JP5434324B2 - 反射型半導体光増幅器 - Google Patents

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Description

本発明は、反射型半導体光増幅器に関する。
近年の通信需要の飛躍的な増大に伴い、通信事業者の基地局と加入者宅間におけるデータ転送を担うアクセス系ネットワークにおいても、大容量で高速なフォトニックネットワークが広がっている。次世代光アクセス系ネットワークの方式としては、従来からの時分割多重(TDM:Time Division Multiplex)方式から、波長多重(WDM:Wavelength Division Multiplex)方式を用いて各々のユーザに個別の波長を割り振るWDM-PON(Wavelength Division Multiplex-Passive Optical Networking)方式が検討されている。WDM-PON方式では、局側装置にCWの広帯域光源、各ユーザ宅の装置に反射型半導体光増幅器(RSOA:Reflected Semiconductor Optical Amplifier)を配置し、ユーザ宅では局側から送られてきたCW(continuous wave)信号光を増幅及び変調して送り返すネットワーク構成が提案されている。
一例として、図1にこのような光アクセスシステムを示す。この光アクセスシステムでは、局側装置であるOLT(optical line terminal)310とユーザ宅装置であるONU(optical network unit)320とはシングルモードの光ファイバ330によりAWG(Arrayed Waveguide Grating)331を介し接続されている。AWG331はOLT310から光ファイバ330より送られてくる複数の波長(波長1、波長2、波長3、・・・、波長N)の信号光を各々のユーザ宅のONU320に波長ごとに分配する機能を有している。OLT310には、上り信号用CW光源311と上り信号用受信装置312とが光サーキュレータ313に接続されており、このように接続されたものが各々の波長ごとにAWG314に接続されている。OLT310における上り信号用CW光源311から発せられた信号光は光サーキュレータ313及びAWG314を介し、OLT310から送信される。この信号光は、光ファイバ330を介し、AWG331に入力し、AWG331において各々のユーザ宅の波長ごとに振り分けられた後、ONU320に入力する。
一方、ONU320には、反射型半導体光増幅器321を有しており、入力した信号光を増幅し折り返す。この際、反射型半導体光増幅器321における駆動電流もしくは電圧を制御することにより、折り返された信号光はデータ変調された信号光となる。この折り返された信号光は、再び、AWG331、光ファイバ330を介し、OLT310に伝達される。OLT310内では、AWG314、光サーキュレータ313を介し、上り信号用受信装置312に伝達され、データ変調された折り返し信号光が復調される。
上記の光アクセスシステムでは各々のユーザ宅には各々のONU320が設置されるが、このONU320内には、各々に反射型半導体光増幅器321が必要とされる。
特開2005−236300号公報
反射型半導体光増幅器321は各々のユーザ宅に設置されるONU320に搭載されるものであるため、低コストで製造することができ、様々な波長に対しても均一な光強度で同一の動作をするものであることが好ましい。
本実施の形態の一観点によれば、半導体基板と、前記半導体基板上に形成された光導波路となる第1の領域と第2の領域とを有する活性層と、前記第2の領域に沿って形成されており、第1の波長の光を反射する第1の部分と、前記第1の波長の光よりも光利得の低い第2の波長の光を反射する第2の部分とを反射させる反射部と、を有し、前記第1の領域の位置する側の端面より光が入出射する反射型半導体光増幅器において、前記第1の部分は前記第2の部分よりも前記第1の領域側に形成されており、第1の部分まで光が伝播する距離と第1の波長の内部利得係数との積と、第2の部分まで光が伝播する距離と第2の波長の内部利得係数との積とが、均一である。
開示の反射型半導体光増幅装置によれば、低コストで広い波長帯域において同一の動作をさせることができる。
関連技術の半導体光増幅装置の説明図 反射型半導体光増幅器の構成図 図2に示す反射型半導体光増幅器における光利得スペクトル 第1の実施の形態における反射型半導体光増幅器の構造図(1) 第1の実施の形態における反射型半導体光増幅器の信号光波長と光利得の相関図 第1の実施の形態における反射型半導体光増幅器の構造図(2) 第1の実施の形態における反射型半導体光増幅器の上面透過図 第1の実施の形態における反射型半導体光増幅器の製造工程図 図8(a)の9A−9Bにおいて切断した断面図 反射型半導体光増幅器における光利得スペクトルの説明図 第2の実施の形態における反射型半導体光増幅器の構造図 第2の実施の形態における反射型半導体光増幅器の上面透過図 第3の実施の形態における反射型半導体光増幅器の構造図 第3の実施の形態における反射型半導体光増幅器の上面透過図
