JP5444355B2 - 不揮発性メモリにおける検出中のデータ状態ベースの温度補償 - Google Patents

不揮発性メモリにおける検出中のデータ状態ベースの温度補償 Download PDF

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Description

本発明は、不揮発性メモリに関する。
半導体メモリは、様々な電子デバイスで使われることが一般的になってきている。例えば、不揮発性半導体メモリは、携帯電話、デジタルカメラ、パーソナルデジタルアシスタント、モバイルコンピュータ、非モバイルコンピュータ、及び他の装置に使用されている。電気的消去・再書込み可能型読取専用メモリ(EEPROM)とフラッシュメモリは、最も普及している不揮発性半導体メモリである。フラッシュメモリに関しては、ある種のEEPROMもそうであるが、通常のフル装備のEEPROMとは異なり、全メモリアレイまたは一部分のメモリの内容は、1ステップで消去することができる。
通常のEEPROMとフラッシュメモリは、半導体基板内のチャネル領域上に配置され、そのチャネル領域から絶縁されているフローティングゲートを採用している。フローティングゲートは、ソース領域とドレイン領域の間に配置されている。フローティングゲートの上に、そのフローティングゲートから絶縁されている制御ゲートが設けられている。形成されているトランジスタの閾値電圧(VTH)は、フローティングゲート上に保持されている電荷量によって制御される。即ち、そのソースとドレインの間の導通を可能にすべくトランジスタをオンするために制御ゲートに印加すべき電圧の最小量は、そのフローティングゲート上の電荷量レベルにより制御される。
ある種のEEPROMとフラッシュメモリデバイスは、2つの電荷量範囲を蓄えるために使われるフローティングゲートを備えており、それゆえ、その記憶素子は、2つの状態、即ち、消去状態とプログラムされた状態、の間でプログラム/消去が行われることができる。そのようなフラッシュメモリデバイスは、各記憶素子が1ビットデータを記憶することができるので、バイナリフラッシュメモリデバイスと呼ばれることがある。
マルチステート(マルチレベルとも呼ばれる)フラッシュメモリデバイスは、複数の区別された許可された/有効なプログラム済閾値電圧範囲を特定することによって実現される。夫々の区別された閾値電圧範囲は、メモリデバイス内で符号化される一組のデータビットに対する予め決められた値に対応する。例えば、各記憶素子は、4個の区別された閾値電圧範囲に対応する4個の区別された電荷バンドの中の一つの状態に置かれることによって、2ビットデータを記憶することができる。
通常、プログラム動作において制御ゲートに印加されるプログラム電圧VPGMは、時間の経過に伴って大きさが増大する一連のパルスとして印加される。一つのアプローチとしては、パルスの大きさは、連続するパルスの1つ毎に、例えば0.2−0.4Vの既定のステップサイズずつ増加する。VPGMは、フラッシュメモリ素子の制御ゲートに印加される。プログラムパルスの間の期間に検証動作が実行される。即ち、並列にプログラムされている素子グループの各素子のプログラムレベルは、連続するパルスの間に読み出され、素子がプログラムされている検証レベルと等しいか或いはそれ以上であるか否かが判定される。マルチステートフラッシュメモリ素子のアレイでは、素子の各状態毎に検証ステップが実行され、データに対応する検証レベルにその素子が達したか否かが判定される。例えば、4つの状態のいずれかにデータを記憶可能なマルチステート記憶素子では、3つの比較点での検証動作が必要とされる。
さらに、EEPROM、或いは、NANDフラッシュメモリデバイスのようなフラッシュメモリデバイスのNANDストリングをプログラミングする場合、通常、制御ゲートにVPGMが印加されるとともにビットラインが接地され、それによって、セル、或いはメモリ素子、即ち記憶素子のチャネルからフローティングゲートへ電子が注入される。フローティングゲートに電子が蓄積されると、フローティングゲートが負値に帯電し、メモリ素子の閾値電圧が上昇し、メモリ素子がプログラムされた状態となる。そのようなプログラミングに関するさらなる情報は、米国特許第6,859,397号及び米国特許第6,917,542号に開示されている。両者の文献の内容は、本明細書に組み込まれる。
NANDフラッシュメモリデバイス等の不揮発性記憶装置では、温度変化が、データの読み込み及び書き込み時に問題を呈する。メモリデバイスは、自らが位置する環境に基づいて温度変化にさらされる。例えば、いくつかの現在のメモリデバイスでは、−40℃から+85℃の間で使用するのが定格とされている。工業、軍事、及び消費者向け用途の装置は、大きな温度変化を受けることがある。温度は、多くのトランジスタパラメータに影響するが、その中で支配的なのが閾値電圧である。特に、温度変化によって、読み出しエラーが発生して、不揮発性記憶素子の異なる状態の閾値電圧区分が拡大することがある。温度の変化に起因する精度不良に対処するための改良された技法が必要とされている。
本発明は、検証及び読み出し動作中にデータ状態に依存する記憶素子内の電流を誘発することによって、不揮発性記憶における読み出し精度を向上させるための方法を提供することにより、上記及び他の問題に対処する。
一実施形態において、不揮発性記憶を動作させるための方法は、(a)複数の電圧を、一つずつ、選択された不揮発性記憶素子の制御ゲートに印加すること、(b)各電圧を印加する間に、選択された不揮発性記憶素子に少なくとも一つの電流源を結合すること、(c)選択された不揮発性記憶素子を流れる電流を検出すること、及び、(d)検出された電流を、少なくとも二つの電圧において異なる参照電流と比較すること、を含む。異なる状態等の異なる電圧に対して、異なる検出電流を使用することができる。
別の実施形態において、不揮発性記憶を動作させるための方法は、(a)NANDストリング内の少なくとも一つの選択された不揮発性記憶素子の制御ゲートに、選択されたワードラインを介して、電圧を印加することであって、その電圧が低い状態と高い状態とを切り離すこと、(b)電圧を印加することによって少なくとも一つの選択された不揮発性記憶素子が導電される場合に、選択された不揮発性記憶素子を流れる電流を誘発すること、及び、(c)その電流を、高い状態の参照温度係数に基づく参照電流と比較すること、を含む。同じ参照温度係数であっても、状態が異なれば参照電流が異なる場合がある。
別の実施形態では、検出電流は、状態と温度係数との両方に依存し得る。
別の実施形態において、不揮発性記憶を動作させるための方法は、(a)複数の電圧を、一つずつ、選択された不揮発性記憶素子の制御ゲートに印加すること、(b)各電圧を印加する間に、事前充電コンデンサを選択された不揮発性記憶素子に結合することであって、選択された不揮発性記憶素子が導通状態にある場合に、コンデンサは、選択された不揮発性記憶素子に放電すること、(c)電圧毎に異なる放電時間の経過後に、選択された不揮発性記憶素子が導通状態にあるかどうかを、コンデンサの放電量がトリップポイントを下回るか否かに基づいて判断すること、を含む。放電時間は、温度によっても変化し得る。
別の実施形態においては、不揮発性記憶装置は、少なくとも一組の不揮発性記憶素子と、少なくとも一つの制御回路と、を含む。少なくとも一つの制御回路は、複数の電圧を、一つずつ、選択された不揮発性記憶素子の制御ゲートに印加し、各電圧を印加する間に、選択された不揮発性記憶素子に少なくとも一つの電流源結合し、選択された不揮発性記憶素子を流れる電流を検出し、検出された電流を、少なくとも二つの電圧において異なる参照電流と比較する。
本明細書に記載されている方法を実行するための対応する方法、システム、及びコンピュータ(又はプロセッサ)読み出し可能な記憶装置も提供され得る。
NANDストリングの平面図である。 図1aのNANDストリングの等価回路図である。 NANDフラッシュメモリ素子のアレイのブロック図である。 NANDストリングの断面図を示す。 閾値電圧区分を示す。 異なる状態の温度係数と検出電流の関係を示す。 高い状態と低い状態との間の温度係数対検出電流の変化を示す。 異なる状態の検出電流対温度の変化を示す。 読み出し動作中に、選択されたワードラインに印加される制御ゲート読み出し電圧を示す。 プログラミング中に、選択された不揮発性記憶素子の制御ゲートに印加されるパルストレインの一例を示す。 NANDストリングと検出用構成要素の構成を示す。 異なる状態における記憶素子に関する電流とゲート−ソース電圧の関係を示す。 異なる状態における検出コンデンサでの電圧の放電を示す。 プログラム検証処理を示す。 読み出し処理を示す。 NANDフラッシュメモリ素子のアレイのブロック図である。 単一行/列のデコーダ及び読み出し/書き込み回路を使用する不揮発性メモリシステムのブロック図である。 検出ブロックの一実施形態を示すブロック図である。 全ビットラインメモリアーキテクチャのために、又は、奇数−偶数メモリアーキテクチャのために、メモリアレイをブロックに編成する例を示す。 閾値電圧区分のセットおよび1パスプログラミングの一例を示す。 閾値電圧区分及び2パスプログラミングの一例を示す。 様々な閾値電圧区分を示し、不揮発性メモリをプログラムするための処理を説明する。 様々な閾値電圧区分を示し、不揮発性メモリをプログラムするための処理を説明する。 様々な閾値電圧区分を示し、不揮発性メモリをプログラムするための処理を説明する。
