JP5438597B2 - エバポ供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関(以下「エンジン」という)の燃料が気化した蒸発燃料であるエバポを吸気通路へ供給するエバポ供給装置に関する。
内燃機関の燃料は、気化することで、蒸発燃料であるエバポとなる。このようなエバポは、吸気系へ供給されて、例えば始動時における排気エミッションを低減させることに寄与する。排気エミッションの低減は、特に、冷間時のエンジン始動において有効である。
従来、サブタンクの燃料を加熱して蒸発させ、蒸発させた燃料をキャニスタに吸着させて、エンジン始動時に、パージバルブを開き、キャニスタに吸着させた蒸発燃料を吸気通路へ供給するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)
特開2007−239523号公報
しかしながら、特許文献1に記載された発明では、燃料配管を流れる燃料を加熱したり、サブタンクに貯留される燃料を加熱したりして、エバポを生成している。そして、生成されたエバポをキャニスタに吸着させるのであるが、この場合、キャニスタからの脱離に遅れが生じ、エンジン始動時に十分な量のエバポを供給できない虞がある。
本発明は、上述した問題を解決するためになされたものであり、その目的は、エバポ供給を迅速に行うとともに十分な量のエバポを供給可能なエバポ供給装置を提供することにある。
上述した目的を達成するためになされた請求項1、2、3に記載のエバポ供給装置は、エンジン冷却水にて暖められる雰囲気下へ燃料を噴射することによりエバポを生成し、当該エバポを吸気通路へ供給するものである。
このエバポ供給装置では、保温タンクが、エンジン冷却水の循環経路に設けられる。貯留タンクは、保温タンク内に配置される。これにより、貯留タンク内の雰囲気は、エンジン冷却水によって暖められることになる。この貯留タンク内の雰囲気下へ燃料を噴射するのが燃料噴射弁であり、燃料噴射弁にて噴射された燃料が気化することで生成されるエバポが、供給用配管によって、吸気通路へ供給される。
ここで制御部は、燃料噴射処理及びエバポ供給処理を実行する。燃料噴射処理は、燃料噴射弁にて貯留タンク内へ燃料を噴射するものである。また、エバポ供給処理は、エンジンの始動要求があると、供給用配管の管路を開放し、貯留タンク内のエバポを吸気通路へ供給するものである。
このように本発明では、エンジン冷却水にて貯留タンクを暖めその貯留タンクの高温の雰囲気下へ燃料を噴射することでエバポを得るため、エバポ供給を迅速に行うことができ、また、十分な量のエバポを供給することができる。
燃料タンクにおいて、一部の燃料が蒸発してエバポが発生することが考えられる。そこで、請求項1、3に示すように、燃料タンクにて発生するエバポを吸着するキャニスタを備える構成にするとよい。この場合、燃料噴射により貯留タンク内で生成されるエバポに加え、キャニスタから脱離したエバポが貯留タンクへ導入される。このようにすれば、十分な量のエバポを供給することができる。
また、エバポ供給に並行してインジェクタからも燃料を噴射することを考えると、請求項2、3に示すように、貯留タンク内の圧力を検知するための圧力センサを備える構成にするとよい。この場合、エバポ供給処理では、圧力センサからの情報及びエンジン冷却水の温度情報に基づき貯留タンク内に生成されるエバポの濃度を推定し、インジェクタからの燃料噴射量を調整する。このようにすれば、インジェクタからの燃料噴射を適切に制御できる。
このとき、エンジン冷却水の温度情報は、例えばエンジン側に設けられた水温計などを利用して取得することが考えられる。これに対し、請求項4に示すように、保温タンク内に、エンジン冷却水の温度情報を取得する専用の温度センサを備えることとしてもよい。このようにすれば、保温タンク内のエンジン冷却水の温度情報を取得することができるため、エバポ濃度の推定精度を高くすることができる。
