JP5423381B2 - 半導体集積回路装置および電力増幅器 - Google Patents

半導体集積回路装置および電力増幅器 Download PDF

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Description

本発明は、増幅回路における安定動作技術に関し、特に、高周波電力増幅を行う増幅回路における熱暴走の防止に有効な技術に関する。
近年、携帯電話などに用いられる高周波電力増幅モジュールは、高効率化、小型化、および低コスト化などの要求が益々強くなり、高効率化の要求に応えるために高効率で動作する特長を有するGaAs HBT(Heterojunction Bipolar Transistor)が広く用いられている。
この種の高周波電力増幅モジュールに用いられるパワー段HBT素子は、たとえば、2つ以上の複数のセルからなり、該セルは、HBT、ベースバラスト抵抗、および静電容量素子がそれぞれ設けられた構成からなるものが知られている。
各セルのHBTは、それぞれ並列接続されており、該HBTのベースには、ベースバラスト抵抗の一方の接続部、および静電容量素子の一方の接続部がそれぞれ接続され、各セルにおけるベースバラスト抵抗の他方の接続部には、エミッタフォロワのバイアス用トランジスタが接続されている(特許文献1、特許文献2参照)。
パワー段HBTは、ある一定のコレクタ電圧(動作電圧)以上では、出力パワーが減少するなど動作が不安定(熱的不安定性)になり、極端な場合は、HBTそれ自体が破壊してしまう恐れがある。
この破壊は、アンテナ出力負荷が大きく設計値(たとえば、50Ω程度)からずれたような極端な条件下で生じやすい。このため、上述したベースバラスト抵抗をHBTのベースに付加している。
一般に、高出力HBTモジュールにおいて1Wクラスのパワーを出力したときに、セル中のHBTに大電流が流れその接合温度が上昇する。この上昇した温度は、各セルの周辺の熱環境により、たとえば、中央部、およびその近傍に配置されているあるセルで高く、一方、周辺部に配置されたセルでは低くなり、セル間に温度差が生まれる。また、この接合温度は、セルに流す電流が大きいほど高くなり、またセル間の温度差も大きくなる。
しかしながら、ベースバラスト抵抗を付加することにより、この温度の不均一な分布を生じさせず、セルの温度ができるだけ均一になるようにベースバラスト抵抗を各セルのベースに配置して熱暴走を防ぎ、HBTの破壊を回避している。
ベースバラスト抵抗は、HBTのベース電流増加に伴い、ベースバラスト抵抗の電圧降下が拡大し、この結果各セルのHBTのベース−エミッタ間電圧Vbeが抑制されて、コレクタ電流が絞られ、接合温度の上昇を抑えるという負帰還として働く。これにより、温度均一性を実現している。
米国特許第5608353号 米国特許第5629648号
ところが、上記のような高出力HBTモジュールの構成では、次のような問題点があることが本発明者により見い出された。
上述したように、低コスト化の要請のために、チップの中で大きな占有面積を占めるパワー段HBTのより一層のサイズ低減が求められている。サイズの低減のためには、パワー段各HBTセルのレイアウトピッチを縮小することが有効な技術である。
しかし、レイアウトピッチを縮小した場合、セル列中央付近の接合温度が、セルピッチが大きい場合に比べて高くなってしまい、その結果、十分な各セル間の温度の均一性を得ることができなくなり、熱的不安定性が増してしまうという問題がある。
この熱的不安定性を回避する技術としては、ベースバラスト抵抗の抵抗値を大きくするのがひとつの有力な手段であるが、この場合、自己バイアス効果によるベース電流の増大に伴い、出力パワーが低下してしまうことになり、その結果として線形性の劣化を招くなど一定の限界がある。
また、ベースバラスト抵抗を大きくすると、その抵抗の占めるレイアウト面積が拡大し、チップサイズの拡大を招くなどの問題が生じてしまうことになる。
