JP5421732B2 - 密閉型圧縮機、冷凍サイクル装置 - Google Patents

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Description

本発明は密閉型圧縮機、冷凍サイクル装置に係り、特に吐出マフラ一の吐出孔の構成を改良した密閉型圧縮機、これを用いた冷凍サイクル装置に関する。
通常、冷媒の圧縮に用いる密閉型圧縮機では、圧縮機構部の圧縮室から密閉容器内に吐出される冷媒ガスの脈動が要因となり、騒音悪化の原因となる。
そこで、圧縮機構部の圧縮室から吐出される冷媒の圧力脈動を低減して騒音を低減するために、吐出マフラを設け、圧縮室からの吐出冷媒を吐出マフラを介して密閉容器内に吐出するようにしている。従来、この吐出マフラに、マフラ室内の冷媒を、密閉容器内に吐出するための吐出孔を複数個設けた提案がなされている(例えば、特許文献1参照)。
特開平1−280697号公報
しかしながら、特許文献1に記載の密閉型圧縮機の吐出マフラは、密閉容器外に伝播される騒音を十分に低減することができず、さらなる騒音の低減がなされた密閉型圧縮機が要望されている。
本発明は、上述した事情を考慮してなされたものであり、密閉容器外に伝播される騒音を低減することができる密閉型圧縮機を提供することを目的とする。
また、騒音の低減が可能な冷凍サイクル装置を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、本発明に係る密閉型圧縮機は、密閉容器内に電動機部と、この電動機部により回転軸を介して駆動され、シリンダ室を形成するシリンダと、前記回転軸の偏心部に係合されて前記シリンダ内で偏心回転するローラと、前記シリンダに取付けられ前記回転軸を軸支する軸受とを有する圧縮機構部とを収容し、前記軸受に前記シリンダ室の圧縮室内の冷媒を吐出する吐出ポートを設けるとともに、前記吐出ポートを開閉する吐出弁および前記吐出弁のリフト量を制限する弁ストッパの長手方向の一端部を前記軸受に固定して設け、かつ、前記吐出弁および弁ストッパを覆いマフラ室を形成する吐出マフラを前記軸受に取付けて設けた密閉型圧縮機において、前記吐出マフラに前記マフラ室内の冷媒を前記密閉容器の空間に吐出する単一の吐出孔を設け、この吐出孔は、前記弁ストッパの長手方向の長さをLとしたときに、前記回転軸の軸方向から見て前記弁ストッパの固定部中心を中心とした半径(L/2)の円の範囲内に形成されていることを特徴とするものである
また、本発明に係る冷凍サイクル装置は、請求項1ないし4のいずれかに記載の密閉型圧縮機と、放熱器と、膨張装置と、蒸発器とを備える。
本発明に係る密閉型圧縮機によれば、吐出ガスを整流化して、流体の脈動を低減し、密閉容器外に伝播される騒音を低減することができる密閉型圧縮機を提供することができる。
また、本発明に係る冷凍サイクル装置によれば、騒音の低減が可能な冷凍サイクル装置を提供することができる。
本発明に係る密閉型圧縮機の一実施形態およびこれを用いた冷凍サイクル装置の概念図。 本発明に係る密閉型圧縮機の一実施形態に用いる主軸受および吐出マフラの図3のA−O−A’線に沿う縦断面図。 本発明に係る密閉型圧縮機の一実施形態に用い、吐出マフラを透視可能な状態で見た主軸受および吐出マフラの平面図。 本発明に係る密閉型圧縮機の一実施形態に用いる主軸受の一部および吐出マフラの縦断面図。 本発明に係る密閉型圧縮機の一実施形態を用いた周波数と騒音レベルに関する試験結果を示す相関図。 本発明に係る密閉型圧縮機の一実施形態を用いた吐出孔の位置と騒音レベルに関する試験結果を示す相関図。 本発明に係る密閉型圧縮機の一実施形態を用いた吐出孔面積と吐出ポート面積の比と騒音レベル関する試験結果を示す相関図。 本発明に係る密閉型圧縮機の一実施形態に用いるマフラ室の容積および密閉容器内の所定空間の容積の説明用の縦断面図。 本発明に係る密閉型圧縮機の一実施形態に用いるマフラ室容積および密閉容器内の所定空間容積と共鳴騒音の相関図。 本発明に係る密閉型圧縮機の一実施形態に用いる密封端子を一部で示す側面図。 本発明に係る密閉型圧縮機の一実施形態に用いる密封端子の溶接作業状態を示す縦断面図。 図10のA部を拡大して示す図。 本発明に係る密閉型圧縮機の一実施形態に用いる密封端子の端面の傾斜角度と密封端子のひずみの相関図。 本発明に係る密閉型圧縮機の一実施形態に用いる密封端子の端面の傾斜角度の違いによる密封端子変形のベクトルを説明する図。 本発明に係る密閉型圧縮機の一実施形態に用いる第1変形例の密封端子の一部を示す縦断面図。 本発明に係る密閉型圧縮機の一実施形態に用いる第2変形例の密封端子の一部を示す縦断面図。
