JP5432374B2 - 無線通信のための高効率送信機 - Google Patents

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Description

本発明は一般に、通信システムに関し、より詳細には無線通信システムに関する。
無線通信送信機による消費電力および電力変換は、従来、十分なものではなかった。無線通信ネットワークに使用される線形増幅器は、90年代初頭にはほんの数パーセントの効率であった。さらに近年になって、無線送信機は、30〜40%の範囲の効率を達成するためにデジタル線形技法を使用する「より線形ではない」増幅器を実施した。しかし、それらの効率であっても、現在では不十分であると考えられている。たとえば、サービス・プロバイダおよび世界の政府では、エネルギー消費量を削減するよう圧力を高めており、将来の無線送信機に40%を超える目標効率を設定した。この目標を達成することは、特に、携帯電話通信の領域において(ただしこれには限定されない)、無線送信機の効率の革命的な飛躍を象徴することになろう。理論的に、目標効率を達成することのできる1つの技法は、いわゆるLINC送信機/増幅器の手法(LINC:Linear Amplification using Non linear Components(非線形コンポーネントを使用する線形増幅))である。
LINC増幅器およびChireix合成器の概念は、1935年にH.Chireixによって提案された。アナログ回路は、LINC増幅器の最初の実施を構築するために使用された。必要とされる信号処理のための理論的な基盤は健全であるが、Chireix信号処理の計算を実世界で実施することは困難であることが判明し、アナログLINC増幅器は今日まで、理論的な効率を達成するに至ってはいない。デジタル信号処理ハードウェアにおける近年の強みを活用すれば、CDMA、UMTS、LTE、OFDM、およびその組み合わせのようなエア・インターフェイス規格に準拠する通信信号に、LINCの方法を適用することは可能である。しかし、無線送信機へのLINC増幅器の商用的実施を構築する試みもまた、理論的な最大効率を達成するには至っていない。理論的な効率を達成するためのアナログおよびデジタルの手法のいずれも成功に至らなかったことは、少なくとも部分的に、LINCシステムにおける多数のパス障害が原因となっている。障害は、グループ遅延、ゲイン、位相、平坦度、および経時変化ロードの位相ロード/プルを含むが、これらに限定されることはない。フィルタリングは通常、スプリアス放出を低減するために使用されており、現行のアーキテクチャは、場合によってはフィルタ挿入損失を軽減することもできる広帯域フィルタリングに依存している。
図1は、Chireix合成器のような合成器105を持つ標準的なLINC増幅器100を概念的に示す。入力信号110は増幅器100に提供され、増幅器100は入力信号110を2つの一定包絡線信号120、125に分解する信号セパレータ115を含む。増幅器100の各分岐は、対応する一定包絡線信号120、125を増幅するために使用される非線形増幅回路130、135を含む。次いで、増幅された信号120、125は合成器105に提供され、合成器105は信号を結合して増幅信号140を形成する。理論的には、一定包絡線信号120、125は、正確に同一のゲインにより増幅され、正確に同一の遅延および位相シフトを伴う増幅器120の2つの分岐を通じて伝搬される。その結果、一定包絡線信号120、125が合成器105において結合されるとき、これらの信号は入力信号110の正確な増幅レプリカである増幅信号140を形成する。しかし、実際には、LINC増幅器100の各要素は、わずかに異なるゲイン、遅延、および/または位相シフトを導入し、それが増幅信号140の品質を著しく劣化させる可能性がある。
図2Aおよび図2Bは、LINC増幅器の2つのパス間のゲイン不均衡により生じた、復元された信号の劣化を表すシミュレーション結果を示す。縦軸はデシベル単位、横軸はメガヘルツ単位である。図2Aおよび図2Bに示されるシミュレーションにおいて、入力信号は、図の中心にある約20MHzの帯域幅で伝送される信号を表す。信号のウィングは、伝送帯域幅の外側のノイズを表す。シミュレートされた入力信号のノイズレベルは、図2Aに示されるように、伝送帯域幅の信号を約80dB下回る。シミュレーションでは、LINC増幅器の2つのパス間に0.1dBのゲイン不均衡を仮定する。その場合、図2Bに示される復元された信号は、伝送帯域幅の信号を約10dBから30dBしか下回らないノイズフロアを有する。したがって、0.1dBの比較的小さいゲイン不均衡は、復元された増幅信号の品質を著しく劣化させる。
開示される主題は、前述の問題の1つまたは複数の影響に対処することを目的としている。後段では、開示される主題の一部の態様の基本的な理解をもたらすために、開示される主題の簡略化した概要を提示する。この概要は、開示される主題の包括的な概要ではない。開示される主題の主要または重要な要素を特定すること、または開示される主題の範囲を厳密に描くことは意図されていない。この概要の唯一の目的は、後段で述べられるさらに詳細な説明の前置きとして、簡略化した形で一部の概念を示すことである。