本発明は、検証及び読み出し動作中に記憶素子でデータ状態に依存する電流を誘発することにより、不揮発性記憶における読み出し精度を向上させるための方法を提供する。
本発明を実装するのに好適なメモリシステムの一例は、NANDフラッシュメモリ構造を利用するものであり、2つの選択ゲートの間に複数のトランジスタの直列接続を含んでいる。直列に接続されたトランジスタと選択ゲートは、NANDストリングと呼ばれる。図1aは、1つのNANDストリングを示す平面図である。図1bは、その等価回路である。図示されているNANDストリングは、第1選択ゲート120と第2選択ゲート122の間に挟まれている、直列に接続されている4つのトランジスタ100、102、104及び106を有する。選択ゲート120は、NANDストリングのビットライン126への接続を開閉する。選択ゲート122は、NANDストリングのソースライン128への接続を開閉する。選択ゲート120は、制御ゲート120CGに適切な電圧を加えることによって制御される。選択ゲート122は、制御ゲート122CGに適切な電圧を加えることによって制御される。トランジスタ100、102、104、及び106の夫々は、制御ゲートとフローティングゲートを有している。トランジスタ100は、制御ゲート100CGとフローティングゲート100FGを備えている。トランジスタ102は、制御ゲート102CGとフローティングゲート102FGを備えている。トランジスタ104は、制御ゲート104CGとフローティングゲート104FGを備えている。トランジスタ106は、制御ゲート106CGとフローティングゲート106FGを備えている。制御ゲート100CGはワードラインWL3に接続されており(またはワードラインWL3であり)、制御ゲート102CGはワードラインWL2に接続されており、制御ゲート104CGはワードラインWL1に接続されており、制御ゲート106CGはワードラインWL0に接続されている。制御ゲートは、また、ワードラインの一部として提供される。一実施形態では、トランジスタ100、102、104、及び、106は、夫々が記憶素子であり、メモリセルと呼ばれることがある。他の実施形態では、記憶素子は、複数のトランジスタを含むことがあり、図示されているものとは異なる場合がある。選択ゲート120は、選択ラインSGDに接続されている。選択ゲート122は、選択ラインSGSに接続されている。
図2は、3個のNANDストリングを示す回路図である。NAND構造を使用するフラッシュメモリシステムの典型的なアーキテクチャは、いくつかのNANDストリングを含む。例えば、3個のNANDストリング、320、340及び360が、さらに多くのNANDストリングを有するメモリアレイ内に示される。各NANDストリングは、2個の選択ゲートと4つの記憶素子を有している。簡単化のために4個の記憶素子が描かれているが、最近のNANDストリングは、例えば最高32個又は64個の記憶素子を有する場合がある。
例えば、NANDストリング320は選択ゲート322と327、及び、記憶素子323〜326を有し、NANDストリング340は選択ゲート342と347、及び、記憶素子343〜346を有し、NANDストリング360は選択ゲート362と367、及び、記憶素子363〜366を有する。各NANDストリングは、その選択ゲート(例えば、選択ゲート327、347、又は367)によってソースラインに接続されている。選択ラインSGSは、ソース側選択ゲートを制御するために使用される。種々のNANDストリング320、340、及び360は、選択ゲート322、342、362等の選択トランジスタによって各ビットライン321、341、及び、361に接続されている。これらの選択トランジスタは、ドレイン選択ラインSGDによって制御される。他の実施形態では、選択ラインは必ずしもNANDストリング間で共通とされている必要はない。すなわち、異なるNANDストリングには異なる選択ラインを接続できる。ワードラインWL3は、記憶素子323、343、及び、363のための制御ゲートに接続されている。ワードラインWL2は、記憶素子324、344、及び、364のための制御ゲートに接続されている。ワードラインWL1は、記憶素子325、345、及び、365のための制御ゲートに接続されている。ワードラインWL0は、記憶素子326、346、及び、366のための制御ゲートに接続されている。つまり、各ビットラインと各NANDストリングは記憶素子のアレイ又はセットの列を含む。ワードライン(WL3、WL2、WL1及びWL0)は、アレイ又はセットの行を含む。各ワードラインは、行において各記憶素子の制御ゲートを接続している。また、制御ゲートはワードライン自体によって提供されてよい。例えば、ワードラインWL2は、記憶素子324、344、及び、364に制御ゲートを提供する。実際には、1つのワードラインに数千の記憶素子がある場合がある。
各記憶素子はデータを記憶できる。例えば、1ビットのデジタルデータを記憶するときは、記憶素子の可能な閾値電圧(VTH)の範囲は、論理データ「1」と「0」を割り当てられる2つの範囲に分割される。NANDタイプのフラッシュメモリの一例では、前記VTHは、記憶素子が消去された後に負となり、論理「1」として定義される。プログラム動作後の前記VTHは正であり、論理「0」として定義される。VTHが負であり、読み出しが試行されると、記憶素子がオンして論理「1」が記憶されていることが示される。前記VTHが正であり、読み出し動作が試行されると、記憶素子はオンにならず、論理「0」が記憶されていることが示される。また、記憶素子は、例えば複数ビットのデジタルデータ等の複数のレベルの情報も記憶できる。このケースでは、VTH値の範囲はデータレベルの数に分割される。例えば、4つのレベルの情報が記憶されている場合には、データ値「11」、「10」、「01」、及び、「00」に割り当てられる4つのVTH範囲がある。NANDタイプのメモリの一例では、消去動作後の前記VTHは負となり、「11」として定義される。正のVTH値は「10」、「01」及び「00」の状態のために使用される。記憶素子に書き込まれるデータと、素子の閾値電圧範囲との特定な関係は、記憶素子のために採用されるデータ符号化方式に依存する。
NANDタイプのフラッシュメモリ及びその動作の関連性のある例は、それぞれが参照することにより本明細書に組み込まれる米国特許番号第5,386,422号、第5,570,315号、第5,774,397号、第6,046,935号、第6,456,528号、及び第6,522,580号に示されている。
フラッシュ記憶素子をプログラミングするときには、プログラム電圧が記憶素子の制御ゲートに印加されるとともに、記憶素子に接続されているビットラインが接地される。チャネルからの電子はフローティングゲートに注入される。電子がフローティングゲートに蓄積すると、フローティングゲートは負に帯電し、記憶素子のVTHが上昇する。プログラミング中の記憶素子の制御ゲートにプログラム電圧を印加するために、そのプログラム電圧は適切なワードライン上に印加される。上述したように、各NANDストリング中の1つの記憶素子が同じワードラインを共有している。例えば、記憶素子324をプログラミングするときには、プログラム電圧は記憶素子344と364の制御ゲートにも印加される。
図3は、NANDストリングの断面図を示す。図は単純化されており、原寸に比例していない。NANDストリング400は、ソース側選択ゲート406、ドレイン側選択ゲート424、8つの記憶素子408、410、412、414、416、418、420及び422を含み、基板490上に形成されている。構成要素はp−ウェル領域492上に形成することができ、p−ウェル領域492自体が基板のn−ウェル領域494上に形成されている。そのため、n−ウェルは、p−基板496に形成することができる。供給ライン402,403は、p−ウェル領域492及びn−ウェル領域494とそれぞれ通じ得る。電位VBLを有するビットライン426に加え、電位VSOURCEを有するソース供給ライン404が提供される。VSGSが選択ゲート406に印加され、VSGDが選択ゲート424に印加される。ワードライン又は不揮発性記憶素子のソース側が、ソース供給ライン404など、NANDストリングのソース終端に面する側を表わすのに対し、ワードライン又は不揮発性記憶素子のドレイン側は、ビットライン426など、NANDストリングのドレイン終端に面する側を表わす。
図4は、閾値電圧(VTH)区分を示す。一般に、1セットのマルチレベル記憶素子は2個の異なる状態にプログラムすることができる。ここでN≧2である。例えば、4、8又は16個の状態を使用することができる。ただし、状態の数が増え、状態間の間隔が狭まるにつれて、プログラムされた各記憶素子のデータ状態を正確に読み戻せることの重要度が増してくる。冒頭で言及したとおり、読み出し精度に影響する一つの要因は温度である。温度は、記憶素子がプログラムされた時期と読み込まれた時期との間で変わり得る。プログラム時よりも低い温度で読み込むと、VTHが上にシフトする。同様に、プログラム時より高い温度で読み込むと、VTHが下にシフトする。例えば、区分500、502、506及び510は、E(消去済み)、A、B及びCの状態をそれぞれ表わす。下方へのVTHのシフトは、E、A、B及びC状態の閾値区分501、504、508及び512によってそれぞれ示される。