実施するための形態について、以下に説明する。
〔第1の実施の形態〕
第1の実施の形態における反射型半導体光増幅器について説明する。
最初に、図2に基づき反射型半導体光増幅器について説明する。図2に示す反射型半導体光増幅器は、InP等の半導体基板401上にSOA(Semiconductor Optical Amplifier)活性層402、クラッド層403、アノード電極404を積層形成したものである。また、半導体基板401の裏面にはカソード電極405が形成されている。このように積層形成されたものの一方の端面には、高反射膜406が形成されており、他方の端面には反射防止膜407が形成されている。
この反射型半導体光増幅器において、反射防止膜407の形成されている端面より、CW光である入力信号光411を入射し、高反射膜406により反射され、反射防止膜407の形成されている端面より反射信号光412として出射される。アノード電極404とカソード電極405との間は所定の電圧を印加することにより、信号光がSOA活性層402内を伝播する間に増幅及び変調されるため、反射防止膜407の形成されている端面からは、変調された出力信号光412が出射される。
図3に、図2に示す反射型半導体光増幅器における光利得スペクトルを示す。図に示されるように、図2に示す反射型半導体光増幅器では、波長に依存して光利得の値が異なる。従って、WDM−PONで使用される波長帯域においては、各々の波長の光により光利得が異なり、出力信号光412の強度等が波長により異なってしまう。
(反射型半導体光増幅器)
次に、図4に基づき本実施の形態における反射型半導体光増幅器について説明する。本実施の形態における反射型半導体光増幅器は、InP等の半導体基板11上に光導波路となるSOA活性層12及びクラッド層13が形成されており、クラッド層13上にはアノード電極14が、半導体基板11の裏面にはカソード電極15が形成されている。
本実施の形態における反射型半導体光増幅器は、第1の領域A1と、第2の領域A2を有しており、半導体基板11上の第2の領域A2に、チャープ回折格子16が形成されており、第1の領域A1の端面より入射した入力信号光21を反射させる構造となっている。
また、入射側の端面には第1の反射防止膜17が形成されており、チャープ回折格子16が形成されている端面には第2の反射防止膜18が形成されている。尚、第1の反射防止膜17及び第2の反射防止膜18は、信号光の波長の光を透過するものであって、屈折率の異なる2種類の材料を交互に積層形成することにより形成された誘電体多層膜により形成されている。
本実施の形態における反射型半導体光増幅器は、第1の反射防止膜17が形成されている端面より入射した信号光をアノード電極14とカソード電極15との間に電圧を印加して変調するものである。
第1の反射防止膜17が形成されている端面より入射した入力信号光21は、チャープ回折格子16において反射され、再び第1の反射防止膜17の形成されている端面より出力信号光22として出射される。尚、チャープ回折格子16において反射されない光、即ち、チャープ回折格子16において反射される波長以外の光は、反射により出力信号光22に含まれてしまうとノイズ上昇の原因ともなる。よって、このような波長の光の反射を防ぐため、チャープ回折格子16の形成されている側の端面には第2の反射防止膜18が形成されている。尚、SOA活性層12の両側には不図示の光閉じ込め層が形成されている。
ここで、形成されるチャープ回折格子16とは、回折格子周期や屈折率の空間的な変調により、光の伝播方向に対して回折格子における反射中心波長(ブラッグ波長)が変調されている回折格子である。チャープ回折格子は、SOA活性層12内を伝播する信号光に対し光導波モードのかかる位置であればどのような位置に形成してもよい。具体的には、半導体基板11とSOA活性層12との間、SOA活性層12とアノード電極14との間、クラッド層13の表面、SOA活性層12の側面等のいずれの位置に形成してもよい。尚、チャープ回折格子が形成される位置により、信号光がチャープ回折格子による反射回折効果の強さを示す指標である結合係数の値が定まる。このため、所望の反射回折効果を得ることができる位置に設けることが好ましい。
チャープ回折格子16は、SOA活性層12において反射する位置を波長ごとに変えることができる。これにより、入射する信号光の波長により、SOA活性層12内を伝播する距離を波長ごとに変えることができる。
