JP5429697B2 - 通信ネットワーク管理システム、方法、及び管理計算機 - Google Patents

通信ネットワーク管理システム、方法、及び管理計算機 Download PDF

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Description

本発明は、通信ネットワークを管理計算機で集中管理する通信ネットワーク管理技術に関する。
近年、通信ネットワークは、様々なサービスを提供する社会的インフラとして重要な役割を担っており、通信ネットワークの障害が利用者へ与える影響は計り知れない。そのため、通信ネットワークの死活監視は非常に重要な課題となっている。
特許文献1(再表WO2005/048540号公報)は、キープアライブフレームを用いることにより通信ネットワーク中の障害を検出する技術を開示している。具体的には、複数の拠点ノードが1つ以上の中継ノードを介して通信を行う通信システムにおいて、各拠点ノードは、中継ノードでブロードキャストされるキープアライブフレームを送信する。この時、複数の拠点ノードは、キープアライブフレームを相互に送受信し、相手ノードから送信されるキープアライブフレームの到着状態を監視することによって障害を検出する。この場合、通信ネットワーク中の全ての物理リンクの死活を監視するためには、全ての物理リンクがカバーされるように複数の通信経路を設定し、通信経路毎にキープアライブフレームを送受信する必要がある。すなわち、多数のキープアライブフレームを送受信する必要がある。このことは、各拠点ノードにかかる送受信負荷の増大を招く。
非特許文献1(S. Shah and M. Yip, “Extreme Networks’ Ethernet Automatic Protection Switching (EAPS) Version 1”, The Internet Society, October 2003; (http://tools.ietf.org/html/rfc3619).)は、リング状に構成された通信ネットワークにおける死活監視技術を開示している。この場合、複数のスイッチが通信回線を介してリング状に接続され、1つの死活監視フレームがそのリングに沿って順番に伝達される。例えば、リング上のマスタースイッチが、第1ポートから死活監視フレームを送信する。他のスイッチは、受け取った死活監視フレームを次のスイッチに転送する。マスタースイッチは、自身が送信した死活監視フレームを第2ポートで受信することにより、障害が発生していないことを確認することができる。この技術は、リング状のネットワーク構造を前提としており、汎用的ではない。
特許文献2(特許第3740982号公報)は、管理ホストコンピュータが複数のホストコンピュータの死活監視を行う技術を開示している。まず、管理ホストコンピュータは、複数のホストコンピュータに関する死活監視の順番を決定する。次に、管理ホストコンピュータは、死活監視テーブルが組み込まれた死活監視パケットを生成する。この死活監視テーブルは、複数のホストコンピュータのそれぞれに対応付けられた複数のエントリを有し、その複数のエントリは上記決定された順番で並べられている。各エントリは、対応するホストコンピュータのアドレス及びチェックフラグを含んでいる。そして、管理ホストコンピュータは、その死活監視パケットを最初のホストコンピュータに送信する。死活監視パケットを受け取ったホストコンピュータは、死活監視テーブル中の自身のエントリを検索し、該当エントリのチェックフラグをチェックする。その後、そのホストコンピュータは、次のエントリのアドレスを参照して、次のホストコンピュータへ当該死活監視パケットを送信する。この処理が繰り返されることにより、1つの死活監視パケットがホストコンピュータを巡回する。管理ホストコンピュータは、このように巡回した死活監視パケットを最終的に受信する。そして、管理ホストコンピュータは、チェックフラグがチェックされていないホストコンピュータに障害が発生していると判断する。
特許文献3(特開2006−332787号公報)によれば、特許文献2と同様に、1つの死活監視パケットが複数の被監視端末を巡回する。その死活監視パケットには、上述と同様の死活監視テーブルが組み込まれる。但し、各エントリは、チェックフラグの代わりに、日時や稼動状態等の情報が書き込まれるチェックリストを含んでいる。監視端末は、最初の被監視端末に死活監視パケットを送信する。被監視端末は、死活監視パケットを受信すると、自己の動作が正常であるかを判断する。正常である場合、被監視端末は、死活監視テーブル中の自身のエントリを検索し、該当エントリのチェックリストに日時や稼動状態等の所定の情報を書き込む。そして、当該被監視端末は、次のエントリのアドレスを参照して、次の被監視端末へ死活監視パケットを送信する。ここで、次の被監視端末との通信が不可能な場合、当該被監視端末は、次の被監視端末へ死活監視パケットを送信する。この処理が繰り返されることにより、1つの死活監視パケットが被監視端末を巡回する。監視端末は、このように巡回した死活監視パケットを最終的に受信する。いずれかのチェックリストに所定の情報が書き込まれていない場合、監視端末は障害が発生していると判断する。
尚、特許文献4(特開2000−48003号公報)、特許文献5(特開平8−286920号公報)、特許文献6(特開平11−212959号公報)、及び特許文献7(特開平3−191464号公報)には、巡回セールスマン問題の解法が記載されている。
再表WO2005/048540号公報 特許第3740982号公報 特開2006−332787号公報 特開2000−48003号公報 特開平8−286920号公報 特開平11−212959号公報 特開平3−191464号公報
S. Shah and M. Yip, "Extreme Networks’ Ethernet Automatic Protection Switching (EAPS) Version 1", The Internet Society, October 2003; (http://tools.ietf.org/html/rfc3619).
上述の特許文献3によれば、死活監視テーブルが組み込まれた1つの死活監視パケットが複数のノードを巡回する。各ノードは、死活監視パケットを受け取ると、死活監視テーブル中の自身のエントリを検索し、該当エントリに稼動状態等の所定の情報を書き込む。死活監視パケットに書き込まれる所定の情報は、監視端末が障害発生箇所を特定するために利用する。すなわち、監視端末は、複数のノードを巡回して戻ってきた死活監視パケットに書き込まれている所定の情報に基づいて、障害発生箇所の特定を行う。
しかしながら、あるノードと次のノードとの間で通信が不可能になっている場合、死活監視パケットの巡回が実現されず、監視端末は死活監視パケットを受信することができない。つまり、監視端末は、障害発生箇所の特定処理を実施できない。そのため、死活監視パケットを受け取ったノードは、その死活監視パケットを次のノードに転送する前に、次のノードと通信可能か否かを調べる。具体的には、当該ノードは、次のノードに回線を接続し、応答確認を行う。もし、次のノードと通信不可能であれば、当該ノードは、次の次のノード等の通信可能な相手を探す。そして、当該ノードは、次の次のノード等の通信可能な相手に対して、死活監視パケットを送信する。しかしながら、このような処理は複雑であり、各ノードに過大な負荷をかけてしまう。
本発明の1つの目的は、複数のノードを含む通信ネットワークを管理計算機で集中管理する際に、各ノードにかかる負荷を高くすることなく、障害発生箇所の特定を高速化することができる技術を提供することにある。
本発明の1つの観点において、通信ネットワーク管理システムが提供される。その通信ネットワーク管理システムは、通信ネットワークと、通信ネットワークを管理する管理計算機とを備える。通信ネットワークは、複数のノードと、複数のノード間を接続する物理リンクとを含む。複数のノードの各々は、フレームの入力元と転送先との対応関係を示す転送テーブルを有する。
管理計算機は、通信ネットワークにおけるフレームの伝達経路を示す経路情報が格納される記憶部と、監視部とを備える。監視部は、経路情報を参照して伝達経路にフレームを送信し、また、伝達経路上の障害の発生箇所を特定する特定処理を行う。当該伝達経路に沿って、第1〜第Nノード(Nは2以上の整数)が順番に存在する。第iノード(i=1〜N−1)は、転送テーブルを参照することによって、受け取ったフレームを第(i+1)ノードに転送する。第Nノードは、転送テーブルを参照することによって、受け取ったフレームを管理計算機に転送する。
