JP5424677B2 - 血圧降下作用を有するローヤルゼリーの製造方法 - Google Patents

血圧降下作用を有するローヤルゼリーの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、血圧降下作用を有するローヤルゼリーの製造方法、並びに、該方法によって得られるローヤルゼリーを含有するローヤルゼリー組成物および血圧降下剤に関する。
ローヤルゼリーとは、若い働き蜂の咽頭腺により分泌される乳白色したペースト状物質であり、その成分は必須アミノ酸をはじめとするアミノ酸が豊富に含まれ良質なタンパク質などから構成されている。さらに、ビタミン類、ミネラル類、炭水化物などの微量成分を含んでいる。例えばビタミン類ではビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ナイアシン、成長促進や老化防止に効果のあるパントテン酸、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEなどが挙げられる。ミネラル類ではカリウム、マグネシウム、カルシウム、銅、鉄、リンなどが挙げられる。炭水化物ではブドウ糖、果糖などが挙げられる。さらに、アセチルコリン様物質、有機酸(10−ヒドロキシデセン酸など)、脂肪、タンパク質性の抗菌物質であるロイアリシンなどが含まれている。
このようにローヤルゼリーは様々な栄養成分を含んでおり、例えば、抗菌作用、免疫増強作用、抗炎症作用、老化防止作用、更年期障害の予防・治療作用、抗がん作用など数多くの効果が知られている。
一方、生活習慣病の中でも高血圧患者数は我が国では30歳以上で2000万人と推定され、高血圧は現在の国民病ともいわれる側面をもっている。高血圧は各種慢性疾患に対するリスクファクターとなり、脳血管障害、心筋梗塞などの血管障害を誘発することが知られている。今後ますます高齢化が進むにつれ、高血圧症者も増大することが予想され、高血圧の改善あるいは発症の予防が課題となっている(非特許文献1)。
アンジオテンシン変換酵素(以下ACEと略することがある)はアンジオテンシンIを血圧上昇物質であるアンジオテンシンIIに変換し、血圧降下作用をもつブラジキニンを分解するため血圧を上昇させる働きがある。したがってACEを阻害する物質(ACE阻害物質)があれば血圧を下げることができ、高血圧症の予防または治療に効果があることが期待される。
ACE活性を抑制させることにより血圧を降下させるACE阻害物質として、例えば、カプトプリルが開発され医薬品として利用されている。
一方、食品分野においては、乳カゼイン(非特許文献2)、わかめタンパク質(特許文献1、非特許文献3)、かつお節(非特許文献4、非特許文献5)、イワシ(非特許文献6)などの酵素分解物、発酵乳(非特許文献7)、ブナハリタケエキス(非特許文献8)などACE阻害物質を含む食品が数多く市販されている。
ローヤルゼリーを動物の消化酵素であるトリプシンや枯草菌(Bacillus subtilis)由来のタンパク質分解酵素を用いて加水分解することによりACE阻害物質を得る試みがなされている(特許文献2、特許文献3、非特許文献9)。さらに、枯草菌由来のタンパク質分解酵素を用いてローヤルゼリーを加水分解した際の血圧降下の関与成分としてはイソロイシン−チロシン、バリン−チロシンおよびイソロイシン−バリン−チロシンなどのペプチドが知られている(非特許文献10)。しかし、ローヤルゼリーの消化に用いるトリプシンは動物由来の消化酵素であり、トリプシンで加水分解したローヤルゼリーは動物由来の感染性物質の混入を完全に否定することは困難であるという問題があり、より安全なローヤルゼリー由来のACE阻害物質が望まれている。さらに、枯草菌由来のタンパク質分解酵素で加水分解したローヤルゼリーはACE阻害活性が低いという問題があり、よりACE阻害活性が高いACE阻害物質が望まれている。
また、ローヤルゼリーにバチルス ステアロサーモフィルス(Bacillus stearothermophilus)由来のタンパク質分解酵素を至適温度の70℃で作用させることによりACE阻害物質が産生されたことが記載されている(特許文献4)。しかしながら、この方法では反応時間を長くするとACE阻害活性が急激に低下し、実用的ではない。
