JP5427050B2 - 電子キーシステム - Google Patents

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Description

この発明は、無線通信にて車両ドアの解錠及びエンジン始動を可能とする電子キーシステムに関する。
従来の電子キーシステムでは、電子キー及び車両間でのIDコードを含む各種信号の送受信を通じてIDコードの照合が成立したときには車両ドア錠の施解錠、エンジン始動等が可能となる。例えば特許文献1に示される電子キーシステムにおいては、車両は、車内に通信エリアを形成する車内アンテナと、車両周辺に通信エリアを形成する車外アンテナと、を備える。車外通信エリアに存在する電子キーと車両との通信を通じてIDコードの照合(車外照合)が成立したときには、ドアロックの施錠状態を切り替える制御がされる。一方、車内通信エリアに存在する電子キーと車両との通信を通じてIDコードの照合(車内照合)が成立したときには、エンジンの始動が許可される。
ところで、近年の通信技術の発達により、車両から遠く離れた位置に存在するユーザが携帯する電子キーと車両との間で不正に通信がされるおそれがある。すなわち、例えば、電子キー及び車両間に電波をリレーする中継機を設けて、電子キーが車両から車外通信エリアを外れて遠方に存在する場合であっても、電子キー及び車両間の通信を成立させる手口が想定されている。
このような中継機を利用した不正な通信に対しては、例えば、特許文献2に示されるように、従来から種々の対策が講じられている。
例えば、本願出願人は、上記のような問題に対して、車両及び電子キー間において、同一周波数帯の信号を送受信することで、中継機による不正な電波リレーを抑制する構成の採用を検討している。具体的には、図7に示すように、中継機101は、要求信号リレーユニット110と応答信号リレーユニット111とからなる。要求信号リレーユニット110は、車両121からの要求信号を受信するべく車両121側に設けられる受信アンテナ102と、その受信した要求信号を電子キー122付近に送信するべく電子キー122側に設けられる送信アンテナ103とを備える。受信アンテナ102及び送信アンテナ103は接続ライン105を介して接続されている。
また、応答信号リレーユニット111は、電子キー122からの応答信号を受信するべく電子キー122側に設けられる受信アンテナ108と、その受信した応答信号を車両121側に送信するべく車両121側に設けられる送信アンテナ107とを備える。受信アンテナ108及び送信アンテナ107は接続ライン106を介して接続されている。
両接続ライン105,106には増幅回路104,109が設けられている。増幅回路104,109は、受信アンテナ102,108により受信される信号を増幅し、その増幅した信号を送信アンテナ103,107側に送信する。
上記構成によれば、中継機101は、受信アンテナ102を介して受信した要求信号を送信アンテナ103から電子キー122に送信することができる。また、中継機101は、当該要求信号に応じた電子キー122からの応答信号を、受信アンテナ108を介して受信し、その受信した応答信号を送信アンテナ107から車両121に送信することができる。従って、電子キー122が車両121から離れた位置に存在する場合であれ、中継機101により車両121及び電子キー122間の通信が可能となる。
なお、各接続ライン105,106上に一対の送受信アンテナを設けて、無線にて要求信号及び応答信号を送受信することも可能である。これにより、車両121側に設けられる受信アンテナ102及び送信アンテナ107と、電子キー122側に設けられる送信アンテナ103及び受信アンテナ108と、を離れた位置に設置して、無線にて電波リレーが可能となる。
上記構成の中継機101において、車両121及び電子キー122間で同一周波数帯(UHF帯)の要求信号及び応答信号を送受信する場合には、以下のような現象が発生する。すなわち、車両121からの要求信号は、受信アンテナ102及び増幅回路104を介して送信アンテナ103から電子キー122に送信される。電子キー122は、送信アンテナ103からの要求信号に応じて応答信号を返信する。この応答信号を受信アンテナ108は受信する。このとき、受信アンテナ108は応答信号のみならず、送信アンテナ103からの要求信号も受信する。この受信アンテナ108が受信した要求信号は、接続ライン106を介して送信アンテナ107から妨害電波として送信される。車両121からの要求信号は妨害電波と混信し、その混信した要求信号が送信アンテナ103から電子キー122に送信される。電子キー122は混信した要求信号が正規の要求信号でないとして、応答信号を返信しない。また、たとえ、電子キー122から応答信号が返信されたとしても、応答信号にとって送信アンテナ103から発される、混信した要求信号が妨害電波となる。このように、受信アンテナ102,108が想定しない要求信号又は応答信号を受信して循環することで、妨害電波が発生して、車両121及び電子キー122間の不正な通信の成立が防止される。
特開2007−170162号公報 特開2006−118886号公報
しかし、この同一周波数帯の信号を使用した電波リレー対策には、次のような懸念がある。すなわち、中継機101において、両ユニット110,111を十分に離間して設けることで、受信アンテナ102,108による送信アンテナ103,107からの妨害電波の受信を防ぐことが考えられる。そして、このようにして、電波の循環及び妨害電波の送受信が回避される場合には、中継機101による不正な通信が行われるおそれがある。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、中継機を利用した電子キー及び車両間の不正な通信を抑制することで、よりセキュリティ性を向上させた電子キーシステムを提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について説明する。
請求項1に記載の発明は、ユーザに携帯されて車両側からの第1の要求信号及び第2の要求信号に応じて前記両要求信号の少なくとも一方と同一周波数帯の応答信号をそれぞれ送信する電子キーと、前記第1の要求信号を車両の室内外に設定される第1通信エリア内に送信する低周波送信部と、前記第1の要求信号に対する前記応答信号が検出されるとき、前記第1の要求信号より周波数が高い前記第2の要求信号を前記第1通信エリアより狭く限定して設定される第2通信エリア内に送信する高周波送信部と、前記両要求信号に対する前記応答信号がそれぞれ妥当である旨判断された場合、車両ドアの解錠及び車両エンジンの始動を可能とする車載機と、
前記車両に設けられて前記第1の要求信号に対する応答信号に基づき前記電子キーの前記車両に対する位置を判別するキー位置判別手段と、を備え、前記車載機は前記キー位置判別手段の判別結果に基づき、前記判別された電子キーの位置を含前記第2通信エリアを前記高周波送信部を通じて設定することをその要旨としている。