1つの実施形態において、LINC増幅器が提供される。増幅器は、入力信号を2つの一定包絡線信号に分解するための信号セパレータと、一定包絡線信号を増幅するための増幅回路とを含むことができる。増幅器はまた、増幅された一定包絡線信号を結合して、入力信号の増幅された表現である出力信号を形成するための合成器を含むこともできる。線形補正回路は、ゲイン、位相、および/または遅延補正を一定包絡線信号に適用するために使用されてもよい。補正は、出力信号のフィードバック部分に基づいて決定される。予歪回路は、非線形予歪を一定包絡線信号に適用するために使用されてもよい。非線形予歪は、出力信号のフィードバック部分に基づいて決定される。
開示される主題は、類似した参照番号が類似した要素を識別する、添付の図面と併せて以下の説明を参照することにより理解されるであろう。
Chireix合成器を持つ標準的なLINC増幅器を概念的に示す図である。 LINC増幅器の2つのパス間のゲイン不均衡により生じた、復元された信号の劣化を表すシミュレーション結果を示す図である。 LINC増幅器の2つのパス間のゲイン不均衡により生じた、復元された信号の劣化を表すシミュレーション結果を示す図である。 LINC増幅器の1つの例示的な実施形態を概念的に示す図である。 入力有界振幅変調信号を2つの一定包絡線位相変調信号に分解する1つの例示的な実施形態を概念的に示す図である。 アナログ・フィードバックを使用する較正および補償をデジタル処理で実施するLINCセパレータの1つの例示的な実施形態を概念的に示す図である。 LINC増幅器の2つのパスの位相およびゲインの差へのエラー・ベクトル振幅(EVM:error vector magnitude)の依存を表すシミュレーション結果を示す図である。 LINC増幅器の2つのパスの位相およびゲインの差へのエラー・ベクトル振幅(EVM)の依存を表すシミュレーション結果を示す図である。 予歪ブロックの1つの例示的な実施形態を概念的に示す図である。 図3に示されるLINC増幅器のような増幅器の出力信号におけるノイズのシミュレーションの結果を示す図である。
開示される主題は、さまざまな変更および代替の形態が可能であるが、その特定の実施形態は、図面において例として示されており、本明細書において詳細に説明される。しかし、特定の実施形態の本明細書における説明は、開示される主題を開示される特定の形態に限定することを意図されてはおらず、逆に、意図は、添付の特許請求の範囲内に含まれるすべての変更、等価物、および代替を対象とすることにあることを理解されたい。
これ以降、例示的な実施形態について説明する。明瞭にするため、本明細書において、実際の実施態様の特徴がすべて説明されるわけではない。そのような実際の実施形態の開発において、実施態様ごとに異なるシステム関連およびビジネス関連の制約に準拠することなど、開発者の特定の目標を達成するために、数多くの実施態様に特有の意思決定が行われてもよいことは、当然理解されるであろう。さらに、そのような開発の取り組みは複雑であり、多大な時間を要する場合もあるが、それでもなお、本開示を利用することができる当業者にとっては日常の業務となるであろうことが理解されるであろう。
開示される主題は、これ以降、添付の図面を参照して説明される。説明のみを目的として、当業者にはよく知られている詳細で本発明を不明瞭にすることのないよう、さまざまな構造、システム、およびデバイスが、図面において概略的に示される。しかし、添付の図面は、開示される主題の実施例を記述し説明するために含まれている。本明細書において使用される語および語句は、従来技術分野の当業者による語および語句の理解と整合性のある意味を備えるように理解および解釈されるべきである。いかなる用語または語句の特殊な定義、つまり当業者によって理解されている通常の慣習的な意味とは異なる定義も、本明細書における用語または語句の一貫性のある用法によって含意されることを意図してはいない。用語または語句が特殊な意味、つまり当業者によって理解されている意味以外の意味を有することを意図される場合に限り、そのような特殊な定義は、用語または語句の特殊な定義を直接かつ明確に提供する方法で本明細書に明示的に示されるであろう。
図3は、LINC増幅器300の1つの例示的な実施形態を概念的に示す。説明される実施形態において、LINC増幅器300は、有界振幅および位相変調信号である入力信号a(t)を受信するLINCセパレータ305を含む。セパレータ305は、入力信号を2つ以上の一定包絡線位相変調信号u1−n(t)に分割するように構成され、この信号は有界振幅変調入力信号を再形成するために追加されてもよい。
図4は、入力有界振幅変調信号a(t)を2つの一定包絡線位相変調信号u1−2(t)に分解する1つの例示的な実施形態を概念的に示す。説明される実施形態において、変調信号は以下のように表される。
Figure 0005432374
角度および最大振幅は以下のように定義される。