上記特定処理において、監視部は、状態通知フレームを第1ノードに送信する。状態通知フレームを受け取った第iノードは、転送先に管理計算機を追加することによって転送テーブルを更新し、且つ、受け取った状態通知フレームを物理リンクを介して第(i+1)ノードに転送する。また、監視フレームを受け取った第iノードは、更新後の転送テーブルを参照することによって、受け取った監視フレームを第(i+1)ノード及び管理計算機に転送する。監視部は、伝達経路からの監視フレームの受信状況に基づいて、障害の発生箇所を特定する。
本発明の他の観点において、通信ネットワークを管理する管理計算機が提供される。通信ネットワークは、複数のノードと、複数のノード間を接続する物理リンクとを含む。複数のノードの各々は、フレームの入力元と転送先との対応関係を示す転送テーブルを有する。
管理計算機は、通信ネットワークにおけるフレームの伝達経路を示す経路情報が格納される記憶部と、監視部とを備える。監視部は、経路情報を参照して伝達経路にフレームを送信し、また、伝達経路上の障害の発生箇所を特定する特定処理を行う。当該伝達経路に沿って、第1〜第Nノード(Nは2以上の整数)が順番に存在する。第iノード(i=1〜N−1)は、転送テーブルを参照することによって、受け取ったフレームを第(i+1)ノードに転送する。第Nノードは、転送テーブルを参照することによって、受け取ったフレームを管理計算機に転送する。
上記特定処理において、監視部は、状態通知フレームを第1ノードに送信する。状態通知フレームを受け取った第iノードは、転送先に管理計算機を追加することによって転送テーブルを更新し、且つ、受け取った状態通知フレームを物理リンクを介して第(i+1)ノードに転送する。また、監視フレームを受け取った第iノードは、更新後の転送テーブルを参照することによって、受け取った監視フレームを第(i+1)ノード及び管理計算機に転送する。監視部は、伝達経路からの監視フレームの受信状況に基づいて、障害の発生箇所を特定する。
本発明の更に他の観点において、管理計算機を用いて通信ネットワークを管理する通信ネットワーク管理方法が提供される。通信ネットワークは、複数のノードと、複数のノード間を接続する物理リンクとを含む。複数のノードの各々は、フレームの入力元と転送先との対応関係を示す転送テーブルを有する。
通信ネットワーク管理方法は、(A)通信ネットワークにおけるフレームの伝達経路に、管理計算機からフレームを送信するステップを含む。ここで、伝達経路に沿って第1〜第Nノード(Nは2以上の整数)が順番に存在する。第iノード(i=1〜N−1)は、転送テーブルを参照することによって、受け取ったフレームを第(i+1)ノードに転送する。第Nノードは、転送テーブルを参照することによって、受け取ったフレームを管理計算機に転送する。
通信ネットワーク管理方法は更に、(B)伝達経路上の障害の発生箇所を特定するステップを含む。その特定するステップは、(B1)管理計算機から第1ノードに状態通知フレームを送信するステップと、(B2)状態通知フレームを受け取った第iノードにおいて、転送先に管理計算機を追加することによって転送テーブルを更新するステップと、(B3)状態通知フレームを第iノードから物理リンクを介して第(i+1)ノードに転送するステップと、(B4)更新後の転送テーブルに従って、監視フレームを受け取った第iノードから第(i+1)ノード及び管理計算機に監視フレームを転送するステップと、(B5)管理計算機が伝達経路から受け取る監視フレームの受信状況に基づいて、障害の発生箇所を特定するステップと、を含む。
本発明によれば、複数のノードを含む通信ネットワークを管理計算機で集中管理する際に、各ノードにかかる負荷を高くすることなく、障害発生箇所の特定を高速化することが可能となる。
上記及び他の目的、長所、特徴は、次の図面と共に説明される本発明の実施の形態により明らかになるであろう。
図1は、本発明の実施の形態に係る通信ネットワーク管理システムの構成例を示すブロック図である。 図2Aは、本実施の形態に係る通信ネットワーク管理システムにおけるフレーム転送処理を示している。 図2Bは、本実施の形態に係る通信ネットワーク管理システムにおける障害発生箇所特定処理を示している。 図3は、本実施の形態に係る通信ネットワーク管理システムの構成例を示すブロック図である。 図4は、本実施の形態に係る通信ネットワーク管理方法を示すフローチャートである。 図5は、トポロジテーブルの一例を示している。 図6は、監視フレームの伝達経路の一例を示している。 図7は、経路テーブルの一例を示している。 図8は、監視フレームの一例を示す概念図である。 図9は、スイッチ2の転送テーブルを示している。 図10は、スイッチ3の転送テーブルを示している。 図11は、スイッチ4の転送テーブルを示している。 図12は、スイッチ5の転送テーブルを示している。 図13は、平常時のフレーム転送処理を示している。 図14は、障害発生時のフレーム転送処理を示している。 図15は、本実施の形態に係る障害発生箇所特定処理を示すフローチャートである。 図16は、障害箇所特定処理の第1の例を示している。 図17は、スイッチ2の更新後の転送テーブルを示している。 図18は、スイッチ4の更新後の転送テーブルを示している。 図19は、スイッチ2から管理ホストへ送られる監視フレームを示している。 図20は、スイッチ4から管理ホストへ送られる監視フレームを示している。 図21は、更新後のトポロジテーブルを示している。 図22は、障害復旧時の処理を示すフローチャートである。 図23は、図16で示された場合の障害復旧時の処理例を示している。 図24は、障害箇所特定処理の第2の例を示している。 図25は、図24で示された場合の障害復旧時の処理例を示している。
1.概要
図1は、本発明の実施の形態に係る通信ネットワーク管理システム100の構成例を概略的に示している。通信ネットワーク管理システム100では、管理計算機によって通信ネットワークが集中管理される。すなわち、図1に示されるように、通信ネットワーク管理システム100は、通信ネットワークNETと、その通信ネットワークNETを管理する管理計算機1とを備えている。
通信ネットワークNETは、複数のノード2〜5と、それらノード2〜5間を接続する複数の物理リンク71〜75とを含んでいる。物理リンク71は、ノード2とノード4を双方向で接続する信号線である。ノード2とノード4は、物理リンク71を介して双方向に通信可能である。物理リンク72は、ノード4とノード5を双方向で接続する信号線である。ノード4とノード5は、物理リンク72を介して双方向に通信可能である。物理リンク73は、ノード5とノード2を双方向で接続する信号線である。ノード5とノード2は、物理リンク73を介して双方向に通信可能である。物理リンク74は、ノード2とノード3を双方向で接続する信号線である。ノード2とノード3は、物理リンク74を介して双方向に通信可能である。物理リンク75は、ノード3とノード5を双方向で接続する信号線である。ノード3とノード5は、物理リンク75を介して双方向に通信可能である。
制御リンク62は、管理計算機1とノード2を双方向で接続する信号線である。制御リンク63は、管理計算機1とノード3を双方向で接続する信号線である。制御リンク64は、管理計算機1とノード4を双方向で接続する信号線である。制御リンク65は、管理計算機1とノード5を双方向で接続する信号線である。管理計算機1とノード2〜5は、これら制御リンク62〜65のそれぞれを介して双方向に通信可能である。
管理計算機1は、通信ネットワークNETに対して、死活監視用のフレーム(以下、「監視フレームFR」と参照される)を送信する。その監視フレームFRは、通信ネットワークNET中のある伝達経路PWを通って、管理計算機1に戻ってくる。監視フレームFRの伝達経路PWは、管理計算機1によって適宜決定されてもよいし、固定されていてもよい。
図1には、例として、監視フレームFRが「ノード2−4−5−2−3−5」の順番で巡回するような伝達経路PWが示されている。その場合、管理計算機1は、監視フレームFRを、制御リンク62を通してノード2に送信する。ノード2は、受け取った監視フレームFRを、物理リンク71を通して次のノード4に転送する。ノード4は、受け取った監視フレームFRを、物理リンク72を通して次のノード5に転送する。ノード5は、受け取った監視フレームFRを、物理リンク73を通して次のノード2に転送する。ノード2は、受け取った監視フレームFRを、物理リンク74を通して次のノード3に転送する。ノード3は、受け取った監視フレームFRを、物理リンク75を通して次のノード5に転送する。このように、各ノードは、監視フレームFRを受け取ると、受け取った監視フレームFRを伝達経路PWに沿って転送する。最後に、ノード5は、受け取った監視フレームFRを管理計算機1に転送する。