本発明に係る密閉型圧縮機、これを用いた冷凍サイクル装置の一実施形態について添付図面を参照して説明する。
図1に示すように、本発明に係る冷凍サイクル装置101は、本実施形態の密閉型圧縮機1と、放熱器102と、膨張装置103と、蒸発器104とが高圧側配管105a、低圧側配管105bによりサイクル状に接続されている。
密閉型圧縮機1は、密閉容器2を備え、この密閉容器2内に収容される電動機部3と、この電動機部3に回転軸4を介して連結された圧縮機構部5からなり、アキュムレータ6が外付けされている。
冷凍サイクル装置101は、ヒートポンプ式給湯装置に用いるのに適し、冷媒として二酸化炭素(CO)が用いられる。CO冷媒は空気調和装置等に用いるR410A冷媒に比べて圧力が約3.5倍高い特性を有し、密閉容器2内が高圧になる。
このため、密閉容器2の容器上部2a、容器下部2b及び容器本体2cは、R410A冷媒を用いる密閉型圧縮機の密閉容器の肉厚より厚くなっており、例えば、容器本体2cはR410A冷媒を用いる密閉型圧縮機の容器本体の肉厚が3mm程度であるのに対して、7〜8mmと厚くなっている。
電動機部3は密閉容器2に圧入された固定子31と、この固定子31の内周部に回転可能に配置され、回転軸4の上端部に固着された回転子32を備える。
電動機部3には、密閉容器2の容器上部2aに設けられた密封端子7からクラスタ8aを備えたリード線8を介して給電される。
密閉型圧縮機1は、圧縮機構部5で圧縮された冷媒を密閉容器2内空間に吐出する密閉容器内高圧型であり、圧縮機構部5は、電動機部3の下方に配され、回転軸4の下部に位置するシリンダ51を備える。
このシリンダ51の上面部には、主軸受52が取り付け固定され、下面部には副軸受53が取り付け固定され、シリンダ51と主軸受52および副軸受53で画成される空間部にシリンダ室54が形成される。
このシリンダ室54には、回転軸4に一体に設けられる偏心部4aと、この偏心部4aの周面に係合されるローラ55が配されている。
ローラ55は、その周方向に沿う肉厚が全て同一であり、回転軸4の回転にともなって偏心部4aとともに偏心回転をなす。
ローラ55の軸方向に沿う外周壁一部はシリンダ51の内周壁に略接触するようになっており、ローラ55の偏心回転に伴って、その接触位置がシリンダ51の周方向に沿って徐々に変位する。
また、ローラ55の外周壁には軸方向に沿ってブレード(図示せず)が当接している。
ブレードの一端部は、いずれも図示しない、ばね収容孔に収容されるばね部材によって弾性的に押圧付勢され、よってブレードの他端部はローラ55の周面に弾性的に当接している。
ブレードはシリンダ室54に突出するとともに、一端がシリンダ室54に開口し、他端が背面孔(図示せず)に開口するブレード溝(図示せず)内を摺動して、シリンダ室54を主軸受52に設けられる吐出ポート52pに連通する圧縮室側と、吸込孔(図示せず)に連通する吸込室側とに仕切っている。
図2〜図4に示すように、吐出ポート52pが設けられた主軸受52には、吐出ポート52pに対向する位置に弁機構収容凹部52aが設けられ、この弁機構収容凹部52aには、吐出ポート52pを適宜開閉する吐出弁52bおよび吐出弁52bの開度を制限する弁ストッパ52cが、固定部材52dにより主軸受52に固定して収容されている。
また、主軸受52には、略深皿形状をなし、弁機構収容凹部52aに連通するマフラ室9a、吐出孔9bを備えた吐出マフラ9が気密的に取り付けられている。
なお、図3は吐出マフラ9を透視可能とした状態で見た主軸受52の上面を示す。
上記のような構造を有する本発明に係る密閉型圧縮機は、吐出マフラに設ける吐出孔の個数と、その配設位置を特定することでなされている。
