JP5429035B2 - 密着型イメージセンサ - Google Patents

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Description

この発明は、複写機や金融端末装置などの画像の読み取りや画像識別に用いる密着型イメージセンサに関するものである。
長尺イメージセンサやマルチチップ型の光電変換素子を搭載するイメージセンサでは、つなぎ目処理を行い、欠落画素の信号処理を行う。例えば特開2007−312228号公報図1(特許文献1参照)には、隣接するイメージセンサの読み取り部分を所定の画素数だけ主走査方向にオーバーラップして配置したものが開示されている。特許文献1の場合は、オーバーラップ部分の各イメージセンサからの画像データを入力し、各イメージセンサのつなぎ目部分の合成処理を行っている。合成処理は、つなぎ目合成手段からのオーバーラップ部分を合成したデータに対してライン合成処理部120で濃度変換処理してつなぎ目部分の画像濃度を補正し、1ライン化処理が成されている。
特開2004-120455号公報図2(特許文献2参照)には、ラインセンサCCD1〜CCD5が主走査方向に沿って千鳥状に配列され、多数の光電変換部によって光電変換された画像信号は、第1信号処理回路38および第2信号処理回路40によって分散処理される。特許文献2の場合は、第1信号処理回路38にはラインセンサCCD1〜CCD3によって得られた画像信号が供給され、第2信号処理回路40にはラインセンサCCD3〜CCD5によって得られた画像信号が供給される。第1信号処理回路38および第2信号処理回路40によって処理された画像信号は第3信号処理回路42によって処理された後、外部装置に出力される画像読取装置が開示されている。
特開2007−312228号公報(第1図、段落〔0020〕) 特開2004−120455号公報(第2図、段落〔0019〕)
しかしながら、特許文献1に記載のものは、つなぎ目部分の画像濃度補正を行わせて、左右の画像ずれ発生部の画像濃度の低下やかすれを防止しているものの、装置を構成するアセンブリ時の組み込み誤差が大きい場合には高画質を維持することに関して限界があるという課題がある。
特許文献2に記載のものは、画像信号に対するつなぎ処理を含む信号処理を迅速に行うことができるものの特許文献1同様、組み込み誤差に起因する画像ずれに関しては処置できないという課題がある。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、隣接するセンサICの間隙の画素欠落を防止すると共に結像光学系やセンサICの組み付け誤差に起因する画素ずれを防止できる密着型イメージセンサを提供することを目的とする。
この発明に係る密着型イメージセンサは、センサ基板に設置され、光電変換する複数の画素を有し、端部の複数の前記画素を互いに重複させながら被照射物の読み取り幅方向に亘って2列に交互に隣接配置した複数のセンサICと、光源からの光を導光し、被照射物の読取り領域に光を照射する等間隔で設置した複数の照明ユニットと、前記被照射物から反射した光を収束し、前記センサICの表面で結像させる等間隔で設置した複数の結像ユニットと、前記センサICの各々の前記画素で光電変換されたアナログ画像信号をデジタル変換するアナログ・デジタル変換器と、それぞれの前記センサICの読取り開始位置の画素と読取り終了位置の画素を記憶する第1記憶素子と、それぞれの前記センサICの異なる列で隣接する前記センサICと互いの読取り開始位置と読取り終了位置の間の画素が対向する領域に、この対向する前記画素を重複して読み取る平均化処理領域を選択設定し、前記平均化処理領域の端部で無い側の前記画素の位置を重複領域開始位置として記憶する第2記憶素子と、チップセレクト信号により複数の前記センサICからのデジタル変換されたデジタル画像信号を順次入力し、それぞれの前記センサICについて前記第1記憶素子に記憶された前記読取り開始位置と前記読取り終了位置と間の画素の画像信号を、前記第2記憶素子に記憶された前記重複領域開始位置で規定される前記平均化処理領域の前記画素の画像信号は、異なる列で隣接する前記センサICの対向する位置の前記画素の画像信号とを平均化して結合し、前記センサICの画像信号を所望の順序に並べ替えて1ライン毎の画像信号に結合させて出力する信号処理回路部とを備え、前記第1記憶素子に記憶される前記読取り開始位置と前記読取り終了位置は、前記センサICが予め設定された配置にある場合の初期値が、当該センサICの前記予め設定された配置からの位置ずれの方向に前記位置ずれの幅に相当する画素数だけ異なる位置の画素に調整されたものであることを特徴とするものである。
