JP5431404B2 - 呑み忘れ防止機能付き薬収納箱 - Google Patents

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Description

本発明は、医師から処方された薬や市販されている薬等の各種薬の呑み忘れを防止するために使用される呑み忘れ防止機能付き薬収納箱に関する。
従来、この種の薬収納箱としては、例えば特許文献1に開示されている。この薬収納箱(医療薬箱)は、薬箱本体の上部にパンタグラフ式の昇降手段を介して着脱可能に装着された複数の透孔性の薬収納ケースと、この薬収納ケースに装着され薬の服用時刻を表示する表示手段と、薬箱本体に装着され服用時刻を音声で報知する報知手段と、時計手段及び複数個のタイマ等を備えたものである。
特開2001−198195号公報
しかしながら、このような薬収納箱にあっては、予め設定した時刻になると、表示手段としてのLEDが所定時間点滅すると共に、報知手段としてのスピーカからチャイムと音声が発生するようになっていることから、薬収納箱の使用者である例えば患者に薬の呑む時刻を光と音声で報知できるものの、この報知が実際に患者が薬収納ケースから薬を取り出して服用したか否かの動作とは何等関連性が存在しない。そのため、患者が報知は認識してもその後の動作を忘れて薬を服用しない場合がある等、特に高齢者等の患者に対して薬の呑み忘れ防止効果を十分に高めることが難しい。また、複数の薬収納ケースが複雑な機構により上下動する構造となっている等、薬収納箱自体の構成が複雑化して高価となり易く、例えば一般家庭の高齢者等の患者への適用が難しい。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、高齢者等の患者であっても薬を呑もうとする動作に関連した報知が可能となって、薬の呑み忘れ防止効果を十分に高めることができると共に、構成簡易にして安価に形成でき一般家庭等であっても好適に使用可能な呑み忘れ防止機能付き薬収納箱を提供することにある。
かかる目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、本体ケース内に出し入れ可能に収容され内部に朝用、昼用、夜用の薬が収納可能で磁石の吸着作用によりその後板が前記本体ケースの後板に吸着されて本体ケース内に収容状態とされる3つの収納ケースと、該各収納ケースの各後板に対応した前記本体ケースの後板に設けられ前記各収納ケースの引き出し動作をそれぞれ検出可能な検出手段と、1日24時間の時刻設定が可能な時計手段と、前記各収納ケースに対応して設けられ前記時計手段で設定した時刻を報知可能な報知手段と、該報知手段による報知に対応した前記収納ケースの引き出し動作が前記検出手段で検出された際に、前記報知手段による報知を停止する制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記各収納ケースの上部にメガネ、入歯、補聴器用の小物入れケースが設けられていることを特徴とする。また、請求項3に記載の発明は、前記報知手段が、報知設定手段による設定で光と音の少なくとも一方で報知可能であることを特徴とする。さらに、請求項4に記載の発明は、前記各収納ケース内の薬の有無を検出可能な薬検出手段を有し、該薬検出手段の検出結果に応じて前記報知手段から前記報知とは異なる報知が行われることを特徴とする。
本発明のうち請求項1に記載の発明によれば、時計手段で予め設定された時刻になると、報知手段により光や音等で報知されると共に、この報知が、収納ケースの引き出し動作が検出手段で検出された際に制御手段により停止されるため、報知後に患者等が所定の収納ケースを引き出さないかぎり報知状態が継続され、例えば高齢者等の患者であっても、薬を呑もうとする収納ケースの引き出し動作に関連した報知が可能となって、薬の呑み忘れ防止効果を十分に高めることができる。
また、使用者の収納ケースに対する引き出し動作により、報知手段による報知が自動的に停止されるため、報知状態がいつまでも継続することがなくなり、電池の消耗を抑えることができる等、薬収納箱の使い勝手を向上させることができると共に、収納ケースの引き出し動作等に複雑な機構を必要としないため、構成簡易にして安価な薬収納箱が得られ、一般家庭等であっても好適に使用することができる。