上記のように種々の食品素材に対してそれぞれ異なったタンパク質分解酵素が用いられている。これは食品素材に含まれるタンパク質がそれぞれ異なっているため、それぞれのタンパク質に最適なタンパク質分解酵素が選択されているためだと考えられる。
特開2002-138100号公報 特開平4-279597号公報 特開2006-28065号公報 特開2005-6533号公報
藤田裕之他、薬理と治療 第25巻(8号)、147(2155)-151(2159) (1977) Maruyama S., Agr. Biol. Chem., 51, 1581 (1987) Health Sciences,20, 82-90 (2004) Yokoyama K., Biosci. Biotech. Biochem., 56, 1541 (1992) Fujita H.et al., J. Food Sci., 65, 564 (2000) 関英治他、日本農芸化学会誌 第69巻(8号)、1013-1020 (1995) Yamamoto N. et al., J Dairy Sci, 77, 917-922 (1994) 坂元雄二他、応用薬理 第61巻 (4/5) 、221-229 (2001) 丸山広恵他、日本食品科学工学会誌 第50巻(7号)、310-315 (2003) Tokunaga K. et al., Bio. Pharm. Bull., 27(2), 189-192 (2004)
本発明は、血圧降下作用、特にアンジオテンシン変換酵素阻害作用を有するローヤルゼリーを得ることのできる新しい技術を提供することを目的とする。
本発明者らは鋭意検討を行った結果、ローヤルゼリーにバチルス ステアロサーモフィルス(Bacillus stearothermophilus)由来のタンパク質分解酵素を作用させることにより、前記課題が解決できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち本発明は、
1. ローヤルゼリーにバチルス ステアロサーモフィルス(Bacillus stearothermophilus)由来のタンパク質分解酵素を作用させる工程を含むことを特徴とする、血圧降下作用を有するローヤルゼリーの製造方法、
2. 血圧降下作用がアンジオテンシン変換酵素阻害作用である前記ローヤルゼリーの製造方法、
3. ローヤルゼリーが実質的に完全消化されたローヤルゼリーである前記いずれかのローヤルゼリーの製造方法、
4. ローヤルゼリーにバチルス ステアロサーモフィルス由来のタンパク質分解酵素を作用させる際の温度が40〜60℃である前記いずれかのローヤルゼリーの製造方法、
5. 前記いずれかの製造方法によって得られるローヤルゼリーを含有するローヤルゼリー組成物、および
6. 前記いずれかの製造方法によって得られるローヤルゼリーを含有する血圧降下剤、
からなる。
本発明によるとより安全で簡便な方法により血圧降下作用、特にアンジオテンシン変換酵素阻害作用を有するローヤルゼリーを製造することができ、この血圧降下作用を有するローヤルゼリーを利用して、ローヤルゼリー組成物や血圧降下剤を提供することができる。
本発明のローヤルゼリーは、バチルス ステアロサーモフィルス(Bacillus stearothermophilus)由来のタンパク質分解酵素を作用させることにより製造される。
ローヤルゼリーの原産国は例えば日本、中国、台湾、タイ、ブラジル、ヨーロッパ諸国、オセアニア諸国、アメリカなどを挙げることができ、いずれの原産国のローヤルゼリーを用いてもよい。また、複数の原産国のローヤルゼリーを適宜混合して用いてもよい。ローヤルゼリーは液体であることが好ましく、凍結乾燥状態のローヤルゼリーを用いる場合は精製水、水道水または適当な緩衝液などで溶解して用いることができる。また、凍結状態のローヤルゼリーは融解して用いることができる。
さらに、ローヤルゼリーは加熱、遠心分離、アルコール抽出、ろ過、フリーズドライまたは熱風乾燥などの加工並びに各種栄養素などが添加されたものであってもよい。