なお、上記燃料噴射処理は、請求項に示すように、エンジンの始動要求に先立って行われることが考えられる。例えば、アイドルストップ制御が行われる場合、エンジンの始動要求に先立つエンジンの停止中に実行されるという具合である。このようにすれば、迅速なエバポ供給に寄与する。
ところで、保温タンク内のエンジン冷却水を高温に保つ場合、請求項に示すような保温処理を制御部が実行することとしてもよい。この保温処理は、エンジン運転中にエンジン冷却水の温度が所定温度を上回るとエンジン冷却水を循環させ、エンジンが停止されると、エンジン冷却水の循環を停止するものである。
この場合、例えばイグニッションキーのオフなどによってエンジンが停止した場合はエンジン冷却水の循環も停止されるため、保温タンクには暖められたエンジン冷却水が貯められる。その後、エンジン冷却水の温度が所定温度を上回るまでエンジン冷却水は循環しないため、保温タンクには、暖められたエンジン冷却水が保持される。したがって、このようにすれば、エンジンが停止された場合であっても、貯留タンク内の雰囲気の温度低下を抑制することができる。
このように貯留タンク内の雰囲気の温度低下を抑制するという観点からは、請求項に示すように、内部のエンジン冷却水が冷めにくい断熱構造を保温タンクが有していることが好ましい。このようにすれば、より一層、貯留タンク内の雰囲気の温度低下を抑制することができる。
なお、貯留タンク内には液化した燃料が溜まることが考えられる。そこで、請求項に示すように、貯留タンクで液化した燃料を燃料タンクへ戻すリターン管を備える構成にするとよい。
実施形態のエバポ供給装置を示す説明図である。 供給処理を示すフローチャートである。 保温処理を示すフローチャートである。 キャニスタを加える場合の構成例を示す説明図である。
図1は、ガソリンエンジンを模式的に示す説明図である。図1に示すように、ガソリンエンジンは、エンジン本体10及び、吸気系20、燃料タンク30、エバポ供給装置などを備えている。
エンジン本体10は、点火プラグ11及び、シリンダ12、ピストン13を有している。ピストン13は、シリンダ12に往復移動可能に支持されており、その上方に燃焼室14を形成している。なお、エンジン本体10は、複数のシリンダ12を有しているが、便宜上、図1では1つだけ示した。また、エンジン本体10は、吸気バルブ15及び排気バルブ16を有している。さらにまた、エンジン本体10は、燃焼室14へ燃料を噴射するためのインジェクタ17を有している。尚、本実施例ではインジェクタ17は、燃焼室14へ燃料噴射する構成であるが、その他吸気系20に搭載され、吸気系20に噴射する内燃機関においても同様に適用できる。
図1に示すガソリンエンジンは、水冷式であり、シリンダ12の周囲にはエンジン冷却水を循環させる冷却水路18が形成されている。冷却水路18には、エンジン冷却水が満たされている。
吸気系20は、吸気管21を有している。吸気管21は、一方の端が吸気口22となっており、外気に開放されている。また、他方の端がエンジン本体10に接続されている。吸気管21は、吸気口22とエンジン本体10の燃焼室14とを接続する吸気通路23を形成している。吸気通路23には、上流側から順に、エアクリーナ24及び、スロットルバルブ25などが設けられている。そして、吸気通路23の最下流側は、上述した吸気バルブ15によって開閉される。
なお、排気バルブ16の下流側には排気系が設けられるのであるが、本実施形態は排気系に特徴を有するものではないため、説明を割愛する。
燃料タンク30は、液体のガソリンを燃料として貯留するタンクである。燃料タンク30には燃料ポンプ31が設けられており、この燃料ポンプ31によって、液体燃料が、汲み上げられ、燃料配管32を経由して、エンジン本体10のインジェクタ17へ供給される。これにより、インジェクタ17によって噴霧となった燃料が燃焼室14へ供給されることになる。
エバポ供給装置は、蒸発燃料であるエバポを、吸気通路23へ供給するためのものである。エバポ供給装置は、貯留タンク40、保温タンク50、供給用配管60、及び、リターン管70等で構成されている。