また、収納ケースが朝用、昼用及び夜用の3つの収納ケースで形成されると共に、各収納ケースの本体ケースに対する引き出し動作が検出手段で検出されて報知が停止されるため、例えば1週間分毎の所定日数の薬を、朝、昼、夜用に明確に区分けした状態で各収納ケースに収納しつつ、収納ケースの引き出し動作で報知を停止できる等、薬の呑み忘れを確実に防止することができる。
さらにまた、3つの収納ケースが磁石の吸着作用で本体ケース内にそれぞれ収容状態とされるため、収納ケースを本体ケース内に確実かつ安定した状態で収容できると共に、例えば収納ケースの引き出し状態を検出可能な検出手段の誤検出等を防止して、薬の呑み忘れを一層確実に防止することができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、各収納ケースの上部にメガネ、入歯、補聴器用の小物入れケースが設けられているため、小物入れケースに各種小物を収納することができて、薬収納箱の使い勝手を向上させることができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、請求項1または2に記載の発明の効果に加え、報知手段が報知設定手段による設定で光と音の少なくとも一方で報知可能であるため、例えば聴覚障害者の場合には報知手段として光を選択設定し、視覚障害者の場合には報知手段として音を選択設定する等、使用者の状態に応じた報知手段の設定が可能となり、薬収納箱の使い勝手を一層向上させることができると共に、電池等の消耗を一層抑えることができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、請求項1ないし3に記載の発明の効果に加え、収納ケース内の薬の有無を検出可能な薬検出手段の検出結果に応じて報知手段から所定の報知が行われるため、例えば収納ケース内に薬が予め収納されていない状態を検出して、その旨を報知できる等、収納ケース内の薬の呑み忘れをより一層確実に防止することができる。
本発明に係わる呑み忘れ防止機能付き薬収納箱の一実施形態を示す斜視図 同その縦断面図 同図2のA−A線に沿った断面図 同収納ケースの後部の拡大断面図 同薬収納箱のブロック構成図 同その動作の一例を示すフローチャート 本発明に係わる薬収納箱の変形例の動作を示すフローチャート 本発明に係わる薬収納箱の参考例を示す斜視図 同その要部の断面図 本発明に係わる薬収納箱の他の変形例を示す図5と同様のブロック構成図
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図6は、本発明に係わる呑み忘れ防止機能付き薬収納箱の一実施形態を示している。図1〜図3に示すように、収納箱1は、左右側板、後板及び底板と上面板等により前面に開口部2aが形成された扁平薄型の本体ケース2と、この本体ケース2の上面板2c上に配設された小物入りケース3と、前記本体ケース2と小物入れケース3の後部に連設された制御ボックス4等を有している。
前記本体ケース2は、その前面の開口部2aに薬収納ケース5が矢印イの如く出し入れ可能に配設されている。この薬収納ケース5は、「朝用」「昼用」「夜用」の3つの収納ケース5a〜5cを有し、各収納ケース5a〜5cは、例えばアクリル板等の透明な樹脂板により、上面が開口した箱形状に形成されている。また、各収納ケース5a〜5cの前面の上部には、前方に突出した取手6がそれぞれ設けられると共に、内部には、例えば6枚の仕切り板7が上方に引き出し(着脱)可能に装着されて、この仕切り板7により各収納ケース5a〜5c内に1週間分の薬8が収納できる7個の収納部7aがそれぞれ形成されている。この収納部7aは、使用する仕切り板7の数を調整することにより、その個数が増減できるようになっている。
