JP5434392B2 - 3次元造形装置及び造形物の生成方法 - Google Patents

3次元造形装置及び造形物の生成方法 Download PDF

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Description

本発明は、造形物を形成する3次元造形装置、造形物の生成方法及び造形物に関する。
従来から、3次元造形装置は、ラピッドプロトタイピングと呼ばれる装置として知られており、業務用として広く使われている。3次元造形装置の主な方式として、光造形方式、シート積層造形方式、粉体造形方式、そしてダイレクト造形方式がある。
ダイレクト造形方式は、例えばインクジェット技術を用い、インクジェットヘッドにより造りたい形状に光硬化樹脂や熱可塑性樹脂をダイレクトに吐出しながら、吐出された樹脂にUV光や熱を照射することで造形物を形成する。
ダイレクト造形方式の例として、特許文献1に記載の3次元的印刷装置は、光硬化樹脂材料を吐出する複数のノズルを有するプリンティングヘッドと、その材料を硬化させるUVまたはIRの光を出射する硬化装置とを備えている(例えば、特許文献2の段落[0025]参照)。
ダイレクト造形方式の他の例として、特許文献2に記載の目的物生成装置は、光硬化性樹脂等の材料を噴射する材料噴射ヘッド部と、レーザ光等の硬化促進因子を出力する相変態促進ヘッド部と、これらを支持するパラレルリンク機構とを備えている。パラレルリンク機構により、自由な方向から光硬化性樹脂材料が噴射され、また、自由な方向からレーザ光がその材料に照射される(例えば、特許文献2の段落[0036]、[0038]参照)。
特開2002−18967号公報 特表2003−535712号公報
光硬化樹脂を用いるダイレクト造形方式では、それらのほとんどにUV樹脂が用いられている。UV樹脂では、使用できる樹脂の種類が限られるので、環境に対する負荷が大きい。また、造形されていく樹脂の全体にUV光が照射される必要があるので、UVの照射装置の設置場所を確保しなければならず、装置全体の小型化が難しい。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、材料の選択の範囲を広げ、また、小型化が実現可能な3次元造形装置及び造形物の生成方法を提供すること、また、これらにより得られた造形物を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る3次元造形装置は、ステージと、ヘッドと、移動機構と、制御手段とを具備する。
前記ヘッドは、溶液または分散液である処理液から溶媒または分散媒が蒸発することで前記処理液に含まれる、造形物を構成する材料を析出させるために、前記処理液を前記ステージ上に供給する。
前記移動機構は、前記ヘッドと前記ステージとを相対的に移動させる。
前記制御手段は、前記造形物を形成するために、前記移動機構の駆動を制御する。
溶媒または分散媒が蒸発して材料が析出することで造形物が形成されるので、UV樹脂を用いる必要がなく、また、UV照射装置等の設置も不要となる。したがって、材料の選択の範囲を広げることができ、3次元造形装置の小型化を実現することができる。また、UV光が用いられないので安全性も向上させることができる。
前記制御手段は、前記材料による少なくとも2本の垂直な棒状体を形成し、前記材料による、前記2本の垂直な棒状体をつなぐ非垂直な棒状体を形成してもよい。溶媒または分散媒が即座に自然蒸発して材料が析出して固化するので、2本の垂直な棒状体の間に非垂直な棒状体を架け渡すように形成することができる。
前記造形物は格子状の物体であってもよいし、多孔質体であってもよい。これにより、例えば再生医学の分野において生体組織を再生するために用いられる足場材を提供することができる。
前記制御手段は、前記ヘッドと前記ステージとを相対的に非垂直な方向に移動させることにより、前記非垂直な棒状体を形成してもよい。
前記ヘッドは、前記処理液を斜め方向に吐出可能である。これにより、移動機構を用いることなく、例えば非垂直な方向に長い、造形物の部分(例えば上記非垂直な棒状体)を形成することができる。
前記制御手段は、造形の対象物体の断層化画像である2次元の画像データに基づき、前記移動機構の移動を制御してもよい。
本発明に係る造形物の生成方法は、ステージとヘッドとを相対的に移動させることを含む。
前記ヘッドから前記ステージ上に溶液または分散液である処理液が吐出される。
前記処理液から溶媒または分散媒が蒸発することで前記材料を析出させて前記造形物を形成するために、前記ステージと前記ヘッドとの相対的な位置が制御される。
本発明に係る造形物は、上記生成方法により得られた造形物である。
以上、本発明によれば、材料の選択の範囲を広げ、また、3次元造形装置の小型化を実現することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
[3次元造形装置の構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る3次元造形装置100の外観を示す斜視図である。
3次元造形装置100は、いくつかのカバーで構成されるほぼ直方体形状でなる筐体90を備えている。筐体90の上部はトップカバー1、トップカバー1を両側から挟むように右カバー及び左カバーにより構成される。また、3次元造形装置100の筐体90は、正面カバー4、両側面カバー5及び図1では現れない背面カバーを有している。トップカバー1には取っ手1aが取り付けられ、トップカバー1を右カバー2及び左カバー3に対して取り外しが可能となっている。なお、筐体90の背面側には、後述するように3次元造形装置100の各部を制御するための制御回路が内蔵された制御回路ボックスが接続される。
図2(A)及び(B)は、3次元造形装置100の側面から見た斜視図である。図2(B)に示すように、一方の側面カバー5には、形成された造形物を取り出すための取り出し口5aが設けられ、取り出しカバー6がこの取り出し口5aに開閉可能に設けられている。
