JP5442801B2 - 半導体切断装置および半導体切断方法 - Google Patents

半導体切断装置および半導体切断方法 Download PDF

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Description

本発明は、半導体基板からICチップやメモリカード等の半導体装置を、レーザ光を用いて切り出す半導体切断装置および半導体切断方法に関する。
BGA(ball grid array)やCSP(chip size package)等の半導体装置領域が複数形成された半導体基板を予定切断線に沿って切断することにより個々の半導体装置を切り出す方法として、特許文献1,2において開示されたレーザ光を用いる切断方法がある。
そして、レーザ光を用いた切断方法において、レーザ光をガルバノミラー等の走査手段を用いて予定切断線に沿って走査(スキャン)することで、複雑な形状の予定切断線に沿った半導体基板の切断も可能となる。
特開2005−142303号公報(段落0019〜0022等) 特開2005−238246号公報(段落0014等)
レーザ光を用いる切断方法において、レーザ光の出力(強度)を高く設定することで1回のレーザ光スキャンにより半導体基板を切断することは可能である。
しかしながら、1回のレーザ光スキャンで切断を完了しようとすると、切断面が粗くなる。また、この場合には、レーザ光の出力が高くてもある程度切断(スキャン)速度を遅くする必要がある。このため、レーザ光照射に伴う発熱量が大きくなり、切断幅が大きくなったり、半導体が変質したり(内部素子が破壊されたり)するおそれがある。
半導体基板が互いに材質が異なる複数の層を有する場合においては、最も切断し難い層(例えば、パッケージ樹脂装置とガラスエポキシプリント基板層とを有する場合には、後者)に合わせてレーザ光の出力を合わせることが一般的である。しかし、この方法では、他の層の切断面の粗さが予想以上に悪化したり、熱による他の層の切断幅の増加が顕著になったりする。
本発明は、半導体基板の切断を、良質な切断面を確保し、切断幅の増加を抑え、かつ半導体の変質を防止しながらも高速で行えるようにした半導体切断装置および半導体切断方法を提供することを目的の1つとしている。
本発明の半導体切断装置は、1つの半導体基板を予定切断線に沿って切断することにより複数の半導体装置を切り出す半導体切断装置であり、レーザ光を出力し、レーザ光を走査可能なレーザ発振手段と、切削ブレードを有し、切削ブレードを駆動する駆動手段と、半導体基板の予定切断線の一部に沿ってレーザ光を走査するようにレーザ発振手段を制御し、予定切断線の一部とは異なる部分を切削ブレードにより切断するように駆動手段を制御する制御手段とを有する。そして、半導体基板に対して、それぞれ予定切断線により囲まれる複数の半導体装置領域が設けられており、かつ半導体基板が、互いに材質が異なるプリント基板層とパッケージ樹脂層を有する。予定切断線は、直線形状を有する複数の第1の部分と該直線形状とは異なる異形線形状を有する複数の第2の部分とにより構成されている。制御手段は、複数の半導体装置領域に対して設けられた予定切断線のうち、切削ブレードを用いて第1の部分切断する前に、レーザ光を用いて第2の部分を切断するようにレーザ発振手段を制御する。制御手段は、第2の部分の切断において、プリント基板層に対して照射するレーザ光の周波数をパッケージ樹脂層に対して照射するレーザ光の周波数より高くするとともに、プリント基板層に対するレーザ光の走査回数とパッケージ樹脂層に対するレーザ光の走査回数とを異ならせることを特徴とする。
本発明によれば、予定切断線のうち異形線形状を有する複数の第2の部分の切断において、プリント基板層に対して照射するレーザ光の周波数をパッケージ樹脂層に対して照射するレーザ光の周波数より高くするとともに、プリント基板層に対するレーザ光の走査回数とパッケージ樹脂層に対するレーザ光の走査回数とを異ならせる。このため、1回のレーザ光の走査で切断する場合に比べて、プリント基板層およびパッケージ樹脂層に対するレーザ光の周波数および走査回数を適切に設定でき、プリント基板層およびパッケージ樹脂層の切断面の品質を良好なものとすることができる。また、プリント基板層およびパッケージ樹脂層のそれぞれにおける切断幅の増加や半導体の変質を回避することができる。さらに、1回の切削深さが少ないので、1回の走査速度を高速とすることができ、複数回の走査を行っても、結果的に切断に要する時間を短縮することができる。