本発明の目的は、電力増幅を行う増幅回路のレイアウト面積を低減させながら、トランジスタの熱暴走などを防止し、安定化して動作させることのできる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴については、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明は、複数のユニットセルからなる増幅回路を備えた半導体集積回路装置であって、該ユニットセルは、入力信号の電力増幅を行う第1のトランジスタと、入力信号が入力される入力端子と該第1のトランジスタとの間に接続され、不要な周波数帯域の信号を減衰させる静電容量素子と、第1のトランジスタのベースにバイアス電源を供給する第2のトランジスタと、該第2のトランジスタと第1のトランジスタのベースとの間に接続され、第1のトランジスタのベース電流の増加を防止するベースバラスト用抵抗とをそれぞれ有し、ユニットセルに設けられたそれぞれの第1のトランジスタは、出力信号を出力する出力端子と基準電位との間で並列接続されている。このように、増幅回路には、バイアス回路が各々のユニットセルにそれぞれ設けられた構成となっている。
また、本発明は、前記第1のトランジスタと前記第2のトランジスタと間に、少なくともベースバラスト用抵抗、または静電容量素子のいずれか、またはその両方を挟んでレイアウトし、熱源となる第1のトランジスタから離して第2のトランジスタをレイアウトすることにより、熱暴走の開始電流を拡大することができる。
さらに、本発明は、前記第2のトランジスタのトランジスタサイズが第1のトランジスタのトランジスタサイズよりも小さく形成されており、半導体チップ面積を小さくすることができる。
また、本発明は、前記第2のトランジスタは、HEMT(High Electron Mobility Transistor)やMESFET(Metal-Semiconductor Field Effect Transistor)などのFET、またはHBTよりなるものである。
さらに、本発明は、第2のトランジスタをマルチエミッタ型トランジスタから構成することにより、第2のトランジスタの数をユニットセルの数よりも少なくすることができ、半導体チップの面積をより縮小させることができる。
さらに、本願のその他の発明の概要を簡単に示す。
本発明は、複数のユニットセルからなる増幅回路を備えた電力増幅器であって、該ユニットセルは、入力信号の電力増幅を行う第1のトランジスタと、入力信号が入力される入力端子と第1のトランジスタとの間に接続される静電容量素子と、該第1のトランジスタのベースにバイアス電源を供給する第2のトランジスタと、該第2のトランジスタと第1のトランジスタのベースとの間に接続され、第1のトランジスタのベース電流の増加を防止するベースバラスト用抵抗とをそれぞれ有し、ユニットセルに設けられたそれぞれの第1のトランジスタは、出力信号を出力する出力端子と基準電位との間で並列接続されているものである。
また、本発明は、前記第1のトランジスタと前記第2のトランジスタとは、少なくともベースバラスト用抵抗、または静電容量素子のいずれか、またはその両方を挟んでレイアウトされているものである。
さらに、本発明は、前記第2のトランジスタにおけるトランジスタサイズは、前記第1のトランジスタのトランジスタサイズよりも小さいものである。
また、本発明は、前記第2のトランジスタが、FET、またはHBTよりなるものである。
さらに、本発明は、複数のユニットセルと、複数のマルチエミッタ型トランジスタとからなる増幅回路を備えた電力増幅器であって、該ユニットセルは、入力信号の電力増幅を行う第1のトランジスタと、入力信号が入力される入力端子と第1のトランジスタとの間に接続される静電容量素子と、第2のトランジスタと第1のトランジスタのベースとの間に接続され、第1のトランジスタのベース電流の増加を防止するベースバラスト用抵抗とをそれぞれ有し、マルチエミッタ型トランジスタは、少なくとも2つのエミッタを有し、それら少なくとも2つのエミッタを介して少なくとも2つのユニットセルに設けられた第1のトランジスタのベースにバイアス電源をそれぞれ供給するものである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