また、吐出マフラの吐出孔の面積と吐出ポートの面積比を所定範囲に特定することでなされている。
さらに、マフラ室の容積と、圧縮機構部の一端側と圧縮機構部の電動機部側の一端側とで形成される密閉容器内の空間容積との容積比を、2以上の整数倍から外すことでなされている。
これら吐出孔の個数および位置の特定、面積比の範囲の特定および容積比を2以上の整数倍から外すことは、以下に説明する本発明者らが行なった試験から得られた知見に基づくものである。
まず、図3に示すように、吐出孔9bを1個設けた吐出マフラ9を備える密閉型圧縮機を用い、吐出孔9bの位置を変化させて騒音レベルを測定したところ、図6に示すような結果を得た。この試験結果によれば、弁ストッパ52cの長手方向の長さをLとしたとき、吐出孔9bの位置が弁ストッパ52cの固定部中心cを中心として、半径(1/2)L以下の範囲で、すなわち、弁ストッパ52cの固定部中心cを中心から(L/2)の円Cの範囲内で騒音レベルが大きく低減することがわかった。
吐出孔9bの位置を、上記範囲内である弁ストッパ52cの固定部中心cを中心から約(L/4)の位置に設けた図3に示す本発明の実施例と、吐出孔を2個設けた従来の密閉型圧縮機の周波数と騒音レベルの関係を調べたところ、図5に示すような結果を得た。
吐出マフラを設けないときの各周波数の騒音レベルを基準0とすると、1000Hz以上の周波数の高い範囲で、従来のものより騒音レベルが低くなることがわかった。
なお、400〜800Hzの範囲では、吐出マフラを設けないときよりも騒音レベルが高くなっているが、もともと騒音レベルの絶対値が低い部分であり、実質的な騒音への影響は少ない。
このような知見に基づき、図2および図4に示すように、吐出マフラ9の上面には、単一の吐出孔9bが設けられ、この吐出孔9bは弁ストッパ52cの長手方向の長さをLとしたときに、回転軸4の軸方向から見て弁ストッパ52cの固定部中心cを中心とした半径(L/2)の円Cの範囲内に形成される。
シリンダ室54の圧縮室で高温高圧に圧縮された吐出ガスは、吐出ポート52pからマフラ室9aに吐出され、さらに、吐出孔9bから密閉容器2に吐出されるが、吐出孔9bを半径(L/2)の円の範囲内に設けることで、密閉容器2外に伝播される騒音が低減される。これは、吐出孔9bが吐出ポート52pからある程度離れた位置に設けられることになり、密閉容器2に吐出される吐出ガスのマフラ室9a内での滞留時間が長くなり、これにより吐出ガスが整流化され、流体の脈動が低減されることが要因の一部と想定される。
さらに、吐出孔9bの面積をS(m)とし、吐出ポート52pの面積をS(m)としたときに、吐出孔9bの面積Sに対する吐出ポート52pの面積Sを変えて、騒音レベルとCOP(成績係数)についての試験を行い、図7に示すような結果を得た。図7より、1.2<(S/S)<3.0となるように設定したとき、騒音レベルとCOPを両方満足する結果が得られた。すなわち、(S/S)=3.0の場合は騒音レベル1であり、これ以下では漸減し、(S/S)=1.2では0.94になる。これにより、COPは漸減するが、騒音の低減が実現できる。
なお、従来の密閉型圧縮機の騒音レベルを1.01で表している。
このような知見に基づき、吐出孔9bの面積をSとし、吐出ポート52pの面積をSとしたときに、1.2<(S/S)<3.0となるように設定される。
また、図8に示すように、マフラ室9aの容積をVとし、電動機部3の圧縮機構部5の一端側と圧縮機構部5の電動機部3側の一端側とで形成される密閉容器2内の空間容積をVとし、nを整数としたときに、V≠(2+n)Vとなるように設定し、容積の比率を2以上の整数倍から外すことで、図9に示すように、共鳴による騒音の増幅を防ぐことができる。
このような知見に基づき、マフラ室9aの容積をVとし、電動機部3の圧縮機構部5の一端側と圧縮機構部5の電動機部3側の一端側とで形成される密閉容器2内の空間容積をVとし、nを整数としたときに、V≠(2+n)Vとなるように設定される。
さらに、密閉型圧縮機1は密閉容器2内が高圧になるため、密閉容器2に高圧に耐え得る肉厚の部材を用いるほかに、密封端子7にも改良がなされている。