図3は、例えば図1におけるY方向に平行な面で3次元造形装置100のほぼ中央を切断したときの、3次元造形装置100の内部構造を示す斜視図である。図4は、図3を正面から見た図(断面図)である。
3次元造形装置100は、複数の支柱28(図5参照)を備え、これらの支柱28に、順に所定の間隔をおいて接続された、ベースプレート9、プリントベースプレート8及びトッププレート7を備えている。
図5は、筐体90及びトッププレート7が取り外され、ベースプレート9及びプリントベースプレート8が見える状態にある3次元造形装置100を示す斜視図である。図6は、図5に示した状態の3次元造形装置100の平面図である。図7は、図6に示した状態の3次元造形装置100から、さらにプリントベースプレート8が取り外されたものを示す平面図である。
図3〜図7に示すように、ベースプレート9上には、造形ステージユニット20が配置されている。また、プリントベースプレート8上であって、例えばY方向における中央部から所定距離だけ取り出しカバー6側へずれた位置には、造形ステージユニット20の造形ステージ21上に処理液を供給するヘッドユニット30が配置されている。
造形ステージユニット20は、造形ステージ21と、この造形ステージ21を昇降させる昇降ユニット22とを有する。昇降ユニット22の駆動機構としては、例えば図示しない、ラックアンドピニオン、ベルト駆動機構、電磁気的な作用により駆動するリニアモータ、または、流体圧を利用する昇降シリンダ等が用いられる。
ベースプレート9上には、造形ステージユニット20をY方向に移動させるY方向移動ユニット40が設けられている。Y方向移動ユニット40は、ベースプレート9上にY方向に延設されたガイドレール41と、このガイドレール41に沿って昇降ユニット22(造形ステージユニット20)をY方向に移動させるための駆動機構を有する。駆動機構は、例えば図9に示すように、移動モータ44、この移動モータ44により駆動されるピニオンギア42、このピニオンギア42と噛み合うラックギア(図5、9参照)43を備える。移動モータ44は、造形ステージユニット20の例えば昇降ユニット22に取り付けられている。
この駆動機構は、図示のようなラックアンドピニオンに限られず、ボールネジ、ベルト駆動、または、電磁的に作用により駆動されるリニアモータ等の各種の機構を用いることができる。
図5及び図6に示すように、プリントベースプレート8の端部には、造形ステージ21上で形成された造形物を取り出すための取り出し口8aが設けられている。上記した取り出しカバー6が開いた状態で、取り出し口5a及び8aを介して、作業者または作業ロボットにより造形物が取り出される。
図5に示すように、ヘッドユニット30は、複数のカラーのインクタンク311を備えたインクジェットヘッド31と、このインクジェットヘッド31をX方向に移動させるX方向移動ユニット32とを有する。プリントベースプレート8には、X方向に長い開口8bが設けられている。インクジェットヘッド31は、その開口8b内でX方向移動ユニット32によりX方向に移動可能となっており、その開口8bを介して処理液の一例としてのインクを吐出するようになっている。
X方向移動ユニット32は、例えば図示しないモータにより、X方向のガイド軸33に沿ってインクジェットヘッド31をX方向にスライドさせる。
X方向移動ユニット32、Y方向移動ユニット40及び昇降ユニット22のうち少なくとも1つにより移動機構が構成される。
図8は、一実施形態に係るインクジェットヘッド31を示す斜視図である。
このインクジェットヘッド31は、一般的なプリンタ用のインクジェットヘッド31の構成及び機能と同様のものが用いられればよい。例えば、インクジェットヘッド31のケース35内には、上記した複数のインクタンク311が設けられている。各インクタンク311は、シアン、マゼンダ及びイエローの各色(以下CMYという。)のインクを貯溜するタンク311C、311M及び311Yである。この例では、各インクタンク311C、311M及び311YがX方向に配列されている。各インクタンク311C、311M及び311Yの下部にはインクを吐出する多数の吐出口36(ノズル)が設けられている。インクジェットの発生機構としては、ピエゾ型やサーマル型が挙げられ、公知の吐出原理が用いられればよい。
このようにカラーインクが用いられることにより、カラーで造形物を形成することができる。
インクジェットヘッド31は、図8に示した形状、構造等に限られず、種々の公知のものを用いることが可能である。また、CMYの3色に加え、黒、白または無色のインクタンクが備えられていてもよい。
本実施形態に係るインクは、少なくとも1種類以上の、常温で水溶性の固体の塩類または分散体(これら塩類または分散体が、処理液としての溶液または分散液に含まれる、造形物を構成する材料となる。)を含む。後述するように、インクジェットヘッド31から処理液が吐出された後に、溶媒または分散媒が蒸発することで、残留成分である上記固体材料が析出して、棒状(あるいは柱状)の造形物を得ることができる。
上記塩類としてカルボキシル基やスルホン基を含む色素酸のナトリウム塩またはリチウム塩のような、色材を選択すると、着色された造形物を得ることができる。上記色素酸塩類は、ブラックインク、カラーインクなど、特に制約なく使用することができ、例えば直接染料、酸性染料等に代表される水性染料である。
具体的な水性染料としては以下に示す通りである。
イエロー系染料として、以下のものが挙げられる。
C.I.ダイレクトイエロー1,同2,同4,同8,同11,同12,同24,同26,同23,同24,同27,同28,同31,同33,同34,同37,同39,同41,同44,同46,同48,同58,同62,同63,同75,同79,同80,同81,同83,同84,同86,同87,同88,同89,同95,同99,同113,同27,同28,同33,同39,同44,同50,同58,同85,同86,同88,同89,同98,同100,同110,同132,同135,同142,同144,同173等;C.I.アシッドイエロー同1,同3,同4,同7,同11,同12,同13,同14,同17,同18,同19,同23,同25,同29,同34,同36,同38,同40,同41,同42,同44,同53,同55,同59,同61,同70,同71,同72,同75,同76,同78,同79,同98,同99,同110,同111,同112,同114,同116,同118,同119,同122,同127,同128,同131,同135,同141,同142,同161,同162,同163,同164,同165等;ILFORD社製、Y−104,Y−1189等。
