JP3189723U - 服薬管理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】病院や薬局で処方された処方薬を処方箋で指定された方法で適正に服薬できるように支援して、患者の薬の飲み忘れを防止できるようにした服薬管理装置を提供する。【解決手段】容器本体1の上面側には、薬ケース30が、容器本体1から取り外し可能に挿着される収納部が設けられる。最右側に挿着される各薬ケースの右側部の容器本体面には、服薬時刻を示す朝、昼、夕、夜の文字が上部側から順次記載される。また、各薬ケース30の右側部の容器本体面には表示灯19が設けられる。服薬時刻になると、その時刻に服薬する薬を収納する薬ケース30の薬蓋及び右側部に設けらる表示灯19が点滅する。容器本体1から薬ケース30を引き出すと薬ケース30の移動を薬ケース30の底部に設けられたセンサが検知し、当該薬蓋及び表示灯19が消灯するように設計される。なお、表示灯19を点滅または点灯させることは任意に設計ができる。【選択図】図1

Description

本考案は、病院や薬局で処方された処方薬を処方箋で指定された方法で適正に服薬できるように支援して、患者の薬の飲み忘れを防止するようにした服薬管理装置に関するものである。
高齢化が急速に進行している現代社会では、自宅療養中の人、病院等の医療機関及び老人介護施設等で介護を受けている患者(以下、被看護者という)が年々増加している。これら被看護者は、病院等の医療機関から処方された薬を処方された方法で服用しなければならないが、自宅療養や介護施設等における生活において時間の感覚が失われ、ときには朝、昼、夜という時間感覚が低下して食事や服薬等の時間が判らなくなる。このため、処方時間での服薬の自主管理は困難となり、被看護者及び看護者にとって、服薬にかかわる時間管理は非常に大きな負担となっている。
これを解決するために、様々な薬管理装置が提案されている。例えば、タイマーで服薬の基本時刻を設定し、薬収納部には該当収納部の薬が服薬時間になったことを示す照明ランプが点灯して、服薬時間になった収納部内部を認識できるようにし、また、服薬時間になったことを音声で通知するスピーカが内蔵されて、音での服薬の通知も可能である服薬時間管理装置が開示されている(特許文献1参照。)。
また、服薬確認薬箱に電子時計の設定時刻に電波を発信する発信部と、受信部は着信の表示部を有する表示装置とを組み合わせて、発信部は受信部への電波を発信し、表示装置は、受信部が発信部から着信すると、表示部に着信の表示を発現させる機能を有する服薬確認装置が開示されている(特許文献2参照。)。
また、装置本体に設けられて設定スケジュールの実行該当日時に到達したとき、又は実行該当日時の数時間前或いは数日前の実行予定日時になったときに、音声や表示ランプ等の認識信号で報知すると共に該当スケジュールの内容を文字で表示するスケジュール管理装置が開示されている(特許文献3参照。)。
特開2011−31006号公報 特開2011−41663号公報 特開2005−251129号公報
特許文献1及び3の装置は、表示灯及び音声報知機能を有しているが、音声は予め録音されている文言が報知されるだけであり、被看護者の興味を引くものではなかった。また、特許文献2の服薬確認装置も、アラーム音を発信するだけであり、患者の興味を引くもものではなく、薬を服用するという動機付けには不十分であった。本考案は、これらの問題点を解決するためになされたもので、患者が興味を引く文言で音声報知して、薬を服用するという動機付けを行い、薬の飲み忘れを防止するようにした服薬管理装置を提供することを目的としている。
本考案の請求項1に係る服薬管理装置は、容器に1回に服用する薬を収納可能な薬ケースが着脱可能に複数個設けられており、服用時間の設定及び時間表示が可能な時計部と、音声の録音と再生が可能であり、音声及び表示灯で、服薬報知及び薬飲み忘れ報知を行う報知部と、報知信号を無線で報知器又は/及び携帯電話に伝送する送信部と、時間設定及び音声設定を行う操作部と、前記薬ケースの出し入れを感知するセンサと、前記時計部、報知部、操作部、送信部及びセンサを制御する制御部より構成されている。