(1)増幅回路のレイアウト面積を小さくしながら、熱暴走の開始電流を拡大することができるので、安定した動作を実現することができる。
(2)上記(1)により、増幅回路の信頼性を向上させながら、半導体チップ面積を小さくすることが可能となり、該増幅回路を備えた半導体集積回路装置や電力増幅器を小型化することができる。
本発明の実施の形態1による高周波電力増幅モジュールの一例を示すブロック図である。 図1の高周波電力増幅モジュールに設けられたパワー段増幅回路の構成の一例を示す回路図である。 本発明者が検討したパワー段増幅回路の構成例を示す回路図である。 パワー段増幅回路における熱暴走を開始する電流−電圧範囲の一例を示す説明図である。 図2のパワー段増幅回路におけるユニットセルのレイアウトの一例を示す説明図である。 ユニットセルを12フィンガ組み合わせたパワー段増幅回路の全体レイアウトの一例を示す説明図である。 本発明の実施の形態2によるパワー段増幅回路の一例を示す回路図である。 本発明の実施の形態3によるパワー段増幅回路の一例を示す回路図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1による高周波電力増幅モジュールの一例を示すブロック図、図2は、図1の高周波電力増幅モジュールに設けられたパワー段増幅回路の構成の一例を示す回路図、図3は、本発明者が検討したパワー段増幅回路の構成例を示す回路図、図4は、パワー段増幅回路における熱暴走を開始する電流−電圧範囲の一例を示す説明図、図5は、図2のパワー段増幅回路におけるユニットセルのレイアウトの一例を示す説明図、図6は、ユニットセルを12フィンガ組み合わせたパワー段増幅回路の全体レイアウトの一例を示す説明図である。
本実施の形態1において、高周波電力増幅モジュール1はたとえば、携帯電話などに用いられる電力増幅器である。高周波電力増幅モジュール1は、図1に示すように、制御回路2、初段増幅回路3、パワー段増幅回路4、入力段整合回路5、段間整合回路6、および出力段整合回路7などを有している。
制御回路2は、外部入力された制御信号Vcontrolに基づいて、初段増幅回路3、ならびにパワー段増幅回路4をそれぞれ制御する。制御回路2は、たとえば、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)などから構成されている。
初段増幅回路3とパワー段増幅回路4は、入力電力Pinを2段階にわたって、入力段整合回路5、段間整合回路6、および出力段整合回路7を用いて電力損失をできるだけ小さくし、効率的に増幅するように構成されている。
その後、高周波電力増幅モジュール1から出力電力Poutとして出力される。ここで、初段増幅回路3とパワー段増幅回路4を構成するトランジスタには、たとえば、HBTが用いられた構成となっている。
図2は、パワー段増幅回路4の構成の一例を示す回路図である。
パワー段増幅回路4は、図示するように、複数のユニットセル81〜8Nから構成されている。ユニットセル81は、バイアス回路として機能するエミッタフォロワのトランジスタQ21、第1のトランジスタとなるトランジスタQ31、静電容量素子C1、バラスト抵抗となる抵抗(ベースバラスト用抵抗)Rb1から構成されている。
また、ユニットセル82においても、同様に、トランジスタQ22、トランジスタQ32、静電容量素子C2、および抵抗Rb2かられ構成されている。
その他のユニットセル83〜8Nにおいても、同様に、トランジスタQ23〜Q2N、トランジスタQ33〜Q3N、静電容量素子C3〜CN、および抵抗Rb3〜RbNからそれぞれ構成されている。
ユニットセル81において、第2のトランジスタとなるトランジスタQ21のコレクタにはバイアス電圧Vbiasが接続されており、該トランジスタQ21のエミッタには、抵抗Rb1の一方の接続部が接続されている。