Figure 0005432374
図4に示される単位円を使用して、βを、cosβ=r/2となるように定義された角度とする、ただしr=a(t)/Amaxである。オイラーの恒等式cosβ=(ejβ+e−jβ)/2を図4に示されるベクトルに適用すると、以下のように定義することができる。
u=u+u=x+jy=rejα=ej(α+β)+ej(α−β)
デジタル信号分離関数は、2つの複素指数関数u(t)=ej(α+β)およびu(t)=ej(α−β)を計算する。定義cosβ=r/2は、角度βを見い出すために使用され、次いでejαは、正の角度βを回転することによりej(α+β)に変換される。同様に、負の角度βだけ回転することによりejαからej(α−β)を得る。以下の関係は、上記の複素指数関数をその座標により表すために使用することができる。
cosα=x/r、
sinα=y/r、
cosβ=r/2、および
Figure 0005432374
余弦値および正弦値を置換することで次の式を生成する。
Figure 0005432374
さまざまな実施形態において、CORDIC回転および/または逆余弦関数を形成するために使用されるルックアップ・テーブル(LUT:Look Up Table)を含むさまざまな実施態様が、分解信号を形成するために使用されてもよい。
図3に戻って参照すると、セパレータ305は、一定包絡線位相変調信号をデジタル化して形成し、サンプリングされた信号をサンプル・レートRでデジタル信号処理ハードウェアを介して処理する。サンプル・レートは、2つ(または3つ以上)の信号が、復元されるとき、入力信号a(t)の増幅バージョンを表すように、十分に明確に表すためにデジタル領域において適正な帯域幅を提供するように選択される。セパレータ305はまた、最大ゲイン、最大出力、または使用される増幅器のクラスに応じた電圧のような、パラメータを設定するために使用されうる制御信号c1−n(t)を生成することもできる。説明される実施形態において、制御信号は、制御回路310に提供される。
デジタル一定包絡線信号u1−2(t)が形成された後、信号は、デジタルアナログ(D/A)変換器を介して無線機でデジタルからアナログに変換され、次いで信号は、2つ以上の無線機315により無線周波数(RF)にアップコンバートされる。説明される実施形態において、1つの無線機は、各々の分解信号の信号パスに配置される。さまざまな代替的実施形態において、無線機315は、直接変換またはヘテロダイン・タイプの無線機315、もしくは任意の他の使用可能なタイプの無線機であってもよい。次いで、無線機315の出力端末における信号は、対応する非線形電力増幅器320に送信され、この電力増幅器は非線形モードの動作で稼働する任意のタイプの増幅器であってもよい。1つの実施形態において、最高の理論的および実践的効率をもたらすと考えられているので、クラスE増幅器が使用される。増幅器320の出力信号は、位相外れ変調の手法におけるChireix無損失合成器のような、合成器325で結合され、次いで合成器325の出力信号はロードに接続される。
合成器325の出力はまた、RFカプラ330によってサンプリングされ、カプラ330からの信号は、合成器325の出力端末において信号のデジタル表現を形成する観測受信機335に提供される。観測受信機335は、セパレータ305内の較正ユニット(図3には図示せず)に、送信されたソース・データと比較されるデータを供給する。較正および補償データは、ソース信号およびサンプリングされた出力信号を使用して計算される。複数の無線パス、増幅器320、および合成器325は、一定包絡線信号の較正および補償を提供して、一定包絡線信号を増幅し、一定包絡線信号を再結合するいくつかのデジタル制御ループ(セパレータ305においてデジタル処理で実施されてもよい)に統合される。較正および/または補償は、本明細書において説明されるように、送信機の出力が、線形性、スプリアス放出、および効率の要件を満たすように決定されてもよい。たとえば、較正ループは、グループ遅延、ゲイン、位相、平坦度、非線形位相およびゲイン歪みなどを含む影響の較正および補償を実行することができる。較正および補償は、広帯域信号およびより広いTXフィルタを考慮するように、広帯域信号にわたり適用可能である。
図5は、アナログ・フィードバックを使用する較正および補償をデジタル処理で実施するLINCセパレータ500の1つの例示的な実施形態を概念的に示す。図5に示される信号パス間の接続は、実線の黒丸により示される。それ以外の場合、図5において交差する信号パスは、相互接続されていない。説明される実施形態において、セパレータ500は、(図5に示される増幅器500のような)LINC増幅器の一部として使用され、アナログ・フィードバックは、LINC増幅器の出力において無線周波数カプラにより提供される。セパレータ500は、入力ノード505において有界振幅および位相変調入力信号を受信するように構成される。次いで、入力信号a(t)は、入力信号の位相を決定するように構成される位相推定器510、入力信号の振幅|a(t)|を表す信号を生成するように構成される信号振幅決定ユニット515、および指定された時間(またはチップの数のような他の遅延の測度)だけ入力信号を制御可能に遅延させるために使用される遅延要素517、518、519を含む、セパレータ500内のその他の要素に提供されてもよい。