服薬時間になると、服薬を促すための音声報知及び服薬対象となる薬ケースに対応して設けられた表示灯が点滅又は点灯(以下、点灯を含めて点滅という)し、当該表示灯が点滅している薬ケースを取り出すか報知停止スイッチを押すまでは、前記報知及び表示灯の点滅が継続される。これにより、被看護者は、音声で服薬の動機付けがなされ、服用すべき薬箱を表示灯で知ることができるので、薬の飲み忘れを防止することができる。
本考案の請求項2に係る服薬管理装置は、前記容器が方形、多角形又は円形の筐体であり、1日当り最大4回服用が可能で、少なくとも7日分の薬が収納できる複数の薬ケースが、容器から着脱可能に設けられている。通常、慢性疾患に対する薬は2週間〜4週間分を処方され、1日当たりの服用回数も1〜4回である。したがって、殆どの被看護者は、本考案の服薬管理装置を用いて処方薬を管理することができる。また、薬ケースは、容器から取り出しが可能であるため、利便性に優れた服薬管理装置となっている。
本考案の請求項3に係る服薬管理装置は、前記容器が蓋と容器本体より構成されており、前記蓋の上面には取っ手が設けられて、この蓋は容器本体と開閉可能及び着脱可能に被着されている。また、前記容器本体には容器本体の角度調整が可能なスタンドが設けられている。これによれば、建物内や外出時に容易に取っ手を持って持ち運びが可能であり、蓋を容器本体から開けるか又は取り外せば、容器本体に装着されている薬ケース全体を見ることができる。また、容器本体の底部には該容器本体の角度調整が可能なスタンドが設けられており、該スタンドを立てると、容器本体の後部側が前部側より高い傾斜状となり、前記薬ケースの識別及び着脱が、より容易となる。
本考案の請求項4に係る服薬管理装置は、前記薬ケースが、上部に開閉可能又は脱着可能な蓋が取り付けられた有底の円筒形、楕円筒形、角筒形又は多角筒形としている。これによれば、例えば、朝は円筒状、昼は楕円筒状、夕は四角形状、及び夜は六角形状とすれば、被看護者又は看護者が視覚又は触覚により朝、昼、夕、又は夜に服用する薬ケースであることを容易に識別識別することができる。
本考案の請求項5に係る服薬管理装置は、前記薬ケースが、服薬時間に合わせて、朝、昼、夕、及び夜を識別できる彩色が施されているか又は異なった形状としている。これによれば、例えば、朝は円筒状、昼は楕円筒状、夕は四角形状、及び夜は六角形状とし、さらに、朝は緑色、昼は黄色、夕は赤色、及び夜は青色とすれば、被看護者又は看護者が朝、昼、夕、又は夜に服用する薬ケースであることを視覚又は触覚により容易に識別することができる。
本考案の請求項6に係る服薬管理装置は、前記センサが、リードスイッチ、リミットスイッチ、光電センサ、ホール素子の何れかであり、前記薬ケースが容器本体から取り出されたとき、及び元に戻されたときに、それを検知することができる。これによれば、薬が薬ケースから取り出されたかどうかを検知することができ、薬ケースから薬を取り出していない場合は、表示灯が点滅して被看護者に服薬を促すため、薬の飲み忘れを防止することができる。
本考案の請求項7に係る服薬管理装置は、前記薬ケースが、誤服用防止及び/又は多数服用防止のため、今服用する該当の薬ケース1個を除き、他の薬ケースはロックされて、取り出しができないように前記制御部で制御されている。これによれば、被看護者による薬の飲み忘れ及び誤飲を防止することができる。
本考案の請求項8に係る服薬管理装置は、視覚障害者のための点字表示または突起が、容器本体又は薬ケースに設けられている。前記点字または突起が併設される位置は、例えば、服薬日の1日目から7日目を示す1から7の数字、服薬時刻を示す朝・昼・夕・夜の文字、録音・リセットボタン、薬飲み忘れチェック用の押しボタンスイッチ、電源スイッチ等である。これにより、視覚障害者も本服薬管理装置を使用することができるので、利用者の範囲を拡大することができる。