この発明に係る密着型イメージセンサはまた、センサ基板に設置され、光電変換する複数の画素を有し、端部の複数の前記画素を互いに重複させながら被照射物の読み取り幅方向に亘って2列に交互に隣接配置した複数のセンサICと、光源からの光を導光し、被照射物の読取り領域に光を照射する等間隔で設置した複数の照明ユニットと、前記被照射物から反射した光を収束し、前記センサICの表面で結像させる等間隔で設置した複数の結像ユニットと、前記センサICの各々の前記画素で光電変換されたアナログ画像信号をデジタル変換するアナログ・デジタル変換器と、チップセレクト信号により複数の前記センサICからのデジタル変換されたデジタル画像信号を順次入力すると共にそれぞれの前記センサICの読取り開始位置の画素と読取り終了位置の画素を記憶する第1記憶素子及びそれぞれの前記センサICの異なる列で隣接する前記センサICと互いの読取り開始位置と読取り終了位置の間の画素が対向する領域に、この対向する前記画素を重複して読み取る平均化処理領域を選択設定し、前記平均化処理領域の端部でない側の前記画素の位置を重複領域開始位置として記憶する第2記憶素子とを有し、それぞれの前記センサICについて前記第1記憶素子に記憶された前記読取り開始位置と前記読取り終了位置と間の画素の画像信号を、前記第2記憶素子に記憶された前記重複領域開始位置で規定される前記平均化処理領域の前記画素の画像信号は、異なる列で隣接する前記センサICの対向する位置の前記画素の画像信号とを平均化して結合し、前記センサICの画像信号を所望の順序に並べ替えて1ライン毎の画像信号に結合させて出力する信号処理回路部とを備え、前記第1記憶素子に記憶される前記読取り開始位置と前記読取り終了位置は、前記センサICが予め設定された配置にある場合の初期値が、当該センサICの前記予め設定された配置からの位置ずれの方向に前記位置ずれの幅に相当する画素数だけ異なる位置の画素に調整されたものであることを特徴とするものである。
この発明に係る密着型イメージセンサによれば、隣接するセンサICの間隙の画素欠落を防止すると共に結像光学系やセンサICの組み付け誤差に起因する画素ずれによる画像品質の劣化を軽減した読取り画像を得ることができる効果がある。
この発明の実施の形態1による密着型イメージセンサの断面図である。 この発明の実施の形態1による密着型イメージセンサの照明光学系の一部を表した平面図である。 この発明の実施の形態1による密着型イメージセンサの結像光学系の一部を表した平面図である。 この発明の実施の形態1による密着型イメージセンサのセンサ基板及び信号処理基板の一部を表した平面図である。 この発明の実施の形態1による密着型イメージセンサのセンサ基板と信号処理基板との接続を説明するブロック図である。 この発明の実施の形態1による密着型イメージセンサのセンサICの配置を説明する図である。 この発明の実施の形態1による密着型イメージセンサのセンサICの画素配置を説明する図である。 この発明の実施の形態1による密着型イメージセンサのセンサIC画素の重複領域における信号処理を説明する図である。 所定の基準位置から起算してセンサ基板又はそれに実装されたセンサICのU201が主走査方向の一方側に0.15mm(約2画素分)ずれた場合の状態を示す図である。 所定の基準位置から起算してセンサ基板又はそれに実装されたセンサICのU201が主走査方向の他方側に0.15mm(約2画素分)ずれた場合の状態を示す図である。 この発明の実施の形態1による密着型イメージセンサのセンサICのU102がずれた場合の画素配置を説明する図である。 所定の基準位置から起算してセンサ基板又はそれに実装されたセンサICのU102が主走査方向の一方側に0.15mm(約2画素分)ずれた場合の状態を示す図である。 所定の基準位置から起算してセンサ基板13又はそれに実装されたセンサIC14のU102が主走査方向の他方側に0.15mm(約2画素分)ずれた場合の状態を示す図である。 この発明の実施の形態1による密着型イメージセンサのセンサIC14のU102とU202とが同時にずれた場合の画素配置を説明する図である。 所定の基準位置から起算してセンサ基板又はそれに実装されたセンサICのU102とU202とが主走査方向の一方側に0.15mm(約2画素分)ずれた場合の状態を示す図である。 この発明の実施の形態1による密着型イメージセンサの信号処理部の構成を説明するブロック図である。 この発明の実施の形態2による密着型イメージセンサの信号処理部の構成を説明するブロック図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1による密着型イメージセンサについて図を用いて説明する。図1は、この発明の実施の形態1による密着型イメージセンサの断面図である。図1において、1は紙幣や帳票等の被照射物(原稿とも呼ぶ)、2は被照射物1を搬送する搬送ローラ、3は主走査方向(読み取り幅方向)に沿って設けたLEDからなる光源、4は光源3で発生した熱を効率良く外部に放散させる放熱ブロックである。