例えば、図10に示すように、密閉容器2の上部に設けられた密封端子7は、円盤部7aとこの円盤部7aからその厚さ方向に延びるリング状部7bからなる本体部7cと、円盤部7aに気密的に設けられた電源ピン7dと、この電源ピン7dを固定する端子ガラス部7gを有する。
図11に示すように、容器上部2aに設けられた密封端子7の取付孔2dには、密封端子7の円盤部7aが嵌合され、気密的に溶着されている。
密封端子7は、上記構造を有し、取付孔2dに気密的に溶着されるので、高圧に耐え得る。
図12に示すように、リング状部7bの端面7eは、溶着時、抵抗溶接機の下部電極Pとの接触面(図11参照)となり、上部電極Pによる加圧方向と直交する平面に対し、内周側に向かうに従って円盤部側に1〜15°の角度で傾斜する傾斜面を持つ。
図13は端面7eの傾斜角度と密封端子7のひずみの相関を示す。
図13に示すように、端面7eの傾斜角度が、1〜15°の範囲では、使用上問題のないひずみ限界値以下になる。
下部電極Pと当接する端面7eを1〜15°傾けることで、プロジェクション溶接時、下部電極中心と密封端子中心を合わせ易く(芯ズレを抑制)することが容易となる。
これに対して、端面7eの傾斜角度が1〜15°の範囲を外れると、薄肉による耐圧低下、密封端子7のひずみが大きくなり、1°未満では、取付孔2dと密封端子7の芯ズレが発生し、安定した溶接状態が得られない。
ここで、密封端子7の容器上部2aへの溶着について説明する。
図11に示すように、容器上部2aに設けられた取付孔2dに、円盤部7aを嵌合して、密封端子7を容器上部2aに取り付けられる。
しかる後、溶接機の上部電極Pを容器上部2aに押圧し、下部電極Pで端面7eを受ける。
そして、上部電極Pと下部電極P間に通電すると、容器上部2a、円盤部7a、リング状部7b、端面7eに電流が流れる。このように電流が流れると、容器上部2a(取付孔2dの壁面)と円盤部7a間に電気抵抗により発熱が生じ、密封端子7が容器上部2aに気密かつ耐圧的に取り付けられる。
端面7eに1〜15°傾きを設けてあるので、溶接時、下部電極中心と密封端子中心を合わせ易く、溶接作業が容易になる。
図14は端面の傾斜角度の違いによる密封端子変形のベクトルを説明する図である。
図14に示すように、溶接時、1〜15°の傾きの端面を介して密封端子に作用する力はFであり、垂直方向の分力はF1Vである。これに対して、45°の傾きの端面を介して密封端子に作用する力はFであり、垂直方向の分力はF2Vである。
端面の傾きが1〜15°の密封端子を用いると、垂直方向の分力はF1Vは小さく、端子ガラス部7gに大きな変形は生じず、端子ガラス部7gは破損しない。
これに対して、端面の傾きが45°の密封端子を用いると、垂直方向の分力はF2Vは大きく、端子ガラス部7gに大きな変形が生じず、端子ガラス部7gは破損するおそれがある。
また、密封端子の第1変形例について説明する。
図12に示すように、上記実施形態に用いた密封端子は、端面が内周側に向かうに従って1〜15°の角度で傾斜する傾斜面を有するのに対して、本第1変形例は端面が外周側に向かうに従って1〜15°の角度で傾斜する傾斜面を有する。
例えば、図15に示すように、本第1変形例の密封端子71は、端面71eが外周側に向かうに従って1〜15°の角度で傾斜する傾斜面を有する。
これにより、下部電極面と平行になる端面7eを1〜15°傾けることで、プロジェクション溶接時、下部電極中心と密封端子中心を合わせ易く(芯ズレを抑制)することが容易となり、また、端子ガラス部7gは破損するおそれがない。
なお、他の構成は図11に示す密封端子と変わらないので、同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
また、密封端子の第2変形例について説明する。
図11に示すように、上記実施形態に用いた密封端子は、端面が内周側に向かうに従って1〜15°の角度で傾斜する傾斜面を有するのに対して、本第2変形例は端面が、内周側および外周側に向かうに従って前記円盤部側に1〜15°の角度で傾斜する。