そして、このような第2の部分の切断を行っておけば、その後に予定切断線のうち直線形状を有する第1の部分を切削ブレード等の直線形状の切断に適した方法により切断することが可能となる。
これにより、良質な異形切断面と直線切断面とを有する複数の半導体装置を高速に切り出すことができる。
以下、本発明の好ましい実施例について図面を参照しながら説明する。
図1には、本発明の実施例1である半導体切断システムの構成を上方から見て示している。図1において、100はレーザ切断加工装置により構成されるレーザ切断部であり、200はダイシング装置により構成されるブレード切断部である。
レーザ切断部100は、基台101と、該基台101上に設置されたレーザ発振器110を有する。102はレーザ切断加工前の半導体基板120が多数収納された第1基板マガジンであり、不図示の第1搬送機構によって該第1基板マガジン102から半導体基板120が基台101上の第1ポジションIに1つずつ搬送される。
切断加工前の半導体基板120を図5に示す。ここでは、半導体基板の1つとして、メモリカード基板120を例として示す。メモリカード基板120は、複数個のメモリカード用の回路が形成されたプリント配線板上に、メモリチップやコントローラチップが搭載された後、樹脂によって封止(コーティング)されたものである。
点線130は、メモリカード基板120の予定切断線である。予定切断線130は、図中の水平方向に連続して延びる第1の直線部分131と、垂直方向に連続して延びる第2の直線部分132と、これら第1および第2の直線部分(第1の部分)131,132をつなぐ異形線部分としての1/4円弧曲線形状を有する4つのコーナー部分(第2の部分)133a〜133dとを有する。但し、予定切断線130は仮想の線であり、実際にメモリカード基板120上に描かれている訳ではなく、レーザ切断部100およびブレード切断部200に設けられたコントローラ(コンピュータ)150,250内のメモリに記憶されている。
それぞれ2本の直線部分131,132と4つのコーナー部分133a〜133dとによって囲まれた1つ1つの領域135は、該予定切断線130に沿って基板120を切断することで、そのまま個々の半導体装置としてのメモリカードとなる半導体装置領域である。以下、切断前の該各半導体装置領域をメモリカード領域135という。なお、半導体装置としては、IC,LSIといったチップ素子等、メモリカード以外のものであってもよい。
第1ポジションIに配置された基板120は、不図示の第2搬送機構によってレーザ発振器110の正面である第2ポジションIIに搬送される。第2ポジションIIには、不図示の可動ステージが設けられており、該可動ステージ上に搬送された基板120は、その下面が負圧吸着されることによって可動ステージ上に固定される。可動ステージは、図2に示すように、メモリカード領域135の中心がレーザ発振器110の中心軸LO上に位置するように駆動される。以下、この位置をレーザ照射ポジションという。
レーザ発振器110は、例えば図3に示すように構成されている。レーザ光源111から発せられたレーザ光は、ビームエキスパンダ112によってその光束径が拡大された後、走査(スキャン)手段としてのY軸およびX軸用ガルバノミラー113,114によって順次反射される。ガルバノミラー113,114で反射されたレーザ光は、f−θレンズ等の集光光学系115によって、切断加工ポジションに配置された基板120上にスポット像を形成する。
スポット像は、ガルバノミラー113,114の回転に応じてY軸方向(図5における垂直方向)およびX軸方向(図5における水平方向)に走査される。このため、ガルバノミラー113,114の回転角を制御することによって、レーザ光のスポット像をコーナー部分133に沿って移動させることができ、これにより基板120における該スポット像の移動軌跡が気化および溶融して切削される。こうして、メモリカード135のコーナー部分133a〜133dを切断することができる。
すなわち、本実施例のレーザ切断部100では、1つのメモリカード領域135の4つのコーナー部分133a〜133dを切断する際に、基板120をX軸方向およびY軸方向に移動させず、レーザ光を走査する。