車両及び電子キー間において送受信される両要求信号及び応答信号の電波をリレーする中継機を利用して、車両から遠く離れて位置する電子キーと通信を行う不正な通信手段が考えられている。一般的に、中継機は、車両からの要求信号を受信する要求信号受信用アンテナと、同要求信号を電子キー側に送信する要求信号送信用アンテナと、電子キーからの応答信号を受信する応答信号受信用アンテナと、同応答信号を車両側に送信する応答信号送信用アンテナと、を備える。
ここで、車両及び電子キー間において同一周波数帯の要求信号及び応答信号が送受信される場合には、中継機の要求信号受信用アンテナが応答信号送信用アンテナからの応答信号を不用意に受信する場合がある。同様に、応答信号受信用アンテナが要求信号送信用アンテナからの要求信号を不用意に受信する場合もある。上記のような受信用アンテナによって不用意に受信される信号は両送信用アンテナから発信されて、正規の要求信号及び応答信号にとって妨害電波として作用する。これにより、中継機を介した車両及び電子キー間の通信が防止される。
しかし、例えば、要求信号受信用アンテナ及び応答信号送信用アンテナ並びに応答信号受信用アンテナ及び要求信号送信用アンテナを両アンテナ間での信号の送受信を不能とするべく、十分離間させた場合には上記妨害電波は発生せず、中継機による電波リレーは可能である。
上記構成によれば、キー位置判別手段によって判別された電子キーの位置を含む態様で通信エリアが第1通信エリアから第2通信エリアに限定される。よって、上記中継機により電波をリレーする場合には、要求信号受信用アンテナ及び応答信号送信用アンテナを第2通信エリアに設置する必要があるところ、この場合には両アンテナは接近する。このため、上記中継機には妨害電波が発生する。一方、要求信号受信用アンテナ及び応答信号送信用アンテナを離間した位置に設けた場合、例えば要求信号受信用アンテナが第2通信エリアから外れることとなり、同第2通信エリアに送信される第2の要求信号を受信できない。これにより、上記中継機を介した車両及び電子キー間の不正な通信を抑制でき、電子キーシステムのセキュリティ性をいっそう向上させることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電子キーシステムにおいて、前記キー位置判別手段は前記第1の要求信号に対する前記応答信号の到来方向の検出を通じて、前記電子キーの位置を判別し、前記車載機は、前記到来方向に沿って前記第2通信エリアを形成し、同エリアに前記第2の要求信号を送信することをその要旨としている。
同構成によれば、第1の要求信号に対する応答信号の到来方向の検出を通じて電子キーの位置が判別される。よって、通信エリアを第2通信エリアに限定する際には、前記到来方向に基づき第2通信エリアを設定すればよい。これにより、第2通信エリアを電子キーの位置を含みつつ、より狭いエリアに設定することができ、中継機による電波リレーをいっそう確実に抑制できる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の電子キーシステムにおいて、前記車載機から前記電子キーに、前記応答信号の送信タイミング情報を含む送信タイミング信号、及び前記電子キーから前記車載機に前記両要求信号のうち少なくとも何れか一の送信タイミング情報を含む送信タイミング信号が送信されて、前記送信タイミング信号を受信した前記電子キー又は前記車載機は、同送信タイミング信号に含まれる前記応答信号及び前記両要求信号のうち少なくとも何れか一の送信タイミング情報に基づき、通信毎に異なる送信タイミングで前記応答信号及び前記両要求信号のうち少なくとも何れか一を送信することをその要旨としている。
上記中継機において、例えば、要求信号及び応答信号の送信タイミングの解析を通じて、不要な要求信号及び応答信号の受信を防止するべく、両受信用アンテナを受信可能状態及び受信不可能状態間で切り替えた場合には、妨害電波が発生することなく中継機を介して車両及び電子キー間の通信が可能となる。
上記構成によれば、車載機及び電子キー間における単方向に送信タイミング信号が送信される。送信タイミング信号には前記応答信号及び前記両要求信号のうち少なくとも何れか一の送信タイミング情報が含まれている。よって、送信タイミング信号により、通信毎に要求信号及び応答信号の送信タイミングを異ならせることができる。
従って、要求信号及び応答信号の送信タイミングが解析されても、次の通信においては、解析された送信タイミングと異なるタイミングで両要求信号及び応答信号の少なくとも何れか一が送受信される。上記送信タイミングを解析する手段を使用しても、中継機により要求信号又は応答信号が完全な信号としてリレーされず、上記中継機を介した車両及び電子キー間の不正な通信を抑制できる。これにより、電子キーシステムのセキュリティ性をいっそう向上させることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の電子キーシステムにおいて、
前記車載機からの指令に基づき前記両要求信号を送信するとともに、前記車両に配置される複数の送信アンテナを備え、前記キー位置判別手段は、前記各送信アンテナを基準とした前記電子キーの位置を判別し、前記車載機は、前記各送信アンテナから発信される前記第1の要求信号に対する前記応答信号を通じて前記判別された前記電子キーの位置を含む前記第2通信エリアを形成するとともに、前記電子キーとの通信時において前記両要求信号を送信する前記送信アンテナを切り替えることをその要旨としている。
同構成によれば、送信アンテナが複数設けられ、同一の電子キーに対して複数の第2通信エリアが形成される。そして、電子キーとの通信時において、要求信号を送信する送信アンテナが切り替えられることで、第2通信エリアが切り替わる。
ところで、上記中継機において、要求信号受信用アンテナ及び応答信号送信用アンテナに指向性を持たせることで、両アンテナを接近させても妨害電波が発生しない構成が想定される。具体的には、要求信号受信用アンテナは車載機(送信アンテナ)からの信号のみを受信し、応答信号送信用アンテナは車載機(送信アンテナ)に向けてのみ信号を送信する。これにより、応答信号送信用アンテナからの信号が要求信号受信用アンテナに受信されることがなく、妨害電波も発生しない。
しかし、上記構成によれば、送信アンテナは複数設けられているため、指向性を持つ要求信号受信用アンテナが複数の送信アンテナから到来する要求信号を全て受信することはできない。よって、中継機を介した車両及び電子キー間の不正な通信を抑制できる。これにより、電子キーシステムのセキュリティ性をいっそう向上させることができる。
本発明によれば、電子キーシステムにおいて、中継機を利用した電子キー及び車両間の不正な通信を抑制することで、よりセキュリティ性を向上させることができる。
第1の実施形態における電子キーシステムの構成図。 第1の実施形態における各種信号のタイミングチャート。 第1の実施形態における車外通信時における車両上面図。 第1の実施形態における中継機による車外通信時における車両上面図。 第2の実施形態における中継機による車外通信時における車両上面図。 他の実施形態における車外通信時における車両上面図。 車両及び電子キー間において電波をリレーする中継機の構成図。