5は光源3の光を副走査方向(被照射物1の搬送方向又は逆搬送方向)に導光してから被照射物1の読取り領域(照射部)に照射するポリカボネートやアクリル、ガラスなどの透明部材で構成した導光体、6は被照射物1の搬送経路を形成すると共に内部への異物混入を防止する平板状の透明ガラス又は透明樹脂で構成した透過体である。
7は一組の結像光学系を内包した光学セル、8は被照射物1からの反射散乱光を副走査方向に反射させる第1ミラー、9は第1ミラー8からの反射光を受光する凹面形状の第1レンズミラー、10は周囲を遮光し、窓から光を絞って通過させる透過型のアパーチャ、11は第1レンズミラー9で集光され、アパーチャ10を通過して到達した光を受光する凹面形状の第2レンズミラー、12は第2レンズミラー11からの光を受光し反射させる第2ミラーである。
13はプリント配線板などで構成したセンサ基板、14はセンサ基板13上に実装され、第2ミラー12によって反射された光を受光し、光電変換する多数の光電変換部(画素)及びその駆動部からなる半導体構成のセンサIC、15はセンサIC14で光電変換されたアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログ・デジタルコンバータ(アナログ・デジタル変換器)、16はデジタル変換された光電変換信号を外部に出力するセンサ信号出力インタフェース(内部コネクタ)である。
17はセンサ基板13でデジタル変換されたセンサIC出力信号を内部コネクタ16を経由してパターン配線で取り込み、取り込んだ信号にシェーディング補正などのデジタル処理を施すROM(記憶素子)を含む信号処理基板、18は信号処理基板17に実装され、信号の並べ替えや出力データの繋ぎなどの結合処理を行ってからライン毎出力とする信号処理回路部(ASIC)、19は信号処理が終わった画像信号を外部に出力するための画像信号出力インタフェース(外部コネクタ)、20は光源3を含む放熱ブロック4、導光体5、光学セル7などを収納又は保持する金属で構成された筐体(フレーム)である。図中、同一符号は、同一又は相当部分を示す。
図2は、この発明の実施の形態1による密着型イメージセンサの照明光学系(照明ユニット)の一部を表した平面図である。図2において、光源3、放熱ブロック4、導光体5は副走査方向に相対する1対の照明ブロック21として構成され、複数の照明ブロック21が等間隔でフレーム20に沿って固定される。図中、図1と同一符号は、同一又は相当部分を示す。
図3は、この発明の実施の形態1による密着型イメージセンサの結像光学系(結像ユニット)の一部を表した平面図である。図3では、フレーム20に沿って複数の光学セル7が互い違いに等間隔に並んだ様子を示している。この実施例では光学セル7の主走査方向間隔は照明ブロック21の主走査方向間隔と同一であり、各々の光学セル7の上部に照明ブロック21を1対1で配置する構造としている。図中、図1と同一符号は、同一又は相当部分を示す。
図4は、この発明の実施の形態1による密着型イメージセンサのセンサ基板及び信号処理基板の一部を表した平面図である。図4において、センサ基板13は、図3に示す光学セル7に1対1で対応するように配置され、各々のセンサ基板13上に実装されたセンサIC14はフレーム20に沿ってちどり状に並ぶ構造としている。また、信号処理基板17は主走査方向に延在し、センサ基板13の全てにインタフェースする配置としている。
したがって、図2に示す照明ブロック21、図3に示す光学セル7、図4に示すセンサ基板13を上下に積層したものを一つの照明光学系と結像光学系とを含めた光学ユニットとし、複数の光学ユニットを主走査方向に等間隔に並べた構造としている。図4中、図1と同一符号は、同一又は相当部分を示す。
図5は、この発明の実施の形態1による密着型イメージセンサのセンサ基板13と信号処理基板17との接続を説明するブロック図である。図5において、複数のセンサ基板13に実装されたセンサIC14によって被照射物1の画像情報となる光電変換されたアナログ信号は、アナログ・デジタルコンバータ15によりデジタル変換され、内部コネクタ16を通じて信号処理基板17に伝達され、各センサIC14に接続された信号バス22を経由して信号処理基板17上に実装された信号処理回路部18で必要な画像処理を施した後、外部コネクタ19を通じて外部システムに伝達される。なお、23は信号処理基板17に実装された信号処理回路部18からセンサIC14に信号を送出するセンサセレクト信号(チップセレクト信号)を示す。チップセレクト信号23で選択されたセンサICの出力が順次信号処理回路部18に入力される。図中、図1と同一符号は、同一又は相当部分を示す。
