JP5421381B2 - 金型を急速に加熱および冷却するシステムおよび方法 - Google Patents

金型を急速に加熱および冷却するシステムおよび方法 Download PDF

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Description

本願は、本願発明者らと同じ発明者らにより2009年8月12日付で出願された同時係属米国仮特許出願第61/274,048号に基づく利益を主張するものであり、この参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。また、本願は、本願発明者らと共通の少なくとも1名の発明者により2008年10月16日付で出願された中国出願第200820202111.0号の外国優先権に基づく利益を主張するものであり、この参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
本発明は、全体として熱交換システムに関し、より具体的には、金型の温度を制御する方法および装置に関する。さらに具体的にいうと、本発明は、成形工程中に金型を急速に加熱および冷却する装置および方法に関する。
製造産業において、射出成形は、部品製造の一般的な工程である。従来の射出成形では、一定温度の金型、射出成形機、およびプラスチック原料を使用する必要がある。金型にはコア側およびキャビティ側が含まれ、その双方が一体として、成形する1つまたは複数の部品の形状を画成する。射出成形機は、プラスチック原料を液状になるまで加熱したのち、溶融プラスチックを前記金型内へと射出する。
従来の射出成形工程には、固定段階、射出段階、冷却段階、および取り出し段階が含まれる。前記固定段階では、前記コア側およびキャビティ側が閉じた状態で固定されるとともに、射出成形機内でプラスチック原料が溶融される。次に、前記射出段階で前記溶融プラスチックが、前記金型の前記キャビティ内に射出および充填される。前記冷却段階では、前記金型が固定されたままの状態で前記溶融プラスチックの温度が下がって固化し、最終的な部品となる。最後に、前記取り出し段階で前記金型の固定が解除され、新たに成形された部品が、例えばエジェクターピンにより取り出される。部品を取り出した後は、一般に上記のサイクルが繰り返される。
一定温度の射出成形については、その利用を制限するいくつかの問題がよく知られている。例えば、「早期凝固」(premature freezing)と呼ばれる公知の問題が生じると、最終部品の表面仕上げおよび構造的完全性が実質的に損なわれる。早期凝固は、前記射出段階中、金型の温度が溶融プラスチックの温度より低い場合に起こる。溶融プラスチックがそれより温度の低い金型内壁に接触すると、溶融プラスチックが金型内に射出および充填され終わる前に、プラスチックと金型の界面でプラスチックの凝固が始まる。これは特に、細長い部品、光学部品、および光沢のある表面仕上げが必要な部品を成形する場合、望ましくない。さらにもう1つ、早期凝固に起因し、または溶融プラスチックが過剰に緩慢に冷却された場合に起こりうる公知の問題として、不均一な固化がある。溶融部分が過剰に緩慢に冷却されると、溶融プラスチックの特定の領域が凝固して他の領域より先に収縮する。言うまでもなく、これが起こると、最終的な部品に、いくつかの欠陥が生じる可能性が高い(例えば、寸法のゆがみ、ニットライン、表面仕上げ不良)。
これらの問題は、成形工程中に金型自体の温度を制御すると回避できることが知られている。特に、早期凝固は、溶融プラスチックを射出する前に、プラスチックの熱変形温度(heat distortion temperature:HDT)より高温に金型を加熱すると回避される。溶融プラスチックを高温の金型内に射出して凝固できる状態にしたら、金型を冷却して不均一な固化を最小限に抑える。金型の加熱は、通常、金型内に形成されたトンネルまたはトンネル網を通じて高温の流体をポンプ移送することにより行う。同様に、冷却は、金型内に形成された別個のトンネルまたはトンネル網を通じて低温の流体をポンプ移送することにより行う。
【0007】
現行の成形施設では、通常、遠隔ボイラーシステムおよび遠隔冷却リザーバを採用しており、そのどちらも当該施設全体に位置する複数の金型に流体を供給する。それらの金型は、その各々に高温の流体を搬送する高温流体供給配管を通じて前記ボイラーに連結されている。また、各金型は、それぞれに低温の流体を搬送する低温流体供給配管を通じて前記冷却リザーバに連結されている。前記金型を通過する流体は、流体戻り配管を通じて前記ボイラーまたは前記冷却用リザーバに戻るよう搬送することができる。前記ボイラーに戻される流体は、再び加熱されて再利用され、前記冷却リザーバに戻される流体は、再び冷却されて再利用される。
現行の成形施設は複数の金型の温度を制御できるが、いくつか難点を抱えている。例えば、そのような施設の初期コストおよび開発は非常に高価である。別の例として、現行の施設における1日あたりの製造コストも高い。これらの製造コストの多くは、1日あたりのエネルギーコストおよび維持費が高い結果生じており、1日あたりのエネルギーコストが高いのは、主にボイラーシステムおよび冷却システムの運用に大量のエネルギーを消費するためである。また、熱エネルギーは流体配管を通じて散逸するため、流体が金型との間を長距離移動するに伴い失われてしまう。高い維持費は予防保全コストから来るもので、施設全体のダウンタイムにつながりうるボイラーシステムおよび/または冷却システムのダウンタイムを製造中に回避するため必要とされている。別の例として、流体の供給配管および戻り配管にアクセス可能な場所でしか金型の加熱および冷却が行えないため、成形施設内で成形設備を移動または移転することは難しい。
この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、以下のものがある(国際出願日以降国際段階で引用された文献及び他国に国内移行した際に引用された文献を含む)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】 米国特許第2632088号明細書
【特許文献2】 米国特許第4251479号明細書
【特許文献3】 米国特許第6322343号明細書
【特許文献4】 米国特許出願公開第2006/0196957号明細書
【特許文献5】 米国特許出願公開第2008/0111280号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、より廉価な金型温度制御システムが必要とされている。また、エネルギー効率が高く、運用中に必要な予防保全が少ない金型温度システムも必要とされている。さらに、遠隔流体源に連結していない状態で稼働できる金型温度制御システムも必要とされている。
本発明は、構成要素を内蔵した自給式および可搬式の金型温度制御ユニットを提供することにより、先行技術に伴う問題を克服するものである。本発明により、成形工程の各サイクル中、金型の急速な加熱および冷却の制御が容易になる。前記ユニットは、特に、蒸気、高温の液体、低温の液体、または金型の温度を制御する他の手段を流通させるインフラストラクチャがない物理的な工場で、金型を急速に加熱および冷却する際、有用である。
実施形態の一例において、可搬式金型温度制御ユニットは、支持構造と、前記支持構造に連結された運搬機構と、金型を加熱するため使用される流体を加熱するための、前記支持構造に連結された加熱システムと、前記加熱システムにより加熱された高温流体の流れを容易にするための、前記支持構造に連結された第1の流体ダクトと、前記金型を冷却するため使用される低温流体の流れを容易にするための、前記支持構造に連結された第2の流体ダクトと、前記第1の流体ダクトからの高温流体を前記金型に供給し、前記第2の流体ダクトからの低温流体を前記金型に供給するよう動作可能で、前記支持構造に連結された流体交換システムとを含む。また、前記流体交換システムは、循環した前記流体を前記金型から受容するよう動作可能である。