次いで、振幅決定ユニット515の出力信号は、入力を複数の信号u1,2(t)に分解する分解要素520に提供されてもよい。説明される実施形態において、分解要素520は、入力信号を信号のペアu1,2(t)に分解し、次いでこの信号はセパレータ500内の並列信号パスを使用して処理される。たとえば、分解要素520は、たとえば図3に関して本明細書において説明される式を実施することにより、入力信号のI成分およびQ成分のデジタル表現を生成するために64K×16のルックアップ・テーブルを実施することができる。2つの信号パスは、図5において分解要素520から出て行くように示されているが、本発明の開示を利用できる当業者は、この実施形態が例示的なものであり、セパレータ500の代替的実施形態により生成されうる一定包絡線信号の数を限定することを意図していないことを理解すべきである。代替的実施形態において、分解要素520は、入力信号を、対応する数の並列信号パスを使用して処理されうる信号の数に分解することができる。
振幅決定ユニット515の出力はまた、最大振幅決定ユニット525に提供される。説明される実施形態において、最大振幅決定ユニット525は、入力信号の最大振幅および/または入力信号に関連付けられているEER最大電圧を決定する。最大振幅決定ユニット525(およびセパレータ500内のその他の要素)はまた、手動のレジスタ上書きにより制御されてもよい。明確にするために、図5においてさまざまな手動のレジスタ上書きは示されていない。説明される実施形態において、最大振幅決定ユニット525からの出力信号は、乗算器ユニット527、528に提供される。位相検出要素510はまた、入力信号の位相を乗算器ユニット527、528に提供する。次いで、入力信号の最大振幅および位相は、入力信号a(t)のI成分およびQ成分からの一定包絡線信号のペアを生成するために使用されてもよい。たとえば、乗算器ユニット527、528は、位相および最大振幅情報を使用して、分解ユニット520の出力を、本明細書において説明される一定包絡線位相変調信号u(t)=ej(α+β)およびu(t)=ej(α−β)に変換することができる。
並列信号パスに沿った伝搬、信号パス上の要素による処理、デジタル信号のアナログ信号へのフィルタリングおよび/または変換、ならびにその他の影響は、一定包絡線信号間のゲイン、位相、および/または遅延の不均衡をまねく可能性がある。したがって、補償、較正、および予歪は、セパレータ500内の信号パスのさまざまな分岐に適用されてもよい。補償、較正、および/または予歪の量は、送信機の出力信号から受信されるフィードバックに基づいて決定される。理想的には、送信機の出力信号は、入力信号の正確な増幅コピーである。したがって、出力信号のフィードバック部分と入力信号の適切な遅延部分との比較は、入力信号と出力信号の差の測度に基づいて適切な補償、較正、および/または予歪を推定および計算するために使用されてもよい。1つの実施形態において、差の測定は、合成器の出力信号と入力信号の差を測定する波形品質メトリックであるエラー・ベクトル振幅によって提供される。
図6は、LINC増幅器の2つのパスの位相およびゲインの差へのエラー・ベクトル振幅(EVM)の依存を表すシミュレーション結果を示す。縦軸は、パーセントとして測定されるエラー・ベクトル振幅であり、横軸は、増幅器の2つのパス間のデシベル単位のゲイン不均衡である。各曲線は、増幅器の2つのパス間のさまざまな位相不均衡を表す。図7もまた、LINC増幅器の2つのパスの位相およびゲインの差へのエラー・ベクトル振幅(EVM)の依存を表すシミュレーション結果を示す。しかし、図7において、縦軸は、パーセントとして測定されるエラー・ベクトル振幅であり、横軸は、増幅器の2つのパス間の度単位の位相不均衡である。各曲線は、増幅器の2つのパス間のさまざまなゲイン不均衡を表す。図6および図7は、ゲイン不均衡および位相不均衡へのエラー・ベクトル振幅の感度を明示する。たとえば、エラー・ベクトル振幅の1%の変化は、40dBのノイズ増加に至る可能性がある。エラー・ベクトル振幅は、増幅器の2つのパス間のゼロのゲイン不均衡およびゼロの位相不均衡において最小値を有する。一部の実施形態において、この最小値は、システムのグローバル最小である。
図5に戻って参照すると、ノード505において提供される入力信号の一部は、遅延517だけ遅れ、次いで、信号のゲイン、位相、および/または遅延に対する較正および/または補償を計算するゲイン/位相/遅延エンジン530に提供される。遅延517により提供される遅延の量は、エンジン530によってもたらされる較正および/または補償が、較正および/または補償を生成するために使用された信号の一部に適用されるように決定される。したがって、遅延517は、振幅要素515、分解要素520、最大振幅決定ユニット525、位相決定要素510、乗算器527、528、および/または図5に示されない信号パスの任意の他の要素において生じうる遅延に基づいて決定される。