図6は、この発明の実施の形態1による密着型イメージセンサのセンサICの配置を説明する図である。図6において、センサIC14は互いに千鳥(ちどり)状に配置される。すなわち、センサIC14は読み取り幅方向に互いに重複するように隣接配置される。したがって、センサIC14は主走査方向に単独で読取る有効領域、両側で読取り可能なオーバーラップ(重複)領域とを有する。また、センサIC14は、例えば特定された光学セル7位置、センサ基板13位置又はセンサIC14位置の基準位置(基点)から起算して全幅p4であるセンサIC14のセンサIC毎の画素(光電変換部)に対して読取り開始位置p1、重複領域開始位置p2、読取り終了位置p3が規定される。図中、図1と同一符号は、同一又は相当部分を示す。
図7は、この発明の実施の形態1による密着型イメージセンサのセンサICの画素配置を説明する図である。図7において、センサIC14は千鳥状に主走査方向に2列で互いに隔離して配置される。図7に示す一実施例では、全幅p4である各センサIC14の画素数を128画素とし、光電変換信号は転送方向が系列毎に逆転して出力される。すなわち、2系列のセンサIC14群は光電変換信号をシフトさせるスタート信号(SI)はクロック信号に同期して入力されるものの光電変換信号は逆方向に転送されて、それぞれn画素分(本実施例は、nは384以上の整数)の光電変換出力SO1及びSO2を得る。
また、一方側のセンサIC14群の列(SO1側の列)は、読取り開始位置p1を順次5番目の画素、133番目の画素、261番目の画素、・・・とし、他方側のセンサIC14群の列(SO2側の列)は、読取り開始位置p1を順次n−123番目の画素、n−251番目の画素、n−379番目の画素、・・・とする。すなわち、各センサIC14の転送方向5番目の画素を読取り開始位置p1とする基本設定がなされている。
同様に、一方側のセンサIC14群の列(SO1側の列)は、読取り終了位置p3を順次124番目の画素、252番目の画素、380番目の画素、・・・とし、他方側のセンサIC14群の列(SO2側の列)は、読取り終了位置p3をn−4番目の画素、n−132番目の画素、n−260番目の画素、・・・とする。すなわち、各センサIC14の転送方向124番目の画素を読取り終了位置p3とする基本設定がなされている。
読取り開始位置p1や読取り終了位置p3をセンサIC14の画素内部に設定することによりセンサIC14の画素の読取り領域における調整マージンが大きくなる。
基本設定では、各センサIC14の転送方向1〜4番目画素、125〜128番目画素は、光電変換は成されるもののそれらの画像出力信号は信号処理回路18における信号処理段階で無効画素信号となる。
次に、有効領域は各センサIC14の転送方向1〜4番目画素、125〜128番目画素を除く領域であり、センサIC14の主走査方向に単独で読取る領域である固定領域とセンサIC14の互いに重複する領域の副走査方向に対向する画素同士の両方が読取り可能な重複領域(調整領域)に区分される。すなわち、固定領域は副走査方向に対向する画素がない領域であり、調整領域は副走査方向に対向する画素がある領域である。
図8は、この発明の実施の形態1による密着型イメージセンサのセンサIC画素の重複領域における信号処理を説明する図である。図8では、所定の基準位置から起算してセンサ基板13又はそれに実装されたセンサIC14が正確に配置されている状態を示す。図8において、U101の読取り開始位置p1はn−123画素(セル)、U101の読取り終了位置p3はn−4画素である。同様にU102の読取り開始位置p1はn−251、U102の終了位置p3はn−132画素である。U201の読取り開始位置p1は5画素、U201の読取り終了位置p3は124画素である。
また、一方側のセンサIC14群の重複領域(以後、平均化可能領域とも呼ぶ)はU201の5〜8画素及びU201の121〜124画素となり、対応する他方側のセンサIC14群の重複領域はU101のn−120〜n−123画素、U102のn−132〜n−135画素及びU102のn−248〜n−251である。
したがって、各センサIC14の信号転送方向に沿って、重複領域開始位置p2の設定範囲はU201では5〜8画素までの範囲及び121〜124画素までの範囲となる。また端部に位置するU101では5〜8画素までの範囲となる。同様にU102では5〜8画素までの範囲及び121〜124画素までの範囲となる。
次に基準位置から起算してセンサ基板13又はそれに実装されたセンサIC14にずれが生じた場合についてセンサIC14の画素密度が300DPI(約0.084mmピッチの画素密度)である場合について説明する。
図9は、所定の基準位置から起算してセンサ基板13又はそれに実装されたセンサIC14のU201が主走査方向の一方側に0.15mm(約2画素分)ずれた場合の状態を示す図である。図9では、U101の読取り開始位置p1はn−123画素、U101の読取り終了位置p3はn−4画素である。U102の読取り開始位置p1はn−251、U102の読取り終了位置p3はn−132画素、U201の読取り開始位置p1は7画素に位置調整し、U201の読取り終了位置p3は124画素である。