マゼンタ系染料として、以下のものが挙げられる。
C.I.ダイレクトレッド1,同2,同4,同8,同9,同11,同13,同15,同17,同20,同28,同31,同33,同37,同39,同51,同59,同62,同63,同73,同80,同83,同87,同90,同94,同95,同99,同101,同110,同114,同189,同197,同201,同218,同220,同224,同225,同226,同227,同228,同229,同230,同321等;C.I.アシッドレッド1,同4,同6,同8,同9,同13,同14,同15,同18,同21,同26,同27,同32,同35,同37,同42,同51,同52,同57,同75,同77,同80,同82,同83,同85,同87,同88,同89,同92,同94,同97,同106,同110,同111,同114,同115,同117,同118,同119,同129,同130,同131,同133,同134,同138,同143,同144,同145,同154,同155,同158,同168,同180,同183,同184,同186,同194,同198,同199,同209,同211,同215,同216,同217,同219,同249,同252,同254,同256,同257,同262,同265,同266,同274,同276,同282,同283,同303,同317,同318,同320,同321,同322等;ILFORD社製、M−377,M−1114等。
シアン系染料として、以下のものが挙げられる。
C.I.ダイレクトブルー1,同2,同6,同8,同15,同22,同25,同34,同41,同70,同71,同76,同77,同78,同80,同86,同90,同98,同106,同108,同112,同120,同142,同158,同160,同163,同165,同168,同192,同193,同194,同195,同196,同199,同200,同201,同202,同203,同207,同218,同225,同226,同236,同237,同246,同248,同249,同287,同307等:C.I.アシッドブルー1,同7,同9,同15,同22,同23,同25,同27,同29,同40,同41,同43,同45,同54,同55,同59,同60,同62,同72,同74,同78,同80,同81,同82,同83,同90,同92,同93,同100,同102,同103,同104,同111,同112,同113,同117,同120,同126,同127,同129,同130,同131,同138,同140,同142,同143,同151,同154,同158,同161,同166,同167,同168,同170,同171,同175,同182,同183,同184,同185,同187,同192,同199,同203,同204,同205,同229,同234,同236,同249,同254等;
ブラック系染料として、以下のものが挙げられる。
C.I.ダイレクトブラック2、同4、同9、同11、同17、同19、同22、同32、同38、同51、同56、同62、同71、同74、同75、同77、同80、同94、同105、同106、同107、同108、同112、同、113、同117、同118、同132、同133、同146、同151、同154、同168、同171、同194、同195等;C.I.アシッドブラック1、同2、同7、同16、同24、同26、同28、同29、同31、同44、同48、同50、同51、同52、同58、同60、同62、同63、同64、同67、同72、同76、同77、同94、同107、同108、同109、同110、同112、同115、同118、同119、同121、同122、同131、同132、同139、同140、同155、同156、同157、同158、同159、同172、同191、同194、同208等;フードブラック1、同2;ILFORD社製のM−1236、三菱化学(株)製のMJA−371等。
以上の染料以外にも、適用可能な染料は多種存在する。
本実施形態に係るインクは、溶媒として、水の他に、水溶性有機溶剤を含んでいてもよい。水溶性有機溶剤としては、例えば脂肪族一価アルコールや多価アルコール、多価アルコール誘導体を用いることができる。
脂肪族一価アルコールとしては、メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、i−プロピルアルコール、n−ブチルアルコール、s−ブチルアルコール或いはt−ブチルアルコールなどの低級アルコールを用いることができる。
多価アルコールとしては、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、グリセロール等のアルキルグリコール類や、アルキレングリコール類、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等のポリアルキレングリコール類或いはチオジグリコール等を用いることができる。
多価アルコール誘導体としては、例えばエチレングリコールジメチルエーテル、セロソルブ、ジエチレングリコールモノメチルエーテル等の上述した多価アルコールの低級アルキルエーテル類や、エチレングリコールジアセテート等の上述した多価アルコールの低級カルボン酸エステル類等を3次元造型が可能な範囲で、適宜使用可能である。
さらに、溶媒中には、各種界面活性剤、消泡剤、保湿剤、pH調製剤或いは防かび剤等の添加物が添加されていてもよい。また、モノトリエタノールアミン、ジトリエタノールアミン等のアルコールアミン類や、ジメチルホルムアミド、ジメチルケトンアミド等のアミド類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、ジオキサン等のエーテル類が適宜使用可能である。
