JP5428637B2 - 電源ユニット、処理システム及びidの割り当て方法 - Google Patents

電源ユニット、処理システム及びidの割り当て方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数の処理ユニットの電源を制御するとともに、各処理ユニットにIDを割り当てる電源ユニット、この電源ユニットと処理ユニットとを含む処理システム、及びIDの割り当て方法に関する。
一般に、複数の機器同士が通信線を通じて接続されたシステムにおいて、機器は各々に割り当てられたIDによって指定される。
例えば、インターネットやイーサネット(登録商標)などのネットワークでは、各々の端末機器に固定的に与えられたMACアドレスなどのIDにより、ネットワーク上での機器の指定が行われる(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−318482号公報(段落[0012])
ところで、本発明者らは、所定の処理を実行する複数の処理ユニットと、処理ユニットの電源の供給及び電源の起動、終了を制御する複数の電源ユニットとがそれぞれインターフェイスを介して階層的に接続されて構成された処理システムを新たに考案した。
ここで、例えば、各処理ユニットが上記特許文献1に記載のような固定的に与えられたIDを有しているとすると、各処理ユニットのIDの番号は、各処理ユニットとの接続順に対して相関関係がない。この場合、各処理ユニットは、他の処理ユニットを指定するために、ルーティングテーブルを持たなくてはならない。これにより、各処理ユニット間の通信が冗長になってしまうという問題がある。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、各処理ユニットの接続順に対して相関関係を有するIDを各処理ユニット毎にそれぞれ割り当てることができる電源ユニット等の技術を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る電源ユニットは、通信部と、制御部とを具備する。
前記通信部は、自己に対して接続された複数の処理ユニットで構成される第1の処理ユニット群と通信可能である。
前記制御部は、前記通信により、前記複数の処理ユニットの電源を接続順に応じた順番で起動させるように、前記電源を制御する。
また、前記制御部は、前記電源の起動毎に、前記電源の起動順に応じた番号のIDを、前記複数の処理ユニット毎にそれぞれ割り当てる。
本発明では、処理ユニットの接続順に応じた順番で処理ユニットの電源が起動され、電源の起動順に応じた番号のIDが各処理ユニット毎にそれぞれ割り当てられる。これにより、処理ユニットの接続順と相関関係を有するIDを各処理ユニット毎にそれぞれ割り当てることができる。この場合、各処理ユニットは、自己のIDに対して相対的な値で表現されるIDを使って他の処理ユニットを指定し、相互に通信を行うことができる。したがって、各処理ユニットは、ルーティングテーブルをもつ必要もなく、また、各処理ユニット間の通信において、ルーティングテーブルを参照しなくてよい。これにより、各処理ユニット間の通信速度を向上させることができる。
また、本発明では、電源の起動毎に、IDを割り当てることができる。これにより、例えば、電源が終了している状態のときに、電源ユニットに接続された処理ユニットの数が増減したとしても、電源の起動時に処理ユニットの接続順と相関関係を有するIDを適切に割り当てることができる。
上記電源ユニットにおいて、前記通信部は、少なくとも1以上の他の電源ユニットと通信可能であってもよい。
前記他の電源ユニットは、前記第1の処理ユニット群とは異なる第2の処理ユニット群と接続され、前記第2の処理ユニット群の前記電源を制御する。
この場合、前記制御部は、前記他の電源ユニットとの通信により、前記第2の処理ユニット群の電源の起動に対して、前記第1の処理ユニット群の電源を所定の優先順位で起動させるように、前記電源を制御してもよい。
また、この場合、前記制御部は、前記第2の処理ユニット群の起動に対する、第1の処理ユニット群の起動の前記優先順位に応じた番号であって、前記第1の処理ユニット群内での前記電源の起動順に応じた番号の前記IDを、前記複数の処理ユニット毎にそれぞれ割り当ててもよい。
本発明では、電源ユニットが少なくとも1以上の他の電源ユニットと連動して、少なくとも第1の処理ユニット群及び第2の処理ユニット群を含む全処理ユニットの電源を接続順に順番に起動させることができる。また、電源ユニットが他の電源ユニットと連動して、
全処理ユニットの起動順に応じた番号のIDを各処理ユニット毎にそれぞれ割り当てることができる。これにより、電源ユニットは、他の電源ユニットと連動して、全処理ユニットの接続順と相関関係を有するIDを各処理ユニット毎にそれぞれ割り当てることができる。
上記電源ユニットにおいて、前記制御部は、前記第1の処理ユニット群のうち、電気的な接続関係における後段側の前記処理ユニットから順番に起動させるように、前記電源を制御してもよい。
ここで、例えば、各ユニット間の接続に、PCI−Express(登録商標)が用いられた場合、Root/End接続によるデバイスの認識の問題により、複数の処理ユニットを後段側から順番に起動させなければならない、といった問題が発生する場合がある。
本発明では、複数の処理ユニットを後段側から起動させることができるので、上記したような問題に対して、柔軟に対応することができる。
上記電源ユニットにおいて、前記制御部は、電気的な接続関係における後段側に、後段の前記他の電源ユニットが接続されているか否かを確認する確認信号を出力してもよい。
また、この場合、前記制御部は、後段の前記他の電源ユニットからの前記確認信号に対する応答信号が入力されたか否かを判定してもよい。
上記電源ユニットにおいて、前記制御部は、前記応答信号が入力されない場合に、前記第1の処理ユニット群を後段側から順番に起動させるように前記電源を制御してもよい。
また、この場合、前記制御部は、前記応答信号が入力された場合に、後段の前記他の電源ユニットに接続された前記第2の処理ユニット群の起動が完了したことを示す起動完了信号が入力されるのを待ってから、自己に接続された前記第1の処理ユニット群を後段側から順番に起動させるように、前記電源を制御してもよい。
これより、最後段の電源ユニットに接続された、最後段の処理ユニットから順番に電源を起動させて、この起動順に応じた番号のIDを各処理ユニット毎にそれぞれ割り当てることができる。
上記電源ユニットにおいて、前記制御部は、前記応答信号が入力されない場合に、前記起動順に応じた番号の前記IDを前記複数の処理ユニット毎にそれぞれ割り当てて、最後に割り当てた前記IDの番号の情報を、前段の前記他の電源ユニットに出力してもよい。
また、この場合、前記制御部は、前記応答信号が入力された場合に、後段の前記他の電源ユニットからの前記IDの番号の情報に基づいて、前記起動順に応じた番号の前記IDを前記複数の処理ユニット毎にそれぞれ割り当てて、最後に割り当てた前記IDの番号の情報を前段の前記他の電源ユニットに出力してもよい。
上記電源ユニットにおいて、前記制御部は、前記他の電源ユニットとの関係で、自己が先頭の電源ユニットであるか、中継の電源ユニットであるかを判定してもよい。
この場合、前記制御部は、前記判定された判定結果に応じて、前記他の電源ユニットとの通信により、前記第2の処理ユニット群の電源の起動に対して、前記第1の処理ユニット群の電源を所定の優先順位で起動させるように、前記電源を制御してもよい。
また、この場合、前記制御部は、前記第2の処理ユニット群の起動に対する、第1の処理ユニット群の起動の前記優先順位に応じた番号であって、前記第1の処理ユニット群内での前記電源の起動順に応じた番号のIDを、前記複数の処理ユニット毎にそれぞれ割り当ててもよい。