例えば、図16に示すように、本第1変形例の密封端子72は、端面72eが内周側および外周側に向かうに従って1〜15°の角度で傾斜する傾斜面を有する。
これにより、下部電極面と平行になる端面7eを1〜15°傾けることで、プロジェクション溶接時、下部電極中心と密封端子中心を合わせ易く(芯ズレを抑制)することが容易となり、また、端子ガラス部7gは破損するおそれがない。
上記のように本実施形態に係る密閉型圧縮機によれば、吐出ガスを整流化して流体の脈動を低減し、密閉容器外に伝播される騒音を低減することができる密閉型圧縮機が実現される。
また、本実施形態の冷凍サイクル装置によれば、騒音の低減が可能な冷凍サイクル装置が実現される。
なお、本発明は上記実施形態の密閉型圧縮機及び冷凍サイクル装置に限定されるものではなく、例えば、冷媒は二酸化炭素以外の冷媒であっても良い。
1…密閉型圧縮機、2…密閉容器、2a…容器上部、2b…容器下部、2c…容器本体、2d…取付孔、3…電動機部、31…固定子、32…回転子、4…回転軸、4a…偏心部、5…圧縮機構部、51…シリンダ、52…主軸受、52a…弁機構収容凹部、52b…吐出弁、52c…弁ストッパ、52p…吐出ポート、53…副軸受、54…シリンダ室、55…ローラ、6…アキュムレータ、7…密封端子、7a…円盤部、7b…リング状部、7c…本体部、7d…電源ピン、7e…端面、7g…端子ガラス部、8…リード線、8a…ソケット、9…吐出マフラ、9a…マフラ室、9b…吐出孔、101…冷凍サイクル装置、102…放熱器、103…膨張装置、104…蒸発器、105a…高圧側配管、105b…低圧側配管。

Claims (5)

  1. 密閉容器内に電動機部と、この電動機部により回転軸を介して駆動され、シリンダ室を形成するシリンダと、前記回転軸の偏心部に係合されて前記シリンダ内で偏心回転するローラと、前記シリンダに取付けられ前記回転軸を軸支する軸受とを有する圧縮機構部とを収容し、前記軸受に前記シリンダ室の圧縮室内の冷媒を吐出する吐出ポートを設けるとともに、前記吐出ポートを開閉する吐出弁および前記吐出弁のリフト量を制限する弁ストッパの長手方向の一端部を前記軸受に固定して設け、かつ、前記吐出弁および弁ストッパを覆いマフラ室を形成する吐出マフラを前記軸受に取付けて設けた密閉型圧縮機において、
    前記吐出マフラに前記マフラ室内の冷媒を前記密閉容器の空間に吐出する単一の吐出孔を設け、
    この吐出孔は、前記弁ストッパの長手方向の長さをLとしたときに、前記回転軸の軸方向から見て前記弁ストッパの固定部中心を中心とした半径(L/2)の円の範囲内に形成されていることを特徴とする密閉型圧縮機。
  2. 前記吐出マフラの吐出孔の面積をS(m)とし、前記軸受の吐出ポートの面積をS(m)としたときに、
    1.2<(S/S)<3.0
    となるようにしたことを特徴とする請求項1記載の密閉型圧縮機。
  3. 前記吐出マフラのマフラ室の容積をV(m)とし、前記電動機部の圧縮機構部の一端側と前記圧縮機構部の電動機部側の一端側とで形成される密閉容器内の空間容積をV(m)とし、nを整数としたときに、
    ≠(2+n)V
    となるようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の密閉型圧縮機。
  4. 前記密閉容器には、抵抗溶接により固着され前記電動機部に電力を供給する密封端子が備えられ、
    この密封端子は、円盤部とこの円盤部からその厚さ方向に延びるリング状部からなる本体部と、前記円盤部に気密的に設けられた電源ピンとを有し、抵抗溶接機の電極との接触面となる前記リング状部の端面には、前記抵抗溶接機による加圧方向と直交する平面に対し、内周側および外周側の少なくとも一方に向かうに従って前記円盤部側に1〜15°の角度で傾斜する傾斜面を有することを特徴とする請求項1記載の密閉型圧縮機。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の密閉型圧縮機と、放熱器と、膨張装置と、蒸発器とを備えたことを特徴とする冷凍サイクル装置。
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