図2Aは、図1で示された監視フレームFRの巡回をより分かり易く示している。監視フレームFRの伝達経路PW上には、N個のノードが順番に並んでいる。Nは2以上の整数である。それらN個のノードは、伝達経路PWに沿った順番で、それぞれ「第1〜第Nノード」と以下参照される。第1〜第Nノードは、物理的に同じノードを複数回含んでいてもよい。図2の例では、N=6であり、第1ノードはノード2であり、第2ノードはノード4であり、第3ノードはノード5であり、第4ノードはノード2であり、第5ノードはノード3であり、第6ノードはノード5である。
平常時、管理計算機1は、伝達経路PWの始点である第1ノードに監視フレームFRを送信する。伝達経路PW上の第iノード(i=1〜N−1)は、監視フレームFRを受け取ると、受け取った監視フレームFRを第(i+1)ノードに転送する。第Nノードは、監視フレームFRを受け取ると、受け取った監視フレームFRを管理計算機1に転送する。このようにして、監視フレームFRの巡回が実現される。
このような伝達経路PWに沿った監視フレームFRの巡回を実現するために、各ノードに「転送テーブル」が設けられる。転送テーブルは、フレームの入力元と転送先との対応関係を示すテーブルである。各ノードは、その転送テーブルを参照することによって、入力元から受け取った監視フレームFRを指定された転送先に転送することができる。
次に、伝達経路PW上のどこかの物理リンクで障害が発生している場合を考える。その場合、管理計算機1は、伝達経路PW上の障害発生箇所の特定を行う。図2Bを参照して、本実施の形態における障害箇所特定処理を説明する。例えば、第2ノード(ノード4)から第3ノード(ノード5)の間の物理リンク72において、障害が発生しているとする。
まず、管理計算機1は、第1ノード(ノード2)に「障害発生状態通知フレームFR−set」を送信する。この障害発生状態通知フレームFR−setは、障害発生を各ノードに通知するためのフレームである。障害発生状態通知フレームFR−setを受け取った第iノードは、自ノードの転送テーブルの転送先に管理計算機1を追加して、当該転送テーブルを更新する。更に、当該第iノードは、転送テーブルを参照し、受け取った障害発生状態通知フレームFR−setを、物理リンクを介して次の第(i+1)ノードに転送する。すなわち、転送テーブル更新の契機となる障害発生状態通知フレームFR−setは、伝達経路PWに沿って順番に伝達される。図2Bで示される例では、障害発生状態通知フレームFR−setは、第1ノードと第2ノードに順次到達するが、その先で障害が発生しているため、第3ノードには到達しない。従って、第1ノードと第2ノードの転送テーブルが更新されることになる。
その後、第1ノードは、更新後の転送テーブルを参照することによって、受け取った監視フレームFRを次の第2ノードだけでなく管理計算機1にも転送する。同じく、第2ノードは、更新後の転送テーブルを参照することによって、受け取った監視フレームFRを次の第3ノードだけでなく管理計算機1にも転送する。但し、第2ノードと第3ノードとの間の物理リンク72において障害が発生しているため、監視フレームFRは第3ノードには到達しない。すなわち、監視フレームFRの巡回は、第1、第2ノードで終了する。
管理計算機1が第1、第2ノードから監視フレームFRを受け取るということは、当該監視フレームFRが第2ノードまでは到達し、第3ノードには到達しなかったことを意味する。従って、管理計算機1は、伝達経路PWからの監視フレームFRの受信状況に基づいて、障害発生箇所を特定することができる。具体的には、第kノード(k=1〜N−1)から監視フレームFRを受け取り、第(k+1)ノードから監視フレームFRを受け取らない場合、管理計算機1は、第kノードと第(k+1)ノードとの間の物理リンクで障害が発生していると判断することができる。図2Bで示された例の場合、管理計算機1は、第2ノード(ノード4)と第3ノード(ノード5)との間の物理リンク72において障害が発生していると判断する。
本実施の形態に係る障害箇所特定処理では、各ノードは、障害発生状態通知フレームFR−setを受信した以降、受け取った監視フレームFRを複製して管理計算機1と伝達経路PWの両方に転送するだけでよい。各ノードは、死活情報等を監視フレームFRに書き込む必要は無い。更に、障害発生箇所を特定するために、特許文献2や特許文献3で要求される複雑な処理は不要である。例えば、特許文献3に記載されているような、各ノードが次のノードとの通信可否を調べるといった処理は不要になる。これらのことにより、各ノードにかかる負荷は大幅に軽減される。本実施の形態によれば、伝達経路PW上の障害発生箇所を簡易な処理で特定し、各ノードにかかる負荷を低減することが可能である。そして、それにより、障害発生箇所の特定を高速化することが可能となる。
更に、本実施の形態によれば、障害発生検知後に各ノードの転送テーブルを変更するために、管理計算機1から全ノードに対して「テーブル変更指示」を発行する必要はない。本実施の形態によれば、管理計算機1から伝達経路PWの第1ノードに、転送テーブル更新を指示する障害発生状態通知フレームFR−setを1個送信するだけでよい。その後、その1個の障害発生状態通知フレームFR−setは、伝達経路PWに沿って障害発生箇所の前まで順次伝達され、それにより、必要なノードの転送テーブルが順次更新される。管理計算機1から全ノードに対して「テーブル変更指示」を発行する必要がないため、管理計算機1の処理負荷が軽減される。
尚、以上の説明において、「フレーム」という用語が用いられたが、「パケット(IPパケット等)」の場合でも同様である。
本発明は、企業、データセンター、大学等のLAN上のノードや物理リンクの死活監視や、電気通信事業者の通信設備や物理リンクの死活監視に適用できる。
2.具体例
以下、本発明の一実施の形態をより詳細に説明する。
最初、各ノードの転送テーブルの内容は、管理計算機1からの指示に従って、各ノードによって設定される。具体的には、管理計算機1は、制御リンク(62,63,64,65)を用いることによって、各ノード(2,3,4,5)に対して転送テーブルの設定を指示する。この時、管理計算機1は、伝達経路PWに沿って監視フレームFRが転送されるように、各ノードに対して転送テーブルを設定するよう指示する。各ノードは、管理計算機1からの指示に従って、転送テーブルの内容を設定する。
このような処理を実現するための管理計算機とノードとの間のインターフェイス方式としては、様々考えられる。例えば、Openflow(http://www.openflowswitch.org/を参照)が適用可能である。この場合、“Openflow Controller”が管理計算機1となり、“Openflow Switch”が各ノード2〜5となる。Openflowの“Secure Channel”を利用することにより、転送テーブルの設定が可能である。また、GMPLS(Generalized Multi−Protocol Label Switching)も適用可能である。この場合、管理計算機が、GMPLSスイッチに対して転送テーブルの設定を指示する。また、VLAN(Virtual LAN)も適用可能である。この場合、管理計算機が、MIB(Management Information Base)インターフェイスを用いることによって、各スイッチのVLAN設定を操作することができる。
以下の説明では、管理計算機とノードとの間のインターフェイス方式として、Openflowが利用される場合が例示される。
図3は、本実施の形態に係る通信ネットワーク管理システム100の構成例を示すブロック図である。図3における管理ホスト1(Openflow Controller)は、図1における管理計算機1に相当する。また、図3におけるスイッチ2〜5(Openflow Switch)は、図1におけるノード2〜5のそれぞれに相当する。
管理ホスト1は、記憶部10、トポロジ管理部11、経路設計部12、エントリ操作部13、監視部14、ノード通信部15、及び表示部16を備えている。ノード通信部15は、制御リンク62〜65を介してスイッチ2〜5のそれぞれと接続されており、管理ホスト1は、ノード通信部15及び制御リンク62〜65を用いることによってスイッチ2〜5と双方向に通信可能である。
記憶部10は、RAMやHDD等の記憶装置である。この記憶部10には、トポロジテーブルTPL、経路テーブルRTE等が格納される。トポロジテーブルTPL(トポロジ情報)は、上述の通信ネットワークNETの物理トポロジ、すなわち、スイッチ2〜5間の接続関係を示している。経路テーブルRTE(経路情報)は、通信ネットワークNETにおける監視フレームFRの伝達経路PWを示す。