(第1の実施形態)
以下、本発明にかかる電子キーシステムを具体化した第1の実施形態について図1〜図4を参照して説明する。
図1に示されるように、電子キーシステム1は、車両2の運転者によって所持される電子キー10と、車両2に配設される車載機20とを備えている。電子キー10と車載機20との間で自動的に相互通信が行われ、その相互通信が車外及び車内にて成立したことを条件としてドア錠の施解錠及びエンジンの始動が制御される。
<電子キー>
電子キー10は、無線通信機能を有し、車載機20との相互通信を通じて、各種車載機器の制御を行う。電子キー10は、CPU、ROM、RAM等からなるコンピュータユニットによって構成された電子キー制御部11と、その電子キー制御部11に電気的に接続されてUHF帯の要求信号を受信するUHF受信部12と、UHF帯の応答信号を送信するUHF送信部13と、LF帯の要求信号を受信するLF受信部14とからなる。
ここで、要求信号は車載機20から、応答信号は要求信号に応答して電子キー10から送信される。要求信号及び応答信号は、それぞれ単一の信号ではなく、複数の信号からなる。すなわち、要求信号はウェイク信号Swkと、ビークルID信号Sviと、チャレンジ信号Sccとからなり、応答信号はアック信号Sacと、レスポンス信号Sreとからなる。また、車載機20からウェイク信号Swk及びビークルID信号Sviの間に送信タイミング信号Stiが送信される。なお、ウェイク信号Swkは第1の要求信号に相当し、ビークルID信号Svi及びチャレンジ信号Sccは第2の要求信号に相当する。
LF受信部14は、車載機20から送信されるLF帯のウェイク信号Swkを受信すると、同ウェイク信号Swkをパルス信号に復調し、その復調された復調信号を電子キー制御部11へ出力する。電子キー制御部11は、復調信号に基づき受信した無線信号がウェイク信号Swkである旨認識すると、UHF送信部13を介してUHF帯のアック信号Sacを車両2側へ返信する。
また、図1に示すように、電子キー制御部11には、例えば、EEPROM等からなる不揮発性のメモリ11aが設けられ、そのメモリ11aには電子キー10に固有のIDコード及び暗号鍵が記憶されている。当該暗号鍵は、後述する暗号化された送信タイミング信号Stiの復号化、及びチャレンジコードの暗号化に利用される。なお、送信タイミング信号Stiの復号に利用する暗号鍵と、チャレンジコードの暗号化に利用される暗号鍵は、同一鍵であっても、別の鍵であってもよい。
UHF受信部12は、車載機20から送信されるUHF帯のビークルID信号Svi、チャレンジ信号Scc及び送信タイミング信号Stiを受信すると、これら信号Svi,Scc,Stiをパルス信号に復調し、その復調された復調信号を電子キー制御部11へ出力する。電子キー制御部11は、UHF受信部12から復調信号が入力されると、その復調信号に含まれる受信データを読み取る。そして、電子キー制御部11は、受信データに基づき受信した無線信号が送信タイミング信号Stiである旨認識すると、同信号Stiに含まれる送信タイミングパターンに基づき、ビークルID信号Svi及びチャレンジ信号Sccを送信する。送信タイミングパターンについては、後で詳述する。
電子キー制御部11は、受信データに基づき受信した無線信号がビークルID信号Sviである旨認識すると、UHF送信部13を介してUHF帯のアック信号Sacを車両2側へ返信する。
電子キー制御部11は、受信データに基づき受信した無線信号がチャレンジ信号Sccである旨認識すると、メモリ11aに登録されたIDコードを含むレスポンス信号SreをUHF送信部13へ出力する。そして、UHF送信部13はUHF帯のレスポンス信号Sreを車両2側へ返信する。
<車載機>
車載機20は、CPU、ROM、RAM等からなるコンピュータユニットを備えて構成されている。車載機20は、図1に示すように、各種車載機器を制御する車載制御部21と、その車載制御部21に電気的に接続されたLF送信部22及びUHF送受信ユニット28と、を備えている。UHF送受信ユニット28は、UHF送信部23と、車載受信部24とを備えた送受信アンテナユニットである。
また、図1に示すように、車載制御部21には、エンジン始動時に操作されるエンジンスイッチ33と、自動で車両ドアの施解錠を行うドアロック装置34と、車両2のエンジンの始動制御を行うエンジン制御装置35と、ドアハンドルに設けられてユーザの同ドアハンドルへの接触の有無を検出するドアハンドルセンサ32とが電気的に接続されている。
LF送信部22は、図3に示すように、車両2の各車両ドアのドアハンドル50の内部及び車内に設けられる。LF送信部22は、車載制御部21からウェイク信号Swkが入力されると、そのウェイク信号SwkをLF帯の無線信号に変調して、その無線信号を予め設定された間欠周期で車外送信アンテナ22aを介して車両2の周辺に形成される第1通信エリア41に送信する。第1通信エリア41は、図3に示すように、ドアハンドル50に設けられるLF送信部22を中心とした底辺が車両側方に沿う半円状に形成される。また、上記同様に車内に設けられるLF送信部22は、車室内全域に形成される通信エリア(図示略)にウェイク信号Swkを送信する。
ここで、車載制御部21は、各LF送信部22を介して異なるタイミングでウェイク信号Swkを送信するため、アック信号Sacの返信タイミングに基づき電子キー10が車内及び車外の何れに存在するかだけでなく、車外における電子キー10が何れの車両ドア周辺に形成される第1通信エリア41内に存在するかが判断可能となる。
UHF送受信ユニット28は、車内中央部に設けられるとともに、車外及び車内に存在する電子キー10との通信が可能である。具体的には、UHF送受信ユニット28を構成するUHF送信部23は、車載制御部21から送信タイミング信号Sti、ビークルID信号Svi及びチャレンジ信号Sccが入力されると、それら信号Sti,Svi,SccをUHF帯の無線信号に変調して、予め設定された間欠周期でUHF送信アンテナ23aを介して第2通信エリア42に送信する。当該第2通信エリア42については後で詳述する。なお、図3におけるUHF送信部23にはUHF送信アンテナ23aが一体で構成され、車載受信部24には受信アンテナ24aが一体で構成される。
同じく、UHF送受信ユニット28を構成する車載受信部24は、受信アンテナ24aを介して電子キー10から送信されるアック信号Sacを受信すると、この信号をパルス信号に復調し、この復調信号を車載制御部21へ出力する。ここで、受信アンテナ24aは複数のアンテナ素子が配列されたアレイアンテナとして構成されている。よって、アダプティブアレイアンテナ方式によりアック信号Sacの信号到来方向の演算が可能となる。アダプティブアレイアンテナ方式とは、受信アンテナ24aの各アンテナ素子で受信した受信電波の振幅と位相差により、受信信号の信号到来方向を割り出す方式である。この演算には、例えばビームフォーマ法、Capon法、線形予測法、最小ノルム法、MUSIC法、ESPRIT法等がある。従って、車載制御部21は、受信アンテナ24aで受信したウェイク信号Swkに応じて電子キー10から返信されるアック信号Sacの信号到来方向を演算可能となる。
