JP5425558B2 - グロープラグ用ハウジング及びグロープラグ - Google Patents

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Description

本発明は、自動車用ディーゼルエンジン等の内燃機関に使用されるグロープラグを構成するためのグロープラグ用ハウジング及びグロープラグに関する。
従来から、自動車用ディーゼルエンジン等の内燃機関の始動促進用にグロープラグが使用されている。このようなグロープラグとしては、筒状で外周面に機関取り付け用のねじ部等が設けられたハウジング内に、先端側がハウジングの先端部から突出し、後端側がハウジング内に収容されるように、ヒータ保持外筒を介してセラミックヒータを支持した構成のものが知られている。
また、上記構成のグロープラグの場合、セラミックヒータをヒータ保持外筒に圧入する等してセラミックヒータとヒータ保持外筒とを固定し、この後ヒータ保持外筒とハウジングとをレーザによる全周溶接等によって固着した構成とすることも知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2008−8607号公報
上記のグロープラグにおいて、ヒータ保持外筒については、より耐食性が求められるため、例えばSUS430等のステンレス製とする一方、ハウジングは加工の容易性等が重視されるため炭素鋼を用いることが考えられている。ここで、炭素鋼を溶接材料として使用する場合、一般的には炭素の含有量を0.3質量%以下としている。これは、炭素の含有量の増加に伴い熱影響部の硬化が大きくなるためである。しかし、グロープラグ用のハウジングの場合、炭素の含有量が0.3質量%以下になると、引張強さ、降伏点、耐力が低下し、グロープラグを自動車用ディーゼルエンジン等に締め付けた際に、ハウジングが変形する可能性があり、強度を満足するためには、炭素の含有量を0.35質量%以上程度とすることが望ましい。
しかしながら、上記のように炭素の含有量が0.35質量%以上の炭素鋼からなる材料、例えばS40C(JIS:C=0.37〜0.43質量%)、STKM16C(JIS:C=0.35〜0.45質量%)を用いてハウジングを構成すると、ハウジングとヒータ保持外筒とを溶接する際に溶接部に表面割れが発生するという問題がある。なお、前述したとおり、ヒータ保持外筒は炭素含有量が0.12質量%以下のフェライト系ステンレス鋼(例えばSUS430等)から構成することが多い。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものである。本発明は、自動車用ディーゼルエンジン等に締め付けた際に変形等が生じることのない十分な機械的強度を確保することができるとともに、ヒータ保持外筒との溶接時に溶接部の表面割れが発生することを防止することのできるグロープラグ用ハウジング及びグロープラグを提供することを目的とする。
本発明のグロープラグ用ハウジングは、軸線に沿って棒状の形態をなすヒータと、前記ヒータの外周に嵌合されたフェライト系ステンレス製のヒータ保持外筒と、前記軸線に沿って延在する円筒状の形態をなすハウジングであって、先端側に前記ヒータ保持外筒が溶接により固着され、前記ヒータの先端側を自身の先端側から突出させた状態で、前記ヒータの後端側を前記ヒータ保持外筒を介して内部に保持するハウジングとを備えたグロープラグに前記ハウジングとし使用されるグロープラグ用ハウジングであって、Siの含有量が0.40質量%以下、Mnの含有量が0.40〜1.00質量%、Pの含有量が0.040質量%以下、Cの含有量が0.37〜0.44質量%であり、かつ、Cの含有量とSの含有量の関係が、0.42質量%<C≦0.44質量%の場合、S≦(−0.75C(質量%)+0.33)(質量%)であり、0.37質量%≦C≦0.42質量%の場合、S≦(−0.1C(質量%)+0.057)(質量%)であり、残部がFe及び不可避的不純物からなることを特徴とする。