トポロジ管理部11は、トポロジテーブルTPLを作成し、記憶部10に格納する。また、トポロジ管理部11は、各スイッチから送信されるトポロジ変更通知を、ノード通信部15から受け取る。ここで、トポロジ変更通知とは、通信ネットワークNETの物理トポロジの変更を示す情報であり、スイッチの新規接続情報や物理リンクのアップ・ダウン通知などを含む。トポロジ管理部11は、受け取ったトポロジ変更通知に従って、トポロジテーブルTPLを更新する。
経路設計部12は、記憶部10に格納されているトポロジテーブルTPLを参照して、通信ネットワークNETにおける監視フレームFRの伝達経路PWを決定(設計)する。そして、経路設計部12は、決定された伝達経路PWを示す経路テーブルRTEを記憶部10に格納する。
エントリ操作部13は、各スイッチ(2,3,4,5)に対して転送テーブル(22,32,42,52)の設定を指示する。より詳細には、エントリ操作部13は、記憶部10に格納されているトポロジテーブルTPL及び経路テーブルRTEを参照する。そして、エントリ操作部13は、経路テーブルRTEで示される伝達経路PWに沿って監視フレームFRが転送されるように、各スイッチに対して転送テーブルを設定するよう指示する。エントリ操作部13は、その指示を示すテーブル設定コマンドを、ノード通信部15及び制御リンク(62,63,64,65)を通して、各スイッチ(2,3,4,5)に送信する。
監視部14は、記憶部10に格納されている経路テーブルRTEに基づいて、通信ネットワークNETに対する監視フレームFRの送受信を行う。スイッチ2に対する監視フレームFRの送受信は、ノード通信部15及び制御リンク62を通して行われる。スイッチ3に対する監視フレームFRの送受信は、ノード通信部15及び制御リンク63を通して行われる。スイッチ4に対する監視フレームFRの送受信は、ノード通信部15及び制御リンク64を通して行われる。スイッチ5に対する監視フレームFRの送受信は、ノード通信部15及び制御リンク65を通して行われる。また、後に詳しく説明されるように、監視部14は、伝達経路PWにおける障害の発生を検知し、その障害発生箇所の特定処理を行う。
尚、上述のトポロジ管理部11、経路設計部12、エントリ操作部13、及び監視部14は、演算処理装置がコンピュータプログラムを実行することにより実現され得る。
表示部16は、液晶ディスプレイ等の表示装置である。この表示部16は、各種情報を表示する。例えば、表示部16は、トポロジテーブルTPLで示されるスイッチ間の接続状況や、後述される障害発生状況を表示する。
スイッチ2は、テーブル記憶部20、転送処理部21、ホスト通信部23、テーブル設定部24、ポート27、ポート28、及びポート29を備えている。ホスト通信部23は、“Openflow Switch”の“Secure Channel”に相当する。このホスト通信部23は、制御リンク62を介して管理ホスト1と接続されており、スイッチ2は、ホスト通信部23及び制御リンク62を用いることによって管理ホスト1と双方向に通信可能である。また、各ポート(通信インターフェース)は、物理リンクを介して他のスイッチと接続されており、スイッチ2は、ポート及び物理リンクを用いることによって他のスイッチと双方向に通信可能である。
テーブル記憶部20は、RAMやHDD等の記憶装置である。このテーブル記憶部20には、監視フレームFRの入力元と転送先との対応関係を示す転送テーブル22が格納される。
転送処理部21は、ホスト通信部23(すなわち管理ホスト1)から監視フレームFRを受け取る。あるいは、転送処理部21は、いずれかのポート(すなわち他のスイッチ)から監視フレームFRを受け取る。そして、転送処理部21は、テーブル記憶部20に格納されている転送テーブル22を参照することによって、入力元から受け取った監視フレームFRを、転送テーブル22で指定されている転送先(ホスト通信部23やポート)に転送する。複数の転送先が指定されている場合、転送処理部21は、当該監視フレームFRをコピーし、それらを複数の転送先のそれぞれに転送する。尚、前述の障害発生状態通知フレームFR−set及び後述される障害発生状態解除通知フレームFR−resetも、監視フレームFRの一種である。障害発生状態通知フレームFR−set及び障害発生状態解除通知フレームFR−resetの場合、転送処理部21は、テーブル設定部24に対して転送テーブル22の変更(更新)を指示する。
テーブル設定部24は、管理ホスト1から送信されたテーブル設定コマンドを、ホスト通信部23から受け取る。そして、テーブル設定部24は、そのテーブル設定コマンドに従って、テーブル記憶部20に格納されている転送テーブル22の内容を設定(追加、削除、変更)する。また、障害発生状態通知フレームFR−setや障害発生状態解除通知フレームFR−resetに応答して、テーブル設定部24は、転送処理部21から転送テーブル設定指示を受け取る場合もある。この場合も、テーブル設定部24は、転送テーブル22の内容を設定(追加、削除、変更)する。具体的には、障害発生状態通知フレームFR−setの場合、テーブル設定部24は、監視フレームFRの転送先に管理ホスト1を追加する。一方、障害発生状態解除通知フレームFR−resetの場合、テーブル設定部24は、上記追加された転送先を削除し、転送テーブル22を元に戻す。
他のスイッチ3〜5も、スイッチ2と同様の構成を有する。すなわち、スイッチ3は、テーブル記憶部30、転送処理部31、ホスト通信部33、テーブル設定部34、ポート37、ポート38、及びポート39を備えている。テーブル記憶部30には、転送テーブル32が格納される。スイッチ4は、テーブル記憶部40、転送処理部41、ホスト通信部43、テーブル設定部44、ポート47、ポート48、及びポート49を備えている。テーブル記憶部40には、転送テーブル42が格納される。スイッチ5は、テーブル記憶部50、転送処理部51、ホスト通信部53、テーブル設定部54、ポート57、ポート58、及びポート59を備えている。テーブル記憶部50には、転送テーブル52が格納される。各構成及び処理はスイッチ2の場合と同様であり、その説明は省略される。
図3の例において、通信ネットワークNETの物理トポロジ、すなわち、スイッチ2〜5間の接続関係は次の通りである。スイッチ2のポート27とスイッチ4のポート47は、物理リンク71を介して双方向に接続されている。スイッチ4のポート49とスイッチ5のポート57は、物理リンク72を介して双方向に接続されている。スイッチ5のポート58とスイッチ2のポート28は、物理リンク73を介して双方向に接続されている。スイッチ2のポート29とスイッチ3のポート37は、物理リンク74を介して双方向に接続されている。スイッチ3のポート39とスイッチ5のポート59は、物理リンク75を介して双方向に接続されている。
3.障害発生の検知
図4は、本実施の形態に係る通信ネットワーク管理方法を示すフローチャートである。図3及び図4を適宜参照して、本実施の形態に係る通信ネットワーク管理処理を詳細に説明する。尚、管理ホスト1による管理処理は、管理ホスト1が管理プログラムを実行することにより実現される。また、各スイッチによるフレーム転送処理は、各スイッチがフレーム転送プログラムを実行することにより実現される。
ステップS11:
トポロジ管理部11は、トポロジテーブルTPLを作成し、記憶部10に格納する。また、トポロジ管理部11は、各スイッチからトポロジ変更通知を受け取り、そのトポロジ変更通知に従ってトポロジテーブルTPLを更新する。
ここで、通信ネットワークNETの物理トポロジが図3に示されるようになっている場合を考える。図5は、その場合のトポロジテーブルTPLの一例を示している。トポロジテーブルTPLは、複数の物理リンク71〜75のそれぞれに対応する複数のエントリを有している。物理リンクが双方向の場合は、片方向毎にエントリが作成される。各エントリは、対応する物理リンクに関する起点スイッチ、起点ポート、終点スイッチ、終点ポート、及び状態フラグを示している。起点スイッチは、その物理リンクの起点となるスイッチであり、起点ポートは、その起点スイッチのポートである。終点スイッチは、その物理リンクの終点となるスイッチであり、終点ポートは、その終点スイッチのポートである。例えば、図5中の一番目のエントリ「起点スイッチ=2、起点ポート=27、終点スイッチ=4、終点ポート=47」は、スイッチ2からスイッチ4へ向かう物理リンク71に対応している。他のエントリも同様である。