状態A、B及びCそれぞれの制御ゲート検証電圧VV−A、VV−B及びVV−Cは、プログラム検証動作の検証部分の間に使用され、一つ以上の選択された記憶素子が意図された状態にプログラムされたか否かを検証する。同様に、状態A、B及びCそれぞれの制御ゲート読み出し電圧VCGR−A、VCGR−B及びVCGR−Cは、読み出し動作中に使用され、一つ以上の選択された記憶素子のデータ状態を確認する。閾値電圧は、温度及び他の影響により、読み出しエラーになる程度までシフトすることがある。温度変化に対処するための一つのアプローチとしては、温度に基づいて制御ゲート読み出し電圧を調節することを含む。例えば、VTHが引き上げられたら、制御ゲート読み出し電圧も相応して引き上げれば良い。ただしこのアプローチは、温度変化を補償することができる一方、記憶素子のレベルでのそのような変動を低減あるいは排除することはない。
図5aは、異なるデータ状態における温度係数(Tc)対検出電流(Isense)の関係を示す。Tcは、VTH対温度の変化を示す。温度係数(Tc)は、ドーピングやレイアウトなど、メモリデバイスのさまざまな特徴に依存する。さらに、メモリの寸法が低減されるにつれて、温度係数は増大することが期待される。一般に、メモリデバイスのTcは、異なる温度でテストすることによって測定できる。
マルチレベルのNANDやNORなどの不揮発性記憶装置では、温度係数Tcが状態に依存する。例えば、曲線520、522及び524は、それぞれ状態A、B及びCの異なる検出電流に対するTcの大きさを示しており、Tcの絶対値が示されている。温度が上昇するにつれてVTHが下がるため、Tc=ΔVTH/ΔTempと定義されるTcは、通常、負の値を有する。例えば、Tcは、約−1mV/℃から−4mV/℃の範囲を有し得る。さらに、記憶素子が小さくなるにつれて、Tc及びその状態依存度は強まる。本明細書に記載されている温度の影響に対処する一つのアプローチは、検出電流レベルをデータ状態の関数として変えることを含む。
記憶素子のVTHは、検証動作及び読み出し動作等の検出中に使用される検出電流レベルに依存する。検出電流レベルが高いほど、特定のプログラミングされた状態に達するのに必要とされるフローティングゲート電荷は下がる。また、電流レベルが高いと、装置が閾値下の伝導レジームからさらに離れる。検出電流レベルを上げることにより、記憶素子のTcがすべての状態で下がる。図5aは、C状態のTcがB状態よりも高く、B状態のTcがA状態よりも高いことも示している。記憶素子のTcを下げるために、比較的高い検出電流で記憶素子を検出してもよい。例えば、C状態の記憶素子のTcを下げるために、比較的高い検出電流で記憶素子を検出してもよい。E、A及びB記憶素子はロックアウトされていて検出されないため、電力消費に及ぼす影響はわずかであろう。さらに、比較的一定の所定参照TcであるTC−REFを実現するために、各状態を検出するときに、異なる検出電流を使用してもよい。具体的には、A、B又はC状態で検出を実行するときに、図示されている参照電流ISENSE−A、ISENSE−B及びISENSE−Cをそれぞれ使用できる。さらに、既定の状態については、検証と読み出しの両方で同じ検出電流を使用することができ、検証と読み出しで異なる検出電流を使用することもできる。
一つのオプションでは、状態毎、即ち、対応する検証又は読み出し電圧毎に、異なる参照電流が提供されている。別のオプションでは、少なくとも2つの状態、即ち、少なくとも2つの対応する検証又は読み出し電圧に対して異なる参照電流が提供される。このケースでは、2つ以上の状態及び対応する検証又は読み出し電圧に対して共通の参照電流を使用しても良い。例えば、B及びC状態に対して同じ参照電流を使用するのは適切であると判断され得る。あるいは、E、A、B、C、D、E、F及びGという8つの状態が存在する場合に、A、B及びC状態に対して第1の参照電流を使用し、D及びE状態に対して第2の参照電流を使用し、F及びG状態に対して第3の参照電流を使用することは適切であり得る。特定のメモリ素子をテストすれば、異なる参照電流で実現される性能が示されるであろう。そのようなテストは、読み出しエラーを測定することと、読み出しエラーの最小化と間接経費の最小化との間のトレードオフに基づいて異なる参照電流の数を調節することとを含み得る。
プログラミング中、記憶素子は、記憶素子が非導電状態になるレベルにプログラムパルスのVTHが引き上げられるまで、プログラムパルスを受信し続け、その検出電流は、検証動作中、A、B及びC状態でそれぞれISENSE−A、ISENSE−B又はISENSE−Cを下回る。以下に詳述するように、検出は、事前に充電されたコンデンサを記憶素子に放電することを含み得る。放電量は、所望の参照レベルISENSE−A、ISENSE−B又はISENSE−Cと比較される電流レベルと相関しており、これらの参照レベルは、メモリデバイスと検出構成要素の論理にプログラムされている。さらに、放電時間は、メモリデバイスと検出構成要素の論理によっても調節できるため、特定の電圧放電レベル(トリップポイント)及び対応する電流レベルを、指定された放電時間で実現する必要がある。記憶素子は、検出電流をその状態の指定検出電流レベルを下回る条件を満たしてようやく、既定の状態に完全にプログラムされているとみなされる。
図5bは、高い状態と低い状態との間の温度係数対検出電流の変化を示す。例えば、ΔTcは、C状態のTcとA状態のTcとの違いを表し得る。ΔTcの大きさは、検出電流が増えるに従って小さくなる。これは、高い検出電流レベルで、低い状態記憶素子ではなく高い状態記憶素子を検出することのもう一つの利点である。即ち、高い状態の検出電流を変更することにより、Tcの状態依存度を減らすことができ、結果的に閾値区分が狭くなる。例えば、A状態とC状態との間のTcの差を50%減らすためには、検出電流レベルを50%上げればよい。特定のメモリ素子について、状態毎の検出電流の最適レベルをテストから判断することができる。
図5cは、異なる状態の検出電流対温度の変化を示す。温度の影響を減らすための別のアプローチは、温度の低下に伴ってISENSEを下げるなど、検出電流を温度に依存させることである。曲線540、542及び544は、それぞれ状態A、B及びCの参照検出電流対温度の変化を示す。このアプローチは、データ状態に基づいた検出電流の変更とは別に、或いは組み合わせて適用できる。即ち、異なるアプローチは、データ状態に合わせてISENSEを変更すること、温度に合わせてISENSEを変更すること、及びデータ状態と温度に合わせてISENSEを変更することを含む。後者のアプローチは、Tcを大きく下げる。
例えば、メモリデバイスが高温THIで状態Cにプログラムされると仮定する。このケースでは、ISENSE−C(T−HI)が、参照Tと一致する参照検出電流である。即ち、検出処理は、検出された電流がISENSE−C(T−HI)以下になるまで、選択された記憶素子がプログラムされるように構成することができる。以下でさらに述べる温度依存回路を使用して、温度に基づいて印加されるISENSEのレベルを状態毎に判断することができる。さらに、コンデンサの放電時間を調節することにより、異なる参照検出電流を流すことができる。例えば状態Cの場合、温度がTHIであれば、一つの放電時間はISENSE−C(T−HI)の参照検出電流を流すことに対応し、温度がTLOであれば、長い放電時間がISENSE−C(T−LO)の低い参照検出電流を流すことに対応するであろう。中間の放電時間は、中間の温度に対応し得る。
プログラミング後、メモリデバイスが読み戻されると、現在判断された温度に基づいて適切な参照検出電流を流すことができる。例えば、記憶素子が高温でプログラムされ、その時よりも低い温度で読み込まれると、VTHが高くなるようにシフトしていることであろう。このシフトは、より低い検出電流でメモリを検出することによって補償することができる。このように、温度の低下に合わせてISENSEを減らすことにより、すべての状態でTcを下げることができる。さらに、任意の所与の温度で、高いメモリ状態は高いISENSEで検出されるであろう。また、データ状態の処理方法が変わり、例えば状態Aと状態Bのような低から中の状態では、データ状態によってISENSEを変化させ、状態Cのような高い状態の状態では、データ状態と温度とによってISENSEを変化させることもあり得る。通常、プログラム検証及び読み出しの両方の動作中には、同じ参照検出電流を流すことができる。
一般に、すべての状態で共通であるTc(TC−REF)を選択することができ、図5aの曲線を使用して、状態毎の対応ISENSEを見つけることができる。その後メモリデバイスは、以下に詳述するように、選択されたISENSEのレベルを検出時に使用するように構成することができる。
本明細書に記載されたアプローチについては、読み出し時に温度依存のワードライン電圧を使用する必要がない。さらに、その他いくつかのアプローチのように参照セルを使用する必要もない。Tcを完全に排除することはできないものの、すべての状態で共通のTcを提供することにより、状態ベースのTcの必要性が避けられ、設計が単純化され、結果的にVTH区分が狭まる。別のオプションは、温度に基づいてワードライン電圧を調節することによってさらに補償することである。例えば、高い温度に対して(Vthが低いために)低いワードライン電圧を使用でき、低い温度に対して高いワードライン電圧を使用できる。