本発明のグロープラグは、軸線に沿って棒状の形態をなすヒータと、前記ヒータの外周に嵌合されたフェライト系ステンレス製のヒータ保持外筒と、前記軸線に沿って延在する円筒状の形態をなすハウジングであって、先端側に前記ヒータ保持外筒が溶接により固着され、前記ヒータの先端側を自身の先端側から突出させた状態で、前記ヒータの後端側を前記ヒータ保持外筒を介して内部に保持するハウジングとを備えたグロープラグであって、前記ハウジングは、Siの含有量が0.40質量%以下、Mnの含有量が0.40〜1.00質量%、Pの含有量が0.040質量%以下、Cの含有量が0.37〜0.44質量%であり、かつ、Cの含有量とSの含有量の関係が、0.42質量%<C≦0.44質量%の場合、S≦(−0.75C(質量%)+0.33)(質量%)であり、0.37質量%≦C≦0.42質量%の場合、S≦(−0.1C(質量%)+0.057)(質量%)であり、残部がFe及び不可避的不純物からなることを特徴とする。
例えば、高炭素鋼からなる管材であるSTKM16Cは、JIS規格では、Siの含有量が0.40質量%以下、Mnの含有量が0.40〜1.00質量%、Pの含有量が0.040質量%以下、Cの含有量が0.35〜0.45質量%、Sの含有量が0.040質量%以下と規定されている。また、棒材であるS40Cは、JIS規格では、Siの含有量が0.15〜0.35質量%、Mnの含有量が0.60〜0.90質量%、Pの含有量が0.030質量%以下、Cの含有量が0.37〜0.43質量%、Sの含有量が0.035質量%以下(不純物としてCuは0.30質量%を、Niは0.20質量%を、Ni+Crは0.35質量%を超えてはならない。)と規定されている。しかしながら、上記の各成分の含有量が上記の範囲内の管材又は棒材をグロープラグ用ハウジングに使用した場合、必要な機械的強度は得られるが、ヒータ保持外筒との溶接時に溶接部の表面割れが発生する。
本発明では、溶接時における溶接部の表面割れの発生を防止できるCの含有量を規定するとともに、低融点非金属介在物であり結晶粒界へ偏析し易いSの含有量をCの含有量に応じて規定することによって、溶接時における溶接部の表面割れの発生を防止する。すなわち、本発明のグロープラグ用ハウジング及びグロープラグでは、Siの含有量が0.40質量%以下、Mnの含有量が0.40〜1.00質量%、Pの含有量が0.040質量%以下、Cの含有量が0.37〜0.44質量%とすることによって、十分な機械的強度を確保しつつ溶接時に高温になることに起因して硬度が高くなることを抑制する。また、これとともに、縦軸をS量、横軸をC量とした図2のグラフに示すように、
0.42質量%<C≦0.44質量%の場合、
S≦(−0.75C(質量%)+0.33)(質量%)、
0.37質量%≦C≦0.42質量%の場合、
S≦(−0.1C(質量%)+0.057)(質量%)、
とCの含有量に応じて低融点非金属介在物であるSの上限量を規定することによって、結晶粒界へのSの偏析を抑制する。そして、これらの作用によって溶接部に生じる表面割れの発生を防止する。
本発明のグロープラグ用ハウジング及びグロープラグにおいて、前記ハウジングのPの含有量は、0.020質量%以下とすることが好ましい。PはSと同様に、低融点金属であり、溶接時に粒界に偏析し易い、このため上限値を0.020質量%とすれば、結晶粒界へのPの偏析を抑制し、溶接部に生じる表面割れの発生をさらに抑制することができる。また、上記の量にP量を規定することによって、冷間脆性の向上にも寄与する。
本発明のグロープラグ用ハウジング及びグロープラグにおいて、前記ハウジングのMnの含有量は、0.70〜1.0質量%とすることが好ましい。Mnは、溶接性に悪影響を与えるSと結合し易い性質を持っている。このためMnの含有量を0.7質量%以上とすることによってSの偏析を抑制し、溶接性を向上させることができる。一方、Mnの含有量が1.0質量%を超えて多くなると焼入れ性が向上し硬度が高くなり、その結果、溶接時に低温割れを引き起こす可能性が高くなる。以上の理由で、Mn量は0.7〜1.0質量%とすることが好ましい。