本発明では、電源ユニットが自動的に自己が先頭の電源ユニットであるか、中継の電源ユニットであるかを判定する。これにより、電源ユニットが他の電源ユニットに対してどこに接続されても、電源ユニットを有効に作動させることができ、全処理ユニットの接続順と相関関係を有するIDを各処理ユニット毎にそれぞれ割り当てることができる。
上記電源ユニットは、前記電源スイッチをさらに具備していてもよい。
この場合、前記制御部は、自己の前記電源スイッチの切り替えにより、前記他の電源ユニットとの関係で、自己が先頭の電源ユニットであると判定してもよい。
本発明の場合、電源スイッチが切り替えられた場合に、その電源スイッチを備えた電源ユニットが先頭の電源ユニットであると判定される。これにより、電源ユニット同士がリング状に接続された場合に対応することができ、このような場合にも電源ユニットを有効に作動させて、全処理ユニットの接続順と相関関係を有するIDを各処理ユニット毎にそれぞれ割り当てることができる。
本発明の一形態に係る処理システムは、処理ユニット群と、電源ユニットとを具備する。
前記処理ユニット群は、複数の処理ユニットで構成される。
前記電源ユニットは、通信部と、制御部とを有する。
前記通信部は、自己に対して接続された前記処理ユニット群と通信可能である。
前記制御部は、前記通信により、前記複数の処理ユニットの電源を接続順に応じた順番で起動させるように、前記電源を制御する。
また、前記制御部は、前記電源の起動毎に、前記電源の起動順に応じた番号のIDを、前記複数の処理ユニット毎にそれぞれ割り当てる。
本発明の他の形態に係る処理システムは、複数の処理ユニット群と、複数の電源ユニットとを具備する。
前記複数の処理ユニット群は、複数の処理ユニットでそれぞれ構成される。
前記複数の電源ユニットは、通信部と、制御部とをそれぞれ有する。
前記通信部は、自己に対して接続された第1の処理ユニット群と通信可能である。
また、前記通信部は、前記第1の処理ユニット群とは異なる第2の処理ユニット群と接続され、前記第2の処理ユニット群の電源を制御する、少なくとも1以上の他の電源ユニットと通信可能である。
前記制御部は、前記第1の処理ユニット群との通信により、前記電源を接続順に応じた順番で起動させるように前記電源を制御する。
また、前記制御部は、前記他の電源ユニットとの通信により、前記第2の処理ユニット群の電源の起動に対して、前記第1の処理ユニット群の電源を所定の優先順位で起動させるように、前記電源を制御する。
また、前記制御部は、前記第2の処理ユニット群の起動に対する、第1の処理ユニット群の起動の前記優先順位に応じた番号であって、前記第1の処理ユニット群内での前記電源の起動順に応じた番号の前記IDを、前記複数の処理ユニット毎にそれぞれ割り当てる。
本発明の一形態に係るIDの割り当て方法は、自己に対して接続された複数の処理ユニットとの通信により、前記複数の処理ユニットの電源を接続順に応じた順番で起動させるように、前記電源を制御することを含む。
前記電源の起動毎に、前記電源の起動順に応じた番号のIDが、前記複数の処理ユニット毎にそれぞれ割り当てられる。
以上説明したように、本発明によれば、各処理ユニットの接続順に対して相関関係を有するIDを各処理ユニット毎にそれぞれ割り当てることができる電源ユニット等の技術を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る処理システムを示す図である。 本発明の一実施形態に係る処理システムを示す模式図である。 処理システムを構成する各ユニット間の接続状態を示す模式図である。 電源ユニットが処理ユニットの電源を起動させ、起動順に応じた番号のIDを各処理ユニットに対して割り当てる場合の動作を示すフローチャートである 本発明の一実施形態に係る処理システムの起動時の動作を示すシーケンス図である。 電源ユニットにより割り当てられたIDを用いて、各処理ユニットが相互に通信し、アプリケーションプログラムを実行する場合の動作の一例を示す図である。 電源ユニットにより割り当てられたIDを用いて、各処理ユニットが相互に通信し、アプリケーションプログラムを実行する場合の動作の一例を示す図である。 電源ユニットが処理ユニットの電源を終了させる場合の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る処理システムの電源の終了時の動作を示すシーケンス図である。 本発明の他の実施形態に係る処理システムを示す図である。 電源ユニットが処理ユニットの電源を起動させ、起動順に応じた番号のIDを各処理ユニットに対して割り当てる場合の動作を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係る処理システムの起動時の動作を示すシーケンス図である。 電源ユニットが処理ユニットの電源を終了させる場合の動作を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係る処理システムの電源の終了時の動作を示すシーケンス図である。 図11に示す処理が実行された場合の処理システムの起動順の一例を示す図であり、図13に示す処理が実行された場合の処理システムの終了順の一例を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
<第1実施形態>
[処理システムの全体構成、及び各部の構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る処理システムを示す図である。図2は、処理システムを示す模式図である。
これらの図に示すように、処理システム100は、複数の電源ユニット1と、複数の処理ユニット2とを含む。
処理ユニット2は、演算ユニット2A、ビデオユニット2B、または、ネットワークユニット2Cにより構成される。なお、本明細書中では、単に処理ユニット2と言った場合には、演算ユニット2A、ビデオユニット2B、またはネットワークユニット2Cのいずれかを指すものとする。
図2に示すように、処理システム100は、電源ユニット1、演算ユニット2A、ビデオユニット2B、及びネットワークユニット2Cの中から、ユーザが、必要な規模に応じて、必要なユニットを任意に組み合わせて自由に構成することが可能とされている。
電源ユニット1は、直方体形状の筐体11を備えている。筐体11の正面側には、筐体11の正面から露出する電源スイッチ15が設けられる。なお、筐体11の形状や、電源スイッチ15の配置箇所については、適宜変更可能である。
電源ユニット1は、筐体11内部にマイクロコントローラ5(制御部)(図3参照)を備えており、このマイクロコントローラ5により、各処理ユニット2のへの電源の供給や、電源の起動及び終了、IDの割り当て等が制御される。
以降の説明では、一つの電源ユニット1により電源の供給や、電源の起動及び終了、IDの割り当て等が制御される一群の処理ユニット2を処理ユニット群20と呼ぶ。また、以降の説明では、処理システム100に含まれる全ての処理ユニットを指す場合に、全処理ユニットと呼ぶ。
処理ユニット群20に含まれる処理ユニット2の最大数、すなわち、一つの電源ユニットに接続される処理ユニット2の最大数は、あらかじめ設定されており、例えば、4台とされる。なお、この接続台数の最大数は、適宜変更可能である。
演算ユニット2Aは、直方体形状の筐体12を備えており、筐体12内部には、CPU(Central Processing Unit)(または、MPU(Micro Processing Unit))等が搭載された
CPUボードが内蔵される。
ビデオユニット2Bは、直方体形状の筐体13を備えており、筐体13の内部には、GPU(Graphics Processing Unit)や、VRAM(Video Random Access Memory)等が搭載されたグラフィックボードが内蔵される。
ネットワークユニット2Cは、直方体形状の筐体14を備えており、筐体14の内部には、ネットワークボードが内蔵される。