合成器325の出力信号は、観測受信機532を介してフィードバックとしてエンジン530に提供される。説明される実施形態において、観測受信機532は、アナログ・フィードバック信号をデジタルフォーマットに変換するために使用されるアナログデジタル変換器534およびデシメーション(間引き)フィルタ535のような無線ダウンコンバートフィルタを含む。たとえば、A/D変換器534は、Rのレートでアナログ信号をサンプリングすることによりデジタル信号を作成することができる。次いで、サンプリングされた信号は、デシメーション・フィルタ535に提供されてもよく、このフィルタは、観測受信機532の出力信号が、入力信号a(t)のデジタルサンプリング・レートと等しいR/Nのサンプリング・レートを有するように、サンプリングされた信号のサンプリング・レートをN分の1に減らすことができる。
ゲイン/位相/遅延エンジン530は、線形ゲイン、位相、および遅延補償を、増幅器ネットワーク、合成器325などのライン長、配線、挿入損失/ゲインの差異を明らかにするように提供する。説明される実施形態において、ゲイン/位相/遅延エンジン530は、観測受信機532によって提供される合成器の出力信号のデジタル表現と、ノード505において受信される(遅延)デジタル入力信号との間のエラー・ベクトル振幅(EVM)のような、波形品質メトリックを最小化する制御アルゴリズムを実施する。EVMを計算するために、さまざまな最小化アルゴリズムのいずれが使用されてもよく、EVMの最小化は、最小平均二乗(LMS)または最小二乗のような勾配適応アルゴリズムを介してゲイン/位相および遅延を変更することにより達成されてもよい。図6および図7に示されるように、EVMは、システムにおけるゲインおよび/または位相の不均衡の感応測度であり、したがってゲイン/位相/遅延エンジン530を制御するための有効な変数である。さらに、一部の実施形態において、EVMは、その他のオフセットにおけるローカル最小が制御アルゴリズムの操作を妨げることがないよう、ゼロのゲイン不均衡およびゼロの位相不均衡においてグローバル最小を有する。
エンジン530は、必要な線形補償を計算し、この情報をデジタル補償フィルタ543および544に提供する。説明される実施形態において、フィルタ543および544は、複数タップデジタル有限インパルス応答フィルタ(FIRフィルタ)である。デジタル有限インパルス応答フィルタ543および544は、エンジン530によって計算されたフィルタ係数を使用する。たとえば、各フィルタ543、544は、各々がフィルタタップを表す複数の複素係数で構成されてもよい。フィルタ543、544のタップの好ましい数は、システムの平坦度により異なっていてもよいが、特定の実施形態において実施されるタップの実際の数は設計上の選択の問題である。説明される実施形態において、補償フィルタ543、544は、同等ではないゲインを有するように構成されてもよい。エンジン530によって提供される信号を使用して各々の補償フィルタ543、544のゲインを選択的に設定することで、2つの信号パスに沿ったゲインの相対的不均衡を補償するように信号の差動ゲインを変更することができる。説明される実施形態において、補償フィルタ543、544の出力信号
Figure 0005432374
は、実質的にゲイン、位相、時間が整合された補償信号であり、したがって信号
Figure 0005432374
は実質的に整合されている。
ノード505において提供される入力信号のもう一方の部分は、遅延518だけ遅れ、次いで予歪(PD)エンジン545に提供される。説明される実施形態において、予歪エンジン545は、位相予歪エンジン545である。しかし、代替的実施形態において、予歪エンジン545は、信号予歪、パス予歪、ゲイン/位相予歪などを適用することができる。遅延518により提供される遅延の量は、エンジン545によってもたらされる位相予歪が、信号の適切な部分に適用されるように決定される。したがって、遅延518は、振幅要素515、分解要素520、最大振幅決定ユニット525、位相決定要素510、乗算器527、528、および/または図5に示されない信号パスの任意の他の要素において生じうる遅延に基づいて決定される。一部の実施形態において、信号に適用される非線形予歪は、入力信号a(t)の振幅包絡線の関数であり、そのため振幅の最大値を指示する信号は最大振幅決定ユニット525によって生成され、予歪エンジン545に提供される。(合成器325のような)合成器からのフィードバックはまた、本明細書において説明されるように、観測受信機532を介して予歪エンジン545に提供される。