なお、3つの収納ケース5a〜5cは、横方向に併設状態で本体ケース2の開口部2aから本体ケース2内に収容可能とされており、所定の収納ケース5a〜5cの取手6を手で持って前方に引っ張ることにより、当該収納ケース5a〜5cが本体ケース2から引き出し(取り出し)可能となっている。このとき、本体ケース2内に図示しないガイドレールやガイド等を設けることにより、各収納ケース5a〜5cが本体ケース2に対して直線状で他の収納ケース5a〜5cに影響せず単独で引き出されたり収容可能となっている。
また、各収納ケース5a〜5cの後板9には、図3に示すように、その中央に1個の引き出しセンサ10が取り付けられると共に、この引き出しセンサ10の例えば両側の後板9外面には鉄板11(もしくは磁石)が2個ずつ固着されている。このうち、前記引き出しセンサ10は、図4(a)に示すように、マイクロスイッチで構成され、その作動子10aが、本体ケース2の後板2bと制御ボックス4の前板4aとに形成された孔にそれぞれ挿通されて、その先端が後板2bの前方の本体ケース2内に所定寸法突出している。そして、この作動子10aが、収納ケース5a〜5cの後板9で矢印ロの如く押されることにより、引き出しセンサ10の内部の接点10bが例えばオンするようになっている。なお、引き出しセンサ10の接点10bに接続されたリード線10cは、後述する制御ボックス4内の制御基板19に接続されている。
また、前記鉄板11は、図4(b)に示すように、各収納ケース5a〜5cの後板9の外面に接着剤等により固着され、この鉄板11に対応して、本体ケース2の後板2bの内面には磁石12(もしくは鉄板)が接着剤等により固着されている。このとき、磁石12の磁力は、各収納ケース5a〜5cの本体ケース2からの引き出し動作が高齢者等であってもスムーズに行え、かつ各収納ケース5a〜5cを本体ケース2内に収容した際に、磁石12と鉄板11が所定の吸着力で吸着されるように設定されている。なお、各収納ケース5a〜5cは、図1に示すように、その前面である例えば取手6の傾斜面に「朝」「昼」「夜」等の文字が印刷されたラベル14が貼付されて、各収納ケース5a〜5cが識別化されると共に、前記収納部7aも、所定位置に貼付された「月曜日」〜「日曜日」までの1週間の曜日が印刷されたラベル等により識別化されている。
前記小物入れケース3は、3つの小物ケース3a〜3cで形成され、前記収納ケース5a〜5cと同様に透明で上面が開口した箱形状に形成されている。そして、図3に示すように、各小物ケース3a〜3cの底面が本体ケース2の上面板2c上に接着剤15で固着されると共に、各小物ケース3a〜3cの側板が接着剤16により互いに固着されて併設状態とされている。そして、この小物入れケース3の各小物ケース3a〜3cの底面上には、収納される「メガネ」「入歯」「補聴器」等の小物の名称が記載されたラベル17(図1参照)が貼付されたり文字を記載した紙が収納されている。この小物入れケース3の各小物ケース3a〜3c内に、日常的に使用する所定の小物が収納されることになる。
前記制御ボックス4は、図1〜図3に示すように、薄い縦型の箱形状に形成され、その前板4aが本体ケース2の後板2bに図示しないビス等により固着され、この制御ボックス4の内部には、電池18が収容配置されると共に、制御手段を構成する制御基板19が配設されている。また、本体ケース2の上部前面には、時刻を表示可能な時刻表示器20、ブザー21、各収納ケース5a〜5cに対応した3つのLED22a〜22cと、時刻を設定するためのセットスイッチ23及び時刻設定ボタン24、注意書き等のラベル25等が配設されている。なお、ブザー21と共に報知手段を構成する3つのLED22a〜22cは、赤等の同一色としても良いし、各収納ケース5a〜5c毎に異なる色を使用することもできる。
前記制御基板19は、図5に示すように構成されている。すなわち、制御基板19は、16ビットのマイコン26を有し、このマイコン26の入力側には時計手段としての時計27が接続され、その出力側には、3個のリレー28a〜28cが接続されている。また、各リレー28a〜28cは、前記3つのLED22a〜22cとブザー21及び前記引き出しセンサ10が接続されたアラーム保留回路29が接続されている。さらに、前記マイコン26には、その出力側に前記時刻表示器20が接続され、その入力側に前記セットスイッチ23、時刻設定ボタン24等が接続されている。なお、マイコン26には、例えばLED22a〜22cの点灯モードやブザー21の鳴動モード等の各種モードを設定するモードスイッチ30等の各種スイッチを接続することもできる。