なお、本実施例では、レーザ光源111としてはYAGレーザ(例えば、波長:1.06μm)が用いられる。また、本実施例では、プリント基板を樹脂コーティングした基板120を切断するに際して、レーザ光の波長を一定とした上で、樹脂部分(後述するパッケージ樹脂層)を切断する場合とプリント基板部分(後述するプリント基板層)を切断する場合とでレーザ光のパルス照射周波数(Qスイッチ周波数)、電流値および切断スピード等を変更する。また、本実施例では、基板120をガス雰囲気中に入れることなくレーザ切断を行う。これにより、レーザ切断部100の構成が簡単になるとともに、直線切断以外を行うことが難しいガス雰囲気中でのレーザ切断とは異なり、曲線等の異形線部分をレーザ光の走査によって(1つのメモリカード領域135の4つのコーナー部分133a〜133dの切断に際して基板120を移動させることなく)切断することができる。
前述したように、基板120における1つのメモリカード領域135には、4つのコーナー部分133a〜133dがある。本実施例のレーザ切断部100では、これら4つのコーナー部分133a〜133dに対する所定量(少量)ずつの切削、すなわちレーザ光の周回走査を順次行い、これを複数回繰り返すことで、各コーナー部分を完全に切断する。
具体的には、例えば、まずコーナー部分133aを基板120の厚みの1/10に相当する量だけレーザ光により切削し、次にコーナー部分133bを同じ量だけ切削する。続いて、コーナー部分133c,133dの順で同じ量だけ切削し、ここまでを1回の切削サイクルとする。同様の切削サイクルを10回繰り返すことで、4つのコーナー部分133a〜133dのレーザ光による切断が完了する。
このように、各コーナー部分を複数回に分けて少量ずつ切削することで、1回で切断する場合に比べて切断面の仕上がりが良好となる。
しかも、1つのコーナー部分の少量切削を行った後は、次のコーナー部分の少量切削を行うというように切削対象のコーナー部分を順次変えていく。これは、同じコーナー部分の少量切削を連続して行うと、加工熱によって該コーナー部分の切断面の品質が悪化するためである。このため、本実施例では、4つのコーナー部分に対して1回の少量切削ごとに冷却時間を与えることで、各コーナー部分の切断面を良質なものとすることができるようにしている。
なお、ここでは、各コーナー部分を10回に分けて切削する場合について説明したが、これは例に過ぎず、5回や20回等、10回以外の回数であってもよい。また、各サイクルでの切削量は同じであってもよいし、異なっていてもよい。
1つ目のメモリカード領域135の各コーナー部分の切断が完了すると、次の(2つ目の)メモリカード領域135の中心がレーザ発振器110の中心軸LO上に位置するように、可動ステージを駆動する。そして、2つ目のメモリカード領域135の4つのコーナー部分133a〜133dが、前述した手順で切断される。こうして、図6に示すように、基板120上の全てのメモリカード領域135のコーナー部分の切断133a〜133dが行われる。なお、メモリカード領域135の中心とレーザ発振器110の中心軸LOとの一致度合いについては、完全に一致する場合に限らず、許容される範囲内で一致しているとみなせる場合も含む。
図1において、全てのメモリカード領域135のコーナー部分の切断が完了した半導体基板120′は、不図示の第3搬送機構によって第2ポジションII(可動ステージ)上から基台101上の第3ポジションIIIに取り出される。この第3ポジションIIIでは、レーザ切断加工により基板120′上に付着したすす等の加工屑が不図示のクリーニング機構によって取り除かれる。そして、クリーニングされた基板120′は、不図示の第4搬送機構によって第3ポジションIIIから第2基板マガジン103に収納される。
第2基板マガジン103に収納された基板120′は、不図示の第5搬送機構によってブレード切断部200の基台202上における第4ポジションIVに取り出され、さらに、不図示の第6搬送機構によって、基台202上の第5ポジションVに搬送される。
第5ポジションVには、不図示の可動ステージが設けられており、該可動ステージ上に搬送された基板120′は、各メモリカード領域135の下面が負圧吸着されることによって可動ステージ上に固定される。
ブレード切断部200には、2つの切削ブレードユニット201が設けられている。各切削ブレードユニット201は、モータ201bと、該モータ201bの出力軸に取り付けられたダイヤモンドブレード等の切削ブレード201aとを有する。