各エントリに含まれる状態フラグは、対応する物理リンクが使用可能か使用不可を示す。ある物理リンクの有効性が確認されている場合、その物理リンクに対応したエントリの状態フラグは「1(使用可能)」に設定される。一方、ある物理リンクの有効性が確認されていない場合、あるいは、その物理リンクで障害が発生している場合は、その物理リンクに対応したエントリの状態フラグは「0(使用不可)」に設定される。図5の例では、全てのエントリの状態フラグが「1」となっている。
ステップS12:
経路設計部12は、上記トポロジテーブルTPLで示される物理トポロジを参照して、フレームの伝達経路PWを決定(設計)する。そして、経路設計部12は、決定された伝達経路PWを示す経路テーブルRTEを作成し、記憶部10に格納する。
ここで、経路設計部12は、全ての物理リンク71〜75が一筆書きで網羅されるように伝達経路PWを決定してもよい。その一筆書き経路の決定の際には、巡回セールスマン問題を解くアルゴリズム(例えば、特許文献4、特許文献5、特許文献6、特許文献7参照)を用いることができる。その場合は、各物理リンクが、「巡回セールスマン問題におけるセールスマンの訪問先」に相当する。
また、完全な一筆書き経路ではなく、フレームがなるべく多くの物理リンクを巡回するように伝達経路PWが決定されてもよい。あるいは、複数の一筆書き経路を組み合わせることによって、全ての物理リンク71〜75を網羅してもよい。その場合、それぞれの一筆書き経路には、“00”、“01”、“02”と順番に続くルートIDが付与される。
図6は、物理リンク71〜75が一筆書きで網羅される伝達経路PWの一例を示している。図6の伝達経路PWでは、スイッチ2(第1スイッチ)、物理リンク71、スイッチ4(第2スイッチ)、物理リンク72、スイッチ5(第3スイッチ)、物理リンク73、スイッチ2(第4スイッチ)、物理リンク74、スイッチ3(第5スイッチ)、物理リンク75、及びスイッチ5(第6スイッチ)が順番につながっている。フレームは、この伝達経路PWに沿って伝送される。
図7は、図6で示される伝達経路PWの場合の経路テーブルRTEの一例を示している。この経路テーブルRTEは、図6で示された伝達経路PWを順番に示す複数のエントリを有している。各エントリは、ルートID、経由スイッチ、及び出力ポートを示している。ルートIDは、伝達経路PW毎に付与されるIDである。
図8は、監視フレームFRの一例を示す概念図である。監視フレームFRは、宛先MACアドレス(MAC DA)、送信元MACアドレス(MAC SA)、ルートID、スイッチ番号(Switch Number)、及び入力ポート番号(Port Number)に関する情報を有している。本実施の形態において、宛先MACアドレスは、監視フレームFRを認識するために用いられる。監視フレームFRの識別さえ可能であれば、宛先MACアドレスはどのように設定されてもよい。例えば、宛先MACアドレスは“00−00−4c−00−aa−00”に設定される。送信元MACアドレスは、管理ホスト1のMACアドレス“00−00−4c−00−12−34”に設定される。ルートIDは、上述の通り、伝達経路PW毎に付与されるIDである。スイッチ番号及び入力ポート番号は、監視フレームFRが管理ホスト1に返送される際に記載される。スイッチ番号は、当該監視フレームFRの返送元、すなわち、自ノードの番号(ID番号)である。入力ポート番号は、当該監視フレームFRが入力された入力ポートのポート番号である。例えば、スイッチ4がポート47を通して監視フレームFRを受け取り、その監視フレームFRを管理ホスト1に返送する場合、スイッチ番号は“4”に設定され、入力ポート番号は“47”に設定される。但し、スイッチ番号及び入力ポート番号は、必ずしも必要ではない。
ステップS13:
管理ホスト1のエントリ操作部13は、スイッチ2〜5の各々のテーブル設定部に対して、各転送テーブルを設定するように指示する。このとき、エントリ操作部13は、記憶部10に格納されているトポロジテーブルTPL及び経路テーブルRTEを参照する。そして、エントリ操作部13は、経路テーブルRTEで示される伝達経路PWに沿って監視フレームFRが転送されるように指示内容を決定する。その指示を示すテーブル設定コマンドは、エントリ操作部13からノード通信部15及び制御リンク(62,63,64,65)を通して、各スイッチ(2,3,4,5)に送信される。
スイッチ2において、テーブル設定部24は、ホスト通信部23からテーブル設定コマンドを受け取る。そして、テーブル設定部24は、そのテーブル設定コマンドに従って、テーブル記憶部20に格納されている転送テーブル22の内容を設定する。図9は、図6で示された伝達経路PWの場合の転送テーブル22の一例を示している。転送テーブル22は、入力ポート、宛先MACアドレス(MAC DA)、送信元MACアドレス(MAC SA)、及び出力ポートを示している。
入力ポートは、監視フレームFRが入力される入力元(ポートあるいはホスト通信部23)を示している。入力元がいずれかのポート(すなわち他のスイッチ)の場合、入力ポートはそのポート番号で示される。入力元がホスト通信部23(すなわち管理ホスト1)の場合、入力ポートは「HOST」で示される。
出力ポートは、監視フレームFRの転送先(ポートあるいはホスト通信部23)を示している。転送先がいずれかのポート(すなわち他のスイッチ)の場合、出力ポートはそのポート番号で示される。転送先がホスト通信部23(すなわち管理ホスト1)の場合、出力ポートは「HOST」で示される。尚、1つのエントリに対して複数の出力ポートが設定されてもよい。その場合、監視フレームFRはそれぞれの出力ポートに出力される。
転送テーブル22中の宛先MACアドレスは、監視フレームFRの宛先MACアドレスと同じである。本例では、その宛先MACアドレスは、“00−00−4c−00−aa−00”である。また、転送テーブル22中の送信元MACアドレスは、監視フレームFRの送信元MACアドレスと同じである。本例では、送信元MACアドレスは、管理ホスト1のMACアドレス“00−00−4c−00−12−34”である。尚、管理ホスト1が1台しか用いられない場合は、送信元MACアドレスが省略されてもよい。
このように、転送テーブル22は、監視フレームFRに関する入力元(入力ポート)、転送先(出力ポート)、及びヘッダ情報(MAC DA、MAC SA等)を含んでいる。すなわち、転送テーブル22は、監視フレームFRの入力元及びヘッダ情報と転送先との対応関係を示している。このような転送テーブル22を参照することによって、転送処理部21は、受け取った監視フレームFRを、指定された転送先に転送することができる。この時、入力ポートとヘッダ情報(MAD DA、MAC SA)は、対応する出力ポートの検索キーとして用いられる。例えば、転送処理部21が、ホスト通信部23(入力ポート=HOST)から、監視フレームFR(MAC DA=00−00−4c−00−aa−00、MAC SA=00−00−4c−00−12−34)を受け取った場合を考える。この場合、転送テーブル22中の1番目のエントリがヒットする。従って、転送処理部21は、該当エントリの出力ポート27に監視フレームFRを転送する。すなわち、管理ホスト1から送られた監視フレームFRが、出力ポート27につながる物理リンク71へ出力され、スイッチ4に転送される。このようにして、監視フレームFRの転送が実現される。障害発生状態通知フレームFR−setや障害発生状態解除通知フレームFR−resetの場合も同様である。
スイッチ3において、テーブル設定部34は、ホスト通信部33からテーブル設定コマンドを受け取る。そして、テーブル設定部34は、そのテーブル設定コマンドに従って、テーブル記憶部30に格納されている転送テーブル32の内容を設定する。図10は、本例における転送テーブル32を示している。
スイッチ4において、テーブル設定部44は、ホスト通信部43からテーブル設定コマンドを受け取る。そして、テーブル設定部44は、そのテーブル設定コマンドに従って、テーブル記憶部40に格納されている転送テーブル42の内容を設定する。図11は、本例における転送テーブル42を示している。
スイッチ5において、テーブル設定部54は、ホスト通信部53からテーブル設定コマンドを受け取る。そして、テーブル設定部54は、そのテーブル設定コマンドに従って、テーブル記憶部50に格納されている転送テーブル52の内容を設定する。図12は、本例における転送テーブル52を示している。
ステップS14:
ステップS13の完了後、管理ホスト1の監視部14は、監視フレームFRの送信を定期的に行う。各スイッチの転送処理部は、監視フレームFRを受け取ると、その監視フレームFRを転送する。図13は、平常時の監視フレームFRの送信・転送処理を示している。図13において、破線矢印は、制御リンク62〜65を用いた通信を示し、実線矢印は、物理リンク71〜75を用いた通信を示す。