本発明によれば、自動車用ディーゼルエンジン等に締め付けた際に変形等が生じることのない十分な機械的強度を確保することができるとともに、ヒータ保持外筒との溶接時に溶接部の表面割れが発生することを防止することのできるグロープラグ用ハウジング及びグロープラグを提供することができる。
本発明の実施形態に係るセラミックグロープラグの全体概略構成を示す縦断面図。 S量及びC量と溶接部の表面割れの発生の有無の関係とを調べた結果を示すグラフ。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態に係るセラミックグロープラグ100の全体概略構成を示す縦断面図である。なお、図面上下方向を軸線AX方向とし、下方を先端、上方を後端として説明する。
図1に示すように、セラミックグロープラグ100は、ハウジング10、中軸20、セラミックヒータ30、金属リング40、ピン端子50、ヒータ保持外筒60が組み合わされて構成されている。
ハウジング10は、炭素鋼からなり、軸線AXに沿って自身の内部が貫通した内孔101を有する円筒状とされており、外周面には、ディーゼルエンジン(図示せず。)への固定のためのねじ部102が転造もしくは切削により形成されている。このハウジング10を構成する炭素鋼は、Siの含有量が0.40質量%以下、Mnの含有量が、0.40〜1.0質量%、Pの含有量が、0.040質量%以下、Cの含有量が0.37〜0.44質量%であり、かつ、Cの含有量とSの含有量の関係が、
0.42質量%<C≦0.44質量%の場合、
S≦(−0.75C(質量%)+0.33)(質量%)
であり、
0.37質量%≦C≦0.42質量%の場合、
S≦(−0.1C(質量%)+0.057)(質量%)
となっており、残部がFe及び不可避的不純物からなる。
ハウジング10の後端部103には、ディーゼルエンジンへ取り付ける際に六角レンチやプラグレンチ等の工具を係合させるための工具係合部104が形成されている。また、後端部103の内周側には、後端側に向かって内孔101を拡径するテーパ部105、およびこのテーパ部105のさらに後端側に隣接する大径孔106が形成されている。
ヒータ保持外筒60は、耐熱性が高く耐腐食性の高い金属(本実施形態ではSUS430から構成されている。このヒータ保持外筒60は、鍔状部(大円筒部601)を有し、内孔602が自身の内周に形成された略筒状とされている。そして、この内孔602へセラミックヒータ30が圧入されることによってセラミックヒータ30を保持している。
ヒータ保持外筒60は、先端側に比較的薄肉の小円筒部603、この小円筒部603の後端側に隣接して後端向きに拡径するテーパ604、さらにこのテーパ604に続き小円筒部603よりも大径でハウジング10の先端部と略同一の外径を有する大円筒部601、さらに大円筒部601よりも後端側には大円筒部601よりも小径の係合円筒部605が形成された構成を備える。なお、図示しないディーゼルエンジンへグロープラグ100として取り付けられる際には、テーパ604が燃焼室との気密を確保するシールとしての役割を担う。なお、ヒータ保持外筒60の各部の肉厚は、数ミリ程度とされている。
中軸20は、導電性の金属からなり棒状の形態を呈している。中軸20の先端部は、金属リング40と嵌合するように先端小径部201が形成され、一方後端部202はピン端子50が取り付けられるためにその他の部位よりも小径に形成されている。
金属リング40は、円筒形状とされており上述したヒータ保持外筒60より肉薄(肉厚が1mm以下程度)に形成されている。このため、金属リング40は、引張強度が高く、硬度の大きい金属、本実施形態ではSUS630から構成されている。この金属リング40の内径はセラミックヒータ30の後端部301および中軸20の先端小径部201のそれぞれの外径と略同径とされている。一方、金属リング40の外径は、中軸20の先端小径部201の後端側に隣接する部分の外径と略同径とされている。
セラミックヒータ30は、絶縁性セラミック(窒化珪素、アルミナ等)から棒状に形成されたセラミック基体31に、導電性セラミックからなる発熱体32および1対のリード部33、33が埋設された構成とされている。セラミックヒータ30の先端寄りの内部に位置する発熱体32は、導電性セラミックでU字状に形成されている。また、この発熱体32の各基端から後方へ向かって延びる2本のリード部33は同様に導電性セラミックから形成されている。