図6は、読み出し動作中に、選択されたワードラインに印加される制御ゲート読み出し電圧を示す。読み出し動作中に状態A、B及びCに対する連続振幅VCGR−A、VCGR−BとVCGR−Cを有する制御ゲート電圧波形が、期間t0−t1、t1−t2及びt2−t3のそれぞれにおいて、読み込まれている一つ以上の選択された記憶素子のワードラインに印加される。VCGR−A、VCGR−B及びVCGR−Cは、図4でも示されている。この実施例は、4つのデータ状態が利用可能なケースに適用される。一般に、2個のデータ状態が潜在的に存在するのであれば、制御ゲート電圧波形は2−1個の振幅を有するであろう。
図7は、プログラミング中に、選択された不揮発性記憶素子の制御ゲートに印加されるパルストレインの一例を示す。パルストレイン740は、記憶素子をプログラムし、検証する目的で使用される。パルストレイン740は、記憶素子を検証するためのプログラムパルスの各ペア間に、いくつかのプログラムパルス702、704、706、708、710・・・と、1セットの検証パルスとを含む(その一例が検証パルスセット742である)。一実施形態において、プログラムパルスは、12Vから始まり、連続プログラミングパルス毎に、例えば0.5Vずつ、例えば最大20〜25Vに達するまで定量的に増加する電圧VPGMを有する。いくつかの実施形態では、データが例えば状態A、B及びCにプログラムされている状態毎に検証パルスが存在し得る。他の実施形態においては、検証パルスが多い場合と少ない場合がある。例えば、各セットにおける検証パルスは、VV−A、VV−B及びVV−Cの振幅を有し得る(図4にも明示)。
図8は、NANDストリングと検出用構成要素の構成を示す。簡略実施例においては、NANDストリング818は、ワードラインWL0、WL1、WL2及びWL3とそれぞれ通じている4つの記憶素子を含む。実際には、他にも記憶素子及びワードラインを使用して良い。さらに、それ以外のNANDストリングは、通常は不揮発性記憶素子のブロック又は他のセット内に互いに隣接して配置される。記憶素子は、基板のp−ウェル領域に結合されている。ビットライン816は、NANDストリングのドレイン側及び検出モジュール800に通じる。ビットライン検出トランジスタ810は、ビットライン816に結合されている。これは、検出動作中にコントロール814に応答して導電され、検出モジュールがNANDストリングと通じるようにする高電圧トランジスタである。
ビットライン電圧クランプトランジスタ808は、コントロール814に応答して開かれ、ビットラインが検出アンプ(amp)802と通じるようにする低電圧トランジスタである。読み出し動作や検証動作などの検出動作中に、検出アンプ802内のキャパシタ(電荷保存構成要素)804が充電される事前充電動作が行われる。トランジスタ808は、事前充電を許可するために開かれ得る。
例えば、選択されたワードラインがWL1であると仮定する。検出動作中に、WL1の電圧は、WL1に存在する記憶素子の制御ゲートに結合される。例えば、検証動作中に、各プログラムパルスの後、検証電圧VV−A、VV−B及びVV−CのシーケンスがWL1に提供される。読み出し動作中に、読み出し電圧VCGR−A、VCGR−B及びVCGR−CのシーケンスがWL1に提供される。さらに、電圧VSOURCEが、通常0Vで、NANDストリング818のソース側に印加される。
また、検出動作中にも、トランジスタ810が、ワードライン電圧が印加されたときにNANDストリング818のドレイン側で導電されるなど、オンに切り替わる。加えて、トランジスタ808に電圧が印加され、導電される。選択された記憶素子が導電状態にあると、事前に充電されたキャパシタ804は、記憶素子及びNANDストリングを通じてビットライン経由でソースに放電され、その結果、ソースは、電流シンクとして機能する。電流「I」が明示のように流れる。
記憶素子に対する検出が完了すると、プルダウン回路812がビットラインをアース、Vsource又は他のレベルにするため、他のNANDストリングで他の記憶素子に対する検出が継続しても、記憶素子がロックアウトされてこれ以上検出できなくなる。
コントロール814は、図5cで述べられているような、ISENSEが温度に依存している実施形態で使用されている温度依存回路815も含み得る。温度補償信号を提供するためのさまざまな技法が一般に知られている。これらの技法の一つ以上を、例えば、温度依存回路815で使用できる。このアプローチも可能だが、これらの技法の大半は、実際の温度測定値を取得することに依存しない。例えば、参照により本明細書に組み込まれる「Voltage Generation Circuitry Having Temperature Compensation(温度補償を有する電圧生成回路)」と題する米国特許第6,801,454号は、温度係数に基づいて不揮発性メモリに読み出し電圧を出力する電圧生成回路について記載している。この回路は、温度に依存しない部分と、温度が上昇するのに伴って増大する温度依存部分とを含むバンドギャップ電流を使用する。参照により本明細書に組み込まれる「Non−Volatile Memory With Temperature−Compensated Data Read(温度補償データが読み込まれた不揮発性メモリ)」と題する米国特許第6,560,152号は、データ記憶素子のソース又はドレインに印加される電圧を付勢するバイアス生成回路を使用する。これらの技法のうち任意のもの、及びその他任意の公知の技法が、本願明細書に記載されている温度補償された検出電流を提供する目的で使用できる。
図9aは、異なる状態における記憶素子に関する電流とゲート−ソース電圧の関係を示す。x軸は、検出中の記憶素子のゲート−ソース電圧を示す。例えば、VGS−A、VGS−B及びVGS−Cのゲート−ソース電圧が示されている。検証動作中にVsource=0Vであれば、VGS−A、VGS−B及びVGS−Cは、それぞれVV−A、VV−B及びVV−Cと同じである。読み出し動作中にVsource=0Vであれば、VGS−A、VGS−B及びVGS−Cは、それぞれVCGR−A、VCGR−B及びVCGR−Cと同じである。y軸は、記憶素子とNANDストリングとを通過している電流であるドレイン電流Iを示す。これは検出中に発生する電流であることから、検出電流とも呼ばれる。参照検出電流レベルISENSE−A、ISENSE−B又はISENSE−Cも示されている。既述のとおり、検出処理は、電流の流れが既定の状態の参照検出電流を下回るまで、記憶素子がその状態にプログラムされているとプログラム検証中にみなされないように構成することができる。対照的に、読み出し動作中には、電流の流れが参照検出電流を超えると記憶素子がロックアウトされ、これ以上検出されない。
曲線900、902及び904は、A、B及びC状態における記憶素子の電流対電圧の関係をそれぞれ表わす。一般的に言うと、電流は、VGSが記憶素子の閾値電圧を超え始めると、記憶素子のドレインからソースに流れ始める。異なる状態では閾値電圧が変わるため、このVGSのレベルは異なる状態に応じて変わる。VGSの値が小さいと弱い電流が発生し、VGSの値が上がるにつれて電流が増加し、その時点で、記憶素子が導電状態であるとみなされる。即ち、記憶素子は、一般的に言うと、曲線が曲がり角(knee)で急激に上向いた動作時点に達したときに、導電状態になったとみなされる。VGSに基づき、対応する検出電流が流れる。例えば、動作時点901、903及び905は、徐々に高くなる検出電流が、図5aのISENSE−A、ISENSE−B及びISENSE−Cとなる時点で特定され得る。検出された電流は、記憶素子が完全にプログラムされるために、これらのレベルを下回る必要がある。
例えば、C状態へのプログラミング中、検証動作中に流れる電流は、VV−A(=VGS)>VTHが大きいため、最初は大きい(VV−Aは一定なので、VSOURCEは0Vであり、VTHは最初は小さい)。印加されるプログラムパルスが増えるにつれてVTHが大きくなり、VGS−VTHが小さく、電流も少なくなる。最終的には、電流が参照レベルを下回り、その時点で記憶素子が完全にプログラムされる。
図9bは、異なる状態における検出コンデンサでの電圧の放電を示す。検出動作中に、キャパシタ804(図8)の電圧は、t0からt1までの間の事前充電段階で、最初の電圧V=VINITIALまで事前に充電される。この事前充電により、ビットライン電圧も検出に適切な所定のレベルに達する。指定された時期t1で、制御ゲート電圧が選択されたワードラインに印加された状態で放電が開始され、コンデンサがNANDストリングを介して選択された記憶素子に放電し、選択された記憶素子が導電状態にあればソースにシンクする。さらに、放電の速度は、A、B及びC状態のそれぞれのライン912、914と916によって示される状態に応じて変化し得る。選択された記憶素子が導電状態にない場合には、ライン910によって示されるように、コンデンサは大きく放電しない。統合時間又は放電時間とも呼ばれる検出時間をデータ状態に基づいて設定することにより、対応する検出電流が誘発される。特に、t=t4−t1、t=t3−t1又はt=t2−t1という検出時間を、A、B又はC状態に対してそれぞれ使用できる。(低い検出電流に対応する)長い放電期間を低い温度と併用し、(高い検出電流に対応する)短い放電期間を高い温度と併用できるように、検出時間を温度に基づいて調節することもできる。