まず、監視部14は、図8で示された監視フレームFRを生成する。続いて、監視部14は、図7で示された経路テーブルRTEを参照して、伝達経路PWの最初のスイッチであるスイッチ2(第1スイッチ)に監視フレームFRを送信する。この時、送信される監視フレームFRのスイッチ番号はホストの番号に設定される。また、入力ポート番号は、各スイッチで使用されない番号に設定される。また、監視部14は、監視フレームFRの送信と同時に、第1タイマTM1及び第2タイマTM2を起動する。第1タイマTM1は、監視フレームFRの定期的な送信を実施するために用いられる。つまり、監視部14は、第1タイマTM1でカウントされる所定の間隔毎に、監視フレームFRの送信を行う。第2タイマTM2は、後述される障害発生の検出処理に用いられる。尚、第2タイマTM2の設定時間は、第1タイマTM1の設定時間よりも十分長い。
監視フレームFRは、管理ホスト1のノード通信部15から、制御リンク62を通して、スイッチ2(第1スイッチ)のホスト通信部23に到達する。転送処理部21は、ホスト通信部23から監視フレームFRを受け取る。転送処理部21は、図9で示された転送テーブル22を参照して、受け取った監視フレームFRをポート27(すなわちスイッチ4)に転送する。
監視フレームFRは、スイッチ2のポート27から、物理リンク71を通して、スイッチ4(第2スイッチ)のポート47に到達する。転送処理部41は、ポート47から監視フレームFRを受け取る。転送処理部41は、図11で示された転送テーブル42を参照して、受け取った監視フレームFRをポート49(すなわちスイッチ5)に転送する。
監視フレームFRは、スイッチ4のポート49から、物理リンク72を通して、スイッチ5(第3スイッチ)のポート57に到達する。転送処理部51は、ポート57から監視フレームFRを受け取る。転送処理部51は、図12で示された転送テーブル52を参照して、受け取った監視フレームFRをポート58(すなわちスイッチ2)に転送する。
監視フレームFRは、スイッチ5のポート58から、物理リンク73を通して、スイッチ2(第4スイッチ)のポート28に到達する。転送処理部21は、ポート28から監視フレームFRを受け取る。転送処理部21は、図9で示された転送テーブル22を参照して、受け取った監視フレームFRをポート29(すなわちスイッチ3)に転送する。
監視フレームFRは、スイッチ2のポート29から、物理リンク74を通して、スイッチ3(第5スイッチ)のポート37に到達する。転送処理部31は、ポート37から監視フレームFRを受け取る。転送処理部31は、図10で示された転送テーブル32を参照して、受け取った監視フレームFRをポート39(すなわちスイッチ5)に転送する。
監視フレームFRは、スイッチ3のポート39から、物理リンク75を通して、スイッチ5(第6スイッチ)のポート59に到達する。転送処理部51は、ポート59から監視フレームFRを受け取る。転送処理部51は、図12で示された転送テーブル52を参照して、受け取った監視フレームFRをホスト通信部53(すなわち管理ホスト1)に転送する。
監視フレームFRは、スイッチ5(第6スイッチ)のホスト通信部53から、制御リンク65を通して、管理ホスト1のノード通信部15に到達する。このようにして、伝達経路PWに沿った監視フレームFRの転送(巡回)が実現される。
ステップS15:
管理ホスト1の監視部14は、監視フレームFRの到着をモニタする。図13で示された例では、監視フレームFRは、途中で欠落することなく、スイッチ5(第6スイッチ)から管理ホスト1に戻ってくる。この場合、監視部14は、十分長く設定された第2タイマTM2の満了前に、監視フレームFRを受け取る。つまり、監視部14は、監視フレームFRを第1スイッチに送信した後、第2タイマTM2でカウントされる所定の期間以内に、その監視フレームFRを第6スイッチから受け取る。その場合、監視部14は、第2タイマTM2をリセットし、また、伝達経路PW上で障害が発生していないと判断する(ステップS20;No)。
その後、第1タイマTM1が満了すると、監視部14は、新たな監視フレームFRを送信する。そして、ステップS14、S15が繰り返し実行される。このように、平常時は、監視フレームFRが伝達経路PWを定期的に巡回し、そのたびに障害発生の有無が判定される。
図14は、伝達経路PW上の一部で障害が発生している場合を示している。例として、スイッチ4とスイッチ5との間の物理リンク72で障害が発生し、双方向で通信が不可能になったとする。図13の場合と同様に、監視部14は、監視フレームFRを定期的に送信する。しかしながら、物理リンク72で障害が発生しているため、監視フレームFRは、スイッチ4からスイッチ5へ転送されない。従って、監視部14が監視フレームFRを受け取ることなく、第2タイマTM2が満了してしまう。つまり、監視部14は、監視フレームFRを第1スイッチに送信した後、第2タイマTM2でカウントされる所定の期間以内に、その監視フレームFRを第6スイッチから受け取らない。その場合、監視部14は、伝達経路PW上のどこかで障害が発生していると判断する(ステップS20;Yes)。
このように、監視部14は、監視フレームFRの受信状況をモニタすることによって、伝達経路PW上の障害発生を検出することができる。監視部14は、障害発生を検出すると、その旨を表示するように表示部16に指示する。表示部16は、トポロジテーブルTPLで示される物理トポロジ、経路テーブルRTEで示される伝達経路PW、及びその伝達経路PW上で障害が発生していることを表示する。監視部14によって障害発生が検出されると、処理は障害発生箇所の特定(ステップS100)に移る。
4.障害発生箇所の特定処理(ステップS100)
以下、本実施の形態におけるステップS100を説明する。図15は、ステップS100を示すフローチャートである。例として、障害発生箇所が、第2スイッチ(スイッチ4)から第3スイッチ(スイッチ5)へ向かう物理リンク72である場合を考える。
4−1.第1の例
図16は、第1の例の場合のフレーム転送を示している。
ステップS101:
監視部14が障害発生を検出すると、監視部14は、障害発生状態通知フレームFR−setを第1スイッチ(スイッチ2)に送信する。
ステップS102:
スイッチ2は、管理ホスト1から障害発生状態通知フレームFR−setを受け取り、自身の転送テーブル22を更新する。図17は、更新後の転送テーブル22を示している。図9で示されたものと比較して、新たなエントリ「入力ポート:HOST、MAC DA:00−00−4c−00−aa−00、MAC SA:00−00−4c−00−12−34、出力ポート:HOST」が追加されている。更に、スイッチ2は、通常の監視フレームFRと同じようにして、障害発生状態通知フレームFR−setを物理リンク71を通して次のスイッチ4に転送する。
スイッチ4は、物理リンク71を通してスイッチ2から障害発生状態通知フレームFR−setを受け取り、自身の転送テーブル42を更新する。図18は、更新後の転送テーブル42を示している。図11で示されたものと比較して、新たなエントリ「入力ポート:47、MAC DA:00−00−4c−00−aa−00、MAC SA:00−00−4c−00−12−34、出力ポート:HOST」が追加されている。更に、スイッチ4は、通常の監視フレームFRと同じようにして、障害発生状態通知フレームFR−setを物理リンク72を通して次のスイッチ5に転送する。
しかしながら、本例では、物理リンク72において障害が発生している。従って、障害発生状態通知フレームFR−setは、スイッチ5には到達しない。従って、それ以降のスイッチの転送テーブルは変更されない。
ステップS103:
転送テーブルの更新後、監視部14は、監視フレームFRを第1スイッチ(スイッチ2)に送出する。監視部14は、監視フレームFRの送信を周期的に行ってもよい。
ステップS104:
スイッチ2は、管理ホスト1(HOST)から監視フレームFRを受け取る。スイッチ2は、図17で示された転送テーブル22を参照して、監視フレームFRを、次のスイッチ4(ポート27)及び管理ホスト1(HOST)に転送する。図19は、スイッチ2から管理ホスト1へ送られる監視フレームFRを示している。図19に示されるように、スイッチ番号は“2”に設定され、入力ポート番号は“HOST”に設定されている。
