以下、図面を参照してこの発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る情報記録再生装置(番組再生装置)の概略構成を示すブロック図である。
図1の記録再生装置は、マイクロコンピュータブロック30、エンコーダ部50、デコーダ部60を備えている。
マイクロコンピュータブロック30は、図示しないMPU(マイクロプロセッシングユニット)、またはCPU(セントラルプロセッシングユニット)を有し、記録再生装置の各ブロックの動作を制御する。マイクロコンピュータブロック30は、制御プログラム等が書きこまれたROM、プログラム実行に必要なワークエリアを提供するためのRAM等を備えている。
マイクロコンピュータブロック30は、再生制御部311、記録制御部312、予約録画制御部313を有する。再生制御部311は、受信した放送番組データや記憶媒体に記憶された番組データの再生処理を制御する。記録制御部312は、番組データの記憶媒体への記録処理を制御する。予約録画制御部313は、番組の予約録画処理の制御を行う。また、マイクロコンピュータブロック30は、後述する番組情報管理部321、録画番組情報管理部322、録画履歴管理部323、関連番組検出部324、操作支援画面生成部325、画面表示制御部326も備えている。このマイクロコンピュータブロック30は、ネットワークインターフェース30aを介して外部ネットワークに接続することも可能である。
マイクロコンピュータブロック30には、記憶再生装置を操作するための操作信号が、キー操作入力部44から入力される。このキー操作入力部44は、例えば記録再生装置の本体上に設けた操作スイッチ類、あるいはリモートコントローラ等である。有線通信、無線通信、光通信あるいは赤外線通信等によってこの記録再生装置に接続されるパーソナルコンピュータが、キー操作入力部44として採用されてもよい。キー操作入力部44は、決定キー、停止キー、終了キー、カーソルキーなど各種の操作キーを備えている。ユーザはこのキー操作入力部44を操作して、受信もしくは入力された映像信号や音声信号の記録処理、記憶媒体に記憶されたコンテンツの再生処理、あるいは記憶媒体に記憶されたコンテンツに対する編集処理等の実行を指示することができる。
マイクロコンピュータブロック30のMPU(またはCPU)の実行結果のうち、ユーザに通知すべき内容は、表示部43に表示されるか、またはモニターディスプレイ3001にOSD(オンスクリーンディスプレイ)表示される。
図1に示す情報記憶再生装置は、記憶媒体(情報記憶媒体)としてDVD−RAM、DVD±RW、DVD±R、DVD−ROM(DVDビデオ)、CD−RW、CD−R、CD−ROM(音楽CD)などの光ディスクとハードディスクの双方を取り扱うことができる。これらのハードディスクや光ディスクは、半導体メモリ等の他の記憶媒体と置換(あるいは併用)されてもよい。
この記録再生装置は、光ディスクドライブ部1002と、ハードディスクドライブ部2001の2種類のディスクドライブ部を有する。光ディスクドライブ部1002は、光ディスク1001に対する回転制御系、レーザ駆動系、光学系などを有し、光ディスク1001を回転駆動して情報の読み書きを行う。またハードディスクドライブ部2001は、ハードディスクを駆動し、情報の読み書きを実行する。
データプロセッサ部1003は、バッファ回路、変調・復調回路、エラー訂正部等を備えており、所定の記録単位または再生単位のデータを取り扱う。データプロセッサ部1003は、光ディスクドライブ部1002及びハードディスクドライブ部2001に記録データを供給する。また、データプロセッサ部1003は、光ディスクドライブ部1002及びハードディスクドライブ部2001により読み出された再生データを受け取る。
データプロセッサ部1003は、記憶媒体に記憶されている番組データを構成するビデオオブジェクトの一部を削除したり、異なる複数の番組のビデオオブジェクトをつなげたり、といった編集処理を、マイクロコンピュータブロック30の指示に応じて行うこともできる。
エンコーダ部50には、AV入力部41aからの外部アナログビデオ信号と外部アナログオーディオ信号、または地上波アナログチューナ41b、地上波デジタルチューナ41c、衛星デジタルチューナ41dあるいは衛星アナログチューナ41eからの放送受信信号(1つまたは複数)が選択的に入力する。スイッチ(信号セレクタ)53は、マイクロコンピュータブロック30の制御に従って、エンコーダ部50に入力する信号系統を切り換える。
エンコーダ部50は、入力されたアナログビデオ信号やアナログオーディオ信号をデジタル化するビデオ用及びオーディオ用のアナログデジタルコンバータと、ビデオエンコーダと、オーディオエンコーダとを有する。さらに、字幕や絵柄をビットマップデータで表す副映像のエンコーダも適宜含むことができる。