2つの切削ブレード201aを回転させながら、可動ステージを図1中のY方向に移動させることで、基板120′における第2の直線部分132が2本ずつ同時に切断される。この切断と基板120′(可動ステージ)のX方向シフトとを繰り返すことで、全ての第2の直線部分132が切断される。図4には、切削ブレード201aによって基板120′(1つの直線部分)が一度で切断されていく様子を示している。
また、可動ステージを90度回転させてY方向に移動させることで、基板120′における第1の直線部分131が2本ずつ同時に切断され、この切断と基板120′(可動ステージ)のX方向シフトとを繰り返すことで、全ての第1の直線部分131が切断される。全直線部分131,132の切断が完了した基板120″を、図7に示す。
基板120″は、不図示の第7搬送機構によって第5ポジションV(可動ステージ)上から基台202上の第6ポジションVIに搬送され、ここでブレード切断よる加工屑等の汚れがクリーニングされる。そして、クリーニング後は、不図示の第8搬送機構によって基台202上の第7ポジションVIIに搬送される。
第7ポジションVIIには、回転テーブル205が設けられており、第9搬送機構206によって、基板120″から切り離された各メモリカード135′(図7参照)が回転テーブル205上に搬送される。そして、回転テーブル205の回転により第8ポジションVIIIに移動した各メモリカード135′は、第10搬送機構207によってピックアップされ、収納トレイ210上に収納されていく。
切削ブレード201aによる直線部分131,132の切断は高速であり、かつ切断面も滑らかな仕上がりとなる。したがって、本実施例の切断システムによって最終的に切り出されたメモリカード135′は、これをカバーやキャップ等の部材で覆わなくても、そのままメモリカード製品として使用することができる。
メモリカードは、デジタルカメラや携帯電話等の電子機器に差し込まれる際に、その直線部分の端面が差し込みガイド面となるため、該端面には滑らかな仕上がりが要求される。また、ユーザが手で触れることが多いコーナー部分は、角張った形状よりも曲線形状であることが望ましい。本実施例は、このような要求を満足するメモリカードを、高速で切断処理することができる。
なお、本実施例では、基板120の予定切断線130のうちコーナー部分133a〜133dをレーザ切断部100によってまず切断し、その後、ブレード切断部200によって直線部分131,132を切断する。これにより、レーザ切断部100による切断が完了した基板120′を、その基板形状を維持したままブレード切断部200に搬送することができるので、ハンドリングが容易であるというメリットがある。
ブレード切断部200による直線部分131,132の切断を先に行った場合には、小さくばらばらになった基板片(個片)をブレード切断部200からレーザ切断部100に搬送したり、小さい基板片に対してコーナー部分133a〜133dの切断を行ったりすることになり、ハンドリングやレーザ切断時の位置決め等が困難になる。但し、このことは、本発明において、切削ブレードによる切断後にレーザ光による切断を行うことを排除する意味ではない。
図8Aおよび図8Bには、本実施例におけるレーザ切断部100での切断処理の詳細を示している。前述したように、本実施例では、レーザ発振器110の中心軸LO(ガルバノミラー113,114によるレーザ光Lの走査中心)に対して、各メモリカード領域135の中心が一致するように、可動ステージおよび基板120を位置決めする。そして、メモリカード領域135のコーナー部分133a〜133dに沿ってレーザ光Lを走査する。
ここで、図9に示すように、仮に2つのメモリカード領域135の間の直線部分132(又は131)をレーザ発振器110の中心に一致させた状態でレーザ光Lを走査すると、走査中心からX方向(又はY方向)に走査されたレーザ光Lの基板120に対する照射角度θが大きくなり、コーナー部分の切断面の傾きが大きくなる。
また、図10に示すように、レーザ光Lを走査せずにレーザ発振器110の中心真下にのみ照射するようにして、可動ステージによって基板120をXY方向に動かしながら切断を行えば、常にレーザ光Lの基板120に対する照射角度θが90°となり、コーナー部分の切断面に傾きは生じない。しかし、この方法では、重量が大きい可動ステージを移動させたり正確に位置制御したりする必要があるため、レーザ光を走査する場合に比べて処理速度が遅くなる。