抵抗Rb1の他方の接続部には、静電容量素子C1の一方の接続部、およびトランジスタQ31のベースがそれぞれ接続されている。また、静電容量素子C1の他方の接続部には、増幅用のRF信号が入力される入力端子RFINに接続されている。
トランジスタQ31のコレクタには、増幅されたRF信号が出力される出力端子RFOUTに接続されるとともに、該出力端子RFOUTから電源電圧VCCが供給されるように接続されており、該トランジスタQ31のエミッタには、基準電位VSSが接続されている。
また、トランジスタQ21のベースには、コントロール電源電圧Vregが入力されるように接続されている。その他のユニットセル82〜8Nにおいても、接続構成はユニットセル81と同様であるので、説明は省略する。
このように、ユニットセル81〜8Nには、ベースバラスト抵抗Rb1〜RbNだけでなく、バイアス回路となるトランジスタQ21〜Q2Nをそれぞれ設けた構成となっている。
ここで、本発明者が検討した一般的なパワー段増幅回路50の構成例について、図3を用いて説明する。
この場合、パワー段増幅回路50は、図示するように、バイアス回路として機能するエミッタフォロワのトランジスタQ50、および複数のユニットセル501〜50Nから構成されている。
ユニットセル501〜50Nは、トランジスタQ51、静電容量素子C51、バラスト抵抗となる抵抗R51からそれぞれ構成されている。ユニットセル501において、抵抗R51の一方の接続部には、トランジスタQ50のエミッタがそれぞれ接続されている。
また、静電容量素子C51の一方の接続部には、増幅用のRF信号が入力される入力端子RFINに接続されている。静電容量素子C51の他方の接続部、および抵抗R51の他方の接続部には、トランジスタQ51のベースがそれぞれ接続されている。
トランジスタQ51のコレクタには、増幅されたRF信号が出力される出力端子RFOUTに接続されており、該トランジスタQ51のエミッタには、基準電位VSSが接続されている。
また、トランジスタQ50のコレクタにはバイアス電圧Vbiasが接続されており、該トランジスタQ50のエミッタには、各ユニットセル501〜50Nの抵抗R51の他方の接続部が共通接続されている。トランジスタQ50のベースには、コントロール電源電圧Vregが入力されるように接続されている。その他のユニットセル502〜50Nにおいても、接続構成は同様となっている。
図3に示す1つのエミッタフォロワのバイアス回路(トランジスタQ50)にユニットセル501〜50Nを接続した構成では、与えられた電源電圧Vccに対して、熱暴走が開始する電流Icc=Icritは次の式で与えられる。
Figure 0005423381
一方、本発明の図2に示すパワー段増幅回路4の構成とし、さらに、後述するように、トランジスタQ21〜Q2NとトランジスタQ31〜Q3Nとを可能な限り離してレイアウトすることにより、トランジスタQ2k(k=1〜N)の接合温度を環境温度TAに可能な限り近づけることによって、熱暴走の開始電流Icritを約2倍に拡大することができる。
Figure 0005423381
ここで、トランジスタQ2k(k=1〜N)をトランジスタQ3k(k=1〜N)に近づけてレイアウトし、トランジスタQ3k接合温度とリンクするようにすると、この2倍の効果が減殺されて1に近づくことになる。ただし、この場合でも図2の構成とすれば、図1よりも熱暴走の開始電流Icritは常に大きくなる。
定性的には以下のように説明される。
図3の回路構成の場合には、図3に示すノードAの電位VAは、コントロール電源電圧Vregが変わらなければほぼ一定である。したがって、電位VAと図3のエミッタ電圧Ve51との間の電位差は、トランジスタQ51のベース−エミッタ電圧Vbe51と抵抗R51における電圧降下により支えられる必要がある。
熱暴走は、トランジスタQ51が発熱して接合温度が高くなり、そのため、ベース−エミッタ間電圧Vbe51が小さくなり、その結果、トランジスタQ51のコレクタ電流Ic1が増える。