さらに、適切な検出時期で状態毎に同じ電圧トリップポイントVTRIPを使用できる。VTRIPは、Vが検出時にVTRIPを下回る場合に選択された記憶素子が導電状態にあるとみなされ、Vが検出時にVTRIPを下回らない場合に選択された記憶素子が非導電状態にあるとみなされるようなレベルを示す。さらに、検出電流は、ISENSE=(ΔV/t)×Cによって静電容量の放電と関連する。式中のCは、キャパシタ804の静電容量である。このように、A、B又はC状態では、それぞれISENSE−A=(ΔV/t)×C、ISENSE−B=(ΔV/t)×C及びISENSE−C=(ΔV/t)×Cである。換言すれば、プログラミング中、記憶素子は、ゲート−ソース電圧が十分に低いレベルまでプログラムパルスのVTHが引き上げられるまでプログラムパルスを受信し続け、その検出電流は、検証動作中にA、B及びC状態についてそれぞれISENSE−A、ISENSE−B又はISENSE−Cを下回る。そのため、検出アンプのコンデンサは、選択された記憶素子が導電状態にあれば特定の電流を提供する電流源であるとみなされ得る。Vはt5で放電される。
このように、検出電流レベルの上昇は、任意のメモリ状態の検出動作中に統合時間を減らすことによって実現できる。同じトリップポイントであれば、統合時間の減少は、検出電流レベルの対応する上昇を示唆する。この特徴は、統合時間の変更を許可している既存のメモリ設計で容易に実装できる。このアプローチにより、高い状態でのTcの変更を大きくし、低い状態での変更を小さくすることが可能となり、すべての状態で単一のTcに収束するのが理想的である。例えば、所与のメモリデバイスがVINITIALとVTRIPとの違いに基づいて静電容量C及びΔVで以て構成されると仮定する。例えば、図5aなどに基づく選択された所定のISENSE−Aを有するA状態の場合、適切な検出時間tは、t=ΔV/(ISENSE−A×C)によって判断することができる。同様に、B及びC状態の検出時間は、それぞれt=ΔV/(ISENSE−B×C)及びt=ΔV/(ISENSE−C×C)である。ΔV、C及び検出電流は、検出時間の判断元となる既知の設計パラメータである。既述のとおり、図5cによれば、検出時間は温度によっても変化し、異なる温度で異なるIsenseを提供し得る。
データ状態に基づいた選択された記憶素子で検出電流を誘発するさまざまなアプローチが使用され得る。例えば、異なる検出電流出力を提供するように調節可能な一つの電流源回路が使用されることもあれば、いくつかの異なる電流源回路が、検出電流出力毎に一つずつ使用されることもある。
検出に関するさらなる詳細が、米国特許第7,376,030号に記載されており、参照により本明細書に組み込まれるものとする。
図10aは、プログラム(書き込み)・検証処理を示す。ステップ1000でプログラム動作(書き込み動作)が開始される。ステップ1002で、プログラムパルスが選択されたワードラインに印加される。ステップ1004で、検証動作が開始される。ステップ1006は、制御ゲート検証電圧VV−Aを選択されたワードラインに印加することを含み、ステップ1008は、電流を検出し、それをISENSE−Aと比較して、選択された記憶素子が導電状態にあるか否か判断することを含む。次に、ステップ1010は、制御ゲート検証電圧VV−Bを選択されたワードラインに印加することを含み、ステップ1012は、電流を検出し、それをISENSE−Bと比較して、選択された記憶素子が導電状態にあるか否か判断することを含む。次に、ステップ1014は、制御ゲート検証電圧VV−Cを選択されたワードラインに印加することを含み、ステップ1016は、電流を検出し、それをISENSE−Cと比較して、選択された記憶素子が導電状態にあるか否か判断することを含む。判定ステップ1018で次のプログラムパルスが存在する場合には、処理がステップ1002で続く。それ以外の場合には、プログラム動作がステップ1019で終了する。データ状態が4つよりも多い場合には、このプロセスが相応して延長され得る。
図10bは、読み出し処理を示す。ステップ1020で読み出し動作が開始される。ステップ1022で、制御ゲート読み出し電圧VCGR−Aが選択されたワードラインに印加され、ステップ1024は、電流を検出し、それをISENSE−Aと比較して選択された記憶素子が導電状態にあるか否か判断することを含む。ステップ1026で、制御ゲート読み出し電圧VCGR−Bが選択されたワードラインに印加され、ステップ1028は、電流を検出し、それをISENSE−Bと比較して選択された記憶素子が導電状態にあるか否か判断することを含む。ステップ1030で、制御ゲート読み出し電圧VCGR−Cが選択されたワードラインに印加され、ステップ1032は、電流を検出し、それをISENSE−Cと比較して選択された記憶素子が導電状態にあるか否か判断することを含む。この読み出し動作はステップ1034で終了する。
制御ゲート電圧が低から高に印加されると仮定した場合、所定の記憶素子について、データ状態は、記憶素子を導電させる第1の制御ゲート電圧に基づいて判断される。例えばVCGR−Aが、記憶素子を導電させる第1の電圧である場合、記憶素子はE状態にある。VCGR−Bが、記憶素子を導電させる第1の電圧である場合、記憶素子はA状態にある。VCGR−Cが、記憶素子を導電させる第1の電圧である場合、記憶素子はB状態にある。制御ゲート電圧のいずれも記憶素子を導電しない場合、記憶素子はC状態にある。特定の状態にあると判断される所定の記憶素子はロックアウトされ、さらなる読み出しができない。本実施例では、既定の状態について、検証動作及び読み出し動作に対して同じ検出電流が使用されている。
図11は、図1および2に示したようなNAND記憶素子のアレイ1100の一例を示している。各列に沿って、ビットライン1106はNANDストリング1150のドレイン選択ゲートのドレイン端子1126に接続している。NANDストリングの各行に沿って、ソースライン1104はNANDストリングのソース選択ゲートのすべてのソース端子1128に接続できる。
この記憶素子のアレイは、多数の記憶素子のブロックに分割される。フラッシュEEPROMシステムで一般的であるように、このブロックは消去の単位である。即ち、各ブロックは、一緒に消去される最小数の記憶素子を格納している。各ブロックは、通常、いくつかのページに分割される。ページは、プログラミングの最小単位である。通常、1ページ分以上のデータが1行の記憶素子に記憶される。例えば、1行は、通常、インターリーブされた複数のページを格納しており、1行が1ページを構成することもある。ページのすべての記憶素子が一緒に読み出されるか、一緒にプログラムされる。さらに、ページは、一つ以上のセクタからのユーザデータを記憶することができる。セクタは、ユーザデータの便利な単位としてホストによって使用される論理的概念であり、通常オーバヘッドデータを含まない。オーバヘッドデータはコントローラに限定される。オーバヘッドデータは、セクタのユーザデータから計算された誤り訂正コード(ECC)を含み得る。一部のコントローラ(後述)は、データがアレイにプログラムされているときにECCを計算し、データがアレイから読み出されていときにその点検も行う。或いは、ECC及び/又は他のオーバヘッドデータは、自身が関係しているユーザデータとは異なるページに記憶され、異なるブロックにも記憶される。
ユーザデータのセクタは一般に512バイトであり、磁気ディスクドライブ内のセクタのサイズに対応する。オーバヘッドデータは一般に、追加の16〜20バイトである。多数のページがブロックを構成し、それは8ページから、例えば最大32、64,128またはそれ以上のページのいずれであってもよい。いくつかの実施形態では、NANDストリングの列はブロックを含む。
一実施形態では、メモリ記憶素子は、十分な期間に亘ってp−ウェルが消去電圧(例えば14−22V)に上昇され、ソースラインとビットラインがフローティングしている間に、選択されたブロックのワードラインを接地させることによって消去される。容量結合のために、未選択ワードライン、ビットライン、選択ライン、及び、c−ソースも消去電圧のかなりの部分まで引き上げられる。従って、強力な電界が選択された記憶素子のトンネル酸化物層に印加され、ファウラ−ノルドハイムトンネルメカニズムによってフローティングゲートの電子が基板側に放出されるにつれて選択された記憶素子のデータが消去される。電子がフローティングゲートからp−ウェル領域に移されるのにしたがって、選択された記憶素子の閾値電圧は引き下げられる。消去はメモリアレイ全体、別々のブロック、又は、他の記憶素子の単位で実行できる。
図12は、単一の行/列デコーダ及び読み出し/書き込み回路を使用する不揮発性メモリシステムのブロック図である。図は、本発明の一実施形態に従って記憶素子のページを同時に読み取り、プログラミングするための読み出し/書き込み回路を有するメモリ素子1296を示す。メモリ装置1296は、1つ以上のメモリダイ1298を有する。メモリダイ1298は、2次元のアレイの記憶素子1100、制御回路1210、及び、読み出し/書き込み回路1265を有する。いくつかの実施形態では、記憶素子のアレイは3次元であり得る。メモリアレイ1100は、行デコーダ1230を介してワードラインによって、及び、列デコーダ1260を介してビットラインによってアドレスできる。読み出し/書き込み回路1265は、複数の検出ブロック1200を有しており、1ページの記憶素子を並列に読み出し又はプログラミングすることができる。一般に、制御部1250は、1つ以上のメモリダイ1298のように同じメモリ装置1296(例えば、取り外し可能なストレージカード)内に含まれる。コマンド及びデータは、ライン1220を介してホストと制御部1250の間、及び、ライン1218を介して制御部と1つ以上のメモリダイ1298の間で送られる。