本考案の服薬管理装置を用いれば、被看護者は、音声で服薬の動機付けがなされ、音声および表示灯で、服薬報知および薬飲み忘れ報知が行なわれ、薬が薬ケースから取り出されたかどうかを検知することができるので、薬の飲み忘れを防止することができる。また、被看護者又は看護者が朝、昼、夕、又は夜に服用する薬であることを視覚又は触覚により容易に識別することができる。
容器本体の底部には該容器本体の角度調整が可能なスタンドが設けられており、該スタンドを立てると、容器本体の後部側が前部側より高い傾斜状となり、前記薬ケースの識別及び着脱がより容易となる。また、この容器は、軽量且つ小型であるため、建物内又は外出時の携帯性に優れている。
本考案の実施形態の一例を示す服薬管理装置の斜視図である。 本考案の実施形態の一例を示す服薬管理装置において、スタンドを立てた状態を示す側面図である。 本考案の実施形態の一例を示す薬ケースの斜視図であり、(a)は円筒形、(b)は六角筒形、(c)は四角筒形である。 本考案の実施形態の一例を示す薬ケースとセンサの作用を示す説明図であり、(a)はリードスイッチ、(b)はホール素子、(c)はリミットスイッチ、(d)は光電センサである。 本考案の実施形態の一例を示す薬ケースの固定・解除作用を示す説明図であり、(a)は解除状態、(b)は固定状態である。 本考案の実施形態の一例を示す薬ケースの点滅表示例であり、(a)は点滅で、(b)は非点滅である。 本考案の実施形態の他例を示す薬ケースの点滅表示例であり、(a)は点滅で、(b)は非点滅である。 本考案の実施形態の一例を示す服薬管理装置のブロック図である。
以下、本考案の実施形態について、図面に基づき詳細に説明する。図1及び図2において、本考案の服薬管理装置は容器本体1と蓋2が、連結部3を介して開閉及び着脱自在に装着されている。前記容器本体1と蓋2の主要部は透明の合成樹脂製であるが、不透明や半透明を用いることも可能である。容器本体1は横長の直方体で、その前部外縁には係止凸部8が設けられている。蓋2は前記容器本体1の上部縁辺を被着する縦壁7を有しており、前記容器本体1の上部外縁に設けられた係止凸部8に対応する位置の縦壁内側に、蓋2と容器本体1を嵌脱自在に係止する係止凹部9が設けられている。
前記蓋2の上面の略中央部には、服薬管理装置を移動させるときに把持する取っ手4が、ビス等により揺動自在に取り付けられている。また、容器本体1の外底面には、前部側の両端近傍に脚5が取り付けられており、後部側の中央部には容器本体1を傾斜させるためのスタンド6が、ビス等により取り付けられている。このスタンド6は図2に示す矢印方向に展開可能であり、容器本体1を水平にしたり傾斜したりすることができる。
容器本体1の上面側には、28個(横に7個、縦に4個)の薬ケース30が、容器本体1から取り外し可能に挿着される収納部が設けられている。最右側に挿着されている各薬ケースの右側部の容器本体面には、服薬時刻を示す朝、昼、夕、夜の文字が上部側から順次記載されている。また、各薬ケース30の右側部の容器本体面には表示灯19が設けられている。服薬時刻になると、その時刻に服薬する薬を収納している薬ケース30の薬蓋31及び右側部に設けられている表示灯19が点滅する。容器本体1から薬ケース30を引き出すと薬ケース30の移動を薬ケース30の底部に設けられたセンサが検知して、当該薬蓋31及び表示灯19が消灯するように設計されている。なお、表示灯19を点滅または点灯させることは任意に設計することができる。また、薬ケース30の数は適宜変更(例えば、横に14個、縦に4個など)することも可能である。
容器本体1の表面上部側には、左から、薬モード(服薬時刻が到来したことを報知する文言)及び生活モード(生活リズムに合った文言)を音声入力するマイク11、報知音再生用押しボタンスイッチ12(報知音再生、録音の再生)、モード/チャンネル表示LED13、モード設定用押しボタンスイッチ14(薬モードと生活モードの切替)、チャンネル設定用押しボタンスイッチ15(薬モードは4チャンネル、生活モードは20チャンネル)、デジタル時計表示16(現在時刻表示、報知時刻設定及び表示)、時・分設定用押しボタンスイッチ17、報知音声停止押しボタンスイッチ18が設けられている。時・分設定用押しボタンスイッチ17は、現在時間設定と録音時間設定をするものである。