半導体光増幅器における光利得Gは、光導波モードのSOA活性層12への光閉じ込め係数をΓ、SOA活性層12における内部利得係数をg、SOA活性層12における内部損失係数をα、半導体光増幅器の実効的素子長をLとした場合、以下の(1)式となる。
G=exp{(Γ×g−α)×L}・・・・・(1)
(1)式に示されるように、半導体光増幅器の実効的素子長であるLを大きくすることにより、光利得Gは指数関数的に増大する。
ここで、図2に示す反射型半導体光増幅器の場合では、全ての波長の光が高反射膜06において反射されるため、波長に依存することなく半導体光増幅器の実効的素子長の値は一定となる。
一方、本実施の形態における反射型半導体光増幅器では、チャープ回折格子16を形成することにより、波長ごとに反射させる位置を定めることができる。よって、本実施の形態における反射型半導体光増幅器において、内部利得係数の低い波長の光の実効的素子長を長く形成し、内部利得係数の高い波長の光の実効的素子長を短く形成することができる。これにより波長に依存することのない略均一な光利得が得られる反射型半導体光増幅装置を得ることができる。
具体的には、第2の領域A2に設けられているチャープ回折格子16において、内部利得係数の高い波長の光を反射するための回折格子を第1の反射防止膜17の形成されている側の第1の部分B1に形成する。これにより入射信号光の入射する入射側の端面からこの波長の光が反射される第1の部分B1までの距離が短くなり、実効素子長を短くすることができる。一方、チャープ回折格子16において、内部利得係数の低い波長の光を反射するための回折格子を第2の反射防止膜18の形成されている側の近傍の第2の部分B2に形成する。これにより入射側の端面からこの波長の光が反射される第2の部分B2までの距離が長くなり、実効素子長を長くすることができる。このようにして、波長に依存することのない均一な光利得を得ることができる。
上述の説明では、例として内部利得係数の高い波長の光と内部利得係数の低い波長の光の2種類の波長の光に基づき説明したものである。しかしながら、本実施の形態における反射型半導体光増幅器では、チャープ回折格子16は、内部利得係数の高い光から内部利得係数の低い光まで連続的に位置を変えて反射させることができる。言い換えれば、信号光の連続した波長の変化に対応して、チャープ回折格子16における各々の波長の光が反射される部分が連続的に形成されているのである。これにより、相対的に内部利得係数の高い波長の光を反射する部分がより信号光の入射側に近くなるように連続的に形成することができる。
図5に示すように、WDM−PONにおいて使用される波長帯域に対し、チャープ回折格子が設けられていない場合のSOA活性層12における利得スペクトルS1は、波長依存性を有している。従って、WDM−PONにおいて使用される波長帯域において、光利得は各々の波長ごとに大きく異なる。しかしながら、本実施の形態における反射型半導体光増幅器では、チャープ回折格子16を設けることにより、利得スペクトルS2は、WDM−PONにおいて使用される波長帯域において、略一定の光利得とすることができる。
次に、図6及び図7に基づき本実施の形態における反射型半導体光増幅器について、より詳しく説明する。図6は、本実施の形態における反射型半導体光増幅器の積層方向における断面の構造図であり、図7は、本実施の形態における反射型半導体光増幅器の上面透過図である。
本実施の形態における反射型半導体光増幅器は、n-InPの半導体基板11上に第1の光閉込層31、SOA活性層12、第2の光閉込層32、p-InPのクラッド層13が積層形成され、p-InPのクラッド層13上には、アノード電極14が形成されている。また、半導体基板11の裏面には、カソード電極15が形成されている。本実施の形態における反射型半導体光増幅器では、信号光の入出力側の第1の領域A1と、信号光の入出力側とは反対側の第2の領域A2を有しており、第2の領域A2にチャープ回折格子16が形成されている。更に、信号光の入出力面となる端面には第1の反射防止膜17が形成されており、チャープ回折格子16が形成されている側の端面には、第2の反射防止膜18が形成されている。
SOA導波路となるSOA活性層12は、光信号の入出力面となる第1の反射防止膜17の形成されている端面近傍において、端面に垂直方向な方向に対し、5°〜10°傾いた角度で形成されている。これは、端面においてわずかでも光が反射した場合、レーザ発振してしまう可能性があることなら、これを防ぐためのものである。入力信号光21は、第1の反射防止膜17を介し、導波路であるSOA活性層12に入射し、出力信号光22は、第1の反射防止膜17を介し、導波路であるSOA活性層12より出射する。
本実施の形態における反射型半導体光増幅器は、第1の反射防止膜17から第2の反射防止膜18までの長さが、約1100μmの長さで形成されており、第1の領域A1は、約700μm、第2の領域A2は約400μmの長さで形成されている。