次に、前記薬収納箱1の動作の一例を図6のフローチャート等に基づいて説明する。なお、図6に示すフローチャートは、1日毎の動作を示し、前記制御基板19のマイコン26に予め記憶されたプログラムにしたがって自動的に実行される。先ず、制御ボックス4内に電池18がセットされ前記セットスイッチ23がオンされるとプログラムがスタート(S100)し、時刻設定(S101)が行われる。この時刻設定は、前記セットスイッチ23をオンさせ、時刻表示器20に表示される時刻を見ながら時刻設定ボタン24等を操作することで、患者が薬8を飲む「朝」の時刻1と「昼」の時刻2及び「夜」の時刻3を設定することで行われる。
時刻1〜3が設定されると、時計27が所定の時刻i(但しi=1〜3)か否かが判断(S102)され、この判断は「YES」になるまで繰り返される。そして、時計27の時刻が朝の時刻1になったら、判断S102で「YES」となり、引き出しセンサ10がオンか否かが判断(S103)され、この判断で「NO」の場合は、判断S102に戻る。また、判断S103で「YES」の場合、すなわち、時計27が「朝」の時刻1となり引き出しセンサ10がオンで朝用の収納ケース5aが本体ケース2内に収容状態の場合は、アラーム報知(S104)を行う。このアラーム報知は、朝用の収納ケース5aに対応したLED22aを点灯(もしくは点滅)させると共に、ブザー21を鳴らすことで行われる。
ステップS104でアラーム報知が行われると、引き出しセンサ10が「オフ」か否かが判断(S105)され、この判断S105で「NO」の場合、すなわち、朝の設定時刻1でアラーム報知されても引き出しセンサ10がオフされない場合は、ステップS104に戻りアラーム報知が継続される。このアラーム報知の継続は、前記制御基板19のアラーム保留回路29によって行われる。一方、判断S105で「YES」の場合、すなわち朝の設定時刻1でアラーム報知され、このアラーム報知で患者が朝用の収納ケース5aを本体ケース2から引き出して引き出しセンサ10がオフした場合は、アラーム停止(S106)される。このアラーム停止により、朝の設定時刻1に患者が朝用の薬収納ケース5aを引き出して薬8を呑んだことが確認できることになる。
そして、患者が朝用の薬8を服用して、引き出した収納ケース5aを本体ケース2内に押し込んで再び収容すると、引き出しセンサ10が再びオンとなり、時刻i=3が否かが判断(S107)され、この判断S107で「NO」の場合は、判断S102に戻り、次の時刻2や時刻3の到来を待つことになる。また、判断S107で「YES」の場合は、朝、昼、夜の3つの時刻1〜3のアラーム報知及びアラーム停止が実行され、1日の動作がエンド(S108)となる。このフローチャートが、例えば薬8の服用期間中、繰り返し実行されることになる。
つまり、この薬収納箱1の場合、予め設定した朝、昼、夜の3つの時刻1〜3になると自動的に対応する収納ケース5a〜5cのLED22a〜22cが点灯すると共にブザー21が鳴ってアラーム報知されると共に、このアラーム報知により患者が対応する収納ケース5a〜5cを引き出すとアラームが停止、すなわち、アラーム停止が、患者が薬を呑もうとして所定の収納ケース5a〜5cを引き出すという動作によって行われることになる。
このように、前記薬収納箱1によれば、時計27が予め設定された時刻になると、LED22a〜22cとブザー21でアラーム報知されると共に、このアラーム報知に対応した所定の収納ケース5a〜5cの患者等による引き出し動作が引き出しセンサ10で検出された際に、制御基板19でアラーム報知が停止されるため、アラーム報知後に患者等が所定の収納ケース5a〜5cを引き出さない限り報知状態が継続され、例えば高齢者等の患者であっても、収納ケース5a〜5cの引き出し動作に関連したアラーム停止が可能となる。その結果、薬8の呑み忘れ防止効果を十分に高めることができると共に、収納ケース5a〜5cの引き出し動作により、アラームが自動的に停止されるため、報知状態がいつまでも継続することがなくなり、電池18の消耗を抑えることができる等、薬収納箱1の使い勝手を向上させることができる。