図2において、容器本体1の右側面には、左から、予め録音又は再録音された音声を報知するスピーカ21、スピーカ21の音量を選択する音量選択スイッチ22(大、中,小)、報知選択スイッチ23(1回:1回だけ報知、連続:繰り返し報知)、モード選択スイッチ24(使用と設定の切替、設定で録音又は消去が可能)、録音ボタン25(押している間録音)、消去ボタン26(録音を消去する時に押す)、通信1/F27(ネットワーク機器接続用),電源スイッチ28(入、切)、ACアダプタ接続ジャック29が設けられている。
容器本体1には、図示していないが、無線送信器68が設けられている。また、前記容器本体1の背面には、グループ設定、チャンネル設定ボタンが設けられている。グループ設定は、特定の服薬管理装置に接続される端末機器(パソコン、携帯電話、スマートフォンなど)を登録するものであり、本実施形態では8機器の設定が可能である。
チャンネル設定は、同一フロア内に服薬管理装置が複数台設置されている環境では、隣りあったチャンネル等の近い周波数では、互いに干渉し転送速度が低下してしまうことがある。そこで、夫々の無線LANが異なる無線チャンネルを使用するように設定(互いの周波数を離してグループ分け)することで、互いの無線LANネットワークに影響を与えることなく効率よい通信ができるものである。本実施形態では10チャンネルの設定が可能である。
容器本体1の底面には、図示していないが、電池67(乾電池または充電電池)を収納する収納部が設けられている。本考案の服薬管理装置は、電池67またはACアダプター29の2電源方式としているが、ACアダプター29を使用するときには、ACアダプター29を優先使用するように設計することも可能である。
前記モード選択スイッチ24を設定に合わせると、録音又は消去が可能である。薬モードで録音する時の文言は4チャンネル(4種類)録音することができ、1チャンネル当たりの録音時間は10秒程度である。文言は、被看護者が興味を示すように、被看護者の名前や愛称を含んだもの、例えば、○○さん薬を飲む時間ですよ、を録音することが好ましい。また、録音者は家族、親族、友人、看護者の何れでもよい。
生活モードで録音するときの文言は20チャンネル(20種類)録音することができ、1チャンネル当たりの録音時間は10秒程度である。文言は、被看護者の生活リズムに合わせて決めればよく、例えば、以下のように録音することができる。なお、生活モード機能を設けない服薬管理装置とすることも可能である。
7:40 ○○さん、朝ごはん食べましたか
9:00 部屋の掃除をしましょうか
10:00 洗濯しましたか
12:00 お昼ごはん食べましたか
15:00 洗濯物取り入れましたか
18:00 夕食を食べましたか
19:00 お風呂に入りましたか
20:00 戸締りしましたか
薬モードにおいて、設定された報知時刻に服薬を促す音声報知(再生)がなされると同時に、該当する薬ケース30の薬蓋31及び右側面の表示灯19が点滅状態となり、被看護者に服薬することを気付かせる。被看護者や看護者が、薬蓋31及び表示灯19が点滅中の薬ケース30を容器本体1から取り出すと、音声報知及び該当する薬ケース30の薬蓋31及び表示灯19の点滅が停止する。また、音声再生中に報知音声停止押しボタンスイッチ18を押すと、音声がリセットされるとともに、薬ケース30の蓋31及び右側面の表示灯19の点滅が消灯する。
報知音再生用押ボタンスイッチ12は、被看護者及び看護者が、被看護者の薬飲み忘れをチェックするものであって、この報知音再生用押ボタンスイッチ12を押すと、その時点までの飲み忘れ薬ケース30の薬蓋31及び表示灯19が点滅すると同時に、飲み忘れ状態が音声報知(例えば、○件の薬の飲み忘れがあります。)されるので、看護者等は飲み忘れ分を容易に確認することができる。これにより、被看護者または看護者は、被看護者が適切に薬を飲んだか否かをチェックすることができる。