また、エンコーダ部50は、トランスポートストリーム処理部及び複数のMPEGエンコーダを含む。エンコーダ部50に含まれるMPEGビデオエンコーダは、入力されるデジタルビデオ信号を、MPEG2またはMPEG1規格に基づいた可変ビットレートで圧縮し、ハードディスクまたは光ディスクに記録可能なデジタルビデオ信号へ変換する。デジタルオーディオ信号は、MPEGまたはAC−3規格に基づいて固定ビットレートで圧縮されたデジタルオーディオ信号、あるいは非圧縮のリニアPCMのデジタルオーディオ信号に変換される。
エンコーダ部50に、副映像信号がAV入力部41aから入力した場合(例えば副映像信号の独立出力端子付DVDビデオプレーヤからの信号入力など)、あるいは副映像信号が含まれたDVDビデオ信号が、地上波アナログチューナ41b、地上波デジタルチューナ41c、衛星デジタルチューナ41dまたは衛星アナログチューナ41eを介してエンコーダ部50に入力された場合は、エンコーダ部50に入力した副映像信号は副映像エンコーダでエンコード(DVD規格に基づくランレングス符号化)されて副映像のビットマップデータとなる。
フォーマッタ51は、バッファメモリ52をワークメモリとして、エンコードされたデジタルビデオ信号、デジタルオーディオ信号、副映像データを所定のフォーマットに変換する。すなわち、フォーマッタ51は、エンコードされたデジタルビデオ信号、デジタルオーディオ信号、副映像データをパック化して、ビデオパック、オーディオパック、副映像パックとし、さらにこれらを集合して、DVDビデオ規格で規定されたフォーマット(DVD−Videoフォーマット)や、DVD-レコーディング規格で規定されたフォーマット(DVD−VRフォーマット)に変換する。ただしデジタル放送のトランスポートストリーム(MPEG2−TS)をストリーム記録する場合には、フォーマット変換は必要ない。
なお、圧縮された(エンコード済みの)デジタルビデオ信号やデジタルオーディオ信号が、エンコーダ部50に直接入力される場合は、エンコード処理を行わずに、入力信号を直接フォーマッタ51に供給することもできる。また、エンコーダ部50は、デジタル変換されたデジタルビデオ信号やデジタルオーディオ信号を、ビデオミキシング部71やオーディオセレクタ76に直接供給することもできる。
フォーマッタ51によってフォーマット変換された情報(ビデオ、オーディオ、副映像データなどのパック)は、データプロセッサ部1003を介してハードディスクドライブ部2001および/または光ディスクドライブ部1002に供給され、ハードディスクや光ディスク1001等の記憶媒体に記録される。また、ハードディスクあるいは光ディスク1001に記録された情報を、データプロセッサ部1003、光ディスクドライブ部1002を介して、光ディスク1001あるいはハードディスクに記録することもできる。
記憶媒体に情報を記録する場合、フォーマッタ51は、切り分け情報を作成して定期的にマイクロコンピュータブロック30のMPUへ送る(GOP先頭割り込み時などの情報)。切り分け情報としては、VOBUのパック数、VOBU先頭からのIピクチャのエンドアドレス、VOBUの再生時間などが含まれる。
また、記憶媒体に情報を記録する際には、マイクロコンピュータブロック30のMPUは、当該記録される情報を再生するのに必要な管理情報を作成する。MPUは、記録終了のコマンドを認識すると、作成した管理情報をデータプロセッサ部1003に送る。これにより、管理情報が記憶媒体に記録される。
記憶媒体に記憶された録画番組を途切れることなく再生するために、データプロセッサ部1003がアクセス(シーク)する録画番組データの最低限連続する情報単位(サイズ)が予め決められている。この情報単位の記憶エリアをCDA(コンティギュアス・データ・エリア)という。CDAサイズは、ECC(エラー訂正コード)ブロック(16セクタ)の倍数であり、データの記憶はこのCDA単位で行われる。データプロセッサ部1003は、エンコーダ部50からVOBU単位のデータを受け取り、CDA単位のデータを光ディスクドライブ部1002あるいはハードディスクドライブ部2001に供給する。
エンコーダ部50が、例えば2つのMPEGエンコーダを含む場合、エンコーダ部50は2系統の信号をエンコード処理することが可能である。例えば、地上波アナログチューナ41bで受信した番組をハードディスクドライブ部2001でDVD−VR録画し、同時に、衛星アナログチューナ41eで受信した番組を光ディスク1001でDVD−VR録画するといった処理を行うことができる。