一方側のセンサIC14群の重複領域はU201の5〜10画素及びU201の123〜124画素となり、対応する他方側のセンサIC14群の重複領域はU101のn−118〜n−123画素及びU102のn−132〜n−133画素となる。
したがって、各センサIC14の信号転送方向に沿って、重複領域開始位置p2の設定範囲はU201では5〜10画素までの範囲及び123〜124画素までの範囲となる。また端部に位置するU101では5〜10画素までの範囲となる。同様にU102では5〜8画素までの範囲及び123〜124画素までの範囲となる。
図10は、所定の基準位置から起算してセンサ基板13又はそれに実装されたセンサIC14のU201が主走査方向の他方側に0.15mm(約2画素分)ずれた場合の状態を示す図である。図10において、U101の読取り開始位置p1はn−123画素、U101の読取り終了位置p3はn−4画素である。同様にU102の読取り開始位置p1はn−251、U102の読取り終了位置p3はn−132画素、U201の読取り開始位置p1は5画素であり、U201の読取り終了位置p3は122画素に位置調整する。
一方側のセンサIC14群の重複領域はU201の5〜6画素及びU201の119〜124画素となり、対応する他方側のセンサIC14群の重複領域はU101のn−122〜n−123画素及びU102のn−132〜n−137画素となる。
したがって、各センサIC14の信号転送方向に沿って、重複領域開始位置p2の設定範囲はU201では5〜6画素までの範囲及び119〜124画素までの範囲となる。また端部に位置するU101では5〜6画素までの範囲となる。U102では5〜8画素までの範囲及び119〜124画素までの範囲となる。
以上から、図8〜図10で示した例では、各センサIC14の読取り開始位置p1は5画素、読取り終了位置p3は124画素を基本設定段階の構成とし、重複領域を固定領域と調整領域とに区分してこの調整領域内で重複領域開始位置p2を設定する。そして重複領域開始位置p2により、重複領域内両側のセンサIC14の主走査方向に対して単独で読取る場合と、両側で読取る場合とに使い分ける。両側から読取る場合には、被照射物1の同一領域画素を読取るので得られた光電変換出力値を単純平均などの平均化処理を行い信号処理回路18で読取りデータとする。
すなわち、重複領域開始位置p2は連続して発生する平均化処理画素数を制御するために使用する。図8に示すような基準位置からずれのない基本設定段階の構成では重複領域開始位置p2をU201において121画素に設定すると連続4画素分の平均化処理を行い、122画素に設定すると連続3画素分の平均化処理を行い、U102側のn−132画素は単独読取りとなる。
同様に重複領域開始位置p2をU102においてn−135画素に設定すると連続4画素分の平均化処理を行い、n−134画素に設定すると連続3画素分の平均化処理を行い、U201側の124画素は単独読取りとなる。
U102のn−134画素とU201の123画素との1画素分の平均化処理を行う場合は、重複領域開始位置p2をU201において123画素に設定し、U102においてn−134画素に設定する。
次に本実施例では基準位置からずれたセンサIC14の信号を調整するのが目的なので位置ずれのない各センサIC14の基本設定段階における重複領域開始位置p2が5画素であるような基本設定である場合について説明する。
図9に示す主走査方向の一方側に0.15mm位置ずれのあるU201では画素位置の調整段階における読取り開始位置p1は7画素に調整される。
すなわち、U201の5〜6画素は光電変換されるものの画像出力信号は信号処理回路部18における信号処理段階で無効画素信号となり、U101のn-118〜n−119は基本設定段階では平均化処理されないのでU201の読取り開始位置p1の調整変更により、平均化処理は行われず、そのまま単独読取り処理が行われる。このようにして、ずれたセンサIC14のずれた方向の画素情報を後段の信号処理回路18では処理しないようにし、基本設定段階に合わせる。
なお、U102のn−134〜n−135画素は基本設定段階では平均化処理されるがU201の読取り終了位置p3が124画素であるため、この領域は単独読取り処理が行われる。
図10に示す主走査方向の他方側に0.15mm位置ずれのあるU201では画素位置の調整段階における読取り終了位置p3が122画素に調整される。
すなわち、U201の123〜124画素は光電変換されるものの画像出力信号は信号処理回路18における信号処理段階で無効画素信号となり、U102のn-136〜n−137は基本設定段階では平均化処理されないのでU201の読取り終了位置p3の調整変更により、平均化処理は行われず、そのまま単独読取り処理が行われる。このようにして、ずれたセンサIC14のずれた方向の画素情報を後段の信号処理回路18では処理しないようにし、基本設定段階に合わせる。