第2の領域A2に形成されるチャープ回折格子16における結合定数κの設計値は、約100cm−1である。その周期Λは、入出力端面側である第1の反射防止膜17の形成されている側から、反射端面側である第2の反射防止膜18が形成されている側に向かって、周期Λが約240nmから約245nmへと連続的に変化するように形成されている。ここで、チャープ回折格子16における反射中心波長(ブラッグ波長)λは、SOA活性層12における等価屈折率nを用いて、(2)式により表される。
λ=2×n×Λ・・・・・(2)
本実施の形態における反射型半導体光増幅器のSOA活性層12における等価屈折率nは、約3.2である。このため、チャープ回折格子16は、ブラッグ波長λが、入出力端面側から反射端面側に向かって、約1536nmから約1568nmへと連続的に変化するように形成されている。これは、図5における利得スペクトルS1に示すように、チャープ回折格子が設けられていない場合のSOA活性層12における利得スペクトルは、WDM−PONにおいて使用する波長帯域において、短波長領域で高く、長波長領域で低くなる傾向にある。しかしながら、本実施の形態における反射型半導体光増幅器においては、内部利得係数が高くなる短波長の光は、チャープ回折格子16における入出力端面近傍で反射させ、内部利得係数が低くなる長波長の光は、チャープ回折格子16における反射端面近傍で反射させる。これにより内部利得係数が高くなる短波長の光は、SOA活性層12内を伝播する距離が短くなり光利得を下げることができ、内部利得係数が低くなる長波長の光は、SOA活性層12内を伝播する距離が長くなり光利得を上げることができる。よって、利得スペクトルS2に示すように、WDM−PONにおいて使用される波長帯域において、略均一となるような利得スペクトルを得ることができる。
尚、本実施の形態における反射型半導体光増幅器では、入出力端面に第1の反射防止膜17を形成し、SOA導波路となるSOA活性層12を端面に垂直方向な方向に対し、5°〜10°傾いた角度で形成しているため、入出力端面における信号光の反射は極めて低い。よって、共振によりレーザ発振することはない。また、チャープ回折格子16の結合定数及び長さは、SOA活性層12において生じる利得によりDFB(Distributed feedback)レーザモードによるレーザ発振が発生しないよう調整されている。
(反射型半導体光増幅器の製造方法)
次に、図8及び図9に基づき本実施の形態における反射型半導体光増幅器の製造方法について説明する。図8(a)〜(e)は、図6における一点鎖線8A−8Bにおいて切断した断面における製造工程図である。尚、図9は、図8(a)における一点鎖線9A−9Bにおいて切断した断面であり、図6に示す面とほぼ同じ面の断面図である。
最初に、図8(a)に示すように、n-InP基板51上に、膜厚が約500nmのn-InPクラッド層52、膜厚が約60nmのi-InGaAsP膜53を例えば、MOVPE(Metal-Organic Vapor Phase Epitaxy)法により積層成膜する。この際形成されるi-InGaAsP膜53の組成波長は、約1.1μmである。尚、n-InP基板51は、図4に示す半導体基板11に相当する。
この後、i-InGaAsP膜53上にフォトレジストを塗布し、プリベーク、電子線(EB:描画装置による露光、現像を行うことにより、チャープ回折格子の形成される領域に回折格子のパターンとなるレジストパターン54を形成する。図9に、このようにして形成されるレジストパターン54の様子を示す。この際形成されるレジストパターン54は前述したように、周期Λが約240nmから約245nmへと連続的に変化するように形成されている。
次に、図8(b)に示すように、形成されたレジストパターン54をマスクとして、反応性イオンエッチング(RIE:Reactive Ion Etching)等により、レジストパターン54の形成されていない領域のi-InGaAsP膜53を除去する。この後、さらにレジストパターン54も除去し、InGaAsP回折格子層56を形成する。このInGaAsP回折格子層56はチャープ回折格子を形成するものである。この後、再び、MOVPE法等により、n-InPスペーサ層57、InGaAsP光閉込層58、伸張歪InGaAs活性層59、InGaAsP光閉込層60、p-InPクラッド層61及びInGaAsPコンタクト層62を積層形成する。形成されるn-InPスペーサ層57の膜厚は約100nmであり、InGaAsP光閉込層58及び60の組成波長は約1.3μm、膜厚は約100nmであり、伸張歪InGaAs活性層59の膜厚は約70nmである。また、p-InPクラッド層61の膜厚は約2μmであり、InGaAsPコンタクト層62の組成波長は約1.3μm、膜厚は約500nmである。尚、伸張歪InGaAs活性層59、は図4に示すSOA活性層12に相当し、p-InPクラッド層61は図4に示すクラッド層13に相当する。
