JP5440086B2 - プロジェクター - Google Patents

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Description

本発明は、照明光量を調整するための遮光部材を備えるプロジェクターに関する。
遮光部材を用いたプロジェクターとして、例えば回動によって開閉可能な一対の遮光部材を、照明装置内の一対のレンズアレイ間に照明光軸に対して対称に配置して、照明光の遮光量の調節を行うものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このようなプロジェクターでは、一対の遮光部材を回動可能に支持する一対の回動軸(回転支持軸)の延長線が、いずれも照明光の光路の外側を通っており、一対の遮光部材の先端が、回動軸の延長線側とは反対側即ち照明光束の中心側にある。一対の遮光部材の先端を回転軸のまわりに回転させることにより、遮光部材の先端側が照明光の光軸を挟んで互いに近接したり離間したりするので、照明光の遮蔽量が調節される(同上参照)。
特開2007−71913号公報
しかしながら、上記のような構造の遮光部材では、遮光部材の先端側ほど照明光の中心側に位置することになるので、熱も遮光部材の先端側ほど多く吸収することになる。このため、遮光部材が先端側に膨張しやすくなり、照明光の最大遮蔽時の隙間量が加熱とともに減少するので、照明光の遮蔽量の調節において、正確性を欠き、ダイナミックコントラストにバラツキを生じるおそれがある。
そこで、本発明は、遮蔽した照明光から発生する熱による遮光部材への影響を低減してより正確に遮光量を調整でき、ダイナミックコントラストのバラツキを抑制可能なプロジェクターを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るプロジェクターは、(a1)光源と、(a2)光源からの光束を部分的に遮蔽する第1及び第2の遮光部材と、(a3)第1及び第2の遮光部材を開閉動作させる駆動部とを有する(a)照明光学系と、(b)照明光学系からの照明光によって照明される光変調装置と、(c)光変調装置を経て変調された光を投射する投射光学系とを備え、(d)駆動部が、第1及び第2の遮光部材をそれぞれ支持する第1及び第2の支持部を有し、(e)第1及び第2の支持部は、対応する第1及び第2の遮光部材が最大遮蔽状態に位置する場合に、システム光軸に垂直な第1及び第2の遮光部材の開閉方向に関して、第1及び第2の遮光部材のうちシステム光軸側の端部から遮蔽される光束の外縁が入射する部分までの半分の中間位置よりもシステム光軸側の所定位置で、第1及び第2の遮光部材を支持する。
上記プロジェクターでは、第1及び第2の支持部が上記中間位置よりもシステム光軸側の所定位置において第1及び第2の遮光部材を支持することで、第1及び第2の遮光部材全体が加熱に伴って膨張しても、遮蔽状態において遮光部材の先端側の位置が熱的変動することを抑制できる。これにより、上記プロジェクターは、より正確な遮光量の調整を可能とし、ダイナミックコントラストのバラツキを抑制できる。
また、本発明の具体的な態様又は側面によれば、第1及び第2の遮光部材の開閉方向に関して、第1及び第2の遮光部材のうちシステム光軸から遠い側の端部が開放されている。この場合、加熱に伴う膨張に際してシステム光軸から遠い側の端部の方が変位しやすくなる。
また、本発明の別の態様によれば、第1及び第2の支持部が、第1及び第2の遮光部材をシステム光軸側の端部の側方位置で支持している。この場合、第1及び第2の遮光部材の熱膨張又は熱収縮によるシステム光軸側の端部の意図しない熱的変位を確実に抑制することができる。
また、本発明の別の態様によれば、駆動部が、第1及び第2の支持部を介し第1及び第2の遮蔽部材を回動によって開閉動作させるための回転支持軸を有する。この場合、第1及び第2の遮蔽部材を観音開き状に開閉することで、照明光について簡易に広範囲で多段階又は連続的な光量調整が可能になる。
また、本発明の別の態様によれば、駆動部が、第1及び第2の支持部を介して第1及び第2の遮光部材にそれぞれ連結されて動力を伝達する第1及び第2のアーム部を有する。この場合、アーム部の先端側に遮光部材を支持することができる。この際、第1及び第2の支持部のサイズ等を調整することで、第1及び第2のアーム部への熱の伝導を抑制し第1及び第2のアーム部の膨張を抑制することができる。
また、本発明の別の態様によれば、第1及び第2の支持部が、断熱材によって形成されて第1及び第2の遮光部材と第1及び第2のアーム部との間に配置される連結部を有する。この場合、断熱部材を用いることで、第1及び第2のアーム部への熱の伝導をさらに抑制することができる。
