JP5428110B2 - モールドイン成形用係止部材及びそれを有する樹脂成形体の製造方法 - Google Patents

モールドイン成形用係止部材及びそれを有する樹脂成形体の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、自動車用シートや事務用椅子等のクッションとなる発泡樹脂成形体を成形する際に、この発泡樹脂成形体表面に固定されるモールドイン成形用係止部材、および該係止部材が表面に取り付けられた発泡樹脂成形体の製造方法、さらにこのような発泡樹脂成形体を用いた座席に関するものである。
該係止部材付き発泡樹脂成形体は、その表面を布で代表される被覆体で蔽い、被覆体裏面に存在する被係合素子と該係止部材の係合素子を係合させることで発泡樹脂成形体表面に該被覆体を固定して座席等に使用される。
現在、自動車や事務用等に用いられる座席は、発泡ウレタン等からなるクッションの表面に、シートカバー(被覆体)を被せて構成されている。
自動車用シートの成形方法として、表面に多数の係合素子、裏面に多数の埋設素子(アンカー素子と称す)を備えた係止部材を成形型内の所定の位置にセットし、該成形型内に成形用樹脂(発泡性樹脂液)を注入して発泡させ、上記係止部材の埋設素子を発泡樹脂成形体内に埋設させて発泡樹脂成形体と係止部材を一体化し、かつ上記係合素子が発泡樹脂成形体の外表面に露出するように係止部材を埋め込み成形する方法(いわゆるモールドイン成形法)が用いられている。
そして、シートカバー(被覆体)の裏面には、上記係止部材の係合素子に係合可能な被係合素子が設けられており、これら両素子を係合させることにより、上記シートカバーを発泡樹脂成形体表面に沿わせ固定することにより、発泡樹脂成形体はシートカバーにより被覆されることとなる。
従来、成形型内に装着する係止部材として、フック状係合素子を有する硬質の係止部材(以下、フック部材ということがある)が扱いやすいために、フック部材の裏面を発泡樹脂成形体側に埋設しフック状係合素子を表面に露出させ、一方、被覆体側にループ状係合素子を設けて両者を係合する方式が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
上記のモールドイン成形法では、通常、成形型の所定の位置に幅の狭い凹部を設け、この凹部に係止部材をフック状係合素子面が凹部底面側となるように嵌め込み、その状態で発泡性成形用樹脂液(以下、単に発泡樹脂ということがある)を成形型に流し込み成形する方法がとられている。この成形方法では、成形型内に設けた凹部に係止部材を装着してモールドイン成形する際に、流し込んだ発泡樹脂が係止部材と成形型凹部の間隙から係合素子面側に流入し、係合素子が発泡樹脂中に埋没してしまうという問題が生じ、該係合素子が発泡樹脂内に埋没した場合には係合能力を有しないこととなる。
したがって、モールドインの成形技術においては、該係合素子面に発泡樹脂が浸入して係合素子が発泡樹脂中に埋没することを阻止することが極めて必要である。
さらに、近年、シートの構造や意匠が複雑多岐にわたるようになり、シート用発泡樹脂成形体の構造も従来の平板状のものから、人体の形状に合わせた複雑な二次元形状や三次元形状で曲線状のものとなり、従来の硬質のフック部材を発泡樹脂成形体に埋設する技術では、硬質なフック部材を複雑な二次元形状や三次元形状に丸く曲げること、さらに係合素子面が発泡樹脂で覆われることなく発泡樹脂成形体を得ることは極めて難しくなってきている。
例えば、従来の硬いフック部材をフック面にほぼ平行に横方向に曲げようとしても、フック部材が殆ど伸縮性を有していないことから、横方向に殆ど曲げることができず、したがって三次元に曲がる凹部に沿わせるように係止部材を丸く曲げて該凹部に挿入することが極めて難しい。例え曲げることができたとしても、一点で折れ曲がるような曲がり方をしたり、あるいは曲げた個所の内径側と外径側とが同一平面とならず、片側または内側が凹部から浮き上がり、浮き上がった個所から発泡樹脂が流れ込み、係合素子表面が発泡樹脂中に埋没することとなる。