次に、図8(c)に示すように、InGaAsPコンタクト層62上にSiOマスク63を形成し、SiOマスク63をマスクとしてRIE等によるエッチングを行う。具体的には、InGaAsPコンタクト層62上にSiO膜を形成した後、SiO膜上にフォトレジストを塗布し、プリベーク、露光装置による露光、現像を行うことにより、SiOマスク63を形成する。この後、このSiOマスク63をマスクとして、ICP(Inductively coupled plasma)-RIE等によるエッチングを行い、高さが約3μmとなるメサ構造を形成する。
次に、図8(d)に示すように、形成されたメサ構造の側面にSI(Semi-Insulating)-InPブロック層64、65をMOVPE法により形成する。これにより、メサ構造の領域に効率的に電流を供給する電流狭窄構造が形成される。同時に、伸張歪InGaAs活性層59からなる導波路が形成される。この後、SiOマスク63を除去する。
次に、図8(e)に示すように、InGaAsPコンタクト層62の形成されている側にアノード電極66を形成し、半導体基板51の裏面にはカソード電極67を形成する。尚、アノード電極66は図4に示すアノード電極14に相当し、カソード電極67は図4に示すカソード電極15に相当する。この後、劈開により端面を形成した後、入出力端面及び反射端面に図6に示される第1の反射防止膜17及び第2の反射防止膜18を形成することにより本実施の形態における反射型半導体光増幅器が作製される。
(反射型半導体光増幅器の特性)
次に、このように形成された反射型半導体光増幅器の特性について説明する。図10(a)は図2に示す構造の反射型光増幅器における利得スペクトルである。図2に示す構造の反射型光増幅器では、光利得が波長に依存しており、波長が長くなるに従い低下する傾向にある。具体的には、波長が約1540nmでは光利得は約34dBであるのに対し、波長が約1565nmでは光利得は約25dBとなり、光利得は約9dB低下している。一方、図10(b)は本実施の形態における反射型半導体光増幅器における利得スペクトルである。本実施の形態における反射型半導体光増幅器では、約1540nmから約1565nmの範囲内における光利得は約24dB以上であり、光利得の変動幅は最大で約3dBである。このように、本実施の形態における反射型半導体光増幅器においては、広い波長帯域において光利得を略均一にすることが可能である。
尚、本実施の形態では、チャープ回折格子16において、周期Λを変化させる場合について説明したが、屈折率を変化させることにより、同様の効果を得ることができる。
〔第2の実施の形態〕
次に、第2の実施形態について図11及び図12に基づき説明する。図11は、本実施の形態における反射型半導体光増幅器の積層方向における断面の構造図であり、図12は、本実施の形態における反射型半導体光増幅器の上面透過図である。
本実施の形態における反射型半導体光増幅器は、n-InPの半導体基板111上に第1の光閉込層131、SOA活性層112、第2の光閉込層132、p-InPのクラッド層113が積層形成されている。p-InPのクラッド層113上には、アノード電極114が形成され、半導体基板111の裏面には、カソード電極115が形成されている。この反射型半導体光増幅器では、信号光の入出力側から順に、第1の領域A1、第2の領域A2、第3の領域A3が形成されている。即ち、第2の領域A2における第1の領域A1と接する側と反対側には、第2の領域A2に接し第3の領域A3が形成されている。また、第2の領域A2にチャープ回折格子116が形成されており、信号光の入出力面となる第1の領域A1側の端面には反射防止膜117が形成されている。更に、第3の領域A3においては、アノード電極114及びカソード電極115が形成されていないため、SOA活性層112が光吸収層118となる。具体的には、第3の領域A3における光吸収層118では、アノード電極114を介して電流の注入が行われないため、SOA活性層112で生じた光及び信号光に含まれる光を吸収する。即ち、SOA活性層において電流を注入しない領域では、信号光等に対し極めて高い吸収係数を有することを利用するものであり、この領域に形成されたSOA活性層が光吸収層118となり、信号光等の光を吸収する。
SOA導波路となるSOA活性層112は、光信号の入出力面となる反射防止膜117の形成されている端面近傍において、端面に垂直方向な方向に対し、5°〜10°傾いた角度で形成されている。これは、端面においてわずかでも光が反射した場合、レーザ発振してしまう可能性があることなら、これを防ぐためのものである。入力信号光121は、反射防止膜117を介し、導波路であるSOA活性層112に入射し、出力信号光122は、反射防止膜117を介し、導波路であるSOA活性層112より出射する。