また、本発明の別の態様によれば、(a)第1及び第2の遮光部材が、システム光軸を中心軸として一対のものとして対称に配置され、(b)駆動部が、一対の当該遮光部材を同期して駆動する。この場合、システム光軸についての対称性を保った状態で光の遮蔽を行うことができる。
また、本発明の別の態様によれば、(a)照明光学系が、光源からの光束を均一化するための第1及び第2のレンズアレイと、第1及び第2のレンズアレイを経た照明光を重畳させるための重畳レンズとを有し、(b)第1及び第2の遮光部材が、第1のレンズアレイと重畳レンズとの間に配置される。この場合、第1のレンズアレイで分割された後であって重ね合わされる前の光束を遮光することができ、光量調節が照明の均一性へ影響することを抑えることができる。
第1実施形態に係るプロジェクターを概念的に示す平面図である。 調光装置の構造を示す斜視図である。 (A)、(B)は、調光装置内における一対の遮光部材の構造の一例を示す模式図である。 一対の遮光部材の開閉動作を示す模式図である。 (A)、(B)は、調光装置内における一対の遮光部材の構造の他の一例を示す模式図である。 (A)〜(C)は、一対の遮光部材の構造の変形例についての構造を説明するための模式図である。 (A)〜(D)は、は、一対の遮光部材の構造の他の変形例についての構造を説明するための模式図である。 (A)、(B)は、第2実施形態に係るプロジェクター内における一対の遮光部材の構造の一例を示す模式図である。
〔第1実施形態〕
以下、図1等を参照して、本発明の第1実施形態に係るプロジェクターについて説明する。
図1に示すように、本実施形態に係るプロジェクター100は、照明装置10、色分離導光光学系40、光変調部50、クロスダイクロイックプリズム60、及び投射光学系70を備え、これらのうち、照明装置10は、光源ランプユニット20、均一化光学系30及び調光装置80を含む照明光学系である。
プロジェクター100を構成する光学ユニット、即ち照明装置10、色分離導光光学系40、光変調部50、クロスダイクロイックプリズム60及び投射光学系70は、遮光性を有するライトガイドであるケース部材11中に略全体が収納されている。また、これらの光学ユニット又はその構成要素は、ケース部材11の内面等に設けられた保持部(不図示)にアライメントされた状態で組付けられている。
照明装置10のうち、光源ランプユニット20は、光源として、ランプ部21aと、凹レンズ21bとを備える。このうち、ランプ部21aは、例えば高圧水銀ランプ等である発光管22aと、発光管22aから射出された光束を反射して前方に射出させる楕円面型の凹面鏡22bとを備える。凹レンズ21bは、ランプ部21aからの光束をシステム光軸SA即ち照明光軸に略平行な光束にする役割を有するが、例えば凹面鏡22bが放物面鏡である場合には、省略することもできる。
均一化光学系30は、第1及び第2レンズアレイ31,32と、偏光変換部材34と、重畳レンズ35とを備える。第1及び第2レンズアレイ31,32は、例えばそれぞれマトリクス状に配置された複数の要素レンズからなるフライアイレンズである。このうち、第1レンズアレイ31を構成する要素レンズによって、光源ランプユニット20から射出された光束が複数の部分光束に分割される。また、第2レンズアレイ32を構成する要素レンズによって、第1レンズアレイ31からの各部分光束は適当な発散角で射出される。偏光変換部材34は、PBSのプリズムアレイ等で構成され、レンズアレイ32から射出された光束を特定方向の直線偏光のみに変換して次段光学系に供給する。重畳レンズ35は、第2レンズアレイ32から射出し偏光変換部材34を経た照明光を全体として適宜収束させることにより、光変調部50に設けた各色の液晶ライトバルブ50a,50b,50cに対する重畳照明を可能にする。
調光装置80は、例えば第1レンズアレイ31と第2レンズアレイ32との間に配設され、一対の遮光部材が観音開き状に開閉することで照明装置10から射出される照明光の照明光量を調整する。なお、調光装置80の具体的な構成については、図2等を用いて後述する。
色分離導光光学系40は、第1及び第2ダイクロイックミラー41a,41bと、反射ミラー42a,42b,42cと、3つのフィールドレンズ43a,43b,43cとを備え、光源ランプユニット20から射出された照明光を赤(R)色、緑(G)色、及び青(B)色の3色に分離するとともに、各色光を後段の液晶ライトバルブ50a,50b,50cへ導く。より詳しく説明すると、まず、第1ダイクロイックミラー41aは、RGBの3色のうちR色の照明光LRを反射しG色及びB色の照明光LG,LBを透過させる。また、第2ダイクロイックミラー41bは、GBの2色のうちG色の照明光LGを反射しB色の照明光LBを透過させる。