また、トランスポートストリームから抽出したパケットエレメンタリーストリームがエンコーダ部50から直接ハードディスクドライブ部2001のハードディスクに記録される場合もある。エンコーダ部50が1つのMPEGエンコーダしか持たない場合でも、地上波デジタルチューナ41cまたは衛星デジタルチューナ41dを介してエンコーダ部50に入力された番組データ(MPEG2−TS)をハードディスクドライブ部2001でストリーム記録し、同時に、他のチューナを介して入力される放送番組データを、この1つのMPEGエンコーダによってエンコード処理することも可能である。
デコーダ部60は、図示しないセパレータ、ビデオデコーダ、副映像デコーダ、オーディオデコーダ、ビデオプロセッサを備えている。セパレータは、パック構造を持つDVDフォーマットの信号から各パックを分離して取り出す。ビデオデコーダは、セパレータによって分離された主映像データ(ビデオパックの内容)のデコード処理を行う。副映像デコーダは、セパレータによって分離された副映像データ(副映像パックの内容)のデコードを行う。セパレータによって分離されたオーディオデータ(オーディオパックの内容)はオーディオデコーダによってデコードされる。ビデオプロセッサは、デコードされた主映像にデコードされた副映像を適宜合成し、主映像にメニュー、ハイライトボタン、字幕やその他の副映像を重ねて出力する。デコーダ部60はさらに、パック分離やその他の信号処理実行時に使用されるメモリを有する。
デコーダ部60から出力されるビデオ信号は、ビデオミキシング部71に入力される。ビデオミキシング部71は、例えばテキストデータの合成を行う。またビデオミキシング部71には、AV入力部41aや地上波アナログチューナ41b、地上波デジタルチューナ41c、衛星デジタルチューナ41d、衛星アナログチューナ41eからの信号を直接取り込むラインもまた接続されている。ビデオミキシング部71には、バッファとして用いるフレームメモリ72が接続されている。ビデオミキシング部71から出力されるビデオ信号は、I/F(インタフェース)73を介して外部出力される。あるいは、ビデオミキシング部71から出力されるビデオ信号は、デジタルアナログ変換器74によってアナログ変換され、モニターディスプレイ3001に出力される。
デコーダ部60から出力されるオーディオ信号は、セレクタ76を介してデジタルアナログ変換器77に入力する。デジタルアナログ変換器77は、デジタルオーディオ信号をアナログ変換し、外部(例えばスピーカ)に出力する。セレクタ76は、マイクロコンピュータブロック30からのセレクト信号により制御され、チューナ41b〜41eやAV入力部41aからのデジタル信号を直接モニタする時、エンコーダ部50をスルーした信号を直接選択することも可能である。
なお、マイクロコンピュータブロック30は、STC(システムタイムクロック)38からの時間データに基づいて、光ディスクドライブ部1002、ハードディスクドライブ部2001、データプロセッサ部1003、エンコーダ部50、デコーダ部60などを制御する。録画や再生の動作は、通常はSTC38からのタイムクロックに同期して実行されるが、それ以外の処理はSTC38とは独立したタイミングで実行されてもよい。
マイクロコンピュータブロック30は、地上波アナログ放送の電子番組サービス(東京地区ではADAMS:TV-Asahi Data and Multimedia Service)あるいは地上波/衛星デジタル放送の電子ガイド情報/電子番組ガイド(EPG)サービスを利用して、電子番組表情報(放送番組だけでなく種々な情報サービスも含む)を定期的、例えば毎時毎に取得することができる。また、ネットワーク200を介して外部のサーバ210から電子番組案内情報(DEPG)を取り込むことも可能である。
取得された電子番組表情報は、番組情報管理部321によって管理される。番組情報管理部321は、マイクロコンピュータブロック30が有するROMに、図2に示すような番組情報管理テーブルを設けて、電子番組表情報を管理する。図2の例では、放送番組ごとに「チャンネル」、「放送日」、「放送開始時刻」、「番組長」、「番組名」等のデータが記憶されている。また、ユーザが録画予約を行った番組には、「予約済み」属性が付与されている。番組情報管理部321は、毎日決まった時間、あるいは毎週決まった曜日の決まった時間に放送されるシリーズものの番組等、関連性のある番組については、「シリーズ名」等の関連性を示す情報も管理する。放送曜日や放送時間帯が異なっても、同じシリーズに属する番組には同じシリーズ名が付されている。番組情報管理部321は通常、所定期間(例えば1週間)分の電子番組表情報を管理する。番組名はシリーズ名と放送回、サブタイトル(再放送)等からなる。
図3は、図2の番組情報管理テーブルに記憶された番組表情報に基づく番組表の一例を示す図である。図3の番組表は、「ブジTV」というチャンネル(放送局)における「20:00〜24:00」の時間帯の「10/15(日)」からの一週間分の放送予定を示している。