このため、本実施例では、図8Aに示すように、レーザ発振器110の中心に対して各メモリカード領域135の中心が一致するように基板120を位置決めした上でレーザ光Lを走査する。これにより、走査中心からX方向(又はY方向)に走査されたレーザ光Lの基板120に対する照射角度θは図9に示す場合に比べて90°に近くなり、切断面の傾きも小さくなる。しかも、図10に示すように基板120をXY方向に動かしながら切断を行う場合に比べて、高速で切断処理を行うことができる。
このようにして、本実施例では、各メモリカード領域135のコーナー部分133a〜133dの切断面の傾きを小さくすることと、切断処理の高速化との両立を図っている。
なお、図8Bは、図8Aに比べて、レーザ発振器110から基板120までの距離(高さ)Hが大きい。この場合、図8Aの場合に比べてレーザ光Lの強度が大きくなるが、レーザ光Lの基板120に対する照射角度θが、図8Aに比べてより90°に近づき、切断面の傾きをより小さくすることができる。本実施例では、レーザ光の出力、許容される切断面の傾きおよび切断面の要求品質等に応じて、レーザ発振器110から基板120までの高さHを任意に選択できるようにしている。
また、本実施例では、メモリカード領域135の中心とレーザ発振器110の中心軸(レーザ光の走査中心を通る軸)LOとが一致した状態で基板120をレーザ光切断する場合について説明するが、半導体装置領域の形状が複雑で中心が単純に定まらない場合には、その半導体装置領域の重心位置等、予定切断線よりも内側の位置の上方にレーザ光の走査中心を位置させればよい。
また、本発明は、図9や図10に示すように、メモリカード領域135の中心がレーザ発振器110の中心軸LOに対してずれた状態で基板120のレーザ切断を行う場合を排除するものではない。
ここで、切断面の粗さとレーザ光の出力との関係について説明する。図13および図14には、基板120を1回のレーザ光照射によって完全に切断する場合を示している。基板120を1回のレーザ光照射によって完全に切断するには、レーザ光Lの出力を大きく設定する必要がある。この場合、図13に示すように、レーザ光Lによって溶融されてできる切断溝120aの幅が大きくなるとともに、図14に示すように切断面120bが粗くなる。しかも、レーザ発振器の大出力化に伴う、レーザ発振器およびレーザ切断部(レーザ切断装置)100の大型化や高コスト化にもつながる。
これに対し、本実施例では、図11および図12に示すように、図13および図14の場合に比べて小さなレーザ光出力で、複数回に分けて基板120を切断する(すなわち、分割切断を行う)。これにより、図11に示すように、図13に示す場合に比べて切断溝120aの幅が小さくなるとともに、図12に示すように、図14に示す場合に比べて切断面120bが滑らかになり、切断面120bの品質が向上する。さらに、前述したように、4つのコーナー部分133a〜133dを所定深さずつ分割して切断することにより、切断面の品質のより向上を図ることができる。
さらに、図15および図16には、本実施例のレーザ切断部100によるより具体的な基板120の分割切断方法を示している。
図15および図16において、121は基板120の上層を形成するガラスエポキシ等により構成されたプリント基板層(第1の層)である。122は基板120の下層を構成するプラスチック等の樹脂により形成されたパッケージ樹脂層(第2の層)である。
図15では、レーザ光Lの出力、波長およびQスイッチ周波数等のパラメータを一定とし、プリント基板層121およびパッケージ樹脂層122をそれぞれ複数回に分けて、所定の切削深さずつ分割切削していく様子を示している。この場合のパラメータは、上層のガラスエポキシプリント基板層121の切削に適したパラメータ(Qスイッチ周波数:例えば、40kHz)を設定している。
一方、図16では、プリント基板層121とパッケージ樹脂層122とでレーザ光Lの出力および波長を一定としたまま、Qスイッチ周波数を変えて、プリント基板層121とパッケージ樹脂層122をそれぞれ複数回に分けて所定の深さずつ分割切削していく様子を示している。この場合のパラメータは、例えば、プリント基板層121を切断する際にはQスイッチ周波数を40kHzに、パッケージ樹脂層122を切断する際にはQスイッチ周波数を15kHzに設定する。