前記可搬式金型温度制御ユニットは、任意選択で、前記支持構造に連結された冷却システムを含む。前記第2の流体ダクトは、前記冷却システムにより冷却された流体の流れを容易にする。冷却システムの例としては、除熱(refrigeration)システムおよび低温流体リザーバなどがある。前記可搬式金型温度制御ユニットは前記流体を冷却し、前記低温流体リザーバは、前記金型を通過して循環させるため前記除熱システムにより冷却された前記流体を収容する。
請求項2記載の可搬式金型温度制御ユニットにおいて、前記流体交換システムには、遠隔流体源から流体を受容する入口が含まれる。この入口を流体源として使うことにより、当該制御ユニットは、少なくとも2つの異なる方法で動作可能になる。第1のモードで動作する場合、前記冷却ユニットは、外部源から前記流体を受容し、本ユニットを通過して前記金型に送られる前記流体を冷却し、前記金型から戻ってくる前記流体を受容し、元の流体源または排水口へと前記流体を排出する。第2の動作モードにおいて、前記冷却システムは、閉じたシステムとして動作可能である。このシステムでは、まず前記外部源から前記入口を通じて流体が充填される。次に、前記ユニットが前記外部源から連結解除され、前記金型に連結される。次いで、前記金型を繰り返し通過して循環する前記流体を前記ユニットが冷却する。
特定の一実施形態において、前記加熱システムは、前記金型を加熱するため使用される液体を加熱するよう動作可能なヒーターを含む。また、前記加熱システムは、蒸気を生成するよう動作可能な任意選択の蒸気発生器を含み、前記蒸気は、前記金型を加熱するため使用することもできる。前記第1のダクトは、前記蒸気発生器により生成された蒸気の前記金型への流れを容易にし、第3のダクトは、前記加熱された液体の前記金型への流れを容易にする。前記流体交換システムは、前記第1の流体ダクトと、前記第2の流体ダクトと、前記第3の流体ダクトとからの流体を、選択的に前記金型に供給するよう動作可能な出口をさらに含む。また、前記流体交換システムは、前記出口を通じて前記金型に供給され前記金型温度制御ユニットに戻ってくる前記流体を受容するよう動作可能な入口を含む。前記加熱された流体、前記加熱された液体、および前記冷却された流体は、全部同じ組成(例えば、水)を有するため、相互汚染の問題を生じることなく、すべて単一の入口および単一の出口を通過することができる。
特定の一実施形態において、この熱調節流体は、バルブシステムを通じて前記金型温度制御ユニットおよび前記金型を出入りするよう誘導される。前記バルブシステムは、少なくとも第1の位置および第2の位置で動作できる第1のバルブを含む。当該第1のバルブは、前記第1の流体ダクトおよび前記第3の流体ダクトの少なくとも一方から高温流体を受容するよう連結された第1の入口ポートと、前記第2のダクトから低温流体を受容するよう連結された第2の入口ポートと、前記流体交換システムの前記出口に流体を供給するよう連結された出口ポートとを含む。前記第1の位置では、前記第1の入口ポートが開いて前記第2の入口ポートが閉じることにより、高温流体が前記流体交換システムの前記出口を通過する。前記第2の位置では、前記第1の入口ポートが閉じて前記第2の入口ポートが開くことにより、低温流体が前記流体交換システムの前記出口を通過する。
この流体交換システム例は、当該金型温度制御ユニットから遠隔流体リザーバへ流体を循環させる第2の出口をさらに含む。前記バルブシステムには、少なくとも第1の位置および第2の位置で動作できる第2のバルブが含まれる。当該第2のバルブは、前記流体交換システムの前記入口を通じて前記金型から戻ってくる流体を受容するよう連結された入口ポートと、前記冷却システムおよび前記加熱システムの少なくとも一方に連結された第1の出口ポートと、前記第2の出口に流体を誘導するよう連結された第2の出口ポートとを含む。前記第1の位置では、前記第1の出口ポートが開いて前記第2の出口ポートが閉じることにより、前記熱調節流体は、当該金型温度制御ユニットの前記内部加熱・冷却システムに戻るよう誘導される。前記第2の位置では、前記第1の出口ポートが閉じて前記第2の出口ポートが開くことにより、前記熱調節流体は前記遠隔流体リザーバへ誘導される。
別の実施形態例において、前記流体交換システムは、出口と、入口と、第2の出口と、第2の入口とを含む。前記出口は、前記第1の流体ダクトおよび前記第2の流体ダクトからの前記熱調節流体を前記金型に供給するよう動作可能で、前記入口は、前記金型から戻ってくる前記熱調節流体を受容するよう動作可能である。前記第2の出口は、当該金型温度制御ユニットから前記流体を排出するよう動作可能で、前記第2の入口は、遠隔流体源から流体を受容するよう動作可能である。第1のバルブは、第1の位置および第2の位置で動作でき、前記第1の流体ダクトから高温流体を受容するよう連結された第1の入口ポートと、前記第2の流体ダクトから低温流体を受容するよう連結された第2の入口ポートと、前記出口に流体を供給するよう連結された出口ポートとを含む。前記第1のバルブが前記第1の位置にある場合は、前記第1の入口ポートが開いて前記第2の入口が閉じることにより、高温流体が前記出口に提供される。前記第1のバルブが前記第2の位置にある場合は、前記第1の入口ポートが閉じて前記第2の入口ポートが開くことにより、低温流体が前記出口に提供される。
第2のバルブは、第1の位置および第2の位置で動作でき、前記入口から流体を受容するよう連結された第1の入口ポートと、前記冷却システムおよび前記加熱システムの少なくとも一方に連結された第1の出口ポートと、前記第2の出口に流体を誘導するよう動作可能な第2の出口ポートとを含む。前記第2のバルブが前記第1の位置で動作する場合、前記第1の出口ポートが開いて前記第2の出口ポートが閉じることにより、前記熱調節流体は、前記内部の加熱システムおよび/または冷却システムに戻るよう誘導される。前記第2のバルブが前記第2の位置で動作する場合、前記第1の出口ポートが閉じて前記第2の出口ポートが開くことにより、前記熱調節流体は、前記第2の出口を通じて前記金型温度制御ユニットから出て前記遠隔流体リザーバに戻るよう誘導される。
同じ組成の流体を加熱および冷却の双方に使用すると、前記流体を取り扱うシステムが単純化される。例えば、前記流体交換システムの前記出口には、前記第1の流体ダクトおよび前記第2の流体ダクトの双方から流体が流出できるよう連結された単一の出口ポートを含めることができる。同様に、前記流体交換システムの前記入口には、前記第1の流体ダクト(高温)および前記第2の流体ダクト(低温)の双方から前記金型に供給された流体を受容する単一の入口ポートを含めることができる。
任意選択で、前記局所加熱システムは、蒸気を生成するよう動作可能な、前記可搬式の支持構造に搭載された局所蒸気発生器を含む。この蒸気発生器で生成された蒸気は、前記第1の流体ダクトを通じて前記金型へ送られる。また、前記加熱システムは、高温水を収容するよう動作可能なリザーバを含む。このリザーバは、高温水を前記蒸気発生器に供給するよう連結される。
上記で示したように、前記加熱システムは、前記金型を加熱するため使用される液体を加熱するよう動作可能なヒーターを含む。前記第1のダクトは、前記ヒーターにより加熱された液体の前記金型への流れを容易にする。前記流体交換システムは、遠隔水源から水を受容するようなっている入口と、前記金型から戻ってくる前記流体を受容する別の入口とを含む。前記局所加熱システムは、前記入口のいずれかを通じて受容された水を加熱し、この加熱された水を前記金型へ誘導するよう動作可能である。