すなわち、従来の硬質係止部材では、三次元曲面に沿うように該係止部材を丸く曲げることは極めて難しく、例え曲げることができたとしても、硬質の係止部材と金型に設けた凹部との間に発泡樹脂が侵入できるような隙間が形成され、その結果、係止部材のフック側面が発泡樹脂で覆われ、係合能を有しないこととなる。
このようにフック部材を三次元形状に曲げた場合の問題点を解決する手段として、たとえば、特許文献2には、基板の裏面(フック係合素子を有する面とは反対側の面)に少なくとも1条の変形調整突条を設けることにより、フック係止部材の見かけ上剛性を低下させ、平面的変形を容易にさせる方法が提案されている。確かに、同公報に記載された方法は、平面的変形がわずかである場合や基板幅が狭い係止部材である場合には、ある程度の効果を発揮するが、それでも、係合素子面が成形樹脂により被覆されることを大きく改善することはできず、特に上記以外の場合にはあまり効果を期待できない。
特開平5−016173号公報 特開2006−122269号公報
本発明は上記の課題を解決するものであって、その目的は、モールドイン成形時にフック係止部材が成形体の複雑な二次元または三次元構造に適応するようにフック係止部材を曲げることができ、金型内に設置した凹部との密着性に優れ、かつ発泡性成形樹脂液の侵入により係合素子面が被覆されて係合機能を喪失することがなく、さらに複雑な二次元または三次元構造を有する発泡樹脂成形体を得ることができるモールドイン成形用係止部材を提供することにある。
本発明者らは上記の課題を解決するための具体的手段について検討した結果、係合部材の係合素子列を隣合う係合素子列から独立させることにより横方向に自由に曲げることを可能とし、さらに係合素子面の反対側の面に厚さの大きいエラストマー樹脂層を一体化することにより上記課題が解決されることを見出した。
すなわち、本発明は、エラストマー樹脂からなる棒状体の表面に、硬質樹脂からなる係合素子が該棒状体長さ方向に列をなして立っており、かつ該棒状体の表面には、このような係合素子列が並列に複数列存在しており、さらに各係合素子列を構成する係合素子は列方向に一体化されているが、隣り合う係合素子列同士は独立して存在しているモールドイン成形用係止部材である。
そして好ましくは、係合素子列の列数が2〜6列である上記のモールドイン成形用係止部材であり、またエラストマー樹脂からなる棒状体中に、各係合素子列から伸びるアンカー素子が埋没されている上記のモールドイン成形用係止部材であり、またアンカー素子が、その根元から先端部に至る間に、膨らみ部分を有している上記のモールドイン成形用係止部材であり、また棒状体の断面形状が、縦:横比で0.7:1〜1.5:1の範囲である上記のモールドイン成形用係止部材であり、また棒状体を構成するエラストマー樹脂に磁着性粉体が配合されている上記のモールドイン成形用係止部材である。
さらに、本発明は、下部にアンカー素子を有する独立した係合素子列を複数形成し得る隙間を有する押し出し口金より硬質樹脂を押し出し、同時に同口金のアンカー素子相当部分を覆うようにエラストマー樹脂を押し出すことにより、アンカー素子が該エラストマー樹脂中に埋設されており、かつエラストマー樹脂上には独立した複数の係合素子列を有する成形物を製造し、そして係合素子列の列方向に交差する方向に係合素子列にスリットを入れ、さらに係合素子列の長さ方向に延伸することによりモールドイン成形用係止部材を製造する方法である。
あるいは、本発明は、硬質樹脂からなる帯状基板の表面に同樹脂からなる複数の係合素子列を有する係合部材とその裏面にエラストマー樹脂からなる棒状体が該係止素子列にほぼ平行に一体化されているエラストマー樹脂付係止部材から、隣り合う係合素子列の間に存在する基板部を取り除くことにより、複数の係合素子列をそれぞれ独立させるモールドイン成形用係止部材の製造方法である。
また、本発明は、エラストマー樹脂からなる棒状体の表面に、硬質樹脂からなる係合素子が該棒状体長さ方向に列をなして立っており、かつ該棒状体の表面には、このような係合素子列が並列に複数列存在しており、かつ係合素子列は該棒状体長さ方向には一体化されているが、隣り合う係合素子列からは独立しているモールドイン成形用係止部材を、成形型の内面に設けられた凹部に該係合素子列が凹部底面側となるように挿入または被せ、次いで成形型内に発泡性樹脂を導入し、該発泡性樹脂を発泡硬化させて係止部材付成形体を得て、そして成形型から該係止部材付成形体を取り出す係止部材付き樹脂成形体の製造方法である。