そのため接合温度の上昇が加速する正帰還がかかり、益々、ベース−エミッタ間電圧Vbe51が小さくなり、さらにコレクタ電流Ic1が増加することになる。パワー段増幅回路50のベースバラスト抵抗(抵抗R51)はベース電流Ib1の増大による抵抗51の電圧降下量の拡大により、ベース−エミッタ間電圧Vbe51の減少に伴う正帰還の開始を抑制する働きを有しているが、ある一定の熱暴走の開始電流Icritが流れるに至ると電位VAとエミッタ電圧Ve51の間の電位差が支えきれなくなり、熱暴走が開始することとなる。
しかしながら、図2に示す本発明のパワー段増幅回路4の回路構成の場合、コントロール電源電圧Vregと図2に示すトランジスタのエミッタ電圧Ve31の間の電位差は、ベース−エミッタ間電圧Vbe31と抵抗Rb1の電圧降下に加えて、トランジスタQ21のベース−エミッタ間電圧Veb21の3つにより支えられている。
したがって、ベース電流Ib1の増大に伴って、ベース−エミッタ間電圧Vbe21も大きくなり、熱暴走の開始を遅らせることが可能である。すなわち、熱暴走の開始電流Icritを増大させることが可能である。
これによって、図2のパワー段増幅回路4の回路構成では、図4に示すように、図3のパワー段増幅回路50に比べて、該パワー段増幅回路4の動作の安定性を確保できる電圧、および電流の範囲を拡大することができる。
図5は、パワー段増幅回路4における任意のユニットセルのレイアウトの一例を示す説明図である。
図5の左側には、トランジスタQ2kがレイアウトされており、該トランジスタQ2kの右側には、静電容量素子Ckがレイアウトされている。そして、静電容量素子Ckの右側には、抵抗Rbkがレイアウトされている。そして、抵抗Rbkの右側には、トランジスタQ3kがレイアウトされている。
ここで、トランジスタQ2kは、発熱源となるトランジスタQ3kから十分離れ、その温度が環境温度TAに近く、トランジスタQ3kの接合温度との結合が小さいほうがより望ましい。
したがって、図5のレイアウトが示すように、トランジスタQ2kとトランジスタQ3kとの間に、静電容量素子Ck、ならびに抵抗Rbkをそれぞれレイアウトすることにより、トランジスタQ2kとトランジスタQ3kと距離を離すことのできるレイアウトとなっている。
なお、図5では、k番目のユニットセルのレイアウト例を示したものであり、パワー段増幅回路4は、図5のユニットセルがN個配列された構成となっている。
図6は、12フィンガのユニットセル81〜812を組み合わせたパワー段増幅回路4の全体レイアウトの一例を示す説明図である。
図6の中央部には、基準電位VSSとなるビアホールV1,V2がレイアウトされており、該ビアホールV1,V2の左側には、6個のユニットセル81〜86が上方から下方にかけてレイアウトされている。
また、該ビアホールV1,V2の右側には、6個のユニットセル87〜812が上方から下方にかけてレイアウトされている。このように、ユニットセル81〜86とユニットセル87〜812とは、ビアホールV1,V2を中心に線対称となるようにレイアウトされている。
ユニットセル81〜86に設けられたトランジスタQ31〜Q36、およびユニットセル87〜812に設けられたトランジスタQ37〜Q312は、基準電位VSSの近くとなるようにビアホールV1,V2の近傍にレイアウトされている。
また、ユニットセル81〜86のトランジスタQ31〜Q36とトランジスタQ21〜Q26とは、図5で説明したように、静電容量素子C1〜C6、および抵抗Rb1〜Rb6をそれぞれ介してレイアウトされており、トランジスタQ21〜Q26は、熱源となるトランジスタQ31〜Q36から距離を置くようにレイアウトされている。
同様に、ユニットセル87〜812のトランジスタQ37〜Q312とトランジスタQ27〜Q212も、静電容量素子C7〜C12、および抵抗Rb7〜Rb12をそれぞれ間に挟んでレイアウトされている。
トランジスタQ31〜Q312のコレクタは、たとえば、第2配線層に接続され、これらトランジスタQ31〜Q312の下方にレイアウトされた配線H1に共通接続され、該配線H1を介して出力端子RFOUTに接続されている。