前記金型温度制御ユニットでは、高圧下の高温水を有利に使って、前記金型を加熱する。一実施形態において、この制御ユニットは、前記加熱された液体を加圧状態で保つため加圧空気を提供するよう前記支持構造に連結された空気圧縮機を含む。あるいは、この制御ユニットは、遠隔源から加圧空気(または他の加圧気体)を受容するようなっている給気口を含む。前記加圧空気は加熱された液体を加圧状態で維持し、前記熱調節流体が高温であってもこれを液状に保つ。
前記熱調節流体は、前記支持構造に連結されたポンプシステムにより、前記可搬式金型温度制御ユニットおよび前記金型を通じて循環する。前記ポンプシステムには、高温流体ポンプおよび低温流体ポンプが含まれる。前記高温流体ポンプは、作動時、前記第1の流体ダクトを通じて流体を送るよう動作可能である。前記低温流体ポンプは、作動時、前記第2の流体ダクトを通じて流体を送るよう動作可能である。任意選択で、前記可搬式金型温度制御ユニットはフィルターシステムを含み、このフィルターシステムは、前記熱調節流体の清浄度を保って、前記ポンプ、前記金型内の流路などの汚染を回避する。
前記可搬式金型温度制御ユニットの一例は、さらに、前記支持構造に連結された制御システムを含む。この制御システムは、利用者入出力装置と、成形機と通信するインターフェースと、当該制御システムにより提供される制御信号を受信するよう連結された電気機械弁のセットであって、前記制御信号に基づいて前記高温流体および前記低温流体を選択的に前記金型に提供するよう動作可能な電気機械弁のセットと、当該制御システムにより提供される制御信号を受信するよう連結されたポンプシステムであって、前記制御信号に基づいて前記高温流体および前記低温流体を選択的に前記金型にポンプ移送するよう動作可能なポンプシステムとを含む。前記制御システムは、遠隔金型温度センサーおよび局所温度センサーにより提供される電気信号を受信するようなっている。
上記で示したように、前記可搬式金型温度制御ユニットは、構成要素を内蔵した自給式である。当該ユニットは、局所ヒーターと、前記ヒーターにより加熱された水を収容するよう動作可能な局所高温水リザーバと、局所除熱(refrigeration)システムと、前記局所除熱システムにより冷却された水を収容するよう動作可能な局所低温水リザーバと、蒸気を生成するよう動作可能な局所蒸気発生器と、局所ポンプシステムと、前記局所ポンプシステムに電気的に連結された局所制御システムとを含む。
金型の温度を制御する方法についても開示している。この方法は、可搬式金型温度制御ユニットを提供する工程と、遠隔流体源を提供する工程と、金型を提供する工程と、前記可搬式金型温度制御ユニットを前記遠隔流体源に連結する工程と、前記遠隔流体源から前記可搬式金型温度制御ユニットに流体を送る工程と、前記可搬式金型温度制御ユニットを前記遠隔流体源から連結解除する工程と、前記可搬式金型温度制御ユニットを前記金型に連結する工程と、前記可搬式金型温度制御ユニットが前記遠隔流体源に連結されていない状態で、前記金型温度制御ユニットから金型を通じて前記流体を循環させる工程とを含む。
本発明については、以下の図面を参照して説明しており、これらの図面において同様な参照番号は実質的に同様な要素を示している。
図1は、金型温度制御ユニット100と、金型102と、遠隔流体源104と、空気圧源106との後面斜視図を示したものである。 図2は、図1の前記金型温度制御ユニット100の正面斜視図を示したものである。 図3は、図1の金型温度制御ユニット100と、金型102と、遠隔流体源104と、空気圧源106との間の流体の流れを示した概略図である。 図4aは、代替金型温度制御ユニット400と、遠隔流体源104と、空気圧源106との斜視図を示したものである。 図4bは、金型温度制御ユニット400および金型102の斜視図を示したものである。 図5は、金型温度制御ユニット400の正面斜視図を示したものである。 図6は、図4bの前記金型温度制御ユニット400および金型102の流体の流れを示したの概略図である。 図7は、成形工程における金型102の急速な加熱および冷却を例示した図である。 図8は、金型温度制御ユニット400を使用する方法を説明したフローチャートである。
本発明は、遠隔流体源に連結した状態でも連結していない状態でも動作できる可搬式の金型温度制御ユニットを提供することにより、先行技術に伴う問題を克服するものである。以下の説明では、本発明が完全に理解されるよう具体的な詳細事項(例えば、遠隔冷却塔、流体バルブ、流体配管、流体配管コネクタ)を多数記載する。ただし、当業者であれば、これらの具体的な詳細事項なしでも本発明を実施できることが理解できるであろう。他の場合では、本発明を不要に曖昧にしないよう、周知の成形手順に関する詳細(例えば、加熱・射出・充填、部品突き出し、プラスチックタイプ)および構成要素を省略している。なお、本明細書における用語「流体」は、液体および/または気体の双方を広義に記述するため使用している。
図1は、金型102と、遠隔流体源104と、空気圧源106とに連結された可搬式の金型温度制御ユニット100の斜視図を示したものである。金型温度制御ユニット100は、成形工程の種々の段階中に金型102の温度を急速に変えるよう動作可能な可搬式装置である。この特定の実施形態では、ユニット100が金型102に透設された流路108(図示せず)を通じ、それぞれ高温および低温の水をポンプ移送することにより、金型102の加熱および除熱を行う。流体源104は、例えば低温の水をユニット100に供給するよう動作可能な遠隔冷却塔である。空気圧源106は、例えば圧縮空気をユニット100に供給する空気圧縮機配管である。この圧縮空気により、通常大気圧での蒸発温度を超えて加熱された高温水を液状に保つことができる。なお、空気圧源106は、単に本発明に関する理解を深めるよう提供したものであるため、代替圧縮空気源で置き換えることができ、またはすべて省略することもできる。例えば、ユニット100には、圧縮空気を供給する手段として局所用の空気圧縮機を含めることができる。
ユニット100には、ユニット100との流体交換を促進する外部流体交換システム110が含まれる。流体交換システム110には、第1の流体出口112と、第1の流体入口114と、第2の流体出口116と、第2の流体入口118と、給気口120と、排水口122とが含まれる。出口112により、高温水および低温水の双方をユニット100から金型102へ流すことができ、入口114により、金型102内を通過した水をユニット100へ戻すことができる。出口112には、遮断弁124と、複数の並列出口ポート126とがさらに含まれる。遮断弁124により、利用者は、出口112を手動で開閉できる。各出口ポート126は、流体配管コネクタを受容するようなっている。また、入口114には、遮断弁128と、複数の並列入口ポート130とが含まれる。遮断弁128により、利用者は、入口114を手動で開閉できる。各入口ポート130は、流体配管コネクタを受容するようなっている。出口116は、ユニット100から流体源104への水の流れを容易にし、入口118は、より低温の水を流体源104から受容するよう動作可能である。出口116には、遮断弁132および出口ポート134がさらに含まれる。遮断弁132により、利用者は、出口116を手動で開閉できる。出口ポート134は、流体配管コネクタを受容するようなっている。入口118には、遮断弁136および入口ポート138がさらに含まれる。遮断弁136により、利用者は、入口118を手動で開閉できる。入口ポート138は、流体配管コネクタを受容するようなっている。給気口120は、圧縮空気を受容するようなっており、遮断弁140および入口ポート142を含んでいる。遮断弁140により、利用者は、給気口120を手動で開閉できる。入口ポート142は、圧縮空気ホースコネクタを受容するようなっている。排水口122には遮断弁144が含まれており、これを開けると、ユニット100から排水することができる。