ハードディスクや光ディスク等の記憶媒体に記憶された番組(番組コンテンツ)の情報は、録画番組情報管理部322によって管理される。録画番組情報管理部322は、マイクロコンピュータブロック30が有するROMに、図4に示すような録画番組情報テーブルを設けて、録画番組の情報を管理する。図4の例では、録画番組の「番組名」、「録画品質」、「録画長」、「チャンネル」、「録画日」、「録画開始時刻」、「視聴情報」、「シリーズ名」、「フォルダ名」等のデータが記憶されている。「フォルダ名」データは、当該録画番組がどのフォルダに記憶されているかを表す。図4は、ハードディスクに記憶された録画番組の情報を管理するための録画番組情報テーブルである。録画番組情報テーブルを記憶媒体ごとに設け、記憶媒体ごとに録画番組の情報を管理してもよいが、複数の記憶媒体に記憶された録画番組の情報を一つの録画番組情報テーブルに記憶し、一括して管理するようにしてもよい。
録画履歴管理部323は、記録制御部312によって行われた放送番組の録画処理の履歴を管理する。録画履歴管理部323は、マイクロコンピュータブロック30が有するROMに、例えば図5に示すような録画履歴テーブルを設けて、録画処理の履歴情報を管理する。録画履歴テーブルには、記録制御部312が録画処理を行った放送番組の情報が記憶されている。図5の例では、録画された放送番組の「番組名」、「チャンネル」、「放送日」、「放送開始時刻」、「視聴情報」、「削除情報」、「シリーズ名」等のデータが記憶される。「削除情報」データは、当該放送番組が既に記憶媒体から削除されているか否かを表す。録画履歴テーブルには、上記各データに加えて、放送番組の「録画品質」、「録画長」、「録画先の記憶媒体名」、「録画先のフォルダ名」等のデータが記憶されていてもよい。
既に記憶媒体から削除されている放送番組の情報は、上述の録画番組情報テーブルからは削除されるが、この録画履歴テーブルからは削除されない。また、放送受信以外の方法(例えば他の記憶媒体からのコピー等)で記憶媒体に記憶された番組の情報は、録画履歴テーブルに記憶されるようにしてもよいが、録画履歴テーブルには記憶されず、録画番組情報テーブルのみに記憶されるようにしてもよい。
ハードディスク等の記憶媒体に記録されている録画番組の再生処理が停止すると、関連番組検出部324は、当該再生が停止した番組(処理対象番組)のシリーズ名に基づいて、この処理対象番組に関連する番組の情報を、番組情報管理テーブル(図2参照)及び録画番組情報テーブル(図4参照)から検出する。
操作支援画面生成部325は、関連番組検出部324が検出した関連番組情報に基づいて、ユーザが次に行う操作を支援するためのメニュー画面Dの画面データを生成する。
画面表示制御部326は、操作支援画面生成部325が生成したメニュー画面Dをモニターディスプレイ3001に表示させる(図6参照)。メニュー画面Dには、「次の番組の再生」、「関連番組の録画予約」、「番組表へのジャンプ」、「処理対象番組をゴミ箱フォルダへ」等のメニュー項目が含まれる。
例えば「ブジTV」というチャンネルで「10/3(水)22:00」から放送された「水10のおんな#2」という録画番組(処理対象番組)の再生が停止した場合には、関連番組検出部324は、「水10のおんな#2」と同じシリーズ名(水10のおんな)の番組の検出を行う。録画番組情報テーブル(図4参照)からは「水10のおんな#2」に関連し、すでに記憶媒体に録画されている番組(同シリーズの「水10のおんな#3」)が検出され、番組情報管理テーブル(図2参照)からは「水10のおんな#2」に関連し、放送が予定されている番組(同シリーズの「水10のおんな#1(再放送)」、「水10のおんな#4」、「水10のおんな#5」)が検出される。
操作支援画面生成部325は、関連番組検出部324による検出結果に基づいてメニュー画面データを生成する。すなわち、操作支援画面生成部325は、上述の「次の番組の再生」項目として「“水10のおんな#3”を再生」というメニュー文言を、「関連番組の録画予約」項目として「“水10のおんな#4”を予約」というメニュー文言を、「番組表へのジャンプ」の項目として「“ブジTV 水曜 21:00 水10のおんな#4”へジャンプ」という文言を、「処理対象番組をゴミ箱フォルダへ」の項目として「“水10のおんな#2”をゴミ箱へ」というメニュー文言を含むメニュー画面データを生成する。
ここで、「次の番組の再生」項目のメニュー文言には、録画番組情報テーブル(図4参照)から検出された関連番組の番組名が含まれる。関連番組検出部324が、録画番組情報管理テーブルから複数の関連番組を検出した場合には、所定の選択規則(例えば処理対象番組より後の放送回の番組が、放送回の順に選択される、あるいは、未視聴の録画番組から優先的に選択される、等)に従って選択された一つの関連番組の番組名が、メニュー文言に取り入れられる。