つまり、第1ダイクロイックミラー41aで反射された赤色光LRは、フィールドレンズ43aのある第1光路OP1に導かれ、第1ダイクロイックミラー41aを透過して第2ダイクロイックミラー41bで反射された緑色光LGは、フィールドレンズ43bのある第2光路OP2に導かれ、第2ダイクロイックミラー41bを通過した青色光LBは、フィールドレンズ43rのある第3光路OP3に導かれる。各色用のフィールドレンズ43a,43b,43cは、第2レンズアレイ32から射出され重畳レンズ35を通過して光変調部50に入射する各部分光束が、各液晶ライトバルブ50a,50b,50cの被照射領域上において、システム光軸SAに対して適当な収束度又は発散度となるように入射角を調節している。一対のリレーレンズ44a,44bは、第1光路OP1や第2光路OP2よりも相対的に長い第3光路OP3上に配置され、入射側の第1のリレーレンズ44aの直前に形成された像を、ほぼそのまま射出側のフィールドレンズ43cに伝達することにより、光の拡散等による光の利用効率の低下を防止している。
光変調部50は、3色の照明光LR,LG,LBがそれぞれ入射する3つの液晶ライトバルブ50a,50b,50cを備える。各液晶ライトバルブ50a,50b,50cは、中央に配置される液晶パネル51a,51b,51cと、これを挟むように配置される一方即ち光路上流の入射側偏光フィルター52a,52b,52cと、他方即ち光路下流の射出側偏光フィルター53a,53b,53cとをそれぞれ備えている。各液晶ライトバルブ50a,50b,50cにそれぞれ入射した各色光LR,LG,LBは、各液晶ライトバルブ50a,50b,50cに電気的信号として入力された駆動信号或いは制御信号に応じて、画素単位で強度変調される。
クロスダイクロイックプリズム60は、カラー画像を合成するための光合成光学系であり、その内部には、R光反射用の第1ダイクロイック膜61と、B光反射用の第2ダイクロイック膜62とが、平面視X字状に配置されている。このクロスダイクロイックプリズム60は、液晶ライトバルブ50aからの赤色光LRを第1ダイクロイック膜61で反射して進行方向右側に射出させ、液晶ライトバルブ50bからの緑色光LGを両ダイクロイック膜61,62を介して直進・射出させ、液晶ライトバルブ50cからの青色光LBを第2ダイクロイック膜62で反射して進行方向左側に射出させる。
投射光学系70は、投射レンズとして、クロスダイクロイックプリズム60で合成された像光をスクリーン(不図示)上にカラー画像として投射する。
以上の構成を有するプロジェクター100において、照明装置10は、調光装置80を内蔵することにより、照明光を部分的に遮蔽して照明光量の動的な調節を行う。つまり、プロジェクター100は、調光装置80の開閉動作により照明光量を所望のタイミングで正確に変化させることができ、例えば表示場面に応じて照明光量を調整することによって、高いダイナミックコントラストを得ることができる。
図2は、調光装置80全体の構造を示す斜視図であり、図3(A)及び3(B)は、調光装置80の主要部について模式的に示す図である。ここで、図2及び3(A)は、調光装置80を光路下流側から見た状態を示しており、図3(B)は、調光装置80を光路上流側から見た状態を示している。なお、調光装置80は、一対の遮光部材82a,82bを有しており、図2、3(A)及び3(B)のいずれも、調光装置80が遮光部材82a,82bを全閉することによって最大限に照明光の遮蔽を行っている状態(最大遮蔽状態)を示している。調光装置80は、例えば図4に模式的に示すように、一対の遮光部材82a,82bを、システム光軸SAを挟んでX方向に延びる一対の中心軸AX1,AX2のまわりにそれぞれ回動させ、両遮光部材82a,82bの隙間を増減させることによって、システム光軸SAに垂直な±Y方向を開閉方向として光路の開閉動作を行うものである。
以下、調光装置80の主要な構成について説明する。まず、図2に示すように、調光装置80は、第1及び第2の遮光部材82a,82bと、回動部90と、駆動装置85とを備える。なお、上記回動部90等は、固定部材81に支持・固定されており、固定部材81は、ライトガイドであるケース部材11(図1参照)に組付けられている。
第1及び第2の遮光部材82a,82bは、システム光軸SAを挟んで対称に配置される一対の部材であり、図示の最大遮蔽状態において、システム光軸SAに垂直なXY面に平行に延びている。遮光部材82a,82bは、例えばステンレス、アルミニウム等の金属を加工して形成されるものであり、いずれも矩形の平らな板状部分BPで構成されている。図3(A)に示すように、第1及び第2の遮光部材82a,82bは、その本体である板状部分BPの外周部分として、システム光軸SA側においてX方向に延びる第1及び第2の端部EPa,EPbをそれぞれ有する。また、第1及び第2の遮光部材82a,82bは、板状部分BPの外周部分として、端部EPa,EPbの反対側即ちシステム光軸SAから遠い側においてX方向に延びる端部APa,APbをそれぞれ有する。また、第1及び第2の遮光部材82a,82bは、板状部分BPの外周部分として、Y方向に延びる第1及び第2の側部SFa,SFbをそれぞれ有する。なお、端部EPa,EPbには、円弧状の曲線形状の切欠き部CTa,CTbがそれぞれ形成されている。切欠き部CTa,CTbは、このような形状を有することにより、開閉動作において射出される光束の照度分布を均一に保ち、かつ、なだらかな減光又は増光を可能にする。