なお、U101のn−120〜n−121画素は基本設定段階では平均化処理されるがU201の読取り開始位置p1が5画素であるため、この領域は単独読取り処理が行われる。
図11は、この発明の実施の形態1による密着型イメージセンサのセンサIC14のU102がずれた場合の画素配置を説明する図である。その他の配置構成については、図7に示したものと同一とする。
図12は、所定の基準位置から起算してセンサ基板13又はそれに実装されたセンサIC14のU102が主走査方向の一方側に0.15mm(約2画素分)ずれた場合の状態を示す図である。図12において、U101の読取り開始位置p1はn−123画素、U101の読取り終了位置p3はn−4画素である。U102の読取り開始位置p1はn−251画素、U102の読取り終了位置p3はn−134画素に位置調整し、U201の読取り開始位置p1は5画素、U201の読取り終了位置p3は124画素である。また、U202の読取り開始位置p1は133画素である。
一方側のセンサIC14群の重複領域はU201の5〜8画素及びU201の119〜124画素、U202の133〜134画素となり、対応する他方側のセンサIC14群の重複領域はU101のn−120〜n−123画素、U102のn−132〜n−137画素及びU102のn−250〜n−251画素となる。
したがって、各センサIC14の信号転送方向に沿って、重複領域開始位置p2の設定範囲はU201では5〜8画素までの範囲及び119〜124画素までの範囲となる。また端部に位置するU101では5〜8画素までの範囲となる。U102では5〜6画素までの範囲及び119〜124画素までの範囲となる。また、U202の転送方向開始側端部領域では5〜6画素までの範囲となる。
図13は、所定の基準位置から起算してセンサ基板13又はそれに実装されたセンサIC14のU102が主走査方向の他方側に0.15mm(約2画素分)ずれた場合の状態を示す図である。図13において、U101の読取り開始位置p1はn−123画素、U101の読取り終了位置p3はn−4画素である。U102の読取り開始位置p1はn−249に位置調整し、U102の読取り終了位置p3はn−132画素、U201の読取り開始位置p1は5画素、U201の読取り終了位置p3は124画素である。また、U202の読取り開始位置p1は133画素である。
一方側のセンサIC14群の重複領域はU201の5〜8画素及びU201の123〜124画素、U202の133〜138画素となり、対応する他方側のセンサIC14群の重複領域はU101のn−120〜n−123画素、U102のn−132〜n−133画素及びU102のn−246〜n−251画素となる。
したがって、各センサIC14の信号転送方向に沿って、重複領域開始位置p2の設定範囲はU201では5〜8画素までの範囲及び123〜124画素までの範囲となる。また端部に位置するU101では5〜8画素までの範囲となる。U102では5〜10画素までの範囲及び123〜124画素までの範囲となる。また、U202の転送方向開始側端部領域では5〜10画素までの範囲となる。
図14は、この発明の実施の形態1による密着型イメージセンサのセンサICのU102とU202とが同時にずれた場合の画素配置を説明する図である。その他の配置構成については、図7に示したものと同一とする。本実施例では等間隔に並べた光学ユニットの一部が主走査方向に変位した場合を想定している。
図15は、所定の基準位置から起算してセンサ基板13又はそれに実装されたセンサIC14のU102とU202とが主走査方向の一方側に0.15mm(約2画素分)ずれた場合の状態を示す図である。図15において、U101の読取り開始位置p1はn−123画素、U101の読取り終了位置p3はn−4画素である。U102の読取り開始位置p1はn−251画素、U102の読取り終了位置p3はn−134画素に位置調整し、U103の読取り終了位置p3はn−260画素である。U201の読取り開始位置p1は5画素、U201の読取り終了位置p3は124画素である。また、U202の読取り開始位置p1は135画素に位置調整し、U202の読取り終了位置p3は252画素である。
一方側のセンサIC14群の重複領域はU201の5〜8画素及びU201の119〜124画素、U202の133〜136画素及びU202の251〜252となり、対応する他方側のセンサIC14群の重複領域はU101のn−120〜n−123画素、U102のn−132〜n−137画素及びU102のn−248〜n−251画素、U103の転送方向終端側端部領域ではn−260〜n−261となる。
したがって、各センサIC14の信号転送方向に沿って、重複領域開始位置p2の設定範囲はU201では5〜8画素までの範囲及び119〜124画素までの範囲となる。また端部に位置するU101では5〜8画素までの範囲となる。U102では5〜8画素までの範囲及び119〜124画素までの範囲となる。また、U202の5〜8画素までの範囲及び119〜124画素までの範囲となる。さらにU103の転送方向終端側端部領域では123〜124画素までの範囲となる。