この特定の実施形態では、ユニット100が、金型102と、流体源104と、空気圧源106とに連結された態様を示している。特に、出口112および入口114は、それぞれ流体配管146および148のセットを通じて、金型102に連結されている。流体配管146の各端部にはコネクタ150が含まれており、その一方は、出口112の7つの出口ポート126の1つに連結されており、他方は、金型102の流体入口に連結されている。同様に、流体配管148の各端部にはコネクタ152が含まれており、その一方は、出口114の7つの出口ポート130の1つに連結されており、他方は、金型102の流体入口(同じく図示せずに連結されている。出口116および入口118は、それぞれ流体配管154および156のセットを通じて、流体源104に連結されている。流体配管154には、出口ポート116に連結されたコネクタ158が含まれる。流体配管156には、入口118の入口ポート138に直接固定されたコネクタ160が含まれる。入口120は、空気ホース162を通じて空気圧源106に連結されており、空気ホース162には、入口ポート142に連結されたコネクタ164が含まれる。流体配管146、148、154、および156の各々は、例えば水用ホースである。コネクタ150、152、158、160、および164の各々は、例えばすばやく着脱できるクイックコネクタ装置である。
以下さらに詳しく説明するように、ユニット100は、射出成形工程中に金型102の温度を制御するよう動作可能である。特に、ユニット100は、各射出サイクル中、金型102を急速に加熱および冷却する。
図2は、金型温度制御ユニット100の正面斜視図で、この金型温度制御ユニット100は、さらに局所加熱システム200と、局所ポンプシステム202と、局所フィルターシステム204と、局所制御システム206と、支持構造208とを含んでいる。加熱システム200には、高温流体リザーバ210および加熱要素212が含まれる。リザーバ210は、例えば加熱要素212により加熱された水を収容するようなっている高温水タンクである。加熱要素212は、例えばリザーバ210内の加圧水を加熱するようリザーバ210の外周部に熱的に連結された電気コイルヒーターである。ポンプシステム202は、例えば高温水ポンプ214(図示せず)および低温水ポンプ216(同じく図示せず)を通じて、ユニット100全体にわたり高温水および低温水の双方を循環させる多機能システムである。フィルターシステム204は、ユニット100全体にわたり循環する水を、フィルター218、220、および222のセット(図3)でろ過するよう動作可能である。制御システム206は、以下さらに詳しく説明するように、例えばユニット100の種々の動作を制御するよう動作可能なオンボードコンピュータシステムである。さらに、制御システム206には、利用者入出力パネル224および通信線226が含まれる。利用者入出力パネル224は、表示画面228と、ボタンセット230とを介した利用者インタラクションを容易にする。通信線226により、制御システム206は、遠隔装置、例えば成形機、金型温度センサーと通信することができる。支持構造208には、ハウジング232と、アクセスパネル234と、ホイール236のセットとが含まれる。ハウジング232は、ユニット100の種々の構成要素を保護および支持するよう動作可能な筐体である。アクセスパネル234は、ハウジング232に収納された種々の構成要素に利用者がアクセスできるようにする取り外し可能なドアである。ホイール236は、ユニット100に可動性をもたらすようユニット100の底部に取り付けられる。ホイール236は、ユニット100を容易に運搬する手段を提供する運搬装置の単なる一例である。なお、ユニット100には任意の適切な手段で電力を供給できることに注意すべきである。例えば、ユニット100は、電源ソケットおよび/または局所電池システムを有することができる。
熱は内蔵の加熱システム200で生成されることから、ユニット100は、金型102を加熱する手段として遠隔高温流体源(例えば、ボイラー)に依存しないことを認識することが重要である。そのため、ユニット100は、高温流体の中央供給機構がない施設でも動作可能である。また、後の図を参照して以下説明するように、ユニット100は内蔵した流体をリサイクルできるため、遠隔流体源に連結されていないときでも動作可能である。
図3は、これまでの図で示さなかった、ユニット100の付加的な特徴を例示した図である。また、ユニット100と、金型102と、流体源104と、空気圧源106との間の流体交換についても記述している。
ユニット100には、種々の流体ダクト内の流れを調節するT型バルブ300および302のセットが含まれる。T型バルブ300および302は、例えば第1の位置または第2の位置で動作する電気機械弁である。T型バルブ300には、第1の入口304と、第2の入口306と、出口308とが含まれる。前記第1の位置では、入口306が閉じ、入口304が開いて、入口304に供給された流体だけが出口308から流出できる。逆に、前記第2の位置では、入口304が閉じ、入口306が開いて、入口306に供給された流体だけが出口308から流出する。同様に、T型バルブ302には、第1の出口310と、第2の出口312と、入口314とが含まれる。その第1の位置では、出口312が閉じ、出口310が開いて、入口314に供給された流体は出口310からのみ流出できる。第2の位置では、出口310が閉じ、出口312が開いて、入口314に供給された流体は出口312から流出する。
ユニット100の種々の構成要素は、複数の流体ダクト316、318、320、322、324、326、および328からなる流体ネットワークへと組み立てられている。ダクト316は、ユニット100の入口118からの低温水を、加熱システム200と、T型バルブ300の入口306との双方へ誘導する。ダクト318は、T型バルブ302の出口312からの水を、ユニット100の出口116へ誘導する。ダクト320は、加熱システム200からの高温水を、T型バルブ300の入口304へ誘導する。ダクト322は、T型バルブ300の出口308からの水を、ユニット100の出口112へ誘導する。ダクト324は、ユニット100の入口114からの水を、T型バルブ302の入口314へ誘導する。ダクト326は、T型バルブ302の出口310からの水を、加熱システム200へ誘導する。最後に、ダクト328は、ユニット100の入口120から加熱システム200へ加圧空気を提供する。加熱システム200では、通常大気圧での水の沸点を超えた温度に水を加熱する際、前記加圧空気を使って水の気化を防いでいる。
金型102の高速加熱中、T型バルブ300および302は前記第1の位置で動作し、ポンプ214は電源がオンにされ、ポンプ216は電源がオフにされる。その結果、高温水は、加熱システム200からダクト320に沿ってフィルター220およびポンプ214を通過して流れる。この流れは、入口304へと続いたのち、T型バルブ300の出口308を出る。この流れは、さらにダクト322に沿って続き、出口112を通過して流体配管146へ進む。この高温水が金型102を貫流するに伴い、当該水の熱が金型102へ伝達される。前記水は、より低温になり金型102を出て流体配管148に沿って流れ、入口114を通過する。流れはダクト324に沿って続き、フィルター222を通過して、T型バルブ302の入口314へ進む。最後に、前記水は出口310から流れ出たのち、ダクト326を通過して加熱システム200に戻り、再び加熱されて使用される。任意選択で、T型バルブ302は前記第2の位置で動作でき、その場合、水は出口312から出て、ダクト318に沿って流れ、最終的に流体源104に入る(例えば、冷却塔)。