回動部90は、駆動装置85とともに駆動部として機能し、第1〜第4回動部材90a,91a,90b,91bから構成されている。これらのうち、第1の遮光部材82a用の第1及び第2回動部材90a,91aは、第1の支持部92a,92aと、第1のアーム部93a,93aと、回転支持軸83a,84aと、軸受部94a,94aとをそれぞれ備える。また、第2の遮光部材82b用の第3及び第4回動部材90b,91bは、第2の支持部92b,92bと、第2のアーム部93b,93bと、回転支持軸83b,84bと、軸受部94b,94bとをそれぞれ備える。第1及び第2回動部材90a,91aは、第1の遮光部材82aを両側から挟むように配置され、第1の遮光部材82aを中心軸AX1のまわりに回動自在に支持している。同様に、第3及び第4回動部材90b,91bは、第2の遮光部材82bを両側から挟むように配置され、第2の遮光部材82bを中心軸AX2のまわりに回動自在に支持している。
図2又は3(A)に示すように、駆動装置85は、モーター85aと、伝達部85bと、一対の駆動ギア86a,86bとを備え、回動部90の第1及び第3回動部材90a,90bに対してこれらを駆動するための動力を付与する。
以下、回動部90の詳細について説明する。回動部90のうち第1及び第2回動部材90a,91aにおいて、第1の支持部92a,92aは、第1の遮光部材82aの側部SFa,SFaのうち端部EPaの側方位置SPa,SPaからそれぞれ延びている。第1の支持部92a,92aは、アーム部93a,93aの先端にそれぞれ連結されることで、遮光部材82aを支持している。同様に、第2の支持部92b,92bは、側部SFb,SFbのうち端部EPbの側方位置SPb,SPbで遮光部材82bを支持している。従って、第1及び第2の遮光部材82a,82bの各端部のうち、システム光軸SAに最も近づく端部EPa,EPb側は、支持部92a,92bにより固定された固定端となっている。これに対して、第1及び第2の遮光部材82a,82bの各端部のうち、端部EPa,EPbとは反対側に位置する端部APa,APbは、支持部等を有さず開放された自由端となっている。
次に、回動部90の第1及び第2のアーム部93a,93bは、上述のように一端において支持部92a,92bを介して第1及び第2の遮光部材82a,82bにそれぞれ連結されている。また、第1及び第2のアーム部93a,93bは、他端においてピン状の回転支持軸83a,84a,83b,84bにそれぞれ接続されている。回転支持軸83a,84a,83b,84bは、軸受部94a,94b及び付勢部材84によって回動可能な状態で固定部材81にそれぞれ支持されている。具体的には、付勢部材84に、回転支持軸84a,84bの先端の溝(不図示)が係合された状態になっているので、回転支持軸84a,84bは、軸受部94a,94bによって回転可能な状態で、かつ離脱しない状態となっている。また、回転支持軸83a,83bは、駆動装置85の一対の駆動ギア86a,86bに固定されており、駆動装置85の作用を受けて回転可能となっている。これにより、アーム部93a,93bは、駆動装置85からの動力を第1及び第2の支持部92a,92bを介して遮光部材82a,82bに伝達する。なお、回動部90の支持部92a,92b及びアーム部93a,93bは、遮光部材82a,82bと同一の材料(例えばステンレス、アルミニウム等により一体的に成形可能である。
以下、図2を参照して、調光装置80の動作について説明をする。駆動装置85において、モーター85aの回転は、伝達部85bを介して一対の駆動ギア86a,86bに伝達される。この際、上側の駆動ギア86aと下側の駆動ギア86bとが同期して反対方向に回転する。これにより、一対の駆動ギア86a,86bに固定された回動部90の回転支持軸83a,83bが同期して回転し、一対の遮光部材82a,82bも同期して回転する。これにより、第1及び第2の遮光部材82a,82bを観音開き状に同期して開閉動作させることができる。この際、一対の遮光部材82a,82bは、モーター85aの正転又は逆転にともなってその状態を変える。具体的には、例えば、図4において、図中実線で示すように、遮光部材82a,82bの中心軸AX1,AX2を中心とする回動動作により、遮光部材82a,82bが第2レンズアレイ32に略平行となり、端部EPa,EPbがシステム光軸SA方向に最も近接する最大遮蔽状態になったり、一点鎖線で示すように、遮光部材82a,82bが第2レンズアレイ32に略平行な全閉時に比べて回動角度β(略90°)回転し、端部EPa,EPbが照明光の光路外に位置し照明光の遮蔽がない全開の状態になったりする。また、破線で示すように、中間の段階として、遮光部材82a,82bが第2レンズアレイ32に略平行な全閉時に比べて回動角度α(α<β)だけ回転し、端部EPa,EPbがシステム光軸SAからある程度離れて一部の照明光の遮蔽を行う状態にもなる。