トランジスタQ31〜Q312のエミッタは、たとえば、第1配線層に形成され、配線H2を介してビアホールV1,V2に接続されている。ユニットセル81〜812の静電容量素子C1〜C12は、たとえば、第2配線層に接続され、該静電容量素子C1〜C12の上方にレイアウトされた配線H3に共通接続され、該配線H3を介して入力端子RFINに接続されている。
さらに、トランジスタQ21〜Q212のベースは、たとえば、第1配線層に接続され、トランジスタQ21〜Q212の外周部にレイアウトされた配線H4に共通接続され、該配線H4を介してコントロール電源電圧Vregが供給される。
また、トランジスタQ2kは、半導体チップの面積を縮小するために、パワー段HBTとなるトランジスタQ3kより、エミッタサイズを小さくレイアウトすることが望ましい(たとえば、トランジスタQ3kのエミッタサイズ3μm×40μm程度に対してトランジスタQ2kのエミッタサイズは2μm×2μm程度)。
それにより、本実施の形態1によれば、パワー段増幅回路における熱暴走を開始する電流値を大きくすることができるので、高周波電力増幅モジュールにおける信頼性を向上させることができる。
また、電流増幅率βを大きくした場合には、熱暴走しない熱暴走の開始電流Icritの領域を同じに確保する際に抵抗Rb1〜RbNを増大させずに電流増幅率βを大きくすることが可能である。
(実施の形態2)
図7は、本発明の実施の形態2によるパワー段増幅回路の一例を示す回路図である。
本実施の形態2においては、パワー段増幅回路4にマルチエミッタ型のHBTを用いた場合の構成について説明する。
この場合、パワー段増幅回路4は、図7に示すように、マルチエミッタ型HBTからなるトランジスタQM21〜QM2M、ならびに複数のユニットセル81〜8Nから構成されている。
前記実施の形態1の図2と異なるところは、ユニットセル81〜8Nが、トランジスタQ31〜Q3N、静電容量素子C1〜CN、ならびに抵抗Rb1〜RbNからなり、バイアス回路として機能するエミッタフォロワのトランジスタQM21〜QM2Mが2つのエミッタを有している点である。
よって、トランジスタQM21〜QM2Mの数は、ユニットセル81〜8Nの半分であり、たとえば、トランジスタQM21の一方のエミッタには、ユニットセル81の抵抗Rb1の他方の接続部が接続されており、該トランジスタQM21の他方のエミッタには、ユニットセル82の抵抗Rb2の他方の接続部が接続される構成となる。
図7においては、トランジスタQM21〜QM2Mがマルチエミッタ構成である以外は、図2と接続構成は同様となっている。これによって、パワー段増幅回路4のレイアウト面積を小さくすることができる。
図7では、マルチエミッタ化されたトランジスタQM21〜QM2Mのエミッタ数が、2つのエミッタを有したものとしたが、たとえば、3つのエミッタ、またはそれ以上の数のエミッタを有する構成であってもよい。エミッタ数が増加するほど、トランジスタが占めるレイアウト面積を小さくすることができる。
それにより、本実施の形態2においては、パワー段増幅回路における熱暴走を開始する電流値を大きくしながら、半導体チップのレイアウト面積を低減することができる。
(実施の形態3)
図8は、本発明の実施の形態3によるパワー段増幅回路の一例を示す回路図である。
本実施の形態3においては、パワー段増幅回路4のバイアス回路として機能するエミッタフォロワのトランジスタにHBTではなく、FETを用いた構成について説明する。
この場合、パワー段増幅回路4は、図8に示すように、HBTのトランジスタQ21〜Q2Nの代わりに、pHEMTやMESFETなどのFETからなるトランジスタT1〜TNを用いた点が前記実施の形態1の図2と異なっており、その他の接続構成については、図2と同様である。
図8に示すパワー段増幅回路4は、たとえば、HBTとFETとを同一のGaAs基板上に形成するBiFETプロセスを用いて形成するようにすればよい。
この構成により、図8におけるコントロール電源電圧Vregとエミッタ電圧Ve31との電位差は、ベース−エミッタ間電圧Vbe31と抵抗Rb1の電圧降下に加えて、FETからなるトランジスタT1のゲート−ソース間電圧Vgs21の3つにより支えられている。