また、「番組表へのジャンプ」項目のメニュー文言には、番組情報管理テーブル(図2参照)から検出された関連番組の番組名が含まれる。関連番組検出部324が、番組情報テーブルから複数の関連番組を検出した場合には、所定の選択規則(例えば未録画の放送番組が、放送回の順に選択される、あるいは処理対象番組の録画時刻と近い時間帯に放送が予定されている関連番組を優先的に選択する、等)に従って選択された一つの関連番組の番組名が、メニュー文言に取り入れられる。
ここで、例えば上述の「水10のおんな」シリーズの番組の場合、放送回は、番組名に含まれる“#”の後の数字によって指定されているが、放送回の指定方法は、これに限られない。
画面表示制御部326は、操作支援画面生成部325が生成したメニュー画面データに基づいて、図6に示すようなメニュー画面Dをモニターディスプレイ3001に表示させる。メニュー画面Dを初期表示する際に、所定の項目を強調表示するようにしてもよい。図6の例では、「関連番組の録画予約」項目が強調表示されている。
「関連番組の録画予約」項目のメニュー文言には、番組情報管理テーブル(図2参照)から検出された関連番組の番組名が含まれる。この関連番組(予約候補番組)は、再生が停止した処理対象番組と同じチャンネルから選択される。
関連番組検出部324が番組情報管理テーブルから検出した関連番組から、予約候補となる番組を選択する規則としては、以下のようなものが考えられる。
(a)処理対象番組より後の放送回の番組のうち、処理対象番組に近い放送回の番組を予約候補番組とする。
(b)処理対象番組と同じ時間帯に放送が予定されている番組を予約候補番組とする。
(c)放送予定が最も早い番組を予約候補番組とする。
選択規則(a)が採用される場合は、さらに以下のような場合が考えられる。
(a−1)記憶媒体に記憶されている番組は、予約候補から除外する。
(a−2)録画履歴のある番組は、予約候補から除外する。
操作支援画面生成部325は、これらの選択規則のうちいずれかを用いて、予約候補番組を選択し、選択された予約候補番組の番組名を「関連番組の録画予約」項目のメニュー文言に取り入れる。操作支援画面生成部325が、どの選択規則を用いるかは予め設定されていてもよいし、ユーザによって選択されてもよい。あるいはユーザの操作傾向に応じて決められてもよい。
次に、関連番組検出部324が番組情報管理テーブルから検出した関連番組から、予約候補となる番組を選択する処理について説明する。
(a−1)の場合
図7は、録画済みの番組を除き、処理対象番組より後の放送回で、処理対象番組に近い放送回の番組から、予約候補番組を選択する処理のフローチャートである。
録画番組の再生が停止して、予約候補選択処理が開始されると、関連番組検出部324は、再生停止した番組(処理対象番組)の「チャンネル」、「シリーズ名」等の情報を録画番組情報テーブル(図4参照)から取得する(ブロックA11)。
続いて、関連番組検出部324は、取得した処理対象番組と同シリーズ名の録画番組を録画番組情報テーブルから検出し、検出された録画番組のリスト(保持リスト)L1を生成する(ブロックA12)。
図8は、保持リストL1の一例を示す図である。図8の保持リストL1は、図4の録画番組情報テーブルから検出された、処理対象番組「水10のおんな#2」と同じシリーズ名(水10のおんな)の番組のリストを示す。
次に、関連番組検出部324は、番組情報管理テーブルから、処理対象番組とチャンネルとシリーズ名が同じ番組(関連番組)を検出する(ブロックA13)。例えば、図2に示す番組情報管理テーブルからは、処理対象番組「水10のおんな#2」と同じシリーズ名(水10のおんな)の放送予定番組「水10のおんな#1(再放送)」、「水10のおんな#4」、及び「水10のおんな#5」が検出される。
続いて、関連番組検出部324は、番組情報管理テーブルから検出された関連番組のうち、保持リストL1に番組名が含まれていない番組があるか否かを判断する(ブロックA14)。保持リストL1に含まれていない番組が検出されている場合は(ブロックA14でYES)、この保持リストL1に含まれていない番組で、処理対象番組より後の放送回の番組のうち、最も若い(処理対象番組に近い)放送回が予約候補となる(ブロックA15)。
一方、番組情報管理テーブルから検出された番組全てが、保持リストL1に含まれている番組である場合は(ブロックA14でNO)、予約候補番組を設定せず(ブロックA16)、処理が終了する。
予約候補番組が選択されると、操作支援画面生成部325は、当該予約候補番組の番組名を含んだ「関連番組の録画予約」項目のメニュー文言を有するメニュー画面データを生成する。画面表示制御部326は、操作支援画面生成部325が生成したメニュー画面データに基づいて、メニュー画面Dをモニターディスプレイ3001に表示させる。予約候補番組が選択されなかった場合は、「関連番組の録画予約」のメニュー項目は表示されない。