特に、薬収納ケース5が朝用、昼用及び夜用の3の収納ケース5a〜5cで形成されると共に、各収納ケース5a〜5c内が7つの収納部7aに区分けされているため、1週間分の薬8を、朝用、昼用、夜用に明確に区分けした状態で各収納ケース5a〜5cに収納しつつ、収納ケース5a〜5cの引き出し動作でアラーム停止できて、薬8の呑み忘れを確実に防止することができる。また、各収納ケース5a〜5cが磁石12の吸着作用で本体ケース2内に収容状態とされるため、薬8が収納された各収納ケース5a〜5cを本体ケース2内に確実かつ安定した状態で収容できると共に、各収納ケース5a〜5cの本体ケース2に対する中途半端な収容状態の発生を防止でき、例えば引き出しセンサ10による収納ケース5a〜5cの引き出し状態等の誤検出を防止して、より確実なアラーム報知やアラーム停止が可能となる。
さらに、収納ケース5a〜5cの引き出し動作等に複雑な機構が不要であると共に、音の報知として安価なブザー21を使用しているため、構成簡易にして薬収納箱1のコストダウンを図ることができ、一般家庭等であっても好適に使用することが可能となる。また、3つの収納ケース5a〜5cが横方向に併設され、その上部にメガネ、入歯、補聴器等の3つの小物を収納できる小物入れケース3が設けられているため、本体ケース2の小型化が可能になると共に、薬収納ケース5の上部の小物入れケース3に各種小物を収納できて、薬収納箱1自体の使い勝手を一層向上させることができる。
図7〜図10は、本発明に係わる薬収納箱の変形例及び参考例を示している。以下、前記実施形態と同一部位には、同一符号を付して説明する。図7に示す変形例としての薬収納箱1の特徴は、例えば図3の二点鎖線で示すように、前記薬収納ケース5内に薬8の有無を検出する薬検出センサ33を設け、この薬検出センサ33の検出信号に基づいて、例えば2種類のアラーム報知を可能にした点にある。すなわち、前記本体ケース2の上面板2cの内面(もしくは薬収納ケース5の側板内面等)に薬検出センサ33を取り付け、この薬検出センサ33を前記マイコン26に接続する。
そして、この薬収納箱1は、図7に示すように、プログラムがスタート(S200)したら、朝、昼、夜の3つの時刻1〜3と、アラーム1とアラーム2の形態(LED22a〜22cの点灯状態やブザー21の鳴動状態等)を設定(S201)する。時刻1〜3等が設定されたら、時刻iか否かが判断(S202)され、この判断S202で「YES」の場合は、薬検出センサ33からの検出信号が例えばオンか否かが判断(S203)される。この判断S203で「YES」の場合、すなわち、薬収納ケース5内に所定の薬8が収納されている場合は、図6のステップS104〜ステップS106と同様のステップS204、ステップS206、ステップS207を実行する。このとき、ステップS204で報知されるアラームは、図6のアラームと同様のアラーム1となる。
一方、判断S203で「NO」の場合、すなわち、薬収納ケース5内が空で薬8が収納されていない場合は、アラーム2を報知(S205)する。このアラーム2は、前記アラーム1と異なる報知で、例えばLED22a〜22cが点滅したりブザー21が断続的に鳴る等の報知となる。このステップS205でアラーム2が報知されると、判断S203に戻り、該ステップS203以降が実行される。つまり、薬収納ケースに薬8が所定に収納されていない場合は、収納されるまでアラーム2が報知されることになる。そして、ステップS207でアラーム停止されると、図6のステップS107、S108と同様のステップS208、209が実行される。
この変形例の薬収納箱1においても、前記実施形態の薬収納箱1と同様の作用効果が得られる他に、薬収納ケース5に薬8が収納されていない場合に、設定時刻1〜3の到来によるアラーム報知と異なるアラーム2の報知が可能になるため、このアラーム2で薬収納ケース5内に薬8が収納されていないことを患者に喚起させることができ、薬8の呑み忘れをより確実に防止することができる。この変形例の薬検出センサ33は、薬8の形態に応じて光センサや重量センサ等の適宜のセンサが使用される。