上記界面活性剤としてはノニオン性、アニオン性、カチオン性、両イオン性いずれも使用可能だが、色材がアニオン性のケースが多いことから、保存安定性を考慮すると、ノニオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤あるいは両イオン性界面活性剤が使いやすい。
ノニオン性界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンステロール、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリマー、ノニオン性アセチレングリコール系界面活性剤、テトラメチルデシンジオール、テトラメチルデシンジオールエチレンオキサイド付加物などが挙げられる。
アニオン性界面活性剤としては、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルフェニルスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、高級脂肪酸塩、高級脂肪酸エステルの硫酸エステル塩、高級脂肪酸エステルのスルホン酸塩、高級アルコールエーテルの硫酸エステル塩及びスルホン酸塩、高級アルキルスルホコハク酸塩、ナフタレンスルホン酸塩のホルマリン縮合物、ポリスチレンスルホン酸塩、ポリアクリル酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩、アルキルエーテルカルボン酸塩、アルキル硫酸塩、アクリル酸−アクリル酸エステル共重合体、メタクリル酸−メタクリル酸エステル共重合体、スチレン−アクリル酸共重合体、スチレン−アクリル酸−アクリル酸エステル共重合体、スチレン−メタクリル酸共重合体、スチレン−メタクリル酸−メタクリル酸エステル共重合体等が挙げられる。
両イオン性界面活性剤としては、ベタイン、スルフォベタイン、サルフェートベタイン、イミダゾリン、ポリシロキサンポリオキシエチレン付加物等のシリコーン系界面活性剤;パーフルオロアルキルカルボン酸塩、パーフルオロアルキルスルホン酸塩;オキシエチレンパーフルオロアルキルエーテルなどのフッ素系界面活性剤;スピクリスポール酸やラムノリピド、リゾレシチンなどのバイオサーファクタント;等が挙げられる。
[3次元造形装置の制御系]
図9は、主に3次元造形装置100の制御系の構成を示すブロック図である。
この制御系は、ホストコンピュータ51、メモリ52、画像処理コンピュータ95、移動モータコントローラ54、昇降ユニットコントローラ53、及びヘッド駆動コントローラ56を備える。これらは、制御手段の一部または全部を構成する。
ホストコンピュータ51は、上記メモリ52及び各種コントローラの駆動を統括的に制御する。メモリ52は、ホストコンピュータ51に接続されている。
画像処理コンピュータ95は、後述するように造形の対象物体の断層化画像として、例えばCT(Computed Tomography)の画像データを取り込む。このCT画像データについてBMP形式に変換する等の画像処理を実行する。画像処理コンピュータ95は、典型的には3次元造形装置100とは別体のコンピュータであり、ホストコンピュータ51に例えばUSB(Universal Serial Bus)により接続され、記憶された画像処理後の画像データをホストコンピュータ51に送信する。
CTとは、X線を用いたCTに限られず、SPECT(Single Photon Emission CT)、PET(Positron Emission Tomography)、MRI(Magnetic Resonance Imaging)等を含む広義のCTを意味する。
ホストコンピュータ51と画像処理コンピュータ95の接続形態は、USBに限られず、SCSI(Small Computer System Interface)、その他の形態でもよい。また、有線及び無線のどちらでもよい。なお、画像処理コンピュータ95は、3次元造形装置100内に搭載された画像処理用のデバイスであってもよい。また、画像処理コンピュータ95が3次元造形装置100と別体の装置である場合、画像処理コンピュータ95は、CTの画像データを生成するCTスキャン装置であってもよい。
昇降ユニットコントローラ53は、昇降ユニット22の駆動機構を制御することで、造形ステージ21の高さ位置を制御する。
移動モータコントローラ54は、Y方向移動ユニット40の駆動を制御することにより、造形ステージユニット20の移動の開始、停止及び移動速度等を制御する。
ヘッド駆動コントローラ56は、インクの吐出量を制御するために、インクジェットヘッド31内のインクジェットの発生機構に駆動信号を出力する。また、ヘッド駆動コントローラ56は、X方向移動ユニット32の図示しないモータの駆動を制御することで、インクジェットヘッド31のX方向の位置を制御する。
上記ホストコンピュータ51、画像処理コンピュータ95、昇降ユニットコントローラ53、移動モータコントローラ54、ヘッド駆動コントローラ56は、例えば次のようなハードウェア、または、そのハードウェアとソフトウェアとの組み合わせにより実現されればよい。そのハードウェアは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、あるいはこれらに類するものが用いられる。
メモリ52は、固体(半導体、誘電体または磁気抵抗)メモリのほか、磁気ディスク、光ディスク等の記憶デバイスでもよい。
[3次元造形装置の動作]
次に、造形物の生成方法について説明する。図10及び図11は、その造形物の生成方法を示す図である。図10及び図11では、例えば画像処理コンピュータ95から得られる、各断層化画像のうちZ方向で1層分のCT画像データに基づいて、その1層分に相当する格子状物体の一部分を形成する動作を説明する。
まず、ヘッド駆動コントローラ56、移動モータコントローラ54及び昇降ユニットコントローラ53の制御に応じて、インクジェットヘッド31及び造形ステージ21が所定の位置で位置決めされる。造形ステージ21の高さ位置(造形ステージ21の、インクジェットヘッド31からの距離)は、適宜設定され、Z方向で1層分の格子状物体が形成されている間は、例えば固定とされる。