したがって、ベース電流Ib1の増大に伴って、ゲート−ソース間電圧Vgs21も大きくなり、熱暴走の開始を遅らせることが可能である。すなわち、熱暴走の開始電流Icritを増大させることが可能である。
この場合、ベース電流Ib1がベース−エミッタ間電圧の指数関数に比例する前記実施の形態1の場合に比べて、FETからなるトランジスタはベース電流Ib1がゲート−ソース間電圧の2乗に比例するためベース電流Ib1の増大に伴ってゲート−ソース間電圧の増大がより大きくなる。
それにより、本実施の形態3では、その分、実施の形態1に比べて、熱暴走の開始をより遅らせることができ、したがって、熱暴走の開始電流Icritを増大させることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明は、携帯電話、無線LAN(Local Area Network)、あるいはWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)などの様々な無線通信分野に用いられる高周波電力増幅器における安定動作技術に適している。
1 高周波電力増幅モジュール
2 制御回路
3 初段増幅回路
4 パワー段増幅回路
5 入力段整合回路
6 段間整合回路
7 出力段整合回路
1〜8N ユニットセル
Q21〜Q2N トランジスタ
Q31〜Q3N トランジスタ
1〜CN 静電容量素子
Rb1〜RbN 抵抗
V1,V2 ビアホール
H1〜H4 配線
QM21〜QM2M トランジスタ
T1〜TN トランジスタ
50 パワー段増幅回路
R51 抵抗
501〜50N ユニットセル
C51 静電容量素子
R51 抵抗

Claims (12)

  1. 複数のユニットセルからなる増幅回路を備えた半導体集積回路装置であって、
    前記ユニットセルは、
    入力信号の電力増幅を行う第1のトランジスタと、
    入力信号が入力される入力端子と前記第1のトランジスタとの間に接続される静電容量素子と、
    前記第1のトランジスタのベースにバイアス電源を供給する第2のトランジスタと、
    前記第2のトランジスタと前記第1のトランジスタのベースとの間に接続され、前記第1のトランジスタのベース電流の増加を防止するベースバラスト用抵抗とをそれぞれ有し、
    前記ユニットセルに設けられたそれぞれの第1のトランジスタは、出力信号を出力する出力端子と基準電位との間で並列接続され、
    前記第1のトランジスタと前記第2のトランジスタとは、少なくとも前記ベースバラスト用抵抗、または前記静電容量素子のいずれかを挟んでレイアウトされ、
    前記増幅回路は、基準電位に接続されるビアホールを中心として左右に複数の前記ユニットセルが線対称にレイアウトさていることを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 請求項1記載の半導体集積回路装置において、
    前記第2のトランジスタにおけるトランジスタサイズは、前記第1のトランジスタのトランジスタサイズよりも小さいことを特徴とする半導体集積回路装置。
  3. 請求項1または2記載の半導体集積回路装置において、
    前記第2のトランジスタは、FETよりなることを特徴とする半導体集積回路装置。
  4. 請求項1または2記載の半導体集積回路装置において、
    前記第2のトランジスタは、HBTよりなることを特徴とする半導体集積回路装置。
  5. 複数のユニットセルと、複数のマルチエミッタ型トランジスタとからなる増幅回路を備えた半導体集積回路装置であって、
    前記ユニットセルは、
    入力信号の電力増幅を行う第1のトランジスタと、
    前記第1のトランジスタのベースにバイアス電源を供給する第2のトランジスタと、
    入力信号が入力される入力端子と前記第1のトランジスタとの間に接続される静電容量素子と、