貯留タンク40は、エバポを生成して貯留するタンクであり、保温タンク50の内部に配置されている。貯留タンク40には燃料噴射弁41が設けられている。燃料噴射弁41は、燃料配管32の途中から分岐するエバポ用配管33に接続されている。これにより、貯留タンク40の内部に燃料を噴射することが可能となっている。また、貯留タンク40の内部には、エバポ濃度を測定するための圧力センサ42が設けられている。
保温タンク50は、冷却水路18と、2つの冷却配管51,52を介して接続されている。一方の冷却配管51の途中には、保温バルブ53が設けられている。ここで、保温タンク50はエンジン冷却水の循環経路に組み込まれており、保温バルブ53を開放することで、一方の冷却配管51から保温タンク50へエンジン冷却水が供給され、他方の冷却配管52により保温タンク50からエンジン冷却水が排出される。また、保温タンク50はその壁部54が断熱構造を有しており、内部のエンジン冷却水が冷めにくい構造となっている。
かかる構成により、保温タンク50内に高温のエンジン冷却水が循環することから、貯留タンク40内の雰囲気が暖められる。ここで燃料噴射弁41によって燃料を噴射すると、燃料は高温の雰囲気下で気化し、低沸点成分の割合の多いエバポを貯留タンク40内に得ることができる。
供給用配管60は、貯留タンク40と吸気管21とを接続する。供給用配管60の途中にはパージバルブ61が設けられており、パージバルブ61を開放することにより、貯留タンク40に貯留されたエバポが吸気通路23へ供給される。
リターン管70は、貯留タンク40と燃料タンク30とを接続する。また、リターン管70の途中には、リターンバルブ71が設けられている。これにより、リターンバルブ71を開放することで、貯留タンク40内部で液化した燃料が燃料タンク30へ戻される。
エバポ供給装置は、図示しないECUにて制御される。詳細には、貯留タンク40内部の圧力センサ42からの信号がECUに入力されるようになっており、ECUによって、燃料噴射弁41、保温バルブ53、パージバルブ61、及び、リターンバルブ71等が制御される。
次に、ECUによって実行される保温処理を説明する。図2は、保温処理を示すフローチャートである。この保温処理は、運転中、所定のタイミングで、繰り返し実行される。
最初のS100において、エンジン冷却水温が所定温度Tを上回っているか否かを判断する。この水温は、エンジン側に取り付けられている水温計(不図示)にて取得される。ここで水温が所定温度Tを上回っている場合(S100:YES)、S110へ移行する。一方、水温が所定温度T以下である場合(S100:NO)、以降の処理を実行せず、保温処理を終了する。
S110では、保温タンク50の保温バルブ53を開放する。この処理は、所定温度Tを上回ったエンジン冷却水を、循環させ、保温タンク50へ導くものである。
次のS120では、エンジンが停止中であるか否かを判断する。エンジンが停止中である場合には、アイドルストップ制御が行われている場合が挙げられる。また、イグニッションキーがオフされた場合が挙げられる。ここでエンジンが停止中である場合(S120:YES)、S130にて保温バルブ53を閉塞して、その後、保温処理を終了する。一方、エンジンが停止中でない場合(S120:NO)、S130の処理を実行せず、保温処理を終了する。
このように保温処理では、エンジン冷却水の温度が所定温度T以上になると(図2中のS100:YES)、保温バルブを開放する(S110)。これにより、エンジン冷却水が高温になったときだけ、保温タンク50を経由してエンジン冷却水が循環する。
そして、エンジンが停止されると(図2中のS120:YES)。保温バルブ53を閉塞して(S130)、高温のエンジン冷却水を保温タンク50に貯留する。つまり、エンジンが停止されるとエンジン冷却水の循環も停止しエンジン冷却水の温度が低下していくため、断熱構造を有する保温タンク50にエンジン冷却水を貯留し、保温タンク50の内部の貯留タンク40をエンジン停止中も暖め続けるのである。
このような保温処理を実行することで、エンジン運転中に暖められたエンジン冷却水がエンジン停止中に保温タンク50に貯留されることになり、エンジン停止中においても貯留タンク40が暖められることになる。