予歪エンジン545は、予歪エンジン545によって決定された予歪を適用する予歪ブロック550に制御信号を提供する。さまざまな代替的実施形態において、制御信号は、上記で説明される位相角、補償に必要とされる数学関数を記述する関数の係数の値、補償に必要とされる数学関数を記述するルックアップ・テーブルのエントリの値などを表すものであってもよい。たとえば、制御信号は、位相角を記述する関数に対する係数(akq)を表すこともできる。予歪ブロック550はまた、入力信号の振幅|a(t)|を表す信号を、振幅決定ユニット515から受信する。TXチェーン内の各パスは、最終包絡線の関数として各パスの位相を変調するために存在する予歪ブロック550を有する、すなわちブロック550は、ブロック550に提供されるさまざまな信号を使用して適用される非線形位相予歪を提供する。さまざまな代替的実施形態において、ブロック550は、合成器および/またはシステム内の任意の他の要素によって導入された非線形位相進み/遅れの影響を補正する。加えて、位相補償は、最終フィルタリングによって導入された位相の障害を補正するために使用されてもよい。フィルタリング、またはレートRにおけるサンプリングは、使用可能な帯域幅を減少させ、それにより望ましい一定包絡線信号にわずかな振幅変調を加える。振幅変調は、デバイスのターンオン時間が振幅に応じてシフトするので、増幅器デバイスにおける位相変調として出現する。ターンオン時間のこのシフトは、予歪エンジン545および予歪ブロック550によって実質的に補償されうる位相変調として出現し、これは合成器の影響、帯域幅の制限、および包絡線の関数としての複合位相障害を明らかにするように構成されてもよい。
合成器の出力におけるスプリアス放出およびEVMは、予歪エンジン545の補正関数係数を決定するために使用されてもよい。たとえば、各パスのゲイン/位相/遅延補正済み信号に適用される予歪は、パス信号および観測受信機532を介して提供されるフィードバックを使用して計算されるEVMを最小化することにより計算されてもよい。しかし、パス信号およびフィードバック信号に基づいて予歪を決定するためのその他の技法が使用されてもよいことを、本開示を利用することができる当業者は理解すべきである。
ゲイン/位相/遅延補正および予歪に続いて、各パス上の信号は、デジタル信号をデジタルアナログ(D/A)変換器560に提供するようにフィルタ555を使用してフィルタリングされてもよい。説明される実施形態において、予歪ブロック550によって提供されるデジタル信号は、Rのサンプリング・レートを有する。次いで、フィルタ555は、補間を使用して、D/A変換器560に提供される信号のレートがR×NであるようにN倍にサンプリング・レートを増大させることができる。フィルタ555による最終フィルタリングは、増幅器デバイス(図5に図示せず)に存在する信号の帯域幅を制限する。増幅器が、一定包絡線信号を予期する交換クラスの増幅器である場合、フィルタ555によるフィルタリングは振幅変調を導入することができる。フィルタリング、帯域幅、および位相予歪の複雑さのトレードオフは、必要なEVMおよびスプリアス放出を保持しながら、帯域幅を最小化するように調整されてもよい。次いで、D/A変換器560は、エア・インターフェイスを介する伝送のために無線(および合成器)に、信号のアナログ表現を提供する。
図8は、図5に示される位相予歪エンジン545のような、位相予歪エンジン800の1つの例示的な実施形態を概念的に示す。説明される実施形態において、非線形位相予歪エンジン800は、デジタル位相(および必要に応じてゲイン)補償を2つの一定包絡線信号に提供する。予歪関数は、増幅器および合成器を含む伝送パスにおいて発生する非線形性の補償を提供する。無効合成器は、2つの一定包絡線信号の結合和に大きな非線形位相歪みをもたらすことができる。予歪関数の一般的な形式は、以下の式により与えられる。
Figure 0005432374
ここで、qはメモリ項の数を示し、kは基底関数φの次数であり、akqは時間遅延qにおける関数kの係数であり、nはデータ・サンプル・インデックス、
Figure 0005432374
は予歪エンジン800の入力に存在する信号である。包絡線a[n]の振幅は、補償関数への入力引数(またはデジタル実施におけるインデックス)として使用される。これは、補正関数が包絡線により生じたパス非線形性を補償していることを意味する。
さまざまな代替的実施形態において、関数φk(|a[n−q]|)は、非線形システム識別およびデジタル予歪に一般的に使用されてきたさまざまな関数のいずれかであってもよい。一般的な関数は、以下のものを含む。
- 標準的な多項式
Figure 0005432374
・ シフト・ルジャンドル多項式
Figure 0005432374
あるいは、エルミート多項式、区分エルミート、またはフォーサイス合成直交関数を含むその他の関数もまた、このように使用されてもよい。非線形性の特質に応じて、特定の関数のセットが、より優れた相関行列パフォーマンス、およびシステム非線形性への適合をもたらすことができる。予歪エンジン545は、係数akqを計算し、予歪関数800は係数(または係数から導かれるルックアップ・テーブル)を使用して必要な非線形補償を適用する。係数akqおよび関数のセット(φ、ψ)は、増幅器および合成器によって導入される非線形を補償するために使用される全体的な機能を記述する。図8に示される実施形態は、予歪関数を信号に適用する方法としてルックアップ・テーブル(LUT)を使用する。その他の実施形態は、係数をパスに直接適用することができるか、または係数およびLUTの組み合わせを適用することができる。