そして、この製造方法において、好ましくは、凹部が、棒状体の幅と同一またはわずかに狭い幅を有し、凹部に係止部材をセットする際に、凹部に棒状体を挿入する製造方法であり、また棒状体が磁着性粉体を有しており、かつ凹部底部、凹部側壁または凹部側壁頂部には磁石が埋め込まれており、磁着性粉体と磁石との磁着力により係止部材が凹部に固定されている製造方法である。
さらに本発明は、上記の係止部材付き樹脂成形体の表面を被覆体で蔽い、被覆体裏面に存在する被係合素子と該係止部材の係合素子を係合させることで樹脂成形体表面を該被覆体で覆うとともに該被覆体を固定する被覆体で覆われた座席の製造方法である。
本発明により、成形体の複雑な二次元や三次元形状に対応可能なモールドイン成形用係止部材が得られ、例えば高級自動車用シートのように、複雑な曲面形状を有する発泡樹脂成形体の表面の所定位置に係止部材を固定することができ、しかもその係止部材表面の係合素子は発泡樹脂に覆われることなく露出しており、その表面をシートカバー(被覆体)で覆うことにより、該係合素子はシートカバー裏面に設けられた被係合素子と係合して、シートカバーが樹脂成形体表面に被覆固定され、高級感ある自動車用シートが得られることとなる。
すなわち、従来から用いられている係止部材は硬質樹脂からなる基板の上に複数の係合素子列を並列に配置したものであり、基板はその上に複数列の係合素子列を有することから、横方向に幅を有している(通常、5〜20mm)。この幅広い基板が係止部材横方向への曲げを妨げている。
本発明では、係合素子列の間に存在する基板を取り除くことにより、あるいは係合素子列の間に基板が存在しないように成形することにより、各係合素子列を独立させており、さらにその係合素子列を基板上に立っている形状を保つために、裏面にエラストマー樹脂を一体化している。
しかも、エラストマー樹脂は、厚みを有する断面形状を有していることから係止部材を横方向に曲げる際にも、捩れたりすることなく、横方向へ曲げることができ、したがって複雑な二次元や三次元形状に曲げることができ、しかも金型凹部へ挿入したり、載せる際に凹部との間に隙間ができることがなく密着させることができるため、隙間から発泡樹脂液が侵入して係合素子面が発泡樹脂で覆われ、係合能をなくすることもない。また、係合素子は、裏面に存在しているアンカー素子等によりエラストマー樹脂に固定されており、係合素子が係合により引っ張られてもエラストマー樹脂から抜け出ることがない。
したがって、本発明の係止部材は発泡成形体の複雑な二次元や三次元形状に対応可能であり、複雑な曲面形状を有する発泡樹脂成形体の表面の所定位置に本発明の係止部材を固定することができ、しかも発泡成形後において、係合素子は発泡樹脂に覆われることなく露出しており、その表面をシートカバー(被覆体)で覆うことにより、シートカバー裏面に設けられた被係合素子と係合して、シートカバーが樹脂成形体表面に被覆固定され、高級感ある自動車用シート、航空機用シート等が得られることとなる。
本発明の係止部材の一例を示す斜視図である。 本発明の係止部材を製造する過程において、隣り合う係合素子列間を結合していた基板部分がまだ除去されておらずかつエラストマー樹脂棒状体が一体化されていない時点での係合部材の断面図である。 本発明の係止部材の一例を金型内の凹部にセットし、発泡樹脂を導入する直前の状態の係止部材の断面図である。 本発明の係止部材の他の一例を金型内の凹部にセットし、発泡樹脂を導入する直前の状態の断面図である。
以下、図面により本発明を説明する。図1は、本発明の係止部材の一例を示す斜視図である。図2は、本発明の係止部材を製造する過程において、係合素子列が一体化されている状態、すなわち隣り合う係合素子列間を結合していた基板部分がまだ除去されておらずかつエラストマー樹脂棒状体が一体化されていない時点での係合部材の断面図である。図3は、本発明の係止部材の一例を金型内の凹部にセットし、発泡樹脂を導入する直前の状態の断面図である。図4は、本発明の係止部材の他の一例を金型内の凹部にセットし、発泡樹脂を導入する直前の状態の断面図である。