    前記第2のトランジスタと前記第1のトランジスタのベースとの間に接続され、前記第1のトランジスタのベース電流の増加を防止するベースバラスト用抵抗とをそれぞれ有し、
    前記マルチエミッタ型トランジスタは、
    少なくとも2つのエミッタを有し、各々の前記エミッタを介して少なくとも2つの前記ユニットセルに設けられた第1のトランジスタのベースにバイアス電源をそれぞれ供給し、
    前記第1のトランジスタと前記マルチエミッタ型トランジスタとは、少なくとも前記ベースバラスト用抵抗、または前記静電容量素子のいずれかを挟んでレイアウトされ、
    前記増幅回路は、基準電位に接続されるビアホールを中心として左右に複数の前記ユニットセルが線対称にレイアウトさていることを特徴とする半導体集積回路装置。
  6. 請求項5記載の半導体集積回路装置において、
    前記マルチエミッタ型トランジスタは、HBTよりなることを特徴とする半導体集積回路装置。
  7. 複数のユニットセルからなる増幅回路を備えた電力増幅器であって、
    前記ユニットセルは、
    入力信号の電力増幅を行う第1のトランジスタと、
    入力信号が入力される入力端子と前記第1のトランジスタとの間に接続される静電容量素子と、
    前記第1のトランジスタのベースにバイアス電源を供給する第2のトランジスタと、
    前記第2のトランジスタと前記第1のトランジスタのベースとの間に接続され、前記第1のトランジスタのベース電流の増加を防止するベースバラスト用抵抗とをそれぞれ有し、
    前記ユニットセルに設けられたそれぞれの第1のトランジスタは、出力信号を出力する出力端子と基準電位との間で並列接続され、
    前記第1のトランジスタと前記第2のトランジスタとは、少なくとも前記ベースバラスト用抵抗、または前記静電容量素子のいずれかを挟んでレイアウトされ、
    前記増幅回路は、基準電位に接続されるビアホールを中心として左右に複数の前記ユニットセルが線対称にレイアウトさていることを特徴とする電力増幅器。
  8. 請求項7記載の電力増幅器において、
    前記第2のトランジスタにおけるトランジスタサイズは、前記第1のトランジスタのトランジスタサイズよりも小さいことを特徴とする電力増幅器。
  9. 請求項7または8記載の電力増幅器において、
    前記第2のトランジスタは、FETよりなることを特徴とする電力増幅器。
  10. 請求項7または8記載の電力増幅器において、
    前記第2のトランジスタは、HBTよりなることを特徴とする電力増幅器。
  11. 複数のユニットセルと、複数のマルチエミッタ型トランジスタとからなる増幅回路を備えた電力増幅器であって、
    前記ユニットセルは、
    入力信号の電力増幅を行う第1のトランジスタと、
    前記第1のトランジスタのベースにバイアス電源を供給する第2のトランジスタと、
    入力信号が入力される入力端子と前記第1のトランジスタとの間に接続される静電容量素子と、
    前記第2のトランジスタと前記第1のトランジスタのベースとの間に接続され、前記第1のトランジスタのベース電流の増加を防止するベースバラスト用抵抗とをそれぞれ有し、
    前記マルチエミッタ型トランジスタは、
    少なくとも2つのエミッタを有し、各々の前記エミッタを介して少なくとも2つの前記ユニットセルに設けられた第1のトランジスタのベースにバイアス電源をそれぞれ供給し、
    前記第1のトランジスタと前記マルチエミッタ型トランジスタとは、少なくとも前記ベースバラスト用抵抗、または前記静電容量素子のいずれかを挟んでレイアウトされ、
    前記増幅回路は、基準電位に接続されるビアホールを中心として左右に複数の前記ユニットセルが線対称にレイアウトさていることを特徴とする電力増幅器。
  12. 請求項11記載の電力増幅器において、
    前記マルチエミッタ型トランジスタは、HBTよりなることを特徴とする電力増幅器。
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