JP5421816B2 - 易開封性蓋 - Google Patents
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Description
前記金属製蓋殻体の頂板部とスカート部との境界部である湾曲部には、内面からの刻設により形成されたスコアからなる一対の開封誘導線が、間に頂板部を挟むようにして周方向に延び、更に、該一対の開封誘導線の前記舌片側の端部が、少なくとも、前記スカート部の下端よりも上方に位置していると共に、
前記舌片の両付け根部からは、それぞれカート部を上方に前記湾曲部に向かって延びているが、少なくとも前記湾曲部の周方向には延びていない開封開始線が設けられており、該開封開始線は、外面からの刻設により形成されたスコアからなっていることを特徴とする易開封性蓋が提供される。
(1)前記一対の開封誘導線の一方側の端部が、下方を指向しており且つその延長線上に、前記舌片の一方側及び他方側の付け根部が位置していると共に、該開封誘導線の下方延長線に沿って、若しくは該延長線の外側に位置するように、前記開封開始線が前記スカート部を上方に延びていること、
或いは
(2)前記一対の開封誘導線が、それぞれ、前記舌片の側面の軸方向延長線と2点で交わるようにスカート部を延びていると共に、該開封誘導線と交差するように、前記開封開始線か該開封開始線の延長線が前記スカート部を上方に延びていること、
という態様を採用することができる。
従って、このような曲げによりスカート部を形成する際には、スカート部の成形段階において、その下面側に、垂直部と水平部との境界部(即ち屈曲部)を伸長せしめるような応力が発生し、その上面側に、該境界部を収縮させるような応力が発生する。特に、下端において最も大きな応力が発生する。従って、スカート部の下端(舌片の付け根部)から延びている開封開始線が、前述した開封誘導線と同様、下面からの刻設により形成されていると、下面に発生した応力によって開封開始線が引裂かれて破損してしまうこととなる。しかるに、本発明においては、スカート部の下端(舌片の付け根部)から延びている開封開始線が外面からの刻設により形成されているため、上記の応力によって引裂かれて破損するという不都合を有効に防止できるのである。また、内面からの刻設により形成されている開封誘導線の前記舌片側の端部は、スカート部の下部にまでは延びていないため、上記の応力によって、この開封誘導線が引裂かれて破損するおそれもない。
また、パンチカッター81の降下に伴い、プレッシャーリング90が降下し、プレッシャーリング90の降下と一体にダイリングも降下していき、この過程で、切断された金属板83の周縁部分は、ダイセンター85のコーナー部に圧着されながら降下していくため、前述した頂板部7とスカート部9との境界部である湾曲部13が形成され、さらに、スカート部9及び舌片11に対応する部分が折り曲げられていくこととなる。
また、図12(b)の例では、一対の開封誘導線21の端部21aが、一対の開封開始線23の間の領域に位置するような位置関係となっている。この場合、一対の開封開始線23の引裂き応力は、開始線23,23の中心側を指向するため、開封誘導線21の端部21aを開封開始線23,23の間の領域に存在させることにより、開封開始線23の引裂きが脱線せずに開封誘導線21に伝達されることとなる。
3:プルリング
5:ライナー材
7:頂板部
9:スカート部
11:舌片
13:湾曲部
21:開封誘導線
23:開封開始線
Claims (3)
- 頂板部と、これに連なるスカート部と、スカート部の一部にその端縁より突出するように設けられた舌片とを備えている金属製蓋殻体;該舌片の下端部分から延びているプルリング;及び前記金属製蓋殻体の頂板部内面に固定されているライナー材;からなる易開封性蓋において、
前記金属製蓋殻体の頂板部とスカート部との境界部である湾曲部には、内面からの刻設により形成されたスコアからなる一対の開封誘導線が、間に頂板部を挟むようにして周方向に延び、更に、該一対の開封誘導線の前記舌片側の端部が、少なくとも、前記スカート部の下部よりも上方に位置していると共に、
前記舌片の両付け根部からは、それぞれ、スカート部を上方に前記湾曲部に向かって延びているが、少なくとも前記湾曲部の周方向には延びていない開封開始線が設けられており、該開封開始線は、外面からの刻設により形成されたスコアからなっていることを特徴とする易開封性蓋。 - 前記一対の開封誘導線の一方側の端部が、下方を指向しており且つその延長線上に、前記舌片の一方側及び他方側の付け根部が位置していると共に、該開封誘導線の下方延長線に沿って、若しくは該延長線の外側に位置するように、前記開封開始線が前記スカート部を上方に延びている請求項1に記載の易開封性蓋。
- 前記一対の開封誘導線が、それぞれ、前記舌片の側面の軸方向延長線と2点で交わるようにスカート部を延びていると共に、該開封誘導線と交差するように、前記開封開始線か該開封開始線の延長線が前記スカート部を上方に延びている請求項1に記載の易開封性蓋。
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