これら図中、1は係合素子、2は係合素子列、3は隣の係合素子列、4はアンカー素子、5はアンカー素子の膨らみ部分、6は基板、7はエラストマー樹脂棒状体、8は隣り合う係合素子列の間に存在する基板部、9は成形金型内に設けた凹部、10は磁石、Lはエラストマー樹脂棒状体長さ方向(すなわち係合素子列方向)をそれぞれ表す。
これらの図から明らかなように、基板6の表面には係合素子1、裏面にはアンカー素子4を有しており、そして、基板から下(裏面側)はエラストマー樹脂からなる棒状体中に埋没している。そして、基板6の表面には、複数の係合素子1が棒状体の長さ方向に列をなして基板面からほぼ直立している。そして、本発明の係止部材においては、図1から明らかなように、隣り合う係合素子列間を結合していた基板(すなわち隣り合う係合素子列間に存在していた基板)は取り除かれて、各係合素子列は独立した状態となっている。あるいは係合素子列を連結する基板が存在しないように成形する。
このように、本発明のモールドイン成形用係止部材は、主として、片面に係合素子1を有する帯状の基板6と該係合素子列の固定するためのエラストマー樹脂からなる棒状体からなる。基板6、その表面に存在する係合素子1及び裏面に存在するアンカー素子4はともに同一の硬質樹脂から形成されているのが係合力の点で、また製造し易さの点で好ましい。
基板6は、隣り合う係合素子列間に結合する基板部を取り除く以前においては幅4〜16mmが好ましく、より好ましくは5〜12mm、さらに好ましくは6〜10mmである。基板の幅があまりに大き過ぎると、隣り合う係合素子列間に存在する基板部を取り除いても、複雑な三次元形状に曲げることが難しくなる。逆に、細すぎてもその上に存在させる係合素子列の数が少なくなり、係合力が劣ることとなる。また基板1の厚さとしては、0.1〜1mmが好ましく、より好ましくは0.3〜0.7mmである。基板の厚さが薄すぎる場合には強度的に問題を生じ、また厚すぎる場合には複雑な三次元形状に曲げることがやや困難となる。なお、隣り合う係合素子列間に存在する基板部はエラストマー樹脂の棒状体と一体化された後において取り除かれるが、取り除き易いように、図2に示すように、取り除く部分の両端部を薄くしておくのが好ましい。
また、下部にアンカー素子を有する独立した係合素子列を複数形成し得る隙間を有する押し出し口金より硬質樹脂を押し出し、同時に同口金のアンカー素子相当部分を覆うようにエラストマー樹脂を押し出すことにより、アンカー素子が該エラストマー樹脂中に埋設されており、かつエラストマー樹脂上には独立した複数の係合素子列を有する成形物を製造することができる。この方法を用いると、係合素子間を連結する基板を除去する必要がなく、工程上及び取り除かなければならない樹脂が存在しない点で優れている。
係合素子1の形状としては、やじり型、きのこ型、かぎ型のいずれでもよい。係合素子の高さ(基板面からの高さ)としては特に制限はないが、通常、1〜5mmが好ましく、より好ましくは1.5〜3mmの範囲である。さらに、係合素子密度としては10個〜90個/cmの範囲が好ましく、より好ましくは15〜60個/cmである。係合素子は、通常、基板面に対してほぼ垂直に直立して、基板長さ方向に列をなして並んでおり、一列に存在する係合素子本数としては3〜20個/cm程度が好ましく、かつそのような列が基板幅方向に複数列、具体的には係合力の点で2〜10列、好ましくは2〜7列、特に好ましくは2〜5列存在している場合である。
また、基板裏面にはアンカー素子4が存在しているのが係止部材をエラストマー樹脂棒状体に強固に一体化させることができる点で好ましい。アンカー素子4は、基板6の裏面に対して略垂直あるいは傾きをもって基板裏面から突出しているのが好ましい。そしてアンカー素子4は、係合素子に強い引張力が加わった場合でも、エラストマー樹脂棒状体から抜けないように、その途中において膨らみ部分を有しているのが好ましい。またアンカー素子4に代えて、目の粗い織物や編物、不織布等の布帛を基板裏面に貼り付けてもよく、これら布帛は、粗い目にエラストマー樹脂が侵入してアンカー材として働くこととなる。また、アンカー素子は、エラストマー樹脂との接着力を高めるために、アンカー素子の根元付近で横方向に広がっており、この拡がった部分でエラストマー樹脂と接合している状態でもよい。