以上のように、第1及び第2の遮光部材82a,82bは、Y方向を開閉方向として、先端側の端部EPa,EPbにおいてシステム光軸SAを挟んで互いに近接したり離間したりすることで、遮蔽する照明光の量を調節している。つまり、図4に実線で示す最大遮蔽状態のときには、調光装置80は、第1の遮光部材82aと第2の遮光部材82bとのY方向についてのわずかな隙間C1から照明光を通過させる。これに対して、図4に破線で示す回動角度αの開状態のときには、調光装置80は、第1の遮光部材82aと第2の遮光部材82bとの比較的広い隙間C2からより多くの照明光を通過させる。いずれの状態での遮光においても、隙間C1,C2の大きさ(逆に見れば照明光の遮蔽量)は、端部EPa,EPbの位置によって決まる。
ここで、図3(B)に示すように、板状の遮光部材82a,82bのうち光源ランプユニット20(図1参照)側即ち光路上流側に面している照明光の被照射面SSは、照明光の被照射域として、照明光束の外縁が入射してできる輪郭OS及びその内側の領域Da,Dbを含む。これらの領域Da,Dbには、両遮光部材82a,82bの先端側の端部EPa,EPbも含まれており、特に、端部EPa,EPbは、両遮光部材82a,82bの開閉方向即ちY方向に関して光束中心であるシステム光軸SA側に最も近い位置にある。このため、端部EPa,EPbは、率先して照明光を遮り、熱を多く吸収している。このような熱の吸収に伴い両遮光部材82a,82bは、全体として膨張する。しかしながら、両遮光部材82a,82bにおいて、システム光軸SA側にある端部EPa,EPbは、支持部92a,92bによってそれぞれ支持された固定端となっている。遮光部材82a,82bは、以上のような構造を有することで、特に最大遮蔽状態において、全体として図3(B)中矢印AWに示す方向に膨張する。つまり、遮光量に影響するシステム光軸SAに近い端部EPa,EPbは、殆ど変位することなくそのままの位置に留まり、遮光量に影響しないシステム光軸SAから遠い端部APa,APbは、システム光軸SAから遠ざかる方向に延びていく。このように、遮光量に影響する端部EPa,EPbの位置が両遮光部材82a,82bの加熱状態にかかわらず安定することで、最大遮蔽状態においてより正確な遮光量の調整が可能となる。
なお、以上では、端部EPa,EPbがシステム光軸SAに最も近づき、遮蔽した光からの熱の影響が最も大きくなる最大遮蔽状態を基準として説明している。しかし、光の遮蔽に伴う熱に起因する膨張は、最大遮蔽状態のときに限らず、調光装置80の開閉動作中全開の状態のような光の遮蔽を行わない場合を除くいずれの段階においても生じる。これに対して、調光装置80では、光の遮蔽を行ういずれの段階においても、遮光部材82a,82bの熱膨張又は熱収縮による端部EPa,EPbの変位を抑制できるものとなっている。従って、調光装置80は、開閉動作の全体に亘って、遮光部材82a,82bの先端である端部EPa,EPbについて安定して一定の軌道を描かせることができ、より正確な遮光量の調整を可能としている。このような調光装置80を用いた本実施形態のプロジェクター100では、ダイナミックコントラストのバラツキが抑制されるものとなる。
また、以上において、遮光部材82a,82とアーム部93a,93bとを連結する連結部としての支持部92a,92bは、遮光部材82a,82bやアーム部93a,93bに比べ細くなっている。つまり、支持部92a,92bにおいて、遮光部材82a,82bからの熱を伝える断面積に相当する幅WD等のサイズが遮光部材82a,82を支持するための強度を保持しつつ、できるだけ小さな値に調整され、熱の経路の長さLLが遮光部材82a,82bの強度を低下させずかつ配置位置において空間的に挿入可能な程度で大きな値に調整されている。つまり、支持部92a,92bの熱抵抗が十分大きなものとなっている。これにより、遮光部材82a,82bからの熱ができるだけアーム部93a,93bに伝導せず、アーム部93a,93bは、照明光の遮蔽に起因する熱的膨張を生ずることが殆どないものとなっている。従って、アーム部93a,93bの膨張に伴う端部EPa,EPbの変位も抑制されている。なお、アーム部93a,93bは、連結部である支持部92a,92bと比較して大きなサイズになっている。これにより、アーム部93a,93bは、熱容量を大きくして、さらに膨張しにくくなっている。