次に、ECUによって実行される供給処理を説明する。図3は、供給処理を示すフローチャートである。本実施形態では、アイドルストップ制御が行われる車両を前提としており、この供給処理は、運転中、所定タイミングで繰り返し実行される。
最初のS200では、エンジンが停止中であるか否かを判断する。この処理は、例えば交差点などにおけるアイドルストップ制御によりエンジンが停止しているか否かを判断するものである。ここでエンジン停止中であると判断された場合(S200:YES)、S210へ移行する。一方、エンジン停止中でないと判断された場合(S200:NO)、以降の処理を実行せず、供給処理を終了する。
S210では、貯留タンク40内に、燃料噴射弁41によって、燃料を噴射する。上述したように、保温処理が繰り返し実行されることで、エンジン停止中においても、貯留タンク40は暖められている。そのため、貯留タンク40内に燃料を噴射すれば、燃料は高温の雰囲気下で気化し、低沸点成分の割合の多いエバポが貯留タンク40内に生じる。
続くS220では、エバポの濃度を推定する。この処理は、エンジン本体10側に設けられた水温計(不図示)にて取得される温度情報、及び、貯留タンク40に設けられた圧力センサ42にて取得される圧力値に基づき、エバポの濃度を推定するものである。
次のS230では、エンジンの始動要求があったか否かを判断する。ここでエンジンの始動要求があったと判断された場合(S230:YES)、S240へ移行する。一方、エンジンの始動要求がないと判断された場合(S230:NO)、以降の処理を実行せず、供給処理を終了する。
S240では、インジェクタ17にて噴射すべき燃料噴射量を算出する。この処理は、S220にて推定されたエバポの濃度に基づき、インジェクタ17からの適切な燃料噴射量を算出するものである。
続くS250では、パージバルブ61を開放すると共にインジェクタ17から燃料を噴射する。パージバルブ61が開放されることにより、供給用配管60を経由して吸気通路23へエバポが供給される。
以上詳述したように、本実施形態では、例えば交差点などにおけるアイドルストップ制御によりエンジンが停止している場合(図3中のS200:YES)、貯留タンク40内に、燃料噴射弁41によって、燃料を噴射する(S210)。このとき、保温タンク50のエンジン冷却水により貯留タンク40内の雰囲気が暖められていると、燃料は高温の雰囲気下で気化し、低沸点成分の割合の多いエバポが貯留タンク40内に生じる。その後、エンジンの始動要求があると(S230:YES)、パージバルブ61を開放し、供給用配管60を経由させて吸気通路23へエバポを供給する(S250)。これにより、エバポ供給を迅速に行うことができ、また、十分な量のエバポを供給することができる。
また、本実施形態では、エンジンが停止しているときに(図3中のS200:YES)、すなわち、エンジンの始動要求に先だって、燃料噴射弁41による燃料噴射を行う(S210)。これにより、迅速なエバポ供給に寄与する。
さらにまた、本実施形態では、保温タンク50の壁部54が断熱構造を有しており、エンジンが停止すると(図2中のS120:YES)エンジン冷却水の循環も停止する(S130)。したがって、保温タンク50には、暖められたエンジン冷却水が蓄えられることになる。その後、エンジンが運転されてエンジン冷却水の温度が所定温度Tを上回るとエンジン冷却水が循環させられる(S100:YES,S110)。つまり、エンジン停止中に冷えたエンジン冷却水が保温タンク50に流れ込むがことがない。これにより、エンジンが停止された場合であっても、貯留タンク40内の雰囲気の温度低下を抑制することができる。
また、本実施形態では、貯留タンク40の圧力を検知するための圧力センサ42が設けられている。そして、図3に示したエバポ供給処理では、圧力センサ42からの情報及びエンジン冷却水の温度情報に基づき貯留タンク40内に生成されるエバポの濃度を推定し(S220)、インジェクタ17からの燃料噴射量を調整する(S240)。これにより、インジェクタ17からの燃料噴射を適切に制御できる。このとき、エンジン冷却水の温度情報をエンジン側に設けられた水温計から取得するため、温度センサを別個に設ける構成に比べ、部品点数を少なくすることができる。