ローヤルゼリーに作用させる、バチルス ステアロサーモフィルス由来のタンパク質分解酵素はバチルス ステアロサーモフィルスを培養することにより得られ、培養液、精製品であってもよい。また、バチルス ステアロサーモフィルス由来のタンパク質分解酵素は遺伝子組換えにより得られたものであってもよく、さらに、例えば糖やポリエチレングリコールなどで修飾されたものであってもよい。
バチルス ステアロサーモフィルス由来のタンパク質分解酵素は単独で作用させてもよく、さらに、バチルス ステアロサーモフィルス由来のタンパク質分解酵素と他のタンパク質分解酵素を併用してローヤルゼリーに作用させてもよい。また、タンパク質分解酵素は必要な量を一度にローヤルゼリーと作用させてもよいし、必要な量を2回以上に分けてローヤルゼリーに作用させてもよい。また、バチルス ステアロサーモフィルス由来のタンパク質分解酵素と他のタンパク質分解酵素を併用するように2種類以上のタンパク質分解酵素をローヤルゼリーに作用させる場合、ぞれぞれのタンパク質分解酵素を同時にローヤルゼリーと作用させてもよく、別々に分けてローヤルゼリーと作用させてもよい。
バチルス ステアロサーモフィルス由来のタンパク質分解酵素と混合した後のローヤルゼリーの固形分濃度は、0.1〜30W/W%を挙げることができ、好ましくは1〜15W/W%、より好ましくは4〜10W/W%を挙げることができる。ここで、例えば10W/W%は、100gのローヤルゼリーを凍結乾燥などにより乾燥させたとき10gの乾燥品が得られることを意味している。
バチルス ステアロサーモフィルス由来のタンパク質分解酵素によるローヤルゼリーの処理条件、例えば処理時間、pH、および温度などの条件は、目的とする血圧降下物質が産生される条件であれば特に限定されず、ローヤルゼリーの安定性およびバチルス ステアロサーモフィルス由来のタンパク質分解酵素の安定性や反応性などを考慮して適宜設定することが可能である。高い血圧降下作用を有するローヤルゼリーを得るためには、ローヤルゼリーがバチルス ステアロサーモフィルス由来のタンパク質分解酵素により実質的に完全消化されて血圧降下物質が十分に産生されることが好ましい。ここで、実質的に完全消化とは、ローヤルゼリーに含まれるタンパク質がタンパク質分解酵素により加水分解され、該酵素による加水分解がもはや実質的に生じない断片に加水分解されることをいう。このような条件は、バチルス ステアロサーモフィルス由来のタンパク質分解酵素を種々の条件でローヤルゼリーに作用させ、得られたローヤルゼリーの血圧降下作用、好ましくはACE阻害作用を公知方法で測定し、高い作用を得られる条件を選択することにより決定できる。
バチルス ステアロサーモフィルス由来のタンパク質分解酵素とローヤルゼリーを作用させる時間は、目的とする血圧降下物質が産生される時間であれば特に限定されないが、数時間〜10日間、好ましくは1時間〜48時間が好ましい。長時間の反応でも血圧降下物質の産生にはほとんど影響がなかった。
バチルス ステアロサーモフィルス由来のタンパク質分解酵素をローヤルゼリーに作用させる際のpHは、目的とする血圧降下物質が産生されるpHであれば特に限定されないが、pH3〜11、好ましくはpH5〜11、さらに好ましくはpH7〜10が適当である。
バチルス ステアロサーモフィルス由来のタンパク質分解酵素をローヤルゼリーに作用させる際の温度は、血圧降下物質が産生される温度であれば特に限定されないが、30℃〜80℃、好ましくは40℃〜60℃、より好ましくは40℃〜50℃、さらに好ましくは40℃が適当である。一般に酵素反応は、用いる酵素の反応至適温度で行われる。しかしながら、バチルス ステアロサーモフィルス由来のタンパク質分解酵素をその反応至適温度である70℃でローヤルゼリーに作用させると、反応時間を長くしたときに血圧降下物質の活性が急激に低下するため(特許文献4)、操作性が悪く適当でない。また、反応温度が低すぎると血圧降下物質の産生効率が悪い。さらに、高い温度で反応させることにより、製造する際の加温のためのコストが高くなる。また、高い温度で反応を行うとローヤルゼリーが着色するなどの問題点がある。
バチルス ステアロサーモフィルス由来のタンパク質分解酵素をローヤルゼリーに反応させている間は静置であってもよくさらに、振とう、攪拌などを行ってもよい。