金型102の高速冷却中、T型バルブ300および302は前記第2の位置で動作し、ポンプ214は電源がオフにされ、ポンプ216は電源がオンにされる。その結果、低温水は、流体源104から出て流体配管156に沿って流れ、入口118を経由する。この流れは、さらにダクト316に沿って続き、フィルター218および低温水ポンプ216を通過する。その低温水は、次いで入口306へ流れ、T型バルブ300の出口308を出る。この流れは、さらにダクト322に沿って続き、出口112を通過して流体配管146へ進む。この低温水が金型102を貫流するに伴い、金型102の熱が当該水へ伝達される。前記水は、より高温になり金型102を出て流体配管148に沿って流れ、入口114を通過する。流れはダクト324に沿って続き、フィルター222を通過して、T型バルブ302の入口314へ進む。前記水は、出口312を出てダクト318に沿って引き続き流れ、出口116を通過する。最後に、前記水は流体配管154を貫流して流体源104に戻り、冷却される。
図4aおよび4bは、本発明の別の一実施形態に係る代替金型温度制御ユニット400を示したものである。この特定の実施形態において、流体源104と空気圧源106との間の流体交換は、ユニット400が成形機のところへ運ばれ、前記加熱および冷却工程を制御するため金型に連結される前に実施される。図4aは、充填状態におけるユニット400を示し、図4bは、それに続く加熱および冷却制御状態におけるユニット400を示している。前記充填状態において、ユニット400は流体源104および空気圧源106に連結されている。充填中、それまでの用途による残留汚水は、すべて出口116を通じてユニット400から除去され、清浄水が十分な動作レベルに達するまで入口118から新たな水が供給される。また、ユニット400は、十分な動作圧に達するまで入口から圧縮空気で加圧される。
充填されたユニット400は、流体源104および空気圧源106から連結解除される。次に、金型102のところへ運ばれ、これに連結されて、図4bに示すように加熱および冷却制御状態で動作する。ユニット400は、流体源から切り離された状態で動作する能力を有するとして示しているが、連結された状態でも動作できる。
図5は、ユニット400の斜視図を示したもので、ユニット400には、蒸気発生器500と、局所冷却システム502と、局所加熱システム200と、局所ポンプシステム202と、局所フィルターシステム204と、局所制御システム206と、支持構造208とが含まれる。蒸気発生器500は、加熱システム200からの高温水を、金型102の加熱に使用できる蒸気へと変換するよう動作可能な内蔵装置である。上述のように、加熱システム200は、加圧された高温水を提供する。冷却システム502は、金型102を冷却するため使用される水を冷却するよう動作可能な内蔵冷却システムである。冷却システム502には、低温水リザーバ504および除熱(refrigeration)システム506が含まれる。低温水リザーバ504は水を収容し、除熱システム506は水から熱を取り除く。
ユニット400は、従来の加熱および冷却システムに対し、いくつかの利点を提供する。例えば、ユニット400は、遠隔流体源(例えば、ボイラー、冷却塔)が利用できない環境でも動作できる。そのような場合、ユニット100は構成要素を完全に内蔵した自給式の閉ループシステムとして動作し、その場合、加熱および冷却に使用される流体はリサイクルされ、繰り返し使用される。任意選択で、ユニット400は、遠隔流体源が利用できない環境において開ループシステムとして動作することができる。もう1つの利点として、ユニット400は、非常に広い加熱および冷却温度範囲を有するため、多種多様な用途に適している。ユニット400は、特定の用途に応じて、加熱システム200からの液状の高温水または蒸気発生器500からの蒸気を、加熱媒体として使用することができる。多くの用途において、加圧高温水は、蒸気を利用したシステムの利点を提供できるが、大幅な省エネルギーおよび可搬性を可能にする。また、ユニット400は、冷却システム502からの冷却水または遠隔源からの低温水を、冷却媒体として使用することができる。
図6は、閉ループシステムとして動作するユニット400を示した図で、この場合、ユニット400は金型102に連結され、すべての外部流体源から切り離されている。ユニット400内の流体の流量は、電気機械弁であるT型バルブ600、602、604、606、608、610、および612のセットにより調整され、これらはそれぞれ第1の位置または第2の位置で動作する。T型バルブ600には、第1の入口614と、第2の入口616と、出口618とが含まれる。前記第1の位置では、入口614が閉じ、入口616が開いて、入口616に供給された流体だけが出口618から流出する。逆に、前記第2の位置では入口616が閉じ、入口614が開く。T型バルブ602には、第1の入口620と、第2の入口622と、出口624とが含まれる。その第1の位置では、入口620が閉じ、入口622が開く。第2の位置では、入口620が開き、入口622が閉じる。T型バルブ604には、第1の入口626と、第2の入口628と、出口630とが含まれる。その第1の位置では、入口626が閉じ、入口628が開く。第2の位置では、入口626が開き、入口628が閉じる。T型バルブ606には、入口632と、第1の出口634と、第2の出口636とが含まれる。その第1の位置では、出口634が閉じ、出口636が開く。第2の位置では、出口634が開き、出口636が閉じる。T型バルブ608には、入口638と、第1の出口640と、第2の出口642とが含まれる。その第1の位置では、出口640が閉じ、出口642が開く。第2の位置では、出口640が開き、出口642が閉じる。T型バルブ610には、第1の入口644と、第2の入口646と、出口648とが含まれる。その第1の位置では、入口644が閉じ、入口646が開く。第2の位置では、入口644が開き、入口646が閉じる。最後に、T型バルブ612には、第1の入口650と、第2の入口652と、出口654とが含まれる。その第1の位置では、入口650が閉じ、入口652が開く。第2の位置では、入口650が開き、入口652が閉じる。
ユニット400の種々の構成要素は、複数の流体ダクト656、658、660、662、664、666、668、670、672、674、676、678、680、682、および684からなる流体ネットワークへと組み立てられている。ダクト656は、注水口118からの水を、T型バルブ604の注水口626と、T型バルブ612の注水口650と、T型バルブ612の注水口644とに誘導する。ダクト658は、出口636からの水を、ユニット400の出口116へ誘導する。ダクト660は、T型バルブ610の出口648からの水を、加熱システム200へ誘導する。ダクト662は、加熱システム200からの高温水を、蒸気発生器500と、T型バルブ600の入口616との双方へ誘導する。ダクト664は、蒸気発生器500から、T型バルブ602の入口622への誘導を行う。ダクト666は、T型バルブ602の出口624からの高温水または蒸気を、T型バルブ600の入口616へ誘導する。ダクト668は、出口654からの水を冷却システム502へ誘導する。ダクト670は、冷却システム502からの冷却水を、T型バルブ604の入口628へ誘導する。ダクト672は、T型バルブ604の出口630からの水を、T型バルブ600の入口614へ誘導する。ダクト674は、T型バルブ600の出口618からの水を、ユニット400の出口112へ誘導する。ダクト676は、ユニット400の入口114からの水を、T型バルブ606の入口632へ誘導する。ダクト678は、T型バルブ606の出口634からの水を、T型バルブ608の入口638へ誘導する。ダクト680は、T型バルブ608の出口642からの水を、T型バルブ610の入口646へ誘導する。ダクト682は、出口640からの水を、T型バルブ612の入口652へ誘導する。ダクト684は、加熱システム200を入口120に連結する空気圧配管である。