位置決めがなされると、図10(A)〜(C)に示すように、インクジェットヘッド31から所定時間インクが吐出され続け(インクの液滴が連続して吐出され)、実質的に垂直な、高さ約100μmの棒状体(柱状体)85aが形成される。棒状体85aの幅は約20〜40μmである。これは、インクジェットヘッド31からインクが吐出された直後、例えば1秒程度でインクから溶媒または分散媒が蒸発して材料(塩類または分散体)が固化することにより実現される。つまり、先に造形ステージ21上に滴下されたインクから順に固化して、物体が垂直方向に成長してくことにより、棒状体85aが形成される。
インクの液滴ごとの吐出周波数は、一般的なプリンタで用いられるヘッドの吐出周波数より遅くてよい。本実施形態では、例えば10〜20Hzであるが、適宜変更可能である。インクの吐出量も適宜設定可能である。
図10(D)に示すようにインクジェットヘッド31または造形ステージ21が、例えばX方向に約100μm移動する。そして、図10(A)〜(C)の動作と同様に、インクの吐出により、約100μmの棒状体(柱状体)85bが形成される(図10(D)〜(F)参照)。
次に、図11(A)〜(C)に示すように、例えば造形ステージ21が負のX方向に移動するように、インクジェットヘッド31または造形ステージ21が移動している間に、インクジェットヘッド31からインクが吐出され続ける。これにより、垂直な棒状体85bから、非垂直方向、例えば実質的に水平方向に棒状体85cが延びるように形成される。
インクジェットヘッド31及び造形ステージ21のX方向での相対速度、または、インクの粘度(あるいは重量)によっては、図11(A)〜(C)では、棒状体85cが水平方向に成長する場合もあるし、斜め方向に成長する場合もある。斜め方向の場合、斜め上方向、斜め下方向のどちらでも実現可能である。
そして、図11(D)〜(F)に示すように、例えば造形ステージ21が負のX方向に移動するように、インクジェットヘッド31または造形ステージ21が移動している間に、インクジェットヘッド31からインクが吐出され続ける。これにより、垂直な棒状体85aから、例えば実質的に水平方向に棒状体85dが延びるように形成され、水平な棒状体85cと合体する。その結果、2本の垂直な棒状体85a及び85bをつなぐ水平方向の棒状体85eが形成される。
このように、溶媒または分散媒が即座に自然蒸発して材料が析出して固化するので、2本の垂直な棒状体85a及び85bの間に、水平な棒状体85eを架け渡すように形成することができる。
3次元造形装置100は、1層分のCT画像データに基づいて、図10及び図11に示した動作をX及びY方向の両方で繰り返すことで、例えば図12に示す1層分の造形物を形成することができる。図12では、理解しやすいように、例えば平面で見て正方形の物体を1層分の造形物として示している。
そして3次元造形装置100は、複数層分のCT画像データに基づいて、造形ステージ21を1層ごとに100μmピッチで下降させて行き、1層分ずつ、上記で説明した動作を繰り返すことにより、所望の形状の造形物を得ることができる。図13は、形成された造形物を示す斜視図であり、例えばこのような四角錐形状の造形物を得ることも可能である。もちろん、造形物の形状は任意である。
なお、カラーで造形物を形成する場合、例えば画像処理コンピュータ95がCT画像データに対して多値化処理を実行し、3次元造形装置100は、その多値化処理が実行された画像について領域ごとに選択的に着色された画像を生成する。3次元造形装置100は、その着色された画像データに基づいて、カラーで造形物を形成することができる。
もちろん、カラーに限られず、格子状の造形物は、白または黒の1色で形成することもできるし、あるいは、白及び黒以外の1色で形成することもできる。あるいは、グレースケールで形成することも可能である。
以上のように、本実施形態に係る3次元造形装置100では、溶媒または分散媒が蒸発して材料が析出することで造形物が形成されるので、UV樹脂を用いる必要がなく、また、UV照射装置等の設置も不要となる。したがって、材料の選択の範囲を広げることができ、3次元造形装置100の小型化を実現することができる。また、UV光が用いられないので安全性も向上させることができる。
特に、格子状の造形物が形成されることにより、例えば再生医学の分野において生体組織を再生するために用いられる足場材を提供することができる。例えば、特開2009−95401号公報や、特開2009−22480号公報において多孔質でなる足場材が提案されているが、これらの足場材に代わるものとして本実施形態に係る造形物を適用することができる。
再生医学の分野では、患者の骨の欠損部に生体組織を再生させる場合、多孔質の生体適合材料等をパテのように練り込み、骨細胞を自己増殖により再生させる技術がある。例えば、手術中に医師が欠損部に生体適合材料を練り込むとき、その多孔質材料の孔がつぶれてしまうなど、再生率が悪いという問題があった。
また、欠損した生体部分を人手によりモデル化(造形化)し、多孔質で格子状の造形物を患者の欠損部に嵌め込み、同様に生体組織を再生させる技術もある。しかしながら、欠損部は3次元形状であるため、人手によって造形物を造ることは困難である。3次元造形装置100で多孔質材料を造ることも可能ではあるが、従来までの造形装置では、小ピッチの格子状の造形物を造ることは困難である。例えばUV硬化樹脂を用いる造形装置により、格子状の造形物を造ろうとすると、その格子ピッチは小さくても約500μmと、本実施形態に係る造形物の格子ピッチより大きくなると考えられる。これは、UV硬化樹脂は一般に粘性が低いからである。また、粉体材料を用いた造形装置では、格子の孔内に粉体が詰まる等の問題がある。
図17(A)は、例えば人間の頭骨を示した図である。頭骨の一部86が欠損し、あるいは壊死している場合、図17(B)に示すように、その欠損部86のCT画像データに基づいて、3次元造形装置100がその欠損部86の形状に対応する格子状物体を形成することができる。
このように本実施形態では、CT画像データに基づいて格子状の造形物が形成されるので、生体の欠損部や壊死部を忠実に再現したモデルを容易に得ることができる。