制御回路1210は、読み出し/書き込み回路1265と協働して、メモリアレイ1100でメモリ動作を実行する。制御回路1210は、ステートマシン1212、オンチップアドレスデコーダ1214、温度補償コントロール1215、及び、電力コントロールモジュール1216を含む。ステートマシン1212は、チップレベルでメモリ動作を制御し、ECC復号エンジンを含み得る。オンチップアドレスデコーダ1214は、デコーダ1230及び1260によって使用されるハードウェアアドレスに、ホスト又はメモリコントローラによって使用されるインタフェース間のアドレスインタフェースを提供する。温度補償コントロール1215は、本明細書に述べられている温度依存検出電流を提供できる(図5cなどを参照)。電力コントロールモジュール1216は、メモリ動作中にワードライン及びビットラインに供給される電力と電圧を制御する。
いくつかの実装形態では、図12の構成要素のいくつかを結合することができる。多様な設計では、記憶素子アレイ1100以外の構成要素の1つまたは複数を(単独でまたは組み合わせて)1つの管理回路と見なすことができる。例えば、一つ以上の管理回路は、制御回路1210、ステートマシン1212、デコーダ1214/1260、電力制御1216、検出ブロック1200、読み出し/書き込み回路1265、制御部1250等の内の1つ、または組み合わせを有してよい。
別のアプローチでは、様々な周辺回路によるメモリアレイ1100へのアクセスがアレイの反対側で対称的に行われるため、各側のアクセスライン及び回路の密度が半分減少する。そのため、行デコーダは2つの行デコーダに分割され、列デコーダは2つの列デコーダに分割される。同様に、読み出し/書き込み回路も、アレイ1100の最下部からビットラインに接続している読み出し/書き込み回路と、アレイ1100の最上部からビットラインに接続している読み出し/書き込み回路とに分割される。このように、読み出し/書き込みモジュールの密度が本質的に半分減少する。
図13は、検出ブロックの一実施形態を示すブロック図である。個々の検出ブロック1200は、検出モジュール1280と呼ばれるコア部と、共通部1290と、に区分けされる。一実施形態では、ビットライン毎に別個の検出モジュール1280が設けられ、複数の検出モジュール1280用の1つの共通部1290が設けられる。一実施例では、検出ブロックは、1つの共通部1290と、8つの検出モジュール1280と、を含む。グループ内の検出モジュールの各々は、データバス1272を介して、関連する共通部と通じる。さらなる詳細については、2006年6月29日に公開された「Non−Volatile Memory and Method with Shared Processing for an Aggregate of Sense Amplifiers(不揮発性メモリと、検出アンプの集合を対象とする共用処理の方法)」と題する米国特許公開番号第2006/0140007号を参照されたい。同特許は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
検出モジュール1280は、検出回路1270を有しており、検出回路1270は、接続されたビットライン内の伝導電流が所定の閾値レベルより高いか低いかを判定する。検出モジュール1280は、さらにビットラインラッチ1282を有しており、ビットラインラッチ1282は、接続されたビットライン上の電圧条件を設定するために用いられる。例えば、ビットラインラッチ1282内にラッチされる所定の状態によって、接続されたビットラインは、プログラムの禁止を指定する状態(例えば、1.5−3V)に設定する。
共通部1290は、プロセッサ1292と、1セットのデータラッチ1294と、1セットのデータラッチ1294及びデータバス1220の間を接続するI/Oインタフェース1296と、を有する。プロセッサ1292は、計算を実行する。例えば、その機能の1つは、検出された記憶素子内に記憶されているデータを判定し、判定したデータを1セットのデータラッチ内に記憶することである。1セットのデータラッチ1294は、読み出し動作中に、プロセッサ1292によって判定されたデータビットを記憶するために用いられる。それは、プログラム動作中に、データバス1220から取り込まれたデータビットを記憶するためにも用いられる。取り込まれたデータビットは、メモリ内にプログラムされる予定の書き込みデータを表わす。I/Oインタフェース1296は、データラッチ1294とデータバス1220の間のインタフェースを提供する。
読み出し又は検出中において、システムの動作は、ステートマシン1212の制御下にあり、ステートマシン1212は、アドレスされた記憶素子への異なる制御ゲート電圧の供給を制御する。メモリによってサポートされた様々なメモリ状態に対応する様々な既定制御ゲート電圧のステップを進む際に、検出モジュール1280は、これらの電圧の1つに移動し、バス1272を介して検出モジュール1280からプロセッサ1292に出力が提供される。その時点で、プロセッサ1292は、検出モジュールの移動イベントと、ステートマシンから入力ライン1293を介して印加された制御ゲート電圧についての情報を考慮することによって得られたメモリ状態を決定する。それから、メモリ状態に対するバイナリ符号化を計算し、得られたデータビットをデータラッチ1294に記憶する。コア部の別の実施形態では、ビットラインラッチ1282は、検出モジュール1280の出力をラッチするラッチ、及び、上記のようなビットラインラッチの両方の機能を兼ねる。
当然のことながら、いくつかの実装形態では複数のプロセッサ1292を有することができる。一実施形態では、各プロセッサ1292は出力ライン(図示せず)を有し、各出力ラインは共にワイヤードOR接続される。いくつかの実施形態では、出力ラインは、ワイヤードORラインに接続する前に反転される。ワイヤードORを受け取るステートマシンはプログラムされる全てのビットがいつ所望のレベルに到達するかを決定できる。したがって、この構成はプログラミング処理がいつ完了するかについてのプログラム検証処理中の迅速な決定を可能にする。例えば、各ビットがその所望のレベルに到達すると、そのビット用の論理0がワイヤードORラインに送られる(又はデータ1を反転させる)。全てのビットがデータ0を出力する(又はデータ1を反転させる)と、ステートマシンはプログラミング処理を終了することを認識する。各プロセッサが8つの検出モジュールと通信するので、ステートマシンはワイヤードORラインを8回読み出す必要があるか、あるいは関連するビットラインの結果を蓄積するために論理がプロセッサ1292に追加され、ステートマシンがワイヤードORラインを一度だけ読み出せば良いようにする。同様に、論理レベルを正しく選ぶことにより、グローバルステートマシンは、第1のビットがいつその状態を変更し、相応してアルゴリズムを変更するのかを検知できる。
プログラム又は検証中に、プログラムされるデータは、データバス1220から1組のデータラッチ1294内に記憶される。ステートマシンの制御下の書き込み動作は、アドレス指定される記憶素子の制御ゲートに印加される一連のプログラム電圧パルスを有する。各プログラムパルスに続いてリードバック(検証)が実行され、記憶素子が所望のメモリ状態にプログラムされたかどうかを判定する。プロセッサ1292は、所望のメモリ状態に対するリードバックメモリ状態を監視する。その2つが一致する場合、プロセッサ1292はビットラインラッチ1282を設定し、プログラム禁止を指定する状態にビットラインを設定する。これにより、たとえプログラムパルスがその制御ゲートに現れても、ビットラインに接続した記憶素子がさらにプログラムされないようにする。他の実施形態では、プロセッサが最初にビットラインラッチ1282をロードし、検出回路が検証処理中に禁止値にそれを設定する。
データラッチスタック1294は、検出モジュールに対応するデータラッチのスタックを有する。一実施形態では、検出モジュール1280毎に3つのデータラッチが存在する。いくつかの実装形態では、(必須ではないが)データラッチはシフトレジスタとして実装され、内部に記憶されたパラレルデータをデータバス1220のシリアルデータに変換したり、その逆を行ったりする。好適な実施形態では、m個の記憶素子の読み出し/書き込みブロックに対応する全てのデータラッチを共にリンクさせてブロックシフトレジスタを形成し、シリアル転送によってデータのブロックを入力または出力できるようにする。特に、読み出し/書き込みモジュールのバンクを調整し、その組のデータラッチが読み出し/書き込みブロックの全体のシフトレジスタの一部であっても、その組のデータラッチのそれぞれが順にデータバスの内外にデータをシフトできるようにする。
不揮発性記憶装置の多様な実施形態の構造及び/または動作についての追加情報は、米国特許第7,196,931号、米国特許第7,023,736号、米国特許第7,046,568号、米国特許第7,196,928号、及び、米国特許第7,327,619号に記載されており、これらは本明細書に組み込まれる。
図14は、全ビットラインメモリアーキテクチャのために、又は、奇数−偶数メモリアーキテクチャのために、メモリアレイをブロックに編成する例を示す。メモリアレイ1100の例示的な構造が説明される。一例として、1,024個のブロックに分割されるNANDフラッシュEEPROMが説明されている。各ブロックに記憶されるデータは同時に消去できる。一実施形態では、ブロックは、同時に消去される記憶素子の最小単位である。この例では、各ブロックに、ビットラインBL0、BL1、・・・BL8511に対応する8,512の列が存在する。全ビットライン(ABL)アーキテクチャ(アーキテクチャ1410)と呼ばれる一実施形態では、ブロックの全ビットラインは、読み出し動作及びプログラミング動作中に同時に選択される。共通のワードラインに沿っており、任意のビットラインに接続される記憶素子は、同時にプログラミングされる。