なお、アンカー素子等は係止部材長さ方向に連続して存在していてもよいし、また係合素子1のように、係止部材長さ方向に不連続で存在していてもよい。アンカー素子はエラストマー樹脂棒状体中に埋没して係合素子がエラストマー樹脂棒状体から剥離することを防ぐ働きを有する。
基板6、係合素子1およびアンカー素子4を構成する素材としては、熱可塑性でかつ常温付近で弾性変形しにくい(すなわち非エラストマー樹脂系の)合成樹脂が挙げられる。かかる樹脂として、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ乳酸等のポリエステル系、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド系等の熱可塑性樹脂が挙げられるが、中でもポリオレフィン系、特にポリプロピレンが好ましく用いられる。
これら熱可塑性樹脂には、剛性を下げ、柔軟性を高め、さらに三次元への易曲性を高めるために、エラストマー系の熱可塑性樹脂が混合されているのが好ましい。エラストマー系の熱可塑性樹脂とは、合成高分子材料で、とくに常温付近で、ゴムのような弾性や屈曲性を持つものでかつ高温条件下では軟化して容易に成形できる材料であって、具体的にはスチレン系、塩ビ系、オレフィン系、ウレタン系、エステル系、アミド系のエラストマー樹脂が挙げられるが、特に基板を構成する主材としてポリオレフィン系の樹脂、例えばポリプロピレンを選択した場合には、それに添加する熱可塑性エラストマー樹脂としては、オレフィン系エラストマー樹脂が成形性や得られる係合部材の強度等の点で優れている。なお、オレフィン系エラストマー樹脂とは、ポリプロピレン樹脂にエチレン−プロピレンラバーやEPDM等を添加してゴム弾性を付与したものである。
基板6や係合素子1の主体となる非エラストマー系熱可塑性樹脂に対するこれら熱可塑性エラストマー樹脂の添加量としては2〜30重量%、特に5〜15重量%が適切である。
またアンカー材として布帛を用いる場合には、該布帛は通常の天然、合成、再生繊維からなる比較的粗な構造を有する布帛を用いることができる。エラストマー樹脂棒状体樹脂が布帛の組織内に浸透して係止部材とエラストマー樹脂棒状体との剥離強度を高めることとなる。
表面に係合素子、裏面にアンカー素子を有する係止部材は、上記の熱可塑性樹脂を所定のスリットを設けたノズルからテープ状に溶融押出して、基板の表面にテープ長さ方向に連続した係合素子用列条、裏面にアンカー素子列条を有するテープをまず形成し、次に表面にある係合素子用連続列条に該列条を横切る方向で小間隔で切れ目を入れ、次いでテープを長さ方向に延伸することにより、表面に多数の独立した係合素子1からなる係合素子列2を有し、裏面にはアンカー素子4を有する係止部材が得られる。アンカー素子4はテープ長さ方向に連続していてもよいし、また係合素子1のように長さ方向に不連続であってもよい。
もちろん、アンカー材が織物、編物、不織布等の布帛である場合には、得られた係止部材の裏面にアンカー材となる布帛を貼り付けることとなる。貼り付ける方法としては、接着剤による方法、熱融着により貼り付ける方法等が挙げられる。
本発明では、このような係止部材の基板裏面をエラストマー樹脂棒状体で覆う。棒状体で覆う方法としては、上記したように、熱可塑性樹脂を所定のスリットを設けたノズルからテープ状に溶融押出する際に、同時に裏面側にエラストマー樹脂を押し出して係止部材とエラストマー樹脂棒状体が一体化された成形物を一挙に製造する方法がもっとも簡単である。この方法以外に、テープ状に溶融押し出しし、係合素子列条に切れ目を入れ、延伸して製造した係合素子列を有する係止部材の裏面に、溶融したエラストマー樹脂の棒状体を押し付けてアンカー素子を溶融したエラストマー樹脂棒状体中に食い込ませ、冷却して一体化物を製造する方法も挙げられる。さらには、エラストマー樹脂棒状体にアンカー素子の形状に合致するような凹部を設けておき、予め製造しておいた係止部材のアンカー素子をエラストマー樹脂棒状体の該凹部にはめ込み、両者を一体化する方法も挙げられる。