本発明のローヤルゼリーの製造においては、一般に、如上のバチルス ステアロサーモフィルス由来のタンパク質分解酵素を失活させる工程を含む。バチルス ステアロサーモフィルス由来のタンパク質分解酵素を失活させる方法は、食品として問題がない程度にバチルス ステアロサーモフィルス由来のタンパク質分解酵素を失活させればよい。失活の方法としては、加熱により失活する方法、薬剤を用いて失活する方法、ろ過によりバチルス ステアロサーモフィルス由来のタンパク質分解酵素を除く方法を例示でき、これら方法を単独で用いてもよいし、二種類以上を組み合わせてもよい。好ましくは、加熱によりバチルス ステアロサーモフィルス由来のタンパク質分解酵素を失活させる。加熱温度は60℃以上、好ましくは80℃以上、より好ましくは90℃以上で加熱することが適当である。さらに、食品の殺菌工程が必要な場合は、本ステアロサーモフィルス由来のタンパク質分解酵素を失活させる工程と兼ねてもよい。
さらにバチルス ステアロサーモフィルス由来のタンパク質分解酵素をローヤルゼリーに作用させる際にバチルス ステアロサーモフィルス由来のタンパク質分解酵素の安定化剤や反応促進剤などを添加してもよい。
バチルス ステアロサーモフィルス由来のタンパク質分解酵素を作用させることにより製造されるローヤルゼリーは、血圧降下作用、好ましくはACE阻害作用を有するローヤルゼリーである。本ローヤルゼリーはバチルス ステアロサーモフィルス由来のタンパク質分解酵素により実質的に完全消化されたローヤルゼリーであることが好ましい。
本発明のローヤルゼリーを各種クロマトグラフィーを用いて処理することにより、ACE阻害物質を精製してもよい。精製方法としてはゲルろ過クロマトグラフィー、イオン交換クロマトグラフィー、アフィニティークロマトグラフィー、疎水クロマトグラフィー、逆相クロマトグラフィー、順相クロマトグラフィー、限外ろ過、電気泳動などを挙げることができる。これらは単独で若しくは組み合わせて精製に使用できる。
ゲルろ過クロマトグラフィーは、種々な分子量のタンパク質を分離できるゲルろ過クロマトグラフィー用の担体があり、分子量が約1万以下のタンパク質を分離できるゲルろ過クロマトグラフィー用の担体が好ましい。イオン交換クロマトグラフィーに用いられているイオン交換基としては、陰イオン交換体、陽イオン交換体などがある。陰イオン交換体としては、ジエチルアミノエチル基(DEAE基)、四級アミノエチル基(QAE基)などを例示することができる。また、陽イオン交換体としては、カルボキシメチル基(CM基)、スルホプロピル基(SP基)を例示することができる。疎水クロマトグラフィーに用いられる担体としてはブチル基(Butyl基)、エチル基(Ethyl基)、フェニル基(Phenyl基)が結合した担体を例示することができる。逆相クロマトグラフィーに用いられる担体としてはオクタデシル基(C18)、オクタデシル基とはアルキル基の長さが異なるC30、C8、C4などが結合した担体が例示される。順相クロマトグラフィーに用いられる担体としてはシリカゲルのほか、シアノプロピル基、ジオール構造を有する官能基、アミノプロピル基、ポリアミンなどが結合した担体が例示される。
本発明のローヤルゼリーは、上記のクロマトグラフィーなどを用いて精製を行なうことにより血圧降下剤として利用することができる。また、本発明の血圧降下性ローヤルゼリーまたはその精製品に各種成分を添加することによりローヤルゼリー組成物として供することができる。各種成分としては、例えば食品、糖、脂質、乳化剤、増粘剤、調味料、香料、酸味調整剤、保存料、果汁、香料、各種栄養成分などが挙げられ、本発明の効果を損なわない範囲で使用することができる。また、各種成分は単独で用いても良いし二種以上を混合して用いてもよい。例えば糖としては、蔗糖、異性化糖、グルコース、フラクトース、パラチノース、トレハロース、ラクトース、キシロースなどを例示することができる。乳化剤としては、蔗糖脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、レシチンなどを例示することができる。増粘剤としてはカラギーナン、アラビアガム、キサンタンガム、グァーガム、ペクチン、ローカストビーンガム増粘剤澱粉、ジェランガムなどを例示することができる。