また、図8及び図9に示す参考例としての薬収納箱1の特徴は、薬収納ケース5の各収納ケース5a〜5cの上面開口部5eに、矢印ハの如く開閉可能な蓋34a〜34cを設け、この蓋34a〜34cの開閉動作を検出手段としての開閉センサ35でそれぞれ検出可能とし、アラーム報知後に蓋34a〜34cが開放された際に、アラーム停止するようにした点にある。すなわち、薬収納箱1の薬収納ケース5が、朝用、昼用、夜用で内部に所定数の収納部7aが形成された3つの収納ケース5a〜5cを連設することで形成され、その一端側である収納ケース5cに制御ボックス4が併設されて、全体形状が略直方体形状に形成されている。
そして、各収納ケース5a〜5cの上面開口部5eには、一端上面に取手6を有する蓋34a〜34cの他端がそれぞれヒンジ36により開閉可能に取り付けられている。このとき、図では朝、昼、夜用の薬8の呑み間違いを防止するために、朝用と夜用の蓋34a、34cの開閉方向と昼用の蓋34bの開閉方向が異なっているが、全て同一方向とすることも可能である。また、各収納ケース5a〜5cの反ヒンジ側の側板の内面上部には、マイクロスイッチからなる開閉センサ35がその作動子35aが上方を向くようにして取り付けられており、該作動子35aが蓋34a〜34cの反ヒンジ側の内面に当接するようになっている。
また、前記制御ボックス4は、その上面に前記時刻表示器20、1個の表示手段としてのLED22、ブザー21、セットスイッチ23、時刻設定ボタン24等が配設されており、内部には前記制御基板19と電池18等が内蔵されている。この変形例の薬収納箱1の動作は、図6に示すフローチャートと同様に実行されるが、図6のステップS103とステップS105におけるセンサの信号としては開閉センサ35の信号が使用されることになる。
この参考例の薬収納箱1においても、蓋34a〜34cの開閉動作によりアラーム停止される等、前記実施形態と同様の作用効果が得られる他に、蓋34a〜34cの開閉という簡単な操作でアラーム停止ができると共に、3つの収納ケース5a〜5cを併設することで形成でき、前記本体ケース2や小物入りケース3の省略等により、薬収納箱1自体の大きさを小型に形成できて、使い勝手が一層向上するという作用効果を得ることができる。この変形例の薬収納箱1においても、蓋34a〜34cの開閉に前記実施形態と同様に磁石12を使用することも勿論可能であるし、各収納ケース5a〜5cに対する蓋34a〜34cの取付位置も、上面開口部5eに限らず、各収納ケース5a〜5cの前面開口部に取り付けることも可能である。
また、図10に示す変形例としての薬収納箱1の特徴は、報知手段としてのLED22a〜22cとブザー21を、使用者が選択設定し得るように構成した点にある。すなわち、アラーム保留回路29と各LED22a〜22c及びブザー21との間に切換リレー32を接続すると共に、マイコン26の入力側に報知設定手段としての報知設定スイッチ26を接続する。そして、報知設定スイッチ31の操作に応じて、マイコン26を介して切換リレー32が動作し、上記実施形態に示すように、「光」と「音」の両方による報知と、「光」のみによる報知(すなわちLED22a〜22cのみによる報知)と、「音」のみによる報知(すなわちブザー21のみによる報知)との3つの報知形態が選択設定されるようになっている。
この変形例の薬収納箱1においても、上記実施形態と同様の作用効果が得られる他に、報知設定スイッチ31により「光」と「音」の少なくとも一方を選択して報知可能であるため、例えば聴覚障害者の場合には、報知手段としてLED22a〜22cによる報知を選択設定し、視覚障害者の場合には、報知手段としてブザー21を選択設定し、さらに、耳や目に障害の無い健常者の場合には、LED22a〜22cとブザー21を共に使用して報知する等、使用者の状態に応じた報知手段の設定が可能となる。その結果、薬収納箱1の使い勝手を一層向上させることができると共に、一方の報知手段の選択により他方を非使用状態とすることができ、電池18の消耗を一層抑えて、薬収納箱1の省エネ化を図ること等が可能となる。