また、上述の調光装置80は、遮光部材82a,82bの先端側における熱的変位の回避のために、遮光部材82a,82bの側部SFa,SFbのうち端部EPa,EPbの側方位置SPa,SPbに支持部92a,92bを設けている。しかし、支持部92a,92bは、側方位置SPa,SPb以外の位置に設けることも可能である。より具体的には、図3(B)に示すように、最大遮蔽状態において、遮光部材82a,82bの開閉方向(Y方向)に関する所定範囲PP内のいずれかの位置に支持部92a,92bの配置可能な場合もある。以下、所定範囲PPについて説明する。まず、遮光部材82a,82bの被照射面SSにより遮蔽される光束の外縁が入射する部分である輪郭OSのうち開閉方向であるY方向についての上限又は下限をそれぞれ端点UEa,UEbとする。次に、Y方向について、遮光部材82a,82bで最もシステム光軸SAに近い端部EPa,EPbの延長線PPa,PPb上から端点UEa,UEbまでを距離dとする。この場合において、側部SFa,SFb上のうち端部EPa,EPbまでの距離が距離dの半分(距離d/2)の中間位置MMよりもシステム光軸SA側にある範囲が所定範囲PPである。照明光の遮蔽に伴う膨張の影響する程度に応じて、所定範囲PP内に支持部92a,92bを配置すれば、遮光部材82a,82bの熱膨張又は熱収縮による端部EPa,EPb側での熱的変位をある程度以下に抑制して、比較的正確な遮光量の調整が可能となる。
以上のように、一対の遮光部材82a,82bが所定の位置に設けた支持部92a,92bによって支持されていることにより、本実施形態におけるプロジェクター100は、遮蔽した照明光から発生する熱による影響を低減して、より正確な遮光量の調整ができ、ダイナミックコントラストのバラツキを抑制可能なものとなっている。
〔第1実施形態の変形例〕
図5(A)及び5(B)に示す調光装置180は、図3(A)等に示す調光装置80の変形例であり、回動部190を構成する第1〜第4回動部材190a,191a,190b,191bの支持部192a,192bを除いて調光装置80と同様であるので、他の構造等については説明を省略する。調光装置180は、支持部192a,192bの連結部として、例えばセラミックス等の断熱材によって形成される断熱部材ISa,ISbを用いた構成となっている。
図6(A)〜6(C)は、図5(A)等の調光装置180について詳細な構造を説明するための模式図である。図6(A)〜6(C)では、一対の遮光部材82a,82bの対称性により、遮光部材82a側の構造のみについて説明し、遮光部材82b側の構造については、同様であるので説明を省略する。調光装置180において、第1及び第2回動部材190a,191aの支持部192a,192aは、セラミックス等の比較的熱抵抗の大きな材料で構成される断熱部材ISa,ISaと、同じくセラミックス等で構成されるピンBT,BTとをそれぞれ有する。また、図6(B)に示すように、遮光部材82aは、側端部分を折り曲げ加工によりL字状に曲げることで形成されるリブTPa,TPaを有し、リブTPa,TPaの側面が第1の側部SFa,SFaを形成している。同様に、第1のアーム部93aも側端部分をL字状に折り曲げることで形成されるリブUPa,UPaを有し、リブUPa,UPaの側面が側部KPa,KPaを形成している。
第1回動部材190aにおいて、断熱部材ISaは、遮光部材82aの側部SFaのうち側方位置SPaと第1のアーム部93aの側部KPaとの間に挟まれて配置されている。ピンBTは、X方向に一列に並んだ遮光部材82a、断熱部材ISa及び第1のアーム部93aを貫通してこれらを接続している。同様に、第2回動部材191aにおいても、ピンBTが遮光部材82a、断熱部材ISa及び第1のアーム部93aを接続している。以上により、支持部192a,192aは、断熱部材ISa,ISbを連結部として有し遮光部材82aを支持している。
本変形例の場合、支持部192a,192bにおいて、セラミックス等で構成される断熱部材ISa,ISbによって遮光部材82a,82bとアーム部93a,93bとを連結している。これにより、支持部192a,192bの熱抵抗を大きくすることができるので、遮光部材82a,82bから第1及び第2のアーム部93a,93bへの熱の伝導をさらに抑制することができる。従って、アーム部93a,93bの変位に伴う支持部192a,192bの変位即ち端部EPa,EPbの変位が回避される。
〔第1実施形態の別の変形例〕