これらに対し、図17には、基板120を1回のレーザ光照射により切断する場合の例を示している。この場合は、切断速度は分割切断する場合に比べて速いが、プリント基板層121およびパッケージ樹脂層122の切断面がともに粗くなり、特にパッケージ樹脂層122の切断面122bがきわめて粗くなった。
図18Aおよび図18Bには、0.2mm厚のプリント基板層121を高い周波数(40kHz)で10回のレーザ光照射によって切断した場合(切断速度500m/s)の実験結果を模式的に示している。図19Aおよび図19Bには、同じプリント基板層121を低い周波数(15kHz)で10回のレーザ光照射によって切断した場合(切断速度500m/s)の実験結果を模式的に示している。図18Aおよび図19Aは平面図、図18Bおよび図19Bは断面図である。
高い周波数を使用した場合、プリント基板層121に形成される切断溝121aの切断面121bは、低い周波数を使用した場合に比べて滑らかに仕上がった。また、高い周波数を使用した場合、切断溝121aの幅は、低い周波数を使用した場合に比べて細くなった。但し、低い周波数を使用した場合でも、10回に分けて切断することで、図17のように1回で切断する場合に比べて、良好な切断面および細い切断溝幅が得られた。
パッケージ樹脂層(0.7mm厚)122については、図示していないが、低い周波数(15kHz)を使用して10回に分けて切断した場合の方が、高い周波数を使用して10回に分けて切断した場合に比べて滑らかに仕上がった。また、切断溝の幅も、低い周波数を使用した場合の方が、高い周波数を使用した場合に比べて細くなった。なお、切断速度は、500m/sである。
このことから、パッケージ樹脂層122については低い周波数(第2の周波数)を使用し、プリント基板層121については高い周波数(第2の周波数より高い第1の周波数)を使用することが好ましいことが分かった。なお、パッケージ樹脂層とプリント基板層をそれぞれ25回に分けて切断した場合と、10回に分けて切断した場合とでは、10回の方が良好な切断面が得られた。このため、分割回数は、10回又はその近傍の回数が好ましいことが分かった。
但し、以上は1つの実験例であり、この実験例の結果によって本発明が限定される訳ではない。実際には、プリント基板層121およびパッケージ樹脂層122の材質に応じて、すなわち層ごとに、レーザ光のQスイッチ周波数や出力等のパラメータを変更したり、切断するための分割回数(レーザ光の走査回数)を変更したりするのが望ましい。この場合、1つの層については1回のレーザ光走査で切断してもよい。これにより、各層について、切断面の品質と切断能力(切断速度等)の最適化を図ることができる。
以上説明した基板120の分割切断処理の手順を、図20のフローチャートにまとめて示す。この分割切断処理は、コントローラ150,250に格納されたコンピュータプログラムに従って実行される。
ステップ(図では、Sと略す)1では、図1に示す第1基板マガジン102から、基板120を1つずつレーザ切断部100における第1〜第2ポジションI〜IIに搬送し、可動ステージに吸着させる。そして、可動ステージを移動させて基板120のうち1つ目のメモリカード領域135の中心をレーザ光照射中心位置(レーザ発振器110の中心軸LO上の位置)に合わせる。
ステップ2では、プリント基板層121に適したQスイッチ周波数(QF=High:例えば40kHz)を設定し、プリント基板層121の予定切断線133(コーナー部分133a〜133d)にレーザ光を照射する。
次に、ステップ3では、ステップ2で行ったレーザ光照射回数(カウンタ値)C1がN1(例えば、10回)か否かを判別し、まだN1でなければステップ4に進む。
ステップ4では、レーザ光照射回数C1を1インクリメントし、ステップ2で再度レーザ光照射を行う。
そして、ステップ2〜4を繰り返し、ステップ3でレーザ光照射回数C1がN1に達すると、ステップ5に進む。
ステップ5では、パッケージ樹脂層122に適したQスイッチ周波数(QF=Low:例えば15kHz)を設定し、パッケージ樹脂層122の予定切断線133(コーナー部分133a〜133d)にレーザ光を照射する。
次に、ステップ6では、ステップ5で行ったレーザ光照射回数(カウンタ値)C2がN2(例えば、5回)か否かを判別し、まだN2でなければステップ7に進む。
ステップ7では、レーザ光照射回数C2を1インクリメントし、ステップ5で再度レーザ光照射を行う。