また、本実施形態では、水溶性のインクが用いられることにより、以下のような効果がある。例えば、足場材として本実施形態に係る格子状の造形物が用いられ、この造形物に生体材料が再生された後、医師が、不要になった析出構造物である造形物を水で流して除去することが可能となる。
図14(A)〜(F)、図15(A)〜(F)及び図16は、この3次元造形装置100の動作により、実際に造形物が形成されていく様子を順に示した写真である。図14(A)〜(F)から図15(A)〜(F)へと連続している。図16は、最終的に形成された、Z方向に立つ平面的な造形物を示す写真である。なお、本発明者らはこの実験において、X−Y平面である水平面内に2次元的な造形物を形成せず、Z方向のみに2次元的に造形物を形成した。
これらの写真で示す格子ピッチは、上記したように100μm前後である。
また、本発明者らの実験において、四角形状の孔を持つ格子状の造形物だけでなく、例えばアルファベットの「A」の文字に似た、Z方向に立つ造形物の形成にも成功している。
この実験からも明らかなように、Z方向に立つ平面的な造形物、つまりZ−X平面内で形成された造形物を、造形対象物体の、断層化画像の1層分に対応する部分としてもよい。この場合、Y方向である水平方向に1層ごとの造形物を積層させていけばよい。
[インクの実施例]
以下にインクの実施例を示す。
実施例1<塩類+溶媒(水)+界面活性剤の組み合わせ>
溶媒としての純水に、塩類としてスイスのイルフォードイメージング社から市販されているイエロー染料Y1189(物質名:1,3-ナフタレンジスルホン酸,7-[[4-[[4,6-ビス-[(3-スルホプロピル)チオ]-1,3,5-トリアジン-2-イル]アミノ]-3-メトキシフェニル]アゾ]四ナトリウム塩)の濃度が20質量%、界面活性剤として日信化学工業(株)製、サーフィノールE1010(物質名:2,4,7,9-テトラメチル-5-デシン-4,7-ジオール-ジ(ポリオキシエチレン)エーテルが0.3質量%になるように計量し、インクを調製した。
実施例2<塩類+保湿剤+溶媒(水)+界面活性剤の組み合わせ>
溶媒としての純水に、塩類としてスイスのイルフォードイメージング社から市販されているイエロー染料Y1189(物質名:1,3-ナフタレンジスルホン酸,7-[[4-[[4,6-ビス-[(3-スルホプロピル)チオ]-1,3,5-トリアジン-2-イル]アミノ]-3-メトキシフェニル]アゾ]四ナトリウム塩)の濃度が16質量%、保湿剤としてトリメチロールプロパンが16量%、界面活性剤として日信化学工業(株)製、サーフィノールE1010(物質名:2,4,7,9-テトラメチル-5-デシン-4,7-ジオール-ジ(ポリオキシエチレン)エーテルが0.3質量%になるように計量し、インクを調製した。
実施例3<塩類+保湿剤+溶媒(水)+界面活性剤の組み合わせ>(実施例2と濃度違い)
溶媒としての純水に、塩類としてスイスのイルフォードイメージング社から市販されているイエロー染料Y1189(物質名:1,3-ナフタレンジスルホン酸,7-[[4-[[4,6-ビス-[(3-スルホプロピル)チオ]-1,3,5-トリアジン-2-イル]アミノ]-3-メトキシフェニル]アゾ]四ナトリウム塩)の濃度が10質量%、保湿剤としてトリメチロールプロパンが10量%、界面活性剤として日信化学工業(株)製、サーフィノールE1010(物質名:2,4,7,9-テトラメチル-5-デシン-4,7-ジオール-ジ(ポリオキシエチレン)エーテルが0.3質量%になるように計量し、インクを調製した。
実施例4<塩類+保湿剤+溶媒(水)+界面活性剤の組み合わせ>(実施例3と色材違い)
溶媒としての純水に、塩類としてC.I.ダイレクトブルー199の濃度が10質量%、保湿剤としてトリメチロールプロパンが10量%、界面活性剤として日信化学工業(株)製、サーフィノールE1010(物質名:2,4,7,9-テトラメチル-5-デシン-4,7-ジオール-ジ(ポリオキシエチレン)エーテルが0.3質量%になるように計量し、インクを調製した。
[他の実施形態に係るインクジェットヘッド]
図18は、他の実施形態に係るインクジェットヘッドの構成を示す分解斜視図である。以下に説明するインクジェットヘッド131は、上記したような一方向にインクを吐出する一般的なインクジェットヘッドとは異なり、一方向の吐出ではないインクジェットヘッドである。インクジェットヘッド131は、サーマル方式が採用されている。
図18において、ノズルシート117は、バリア層116上に貼り合わされ、このノズルシート117を分解して図示している。
基板部材114は、シリコン等から成る半導体基板115と、この半導体基板115の一方の面に形成された発熱抵抗体113とを備える。発熱抵抗体113は、半導体基板115上に形成された導体部(図示せず)を介して、ヘッド駆動コントローラ56の電気回路と電気的に接続されている。
バリア層116は、例えば、露光硬化型のドライフィルムレジストからなる。バリア層116は、半導体基板115の発熱抵抗体113が形成された面の全体に積層された後、フォトリソプロセスによって不要な部分が除去されることにより形成される。
ノズルシート117は、複数のノズル118を有する。ノズルシート117は、例えば、ニッケルによる電鋳技術により形成され、ノズル118の位置が発熱抵抗体113の位置と合うように、すなわちノズル118が発熱抵抗体113に対向するようにバリア層116の上に貼り合わされている。
インク液室112は、発熱抵抗体113を囲むように、基板部材114とバリア層116とノズルシート117とから構成されている。すなわち、基板部材114は、図中、インク液室112の底壁を構成し、バリア層116は、インク液室112の側壁を構成し、ノズルシート117は、インク液室112の天壁を構成する。これにより、インク液室112は、図18中、右側前方面に開口面を有し、この開口面とインク流路(図示せず)とが連通される。
1つのインクジェットヘッド131は、100個単位の複数の発熱抵抗体113、及び各発熱抵抗体113を備えたインク液室112を備えている。インクジェットヘッド131は、ホストコンピュータ51からの指令によってこれら発熱抵抗体113のそれぞれを一意に選択し、発熱抵抗体113に対応するインク液室112内のインクをノズル118から吐出させることができる。