上述の例では、ブロックA13で番組情報管理テーブルから検出された「水10のおんな#1(再放送)」、「水10のおんな#4」、及び「水10のおんな#5」は、図8の保持リストL1に含まれていない。ブロックA14では、これらの検出番組のうち、処理対象番組「水10のおんな#2」より後で、最も処理対象番組に近い放送回の「水10のおんな#4」が予約候補として選択される。従って、モニターディスプレイ3001には図6に示すように「“水10のおんな#4”を予約」のメニュー項目が表示される。
このため、既に記憶媒体に記憶されている番組の予約操作をユーザに提示することを回避し、未録画の番組のみを予約候補としてユーザに提示することが可能となる。
(a−2)の場合
図9は、録画履歴のある番組を除き、処理対象番組より後の放送回の番組で、処理対象番組に近い放送回の番組から、予約候補番組を選択する処理のフローチャートである。
録画番組の再生が停止して、予約候補選択処理が開始されると、関連番組検出部324は、再生停止した番組(処理対象番組)の「チャンネル」、「シリーズ名」等の情報を録画番組情報テーブル(図4参照)から取得する(ブロックA21)。
続いて、関連番組検出部324は、取得した処理対象番組と同シリーズ名の録画番組を録画履歴テーブル(図5参照)から検出し、検出された録画履歴がある番組のリスト(録画履歴リスト)L2を生成する(ブロックA22)。
図10は、録画履歴リストL2の一例を示す図である。図10の録画履歴リストL2は、図5の録画履歴テーブルから検出された、処理対象番組「水10のおんな#2」と同じシリーズ名(水10のおんな)の番組のリストである。
次に、関連番組検出部324は、番組情報管理テーブルから、処理対象番組とチャンネルとシリーズ名が同じ番組(関連番組)を検出する(ブロックA23)。例えば、図2に示す番組情報管理テーブルからは、処理対象番組「水10のおんな#2」と同じシリーズ名(水10のおんな)の放送予定番組「水10のおんな#1(再放送)」、「水10のおんな#4」、及び「水10のおんな#5」が検出される。
続いて、関連番組検出部324は、番組情報管理テーブルから検出された関連番組のうち、録画履歴リストL2に番組名が含まれていない番組があるか否かを判断する(ブロックA24)。録画履歴リストL2に含まれていない番組が検出されている場合は(ブロックA24でYES)、この録画履歴リストL2に含まれていない番組で、処理対象番組より後の放送回の番組のうち、最も若い(処理対象番組に近い)放送回が予約候補となる(ブロックA25)。
一方、番組情報管理テーブルから検出された番組全てが、録画履歴リストL2に含まれている番組である場合は(ブロックA24でNO)、予約候補番組を設定せず(ブロックA26)、処理が終了する。
予約候補番組が選択されると、操作支援画面生成部325は、当該予約候補番組の番組名を含んだ「関連番組の録画予約」項目のメニュー文言を有するメニュー画面データを生成する。画面表示制御部326は、操作支援画面生成部325が生成したメニュー画面データに基づいて、メニュー画面Dをモニターディスプレイ3001に表示させる。予約候補番組が選択されなかった場合は、「関連番組の録画予約」のメニュー項目は表示されない。
上述の例では、ブロックA23で番組情報管理テーブルから検出された「水10のおんな#4」、及び「水10のおんな#5」が、図10の録画履歴リストL2に含まれていない。ブロックA24では、これらの検出番組のうち、処理対象番組「水10のおんな#2」より後で、最も処理対象番組に近い放送回の「水10のおんな#4」が予約候補として選択される。従って、モニターディスプレイ3001には図6に示すように「“水10のおんな#4”を予約」が表示される。
このため、既に一度は記憶媒体に記憶を行った番組の予約操作をユーザに提示することが回避され、録画履歴のない番組のみを予約候補としてユーザに提示することが可能となる。
(b)の場合
図11は、処理対象番組と同じ時間帯に放送が予定されている番組を予約候補として選択する処理のフローチャートである。
録画番組の再生が停止して、予約候補選択処理が開始されると、関連番組検出部324は、再生停止した番組(処理対象番組)の「チャンネル」、「開始時刻」、「シリーズ名」等の情報を録画番組情報テーブル(図4参照)から取得する(ブロックB1)。
次に、関連番組検出部324は、番組情報管理テーブルから、処理対象番組とチャンネルとシリーズ名が同じ番組(関連番組)を検出する(ブロックB2)。例えば、図2に示す番組情報管理テーブルからは、処理対象番組「水10のおんな#2」と同じシリーズ名(水10のおんな)の放送予定番組「水10のおんな#1(再放送)」、「水10のおんな#4」、及び「水10のおんな#5」が検出される。