図9は、図3に示されるLINC増幅器300のような増幅器の出力信号におけるノイズのシミュレーションの結果を示す。縦軸は信号および/またはノイズレベルをデシベル単位で示し、横軸は周波数をメガヘルツ単位で示す。信号は、約1.96GHzに中心があり、10MHzの帯域幅を有する。横軸の全体の範囲は、約100MHzである。図9の上側の曲線900は、較正または補償がまったく提供されない場合のLINC増幅器の出力信号を示す。図9の中間の曲線902は、単純な手動によるゲインおよび位相較正に続くLINC増幅器の出力信号を示す。図9の下側の曲線904は、本明細書において説明されるデジタル較正、補償、および予歪の技法を適用した後のLINC増幅器の出力信号を示す。本明細書において説明されるデジタル技法は、結果として帯域外ノイズの極めて優れた抑止をもたらす。たとえば、中央帯域幅付近では、帯域外ノイズは、本明細書において説明されるデジタル技法により(補正されない出力信号と比較して)50デシベル以上も抑止される。
本明細書において説明されるデジタル較正、補償、およびフィルタリング技法の実施形態は、従来の手法にまさる多くの利点を有することができる。たとえば、効率は、無線送信機の最も効率の低いコンポーネントに対して劇的に高めることができる、すなわちRFパスの増幅である。RFパス増幅効率を高めることで、送信機、およびバッテリバックアップ、空調、電力調整のような補助的サービス機器を含む、いくつかのレベルにおける全体的な消費電力を低減させる。高効率送信機のオペレータは、運用費用(OPEX)の削減、容量および密度の増大、および信頼性の向上という利益を享受する。オペレータの資本支出(CAPEX)もまた、効率の増強に伴うサイズ縮小、重量軽減、材料費削減、量産性の向上、および信頼性の向上を前提として減少する。
開示される主題の一部および対応する詳細な説明は、ソフトウェア、つまりアルゴリズムとコンピュータ・メモリ内のデータビットへの操作の記号表現に関して提示される。これらの説明および表現は、当業者がその作業の要旨を他の当業者に効果的に伝達するためのものである。本明細書において使用されているアルゴリズムとは、一般に使用されているように、所望の結果を導く首尾一貫した一連のステップであると考えられる。ステップとは、物理量の物理的操作を必要とするものである。通常、これらの量は、格納、転送、結合、比較、あるいは操作が可能な光信号、電気信号、または磁気信号の形態をとる。場合によっては、主に共通の使用の理由で、これらの信号をビット、値、要素、記号、特徴、条件、数などと呼ぶことで利便性を高めることが実証されている。
しかし、これらのすべての類似した用語は、適切な物理量に関連付けられるべきであり、それらの量に適用される便利なラベルにすぎないことを念頭に置く必要がある。特に具体的な記述がない限り、あるいは説明から明らかなように、「処理(processing)」、または「計算(computing)」、または「決定(determining)」、または「表示(displaying)」などの用語は、コンピュータ・システムのレジスタおよびメモリ内の物理的、電子的量として表されるデータを、同様にコンピュータ・システム・メモリまたはレジスタ、あるいはそのような情報ストレージ、伝送または表示デバイス内の物理量として表される他のデータへと操作および変換するコンピュータ・システムまたは類似した電子コンピューティング・デバイスのアクションおよびプロセスを示す。
さらに、開示される主題のソフトウェア実施の態様は通常、何らかの形態のプログラム・ストレージ媒体上で符号化されるか、または何らかのタイプの伝送媒体を介して実施されることに留意されたい。プログラム・ストレージ媒体は、磁気(たとえば、フロッピー・ディスクまたはハードドライブ)、あるいは光(たとえば、コンパクト・ディスク読み取り専用メモリ、つまり「CD−ROM」)であってもよく、読み取り専用またはランダム・アクセスであってもよい。同様に、伝送媒体は、ツイストペア線、同軸ケーブル、光ファイバ、または当技術分野に知られている他の適切な伝送媒体であってもよい。開示される主題は、いかなる所定の実施態様のそれらの態様によっても限定されることはない。
開示される主題は、本明細書における教示を利用することができる当業者にとって明らかとなる、さまざまな同等の方法で変更が加えられ実施されうるので、上記の開示される特定の実施形態は例示にすぎない。さらに、添付の特許請求の範囲に述べられる以外に、本明細書に示されている構造または設計の詳細を限定することは意図されていない。したがって、上記で開示される特定の実施形態は変更または修正することができ、そのようなすべての変形は開示される主題の範囲に含まれるものと見なされることは明らかである。ゆえに、本明細書において求められる保護は、添付の特許請求の範囲に示されるとおりである。

Claims (13)