上記リード部33の一方(図1中右側のリード部33)には、ヒータ30の後端部301において軸線AXに垂直な径方向へ延在しセラミック基体31の表面に露出する第2電極取り出し部34が設けられている。この第2電極取り出し部34は、金属リング40と電気的に接続されている。リード部33の他方(図1中左側のリード部33)には、上記した第2電極取り出し部34より先端側にて、軸線AXに垂直な径方向へ延在しセラミック基体31の表面に露出する第1電極取り出し部35が設けられている。この第1電極取り出し部35は、ヒータ保持外筒60と電気的に接続されている。
上記構成のセラミックグロープラグ100では、セラミックヒータ30の先端部が、ヒータ保持外筒60の先端部から突出した状態となっている。そして、セラミックグロープラグ100を図示しないディーゼルエンジンのプラグ取り付け孔内に挿入し、ねじ部102をディーゼルエンジンの取り付けねじに締め付けてテーパ604をディーゼルエンジンに当接させることにより、気密性を確保する。この状態で、ヒータ30の先端側が燃焼室内に位置するように内燃機関に取り付けられ、ピン端子50、中軸20、金属リング40を介してヒータ30に通電して発熱させることによってディーゼルエンジンの始動を補助する。
上記構成のセラミックグロープラグ100の製造工程では、まず金属リング40へセラミックヒータ30を挿通(圧入)して一体とする。この金属リング40と一体となったセラミックヒータ30をさらにヒータ保持外筒60へ挿入(圧入)し、さらに金属リング40へ中軸20を圧入の上レーザ溶接を行いヒータ−中軸一体物を作製する。
この後、セラミックヒータ30、金属リング40、ヒータ保持外筒60、中軸20の組立体にハウジング10を被せてヒータ保持外筒60と溶接部12(図1参照。)においてレーザによる全周溶接を行いハウジング10とヒータ保持外筒60とを固着する。しかる後、Oリング111、絶縁ブッシュ112を挿入し、ハウジング10の後端部103から突出した中軸20の後端部202にピン端子50をかしめ固定することでセラミックグロープラグ100は完成する。
上記のハウジング10とヒータ保持外筒60とのレーザ溶接の際、例えば、前述した炭素鋼のSTKM16CやS40Cからハウジング10を構成したものでは、溶接部に表面割れが発生し易いという問題があった。これに対して本実施形態では、溶接部に表面割れが発生することを防止することができる。
表1に示すように、実施例1〜9として、Siの含有量が0.40質量%以下、Mnの含有量が、0.40〜1.00質量%、Pの含有量が、0.040質量%以下、Cの含有量が0.37〜0.44質量%であり、かつ、Cの含有量とSの含有量の関係が、
0.42質量%<C≦0.44質量%の場合、
S≦(−0.75C(質量%)+0.33)(質量%)
であり、
0.37質量%≦C≦0.42質量%の場合、
S≦(−0.1C(質量%)+0.057)(質量%)
の範囲に入るハウジング10を作成し、実際にヒータ保持外筒60とのレーザ溶接を行った。なお、このレーザ溶接の際のレーザのピークパワーは、1.5〜2.0W、1秒当たりのショット数は15〜20、パルス波形は数ミリ秒かけてピークパワーまで上昇させ、ピークパワーで1ミリ秒維持し数ミリ秒かけてパワーを低下させるショット波形とし、3秒で1回転させて全周溶接を行った。この結果、表1の結果の欄に○印で示されるように、溶接部に表面割れは発生しなかった。なお、上記の実施例1〜9及び後述する比較例1〜9については、これらを構成する鋼材は、熱間圧延された棒を冷間引き抜きした冷間引抜鋼を使用している。冷間引抜鋼は、引き抜き後に、焼きなまし、応力除去焼きなまし、高周波焼入れ、復炭といった熱処理をすることも可能であるが、評価には熱処理を実施していない鋼材を用いている。
Figure 0005425558