図16は、この発明の実施の形態1による密着型イメージセンサの信号処理部の構成を説明するブロック図である。図16において、24はデジタル変換された信号データを一時的に格納するラインメモリであり、少なくとも1ライン分(2n画素分)の容量を有する。25は信号処理回路部18からのチップセレクト信号23を各センサIC14に送出すると共にセンサIC14からのデジタル化された信号を順次信号処理回路部18にデータ入力させるセンサリード部である。
26はセンサ基板13やセンサIC14の位置ずれに対して各センサIC14の読取り開始位置、読取り終了位置のデータをあらかじめ格納した第1記憶素子(開始・終了位置レジスタ)、27は信号処理回路部18で第1記憶素子26などのレジスタに収納された位置データに対応して読取り選択された画素を被照射物1の画像情報に対応付け、所望の順序に並べ替えてから1ライン毎の画像信号として結合させて出力する結合処理演算部である。
28は各センサIC14の読取り重複領域開始位置のデータを格納した第2記憶素子(重複領域開始位置レジスタ)であり、平均化処理領域や単独読取り領域を調整する。すなわち、センサIC14の交互に重複する位置の対向する画素の読取り領域又は画素を選択設定するためのレジスタであり、信号処理回路部18の指示に基づき適宜重複領域を変更する役目を担う。
なお、本実施の形態1では、センサリード部25、第1記憶素子26、結合処理演算部27及び第2記憶素子28を信号処理IC(ASIC)である信号処理回路部18で一体化構成したが、信号処理基板17にそれぞれ分散して配置しても良い。
次に、この発明の実施の形態1による密着型イメージセンサの動作について説明する。図1〜図5において光源3より照射した照明光は、導光体5によって被照射物1の読取り領域に導かれる。照明された被照射物1の表面の画像情報は、反射光として照明ブロック21に対応した光学セル7に実装された第1ミラー8、第1レンズミラー9、アパーチャ10、第2レンズミラー11、第2ミラー12と伝播し、対応するセンサ基板13上に実装されたセンサIC14の表面上に結像する。
なお、光源3、放熱ブロック4、導光体5と筐体20の一部を照明ユニット、光学セル7及び筐体20の一部を結像ユニットと呼ぶ。
結像した画像情報はセンサIC14によって光電変換され、アナログ・デジタルコンバータ15によってデジタル信号に変換、保持された後、信号処理基板17より送出されるチップセレクト信号23によって出力のタイミングを規定され、複数のセンサ基板13から順次読み出されて、内部コネクタ16を介して信号処理基板17上の信号バス22を通じて信号処理回路部18に入力される。信号処理回路部18は複数のセンサ基板13で得られた画像情報を並べ替え、つなぎ合わせて一繋がりの画像データとしてシェーディング補正(全ビット補正)処理を加えてから1ライン化処理する。そして外部コネクタ19を通じて外部システムなどに出力される。
図16では、信号処理基板17に搭載された信号処理回路部18内のセンサリード部25は、各センサIC14にチップセレクト信号23を送出し、信号バス22を通じて各センサIC14より出力される信号を受信し、開始・終了位置レジスタ26に格納された各センサIC14の読取り開始位置及び読取り終了位置データにより有効範囲を抽出してセンサ基板13から読み出された画像情報をラインメモリ24に格納する。結合処理演算部27はラインメモリ24に格納された各センサICの有効領域情報に対し、重複(オーバラップ)領域開始位置レジスタ28に格納された各センサIC14の重複領域開始位置を作用させ、重複領域での結合演算を行い、その結果を出力する。
なお、開始・終了位置レジスタ26及び重複領域開始位置レジスタ28は、図16に示すように各センサIC14毎に規定されるが、これらの値は光学セル7とセンサIC14との組み付け誤差を吸収するため、事前にセンサIC14毎に位置ずれデータを格納している。これは、センサIC14、及び光学セル7の組立て精度のばらつきにより、読取り領域とセンサIC14上への結像領域が基本設定した位置からずれることに対する処置である。
このように、この発明による密着型イメージセンサによれば、主走査方向の読取り領域において、複数対の結像光学系とセンサIC14とを主走査方向にオーバーラップして配列することで隣接するセンサIC14の境界付近の画像情報を重複して取得できるようにし、この構成に係る組立て時の誤差を含む結像光学系とセンサIC14との配置情報を事前に求め、そのデータを格納しておくことにより、隣接するセンサIC14の画像を適切に結合処理すると共に組立て誤差による画像情報の画質の劣化を低減できるという効果を奏する。
実施の形態2.
