の供給が可能となる。
さらに、モーノポンプ160は、現像剤エンド時に現像剤が供給されなくなると空転してポンプとしての性能が大きく劣化することが知られている。このため、現像剤ボトル150に現像剤がなくなる現像剤エンドとなった場合には速やかにモーノポンプ160を停止する必要がある。本例では、現像剤エンドの判定を正確に行うことができるキャリア濃度による現像剤エンドの判定を行うため、モーノポンプ160の空転による性能劣化を防止することができる。
センサ143としては、透磁率を測定する非接触式の公知のものを使用し得る。キャリアは、磁性を持つフェライト粒子の表面に帯電付与の機能を持つ樹脂をコーティングした構成からなるものが一般的ある。このため、キャリアの濃度は、透磁率を測定することにより測定できるからである。また、透磁率を測定するセンサは非接触のものが実用化されており、このタイプのセンサを用いることで、搬送経路に穴等の改造を加えることなく、現像剤残量の推定、現像剤エンドおよび現像剤ニアエンドを正確に判定することができる。また、センサ143は、現像剤搬送チューブ141の水平配置部141aに取り付けることで、センサ出力が安定し、その結果現像剤残量の推定とトナー容器の現像剤エンドおよび現像剤ニアエンドの判定をより正確に行うことが可能となる。
発明者は現像剤に残留している現像剤と搬送される現像剤中のキャリアの濃度との関係について測定をおこなった。ここで最初に現像剤ボトルに充填したトナーとキャリアはそれぞれ1840g、160gであり、キャリアの割合は重量比で8%であった。また充填方法としては、キャリアを先に注入した後に、トナーを注入している。現像剤として、黒(BK)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色について測定を行った。
図11は現像剤の残量とキャリア濃度との関係を示すグラフである。キャリアの比重はトナーに比べて非常に大きいため、トナーボトルから排出しにくく、前半はほとんどキャリアが出てこないことがわかる。また現像剤残量が少なくなってからキャリア濃度が上昇し、後に再度低下する。この傾向は色による差がなく、また高い再現性があることが確認された。
以上の結果から、現像剤補給装置140の現像剤搬送チューブ141でキャリア濃度を測定することでトナーボトル内の現像剤残量を推定できることが分かる。また上昇したキャリア濃度が一定の値を下回った場合(このグラフでは10%程度)を下回った際にニアエンドやエンド判定の基準とすることで正確な現像剤エンド検知を容易に行うことが可能となる。また、現像剤容器にトナーがなくなる直前にキャリア濃度は急激に低下することから、このキャリア濃度の変化によって現像剤エンド、もしくは現像剤ニアエンドを判定することができる。
図12はキャリア濃度センサの方向による出力例を示すグラフである。センサ143は、水平方向に取り付けた場合と、鉛直方向に取り付けた場合の出力に違いがある。ここで測定に用いたトナーのキャリア濃度は約8%(センサ出力約1.72V)で同じ濃度であり、100ms間隔でサンプリングを行った結果をグラフにしたものである。
このように取り付け位置によってセンサの出力のばらつきに差が出るため、安定な出力が得られる水平部に取り付けることが望ましく、その結果として現像剤残量の推定、現像剤エンドおよび現像剤ニアエンドを正確に判定することが可能となる。
図13はキャリア濃度とセンサの出力との関係を示すグラフ、図14は現像剤残量とセンサの出力との関係を示すグラフである。センサ143は透磁率を検出するものであるため、キャリア濃度の上昇によって出力が増加する。これにより、センサの出力によって画像形成装置は現像剤残量を推定出来ることが分かる、さらに現像剤エンドおよび現像剤ニアエンドを正確に判定することが可能となる。即ち、センサ出力が増加し、ピークに達したあとに一定まで出力が低下した場合(センサ出力が1.0V以下など)に、現像剤エンドと判定することで正確な現像剤エンド判定を行うことが可能となる。
次に、図16から図18を参照してセンサ検知処理のフローを説明する。
図16において、ステップ1(S1:以下ステップを単にSと記載する)において、RAMの所定領域に存在する4VフラグがONとなっているか否かを判断する。ついでS2において、S1で4VフラグがONとなっていなかった場合にはセンサからの信号が4V以上となっているか否かを判断する。ここで4V以上となっていなければ本処理を抜ける。さらにS3では、S2でセンサからの信号が4V以上となっていた場合には4VフラグをONして、本処理を抜ける。
またS4では、S1で4VフラグがONであった場合には、引き続き1VフラグがONとなっているか否かを判断する。ここで1VフラグがONであった場合にはそのまま本処理を抜ける。そしてS5では、S4で1VフラグがONでなかった場合にセンサからの信号が1V以下となっているか否かを判断する。ここで、1V以下となっていなければ本処理を抜ける。さらにS6では、S5で1V以下となっている場合には1VフラグをONして本処理を抜ける。