スイッチ4は、スイッチ2(ポート47)から監視フレームFRを受け取る。スイッチ4は、図18で示された転送テーブル42を参照して、監視フレームFRを、次のスイッチ5(ポート49)及び管理ホスト1(HOST)に転送する。図20は、スイッチ4から管理ホスト1へ送られる監視フレームFRを示している。図20に示されるように、スイッチ番号は“4”に設定され、入力ポート番号は“47”に設定されている。
本例では、スイッチ4からスイッチ5へ向かう物理リンク72において障害が発生している。従って、監視フレームFRはスイッチ5以降には伝送されず、上記以外の監視フレームFRは管理ホスト1には戻ってこない。
ステップS105:
監視部14は、スイッチ2から図19で示された監視フレームFRを受け取り、スイッチ4から図20で示された監視フレームFRを受け取り、それ以外からは受け取らない。従って、監視部14は、経路テーブルRTE(図7参照)を参照することにより、「監視フレームFRが第1、第2スイッチには順調に到達したが、それ以降には到達しなかったこと」を認識することができる。すなわち、監視部14は、第2スイッチ(スイッチ4)から第3スイッチ(スイッチ5)への間の物理リンク72に障害が発生していると判断する。
障害発生箇所が特定されると、監視部14は、記憶部10に格納されているトポロジテーブルTPLの状態フラグを更新する。本例では、図21に示されるように、スイッチ4からスイッチ5への物理リンク72に対応したエントリ「起点スイッチ=4、起点ポート=49、終点スイッチ=5、終点ポート=57」の状態フラグが「0(使用不可)」に更新される。
ステップS106:
監視部14は、特定された障害発生箇所を表示するように表示部16に指示する。表示部16は、トポロジテーブルTPLを参照し、状態フラグが「0」のリンクを障害発生箇所として表示する。
第1の例では、管理ホスト1からの2個のフレーム送信、各スイッチでの平均(N−1)/2回、最大N−1回のフレーム受信で、障害箇所を特定することができる。
尚、障害が解消された後、各転送テーブルは元の状態に戻されてもよい。図22は、障害復旧時の処理例を示すフローチャートである。図23は、図16で示された場合の障害復旧時の処理例を示している。
ステップS110:
監視部14は、監視フレームFRの送信を周期的に行っている。スイッチ4とスイッチ5との間の物理リンク72における障害がなくなると、監視フレームFRは最終スイッチ(第Nスイッチ=スイッチ5)に到達し、そこから管理ホスト1に戻ってくる。これにより、監視部14は、障害が解消されたと判断する。
ステップS111:
監視部14は、障害発生状態解除通知フレームFR−resetを第1スイッチ(スイッチ2)に送信する。
ステップS112:
スイッチ2は、管理ホスト1から障害発生状態解除通知フレームFR−resetを受け取り、それに応答して、自身の転送テーブル22を図9で示されたものに戻す。更に、スイッチ2は、障害発生状態解除通知フレームFR−resetを物理リンク71を通して次のスイッチ4に転送する。スイッチ4は、スイッチ2から障害発生状態解除通知フレームFR−resetを受け取り、それに応答して、自身の転送テーブル42を図11で示されたものに戻す。更に、スイッチ4は、障害発生状態解除通知フレームFR−resetを物理リンク72を通して次のスイッチ5に転送する。
その後、障害発生状態解除通知フレームFR−resetは伝達経路PWに沿って順次転送され、最終的に最終スイッチ(第Nスイッチ=スイッチ5)から管理ホスト1に戻ってくる。これにより、監視部14は、各転送テーブルの復旧が完了したことを確認する。そして、監視部14は、記憶部10に格納されているトポロジテーブルTPLの状態フラグを元に戻す。トポロジテーブルTPLは、図5で示されたものに戻る。
4−2.第2の例
第2の例では、障害発生状態通知フレームFR−setに監視フレームFRの機能が追加される。すなわち、障害発生状態通知フレームFR−setは上記第1の例における監視フレームFRの役割をも果たし、各スイッチは、障害発生状態通知フレームFR−setを監視フレームFRとして受け取る。障害発生状態通知フレームFR−setを受け取ったスイッチは、自身の転送テーブルを更新し、且つ、更新後の転送テーブルを参照することによって、その障害発生状態通知フレームFR−setを次スイッチ及び管理ホスト1の両方に転送する。
図24は、第2の例の場合のフレーム転送を示している。上述のステップS101とステップS103は同時に実施される。すなわち、監視部14は、監視フレームFRとしての障害発生状態通知フレームFR−setを、第1スイッチ(スイッチ2)に送信する。また、上述のステップS102とステップS104も同時に実施される。すなわち、スイッチ2は、自身の転送テーブル22を更新し(図17参照)、障害発生状態通知フレームFR−setを次のスイッチ4及び管理ホスト1に転送する(図19参照)。また、スイッチ4は、自身の転送テーブル42を更新し(図18参照)、障害発生状態通知フレームFR−setを次のスイッチ5及び管理ホスト1に転送する(図20参照)。スイッチ4からスイッチ5へ向かう物理リンク72において障害が発生しているため、障害発生状態通知フレームFR−setはスイッチ5には到達しない。ステップS105、S106は第1の例と同じである。
第2の例では、管理ホスト1からの1個のフレーム送信、各スイッチでの平均(N−1)/2回、最大N−1回のフレーム受信で、障害箇所を特定することができる。第1の例と比較して、障害箇所特定のために管理ホスト1から送出されるフレーム数が削減される。従って、障害箇所特定までの時間が更に短縮される。
図25は、図24で示された場合の障害復旧時の処理例を示している。監視部14は、障害発生状態通知フレームFR−setの送信を周期的に行っている。スイッチ4とスイッチ5との間の物理リンク72における障害がなくなると、障害発生状態通知フレームFR−setは最終スイッチ(第Nスイッチ=スイッチ5)に到達し、そこから管理ホスト1に戻ってくる。これにより、監視部14は、障害が解消されたと判断する。ステップS111、S112は、第1の例と同じである。
5.効果
本実施の形態によれば、管理ホスト1によって通信ネットワークNETを集中管理する技術が提供される。その通信ネットワーク管理処理において、管理ホスト1は、監視フレームFRを所定の伝達経路PWに沿って巡回させる。ここで、通信ネットワーク中の各ノードには、転送テーブルが設けられている。その転送テーブルの内容は、管理ホスト1からの指示に従って、所定の伝達経路PWに沿って監視フレームFRが転送されるように設定される。従って、各ノードは、転送テーブルを参照して、受け取った監視フレームFRを指定された転送先に転送するだけでよい。これにより、所定の伝達経路PWに沿った監視フレームFRの巡回が実現される。管理ホスト1は、所定の期間内に監視フレームFRを受け取るか否かに基づいて、当該伝達経路PW上で障害が発生しているか否かを検出することができる。
本実施の形態では、伝達経路に関する情報やチェックリスト等を含む死活監視テーブル(特許文献2、特許文献3参照)を、監視フレームFRに組み込んでおく必要が無い。従って、各ノードは、死活監視テーブル中の自身のエントリを検索する必要は無い。特に、ノード数が多くなった場合でも、多数のエントリから自身のエントリを検索する必要がないため、各ノードにおける処理時間が増加することはない。また、各ノードは、監視フレームFRを次のノードに転送するために、自身のエントリの次のエントリを参照する必要も無い。結果として、各ノードにかかる負荷が軽減される。
また、本実施の形態によれば、監視フレームFRの伝達経路PW上の障害発生箇所を、簡易な処理で特定することができる。障害箇所特定処理において、伝達経路PW上の各ノードは、受け取った監視フレームFRを伝達経路PWと管理ホスト1の両方に転送するだけでよい。障害発生箇所を特定するために、特許文献2や特許文献3で要求される複雑な処理は不要である。例えば、特許文献3に記載されているような、各ノードが次のノードとの通信可否を調べるといった処理は不要になる。これらのことにより、各ノードにかかる負荷が軽減され、障害箇所特定までの時間が短縮される。特に、通信ネットワーク中のノードが簡易な構成のスイッチである場合、特許文献2や特許文献3で要求される複雑な処理は実質的に不可能である。本実施の形態は、通信ネットワーク中のノードがスイッチである場合にも適用可能である。
更に、本実施の形態によれば、障害発生検知後に各ノードの転送テーブルを変更するために、管理ホスト1から全ノードに対して「テーブル変更指示」を発行する必要はない。本実施の形態によれば、管理ホスト1から伝達経路PWの第1ノードに、転送テーブル更新を指示する障害発生状態通知フレームFR−setを1個送信するだけでよい。その後、その1個の障害発生状態通知フレームFR−setは、伝達経路PWに沿って障害発生箇所の前まで順次伝達され、それにより、必要なノードの転送テーブルが順次更新される。管理ホスト1から全ノードに対して「テーブル変更指示」を発行する必要がないため、管理ホスト1の処理負荷が軽減される。