以下の例では、ユニット400が閉ループシステムとして動作する場合の、高温水を介した金型102の加熱について説明する。T型バルブ600、604、608、610、および612は、前記第1の位置で動作し、T型バルブ602および606は前記第2の位置で動作し、ポンプ214は電源がオンになり、ポンプ216は電源がオフになる。その結果、高温水は、加熱システム200からダクト662に沿ってフィルター220およびポンプ214を通過して流れる。この流れは、入口620へと続いたのち、T型バルブ600の出口624を出る。この流れは、さらにダクト674に沿って続き、出口112を通過して流体配管146へ進む。この高温水が金型102を貫流するに伴い、当該水の熱が金型102へ伝達される。前記水は、より低温になり金型102を出て流体配管148に沿って流れ、入口114を通過する。流れはダクト676に沿って続き、フィルター222を通過して、T型バルブ606の入口632へ進む。この流れは、T型バルブ606の出口634を出た後、ダクト678に沿って続き、T型バルブ608の入口638に入る。この流れは、出口642を出てダクト680に沿って続き、T型バルブ610の入口646に入る。最後に、前記水はT型バルブ610の出口648を出たのち、ダクト660に沿って流れ、加熱システム200に戻り、再び加熱されて使用される。任意選択で、ユニット400は、高温水ではなく蒸気を介して金型を加熱することもできる。蒸気が使用される場合、T型バルブ602は前記第1の位置で動作し、ポンプ214はオフになり、残りの構成要素は、高温水が使用される場合と同じ態様で動作する。T型バルブ602が前記第1の位置で動作する場合は、高温水の代わりに蒸気がT型バルブ602を通過する。
以下の例では、ユニット400が閉ループシステムとして動作する場合の、冷却水を介した金型102の冷却について説明する。T型バルブ602、604、606、610、および612は、前記第1の位置で動作し、T型バルブ600および608は前記第2の位置で動作し、ポンプ214は電源がオフになり、ポンプ216は電源がオンになる。その結果、低温水は、冷却システム502から出てダクト670に沿って流れ、入口628に入る。この流れは、T型バルブ604の出口630を出てダクト672に沿って続き、フィルター218および低温水ポンプ216を通過する。その低温水は、次いで入口614へ流れ、T型バルブ600の出口618を出る。この流れは、さらにダクト674に沿って続き、出口112を通過して流体配管146へ進む。この低温水が金型102を貫流するに伴い、金型102の熱が当該水へ伝達される。前記水は、より高温になり金型102を出て流体配管148に沿って流れ、入口114を通過する。流れはダクト676に沿って続き、フィルター222を通過して、T型バルブ606の入口632へ進む。この水は、引き続き出口634を出てダクト678に沿って流れ、T型バルブ608の入口638に入る。前記水は、T型バルブ608の出口640を出た後、ダクト682に沿って流れ、T型バルブ612の入口652に入る。最後に、前記水はT型バルブ612の出口654を出たのち、ダクト668に沿って流れ、冷却システム502に戻る。次いでこの水は再び冷却されて使用される。
ユニット400は開ループ冷却システムとしても動作でき、その場合は、冷却システム502がバイパスされ、遠隔流体源からの流体を使って、金型102が冷却されることを理解すべきである。例えば、T型バルブ606は前記第1の位置で動作し、T型バルブ600、602、604、608、610、および612は、前記第2の位置で動作し、ポンプ214は電源がオフになり、ポンプ216は電源がオンになる。その結果、遠隔冷却源からの低温水は、入口114を通過し、ダクト656に沿って流れ、入口626へ入る。この流れは、T型バルブ604の出口630を出てダクト672に沿って続き、フィルター218および低温水ポンプ216を通過する。その低温水は、次いで入口614へ流れ、T型バルブ600の出口618を出る。この流れは、さらにダクト674に沿って続き、出口112を通過して流体配管146へ進む。この低温水が金型102を貫流するに伴い、金型102の熱が当該水へ伝達される。前記水は、より高温になり金型102を出て流体配管148に沿って流れ、入口114を通過する。流れはダクト676に沿って続き、フィルター222を通過して、T型バルブ606の入口632へ進む。この水は、引き続き出口636を出てダクト658に沿って流れた後、出口116を通過してユニット400を出る。
図7は、成形サイクルの一例の各種段階における、ユニット100および400のいずれか一方による金型102の急速加熱および冷却を例示した図である。また、金型102の特徴例も示して、本発明に関する理解を深めるようにしている。金型102にはキャビティ側700およびコア側702が含まれ、この双方が一体的にキャビティ704を画成する。キャビティ側700には、溶融プラスチックをキャビティ704内に容易に流し込むための流路706(例えば、スプルー)が含まれる。コア側702には流路108が含まれており、上記のとおり、流路108は金型102内を通過する高温流体および低温流体の双方の流れを促進する。当業者であれば、金型102の具体的な細部設計が特定用途に応じて異なることと、そのため本発明にとり本質的ではないこととが理解できるであろう。
成形サイクルの例としては、固定段階708、射出段階710、硬化段階712、冷却段階714、および取り出し段階716などがある。前記固定段階708では、キャビティ側700およびコア側702を閉じて固定すなわち型締めした状態で、出口112から流路108を通じて入口114へ高温流体をポンプ移送する。前記高温流体が流れ続けるに伴い、金型102の温度は所定の射出温度に近づく。その温度に達した時点で、前記射出段階710が始まり、一定量の溶融プラスチック718が流路706を通じてキャビティ704内に射出される。次に、前記高温流体がまだ流れている状態で、当該工程は、前記硬化段階712に入り、前記プラスチックが所定の硬化温度に達するまで加圧状態で保たれる。前記硬化温度に達した直後、当該工程は前記冷却段階714に入り、前記高温流体の流れが停止して、同じ流路に低温水が流れ始める。プラスチック718が十分硬くなり取り出し可能になるまで、前記低温流体が流れ続け、金型102の温度は急速に低下する。当該工程が前記取り出し段階716に入ると、前記低温流体の流れは停止し、前記高温流体が流れ出して次の成形サイクルの固定段階の準備が始まる。この時点で、キャビティ側700およびコア側702は分離し、何らかの適切な手段でプラスチック718が取り出される。続けて、高温流体がまだ経路108を貫流している状態で固定段階700が再び始まり、このサイクルが続く。
ユニット100および400は、各成形サイクル中、金型102を急速に加熱および冷却することができる。加圧高温水を使うと、100℃〜150℃の温度に金型102を加熱でき、通常は130℃で良好な結果が得られる。また低温水を使うと、30℃〜85℃範囲の温度まで金型102を冷却でき、通常は70℃で良好な結果が得られる。ユニット100および400による急速な加熱および冷却で、非常に短い成形サイクルタイムが容易になる。成形工程によっては、15秒〜10分という短いサイクルタイムを達成することができる。15秒〜1分範囲のサイクルタイムでは、光沢度の高い優れた成形部品が得られる。この高速サイクルタイムでは、優れた部品品質が得られるほか、部品の歩留まりが著しく向上する。
また、ユニット100および400には、プログラム可能で成形機と連動できるという利点がある。これらのユニットでは、特定の成形工程について特定のプログラムが確立されていれば、そのプログラムと、金型および/または成形機からのフィードバックとに基づいて前記金型を加熱および冷却でき、また前記成形機に制御信号を提供できる。これにより、非常に正確で再現可能な熱サイクルが得られる。