図3は薬ケース30の斜視図である。図3(a)において、薬ケース30は合成樹脂製で円筒形に成形されており、有底の薬収納部32及び薬蓋31と、これらを連結するバンド35より構成されている。前記バンド35は薬蓋31の紛失防止のために設けられたものであるが、バンド35を設けなくても薬ケース30としての機能は変わらない。前記薬収納部32の胴体及び薬蓋31の円周部には朝、昼、夕、夜を識別するための彩色34が施されている。例えば、朝は緑色、昼は黄色、夕は赤色、夜は青色とすれば、被看護者または看護者は服薬すべき薬ケース30を目視で容易に認識することができる。また、前記薬収納部32の胴体下部の円周面には、薬ケース30が容器本体1から取り出しできないようにロックするガード50挿入用の凹溝33が設けられている。なお、前記薬蓋31の円周部への彩色34は施さなくてもよい。
図3(b)では、薬ケース30は六角筒形に成形されており、図3(c)では、薬ケース30は四角筒形に成形されている。なお、薬ケース30の形状以外の構造や機能は、前記図3(a)と略同一であるため、詳細図及び説明を省略する。
図4は本考案の実施形態の一例を示す薬ケース30とセンサの作用を示す説明図であり、(a)はリードスイッチ41、(b)はホール素子42、(c)はリミットスイッチ43、(d)は光電センサ44を用いたものである。なお、図4(b),(c),(d)に示す薬ケースは、図4(a)と同一であるから、符号等の説明は省略する。図4(a)において、薬ケース30の薬収納部32の底部にはマグネット45が設けられている。一方、容器本体の収納部の底部にはリードスイッチ41が設けられている。前記薬ケース30の底部が容器本体の収納部の底部に接触しているとき(薬ケースが収納状態)リードスイッチ41はONであり、前記薬ケース30の底部が容器本体の収納部の底部から離隔したとき(薬ケースが取り出されたとき)リードスイッチ41はDFFとなる。このリードスイッチ41のON/OFF信号を検出して、薬ケース30が収納状態にあるか、取り出されたかを判断する。
図4(b)において、薬ケース30の薬収納部32の底部にはマグネット45が設けられている。一方、容器本体の収納部の底部にはホール素子42(ホールIC)が設けられている。ホール素子42はホール効果を利用して、磁石の発生する磁界・電流の発生する磁界を、電気信号に変換して出力する非接触の磁気センサであり、磁界の変化や強さで、位置等を検出することができる。すなわち、前記薬ケース30の底部が容器本体の収納部の底部に近接しているとき(薬ケースが収納状態)の磁界の強さと、前記薬ケースの底部が容器本体の収納部の底部から離隔したとき(薬ケースが取り出されたとき)の磁界の強さを検出して電気信号に変えて出力し、薬ケース30が収納状態にあるか、取り出されたかを判断する。
図4(c)において、容器本体の収納部の底部にはリミットスイッチ43が設けられている。前記薬ケース30の底部がリミットスイッチ43に接触しているとき(薬ケースが収納状態)、リミットスイッチ43はONであり、前記薬ケース30の底部がリミットスイッチ43から離隔したとき(薬ケースが取り出されたとき)、リミットスイッチ43はDFFとなる。このリミットスイッチ43のON/OFF信号を検出して、薬ケース30が収納状態にあるか、取り出されたかを判断する。
図4(d)において、容器本体の収納部の底部側面には光電センサ44が設けられている。前記薬ケース30の底部側面が光電センサ44の投光線上にあるとき(薬ケースが収納状態)は、光電センサ44から発した光は薬ケース30で反射して入光量が大きくなり、前記薬ケース30の底部側面が光電センサの投光線上にないとき(薬ケースが取り出されたとき)は薬ケース30からの反射がないため入光量が少なくなる。光電センサ44は、光を使い非接触で物体の有無を検出するセンサであり、検出する薬ケース30による入光/非入光によって生ずる受光量の大きさによって電気信号を出力し、薬ケース30が収納状態にあるか、取り出されたかを判断する。