車載制御部21は、電子キー10から返信されるアック信号Sacの信号到来方向に基づき上記第2通信エリア42を設定する。具体的には、電子キー10から返信されるアック信号Sacの信号到来方向が図3の矢印51に沿う方向であると演算されると、第1通信エリア41内であって、矢印51線上に電子キー10が存在していると推定可能である。この場合、第2通信エリア42は、図3に示すように、UHF送受信ユニット28から第1通信エリア41に存在する電子キー10を含むように形成される。第2通信エリア42は、UHF送受信ユニット28から矢印51方向に対して直交する方向に幅を有して形成される。この幅はUHF送受信ユニット28から離れるにつれて大きくなる。また、第2通信エリア42には、チャレンジ信号Scc等のUHF帯無線信号が送信されるため、第2通信エリア42は第1通信エリア41より車両2から離れた位置まで形成される。
このように、矢印51を中心として幅を持って第2通信エリア42が形成されることで、信号到来方向の算出誤差や通信中の電子キー10の動き等によって、電子キー10が矢印51上を外れてチャレンジ信号Scc等を受信不能となることが抑制される。
車載制御部21は、例えば、EEPROM等からなる不揮発性のメモリ21aを備え、そのメモリ21aには対応する電子キー10に設定されたIDコードと同一のIDコード、後述する送信タイミングに関する情報である送信タイミングパターン及び暗号鍵が記憶されている。当該暗号鍵は、送信タイミング信号Stiの暗号化、及びレスポンスコードの演算に利用される。なお、送信タイミング信号Stiの暗号化に利用する暗号鍵と、レスポンスコードの演算に利用される暗号鍵は、同一鍵であっても、別の鍵であってもよい。
車載制御部21は、UHF送信部23を通じて送信したチャレンジ信号Sccに応答して電子キー10から送信されたレスポンス信号Sreが車載受信部24を介して受信されると、そのレスポンス信号Sreに含まれるIDコードとメモリ21aに記録されたIDコードとの照合を行う。また、車載制御部21は、レスポンス信号Sreに含まれるレスポンスコードと、自身が暗号鍵を通じて演算したレスポンスコードとを照らし合わせて、レスポンス照合を行う。
電子キー10が車外に存在する旨判断される場合に上記両照合が成立すると、車外照合が成立したとして、車両ドアは解錠可能状態とされる。この解錠可能状態において、車載制御部21はユーザがドアハンドル50に触れたとドアハンドルセンサ32を通じて検知したとき、ドアロック装置34を介して車両ドアを解錠する。
一方、電子キー10が車内に存在する旨判断される場合に上記両照合が成立すると、車内照合が成立したとして、エンジン始動許可状態とされる。このエンジン始動許可状態において、運転席近傍に設置されるエンジンスイッチ33が操作されると、その操作信号が車載制御部21に出力される。車載制御部21はエンジン始動許可状態において前記操作信号を検知すると、エンジン制御装置35に指令信号を出力する。エンジン制御装置35は、当該指令信号に基づき、図示しないセルモータを駆動させてエンジン制御を開始する。
次に、要求信号及び応答信号の送信タイミングについて説明する。簡単に説明すると、要求信号及び応答信号の送信タイミングは、車両2から電子キー10に送信される送信タイミング信号Stiに基づき通信毎に変更される。通信とは、車内照合又は車外照合が成立するまでの要求信号及び応答信号の一連の送受信をいう。
以下、車外照合の場合について説明する。車載制御部21は、図2の上段に示すように、第1通信エリア41に電子キー10が存在するか否かを確認すべく、LF送信部22からLF帯のウェイク信号Swkを第1通信エリア41に断続的に発信させる。このウェイク信号Swkは、待機状態にある電子キー10を起動状態とする指令信号であって、一定間隔をおいてLF送信部22から繰り返し発信される。
電子キー10が第1通信エリア41に入り込んで、ウェイク信号Swkを受信すると、電子キー10はこのウェイク信号Swkの受信を契機として、待機状態から起動状態に動作状態が切り換わる。電子キー10は、この時に正常に起動状態をとると、その旨を通知すべく車両2に向けてアック信号Sacを返信する(タイミングt1)。車載制御部21は、図2の下段に示すように、ウェイク信号Swkを発信した後、続けて行うポーリングでアック信号Sacを受け付ける動作をとる。
この時に電子キー10が発信するアック信号Sacは、車載受信部24が受信待機状態をとっている際に車載受信部24に至る発信タイミングに設定されている。そして、車載制御部21は、アック信号Sacを受信すると、電子キー10が何れの第1通信エリア41に存在するかを判断するとともに、アック信号Sacの信号到来方向を演算する。そして、車載制御部21は、演算された信号到来方向を基準として第2通信エリア42を設定する。
車載制御部21は、ウェイク信号Swkに応答したアック信号Sacを正常に受信すると、その周期でポーリングを終了し、これ以降は電子キー10が正規のものであるのかを実際に確認する認証通信動作に移行する。この認証通信動作時においては、電子キー10と実際に無線通信を行うタイミングにおいて、具体的にはアック信号Sac及びレスポンス信号Sreを受信するタイミング(タイミングt2,t3)において、受信待機状態となる。
認証通信動作を行うにあたって、車載制御部21は、UHF送信部23を介してUHF帯の送信タイミング信号Stiを送信する。送信タイミング信号Stiには、認証通信動作における要求信号及び応答信号、すなわち、チャレンジ信号Scc、レスポンス信号Sre等の送信タイミングに関する情報が含まれている。
送信タイミング信号Stiに含まれる送信タイミングに関する情報は、送信タイミング信号Stiの送信毎に異なるパターンが選択される。具体的には、以下のように送信タイミングは選択される。すなわち、メモリ21aには複数種類の送信タイミングパターンが記憶されている。車載制御部21は、これら送信タイミングパターンの中からランダムに所定の送信タイミングパターンを選択して、その送信タイミングに関する情報を送信タイミング信号Stiに含ませる。
また、不正な情報の読み取りを防止するために、車載制御部21は、メモリ21aに記憶される暗号鍵を用いて送信タイミング信号Stiを暗号化したうえで、その送信タイミング信号Stiを送信する。
電子キー10がUHF受信部12を介して送信タイミング信号Stiを受信すると、電子キー制御部11はメモリ11aに記憶される暗号鍵を用いて暗号化された送信タイミング信号Stiを復号する。電子キー制御部11は、送信タイミング信号Stiを復号することで、車両2側にて選択された送信タイミングパターンを認識する。ここで、送信タイミング信号Stiの暗号化及び復号化に用いられる暗号鍵(電子キー10及び車載機20が持つ鍵)は同じものである。すなわち、電子キー10及び車載機20間の暗号方式として、共通鍵方式が採用されている。