次にエンド表示処理例の1を説明する。
図17(A)に示すように、S7で1VフラグがONされているか否か判断し、S8では、S7で1VフラグがONしていない場合には4VフラグがONしているか否かを判断する。ここで4VフラグがONしていない場合、即ち、1Vフラグ、4Vフラグが共にOFFの状態の場合には本処理を抜ける。またS9では、S8において、4VフラグがONされているときにはニアエンドを利用者に報知するニアエンド表示処理を行なう。ニアエンドは、例えば画像形成装置に設けられている表示手段145の表示画面(液晶表示部等)にその旨を表示しても良いし、所定の部位のLEDの発光、もしくは音声等で利用者に報知しても構わない。
そしてS10で、後述する交換フラグがONになっているか否かを判断し、交換フラグがONになっていない場合には本処理を抜ける。またS11では、S10で交換フラグがONになっていた場合は、4Vフラグ、1VフラグをOFFにする。即ち、現像剤ボトル150(或いはトナーボトル)が交換されていれば各フラグがリセットされ、初期状態に戻ることを意味する。そしてS12において交換フラグをOFFとする。なお、S13では、S7で1VフラグがONになっていた場合にはトナーエンドを利用者に報知するエンド表示処理を行う。これはやはり画像形成装置に設けられている表示手段145の表示画面(液晶表示部等)にその旨を表示しても良いし、所定の部位のLEDの発光、もしくは音声等で利用者に報知しても構わない。
次にエンド表示処理例の2を説明する。
図17(B)に示すように、S14では、1VフラグがONか否かを判断し、ONで無い場合には本処理を抜ける。S15では、S14で1VフラグがONであった場合にはエンド表示(ニアエンド表示)を行う。これはやはり表示手段145の表示画面等にその旨を表示しても良いし、所定の部位のLEDの発光、もしくは音声等で利用者に報知しても構わない。なお本例ではエンド表示を行うが、ニアエンド表示を行っても良い。そして、S16〜S18では、先に説明したS10〜S12と同様の処理を行う。
次に交換検知処理について説明する。
図18に示すように、S19では現像剤ボトル150の交換動作が行われたか否かを判断する。ここでの判断基準としては、例えば現像剤ボトル150が引き抜かれたことを検知し、その後、新規の現像剤ボトル150が挿入された場合に、現像剤ボトル150に設けられている既述のICチップ等の情報記憶素子から当該現像剤ボトル150の情報を読み取り、新規の現像剤ボトル150である場合には交換動作が行われたものと判断する手法が採用できる。既述のようにICチップ等の情報記憶素子には現像剤ボトル150に入れられているトナーの種類や、ロット番号、リサイクルの回数等を記憶させておく。そしてS20では、S19において、現像剤ボトル150交換動作が行われたと判断された時には交換完了フラグをONとする。
なお、上述したS13、S9、及びS15等でニアエンド、エンド表示を行なう前後で現像剤ボトル150(或いはトナーボトル)に設けられているICチップ等の記憶素子にニアエンド、エンドである旨を書き込み、交換動作時や、交換フラグ確認時に当該書き込みが無いボトルであれば交換が済んだものとしてみなすことも可能である。また上述のように現像剤ボトル150等自体にニアエンド、エンドの識別情報を載せることが可能になっていれば、一度中のトナーを使い切って、エンド、ニアエンドが書き込まれた現像剤ボトル150を誤って再度画像形成装置に挿入しても速やかにエンド、ニアエンド表示等を行わせることが可能になる。
またさらには、1Vフラグ、4Vフラグを書き込む場所を画像形成装置のRAMではなく、ボトルの情報記憶素子に書き込みその情報を読み取るようにしてもよい。この場合は、1Vフラグ、4Vフラグの格納場所をトナーボトルの情報記憶素子上に設定しておき、エンド処理その1におけるS10〜S12の処理、もしくはエンド表示処理その2のS16〜S18を省くことで実現できる。
すなわち上述したセンサ検知処理から交換検知処理までの処理を行うことで以下の動作が可能となる。
まず、センサ検知処理によって、搬送チューブ内を搬送している現像剤のキャリア濃度が予め定められた第一の濃度(例えば約21%)に達したか否か、また、当該第一の濃度に達した後に、予め定められた第一の濃度よりも低い第2の濃度(例えば5%)まで低下したかを判断させる。実際にはセンサ出力値(4V、1V)を基準とするが、目的としては濃度の上下を判断することにある。
ついで、上述したエンド表示処理の1では、そこから搬送される現像剤が一旦第1の濃度まで上昇し、第2の濃度に下がった現像剤ボトル150は、中の現像剤量が予め定められた交換必須とされている量より少なくなっているものとみなされてエンド表示が行われ、第一の濃度まで上がってはいるが、まだ第2の濃度までは下がっていないものはこの交換必須とされている量にまでは減っていないが警告もふくめてニアエンド表示が行われることになる。