また、監視フレームFRの伝達経路PWが一筆書き経路である場合、1個の監視フレームFRの送信によって、多数の物理リンクの死活監視を行うことができる。従って、管理ホスト1が送受信すべき監視フレームFRの数を減らすことができる。結果として、管理ホスト1にかかる負荷が軽減され、好適である。また、管理ホスト1の負荷が軽減されるため、監視フレームFRの送信頻度を高くすることができる。これにより、伝達経路PW上の障害発生を素早く検知することが可能となる。
また、本実施の形態では、監視フレームFRの巡回を実現するために、リング状のネットワーク構造を前提としていない。本実施の形態は、通信ネットワークNETの物理トポロジがリング状ではない場合にも適用することができる。通信ネットワークNETの物理トポロジに関して制約は無い。
以上、本発明の実施の形態が添付の図面を参照することにより説明された。但し、本発明は、上述の実施の形態に限定されず、要旨を逸脱しない範囲で当業者により適宜変更され得る。
本出願は、2009年6月8日に出願された日本国特許出願2009−137524を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims (7)

  1. 複数のノードと前記複数のノード間を接続する物理リンクとを含む通信ネットワークと、
    前記通信ネットワークを管理する管理計算機と
    を備え、
    前記管理計算機と、前記複数のノードのそれぞれとは、制御リンクによって双方向に接続されており、
    前記複数のノードの各々は、フレームの入力元と転送先との対応関係を示す転送テーブルを有し、
    前記管理計算機は、
    前記通信ネットワークにおけるフレームの伝達経路を示す経路情報が格納される記憶部と、
    前記経路情報を参照して前記伝達経路にフレームを送信し、また、前記伝達経路上の障害の発生箇所を特定する特定処理を行う監視部と
    を備え、
    前記伝達経路に沿って第1〜第Nノード(Nは2以上の整数)が順番に存在し、
    第iノード(i=1〜N−1)は、前記転送テーブルを参照することによって、受け取ったフレームを第(i+1)ノードに転送し、
    前記第Nノードは、前記転送テーブルを参照することによって、受け取ったフレームを前記管理計算機に転送し、
    前記特定処理において、
    前記監視部は、状態通知フレームを前記第1ノードに送信し、
    前記状態通知フレームを受け取った第iノードは、前記転送先に前記管理計算機を追加することによって前記転送テーブルを更新し、且つ、前記受け取った状態通知フレームを物理リンクを介して第(i+1)ノードに転送し、
    監視フレームを受け取った第iノードは、更新後の前記転送テーブルを参照することによって、前記受け取った監視フレームを第(i+1)ノード及び前記管理計算機に転送し、
    前記監視部は、前記伝達経路からの前記監視フレームの受信状況に基づいて前記障害の発生箇所を特定する
    通信ネットワーク管理システム。
  2. 請求項1に記載の通信ネットワーク管理システムであって、
    前記転送テーブルが更新された後、前記監視部は、前記監視フレームを前記第1ノードに送信する
    通信ネットワーク管理システム。
  3. 請求項1に記載の通信ネットワーク管理システムであって、
    第iノードは、前記状態通知フレームを前記監視フレームとして受け取り、
    前記状態通知フレームを受け取った第iノードは、前記転送先に前記管理計算機を追加することによって前記転送テーブルを更新し、且つ、更新後の前記転送テーブルを参照することによって、前記監視フレームとしての前記状態通知フレームを第(i+1)ノード及び前記管理計算機に転送する
    通信ネットワーク管理システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の通信ネットワーク管理システムであって、
    前記特定処理において、第kノード(k=1〜N−1)から前記監視フレームを受け取り、第(k+1)ノードから前記監視フレームを受け取らない場合、前記監視部は、前記第kノードと前記第(k+1)ノードとの間で前記障害が発生していると判断する
    通信ネットワーク管理システム。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の通信ネットワーク管理システムであって、
    前記特定処理において、第iノードは、前記管理計算機に転送する前記監視フレームに、自ノードのID番号と前記監視フレームが入力された入力ポートのポート番号とを記載する
    通信ネットワーク管理システム。
  6. 複数のノードと前記複数のノード間を接続する物理リンクとを含む通信ネットワークを管理する管理計算機であって、
    前記管理計算機と、前記複数のノードのそれぞれとは、制御リンクによって双方向に接続されており、
    前記管理計算機は、
    前記通信ネットワークにおけるフレームの伝達経路を示す経路情報が格納される記憶部と、
    前記経路情報を参照して前記伝達経路にフレームを送信し、また、前記伝達経路上の障害の発生箇所を特定する特定処理を行う監視部と
    を備え、
    前記複数のノードの各々は、フレームの入力元と転送先との対応関係を示す転送テーブルを有し、
    前記伝達経路に沿って第1〜第Nノード(Nは2以上の整数)が順番に存在し、
    第iノード(i=1〜N−1)は、前記転送テーブルを参照することによって、受け取ったフレームを第(i+1)ノードに転送し、
    前記第Nノードは、前記転送テーブルを参照することによって、受け取ったフレームを前記管理計算機に転送し、
    前記特定処理において、
    前記監視部は、状態通知フレームを前記第1ノードに送信し、
    前記状態通知フレームを受け取った第iノードは、前記転送先に前記管理計算機を追加することによって前記転送テーブルを更新し、且つ、前記受け取った状態通知フレームを物理リンクを介して第(i+1)ノードに転送し、
    監視フレームを受け取った第iノードは、更新後の前記転送テーブルを参照することによって、前記受け取った監視フレームを第(i+1)ノード及び前記管理計算機に転送し、
    前記監視部は、前記伝達経路からの前記監視フレームの受信状況に基づいて前記障害の発生箇所を特定する
    管理計算機。
  7. 管理計算機を用いて通信ネットワークを管理する通信ネットワーク管理方法であって、
    前記通信ネットワークは、複数のノードと前記複数のノード間を接続する物理リンクとを含み、
    前記管理計算機と、前記複数のノードのそれぞれとは、制御リンクによって双方向に接続されており、
    前記複数のノードの各々は、フレームの入力元と転送先との対応関係を示す転送テーブルを有し、
    前記通信ネットワーク管理方法は、
    前記通信ネットワークにおけるフレームの伝達経路に、前記管理計算機からフレームを送信するステップと、ここで、前記伝達経路に沿って第1〜第Nノード(Nは2以上の整数)が順番に存在し、第iノード(i=1〜N−1)は、前記転送テーブルを参照することによって、受け取ったフレームを第(i+1)ノードに転送し、前記第Nノードは、前記転送テーブルを参照することによって、受け取ったフレームを前記管理計算機に転送し、
    前記伝達経路上の障害の発生箇所を特定するステップと
    を含み、
    前記特定するステップは、
    前記管理計算機から第1ノードに状態通知フレームを送信するステップと、
    前記状態通知フレームを受け取った第iノードにおいて、前記転送先に前記管理計算機を追加することによって前記転送テーブルを更新するステップと、
    前記状態通知フレームを第iノードから物理リンクを介して第(i+1)ノードに転送するステップと、
    更新後の前記転送テーブルに従って、監視フレームを受け取った第iノードから第(i+1)ノード及び前記管理計算機に前記監視フレームを転送するステップと、
    前記管理計算機が前記伝達経路から受け取る前記監視フレームの受信状況に基づいて、前記障害の発生箇所を特定するステップと
    を含む
    通信ネットワーク管理方法。
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