車載制御部21は複数種類の送信タイミングパターンからランダムに選択された一の送信タイミングパターンに基づき、UHF送信部23からビークルID信号Svi及びチャレンジ信号Sccを送信する。詳しくは、図2の上段に示すように、送信タイミング信号Stiの送信完了から時間T1経過後にビークルID信号Sviが送信される。また、ビークルID信号Sviの送信完了から時間T2経過後にチャレンジ信号Sccが送信される。
また、電子キー制御部11は認識した送信タイミングパターンに基づき、UHF送信部13からアック信号Sac及びレスポンス信号Sreを送信する。詳しくは、図2の中段に示すように、ビークルID信号Sviの受信完了から時間T3経過後にアック信号Sacが返信される。また、チャレンジ信号Sccの受信完了から時間T4経過後にレスポンス信号Sreが送信される。以上のように、送信タイミング信号Sti(送信タイミングパターン)には、送信タイミングに関する情報として各種信号Svi,Sac,Scc,Sreが送信される各時間T1〜T4の情報が含まれている。なお、ここでは、車載機20からの信号の送信完了タイミングと、電子キー10の同信号の受信完了タイミングとは同一タイミングであるとする。
電子キー10は、ビークルID信号Sviを受け付けると、このビークルID信号Sviが自身に対応する車両2からのものであるか否かを確認するビークルID照合を通じて、車両2が正規の車両であるか否かの判定を行う。このように、ビークルID照合を行うことで、電子キー10の周囲に複数の車両が存在して、同複数の車両から要求信号を受信する状況になっても、正規車両のみとの間でビークルID信号Sviの受信以降の通信を行うことができる。
電子キー10は、このビークルID照合が成立した事を認識すると、その旨を通知すべく車両2に向けてアック信号Sacを返信する。当該アック信号Sacは、前述のように、ビークルID信号Sviの送信完了から時間T3経過後に送信される。車載制御部21は、ビークルID信号Sviを発信した後、アック信号Sacを受信可能な受信待機状態となる。なお、受信待機状態の継続時間は、各種信号Svi,Sac,Scc,Sreの送信タイミングに基づき設定されている。
車載制御部21は、ビークルID信号Sviを発信した後に正常にアック信号Sacを受信すると、電子キー10との間でビークルID照合が成立したと認識し、第1通信エリア41内に存在する電子キー10が自身とペアをなすものである旨認識する。なお、車載制御部21は、ビークルID信号Sviの発信に対するアック信号Sacを受信すると、一旦、受信待機状態ではなくなる。
車載制御部21は、電子キー10との間でビークルID照合が成立した事を認識すると、次にチャレンジ信号Sccを車外送信アンテナ22aから発信させる。チャレンジ信号Sccは、乱数として用いるチャレンジコードと、車両2側に登録された電子キー10のキー番号とからなる。
電子キー10は、車両2からチャレンジ信号Sccを受信すると、この時に受け付けたキー番号と自身に登録されたキー番号とを照らし合わせて番号照合を行い、自身が通信対象であるか否かを判断する。なお、この番号照合は、車載機20が自身の通信相手である電子キー10について、マスター又はサブのキー種を判定する照合である。車載制御部21は、チャレンジ信号Sccを送信した後に、再び受信待機状態となる。
この番号照合が成立した電子キー10は、自身のメモリ11aに記憶されたIDコード及びレスポンスコードを含むレスポンス信号Sreを車両2側に返信する。レスポンスコードはチャレンジコードを、暗号鍵を用いて演算して暗号化したコードである。なお、前述のように、レスポンス信号Sreは、同チャレンジ信号Sccの受信完了から時間T4経過後に送信される。このレスポンス信号Sreは、車載受信部24が受信待機状態のときに車載受信部24に至るタイミングで発信される。
車載制御部21は、レスポンス信号Sreを受信すると、レスポンス信号Sreに含まれるIDコードと、自身のメモリ21aに記憶されたIDコードとを照らし合わせてID照合を行う。また、車載制御部21は、チャレンジ信号Sccを発信する際、自身が持つ暗号鍵によってチャレンジコードを暗号化することにより、自らもレスポンスコードを生成する。そして、車載制御部21は、電子キー10からレスポンス信号Sreを車載受信部24で受信すると、電子キー10のレスポンスコードと、自身が演算したレスポンスコードとを照らし合わせて、レスポンス照合を実行する。そして、車載制御部21は、レスポンス照合及びIDコード照合が成立することを確認すると、これを以て照合成立として処理する。このようにして、車外照合が成立した場合には、車両ドアが解錠可能状態とされる。なお、車内照合の場合も、基本的には車外照合と同様にして行われる。車内照合が成立した場合にはエンジン始動許可状態とされる。
次に、電子キーシステム1において、車両2及び電子キー10間で送受信される要求信号及び応答信号の中継機による電波リレーの態様について説明する。
本例で想定する中継機は、上記従来技術において図7を参照して説明した中継機101とほぼ同様の構成である。よって、ここでも図7の中継機101を参照して電波リレーの態様を説明する。
本例で想定する中継機101においては、接続ライン105,106に、例えばスイッチング素子が設けられ、これらスイッチング素子のオンオフ制御を通じて、接続ライン105,106が非通電状態と通電状態との間で切り替えられる。
車両2及び電子キー10間での要求信号及び応答信号の送信タイミングが解析された場合、本構成により妨害電波の発生を抑制することが考えられる。具体的には、要求信号の送信中においては接続ライン105を通電状態とし、接続ライン106を非通電状態とする。応答信号送信中においては接続ライン105を通電状態とし、接続ライン106を非通電状態とする。これにより、前述した電波の循環及び妨害電波の発生が抑制される。
このような中継機101が使用された場合であれ、本例では送信タイミング信号Stiにより同信号Sti以降の各種信号Svi,Sac…の送信タイミングについては通信毎に異なる。よって、送信タイミング信号Sti以降の各種信号Svi,Sac…を中継機101は接続ライン105,106の通電状態の切り替えにより完全な信号として中継することはできない。これにより、中継機101による車両2及び電子キー10間の電波リレーは防止される。
ところが、上記従来技術において説明したように、中継機101の両ユニット110,111が互いに信号の送受信が不能な程度に離間して設けられた場合、妨害電波は発生せず電波リレーが行われるおそれがあった。しかし、この場合であっても本例によれば、中継機101による電波リレーを防止することが可能である。
具体的には、図4に示すように、ここで想定する中継機101は両ユニット110,111が別体で構成されている。また、受信アンテナ102は、LF帯の無線信号を受信するLF受信アンテナ102aと、UHF帯の無線信号を受信するUHF受信アンテナ102bとで構成され、送信アンテナ103はLF帯の無線信号を送信するLF送信アンテナ103aと、UHF帯の無線信号を送信するUHF送信アンテナ103bとで構成される。