すなわち、インクジェットヘッド131と接続されたインクタンク(ここでは図示せず)から、インク液室112にインクが満たされる。そして、発熱抵抗体113に短時間、例えば、1〜3μsの間パルス電流が流れることにより、発熱抵抗体113が加熱される。その結果、発熱抵抗体113と接する部分にインクの気泡が発生し、その気泡の膨張によってある体積のインクが押しのけられる(インクが沸騰する)。これによって、ノズル118に接する部分の上記押しのけられたインクとほぼ同等の体積のインクが液滴としてノズル118から吐出される。
図19(A)及び(B)は、それぞれ、発熱抵抗体113の配置をより詳細に示す平面図及び断面図である。図19(A)では、ノズル118を一点鎖線で図示している。
本実施形態では、1つのインク液室112内に、2分割された発熱抵抗体113a及び113bが並設されている。発熱抵抗体113a及び113bの並び方向は、ノズル118の並び方向と同じである。典型的には、2つの発熱抵抗体113a及び113bは同じ抵抗値とされる。
2つの発熱抵抗体113a及び113bの気泡発生時間に時間差が生じると、インクの吐出角度は垂直でなくなり、図20(A)及び(B)に示すようにインクの吐出方向は偏向し、すなわち斜め方向となる。図20(C)は、その時間差が実質的にゼロの場合を示し、この場合、発熱抵抗体113a及び113bの中心線Lに沿う方向(以下、垂直方向という。)にインクの液滴Dが吐出される。
気泡発生時間の時間差を生成するためには、ヘッド駆動コントローラ56は、発熱抵抗体113a及び113bに加える電流をそれぞれ異なるように制御する。図20(A)では、左の発熱抵抗体113aの電流が、右の発熱抵抗体113bのものより大きく、この場合、中心線Lから右方向に偏向するように液滴Dが吐出される。図20(B)では、右の発熱抵抗体113bの電流が、左の発熱抵抗体113aのものより大きく、この場合、中心線Lから左方向に偏向するように液滴Dが吐出される。図20(C)は、両方の発熱抵抗体113a及び113bには実質的に同じ電流が加えられた状態を示し、この場合、垂直方向に液滴Dが吐出される。
図21及び図22は、インクジェットヘッド131が用いられる3次元造形装置における、格子状の造形物の生成方法を示す図である。なお、インクジェットヘッド131が用いられる3次元造形装置の構成は、インクジェットヘッド131以外において、上記した3次元造形装置100と同様である。図21及び図22の説明において図10及び図11と同様のものはその説明を省略し、または簡略化する。
インクジェットヘッド131の位置決めがなされると、図21(A)〜(C)に示すように、インクジェットヘッド131から所定時間、垂直方向にインクが吐出され続け、実質的に垂直な棒状体85aが形成される。そして図21(D)〜(F)に示すように、インクジェットヘッド131または造形ステージ21が、例えばX方向に約100μm移動した後、図10(A)〜(C)の動作と同様に、インクの吐出により、棒状体85bが形成される。
図22(A)〜(C)に示すように、インクジェットヘッド131は、徐々にその吐出方向を垂直な棒状体85aに近づけるように、インクを斜め方向に吐出する。つまりその吐出方向の角度は、徐々に垂直方向から大きくなっていく。これにより、垂直な棒状体85aから、非垂直方向、例えば実質的に水平方向に棒状体85cが延びるように形成される。
図22(D)に示すように、インクジェットヘッド131の中心線L(図20参照)が垂直な棒状体85aの延長線上に位置するように、インクジェットヘッド131または造形ステージ21が移動する。そして図22(D)〜(F)に示すように、インクジェットヘッド131は、徐々にその吐出方向を垂直な棒状体85bに近づけるように、インクを斜め方向に吐出する。つまりその吐出方向の角度は、徐々に垂直方向から大きくなっていく。これにより、垂直な棒状体85aから、例えば実質的に水平方向に棒状体85dが延びるように形成され、水平な棒状体85cと合体する。その結果、2本の垂直な棒状体85a及び85bをつなぐ水平方向の棒状体85eが形成される。
以上のように、インクの飛翔方向が制御されることにより、造形ステージ21を細かく移動させることなく、水平または斜め方向に物体を成長させることができる。これにより造形時間の短縮や、造形ステージ21の制御方法の簡略化という利点が得られる。
本発明に係る実施形態は、以上説明した実施形態に限定されず、他の種々の実施形態が考えられる。
上記実施形態に係るインクジェットヘッド31は、X方向移動ユニット32によりX方向に移動するとして説明したが、X−Y平面内で移動できる構成であってもよい。あるいは、インクジェットヘッド31は、Z方向にも移動可能とされてもよい。あるいは、インクジェットヘッド31は固定され、造形ステージ21がX−Y平面内で移動できる構成であってもよい。
図11(A)〜(F)、図22(A)〜(F)では、水平方向の棒状体85eは、2回に分けて片方ずつ形成されたが、1つの垂直の棒状体から一度に形成されてもよい。このような実施形態は、格子ピッチや、インクの粘度等が適宜調整されることにより実現可能となる。
上記実施形態では、造形物の格子の、水平方向及び垂直方向のピッチは実質的に同じとしたが、異なっていてもよい。
上記実施形態では、造形物の格子ピッチ(例えば100μm)は、造形物のZ方向の1層分のピッチと一致していた。しかし、その格子ピッチは、造形物のZ方向の1層分のピッチより大きくてもよいし、小さくてもよい。
上記実施形態では、2次元の断層化画像データに基づいて、造形物が形成されたが、造形の対象物体の3次元データに基づいて造形物が形成されてもよい。
上記実施形態に係る3次元造形装置100において、ヘッドユニットの下流側(図4中ヘッドユニットの右側)に、造形ステージ21上に形成された造形物を加熱するヒータが設けられていてもよい。