  1. 入力信号を少なくとも2つの一定包絡線信号に分解するための信号セパレータと、
    前記一定包絡線信号を増幅するための少なくとも2つの増幅回路と、
    前記増幅された一定包絡線信号を結合して、前記入力信号の増幅表現である出力信号を形成するための合成器と、
    少なくとも2つの線形補正回路であって、各線形補正回路は、前記出力信号のフィードバック部分に基づいて前記一定包絡線信号の対応する1つにゲイン、位相、または遅延補正のうちの少なくとも1つを適用するように構成され、前記補正は前記一定包絡線信号の増幅に先立って適用される線形補正回路と、
    少なくとも2つの予歪回路であって、各予歪回路は、前記出力信号の前記フィードバック部分に基づいて前記一定包絡線信号の対応する1つに非線形予歪を適用するように構成され、前記補正は前記一定包絡線信号の増幅に先立って適用される予歪回路とを備え
    各線形補正回路は、前記合成器の前記出力信号と前記入力信号との差を測定する波形品質メトリックであるエラー・ベクトル振幅を最小化するように選択される前記少なくとも1つのゲイン、位相、または遅延補正を適用するように構成され、
    各予歪回路は、前記エラー・ベクトル振幅を最小化するように選択される前記非線形予歪を適用するように構成される、増幅器。
  2. 前記信号セパレータは、最大ゲイン、最大出力、または電圧のうちの少なくとも1つのパラメータを設定するために制御信号を生成するように構成され、前記パラメータは前記少なくとも2つの増幅回路のクラスに基づいて決定される請求項1に記載の増幅器。
  3. 各線形補正回路及び/又は各予歪回路は、勾配適応アルゴリズムを介して前記エラー・ベクトル振幅を最小化するよう構成されている、請求項1に記載の増幅器。
  4. 前記増幅器は、予歪に続いて前記一定包絡線信号をフィルタリングする少なくとも2つのフィルタを備え、各予歪回路は、前記少なくとも2つのフィルタによって導入される位相障害を補正するために非線形予歪を適用するように構成される請求項に記載の増幅器。
  5. 前記少なくとも2つの線形補正回路は、前記一定包絡線信号間のゲイン、位相及び/又は遅延の不均衡を補正するよう構成されている、請求項1に記載の増幅器。
  6. 各予歪回路は、前記入力信号の包絡線の関数として、各一定包絡線信号の位相を変調するよう構成された位相予歪回路である、請求項1に記載の増幅器。
  7. 各予歪回路は、前記合成器及び/又は前記増幅器の他の要素により導入される非線形位相進み/遅れの影響を補正するように構成されている、請求項1に記載の増幅器。
  8. 前記信号セパレータは、前記少なくとも2つの一定包絡線信号の逆余弦関数表現を形成するために、CORDIC回転又はルックアップ・テーブル(LUT)のうちの少なくとも1つを実装するように構成されている、請求項1に記載の増幅器。
  9. 入力信号を少なくとも2つの一定包絡線信号に分解するステップと、
    線形ゲイン、位相、または遅延補正のうちの少なくとも1つを、フィードバック信号に基づいて前記一定包絡線信号の各々に適用するステップと、
    非線形予歪を、前記フィードバック信号に基づいて前記一定包絡線信号の各々に適用するステップと、
    前記線形補正および前記非線形予歪を前記一定包絡線信号に適用した後、前記一定包絡線信号を増幅するステップと、
    前記増幅された一定包絡線信号を結合して出力信号を形成するステップであって、前記出力信号の一部は前記フィードバック信号を生成するために使用されるステップとを備え
    前記少なくとも1つのゲイン、位相、または遅延補正を適用するステップは、前記合成器の前記出力信号と前記入力信号との差を測定する波形品質メトリックであるエラー・ベクトル振幅を最小化するように、前記少なくとも1つのゲイン、位相、または遅延補正を決定するステップを含み、
    前記非線形予歪を適用するステップは、前記エラー・ベクトル振幅を最小化するように前記非線形予歪を決定するステップを含む、方法。
  10. 最大ゲイン、最大出力、または電圧のうちの少なくとも1つのパラメータを設定するために制御信号を生成するステップであって、前記パラメータは前記一定包絡線信号を増幅するために使用される少なくとも2つの増幅回路のクラスに基づいて決定される請求項に記載の方法。
  11. 前記エラー・ベクトル振幅を最小化することは、勾配適応アルゴリズムを適用することを含む、請求項に記載の方法。
  12. 前記非線形予歪を適用するステップは、非線形位相進み/遅れを補正するように前記非線形予歪を決定するステップを備える請求項に記載の方法。
  13. 予歪に続いて、および前記増幅一定包絡線信号の結合に先立って、前記増幅一定包絡線信号をフィルタリングするステップを備え、前記非線形予歪を適用するステップは、前記増幅一定包絡線信号をフィルタリングすることにより導入される位相障害を補正するように前記非線形予歪を適用するステップを備える請求項12に記載の方法。
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