図4の丸数字1で示すように、両ユニット110,111が互いに信号の送受信が不能な程度に離間して設けられている。
この場合、第1通信エリア41に存在するLF受信アンテナ102aがウェイク信号Swkを受信して、同ウェイク信号Swkは接続ライン105を介してLF送信アンテナ103aから電子キー10に送信される。それに応じて電子キー10はアック信号Sacを返信する。このアック信号Sacを受信アンテナ108は受信し、同アック信号Sacは接続ライン106を介して送信アンテナ107から車載機20に送信される。
車載機20は演算されるアック信号Sacの信号到来方向に基づき、送信アンテナ107を含む第2通信エリア42を形成する。しかし、受信アンテナ102は送信アンテナ107と離間しているため、第2通信エリア42に含まれない。従って、UHF受信アンテナ102bが第2通信エリア42に送信される送信タイミング信号Sti、ビークルID信号Svi及びチャレンジ信号Sccを受信することはない。これにより、中継機101による車両2及び電子キー10間の電波リレーは防止される。
また、図4の丸数字2で示すように、受信アンテナ102を第2通信エリア42内となる位置に設けた場合には、上記同様に妨害電波が発生して、車両2及び電子キー10間の電波リレーは防止される。
また、ウェイク信号SwkをLF帯の無線信号にて送信することで、第1通信エリア41がセキュリティ性及び利便性において好ましい大きさに設定できる。例えば、ウェイク信号Swkを高周波数帯(例えば、UHF帯)の無線信号にて送信した場合には、LF帯の場合に比べ、第1通信エリア41が広域となる。このため、車両2から過度に離れた位置で電子キー10及び車両2間の車外照合が成立して、車両ドアが解錠されることが懸念されるものの、本例においてはウェイク信号SwkをLF帯の無線信号としているため、このようなことはない。また、ユーザが車両2に到達した時点では、車外照合が成立しているため照合成立までユーザを待たすこともない。
さらに、ウェイク信号Swkに比べて情報量の多い送信タイミング信号Sti、ビークルID信号Svi、チャレンジ信号Scc及びレスポンス信号SreはUHF帯の無線信号にて送信される。ここで、信号周波数が高いほど、大量の情報を迅速に送信することができる。よって、上記各種信号Sti,Svi,Scc,Sreの送信をより迅速なものとし、ひいてはより迅速に電子キー10及び車両2間の通信を行うことができる。
以上、説明した実施形態によれば、以下の作用効果を奏することができる。
(1)応答信号(正確には、アック信号Sac)の信号到来方向によって判別された電子キー10の位置を含む態様で通信可能エリアが第1通信エリア41から第2通信エリア42に限定される。よって、上記中継機101により電波をリレーする場合には、受信アンテナ102及び送信アンテナ107を第2通信エリア42に設置する必要があるところ、両アンテナ102,107は接近する。このため、上記中継機101には妨害電波が発生する。一方、受信アンテナ102及び送信アンテナ107を離間した位置に設けた場合、例えば、受信アンテナ102が第2通信エリア42から外れることとなり、同第2通信エリア42に送信される要求信号(正確には、ビークルID信号Svi、チャレンジ信号Scc)等を受信できない。これにより、上記中継機101を介した車両2及び電子キー10間の不正な通信を抑制でき、電子キーシステム1のセキュリティ性をいっそう向上させることができる。
(2)応答信号の到来方向の検出を通じて電子キー10の位置が判別される。よって、通信エリアを第2通信エリア42に限定する際には、前記到来方向に基づき、第2通信エリア42を設定すればよい。これにより、第2通信エリア42を電子キー10の位置を含みつつ、より狭いエリアに設定することができ、中継機101による電波リレーをいっそう確実に抑制できる。
(3)車載機20から電子キー10に送信タイミング信号Stiが送信される。送信タイミング信号Stiには各種信号Svi,Sac,Scc,Sreの送信タイミング情報が含まれている。送信タイミング信号Stiにより、通信毎に各種信号Svi,Sac,Scc,Sreの送信タイミングを異ならせることができる。これにより、たとえ通信タイミングを解析された場合であれ、中継機101を介した車両2及び電子キー10間の不正な通信を抑制できる。
(第2の実施形態)
以下、本発明にかかる電子キーシステムを具体化した第2の実施形態について図5を参照して説明する。この実施形態の電子キーシステムは、一対のUHF送受信ユニットが設けられている点が上記第1の実施形態と異なっている。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。なお、この実施形態の電子キーシステムは、図1に示す第1の実施形態の電子キーシステムとほぼ同様の構成を備えている。
図5に示すように、車内には車両前後方向に一対のUHF送受信ユニット28a,28bが設けられている。本例では所定の通信タイミングにて、信号が送信されるUHF送受信ユニット28a,28bが切り替えられる。具体的には、UHF送受信ユニット28aにより送信タイミング信号Sti及びビークルID信号Sviが送信され、UHF送受信ユニット28bによりチャレンジ信号Sccが送信される。
ところで、上記第1の実施形態における構成においては、以下のような問題がある。具体的には、例えば図4に示す中継機101において、受信アンテナ102及び送信アンテナ107に指向性を持たせる。すなわち、送信アンテナ107からはUHF送受信ユニット28側にのみ信号を送信し、受信アンテナ102はUHF送受信ユニット28側からの信号のみを受信する。そして、例えば、図4の丸数字3で示すように受信アンテナ102を第2通信エリア42内の矢印51上に設置することで、受信アンテナ102が送信アンテナ107からの信号を受信することはなく、妨害電波が発生することもない。よって、中継機101を介した電波リレーが行われるおそれがある。
その点、本実施形態においては、図5に示すように、要求信号を送信するUHF送受信ユニット28a,28bが切り替えられる。すなわち、両UHF送受信ユニット28a,28bから送信される要求信号により2つの第2通信エリア42a,42bが形成される。具体的には、車載制御部21は、両UHF送受信ユニット28a,28bの車載受信部24で受信したウェイク信号Swkに応じた送信アンテナ107からのアック信号Sacの信号到来方向を演算し、同演算された信号到来方向に基づき第2通信エリア42a,42bを設定する。この場合、UHF送受信ユニット28aにより形成される第2通信エリア42a内に送信アンテナ107及び受信アンテナ102が含まれるものの、UHF送受信ユニット28bにより形成される第2通信エリア42b内に受信アンテナ102は含まれないことになる。第2通信エリア42bはアック信号Sacが送信される送信アンテナ107を基準に形成されるからである。