酸味調整剤としては、クエン酸、乳酸、リンゴ酸、フマル酸、グルコン酸、酒石酸などを例示することができる。保存料としては、安息香酸およびその塩、ソルビン酸およびその塩、パラベン、亜硫酸ナトリウム、ペクチン分解物、グリシンなどを例示することができる。果汁としては、トマト果汁、梅果汁、リンゴ果汁、レモン果汁、オレンジ果汁、ベリー系果汁などを例示することができる。香料としては、ハーブ、スパイスなどの香辛料、フルーツ系香料、バニラなどの香料などを例示することができる。この他、好ましい他の栄養成分として、ビタミンDなどのビタミン類やカルシウム、マグネシウム、鉄、マンガン、亜鉛などのミネラル類などが挙げられる。
本発明のローヤルゼリー、ローヤルゼリー組成物または血圧降下剤はそれらを添加・配合して調製した食品として供することもできる。そのような食品の具体的形態としては、例えば、飲料類、菓子、キャンディ、ガム、パン、畜肉製品、乳製品、レトルト食品、即席食品、冷凍食品、ゼリー状食品、養蜂産品、漬物、調味料などを挙げることができる。これらの食品は、いわゆる健康食品、機能性食品、特定保健用食品、栄養機能食品、栄養補助食品、サプリメントなどとしても有用である。また、それらの食品としての形状としては、顆粒、粉末、タブレット、カプセル、チュアブル、ドリンク、ゼリー、ペースト、粒などを挙げることができる。
以下、本発明の実施例について説明するが、本発明はこれら実施例に何ら限定されるものではない。
血圧降下作用を有するローヤルゼリーを得るための処理に適当なタンパク質分解酵素のスクリーニングを実施した。表1に試験に供したタンパク質分解酵素とその起源を示す。血圧降下作用はACE阻害活性を指標にして測定した。
Figure 0005424677
具体的にはまず、30W/W%のローヤルゼリー10gに約50mLの精製水を加えHClまたはNaOHを加えpHを調整後、精製水を加え60mLにし、ローヤルゼリー希釈液を調製した。表1に示すタンパク質分解酵素を添加し、40℃で14時間反応させた後、沸騰水中で30分加熱しタンパク質分解酵素を失活させ、放冷後、3,000rpmで10分間遠心分離を行い上清を得た。この上清のACE阻害活性を測定した。ACE阻害活性は下記に示す方法で行った。なおローヤルゼリー希釈液のpHは、表1の(1)および(4)に示すタンパク質分解酵素についてはpH7.0に、表1の(2)、(3)および(5)に示すタンパク質分解酵素についてはpH3.0に調整した。
また、タンパク質分解酵素の添加量はプロテアーゼS「アマノ」Gをローヤルゼリー希釈液100mL当り532mg添加し、そのほかのタンパク質分解酵素は下記に示す[タンパク質分解酵素活性測定方法]に従って活性測定を行いプロテアーゼS「アマノ」Gと同じ活性(ΔA660)になるようにローヤルゼリー希釈液に添加した。
[ACE阻害活性測定方法]
<ホウ酸緩衝液の調製>
50mM Na2B4O7 450mLと220mM H3BO4 550mLを混合し、pH8.3のホウ酸緩衝液を調製した。
<サンプルの調製>
上清をホウ酸緩衝液(pH8.3)で10倍希釈しサンプルとした。
<基質溶液の調製>
約30mLのホウ酸緩衝液にBz-Gly-His-Leu・H2O(分子量447.49 ペプチド研究所社製)170mg、NaCl 1.78gを溶解後、1N NaOHでpH8.3に調整し、ホウ酸緩衝液で50mLにメスアップして、基質溶液とした。
<ACE溶液の調製>
アンジオテンシン変換酵素(ウサギ肺由来、シグマ社製)をホウ酸緩衝液で溶解して60mU/mLの溶液をACE溶液とした。
<ACE阻害活性の測定方法>
(1)阻害活性の測定
サンプル30μLと基質溶液250μLを混合し、37℃で5分間放置した。5分間放置した後、ACE溶液を100μL添加し、37℃で30分間反応後、1N HClを250μL添加して反応を停止させた。反応停止後1.5mLの酢酸エチルを添加し、激しく1分間攪拌した。次に3,000rpmで10分間遠心分離を行い上層の酢酸エチル層を0.5mL分取し、遠心エバポレーター(40℃、1.5時間)で蒸発乾固させた。蒸発乾固させたものに2mLの精製水を加え、溶解後、228nmにおける吸光度を測定した。このときの吸光度をAとする。