続いて、関連番組検出部324は、番組情報管理テーブルから検出された関連番組のうち、処理対象番組と同時間帯に放送される番組が検出されたか否かを判断する(ブロックB3)。同時間帯に放送される番組が検出されている場合は(ブロックB3でYES)、この同時間帯に放送される番組のうち最も早く放送が予定されている番組が予約候補番組として選択される(ブロックB4)。
一方、番組情報管理テーブルから検出された番組全ての放送開始が、処理対象番組とは異なる時間帯に予定されている場合は(ブロックB3でNO)、予約候補番組を設定せず(ブロックB5)、処理が終了する。
予約候補番組が選択されると、操作支援画面生成部325は、当該予約候補番組の番組名を含んだ「関連番組の録画予約」項目のメニュー文言を有するメニュー画面データを生成する。画面表示制御部326は、操作支援画面生成部325が生成したメニュー画面データに基づいて、メニュー画面Dをモニターディスプレイ3001に表示させる。予約候補番組が選択されなかった場合は、「関連番組の録画予約」のメニュー項目は表示されない。
上述の例では、ブロックB2で番組情報管理テーブルから検出された「水10のおんな#1(再放送)」、「水10のおんな#4」、及び「水10のおんな#5」のうち、処理対象番組「水10のおんな#2」と同じ時間帯(22:00〜23:00)「水10のおんな#5」が予約候補として選択される。従って、モニターディスプレイ3001には、「関連番組の録画予約」のメニュー項目として、「“水10のおんな#5”を予約」というメニュー文言が表示される。
同じ番組シリーズの再放送を、所定の期間内に何度も行うような番組編成がなされた場合でも、放送回の連続性は放送時間帯ごとに保たれることが多い。従って、同じ放送時間帯の番組のみを予約候補としてユーザに提示することで、シリーズとしての確からしさを確保することができる。
また、上述の例では、1時間を時間帯の単位としているが、時間帯の設定の仕方は、これに限られない。
(c)の場合
図12は、放送予定が最も早い番組を予約候補として選択する処理のフローチャートである。
録画番組の再生が停止して、予約候補選択処理が開始されると、関連番組検出部324は、再生停止した番組(処理対象番組)の「チャンネル」、「シリーズ名」等の情報を録画番組情報テーブル(図4参照)から取得する(ブロックC1)。
次に、関連番組検出部324は、番組情報管理テーブルから、処理対象番組とチャンネルとシリーズ名が同じ番組(関連番組)を検出する(ブロックC2)。例えば、図2に示す番組情報管理テーブルからは、処理対象番組「水10のおんな#2」と同じシリーズ名(水10のおんな)の放送予定番組「水10のおんな#1(再放送)」、「水10のおんな#4」、及び「水10のおんな#5」が検出される。
関連番組検出部324が、番組情報管理テーブルから関連番組を検出すると(ブロックC3でYES)、検出された番組のうち最も早く放送が予定されている番組が予約候補番組として選択される(ブロックC4)。
一方、番組情報管理テーブルから関連番組が検出されない場合は(ブロックC3でNO)、予約候補番組を設定せず(ブロックC5)、処理が終了する。
予約候補番組が選択されると、操作支援画面生成部325は、当該予約候補番組の番組名を含んだ「関連番組の録画予約」項目のメニュー文言を有するメニュー画面データを生成する。画面表示制御部326は、操作支援画面生成部325が生成したメニュー画面データに基づいて、メニュー画面Dをモニターディスプレイ3001に表示させる。予約候補番組が選択されなかった場合は、「関連番組の録画予約」のメニュー項目は表示されない。
上述の例では、ブロックC2で番組情報管理テーブルから検出された「水10のおんな#1(再放送)」、「水10のおんな#4」、及び「水10のおんな#5」のうち、最も早く放送される「水10のおんな#1」が予約候補として選択される。このため、モニターディスプレイ3001には、「関連番組の録画予約」のメニュー項目として、「“水10のおんな#1”を予約」というメニュー文言が表示される。
従って、例えば図5の録画履歴テーブルに示すように、一度録画した「水10のおんな#1」を削除してしまったユーザに対して、「水10のおんな#1」の再放送が予定されていることを気付かせることができる。あるいは、ユーザが何らかの理由により以前に放送された「水10のおんな#1」の録画に失敗しているような場合でも、「水10のおんな#1」の再放送が予定されていることをユーザに気付かせることができる。
以上述べたように、図7、図9、図11、または図12のいずれかのフローチャートによる予約候補選択処理によって予約候補が選択され、この選択に応じたメニュー画面Dがモニターディスプレイ3001に表示される。操作支援画面生成部325が、どの予約候補選択処理を用いるかは予め設定されていてもよいし、ユーザによって選択されてもよい。あるいはユーザの操作傾向に応じて決められてもよい。