さらに、上記したように、下部にアンカー素子を有する独立した係合素子列を複数形成し得る隙間を有する押し出し口金より硬質樹脂を押し出し、同時に同口金のアンカー素子相当部分を覆うようにエラストマー樹脂を押し出すことにより、アンカー素子が該エラストマー樹脂中に埋設されており、かつエラストマー樹脂上には独立した複数の係合素子列を有する成形物を製造する方法を用いることもできる。
そして、本発明では、係合部材とエラストマー樹脂棒状体の一体化物から、隣り合う係合素子列の間に存在する基板部を取り除き、それにより各係合素子列を隣り合う係合素子列から独立させる。これにより、係止部材は横方向へ自由に曲げることができることとなる。さらに係合部材裏面には、厚いエラストマー樹脂層(棒状体)が存在することから、これによっても横方向への曲げが容易に行うことができることとなる。また、上記したように、一挙に、エラストマー樹脂上に独立した複数の係合素子列を有する成形体を製造する場合には、隣り合う係合素子列の間には基板部が存在しないことから、そのような基板部を除去する必要がないことは言うまでもない。
エラストマー樹脂と一体化する前に、隣り合う係合素子列の間に存在する基板部を取り除くことは可能であるが、そのようなことをすると、各係合素子列はバラバラとなり、エラストマー樹脂棒状体表面に係合素子が直立するように並べてエラストマー樹脂で一体化することが極めて困難となり、好ましい方法とは言えない。したがって、エラストマー樹脂棒状体と一体化した後に、隣り合う係合素子列の間に存在する基板部を取り除くのが好ましい。
本発明において、エラストマー樹脂棒状体を構成するエラストマー樹脂としては、熱可塑性エラストマーやゴム等が挙げられる。具体的なエラストマー樹脂としては、オレフィン系エラストマー樹脂、スチレン系エラストマー樹脂、塩ビ系エラストマー樹脂、エステル系エラストマー樹脂、アミド系エラストマー樹脂等の熱可塑性エラストマー樹脂、ブタジエンゴム、イソプレンゴム、スチレンブタジエンゴム、ブチルゴム、二トリルゴム、エチレンプロピレンゴム、シリコンゴム、クロロプレンゴム、アクリルゴム、フッ素ゴム、天然ゴム等のゴム系エラストマー樹脂等が挙げられ、なかでもオレフィン系エラストマー樹脂、スチレン系エラストマー樹脂(例えば、スチレン連鎖ブロック−ジエン連鎖ブロック−スチレン連鎖ブロックからなるブロック共重合体であって、かつジエン連鎖ブロックが水素添加されたブロック共重合体)、エステル系エラストマー樹脂、ブタジエンゴム、シリコンゴム等が好適例として挙げられる。
係止部材裏面に取り付けられるエラストマー樹脂棒状体の幅(断面横方向)としては、全ての係合素子列裏面を覆う程度が好ましく、具体的には、5〜20mm程度が好ましく、またエラストマー樹脂棒状体の厚さ(断面縦方向)としては、上記幅に対して0.7〜1.5倍の範囲が好ましく、より好ましくは0.8〜1.2倍の範囲である。
棒状体の断面形状としては、円形、正方形、長方形、楕円形、三角形、多角系、台形、T字、L字、J字、エ字等いずれでもよい。また棒状体には発泡成形する発泡樹脂との耐剥離性を高めるために、上記J字やエ字断面のように発泡樹脂内でアンカーとなるような突起部を断面形状中に有していてもよい。
また、エラストマー樹脂層に磁着性粉体(磁石に引きつけられる性質を有する粉体、代表的にはフェライト粉末等)が添加されている場合には、金型内の凹部底面に設けた磁石により、係止部材を金型内の所定位置に強固に固定できることから好ましい。具体的な磁着性粉体の添加量はエラストマー樹脂に対して30〜100重量%が好ましく、より好ましくは40〜80重量%の範囲である。また、係合部材を構成する硬質樹脂に磁着性粉体を添加することもできる。