図示される例では、NANDストリングを形成するために、4つ記憶素子が直列に接続されている。各々のNANDストリングに含まれる素子として4つの記憶素子が示されているが、4つより多くの、または、4つより少ない記憶素子も使用可能である(例えば、16,32,64または他の数)。NANDストリングの1つの端子は、(選択ゲートドレインラインSGDに接続される)ドレイン選択ゲートを介して対応するビットラインに接続され、別の端子が(選択ゲートソースラインSGSに接続される)ソース選択ゲートを介してc−ソースに接続される。
奇数−偶数アーキテクチャ(アーキテクチャ1400)と呼ばれる他の実施形態では、ビットラインは偶数ビットライン(BLe)と奇数ビットライン(BLo)に分割される。奇数−偶数アーキテクチャでは、共通ワードラインに沿っており、奇数ビットラインに接続されている記憶素子群は同時にプログラミングされ、共通ワードラインに沿っており、偶数ビットラインに接続されている記憶素子群は別のタイミングで同時にプログラミングされる。この例では、各ブロックに、偶数列と奇数列に分割される8,512の列がある。この例では、NANDストリングを形成するために、直列に接続された4つ記憶素子が記載されている。各々のNANDストリングに含まれる素子として4つの記憶素子が示されているが、4つより多くのまたは4つより少ない記憶素子も使用可能である。
読み出し動作及びプログラミング動作の1つの構成の間に、4,256個の記憶素子が同時に選択される。選択された記憶素子は、同じワードラインと同じ種類のビットライン(例えば、偶数又は奇数)を有する。従って、1論理ページを形成する532バイトのデータを同時に読み出し、あるいは、プログラミングすることが可能であり、1ブロックのメモリが少なくとも8論理ページ(それぞれ奇数ページと偶数ページがある4ワードライン)を記憶できる。4個のマルチステート記憶素子の場合、各記憶素子が2ビットのデータを記憶し、これらの2ビットのそれぞれが別のページに記憶されると、1ブロックは16の論理ページを記憶する。他のサイズのブロック及びページを使用することも可能である。
ABLアーキテクチャ又は奇数−偶数アーキテクチャの何れかの場合は、p−ウェルを消去電圧(例えば20V)に上昇させ、選択されたブロックのワードラインを接地することによって、記憶素子を消去できる。ソースライン及びビットラインはフローティングされる。消去は、メモリアレイ全体、別々のブロック、又はメモリ素子の一部である記憶素子の別の単位で実行できる。電子は、記憶素子のフローティングゲートからp−ウェル領域に移され、記憶素子のVTHが負となる。
読み出し動作及び検証動作では、選択ゲート(SGDとSGS)が2.5〜4.5Vの範囲の電圧に接続され、未選択ワードライン(例えば、WL2が選択されたワードラインであるときにWL0、WL1、及び、WL3)は読み出しパス電圧VREAD(通常、4.5〜6Vの範囲の電圧)に上昇され、トランジスタをパスゲートとして動作させる。選択されたワードラインWL2は所定の電圧に接続され、その電圧のレベルは、関係する記憶素子のVTHがこのようなレベルを超えているのか、あるいは、下回っているのかを決定するために、読み出し動作及び検証動作ごとに指定される。例えば、2レベルの記憶素子のための読み出し動作では、選択されたワードラインWL2が接地されて、VTHが0Vより高いか否かが検出される。2レベル記憶素子の検証動作では、選択されたワードラインWL2が例えば0.8Vに接続されて、VTHが少なくとも0.8Vに到達したか否かが検証される。ソース及びp−ウェルは0Vにある。偶数ビットライン(BLe)であると仮定される選択されたビットラインは、例えば0.7Vのレベルに事前に充電(プレチャージ)される。VTHがワードライン上の読み出しレベル又は検証レベルより高い場合は、対象の記憶素子と関連するビットライン(BLe)の電位レベルは、非導電性記憶素子のために高いレベルに維持される。他方、VTHが読み出しレベル又は検証レベルより低い場合は、導電性記憶素子がビットラインを放電するために、対象のビットライン(BLe)の電位レベルは、例えば0.5V未満等の低いレベルに減少する。これによって、記憶素子の状態が、ビットラインに接続される電圧比較検出アンプによって検出される。
前述される消去動作、読み出し動作、及び、検証動作は、従来の既知の技法に従って実行される。従って、説明されている詳細の多くは、当業者によって変えられることがある。従来既知の他の消去技法、読み出し技法、及び検証技法も使用できる。
図15は、閾値電圧区分のセットおよび1パスプログラミングの一例を示す。記憶素子アレイの例示のVTH区分は、各記憶素子が2ビットのデータを記憶するケースに対して提供されている。第1の閾値電圧区分Eは、消去された記憶素子に対して提供される。プログラミングされた記憶素子の3つの閾値電圧区分、A、B及びCも示されている。一実施形態では、E区分の閾値電圧は負であり、A区分、B区分及びC区分の閾値電圧は正である。
それぞれの閾値電圧範囲は、データビットのセットの所定値に対応する。記憶素子にプログラミングされたデータと記憶素子の閾値電圧レベルの特殊な関係は、記憶素子のために採用されるデータ符号化方式に依存する。例えば、両方ともその全体を参照することにより本明細書に組み込まれる米国特許第6,222,762号及び米国特許第7,237,074号は、マルチ状態フラッシュメモリ素子の多様なデータ符号化方式を説明する。一実施形態では、フローティングゲートの閾値電圧が誤ってその近傍の物理状態にシフトした場合に1ビットだけが影響を受けるように、データ値がグレーコード割り当てを使用して閾値電圧範囲に割り当てられる。一例は、閾値電圧範囲E(状態E)に「11」を、閾値電圧範囲A(状態A)に「10」を、閾値電圧範囲B(状態B)に「00」を、及び閾値電圧範囲C(状態C)に「01」を割り当てる。しかしながら、他の実施形態では、グレーコードは使用されない。4つの状態が示されているが、本発明は、4つの状態より多い、又は、少ない構造を含む他のマルチステート構造に使用することもできる。
読み出し参照電圧VCGR−A、VCGR−B、及び、VCGR−Cは、記憶素子からデータを読み出すために提供される。既定の記憶素子の閾値電圧がVCGR−A、VCGR−B及びVCGR−Cを上回っているのか、あるいは下回っているのかをテストすることによって、システムは、記憶素子が存在する状態、即ち、プログラム状態を判定することができる。
さらに、3つの検証参照電圧VV−A、VV−B、及び、VV−Cが提供される。記憶素子を状態Aにプログラミングするとき、システムは、それらの記憶素子がVV−A以上の閾値電圧を有するかどうかをテストする。記憶素子を状態Bにプログラミングするとき、システムは、記憶素子がVV−B以上の閾値電圧を有するかどうかをテストする。記憶素子を状態Cにプログラミングするとき、システムは、記憶素子がVV−C以上の閾値電圧を有するかどうかをテストする。
フルシーケンスプログラミングとして知られている一実施形態においては、記憶素子は、消去状態Eからプログラミンされた状態A、B又はCの何れかに直接的にプログラミングされる。例えば、まず、プログラミングされる記憶素子の集合中の全ての記憶素子が消去状態Eとなるように、集合が消去される場合がある。次に、一連のプログラムパルスが、記憶素子を状態A、B又はCに直接的にプログラミングするために使用される。いくつかの記憶素子は状態Eから状態Aにプログラムされ、他の記憶素子は状態Eから状態Bに、及び/又は、状態Eから状態Cにプログラミングされる。WLn上で状態Eから状態Cにプログラミングするときは、WLn下のフローティングゲートでの電荷量の変化が、状態Eを状態Aにあるいは状態Eを状態Bにプログラミングするときの電荷の変化に比較して極めて大きいため、WLn−1下の隣接フローティングゲートへの寄生結合の量は最大限となる。状態Eから状態Bにプログラミングするときは、隣接フローティングゲートへの結合の量はより少なくなる。状態Eから状態Aにプログラミングするときは、結合の量はさらに少なくなる。
図16は、2つの異なるページ(下位ページと上位ページ)に対してデータを記憶するマルチステート記憶素子にプログラムする2パス技術の一例を示している。状態E(11)、状態A(10)、状態B(00)及び状態C(01)の4つの状態が示されている。状態Eの場合、両方のページが「1」を記憶する。状態Aの場合、下位ページが「0」を記憶し、上位ページが「1」を記憶する。状態Bの場合、両方のページが「0」を記憶する。状態Cの場合、下位ページが「1」を記憶し、上位ページが「0」を記憶する。なお、各状態に対して特定のビットパターンが割り当てられているが、異なるビットパターンを割り当てることも可能であることに注意する。
第1プログラミングパスでは、記憶素子の閾値電圧レベルは下位の論理ページにプログラムされるビットに従って設定される。そのビットが論理「1」であれば、以前に消去された結果として適切な状態にあるので閾値電圧は変更されない。しかし、プログラムされるビットが論理「0」であれば、矢印1700で示したように、記憶素子の閾値レベルは状態Aになるように増大される。これによって、第1プログラミングパスを終了する。