図8は、金型温度制御ユニットを使用する方法800を要約したフローチャートである。第1の工程802では、金型温度制御ユニットを提供する。次に、第2の工程804で流体源を提供する。次いで、第3の工程806で金型を提供する。次に、第4の工程808で前記金型温度ユニットを前記流体源に連結する。続けて、第5の工程810で前記流体源から前記金型温度制御ユニットに流体を移す。次いで、第6の工程812で前記金型温度制御ユニットを前記流体源から連結解除する。次に、第7の工程814で前記金型温度制御ユニットを前記金型に連結する。最後に、第8の工程816で前記金型温度制御ユニットから前記金型に流体を送る。前記金型内における前記流体の循環により、成形工程中、前記金型が急速に加熱および冷却される。
本発明の特定の実施形態に関する説明は、以上のとおりである。上述した特徴の多くは、本発明の範囲を逸脱しない範囲で、置換、変更、または省略できる。例えば、水に代えて、代替熱媒体(例えば、油)を使用してもよい。別の例として、前記T型バルブおよび遮断弁を代替バルブおよび/またはバルブシステムで置き換えてもよい。さらに別の例として、上記で示したホイールについては、管、リフトアップシャックル、軌道、スプロケットなどを受容するフォークリフトを含む代替運搬装置で置き換えることができるが、これらに限定されるものではない。以上に示した特定の実施形態に対するこれらの変更形態等は、当業者が特に上記の開示を考慮すれば、明確に理解されるであろう。

Claims (36)

  1. 可搬式金型温度制御ユニットであって、
    支持構造と、
    前記支持構造に連結された運搬機構と、
    金型を加熱するため使用される流体を加熱するための、前記支持構造に連結された加熱システムと、
    前記加熱システムにより加熱された高温流体の流れを容易にするための、前記支持構造に連結された第1の流体ダクトと、
    前記金型を冷却するため使用される低温流体の流れを容易にするための、前記支持構造に連結された第2の流体ダクトと、
    前記支持構造に連結された流体交換システムであって、前記第1の流体ダクトからの高温流体を前記金型に供給し、前記第2の流体ダクトからの低温流体を前記金型に供給するよう動作可能で、さらに、前記金型から前記流体を受容するよう動作可能な流体交換システムと
    を有する可搬式金型温度制御ユニット。
  2. 請求項1記載の可搬式金型温度制御ユニットにおいて、この可搬式金型温度制御ユニットは、さらに、
    前記支持構造に連結された冷却システムであって、当該冷却システムにより冷却された流体の流れを前記第2の流体ダクトが容易にする、冷却システムを有する、可搬式金型温度制御ユニット。
  3. 請求項2記載の可搬式金型温度制御ユニットにおいて、前記冷却システムは、除熱(refrigeration)システムおよび低温流体リザーバを含み、前記除熱システムは流体を冷却するよう動作可能で、前記低温流体リザーバは、前記除熱システムにより冷却された前記流体を収容するよう動作可能である、可搬式金型温度制御ユニット。
  4. 請求項2記載の可搬式金型温度制御ユニットにおいて、
    前記流体交換システムは、遠隔流体源から流体を受容する入口を含み、
    前記冷却システムは、前記入口を通じて受容された流体を冷却するよう動作可能である、可搬式金型温度制御ユニット。
  5. 請求項2記載の可搬式金型温度制御ユニットにおいて、前記冷却システムは、前記流体交換システムにより金型から受容された流体を冷却するよう動作可能である、可搬式金型温度制御ユニット。
  6. 請求項2記載の可搬式金型温度制御ユニットにおいて、
    前記加熱システムは、金型を加熱するため使用される液体を加熱するよう動作可能なヒーターを含み、
    前記第1のダクトは、前記ヒーターにより加熱された液体の流れを容易にするものである、可搬式金型温度制御ユニット。
  7. 請求項2記載の可搬式金型温度制御ユニットにおいて、
    前記加熱システムは、金型を加熱するため使用される蒸気を生成するよう動作可能な蒸気発生器を含み、
    前記第1のダクトは、前記蒸気発生器により生成された蒸気の流れを容易にするものである、可搬式金型温度制御ユニット。
  8. 請求項7記載の可搬式金型温度制御ユニットにおいて、
    前記加熱システムは、さらに、金型を加熱するため使用される液体を加熱するよう動作可能なヒーターを含み、
    当該可搬式金型温度制御ユニットは、さらに、前記ヒーターにより加熱された液体の流れを容易にする第3のダクトを含み、
    前記流体交換システムは、さらに、前記第3の流体ダクトからの高温流体を前記金型に供給するよう動作可能である、可搬式金型温度制御ユニット。
  9. 請求項8記載の可搬式金型温度制御ユニットにおいて、前記流体交換システムは、
    前記第1の流体ダクトと、前記第2の流体ダクトと、前記第3の流体ダクトとからの流体を前記金型に供給するよう動作可能な出口と、
    前記出口を通じて前記金型に供給された流体を受容するよう動作可能な入口と
    を含むものである、可搬式金型温度制御ユニット。
  10. 請求項9記載の可搬式金型温度制御ユニットにおいて、この可搬式金型温度制御ユニットは、さらに、
    第1の位置および第2の位置で動作できるバルブであって、
    前記第1の流体ダクトおよび前記第3の流体ダクトの少なくとも一方から高温流体を受容するよう連結された第1の入口ポートと、
    前記第2のダクトから低温流体を受容するよう連結された第2の入口ポートと、
    前記出口に流体を供給するよう連結された出口ポートと
    を含むバルブを含み、
    前記バルブが前記第1の位置で動作する場合、前記第1の入口ポートは開いて前記第2の入口ポートは閉じ、
    前記バルブが前記第2の位置で動作する場合、前記第1の入口ポートは閉じて前記第2の入口ポートは開くものである、可搬式金型温度制御ユニット。
  11. 請求項10記載の可搬式金型温度制御ユニットにおいて、
    前記流体交換システムは、当該金型温度制御ユニットから遠隔流体リザーバへ流体を排出する第2の出口を含み、
    当該金型温度制御ユニットは、さらに、第1の位置および第2の位置で動作できるバルブであって、
    前記入口から流体を受容するよう連結された第1の入口ポートと、
    前記冷却システムおよび前記加熱システムの少なくとも一方に連結された第1の出口ポートと、
    前記第2の出口に流体を供給するよう連結された第2の出口ポートと
    を含むバルブを含み、
    前記バルブが前記第1の位置で動作する場合、前記第1の出口ポートは開いて前記第2の出口ポートは閉じ、
    前記バルブが前記第2の位置で動作する場合、前記第1の出口ポートは閉じて前記第2の出口ポートは開くものである、可搬式金型温度制御ユニット。
  12. 請求項2記載の可搬式金型温度制御ユニットにおいて、前記流体交換システムは、
    前記第1の流体ダクトおよび前記第2の流体ダクトからの流体を金型に供給するよう動作可能な出口と、
    前記出口により金型に供給され当該金型から戻ってくる流体を受容するよう動作可能な入口と、
    前記金型温度制御ユニットから流体を排出するよう動作可能な第2の出口と、
    遠隔流体源から流体を受容するよう動作可能な第2の入口と
    を含むものである、可搬式金型温度制御ユニット。
  13. 請求項12記載の可搬式金型温度制御ユニットにおいて、この可搬式金型温度制御ユニットは、さらに、
    第1の位置および第2の位置で動作できる第1のバルブであって、
    前記第1の流体ダクトから高温流体を受容するよう連結された第1の入口ポートと、
    前記第2の流体ダクトから低温流体を受容するよう連結された第2の入口ポートと、
    前記出口に流体を供給するよう連結された出口ポートと
    を含む第1のバルブを含み、
    前記バルブが前記第1の位置で動作する場合、前記第1の入口ポートは開いて前記第2の入口は閉じ、