図3は、本発明の係止部材付き発泡樹脂成形体を製造する方法を示す断面模式図である。成形型の内部に設けられた成形型凹部9に、本発明のモールドイン成形用係止部材を、係合素子1が凹部底部側となるように凹部内部に収容配置する。本発明において、金型内に設置された凹部は三次元的に複雑に曲がっている場合には本発明の係止部材は特に効果を発揮する。すなわち、本発明の係止部材は前後のみならず左右方向(横方向)にも曲げ易く、従来は、左右方向に曲がっている場合には係止部材を短く切断して、金型凹部の曲がりに合わせてこの短い係止部材を複数本嵌めていたのが、本発明では1本の係止部材で金型凹部の左右方向への曲がりにも対応できることから、金型凹部への係止部材のセット速度においてはるかに優れていることとなる。
ここにおいて、エラストマー樹脂棒状体7に含有されている磁着性粉体が金型凹部底面に設置した磁石10により引き付けられ、その結果、係止部材は金型の所定位置に固定される。そして、図3に示すように、エラストマー樹脂棒状体は金型凹部に押し込むように挿入されていることからエラストマー樹脂棒状体と金型凹部との間には隙間が実質的に存在していない。従って、成形型に成形用発泡樹脂液が導入されたとき、係合素子側には該樹脂液は侵入することはなく、従来のように、係合素子間に成形用樹脂液が流入して、成形用樹脂で係合素子が覆われることはない。成形型に成形用樹脂液を導入した後、該樹脂を硬化させ、そして金型より成形体を取り出すことにより、樹脂に殆ど覆われていない係合素子が露出することとなる。
本発明の係止部材付き発泡樹脂成形体は、自動車用シート、飛行機用シート等、特に高級自動車用シートに用いることができる。成形用の発泡樹脂としては、各種の合成樹脂が使用できるが、成形体が通常は発泡クッション体であることから、ポリウレタンが好ましく用いられる。
以下実施例により本発明を説明するが、本発明はこれら実施例により限定されるものではない。
実施例1
ポリプロピレン樹脂にオレフィン系エラストマー樹脂(住友化学株式会社製V0131)を10重量%添加したポリプロピレン系樹脂組成物を用いて、図1に示すような断面形状に形成されることとなる隙間を付加した押出口金より押出し、同時に同口金のアンカー素子相当部分を覆うようにエラストマー樹脂としてポリスチレン系熱可塑性エラストマー樹脂(スチレンブロック−イソプレンブロック−スチレンブロックからなり、イソプレンブロックが水素添加されているブロックポリマー、(株)クラレ製セプトンCE003)を同時に押し出し、アンカー素子が該エラストマー樹脂中に埋没している一体成形物を得た。得られた成形物に係合素子となる突出部分のみに0.4mm間隔で突出部分の根元まで切れ目を入れ、そして長さ方向に3倍に熱延伸することにより、エラストマー樹脂棒状体一体化モールドイン成形用係止部材を製造した。この係止部材は、ポリプロピレン系樹脂組成物35重量%およびポリスチレン系熱可塑性エラストマー樹脂65重量%からなる。
得られたモールドイン成形用係止部材の断面形状は、基板の幅8mm、基板の厚さ0.5mmであり、基板表面にやじり型のフック係合素子を有し、やじり形のフック係合素子の高さ2mm、係合素子列は3列で係合素子の個数は係止部材1cm当たり約30個、そして基板裏面には係合素子に対応する位置の基板裏面から垂直に突出する、係止部材長さ方向に連続する高さ2.5mm、厚さ0.7mmのアンカー素子列条で先端部に膨らみを有しているアンカー素子列条を3列有している。そして、係合素子列間に存在する基板部分が容易に取り除くことができるように、図2に示すように基板表面の係合素子根元付近に楔型の窪みを入れてあり、同部分を取り除くことにより4列の係合素子列はそれぞれ独立してエラストマー樹脂棒状体上に直立して存在するような状態となった。なお、棒状体の歪みを取り除くために、係止部材を加熱し、棒状体の所々に切れ目を入れた。また、係合素子裏面側に一体化したエラストマー樹脂棒状体の断面形状は横9mm、縦9mmのほぼ正方形であった。