そして、ステップ5〜7を繰り返し、ステップ6でレーザ光照射回数C2がN2に達すると、ステップ8に進む。
ステップ8では、レーザ切断処理済みのメモリカード領域数(カウンタ値)Dが、基板120上に形成された全てのメモリカード領域数M(例えば、図5および図6に示す12)に達したか否かを判別する。DがまだMに到達していない場合は、ステップ9に進み、次のメモリカード領域の中心がレーザ光照射中心位置に合うように可動ステージを駆動する。そして、ステップ2〜7を繰り返す。
ステップ8において、DがMに到達した、すなわち全てのメモリカード領域のコーナー部分のレーザ切断が完了したときは、ステップ10に進む。
ステップ10では、基板120′を第3ポジションIIIからブレード切断部200における第4ポジションIVを経て第5ポジションVに搬送する。そして、ステップ11にて、基板120′の予定切断線133(複数の水平および垂直直線部分131,132)を切断する。
全直線部分131,132の切断が終了すると、ステップ12に進み、各メモリカード135′を第6〜第8ポジションVI〜VIIIに搬送し、最後に収納トレイ210上に収納する。
図21には、本発明の実施例2である半導体切断システムの構成を示している。実施例1(図1)のシステムは、レーザ切断部100とブレード切断部200を別々の装置を組み合わせて構成した場合について説明した。しかし、本実施例では、レーザ切断部100とブレード切断部200の双方を有する1つの装置として構成されている。
なお、図21において、実施例1(図1)と共通する要素には実施例1と同符号を付して説明に代える。
本実施例では、基台101上に、レーザ発振器110と、2つの切削ブレードユニット201とが設けられている。
本実施例における基板切断の方法および手順は、実施例1と同じである。
図22には、本発明の実施例3である半導体切断システムの構成を示している。実施例1(図1)および実施例2(図21)に示したシステムでは、レーザ切断部100でのコーナー部分の切断後にブレード切断部200での直線部分の切断を行う。これに対し、本実施例では、まずブレード切断部200で直線部分を切断し、次に個片化されたメモリカード領域のコーナー部分をレーザ切断部100で切断する。
なお、図22において、実施例1,2と共通する要素にはこれら実施例と同符号を付して説明に代える。また、本実施例では、基台101上に、2つのブレード切断ユニット201とレーザ発振器110とが設けられた1つの装置として構成された場合を示しているが、実施例1のように、ブレード切断部200とレーザ切断部100とを別々の装置として構成してもよい。
本実施例では、図20に示したステップ10〜11を先に行い、その後ステップ1〜9を行う。
上述した各実施例では、レーザ光により切断する異形線部分が1/4円弧形状である場合について説明したが、該異形線部分は、図23Aおよび図23Bに示すような形状であってもよい。
図23Aには、不連続な直線を組み合わせた階段形状を有する異形線部分133′を示す。また、図23Bには、不連続な直線と曲線とを組み合わせた形状を有する異形線部分133″を示す。
そして、本発明の半導体切断システムは、これら以外の形状を有する異形線部分の切断にも適用することができる。
さらに、上記各実施例では、切削ブレードによる切断とレーザ光による切断とを組み合わせて個々の半導体装置を切り出す場合について説明した。しかし、本発明は、レーザ光の走査のみによって半導体基板から各半導体装置を切り出す場合にも適用することができる。この場合、図5に示した環状の(エンドレスな)予定切断線に沿って、レーザ光の周回走査を複数回行って半導体装置を個片化する。この場合でも、上記実施例で説明したように、切断面の品質を良好とし、熱による不都合を回避できる。また、この場合においても、半導体基板の層ごとに、レーザ光のパラメータや走査回数を変更することが望ましい。
半導体基板を高速で切断して複数の半導体装置を個片化できるようにした半導体切断装置を提供できる。