第2プログラミングパスでは、記憶素子の閾値電圧レベルは上位論理ページ内にプログラムされるビットに従って設定される。上位論理ページビットが論理「1」を記憶する場合、記憶素子は下位ページビットのプログラミングに依存する状態E又はAの一方であり、どちらも上位ページビットは「1」を保持するのでプログラミングは生じない。上位ページビットが論理「0」となる場合、閾値電圧はシフトされる。第1パスによって記憶素子が消去状態Eに留まっていれば第2段階で記憶素子をプログラムし、矢印1620で示したように閾値電圧が状態C内になるように増大させる。第1プログラミングパスの結果として記憶素子が状態A内にプログラムされれば、記憶素子はさらに第2パスでプログラムされ、矢印1610で示したように閾値電圧が状態B内になるように増大させる。第2パスの結果は、下位ページ用のデータを変更することなく、上位ページの論理「0」を記憶するように指定した状態に記憶素子をプログラムすることである。図15および16の両方において、隣接するワードライン上でフローティングゲートへの結合量は最終状態に依存する。
一実施形態では、全ページを充填するのに十分なデータを書き込まれた場合、システムは全シーケンス書き込みを実行するように設定される。十分ではないデータが全ページに書き込まれた場合、プログラミング処理は受け取ったデータを用いて下位ページプログラミングを実行できる。次のデータを受け取ったときは、システムは上位ページをプログラミングする。さらに別の実施形態では、システムは下位ページをプログラムするモードで書き込みを開始し、ワードラインの記憶素子の全体(又は大部分)を充填するために次の十分なデータを受け取った場合、全シーケンスプログラミングモードに変換する。このような実施形態のさらなる詳細は、米国特許第7,120,051号に開示されており、それは本明細書に組み込まれる。
図17a〜cは、前のページの隣接記憶素子に書き込んだ後で、特定のページに対してその特定の記憶素子を書き込むことによって、その特定の記憶素子に対するフローティングゲート間結合の影響を低減する不揮発性メモリをプログラムする別の方法を開示している。実装形態の一例では、不揮発性記憶素子は、4つのデータ状態を用いて記憶素子毎に2ビットのデータを記憶する。例えば、状態Eが消去状態であり、状態A、B及びCがプログラムされた状態であると仮定する。状態Eはデータ11を記憶している。状態Aはデータ01を記憶している。状態Bはデータ10を記憶している。状態Cはデータ00を記憶している。両方のビットは隣接する状態A及びBの間で変化するので、これは非グレイ符号化の一例である。データの物理的データ状態への他の符号化を用いることもできる。各記憶素子は2ページ分のデータを記憶する。参照のために、これらのページのデータは上位ページ及び下位ページと呼ばれるが、他のラベルを与えることもできる。状態Aを参照すると、上位ページはビット0を記憶し、下位ページはビット1を記憶している。状態Bを参照すると、上位ページはビット1を記憶し、下位ページはビット0を記憶している。状態Cを参照すると、両方のページがビットデータ0を記憶している。
プログラミング処理は、2つのステップの処理である。第1ステップでは、下位ページをプログラムする。下位ページがデータ1のままである場合、記憶素子状態は状態Eに留まる。データが0にプログラムされる場合、記憶素子の閾値電圧は上昇し、記憶素子は状態B’にプログラムされる。従って、図17aは、状態Eから状態B’への記憶素子のプログラミングを示している。状態B’は中間状態Bであり、従って、検証点はV’V−Bとして示され、VV−Bより低い。
一実施形態では、状態Eから状態B’に記憶素子をプログラムした後、NANDストリング内の隣接記憶素子(WLn+1)をその下位ページに対してプログラムする。例えば、図2を見直すと、記憶素子106用の下位ページをプログラムした後、記憶素子104の下位ページをプログラムする。記憶素子104をプログラムした後、記憶素子104が状態Eから状態B’に上昇した閾値電圧を有していた場合、フローティングゲート間結合の影響は記憶素子106の見かけの閾値電圧を上昇させる。これは、図17bの閾値電圧区分1750に示したように状態B’の閾値電圧区分を拡大する影響を有する。閾値電圧区分のこの見かけの拡大は、上位ページをプログラムする際に修正される。
図17cは、上位ページをプログラムする工程を示している。記憶素子が消去状態Eであって上位ページが1に留まる場合、記憶素子は状態Eに留まる。記憶素子が状態Eであり、その上位ページデータが0にプログラムされる場合、記憶素子の閾値電圧は上昇し、記憶素子は状態Aになる。記憶素子が中間の閾値電圧区分1750であって上位ページデータが1に留まる場合、記憶素子は最終状態Bにプログラムされる。記憶素子が中間の閾値電圧区分1750であって上位ページデータがデータ0になる場合、記憶素子の閾値電圧は上昇し、記憶素子は状態Cになる。隣接記憶素子の上位ページプログラミングだけが所定の記憶素子の見かけの閾値電圧に影響を与えるので、図17a〜cで示した工程はフローティングゲート間結合影響を低減する。別の状態符号化の一例は、上位ページデータが1であるとき区分1750から状態Cに移動することであり、上位ページデータが0であるとき状態Bに移動することである。図17a〜cは4つのデータ状態と2つのページデータに対する一例を提供するが、開示された概念は4つの状態より多い、又は少ない状態、及び2つのページとは異なるページを備えた他の実装形態に適用することもできる。
本発明の前記の詳細な説明は図解及び説明のために提示されたものである。本発明は、網羅的となる、あるいは本発明を開示されている正確な形式に制限することを意図していない。前記教示を鑑みて多くの変型及び変更が可能である。説明された実施形態は、本発明及びその実際的な応用を最もよく説明し、それにより当業者が多様な実施形態において、及び意図されている特定の使用に適するように多様な変型を用いて本発明を最もよく活用できるようにするために選択された。本発明の範囲がここに添付される請求項により定められることが意図される。

Claims (10)

  1. 不揮発性記憶装置を動作させるための方法であって、
    複数の電圧(VCGR−A、VCGR−B、VCGR−C)を、一つずつ、選択された不揮発性記憶素子(408〜422)の制御ゲート(100CG)に印加すること、
    各電圧を印加する間に、前記選択された不揮発性記憶素子に少なくとも一つの電流源(804)を結合すること、
    前記選択された不揮発性記憶素子を流れる電流(ISENSE)を検出すること、及び、
    前記検出された電流を参照電流(ISENSE−A、ISENSE−B、ISENSE−C)と比較すること、を備え、
    少なくとも二つの電圧において異なる参照電流が採用され、
    前記参照電流は、異なるデータ状態の異なる関係(520、522、524)に従って設定され、
    前記関係は、温度係数対電流の関係である、方法。
  2. 電圧が高くなると、前記参照電流が高くなる、請求項1に記載の方法。
  3. 電圧毎に異なる参照電流が採用される、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 少なくとも二つの電圧において同じ前記参照電流が採用される、請求項1からのいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記少なくとも一つの電流源は、電荷保存構成要素(804)を備え、
    前記「検出すること」は、前記電荷保存構成要素が放電する程度を決定すること、を備える、請求項1からのいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記複数の電圧は、読み出し動作又は検証動作で印加される、請求項1からのいずれか一項に記載の方法。
  7. 少なくとも一つの電圧は、温度で補償される、請求項1からのいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記選択された不揮発性記憶素子は、ストリング(818)内の他の不揮発性記憶素子に直列接続されており、
    前記少なくとも一つの電流源は、前記ストリングのドレイン終端に結合されている、請求項1からのいずれか一項に記載の方法。
  9. 不揮発性記憶システムであって、
    複数の電圧(VCGR−A、VCGR−B、VCGR−C)を、一つずつ、選択された不揮発性記憶素子(408〜422)の制御ゲート(100CG)に印加する手段、
    各電圧を印加する間に、前記選択された不揮発性記憶素子に少なくとも一つの電流源(804)を結合する手段、
    前記選択された不揮発性記憶素子を流れる電流(ISENSE)を検出する手段、及び
    前記検出された電流を参照電流(ISENSE−A、ISENSE−B、ISENSE−C)と比較すること、
    を備え、
    少なくとも二つの電圧において異なる参照電流が採用され、
    前記参照電流は、異なるデータ状態の異なる関係(520、522、524)に従って設定され、
    前記関係は、温度係数対電流の関係である、不揮発性記憶システム。
  10. 少なくとも二つの電圧において同じ前記参照電流が採用される、請求項に記載の不揮発性記憶システム。
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