上記各ユニット1、2は、電源供給線により相互に接続され、PCI−Express等の機器インターフェイスにより相互に電気的に接続されている。
第1実施形態の説明では、複数の電源ユニット1のうち、最も左に配置された電源ユニット1を先頭の電源ユニット1’、それ以外の電源ユニット1を中継の電源ユニット1"と呼ぶ。また、第1実施形態の説明では、各ユニット1、2の位置関係において、左側を前段、右側を後段と呼ぶ。
ここで、図1には、処理システム100の起動順序及び終了順序が示されている。本実施形態では、図1に示すように、電源ユニット1(マイクロコントローラ5)の制御により後段側に配置された処理ユニット2から順番に電源が起動され、前段側に配置された処理ユニット2から順番に電源が終了される。
このような順番で起動及び終了が制御されるのは、以下の理由による。
上述のように、各ユニット間の接続には、PCI−Expressが用いられる。各ユニット間の接続に、PCI−Expressが用いられた場合、Root/End接続によるデバイスの認識の問題により、処理ユニットを所定の順番で、起動または終了させなければならない、といった問題が生じる。そこで、本実施形態では、後段側に配置された処理ユニット2から順番に電源を起動し、前段側に配置された処理ユニット2から順番に電源を終了することとしている。なお、電源ユニット1(マイクロコントローラ5)による電源の制御についての詳細は、後述する。
図3は、各ユニット間の接続状態を示す模式図である。
図3に示すように、電源ユニット1は、内部にマイクロコントローラ5を備えており、処理ユニット2は、内部に電源の起動及び終了用のスイッチ6を備えている。前段(図3中、左側)の電源ユニット1のマイクロコントローラ5’は、処理ユニット群20のスイッチ6と、制御信号線7を介して電気的に接続される。マイクロコントローラ5’は、制御信号線7を介して、起動制御信号または終了制御信号を出力し、自己に接続された処理ユニット群20の電源の起動、終了を制御する。
前段の電源ユニット1のマイクロコントローラ5’は、後段(図3中、右側)の電源ユニット1のマイクロコントローラ5"と、制御信号線7を介して電気的に接続される。なお、前段側のマイクロコントローラ5’と、後段側のマイクロコントローラ5"とは、信号線8によっても、電気的に接続されている。
マイクロコントローラ5’からの制御信号線7は、各処理ユニット2で、上段に一段ずつ、ずらすように構成される。つまり、処理ユニット2において、制御信号線7が入力側と出力側とで上段に一段ずれるような構成とされる。
ここで、マイクロコントローラ5からの制御信号線7が、各処理ユニット2で上段に一段ずつ、ずらすように構成される理由について説明する。
上述のように、本実施形態に係る処理システム100は、各ユニット1、2のうちユーザが必要なユニット1、2を任意に選択して構成することが可能とされている。この場合、1台の電源ユニット1に何台の処理ユニット2が、どこの位置に接続されるかはわからない。
仮に、処理ユニット2において、制御信号線7が入力側と出力側とで一段ずつ上段にずらされずに、入力側と出力側で同一の段とされた場合を想定する。この場合、電源ユニット1に対して処理ユニット2が、どこの位置に接続されるかによって、マイクロコントローラ5からの起動/終了制御信号がどの段の制御信号線7を介して入力されるのかが、処理ユニット2毎に異なってしまう。
そこで、本実施形態では、マイクロコントローラ5からの制御信号線7を、各処理ユニット2で上段に一段ずつ、ずらすように構成することとしている。これにより、図3に示すように、処理ユニット2がどの位置に配置されても、マイクロコントローラ5’からの起動/終了制御信号を、最上段の制御信号線7から入力させることができる。これにより、処理ユニット2が電源ユニット1に対して、どの位置に接続されても処理ユニット2を有効に起動及び終了させることができる。
[動作説明]
次に、処理システム100の動作を説明する。なお、処理システム100の動作の説明においては、電源ユニット1の動作を中心に説明する。
(電源の起動時の処理)
まず、処理システム100の電源の起動時の動作について説明する。
図4は、電源ユニットが処理ユニットの電源を起動させ、起動順に応じた番号のIDを各処理ユニットに対して割り当てる場合の動作を示すフローチャートである。図5は、処理システムの起動時の動作を示すシーケンス図である。なお、図5では、説明の容易のために、処理システムの構成が簡略化されている。
電源ユニット1のマイクロコントローラ5は、他の電源ユニット1との関係で、自己が先頭の電源ユニット1’であるか、または、中継の電源ユニット1"であるかを判定する(ステップ101)(図5[1]、[2]、[3]参照)。典型的には、マイクロコントローラ5は、後段に他の電源ユニット1が接続されているか否かを判定することで、自己の接続位置を判定する。
自己が先頭であると判定された場合(ステップ101のYES)、マイクロコントローラ5は、電源ユニット1の正面側に設けられた電源スイッチ15が押圧され、電源スイッチからの電源スイッチONの信号が入力されたか否かを判定する(ステップ102)。
ユーザにより、電源スイッチ15が押圧され、電源スイッチ15からの電源スイッチONの信号が入力された場合(ステップ102のYES)、マイクロコントローラ5は、次のステップ105に進む。一方、電源スイッチ15からの電源スイッチONの信号が入力されない場合(ステップ102のNO)、再び、ステップ102に戻り、電源スイッチONの信号が入力されたか否かを判定する。
すなわち、自己が先頭の電源ユニット1’であると判定された場合、電源ユニット1’は、自己に設けられた電源スイッチ15の電源の投入待ちの状態となる。
ステップ101において、自己が先頭でないと判定された場合(ステップ101のNO)、すなわち、自己が中継の電源ユニット1"であると判定された場合、マイクロコントローラ5は、ステップ103の処理を実行する。
ステップ103では、マイクロコントローラ5は、前段の電源ユニット1から制御信号線7を介して、"Boot"信号が入力されたか否かを判定する。
前段の電源ユニット1から"Boot"信号が入力された場合(ステップ103のYES)、次のステップ104に進む。一方、"Boot"信号が入力されない場合(ステップ103のNO)、再びステップ103に戻り、前段の電源ユニット1から"Boot"信号が入力されたか否かを判定する。
すなわち、自己が中継の電源ユニット1"であると判定された場合、電源ユニット1"は、前段の電源ユニット1からの"Boot"信号の入力待ちの状態となる。
前段の電源ユニット1から"Boot"信号が入力された場合(ステップ103のYES)(図5[7]、[13]参照)、マイクロコントローラ5は、前段の電源ユニット1に対して、信号線8を介して、"Unit_OK"信号(Low)を出力する(ステップ104)(図5[8]、[14]参照)。
ステップ102において、ユーザにより、電源スイッチ15が押圧され、電源スイッチ15からの電源スイッチONの信号が入力された場合(図5[4]参照)、または、ステップ104において、前段の電源ユニット1に対して、"Unit_OK"信号(L)を出力した場合(図5[8]、[14]参照)、マイクロコントローラ5は、次のステップ105に進む。
ステップ105では、マイクロコントローラ5は、自己に対して接続された処理ユニット群20に対して、12Vの電圧を供給する(図5[5]、[9]、[11]、[15]、[17]参照)。
各処理ユニット2は、電源ユニット1から12Vの電圧が供給されると、"Power_OK"信号を電源ユニット1に対して出力する(図5[6]、[10]、[12]、[16]、[18])。なお、処理ユニット2に供給される電圧は、12Vに限られず、もちろん、他の値もとり得る。
次に、マイクロコントローラ5は、自己に接続されている処理ユニット群20からの"Power_OK"信号の入力数をカウントする(ステップ106)。マイクロコントローラ5は、"Power_OK"信号の入力数をカウントすることで、自己に接続された処理ユニット2の数を認識することができる。