さらにまた、本実施形態では、貯留タンク40で液化した燃料を燃料タンク30へ戻すリターン管70を備えている。これにより、液化した燃料を、燃料タンク30へ速やかに戻すことができる。
なお、本実施形態における保温タンク50が「保温タンク」に相当し、貯留タンク40が「貯留タンク」に相当し、燃料噴射弁41が「燃料噴射弁」に相当し、供給用配管60が「供給用配管」に相当する。
また、図示しないECUが「制御部」に相当し、図3中のS200及びS210の処理が「燃料噴射処理」の一例であり、図3中のS230及びS250の処理が「エバポ供給処理」の一例である。また、図2に示した保温処理が「保温処理」の一例である。
さらにまた、圧力センサ42が「圧力センサ」に相当し、リターン管70が「リターン管」に相当し、キャニスタ80が「キャニスタ」に相当する。
以上、本発明は、上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、その主旨を逸脱しない範囲において種々なる形態で実施できる。
(イ)例えば、キャニスタを備える構成とする場合、図4に示すように構成することが考えられる。この構成では、上記実施形態の構成に加え、キャニスタ80と、キャニスタ80へ燃料タンク30にて発生したエバポを導く吸着用配管81と、キャニスタ80から脱離するエバポを貯留タンク40へ導く貯留用配管82と、貯留用配管82の管路を開放可能な貯留用バルブ83とを備えている。このようにすれば、燃料噴射弁41による燃料噴射で発生するエバポに加えキャニスタ80から脱離したエバポが貯留タンク40に貯留されるため、十分な量のエバポを供給することができる。
(ロ)また、上記実施形態では、貯留タンク40内のエバポ濃度を推定するために、エンジン側に設けられた水温計を利用していた。これに対し、保温タンク50内にエンジン冷却水の温度情報を取得する温度センサを設けるようにしてもよい。このようにすれば、保温タンク内のエンジン冷却水の温度情報を取得することができるため、エバポ濃度の推定精度を高くすることができる。
(ハ)さらにまた、上記実施形態では、図2に示した保温処理において、エンジンが停止されたことを判断すると(S120:YES)、保温バルブ53を閉塞して(S130)、エンジン冷却水の循環を停止していた。これに対し、イグニッションキーがオフされた場合だけ、保温バルブ53を閉塞するようにしてもよい。つまり、アイドルストップ制御による一時的なエンジン停止の場合には、保温バルブ53を開放したままにしてもよい。
10:エンジン本体
11:点火プラグ
12:シリンダ
13:ピストン
14:燃焼室
15:吸気バルブ
16:排気バルブ
17:インジェクタ
18:冷却水路
20:吸気系
21:吸気管
22:吸気口
23:吸気通路
24:エアクリーナ
25:スロットルバルブ
30:燃料タンク
31:燃料ポンプ
32:燃料配管
33:エバポ用配管
40:貯留タンク
41:燃料噴射弁
42:圧力センサ
50:保温タンク
51,52:冷却配管
53:保温バルブ
54:壁部
60:供給管
61:パージバルブ
70:リターン管
71:リターンバルブ
80:キャニスタ
81:吸着用配管
82:貯留用配管
83:貯留用バルブ

Claims (8)

  1. エンジン冷却水にて暖められる雰囲気下へ燃料を噴射することによりエバポを生成し、当該エバポを吸気通路へ供給するエバポ供給装置であって、
    前記エンジン冷却水の循環経路に設けられる保温タンクと、
    前記保温タンク内に配置される貯留タンクと、
    前記貯留タンク内の雰囲気下に燃料を噴射可能な燃料噴射弁と、
    前記燃料噴射弁にて噴射された燃料が気化することで生成されるエバポを、吸気通路へ供給するための供給用配管と、
    前記燃料噴射弁にて前記貯留タンク内へ燃料を噴射する燃料噴射処理、及び、エンジンの始動要求があると、前記供給用配管の管路を開放し、前記貯留タンク内のエバポを吸気通路へ供給するエバポ供給処理、を実行する制御部と、