本実施の形態における反射型半導体光増幅器は、全体の長さが、約1200μmの長さで形成されており、第1の領域A1は約700μm、第2の領域A2は約400μm、第3の領域A3は約100μmの長さで形成されている。
第2の領域A2に形成されるチャープ回折格子116における結合定数κの設計値は、約100cm−1である。その周期Λは、入出力端面側である反射防止膜117の形成されている側から、反射端面側である光吸収層118となる側に向かって、周期Λが約240nmから約245nmへと連続的に変化するように形成されている。
本実施の形態における反射型半導体光増幅器のSOA活性層112における等価屈折率nは、約3.2である。このため、チャープ回折格子116は、ブラッグ波長が入出力端面側から反射端面側に向かって、約1536nmから約1568nmへと連続的に変化するように形成されている。これにより内部利得係数が高くなる短波長の光は、チャープ回折格子116における入出力端面側で反射させることができ、内部利得係数が低くなる長波長の光は、チャープ回折格子116における反射端面側で反射させるができる。よって、内部利得係数が高くなる短波長の光は、SOA活性層112内を伝播する距離が短くなり光利得を下げることができ、内部利得係数が低くなる長波長の光は、SOA活性層112内を伝播する距離が長くなり光利得を上げることができる。このようにしてWDM−PONにおいて使用される波長帯域において、略均一となる利得スペクトルを得ることができる。
尚、本実施の形態では、反射端面側に光吸収層118を形成することにより、反射端面側には反射防止膜を形成することなく、チャープ回折格子116において反射されない波長の光を吸収することができる。また、この光吸収層118は、アノード電極114及びカソード電極115が第3の領域A3に形成されないことにより形成されるため、光吸収層118は極めて容易に形成することができる。尚、本実施の形態では、第3の領域A3にアノード電極114及びカソード電極115の双方を形成されない場合、即ち、第1の領域A1及び第2の領域A2にのみアノード電極114及びカソード電極115の双方を形成した場合について説明した。同様の効果は、少なくとも電流が注入されるアノード電極114を第3の領域A3に形成されない構造、即ち、第1の領域A1及び第2の領域A2にのみアノード電極114を形成しない構造であれば得ることができる。
尚、上記記載した以外の内容については、第1の実施の形態と同様である。
〔第3の実施の形態〕
次に、第3の実施形態について図13及び図14に基づき説明する。図13は、本実施の形態における反射型半導体光増幅器の積層方向における断面の構造図であり、図14は、本実施の形態における反射型半導体光増幅器の上面透過図である。
本実施の形態における反射型半導体光増幅器は、n-InPの半導体基板211上に第1の光閉込層231、SOA活性層212、第2の光閉込層232、p-InPのクラッド層213が積層形成されている。p-InPのクラッド層213上には、アノード電極214が形成され、半導体基板211の裏面には、カソード電極215が形成されている。この反射型半導体光増幅器では、信号光の入出力側の第1の領域A1と、信号光の入出力側とは反対側の第2の領域A2を有しており、第2の領域A2にはチャープ回折格子216が形成されている。また、信号光の入出力面となる端面には第1の反射防止膜217が形成されており、チャープ回折格子216が形成されている側の端面には、第2の反射防止膜218が形成されている。
SOA導波路となるSOA活性層212は、光信号の入出力面となる第1の反射防止膜217の形成されている端面近傍において、端面に垂直方向な方向に対し、5°〜10°傾いた角度で形成されている。これは、端面においてわずかでも光が反射した場合、レーザ発振してしまう可能性があることなら、これを防ぐためのものである。入力信号光221は、第1の反射防止膜217を介し、導波路であるSOA活性層212に入射し、出力信号光222は、第1の反射防止膜217を介し、導波路であるSOA活性層212より出射する。
本実施の形態における反射型半導体光増幅器は、全体の長さが、約1000μmの長さで形成されており、第1の領域A1は約700μm、第2の領域A2は約300μmの長さで形成されている。
本実施の形態における反射型半導体光増幅器では、チャープ回折格子216の周期Λは約240nmと一定であり、SOA活性層212の幅が第2の領域A2において、反射端面側に近づくにつれて次第に広くなるように形成されている。具体的には、第1の領域A1と第2の領域A2との境界においては、光導波路となるSOA活性層212の幅は、約0.5μmであるのに対し、反射端面近傍においては、約4.0μmとなるように線形に広がるように形成されている。尚、このような構造を幅テーパ導波路構造という。このような構造にすることにより、第2の領域のSOA活性層212における等価屈折率ntは、SOA活性層212の幅を変化させることにより、見かけ上、等価屈折率nが、約3.20から約3.25へと変化する。これに伴い、チャープ回折格子216における反射中心波長(ブラッグ波長)λが、入出力端面側から反射端面側に向かって、約1536nmから約1568nmへと連続的に変化させることができる。