また上述したエンド表示処理の2では、エンド表示処理例の1で行っているニアエンド表示の領域、つまり、第一の濃度まで上がった後、第2の濃度まで下がっていない領域では特に警告は行わず、第2の濃度まで下がった領域で警告表示(エンド表示、もしくはニアエンド表示)を行うようになっている。エンド表示の2の処理を利用する画像形成装置には現像剤ボトルやトナーボトルと現像装置との間に現像剤をある程度溜めておけるホッパを有することが望ましい。このホッパを有することで現像剤ボトル等の内部の現像剤が空に近くなったとしても、ホッパ内の現像剤を使用でき、ある程度の余裕を持って現像剤交換の時期を決定できる。そのため、エンド表示その2に有るように現像剤ボトルが空に近いときにいきなりエンド表示、もしくはニアエンド表示を行なっても余裕を持ってボトルの交換ができるという利点がある。もちろん、本発明では上述のようなホッパを有することが必須ではなく、現像剤ボトルの剤容量、上述した第2の濃度をどの程度の濃度に設定するか等でエンド表示の2の処理は十分にその機能を発揮できる。なお、上述した交換検知処理は、現像剤ボトルが交換されたか否かを判断するものであり、ニアエンド、エンドを取り消すための契機となる処理であることは勿論である。
5Y:現像装置31:トナー容器収容部32Y、32M、32C、32K:トナー容器33Y:容器本体33b:突起33c:ギア34Y 被保持部34a:キャップ34a1:突出部34b:キャップカバー34c:ホルダ34d 口栓部材(開閉部材)34e:パッキン35:ICチップ(電子部品)38:保護キャップ(保護部材)59:トナー補給装置60:スクリューポンプ61:ロータ62:ステータ70:ノズル70a:トナー補給口71:チューブ(搬送管)73:保持部74:通信回路76:爪部材(付勢部材)100:画像形成装置本体(装置本体)140:現像剤補給装置141:現像剤搬送チューブ141a:水平配置部142:現像器143:センサ143a:符号150:現像剤ボトル151:周壁部152:溝部153:排出部160:モーノポンプ161:ケース162:ロータ163:ステータ164:補給ケース165:補給クラッチ166:チューブ清掃用キャップA:開口部B:トナー排出口
特開2000−338767公報

Claims (10)

  1. 現像剤容器と、前記現像剤容器から現像装置に現像剤を搬送する搬送経路とを備え、現像剤容器には、現像剤としてトナーに対して一定量のキャリアを分散させたものを格納し、この現像剤容器を交換できるものとした現像剤補給装置において、 前記搬送経路中に配置され現像剤中のキャリアの濃度を測定する測定手段と、 検出したキャリアの濃度に基づいて前記現像剤容器の現像剤の残量を推定する残量推定手段を備えることを特徴とする現像剤補給装置。
  2. 残量推定手段は、検出したキャリア濃度に基づいて現像剤容器の現像剤エンド状態及び現像剤ニアエンド状態の少なくとも一方を推定することを特徴とする請求項1に記載の現像剤補給装置。
  3. 残量推定手段は、予め定められた第一のキャリア濃度を検出し、次いで該予め定められた第一のキャリア濃度よりも低い第2のキャリア濃度を検出したことに基づいてエンド、ニアエンドを判断することを特徴とする請求項1に記載の現像剤補給装置。
  4. 前記測定手段は、透磁率の変化を測定するものであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の現像剤補給装置。
  5. 前記測定手段は、非接触で測定を行うものであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の現像剤補給装置。
  6. 前記測定手段は、前記搬送路のうち水平に配置されている個所に配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の現像剤補給装置。
  7. 前記現像剤は、圧力差を利用したポンプで搬送されることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の現像剤補給装置。
  8. 前記現像剤は、一軸偏芯スクリューポンプで搬送されることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の現像剤補給装置。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の現像剤補給装置を備えることを特徴とする現像装置。
  10. 請求項9に記載の現像装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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