得られた係止部材を長さ30cmに切断し、これを、自動車用シート製造用金型の背もたれ部分両サイドに相当する位置に、平面曲率半径23cmで横方向へかつ前後方向にも曲げた、三次元対応の深さ8mm、長さ300mm、幅11mmの凹部を2本設け、これに係合素子列が凹部底部に接するように挿着した。凹部の底部には、磁石が凹部長さ方向に連続して埋め込まれている。係合部材は金型凹部の曲面に沿って前後左右にかなり自由に曲げて挿入することができ、かつこの状態で固定でき、金型凹部への固定において何ら問題がなかった。この状態でウレタン樹脂液を金型内に注入してモールドイン成形し、得られた成形物(クッション)を型から取り出したところ、係合素子表面は殆ど発泡ウレタンで覆われていなかった。エラストマー樹脂棒状体は発泡ウレタン中に完全に埋め込まれており、さらに係合素子はアンカー素子によりエラストマー樹脂棒状体中に固定されていることから、係止部材やエラストマー樹脂棒状体がクッションから剥離するということは全くなかった。
シートカバーの裏面に設けたループ状繊維を該クッションのフック係合素子に係合させシートカバーを被せることによりシートカバーがクッション面に強固に固定され、さらにシートカバーにより被覆されたクッションは人体の形状に沿った複雑な三次元形状を有し、シートカバーも係止部材により三次元形状に忠実に追随することができ、極めて高級感あり、座り心地に極めて優れたシートが得られた。
比較例1
実施例1において、係合素子列間の基板部分を取り除かなかった(すなわち、隣り合う係合素子列が基板で一体化されている状態とした)他は同一の操作を行ったところ、係合部材を横方向に同一面内で曲げることが難しく、凹部に固定することができなかった。
実施例2
実施例1において、図3に示すように、係合素子列が2列である押出口金を用い、一方、エラストマー樹脂棒状体の断面形状が円形となるようにして、エラストマー樹脂棒状体一体化係止部材を作製した。そして、実施例1と同様に、係合素子列に切れ目を入れ、3倍延伸を行い、さらに得られた一体化物から隣り合う係合素子列の間に存在する基板部(図3の8)を取り除くことにより、個々の係合素子列を独立させた。
得られたモールドイン成形用係止部材の断面形状は、基板の幅5mm、基板の厚さ0.5mmであり、基板表面にやじり型のフック係合素子を有し、やじり形のフック係合素子の高さ2mm、係合素子列は2列で係合素子の個数は係止部材1cm当たり約20個、そして基板裏面には係合素子に対応する位置の基板裏面から垂直に突出する、係止部材長さ方向に連続する高さ2.5mm、厚さ0.7mmのアンカー素子列条で、先端部に膨らみを有するアンカー素子列条を2列有している。また、エラストマー樹脂棒状体の断面はほぼ円形であり、その直径は7mmである
得られた係止部材を長さ30cmに切断し、これを、自動車用シート製造用金型の背もたれ部分両サイドに相当する位置に、平面曲率半径23cmで横方向へかつ前後方向にも曲げた、三次元対応の深さ8mm、長さ300mm、幅9mmの凹部を2本設け、これに係合素子列が凹部底部に接するように挿着した。凹部の底部には、磁石が凹部長さ方向に連続して埋め込まれている。係合部材は金型凹部の曲面に沿って前後左右にかなり自由に曲げて挿入することができ、かつこの状態で固定でき、金型凹部への固定において何ら問題がなかった。この状態でウレタン樹脂液を金型内に注入してモールドイン成形し、得られた成形物(クッション)を型から取り出したところ、係合素子表面は殆ど発泡ウレタンで覆われていなかった。エラストマー樹脂棒状体は発泡ウレタン中に完全に埋め込まれており、さらに係合素子はアンカー素子によりエラストマー樹脂棒状体中に固定されていることから、係止部材やエラストマー樹脂棒状体がクッションから剥離するということは全くなかった。
1:係合素子
2:係合素子列
3:隣の係合素子列
4:アンカー素子
5:アンカー素子の膨らみ部分
6:基板
7:エラストマー樹脂棒状体
8:隣り合う係合素子列の間に存在する基板部
9:金型凹部
10:磁石
L:エラストマー樹脂棒状体長さ方向

Claims (1)

  1. 硬質樹脂からなる帯状基板の表面に同樹脂からなる複数の係合素子列を有する係合部材とその裏面にエラストマー樹脂からなる棒状体が該係止素子列にほぼ平行に一体化されているエラストマー樹脂付係止部材から、隣り合う係合素子列の間に存在する基板部を取り除くことにより、複数の係合素子列をそれぞれ独立させることを特徴とするモールドイン成形用係止部材の製造方法。
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