本実施の形態における反射型半導体光増幅器では、内部利得係数が高くなる短波長の光は、チャープ回折格子216における入出力端面側で反射させることにより、SOA活性層212内を伝播する距離が短くなり光利得を下げることができる。また、内部利得係数が低くなる長波長の光は、チャープ回折格子216における反射端面側で反射させることにより、SOA活性層212内を伝播する距離が長くなり光利得を上げることができる。これにより、WDM−PONにおいて使用される波長帯域において、略均一となる利得スペクトルを得ることができる。
尚、本実施の形態におけるSOA活性層212は、第1の実施の形態における形成するメサ構造を形成する際、第2の領域A2においてメサ構造の幅が変化するようなSiOマスクを用いることにより、第1の実施の形態と同様の形成方法により形成することが可能である。
また、本実施の形態では、SOA活性層212の幅を変化させる幅テーパ構造によりSOA活性層212における等価屈折率nを変化させる場合について説明した。同様の効果は、SOA活性層212等を膜厚方向に変化させる膜厚テーパ構造とすることによっても得ることができる。
尚、上記記載した以外の内容については、第1の実施の形態と同様である。
以上、実施の形態について詳述したが、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。
上記の説明に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
半導体基板と、
前記半導体基板上に形成された光導波路となる第1の領域と第2の領域とを有する活性層と、
前記第2の領域に沿って形成されており、第1の波長の光を反射する第1の部分と、前記第1の波長の光よりも光利得の低い第2の波長の光を反射する第2の部分とを反射させる反射部と、を有し、
前記第1の部分は前記第2の部分よりも前記第1の領域側に形成されていることを特徴とする反射型半導体光増幅器。
(付記2)
前記半導体基板と前記活性層との間に形成された第1の光閉込層と、
前記活性層の前記第1の光閉込層が形成されている側とは反対側に形成された第2の光閉込層と、
前記第2の光閉込層上に形成されたクラッド層と、
前記クラッド層上に形成されたアノード電極と、
前記半導体基板の裏面に形成されたカソード電極と、
を有することを特徴とする付記1に記載の反射型半導体光増幅器。
(付記3)
前記アノード電極と前記カソード電極との間に電圧を印加するものであることを特徴とする付記2に記載の反射型半導体光増幅器。
(付記4)
前記活性層は、GaInAsにより形成されているものであることを特徴とする付記1から3のいずれかに記載の反射型半導体光増幅器。
(付記5)
前記基板は、InP基板であることを特徴とする付記1から4のいずれかに記載の反射型半導体光増幅器。
(付記6)
前記第1の光閉込層、前記活性層、前記第2の光閉込層、前記クラッド層は、前記半導体基板上にMOVPE法により形成したものであることを特徴とする付記2に記載の反射型半導体光増幅器。
(付記7)
前記クラッド層とアノード電極との間には、コンタクト層が形成されていることを特徴とする付記2に記載の反射型半導体光増幅器。
(付記8)
前記反射部は、前記活性層に前記活性層の端面より入射される波長の光に対応して連続的に反射位置が異なっているものであることを特徴とする付記1から7のいずれかに記載の反射型半導体光増幅器。
(付記9)
前記入射される波長は波長多重通信に用いられる波長帯域の光の波長であることを特徴とする付記8に記載の反射型半導体光増幅器。
(付記10)
前記入射される波長は1540nmから1565nmであることを特徴とする付記8または9に記載の反射型半導体光増幅器。
(付記11)
前記反射部は、チャープ回折格子により形成されているものであることを特徴とする付記1から10のいずれかに記載の反射型半導体光増幅器。
(付記12)
前記チャープ回折格子は、前記活性層に沿って、一方の端から他方の端に向けて、回折格子の間隔が連続的に変化しているものであることを特徴とする付記11に記載の反射型半導体光増幅器。
(付記13)
前記反射部は、均一な幅の回折格子により形成されており、
前記第2の領域における活性層の幅が、前記第1の領域と前記第2の領域の境界より前記第2の領域における端面に向かって連続的に変化しているものであることを特徴とする付記1から10のいずれかに記載の反射型半導体光増幅器。
(付記14)