図5は、本考案の実施形態の一例を示す薬ケース30の固定・解除作用を示す説明図であり、(a)は解除状態、(b)は固定状態である。制御部62は、設定された服薬時間になると、当該薬ケース30のガード50の水平移動を超小型アクチェータ(図示しない)等で行う。図5(a)において、服薬対象となる薬ケース30の下部側面に設けられたガード50挿入用の凹溝33からガード50が離隔する。この状態で被看護者又は看護者は薬ケース30を容器本体1から取り出すことができる。図5(b)において、服薬対象ではない薬ケース30の下部側面に設けられたガード50挿入用の凹溝33には、ガード50が当接している。この状態では被看護者又は看護者は薬ケース30を容器本体1から取り出すことができない。被看護者又は看護者が薬ケース30を所定場所に収納すると、前記ガード50は図5(b)に示すように薬ケース30の下部側面にガード50が当接されて固定される。なお、薬ケース30を固定・解除する構造は、これに限定されるものではなく、様々な構造や方法を用いることができる。
図6は、本考案の実施形態の一例を示す薬ケース30の点滅表示例であり、(a)は点滅で、(b)は非点滅である。図6(a)は服薬対象の薬ケース30であり、該薬ケース30の薬蓋31の上面が発光又彩色で点滅している。図6(b)は服薬対象外の薬ケース30であり、該薬ケース30の薬蓋31の上面は点滅していない。
図7は本考案の実施形態の他例を示す薬ケース30の点滅表示例であり、(a)は点滅で、(b)は非点滅である。図7(a)は服薬対象の薬ケース30であり、該薬ケース30の右側部の表示灯19が点滅している。図7(b)は服薬対象外の薬ケース30であり、該薬ケース30の右側部の表示灯19は点滅していない。
図8は、本考案の実施形態の一例を示す服薬管理装置のブロック図である。図1〜図2、図8に基づいて本考案による服薬管理装置のメッセージの入力、再入力及び報知手順を説明する。16はデジタル時計、62は制御部(マイコン)、63は音声チップ、64は音声増幅器、65はスピーカ、66はデータバス(DB)、19は薬ケースの表示灯である。
(メッセージの入力)
「7:50」に朝食後の服薬を促すメッセージとして、「○○さん、薬を飲む時間ですよ」を録音する手順について説明する。モード選択スイッチ24を設定側に切替えると、デジタル時計16の時間が点滅するので、時・分設定用押ボタンスイッチ17を回数押して07を表示させて設定する。次に時・分設定用押ボタンスイッチを押すと分が点滅するので、時・分設定用押ボタンスイッチを回数押して50を表示させた後、モード選択スイッチ13を押すと7:50がセットされる。なお、生活モードによるメッセージの入力も同様に行うことができる。
録音ボタン25を押して、マイク15に向かって「○○さん、薬を飲む時間ですよ」と発声した後、録音ボタン25を離すと当該メッセージの録音が終了する。メッセージ入力終了後は、モード選択スイッチ24を使用に切替える。
(メッセージの報知)
デジタル時計16の表示が7:50になると、スピーカ65から「○○さん、薬を飲む時間ですよ」と報知される。この報知回数は1回又は連続(所定時分及びその後5分毎に報知)を選択することができる。スピーカ65からメッセージが報知されると同時に、薬ケースの薬蓋31の上面及び表示灯19が点滅して被看護者に服薬することを認識させる。また、被看護者が当該メッセージを聞き逃した場合でも、報知音再生用押ボタンスイッチ12を押すとメッセージを再生することができる。なお、生活モードによるメッセージの報知も前記と同様である。
(メッセージの再入力)
「7:50」に朝食後の服薬を促すメッセージとして、「○○さん、朝食後の薬は飲みましたか」を再入力する場合を例として説明する。モード選択スイッチ24を設定に切替えると、デジタル時計16の時間が点滅するので、時・分設定用押ボタンスイッチ17を回数押して7を表示させて設定する。次に時・分設定用押ボタンスイッチ17を押すと分が点滅するので、時・分設定用押ボタンスイッチ17を回数押して50を表示させた後、モード選択スイッチ24を押すと7:50がセットされる。次に、録音ボタン25を押して、マイク11に向かって「○○さん、朝食後の薬は飲みましたか」と発声した後、録音ボタン25を離すと当該メッセージが上書録音される。メッセージ入力終了後は、モード選択スイッチ24を使用に切替る。
なお、本考案は前記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲において構成要素を変形して具体化することができる。