本発明の一実施形態に係る3次元造形装置の外観を示す斜視図である。 3次元造形装置の側面から見た斜視図である。 図1におけるY方向に平行な面で3次元造形装置のほぼ中央を切断したときの、3次元造形装置の内部構造を示す斜視図である。 図3を正面から見た図(断面図)である。 トッププレートが取り外され、ベースプレート及びプリントベースプレートが見える状態にある3次元造形装置を示す斜視図である。 図5に示した状態の3次元造形装置の平面図である。 図7は、図6に示した状態の3次元造形装置から、さらにプリントベースプレート8が取り外されたものを示す平面図である。 3次元造装置に搭載された、一実施形態に係るインクジェットヘッドを示す斜視図である。 主に3次元造形装置の制御系の構成を示すブロック図である。 格子状の造形物の生成方法を示す図である。 図10から続く、造形物の生成方法を示す図である。 造形対象物体の断層化画像データのうち、1層分のデータに対応する造形物の例を示す斜視図である。 形成された造形物の例を示す斜視図である。 3次元造形装置の動作により、実際に造形物が形成されていく様子を順に示した写真である。 同じく、図14から続く写真である。 図14及び図15における動作により形成された造形物を示した写真である。 (A)は人間の頭骨の欠損部を示した図である。(B)は、3次元造形装置により形成される、その欠損部の形状に相当する格子状の造形物を示す図である。 他の実施形態に係るインクジェットヘッドの構成を示す分解斜視図である。 発熱抵抗体の配置をより詳細に示す平面図及び断面図である。 インクの吐出方向が偏向した状態を説明するための図である。 図18に示したインクジェットヘッドを用いる場合の、格子状の造形物の生成方法を示す図である。 図20から続く、造形物の生成方法を示す図である。
20…造形ステージユニット
21…造形ステージ
22…昇降ユニット
30…ヘッドユニット
31、131…インクジェットヘッド
32…X方向移動ユニット
40…Y方向移動ユニット
51…ホストコンピュータ
85a、85b、85c、85d、85e…棒状体
100…次元造形装置
131…インクジェットヘッド

Claims (7)

  1. ステージと、
    複数の発熱抵抗体を囲む液室と、前記液室から溶液または分散液である処理液を吐出するノズルとを有し、前記処理液から溶媒または分散媒が蒸発することで前記処理液に含まれる、造形物を構成する材料を析出させるために、前記処理液を前記ステージ上に供給するヘッドと、
    前記複数の発熱抵抗体に流す電流を制御することにより、前記ノズルの中心を通り前記ステージに対して垂直な線である中心線に沿う方向と、前記中心線に対して所定角度がつけられた方向との間の角度範囲で、前記処理液を飛翔させることが可能なヘッド駆動コントローラと、
    前記ヘッドと前記ステージとを相対的に移動させる移動機構と、
    前記造形物を形成するために、前記移動機構の駆動を制御する制御手段とを具備し、
    前記ヘッド駆動コントローラが前記ヘッドから前記中心線に沿う方向に前記処理液を飛翔させることにより、前記材料による少なくとも2本の垂直な棒状体を形成し、
    前記ヘッド駆動コントローラが、飛翔方向の角度を前記中心線に沿う方向から徐々に変えるようにして前記ヘッドから前記処理液を飛翔させることにより、前記材料による、前記2本の垂直な棒状体をつなぐ非垂直な棒状体を形成する
    3次元造形装置。
  2. 請求項1に記載の3次元造形装置であって、
    前記ヘッド駆動コントローラは、前記非垂直な棒状体を形成する場合、前記2本の垂直な棒状体のうち第1の棒状体から第2の棒状体へ向けて、前記非垂直な棒状体の一部を形成し、前記移動機構による前記ヘッドと前記ステージとの前記非垂直な方向における相対移動後、前記第2の棒状体から前記第1の棒状体へ向けて、前記非垂直な棒状体の残りの部位を形成する
    3次元造形装置。
  3. 請求項に記載の3次元造形装置であって、
    前記造形物は、格子状の物体である3次元造形装置。
  4. 請求項3に記載の3次元造形装置であって、
    前記造形物は、生体組織の再生用の足場材である3次元造形装置。
  5. 請求項1に記載の3次元造形装置であって、
    前記制御手段は、造形の対象物体の断層化画像である2次元の画像データに基づき、前記移動機構の移動を制御する3次元造形装置。
  6. ステージと、
    複数の発熱抵抗体を囲む液室と、前記液室から溶液または分散液である処理液を吐出するノズルとを有し、前記処理液から溶媒または分散媒が蒸発することで前記処理液に含まれる、造形物を構成する材料を析出させるために、前記処理液を前記ステージ上に供給するヘッドと、
    前記複数の発熱抵抗体に流す電流を制御することにより、前記ノズルの中心を通り前記ステージに対して垂直な線である中心線に沿う方向と、前記中心線に対して所定角度がつけられた方向との間の角度範囲で、前記処理液を飛翔させることが可能なヘッド駆動コントローラと、
    前記ヘッドと前記ステージとを相対的に移動させる移動機構と、
    前記造形物を形成するために、前記移動機構の駆動を制御する制御手段とを具備する3次元造形装置による造形物の生成方法であって、
    前記ヘッド駆動コントローラによる駆動により、前記ヘッドから前記中心線に沿う方向に前記処理液を飛翔させることにより、前記材料による少なくとも2本の垂直な棒状体を形成し、
    前記ヘッド駆動コントローラによる駆動により、飛翔方向の角度を前記中心線に沿う方向から徐々に変えるようにして前記ヘッドから前記処理液を飛翔させることにより、前記材料による、前記2本の垂直な棒状体をつなぐ非垂直な棒状体を形成する
    造形物の生成方法。
  7. 請求項6に記載の造形物の生成方法であって、
    前記非垂直な棒状体を形成する工程では、
    前記ヘッド駆動コントローラによる駆動により、前記2本の垂直な棒状体のうち第1の棒状体から第2の棒状体へ向けて、前記非垂直な棒状体の一部を形成し、
    前記移動機構による前記ヘッドと前記ステージとの前記非垂直な方向における相対移動後、前記ヘッド駆動コントローラによる駆動により、前記第2の棒状体から前記第1の棒状体へ向けて、前記非垂直な棒状体の残りの部位を形成する
    造形物の生成方法。
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