図17は、この発明の実施の形態2による密着型イメージセンサの信号処理部の構成を説明するブロック図である。実施の形態1では各センサIC14の読取り開始位置、読取り終了位置、及び重複領域開始位置が予めレジスタに格納されたものとして説明したが、図17に示すように信号処理基板17など、信号処理回路部18の外側に不揮発性メモリで構成される初期値設定レジスタ30を設置し、電源投入等、初期化時にレジスタにロードして使用するようにすると、装置毎のデータの固有値を信号処理回路部18から分離でき、信号処理回路部18の汎用性が増加する。
1・・・被照射物(原稿) 2・・・搬送ローラ 3・・・光源(LED光源)
4・・・放熱ブロック 5・・・導光体 6・・・透過体
7・・・光学セル 8・・・第1ミラー 9・・・第1レンズミラー
10・・・アパーチャ 11・・・第2レンズミラー 12・・・第2ミラー
13・・・センサ基板 14・・・センサIC
15・・・アナログ・デジタルコンバータ(アナログ・デジタル変換器)
16・・・センサ信号出力インタフェース(内部コネクタ)
17・・・信号処理基板 18・・・信号処理回路部(ASIC)
19・・・画像信号出力インタフェース(外部コネクタ)
20・・・フレーム(筐体) 21・・・照明ブロック
22・・・信号バス 23・・・センサセレクト信号
24・・・ラインメモリ 25・・・センサリード部
26・・・開始・終了位置レジスタ(第1記憶素子)
27・・・結合処理演算部
28・・・重複領域開始位置レジスタ(第2記憶素子)
30・・・初期値設定レジスタ

Claims (3)

  1. センサ基板に設置され、光電変換する複数の画素を有し、端部の複数の前記画素を互いに重複させながら被照射物の読み取り幅方向に亘って2列に交互に隣接配置した複数のセンサICと、光源からの光を導光し、被照射物の読取り領域に光を照射する等間隔で設置した複数の照明ユニットと、前記被照射物から反射した光を収束し、前記センサICの表面で結像させる等間隔で設置した複数の結像ユニットと、前記センサICの各々の前記画素で光電変換されたアナログ画像信号をデジタル変換するアナログ・デジタル変換器と、それぞれの前記センサICの読取り開始位置の画素と読取り終了位置の画素を記憶する第1記憶素子と、それぞれの前記センサICの異なる列で隣接する前記センサICと互いの読取り開始位置と読取り終了位置の間の画素が対向する領域に、この対向する前記画素を重複して読み取る平均化処理領域を選択設定し、前記平均化処理領域の端部で無い側の前記画素の位置を重複領域開始位置として記憶する第2記憶素子と、チップセレクト信号により複数の前記センサICからのデジタル変換されたデジタル画像信号を順次入力し、それぞれの前記センサICについて前記第1記憶素子に記憶された前記読取り開始位置と前記読取り終了位置と間の画素の画像信号を、前記第2記憶素子に記憶された前記重複領域開始位置で規定される前記平均化処理領域の前記画素の画像信号は、異なる列で隣接する前記センサICの対向する位置の前記画素の画像信号とを平均化して結合し、前記センサICの画像信号を所望の順序に並べ替えて1ライン毎の画像信号に結合させて出力する信号処理回路部とを備え、前記第1記憶素子に記憶される前記読取り開始位置と前記読取り終了位置は、前記センサICが予め設定された配置にある場合の初期値が、当該センサICの前記予め設定された配置からの位置ずれの方向に前記位置ずれの幅に相当する画素数だけ異なる位置の画素に調整されたものであることを特徴とする密着型イメージセンサ。
  2. 前記信号処理回路部、前記第1記憶素子及び前記第2記憶素子はそれぞれ信号処理基板に分散させて設置した請求項1に記載の密着型イメージセンサ。
  3. センサ基板に設置され、光電変換する複数の画素を有し、端部の複数の前記画素を互いに重複させながら被照射物の読み取り幅方向に亘って2列に交互に隣接配置した複数のセンサICと、光源からの光を導光し、被照射物の読取り領域に光を照射する等間隔で設置した複数の照明ユニットと、前記被照射物から反射した光を収束し、前記センサICの表面で結像させる等間隔で設置した複数の結像ユニットと、前記センサICの各々の前記画素で光電変換されたアナログ画像信号をデジタル変換するアナログ・デジタル変換器と、チップセレクト信号により複数の前記センサICからのデジタル変換されたデジタル画像信号を順次入力すると共にそれぞれの前記センサICの読取り開始位置の画素と読取り終了位置の画素を記憶する第1記憶素子及びそれぞれの前記センサICの異なる列で隣接する前記センサICと互いの読取り開始位置と読取り終了位置の間の画素が対向する領域に、この対向する前記画素を重複して読み取る平均化処理領域を選択設定し、前記平均化処理領域の端部でない側の前記画素の位置を重複領域開始位置として記憶する第2記憶素子とを有し、それぞれの前記センサICについて前記第1記憶素子に記憶された前記読取り開始位置と前記読取り終了位置と間の画素の画像信号を、前記第2記憶素子に記憶された前記重複領域開始位置で規定される前記平均化処理領域の前記画素の画像信号は、異なる列で隣接する前記センサICの対向する位置の前記画素の画像信号とを平均化して結合し、前記センサICの画像信号を所望の順序に並べ替えて1ライン毎の画像信号に結合させて出力する信号処理回路部とを備え、前記第1記憶素子に記憶される前記読取り開始位置と前記読取り終了位置は、前記センサICが予め設定された配置にある場合の初期値が、当該センサICの前記予め設定された配置からの位置ずれの方向に前記位置ずれの幅に相当する画素数だけ異なる位置の画素に調整されたものであることを特徴とする密着型イメージセンサ。
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