"Power_OK"信号の入力数をカウントすると、マイクロコントローラ5は、"Power_OK"信号の入力数+1番目のユニット(後段の電源ユニット1)に対して、制御信号線7を介して、"Boot"信号を出力する(ステップ107)(図5[7]、[13]、[19]参照)。
"Boot"信号を出力すると、マイクロコントローラ5は、後段の電源ユニット1からの"Unit_OK"信号(L)が入力されたか否かを判定する(ステップ108)。
後段に電源ユニット1が接続されている場合、後段の電源ユニット1からの"Unit_OK"信号(L)が入力される(ステップ103、104、図5[8]、[14]参照)。
一方、後段に電源ユニット1が接続されていない場合、"Unit_OK"信号(L)は入力されない(図5[19]参照)。
これにより、マイクロコントローラ5は、後段に電源ユニット1が接続されているか否かを認識することができる。
後段の電源ユニット1からの"Unit_OK"信号(L)が入力された場合(ステップ108のYES)、マイクロコントローラ5は、後段の電源ユニット1からの"Unit_OK"信号(High)が入力されたか否かを判定する(ステップ109)。
後段の電源ユニット1からの"Unit_OK"信号(H)が入力された場合(ステップ109のYES)、次のステップ111へ進む。一方、後段の電源ユニット1から"Unit_OK"信号(H)が入力されない場合(ステップ109のNO)、マイクロコントローラ5は、ステップ109へ戻り、再び、後段の電源ユニット1からの"Unit_OK"信号(H)が入力されたか否かを判定する。
すなわち、後段に電源ユニット1が接続されている場合、電源ユニット1は、後段の電源ユニット1からの"Unit_OK"信号(H)待ちの状態となる。
ステップ108において、"Unit_OK"信号(L)が入力されない場合(ステップ108のNO)、マイクロコントローラ5は、次のステップ110に進む。すなわち、後段に電源ユニット1が接続されていない場合(自己が最後段の電源ユニット1である場合)、マイクロコントローラ5は、次のステップ110の処理を実行する。
ステップ110では、マイクロコントローラ5は、"Power_OK"信号の入力数のEND側から、Waitを入れて順番に、起動制御信号を出力する(図5[20]、[21]参照)。この場合、最後段の電源ユニット1に接続された処理ユニット群20のうち、最後段の処理ユニット2から順に電源が起動されることになる。
また、ステップ110において、マイクロコントローラ5は、処理ユニット2の起動順に応じて、1から順番にIDを割り当てて、各処理ユニットに対して出力する(図5[20]、[21]参照)。この場合、最後段の電源ユニットに接続された処理ニット群20のうち、後段側の処理ユニット2から順番にID=1、2・・の順番でIDが割り当てられることになる。
ステップ110に示す処理が終了し、自己に接続された処理ユニット群20の起動と、IDの割り当てが完了すると、次に、マイクロコントローラ5は、自己が中継の電源ユニット1"であるか否かを判定する(ステップ112)。自己が中継の電源ユニット1"である場合(ステップ112のYES)、前段の電源ユニット1に対して、"Unit_OK"信号(H)を出力する(ステップ113)(図5[22]参照)。
また、この場合、マイクロコントローラ5は、自己に接続された処理ユニット群20に対して、最後に割り当てたIDの番号を前段の電源ユニットに出力する(図5[22]参照)。図5に示す例では、最後段の電源ユニット1が割り当てたIDの番号が2であるため、このID=2の情報が前段の処理ユニットに対して出力される。
ステップ109において、後段の電源ユニット1からの"Unit_OK"信号(H)待ち状態の電源ユニット1に、"Unit_OK"信号(H)が入力されると(ステップ109のYES)、マイクロコントローラ5は、ステップ111の処理を実行する。
すなわち、後段の電源ユニットからの"Unit_OK"信号(H)が入力されると、マイクロコントローラ5は、自己に接続された処理ユニット群20のうち、後段側に接続された処理ユニット2から順に電源を起動させる(図5[23]、[24]、[26]参照)。
また、ステップ111において、マイクロコントローラ5は、処理ユニットの起動順に応じて、後段の電源ユニット1から通知されたIDの番号+1から順番にIDを割り当てて、各処理ユニットに対して出力する(図5[23]、[24]、[26]参照)。
ステップ111に示す処理が終了し、自己に接続された処理ユニット群20の起動と、IDの割り当てが完了すると、マイクロコントローラ5は、ステップ112へ進み、自己が中継の電源ユニット1"であるか否かを判定する。自己が中継の電源ユニットであると判定された場合、前段の電源ユニット1に対して、"Unit_OK"信号(H)を出力し、自己が最後に割り当てたIDの番号を前段の電源ユニット1に対して出力する(図5[25]参照)。
一方、ステップ112において、自己が先頭であると判定された場合には(ステップ112のNO)、"Unit_OK"信号(H)及び自己が最後に割り当てたIDの番号は出力されずに処理が終了される。
図4に示した処理により、各電源ユニット1は、他の電源ユニット1と連動して、全処理ユニットを後段側から前段側に向かって順番に起動させることができる。これにより、上記した、各ユニット間の接続にPCI−Expressが用いられた場合の、電源の起動順の問題を回避することができる。
さらに、図4に示した処理により、各電源ユニット1は、電源の起動時に、他の電源ユニット1と連動して、全処理ユニットの電源の起動順に応じた番号のIDを各処理ユニットに対してそれぞれ割り当てることができる。これにより、例えば、図5の一例で示したように、各電源ユニット1は、他の電源ユニットと連動して、後段側から前段側に向かって、ID=1、2、3、・・・として、それぞれ各処理ユニット2に対してIDを割り当てることができる。
このように、本実施形態では、全処理ユニットの電源の起動順に応じた番号のIDを各処理ユニット毎にそれぞれ割り当てることとしているので、結果として、処理ユニット2の接続順と相関関係にある番号のIDを各処理ユニット2毎にそれぞれ割り当てることが可能となる。
IDが割り当てられた各処理ユニット2は、自己のIDに対して相対的な値で表現されるIDを使って他の処理ユニットを指定し、相互に通信を行う。したがって、本実施形態では、各処理ユニット2は、ルーティングテーブルをもつ必要もなく、また、各処理ユニット間の通信において、ルーティングテーブルを参照する必要もない。これは、各処理ユニット間の通信速度を向上に繋がり、また、処理速度の向上にも繋がる。
また、本実施形態に係る各電源ユニット1は、各処理ユニット2の電源の起動毎に、IDを各処理ユニット毎にそれぞれ割り当てることができる。これにより、処理システム100に含まれる処理ユニット2の数の増減に対応することができる。
例えば、電源が終了している状態の時に、ユーザが処理システム100の規模増大のために、処理ユニット2を増加させたとする。その後に電源が起動された場合には、その増加された処理ユニット2を含めた全処理ユニットの起動順(接続順)に応じた番号のIDが各処理ユニット毎に割り当てられることになる。また、例えば、処理システム100の含まれる処理ユニットが減少された場合には、台数減少後の全処理ユニットの起動順(接続順)に応じた番号のIDが各処理ユニット毎にそれぞれ割り当てられることになる。
このように、本実施形態に係る処理システム100では、処理システム100に含まれる処理ユニット2の台数が増減したとしても、適切に、処理ユニット2の接続順と相関関係にある番号のIDを各処理ユニット2毎にそれぞれ割り当てることができる。