モニターディスプレイ3001にメニュー画面Dが表示されると、ユーザは、キー操作入力部44を操作して、メニュー画面Dに含まれるいずれかのメニュー項目を選択することができる。
次に、ユーザがいずれかのメニュー項目を選択した場合に行われる記録再生装置の動作について説明する。
ユーザが、「次の番組の再生」項目(図6の例では「“水10のおんな#3”を再生」)を選択した場合、再生制御部311は、選択された番組の再生処理を行う。また、「番組表へのジャンプ」のメニュー項目(図6の例では「“ブジTV 水曜 21:00 水10のおんな#4”へジャンプ」)が選択された場合には、選択された番組を含む電子番組表がモニターディスプレイ3001に表示される。「処理対象番組をゴミ箱フォルダへ」の項目(図6の例では「“水10のおんな#2”をゴミ箱へ」)が選択された場合には、記録制御部312は、当該再生停止した番組のデータを所定のゴミ箱フォルダに移動する。
また、ユーザが「関連番組の録画予約」のメニュー項目(図6の例では「“水10のおんな#4”を予約」)を選択した場合には、予約録画制御部313が、選択された番組の録画予約処理を行う。
図13は、予約録画制御部313が行う予約録画設定処理のフローチャートである。
ユーザが「関連番組の録画予約」のメニュー項目を選択し、予約録画設定処理が開始すると、予約録画制御部313は、録画番組情報テーブルから、再生が停止された録画番組(処理対象番組)の「録画品質」データを取得する(ブロックD1)。次に、予約録画制御部313は、当該処理対象番組が記憶されているフォルダの「フォルダ名」データも、録画番組情報テーブルから取得する(ブロックD2)。予約録画制御部313は、取得されたデータを、選択された関連番組の予約録画設定値として設定する(ブロックD3)。
画面表示制御部326は、予約録画設定処理による設定に基づく予約登録画面をモニターディスプレイ3001に表示させる。
図14は、予約登録画面の一例を示す図である。図14の例は、図6のメニュー画面Dから「“水10のおんな#4”を予約」が選択され、「水10のおんな#4」の録画予約が指示された場合に、モニターディスプレイ3001に表示される予約登録画面を示す。
図14に示すように、「水10のおんな#4」の録画品質設定として、ブロックD1で取得された処理対象番組「水10のおんな#2」の録画品質設定「SPモード」が、「水1おのおんな#4」の記録先フォルダ設定として、ブロックD2で取得された「水10のおんな#2」の記録先フォルダ「水10のおんな用」が引き継がれている。
ユーザは画面右下の「登録実行」ボタンを押すだけで、処理対象番組と同じ設定で、予約候補番組の録画予約を行うことができる。このため、ユーザは、関連番組を予約録画するための煩雑な設定操作をいちいち行う必要がない。
以上説明したように、本実施形態によれば、記憶媒体に記憶されている録画番組(処理対象番組)の再生が停止すると、図6に示すようなメニュー画面Dがモニターディスプレイ3001に表示される。メニュー画面Dに含まれるメニュー項目のうち、「関連番組の録画予約」の項目に対応するメニュー文言には、番組情報管理テーブルから検出された関連番組のうち、予約候補番組として選択された番組名が取り入れられる。このとき、予約候補となる番組を選択する規則としては、以下のようなものが考えられる。
(a)処理対象番組より後の放送回の番組のうち、処理対象番組に近い放送回の番組を予約候補番組とする。
(a−1)記憶媒体に記憶されている番組は、予約候補から除外する。
(a−2)録画履歴のある番組は、予約候補から除外する。
(b)処理対象番組と同じ時間帯に放送が予定されている番組を予約候補番組とする。
(c)放送予定が最も早い番組を予約候補番組とする。
どの選択規則を用いるかは、予め定められていてもよいし、ユーザによって選択されてもよい。あるいは、ユーザの操作傾向に応じて決定されてもよい。
メニュー画面Dの表示によって、ユーザに適した関連番組の録画予約操作を提示することができる。
さらに、ユーザがメニュー画面D上で上述の「関連番組の録画予約」のメニュー項目を選択すると、図13の予約録画処理が行われ、処理対象番組の録画設定を、予約候補として選択された番組の録画設定に引き継ぐことができる。
また、上述の説明では、シリーズ名が同じ番組を関連する番組であるとしたが、関連性は、シリーズ名以外の属性によって判断されてもよい。例えば、番組情報管理部321が管理する番組情報管理テーブルに番組ごとの「ジャンル」、「出演者」等の情報が記憶されているような場合は、これらの「ジャンル」、「出演者」情報等に基づいて、関連性が判断されてもよい。
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。