これにより、受信アンテナ102はUHF送受信ユニット28aから送信される送信タイミング信号Sti及びビークルID信号Sviを受信して、電子キー10側に電波リレーすることが可能であるものの、UHF送受信ユニット28bから送信されるチャレンジ信号Sccは受信できない。よって、中継機101による車両2及び電子キー10間の電波リレーは防止される。
以上、説明した実施形態によれば、第1の実施形態の(1)〜(3)の作用効果に加え以下の作用効果を奏することができる。
(4)一対のUHF送受信ユニット28a,28bが設けられているため、中継機101において、中継機101において、指向性を持つ受信アンテナ102が複数の両UHF送受信ユニット28a,28bから到来する要求信号を全て受信することはできない。よって、中継機101を介した車両2及び電子キー10間の不正な通信を抑制できる。これにより、電子キーシステム1のセキュリティ性をいっそう向上させることができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することができる。
・上記実施形態においては、車載制御部21は、暗号鍵を用いて送信タイミング信号Stiを暗号化したうえで、その送信タイミング信号Stiを送信していた。しかし、さらなるセキュリティ性の向上のために、送信タイミング信号Stiに乱数コードを含ませてもよい。この場合、送信毎に乱数コードが変わるのに伴い、それを含んで暗号化される送信タイミング信号Stiも変わる。よって、送信タイミング信号Stiに含まれる送信タイミングパターンの秘匿性を向上させることができる。
・上記両実施形態においては、送信タイミング信号Stiの暗号化及び復号化に用いられる暗号鍵は共通の鍵である、いわゆる共通鍵方式を採用していた。しかし、送信タイミング信号Stiの暗号化及び復号化が可能であれば、共通鍵方式に限らず、公開鍵方式等であってもよい。
・上記両実施形態においては、メモリ21aに記憶される送信タイミングパターンに基づき、各種信号Svi,Scc,Sac,Sreの送信タイミングとして各時間T1〜T4が決定されていた。換言すると、各時間T1〜T4が決まることで、各種信号Svi,Scc,Sac,Sreの送信開始タイミングが決まっていた。しかし、送信タイミングは、送信開始タイミングに限らず、各種信号Svi,Scc,Sac,Sreの送信時間であってもよい。
・上記両実施形態において、送信タイミング信号Stiには各種信号の送信タイミングとして各時間T1〜T4の情報が含まれていた。しかし、送信タイミング信号Stiは電子キー10に送信される信号であるため、電子キー10がアック信号Sac及びレスポンス信号Sreを返信するタイミングを表す時間T3及び時間T4の情報だけを送信タイミング信号Stiに付加して送信してもよい。この場合には、送信タイミング信号Stiに時間T1及び時間T2の情報を付加する必要がないため、その処理を省ける。
・上記両実施形態においては、送信タイミング信号Stiはウェイク信号Swkの送信後であってビークルID信号Sviの送信前に送信されるが、送信タイミング信号Stiの送信タイミングはこれに限定されない。例えば、ビークルID信号Sviの送信後であって、チャレンジ信号Sccの送信前に送信してチャレンジ信号Scc及びレスポンス信号Sreの送信タイミングを通信毎に変えてもよい。また、送信タイミング信号Stiをウェイク信号Swkと同時に、換言すると、送信タイミング信号Stiに含まれる送信タイミング情報をウェイク信号Swkに付加して送信してもよい。この場合には、ウェイク信号Swkに含まれる送信タイミング情報はウェイク信号Swkが送信される毎に異なる情報となる。
・上記両実施形態においては、車載機20は送信タイミング信号Stiを電子キー10に送信していたが、逆に、電子キー10が送信タイミング信号Stiを車載機20に送信してもよい。この場合には、電子キー制御部11のメモリ11aに、送信タイミングパターンが記憶される。そして、例えば、電子キー10は、ウェイク信号Swkに応じたアック信号Sacの返信後に暗号化した送信タイミング信号Stiを送信する。この場合にも、送信タイミング信号Stiにより電子キー10及び車両は、いずれの送信タイミングパターンで通信を行うかを共通認識することができるため、電子キー10側にてランダムに送信タイミングパターンを選択できる。
・上記両実施形態においては、送信タイミングの情報を含む送信タイミング信号Stiが車載機20から電子キー10に送信されていたが、送信タイミング信号Stiの送信を省略してもよい。この場合であっても、第1通信エリア41から第2通信エリア42に要求信号の送信エリアを限定することにより、中継機101による電波リレーを防止できる。
・上記両実施形態においては、通信毎にビークルID信号Svi,チャレンジ信号Scc,アック信号Sac,レスポンス信号Sreの送信タイミングを変えて、中継機101による電波リレーを防止していた。しかし、何れか一種類、例えば、ビークルID信号Sviの送信タイミングを異ならせるだけでも、電波リレーを防止できる。この場合には、送信タイミング信号Stiの送信完了からビークルID信号Svi送信までの時間T1のみを変更すればよく、その他、チャレンジ信号Scc,アック信号Sac,レスポンス信号Sreの送信タイミングを変える必要がないため、それに係る処理を省くことができる。
・第2の実施形態においては、一対のUHF送受信ユニット28a,28bが設けられている。しかし、UHF送受信ユニット28の数は複数であれば一対に限定されず、例えば3つ設けてもよい。UHF送受信ユニット28の数を増やすことで、中継機101による電波リレーをより確実に防止できる。
・第2の実施形態においては、UHF送受信ユニット28aにより送信タイミング信号Sti及びビークルID信号Sviが送信され、UHF送受信ユニット28bによりチャレンジ信号Sccが送信されていたが、UHF送受信ユニット28a,28bから送信される信号が切り替えられれば、その信号の種類は問わない。例えば、UHF送受信ユニット28aにより送信タイミング信号Stiが送信され、UHF送受信ユニット28bによりビークルID信号Svi及びチャレンジ信号Sccが送信されるようにしてもよい。
・上記両実施形態においては、ウェイク信号SwkはLF帯の無線信号で送信されていたが、ウェイク信号SwkをUHF帯の無線信号にて送信してもよい。この場合には、図1に示すLF送信部22及びLF受信部14を省略可能である。具体的には、図6に示すように、UHF送受信ユニット28を中心として車両2の周辺に円形の第1通信エリア41が形成される。そして、電子キー10が第1通信エリア41に進入したとき、ウェイク信号Swkに応じた電子キー10からのアック信号Sacの信号到来方向に基づき第2通信エリア42を設定する。この場合であっても、中継機101による車両2及び電子キー10間の電波リレーの防止が可能である。さらに、各種信号の周波数帯は中継機101に妨害電波を発生させる同一周波数帯であれば、UHF帯に限定されるものではない。