さらに、本実施形態の電源ユニット1は、自己が先頭の電源ユニット1’であるか、中継の電源ユニット1"であるかを自動的に判定する。したがって、ユーザが電源ユニット1をどこの位置に配置したとしても、電源ユニット1は有効に作動することができ、IDを各処理ユニットに適切に割り当てることができる。
(IDが割り当てられた後の処理システムの動作)
次に、電源ユニットにより割り当てられたIDを用いて、各処理ユニット2が相互に通信し、アプリケーションプログラムを実行する場合の動作について説明する。
図6及び図7は、それぞれそのときの動作の一例を示すフロー図である。なお、図6及び図7の説明では、便宜的に、前段側の処理ユニット2から順番に、第1の処理ユニット2X、第2の処理ユニット2Y、第3の処理ユニット2Zと呼ぶ。また、図6及び図7の説明では、便宜的に、第1の処理ユニット2XにID=3、第2の処理ユニット2YにID=2、第3の処理ユニット2ZにID=1がそれぞれ割り当てられていることとして説明する。
まず、図6について説明する。
第1乃至第3の処理ユニット2X、2Y、2Zは、電源ユニット1により、電源が起動され、IDが割り当てられると、それぞれプログラムの起動待ちの状態で、待機している。
電源ユニット1(マイクロコントローラ5)は、処理ユニット2にアプリケーションプログラムを実行させるために、アプリケーションプログラムを実行させる処理ユニット2を決定する。この場合、電源ユニット1は、何台の処理ユニット2を使用するのかと、どの処理ユニット2にアプリケーションプログラムを実行させるかを決定する。
例えば、電源ユニット1は、第1の処理ユニット2X、第2の処理ユニット2Y、第3の処理ユニット3Z、の3台により、一つのアプリケーションプログラムを協同で実行させると決定する。電源ユニット1は、他の処理ユニット2が接続されている場合には、他の処理ユニット2に他のアプリケーションプログラムを実行させてもよい。
電源ユニット1は、第1の処理ユニット2X(ID=3)に対して、プログラム31を転送し、プログラム起動信号を出力する(図6[1]参照)。第1の処理ユニット2Xは、電源ユニット1からのプログラム起動信号に基づいて、プログラム31を起動させる。
ここで、プログラム31は、myID−1で指定される他の処理ユニットと、myID−2で指定される他の処理ユニット2と協調してアプリケーションを実行するようにプログラムされている。図6に示す例では、第1の処理ユニットのIDは、ID=3であるので、myID−1=2、myID−2=1である。したがって、第1の処理ユニット2Xは、自己に対して右隣(1段後段)に位置する第2の処理ユニット2Y(ID=2)と、2つ右隣(2段後段)に位置する第3の処理ユニット2Z(ID=1)と協調して、アプリケーションを実行することになる。
第1の処理ユニット2Xは、プログラム31を起動させると、プログラム32、33の起動待ち状態で待機する。
電源ユニット1は、第1の処理ユニット2Xに対してのプログラム起動信号を出力すると、第2の処理ユニット2Y(ID=2)に対して、プログラム32を転送し、プログラム起動信号を出力する(図6[2]参照)。
第2の処理ユニット2Yは、電源ユニット1からのプログラム起動信号に基づいて、プログラム32を起動させる。
プログラム32は、myID+1で指定される他の処理ユニット2と、myID−1で指定される他の処理ユニット2と協調してアプリケーションを実行するようにプログラムされている。第2の処理ユニット2YのIDは、ID=2であるので、myID+1=3、myID−1=1である。したがって、第2の処理ユニット2Yは、左隣(1段前段)に位置する第1の処理ユニット2X(ID=3)と、右隣(1段後段)に位置する第3の処理ユニット2Z(ID=1)と協調してアプリケーションを実行することになる。
第2の処理ユニット2Yは、プログラム32を起動させると、起動確認を行い、確認メッセージを第1の処理ユニット2X(ID=3=myID+1)に対して出力する(図6[4]参照)。第2の処理ユニット2Yは、第1の処理ユニット2Xに対して確認メッセージを出力すると、プログラム33の起動待ち状態で待機する。
電源ユニット1は、第2の処理ユニット2Yに対してプログラム起動信号を出力すると、第3の処理ユニット2Zに対して、プログラム33を転送し、プログラム起動信号を出力する(図6[3]参照)。
第3の処理ユニット2Zは、電源ユニット1からのプログラム起動信号に基づいて、プログラム33を起動させる。
プログラム33は、myID+2で指定される他の処理ユニット2、及びmyID+1で指定される他の処理ユニット2と協調してアプリケーションを実行するようにプログラムされている。第3の処理ユニット2ZのIDは、ID=1であるので、myID+2=3、myID+1=2である。したがって、第3の処理ユニット2Zは、2つ左隣(2段前段)に位置する第1の処理ユニット2X(ID=3)と、左隣(1段前段)に位置する第2の処理ユニット2Y(ID=2)と協調してアプリケーションを実行することになる。
第3の処理ユニット2Zは、プログラム33を起動させると、起動確認を行い、第1の処理ユニット2X(ID=3=myID+2)及び第2の処理ユニット2Y(ID=2=myID+1)に対して確認メッセージを出力する(図6[5]、[6]参照)。
その後、第1乃至第3の処理ユニット2X、2Y、2Zは、必要に応じて、自己のIDに対して相対的な値で表現されるIDを使って通信相手を指定し、互いに協調してアプリケーションを実行する。
次に、図7について説明する。
この図7では、第1の処理ユニット2Xが代表的にプログラムの起動指示などの処理を実行する場合が示されている。
第1乃至第3の処理ユニット2X、2Y、2Zは、電源ユニット1により、電源が起動され、IDが割り当てられると、それぞれプログラムの起動待ちの状態で、待機している。
電源ユニット1は、第1の処理ユニット2Xに対して、プログラム34を転送し、プログラム起動信号を出力する(図7[1]参照)。
第1の処理ユニット2Xは、電源ユニット1からのプログラム起動信号に基づき、プログラム34を起動させる。次に、第1の処理ユニット2Xは、プログラム34に基づき、myID−1で指定される他の処理ユニット2に対してプログラム35を転送し、プログラム起動信号を出力する。第1の処理ユニット2XのIDは、ID=3であるので、myID−1=2である。したがって、第1の処理ユニット2Xは、自己に対して右隣に位置する第2の処理ユニット2Y(ID=2)に対して、プログラム35を転送し、プログラム起動信号を出力することになる(図7[2]参照)。
第2の処理ユニット2Yは、第1の処理ユニットからのプログラム起動信号に基づき、プログラム35を起動する。プログラム35は、myID+1で指定される他の処理ユニット2と、myID−1で指定される他の処理ユニット2と協調してアプリケーションを実行するようにプログラムされている。したがって、第2の処理ユニット2Yは、左隣に位置する第1の処理ユニット2X(ID=3=myID+1)と、右隣に位置する第3の処理ユニット2Z(ID=1=myID−1)と協調してアプリケーションを実行することになる。
第2の処理ユニット2Yは、プログラム35を起動させると、アプリケーションスタート待ちの状態で、待機する。
第1の処理ユニット2Xは、第2の処理ユニット2Yに対して、プログラム起動信号を出力すると、次に、プログラム34に基づき、myID−2で指定される他の処理ユニット2に対して、プログラム36を転送し、プログラム起動信号を出力する。第1の処理ユニット2XのIDは、ID=3であり、myID−2=1であるため、第1の処理ユニット2Xは、2つ右隣に位置する第2の処理ユニット2Z(ID=1)に対して、プログラム36を転送し、プログラム起動信号を出力することになる(図7[3])。