    燃料タンクにて発生するエバポを吸着するキャニスタと、
    を備え
    前記キャニスタから脱離したエバポが前記貯留タンクへ導入可能となっていることを特徴とするエバポ供給装置。
  2. エンジン冷却水にて暖められる雰囲気下へ燃料を噴射することによりエバポを生成し、当該エバポを吸気通路へ供給するエバポ供給装置であって、
    前記エンジン冷却水の循環経路に設けられる保温タンクと、
    前記保温タンク内に配置される貯留タンクと、
    前記貯留タンク内の雰囲気下に燃料を噴射可能な燃料噴射弁と、
    前記燃料噴射弁にて噴射された燃料が気化することで生成されるエバポを、吸気通路へ供給するための供給用配管と、
    前記燃料噴射弁にて前記貯留タンク内へ燃料を噴射する燃料噴射処理、及び、エンジンの始動要求があると、前記供給用配管の管路を開放し、前記貯留タンク内のエバポを吸気通路へ供給するエバポ供給処理、を実行する制御部と、
    前記貯留タンク内の圧力を検知するための圧力センサと、
    を備え
    前記エバポ供給処理では、前記圧力センサからの情報及びエンジン冷却水の温度情報に基づき前記貯留タンク内に生成されるエバポの濃度を推定し、インジェクタからの燃料噴射量を調整すること
    を特徴とするエバポ供給装置。
  3. エンジン冷却水にて暖められる雰囲気下へ燃料を噴射することによりエバポを生成し、当該エバポを吸気通路へ供給するエバポ供給装置であって、
    前記エンジン冷却水の循環経路に設けられる保温タンクと、
    前記保温タンク内に配置される貯留タンクと、
    前記貯留タンク内の雰囲気下に燃料を噴射可能な燃料噴射弁と、
    前記燃料噴射弁にて噴射された燃料が気化することで生成されるエバポを、吸気通路へ供給するための供給用配管と、
    前記燃料噴射弁にて前記貯留タンク内へ燃料を噴射する燃料噴射処理、及び、エンジンの始動要求があると、前記供給用配管の管路を開放し、前記貯留タンク内のエバポを吸気通路へ供給するエバポ供給処理、を実行する制御部と、
    前記貯留タンク内の圧力を検知するための圧力センサと、
    燃料タンクにて発生するエバポを吸着するキャニスタと、
    を備え
    前記エバポ供給処理では、前記圧力センサからの情報及びエンジン冷却水の温度情報に基づき前記貯留タンク内に生成されるエバポの濃度を推定し、インジェクタからの燃料噴射量を調整し、
    前記キャニスタから脱離したエバポが前記貯留タンクへ導入可能となっていることを特徴とするエバポ供給装置。
  4. 請求項2又は3に記載のエバポ供給装置において、
    前記保温タンク内に、前記エンジン冷却水の温度情報を取得するための専用の温度センサを備えていること
    を特徴とするエバポ供給装置。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載のエバポ供給装置において、
    前記燃料噴射処理は、エンジンの始動要求に先立って実行されること
    を特徴とするエバポ供給装置。
  6. 請求項1〜5の何れか一項に記載のエバポ供給装置において、
    前記制御部は、エンジン運転中にエンジン冷却水が所定温度を上回ると前記エンジン冷却水を循環させ、エンジンが停止されると、前記エンジン冷却水の循環を停止する保温処理を実行すること
    を特徴とするエバポ供給装置。
  7. 請求項1〜の何れか一項に記載のエバポ供給装置において、
    前記保温タンクは、内部のエンジン冷却水が冷めにくい断熱構造を有していること
    を特徴とするエバポ供給装置。
  8. 請求項1〜の何れか一項に記載のエバポ供給装置において、
    前記貯留タンクで液化した燃料を前記燃料タンクへ戻すリターン管を備えていること
    を特徴とするエバポ供給装置。
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