(2)ブランクの測定
サンプル30μLおよび基質溶液250μLを混合し、37℃で35分間放置した。35分間放置した後、1N HCl 250μLを添加し、その後ACE溶液を100μL添加した。さらに、1.5mLの酢酸エチルを添加し、激しく1分間攪拌した。次に3,000rpmで10分間遠心分離を行い上層の酢酸エチル層を0.5mL分取し、遠心エバポレーター(40℃、1.5時間)で蒸発乾固させた。蒸発乾固させたものに2mLの精製水を加え、溶解後、228nmにおける吸光度を測定した。このときの吸光度をBとする。
(3)コントロールの測定
前記(1)阻害活性の測定でサンプルの代わりにホウ酸緩衝液を用いて同様に操作を行い、228nmにおける吸光度を測定した。このときの吸光度をCとする。さらに、前記(2)ブランクの測定でサンプルの代わりにホウ酸緩衝液を用いて同様に操作を行い、228nmにおける吸光度を測定した。このときの吸光度をDとする。
(4)計算
下式によりACE阻害活性を求めた。
ACE残存活性(%)=(A−B)×100/(C−D)
ACE阻害活性(%)=100−ACE残存活性
[タンパク質分解酵素活性測定方法]
(1)基質溶液の調製
基質液Aの調製:75mLの100mM 乳酸緩衝液(pH3.0)に0.6gのカゼイン(ハマルステイン処方)を懸濁させ、沸騰水中で加熱溶解した。放冷後、pHを3.0に調整し、100mLにメスアップして、基質液Aとした。
基質液Bの調製:75mLの100mM ビス−トリスプロパン緩衝液(pH7.0)に0.6gのカゼイン(ハマルステイン処方)を懸濁させ、沸騰水中で加熱溶解した。放冷後、pHを7.0に調整し、100mLにメスアップして、基質液Bとした。
なお、表1に示す(2)、(3)および(5)のタンパク質分解酵素活性測定には基質液Aを使用し、表1に示す(1)および(4)のタンパク質分解酵素活性測定には基質液Bを使用した。さらに、タンパク質分解酵素活性が高く希釈が必要な場合は表1に示す(2)、(3)および(5)のタンパク質分解酵素活性測定には100mM 乳酸緩衝液(pH3.0)を使用し、表1に示す(1)および(4)のタンパク質分解酵素活性測定には100mM ビス−トリスプロパン緩衝液(pH7.0)を使用し希釈した。
(2)タンパク質分解酵素活性の測定
2mLの基質溶液を40℃で5分間放置した後、サンプル液を0.4mL添加し、40℃で30分間反応後、0.44M トリクロロ酢酸溶液を2mL添加し、反応を停止させた。反応停止後10分間室温に放置して、No2のろ紙(アドバンテック東洋)でろ過を行った。ろ液0.5mLに0.55M Na2CO3溶液1.25mLおよび精製水で3倍希釈したフェノール試薬0.25mLを添加し、37℃で30分間放置後660nmにおける吸光度を測定した。このときの吸光度をAとする。
(3)ブランクの測定
0.44M トリクロロ酢酸溶液を2mL添加後にサンプル液0.4mLを加えた以外は上記(2)タンパク質分解酵素活性の測定と同様に行った。このときの660nmにおける吸光度をBとする。
(4)計算
下式によりΔA660を求めた。下式中、Dは希釈率を意味する。
ΔA660=(A−B)×D
表2に、各タンパク質分解酵素で処理したローヤルゼリーのACE阻害活性を示した。試験したタンパク質分解酵素のうちプロテアーゼS「アマノ」Gで処理したローヤルゼリーが良好なACE阻害活性を示した。
Figure 0005424677
なお、プロテアーゼS「アマノ」Gをローヤルゼリー希釈液100mL当り532mg添加したもののタンパク質分解酵素活性は、100mM ビス−トリスプロパン緩衝液(pH7.0)で100倍希釈したときの「A−B」の値は0.25であった(ΔA660=25)。
プロテアーゼS「アマノ」GとプロテアーゼN「アマノ」G(天野エンザイム株式会社社製、Bacillus subtilis由来)のIC50の比較を行った。