第3の処理ユニット2Zは、第1の処理ユニット2Xからのプログラム起動信号に基づき、プログラム36を起動させる。プログラム36は、myID+2で指定される他の処理ユニット2と、myID+1で指定される他の処理ユニット2と協調してアプリケーションを実行するようにプログラムされている。したがって、第3の処理ユニット2Zは、自己に対して2つ左隣に位置する第1の処理ユニット2X(ID=3=myID+2)と、左隣に位置する第2の処理ユニット2Y(ID=2=myID+1)と協調してアプリケーションを実行することになる。
第3の処理ユニット2Zのプログラム36の起動が完了すると、第1乃至第3の処理ユニット2X、2Y、2Zは、必要に応じて、自己のIDに対して相対的な値で表現されるIDを使って通信相手を指定し、互いに協調してアプリケーションを実行する。
図6及び図7で説明したように、本実施形態では、処理ユニット2の接続順と相関関係にある番号のIDが各処理ユニット2毎にそれぞれ割り当てられているため、各処理ユニット2は、自己のIDに対して相対的な値で表現されるIDを使って通信相手を指定することができる。これにより、上記したように、処理ユニット2は、ルーティングテーブルをもつ必要もなく、また、各処理ユニット2間の通信において、ルーティングテーブルを参照する必要もない。これにより、各処理ユニット間の通信速度を向上させることができ、処理速度を向上させることができる。
図6及び図7の説明では、3台の処理ユニット2が互いに協調して処理を実行する場合について説明した。しかし、互いに協調して処理を実行する処理ユニット2の台数は、3台に限られない。この処理ユニット2の台数は、2台であってもよく、4台以上であっても構わない。
図6及び図7の説明では、連続で並んだ3台の処理ユニット2が協調して処理を実行する場合について説明したが、並び順(接続順)で連続しない処理ユニットに協調処理を実行させることも可能である。すなわち、各処理ユニット2が実行するプログラムに含まれる情報である、自己のIDに基づいて、通信相手を特定するための情報(myID+x)を適宜変更すれば、並び順で連続しない各処理ユニッ2ト間で協調して処理を実行させることも可能である。
(電源の終了時の処理)
次に、処理システム100の電源の終了時の動作について説明する。
図8は、電源ユニットが処理ユニットの電源を終了させる場合の動作を示すフローチャートである。図9は、処理システムの電源の終了時の動作を示すシーケンス図である。なお、図9において、説明の容易のために、処理システム100の構成が簡略化されている。
電源ユニット1のマイクロコントローラ5は、他の電源ユニット1との関係で、自己が先頭の電源ユニット1’であるか、または、中継の電源ユニット1"であるかを判定する(ステップ201)(図9[1]、[2]参照)。
自己が先頭であると判定された場合(ステップ201のYES)、マイクロコントローラ5は、ユーザにより電源スイッチ15が押圧され、電源スイッチ15からの電源スイッチOFFの信号が入力されたか否かを判定する(ステップ202)。
ユーザにより、電源スイッチ15が押圧され、電源スイッチOFFの信号が入力された場合(ステップ202のYES)、マイクロコントローラ5は、次のステップ204に進む。一方、電源スイッチ15からの電源スイッチOFFの信号が入力されなかった場合(ステップ202のNO)マイクロコントローラ5は、ステップ202に戻り、再び電源スイッチOFFの信号が入力されたか否かを判定する。
すなわち、自己が先頭の電源ユニット1’であると判定された場合、この電源ユニット1’は、自己に設けられた電源スイッチ15の電源の切断待ちの状態となる。
ステップ201において、自己が先頭でないと判定された場合(ステップ201のNO)、すなわち、自己が中継の電源ユニット1"であると判定された場合、マイクロコントローラ5は、ステップ203の処理を実行する。
ステップ203では、マイクロコントローラ5は、前段の電源ユニット1から"Shut_down"信号が入力されたか否かを判定する。
マイクロコントローラ5は、前段の電源ユニット1から"Shut_down"信号が入力された場合(ステップ203のYES)、次のステップ204へ進む。一方、前段の電源ユニット1から"Shut_down"信号が入力されない場合(ステップ203のNO)、マイクロコントローラ5は、ステップ203へ戻り、再び、前段の電源ユニット1から "Shut_down"信号が入力されたか否かを判定する。
すなわち、自己が中継の電源ユニット1"であると判定された場合、その電源ユニット1"は、前段の電源ユニット1からの"Shut_down"信号の入力待ちの状態となる。
自己が先頭の電源ユニット1’である場合において、電源スイッチ15からの電源スイッチOFFの信号が入力された場合(ステップ202のYES)(図9[3]参照)、または、自己が中継の電源ユニットである場合において、前段の電源ユニット1から"Shut_down"信号が入力された場合(ステップ203のYES)(図9[8]参照)、ステップ204に示す処理が実行される。
ステップ204では、自己に接続されている処理ユニット群20からの"Power_OK"信号の入力数がカウントされる。上記のように、処理ユニット2は、電源ユニット1から12Vの電圧が供給されると、"Power_OK"信号を電源ユニット1に対して出力するように構成されている(図9[4]、[5]、[10]参照)。したがって、マイクロコントローラ5は、ステップ204において、この"Power_OK"信号の数をカウントすればよい。これにより、電源ユニット1のマイクロコントローラ5は、自己に接続された処理ユニット2の数を認識することができる。
"Power_OK"信号の入力数をカウントすると、マイクロコントローラ5は、"Power_OK"信号の入力数+1台の各ユニット1、2に対して、電源ユニット1に接続位置が近い側から順番に"Shut_down"信号(終了制御信号)を出力する(ステップ205)(図9[6]、[7]、[8]、[11]、[12]参照)。
ここで、マイクロコントローラ5は、"Power_OK"信号の入力数だけでなく、"Power_OK"信号の入力数+1台に対して"Shut_down"信号を出力する。したがって、後段に他の電源ユニット1が接続されている場合には、その後段の電源ユニットに対して、"Shut_down"信号が入力される(ステップ203、図9[8]参照)。
一方、後段に他の電源ユニット1が接続されていない場合、すなわち、自己が最後段の電源ユニット1である場合には、"Power_OK"信号の入力数+1台目に出力された"Shut_down"信号は、空振りとなる(図9[12]参照)。
"Shut_down"信号を出力すると、マイクロコントローラ5は、自己に接続された処理ユニット群20に対しの12Vの電圧の供給を終了し(ステップ206)(図9[9]、[13]参照)、処理を終了する。
図8に示した処理により、各電源ユニット1は、自己に接続された処理ユニット2を前段側から順番に終了させることができると共に、他の電源ユニット1と連動して、処理システム100を構成する処理ユニット2を前段側から順番に終了させることができる。これにより、上記した、各ユニット間の接続にPCI−Expressが用いられた場合の、電源の終了順の問題を回避することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
なお、第2実施形態の説明では、上述の第1実施形態と同様の構成及び機能を有する部分については、同一符号を付し、説明を省略、または簡略化する。
[処理システムの構成]
図10は、本実施形態に係る処理システムを示す図である。
図10に示すように、処理システム200は、各ユニット1、2がリング状に配列されて構成される。
第2実施形態においても、上述の第1実施形態と同様に、処理システム200は、電源ユニット1、演算ユニット2A、ビデオユニット2B、及びネットワークユニット2Cの中から、ユーザが、必要な規模に応じて、必要なユニットを任意に選択して構成することが可能とされている。なお、第1実施形態と同様に、1台の電源ユニット1に接続される処理ユニット2の最大数は、あらかじめ設定されており、例えば、4台とされる。