図7(A)〜7(D)は、調光装置180の変形例についての構造を説明するための模式図である。なお、図7(A)〜7(D)においても、遮光部材82a側の構造のみ示し遮光部材82b側については省略している。調光装置180において、支持部192a,192aである断熱部材ISa,ISaは、図7(B)や図7(D)に示すように、L字状に折り曲げて形成されたリブTPa,UPaの形状に合わせて差込固定可能な形状を有している。これにより、断熱部材ISa,ISaは、遮光部材82aと第1のアーム部93aとを接続している。従って、本変形例の場合、支持部192a,192aは、例えばピン等を用いることなく、断熱部材ISa,ISaのみで遮光部材82aと第1のアーム部93aとを連結し、遮光部材82aを支持している。
〔第2実施形態〕
以下、図8(A)及び8(B)を参照して、本発明の第2実施形態に係るプロジェクターについて説明する。なお、本実形態に係るプロジェクターの全体構成は、図1のプロジェクター100と同様であり、調光装置内の遮光部材及びその周辺機構の構成のみ異なるので、遮光部材及びその周辺機構以外については説明及び図示を省略する。
図8(A)及び8(B)に示すように、本実施形態に係るプロジェクター内の調光装置280は、遮光部材82a,82bを開閉させるための駆動部として、スライド部290と駆動装置300とを有する。スライド部290は、第1及び第2のアーム部293a,293bと、支持部292a,292bと、ガイド部303,304とを備える。第1及び第2のアーム部293a,293bは、支持部292a,292bを介して第1及び第2の遮光部材282a,282bに連結されている。ガイド部303,304は、アーム部293a,293b及び遮光部材282a,282bのスライド移動の方向及び範囲を定めている。駆動装置300は、連結軸部301と、回転駆動部302と、蝶番HGとを備える。回転駆動部302は、連結軸部301を回転駆動させる。蝶番HGは、アーム部293a,293bと連結軸部301とを回転可能な状態で連結している。これにより、連結軸部301は、アーム部293a,293bを動作させる。
以下、調光装置280の動作の詳細について説明する。まず、駆動装置300のうち、連結軸部301は、連結軸部301の中央に配置されている回転駆動部302の正転又は逆転によって回転動作する。これに伴って、この連結軸部301に対して蝶番HGを介して回転可能に連結されているアーム部293a,293bは、ガイド部303に沿って±Y方向に平行移動する。従って、例えば図8(A)のようにアーム部293aが−Y方向に移動すると、これに伴って第1の遮光部材282aもガイド部304に沿って−Y方向に移動する。また、この際、アーム部293bが+Y方向に移動し、これに伴って第2の遮光部材282bもガイド部304に沿って+Y方向に移動する。この結果、遮光部材282a,282bは遮蔽した状態となる。一方、例えば図8(B)のようにアーム部293aが+Y方向に移動した状態のときには、アーム部293bが−Y方向に移動した状態となり、この結果、遮光部材282a,282bは開放された状態となる。本実施形態のように調光装置280を用いた場合においても、システム光軸SA側の端部EPa,EPbの側方位置SPa,SPbに支持部292a,292bを設けることで、遮光部材282a,282bの熱膨張又は熱収縮による端部EPa,EPbの熱的変位を回避して、より正確な遮光量の調整が可能となる。
なお、この発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
まず、上記各実施形態において、調光装置80,180,280は、第1及び第2のレンズアレイ31,32間に配置されているが、これに限らず、調光装置80,180,280の設置位置は、第1のレンズアレイ31から重畳レンズ35までの間のいずれかで配置可能である。この場合、第1のレンズアレイで分割された後であって重ね合わされる前の光束を適宜遮光することができる。
また、上記各実施形態において、調光装置80,180,280は、駆動装置85,300によって開閉動作を行っていたが、回動やスライドのさせ方はこれらに限らず、例えば、バネの伸縮を利用して開閉動作を行うもの等種々の方法によって行うことが可能である。
また、例えば遮光部材82aに切欠き部CTaを設けているが、遮光部材は切欠き部を有さないものであってもよい。また、遮光部材はこの他種々のものが適用でき、例えば上記のような切欠き部を有する第1の羽根と、開閉の度合いに応じて当該切欠き部の一部又は全部を覆うことが可能な第2の羽根との2重の羽根構造を有するものであってもよい。
また、上記実施形態では、光源ランプユニット21に用いる発光管22aとして高圧水銀ランプを用いたが、メタルハライドランプ等を用いてもよい。