なお、前記各実施形態において、前記薬収納箱1を例えば病院等で使用する場合は、薬収納ケース5を多段式とした構成とすることもできる等、薬収納ケース5及び収納部7aの大きさや数、配置形態等は、使用する患者に応じて適宜に変更することができる。
また、前記各実施形態においては、時計手段としての時計27をマイコン26とは別体で設けたが、例えば図10に示すようにも、マイコン26内の時計を使用するようにしても良い。また、前記各実施形態における、制御ボックス4の形態や制御基板19の構成、小物入れケース3の配置位置やその有無、各種センサの形態、報知手段の形態等も一例であって、例えば引き出しセンサ10や開閉センサ35として、機械的な作動子等を有さない光センサ等の非接触型のセンサを使用したり、報知手段の「音」として音声を使用する等、本発明に係わる各発明の要旨を逸脱しない範囲において、適宜に変更することができる。
本発明は、医師により処方される薬に限らず、薬局で販売されている各種薬等の薬収納箱として利用できる。
1・・・・・・・・・・・薬収納箱
2・・・・・・・・・・・本体ケース
2a・・・・・・・・・・開口部
3・・・・・・・・・・・小物入れケース
3a〜3c・・・・・・・小物ケース
4・・・・・・・・・・・制御ボックス
5・・・・・・・・・・・薬収納ケース
5a〜5c・・・・・・・収納ケース
6・・・・・・・・・・・取手
7・・・・・・・・・・・仕切り板
7a・・・・・・・・・・収納部
8・・・・・・・・・・・薬
10・・・・・・・・・・引き出しセンサ
10a・・・・・・・・・作動子
11・・・・・・・・・・鉄板
12・・・・・・・・・・磁石
18・・・・・・・・・・電池
19・・・・・・・・・・制御基板
20・・・・・・・・・・時刻表示器
21・・・・・・・・・・ブザー
22、22a〜22c・・LED
23・・・・・・・・・・セットスイッチ
24・・・・・・・・・・時刻設定ボタン
26・・・・・・・・・・マイコン
27・・・・・・・・・・時計
29・・・・・・・・・・アラーム保留回路
31・・・・・・・・・・報知設定スイッチ
32・・・・・・・・・・切換リレー
33・・・・・・・・・・薬検出センサ
34a〜34c・・・・・蓋
35・・・・・・・・・・開閉センサ
35a・・・・・・・・・作動子
36・・・・・・・・・・ヒンジ

Claims (4)

  1. 本体ケース内に出し入れ可能に収容され内部に朝用、昼用、夜用の薬が収納可能で磁石の吸着作用によりその後板が前記本体ケースの後板に吸着されて本体ケース内に収容状態とされる3つの収納ケースと、該各収納ケースの各後板に対応した前記本体ケースの後板に設けられ前記各収納ケースの引き出し動作をそれぞれ検出可能な検出手段と、1日24時間の時刻設定が可能な時計手段と、前記各収納ケースに対応して設けられ前記時計手段で設定した時刻を報知可能な報知手段と、該報知手段による報知に対応した前記収納ケースの引き出し動作が前記検出手段で検出された際に、前記報知手段による報知を停止する制御手段と、を備えることを特徴とする呑み忘れ防止機能付き薬収納箱。
  2. 前記各収納ケースの上部にメガネ、入歯、補聴器等の小物入れケースが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の呑み忘れ防止機能付き薬収納箱。
  3. 前記報知手段は、報知設定手段による設定で光と音の少なくとも一方で報知可能であることを特徴とする請求項1または2に記載の呑み忘れ防止機能付き薬収納箱。
  4. 前記各収納ケース内の薬の有無を検出可能な薬検出手段を有し、該薬検出手段の検出結果に応じて前記報知手段から前記報知とは異なる報知が行われることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の呑み忘れ防止機能付き薬収納箱。
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