1 容器本体、 2 蓋、 3 連結部、 4 取っ手、 5 脚、 6 スタンド
7 縦壁、 8 係止凸部、 9 係止凹部、 11 マイク
12 報知音再生用押ボタンスイッチ、 13 モード/チャンネル表示LED
14 モード設定用押しボタンスイッチ
15 チャンネル設定用押しボタンスイッチ、 16 デジタル時計
17 時・分設定用押しボタンスイッチ、 18 報知音声停止押しボタンスイッチ
19 表示灯、 21 スピーカ、 22 音量選択スイッチ
23 報知選択スイッチ、 24 モード選択スイッチ、 25 録音ボタン
26 消去ボタン、 27 通信I/F、 28電源スイッチ
29 ACアダプタ接続ジャック、 30 薬ケース、 31 薬蓋
32 薬収納部、 33 凹溝、 34 彩色、 35 バンド
41 リードスイッチ、 42 ホール素子、 43 リミットスイッチ
44 光電センサ、 45 マグネット、 50 ガード、 61 デジタル時計
62 制御部、 63 音声チップ、 64 音声増幅器、 65 スピーカ
66 データベース、 67 乾電池、 68 無線送信器

Claims (8)

  1. 1回に服用する薬を収納可能な薬ケースが着脱可能に複数個設けられた容器と、服用時間の設定及び時間表示が可能な時計部と、音声の録音と再生が可能であり、音声及び表示灯で、服薬報知及び薬飲み忘れ報知を行う報知部と、報知信号を無線で報知器又は/及び携帯電話に伝送する送信部と、時間設定及び音声設定を行う操作部と、前記薬ケースの出し入れを感知するセンサと、前記時計部、報知部、操作部、送信部及びセンサを制御する制御部より構成されており、服薬時間になると、服薬を促すための音声報知及び服薬対象となる薬ケースに設けられた表示灯が点滅又は点灯し、当該表示灯が点滅又は点灯している薬ケースを取り出すか報知停止スイッチを押すまでは、前記報知及び表示灯の点滅又は点灯が継続されることを特徴とする服薬管理装置。
  2. 前記容器は方形又は多角形又は円形の筐体であり、1日当り最大4回服用が可能で、少なくとも7日分の薬が収納できる複数の薬ケースが、容器から着脱可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の服薬管理装置。
  3. 前記容器は、蓋と容器本体より構成されており、前記蓋の上面には取っ手が設けられて容器本体と開閉可能に被着されており、前記容器本体には容器本体の角度調整が可能なスタンドが設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の服薬管理装置。
  4. 前記薬ケースは、上部に開閉可能な蓋が取り付けられた有底の円筒形、楕円筒形、角筒形又は多角筒形であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の服薬管理装置。
  5. 前記薬ケースは、服薬時間に合わせて、朝、昼、夕、及び夜を識別できる彩色が施されているか又は異なった形状であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の服薬管理装置。
  6. 前記センサは、リードスイッチ、リミットスイッチ、光電センサ、ホール素子の何れかであり、前記薬ケースが容器本体から取り出されたとき、及び元に戻されたときに、それを検知することを特徴とする請求項1に記載の服薬管理装置。
  7. 前記薬ケースは、誤服用防止及び/又は多数服用防止のため、今服用する該当の薬ケース1個を除き、他の薬ケースはロックされて、取り出しができないように前記制御部で制御されていることを特徴とする請求項1に記載の服薬管理装置。
  8. 前記容器又は薬ケースには、視覚障害者のための点字表示又は突起が設けられていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の服薬管理装置。
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