    前記バルブが前記第2の位置で動作する場合、前記第1の入口ポートは閉じて前記第2の入口ポートは開くものである、可搬式金型温度制御ユニット。
  14. 請求項12記載の可搬式金型温度制御ユニットにおいて、この可搬式金型温度制御ユニットは、さらに、
    第1の位置および第2の位置で動作できるバルブであって、
    前記入口から流体を受容するよう連結された第1の入口ポートと、
    前記冷却システムおよび前記加熱システムの少なくとも一方に連結された第1の出口ポートと、
    前記第2の出口に流体を供給するよう動作可能な第2の出口ポートと
    を含むバルブを含み、
    前記バルブが前記第1の位置で動作する場合、前記第1の出口ポートは開いて前記第2の出口ポートは閉じ、
    前記バルブが前記第2の位置で動作する場合、前記第1の出口ポートは閉じて前記第2の出口ポートは開くものである、可搬式金型温度制御ユニット。
  15. 請求項12記載の可搬式金型温度制御ユニットにおいて、前記流体交換システムの前記出口は、前記第1の流体ダクトおよび前記第2の流体ダクトの双方からの流体が貫流できるよう連結された少なくとも1つの出口ポートを含むものである、可搬式金型温度制御ユニット。
  16. 請求項12記載の可搬式金型温度制御ユニットにおいて、前記流体交換システムの前記入口は、前記第1の流体ダクトおよび前記第2の流体ダクトの双方により前記金型に供給された流体を受容する少なくとも1つの入口ポートを含むものである、可搬式金型温度制御ユニット。
  17. 請求項1記載の可搬式金型温度制御ユニットにおいて、前記局所加熱システムは、蒸気を生成するよう動作可能な局所蒸気発生器を含み、当該蒸気発生器により生成された蒸気は、前記第1の流体ダクトを通じて金型に送られるものである、可搬式金型温度制御ユニット。
  18. 請求項17記載の可搬式金型温度制御ユニットにおいて、前記加熱システムは、高温水を収容するよう動作可能なリザーバをさらに含み、当該リザーバは、さらに、高温水を前記蒸気発生器に供給するよう動作可能である、可搬式金型温度制御ユニット。
  19. 請求項1記載の可搬式金型温度制御ユニットにおいて、
    前記加熱システムは、前記金型を加熱するため使用される液体を加熱するよう動作可能なヒーターを含み、
    前記第1のダクトは、前記ヒーターにより加熱された液体の流れを容易にするものである、可搬式金型温度制御ユニット。
  20. 請求項19記載の可搬式金型温度制御ユニットにおいて、
    前記流体交換システムは、遠隔水源から水を受容するようなっている入口を含み、
    前記局所加熱システムは、前記入口を通じて受容された水を加熱し、この加熱された水を使って金型を加熱するよう動作可能である、可搬式金型温度制御ユニット。
  21. 請求項19記載の可搬式金型温度制御ユニットにおいて、前記加熱システムは、前記流体交換システムにより金型から受容された流体を加熱するよう動作可能である、可搬式金型温度制御ユニット。
  22. 請求項19記載の可搬式金型温度制御ユニットにおいて、この可搬式金型温度制御ユニットは、さらに、
    前記加熱された液体を加圧状態で保つため加圧空気を提供するよう前記支持構造に連結された空気圧縮機を含むものである、可搬式金型温度制御ユニット。
  23. 請求項17記載の可搬式金型温度制御ユニットにおいて、この可搬式金型温度制御ユニットは、さらに、
    遠隔源から加圧空気を受容するようなっている給気口を含み、前記加圧空気は、加熱された液体を加圧状態で保つものである、可搬式金型温度制御ユニット。
  24. 請求項1記載の可搬式金型温度制御ユニットにおいて、この可搬式金型温度制御ユニットは、さらに、
    前記支持構造に連結されたポンプシステムを有するものである、可搬式金型温度制御ユニット。
  25. 請求項24記載の可搬式金型温度制御ユニットにおいて、前記ポンプシステムは高温流体ポンプおよび低温流体ポンプを含み、前記高温流体ポンプは、作動時、前記第1の流体ダクトを通じて流体を送るよう動作可能であり、前記低温流体ポンプは、作動時、前記第2の流体ダクトを通じて流体を送るよう動作可能である、可搬式金型温度制御ユニット。
  26. 請求項1記載の可搬式金型温度制御ユニットにおいて、この可搬式金型温度制御ユニットは、さらに、
    フィルターシステムを有するものである、可搬式金型温度制御ユニット。
  27. 請求項1記載の可搬式金型温度制御ユニットにおいて、この可搬式金型温度制御ユニットは、さらに、
    前記支持構造に連結された制御システムを有するものである、可搬式金型温度制御ユニット。
  28. 請求項27記載の可搬式金型温度制御ユニットにおいて、前記制御システムは、利用者入出力装置を含むものである、可搬式金型温度制御ユニット。
  29. 請求項27記載の可搬式金型温度制御ユニットにおいて、前記局所制御システムは、成形機と通信するインターフェースを含むものである、可搬式金型温度制御ユニット。
  30. 請求項27記載の可搬式金型温度制御ユニットにおいて、この可搬式金型温度制御ユニットは、さらに、
    前記制御システムにより提供される制御信号を受信するよう連結され、前記制御信号に基づいて前記高温流体および前記低温流体を選択的に前記金型に提供するよう動作可能な電気機械弁のセットを含むものである、可搬式金型温度制御ユニット。
  31. 請求項27記載の可搬式金型温度制御ユニットにおいて、この可搬式金型温度制御ユニットは、さらに、
    前記制御システムにより提供される制御信号を受信するよう連結され、前記制御信号に基づいて前記高温流体および前記低温流体を選択的に前記金型にポンプ移送するよう動作可能なポンプシステムを含むものである、可搬式金型温度制御ユニット。
  32. 請求項27記載の可搬式金型温度制御ユニットにおいて、前記制御システムは、遠隔金型温度センサーにより提供される電気信号を受信するよう調整される、可搬式金型温度制御ユニット。
  33. 請求項27記載の可搬式金型温度制御ユニットにおいて、前記制御システムは、局所温度センサーにより提供される電気信号を受信するよう調整される、可搬式金型温度制御ユニット。
  34. 請求項27記載の可搬式金型温度制御ユニットにおいて、前記制御システムは、局所圧力センサーにより提供される電気信号を受信するよう調整される、可搬式金型温度制御ユニット。
  35. 請求項1記載の可搬式金型温度制御ユニットにおいて、この可搬式金型温度制御ユニットは、さらに、
    局所ヒーターと、
    前記ヒーターにより加熱された水を収容するよう動作可能な局所高温水リザーバと、
    局所除熱(refrigeration)システムと、
    前記局所除熱システムにより冷却された水を収容するよう動作可能な局所低温水リザーバと、
    蒸気を生成するよう動作可能な局所蒸気発生器と、
    局所ポンプシステムと、
    前記局所ポンプシステムに電気的に連結された局所制御システムと
    を含むものである、可搬式金型温度制御ユニット。
  36. 金型の温度を制御する方法であって、
    可搬式金型温度制御ユニットを提供する工程と、
    遠隔流体源を提供する工程と、
    金型を提供する工程と、
    前記可搬式金型温度制御ユニットを前記遠隔流体源に連結する工程と、
    前記遠隔流体源から前記可搬式金型温度制御ユニットに流体を送る工程と、
    前記可搬式金型温度制御ユニットを前記遠隔流体源から連結解除する工程と、
    前記可搬式金型温度制御ユニットを前記金型に連結する工程と、
    前記可搬式金型温度制御ユニットが前記遠隔流体源に連結されていない状態で、前記金型温度制御ユニットから金型を通じて前記流体を循環させる工程と
    を有する方法。
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