ここで、第2実施形態に係る処理システム200では、図10に示すように、各ユニット1、2がリング状に配列されて構成されるので、電源ユニット1の配置関係において、どこが最前段(先頭)であるかが定義されない。この場合、各電源ユニット1は、他の電源ユニットとの位置関係で、自己が先頭の電源ユニット1’であるか、中継の電源ユニット1"であるかが判断できない。この場合、各電源ユニット1では、処理システム200を構成する複数の処理ユニットのうち、どの処理ユニット2から順に電源を起動させ、どの処理ユニット2から電源を終了させればよいかが判断できない、といった問題がある。
そこで、本実施形態に係る電源ユニット1は、電源ユニット1に設けられた電源スイッチ15が押圧された場合に、その押圧された電源スイッチ15を有する電源ユニット1が先頭の電源ユニット1’となり、所定の順番で、処理ユニット2の電源の起動及び終了を制御することとしている。
[動作説明]
処理システム200の動作について、具体的に説明する。なお、処理システム200の動作説明において、電源ユニット1の動作を中心に説明する。
(電源の起動時の処理)
まず、処理システム200の電源の起動時の処理について説明する。
図11は、電源ユニットが処理ユニットの電源を起動させ、起動順に応じた番号のIDを各処理ユニットに対して割り当てる場合の動作を示すフローチャートである。図12は、処理システムの電源の起動時の動作を示すシーケンス図である。図12では、説明の容易のために、処理システム200の構成が簡略化されている。なお、図11の説明では、上述の図4と異なる点を中心に説明する。
図11に示すように、電源ユニット1のマイクロコントローラ5は、自己の電源ユニット1に設けられた電源スイッチ15が押圧され、電源スイッチ15からの電源スイッチONの信号が入力されたか否かを判定する(ステップ301)。
電源スイッチ15からの電源スイッチONの信号が入力されなかった場合(ステップ301のNO)、マイクロコントローラ5は、前段の電源ユニット1からの"Boot"信号が入力されたか否かを判定する(ステップ302)。
前段の電源ユニット1から"Boot"信号が入力されなかった場合(ステップ302のNO)、マイクロコントローラ5は、ステップ301へもどり、再び、電源スイッチ15からの電源スイッチONの信号が入力されたか否かを判定する。
すなわち、各電源ユニット1は、自己の電源スイッチ15からの電源スイッチONの信号、または、前段の電源ユニット1からの"Boot"信号の入力待ちの状態とされる(図12[1]、[2]、[3]参照)。
ステップ301において、ユーザにより、電源スイッチ15が押圧された場合(ステップ301のYES)(図12[4]参照)、マイクロコントローラ5は、自己に接続された処理ユニット群20に対して、12Vの電圧を供給する(ステップ304)(図12[5]参照)。なお、ユーザにより電源スイッチ15が押圧された場合に、その電源スイッチ15を有する電源ユニット1は、自己が先頭の電源ユニット1’と認識する。
ステップ302において、前段の電源ユニット1からの"Boot"信号が入力された場合(ステップ302のYES)(図12[7]、[13]参照)、マイクロコントローラ5は、前段の電源ユニット1に対して、"Unit_OK"信号(L)を出力する(ステップ303)(図12[8]、[14]参照)。なお、前段の電源ユニット1から"Boot"信号が入力された場合、その電源ユニット1は、自己が中継の電源ユニット1"であると認識する。
前段の電源ユニット1に対して、"Unit_OK"信号(L)を出力すると、マイクロコントローラ5は、自己に接続された処理ユニット群20に対して、12Vの電圧を供給する(ステップ304)(図12[9]、[11]、[15]、[17]参照)。
なお、ステップ304以降の処理については、図4のステップ105以降の処理と同様であるため、説明を省略する。
図15は、図11に示す処理が実行された場合の、処理システムの電源の起動順の一例を示す図である。
図15に示すように、処理システム200を構成する複数の電源ユニット1のうちの1つの電源ユニット1の電源スイッチ15がユーザにより押圧された場合、その電源ユニット1が先頭の電源ユニット1’となる。また、その他の電源ユニットが中継の電源ユニット1"となる。
そして、各電源ユニット1は、相互に連動して、電気的な接続関係において、先頭の電源ユニット1’から最も遠い処理ユニット2(図15中、先頭の電源ユニット1’の下側に配置された処理ユニット2)から順に、電源を起動させる。そして、各電源ユニット1は、相互に連動して、電源の起動順に応じた番号のIDを各処理ユニット毎にそれぞれ割り当てる。
これにより、図15に示すように、先頭の電源ユニット1’から反時計回りに順番に処理ユニット2の電源が起動され、この起動順に応じて、ID=1から反時計回りに順番にIDが割り当てられる。
このように、第2実施形態では、電源スイッチ15が押圧された電源ユニット1を基準として、電源が起動されるので、処理ユニット200がリング状に構成された場合にも対応することができる。また、第2実施形態においても、上述の第1実施形態と同様に、接続順と相関関係にあるIDが各処理ユニットに対してそれぞれ割り当てられるので、各処理ユニット2は、自己のIDに対して相対的な値で表現されるIDを使って通信相手を指定することができる。これにより、各処理ユニット間の通信速度を向上させることができ、処理速度を向上させることができる。
なお、図15では、反時計回りに電源が起動されている場合が示されているが、各ユニット1、2の電気的な接続関係が逆周りである場合には、処理ユニット2の電源の起動順は、時計回りとされる。
(電源の終了時の処理)
次に、処理システム200の電源の終了時の処理について説明する。
図13は、電源ユニットが処理ユニットの電源を終了させる場合の動作を示すフローチャートである。図14は、処理システムの電源の終了時の動作を示すシーケンス図である。図14では、説明の容易のために、処理システム200の構成が簡略化されている。なお、図13の説明では、上述の図8と異なる点を中心に説明する。
図13に示すように、電源ユニット1のマイクロコントローラ5は、自己の電源ユニット1に設けられた電源スイッチ15が押圧され、電源スイッチ15からの電源スイッチOFFの信号が入力されたか否かを判定する(ステップ401)。
電源スイッチ15からの電源スイッチOFFの信号が入力されなかった場合(ステップ401のNO)、マイクロコントローラ5は、前段の電源ユニット1からの"Shut_down"信号が入力されたか否かを判定する(ステップ402)。
前段の電源ユニット1から"Shut_down"信号が入力されなかった場合(ステップ402のNO)、マイクロコントローラ5は、ステップ401へもどり、再び、電源スイッチ15がOFFの信号が入力されたか否かを判定する。
すなわち、各電源ユニット1は、自己の電源スイッチ15からの電源スイッチOFFの信号、または、前段の電源ユニット1からの"Shut_down"信号の入力待ちの状態とされる(図14[1]、[2]参照)。
ステップ401において、ユーザにより、電源スイッチ15が押圧された場合(ステップ401のYES)(図14[3]参照)、マイクロコントローラ5は、自己に接続された処理ユニット群20からの"Power_OK"信号の入力数をカウントする(ステップ403)(図14[4]、[5]参照)。なお、ユーザにより電源スイッチ15が押圧された場合に、その電源スイッチ15を有する電源ユニット1が先頭の電源ユニット1’とされる。
ステップ402において、前段の電源ユニット1からの"Shut_down"信号が入力された場合(ステップ402のYES)(図14[8]参照)、マイクロコントローラ5は、次のステップ403に進む。なお、前段の電源ユニット1から"Shut_down"信号が入力された場合、その電源ユニット1は、中継の電源ユニット1"とされる。
なお、ステップ403以降の処理については、図8のステップ204以降の処理と同様であるため、説明を省略する。