一方、比較例1〜9として、Cの含有量とSの含有量が上記の範囲外となるハウジング10を作成し、実際にヒータ保持外筒60とのレーザ溶接を実施例1〜9と同様に行った。この結果、表1の結果の欄に×印で示されるように、溶接部に表面割れが発生した。以上の結果をグラフ上にプロットしたのが図2のグラフである。図2のグラフにおいて、縦軸はS量(質量%×1000)、横軸はC量(質量%×100)を示しており、実施例は白抜きの円、比較例は黒塗りの円でプロットしてある。また、直線Aは、S(質量%)≦−0.75C(質量%)+0.33を示し、直線Bは、S(質量%)≦−0.1C(質量%)+0.057を示している。
以上において、本発明を実施形態に即して説明したが、本発明は上記実施形態等に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることは言うまでもない。
10……ハウジング、20……中軸、30……セラミックヒータ、40……金属リング、50……ピン端子、60……ヒータ保持外筒、100……セラミックグロープラグ。

Claims (6)

  1. 軸線に沿って棒状の形態をなすヒータと、
    前記ヒータの外周に嵌合されたフェライト系ステンレス製のヒータ保持外筒と、
    前記軸線に沿って延在する円筒状の形態をなすハウジングであって、先端側に前記ヒータ保持外筒が溶接により固着され、前記ヒータの先端側を自身の先端側から突出させた状態で、前記ヒータの後端側を前記ヒータ保持外筒を介して内部に保持するハウジングと
    を備えたグロープラグに前記ハウジングとし使用されるグロープラグ用ハウジングであって、
    Siの含有量が0.40質量%以下、Mnの含有量が0.40〜1.00質量%、Pの含有量が0.040質量%以下、Cの含有量が0.37〜0.44質量%であり、かつ、Cの含有量とSの含有量の関係が、
    0.42質量%<C≦0.44質量%の場合、
    S≦(−0.75C(質量%)+0.33)(質量%)
    であり、
    0.37質量%≦C≦0.42質量%の場合、
    S≦(−0.1C(質量%)+0.057)(質量%)
    であり、
    残部がFe及び不可避的不純物からなることを特徴とするグロープラグ用ハウジング。
  2. 請求項1記載のグロープラグ用ハウジングであって、
    前記ハウジングのPの含有量が0.020質量%以下であることを特徴とするグロープラグ用ハウジング。
  3. 請求項1又は2記載のグロープラグ用ハウジングであって、
    前記ハウジングのMnの含有量が0.70〜1.00質量%であることを特徴とするグロープラグ用ハウジング。
  4. 軸線に沿って棒状の形態をなすヒータと、
    前記ヒータの外周に嵌合されたフェライト系ステンレス製のヒータ保持外筒と、
    前記軸線に沿って延在する円筒状の形態をなすハウジングであって、先端側に前記ヒータ保持外筒が溶接により固着され、前記ヒータの先端側を自身の先端側から突出させた状態で、前記ヒータの後端側を前記ヒータ保持外筒を介して内部に保持するハウジングと
    を備えたグロープラグであって、
    前記ハウジングは、Siの含有量が0.40質量%以下、Mnの含有量が0.40〜1.00質量%、Pの含有量が0.040質量%以下、Cの含有量が0.37〜0.44質量%であり、かつ、Cの含有量とSの含有量の関係が、
    0.42質量%<C≦0.44質量%の場合、
    S≦(−0.75C(質量%)+0.33)(質量%)
    であり、
    0.37質量%≦C≦0.42質量%の場合、
    S≦(−0.1C(質量%)+0.057)(質量%)
    であり、
    残部がFe及び不可避的不純物からなることを特徴とするグロープラグ。
  5. 請求項4記載のグロープラグであって、
    前記ハウジングのPの含有量が0.020質量%以下であることを特徴とするグロープラグ。
  6. 請求項4又は5記載のグロープラグであって、
    前記ハウジングのMnの含有量が0.70〜1.00質量%であることを特徴とするグロープラグ。
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