また、上記実施形態では、光源ランプユニット21等からの光を特定方向の偏光とする偏光変換部材34を用いていたが、この発明は、このような偏光変換部材34を用いない照明装置にも適用可能である。
また、上記実施形態では、透過型の液晶ライトバルブ50a,50b,50cを備えるプロジェクターに本発明を適用した場合の例について説明したが、本発明は、反射型の液晶ライトバルブを備えるプロジェクターにも適用することが可能である。ここで、「透過型」とは、液晶ライトバルブが光を透過するタイプであることを意味しており、「反射型」とは、液晶ライトバルブが光を反射するタイプであることを意味している。
また、プロジェクターとしては、投射面を観察する方向から画像投射を行う前面投射型のプロジェクターと、投射面を観察する方向とは反対側から画像投射を行う背面投射型のプロジェクターとがあるが、図1に示すプロジェクターの構成は、いずれにも適用可能である。
また、上記実施形態では、色分離導光光学系40や液晶ライトバルブ50a,50b,50c等を用いて各色の光変調を行っているが、これらに代えて、例えば照明装置によって照明されるカラーホイールと、マイクロミラーの画素によって構成されカラーホイールの透過光が照射されるデバイス(光変調部)とを組合せたものとを用いることによって、カラーの光変調及び合成を行うこともできる。
100…プロジェクター、 10…照明装置、 20…光源ランプユニット、 30…均一化光学系、 31,32…レンズアレイ、 80,180,280…調光装置、 81…固定部材、 82a,82b,282a,282b…遮光部材、 90,190…回動部、 290…スライド部、 90a,91a,90b,91b…第1〜第4回動部材、 92a,92b,192a,192b,292a,292b…支持部、 93a,93b,293a,293b…アーム部、 CTa,CTb…切欠き部、 85,300…駆動装置、 40…色分離導光光学系、 50…光変調部、 60…クロスダイクロイックプリズム、 70…投射光学系、 SS…照明光面、 EPa,EPb,APa,APb…端部、 AX1,AX2…中心軸、 OP…光路、 SA…システム光軸

Claims (6)

  1. 光源と、光源からの光束を部分的に遮蔽する第1及び第2の遮光部材と、前記第1及び第2の遮光部材を開閉動作させる駆動部とを有する照明光学系と、
    前記照明光学系からの照明光によって照明される光変調装置と、
    前記光変調装置を経て変調された光を投射する投射光学系と
    を備え、
    前記駆動部は、前記第1及び第2の遮光部材をそれぞれ支持する第1及び第2の支持部を有し、
    前記第1及び第2の支持部は、対応する前記第1及び第2の遮光部材が最大遮蔽状態に位置する場合に、システム光軸に垂直な前記第1及び第2の遮光部材の開閉方向に関して、前記第1及び第2の遮光部材のうち前記システム光軸側の端部から遮蔽される光束の外縁が入射する部分までの半分の中間位置よりも前記システム光軸側の所定位置で、前記第1及び第2の遮光部材を支持し、
    前記駆動部は、前記第1及び第2の支持部を介して前記第1及び第2の遮光部材にそれぞれ連結されて動力を伝達する第1及び第2のアーム部を有し、
    前記第1及び第2の支持部は、断熱材によって形成されて前記第1及び第2の遮光部材と前記第1及び第2のアーム部との間に配置される連結部を有するプロジェクター。
  2. 前記第1及び第2の遮光部材の開閉方向に関して、前記第1及び第2の遮光部材のうち前記システム光軸から遠い側の端部が開放されている、請求項1記載のプロジェクター。
  3. 前記第1及び第2の支持部は、前記第1及び第2の遮光部材を前記システム光軸側の端部の側方位置で支持している、請求項1及び請求項2のいずれか一項に記載のプロジェクター。
  4. 前記駆動部は、前記第1及び第2の支持部を介し前記第1及び第2の遮蔽部材を回動によって開閉動作させるための回転支持軸を有する、請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のプロジェクター。
  5. 前記第1及び第2の遮光部材は、システム光軸を中心軸として一対のものとして対称に配置され、
    前記駆動部は、一対の当該遮光部材を同期して駆動する、請求項1から請求項までのいずれか一項に記載のプロジェクター。
  6. 前記照明光学系は、光源からの光束を均一化するための第1及び第2のレンズアレイと、前記第1及び第2のレンズアレイを経た照明光を重畳させるための重畳レンズとを有し、
    前記第1及び第2の遮光部材は、前記第1のレンズアレイと前記重畳レンズとの間に配置される、請求項1から請求項までのいずれか一項に記載のプロジェクター。
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