30W/W%のローヤルゼリー10gに約50mLの精製水を加えHClまたはNaOHを加えpH7.0に調整後、精製水を加え60mLにし、ローヤルゼリー希釈液を調製した。プロテアーゼS「アマノ」Gをローヤルゼリー希釈液100mL当り532mg添加し、40℃で14時間反応させた後、沸騰水中で30分加熱しタンパク質分解酵素を失活させ、放冷後、凍結乾燥を行い、凍結乾燥品を得た。プロテアーゼN「アマノ」Gについても実施例1に示す[タンパク質分解酵素活性測定方法]に従いタンパク質分解酵素活性の測定を行いローヤルゼリー希釈液に添加するタンパク質分解酵素活性(ΔA660)を同じにし、プロテアーゼS「アマノ」Gと同様に操作を行い、凍結乾燥品を調製した。なお、プロテアーゼN「アマノ」Gは[タンパク質分解酵素活性測定方法]に示す基質液Bを用いて活性測定を行った。
得られた凍結乾燥品をホウ酸緩衝液で溶解し、IC50を測定した。IC50の測定は実施例1の[ACE阻害活性測定方法]に従って行った。
結果を表3に示す。表3に示すようにプロテアーゼS「アマノ」G処理ローヤルゼリーの凍結乾燥品の方がIC50の値が低く、ACEの阻害活性が高い結果が得られた。なお、表3に示すIC50はサンプルの濃度を示す。
Figure 0005424677
実施例2で得られたプロテアーゼS「アマノ」G処理ローヤルゼリーの凍結乾燥品を単回投与血圧降下薬効試験に供した。自然発症高血圧ラット(SHR)を3週間予備飼育後、14週齢のSHRに(一群6匹、雄)に2.5mg/mLになるように凍結乾燥品を精製水で懸濁し、体重1kg当り10mL投与した(25mg/kg)。その結果、投与後6時間後の凍結乾燥品投与群の血圧の平均は174.8mmHgであった。一方、対象群の血圧の平均は197.3mmHgであり、凍結乾燥品を投与することにより有意(p<0.05)に血圧降下作用を示した。なお、対象群は精製水を10mL投与した。
30W/W%のローヤルゼリー10gに約20mLの精製水を加えHClまたはNaOHを加えpH8.0に調整後、精製水を加え35mLにし、ローヤルゼリー希釈液を調製した。プロテアーゼS「アマノ」Gをローヤルゼリー希釈液100mL当り200mg添加し、30℃、40℃、50℃、60℃で1、2、4、7、24、48時間反応させた後、沸騰水中で30分加熱しタンパク質分解酵素を失活させ、放冷後、ホウ酸緩衝液で43倍希釈し、ACEの阻害率を測定した。ACEの阻害率の測定は実施例1の[ACE阻害活性測定方法]に従って行った。ACEの阻害率の推移を表4に示す。
Figure 0005424677
表4に示すように40℃では反応を7時間以上行うことによりACEの阻害率は良好であった。また、50℃では1時間、60℃では2時間反応を行うことによりACEの阻害率は良好であった。これらのACE阻害率は70℃で4時間反応させたものと同等のACE阻害率であった。また、反応温度が40〜60℃であれば反応時間を長くしても若干のACE阻害活性の低下は見られたが、特開2005-6533号(特許文献4)に示されたような急激な活性の低下は見られなかった。
通常、酵素を作用させる温度は効率的な観点から反応至適温度で作用させるのが一般的である。本プロテアーゼS「アマノ」Gのように好熱菌由来の酵素は反応至適温度が高いため活性の急激な低下がみられると考えられる。そのため、本実施例のように至適温度より低い温度でローヤルゼリーにタンパク質分解酵素を作用させることは好熱菌由来のタンパク質分解酵素特有のものと考えられる。
本発明によって得られる血圧降下作用を有するローヤルゼリーは、ローヤルゼリー組成物または血圧降下剤として飲食物などに好適に使用することができ、特に健康食品などに好適に使用することができる。

Claims (3)

  1. ローヤルゼリーにバチルス ステアロサーモフィルス(Bacillus stearothermophilus)由来のタンパク質分解酵素を作用させる工程を含み、ここで該工程が30〜40℃の温度で行われることを特徴とする、血圧降下作用を有するローヤルゼリーの製造方法。
  2. 請求項1に記載の血圧降下作用を有するローヤルゼリーの製造方法であって、前記工程が40℃の温度で行われることを特徴とする、血圧降下作用を有するローヤルゼリーの製造方法。
  3. 血圧降下作用がアンジオテンシン変換酵素阻害作用である請求項1または請求項2に記載のローヤルゼリーの製造方法。
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