・上記両実施形態においては、第1通信エリア41には、ウェイク信号Swkが送信され、第2通信エリア42には、ビークルID信号Svi及びチャレンジ信号Sccが送信されていた。しかし、両通信エリア41,42に送信される信号は上記組合せに限らず、例えば、第1通信エリア41にウェイク信号Swk及びビークルID信号Sviを送信し、第2通信エリア42にチャレンジ信号Sccを送信してもよい。この場合、車載機20はビークルID信号Sviの信号到来方向を演算して、同信号到来方向に基づき第2通信エリア42を形成することも可能である。また、ウェイク信号Swk及びビークルID信号Sviの両信号到来方向を演算することで、より確実に電子キー10を含む第2通信エリア42を形成することができる。また、ウェイク信号Swkを第1通信エリア41に送信した後に、今度はウェイク信号Swkを第2通信エリア42に送信して、両通信エリア41,42に送信した両ウェイク信号Swkに応じてアック信号Sacの返信があった場合には、中継機101による電波リレーでないとして、以降通信を行うようにしてもよい。
・上記両実施形態においては、車外における電子キー10の位置をアダプティブアレイアンテナである受信アンテナ24aを通じて演算されるアック信号Sacの信号到来方向に基づき判別していた。しかし、電子キー10の位置を判別するキー位置判別手段はこれに限定されず、例えば、次のような手段であってもよい。すなわち、図6に矢印60で示すように、第2通信エリア42と同一範囲にて形成されるサーチエリア45を、UHF送受信ユニット28を中心として回転させることで、円形の第1通信エリア41を形成する。そして、サーチエリア45を周方向に回転させていってアック信号Sacの返信があったときの第1通信エリア41内に電子キー10が存在していると判別してもよい。この場合にも、通信エリアはサーチエリア45を回転させることにより形成される第1通信エリア41から第2通信エリア42に限定される。
次に、前記実施形態から把握できる技術的思想をその効果と共に記載する。
(イ)記第1の要求信号は前記電子キーを起動させる旨のウェイク信号であり、前記ウェイク信号は低周波数帯の無線信号で送信され、前記第2の要求信号及び前記応答信号は高周波数帯の無線信号で送信される電子キーシステム。
第1の要求信号であるウェイク信号は前記電子キーを起動させる信号であるところ、車両から過度に離れた位置まで同信号が到達することはセキュリティ上好ましくない。その点、上記構成によれば、ウェイク信号は、低周波数帯の無線信号であるため、セキュリティ上適切な大きさのエリアに送信される。一方、車両及び電子キー間の通信はより迅速に完了したい。その点、上記構成によれば、第2の要求信号及び応答信号は高周波数帯の無線信号で送信されているため、大量の情報を迅速に送信することができ、通信をより迅速に行うことができる。
(ロ)記第1の要求信号は前記電子キーを起動させる旨のウェイク信号であり、前記応答信号は前記ウェイク信号に応じて返信されるアック信号を含み、前記車載機は、前記アック信号の受信確認後に、前記電子キーとの間で正規の前記電子キーであるか否かの認証通信を前記第2の要求信号及び前記応答信号の送受信を通じて行い、前記送信タイミング信号は前記アック信号の送信後に送信される電子キーシステム。
同構成によれば、正規の電子キーであるか否かの認証通信前に送信タイミング信号が送信される。従って、秘匿性の高い認証通信において送受信される第2の要求信号及び応答信号について、通信毎に送信タイミングを変えることができる。よって、電子キーシステムのセキュリティ性を確保しつつ、第1の要求信号であるウェイク信号及びそれに応じたアック信号については送信タイミングの変更が不要となるため、それに係る処理が省ける。
(ハ)記送信タイミング信号は暗号化された信号である電子キーシステム。
同構成によれば、送信タイミング信号は暗号化されているため、その秘匿性を向上させることができる。よって、送信タイミング信号の不正な解析等が困難となり、電子キーシステムのセキュリティ性をいっそう向上させることができる。
1…電子キーシステム、2…車両、10…電子キー、11…電子キー制御部、11a…メモリ、12…UHF受信部、13…UHF送信部、14…LF受信部、20…車載機、21…車載制御部、21a…メモリ、22…LF送信部、23…UHF送信部、24…車載受信部、28…UHF送受信ユニット、101…中継機。

Claims (4)

  1. ユーザに携帯されて車両側からの第1の要求信号及び第2の要求信号に応じて前記両要求信号の少なくとも一方と同一周波数帯の応答信号をそれぞれ送信する電子キーと、
    前記第1の要求信号を車両の室内外に設定される第1通信エリア内に送信する低周波送信部と、
    前記第1の要求信号に対する前記応答信号が検出されるとき、前記第1の要求信号より周波数が高い前記第2の要求信号を前記第1通信エリアより狭く限定して設定される第2通信エリア内に送信する高周波送信部と、
    前記両要求信号に対する前記応答信号がそれぞれ妥当である旨判断された場合、車両ドアの解錠及び車両エンジンの始動を可能とする車載機と、
    前記車両に設けられて前記第1の要求信号に対する応答信号に基づき前記電子キーの前記車両に対する位置を判別するキー位置判別手段と、を備え、
    前記車載機は前記キー位置判別手段の判別結果に基づき、前記判別された電子キーの位置を含前記第2通信エリアを前記高周波送信部を通じて設定する電子キーシステム。
  2. 請求項1に記載の電子キーシステムにおいて、
    前記キー位置判別手段は前記第1の要求信号に対する前記応答信号の到来方向の検出を通じて、前記電子キーの位置を判別し、
    前記車載機は、前記到来方向に沿って前記第2通信エリアを形成し、同エリアに前記第2の要求信号を送信する電子キーシステム。
  3. 請求項1又は2に記載の電子キーシステムにおいて、
    前記車載機から前記電子キーに、前記応答信号の送信タイミング情報を含む送信タイミング信号、及び前記電子キーから前記車載機に前記両要求信号のうち少なくとも何れか一の送信タイミング情報を含む送信タイミング信号が送信されて、
    前記送信タイミング信号を受信した前記電子キー又は前記車載機は、同送信タイミング信号に含まれる前記応答信号及び前記両要求信号のうち少なくとも何れか一の送信タイミング情報に基づき、通信毎に異なる送信タイミングで前記応答信号及び前記両要求信号のうち少なくとも何れか一を送信する電子キーシステム。
  4. 請求項1〜3の何れか一項に記載の電子キーシステムにおいて、
    前記車載機からの指令に基づき前記両要求信号を送信するとともに、前記車両に配置される複数の送信アンテナを備え、
    前記キー位置判別手段は、前記各送信アンテナを基準とした前記電子キーの位置を判別し、
    前記車載機は、前記各送信アンテナから発信される前記第1の要求信号に対する前記応答信号を通じて前記判別された前記電子キーの位置を含む前記第2通信エリアを形成するとともに、前記電子キーとの通信時において前記両要求信号を送信する前記送信アンテナを切り替える電子キーシステム。
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