前記チャープ回折格子または前記回折格子は、InGaAsPにより形成されているものであることを特徴とする付記11から13のいずれかに記載の反射型半導体光増幅器。
(付記15)
前記活性層は、第1の領域における活性層の端面において、前記端面に垂直な方向に対し、傾いた角度で形成されているものであることを特徴とする付記1から14のいずれかに記載の反射型半導体光増幅器。
(付記16)
前記第1の領域における信号光を入出力する活性層の端面には、反射防止膜が設けられていることを特徴とする付記1から15のいずれかに記載の反射型半導体光増幅器。
(付記17)
前記第2の領域における活性層の端面には、反射防止膜が設けられていることを特徴とする付記1から16のいずれかに記載の反射型半導体光増幅器。
(付記18)
前記反射防止膜は誘電体多層膜により形成されているものであることを特徴とする付記16または17に記載の反射型半導体光増幅器。
(付記19)
前記第2の領域における前記第1の領域と接する側と反対側には、前記第2の領域に接し第3の領域が形成されており、
前記第3の領域には光を吸収する光吸収層が形成されていることを特徴とする付記1から16のいずれかに記載の反射型半導体光増幅器。
(付記20)
前記第1の領域及び前記第2の領域にのみ、アノード電極が形成されていることを特徴とする付記19に記載の反射型半導体光増幅器。
11 半導体基板
12 SOA活性層
13 クラッド層
14 アノード電極
15 カソード電極
16 チャープ回折格子
17 第1の反射防止膜
18 第2の反射防止膜
21 入力信号光
22 出力信号光
A1 第1の領域
A2 第2の領域
B1 第1の部分
B2 第2の部分

Claims (10)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板上に形成された光導波路となる第1の領域と第2の領域とを有する活性層と、
    前記第2の領域に沿って形成されており、第1の波長の光を反射する第1の部分と、前記第1の波長の光よりも光利得の低い第2の波長の光を反射する第2の部分とを反射させる反射部と、を有し、
    前記第1の領域の位置する側の端面より光が入出射する反射型半導体光増幅器において、
    前記第1の部分は前記第2の部分よりも前記第1の領域側に形成されており、
    第1の部分まで光が伝播する距離と第1の波長の内部利得係数との積と、第2の部分まで光が伝播する距離と第2の波長の内部利得係数との積とが、均一であることを特徴とする反射型半導体光増幅器。
  2. 前記反射部は、前記活性層に前記活性層の端面より入射される波長の光に対応して連続的に反射位置が異なっているものであることを特徴とする請求項1に記載の反射型半導体光増幅器。
  3. 前記入射される波長は波長多重通信に用いられる波長帯域の光の波長であることを特徴とする請求項2に記載の反射型半導体光増幅器。
  4. 前記反射部は、チャープ回折格子により形成されているものであることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の反射型半導体光増幅器。
  5. 前記チャープ回折格子は、前記活性層に沿って、一方の端から他方の端に向けて、回折格子の間隔が連続的に変化しているものであることを特徴とする請求項4に記載の反射型半導体光増幅器。
  6. 前記反射部は、均一な幅の回折格子により形成されており、
    前記第2の領域における活性層の幅が、前記第1の領域と前記第2の領域の境界より前記第2の領域における端面に向かって連続的に変化しているものであることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の反射型半導体光増幅器。
  7. 前記第1の領域における信号光を入出力する活性層の端面には、反射防止膜が設けられていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の反射型半導体光増幅器。
  8. 前記第2の領域における活性層の端面には、反射防止膜が設けられていることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の反射型半導体光増幅器。
  9. 前記第2の領域における前記第1の領域と接する側と反対側には、前記第2の領域に接し第3の領域が形成されており、
    前記第3の領域には光を吸収する光吸収層が形成されていることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の反射型半導体光増幅器。
  10. 前記第1の領域及び前記第2の領域にのみ、アノード電極が形成されていることを特徴とする請求項9に記載の反射型半導体光増幅器。
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