図15を参照して、図15には、図13に示す処理が実行された場合の、処理ユニット2の終了順の一例が示されている。
図15に示すように、処理システム200を構成する複数の電源ユニット1のうちの1つの電源ユニット1の電源スイッチ15がユーザにより押圧された場合、その電源ユニット1が先頭の電源ユニット1’となる。また、その他の電源ユニットが中継の電源ユニット1"となる。
そして、各電源ユニット1は、相互に連動し、電気的な接続関係において、先頭の電源ユニット1’から最も近い処理ユニット2(図15中、先頭の電源ユニットの上側に配置された処理ユニット2)から順に、電源を終了させる。これにより、図15に示すように、先頭の電源ユニット1’から時計回りに順に電源が終了される。これにより、上記した、各ユニット間の接続にPCI−Expressが用いられた場合の、電源の終了順の問題を回避することができる。
なお、図15では、反時計回りに電源が終了されている場合が示されているが、各ユニット1、2の電気的な接続関係が逆周りである場合には、処理ユニット2の電源の終了順は、時計回りとされる。
(各種変形例)
上述の第1実施形態では、図1、図2等において、各ユニット1、2の位置的な関係が直列的である場合について説明した。しかしながら、各ユニット1、2の位置的な関係は、これに限定されない。典型的には、各ユニット1、2の電気的な接続関係が直列的であれば、各ユニット1、2の位置的な関係は、どのような配置であっても構わない。
これは、第2実施形態に係る処理システム200においても同様である。すなわち、各ユニット1、2の電気的な接続関係がリング状であれば、各ユニット1、2の位置的な関係は、どのような配置であっても構わない。
1、1’1"…電源ユニット
2…処理ユニット
2A…演算ユニット
2B…ビデオユニット
2C…ネットワークユニット
5…マイクロコントローラ
7…制御信号線
15…電源スイッチ
20…処理ユニット群
100、200…処理システム

Claims (10)

  1. 自己に対して接続された複数の処理ユニットで構成される第1の処理ユニット群と通信可能な通信部と、
    前記通信により、前記第1の処理ユニット群に含まれる処理ユニットのうち、電気的な接続関係における後段側の処理ユニットから順番に電源を起動させるように電源を制御し、前記電源の起動毎に、前記電源の起動順に応じた番号のIDを、前記複数の処理ユニット毎にそれぞれ割り当てる制御部と
    を具備する電源ユニット。
  2. 請求項1に記載の電源ユニットであって、
    前記通信部は、前記第1の処理ユニット群とは異なる第2の処理ユニット群と接続され、前記第2の処理ユニット群の前記電源を制御する、少なくとも1以上の他の電源ユニットと通信可能であり、
    前記制御部は、
    前記他の電源ユニットとの通信により、前記第2の処理ユニット群の電源の起動よりも後に、前記第1の処理ユニット群の電源を起動させるように前記電源を制御し、
    前記第2の処理ユニット群の起動に対する、第1の処理ユニット群の起動順に応じた番号であって、前記第1の処理ユニット群内での前記電源の起動順に応じた番号の前記IDを、前記複数の処理ユニット毎にそれぞれ割り当てる
    電源ユニット。
  3. 請求項に記載の電源ユニットであって、
    前記制御部は、
    電気的な接続関係における後段側に、後段の前記他の電源ユニットが接続されているか否かを確認する確認信号を出力し、
    後段の前記他の電源ユニットからの前記確認信号に対する応答信号が入力されたか否かを判定する
    電源ユニット。
  4. 請求項に記載の電源ユニットであって、
    前記制御部は、
    前記応答信号が入力されない場合に、前記第1の処理ユニット群を後段側から順番に起動させるように前記電源を制御し、
    前記応答信号が入力された場合に、後段の前記他の電源ユニットに接続された前記第2の処理ユニット群の起動が完了したことを示す起動完了信号が入力されるのを待ってから、自己に接続された前記第1の処理ユニット群を後段側から順番に起動させるように、前記電源を制御する
    電源ユニット。
  5. 請求項に記載の電源ユニットであって、
    前記制御部は、
    前記応答信号が入力されない場合に、前記起動順に応じた番号の前記IDを前記複数の処理ユニット毎にそれぞれ割り当てて、最後に割り当てた前記IDの番号の情報を、前段の前記他の電源ユニットに出力し、
    前記応答信号が入力された場合に、後段の前記他の電源ユニットからの前記IDの番号の情報に基づいて、前記起動順に応じた番号の前記IDを前記複数の処理ユニット毎にそれぞれ割り当てて、最後に割り当てた前記IDの番号の情報を前段の前記他の電源ユニットに出力する
    電源ユニット。
  6. 請求項2に記載の電源ユニットであって、
    前記制御部は、
    前記他の電源ユニットとの関係で、自己が先頭の電源ユニットであるか、中継の電源ユニットであるかを判定し、
    前記判定された判定結果に応じて、前記他の電源ユニットとの通信により、前記第2の処理ユニット群の電源の起動よりも後に、前記第1の処理ユニット群の電源を起動させるように、前記電源を制御し、
    前記第2の処理ユニット群の起動に対する、第1の処理ユニット群の起動の起動順に応じた番号であって、前記第1の処理ユニット群内での前記電源の起動順に応じた番号のIDを、前記複数の処理ユニット毎にそれぞれ割り当てる
    電源ユニット。
  7. 請求項に記載の電源ユニットであって、
    前記電源スイッチをさらに具備し、
    前記制御部は、自己の前記電源スイッチの切り替えにより、前記他の電源ユニットとの関係で、自己が先頭の電源ユニットであると判定する
    電源ユニット。
  8. 複数の処理ユニットで構成される処理ユニット群と、
    自己に対して接続された前記処理ユニット群と通信可能な通信部と、前記通信により、前記処理ユニット群に含まれる処理ユニットのうち、電気的な接続関係における後段側の処理ユニットから順番に電源を起動させるように電源を制御し、前記電源の起動毎に、前記電源の起動順に応じた番号のIDを、前記複数の処理ユニット毎にそれぞれ割り当てる制御部とを有する電源ユニットと
    を具備する処理システム。
  9. 複数の処理ユニットでそれぞれ構成される複数の処理ユニット群と、
    自己に対して接続された第1の処理ユニット群と通信可能であり、かつ、前記第1の処理ユニット群とは異なる第2の処理ユニット群と接続され、前記第2の処理ユニット群の電源を制御する、少なくとも1以上の他の電源ユニットと通信可能である通信部と、前記第1の処理ユニット群との通信により、前記第1の処理ユニット群に含まれる処理ユニットのうち、電気的な接続関係における後段側の処理ユニットから順番に電源を起動させるように電源を制御し、かつ、前記他の電源ユニットとの通信により、前記第2の処理ユニット群の電源の起動よりも後に、前記第1の処理ユニット群の電源を起動させるように、前記電源を制御し、前記第2の処理ユニット群の起動に対する、第1の処理ユニット群の起動に応じた番号であって、前記第1の処理ユニット群内での前記電源の起動順に応じた番号のIDを、前記複数の処理ユニット毎にそれぞれ割り当てる制御部とをそれぞれ有する複数の電源ユニットと
    を具備する処理システム。
  10. 自己に対して接続された複数の処理ユニットで構成される処理ユニット群との通信により、前記処理ユニット群に含まれる処理ユニットのうち、電気的な接続関係における後段側の処理ユニットから順番に電源を起動させるように電源を制御し、
    前記電源の起動毎に、前記電源の起動順に応じた番号のIDを、前記複数の処理ユニット毎にそれぞれ割り当てる
    IDの割り当て方法。
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