本発明の実施例1である半導体切断システムの構成を示す平面図。 実施例1におけるレーザ切断部に設けられたレーザ発振器の正面図。 実施例1におけるレーザ発信器の構成を示す模式図。 実施例1におけるブレード切断部での基板切断の様子を示す側面図。 実施例1におけるメモリカード基板および予定切断線を示す平面図。 実施例1においてコーナー部分が切断されたメモリカード基板を示す平面図。 実施例1において直線部分が切断されたメモリカード基板および個片化されたメモリカードを示す平面図。 実施例1における基板のレーザ切断の様子を示す正面図。 実施例1における基板のレーザ切断の様子を示す正面図。 実施例1とは異なる基板のレーザ切断の様子を示す正面図。 実施例1とは異なる基板のレーザ切断の様子を示す正面図。 実施例1における基板のレーザ分割切断での切断溝を示す正面図。 実施例1における基板のレーザ分割切断での切断溝を示す拡大図。 基板のレーザ一括切断での切断溝を示す正面図。 基板のレーザ一括切断での切断溝を示す拡大図。 実施例1におけるパッケージ樹脂層とプリント基板層のレーザ分割切断の様子を示す拡大図。 実施例1におけるパッケージ樹脂層とプリント基板層のレーザ分割切断の様子を示す拡大図。 パッケージ樹脂層とプリント基板層のレーザ一括切断の様子を示す拡大図。 高いQスイッチ周波数での基板の切断結果を示す平面拡大図。 高いQスイッチ周波数での基板の切断結果を示す断面拡大図。 低いQスイッチ周波数での基板の切断結果を示す平面拡大図。 低いQスイッチ周波数での基板の切断結果を示す断面拡大図。 実施例1の基板切断処理の手順を示すフローチャート。 本発明の実施例2である半導体切断システムの構成を示す平面図。 本発明の実施例3である半導体切断システムの構成を示す平面図。 本発明の実施例4における予定切断線の形状を示す平面拡大図。 本発明の実施例4における予定切断線の他の形状を示す平面拡大図。
100 レーザ切断部
110 レーザ発振器
111 レーザ光源
113,114 ガルバノミラー
120,120′ メモリカード基板
121 パッケージ樹脂層
122 プリント基板層
130 予定切断線
131,132 直線部分
133a〜133d,133′,133″ コーナー部分(異形線部分)
135 メモリカード領域
135′ メモリカード
200 ブレード切断部
201 切削ブレードユニット
L レーザ光

Claims (3)

  1. 1つの半導体基板を予定切断線に沿って切断することにより複数の半導体装置を切り出す半導体切断装置であって、
    レーザ光を出力し、レーザ光を走査可能なレーザ発振手段と、
    切削ブレードを有し、前記切削ブレードを駆動する駆動手段と、
    前記半導体基板の予定切断線の一部に沿ってレーザ光を走査するように前記レーザ発振手段を制御し、前記予定切断線の前記一部とは異なる部分を前記切削ブレードにより切断するように前記駆動手段を制御する制御手段とを有し、
    前記半導体基板に対して、それぞれ前記予定切断線により囲まれる複数の半導体装置領域が設けられており、かつ前記半導体基板が、互いに材質が異なるプリント基板層とパッケージ樹脂層を有し、
    前記予定切断線は、直線形状を有する複数の第1の部分と該直線形状とは異なる異形線形状を有する複数の第2の部分とにより構成されており、
    前記制御手段は、前記複数の半導体装置領域に対して設けられた前記予定切断線のうち、前記切削ブレードを用いて前記第1の部分切断する前に、前記レーザ光を用いて前記第2の部分を切断するように前記レーザ発振手段を制御し、
    前記制御手段は、前記第2の部分の切断において、前記プリント基板層に対して照射するレーザ光の周波数を前記パッケージ樹脂層に対して照射するレーザ光の周波数より高くするとともに、前記プリント基板層に対するレーザ光の走査回数と前記パッケージ樹脂層に対するレーザ光の走査回数とを異ならせることを特徴とする半導体切断装置。
  2. 前記制御手段は、前記各半導体装置領域に対して設けられた前記複数の第2の部分の切断において、1つの前記第2の部分に対する所定深さの切削が該複数の第2の部分に対して順次に、かつ複数回行われるように前記レーザ光の走査を行わせることを特徴とする請求項1に記載の半導体切断装置。
  3. 前記半導体基板と前記レーザ発振手段とを相対移動させる移動手段を有しており、
    前記制御手段は、前記各半導体装置領域の前記予定切断線よりも内側の位置の上方に前記レーザ発振手段による前記レーザ光の走査中心が位置するように前記移動手段を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体切断装置。
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